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Title:
WATER FLOW DETECTION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/130903
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a water flow detection device having good operability during signal wire connection or inspection, and improved strength and water resistant performance in a box which protects the various switches of the water flow detection device. The water flow detection device has a back flow prevention valve construction for the interior of the body (1), and is housed in a cabinet (2) which connects a signal output means (17), which detects the opening of a valve (7) and outputs a signal, to the body (1). The cabinet (2) is constructed from a base (B) and a cover (C). Base (B) has a first side (B1) which is the side connected to the body (1) and a second side (B2) which is provided to curve from the first side. Cover (C) engages the end on the side opposite the second side (B2) in the first side (B1) to cover the signal output means. A fixing means of cover (C) is provided at one position in the peripheral edge of the second side (B2).

Inventors:
KARIHARA YUKINORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/001856
Publication Date:
October 29, 2009
Filing Date:
April 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SENJU SPRINKLER CO LTD (JP)
KARIHARA YUKINORI (JP)
International Classes:
A62C35/68
Foreign References:
JP2004117240A2004-04-15
JPH07209041A1995-08-11
JPH05108206A1993-04-30
JP3113681U2005-09-15
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Claims:
消火設備配管上に設置され、内部に逆止弁構造を有する本体と、前記逆止弁構造の弁体の開放を検知して信号を出力する信号出力手段を収容する筐体とを備える流水検知装置において、
筐体はベースとカバーとを備えており、ベースは本体との接続面である第1の面と第1の面からL字状に屈曲して設けた第2の面とを有しており、カバーはベースの第1の面と第2の面に対して着脱可能として固定されて信号出力手段を覆うものであることを特徴とする流水検知装置。
カバーは、ベースの第1の面における第2の面と反対側の縁に対して係合する係合部と、ベースの第2の面にカバーを固定する固定手段と、を有する請求の範囲第1項記載の流水検知装置。
固定手段をベースの第2の面の周縁の1箇所に設ける請求の範囲第1項又は第2項記載の流水検知装置。
ベースの第2の面が筐体の底面であり、該底面に信号出力手段と接続される外部からの導線の通過穴を設ける請求の範囲第1項~第3項何れか1項記載の流水検知装置。
ベースの第1の面に筐体の内部で信号出力手段を支持するブラケットを設ける請求の範囲第1項~第4項何れか1項記載の流水検知装置。
ブラケットが、信号出力手段を支持する下側取付部と、下側取付部から上方に逆L字状に屈曲し信号出力手段と接続される外部からの導線を連結する端子台を支持する上側取付部と、を有する請求の範囲第5項記載の流水検知装置。
ブラケットに、信号出力手段の信号出力を阻止する信号停止手段を装着するための開口を設ける請求の範囲第5項又は第6項記載の流水検知装置。
固定手段が螺合により固定する締結部材である請求の範囲第2項~第7項何れか1項記載の流水検知装置。
カバーの係合部の断面形状がベースの第1の面の前記縁に対して上方から係合する逆U字状である請求の範囲第2項~第8項何れか1項記載の流水検知装置。
ベースの内側面にベースに対するカバーのスライド移動をガイド可能とするレールを設ける請求の範囲第1項~第9項何れか1項記載の流水検知装置。
レールをベースの第1の面の前記縁に対する係合部の挿抜方向に設ける請求の範囲第10項記載の流水検知装置。
レールを第1の面から第2の面に続く連続形状として設ける請求の範囲第10項又は第11項記載の流水検知装置。
レールを筐体の内部側に突出して形成する請求の範囲第10項~第12項何れか1項記載の流水検知装置。
筐体の内部に信号出力手段の信号出力を阻止する信号停止手段を配備する請求の範囲第1項~第13項何れか1項記載の流水検知装置。
カバーに信号出力手段の信号出力を阻止する信号停止手段を一体に設ける請求の範囲第1項~第14項何れか1項記載の流水検知装置。
Description:
流水検知装置

本発明は、消火設備配管上に設置される流 水検知装置に関するものである。

流水検知装置は、スプリンクラー設備や泡 消火設備等の消火設備配管上に設置され、配 管内の流水を検知して信号を出力する装置で ある。

流水検知装置の内部は逆止弁構造をしてお り、弁により内部が一次側室と二次側室に分 けられ弁体は常時閉止状態にある。一次側室 および二次側室は常時充水されており、一次 側室に接続された配管(以下、「一次側配管 とする)は水源と接続され、二次側室に接続 れた配管(以下、「二次側配管」とする)は プリンクラーヘッドや泡ヘッド等の散布ヘ ドが設置されている。

