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Title:
VALVE OPENING DEGREE DETECTION DEVICE AND VALVE OPENING/CLOSING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/078279
Kind Code:
A1
Abstract:
A simply constructed valve opening degree detection device. A valve opening/closing device rotates an input shaft (22) by drive of a motor of an actuator (1). This causes rotation force to be applied to a drive transmission mechanism from an output shaft (25) via an output gear (24) meshing with an input gear (23). The valve opening degree detection device (3) has a detection target section (31) provided at the output gear (24) and also has a detecting section (32) provided at a support case (11) and detecting the detection target section (31). In the valve opening degree detection device (3), the detecting section (32) is mounted on the support case (11) and the detection target section (31) is mounted on the output gear (24). This allows the detection target section (31), rotating about the output shaft (25) with rotation of the output gear (24), to be detected by the detecting section (32) when the degree of opening of a valve (6) is in the range from θ11 to θ12.

Inventors:
WATABE TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072021
Publication Date:
June 25, 2009
Filing Date:
December 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MIKUNI KOGYO KK (JP)
WATABE TAKASHI (JP)
International Classes:
F02D9/00; F02D9/02; F02D9/10; F02D45/00
Foreign References:
JPS60183504A1985-09-19
JP2002188463A2002-07-05
JP2006214293A2006-08-17
Attorney, Agent or Firm:
HORI, Shiroyuki (3-3-1 Kasumigasek, Chiyoda-ku Tokyo 13, JP)
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Claims:
 バルブの開閉に連動して移動する移動体及び前記移動体を支持する支持体の何れか一方に設けられた検知部と、他方の前記移動体又は前記支持体に設けられて前記検知部により検知される被検知部とを備え、
 前記検知部及び前記被検知部は、全閉から全開にかけての前記バルブの開閉動作範囲に含まれる所定の開閉動作範囲の少なくとも両端の開度で、前記検知部による検知結果が切り変わるように、前記移動体又は前記支持体に設けられていることを特徴とするバルブ開度検知装置。
 前記検知部及び前記被検知部は、前記所定の開閉動作範囲の両端の開度の間に位置する前記バルブの所定の開度で前記検知部による検知結果が切り変わるように、前記移動体又は前記支持体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ開度検知装置。
 バルブを開閉する駆動源を駆動する駆動信号又は前記駆動源の駆動を制御する制御信号と、前記検知部による検知結果とに基づき、前記バルブの開度を判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバルブ開度検知装置。
 駆動源の駆動力をギアを介して入力軸から出力軸に伝達し、前記出力軸から出力される回転力によりバルブを開閉するバルブ開閉装置であって、
 請求項1から請求項3の何れかに記載のバルブ開度検知装置を、前記入力軸、前記ギア、又は前記出力軸を前記移動体とし、前記出力軸を支持する支持体を前記支持体として用いて、前記バルブの開度を検知することを特徴とするバルブ開閉装置。
Description:
バルブ開度検知装置及びバルブ 閉装置

 本発明は、バルブの開度を検知するバル 開度検知装置、及び該検知装置を備えるバ ブ開閉装置に関する。

 従来、この種のバルブ開度検知装置とし は、下記の特許文献1に記載のスロットル開 度検知装置、及び、特許文献2に記載の回転 置センサが開示されている。

 特許文献1に記載のスロットル開度検知装 置では、スロットル弁の開度に比例した電圧 信号を出力するスロットルセンサに、スロッ トル弁のアイドル開度領域でオンするアイド ルスイッチと、全開領域でオンするフルスイ ッチとが付設されている。各スイッチのオン ・オフ切換時にはセンサ出力がサンプリング され、サンプリング値に基づきスロットルセ ンサの異常が判定される。スロットルセンサ の異常時には、通常はスロットルセンサを用 いて行われるアイドル位置の判定が、アイド ルスイッチを用いて行われる。スロットルセ ンサを用いたアイドル位置の判定は、スロッ トル弁の最小検出開度を全閉位置とみなし、 この全閉位置と検出開度とを比較することに より行われる。

