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Patent Searching and Data


Title:
WATER FLOW DETECTING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057237
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a water flow detecting device, which can be worked for executions and maintenances from the front thereof and which can be reduced in its mounting space. The water flow detecting device is mounted on the pipe of fire-extinguishing facilities, and includes a terminal box mounted on the side of the water flow detecting device and housing switches, and a control valve formed integrally on the primary side. In the water flow detecting device, a terminal block mounted in the terminal box has such a connecting unit on its side as is positioned in the executing site on the front side of the water flow detecting device. When the water flow detecting device faces forward, the terminal box and a cover are obliquely disposed so that both the cover and the terminal box can be worked from the front.

Inventors:
KARIHARA YUKINORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/002108
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
August 05, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SENJU SPRINKLER CO LTD (JP)
KARIHARA YUKINORI (JP)
International Classes:
A62C35/68; E03B7/09; G01P5/04; G01P13/00
Foreign References:
JP2006220434A2006-08-24
JPH05326053A1993-12-10
JPH09222436A1997-08-26
JP2007050067A2007-03-01
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Claims:
 消火設備配管上に設置される流水検知装置であり、流水検知装置の正面側に開口を塞ぐカバーが位置し、側面側にスイッチおよび端子台が収納されたターミナルボックスを備え、一次側に制御弁が一体に形成されている流水検知装置において、ターミナルボックス内に設置された端子台には2つの対向した側面に結線部が設けられており、流水検知装置の正面側に結線部が位置することを特徴とする流水検知装置。
消火設備配管上に設置される流水検知装置であり、流水検知装置に設けられスイッチおよび端子台が収納されたターミナルボックスを備え、一次側に制御弁が一体に形成されており、流水検知装置の開口を塞ぐカバーが設けられている流水検知装置において、流水検知装置が消火設備配管に設置された状態で正面にターミナルボックスとカバーが斜めに設置されていることを特徴とする流水検知装置。
前記流水検知装置において、消火設備配管との接続部がフランジ式でありフランジのボルト穴が牝ネジであることを特徴とする請求項1または2記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、端子台はターミナルボックスの流水検知装置本体との接続面から空間を隔てて配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、流水検知装置内部に開閉可能に設けられた弁体の軸が前記空間内に突出されていることを特徴とする請求項4記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、前記空間に端子台を境に流水検知装置の正面側と背面側に仕切る隔壁が形成されていることを特徴とする請求項4記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、隔壁と、端子台の間に配線カバーが介在していることを特徴とする請求項6記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、隔壁に配線通過手段が設けられていることを特徴とする請求項6記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、ターミナルボックス内に設置された端子台よりも流水検知装置の正面側に点検スイッチおよび外部結線引込み穴を設置したことを特徴とする請求項1または2記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、本体内部の弁体の開放を検知する弁体回動検知手段がターミナルボックス内に設置され、端子台よりも流水検知装置の背面側に弁体回動検知手段を設置したことを特徴とする請求項1または2記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、弁体回動検知手段は支持板とターミナルボックスの間に設置されており、支持板にはターミナルボックスと接触する脚が一体に設けられていることを特徴とする請求項10記載の流水検知装置。
前記流水検知装置において、支持板に設けた切欠きまたは開口を点検器具の挿入位置としたことを特徴とする請求項11記載の流水検知装置。
 
 
Description:
流水検知装置

本発明は、消火設備配管上に設置される流 水検知装置に関するものである。

流水検知装置は、消火設備配管上に設置さ れ、流水検知装置の二次側配管に設置されて いるスプリンクラーヘッドや一斉開放弁等の 作動による消火設備配管内の流水を検知して 信号を出力する機能を有するものである。近 年において流水検知装置は小型化・簡略化が 図られており、特に高層マンション等の共同 住宅に設置される流水検知装置については、 コンパクト化と機器の集約化の傾向が顕著で ある(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に記載されている流水検知装置 、通常、流水検知装置の一次側配管に設置 れる制御弁を流水検知装置に一体に設けた 、信号を出力する複数のスイッチ手段を、 つのターミナルボックス内に納めたことで 工の際の省力化および省スペース化が図ら ている。