流水検知装置は二次側配管に設置された散 布ヘッドの作動を検知するために設置されて おり、例えばスプリンクラーヘッドが作動す ると、二次側配管内に充水されている水がス プリンクラーヘッドより放出されることで二 次側配管内が減圧する。それにより流水検知 装置の二次側室内の圧力も減少し、弁体に作 用している圧力による力のバランスが崩れて 、一次側室側から弁体に作用する力が二次側 室側から弁体に作用する力を上回り弁体が開 放される。

この弁体の開放を検知してスイッチ装置が 作動され信号が出力される。出力された信号 は建物の管理室等に設置されている監視装置 と接続されており、監視装置からの信号によ って管理人等にスプリンクラーヘッドが作動 したことを知らせる。

上記に示す逆止弁構造の流水検知装置は、 弁体が着座している弁座に外部へ通じる穴が 穿設されており、該穴と圧力スイッチが接続 され、圧力スイッチが信号を発生するタイプ (例えば、特許文献1参照。)や、弁体の開放に よる変位を検知して信号を出力するタイプ( えば、特許文献2、3参照。)がある。

実公昭61-14780号公報

特開平9-99114号公報

特開2006-55400号公報

後者のタイプの流水検知装置において、特 許文献2および3の流水検知装置には、信号を 力するスイッチがスイッチボックスや筐体 より覆われ、ゴミや湿気から保護されてい 。該スイッチボックス等は軽量化や低コス 化のため樹脂により作成されたものが多い

しかしながら近年において、スイッチボッ クスや筐体にも強度や防水性能が要求されて きており、また取扱いについても監視装置に 接続される信号線の結線作業が行いやすいこ と、スイッチボックスや筐体の取付け・取外 しが簡単に行なえること等の要求が増加して いる。

そこで本発明では、上記問題に鑑み、流水 検知装置のスイッチ類を保護するボックスに おいて、強度や防水性能を向上し、また信号 線結線時や点検時などの作業時における取扱 性の良い流水検知装置を提供することを目的 としている。

(1)上記の目的を達成する本発明の流水検知 装置は、消火設備配管上に設置され、内部に 逆止弁構造を有する本体と、前記逆止弁構造 の弁体の開放を検知して信号を出力する信号 出力手段を収容する筐体とを備える流水検知 装置について、筐体はベースとカバーとを備 えており、ベースは本体との接続面である第 1の面と第1の面からL字状に屈曲して設けた第 2の面とを有しており、カバーはベースの第1 面と第2の面に対して着脱可能として固定さ れて信号出力手段を覆うものであることを特 徴とする。

(2)前記本発明は、カバーが、ベースの第1 面における第2の面と反対側の縁に対して係 する係合部と、ベースの第2の面にカバーを 固定する固定手段とを有することを特徴とす る。

(3)前記本発明は、固定手段をベースの第2 面の周縁の1箇所に設けることを特徴とする

(4)前記本発明は、ベースの第2の面が筐体 底面であり、該底面に信号出力手段と接続 れる外部からの導線の通過穴を設けること 特徴とする。

(5)前記本発明は、ベースに筐体の内部で信 号出力手段を支持するブラケットを設けるこ とを特徴とする。

(6)前記本発明は、ブラケットが、信号出力 手段を支持する下側取付部と、下側取付部か ら上方に逆L字状に屈曲し信号出力手段と接 される外部からの導線を連結する端子台を 持する上側取付部と、を有することを特徴 する。