 特許文献2に記載の回転位置センサでは、 一対の半円板状磁性体コア間にホールICを配 して構成した固定子を、装置本体に固定し いる。また、固定子の外周との間にエアギ ップを設けて配置した円弧状磁性体コアの 面に円弧状永久磁石を、さらにその底面に 性板をそれぞれ接合して構成した回転子を 装置の回転軸に結合している。回転子は、 転軸と一体となって回転し、回転に伴い変 する磁束量がホールICで検出され、回転位 が特定される。

特開2005-147926号公報

実開平6-58342号公報

 特許文献1に記載のスロットル開度検知装 置は、アイドルスイッチ及びフルスイッチの 2つのスイッチをスロットルセンサに付設す ことから、その分部品点数が多かった。ま 、特許文献2に記載の回転位置センサも、固 子及び回転子の部品点数が多いことから、 体としての部品点数が多かった。このため 上記各特許文献に記載のバルブ開度検知装 では、構成が複雑となり、装置への組付作 が煩雑であった。

 本発明は、上記した点に鑑み、構成を簡 化することのできるバルブ開度検知装置を 供することを目的とする。

 このような課題を解決するために、本発明 バルブ開度検知装置は、バルブの開閉に連 して移動する移動体及び前記移動体を支持 る支持体の何れか一方に設けられた検知部 、他方の前記移動体又は前記支持体に設け れて前記検知部により検知される被検知部 を備え、前記検知部及び前記被検知部は、 閉から全開にかけての前記バルブの開閉動 範囲に含まれる所定の開閉動作範囲の少な とも両端の開度で、前記検知部による検知 果が切り変わるように、前記移動体又は前 支持体に設けられていることを特徴とする
 また、本発明は、前記検知部及び前記被検 部は、前記所定の開閉動作範囲の両端の開 の間に位置する前記バルブの所定の開度で 記検知部による検知結果が切り変わるよう 、前記移動体又は前記支持体に設けられて ることを特徴とする。
 また、本発明は、バルブを開閉する駆動源 駆動する駆動信号又は前記駆動源の駆動を 御する制御信号と、前記検知部による検知 果とに基づき、前記バルブの開度を判別す 判別手段を備えることを特徴とする。
 また、本発明のバルブ開閉装置は、駆動源 駆動力をギアを介して入力軸から出力軸に 達し、前記出力軸から出力される回転力に りバルブを開閉するバルブ開閉装置であっ 、上記何れかに記載のバルブ開度検知装置 、前記入力軸、前記ギア、又は前記出力軸 前記移動体とし、前記出力軸を支持する支 体を前記支持体として用いて、前記バルブ 開度を検知することを特徴とする。

 本発明によれば、バルブの開閉に連動し 移動する移動体及びその支持体の何れか一 に検知部を設け、他方に被検知部を設ける とにより、全閉から全開にかけての範囲に まれる所定範囲の少なくとも両端のバルブ 開度を検知できることから、バルブ開度検 装置の構成を簡略化することができる。

 以下、図面を参照して、本発明の最良の 態を説明する。図1は、本実施形態のバルブ 開閉装置の構成の概略を示す外観斜視図であ る。図2は、バルブ開閉装置で開閉されるバ ブ6の構成の概略を示す右側面図である。な 、以下の説明で用いる上下,前後,左右の各 向は説明に用いる各図に示している。この 下,前後,左右は説明のために記載したもので 、実際の配置と異なってよいことはもちろん である。

 バルブ開閉装置により開閉されるバルブ6 は、気筒休止用排気バルブであり、図1及び 2に示すように、バルブ軸61に開閉板62を取り 付けて構成されている。バルブ6で開閉され 排気通路7は、円形の開口形状を有しており ベース4に取り付けられている。バルブ6の ルブ軸61は、排気通路7の軸線を挟んで向か 合う左右の周壁間に掛け渡されて軸支され おり、その基端部がベース4に形成された挿 孔(不図示)を通して、ベース4の前面側から 面側にかけてを貫通している。開閉板62は 排気通路7の内径とほぼ等しい外径を有する 円形の平板体から構成されている。バルブ6 は、バルブ開閉装置から付与される回転力に よりバルブ軸61を回転させて、図2に実線で示 す全開と同図に2点差線で示す全閉との間で 閉板62を回動させ、排気通路7を開閉する。

