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Title:
AIR CONDITIONER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146923
Kind Code:
A1
Abstract:
A driving unit (20) generates a driving voltage from a commercial voltage (AC) supplied from a commercial electric power source and output it to a motor (M). An overvoltage detecting unit (10) is connected between the commercial electric power source and the driving unit (20) and detects if the commercial voltage (AC) is normal. When the overvoltage detecting unit (10) detects the abnormality of the commercial voltage (AC), it generates history information (A) indicating that the abnormality of the commercial voltage (AC) occurs. A history holding unit (40) is comprised of a non-volatile rewritable memory device to hold the history information (A) generated by the overvoltage detecting unit (10).

Inventors:
NOMURA SHINICHIROU (JP)
YOSHISAKA KEIICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060067
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
May 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
NOMURA SHINICHIROU (JP)
YOSHISAKA KEIICHI (JP)
International Classes:
F24F11/02
Foreign References:
JPH11215682A1999-08-06
JP2003131764A2003-05-09
JP2004286239A2004-10-14
Attorney, Agent or Firm:
KOTANI, Etsuji et al. (2-2 Nakanoshima 2-chome, Kita-k, Osaka-shi Osaka 05, JP)
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Claims:
 モータと、
 商用電源から供給される商用電圧から前記モータを駆動するための駆動電圧を生成し、前記モータに出力する駆動部と、
 前記商用電源及び前記駆動部間に接続され、前記商用電圧の異常の有無を検出し、前記商用電圧の異常を検出した場合、前記商用電圧に異常が発生したことを示す第1の履歴情報を生成する過電圧検出部と、
 前記過電圧検出部により生成された第1の履歴情報を保持する履歴保持部とを備えることを特徴とする空気調和機。
 前記過電圧検出部により前記商用電圧の異常が検出された場合、前記商用電圧に異常が発生したことを報知する報知部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
 前記過電圧検出部は、前記商用電圧の異常を検出したときの電圧値を前記第1の履歴情報に含ませることを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
 ユーザからの操作指令に基づいて、前記第1の履歴情報を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の空気調和機。
 前記駆動部は、前記商用電圧の前記駆動部への入力を遮断する主回路リレーを備え、
 前記駆動部における異常電圧の発生の有無を検出し、異常電圧の発生を検出した場合、前記主回路リレーをオフする制御部を更に備えることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の空気調和機。
 前記制御部は、前記過電圧検出部により前記商用電圧の異常が検出された場合、前記主回路リレーをオフすることを特徴とする請求項5記載の空気調和機。
 前記過電圧検出部は、前記商用電圧の異常を検出した場合、商用電源と空気調和機とを電気的に遮断させるヒューズを備えることを特徴とする請求項5記載の空気調和機。
 前記制御部は、前記駆動部における異常電圧の発生を検出した場合、そのことを示す第2の履歴情報を生成し、
 前記制御部により生成された第2の履歴情報を保持する記憶回路を更に備えることを特徴とする請求項6又は7記載の空気調和機。
Description:
空気調和機

 本発明は、空気調和機に関するものであ 。

 特許文献1には、商用交流電源の出力を整 流する整流回路(DR1)と、整流回路(DR1)により 流された電圧を平滑化して直流電圧を出力 る平滑コンデンサ(C1)と、平滑コンデンサ(C1) から出力された直流電圧を検出する入力電圧 検出回路(IV)と、入力電圧検出回路(IV)により 出された直流電圧が予め定められた入力電 基準値よりも大きい場合に電圧異常と判別 る入力電圧異常検出回路(VD)と、入力電圧異 常検出回路(VD)により電圧異常と判別された 合、その履歴を記憶する異常履歴記憶回路(P M)とを備える電磁誘導加熱調理器が開示され いる。