(7)前記本発明は、ブラケットに、信号出力 手段の信号出力を阻止する信号停止手段を装 着するための開口を設けることを特徴とする 。

(8)前記本発明は、固定手段が螺合により固 定する締結部材であることを特徴とする。

(9)前記本発明は、カバーの係合部の断面形 状がベースの第1の面の前記縁に対して上方 ら係合する逆U字状であることを特徴とする

(10)前記本発明は、ベースの内側面にベー に対するカバーのスライド移動をガイド可 とするレールを設けることを特徴とする。

(11)前記本発明は、レールをベースの第1の の前記縁に対する係合部の挿抜方向に設け ことを特徴とする。

(12)前記本発明は、レールを第1の面から第2 の面に続く連続形状として設けることを特徴 とする。

(13)前記本発明は、レールを筐体の内部側 突出して形成することを特徴とする。

(14)前記本発明は、筐体の内部に信号出力 段の信号出力を阻止する信号停止手段を配 することを特徴とする。

(15)前記本発明は、カバーに信号出力手段 信号出力を阻止する信号停止手段を一体に けることを特徴とする。

(1)本発明では、筐体がベースとカバーとを備 えており、ベースが本体との接続面である第 1の面と第1の面からL字状に屈曲して設けた第 2の面とを有しており、カバーがベースの第1 面と第2の面に対して着脱可能として固定さ れて信号出力手段を覆うものである。
このため、カバーを外せばL字状のベースに 持された筐体の内部構造が大きく露出する で、筐体の内部の信号出力手段等の結線作 や点検作業の作業性が良い。また、ベース L字状とすることで、その第1の面と第2の面 異なる部品や構造要素を配置することがで ることから、筐体を全体として省スペース できる。例えば第1の面には信号出力手段を 持するブラケットを設け、第2の面には信号 出力手段と接続される外部からの導線の通過 穴を形成することができ、平板形状としたベ ースにブラケットと導線の通過穴を設ける場 合と比較して省スペースとなる。

(2)本発明では、カバーが、ベースの第1の における第2の面と反対側の縁に対して係合 る係合部と、ベースの第2の面にカバーを固 定する固定手段とを有する。即ち、カバーの 取付けの際には例えば固定手段がネジである 場合にはネジ1本を締め付けるのみでカバー ベースに固定することが可能となり、結線 業や点検作業の際のカバーの着脱を簡単に 業性良く行うことができる。

(3)本発明では固定手段をベースの第2の面 周縁の1箇所に設ける。このため、カバーの 付けの際には例えば固定手段がネジである 合にはネジ1本を締め付けるのみでカバーを ベースに固定することが可能となり、結線作 業や点検作業の際のカバーの着脱を簡単に作 業性良く行うことができる。

(4)本発明ではベースの第2の面が筐体の底 であり、該底面に信号出力手段と接続され 外部からの導線の通過穴を設けるため、例 ば平板形状としたベースにブラケットと導 の通過穴を一緒に設ける場合と比較して省 ペースとなる。

(5)本発明ではベースの第1の面に筐体の内 で信号出力手段を支持するブラケットを設 るため、例えば平板形状としたベースにブ ケットと導線の通過穴を一緒に設ける場合 比較して省スペースとなる。

(6)本発明ではブラケットが、信号出力手段 を支持する下側取付部と、下側取付部から上 方に逆L字状に屈曲し信号出力手段と接続さ る外部からの導線を連結する端子台を支持 る上側取付部とを有する。このため、筐体 収容する信号出力手段や端子台を上下2段に けて配置することができ、筐体が省スペー となる。また、ブラケット上に端子台を設 るため、信号出力手段から近い位置に端子 が設けられ、信号出力手段と端子台とを接 する導線の長さを短くできる。あるいは信 出力手段の端子と端子台を直接接続するこ も可能である。

(7)本発明ではブラケットに、信号出力手段 の信号出力を阻止する信号停止手段を装着す るための開口を設けるため、信号停止手段を 適切な位置に容易に装着できる。

(8)本発明では固定手段が螺合により固定す る締結部材であるため、例えば締結部材がネ ジである場合には締め付けるのみでカバーを ベースに固定することが可能となり、結線作 業や点検作業の際のカバーの着脱を簡単に作 業性良く行うことができる。

(9)本発明ではカバーの係合部の断面形状が ベースの第1の面の前記縁に対して上方から 合する逆U字状であるため、第1の面にカバー の逆U字状断面の係合部が嵌め込まれる構成 なり、係合を確実に行うことができ、また ースの内部への水の浸入を防ぐ効果を有す 。

(10)本発明ではベースの内側面にベースに するカバーのスライド移動をガイド可能と るレールを設ける。このため、レールに沿 てカバーがスライド移動する構造とするこ が可能である。

(11)本発明ではレールをベースの第1の面の 記縁に対する係合部の挿抜方向に設ける。 のため、ベースに対するカバーの取付方向 まり係合部の挿抜方向に合わせてカバーの ライド移動をレールによってガイドするこ ができる。

(12)本発明ではレールを第1の面から第2の面 に続く連続形状として設ける。このため、第 1の面と第2の面とをレールに沿ってカバーが ライド移動する構造とすることができる。

