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Patent Searching and Data


Title:
APPLICATOR FOR HAIR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/148106
Kind Code:
A1
Abstract:
An applicator for hair which, despite a simple structure thereof, can apply a large amount of hair dye by using a large area and by a reduced number of times, which is less likely to contaminate portions, such as user’s fingers, other than those to which the hair dye is to be applied, and which allows easy replacement of a cartridge. An applicator for hair has a cartridge body held and fixed to the upper part of a fitting frame of a body on which a series of downwardly extending comb bodies are arranged.  The cartridge body houses an applying body in which a liquid to be applied is impregnated, and the applying body projects downward from the cartridge body.  The cartridge body can be easily mounted in position from above, is held and fixed by an elastic holding section and by each portion of the fitting frame, and can be easily removed from position.

Inventors:
KYOUGOKU YUUSUKE (JP)
KOYAMA HIROAKI (JP)
UMENO TAKASHI (JP)
TAKACHIYO KEIICHIROU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/060219
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
June 04, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI PENCIL CO (JP)
KYOUGOKU YUUSUKE (JP)
KOYAMA HIROAKI (JP)
UMENO TAKASHI (JP)
TAKACHIYO KEIICHIROU (JP)
International Classes:
A45D24/22; A45D19/02
Foreign References:
JPS50156289U1975-12-24
JPS5278597U1977-06-11
JP2008054877A2008-03-13
JP2008253424A2008-10-23
Attorney, Agent or Firm:
FUJIMOTO Eisuke et al. (JP)
Eisuke Fujimoto (JP)
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Claims:
塗布液が含浸され、柔軟性を持つ塗布体が、その一部を突出するように固定される有底函状のカートリッジ体と、
 把持部と、把持部に接続される前記カートリッジ体が嵌着される嵌着枠を備えた塗布具本体とからなる毛髪用塗布具であって、
 前記塗布具本体には、前記カートリッジ体を前記嵌着枠内に挟持固定する弾発挟持部と嵌着枠内に押さえ部とを備えたことを特徴とする毛髪用塗布具。
前記カートリッジ体本体函体の少なくとも横方向の面にフランジ部が設けられ、
 前記塗布具本体の嵌着枠内側に桟が設けられて、
 前記カートリッジ体嵌着時には、前記フランジ部が前記桟へ当接し、前記カートリッジ体が固定されることを特徴とする請求項1に記載の毛髪用塗布具。
前記フランジ部が、更に前記カートリッジ体側壁面の全周にわたって設けられていることを特徴とする請求項2に記載の毛髪用塗布具。
前記嵌着枠と、前記把持部との間に、収納アーム枠で囲まれる箇所に、前記弾発挟持部材が設けられ、
 前記カートリッジ体嵌着時には、
 前記弾発挟持部材は、前記カートリッジ体を嵌着枠前方に押し当てて固定することを特徴とする請求項1に記載の毛髪用塗布具。
前記嵌着枠前方には先端押さえ部が設けられ、
前記カートリッジ体嵌着時には、前記カートリッジ体前面の前記フランジ部が、前記先端押さえ部に嵌合することを特徴とする請求項3又は4に記載の毛髪用塗布具。
前記先端押さえ部は、端面に傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項5記載の毛髪用塗布具。
前記カートリッジ体嵌着時には、前記嵌着枠下方に設けられた一連の櫛歯体が前記塗布体の更に下方へ伸び、かつ、前記一連の櫛体の櫛歯先端は一つの仮想面を共有することを特徴とする請求項6記載の毛髪用塗布具。
Description:
毛髪用塗布具

 本発明は、液体塗布具、特に染毛料、あ いは薬剤などを毛髪や毛皮などに塗布する き、手指および頭皮を汚すことなく染毛料 どを塗布することが出来る毛髪用塗布具に するものである。

 従来、染毛料等の塗布体としては通常の ラシが用いられていた。即ち、使用前に染 料などを容器内で混合するなどして使用可 にした後、通常のブラシによって塗布する 法である(例えば特許文献1)。