 しかしながら、特許文献1の電磁誘導加熱調 理器においては、入力電圧異常検出回路(VD) 平滑コンデンサ(C1)から出力された直流電圧 検出し、この直流電圧に基づいて入力電圧 異常の有無を判別しているため、入力電圧 異常が商用電源の異常によるものなのか、 力電圧異常検出回路(VD)及び商用電源間に接 続された回路の異常によるものなのかを判別 することができないという問題があった。

特開2004-335266号公報

 本発明の目的は、商用電源の異常を判別 ることができる空気調和機を提供すること ある。

 本発明による空気調和機は、モータと、 用電源から供給される商用電圧から前記モ タを駆動するための駆動電圧を生成し、前 モータに出力する駆動部と、前記商用電源 び前記駆動部間に接続され、前記商用電圧 異常の有無を検出し、前記商用電圧の異常 検出した場合、前記商用電圧に異常が発生 たことを示す履歴情報を生成する過電圧検 部と、前記過電圧検出部により生成された 歴情報を保持する履歴保持部とを備えるこ を特徴とする。

本実施の形態による空気調和機の回路 を示している。 履歴情報Aの一例を示した図である。 履歴情報Bの一例を示す図である。 商用電圧に異常が発生した場合の空気 和機の動作を示すフローチャートである。 駆動部に異常電圧が発生した場合の空 調和機の動作を示すフローチャートである 履歴情報を表示部に表示させる場合の 気調和機の動作を示すフローチャートであ 。

 以下、本発明の実施の形態による空気調 機について説明する。図1は、本実施の形態 による空気調和機の回路図を示している。こ の空気調和機は、過電圧検出部10、駆動部20 モータM、制御部30、履歴保持部40、電圧検出 部50、及び操作部60を備えている。

 過電圧検出部10は、商用電源及び駆動部20 間に接続され、商用電圧ACの異常の有無を検 し、商用電圧ACの異常を検出した場合、商 電圧ACに異常が発生したことを示す履歴情報 A(第1の履歴情報の一例)を生成する。ここで 過電圧検出部10は、電圧検出部11、判定部12 履歴情報生成部13、及び報知部14を備えてい 。

 電圧検出部11は、商用電源の一方の端子 び他方の端子間に接続され、商用電圧ACを検 出する。判定部12は、電圧検出部11により検 された商用電圧ACの例えばピーク値が所定の 基準電圧を超える場合に商用電圧ACに異常(過 電圧)が発生したと判定する。ここで、基準 圧としては商用電圧のピーク値が異常であ ことを示すような予め定められた値を採用 ることができる。

 履歴情報生成部13は、判定部12により商用 電圧ACに異常が発生したと判定された場合、 のことを示す履歴情報Aを生成する。ここで 、履歴情報生成部13は、年月日及び時刻を計 する機能を備え、判定部12により商用電圧AC に異常が発生したと判定された時、異常が発 生したと判定された年月日及び時刻を示す情 報と、商用電圧ACに異常が発生したことを示 情報とを関連付けて履歴情報を生成し、履 保持部40に書き込む。履歴情報Aとしては、 えば「2007年5月9日:商用電圧の過電圧を検出 」というようなものが挙げられる。報知部14 、例えばLED(発光ダイオード)から構成され 判定部12により商用電圧ACの異常が検出され 場合に点灯し、ユーザに商用電圧ACに異常 発生したことを報知する。

 なお、履歴情報Aには、商用電圧ACに異常 発生したときの商用電圧ACの電圧値を含ま てもよい。この場合、電圧検出部11にピーク ホールド回路を設け、判定部12は、商用電圧A Cに異常が発生したと判定したとき、ピーク ールド回路に保持された電圧値を読み取り 履歴情報Aに含ませればよい。そして、判定 12は、ピークホールド回路に保持された電 値を読み取った後、ピークホールド回路を セットすればよい。

