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Title:
RESOURCE ALLOCATION METHOD, IDENTIFICATION METHOD, RADIO COMMUNICATION SYSTEM, BASE STATION, MOBILE STATION, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/154270
Kind Code:
A1
Abstract:
To solve a problem that although the increase of the number of frequency blocks by allocating discontinuous subcarriers (RBs) as in OFDM enables an increase in multi-diversity effect and an improvement in throughput, the number of RB allocation patterns increases with the increase of the number of frequency blocks, resulting in an increase in the amount of information relating to the allocated RBs, the resource block allocation unit is determined when resource blocks discontinuous on the frequency axis are allocated to a terminal, and the number of bits of scheduling information indicating the allocated resource blocks by using Tree Based is set to the number of bits corresponding to the determined allocation unit.

Inventors:
KOYANAGI KENJI (JP)
INOUE TAKAMICHI (JP)
LIU LE (JP)
KAKURA YOSHIKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/061194
Publication Date:
December 23, 2009
Filing Date:
June 19, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
KOYANAGI KENJI (JP)
INOUE TAKAMICHI (JP)
LIU LE (JP)
KAKURA YOSHIKAZU (JP)
International Classes:
H04W72/04; H04J11/00; H04W28/06; H04W72/14
Foreign References:
JP2008161752A2008-07-17
Other References:
NEC GROUP ET AL.: "Uplink Resource Allocation for E-UTRA", R1-070881, TSG-RAN WG1 #48, 12 February 2007 (2007-02-12), XP050104892
NEC GROUP: "DL Unicast Resource Allocation Signalling using L1L2 control channels", R1- 072832, TSG-RAN WG1 #49BIS, 25 June 2007 (2007-06-25), XP050106513
NEC GROUP ET AL.: "Uplink Resource Allocation for E-UTRA", R1-073457, TSG-RAN WG1 #50, 20 August 2007 (2007-08-20), XP050107066
NEC GROUP: "DL Unicast Resource Allocation Signalling using L1L2 control channels", R1- 075055, TSG-RAN WG1 #51, 5 November 2007 (2007-11-05), XP050108496
See also references of EP 2291042A4
Attorney, Agent or Firm:
UDAKA Katsuki (JP)
Katsumi Uko (JP)
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Claims:
 リソース割当方法であって、
 端末に、周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能を決定する
ことを特徴とするリソース割当方法。
 端末に割り当てることができるリソースブロック群の最大の数に応じて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項1に記載のリソース割当方法。
 リソースブロック群の数に応じて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリソース割当方法。
 基地局又は移動局の通信環境に関する情報、通信環境に影響を与える情報、若しくは通信能力に基づいて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のリソース割当方法。
 決定した割り当て分解能で、リソースブロックを割り当てることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のリソース割当方法。
 決定した割り当て分解能で割り当てたリソースブロックをTree Basedで示すためにそのTree Basedの構造を決定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のリソース割当方法。
 割り当てたリソースブロックを示す情報のビット数を、Tree Basedの構造に応じて変更することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のリソース割当方法。
 割り当てたリソースブロックを示す情報と割り当て分解能の情報とを有するスケジューリング情報を端末に通知することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のリソース割当方法。
 送信されたスケジューリング情報の割り当て分解能からTree Basedの構造を識別して、スケジューリング情報に示されている、割り当てられたリソースブロックを特定することを特徴とする請求項8に記載のリソース割当方法。
 割り当てたリソースブロックを示す情報と、割り当てたリソースブロック群の数を示す情報又は端末に割り当てることができるリソースブロック群の最大の数を示す情報とを端末に通知することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のリソース割当方法。
 送信されたリソースブロック群の数又はリソースブロック群の最大の数に基づいてTree Basedの構造を識別して、割り当てたリソースブロックを示す情報に示されている、割り当てられたリソースブロックを特定することを特徴とする請求項10に記載のリソース割当方法。
 リソース割当方法であって、
 周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって決定された、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能から、割り当てられたリソースブロックを特定する
ことを特徴とするリソース割当方法。
 無線通信システムであって、
 端末に、周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能を決定するスケジュール手段を有することを特徴とする無線通信システム。
 スケジュール手段は、端末に割り当てることができるリソースブロック群の最大の数に応じて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項13に記載の無線通信システム。
 スケジュール手段は、リソースブロック群の数に応じて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の無線通信システム。
 スケジュール手段は、基地局又は移動局の通信環境に関する情報、通信環境に影響を与える情報、若しくは通信能力に基づいて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれかに記載の無線通信システム。
 スケジュール手段は、決定した割り当て分解能で、リソースブロックを割り当てることを特徴とする請求項13から請求項16のいずれかに記載の無線通信システム。
 スケジュール手段は、決定した割り当て分解能で割り当てたリソースブロックをTree Basedで示すためにそのTree Basedの構造を決定することを特徴とする請求項13から請求項17のいずれかに記載の無線通信システム。
 スケジュール手段は、割り当てたリソースブロックを示す情報を有するスケジューリング情報のビット数を、Tree Basedの構造に応じて変更することを特徴とする請求項13から請求項18のいずれかに記載の無線通信システム。
 割り当てたリソースブロックを示す情報と割り当て分解能の情報とを有するスケジューリング情報を、端末に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項13から請求項19のいずれかに記載の無線通信システム。
 送信されたスケジューリング情報の割り当て分解能からTree Basedの構造を識別して、スケジューリング情報に示されている、割り当てられたリソースブロックを特定する手段を有することを特徴とする請求項20に記載の無線通信システム。
 割り当てたリソースブロックを示す情報と、割り当てたリソースブロック群の数を示す情報又は端末に割り当てることができるリソースブロック群の最大の数を示す情報とを、端末に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項13から請求項19のいずれかに記載の無線通信システム。
 送信されたリソースブロック群の数又はリソースブロック群の最大の数に基づいてTree Basedの構造を識別して、スケジューリング情報に示されている、割り当てられたリソースブロックを特定する手段を有することを特徴とする請求項22に記載の無線通信システム。
 基地局であって、
 端末に、周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能を決定するスケジュール手段を
有することを特徴とする基地局。
 スケジュール手段は、端末に割り当てることができるリソースブロック群の最大の数に応じて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項24に記載の基地局。
 スケジュール手段は、リソースブロック群の数に応じて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の基地局。
 スケジュール手段は、基地局又は移動局の通信環境に関する情報、通信環境に影響を与える情報、若しくは通信能力に基づいて、割り当て分解能を決定することを特徴とする請求項24から請求項26のいずれかに記載の基地局。
 スケジュール手段は、決定した割り当て分解能で、リソースブロックを割り当てることを特徴とする請求項24から請求項27のいずれかに記載の基地局。
 スケジュール手段は、前記決定した割り当て分解能で割り当てたリソースブロックをTree Basedで示すためにそのTree Basedの構造を決定することを特徴とする請求項24から請求項28のいずれかに記載の基地局。
 スケジュール手段は、割り当てたリソースブロックを示す情報を有するスケジューリング情報のビット数を、Tree Basedの構造に応じて変更することを特徴とする請求項24から請求項29のいずれかに記載の基地局。
 割り当てたリソースブロックを示す情報と割り当て分解能の情報とを有するスケジューリング情報を、端末に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項24から請求項30のいずれかに記載の基地局。
 割り当てたリソースブロックを示す情報と、割り当てたリソースブロック群の数を示す情報又は端末に割り当てることができるリソースブロック群の最大の数を示す情報とを、端末に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項24から請求項30のいずれかに記載の基地局。
 移動局であって、
 周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって決定された、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能から、割り当てられたリソースブロックを特定する
ことを特徴とする移動局。
 基地局のプログラムであって、前記プログラムは前記基地局に、
 端末に、周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能を決定する決定処理
を実行させることを特徴とするプログラム。
 移動局のプログラムであって、前記プログラムは前記移動局に、
 周波数軸上で少なくとも1以上のリソースブロックが連続して成るリソースブロック群を少なくとも1以上割り当てるにあたって決定された、リソースブロックの割り当て単位である割り当て分解能から、割り当てられたリソースブロックを特定する処理を
実行させることを特徴とするプログラム。
Description:
リソース割当方法、特定方法、 線通信システム、基地局、移動局、及びプ グラム

 本発明は、スケジューリング時における ソース割り当て情報を通知する技術に関す 。

 3GPP(3 rd  Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolut ion)の上りリンクではPAPR(Peak to Average Power R atio)の増大を回避し、広いカバレッジを実現 るために、無線アクセス方式としてSC(Single Carrier)‐FDMA(Frequency Division Multiple Access)方 が採用されている。このSC‐FDMAでは、1伝送 イムインターバル(TTI:Transmit Time Interval)内 おいて、周波数軸上で連続なリソースブロ ク(リソースブロック:複数のサブキャリア ら構成される)から構成される周波数ブロッ を1移動局あたり1個のみ割り当てることが きる。このように周波数ブロック数が少な 場合には、木構造ベース(Tree-Based)(非特許文 1参照)の方法によりリソース割り当ての情 量を最小化できる。このため、LTE上りリン のスケジューリング時における上りリンク ソース割り当て情報(Uplink Scheduling Grant)の 知には、Tree-Basedが用いられている。
3GPP R1-070881 NEC Group, NTT DoCoMo“Uplink Re source Allocation for E-UTRA”, 2007年2月

