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Title:
AIR CONDITIONING MANAGING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084635
Kind Code:
A1
Abstract:
Operation data on power consumption and the like relating to an air conditioning apparatus is monitored, a user is informed of the operation status of the air conditioning apparatus, and power consumption is reduced. An air conditioning managing device (1) acquires and manages data on the air conditioning apparatus including a plurality of indoor units. The air conditioning managing device is provided with a data acquiring section (24), a data storage section (22), an analyzing section (21) and an analysis result display section (23). The data acquiring section acquires operation data on the air conditioning apparatus, including power consumption data by indoor unit. The data storage section stores the operation data for a prescribed period. The analyzing section analyzes operation data by indoor unit. The analysis result display section visualizes the analysis data analyzed by the analysis section and displays the data.

Inventors:
MIKI TOSHIYUKI (JP)
HASHIMOTO SATOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/074378
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
December 19, 2007
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
MIKI TOSHIYUKI (JP)
HASHIMOTO SATOSHI (JP)
International Classes:
F24F11/02
Foreign References:
JP2006162213A2006-06-22
JP2006292279A2006-10-26
JP2000018691A2000-01-18
Other References:
See also references of EP 2096367A4
Attorney, Agent or Firm:
ONO, Yukio et al. (South Forest Bldg.1-4-19, Minamimori-machi,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka, JP)
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Claims:
 複数の室内機を含む空気調和装置のデータを取得して管理する空調管理装置であって、
 前記室内機毎の消費電力データを含む前記空気調和装置の運転データを取得するデータ取得部(24)と、
 所定期間における前記運転データを蓄積するデータ蓄積部(22)と、
 前記室内機毎の前記運転データを分析する分析部(21)と、
 前記分析部により分析された分析データを可視化して表示させる分析結果表示部(23)と、
を備えた空調管理装置(1)。
 前記分析データと、前記空気調和装置全体の消費電力を低減させることが可能な消費電力低減対策とを関連付けた消費電力対策テーブル(22a)と、
 前記分析データに基づいて、前記消費電力対策テーブルから前記消費電力低減対策を抽出する抽出部(21)と、
をさらに備え、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項1に記載の空調管理装置(1)。
 前記データ取得部により取得される前記運転データには、前記室内機が室内を空調するときの目標設定温度である空調設定温度データが含まれ、
 前記データ蓄積部は、前記空調設定温度データを前記消費電力データと関連付けて前記室内機毎に設定温度消費電力データとして蓄積し、