 こうすることで、異常が発生したときの 用電圧ACの電圧値を履歴情報Aに含ませるこ が可能となり、異常の具体的な内容を把握 ることができる。

 図2は、履歴情報生成部13が生成する履歴 報Aの一例を示した図である。図2に示すよ に履歴情報Aは、No、年月日時刻、内容、及 電圧値のフィールドを備える。Noのフィール ドには、履歴情報生成部13により生成された1 つの履歴情報Aを特定するために一意的に割 付けられた履歴番号が格納される。年月日 時のフィールドには、商用電圧ACに異常が発 生したと判定された時の年月日及び時刻が格 納される。内容のフィールドには、商用電圧 ACに異常が発生したことを示す情報が格納さ る。ここで、商用電圧ACに異常が発生した とを示す情報としては、例えば「商用電圧 過電圧を検出」等の文言やエラーコードが 用される。電圧値のフィールドには、商用 圧ACに異常が発生したときの商用電圧の電圧 値が格納される。

 そして、履歴情報生成部13は、判定部12に より商用電圧ACの異常が検出されたとき、図2 に示す各フィールドを備える1つのレコード 履歴情報Aとして生成し、履歴保持部40に書 込めばよい。

 駆動部20は、商用電源から供給される商 電圧ACからモータを駆動するための駆動電圧 を生成するものであり、主回路リレー21、整 回路22、平滑回路23、及びインバータ24を備 ている。主回路リレー21は、過電圧検出部10 の出力側に接続され、CPU32により駆動部20に 常電圧が発生したことが検出された場合に フし、商用電圧ACの駆動部20への入力を遮断 る。整流回路22は、例えばダイオードブリ ジから構成され、主回路リレー21の出力側に 接続され、商用電圧ACを整流する。平滑回路2 3は、コンデンサから構成され、整流回路22の 出力側に接続され、整流回路22により整流さ た商用電圧ACを平滑化して直流電圧を生成 、インバータ24に出力する。

 インバータ24は、6個のトランジスタ及び6 個のダイオードから構成された三相電圧型PWM インバータから構成され、CPU32の制御の下、 滑回路23から出力される直流電圧からモー Mを駆動するための駆動電圧を生成し、モー Mに出力する。

 制御部30は、SW電源回路31、CPU32、インバ タ駆動回路33、及び記憶回路34を備えている SW電源回路31は、過電圧検出部10の出力側に 続され、商用電圧ACを整流する整流回路と 整流回路により整流された商用電圧ACを平滑 化して直流電圧に変換する平滑回路とを備え 、商用電圧ACからCPU32を駆動するための直流 圧を生成する。

 CPU32は、記憶回路34に記憶された制御プロ グラムを実行することで、空気調和機の全体 制御を司る。本実施の形態では、CPU32は、電 検出部50により検出された電圧が所定の基 電圧を超えた場合、駆動部20において異常電 圧が発生したと判定し、主回路リレー21をオ し、商用電圧ACの駆動部20への入力を遮断す る。また、CPU32は、駆動部20において異常電 が発生したと判定した場合、異常電圧が発 した年月日及び時刻を示す情報と駆動部20に 異常電圧が発生したことを示す情報とを関連 付けて履歴情報B(第2の履歴情報の一例)を生 し、記憶回路34に書き込む。

 図3は、CPU32により生成される履歴情報Bの 一例を示す図である。図3に示すように履歴 報Bは、No、年月日時刻、内容、及び電圧値 フィールドを備える。No、年月日時刻のフィ ールドには、図2に示す履歴情報Aと同一名称 フィールドに格納されるデータと同一のデ タが格納される。

 内容のフィールドには、駆動部20に異常 圧が発生したことを示す情報が格納される この情報としては、例えば、「駆動部に異 電圧発生」等の文言やエラーコードを採用 ることができる。電圧値のフィールドには 駆動部20に異常電圧が発生したときに電圧検 出部50により検出された電圧値が格納される この場合、電圧検出部50に、駆動部20の電圧 値を保持するピークホールド回路を設け、CPU 32は、駆動部20の異常を検出したとき、ピー ホールド回路から電圧値を読み出し、履歴 報Bに含ませればよい。