 このような構成のバルブ6を開閉するバル ブ開閉装置は、図1に示すように、バルブ6を 閉するアクチュエータ1を、排気通路7と上 に並べてベース4に取り付けて構成されてい 。アクチュエータ1は、ケース本体11aに蓋体 11bを嵌め合わせて構成される支持ケース11に 後述する構成部品を内蔵している。また、 ルブ開閉装置は、ベース4の後面側に構成さ れてアクチュエータ1の駆動をバルブ6に伝達 る図示しない駆動伝達機構と、後述するバ ブ開度検知装置3とを備えている。

 図3は、バルブ開閉装置のアクチュエータ 1の構成の概略を示す図である。図4は、アク ュエータ1の動作と検知部32による検知結果 びにバルブ6の開度との関係を模式的に示す 図である。図3に示すように、アクチュエー 1は、ケース本体11aに軸支された入力軸22と 入力軸22に固定された入力ギア23と、入力ギ 23と噛み合わされた出力ギア24と、出力ギア 24の固定された出力軸25と、図示しないモー とを備えている。モータは、バルブ6の開閉 作の方向に応じて正極性又は負極性の電流 印可され、正極性の電流を印可されると正 転し、負極性の電流を印可されると逆回転 て、印加電流値に応じた回転力を出力する バルブ開閉装置は、ECU(electronic control unit) 制御部から入力された制御信号に従い、同 くECUが備える駆動回路がアクチュエータ1の モータに印可する電流値及び極性を調整し、 モータの駆動を制御する。

 入力軸22は、モータから減速機構(不図示) を介して回転力を付与されて回転する。出力 ギア24は、入力ギア23から入力された回転力 、回転速度を減速して出力軸25に伝達する。 出力ギア24には、後述するバルブ開度検知装 3の被検知部31を収納する収納部24aが設けら ている。出力軸25は、ケース本体11aに軸支 れており、出力ギア24から伝達された回転力 をベース4の後面側の駆動伝達機構(不図示)に 出力する。このようにして構成されるアクチ ュエータ1は、モータの駆動で入力軸22を回転 させることにより、入力ギア23と噛み合わさ た出力ギア24を、図4(a)に示す回転位置θ20か ら,同図(b)に示す回転位置θ21,同図(c)に示す回 転位置θ22,同図(d)に示す回転位置θ23の順序で 正方向に、又は、この逆の逆方向に回転させ 、出力軸25から駆動伝達機構に回転力を入力 る。バルブ6の開度は、出力ギア24の回転位 θ20では全閉,回転位置θ21では開度θ11,回転 置θ22では開度θ12,回転位置θ23では全開とな 。本実施形態では、出力ギア24の回転位置θ 20を0度とすると、回転位置θ21が10度,回転位 θ22が35度,回転位置θ23が45度に設定されてい 。また、出力ギア24の回転位置θ20でのバル 6の全閉の開度を0度とすると、回転位置θ21 の開度θ11が15度,回転位置θ22での回転位置θ 12が55度,回転位置θ23での全開の開度が70度に 定されている。このように、出力ギア24か 出力軸25を介して出力された回転力は、回転 速度を3/2に増速されて駆動伝達機構によりバ ルブ軸61に伝達される。

 図3に示すように、バルブ開度検知装置3 、出力ギア24に設けられた被検知部31と、支 ケース11に設けられて被検知部31を検知する 検知部32とを備えている。被検知部31は、略 角ブロック状の磁石から構成されており、 述した収納部24aに収納されて出力ギア24に固 定される。また、検知部32は、リードスイッ から構成されている。ケース本体11aの外面 は収納部11cが設けられており、検知部32は 収納部11cに収納されてケース本体11aに固定 れ、支持ケース11の外側から支持ケース11内 被検知部31を検知する。被検知部31及び検知 部32は、全閉から全開にかけてのバルブ6の開 閉動作範囲に含まれる開度θ11から開度θ12の 閉動作範囲の両端の開度で、検知部32によ 検知結果が切り変わるように、出力ギア24又 は支持ケース11に設けられている。