 前記分析部は、前記設定温度消費電力データに基づいて、冷房運転の場合には前記目標設定温度が第1所定温度未満の前記室内機、暖房運転の場合には前記目標設定温度が第2所定温度を超える前記室内機のうちで、前記消費電力が大きい順に前記室内機を所定台数選択し、
 前記分析表示部は、前記分析部により選択された前記室内機の前記設定温度消費電力データを可視化してさらに表示させる、
請求項2に記載の空調管理装置(1)。
 前記抽出部は、前記分析部により選択された前記室内機に対して、冷房運転の場合には前記目標設定温度を上げることを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、暖房運転の場合には前記目標設定温度を下げることを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項3に記載の空調管理装置(1)。
 前記データ取得部により取得される前記運転データには、時間帯別の前記消費電力データである電力デマンドデータが含まれ、
 前記データ蓄積部は、前記電力デマンドデータを前記室内機毎に室内機電力デマンドデータとして蓄積し、
 前記分析部は、前記電力デマンドデータを分析して前記空気調和装置全体の全体電力デマンドのピークが発生したピーク発生時刻を算出し、前記ピーク発生時刻における前記室内機毎の室内機電力デマンドが大きい順に前記室内機を所定台数選択し、
 前記分析結果表示部は、前記分析部により選択された前記室内機の前記ピーク発生時刻における前記室内機電力デマンドデータを可視化してさらに表示させる、
請求項2に記載の空調管理装置(1)。
 前記抽出部は、前記分析部により選択された前記室内機の電力デマンドの抑制制御を行うことを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項5に記載の空調管理装置(1)。
 前記データ取得部により取得される前記運転データには、外気温度データが含まれ、
 前記データ蓄積部は、前記外気温度データと前記消費電力データとを関連付けて、前記室内機毎に外気温度別消費電力データとして蓄積し、
 前記分析部は、前記外気温度別消費電力データに基づいて、前記室内機全ての全室内機傾向と前記室内機毎の室内機傾向とを分析し、前記全室内機傾向を基準にして前記室内機傾向の変位が大きい順に前記室内機を所定台数選択し、
 前記分析結果表示部は、前記分析部により選択された前記室内機の前記室内機傾向と前記全室内機傾向とを比較した比較データを可視化してさらに表示させる、
請求項2に記載の空調管理装置(1)。
 前記抽出部は、外気温度による空調負荷が大きい場合に、前記分析部により選択された前記室内機が空調する室内の外部負荷を抑制させることを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項7に記載の空調管理装置(1)。
 前記抽出部は、外気温度による空調負荷が小さい場合に、前記分析部により選択された前記室内機が空調する室内の外気導入量を増加させることを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項7に記載の空調管理装置(1)。
 前記データ取得部により取得される前記運転データには、前記室内機が室内を空調するときの目標設定値である空調設定温度が変更された回数をカウントした変更回数データと、前記空調設定温度が変更された変更時間帯データとが含まれ、
 前記データ蓄積部は、前記変更回数データと前記変更時間帯データとを関連付けて時間帯別変更回数データとして前記室内機毎に蓄積し、
 前記分析部は、前記時間帯別変更回数データに基づいて、前記室内機毎の全変更回数が多い順に前記室内機を所定台数選択し、
 前記分析結果表示部は、前記分析部により選択された前記室内機の前記時間帯別変更回数データを可視化してさらに表示させる、
請求項2のいずれかに記載の空調管理装置(1)。
 前記抽出部は、前記分析部により選択された前記室内機が空調する室内にかかる外部負荷を抑制することを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項10に記載の空調管理装置(1)。
 前記データ取得部により取得される前記運転データには、外気温度データと、前記室内機毎のサーモオフ時間データとが含まれ、
 前記データ蓄積部は、前記外気温度データと前記サーモオフ時間データとを関連付けて、外気温度別サーモオフ時間データとして前記室内機毎に蓄積し、
 前記分析部は、前記外気温度別サーモオフ時間データに基づいて、前記外気温度別の前記サーモオフ時間の長い順に前記室内機を所定台数選択し、
 前記分析結果表示部は、前記分析部により選択された前記室内機の前記外気温度別サーモオフ時間データを可視化してさらに表示させる、
請求項2のいずれかに記載の空調管理装置(1)。
 前記抽出部は、前記分析部により選択された前記室内機の運転を停止させることを推奨する旨の前記消費電力低減対策を前記消費電力対策テーブルから抽出し、
 前記分析結果表示部は、前記抽出部により抽出された前記消費電力低減対策をさらに表示させる、
請求項10に記載の空調管理装置。
 前記サーモオフ時間データに基づいて、前記分析部に選択された前記室内機を停止させる制御部(27)をさらに備えた、
請求項12または13に記載の空調管理装置(1)。
Description:
空調管理装置