 また、CPU32は、モータMの角速度を検出し この角速度を所定の角速度とするために、 ンバータ24を構成する各トランジスタのオ ・オフタイミングを規定するためのベース 流をインバータ駆動回路33に生成させる。

 また、CPU32は、履歴情報を参照するため ユーザによる操作入力が操作部60により受け 付けられた場合、記憶回路34から履歴情報Bを 読み出し、操作部60に出力すると共に、履歴 持部40から履歴情報Aを読み出し、操作部60 出力する。

 インバータ駆動回路33は、CPU32の制御の下 、インバータ24を構成する各トランジスタを ン・オフさせるためのベース電流を生成し 各トランジスタのベースに出力する。

 記憶回路34は、EEPROM等の書き換え可能な 揮発性の記憶装置から構成され、空気調和 を制御するための制御プログラム及びCPU32に より生成された履歴情報Bを記憶する。電圧 出部50は、A/Dコンバータから構成され、平滑 回路23の出力側において平滑回路23に並列接 され、平滑回路23から出力される直流電圧を 検出し、デジタルの電気信号に変換してCPU32 出力する。

 操作部60は、空気調和機と無線により種 のデータが送受信可能に接続されたリモー コントローラにより構成され、ユーザによ てなされる種々の操作指令を受け付け、空 調和機に出力する。また、操作部60は、空気 調和機の現在の設定温度等の空気調和機の稼 働情報を表示するための表示部61を備えてい 。本実施の形態では、操作部60は、履歴情 を参照するための操作指令をユーザから受 付け、この操作指令をCPU32に通知し、CPU32か 出力された履歴情報Bを表示部61に表示させ 。

 モータMは、例えば圧縮機を駆動するため のDCブラシレスモータから構成され、インバ タ24から出力される駆動電圧によって駆動 れる。履歴保持部40は、EEPROM等の不揮発性の 書き換え可能な記憶装置から構成され、履歴 情報生成部13により生成された履歴情報Aを記 憶する。

 次に、商用電圧ACに異常が発生した場合 空気調和機の動作について説明する。図4は 商用電圧ACに異常が発生した場合の空気調 機の動作を示すフローチャートである。過 圧検出部10における判定部12は、商用電圧AC ピーク値が基準電圧を超えたため、商用電 ACに異常が発生したことを検出すると(ステ プS1)、報知部14を構成するLEDを点灯させ、商 用電圧ACに異常が発生したことをユーザに報 すると共に(ステップS2)、商用電圧ACに異常 発生したことをCPU32に通知する(ステップS3)

 次に、履歴情報生成部13は、商用電圧ACの 異常が検出された年月日及び時刻を示す情報 と、商用電圧ACの異常が発生したことを示す 報と、商用電圧ACの電圧値とを関連付けて 歴情報Aを生成し(ステップS4)、履歴保持部40 書き込む。

 そして、判定部12により商用電圧ACに異常 が発生したことが通知されたCPU32は、主回路 レー21をオフし(ステップS5)、商用電圧ACの 動部20への入力を遮断し、駆動部20を過電圧 ら保護する。

 次に、駆動部20に異常電圧が発生した場 の空気調和機の動作について説明する。図5 、駆動部20に異常電圧が発生した場合の空 調和機の動作を示すフローチャートである まず、CPU32は、電圧検出部50により検出され 直流電圧の大きさが所定の基準電圧を超え 場合、駆動部20において異常電圧が発生し ことを検出する(ステップS11)。そして、CPU32 、主回路リレー21をオフし(ステップS12)、商 用電圧ACの駆動部20への入力を遮断し、駆動 20を過電圧から保護する(ステップS13)。次に CPU32は、駆動部20に異常電圧が発生したこと を示す履歴情報Bを生成し、記憶回路34に書き 込む(ステップS14)。