 これに対し、既に使用可能な状態になっ いる染毛料などを含浸させたスポンジなど 多孔質体に接触させておいた櫛体を備えた 布具を引き抜くだけで、使用できる状態と っている毛染め塗布具が提案されている(特 許文献2)。この機構によれば、極めて簡便に 毛料などを毛髪に塗布することが出来るも の、櫛体により毛髪を梳きながら染毛料な の塗布を行おうとすると、作業の初期で櫛 に付着した染毛料などを使い切ってしまい 長い部分に染毛料などを塗布するためには 何度も染毛料などを含浸させたスポンジ体 どに接触させ、染毛料などを櫛体に付着さ ながら塗布を行う必要があり、非常に煩わ い。

 そして、既に使用可能な状態になってい 染毛料などを含浸させたスポンジなどの多 質体を櫛体などの根元に備え付けておく構 も提案されている(特許文献3、4)。これらの 構造であると、櫛歯に毛細管力を持たせてお けば多孔質体から櫛歯に染毛料などが供給さ れるため、櫛体で毛髪を梳きながら染毛料な どの塗布が可能であるが、塗布具全体、ある いは多孔質体を密封するなどの処置を施さな ければ、染毛料などに揮発性の物質が含まれ ていれば蒸発してしまい、自ずと染毛料など の組成に制限が加えられることとなる。また 、染毛料などを含浸した多孔質体などを交換 する場合、直接それに触らねばならず、特に 道具を用意しない限りは手指を染毛料などで 汚染することとなる。

 これらの問題に鑑み、筆記具等の構成を 用し、染毛料などを収納した貯留部を設け 塗布に供される染毛料などの必要量のみを 塗布部まで突き出た塗布体から染み出させ ように構成された塗布具が提案されている( 特許文献5)。ここでは、櫛体の突出を低くし 塗布体周囲に配置しているので、容易に染 料などを毛髪に塗布可能ではあるが、櫛体 短く低いため、結果として毛髪などを押し けながら塗布を行わなければならず、塗布 業自体は非常に煩雑である。

 上記塗布具よりも優れた携帯の毛髪用塗 具が、本発明出願人により開発、実施され いる(例えば特許文献6)。櫛体を多孔質体と 、かつ、密閉された染毛料などの貯留部を つため、使い勝手が良く、保管性にも優れ ため、大きな販売実績を誇っているが、構 が複雑であり、組み立て工程がやや複雑で るので、生産上、課題が残るものである。

 また、櫛体が並ぶブラシ状の容器内に、染 料を浸み込ませカートリッジ化した多孔質 塗布体を設置した毛髪用塗布具も、本出願 により開発されている(特許文献7)。ここで 、より簡便に塗布体を交換することができ ように構成されているものの、部品点数の い、やや複雑な構成となっている。
 さらに前述の毛髪用塗布具を改良し、塗布 カートリッジの交換を比較的容易にした毛 用塗布具が開示されている(特許文献8)が、 ートリッジの交換に際し、レバーの動作が 要であるため交換動作に無駄が生じること 部品点数が増えることによりコストが上昇 る懸念がある。

 上記従来技術と併行して、染毛料などが 留された密閉容器を持ち、気体の圧力など より染毛料を押圧して、強制的に櫛体など 設けた吐出口から大量の液体を塗布できる うにした塗布具も実施されている(例えば特 許文献9)。これらの製品は使用者にとっては 大量の液を万遍なく塗布できる感覚を得ら るものであるが、一気に大量の染毛料など 吐出するため、手指を汚染するおそれがあ 等の欠点があり、ガスを封入しなければな ないなど、製造上においても難がある。

特開平10-71020号公報

特開平7-303514号公報

特開2001-190335号公報

特開2004-357740号公報

特開平11-169224号公報

特開2005-342312号公報

特開2008-54877号公報

特開2008-253424号公報

特開2006-68114号公報

 本発明は上記した問題点を考慮し、簡単 構成にも関らず、少ない回数で、大量の染 料などを、大きな面積により塗布すること 出来、被塗布部以外の手指などを汚染しに く、簡単な構成の毛髪用塗布具を提供する とを目的とする。更には、染毛料などを含 した塗布部を容易に交換可能で、その際に 、手指などを汚染しない塗布具の構造体お び交換用カートリッジを提示することを目 とする。