 本発明は、空気調和装置に関する運転デ タを取得して監視するための空調管理装置 関する。

 従来、空気調和装置の監視を行う場合に、 気調和装置等の設定温度データ、消費電力 ータ、運転モードデータ等を取得するシス ムが知られている。例えば、空気調和装置 生じる異常データを監視するシステムとし 、以下に示す特許文献1に記載の監視システ ムがある。この監視システムでは、空気調和 装置に異常が生じると、空気調和装置の監視 を行っている監視装置から遠隔監視装置に対 して、異常発生情報と直近の運転状態情報と を含めた異常内容が送信される。そして、送 信されてくる異常内容は遠隔監視装置におけ る運転情報データベースに格納され、随時蓄 積されていく。これにより、現地のサービス マンは、自己が保持している携帯端末を用い てインターネットを介した通信を行い、運転 情報データベースにおける異常内容のうち直 近30分前から現在までの運転状態情報を抽出 て受信することで、迅速に異常発生に対応 ることが可能になっている。すなわち、こ 監視システムでは、運転情報データベース 蓄積されているデータの中から所定の直近 間帯の運転状態情報を抽出する処理が行わ ている。

特開2004-226062号公報

 近年、化石燃料などの一次エネルギーの 渇が懸念されており、また、温室効果ガス あるCO2の排出の抑制などの観点から省エネ ギー化のニーズがあり、上述のような技術 おける監視システムにおいて、空気調和装 等の設定温度データ、消費電力データ、運 モードデータ等の運転データを消費電力を 減させるために利用することが検討されて る。本発明は、上述した点に鑑みてなされ ものであり、本発明の課題は、空気調和装 に関する消費電力などに関する運転データ 監視し、ユーザに空気調和装置の運転状況 知らせ、消費電力の低減につなげることに る。

 第1発明に係る空調管理装置は、複数の室内 機を含む空気調和装置のデータを取得して管 理する空調管理装置であって、データ取得部 と、データ蓄積部と、分析部と、分析結果表 示部とを備える。データ取得部は、室内機毎 の消費電力データを含む空気調和装置の運転 データを取得する。データ蓄積部は、所定期 間における運転データを蓄積する。分析部は 、室内機毎の運転データを分析する。分析結 果表示部は、分析部により分析された分析デ ータを可視化して表示させる。
 本発明では、空気調和装置の消費電力デー を含む運転データを取得蓄積し、蓄積され 運転データに基づいて分析した分析データ 可視化して分析結果表示部で表示させる。 たがって、ユーザは、運転状況を把握する とができ、消費電力を低減させる対策を容 に講じることができる。

 第2発明に係る空調管理装置は、第1発明に る空調管理装置であって、消費電力対策テ ブルと、抽出部とをさらに備える。消費電 対策テーブルは、分析データと、消費電力 減対策とを関連付けたものである。消費電 対策テーブルは、空気調和装置全体の消費 力を低減させることが可能な対策である。 出部は、分析データに基づいて、消費電力 策テーブルから消費電力低減対策を抽出す 。そして、分析結果表示部は、抽出部によ 抽出された消費電力低減対策をさらに表示 せる。
 本発明では、あらかじめ設定された消費電 対策を分析した結果に基づいて分析結果表 部に表示させることができる。したがって ユーザは、空気調和装置の運転状況に応じ 消費電力を低減させるための対策を効果的 講じることができる。

 第3発明に係る空調管理装置は、第2発明 係る空調管理装置であって、データ取得部 より取得される運転データには、室内機が 内を空調するときの目標設定温度である空 設定温度データが含まれる。データ蓄積部 、空調設定温度データを消費電力データと 連付けて室内機毎に設定温度消費電力デー として蓄積する。分析部は、設定温度消費 力データに基づいて、冷房運転の場合には 標設定温度が第1所定温度未満の室内機、暖 運転の場合には目標設定温度が第2所定温度 を超える室内機のうちで、消費電力が大きい 順に室内機を所定台数選択する。分析表示部 は、分析部により選択された室内機の設定温 度消費電力データを可視化してさらに表示さ せる。

 本発明では、データ取得部により取得され 空調設定温度データと消費電力データとを 連付けて、室内機毎に設定温度消費電力デ タとしてデータ蓄積部に蓄積する。そして 蓄積された設定温度消費電力データを基に 分析部は、冷房運転の場合には目標設定温 が第1所定温度未満の室内機のうちで消費電 力の大きい室内機の順に所定台数を選択し、 暖房運転の場合には目標設定温度が第2所定 度を超える室内機のうちで消費電力の大き 室内機の順に所定台数の室内機を選択する さらに、分析部により選択された所定台数 室内機の設定温度消費電力データを可視化 て分析結果表示部に表示させる。
 したがって、分析部は、目標設定温度が、 奨されないような低すぎる温度(冷房運転時 )であったり、高すぎる温度(暖房運転時)であ ったりすることで無駄に電力を消費している 可能性の高い室内機を所定台数選択すること ができる。また、選択された室内機の目標設 定温度値と消費電力とを可視化して、ユーザ に知らせることができる。このため、ユーザ に対して、無駄に電力を消費している可能性 の高い室内機を運転データとともに知らせる ことができ、消費電力の低減対策につなげる ことができる。