(13)本発明ではレールを筐体の内部側に突 して形成するため、レールがベースの補強 果を発揮することができる。

(14)本発明では筐体の内部に信号出力手段 信号出力を阻止する信号停止手段を配備す ため、点検やメンテナンスの際に信号停止 段を持ち歩く必要がない。

(15)本発明ではカバーに信号出力手段の信 出力を阻止する信号停止手段を一体に設け ため、信号停止手段を別部品として用意す 必要がなく部品点数を削減することができ 別部品とした信号停止手段の紛失も防止で る。

本発明の一実施例による流水検知装置 断面図。 図1のX-X断面図。 図2のY-Y断面図。 図3の筐体部分の拡大図。 信号停止手段の使用方法を示すリミッ スイッチ周辺部の拡大説明図。 図4の側面図。 ベースの斜視図。 カバーの斜視図。 他の実施例による信号停止手段の使用 態を示すリミットスイッチ周辺部の拡大説 図。 他の実施例によるベースの斜視図。

 ベースの第1の面は流水検知装置本体の側 面に設けることが好ましい。また第2の面の 縁には、カバーの固定手段が設けられるが 該固定手段はカバーをベースに取付けた状 においてカバーとベースを貫通する穴に螺 される牡ネジとしてもよい。その他の固定 段としては、牡ネジの代わりにピンを挿入 ることや、粘着テープやバンド等、カバー ベースを着脱可能に固定可能なものであれ よい。

ベース内面側に設けられた第1の面から第2 面へ続くレールは、断面凸状の突起とした 合、該突起とスライド移動されるカバーの 縁部に段を設けて、その段が突起の側面に ってスライド移動可能な構成とすることも きる。またレールを断面凹状とした場合に 、カバーの端部を凹みに嵌め込ませた状態 、カバーのスライド移動が可能である。

第1の面に信号出力手段を支持するブラケ トは、信号出力手段をリミットスイッチと た場合、ベースに対してリミットスイッチ 位置が適切な位置に設置されるようにブラ ットにリミットスイッチが固定される構造 するのが好ましい。

またブラケットにはリミットスイッチの他 に、流水検知装置本体内の弁の開放により動 作する検知棒の動きをリミットスイッチに伝 えるリミットスイッチ押圧手段およびリミッ トスイッチ押圧手段の動きを遅延させる遅延 手段を設けてもよい。

さらにリミットスイッチと接続される端子 台をブラケット表面上に設置することも可能 であり、あるいは端子台とリミットスイッチ の端子を直接接続することも可能である。

ブラケットには、流水検知装置の点検時に リミットスイッチの作動を阻止する信号停止 手段を適切な位置に装着させるための開口を 設けることも可能である。該開口に棒状の信 号停止手段を装着することで、リミットスイ ッチとリミットスイッチ押圧手段との間に信 号停止手段が介在し、リミットスイッチ押圧 手段のリミットスイッチ側への移動を阻むこ とができる。

信号停止手段は筐体内に収納しておくこと が可能で、筐体内に信号停止手段の係留部を 設けてもよい。あるいは信号停止手段をカバ ーの一部として一体に形成してもよい。

以下、この発明の実施例1を図1から図10を 照して説明する。図1は本発明の流水検知装 の断面図、図2は図1のX-X断面図、図3は図2の Y-Y断面図、図4は図3の筐体部分の拡大図、図5 は信号停止手段の使用方法を示す部分拡大図 、図6は図4の側面図、図7はベースの斜視図、 図8はカバーの斜視図、図9は他の実施例によ 信号停止手段の使用状態を示す部分拡大図 図10は他の実施例によるベースの斜視図で る。尚、作図の都合上、図4を除きリミット イッチと端子台を接続する導線の図示を省 している。

図1から図3に示す本発明の流水検知装置は 本体1、筐体2、排水弁3から構成される。

本体1は中空形状であり内部は隔壁4によっ 一次側室Iと二次側室IIに分けられている。 壁4には連通穴5が穿設されており、該連通 5の二次側室II側には環状の弁座6が設置され いる。

弁座6の上には弁体7が着座しており、弁体7 の周縁の一部には円筒状の軸受け8が形成さ 、弁棒9が軸受け8を貫通して本体1内に設置 れている。弁体7は弁棒9を軸として二次側II 向へ回動自在な構成となっており、弁体7が 回動すると弁座6から弁体7が離れて一次側室I の流体が環状の弁座6内を通って二次側室IIに 通過可能となる。

弁体7の周縁には縁から突出して形成され 突出部10が設けられている。該突出部10の弁 6側の面には、検知棒11の端部11Aが接触して り、検知棒11は中間で軸支され、検知棒11は 図中において上下に回動動作可能な構成であ る。