 本発明は上記課題を解決するため、毛髪 塗布具として、(1)塗布液が含浸され、柔軟 を持つ塗布体が、その一部を突出するよう 固定される有底函状のカートリッジ体と、 持部と、把持部に接続される前記カートリ ジ体が嵌着される嵌着枠を備えた塗布具本 とからなる毛髪用塗布具であって、前記塗 具本体には、前記カートリッジ体を前記嵌 枠内に挟持固定する弾発挟持部と嵌着枠内 押さえ部とを備えた毛髪用塗布具である。

 この塗布具では、前記弾発挟持部材によ 一回のアクションで簡便に塗布体が固定さ たカートリッジを、塗布具に対して容易な 脱が可能である。

 次は、(2)前記カートリッジ体本体函体の なくとも横方向の面にフランジ部が設けら 、前記液体塗布具本体の嵌着枠内側に桟が けられて、前記カートリッジ体嵌着時には 前記フランジ部が前記桟へ当接し、前記カ トリッジ体が固定されることを特徴とする( 1)に記載の毛髪用塗布具である。

 この塗布具では、カートリッジ体の横(前 後左右)方向に、フランジを展延させている め、前記弾発挟持部材と嵌着枠によって、 り容易に挟持できるようになっている。

 さらには、(3)前記フランジ部が、更に前 カートリッジ体側壁面の全周にわたって設 られていることを特徴とする(2)に記載の液 塗布具である。

 この塗布具では、カートリッジ体を嵌着 へ固定しやすい構成となっているため、使 時において、より確実なカートリッジ体の 定ができやすいようになっている。

 また、(4)前記嵌着枠と、前記把持部との に、収納アーム枠で囲まれる箇所に、前記 発挟持部材が設けられ、前記カートリッジ 嵌着時には、前記弾発挟持部材は、前記カ トリッジ体を嵌着枠前方に押し当てて固定 ることを特徴とする(1)に記載の毛髪用塗布 である。

 ここでは、弾発挟持部材が収納アーム枠 囲まれており、カートリッジ体を固定する 用を為す最重要の弾発挟持部材が意図しな 損傷から保護される。

 また、(5)前記嵌着枠前方には先端押さえ が設けられ、前記カートリッジ体嵌着時に 、前記カートリッジ体前面の前記フランジ が、前記先端押さえ部に嵌合することを特 とする(3)又は(4)に記載の毛髪用塗布具であ 。

 ここでは、弾発挟持部材によって前方へ し当てられたカートリッジ体が、先端押さ 部で、さらに確実に固定される。

 また、(6)前記先端押さえ部は、端面に傾 面が形成されていることを特徴とする(5)に 載の毛髪用塗布具である。

 これにより、塗布具本体とカートリッジ 体の取付け、取外しを同じ方向にすること できる。

 また、(7)前記カートリッジ体嵌着時には 前記嵌着枠下方に設けられた一連の櫛歯体 前記塗布体の更に下方へ伸び、かつ、前記 連の櫛体の櫛歯先端は一つの仮想面を共有 ることを特徴とする(6)に記載の毛髪用塗布 である。

 ここでは、櫛歯体が桟の下方にあり、桟 カートリッジ体のフランジに当接している で、使用時(塗布時)に使用者が強く球面状 被塗布部(頭)に本発明の塗布具を強く押し付 けると、櫛歯体および桟が撓み、塗布部を中 心に被塗布部の形状に合わせた形での、塗布 が可能となるものである。

 塗布体を多孔質体とすることによって、 定して染毛料などの液体を保持できる。

 本発明は上記のように構成されているの 、次の効果を奏する。

 染毛料などを含浸させた多孔質体などか なる、柔軟な塗布体の一部を突出させて固 したカートリッジ体を、塗布具本体の把持 と接続する嵌着枠に嵌着し、弾発挟持部材 よって固定され、全体の見た目がブラシの うな塗布具が構成される。嵌着枠下方に並 だ一連の櫛歯体は、前記の塗布体よりも更 下方へ突出している。櫛歯と塗布体が近接 ている構成であるので、櫛歯によって梳か た毛髪が塗布体に触れやすく、染毛料など 均一な塗布を行いやすい。また、部品点数 少ないため、一般の使用者に構造を容易に 解でき、カートリッジ体の着脱を容易に行 ことができる。