図12の流水検知装置は、流水検知装置の開口 塞ぐカバー151が正面にあり、ターミナルボ クス152が正面向きに設置され、施工やメン ナンスの際に作業が行いやすいというメリ トを有している。ターミナルボックス152の 側には流水検知装置内部の弁体が開放され 際に信号を出力するリミットスイッチ153等 収容されており、手前側には端子台155や図 しない点検スイッチが設けられ、端子台155 片側の結線部155Aにはリミットスイッチ153の 信号線や点検スイッチの信号線が接続されて いる。もう一方の結線部155Bは外部の警報装 と前述のスイッチ類を接続するものである
 

特開2005-253640号公報

端子台155は結線部155A、155Bが一面に設けら ており、結線部155A、155Bに対して流水検知 置の正面側から信号線が接続できるように けられているが、ターミナルボックス152の 側にあるスイッチ類の信号線は、正面側に き回して端子台155の結線部155Aに接続される そのため、スイッチ類の信号線は引き回す に不足にならないように長めに設けておく 要がある。

さらに、信号線の数が多い程に信号線の収 容スペースが必要となり、特に端子台155の周 辺に十分な信号線の収容スペースを確保して おかないと信号線に無理な力が作用して端子 台155から信号線が外れてしまったり、信号線 が破損してしまうおそれがある。

しかるにターミナルボックスの省スペース 化を考える場合、信号線の収納スペースも考 慮しなければならず、思いのほか削減できる スペースは少ないものであった。

本発明では、施工やメンテナンスにおいて 流水検知装置の正面側から作業が行え、さら に流水検知装置の設置スペースの削減が図ら れる流水検知装置を提供することを目的とし ている。

上記の目的を達成するために、請求項1記 の発明は、消火設備配管上に設置される流 検知装置であり、流水検知装置の正面側に 口を塞ぐカバーが位置し、側面側にスイッ 類が収納されたターミナルボックスを備え 一次側に制御弁が一体に形成されている流 検知装置において、ターミナルボックス内 設置された端子台には2つの対向した側面に 線部が設けられており、流水検知装置の正 側に結線部が位置する流水検知装置である

請求項2記載の発明は、消火設備配管上に 置される流水検知装置であり、流水検知装 に設けられスイッチ類が収納されたターミ ルボックスを備え、一次側に制御弁が一体 形成されており、流水検知装置の開口を塞 カバーが設けられている流水検知装置にお て、流水検知装置が消火設備配管に設置さ た状態で正面にターミナルボックスとカバ が斜めに設置されている流水検知装置であ 。

請求項3記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、消火設備配管との接続部がフラン 式でありフランジのボルト穴が牝ネジであ 請求項1、2記載の流水検知装置である。

請求項4記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、端子台はターミナルボックスの流 検知装置本体との接続面から空間を隔てて 置されている請求項1または2記載の流水検知 装置

請求項5記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、流水検知装置内部に開閉可能に設 られた弁体の軸が前記空間内に突出されて る請求項4記載の流水検知装置

請求項6記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、前記空間に端子台を境に流水検知 置の正面側と背面側に仕切る隔壁が形成さ ている請求項4記載の流水検知装置。

請求項7記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、隔壁と、端子台の間に配線カバー 介在している請求項6記載の流水検知装置。

請求項8記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、隔壁に配線通過手段が設けられて る請求項6記載の流水検知装置。

請求項9記載の発明は、前記流水検知装置 おいて、ターミナルボックス内に設置され 端子台よりも流水検知装置の正面側に点検 イッチおよび外部結線引込み穴を設置した 求項1または2記載の流水検知装置。

請求項10記載の発明は、前記流水検知装置に いて、本体内部の弁体の開放を検知する弁 回動検知手段がターミナルボックス内に設 され、端子台よりも流水検知装置の背面側 弁体回動検知手段を設置した請求項1または 2記載の流水検知装置。
 

請求項1記載の発明によれば、ターミナル ックス自体は流水検知装置の側面に設けら るが、端子台の結線部の一面を流水検知装 の正面側に配置したことにより結線作業を 面から行うことができる。さらに端子台に 続される信号線は、流水検知装置のスイッ 類と接続される側の結線部が流水検知装置 背面側(奥側)に配置された結線部に接続され 、外部の警報装置側の信号線は流水検知装置 の正面側(手前側)の結線部に接続されること なり、信号線の収納スペースを奥側と手前 に分散させることができるのでターミナル ックスの省スペース化が図られる。

請求項2記載の発明によれば、流水検知装 が正面向きの際にターミナルボックスとカ ーが斜めに設置されていることからカバー 外す際にも正面側から作業を行え、さらに ーミナルボックス内に結線を行う場合にお ても正面側から作業を行えるといるメリッ を有するものである。