 第4発明に係る空調管理装置は、第3発明に る空調管理装置であって、抽出部は、分析 により選択された室内機に対して、冷房運 の場合には目標設定温度を上げることを推 する旨の消費電力低減対策を消費電力対策 ーブルから抽出する。また、抽出部は、分 部により選択された室内機に対して、暖房 転の場合には目標設定温度を下げることを 奨する旨の消費電力低減対策を消費電力対 テーブルから抽出する。分析結果表示部は 抽出部により抽出された消費電力低減対策 さらに表示させる。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、冷房運転の場合には目標設定温 を上げるように推奨し、暖房運転の場合に 目標設定温度を下げるようにユーザに推奨 ている。
 したがって、ユーザに対して、無駄に電力 消費している可能性が高い室内機の運転デ タを示すだけでなく、消費電力を低減する めの対策案を提案できる。このため、効果 な消費電力の低減対策につなげることがで 、また、ユーザの負担を軽減できる。

 第5発明に係る空調管理装置は、第2発明に る空調管理装置であって、データ取得部に り取得される運転データには、時間帯別の 費電力データである電力デマンドデータが まれる。データ蓄積部は、電力デマンドデ タを室内機毎に室内機電力デマンドデータ して蓄積する。分析部は、電力デマンドデ タを分析して空気調和装置全体の全体電力 マンドのピークが発生したピーク発生時刻 算出する。また、分析部は、ピーク発生時 における室内機毎の室内機電力デマンドが きい順に室内機を所定台数選択する。分析 果表示部は、分析部により選択された室内 のピーク発生時刻における室内機電力デマ ドデータを可視化してさらに表示させる。
 本発明では、データ取得部により取得され 電力デマンドデータを、室内機毎にデータ 積部に蓄積する。そして、蓄積された電力 マンドデータを基に、分析部は、空気調和 置全体における全体電力デマンドピークが 生したピーク発生時刻を算出し、ピーク発 時刻における室内機電力デマンドが大きい 内機の順に所定台数の室内機を選択する。 らに、分析部により選択された所定台数の 内機のピーク発生時刻における室内機電力 マンドデータを可視化して分析結果表示部 表示させる。
 したがって、分析部は、ピーク発生時刻に ける室内機電力デマンドが大きく、全体電 デマンドに影響が大きい可能性の高い室内 を所定台数選択することができる。また、 択された室内機の室内機電力デマンドデー を可視化して、ユーザに知らせることがで る。このため、ユーザに対して、全体電力 マンドに影響が大きい可能性の高い室内機 運転データとともに知らせることができ、 費電力の低減対策につなげることができる

 第6発明に係る空調管理装置は、第5発明に る空調管理装置であって、抽出部は、分析 により選択された室内機の電力デマンドの 制制御を行うことを推奨する旨の消費電力 減対策を消費電力対策テーブルから抽出す 。分析結果表示部は、抽出部により抽出さ た消費電力低減対策をさらに表示させる。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、電力デマンドの抑制制御を行う とをユーザに推奨している。
 したがって、ユーザに対して、全体電力デ ンドに大きな影響がある可能性の高い室内 の運転データを示すだけでなく、消費電力 低減するための対策案を提案できる。この め、効果的な消費電力の低減対策につなげ ことができ、また、ユーザの負担を軽減で る。

 第7発明に係る空調管理装置は、第2発明 係る空調管理装置であって、データ取得部 より取得される運転データには、外気温度 ータが含まれる。データ蓄積部は、外気温 データと消費電力データとを関連付けて、 内機毎に外気温度別消費電力データとして 積する。分析部は、外気温度別消費電力デ タに基づいて、室内機全ての全室内機傾向 室内機毎の室内機傾向とを分析する。また 分析部は、全室内機傾向を基準にして室内 傾向の変位が大きい順に室内機を所定台数 択する。分析結果表示部は、分析部により 択された室内機の室内機傾向と全室内機傾 とを比較した比較データを可視化してさら 表示させる。