 広帯域の無線通信では、複数の遅延パス 影響により周波数軸上において伝搬路品質( Channel Quality Indicator:CQI)が変動する周波数選 性フェージングが発生する。また、基地局 複数の移動局と通信をするマルチアクセス 考えると、移動局が基地局と通信をする環 はそれぞれ異なるので、それぞれの移動局 周波数領域のCQIは異なる。以上の背景から LTEでは、それぞれの移動局における周波数 域のCQIを比較し、CQIの優れたサブキャリア それぞれの移動局に割り当てるスケジュー ング(伝搬路依存の周波数スケジューリング :Frequency domain channel dependent scheduling)により スループットの向上が図られている。

 SC‐FDMAにおいて伝搬路依存の周波数スケ ューリングを行う場合、1TTIにおいて、1台 移動局にはCQIの良好な周波数ブロック(周波 ブロック:周波数軸上で少なくとも1つ以上 連続したリソースブロオク)が1つのみ割り当 てられる。一方、LTEの下りリンクのアクセス 方式として採用されているOFDM(Orthogonal Frequen cy Division Multiplexing)のように非連続なサブキ ャリア割り当てを行って周波数ブロックの数 を増やせば、更なるマルチダイバーシチ効果 を実現できスループットが向上する。しかし ながら、周波数ブロックの数を大きくする場 合、リソースブロック割り当て情報(Scheduling Grant)の通知によるオーバヘッドが大きくな ことが考えられる。

 実際、LTEの下りリンクのリソースブロッ 割り当て情報(Downlink Scheduling Grant)の通知 は、Bit Map(周波数ブロック数が大きい場合 適した方法)の採用が検討されている。Bit Ma pは、LTEの上りリンクのRB割り当て情報(Uplink  Scheduling Grant)の通知に用いられているTree-Base d(周波数ブロック数が少ない場合に適した方 )よりもオーバヘッドが大きくなっている。 具体的には、100 RBの中で、リソース割り当 を行う場合、Bit Mapを用いると、周波数ブロ ックの数によらず100bitsのスケジューリング 報が必要となる。

 一方、Tree-Basedを用いると、周波数ブロック 数が1つの場合、log 2 100(100+1)/2=13bitsのScheduling Grantで良いが、周波 数ブロック数が大きくなると、周波数ブロッ ク数が1つの場合と比較して、周波数ブロッ 数倍の情報量が必要になる。具体的には、 波数ブロック数=1の場合でTree-basedを用いる きのオーバヘッドを上述の13ビットとすると 、周波数ブロック数=2の場合は13×2=26ビット 周波数ブロック数=4の場合は13×4=52ビットに 加する。このように、一般的に、周波数ブ ック数を大きくすることにより、RBの割り てパターンは多くなるので、Uplink Scheduling  Grantの情報量は大きくなる。従って、周波数 ケジューリングの効果を上げようとすると 周波数ブロック数が少ない場合に対しシグ リングオーバヘッドが増大する問題がある

 そこで、本発明が解決しようとする課題 、マルチユーザダイバーシチの効果を増大 せることによって生じるスケジューリング 報のシグナリングオーバヘッドを防ぐ技術 提供することにある。

 上記課題を解決するための本発明は、リ ース割当方法であって、端末に、周波数軸 で少なくとも1以上のリソースブロックが連 続して成るリソースブロック群を少なくとも 1以上割り当てるにあたって、リソースブロ クの割り当て単位である割り当て分解能を 定することを特徴とする。

 上記課題を解決するための本発明は、ス ジューリング情報の特定方法であって、周 数軸上で少なくとも1以上のリソースブロッ クが連続して成るリソースブロック群を少な くとも1以上割り当てるにあたって決定され 、リソースブロックの割り当て単位である り当て分解能から、割り当てられたリソー ブロックを特定することを特徴とする。

 上記課題を解決するための本発明は、無 システムであって、端末に、周波数軸上で なくとも1以上のリソースブロックが連続し て成るリソースブロック群を少なくとも1以 割り当てるにあたって、リソースブロック 割り当て単位である割り当て分解能を決定 るスケジュール手段を有することを特徴と る。

 上記課題を解決するための本発明は、基 局であって、端末に、周波数軸上で少なく も1以上のリソースブロックが連続して成る リソースブロック群を少なくとも1以上割り てるにあたって、リソースブロックの割り て単位である割り当て分解能を決定するス ジュール手段を有することを特徴とする。

 上記課題を解決するための本発明は、移 局であって、周波数軸上で少なくとも1以上 のリソースブロックが連続して成るリソース ブロック群を少なくとも1以上割り当てるに たって決定された、リソースブロックの割 当て単位である割り当て分解能から、割り てられたリソースブロックを特定すること 特徴とする。

 上記課題を解決するための本発明は、基 局のプログラムであって、前記プログラム 前記基地局に、端末に、周波数軸上で少な とも1以上のリソースブロックが連続して成 るリソースブロック群を少なくとも1以上割 当てるにあたって、リソースブロックの割 当て単位である割り当て分解能を決定する 定処理を実行させることを特徴とする。

 上記課題を解決するための本発明は、移 局のプログラムであって、前記プログラム 前記移動局に、周波数軸上で少なくとも1以 上のリソースブロックが連続して成るリソー スブロック群を少なくとも1以上割り当てる あたって決定された、リソースブロックの り当て単位である割り当て分解能から、割 当てられたリソースブロックを特定する処 を実行させることを特徴とする。

 本発明によると、状況に応じて適切な割 当て分解能を決定し、これに応じてTree-Based の構造を変更して割り当てたRBの情報をTree-Ba sedを用いて示しているため、周波数ブロック 数の増大に伴うシグナリング量の増大を防ぐ ことが出来る。

第1の実施の形態による無線通信システ ムにおける基地局のブロック図である。 第1の実施の形態による無線通信システ ムにおける移動局のブロック図である。 周波数ブロックと割り当て分解能との 応表の一例である。 移動局に割り当てられたRBの例を示し 図である。 UE1に割り当てられたRBとUL Scheduling Gran tの例を示した図である。 UE2に割り当てられたRBとUL Scheduling Gran tの例を示した図である。 UE3に割り当てられたRBとUL Scheduling Gran tの例を示した図である。 UE4に割り当てられたRBとUL Scheduling Gran tの例を示した図である。 割り当て分解能によって変更するTree B asedを説明する図である。 第1の実施の形態のフロー図である。 最大周波数ブロックと割り当て分解能 に対しリソース割り当て情報のビット数を示 した図である。 第2の実施の形態のフロー図である。 第3の実施の形態による無線通信シス ムにおける基地局のブロック図である。 第3実施の形態による無線通信システ における移動局のブロック図である。 第3の実施の形態のフロー図である。 第3の実施の形態による無線通信シス ムにおける基地局の別のブロック図である 第3実施の形態による無線通信システ における移動局の別のブロック図である。 第3の実施の形態による無線通信シス ムにおける基地局の別のブロック図である 第3実施の形態による無線通信システ における移動局の別のブロック図である。 リソースブロックの割り当てを説明す るための図である。 リソースブロックの割り当てを説明す るための図である。 第4の実施の形態のフロー図である。 周波数ブロックを説明するための図で ある。

100 基地局
101 受信部
102 上りRS分離部
103 上りCQI測定部
104 上りスケジュール部
105 最大周波数ブロック数決定部
106 上りデータ信号分離部
107 上りデータ信号復調部
108 上り制御信号分離部
109 上り制御信号復調部
110 下りスケジュール部
111 下り制御信号生成部
112 下りRS信号生成部
113 下りデータ信号生成部
114 多重部
115 送信部
116 UE ID生成部
200 移動局
201 受信部
202 下りRS分離部
203 下りCQI測定部
204 下りデータ信号分離部
205 下りデータ信号復調部
206 下り制御信号分離部
207 下り制御信号復調部
208 下りスケジューリング情報抽出部
209 最大周波数ブロック数抽出部
210 上りスケジューリング情報抽出部
211 上り制御信号生成部
212 上りRS信号生成部
213 上りデータ信号生成部
214 多重部
215 送信部

 3rd Generation Partnership Project(3GPP)にて標準 化が進められているLong Term Evolution(LTE)では 下りリンクのアクセス方式として、Orthogonal  Frequency Division Multiplexing (OFDM)が採用され いる。LTEの下りリンクでは、伝搬路依存の 波数スケジューリングが適用され、1伝送タ ムインターバル(TTI:Transmit Time Interval)内に いて周波数軸上で少なくとも1以上の連続な リソースブロック(RB:複数のサブキャリアか 構成される)から構成されるリソースブロッ 群である周波数ブロックを1移動局あたり複 数個割り当てることができる。図23にLTEの下 リンクのスケジューリングにおける周波数 ロック割当の例を示す。ここでは、システ 帯域において1TTI内に4移動局がスケジュー ングされる例である。移動局1(UE1)の周波数 ロック数は3、移動局2(UE2)の周波数ブロック は2、移動局3(UE3)の周波数ブロックは2、移 局4(UE4)の周波数ブロックは1となる。

 本発明は、上記のような、同一移動局に 波数ブロックを複数個割り当てる基地局が 端末にリソースブロックを割り当てる際に 割り当てるリソースブロックの最小単位(以 下、割り当て分解能)を決定し、割り当てた ソースブロックを示すTree Basedの構造を決定 することを特徴とする。以下に、本発明の詳 細を図面を用いて説明する。

<第1の実施の形態>
 本実施の形態では、スケジューリング(リソ ースブロックの割り当て)を行うにあたって 定する周波数ブロックの数に応じて分解能 数を決定する場合について説明する。

 本実施の形態における、基地局のブロッ 図を図1に、移動局のブロック図を図2に示 。

 初めに基地局100の構成について説明する

 基地局100の受信部101は、移動局200からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて上 リンクの同期を確立し、基地局受信信号S RXB を出力する。