 具体的には、図4(e)に示すように、出力ギ ア24と一体となって出力軸25を中心に回転す 被検知部31が、バルブ6の開度θ11の開度での 力ギア24の回転位置θ21(図4(b)参照)から、開 θ12の開度での出力ギア24の回転位置θ22(図4( c)参照)にかけて検知部32で検知されるように 検知部32が収納部11cに、また、被検知部31が 収納部24aにそれぞれ取り付けられている。こ の取付位置及び向きは、被検知部31を構成す 磁石の磁力や着磁態様、及び、検知部32を 成するリードスイッチが被検知部31の磁力を 検知して作動する範囲に応じて設定される。 また、出力ギア24の回転位置θ21でのバルブ6 開度θ11は、バルブ6の全閉の近傍の開度であ れば任意であるが、本実施形態では、検知部 32として用いるリードスイッチの感度と、出 ギア24の製品ばらつきを考慮して、上述し ように全閉時からの開度15度に設定されてい る。また、出力ギア24の回転位置θ22でのバル ブ6の開度θ12は、バルブ6の全開の近傍の開度 であれば任意であるが、本実施形態では、検 知部32として用いるリードスイッチの感度と 出力ギア24の製品ばらつきを考慮して、上 したように全閉時からの開度55度に設定され ている。

 また、バルブ開度検知装置3は、バルブ6 開閉駆動するモータの駆動信号(駆動電流値) と、検知部32による検知結果とに基づき、バ ブ6の開度を判別する判別部(不図示)を備え いる。判別部は、バルブ開閉装置を構成す ECU(electronic control unit)の制御部から構成さ ている。判別部は、検知部32による検知結 がONからOFFに切り替わってから所定時間経過 後に、モータの駆動電流値が所定の上閾値以 上又は所定の下閾値以下であるかを判別し、 上閾値以上であると全開,下閾値以下である 全閉と判定する。この上閾値及び下閾値は 本実施形態でのモータの駆動電流値が、正 転時には+1Aを上回る約1.1A,逆回転時には-1Aを 下回る約-1.1Aであることから、それぞれ+1A,-1A に設定されている。また、全開,全閉を判定 るまでの上記所定時間は、出力ギア24が回転 位置θ22から回転位置θ23まで、及び、回転位 θ21から回転位置θ20までそれぞれ回転する に要する時間よりも長く、且つ、バルブ6の 閉のための駆動電流のモータへの印可終了 での時間よりも短く設定されている。

 次に、バルブ開閉装置でバルブ6を開閉す る際のバルブ開度検知装置3の動作について 明する。図5及び図6は、アクチュエータ1が えるモータの駆動電流値と検知部32からの出 力信号との関係を示す図であり、図5は全閉 ら全開へのバルブ6の動作時,図6は全閉から 開した後に全閉に戻るバルブ6の動作時を示 ている。

 バルブ開閉装置は、ECUの制御部から入力 れた制御信号に従い、駆動回路がアクチュ ータ1のモータに電流を印加してモータを駆 動することにより、駆動伝達機構を介してバ ルブ軸61に回転力を伝達し、開方向又は閉方 に開閉板62を回動させる。モータには、回 方向に応じた極性の電流が所定時間の間印 される。これにより、出力ギア24が図4(a)に す回転位置θ20から同図(d)に示す回転位置θ23 の間を、図4(a)~図4(d)に順に示す正方向、又は 逆方向に回転して、バルブ6が全閉と全開と 間で開閉動作を行う。

 出力ギア24に取り付けられた被検知部31は 、バルブ6の開閉動作が行われる間、出力ギ 24と一体となって出力軸25を中心として正方 又は逆方向に回転する。図4(b)に示す回転位 置θ21から同図(c)に示す回転位置θ22にかけて 力ギア24が回転動作を行う間、被検知部31か ら磁界を印加された検知部32は、リードの磁 が強まることにより接点を閉成させている これにより、図4(e)に示すように、開度θ11 ら開度θ12の間でバルブ6が開閉動作を行う間 検知部32がONとなり、検知部32からの入力電圧 がHiの状態を保つ。判別部は、検知部32によ 検知結果がOFFに切り替わってから所定時間 過後に、モータに印可される駆動電流値が 閾値以上だと全開,下閾値以下だと全閉と判 する。