請求項3記載の発明によれば、フランジの ルト穴を牝ネジとすることで、配管側のフ ンジ穴にボルトを通して流水検知装置のフ ンジの牝ネジに螺合させることで流水検知 置が配管と接続できる。従来のように配管 のフランジのボルト穴と流水検知装置のフ ンジのボルト穴にボルトを貫通させてナッ で締結する場合と比較してナットが不要と る。

今までナットが存在していたスペースが不 要となり、メンテナンスの作業が行いやすく なる。また該スペース部分を取り除いて流水 検知装置を小型化することも可能である。

請求項4および5記載の発明によれば、端子 をターミナルボックスの流水検知装置本体 の接続面から空間を隔てて配置したことで 該空間に流水検知装置内部の弁体の軸を突 させたり、また軸の近傍に弁体回動検出手 を設けることが可能となる。

請求項6および7記載の発明によれば、ター ナルボックス内に端子台を境として隔壁を けたことにより、隔壁を端子台の支えとし 用いることができる。また、流水検知装置 施工時において端子台に結線作業を行う際 、隔壁より背面側にある構成機器を隠し、 操作等を防止できるものである。

さらに隔壁と端子台の間に配線カバーを設 けることで、更なる区画が形成され、端子台 に接続された信号線等の配線が前記軸に絡ま ないように配慮されている。

請求項8記載の発明によれば、隔壁に配線 過手段を設けたことでターミナルボックス に配置された機器に信号線等の配線が絡む とを防止することができる。

請求項9および10記載の発明によれば、流水 検知装置の点検時において流水検知装置の正 面側に点検スイッチが配置されているので作 業が行いやすく、また背面側に弁体回動検知 手段を配置したことで前述のように誤操作等 を防止できるものである。

請求項11および12記載の発明によれば、支持 にターミナルボックスと接触する脚を一体 形成したことで、部品点数の削減が図られ ことと、脚の周囲を切欠いた部分に点検器 の挿入位置を設けたことで、点検器具を正 く装着することが可能となる。
 

 本発明の流水検知装置は、ターミナルボ クスに収容されている端子台において外部 警報装置と接続する結線部が流水検知装置 正面に向くように設置することが好ましい また、カバーとターミナルボックスを流水 知装置の正面に対して斜めに設置すること 流水検知装置の横幅寸法を抑えることがで る。

さらに、フランジのボルト穴を牝ネジにす ることも可能である。

端子台をターミナルボックスの流水検知装 置本体との接続面から空間を隔てて配置させ るために、前記接続面から端子台の間に隔壁 を設けても良い。該隔壁には、端子台を固定 するためのネジ穴や、信号線等の配線が通過 可能な穴や切欠きを設けることも可能である 。

また、端子台を境として流水検知装置の正 面側に点検スイッチおよび端子台に接続され る外部結線引込み穴を設置し、背面側に弁体 回動検知手段や、制御弁の開閉検知信号線の 引込み穴を設けることも可能である。

弁体回動検知手段をターミナルボックスに設 置する際に用いる支持板において、支持板の 一部を屈曲させて脚を形成することが可能で ある。また、支持板に切欠きや開口を設けて 点検器具の挿入位置とすることも可能である 。
 

以下、この発明の実施例1を図1から図5を参 照して説明する。図1は本発明の流水検知装 の斜視図、図2は流水検知装置の正面図、図3 はターミナルボックスの内部、図4は図2のX-X 面図、図5は流水検知装置の底面図、図6は ーミナルボックスの内部構成図、図7は弁体 動検出手段をターミナルボックスに取り付 る際の分解図、図8は信号出力停止手段の外 観図、図9は図6のY-Y断面図であり信号出力停 手段が装着された状態、図10はターミナル ックスの蓋を回動した際の俯瞰図である。 、図中、各種スイッチ類と端子台を接続す 信号線の図示は一部省略している。

図1から5に示す流水検知装置は、本体1、弁 体2、弁体回動検出手段3、制御弁4、ターミナ ルボックス5から構成されている。

本体1は、筒状であり上下に配管と接続す ためのフランジ6A、6Bが形成されている。フ ンジ6A、6Bは正面を除いた両側面と背面が直 線上に切欠かれており、フランジ側面に平面 部が形成されている。またフランジ6Bの正面 左側面の間には三角形状の段部6Cが設けら 、段部6C上の平面には刻印が打てるように構 成されている。