 上りRS(Reference Signal)分離部102は、基地局受 信号S RXB から、複数の移動局の上りリンクのRS信号が 重された上りRS信号S URSB を分離し出力する。

 上りCQI測定部103は、複数の移動局の上りRS 号S URSB を入力とし、それぞれの移動局におけるRB毎 CQI(Channel Quality Indicator)を算出し、上りCQI 報S UCQB として出力する。

 上りスケジュール部104は、移動局毎に上り ンクのスケジューリングを行う。上りスケ ュール部104は、上りCQI情報S UCQB に基づいて割り当てるリソースにおける周波 数ブロックの数を決定する。具体的には、CQI が良い状況では周波数ブロック数を大きく決 定し、CQIが悪い状況では周波数ブロック数を 小さく決定する。この決定された周波数ブロ ックの数に応じて決定する割り当て分解能で 、且つ決定された周波数ブロックの数でRBを り当てる。割り当て分解能が決定すると、 れに応じて、割り当てたRBの位置を示すTree- basedの構造が決定する。割り当てたRBの位置 Tree-basedで示した1周波数ブロック毎のリソー ス割り当て情報と割り当て分解能の値とを1 のスケジューリング情報として、即ちUL Sche duling Grant S USCB 1つ分、決定したTree-basedの構造に応じたビッ 数で出力する。また、周波数ブロック数をS UDFB として出力する。

 ここで、上りスケジュール部104における 具体的な処理を次に説明する。

 上りスケジュール部104では、上りCQI情報S UCQB に基づいて決定した周波数ブロックの数によ って、リソース割り当てにおける最小の周波 数帯域幅、即ち、リソースブロックの割り当 ての最小単位である割り当て分解能を変化さ せて設定する。詳細には、周波数ブロックの 数が大きいほど、割り当て分解能を大きくす るように設定する。

 以下に、システム帯域を10個のRBとした時 に、1ユーザのリソース割り当てに用いるシ ナリングBit数が14bits以内に抑えられる場合 具体例を次に述べる。

 上りスケジュール部104のリソース割り当 では、図3に示す周波数ブロック数と割り当 て分解能との関係を示した対応表を用いてリ ソース割り当てを行う。この対応表は、通信 環境等に応じて設定する。例えば、周波数ブ ロックの数が大きいほど、割り当て分解能を 大きくするように設定する。この関係を用い ることで、周波数ブロック数が4以下におけ シグナリングBit数を割り当て分解能の値の 知(2bit)を含めて14bitsに抑えることが可能で る。

 UE1、UE2、UE3、UE4の4つの移動局において、 UE1に割り当てられる周波数ブロック数は3、UE 2に割り当てられる周波数ブロック数は2、UE3 割り当てられる周波数ブロック数は1、UE4に 割り当てられる周波数ブロック数は1とする このとき、図4に示すリソースブロックを左 ら右に順番にRB0、RB1、・・・RB8、RB9とする 、UE1にはRB0、RB1,RB6、RB7、RB8及びRB9が、UE2に はRB3及びRB6が、UE3にはRB2が、UE4にはRB7がスケ ジューリングされるとする。図4のスケジュ リングと、図3の周波数ブロック数と割り当 分解能の関係を用いた場合について説明す 。尚、図5、図6、図7、図8に、UE1、UE2、UE3、 UE4それぞれにおける、RBの割り当て例およびT ree-Basedを用いたときのUL Scheduling Grantの例を 示す。

 UE3およびUE4では、周波数ブロック数は1で あるため、図3の対応表を用いると割り当て 解能は1RBとなる。従って、UE3およびUE4には リソースブロックを割り当てる際、リソー ブロックを1個ずつ且つ周波数ブロック数が1 以内になるようにリソースブロックが割り当 てられることになる。そして、割り当て分解 能を1RBとし、Tree-Basedで全帯域10RB内における1 つの周波数ブロックに対応するリソースを表 記するには、1~55(6bits)におけるいずれかの値 必要である。ここで、図7および図8におけ 1周波数ブロックのリソースを示す1~55の値は 、木構造になるように構成されている。この Tree-Basedにおける木構造は、割り当て分解能 よって変化する。即ち、UL Scheduling Grantの ット数も変化する。

 例えば、図9に示すように、割り当て分解 能が1RBの場合、木構造は6bitsで表記可能な1~55 の数列から構成される。また、割り当て分解 能が2RBの場合、2リソースブロックを単位に て割り当てられていくので、システム帯域 5個のRBである場合と同様の数列で扱える。 のため、木構造は1~15の数列から構成される この木構造を決定された周波数ブロック数 1対1に対応付け、移動局へ割り当て分解能 は周波数ブロック数を通知することにより Tree-Basedにおける木構造を識別できる。

 UE3およびUE4には、周波数ブロック数=1個 周波数ブロックのみがスケジューリングさ るため、UE3およびUE4には、割り当て分解能 値の通知を含めると、合計で8bits(=1×6+2bits) 要になる。UE3に通知する、リソースの割り てに関するスケジューリング情報(UL Schedulin g Grant)は8bitsになり、割り当て分解能の値“1 ”と、割り当てたリソースブロックの位置を 木構造で示した場合の位置である“2”(図7中 の“2”)が通知される。また、UE4のUL Schedulin g Grantは8bitsになり、割り当て分解能の値“1 と、木構造で示した場合の位置である“7” (図8中の“7”)が通知される。

 UE2では、周波数ブロック数は2であるため 、図3の対応表を用いると割り当て分解能は1R Bとなる。割り当て分解能を1RBとし、Tree-Based 全帯域10RB内における1つの周波数ブロック 対応するリソースを表記するには、6bitsで表 記可能な1~55におけるいずれかの値が必要で る。UE2には、周波数ブロックが2個スケジュ リングされるため、UE2には割り当て分解能 値の通知を含めると、合計で14bits(=2×6+2bits) 必要になる。UE2のUL Scheduling Grantは14bitsにな り、割り当て分解能の値“1”と、割り当て リソースブロックの位置を木構造で示した 合の位置である“3”及び“6”(図6中の“3” 及び“6”)が通知される。

 また、UE1では、周波数ブロック数は3であ るため、図3の対応表を用いると割り当て分 能は2RBとなる。割り当て分解能を2RBとし、Tr ee-Basedで全帯域10RB内における1つの周波数ブ ックに対応するリソースを表記するには、4b itsで表記可能な1~15におけるいずれかの値が 要である。UE1には、周波数ブロック数が3個 ケジューリングされるため、割り当て分解 の値の通知を含めると、合計で14bits(=3×4+2bi ts)必要になる。UE1のUL Scheduling Grantは14bitsと なり、割り当て分解能の値“2”と、割り当 たリソースブロックの位置を木構造で示し 場合の位置である“0”、“2”及び“4”(図5 中の“0”、“2”、及び“4”)が通知される このように、周波数ブロック数が増大して 、割り当て分解能を大きくすることで、リ ース割り当て情報量を14bits以内に抑えるこ が出来る。

 次に、一般的な木構造のリソース割り当て 報の生成法を述べる。割り当て分解能がPリ ソースブロック(Pは1以上)、周波数ブロック がn(nは1以上)の場合の例を、式1を用いて説 する。ここで、1周波数ブロックをP(割り当 分解能)個の連続したリソースブロックと定 する。リソース割り当て情報は、n個のリソ ース指示値(RIV)から構成される。第n番目の周 波数ブロックのリソース指示値RIV n は、開始の周波数ブロック(RBG start,n )と連続する周波数ブロックの長さ(L CRBGs,n )とを示す。第n番目のリソース指示値RIV n は以下の式1で定義される。
(式1)

 上記のように生成されたUL Scheduling Grant S USCB は、下り制御信号生成部111に入力される。下 り制御信号生成部111には、他にもDL Scheduling Grant S DSCB 、移動局識別情報S UIDB および周波数ブロック数が示された周波数ブ ロック信号S UDFB が入力される。下り制御信号生成部111は、こ れら入力された信号を多重した下りリンクの 制御信号をPDCCH(Physical Downlink Control Channel)  S DCCB として生成し出力する。

 下りRS信号生成部112は、下りリンクのRS信号 を下りRS信号S DRSB として生成し出力する。

 下りデータ信号生成部113は、DL Scheduling Gra nt S DSCB を入力とし、DL Scheduling Grant S DSCB が示すRBパターンに従って、複数の移動局の りリンクのデータ信号を多重し、Physical Dow nlink Shared Channel(PDSCH) S DDCB を生成し出力する。

 多重部114は、PDCCH S DCCB 、RS信号S DRSB およびPDSCH S DDCB を入力とし、これらの信号を多重し、下り多 重信号S MUXB として生成し出力する。

 送信部115は、下り多重信号S MUXB を入力とし、送信信号S TXB を生成し出力する。

 上りデータ信号分離部106は、基地局受信信 S RXB を入力とし、複数の移動局の上りリンクのデ ータ信号が多重されたPhysical Uplink Shared Chan nel(PUSCH)S UDCB を抽出し出力する。上りデータ信号復調部は 、PUSCH S UDCB を入力し、PUSCH S UDCB を復調し移動局の送信データを再生する。

