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Title:
SEMICONDUCTOR INTEGRATED CIRCUIT AND I/O DRIVE CAPACITY ADJUSTMENT METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157134
Kind Code:
A1
Abstract:
The drive capacity of a semiconductor integrated circuit is adjusted without relying on the inspection during mass production shipping. A semiconductor integrated circuit (21) includes an output buffer and an input buffer, and comprises a plurality of I/O cells (37,38,39,40,41) which exchange data with external devices, a test mode setting circuit (34) which connects the plurality of I/O cells in the chain state through logic elements during the test mode, and a delay measurement circuit (27) which measures the total delay of the plurality of I/O cells connected in a chain during the test mode.

Inventors:
ABE SHINICHI
Application Number:
PCT/JP2009/002373
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
May 28, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
ABE SHINICHI
International Classes:
H03K19/00; G01R31/28; G01R31/3185
Foreign References:
JPH09257884A1997-10-03
JPH01228322A1989-09-12
JPS63295980A1988-12-02
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (JP)
Shohei Oguri (JP)
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Claims:
 各々出力バッファと入力バッファを含み、外部の装置との間でデータのやり取りを行う複数の入出力要素と、
 テストモード時に論理素子を通じて、前記複数の入出力要素をチェーン状に接続するテストモード設定回路と、
 前記テストモード時に、チェーン状に接続された前記複数の入出力要素の総遅延値を測定する遅延測定回路と、
 を備える半導体集積回路。
 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
 チェーン状に接続された複数の入出力要素の出力バッファについて、段階的にドライブ能力を変更するドライブ能力制御回路を備える半導体集積回路。
 請求項1または2に記載した半導体集積回路であって、
 所定のプログラムに基づき、前記遅延測定回路により測定した総遅延値を読み出す演算装置を備える半導体集積回路。
 請求項1または2に記載した半導体集積回路であって、
 前記遅延測定回路により測定した総遅延値を読み出すハードウェア回路を備える半導体集積回路。
 請求項2に記載した半導体集積回路であって、
 前記遅延測定回路により測定した総遅延値に基づき、前記出力バッファのドライブ能力のばらつき補正を行う半導体集積回路。
 請求項2または5に記載した半導体集積回路を基板上に実装後、前記基板上の配線と当該半導体集積回路を接続した実際の使用環境条件において、チェーン状に接続された複数の入出力要素の総遅延値を前記遅延測定回路を用いて測定し、測定された総遅延値に基づき、前記出力バッファのドライブ能力を調整し、前記入出力要素と外部の装置との通信タイミング調整をする、I/Oドライブ能力調整方法。
Description:
半導体集積回路およびI/Oドライ 能力調整方法

 本発明は、半導体集積回路に関するもの あり、特に半導体デバイス間における高速 インターフェースを要する環境下において 種々の条件を緩和することのできる技術に する。

 図5は、従来の技術を説明する半導体集積 回路1と、当該半導体集積回路1を検査するテ ター2を示す平面図である。半導体集積回路 1は、I/O(Input/Output;入出力)回路3と、CPU(Central  Processing Unit)4と、ドライブ能力制御回路5と レジスタ6と、DCテスト用出力発生回路7と、 レクタ8と、セレクタ9,10,11,12,13と、DCテスト モード設定回路14とを含む。

 I/O回路3は、半導体集積回路1と、テスタ 2の如き外部の種々の装置との間の情報のや 取りを確保するインターフェースの役割を たす。CPU4が半導体集積回路1の全体を制御 る。レジスタ6の設定値によって、ドライブ 力制御回路5が、I/O回路3の出力バッファの ライブ能力を制御する。

 セレクタ8は、I/O回路3の入出力制御を行 。セレクタ9,10,11,12,13は、I/O回路3の出力値を 選択する。DCテストモード設定回路14は、半 体集積回路1をDCテスト測定モードに設定す 。