 塗布体は柔軟性を持つものと規定したが 具体的に柔軟性を持つとは、JIS K6253タイプ Aデュロメータの測定値が60以下であることを 言い、好ましくは20以上50以下であることを う。60を超える値であると、毛髪などが当た った時に変形が起こらず毛髪などとの接触が 点でのみ行われる可能性が大きい。特に確認 したわけではないが、あまりに柔軟すぎれば 、少しの衝撃で塗布体が変形し、含浸した液 体が零れ落ちてしまうことは容易に想像でき る。

(a)及び(b)は本発明に係る毛髪用塗布具 第1の実施例についての前方上方向からの斜 視図及び前方下方向からの斜視図である。 図1の毛髪用塗布具のカートリッジ体を 装着する直前の前方向からの斜視図である。 (a)~(d)は図1の毛髪用塗布具の毛髪用塗 具本体の縦断面図を含む3面図である。 (a)~(c)は図1の毛髪用塗布具の、側面か 見たカートリッジ体装着時の手順を示す図 ある。 (a)~(c)は図1の毛髪用塗布具の、側面か 見たカートリッジ体を外す時の手順を示す である。 (a)~(d)は本発明に係る毛髪用塗布具の第 2の実施例において、毛髪用塗布具本体の縦 面図を含む3面図である。 (a)及び(b)は図6の毛髪用塗布具本体の後 方斜視図及び前方斜視図である。 (a)~(c)は図6に示す毛髪用塗布具の第2の 施例における、側面から見たカートリッジ 装着時の手順を示す図である。 本発明に係る毛髪用塗布具の第3の実施 例の前方上方向からの斜視図である。

 次に、本発明の実施形態について、図面 参照して説明する。

 本出願では、塗布具の櫛体先端の方向を 下方」とし、塗布具の基部、即ち塗布体と 布具本体が固定されている部分の方向を「 方」としている。また、塗布具本体と把持 が接続する部分の方向を「後方」とし、逆 方向を「前方」としている。

 本発明の実施形態を実施例によって、図 を参照して説明する。

 第1の実施例に係る毛髪用塗布具を組み上 げたときの外観を図1(a)および(b)に示す。こ らの図に示す通り、本体1の後方に把持部11 備わっている。また本体1の前方には、カー リッジ体2を嵌着する嵌着枠12が設けられて る。嵌着枠12は、その後方に弾発挟持部材14 を囲む収納アーム枠13で囲まれている。また 嵌着枠12の下方には一連の櫛歯体16、16…が けられており、その先端は一連の仮想面を 有している。嵌着枠12に嵌着されたカート ッジ体2は、下方に開口する函体21および前 開口から突出する塗布体3とから構成される 前記塗布体3の突出した部分31は前記した櫛 体16、16…に囲まれる形となっている。

 前記の組み上げた実施例に対し、カート ッジ体2を嵌着させる前の様子を示したもの が図2である。本体1は、大まかに、後方には 持部11の部分、前方には嵌着枠12の部分とな っている。ここで把持部11は、板状の構造を っているが、棒状であってもよく、中を刳 抜いた環状の構造体としても、重量を軽減 ても良い。嵌着枠12の後方は開放されてお 、嵌着枠12前方内側には、前記カートリッジ 体2の前端を係止するための断面視逆L字状の 端押さえ部17が備わっている。把持部11と嵌 着枠12は、互いに前後に位置しかつ把持部11 嵌着枠12よりも上方向に位置しており、それ らは嵌着枠12の幅方向両側から上方向かつ弧 に延した形状の収納アーム枠13によって連 されている。この収納アーム枠13の内側に、 把持部11前方から弁状に延びる弾発挟持部材1 4が納められている構造となっている。