 上り制御信号分離部108は、基地局受信信号S RXB を入力とし、複数の移動局の上りリンクの制 御信号が多重されたPhysical Uplink Control Channe l(PUCCH) S UCCB を抽出し出力する。上り制御信号復調部109は 、PUCCH S UCCB を復調し、複数の移動局が送信した下りリン クのCQIの測定結果である下りCQI測定信号S UCQB を出力する。下りスケジュール部110は、下り CQI測定信号S UCQB を入力とし、複数の移動局の下りリンクのス ケジューリングを行い、割り当てられたRBの 報を示すDL Scheduling Grant S DSCB を生成し出力する。

 UE ID生成部116は、移動局識別情報S UIDB を生成し、出力する。

 続いて、移動局について説明する。図2は 本実施の形態の移動局の主要構成を示すブロ ック図である。

 移動局200の受信部201は、基地局100からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて下 リンクの同期を確立し、移動局受信信号S RXU を出力する。

 下りRS(Reference Signal)信号分離部202は、移動 受信信号S RXU を入力とし、下りリンクのRS信号が多重され 下りRS信号S DRSU を分離し出力する。下りCQI測定部203は、下り RS信号S DRSU を入力とし、RB毎のCQIを算出し、下りCQI情報S DCQU として出力する。

 下り制御信号分離部206は、移動局受信信号S RXU を入力とし、複数の移動局の下りリンクの制 御信号が多重されたPDCCH S DCCU を分離し出力する。

 下り制御信号復調部207は、PDCCH S DCCU を入力とし、PDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生し、 自移動局に対応する移動局識別情報が多重さ れている再生結果を分離し、下り制御再生信 号S DCMU として出力する。尚、自移動局に対するPDCCH 1つのみ多重されている。さらに、下り制御 信号復調部207は、PDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生した 結果において、誤りがあるかどうかを判断し 、誤りが無ければACKを、誤りがあればNACKを す信号を、下り制御信号判定信号S DAKU として生成し出力する。なお、下り制御信号 判定信号S DSKU は、移動局200から基地局100へ通知され、下り 制御信号判定信号S DAKU がNACKであれば、基地局100は、移動局200に対 するPDCCHを再送する。

 下りスケジューリング情報抽出部208は、下 制御再生信号S DCMU を入力とし、下りリンクのリソース割り当て 情報に対応する下りRB割り当て判定情報 S DSCU を抽出し出力する。

 上りスケジューリング情報抽出部210は、下 制御再生信号S DCMU から、上りリンクのRBが割り当てられた情報 示すUL Scheduling Grantを抽出する。次に、UL  Scheduling Grantに含まれている割り当て分解能 値からTree-Basedの木構造を識別し、この木構 造において、上りRB割り当て情報が示すRBを 定し、上りRB割り当て判定情報S USCU として出力する。

 上り制御信号生成部211は、上りRB割り当て 定情報S USCU と下りCQI情報S DCQU を入力とし、下りCQI情報S DCQU を、上りRB割り当て判定情報S USCU が示す予め決められた制御信号用のリソース に多重したPhysical Uplink Control Channel(PUCCH) S UCCU を生成し出力する。

 上りRS信号生成部212は、上りRB割り当て判定 情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたRS用のリソースを いて、上りリンクRS送信信号S URSU を生成し出力する。

 上りデータ信号生成部213は、上りRB割り当 判定情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたデータ信号用のリ ソースを用いて、PhysicalUplink Shared Channel(PUSC H) S UDCU を生成し出力する。

 多重部214は、PUCCH S UCCU 、上りリンクRS送信信号S URSU 、PUSCH S UDCU および下り制御信号判定信号S DAKU を入力とし、これらの信号を多重し、移動局 多重信号S MUXU を生成し出力する。送信部215は、移動局多重 信号S MUXU を入力とし、移動局送信信号S MUXU を生成し、基地局100へ送信する。

 下りデータ信号分離部204は、下りRB割り当 受信信号S DSCU と移動局受信信号S RXU を入力とし、下りRB割り当て判定情報S DSCU を基に、自移動局に割り当てられた下りリン クのRBに多重されたPDSCH S DDCU を分離し出力する。下りデータ信号復調部205 は、PDSCH S DDCU を入力とし、PDSCH S DDCU を復調し基地局から自移動局への送信データ を再生する。

 続いて、本実施の形態の動作を図10のフ ーを用いて説明する。

 基地局100の受信部101は、移動局200からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて上 リンクの同期を確立し、基地局受信信号S RXB を出力する(ステップS1)。

 出力された基地局受信信号S RXB から、上りRS(Reference Signal)分離部102は、複数 の移動局の上りリンクのRS信号が多重された りRS信号S URSB を分離し出力する(ステップS2)。

 複数の移動局の上りRS信号S URSB から、上りCQI測定部103がそれぞれの移動局に おけるRB毎のCQI(Channel Quality Indicator)を算出 、上りCQI情報S UCQB として出力する(ステップS3)。

 上りスケジュール部104は、移動局毎の上りC QI情報S UCQB に基づいて、各移動局に割り当てるリソース における周波数ブロックの数を決定する(ス ップS4)。

 自装置において保持している図3のような 対応表を用いて、決定した周波数ブロックの 数に対応付けられている割り当て分解能を決 定することによりTree-basedの構造を決定し、UL  Scheduling Grantのビット数を決定したTree-based 構造に応じたビット数になるように設定す (ステップS5)。

 決定された割り当て分解能の個数ずつの ソ-スブロックで且つ決定された周波数ブロ ックの数でRBを割り当てる(ステップS6)。

 次に、上りスケジュール部104は、割り当て RBの位置をTree Basedで示したスケジューリン グ情報と割り当て分解能の値とをUL Scheduling Grant S USCB として設定されたビット数で出力し、周波数 ブロック数をS UDFB として出力する(ステップS7)。

 下り制御信号生成部111は、UL Scheduling Grant S USCB 、DL Scheduling Grant S DSCB 、移動局識別情報S UIDB および周波数ブロック信号S UDFB が入力され、これら入力された信号を多重し た下りリンクの制御信号をPDCCH(Physical Downlink  Control Channel) S DCCB として生成し出力する(ステップS8)。

 下りRS信号生成部112は、下りリンクのRS信号 を下りRS信号S DRSB として生成し出力し、下りデータ信号生成部 113は、DL Scheduling Grant S DSCB を入力とし、DL Scheduling Grant S DSCB が示すRBパターンに従って、複数の移動局の りリンクのデータ信号を多重し、Physical Dow nlink Shared Channel(PDSCH) S DDCB を生成し出力する(ステップS9)。

 多重部114は、PDCCH S DCCB 、RS信号S DRSB およびPDSCH S DDCB を入力とし、これらの信号を多重し、下り多 重信号S MUXB として生成して出力し、送信部115は、下り多 重信号S MUXB を入力として送信信号S TXB を生成し出力する(ステップS10)。

 移動局200の受信部201は、基地局100からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて下 リンクの同期を確立し、移動局受信信号S RXU を出力する(ステップS11)。

 下りRS(Reference Signal)信号分離部202は、移動 受信信号S RXU を入力とし、下りリンクのRS信号が多重され 下りRS信号S DRSU を分離し、下りCQI測定部203はこの下りRS信号S DRSU を入力としてRB毎のCQIを算出し、下りCQI情報S DCQU として出力する(ステップS12)。

 下り制御信号分離部206は、移動局受信信号S RXU を入力とし、複数の移動局の下りリンクの制 御信号が多重されたPDCCH S DCCU を分離し、下り制御信号復調部207はPDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生し、 自移動局に対応する移動局識別情報が多重さ れている再生結果を分離し、下り制御再生信 号S DCMU として出力する(ステップS13)。

 下りスケジューリング情報抽出部208は、下 制御再生信号S DCMU を入力とし、下りリンクのリソース割り当て 情報に対応する下りRB割り当て判定情報 S DSCU を抽出し出力する(ステップS14)。

 上りスケジューリング情報抽出部210は、下 制御再生信号S DCMU から、上りリンクのRBが割り当てられた情報 示すUL Scheduling Grantを抽出して割り当て分 能の値を確認する(ステップS15)。

 次に、割り当て分解能の値からTree-Basedの木 構造を識別し、この木構造において、上りRB り当て情報が示すRBを特定し、上りRB割り当 て判定情報S USCU として出力する(ステップS16)。

 上り制御信号生成部211は、上りRB割り当て 定情報S USCU と下りCQI情報S DCQU を入力とし、下りCQI情報S DCQU を上りRB割り当て判定情報S USCU が示す予め決められた制御信号用のリソース に多重したPhysical Uplink Control Channel(PUCCH) S UCCU を生成し出力する(ステップS17)。

 上りRS信号生成部212は、上りRB割り当て判定 情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたRS用のリソースを いて、上りリンクRS送信信号S URSU を生成し出力する(ステップS18)。

 上りデータ信号生成部213は、上りRB割り当 判定情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたデータ信号用のリ ソースを用いて、Physical Uplink Shared Channel(PU SCH) S UDCU を生成し出力する(ステップS19)。

 多重部214は、PUCCH S UCCU 、上りリンクRS送信信号S URSU 、PUSCH S UDCU および下り制御信号判定信号S DAKU を入力とし、これらの信号を多重し、移動局 多重信号S MUXU を生成し、送信部215は移動局送信信号S MUXU を基地局100へ送信する(ステップS20)。