検知棒11の弁体7と接触している端と反対側 の端11Bは、本体1の外部に突出しており、筐 2により覆われている。図4に示すように端11B には、図中上側に突出して設けられたバネ座 12が設置され、バネ座12の同軸上にはベースB 設置されたバネ座13が設けられており、両 ネ座12、13の間に弾発体としてコイルバネ14 設けられている。

コイルバネ14により検知棒11の端11Bは、常 において図中下方に付勢されている。検知 11の中間の軸により端11Bの反対側の端11Aは図 中上方つまり弁体7が開く方向に付勢される 、コイルバネ14が作用する力は弁体7が開放 ない程度の弱い力である。

また検知棒11の端11Bにはリミットスイッチ 圧手段15に接触する接触子16が固定設置され ている。接触子16はその先端にある湾曲形状 バネ部の作用によりリミットスイッチ押圧 段15をリミットスイッチ17から遠ざける方向 に付勢している。

接触子16の先端のバネ部がリミットスイッ 押圧手段15を付勢する方向には遅延機構18が 設置されている。遅延機構18はリミットスイ チ押圧手段15の動作を遅くする作用を有す ものであり、エアダンパーやオイルダンパ を使用した構造のものが用いられている。 延機構18の詳細な説明は省略する。

上記のリミットスイッチ押圧手段15、リミ トスイッチ17、遅延機構18を覆うブラケット 19は、断面コ字状で3つの平面が形成されてお り、2つの対向した平面19A間に上記3つの構成 素15,17,18が配置され、2つの平面を貫通する ス19Dにより各々の構成要素が所定位置に配 される。ブラケット19の平面19Aの端部はベ スBの面B1と平行に折り曲げられておりベー Bの面B1にビス等で固定設置される(図2、図5 照)。

図3から図5に示されるブラケット19の2つの 向した平面19Aと垂直に設けられた平面19Bに 開口19Cが形成されている。この開口19Cはリ ットスイッチ押圧手段15がリミットスイッ 17側へ移動するのを阻止する信号停止手段20 装着するために形成される。該開口19Cに棒 の信号停止手段20の先端20Aを挿入すると、 ミットスイッチ押圧手段15はリミットスイッ チ17側への移動を阻止される。図5、図6では 号停止手段20を断面で図示している。

信号停止手段20が適切な位置に装着される めに、信号停止手段20の中間に鍔部20Bを形 すると先端20Aのブラケット19内部への差込量 が規制され、適切な位置に信号停止手段20が 置される(図5参照)。

ブラケット19の平面19Bは図中遅延機構18の 部に延出して形成され、端子台21が取付けら れている。このように、リミットスイッチ17 や端子台21を筐体2の中で上下2段に分けて配 置することができ、筐体2を省スペース化す ことができる。また、ブラケット19上に端子 台21を設けるため、リミットスイッチ17から い位置に端子台21を設けることができ、相互 に接続する導線の長さを短くできる。端子台 21の設置位置は遅延機構18の上部に限られる のではなく、前述のブラケット19の平面19Aの 表面に設置することも可能であり、あるいは ブラケット19以外の場所、例えばベースBに設 置することも可能である。

図7に示す筐体2のベースBは平板をL字状に 曲させた形状をしており、検知棒11が貫通し て本体1と接続される「第1の面」としての面B 1と、面B1から屈曲して設けた「第2の面」と ての面B2を有する。面B1にはブラケット19の 面19Aの端部が接続され、面B2には外部から端 子台21に接続される導線を筐体2の内部に挿入 する穴22が穿設されている。このようにベー BをL字状に屈曲させた形状とすることで、 B1と面B2とで異なる部品や構造要素を配置す ことができ、例えばベースを一枚の平板形 とし、それにブラケットや導線の通過穴を けるような場合と比較して、筐体2を全体と して省スペース化できるようになっている。

ベースBの内面側には、面B1から面B2に続く ール23が形成されている。このレール23があ ることで、カバーCの着脱時にベースBに対す カバーCのスライド移動をガイドすることが でき、またベースBを構造的に補強すること できる。レール23の断面形状は凸形状をして いる。また、面B2の面B1と対向する辺24には、 ベースBを覆うカバーCを固定するための穴25 有しており穴25の内部には牝ネジが螺刻され ている。