 例えば、全閉時からバルブ6を全開させる 場合には、制御部からの制御信号に従う駆動 回路により、アクチュエータ1のモータには 図5に示すように、時刻T0~T4の間、同図に示 波形の正極性の電流が印加される。これに り、モータが正回転して、出力ギア24が出力 軸25と共に正方向に回転し、バルブ6が開動作 を行う。また、被検知部31は、出力ギア24と に正方向に回転する。出力ギア24が回転位置 θ21まで回転してバルブ6の開度が時刻T1に開 θ11に達すると、被検知部31から印加される 界の強まった検知部32の接点が閉成され、検 知部32がOFFからONに切り替わる。これにより 同図に示すように、検知部32からの入力電圧 がLoからHiに切り替わる。その後、時刻T2に出 力ギア24が回転位置θ22まで回転し、バルブ6 開度が開度θ12に達すると、被検知部31から 加される磁界の弱まった検知部32の接点が開 放され、検知部32がONからOFFに切り替わる。 れにより、同図に示すように検知部32からの 入力電圧がHiからLoに切り替わる。それから 定時間経過後の時刻T3のモータの駆動電流値 が上閾値以上であることから、判別部では、 バルブ6が全開であると判別される。

 また、全閉から全開したバルブ6を再び全 閉させる場合には、図6に示すように、バル 6が開度θ12に達して時刻T2に検知部32の入力 圧がLoに切り替わり、モータに印可される正 極性の電流値に基づき時刻T3にバルブ6の全開 が判別された後、バルブ6の閉動作が行われ 。この閉動作時には、制御部からの制御信 に従う駆動回路により、時刻T5~T9の間、同図 に示す波形の負極性の電流がモータに印加さ れ、出力ギア24と共に被検知部31が逆方向に 転する。出力ギア24が回転位置θ22まで回転 てバルブ6の開度が時刻T6に開度θ12に達する 、被検知部31から印加される磁界の強まっ 検知部32が、OFFからONに切り替わる。これに り、同図に示すように、検知部32からの入 電圧がLoからHiに切り替わる。その後、時刻T 7に出力ギア24が回転位置θ21まで回転し、バ ブ6の開度が開度θ11に達すると、被検知部31 ら印加される磁界の弱まった検知部32が、ON からOFFに切り替わる。これにより、同図に示 すように検知部32からの入力電圧がHiからLoに 切り替わる。それから所定時間経過後の時刻 T8のモータの駆動電流値が下閾値以下である とから、判別部では、バルブ6が全閉である と判別される。

 本実施形態によれば、バルブ6の開閉に連 動して出力ギア24と共に被検知部31が移動す と、検知部32による検知結果がバルブ6の開 θ11での出力ギア24の回転位置θ21、及び、開 θ12での出力ギア24の回転位置θ22でそれぞれ 切り替わることから、この検知結果の切り替 わりを確認することにより、バルブ6の開度θ 11及び開度θ12を知ることができる。このため 、被検知部31を出力ギア24に、検知部32をケー ス本体11aに取り付けるという簡単な構成で、 バルブ6の開度θ11及び開度θ12を判別し、この 判別結果に基づきバルブ6の全閉及び全開を 断することができる。従って、構成を簡略 することのできるバルブ開度検知装置を提 することが可能となる。

 また、本実施形態によれば、検知部32に る検知結果がOFFに切り替わった後に、モー を正回転させる駆動信号が検知されるとバ ブ6の全開、逆回転させる駆動信号が検知さ ると全閉を判別したことから、バルブ6の開 閉動作が不規則に行われた場合でもバルブの 全閉及び全開を正確に判別することができる 。従って、バルブ6の開度の検知精度を高め ことができる。

 また、上記実施形態では、出力ギア24の 納部24aに収納された被検知部31を、ケース本 体11aの収納部11cに収納された検知部32により 支持ケース11の外側から検知することから 支持ケース11への検知部32の着脱作業を容易 行うことができ、検知部32の交換作業を簡 化することができる。

 上記実施形態では、気筒休止用の排気バ ブ6を開閉するバルブ開閉装置に、本発明を 適用した場合について説明した。しかしなが ら、本発明は、DPF(Diesel Particulate Filter)再生 ,廃熱回収用,T/C(ツインキャブレター)通路切 替用等の他の排気系のバルブや、可変吸気コ ントロール用,スワールコントロール用,タン ルコントロール用等の吸気系のバルブの開 の検知に適用することもできる。