 尚、上記実施の形態では、移動局の伝搬 の品質状況(Soundingリファレンス信号で測定 たCQI)から周波数ブロック数を決定する形態 を用いて説明したが、例えば、セルサイズや システム帯域幅、基地局のカバレッジ、上り Soundingリファレンス信号の帯域幅、上りデー 送信に用いた帯域幅、上りデータ送信に用 た変調多値数および符号化率、移動局の送 信可能帯域幅(UE capabilityとも言う)、上り送 信データの種類(VoIP, HTTP, FTP etc.)等の通信 境に関する情報や、ユーザが契約している 金体系、パワーヘッドルーム(パワーヘッド ームとは移動局の最大送信電力と移動局の 際の送信電力の差である。)、上りパワーコ ントロールのターゲットSINR等の通信環境に 響を与える情報であってもよい。また、上 のセルサイズは、基地局の位置、基地局間 距離、干渉電力等の通信環境に影響を与え 情報によって決定されるため、これらの情 を用いて周波数ブロック数を選択しても良 。

 また、上記実施の形態では、移動局の伝搬 の品質状況から周波数ブロック数を決定し この周波数ブロックに応じて割り当て分解 を設定している構成を用いて説明したが、 動局の伝搬路の品質状況や上記通信環境に する情報や通信環境に影響を与える情報に じて割り当て分解能を設定する構成であっ も良い。また、上記実施の形態では、周波 ブロック数はPhysical Downlink Control Channel (P DCCH)で通知される場合を用いて説明したが、 のほかにもPBCH(Physical Broadcast Channel)、Dynami c BCHと呼ばれるPDSCH(Physical Downlink Shared Chann el)等にマッピングされるHigher layerの制御信 で通知される。この場合、基地局の下り制 信号生成部111に設けられているPBCH生成部又 PDSCH生成部(共に図示せず)に周波数ブロック 数S UDFB が入力され、PBCH又はPDSCHによって移動局に通 知される。また、また、上りリンクおよび下 りリンクの制御信号の情報は、1msec程度のフ ーム単位で変化するため、これらの変化に わせて割り当て分解能を変化させると、端 の処理が複雑になる問題がある。このため 割り当て分解能は、複数フレーム周期で変 するように制限を加えても良い。

 また、上記実施の形態では、上りスケジ ール部104は、決定された割り当て分解能の 数ずつのリソ-スブロックで且つ決定された 周波数ブロックの数でRBを割り当てる形態を いて説明したが、決定された割り当て分解 の個数ずつのリソ-スブロックで且つ決定さ れた周波数ブロックの数以内になるようにRB 割り当てる形態であっても良い。

 また、上記では、説明の簡略のため、シス ム帯域を10個のRBとして説明したが、システ ム帯域20MHzの実際のLTEシステムの場合におけ ビット数削減効果を説明する。複数の周波 ブロックの割り当てが可能なLTEの下りリン と同様に、システム帯域20MHz(RB数=100)におい て、Tree Basedを用いて通知する場合の1周波数 ブロックに対して必要なビット数はlog 2 100(100+1)/2=13ビットである。したがって、実際 のLTEの下りで規定されているスケジューリン グ情報の上限である37ビットを超えないよう 、図3に示されるような周波数ブロック数と 割り当て分解能との対応表を設定する。尚、 図11には、1~4の周波数ブロック数それぞれに いて、Tree-Basedを用いて周波数ブロック数個 の周波数ブロックのRBパターンを通知するた に必要なビット数を示している。このよう 、本発明では、周波数ブロック数と割り当 分解能との対応関係を環境に応じて設定で るので、スケジューリング情報のシグナリ グビット数を割り当て分解能の通知(2bit)を めて、規定されている上限である37bits以下 35bitsに抑えることが可能である。

 上述の通り、伝搬路の品質が良い移動局 周波数ブロック数を大きくし、伝搬路の品 が悪い移動局は周波数ブロック数を小さく 、これに応じて割り当て分解能を決定して る。これは、伝搬路の品質が良い移動局の 合は低い電力密度で送信するため広い帯域 送信でき、全体的に伝搬路品質が良好なた 、周波数ブロック数と共に割り当て分解能 大きくしても伝搬路品質が低下することが いからである。一方、伝搬路の品質が悪い 動局の場合は高い電力密度で送信するため い帯域で送信し、全体的に伝搬路品質が劣 である故に、中でも良好なリソースを正確 選ぶため、周波数ブロック数とともに割り て分解能も小さくする必要があるからであ 。このように、割り当て分解能と周波数ブ ック数と移動局の伝搬路の品質とを対応付 れば、割り当て分解能を設定することによ 受信特性の低下を抑えることが出来る。

<第2の実施の形態>
 上記実施の形態では、基地局が割り当て分 能の値をUL Scheduling Grantに記して移動局に 知する場合について説明した。本実施の形 では、基地局が割り当て分解能を周波数ブ ック数に1対1に対応付けて設定し、移動局 通知された周波数ブロック数から割り当て 解能を認識する場合について述べる。尚、 記実施の形態と同様の構成については同一 号を付し、詳細な説明は省略する。

 基地局100の上りスケジュール部104は、それ れの移動局毎に上りリンクのスケジューリ グを行う。上りスケジュール部104は、上りC QI情報S UCQB に基づいて割り当てるリソースにおける周波 数ブロックの数を決定する。この決定された 周波数ブロックの数に応じて設定される割り 当て分解能で、且つ決定された周波数ブロッ クの数で、RBを割り当てる。割り当てたRBの 置を示すスケジューリング情報をUL Scheduling  Grant S USCB として、周波数ブロック数をS UDFB として出力する。

 基地局100の下り制御信号生成部111は、UL Sch eduling Grant S USCB 、DL Scheduling Grant S DSCB 、移動局識別情報S UIDB および周波数ブロック信号S UDFB を入力とし、これらを多重した下りリンクの 制御信号をPDCCH(Physical Downlink Control Channel)  S DCCB として生成し出力する。尚、周波数ブロック 数は、Physical Downlink Control Channel (PDCCH)で通 知されるほかにも、PBCH、PDSCH等で通知される 。

 移動局200の下り制御信号復調部207は、PDCCH  S DCCU を入力とし、PDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生し、 自移動局に対応する移動局識別情報が多重さ れている再生結果を分離し、下り制御再生信 号S DCMU として出力する。

 移動局200の上りスケジューリング情報抽出 210は、下り制御再生信号S DCMU から、上りリンクのRBが割り当てられた情報 示すUL Scheduling Grantおよび周波数ブロック 号S UDFU を抽出する。次に、周波数ブロック信号S UDFU と自移動局が保持している対応表とから、周 波数ブロック数と1対1に対応付けた割り当て 解能を認識する。この割り当て分解能からT ree-Basedの木構造を識別し、この木構造におい て、上りRB割り当て情報が示すRBを特定し、 りRB割り当て判定情報S USCU として出力する。

 続いて、本実施の形態の動作を図12のフ ーを用いて説明する。

 基地局100の受信部101は、移動局200からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて上 リンクの同期を確立し、基地局受信信号S RXB を出力する(ステップS1)。

 出力された基地局受信信号S RXB から、上りRS(Reference Signal)分離部102は、複数 の移動局の上りリンクのRS信号が多重された りRS信号S URSB を分離し出力する(ステップS2)。

 複数の移動局の上りRS信号S URSB から、上りCQI測定部103がそれぞれの移動局に おけるRB毎のCQI(Channel Quality Indicator)を算出 、上りCQI情報S UCQB として出力する(ステップS3)。

 上りスケジュール部104は、移動局毎の上りC QI情報S UCQB に基づいて、各移動局に割り当てるリソース における周波数ブロックの数を決定する(ス ップS4)。

 自装置において保持している図3のような 対応表を用いて、決定した周波数ブロックの 数に対応付けられている割り当て分解能を決 定することによりTree-basedの構造も決定し、UL  Scheduling Grantのビット数を決定したTree-based 構造に応じたビット数になるように設定す (ステップS5)。

 決定された割り当て分解能の個数ずつの ソ-スブロックで且つ決定された周波数ブロ ックの数で、RBを割り当てる(ステップS6)。

 次に、上りスケジュール部104は、割り当て RBの位置をTree Basedで示したスケジューリン グ情報をUL Scheduling Grant S USCB として設定されたビット数で出力し、周波数 ブロック数をS UDFB として出力する(ステップS7-1)。

 下り制御信号生成部111は、UL Scheduling Grant S USCB 、DL Scheduling Grant S DSCB 、移動局識別情報S UIDB および周波数ブロック信号S UDFB が入力され、これら入力された信号を多重し た下りリンクの制御信号をPDCCH(Physical Downlink  Control Channel) S DCCB として生成し出力する(ステップS8)。

 下りRS信号生成部112は、下りリンクのRS信号 を下りRS信号S DRSB として生成し出力し、下りデータ信号生成部 113はDL Scheduling Grant S DSCB を入力とし、DL Scheduling Grant S DSCB が示すRBパターンに従って、複数の移動局の りリンクのデータ信号を多重し、Physical Dow nlink Shared Channel(PDSCH) S DDCB を生成し出力する(ステップS9)。

 多重部114は、PDCCH S DCCB 、RS信号S DRSB およびPDSCH S DDCB を入力とし、これらの信号を多重し、下り多 重信号S MUXB として生成し出力し、これを送信部115が送信 する(ステップS10)。

 移動局200の受信部201は、基地局100からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて下 リンクの同期を確立し、移動局受信信号S RXU を出力する(ステップS11)。

 下りRS(Reference Signal)信号分離部202は、移動 受信信号S RXU を入力とし、下りリンクのRS信号が多重され 下りRS信号S DRSU を分離して、下りCQI測定部203は、下りRS信号S DRSU からRB毎のCQIを算出し、下りCQI情報S DCQU として出力する(ステップS12)。