カバーCは、ベースBに設置されたリミット イッチ17や遅延機構18、端子台21を覆い、ゴ や水滴から保護するものである。このカバ Cを外すとL字状のベースBに支持された筐体2 の内部構造が大きく露出するので、筐体2に 容するリミットスイッチ17や端子台21等の結 作業や点検作業の作業性が良い。カバーCは ベースBのレール23に沿ってスライド移動可能 なように段部26が形成されている(図2参照)。 バーCにおけるベースBの面B1の上端に対応す る部分は、断面形状が逆U字状に形成されて り、カバーCをベースBに取付けたときに「係 合部」としての逆U字状部分27がベースBの面B1 の上端に嵌め込まれて係止する構造になって いる(図4参照)。したがってカバーCをベースB 確実に係合することができ、またその係合 造によってベースBの内部への水の浸入を防 ぐこともできる。

カバーCには、ベースBに取付けられた状態 ベースBの面B2の周縁に設けられた穴25の軸 同軸である穴28が形成されている。穴28にビ を通してベースB側の穴25内の牝ネジと螺合 るとカバーCがベースBに固定設置される。 のようにベースBに対するカバーCの着脱作業 は、ビス1本を締め付けたり緩めたりするだ であり、結線作業や点検作業の際に簡単に 業性良く行うことができる。

前述の信号停止手段20は、カバーCに一体に 形成することも可能である。具体的には図8 ようにカバーCに「信号停止手段」としての 出部20を設けることも可能であり、これは 9で示すように使用することができる。こう ることで信号停止手段20を別部品として用 する必要がなく部品点数を削減することが き、別部品とした際の紛失も防止できる。 るいはカバーCの内面側に突出部を設けるこ も可能である。また、前述の信号停止手段2 0は、図10で示すようにベースBに係留穴29を設 けて、未使用時には筐体2の中に配備してお ことができ、点検やメンテナンスの際に信 停止手段20を持ち歩く必要を無くすことがで きる。

排水弁3は、点検やメンテナンス時に本体1 の流体を外部に排出するバルブであり、筐 2に隣接して設置されている。排水弁3の内 はアングル弁構造となっており、排出口は 1において下向きに設けられている。排水弁3 の開閉操作を行なうハンドルは手前側に設置 され、ハンドルの操作が行ないやすい位置に 設けられている。

続いて本発明の流水検知装置の作動につい て説明する。

上記の流水検知装置は、消火設備配管に設 置され、一次側室Iは図示しないポンプおよ 水源に通じる配管と接続され、二次側室IIに 接続された配管の末端には図示しないスプリ ンクラーヘッドが設置されている。

消火設備配管内は充水された状態にあり、 流水検知装置の本体1の内部も一次側室Iおよ 二次側室IIは充水状態にある。常時におい 、弁体7は弁座6の上に着座しており、一次側 室Iから二次側室IIへの通水は遮断されている 。

火災が発生して二次側室II側の配管に設置 れたスプリンクラーヘッドが作動すると、 次側室II側の配管内の水はスプリンクラー ッドから放出されるので次第に減圧してく 。弁体7を閉止していた二次側室IIの水の圧 が減少したことで一次側室Iの水の圧力によ 弁体7は押し上げられ、軸9を支点に回動す 。

弁体7が弁座6から離れて開放したことによ 一次側室Iの水は二次側室II側に送られる。 れとともに弁体7に接触していた検知棒11も イルスプリング14の付勢力によって回動し 筐体2側の端11Bが図4において下側に移動する 。

これにより端11Bの接触子16がリミットスイ チ押圧手段15から離れ、リミットスイッチ 圧手段15はリミットスイッチ17側へ移動を開 する。遅延機構18により所定時間経過後に ミットスイッチ押圧手段15はリミットスイッ チ17を作動させ、端子台21に接続された導線 よりリミットスイッチ17の信号は管理人室に 設置された監視装置に送られる。

上記リミットスイッチ17からの信号によっ 前述のポンプが起動され、水源より作動し スプリンクラーヘッドへ送水が開始してス リンクラーヘッドからは連続して水が散布 れ火災を消し止める。

 1 流水検知装置本体 
 2 筐体 
 3 排水弁 
 6 弁座 
 7 弁体 
 9 弁軸 
11 検知棒 
12、13 バネ座 
14 コイルバネ 
15 リミットスイッチ押圧手段 
17 リミットスイッチ 
18 遅延機構 
19 ブラケット 
20 信号停止手段 
21 端子台 
23 レール 
B ベース 
C カバー