 本発明では、データ取得部により取得され 外気温度データと消費電力データとを関連 けて、室内機毎に外気温度別消費電力デー としてデータ蓄積部に蓄積する。そして、 積された外気温度別消費電力データを基に 分析部は、全室内機傾向を基準にして室内 傾向の変位が大きい室内機の順に所定台数 室内機を選択する。さらに、分析部により 択された所定台数の室内機の室内機傾向と 室内機傾向とを比較した比較データを可視 して分析結果表示部に表示させる。
 したがって、分析部は、外部負荷あるいは 部負荷が大きい室内を空調している可能性 高い室内機を所定台数選択することができ 。そして、選択された室内機の室内機傾向 全室内機傾向とを比較した比較データを可 化して、ユーザに知らせることができる。 のため、ユーザに対して、外部負荷が大き あるいは内部負荷が大きい室内を空調して る可能性の高い室内機を運転データととも 知らせることができ、消費電力の低減対策 つなげることができる。

 第8発明に係る空調管理装置は、第7発明に る空調管理装置であって、抽出部は、外気 度による空調負荷が大きい場合に、分析部 より選択された室内機が空調する室内の外 負荷を抑制させることを推奨する旨の消費 力低減対策を消費電力対策テーブルから抽 する。分析結果表示部は、抽出部により抽 された消費電力低減対策をさらに表示させ 。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、例えば、ブラインドを降ろして 部からの輻射熱を遮断したり、負荷の大き 外気導入量を減らしたりすることで、外部 荷を抑制させることをユーザに推奨してい 。
 したがって、ユーザに対して、外部負荷が きい室内を空調している可能性の高い室内 の運転データを示すだけでなく、消費電力 低減するための対策案を提案できる。この め、効果的な消費電力の低減対策につなげ ことができ、また、ユーザの負担を軽減で る。

 第9発明に係る空調管理装置は、第7発明に る抽出部は、外気温度による空調負荷が小 い場合に、分析部により選択された室内機 空調する室内の外気導入量を増加させるこ を推奨する旨の消費電力低減対策を消費電 対策テーブルから抽出する。分析結果表示 は、抽出部により抽出された消費電力低減 策をさらに表示させる。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、外気導入量を増加させることを ーザに推奨している。
 したがって、ユーザに対して、内部負荷が きい室内を空調している可能性の高い室内 の運転データを示すだけでなく、消費電力 低減するための対策案を提案できる。この め、効果的な消費電力の低減対策につなげ ことができ、また、ユーザの負担を軽減で る。

 第10発明に係る空調管理装置は、第2発明に る空調管理装置であって、データ取得部に り取得される運転データには、変更回数デ タと、変更時間帯データとが含まれる。変 回数データは、室内機が室内を空調すると の目標設定値である空調設定温度が変更さ た回数をカウントしたデータである。変更 間帯データは、空調設定温度が変更された 間帯である。データ蓄積部は、変更回数デ タと変更時間帯データとを関連付けて時間 別変更回数データとして室内機毎に蓄積す 。分析部は、時間帯別変更回数データに基 いて、室内機毎の全変更回数が多い順に室 機を所定台数選択する。分析結果表示部は 分析部により選択された室内機の時間帯別 更回数データを可視化してさらに表示させ 。
 本発明では、データ取得部により取得され 変更データと変更時間帯データとを関連付 て、室内機毎に時間帯別変更回数データと てデータ蓄積部に蓄積する。そして、蓄積 れた時間帯別変更回数データを基に、分析 は、室内機毎の全変更回数が多い室内機の に所定台数の室内機を選択する。さらに、 析部により選択された所定台数の室内機の 間帯別変更回数データを可視化して分析結 表示部に表示させる。
 したがって、分析部は、体感温度と目標設 値とが合っていない可能性の高い室内機を 定台数選択することができる。そして、選 された室内機の時間帯別変更回数データを 視化して、ユーザに知らせることができる このため、ユーザに対して、体感温度と目 設定値とが合っていない可能性の高い室内 を運転データとともに知らせることができ 消費電力の低減対策につなげることができ 。

 第11発明に係る空調管理装置は、第10発明に 係る空調管理装置であって、抽出部は、分析 部により選択された室内機が空調する室内に かかる外部負荷を抑制することを推奨する旨 の消費電力低減対策を消費電力対策テーブル から抽出する。分析結果表示部は、抽出部に より抽出された消費電力低減対策をさらに表 示させる。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、例えば、ブラインドを降ろして 部からの輻射熱を遮断したり、負荷の大き 外気導入量を減らしたりすることで、外部 荷を抑制させることをユーザに推奨してい 。
 したがって、ユーザに対して、外部負荷が きい室内を空調している可能性の高い室内 の運転データを示すだけでなく、消費電力 低減するための対策案を提案できる。この め、効果的な消費電力の低減対策につなげ ことができ、また、ユーザの負担を軽減で る。