 下り制御信号分離部206は、移動局受信信号S RXU を入力とし、複数の移動局の下りリンクの制 御信号が多重されたPDCCH S DCCU を分離し出力し、下り制御信号復調部207は、 PDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生し、 自移動局に対応する移動局識別情報が多重さ れている再生結果を分離し、下り制御再生信 号S DCMU として出力する(ステップS13)。

 下りスケジューリング情報抽出部208は、下 制御再生信号S DCMU を入力とし、下りリンクのリソース割り当て 情報に対応する下りRB割り当て判定情報 S DSCU を抽出し出力する(ステップS14)。

 上りスケジューリング情報抽出部210は、下 制御再生信号S DCMU から、上りリンクのRBが割り当てられた情報 示すUL Scheduling Grantと周波数ブロック信号S UDFU を抽出し、周波数ブロック信号S UDFU が示す周波数ブロックの数に基づいて割り当 て分解能の値を認識する(ステップS15-1)。

 次に、割り当て分解能の値からTree-Basedの木 構造を識別し、この木構造において、上りRB り当て情報が示すRBを特定し、上りRB割り当 て判定情報S USCU として出力する(ステップS16)。

 上り制御信号生成部211は、上りRB割り当て 定情報S USCU と下りCQI情報S DCQU を入力とし、下りCQI情報S DCQU を、上りRB割り当て判定情報S USCU が示す予め決められた制御信号用のリソース に多重したPhysical Uplink Control Channel(PUCCH) S UCCU を生成し出力する(ステップS17)。

 上りRS信号生成部212は、上りRB割り当て判定 情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたRS用のリソースを いて、上りリンクRS送信信号S URSU を生成し出力する(ステップS18)。

 上りデータ信号生成部213は、上りRB割り当 判定情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたデータ信号用のリ ソースを用いて、Physical Uplink Shared Channel(PU SCH) S UDCU を生成し出力する(ステップS19)。

 多重部214は、PUCCH S UCCU 、上りリンクRS送信信号S URSU 、PUSCH S UDCU および下り制御信号判定信号S DAKU を入力とし、これらの信号を多重し、移動局 多重信号S MUXU を生成し、送信部215が移動局送信信号S MUXU を基地局100へ送信する(ステップS20)。

 尚、他の方法としては、割り当て分解能 、移動局が基地局に通知した上りリンクの 御信号における下りリンクのCQI情報や移動 の位置情報、基地局が移動局に通知した下 リンクの制御信号におけるMCS(Modulation and C oding Scheme)やパワーコントロールのターゲッ 値等に1対1に対応付ける方法がある。これ の制御信号における情報と割り当て分解能 対応付けることにより、基地局と移動局と 割り当て分解能を共有できる。また、基地 から通知された周波数ブロック数からTree-Bas edの木構造を識別してもよい。

 本実施の形態によると、割り当て分解能 値を通知しないので、この割り当て分解能 値の通知分(2bit)のシグナリングBit数を減ら ことができる。

<第3の実施の形態>
 上記実施の形態では、スケジュール部104が 定した周波数ブロック数に応じて、割り当 分解能を決定する場合を用いて説明した。 実施の形態では、最大周波数ブロック数決 部105が、上りCQIに応じて決定した最大周波 ブロック数に応じて、割り当て分解能を決 する場合について述べる。尚、上記実施の 態と同様の構成については同一番号を付し 詳細な説明は省略する。

 図13は、本実施の形態における基地局100 ブロック図である。上述の実施形態と比較 ると、最大周波数ブロック数決定部105が構 されている点が異なる。

 最大周波数ブロック数決定部105は、上りCQI 報S UCQB を入力とし、それぞれの移動局に割り当てる リソースブロックにおける最大の周波数ブロ ック数を決定し、それぞれの移動局の最大周 波数ブロック信号S UDFB を生成し出力する。

 例えば、DFT-spread-OFDM(Discrete Fourier Transfor m ‐ spread - Orthogonal Frequency Division Multiple xing)における送信側のDFT(Discrete Fourier Transfor m)からの出力を少なくとも1個以上の周波数ブ ロックに割り当てるMC-FDMAにおいては、周波 ブロック数が大きくなるほどPAPRが大きくな ため、周波数ブロック数に制限を加えなけ ばセル端の移動局のPAPR増大が問題となる。 そのため、基地局または移動局のシステム情 報などに基づき、許容できる最大周波数ブロ ック数を基地局(セル)、移動局、又は移動局 グループごとに設定する場合がある。その め、最大周波数ブロック数決定部105は、マ チユーザダイバーシチ効果を大きくしたい 況(システム帯域が広い、またはCQIが良い状 況など)では、最大の周波数ブロック数を大 く設定し、オーバヘッドの増加を抑えたい 況(システム帯域が狭い、またはCQIが悪い状 など)では、最大の周波数ブロック数を小さ く設定する。

 上りスケジュール部104は、移動局毎に上り ンクのスケジューリングを行う。上りスケ ュール部104は、上りCQI情報S UCQB と最大周波数ブロック信号S UDFB とを入力とし、割り当てるリソースブロック における最大の周波数ブロック数を最大周波 数ブロック信号S UDFB が示す数以内に制限し、最大周波数ブロック 信号S UDFB に対応した割り当て分解能で、RBの割り当て 行う。そして、割り当てたRBの位置を示す ケジューリング情報であるスケジューリン 情報と最大周波数ブロック数とをUL Scheduling  Grant S USCB として出力する。

 続いて、移動局200について説明する。図1 4は、本実施の形態における移動局200のブロ ク図である。上述の実施形態と比較すると 最大周波数ブロック数抽出部209が構成され いる点が異なる。

 最大周波数ブロック数抽出部209は、下り制 再生信号S DCMU を入力とし、自移動局の最大周波数ブロック 受信信号S UDFU を分離し出力する。

 上りスケジューリング情報抽出部210は、下 制御再生信号S DCMU から、上りリンクのRBが割り当てられた情報 示すUL Scheduling Grantを抽出する。次に、最 周波数ブロック数抽出部209から出力された 大周波数ブロック受信信号S UDFU から、最大周波数ブロック受信信号S UDFU と1対1に対応付けた割り当て分解能を識別す 。この割り当て分解能からTree-Basedの木構造 を識別し、この木構造において、上りRB割り て情報が示すRBを特定し、上りRB割り当て判 定情報S USCU として出力する。

 続いて、本実施の形態の動作を図15のフ ーを用いて説明する。

 基地局100の受信部101は、移動局200からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて上 リンクの同期を確立し、基地局受信信号S RXB を出力する(ステップS1)。

 出力された基地局受信信号S RXB から、上りRS(Reference Signal)分離部102は、複数 の移動局の上りリンクのRS信号が多重された りRS信号S URSB を分離し出力する(ステップS2)。

 複数の移動局の上りRS信号S URSB から、上りCQI測定部103がそれぞれの移動局に おけるRB毎のCQI(Channel Quality Indicator)を算出 、上りCQI情報S UCQB として出力する(ステップS3)。

 上りCQI情報S UCQB に基づいて、最大周波数ブロック数決定部105 は、それぞれの移動局に割り当てるリソース ブロックにおける最大の周波数ブロック数を 決定し、それぞれの移動局の最大周波数ブロ ック信号S UDFB を生成し出力する(ステップS4-1)。

 上りスケジュール部104は、自装置において 持している図3のような対応表を用いて、最 大周波数ブロック信号S UDFB に示されている最大周波数ブロック数に対応 付けられている割り当て分解能を決定するこ とによりTree basedの構造も決定し、UL Schedulin g Grantのビット数を決定したTree basedの構造 応じたビット数になるように設定する(ステ プS5)。

 決定された割り当て分解能の個数ずつの ソ-スブロックで且つ決定された周波数ブロ ックの数以内になるようにRBを割り当てる(ス テップS6)。

 次に、上りスケジュール部104は、割り当て RBの位置を示すスケジューリング情報と最 周波数ブロック数とをUL Scheduling Grant S USCB として設定されたビット数で出力する(ステ プS7-2)。

 下り制御信号生成部111は、UL Scheduling Grant S USCB 、DL Scheduling Grant S DSCB 、移動局識別情報S UIDB および最大周波数ブロック信号S UDFB が入力され、これら入力された信号を多重し た下りリンクの制御信号をPDCCH(Physical Downlink  Control Channel) S DCCB として生成し出力する(ステップS8)。

 下りRS信号生成部112は、下りリンクのRS信号 を下りRS信号S DRSB として生成し出力し、下りデータ信号生成部 113は、DL Scheduling Grant S DSCB を入力とし、DL Scheduling Grant S DSCB が示すRBパターンに従って、複数の移動局の りリンクのデータ信号を多重し、Physical Dow nlink Shared Channel(PDSCH) S DDCB を生成し出力する(ステップS9)。

 多重部114は、PDCCH S DCCB 、RS信号S DRSB およびPDSCH S DDCB を入力とし、これらの信号を多重し、下り多 重信号S MUXB として生成し、送信部115は、下り多重信号S MUXB から送信信号S TXB を生成し出力する(ステップS10)。

 移動局200の受信部201は、基地局100からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて下 リンクの同期を確立し、移動局受信信号S RXU を出力する(ステップS11)。

 下りRS(Reference Signal)信号分離部202は、移動 受信信号S RXU を入力とし、下りリンクのRS信号が多重され 下りRS信号S DRSU を分離し、下りCQI測定部203は、下りRS信号S DRSU を入力とし、RB毎のCQIを算出し、下りCQI情報S DCQU として出力する(ステップS12)。