 上記実施形態では、検知部32による検知 果がOFFに切り替わってから所定時間経過後 、モータの駆動電流が所定の上閾値以上で ると全開,下閾値以下であると全閉と判定す ことにより、バルブ6の全開と全閉とを判別 した場合について説明した。しかしながら、 検知部32による検知結果が切り替わると直ち モータ駆動電流値の判別を行う構成として よい。また、上記実施形態では、検知部32 よる検知結果のOFFへの切り変わりを条件に モータの駆動電流値の判別を行った場合に いて説明した。しかしながら、検知部32によ る検知結果がON又はOFFであるかを一定の時間 隔で判別する構成としてもよい。また、バ ブ6の開閉動作が規則的に行われる場合には 、検知部32による検知結果のみに基づき、バ ブ6の全閉及び全開を判別してもよい。

 上記実施形態では、モータを駆動する駆 信号の電流値と、検知部32による検知結果 に基づき、バルブ6の開度を判別した場合に いて説明した。しかしながら、モータの駆 を制御する制御信号と、検知部32による検 結果とに基づき、バルブ6の開度を判別する 成としてもよい。例えば、検知部32による 知結果のOFFへの切替時に、モータの正回転 指示する制御信号が出力されていると全開 逆回転を指示する制御信号が出力されてい と全閉と判別する構成としてもよい。また モータの正回転を指示する制御信号の出力 に検知部32による検知結果がOFFに切り替わる と全開、逆回転を指示する制御信号の出力時 に検知部32による検知結果がOFFに切り替わる 全閉と判別する構成としてもよい。

 上記実施形態では、バルブ6を開閉する駆 動源としてモータを用いた場合について説明 したが、駆動源は任意であり、例えば、エン ジンの負圧を利用したダイヤフラム式のアク チュエータを用いることもできる。また、上 記実施形態では、被検知部31が四角ブロック を呈している場合について説明したが、被 知部31の形状は任意である。

 上記実施形態では、バルブ6の開度が開度 θ11及び開度θ12の場合に検知部32による検知 果が切り替わる構成を、バルブ開度検知装 3が有している場合について説明した。しか ながら、バルブ6の開度θ11から開度θ12にか ての間の所定の開度でも、検知部32による 知結果が切り替わる構成を有していてもよ 。例えば、図7(a)に示すように、開度θ11から 開度θ12の開閉動作範囲に含まれる開度θ13及 開度θ14のバルブ6の開度を検知する場合に 、開度θ13及び開度θ14で被検知部31の検知結 が切り替わる検知部32を支持ケース11に別途 設ける構成としてもよい。また、開度θ11と 度θ13及び開度θ14の何れか一方とで検知結果 が切り替わる検知部32と、他方の開度θ13又は 開度θ14と開度θ12とで検知結果が切り替わる 知部32とを備える構成としてもよい。

 また、被検知部31を構成する磁石の形状 数量は、検知するバルブ6の開度や開閉動作 囲に応じて適宜設定することができ、開度 11から開度θ12の開閉動作範囲に含まれるバ ブ6の開度をも検知する場合には、検知部32 より検知される部分を被検知部31が複数備え た形状を呈していてもよい。例えば、図7(a) 示すように、開度θ11から開度θ12の開閉動作 範囲に含まれる開度θ13及び開度θ14のバルブ6 の開度を検知する場合には、開度θ11と開度θ 13との間で検知部32により検知される部分と 開度θ14と開度θ12との間で検知部32により検 される部分とを、被検知部31が備える構成 してもよい。

 また、図7(b)に示すように、開度θ11,開度 12,開度θ13,開度θ14の4つを上回る更に多数の ルブ6の開度でも検知部32による検知結果が り替わる構成として、それらの開度を検知 てもよい。また、検知部32による検知結果 ONからOFF及びOFFからONへの切替回数は、同じ ある必要はなく、例えば、開度θ11から開度 θ12にかけてOFFからON,ONからOFF,OFFからONと順に 切り替わり、ONへの切替回数が2回,OFFへの切 回数が1回となる構成としてもよい。このよ に、バルブ6の開度θ11及び開度θ12の何れか 方でOFF,他方でONとなる構成によれば、モー の駆動状態を判別することなく、バルブ6の 全閉及び全開を判断することができる。