 ここではフランジ部22が設けられたカー リッジ体2が嵌着枠12内側に設けられた桟15( 嵌着枠12の幅方向内側に板状に延在する)の 面に当接するように構成されている。さら ここでは、このフランジ部22の前方の部分は 、嵌着枠12の前方に設けた先端押さえ部17の 放した下面に嵌まり込んで該先端押え部17噛 み合わさることとなる。カートリッジ体2全 は弾発挟持部14によって前方へ押し当てられ るので、このフランジ部22の前方の部分は、 端押さえ部17と、しっかりと噛み合わされ こととなる。

 ところで、カートリッジ体2内の塗布体3 、露出した状態で表わされているが、使用 ていない状態では、開口部を覆う蓋体を設 ることができる。また、前記カートリッジ 体函体21と前記の蓋体との接合部をさらに密 封するための密封部材を設けてもよいもので ある。

 前記した密封部材は、前記函体21および 記の蓋体で囲まれた空間を密封することが きるものであれば制限なく用いることがで る。使用者は、使用を開始する際に、簡単 密封部材を除いて使用開始することができ ものであることが好ましく、粘着層を設け シート状のものであれば更に好ましい。こ 以外には、密封部材を押し当てた上からヒ トシール処理を施すなどの処置を行えば、 のような「シール部材」は必ずしも設ける 要はない。

 塗布体3は柔軟性を持ち、毛細管力を持つ 主に多孔質体からなる材料から構成される。 具体的な多孔質体としては、様々な材質の繊 維束体あるいは連続気泡体などが考えられる が、含浸する塗布液や函体21などの材質に鑑 、適宜選択していくことができる。

 塗布体3は、柔軟性を持つ材料から構成さ れ、変形可能であるので、特に図示しなかっ たが、様々な形状を採ることが可能である。 例えば、最初から図1あるいは図2に示す形状 しても良いし、最初に円柱状の素材を用意 、変形させながら函体21に押し込むことも きる。さらに、塗布体絞り部を装着するこ によって変形させることもできる。

 ところで塗布体3は、函体21に収容したと 、毛細管力を高く設定すれば、函体21内に 浸した塗布液(染毛料など)が引かれやすくな り、消費された分の塗布液が移動しやすくな る。

 この図1または図2に示す突出部31の場合は 、形状を櫛歯状に近いものとしており、塗布 作業を行いやすい形態を採用している。

 嵌着枠12は、略矩形の環状体の周縁部内 に、桟15が設けられている。桟15は、嵌着枠1 2の内側左右に張り出している。桟15の下側に は一連の櫛歯体16、16…が設けられている。 れらの櫛歯体16、16…の先端は、仮想面を共 している。この仮想面は、通常平面である 、本発明の塗布具を頭髪に対するものであ とする場合、塗布具のはるか上方に中心を つ円柱の側面や球面であってもよい。特に 適当な球面を選択すれば使用者の頭部形状 近似することとなり、好ましい。しかしな ら、例え仮想面が平面であったとしても、 用上何ら問題なく使用できる。

 また、櫛歯体16は桟15の下側の面上に設け られているので、使用者が球面状の被塗布面 (頭)に強く押し付けると、塗布体を中心に撓 ことが出来、毛髪が塗布体の突出部31に接 し易くなり、染毛料などを塗布しやすい。

 塗布具本体の縦断面を含む様子を図3(a)~(d )に示す。

 図3(a)は上方から見た塗布具本体1である 図3(b)は左側面から見た塗布具本体1である。 図3(c)は塗布具本体1の縦断面図である。図3(d) は前方から見た塗布具本体1である。図3(c)に す通り、ここでは成形を簡単にすることを 先するために、桟15は嵌着枠12の先端までは 設けられていない。カートリッジ体2は、そ 前方のフランジ22を先端押さえ部17が上方か 、側面のフランジ22を桟15が下方から、後方 から弾発挟持部14が前方への弾発力により押 え込むことで、塗布具本体に固定される。