 下り制御信号分離部206は、移動局受信信号S RXU を入力とし、複数の移動局の下りリンクの制 御信号が多重されたPDCCH S DCCU を分離し、下り制御信号復調部207はPDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生し、 自移動局に対応する移動局識別情報が多重さ れている再生結果を分離し、下り制御再生信 号S DCMU として出力する(ステップS13)。

 下りスケジューリング情報抽出部208は、下 制御再生信号S DCMU を入力とし、下りリンクのリソース割り当て 情報に対応する下りRB割り当て判定情報 S DSCU を抽出し出力する(ステップS14)。

 最大周波数ブロック数抽出部209は、下り制 再生信号S DCMU を入力とし、自移動局の最大周波数ブロック 受信信号S UDFU を分離し出力し、上りスケジューリング情報 抽出部210は、最大周波数ブロック受信信号S UDFU から割り当て分解能の値を確認する(ステッ S15-2)。

 次に、割り当て分解能の値からTree-Basedの木 構造を識別し、この木構造において、上りRB り当て情報が示すRBを特定し、上りRB割り当 て判定情報S USCU として出力する(ステップS16)。

 上り制御信号生成部211は、上りRB割り当て 定情報S USCU と下りCQI情報S DCQU を入力とし、下りCQI情報S DCQU を上りRB割り当て判定情報S USCU が示す予め決められた制御信号用のリソース に多重したPhysical Uplink Control Channel(PUCCH) S UCCU を生成し出力する(ステップS17)。

 上りRS信号生成部212は、上りRB割り当て判定 情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたRS用のリソースを いて、上りリンクRS送信信号S URSU を生成し出力する(ステップS18)。

 上りデータ信号生成部213は、上りRB割り当 判定情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたデータ信号用のリ ソースを用いて、Physical Uplink Shared Channel(PU SCH) S UDCU を生成し出力する(ステップS19)。

 多重部214は、PUCCH S UCCU 、上りリンクRS送信信号S URSU 、PUSCH S UDCU および下り制御信号判定信号S DAKU を入力とし、これらの信号を多重し、移動局 多重信号S MUXU を生成し、送信部215が移動局送信信号S MUXU を基地局100へ送信する(ステップS20)。

 尚、上記において、最大周波数ブロック がUL Scheduling Grantに含める場合を用いて説 したが、最大周波数ブロック数がセル固有 決まる場合、最大周波数ブロック数は、Phys ical Broadcast Channel(PBCH)またはDynamic Broadcast C hannel(DBCH)とよばれるPhysical Downlink Shared Chann el(PDSCH)にマッピングされる信号で通知される 。また、UE specificの場合は、PDSCHにマッピン されるHigher layer signallingの情報で通知させ る。このような場合には、最大周波数ブロッ ク数は、UL Scheduling Grantに含める必要は無い 。

 また、上記において、最大周波数ブロック をUL Scheduling Grantに含める場合を用いて説 したが、最大周波数ブロック数の代わりに り当て分解能の情報を含めても良い。この 合、上りスケジューリング情報抽出部210は 下り制御再生信号S DCMU からUL Scheduling Grantを抽出して割り当て分解 能を識別する構成となる。

 また、上記において、最大周波数ブロッ を上りCQIに応じて決定する場合を用いて説 したが、別の方法で最大周波数ブロックを 定する場合について以下で説明する。

 まず、最大周波数ブロック数決定部が、 大の周波数ブロック数を移動局と基地局と 位置によって決定する場合の構成について 明する。

 図16は、最大の周波数ブロック数を移動 と基地局との位置によって決定する場合の 地局100のブロック図である。

 基地局100において、上り制御信号復調部109 、PUCCH S UCCB を復調し、複数の移動局が送信した下りリン クのCQIの測定結果である下りCQI測定信号S UCQB と移動局の位置を示す移動局位置受信情報S ULCB を出力する。

 最大周波数ブロック数決定部105-1は、移動 位置受信情報S ULCB を入力とし、移動局位置受信情報S ULCB が示す移動局の位置から、それぞれの移動局 に割り当てる周波数リソースにおける最大の 周波数ブロック数を決定し、それぞれの移動 局の最大周波数ブロック信号S UDFB を生成し出力する。具体的には、最大の周波 数ブロック数は、基地局から遠いユーザほど 小さくなるように決定されて生成される。

 図17は、最大の周波数ブロック数を移動 と基地局との位置によって決定する場合の 動局200のブロック図である。

 移動局200において、位置測定部416は、GPS信 衛星からの信号を用いて移動局の位置を測 する機能を有し、GPS衛星からの信号を受信 、移動局200の位置を測定し、移動局位置情 S ULCU を生成し出力する。

 上り制御信号生成部211-1は、上りRB割り当て 判定情報S USCU 、下りCQI情報S DCQU と移動局位置情報S ULCU を入力とし、下りCQI情報S DCQU と移動局位置情報S ULCB を、上りRB割り当て判定情報S USCU が示すリソースにおいて予め決められた制御 信号用のリソースを用いてPUCCH S UCCU を生成し出力する。

 上記の構成により、最大の周波数ブロッ 数が小さい移動局には割り当て分解能を小 くしてRBを割り当て、最大の周波数ブロッ 数が大きい移動局には割り当て分解能を大 くしてRBを割り当てる。

 続いて、最大周波数ブロック数決定部が 移動局において増大可能な送信電力を示し パワーヘッドルームに応じて最大の周波数 ロック数を決定する場合について説明する

 図18は、最大の周波数ブロック数を移動 において増大可能な送信電力を示したパワ ヘッドルームに応じて決定する場合の基地 100のブロック図である。

 基地局100において、上り送信電力決定部517 、上りCQI情報S UCQB を入力とし、所用受信電力を満たすために必 要な、移動局の送信電力値を算出し、上り送 信電力設定情報S UPWB として生成し出力する。

 上り制御信号復調部109は、上り制御信号S UCCB を復調し、複数の移動局が送信した下りリン クのCQIの測定結果である下りCQI測定信号S UCQB と移動局パワーヘッドルーム受信情報S UHRB を出力する。

 最大周波数ブロック数決定部105-2は、パワ ヘッドルーム受信情報S UHRB を入力とし、パワーヘッドルーム受信情報S UHRB を基に、それぞれの移動局に割り当てる周波 数リソースにおける最大の周波数ブロック数 を決定し、移動局の最大周波数ブロック信号 S UDFB として生成し出力する。具体的には、例えば 、最大の周波数ブロック数の初期値を1にし パワーヘッドルーム受信情報S UHRB が示す値が閾値電力P DFUP を(P DFUP は正の実数)を超えていれば、最大の周波数 ロック数の値を1増大させる。パワーヘッド ーム受信情報S UHRB が示す値が0で、最大の周波数ブロック数が2 上であれば、最大の周波数ブロック数の値 1減少させる。即ち、送信電力に余裕があれ ば、最大の周波数ブロック数を大きくして割 り当て可能な周波数ブロック数を増やし、伝 搬路依存の周波数スケジューリングにおける 利得を増大させる。また、送信電力に余裕が なく、パワーリミテッドな場合には、最大の 周波数ブロック数を小さくしてより高い電力 密度で信号を送信するようにする。

 下り制御信号生成部511は、移動局識別情報S UIDB 、UL Scheduling Grant S USCB 、DL Scheduling Grant S DSCB 、最大周波数ブロック信号S UDFB および上り送信電力設定情報S UPWB を入力とし、これらを多重した下りリンクの 制御信号を、PDCCH S DCCB として生成し出力する。

 図19は、最大の周波数ブロック数を移動 において増大可能な送信電力を示したパワ ヘッドルームに応じて決定する場合の移動 200のブロック図である。

 移動局200において、上り送信電力情報抽出 616は、下り制御再生信号 S DCMU から、基地局から通知された、移動局におけ る上りリンクの送信電力値が示された上り送 信電力設定値受信情報S UPWU を抽出し出力する。

 パワーヘッドルーム算出部617は、上り送信 力設定値受信情報S UPWU を入力とし、移動局が送信可能な最大送信電 力値から上り送信電力設定値受信情報S UPWU を差し引いた値を、移動局パワーヘッドルー ム情報S UHRU として出力する。移動局パワーヘッドルーム 情報S UHRU は、上り送信電力設定値受信情報S UPWU が示す電力で送信後において、移動局が更に 送信可能な余剰電力を示す。

 上り制御信号生成部211-2は、上りRB割り当て 判定情報S USCU 、下りCQI情報S DCQU と移動局パワーヘッドルーム情報S UHRU を入力とし、下りCQI情報S DCQU と移動局パワーヘッドルーム情報S UHRU を、上りRB割り当て判定情報S USCU が示すリソースにおいて予め決められた制御 信号用のリソースを用いて、PUCCH S UCCU を生成し出力する。

 上記の構成により、最大の周波数ブロッ 数が小さい移動局には、割り当て分解能を さくしてRBを割り当て、最大の周波数ブロ ク数が大きい移動局には、割り当て分解能 大きくしてRBを割り当てる

 上記の通り、本実施の形態によると、Tree -Basedにおいて、最大の周波数ブロック数が小 さい移動局には割り当て分解能を小さくして RBの割り当てを行い、最大の周波数ブロック が大きい移動局には割り当て分解能を大き してRBの割り当てを行っているため、周波 ブロック数の増大に伴うシグナリング量の 大を防ぐことが出来る。

