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Patent Searching and Data


Title:
STRUCTURE FOR JOINING VEHICLE INTERIOR EQUIPMENT AND MEMBER FOR FIXING AIRBAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130937
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a structure for preventing the rigidity of an instrument panel on the outer circumference of a joint from lowering to cause deflection when the instrument panel and a chute member formed separately are vibration welded, for example. The structure is arranged such that a chute member (1) for fixing an airbag, for example, faces the back surface (2a) of an instrument panel (2) on the side opposite to the compartment and is joined to the instrument panel (2) by vibration welding, for example. The chute member (1) has a comb-shaped flange (1a) on the surface facing the back surface (2a). The instrument panel (2) and the chute member (1) are joined under such a state that a rib (2b) formed on the back surface (2a) is provided between the teeth of the comb formed in the flange (1a). Since a gap provided at the outer circumference of the flange does not form a continuous straight line but such portions as cannot form ribs are intermittently formed in the shape of protrusions and recesses, rigidity at the portion of the instrument panel is enhanced on the outer circumference of the flange where ribs cannot be formed.

Inventors:
NAKAMURA JUNICHI (JP)
HIROTA YUTAKA (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052924
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
February 19, 2009
Export Citation:
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Assignee:
AUTOLIV DEV (SE)
NAKAMURA JUNICHI (JP)
HIROTA YUTAKA (JP)
International Classes:
B60K37/00; B60R21/2165; B60R21/205
Foreign References:
US20030047915A12003-03-13
JP2006044283A2006-02-16
JP2003137057A2003-05-14
JP2008265162A2008-11-06
Attorney, Agent or Firm:
MIZOGAMI, Tetsuya et al. (JP)
Tetsuya Mizogami (JP)
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Claims:
エアバッグを取付けるためのシュート部材が、車両の内装品の車室と反対側の裏面に相対し、該内装品と接合される構造であって、
 前記シュート部材は、前記裏面と相対する面に、櫛形に形成された鍔部を有し、
 前記裏面に形成されたリブを、前記鍔部に形成された櫛の間に設けた状態として、前記内装品と前記シュート部材が接合されていることを特徴とする車両内装品とエアバッグ取付け部材との接合構造。
 前記櫛形構造が、車両の進行方向の前後に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両内装品とエアバッグ取付け部材との接合構造。
 前記櫛形構造が、車両の幅方向に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車内装品とエアバッグ取付け部材との接合構造。
 前記接合は、振動溶着であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車内装品とエアバッグ取付け部材との接合構造。
 前記接合は、振動溶着であることを特徴とする請求項3に記載の自動車内装品とエアバッグ取付け部材との接合構造。
Description:
車両内装品とエアバッグ取付け 材との接合構造

 本発明は、エアバッグを取付けるための ュート部材を、例えば自動車の内装品であ インストルメントパネルに、振動溶着によ て一体化するのに適した構造に関するもの ある。

 例えば助手席用エアバッグ装置の場合、エ バッグの飛び出し口を形成するシュート部 1は、インストルメントパネル2の、車室と 対側の裏面に取付けられている(図4参照)。 のシュート部材のインストルメントパネル の接合形態の一つに振動溶着がある(特許文 1の段落0028)。

日本特開2003-137057号公報

 シュート部材1をインストルメントパネル 2に振動溶着する場合は、インストルメント ネル2の裏面2aと、シュート部材1の前記裏面2 aに相対する面に形成した鍔部1aの間で接合が 行われる。

 従って、前記インストルメントパネル2の 裏面2aの振動溶着部には強度を向上するため リブ2bを形成することができない。しかし がら、この振動溶着部は前記鍔部1aとインス トルメントパネル2の両方の厚さ分の断面剛 があるため、十分な強度を有している。

 ところで、溶着時の振動量を確保するた に、鍔部1aの外周部に間隙3を設ける必要が る。従って、この間隙3の形成部にはリブ2b 設けることができず、インストルメントパ ル2の厚さ分の断面剛性による強度しかない 。

 すなわち、別体で成形されたインストル ントパネルとシュート部材を、振動溶着に って接合する場合、シュート部材の外周部 設ける間隙部分の強度が低下し、この間隙 分に応力が集中することになる。従って、 ンストルメントパネルの剛性が低下し、撓 などの原因となる可能性があった。

 本発明が解決しようとする問題点は、別 で成形されたインストルメントパネルとシ ート部材を、振動溶着によって接合する場 、接合部外周のインストルメントパネルの 性が低下し、撓みなどの原因となる可能性 あったという点である。

 本発明の車両内装品とエアバッグ取付け 材との接合構造は、別体で成形されたイン トルメントパネルとシュート部材を接合す 場合に、接合部外周のインストルメントパ ルの剛性が低下し、撓みなどの原因となる とを防止するためになされたものである。

 すなわち、本発明の車両内装品とエアバッ 取付け部材との接合構造は、
 エアバッグを取付けるためのシュート部材 、車両の内装品の車室と反対側の裏面に相 し、該内装品と接合される構造であって、
 前記シュート部材は、前記裏面と相対する に、櫛形に形成された鍔部を有し、
 前記裏面に形成されたリブを、前記鍔部に 成された櫛の間に設けた状態として、前記 装品と前記シュート部材が接合されている とを最も主要な特徴としている。