 検査時において、テスター2の各端子はI/O 回路3の各端子に接続され、それぞれのドラ ブ電流を測定する。レジスタ6の設定値によ て、ドライブ能力制御回路5が、I/O回路3の 力バッファのドライブ能力を制御する。テ ター2におけるI/O回路3のドライブ能力測定時 、半導体集積回路1は、DCテストモード設定回 路14によってDCテスト測定モードに設定され 。DCテストモード設定回路14は、セレクタ8に よって強制的にI/O回路3を出力方向に制御す 。ここで、各端子の出力として、DCテスト用 出力発生回路7の出力を選択する。

 DCテスト用出力発生回路7の出力パターン 基づき、テスター2は、I/O回路3の出力ドラ ブ電流値を測定し、その固体の実力値を把 する。測定された実力値(出力ドライブ電流 )に基づき、ACタイミングのドライブ能力に る個体差ばらつきを抑え込むように、実際 ドライブ能力設定値が決定される。

 しかしながら、従来の手法によれば、実 用時とは異なる電源状況や端子負荷状況に るドライブ電流の測定がなされることとな 、実使用条件とテスター測定条件間の誤差 問題が必然的に存在していた。また、測定 半導体集積回路チップ単体の出荷前の検査 でしかできないという制約があった。また 実際に基板へ実装された後で、実装基板の 部環境や配線負荷状況を合わせたタイミン 的な個体実力が把握しにくいという課題が った。

 また、I/O回路の端子個々のドライブ能力 信号伝搬遅延値としてフィードバックルー でセルフチェックしようとした場合、一つ 遅延値の絶対量が小さく、半導体集積回路 持つ最大のクロック周波数を使用しても、 効な分解能が得られない問題があった。

 本発明は、特に半導体デバイス間におけ 高速なインターフェースを要する環境下に いて、I/O回路の出力バッファドライブ能力 定をする際、タイミング的な実力を自己測 し、配線基板を含めた実力個体差や環境差 よるばらつきを補正するとともに、ACタイ ングの緩和やドライブピーク電流を緩和す 技術に関するものである。

 上記課題を解決するため、本発明の半導 集積回路は、各々出力バッファと入力バッ ァを含み、外部の装置との間でデータのや 取りを行う複数の入出力要素と、テストモ ド時に論理素子を通じて、前記複数の入出 要素をチェーン状に接続するテストモード 定回路と、前記テストモード時に、チェー 状に接続された前記複数の入出力要素の総 延値を測定する遅延測定回路とを備える。

 上記構成によれば、半導体集積回路のチ プを基板上に実装した時点の条件を想定し 伝搬遅延を自己診断することができるため より正確な検査が可能となる。

 本発明の半導体集積回路においては、チ ーン状に接続された複数の入出力要素の出 バッファについて、段階的にドライブ能力 変更するドライブ能力制御回路を設けても い。

 上記構成によれば、入出力要素のドライ 能力の差によるばらつきを調整することが 能となる。

 本発明の半導体集積回路においては、所 のプログラムに基づき、前記遅延測定回路 より測定した総遅延値を読み出す演算装置 設けてもよい。または、前記遅延測定回路 より測定した総遅延値を読み出すハードウ ア回路を設けてもよい。

 本発明の半導体集積回路においては、前 遅延測定回路により測定した総遅延値に基 き、前記出力バッファのドライブ能力のば つき補正を行うようにしてもよい。

 さらに、本発明の半導体集積回路を基板 に実装後、前記基板上の配線と当該半導体 積回路を接続した実際の使用環境条件にお て、チェーン状に接続された複数の入出力 素の総遅延値を前記遅延測定回路を用いて 定し、測定された総遅延値に基づき、前記 力バッファのドライブ能力を調整し、前記 出力要素と外部の装置との通信タイミング 整をする、I/Oドライブ能力調整方法がさら 提供される。

 本発明の半導体集積回路によれば、複数 入出力要素をチェーン状に接続するため、 延量の総和が計測され、遅延量の絶対値を きく取ることが可能となる。したがって、 導体集積回路内部で使用するクロック周波 で動作する遅延測定回路において、十分な 解能が得られるようになり、一定の測定精 が得られるようになる。また、半導体集積 路チップを基板実装した時点の条件で伝搬 延が自己診断できるため、基板配線のイン ーダンスを包括するといった如く、実際の 導体集積回路の使用環境条件を想定しつつ ドライブ能力調整が図れる。