 第12発明に係る空調管理装置は、第2発明 係る空調管理装置であって、データ取得部 より取得される運転データには、外気温度 ータと、室内機毎のサーモオフ時間データ が含まれる。データ蓄積部は、外気温度デ タとサーモオフ時間データとを関連付けて 外気温度別サーモオフ時間データとして室 機毎に蓄積する。分析部は、外気温度別サ モオフ時間データに基づいて、外気温度別 サーモオフ時間の長い順に室内機を所定台 選択する。分析結果表示部は、分析部によ 選択された室内機の外気温度別サーモオフ 間データを可視化してさらに表示させる。

 本発明では、データ取得部により取得され 外気温度データとサーモオフ時間データと 関連付けて、室内機毎に外気温度別サーモ フ時間データとしてデータ蓄積部に蓄積す 。そして、蓄積された外気温度別サーモオ 時間データを基に、分析部は、外気温度別 サーモオフ時間の長い室内機の順に所定台 の室内機を選択する。さらに、分析部によ 選択された所定台数の室内機の外気温度別 ーモオフ時間データを可視化して分析結果 示部に表示させる。
 したがって、分析部は、サーモオフ時間が く無駄に送風運転のみを行っている可能性 高い室内機を所定台数選択することができ 。そして、選択された室内機の外気温度別 ーモオフ時間データを可視化して、ユーザ 知らせることができる。このため、ユーザ 対して、サーモオフ時間が長く、無駄に送 運転のみを行っている可能性の高い室内機 運転データとともに知らせることができ、 費電力の低減対策につなげることができる

 第13発明に係る空調管理装置は、第12発明に かかる空調管理装置であって、抽出部は、分 析部により選択された室内機の運転を停止さ せることを推奨する旨の消費電力低減対策を 消費電力対策テーブルから抽出する。分析結 果表示部は、抽出部により抽出された消費電 力低減対策をさらに表示させる。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、運転を停止させることをユーザ 推奨している。
 したがって、ユーザに対して、無駄に送風 転のみを行っている可能性の高い室内機の 転データを示すだけでなく、消費電力を低 するための対策案を提案できる。このため 効果的な消費電力の低減対策につなげるこ ができ、また、ユーザの負担を軽減できる

 第14発明に係る空調管理装置は、第12発明ま たは第13発明に係る空調管理装置であって、 ーモオフ時間データに基づいて、分析部に 択された前記室内機を停止させる制御部を らに備える。
 本発明では、分析部により選択された室内 に対して、自動的に運転を停止させる制御 をさらに備えている。したがって、無駄に 風運転のみを行っている可能性の高い室内 をユーザが停止させなくとも自動的に停止 せることができる。このため、ユーザの負 を軽減できる。

 第1発明に係る空調管理装置では、ユーザは 、運転状況を把握することができ、消費電力 を低減させる対策を容易に講じることができ る。
 第2発明に係る空調管理装置では、ユーザは 、空気調和装置の運転状況に応じて消費電力 を低減させるための対策を効果的に講じるこ とができる。
 第3発明に係る空調管理装置では、分析部は 、目標設定温度が、推奨されないような低す ぎる温度(冷房運転時)であったり、高すぎる 度(暖房運転時)であったりすることで無駄 電力を消費している可能性の高い室内機を 定台数選択することができる。また、選択 れた室内機の目標設定温度値と消費電力と 可視化して、ユーザに知らせることができ 。このため、ユーザに対して、無駄に電力 消費している可能性の高い室内機を運転デ タとともに知らせることができ、消費電力 低減対策につなげることができる。

 第4発明に係る空調管理装置では、ユーザに 対して、無駄に電力を消費している可能性が 高い室内機の運転データを示すだけでなく、 消費電力を低減するための対策案を提案でき る。このため、効果的な消費電力の低減対策 につなげることができ、また、ユーザの負担 を軽減できる。
 第5発明に係る空調管理装置では、分析部は 、ピーク発生時刻における室内機電力デマン ドが大きく、全体電力デマンドに影響が大き い可能性の高い室内機を所定台数選択するこ とができる。また、選択された室内機の室内 機電力デマンドデータを可視化して、ユーザ に知らせることができる。このため、ユーザ に対して、全体電力デマンドに影響が大きい 可能性の高い室内機を運転データとともに知 らせることができ、消費電力の低減対策につ なげることができる。