 次に、履歴情報を表示部61に表示させる 合の空気調和機の動作について説明する。 6は、履歴情報を表示部61に表示させる場合 空気調和機の動作を示すフローチャートで る。まず、操作部60により履歴情報を表示さ せるためのユーザからの操作指令が受け付け られると(ステップS21)、CPU32は、履歴保持部40 から履歴情報Aを読み出すと共に(ステップS22) 、記憶回路34から履歴情報Bを読み出し操作部 60に出力する。そして、操作部60は、CPU32から 出力された履歴情報A及び履歴情報Bを例えば 新の履歴情報から順番に表示部61に表示さ る(ステップS23)。ここで、CPU32は、履歴情報 多数存在する場合、最新の履歴情報から過 に遡って所定個数の履歴情報を操作部60に 力してもよい。また、操作部60は、履歴情報 が多数存在し、全ての履歴情報を一度に表示 部61に表示させることができない場合は、履 情報を表示部61にスクロール表示させるよ にしてもよい。

 ここで、操作部60は、履歴情報A及び履歴 報Bを最新の履歴情報から順番に一覧表示し 、かつ、色を変更するなどして履歴情報A及 履歴情報Bを区別可能に表示する一覧画像を 成し、表示部61に表示させればよい。

 また、操作部60は、履歴情報Aのみ表示さ る操作指令を受け付けた場合、履歴情報Aの 一覧画像を生成し、表示部61に表示させ、履 情報Bのみを表示させる操作指令を受け付け た場合、履歴情報Bの一覧画像を生成し、表 部61に表示させればよい。

 このように、本空気調和機によれば、過 圧検出部10は、商用電源及び駆動部20間に接 続され、商用電圧ACの異常の有無を検出し、 用電圧ACの異常を検出した場合、そのこと 示す履歴情報Aを生成し、履歴保持部40に保 させるため、商用電圧の異常が発生したこ を特定することが可能となる。そのため、 気調和機にトラブルが発生した場合、その ラブルが商用電圧の異常によるものなのか 空気調和機の故障によるものなのかを切り けることが可能となる。従って、空気調和 が、安定した商用電圧ACが供給されない国な どに設置された場合において、トラブルが頻 発した場合に空気調和機の故障によるものか 、商用電圧ACの異常によるものかの切り分け 容易に行うことが可能となる。

 また、判定部12により商用電圧ACの異常が 検出された場合、報知部14はそのことを報知 るため、ユーザは商用電圧ACの異常により 気調和機にトラブルが発生したことを速や に認識することが可能となる。

 また、駆動部20において異常電圧が発生 た場合、商用電圧の駆動部20への入力が主回 路リレー21により遮断されるため、駆動部20 構成する各回路の破損を防止することがで る。

 なお、上記実施の形態では、過電圧検出 10により商用電圧ACの異常が検出された場合 、CPU32により主回路リレー21がオフされてい が、これに代えて、判定部12により商用電圧 ACが異常であると判定されるような電圧が発 した場合、商用電源と空気調和機とを電気 に遮断させるヒューズを過電圧検出部10に 備させてもよい。これにより、CPU32の処理負 担を軽減させることができると共に、駆動部 20を過電圧から保護することができる。

 また、上記実施の形態では、判定部12及 履歴情報生成部13を過電圧検出部10に備えさ たが、これに限定されず、判定部12及び履 情報生成部13の機能をCPU32により実行させて よい。この場合、CPU32は、電圧検出部11によ り検出された商用電圧ACが基準電圧を超える 合、商用電圧ACに異常が発生したと判定し 履歴情報Aを生成し、履歴保持部40に書き込 ばよい。また、履歴保持部40を記憶回路34に けても良い。これにより、記憶装置の部品 数を削減することが可能となる。

 また、過電圧検出部10として、商用電圧AC が基準電圧を超えた場合に色が変化する物質 を採用してもよい。この物質としては、例え ば、基準電圧以上の電圧が印加されると色が 変化する薬品が塗布された紙等が挙げられる 。そして、この紙を商用電源と並列接続させ ればよい。また、操作部60として、例えば、 業員が携帯する外部コンソールを採用して よい。