本発明の第1の実施形態を示す平面図 出力バッファの一例を示す回路図 第1の実施形態におけるソフトウェア上 の具体的制御手順例を示す図 本発明の第2の実施形態を示す平面図 従来の技術に基づく一般的な手法を示 図

 以下、本発明の実施形態を、図面を参照 ながら詳細に説明する。

(実施形態1)
 図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体 積回路21と、当該半導体集積回路21を検査す メモリデバイス22を示す平面図である。

 半導体集積回路21は、I/O回路23と、CPU24と ドライブ能力調整回路25と、設定レジスタ26 と、遅延測定回路27と、セレクタ28,29,30,31,32,3 3と、遅延測定テストモード設定回路34を含む 。

 I/O回路23は、半導体集積回路1と、メモリ バイス22の如き外部の種々の装置との間の 報のやり取りを確保するインターフェース 役割を果たす。I/O回路23は、各々独立した入 出力要素としてのI/Oセル37,38,39,40,41と、各I/O ルに対応した入出力外部端子52,53,54,55,56を む。各入出力外部端子52,53,54,55,56は、それぞ れ基板上の外部配線D0,D1,D2,D3,・・・,Dnを介し 、メモリデバイス22に接続される。

 各I/Oセルは、出力バッファと入力バッフ を含み、メモリデバイス22のごとき外部の 置との間でデータのやり取りを行う。I/O回 23のI/Oセルの個数は任意であり、I/Oセル37が1 番目のセル、I/Oセル38が2番目のセル、I/Oセル 39が3番目のセル、I/Oセル40が4番目のセルであ り、I/Oセル41は最終のセルである。図に示す うに、I/Oセル40とI/Oセル41の間には、複数の I/Oセルが設定されており、同様に、入出力外 部端子55と入出力外部端子56の間には、複数 入出力外部端子が設定されており、外部配 D3と外部配線Dnの間には複数の外部配線が設 される。

 セレクタ28は、I/O回路23の入出力制御信号 を選択するセレクタである。セレクタ29,30,31, 32,33は、それぞれI/Oセル37,38,39,40,41の出力信 を選択するセレクタである。また、セレク 29,30,31,32,33各々には、各I/Oセルの通常モード 時に選択される信号である通常モード選択信 号を入力するための通常モード選択信号入力 線42,43,44,45,46が接続されている。

 CPU24は、半導体集積回路21の全体を制御す るが、特に制御バス通じて設定レジスタ26と 遅延測定回路27を制御する。そして、CPU24は 、所定のプログラムに基づき、遅延測定回路 27により測定した総遅延値を読み出す演算装 として機能する。設定レジスタ26は、設定 れた設定値により、I/O回路23の出力バッファ のドライブ能力を制御するドライブ能力制御 回路25のドライブ能力値を決定する。

 各I/Oセル37,38,39,40,41は、それぞれドライ 能力制御回路25からの出力である制御信号を 出力するための制御信号出力線57,58,59,60,61を じてドライブ能力制御回路25と接続され、 該制御信号に基づき、実際のドライブ能力 決定される。

 図2は、I/O回路23の各I/Oセルに含まれる出 バッファの構成例を示す回路図である。出 バッファは、トランジスタ群101と論理素子 102とから構成される。トランジスタ群101は 各入出力外部端子52,53,54,55,56に接続される 力端子OUTへ信号を出力する。また、Pチャン ルトランジスタTPとNチャンネルトランジス TNの組み合わせである、TP1-TN1、TP2-TN2、TP3-TN 3、TP4-TN4各々の組み合わせはインバータを構 し、当該インバータが4つ並列に接続されて 、トランジスタ群101が構成される。論理素子 群102は、当該インバータを何組まで同時にス イッチングさせるかを決定するロジックを構 成する。論理素子群102はドライブ論理の入力 端となる入力端子INに接続されている。入力 子INは、セレクタ29,30,31,32,33に接続された入 力線62,63,64,65,66に対応し、通常モード選択信 の入力に使用されるものである。