 以下に、前記実施例の塗布具についてカ トリッジの開封後、塗布体を構成し、抜き る方法について図面を参照しながら説明す 。

 開封したカートリッジ体2を、図4(a)~(c)に すように、(a)まずカートリッジ体前方のフ ンジ22を塗布具本体1の先端押さえ部17に嵌 入れ、(b)カートリッジ体2の後方を徐々に下 へ押圧し、弾発挟持部14の反発力に抵抗し がら挿入し、(c)嵌着させることができる。

 カートリッジ体2を塗布具本体1から抜き るには、図5(a)~(c)に示すように、(a)装着した 状態から、(b)カートリッジ体2を後方に押し し、カートリッジ体前方のフランジ22を先端 押さえ部17から外れる位置まで摺動させる。( c)そしてカートリッジ体2前方を、弾発挟持部 14と当接している箇所を軸に上方に持ち上げ と、カートリッジ体2を塗布具本体1から、 易に取り外すことが可能となる。

 図6(a)~(d)と図7(a)及び(b)は、第2の実施例に おける塗布具本体の縦断面を含む様子である 。図6(a)はその塗布具本体1の平面図である。 6(b)は左側面から見た塗布具本体1である。 6(c)は塗布具本体1の縦断面図である。図6(d) 前方から見た塗布具本体1である。図7(a)は塗 布具本体1の左側後方からみた斜視説明図、 7(b)は塗布具本体1の左側前方から見た斜視説 明図である。

 前述までの第1の実施例と異なる点は、先 端押さえ部17に先端傾斜部18を形成したこと ある。先端傾斜部18は、上方から下方の後方 側に向かう傾斜面である。フランジ22が先端 斜部18に当接してカートリッジ体2を下方へ 圧しても引っかからずに先端傾斜面18上を って行き(この際、弾発挟持部14の弾発力に する力でカートリッジ体2を押圧する)、その 押圧を続けることにより、フランジ22を下方 送って先端傾斜面18の下方かつ桟15上面との 間に位置させて、フランジ22が先端押さえ部1 7と嵌着する役割を持つ。

 図8は、第2の実施例におけるカートリッ 体2の開封後、塗布体を構成し、塗布体を塗 具本体に装着する方法について示した図で る。図8(a)~(c)に示すように、開封したカー リッジ体2を、(a)カートリッジ体後方のフラ ジ22を塗布具本体1の弾発挟持部14と桟15の隙 間に嵌め入れ、(b)に示すように、カートリッ ジ体2の前方を徐々に下方へ押圧し、フラン 22を先端傾斜部18に滑らすことによって弾発 持部14の反発力に抵抗しながら挿入し、(c) 示すように、嵌着させることができる。

 一方、カートリッジ体2を塗布具本体1か 抜き取るには、カートリッジ体2を後方に押 下げ、先端押さえ部17と嵌着しているフラ ジ22を解除した後、図8(c)、(b)、(a)の順で抜 取ることができる。取付け取外しにおける ートリッジ体2の方向が同じであるため、第1 の実施例と比較し誤操作を防止することがで きる。

 図9は、本発明に係る毛髪用塗布具におけ る第3の実施例を組み上げたときの外観を示 。図2の第1の実施例と比較して、カートリッ ジ体2の突出部31の形状が異なっているが、塗 布体の突出部の形状については、特に限定は 無い。

 本発明の毛髪用塗布具および交換用カー リッジ体は、塗布具本体に設けた一連の櫛 によって毛髪(人間、その他のペット動物等 を含む毛髪)を梳きながら塗布体に含浸した 毛料などを塗布する際に、塗布液などが直 頭皮などに触れず、塗布性が十分に確保で 、かつ、比較的大量の塗布液を大量の毛髪 塗布することができ、さらには、塗布体の 換について、交換用カートリッジの着脱が 易であるので、産業上の利用可能性の高い のである。

1 塗布具本体
11 把持部
12 嵌着枠
13 収納アーム枠
14 弾発挟持部
15 桟
16 櫛歯体
17 先端押さえ部
18 先端傾斜部
2 カートリッジ体
21 カートリッジ体本体函体
22 フランジ
3 塗布体
31 塗布体突出部