 第6発明に係る空調管理装置では、ユーザに 対して、全体電力デマンドに大きな影響があ る可能性の高い室内機の運転データを示すだ けでなく、消費電力を低減するための対策案 を提案できる。このため、効果的な消費電力 の低減対策につなげることができ、また、ユ ーザの負担を軽減できる。
 第7発明に係る空調管理装置では、分析部は 、外部負荷あるいは内部負荷が大きい室内を 空調している可能性の高い室内機を所定台数 選択することができる。そして、選択された 室内機の室内機傾向と全室内機傾向とを比較 した比較データを可視化して、ユーザに知ら せることができる。このため、ユーザに対し て、外部負荷が大きいあるいは内部負荷が大 きい室内を空調している可能性の高い室内機 を運転データとともに知らせることができ、 消費電力の低減対策につなげることができる 。

 第8発明に係る空調管理装置では、ユーザに 対して、外部負荷が大きい室内を空調してい る可能性の高い室内機の運転データを示すだ けでなく、消費電力を低減するための対策案 を提案できる。このため、効果的な消費電力 の低減対策につなげることができ、また、ユ ーザの負担を軽減できる。
 第9発明に係る空調管理装置では、ユーザに 対して、内部負荷が大きい室内を空調してい る可能性の高い室内機の運転データを示すだ けでなく、消費電力を低減するための対策案 を提案できる。このため、効果的な消費電力 の低減対策につなげることができ、また、ユ ーザの負担を軽減できる。
 第10発明に係る空調管理装置では、分析部 、体感温度と目標設定値とが合っていない 能性の高い室内機を所定台数選択すること できる。そして、選択された室内機の時間 別変更回数データを可視化して、ユーザに らせることができる。このため、ユーザに して、体感温度と目標設定値とが合ってい い可能性の高い室内機を運転データととも 知らせることができ、消費電力の低減対策 つなげることができる。

 第11発明に係る空調管理装置では、ユーザ 対して、外部負荷が大きい室内を空調して る可能性の高い室内機の運転データを示す けでなく、消費電力を低減するための対策 を提案できる。このため、効果的な消費電 の低減対策につなげることができ、また、 ーザの負担を軽減できる。
 第12発明に係る空調管理装置では、分析部 、サーモオフ時間が長く無駄に送風運転の を行っている可能性の高い室内機を所定台 選択することができる。そして、選択され 室内機の外気温度別サーモオフ時間データ 可視化して、ユーザに知らせることができ 。このため、ユーザに対して、サーモオフ 間が長く、無駄に送風運転のみを行ってい 可能性の高い室内機を運転データとともに らせることができ、消費電力の低減対策に なげることができる。

 第13発明に係る空調管理装置では、ユーザ 対して、無駄に送風運転のみを行っている 能性の高い室内機の運転データを示すだけ なく、消費電力を低減するための対策案を 案できる。このため、効果的な消費電力の 減対策につなげることができ、また、ユー の負担を軽減できる。
 第14発明に係る空調管理装置では、無駄に 風運転のみを行っている可能性の高い室内 をユーザが停止させなくとも自動的に停止 せることができる。このため、ユーザの負 を軽減できる。

本実施形態にかかる空調監視支援シス ムの概略構成図。 監視装置の概略構成図。 ビルの1階平面図(第1空気調和装置の配 図)。 ビルの2、3階平面図(第2空気調和装置の 配置図)。 対策モード選択画面。 設定温度別消費電力画面。 無駄運転排除対策画面。 ピーク電力画面。 2006年8月20日の電力デマンド曲線。 ピーク電力対策画面。 外気負荷判断画面。 外部負荷対策画面。 快適性維持画面。 快適性維持対策画面。 外気導入判断画面。 外気導入対策画面。 冷暖同時運転最適化画面。 冷暖同時運転最適化対策画面。 運転台数最適化面。 変形例(3)の運転台数最適化対策画面。