 PチャンネルトランジスタTP側のオン・オ 制御は、DP1~DP4の各入力端子からの制御信号 、NチャンネルトランジスタTN側のオン・オフ 制御は、DN1~DN4の各入力端子からの制御信号 より行われる。ここで、ドライブ能力制御 路25に接続された制御信号出力線57,58,59,60,61 、入力端子DP1~DP4、DN1~DN4に接続されており ドライブ能力制御回路25からの出力である制 御信号が、PチャンネルトランジスタTP、Nチ ンネルトランジスタTNを制御する上記した制 御信号に該当する。

 PチャンネルトランジスタTP1,TP2,TP3,TP4個別 のドライブ能力は、それぞれ1:2:4:8の比に設 されている。同様に、Nチャンネルトランジ タTN1,TN2,TN3,TN4個別のドライブ能力も、それ れ1:2:4:8の比に設定されている。

 ドライブ能力制御回路25からの制御信号 より、DP1~DP4、DN1~DN4端子を選択的に“1”に 定することにより、各インバータのPチャン ルトランジスタTP、Nチャンネルトランジス TNをそれぞれ有効(イネーブル)にすることが できる。一方、所定のインバータのトランジ スタTP、TNを無効(ディセーブル)にしたい場合 は、対応するDP1~DP4、DN1~DN4端子を“0”に設定 する。その結果、選択されたトランジスタ( 力端子DP、DNが“1”)のドライブ能力の合算 、出力バッファの全体のドライブ能力とな 。

 すなわち、DP1~DP4、DN1~DN4端子での制御信 で、それぞれPチャンネルトランジスタTP、N ャンネルトランジスタTNの組み合わせ(イン ータ)の何組を同時にスイッチングするかを 決定し、その組み合わせで出力バッファのド ライブ能力を設定することが可能となる。入 力端子INから入力されるドライブ論理を設定 れたドライブ能力により出力端子OUTをスイ チングする。このようなドライブ能力制御 路による出力バッファの制御を経て、段階 にドライブ能力を設定することが可能にな 。

 図2の出力バッファは単なる一例であり、 出力バッファの回路構成はこれに限定はされ ない。

 遅延測定テストモード設定回路34は、半 体集積回路21検査するためのテストモードに 半導体集積回路を設定する。遅延測定テスト モード設定回路34により当該のテストモード アクティブになると、セレクタ28は、I/O回 23に対し、I /O回路を出力モードに固定する 御信号を出力する。本発明においては、後 するように、テストモード時において、遅 測定テストモード設定回路34は、セレクタ ごとき論理素子を通じて、複数のI/Oセルを ェーン状に接続する。

 遅延測定回路27は、後述するように所定 遅延時間を測定するための回路である。遅 測定回路27は、遅延測定回路27の測定終了をC PU24へ通知するための割込み信号を出力する 込み信号線68を通じてCPU24と接続されている また、遅延測定回路27には、遅延測定回路27 の分解能となる動作クロックを入力する動作 クロック線67が接続されている。後述するよ に、テストモード時において、遅延測定回 27は、チェーン状に接続された複数のI/Oセ の総遅延値を測定する。

 さらに、遅延測定回路27には、その出力 スタートポイント、エンドポイントとなる タートポイント線35、エンドポイント線36が 続されている。テストモード時に、1番目の I/Oセル37に接続されたセレクタ29の入力線62と 遅延測定回路27のスタートポイント線35が接 される。また、各I/Oセルに接続されたI/Oセ 内部出力信号47,48,49,50およびエンドポイント 線36は、I/Oセル37,38,39,40,41から半導体集積回 21の内部へ出力されるI/Oセル内部出力信号を 出力するための線である。

 上述したように、遅延測定テストモード 定回路34によりテストモードがアクティブ なると、遅延測定回路27は、スタートポイン ト線35を通じて、テストトリガを発する。ス ートポイント線35を通じてセレクタ29に入力 されたテストトリガとしての内部出力信号は 、1番目のI/Oセル37に接続された入力線62を通 て、I/Oセル37に伝えられる。以下、次のよ に内部出力信号が伝達可能なチェーン接続 成立する。