<第4の実施の形態>
 上記第1及び第2の実施の形態ではスケジュ ル部が決定した周波数ブロック数に応じて り当て分解能を決定する場合について説明 、第3の実施の形態では最大周波数ブロック 決定部が決定した最大周波数ブロックの数 応じて割り当て分解能を決定する場合につ て説明した。本実施の形態では、上記実施 形態によって割り当てられたリソースブロ クの並びを確認し、割り当てたリソースブ ックを示す情報を決定したビット数より少 いビット数で送信できる場合には少ないビ ト数で送信することを特徴とする。尚、上 実施の形態と同様の構成については同一番 を付し、詳細な説明は省略する。

 例えば、周波数ブロック数又は最大周波 ブロック数が1とされた場合、図3の対応表 用いると、割り当て分解能は1と設定される このとき、スケジュール部が周波数ブロッ 数が1で、割り当て分解能を1としてリソー ブロックを割り当てた結果が、図20に示すよ うに“2”、“3”、“4”、“5”の位置のリ ースブロックが割り当てられたとする。こ 場合、上記実施の形態では、1~55(6bits)におけ る“32”の値を用いてTree-Basedで表記すること になる。

 しかしながら、実際には、図21に示すよ に、4bitsで表記可能な1~15における“6”の値 用いてTree-Basedで表記することができる。即 ち、少ないビット数でリソースブロックの割 り当てをTree-Basedで表記することができる。

 本実施の形態の上りスケジューリング部1 04は、割り当てたリソースブロックの並びを 認し、割り当てたリソースブロックを示す 報を決定したビット数より少ないビット数 送信できる場合には、1度決定された割り当 て分解能の値を更新し、更新した割り当て分 解能の値に応じたビット数でUL Scheduling Grant を出力する。

 続いて、本実施の形態の動作を図22のフ ーを用いて説明する。尚、以下の説明では 第1の実施の形態を基にして説明するが、第3 の実施の形態に基づいても良い。

 基地局100の受信部101は、移動局200からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて上 リンクの同期を確立し、基地局受信信号S RXB を出力する(ステップS1)。

 出力された基地局受信信号S RXB から、上りRS(Reference Signal)分離部102は、複数 の移動局の上りリンクのRS信号が多重された りRS信号S URSB を分離し出力する(ステップS2)。

 複数の移動局の上りRS信号S URSB から、上りCQI測定部103がそれぞれの移動局に おけるRB毎のCQI(Channel Quality Indicator)を算出 、上りCQI情報S UCQB として出力する(ステップS3)。

 上りスケジュール部104は、移動局毎の上りC QI情報S UCQB に基づいて、各移動局に割り当てるリソース における周波数ブロックの数を決定する(ス ップS4)。自装置において保持している図3の うな対応表を用いて、決定した周波数ブロ クの数に対応付けられている割り当て分解 を決定する(ステップS5)。

 決定された割り当て分解能の個数ずつの ソ-スブロックで且つ決定された周波数ブロ ックの数でRBを割り当てる(ステップS6)。

 割り当てたRBの並びから、割り当てたリ ースブロックを示す情報を決定したビット より少ないビット数で送信できるかを判定 る(ステップS21)。割り当てたリソースブロッ クを示す情報を決定したビット数より少ない ビット数で送信できる場合には、1度決定さ た割り当て分解能の値を更新し、UL Scheduling  Grantのビット数を更新した割り当て分解能 応じたビット数になるように設定する(ステ プS22)。一方、割り当てたリソースブロック を示す情報を決定したビット数より少ないビ ット数で送信できない場合には、ステップS7- 1へ。

 次に、上りスケジュール部104は、割り当て RBの位置を示すスケジューリング情報と割 当て分解能の値とをUL Scheduling Grant S USCB として設定されたビット数で出力し、周波数 ブロック数をS UDFB として出力する(ステップS7-1)。

 下り制御信号生成部111は、UL Scheduling Grant S USCB 、DL Scheduling Grant S DSCB 、移動局識別情報S UIDB および周波数ブロック信号S UDFB が入力され、これら入力された信号を多重し た下りリンクの制御信号をPDCCH(Physical Downlink  Control Channel) S DCCB として生成し出力する(ステップS8)。

 下りRS信号生成部112は、下りリンクのRS信号 を下りRS信号S DRSB として生成し、下りデータ信号生成部113はDL Scheduling Grant S DSCB が示すRBパターンに従って、複数の移動局の りリンクのデータ信号を多重し、Physical Dow nlink Shared Channel(PDSCH) S DDCB を生成し出力する(ステップS9)。

 多重部114は、PDCCH S DCCB 、RS信号S DRSB およびPDSCH S DDCB を入力とし、これらの信号を多重し、下り多 重信号S MUXB として生成し、送信部115は下り多重信号S MUXB から送信信号S TXB を生成し送信する(ステップS10)。

 移動局200の受信部201は、基地局100からの信 を受信し、ガードインターバルを用いて下 リンクの同期を確立し、移動局受信信号S RXU を出力する(ステップS11)。

 下りRS(Reference Signal)信号分離部202は、移動 受信信号S RXU を入力とし、下りリンクのRS信号が多重され 下りRS信号S DRSU を分離し出力し、下りCQI測定部203は下りRS信 S DRSU からRB毎のCQIを算出し、下りCQI情報S DCQU として出力する(ステップS12)。

 下り制御信号分離部206は、移動局受信信号S RXU を入力とし、複数の移動局の下りリンクの制 御信号が多重されたPDCCH S DCCU を分離し、下り制御信号復調部207はPDCCH S DCCU を復調して下りリンクの制御信号を再生し、 自移動局に対応する移動局識別情報が多重さ れている再生結果を分離し、下り制御再生信 号S DCMU として出力する(ステップS13)。

 下りスケジューリング情報抽出部208は、下 制御再生信号S DCMU を入力とし、下りリンクのリソース割り当て 情報に対応する下りRB割り当て判定情報 S DSCU を抽出し出力する(ステップS14)。

 上りスケジューリング情報抽出部210は、下 制御再生信号S DCMU から、上りリンクのRBが割り当てられた情報 示すUL Scheduling Grantを抽出して割り当て分 能の値を確認する(ステップS15)。

 次に、割り当て分解能の値からTree-Basedの木 構造を識別し、この木構造において、上りRB り当て情報が示すRBを特定し、上りRB割り当 て判定情報S USCU として出力する(ステップS16)。

 上り制御信号生成部211は、上りRB割り当て 定情報S USCU と下りCQI情報S DCQU を入力とし、下りCQI情報S DCQU を上りRB割り当て判定情報S USCU が示す予め決められた制御信号用のリソース に多重したPhysical Uplink Control Channel(PUCCH) S UCCU を生成し出力する(ステップS17)。

 上りRS信号生成部212は、上りRB割り当て判定 情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたRS用のリソースを いて、上りリンクRS送信信号S URSU を生成し出力する(ステップS18)。

 上りデータ信号生成部213は、上りRB割り当 判定情報S USCU を入力とし、上りRB割り当て判定情報S USCU において、予め決められたデータ信号用のリ ソースを用いて、Physical Uplink Shared Channel(PU SCH) S UDCU を生成し出力する(ステップS19)。

 多重部214は、PUCCH S UCCU 、上りリンクRS送信信号S URSU 、PUSCH S UDCU および下り制御信号判定信号S DAKU を入力とし、これらの信号を多重し、移動局 多重信号S MUXU を生成し、送信部215が移動局送信信号S MUXU を基地局100へ送信する(ステップS20)。

 尚、上記説明では、決定された割り当て 解能でリソースブロックを割り当てた後に 割り当てたリソースブロックを示す情報を ないビット数で送信できるかを確認する構 を用いて説明したが、ただ単に、リソース ロックを割り当てた後に、割り当てたリソ スブロックを示す情報を少ないビット数で 信できるかを確認する構成であっても良い

 本実施の形態によると、割り当てられた ソースブロックの並びを確認し、割り当て リソースブロックを示す情報を決定したビ ト数より少ないビット数で送信できるかを 認しているので、UL Scheduling Grantを確実に ないビット数で送信することができる。

 尚、上述した各実施の形態では、上りリ クのリソースブロックを割り当てる形態を いて説明したが、下りリンクのリソースブ ックを割り当てる形態であってもよい。こ ような場合、周波数ブロック数又は最大周 数ブロック数は、例えば、セルサイズ、シ テム帯域幅、基地局のカバレッジ、下りリ ァレンス信号により測定された伝搬路品質 報、下りデータ信号の帯域幅、下りデータ 号の変調多値数や符号化率等の通信環境に って変化する情報であっても良い。また、 記のセルサイズは、基地局の位置、基地局 の距離、干渉電力等の通信環境に影響を与 る情報によって決定されるため、これらの 報を用いて周波数ブロック数を選択しても い。

 また、上りリンクのリソースブロックを り当てる形態と下りリンクのリソースブロ クを割り当てる形態とを組み合わせて実行 る形態であっても良い。

 また、上述した本発明の移動局と基地局 は、上記説明からも明らかなように、ハー ウェアで構成することも可能であるが、コ ピュータプログラムにより実現することも 能である。

 プログラムメモリに格納されているプロ ラムで動作するプロセッサによって、上述 た実施の形態と同様の機能、動作を実現さ る。尚、上述した実施の形態の一部の機能 コンピュータプログラムにより実現するこ も可能である。

 以上、実施形態を参照して本願発明を説 したが、本願発明は上記実施形態に限定さ るものではない。本願発明の構成や詳細に 、本願発明の範囲内で当業者が理解し得る 々な変更をすることが出来る。

 本出願は、2008年6月20日に出願された日本 出願特願2008-161752号を基礎とする優先権を主 し、その開示の全てをここに取り込む。




 
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