 また、上記実施形態では、出力ギア24に 検知部31を、支持ケース11に検知部32を、そ ぞれ設けた場合について説明した。しかし がら、出力ギア24に検知部32を、支持ケース1 1に被検知部31を、それぞれ設ける構成として もよい。この構成によっても、バルブ6の開 に連動して出力ギア24と共に検知部32が移動 ると、バルブ6の開度θ11及び開度θ12で検知 32による検知結果をONとOFFの間で切り替える ことができる。

 また、上記実施形態では、被検知部31を 力ギア24に取り付け、検知部32をケース本体1 1aに取り付けた場合について説明した。しか ながら、入力軸22,入力ギア23,及び出力軸25 何れかに被検知部31を設け、蓋体11bに検知部 32を設ける構成としてもよい。また、被検知 31及び検知部32を複数備える構成とする場合 には、複数ある被検知部31がそれぞれ入力軸2 2,入力ギア23,出力ギア24,及び出力軸25の何れ 取り付けられていても、また、複数ある検 部32がそれぞれケース本体11a及び蓋体11bの何 れに取り付けられていてもよい。

 上記実施形態では、被検知部31を設ける 動体として出力ギア24を用いた場合について 説明した。しかしながら、バルブ6の開閉に 動して移動するのであれば、移動体の構成 任意であり、例えば、バルブ6の開閉に連動 るスライダに被検知部31を設けてもよい。 体的には、エンジンの負圧を受けて移動し バルブ6を開閉させる作動軸と、この作動軸 支持する支持体とを備えるダイヤフラム式 アクチュエータを用いる場合には、作動軸 び支持体の一方に被検知部31を設け、他方 検知部32を設ける構成としてもよい。また、 被検知部31及び検知部32は、アクチュエータ1 なく駆動伝達機構に設けてもよい。

 また、上記実施形態では、被検知部31と て磁石,検知部32としてリードスイッチを用 た場合について説明した。しかしながら、 知部32としてホールIC等の他の磁気センサを いてもよい。また、検知部32として誘導形 近接スイッチを用い、被検知部31として金属 導体を用いる構成としてもよい。また、検知 部32としては、磁気センサだけでなくマイク スイッチ等の接触式センサや、光センサ等 他の非接触式センサを用いることもできる 検知部32として接触式センサを用いる場合 は、被検知部31を出力ギア24等の移動体の一 として構成してもよく、光センサを用いる 合には、出力ギア24等の移動体に反射部を り付ける等して被検知部31を構成することが できる。また、被検知部31と出力ギア24とを じ材質で形成できる場合には、これらを一 に形成してもよい。

 上記実施形態では、制御信号を出力する 御部及びモータの駆動を制御する駆動回路 、何れもECUに備えられている場合について 明したが、モータの駆動回路を別途備える 成としてもよく、また、これらが互いに異 るECUに備えられていてもよい。また、判別 は、バルブ開閉装置を構成するECUの制御部 ら構成されている必要は必ずしもなく、判 部を別途備える構成としてもよく、また、 ルブ開閉装置を構成するECUとは異なるECUに えられていてもよい。

本発明の一実施形態のバルブ開閉装置 構成の概略を示す外観斜視図である。 バルブ開閉装置で開閉されるバルブの 成の概略を示す右側面図である。 バルブ開閉装置のアクチュエータの構 の概略を示す図である。 アクチュエータの動作と検知部による 知結果並びにバルブの開度との関係を模式 に示す図である。 アクチュエータが備えるモータの駆動 流値と検知部からの出力信号との関係を示 図であり、全閉から全開へのバルブの動作 を示している。 アクチュエータが備えるモータの駆動 流値と検知部からの出力信号との関係を示 図であり、全閉から全開した後に全閉に戻 バルブの動作時を示している。 アクチュエータの動作と検知部による 知結果並びにバルブの開度との関係の他の を模式的に示す図である。

符号の説明

1        アクチュエータ
11       支持ケース
11a      ケース本体
11b      蓋体
22       入力軸
23       入力ギア
24       出力ギア
25       出力軸
3        バルブ開度検知装置
31       被検知部
32       検知部
4        ベース
6        バルブ
61       バルブ軸
62       開閉板