 セレクタ30→入力線63→I/Oセル38→セレク 31→入力線64→I/Oセル39→セレクタ32→入力 65→I/Oセル40→セレクタ33→入力線66→I/Oセル 41

 最終のI/Oセル41の内部出力信号(テストト ガ)は、チェーン接続の末尾として、エンド ポイント線36を通じて遅延測定回路27に入力 れる。遅延測定回路27から発せられたテスト トリガは、外部配線負荷の影響を受けながら チェーン接続上を伝搬し、最後に遅延測定回 路27のエンドポイント線36からの入力へ到達 る。遅延測定回路27は、動作クロック67の分 能の限度で、スタートポイント線35を通じ テストトリガが発せられた時刻から、エン ポイント線36を通じてテストトリガが帰還し てくるまでの時間をカウントする遅延測定を 行い、その測定結果をカウント値としてCPU26 通知する。

 次に、実施形態1における半導体集積回路 の検査用ソフトウェア(プログラム)を用いたC PU24による半導体集積回路21の具体的制御手順 (ドライブ能力制御手順)の例を、図3のフロー チャートに示す。まず、CPU24は、ドライブ能 制御回路25のドライブ能力に相当する設定 ジスタ26の設定値を標準値(初期値)に設定す (ステップS21)。次にCPU24は、上述したように 、遅延測定回路27へ遅延測定命令を発する(ス テップS22)。遅延測定回路27は、上述したチェ ーン接続に基づく遅延測定を終了すると、割 込みにてCPU24へ通知する(ステップS23)。この 、割込み通知ではなく、CPU24が遅延測定回路 27のフラグをポーリングすることにより、遅 測定の終了を受信することも可能である。

 続いてCPU24は、遅延測定回路27から遅延測 定結果(カウント値)を読み出す(ステップS24) そして、当該カウント値と予め設定された 定レジスタ26の標準値とを比較する。例えば 、ステップS21で設定された設定レジスタ26の 準値が5であった場合、CPU24は、遅延測定回 27からロードされたカウント値が5より大き か否かを判定する(ステップS25)。カウント が5より大きい場合(ステップS25;Yes)、CPU24は 設定レジスタ26の設定値を引き上げ、ドライ ブ能力制御回路25のドライブ能力を1段階引き 上げる(ステップS26)。その後、ステップS22に り、CPU24は再び遅延測定回路27へ遅延測定命 令を発行する。

 一方、カウント値が5より小さい場合(ス ップS25;NoかつステップS27;Yes)、CPU24は、設定 ジスタ26の設定値を引き下げ、ドライブ能 制御回路25のドライブ能力を1段階引き下げ (ステップS28)。その後、ステップS22に戻り、 CPU24は再び遅延測定回路27へ遅延測定命令を 行する。カウント値が5より大きくもなく小 くもない場合は(ステップS27;No)、カウント は設定値と同じ5であるため、CPU24は一連の ライブ能力制御を終了する。

 上述したように、本発明の半導体集積回 によれば、複数のI/Oセルの如く入出力要素 チェーン状に接続されており、遅延測定回 27は入出力要素の遅延量の総和を計測する で、遅延量の絶対値を大きく取ることが可 となる。したがって、半導体集積回路内部 使用するクロック周波数で動作する遅延測 回路27において、十分な分解能が得られるよ うになり、一定の測定精度が得られるように なる。また、半導体集積回路チップを基板実 装した時点の条件で伝搬遅延が自己診断でき るため、基板配線のインピーダンスを包括す るといった如く、実際の半導体集積回路の使 用環境条件を想定しつつ、ドライブ能力調整 が図れる。そして、本発明のドライブ能力制 御を行うことにより、I/O回路23の各I/Oセルの ライブ能力に個体差があった場合でも、ば つきを抑制する方向へ調整することができ 。

(実施形態2)
 図4は本発明の第2の実施形態に係る半導体 積回路51と、当該半導体集積回路51を検査す メモリデバイス52を示す平面図である。

 半導体集積回路21は、I/O回路53と、ドライ ブ能力制御回路55と、ドライブ能力判定回路9 8と、遅延測定回路57と、セレクタ58,59,60,61,22, 63と、遅延測定テストモード設定回路64を含 。