フランジ6A、6Bにおいて、配管と接続する のボルト穴より内側には、段部6Dが形成され ており該段部6Dのリング状平面が配管側のフ ンジと接触する部分となる。段部6Dを設け ことによって、配管側のフランジと接触す 面のみを切削加工すればよく、加工面積が り作業効率の向上が図られるものである。

フランジ6A、6Bには、消火設備配管側のフ ンジと接続するための牝ネジ6Eが複数設けら れており、消火設備配管側のフランジ穴から ボルトを通して牝ネジ6Eに螺合させることに って流水検知装置が消火設備配管と接続さ る。

本体1の内部は隔壁7によって一次側Iと二次 側IIに分けられている。本体1の二次側IIには ンテナンス用の開口8が形成されており、該 開口8はカバー9によって閉塞されている。カ ー9は複数本のボルト9Aによって本体1に設置 されているが、ボルト9Aの位置は、図2に一点 鎖線で示す本体1の中心軸よりも10~30度傾いた 位置に設けられている。

本構造とすることで上下のフランジ6A、6B 間の寸法が本体の中心軸上にボルトを設置 た場合と比較して短縮することができるの 軽量化が図れるものである。

本体1内部の隔壁7には一次側Iと二次側IIと 連通する連通口が形成され、連通口上には 筒形状の弁座10が設置されている。弁座10の 二次側IIの面には円盤状の弁体2が設置される 。弁体2は周縁の一部に円筒状の軸受け部11が 形成されており、該軸受け部11にヒンジピン1 2を挿通させて、弁体2が回動自在な構成とな ている。

ヒンジピン12は弁体2の回動と共に回る構造 となっており、図示はしていないが軸受け部 11に設けた溝に、ヒンジピン12の一端に形成 れた突起が噛合う構造となっている。ヒン ピン12の他端側は、本体1より外部に突出さ ており、ヒンジピン12の他端にはカム13が固 設置され、弁体回動検出手段3によって弁体 2が開放した場合には信号が出力可能な構成 なっている。

弁体回動検出手段3の構造に関する詳細な 明は、特開2005-292113号に記載されているので 説明は省略する。

本体1の二次側IIには、二次側II内部の水を 部に排出可能な排水弁14が接続されている 排水弁14は本体1の背面から水平に外部に延 た水路15の末端に設けられている。水路15は 端側に向かって下り勾配が付けられている とが好ましい。排水弁14はアングル弁構造 なっており排水口16が下方に向いていること から、従来のようにエルボ等の継手を介して 排水口16を下方に向ける手間を省くことがで る。

制御弁4は本体1の一次側I内に設置される。 一次側Iには通水路21Aが形成されたボール21が 収容される空間22が形成されている。空間22 弁体側には、ボール21を受けるシートリング 23が設けられており、対向する一次側フラン 6A側にも同様にシートリング24が設置されて いる。シートリング24は、リング状で外周面 牡ネジが螺刻されたシートキャップ25の内 面側に形成された段部に26に嵌め入れられて おり、シートキャップ25の牡ネジは空間22の 部内壁に形成された牝ネジ部27と螺合されて いる。

空間22の牝ネジ部27には、図5に示すように 欠き28が形成されており、一次側フランジ6 から空間22に一次側配管内の水が空間22へ連 通可能な構造となっている。さらに空間22に 本体1のカバー9が設けられている正面へと じる穴29が穿設されており、穴29には図示し い圧力計が接続され、一次側配管の圧力を 測することができる。

ボール21は本体1の外部に設置されたハンド ル30によりボール21を回転可能であり、図1に すようにハンドル30が立った状態にあると はボール21の通水路21Aによって一次側配管か ら弁体2の間が連通可能となり(図4の状態)、 ンドル30がカバー側に90度回動され倒れた状 にあるときボール21は90度回転して通水路21A が空間22の内壁側に位置する。空間22内の水 シートリング23により止水されるので一次側 配管から弁体2の間は水が不通となる。

ハンドル30とボール21はステム31によって接 続されているが、ステム31はフランジ6Aの右 面から空間22の間に肉盛りされた凸部32を貫 して設置されている。

ターミナルボックス5は、前述の弁体回動 出手段3が内部に収容され、さらに流水検知 置からの信号を図示しない管理室等に設置 れている警報装置や監視装置に伝えるため 信号線が接続される端子台41が設けられて る。端子台41は、端子台41の両側面に結線部 設けられており結線部の接続穴42、43に信号 線を差し込んで接続する構造のものが用いら れている。