 本発明の接合構造では、例えば振動溶着 より、シュート部材を内装品に接合する場 、シュート部材の鍔部の外周部に設ける間 部分が断続し、連続した直線にはならない で、リブを形成できない鍔部外周の内装材 の剛性が向上する。

 この櫛形構造は、車両の進行方向の前後 設けても、車両の幅方向に設けても良いが 車両の進行方向と幅方向の両方に設けるこ が望ましい。

 本発明は、別体で成形されたインストル ントパネルとシュート部材を、シュート部 の鍔部に形成した櫛の間にリブを挿入させ 状態で振動溶着するので、前記鍔部の外周 に設ける間隙部分が連続した直線にはなら い。

 従って、リブを形成できない部分が凹凸 になって断続し、リブを形成できない鍔部 周の内装材部の剛性が向上する。

本発明の車両内装品とエアバッグ取付 部材との接合構造に使用するシュート部材 示した図で、(a)は車両前後方向の側面から た図、(b)は車両幅方向の側面から見た図、( c)は内装品の裏面側から見た図、(d)はシュー 部材の斜視図である。 図1のシュート部材を振動溶着した、本 発明の車両内装品とエアバッグ取付け部材と の接合構造を、内装品の裏面側から見た図で ある。 本発明の車両内装品とエアバッグ取付 部材との接合構造の他の例を室内側から見 斜視図である。 従来の車両内装品とエアバッグ取付け 材との接合構造を示した図で、(a)は室内側 ら見た斜視図、(b)は側面から見た図、(c)は 装品の裏面側から見た図である。

符号の説明

 1  シュート部材
 1a  鍔部
 1aa  凹部
 2  インストルメントパネル
 2a  裏面
 2b  リブ
 3  間隙

 別体で成形された例えばインストルメン パネルとシュート部材を、振動溶着によっ 接合する場合、接合部外周のインストルメ トパネルの剛性が低下し、撓みなどの原因 なる可能性がある。

 本発明は、シュート部材の、内装品裏面 相対する鍔部を櫛形に形成し、内装品の裏 に形成したリブを、前記鍔部に形成した櫛 間に設けた状態として、内装品とシュート 材を接合することで、リブを形成できない 装材部の剛性を向上するものである。

 以下、本発明を実施するための最良の形態 一例について、図1及び図2を用いて説明す 。
 図1は本発明の車両内装品とエアバッグ取付 け部材との接合構造に使用するシュート部材 を示した図、図2は図1のシュート部材を振動 着した、本発明の車両内装品とエアバッグ 付け部材との接合構造を、内装品の裏面側 ら見た図である。

 本発明の接合構造では、インストルメン パネル2の裏面2aに振動溶着するシュート部 1の鍔部1aの全周を、櫛形の凹凸に形成する

 この櫛形の凹凸の車両進行方向前後のピ チp1aと車両幅方向のピッチp1bは、インスト メントパネル2の裏面2aに形成したリブ2bの ピッチp2a,p2bと同一とすることが望ましい。

 但し、鍔部1aに形成した櫛形の全ての凹 1aaにリブ2bが挿入できるものであれば、両ピ ッチp1aとp2a、p1bとp2bに若干の相違があっても 良い。なお、図1中の1bは、エアバッグ装置を 取付けるための係合孔である。

 鍔部1aの全周に形成した櫛の凹部1aaに、 2に示すように、インストルメントパネル2の 裏面2aに形成したリブ2bを挿入した状態で、 れらインストルメントパネル2の裏面2aと、 ュート部材1を振動溶着する。

 このような本発明の接合構造では、シュ ト部材1の外周部に設ける間隙3部分が断続 、連続した直線にはならないので、リブ2bを 形成できない鍔部1aの外周のインストルメン パネル2部の剛性が向上する。

 本発明は上記の例に限らず、各請求項に 載された技術的思想の範疇であれば、適宜 施の形態を変更しても良い。

 つまり、以上で述べた車両内装品とエア ッグ取付け部材との接合構造は、本発明の ましい例であって、これ以外の実施態様も 各種の方法で実施または遂行できる。特に 願明細書中に限定する主旨の記載がない限 、本発明は添付図面に示した詳細な部品の 状、大きさ、および構成配置等に制約され い。また、本願明細書の中で用いた表現お び用語は、説明を目的としたもので、特に 定される主旨のない限り、それに限定され い。

 例えば、シュート部材1の鍔部1aに設ける 形は、鍔部1aの全周に設けるものに限らず 図3に示したように、車両の進行方向の前後 のみ設けても良い。また、図示省略したが 車両の幅方向にのみ設けても良い。

 また、本発明の接合構造は、インストル ントパネル2に取付ける助手席用のエアバッ グ装置の取付け部だけでなく、サイドドア、 ピラーなどに取付けるフロント又はバックシ ート用のエアバッグ装置の取付け構造にも適 用できる。

 また、インストルメントパネル2の裏面2a シュート部材1の鍔部1aの接合は、振動溶着 限らず、超音波溶着、レーザー溶着等の溶 手法、接着剤等の接着手法や、ねじ等の締 手法を用いて接合したものでも良い。

 本発明の接合構造は、自動車以外に航空 や船舶等の乗物に適用することも可能であ 、同様な効果が発揮される。