 I/O回路53は、半導体集積回路51と、メモリ デバイス52の如き外部の種々の装置との間の 報のやり取りを確保するインターフェース 役割を果たす。I/O回路53は、各々独立した 出力要素としてのI/Oセル67,68,69,70,71と、各I/O セルに対応した入出力外部端子82,83,84,85,86を む。各入出力外部端子82,83,84,85,86は、それ れ基板上の外部配線D0,D1,D2,D3,・・・,Dnを介 、メモリデバイス52に接続される。

 各I/Oセルは、出力バッファと入力バッフ を含み、メモリデバイス52のごとき外部の 置との間でデータのやり取りを行う。I/O回 53のI/Oセルの個数は任意であり、I/Oセル67が1 番目のセル、I/Oセル68が2番目のセル、I/Oセル 69が3番目のセル、I/Oセル70が4番目のセルであ り、I/Oセル71は最終のセルである。図に示す うに、I/Oセル70とI/Oセル71の間には、複数の I/Oセルが設定されており、同様に、入出力外 部端子85と入出力外部端子86の間には、複数 入出力外部端子が設定されており、外部配 D3と外部配線Dnの間には複数の外部配線が設 される。

 セレクタ58は、I/O回路53の入出力制御信号 を選択するセレクタである。セレクタ59,60,61, 62,63は、それぞれI/Oセル67,68,69,70,71の出力信 を選択するセレクタである。また、セレク 59,60,61,62,63各々には、各I/Oセルの通常モード 時に選択される信号である通常モード選択信 号を入力するための通常モード選択信号入力 線72,73,74,75,76が接続されている。

 ドライブ能力判定回路98は、第1の実施形 におけるCPU24に代わって、遅延測定回路57か らの遅延測定結果に基づき、各I/Oセルのドラ イブ能力を判定するものである。ドライブ能 力判定回路98は、遅延測定回路57により測定 た総遅延値を読み出すハードウェア回路と て機能する。また、ドライブ能力判定回路98 には、外部のレジスタ情報や、端子設定情報 等から固定値化された基準パラメータが入力 される。ドライブ能力判定回路98は、判断に づき、I/O回路53の出力バッファのドライブ 力を制御するドライブ能力制御回路55のドラ イブ能力値を決定し、ドライブ能力制御回路 55に出力する。

 各I/Oセル67,68,69,70,71は、それぞれドライ 能力制御回路55からの出力である制御信号を 出力するための制御信号出力線87,88,89,90,91を じてドライブ能力制御回路55と接続され、 該制御信号に基づき、実際のドライブ能力 決定される。

 遅延測定テストモード設定回路64は、半 体集積回路51を検査するためのテストモード に半導体集積回路を設定する。遅延測定テス トモード設定回路64により当該のテストモー がアクティブになると、セレクタ58は、I/O 路53に対し、I /O回路を出力モードに固定す 制御信号を出力する。本発明においては、 述するように、テストモード時において、 延測定テストモード設定回路64は、セレク のごとき論理素子を通じて、複数のI/Oセル チェーン状に接続する。

 遅延測定回路57は、後述するように所定 遅延時間を測定するための回路である。遅 測定回路57は、遅延測定回路57の測定終了を ライブ能力判定回路98へ通知するための通 信号を出力する信号線を通じてドライブ判 回路98と接続されている。また、遅延測定回 路57には、遅延測定回路57の分解能となる動 クロックを入力する動作クロック線97が接続 されている。後述するように、テストモード 時において、遅延測定回路57は、チェーン状 接続された複数のI/Oセルの総遅延値を測定 る。

 さらに、遅延測定回路57には、その出力 スタートポイント、エンドポイントとなる タートポイント線65、エンドポイント線66が 続されている。テストモード時に、1番目の I/Oセル67に接続されたセレクタ59の入力線92と 遅延測定回路57のスタートポイント線65が接 される。また、各I/Oセルに接続されたI/Oセ 内部出力信号77,78,79,80およびエンドポイント 線66は、I/Oセル67,68,69,70,71から半導体集積回 51の内部へ出力されるI/Oセル内部出力信号を 出力するための線である。