側面に接続穴42、43を有する構造の端子台 用いることで、端子台41は流水検知装置の正 面から見ると側面向きで設置されている。こ のように構成することで接続穴42には外部の 報装置等と接続する信号線が差し込まれ、 信号線は流水検知装置の正面から差し込む とができる。

図3においては、片側の半分程度しか信号 を図示していないが、実際は接続穴42、43の てに信号線が接続されるものである。接続 42には前述のように外部からの信号線が接 され、接続穴43にはターミナルボックス5の 側に設置されたスイッチ類や、ハンドル30の 位置を検出するリミットスイッチからの信号 線が接続される。

このように、ターミナルボックスの奥側に 配置されたスイッチ類の方向に結線穴43が配 され、外部の警報装置側の結線穴42を流水 知装置の正面側に配置させることで、信号 の接続を無理なく行うことができる。また 結線穴を2箇所に分散させたことで信号線の 納スペースも分散させることが可能になっ 。

ターミナルボックス5は、筐体51、蓋52から 成される。内部には複数の仕切りが形成さ ており、筐体51内を区画割りしている。図6 筐体51の内部構成を示す。図中、左側が流 検知装置の正面側であり、右側が背面側と る。筐体51内は隔壁である仕切り53によって きく2つの区画に分けられている。

仕切り53の上下には円筒部54、54が形成され ており、該円筒部54に端子台41を固定設置す ためのビスが螺入される。仕切り53と円筒部 54の間には信号線が通過可能な隙間が設けら ている。仕切り53および円筒54は所定の高さ を有しており、端子台41は筐体51の流水検知 置との接続面55から、ある程度の空間を隔て て筐体51内に設置される。また、図3に示すよ うに仕切り53と端子台41の間に配線カバーCを んで設けることも可能である。

仕切り53より右側には、前述の弁体回動検 手段3が設置される。弁体回動検出手段3と 切り53の間には、開口56が設けられ、該開口5 6からヒンジピン12が筐体51内に突出された状 となる。ヒンジピン12の端には円盤を切り いた形状のカム13が固定設置されている。

カム13の円弧部13A付近には略く字型のレバ 57の一端が接触している。レバー57は屈曲部 付近で軸支されており回動可能な構成となっ ている。レバー57の他端は、弁体回動検出手 3に含まれるリミットスイッチ押圧手段58を 止している。

弁体回動検出手段3内にはリミットスイッ 59が含まれており、該リミットスイッチ59に って弁体が開放した際に信号を出力可能な 成となっている。具体的には、流水検知装 の弁体2が開放すると、弁体2とともに回動 るヒンジピン12の先端に固定設置されたカム 13も回動する。カム13の回動によりカム13の円 弧部13Aがレバーに接触し、レバー57も時計回 に回動してリミットスイッチ押圧手段58の 止が解除される。

リミットスイッチ押圧手段58はレバー57の 止が解除されたことにより、リミットスイ チ59の方向に移動してリミットスイッチ59の タンを押すことでリミットスイッチ59から 気信号が送られるものである。

図7に示すようにリミットスイッチ押圧手 58およびリミットスイッチ59を含む弁体回動 出手段3はユニットとして筐体51内に設置さ る。リミットスイッチ押圧手段58およびリ ットスイッチ59等を含む弁体回動検出手段3 、筐体51の所定位置と支持板60により挟まれ 状態で設置され、複数のビスによって筐体5 1に固定される。

支持板60には筐体51の台座に載置される複 の脚61が支持板60を屈曲させて設けられてい 。また、レバー57の軸受け部や弁体回動検 手段3および支持板60を筐体51に設置するため のネジ孔等が設けられている。さらに、リミ ットスイッチ59からの信号を外部に出力させ い手段である信号出力停止手段62を装着す ためのガイド63が形成されている。

ガイド63は、支持板60の脚61を形成するため に屈曲前の脚61周辺を切り抜いて形成された 口部の縁に凹状の切欠きを形成したもので る。尚、弁体回動検出手段3の表面にもガイ ド63と同じ位置に開口が形成されており、リ ットスイッチ59の一部が露出している。該 口から信号出力停止手段62がリミットスイッ チ押圧手段58とリミットスイッチ59の間に装 できるようにしている。