 (本発明の纏め)
 (1)本発明による空気調和機は、モータと、 用電源から供給される商用電圧から前記モ タを駆動するための駆動電圧を生成し、前 モータに出力する駆動部と、前記商用電源 び前記駆動部間に接続され、前記商用電圧 異常の有無を検出し、前記商用電圧の異常 検出した場合、前記商用電圧に異常が発生 たことを示す第1の履歴情報を生成する過電 圧検出部と、前記過電圧検出部により生成さ れた第1の履歴情報を保持する履歴保持部と 備えることを特徴とする。

 この構成によれば、過電圧検出部は、商 電源及び駆動部間に接続され、商用電圧の 常の有無を検出し、商用電圧の異常を検出 た場合、そのことを示す第1の履歴情報を生 成し、履歴保持部に保持させるため、商用電 圧の異常が発生したことを特定することが可 能となる。そのため、空気調和機にトラブル が発生した場合、そのトラブルが商用電圧の 異常によるものなのか、空気調和機の故障に よるものなのかを切り分けることが可能とな る。従って、空気調和機が安定した商用電圧 が供給されない国などに設置された場合にお いて、トラブルが頻発した場合にトラブルの 原因特定を容易に行うことが可能となる。

 (2)前記過電圧検出部により前記商用電圧 異常が検出された場合、前記商用電圧に異 が発生したことを報知する報知部を更に備 ることが好ましい。

 この構成によれば、商用電圧の異常が検 された場合、そのことが報知されるため、 ーザは商用電圧の異常により空気調和機に ラブルが発生したことを速やかに認識する とが可能となる。

 (3)前記過電圧検出部は、前記商用電圧の 常を検出したときの電圧値を前記第1の履歴 情報に含ませることが好ましい。

 この構成によれば、商用電圧に異常が発 したときの商用電圧の電圧値を第1の履歴情 報から確認することができる。

 (4)ユーザからの操作指令に基づいて、前 第1の履歴情報を表示する表示部を更に備え ることが好ましい。

 この構成によれば、ユーザは、必要に応 て第1の履歴情報を表示部に表示させて、障 害の発生原因を確認することができる。

 (5)前記駆動部は、前記商用電圧の前記駆 部への入力を遮断する主回路リレーを備え 前記駆動部における異常電圧の発生の有無 検出し、異常電圧の発生を検出した場合、 記主回路リレーをオフする制御部を更に備 ることが好ましい。

 この構成によれば、駆動部において異常 圧が発生した場合、商用電圧の駆動部への 力が主回路リレーにより遮断されるため、 動部を構成する各回路の破損を防止するこ ができる。

 (6)前記制御部は、前記過電圧検出部によ 前記商用電圧の異常が検出された場合、前 主回路リレーをオフすることが好ましい。

 この構成によれば、商用電圧が過電圧に った場合に空気調和機を過電圧から保護す ことができる。

 (7)前記過電圧検出部は、前記商用電圧の 常を検出した場合、商用電源と空気調和機 を電気的に遮断させるヒューズを備えるこ が好ましい。

 この構成によれば、商用電圧が過電圧に った場合に空気調和機を過電圧から保護す ことができる。

 (8)前記制御部は、前記駆動部における異 電圧を検出した場合、そのことを示す第2の 履歴情報を生成し、前記制御部により生成さ れた第2の履歴情報を保持する記憶回路を更 備えることが好ましい。

 この構成によれば、駆動部において異常 圧が発生した場合、そのことを示す第2の履 歴情報が生成され、記憶回路に保持されるた め、駆動部に異常電圧が発生したことを確認 することが可能となる。そのため、空気調和 機にトラブルが発生した場合、そのトラブル が空気調和機の故障によるものであることを 切り分けることが可能となる。