 上述したように、遅延測定テストモード 定回路64によりテストモードがアクティブ なると、遅延測定回路57は、スタートポイン ト線65を通じて、テストトリガを発する。ス ートポイント線65を通じてセレクタ59に入力 されたテストトリガとしての内部出力信号は 、1番目のI/Oセル67に接続された入力線92を通 て、I/Oセル67に伝えられる。以下、次のよ に内部出力信号が伝達可能なチェーン接続 成立する。

 セレクタ60→入力線93→I/Oセル68→セレク 61→入力線94→I/Oセル69→セレクタ62→入力 95→I/Oセル70→セレクタ63→入力線96→I/Oセル 71

 最終のI/Oセル71の内部出力信号(テストト ガ)は、チェーン接続の末尾として、エンド ポイント線66を通じて遅延測定回路57に入力 れる。遅延測定回路57から発せられたテスト トリガは、外部配線負荷の影響を受けながら チェーン接続上を伝搬し、最後に遅延測定回 路57のエンドポイント線66からの入力へ到達 る。遅延測定回路57は、動作クロック97の分 能の限度で、スタートポイント線65を通じ テストトリガが発せられた時刻から、エン ポイント線96を通じてテストトリガが帰還し てくるまでの時間をカウントする遅延測定を 行い、その測定結果をカウント値としてドラ イブ能力判定回路98へ通知する。尚、遅延測 回路57は、ドライブ能力判定回路98からの起 動トリガによって、テストトリガをスタート ポイント線65を通じてセレクタ59へ発する。

 本実施形態において、ドライブ能力判定 路98は、予め与えられた基準パラメータ(基 値)と、遅延測定回路57による測定結果(カウ ント値)とを比較する。そして、測定結果が 準値より大きい場合、ドライブ能力判定回 98は、ドライブ能力制御回路55のドライブ能 設定を1段階高く引き上げる。一方、測定結 果が基準値より小さい場合は、ドライブ能力 判定回路98は、ドライブ能力制御回路55のド イブ能力設定を1段階引き下げる。

 そして、ドライブ能力判定回路98は、所 時間経過後、起動トリガにより遅延測定回 57を再起動し、遅延の測定終了を待ち、再度 比較する。このような比較動作を繰り返し、 最終的に基準値と測定結果の差が最小になっ た場合、調整動作を終了する。

 第2の実施形態によれば、一連の調整制御 を、第1実施形態のようなCPUのソフトウェア 依存することなく、ハードウェア回路によ 制御のみで一貫して行うことが可能となる

 上述したように、本発明の半導体集積回 によれば、テストモード時において、複数 I/Oセルがチェーン状に接続される。したが て、I/Oセル一つ分の遅延量ではなく、全I/O ルの遅延量の総和が計測され、遅延量の絶 値を大きく取ることが可能となる。したが て、半導体集積回路内部で使用するクロッ 周波数で動作する遅延測定回路において、 分な分解能が得られるようになり、一定の 定精度が得られるようになる。また、半導 集積回路チップを基板実装した時点の条件 伝搬遅延が自己診断できるため、基盤配線 インピーダンスを包括したドライブ能力調 が図れる。

 以上、本発明の各種実施形態を説明した 、本発明は前記実施形態において示された 項に限定されず、明細書の記載、並びに周 の技術に基づいて、当業者がその変更・応 することも本発明の予定するところであり 保護を求める範囲に含まれる。

 本出願は、2008年6月25日出願の日本特許出 願、特願2008-165963に基づくものであり、その 容はここに参照として取り込まれる。

 本発明の半導体集積回路は、ドライブ能 の個体差ばらつきを量産検査時の選別に頼 ず、基板上に実装した後でも、セルフチェ クで自身の実力位置を把握し、ばらつきを 正し、最適なドライブ能力値を設定できる で有用である。

21,51  半導体集積回路
22,52  メモリデバイス
23,53  I/O回路
24     CPU
25,55  ドライブ能力制御回路
26     設定レジスタ
27,57  遅延測定回路
34,64  遅延測定テストモード設定回路