ガイド63に装着される信号出力停止手段62 図8に示すように棒状であり、ガイド63の奥 挿入される信号停止部62A、中間部に設けら た係止部62B、信号出力停止手段62を手で掴む 把持部62Cから構成される。信号停止部62Aの軸 と把持部62Cの軸は偏芯しており、係止部62Bに は段が形成されている。

信号停止部62Aの断面形状はガイド63の切欠 形状と略同じ形をしており、ガイド63に沿 てガイド63の奥に挿入可能である。図9に示 リミットスイッチ押圧手段58は矢印方向に付 勢されているが、レバー57によって矢印方向 の動きを阻止されている。信号停止部62Aを イド63の奥に挿入すると、信号停止部62Aは ミットスイッチ押圧手段58とリミットスイッ チ59の間に介在され、レバー57の係止が解除 れてもリミットスイッチ押圧手段58がリミッ トスイッチ59側へ移動することを阻止する。

係止部62Bの段は、信号停止部62Aをガイド63 奥に挿入した状態で段がリミットスイッチ5 9の表面に接触する。また把持部62Cは信号出 停止手段62がガイド63に装着された状態で筐 51の外部にはみ出る程の長さを有しており この状態においては蓋52を閉じられない構成 になっている。

信号出力停止手段62は、図6の二点鎖線で示 すように常時は筐体51内の収納部64に設置さ ている。

仕切り53より左側の空間には点検スイッチ6 5が設置される。該空間は、施工現場にて端 台に結線を行うためのスペースである為、 検スイッチ以外の構成品は仕切り53より右側 の空間に配置されている。また、該空間の底 面には、外部結線引込み穴66が穿設されてい 。

図10に示す筐体51は箱型で流水検知装置の 面側の面と右側面が開口となっている。対 て蓋52は前述の開口を塞ぐ略L字型に屈曲し 板状となっている。筐体51と蓋52の接触部で る縁には段部が形成されており、筐体51の 部71Aの外面と、蓋52の段部71Bの内面が重なり 面接触する構造となっている。

蓋52の正面側には、スイッチ開口76およびネ 貫通穴77が穿設されている。スイッチ開口76 蓋52を閉じた状態で筐体51内部に設置された 点検スイッチ65を操作可能とするものである ネジ貫通穴77は蓋52を閉じた状態でビスが挿 通され、点検スイッチ65の上部に設けられた ネジ部78にビスが螺合されて蓋52が筐体51に 定設置されるものである。
 

続いて実施例2について、図11を参照して説 明する。図11は実施例2の流水検知装置の正面 図である。

実施例2の流水検知装置の構成は、実施例1 流水検知装置の構成と殆ど同じ構成である で構成が同じ箇所については同符号を付し 説明は省略する。実施例1と異なる点は、流 水検知装置を正面から見た場合に、カバー9 ターミナルボックス5が斜めに設置され、正 からの操作が可能となっている点である。

上記構成にすることにより、流水検知装置の 正面からカバー9を外して内部の弁体2を取り すことも可能であるとともに、ターミナル ックス5内の端子台に結線を行う作業も正面 から行うことができる。
 

実施例1の流水検知装置の斜視図 図1の流水検知装置の正面図 ターミナルボックスの内部 図2のX-X断面図 流水検知装置の底面図 ターミナルボックスの内部構成図 弁体回動検出手段をターミナルボック に取り付ける際の分解図 信号出力停止手段の外観図 図6のY-Y断面図(信号出力停止手段が装 された状態) ターミナルボックスの蓋を回動した際 の俯瞰図 実施例2の流水検知装置の正面図 従来の流水検知装置の正面図

符号の説明

 1 本体 
 2 弁体 
 3 弁体回動検出手段 
 4 制御弁 
 5 ターミナルボックス 
 6A、6B フランジ
 9 カバー 
12 ヒンジピン 
13 カム 
14 排水弁 
21 ボール 
22 空間 
23、24 シートリング 
25 シートキャップ 
30 ハンドル 
31 ステム 
41 端子台 
42、42 接続穴 
51 ターミナルボックス筐体 
52 ターミナルボックス蓋 
53 仕切り 
54 円筒部 
60 支持板 
62 信号出力停止手段 
63 ガイド 
65 点検スイッチ 
66 外部結線引込み穴