符号の説明

1      空調監視支援システム(空調管理装 )
21     データ処理部(分析部)
22     メモリ(データ蓄積部)
22a    消費電力対策テーブル
23     表示部(分析結果表示部)
24     通信部(データ取得部)

 <空調監視支援システムの概略構成>
 本発明に係る空調監視支援システム1は、図 1に示されるように事務所ビル等に導入され 空調監視支援システム1であって、主に、監 装置2、集中リモコン3、2系統の第1空気調和 装置4、第2空気調和装置5、および空調ネット ワーク6から構成されている。なお、この空 監視支援システム1において、第1空気調和装 置4および第2空気調和装置5は、空調ネットワ ーク6を介して監視装置2と接続されている。 1空気調和装置4および第2空気調和装置5は、 それぞれ監視装置2によって監視される。
 空調監視支援システム1は、各空気調和装置 4,5の運転状態や運転状況等の運転データを取 得して、各空気調和装置4,5を監視するために 取得したデータに一定の処理を施して、各空 気調和装置4,5に関する運転データを可視化さ せ、省エネルギーにつながる対策を表示し、 ビル管理者等のユーザに省エネルギー対策を 促すシステムである。

 (1)空調管理装置の概略構成
 監視装置2は、データ処理部21と、メモリ22 、ディスプレイ等の表示部(出力部)23と、通 インターフェイス等の通信部24と、キーボ ド25、マウス26、制御部27等によって構成さ ている。
 データ処理部21は、メモリ22に記憶される演 算プログラムに従って、メモリ22や通信部24 ら得られる運転データ処理、抽出処理、表 処理等の各種情報を演算処理して規定の情 を導出し、その情報をメモリ22、表示部23、 よび通信部24に送信する。
 メモリ22には、第1空気調和装置4および第2 気調和装置5を制御するために必要なテーブ 、第1空気調和装置4および第2空気調和装置5 などとの通信に必要な位置データ、グルーピ ングデータなどの各空気調和装置4,5に関する 情報が記憶されている。また、メモリ22は、 空気調和装置4,5の一日毎のデータである空 状態データを記録している。このメモリ22 は、各空気調和装置4,5から通信部24を介して 各空気調和装置4,5の運転状況や運転状態等に 関する各種運転データ(後述参照)を記録する また、後述する運転データ分析の分析結果 分析結果に対応する最適な消費電力対策と 関連付けた消費電力対策テーブル22aを記録 ている。

 表示部23は、メモリ22に記録されているデー タに基づいて、図5から図20のような各表示を データ処理部21からの処理に応じて出力する( 後述参照)。
 制御部27は、メモリ22に記録されているプロ グラムや、運転データなどにしたがって各空 気調和装置4,5の制御を行っている。
 (2)第1空気調和装置
 図3は、本実施形態に係る空調監視支援シス テム1が配備されているビル(図示せず)の1階 面図である。第1空気調和装置4は、図3のよ にビルの1階に設置されている。第1空気調和 装置4は、1台の室外機41に複数台の室内機42a~4 2fが接続される、いわゆるマルチ式の空気調 装置であって、冷房運転モードと暖房運転 ードなどの運転モードを切り換えることに り冷暖房可能な空気調和装置である。ビル 1階は図3のように、A室RM11、B室RM12、およびC 室RM13と3部屋に分割されている。第1空気調和 装置4は、図1および図2に示されるように、主 に、室外機41、複数の室内機42a~42f(本実施形 では6台)、および複数のワイヤードリモコン 31~33(本実施形態では3個)から構成されている 複数の室内機42a~42fは、互いに同一の室外機 41に接続されており、同一空調系統(1階空調 統)の関係にある。そして、室外機41、室内 42a~42f、およびワイヤードリモコン31~33は、 互に空調ネットワーク6を介して接続されて る。また、複数の室内機42a~42fは、A室RM11に3 台(室内機42a~42c)、B室RM12に2台(室内機42d,42e)、 C室RM13に1台(室内機42f)が設置される。これら 室内機42a~42fは、部屋毎にグループ分けされ 、A室RM11に配置される室内機42a~42cはグループ G1として、B室RM12に配置される室内機42d,42eは ループG2として、C室RM13に配置される室内機 42fはグループG3としてメモリ22のグルーピン データに記録されている。なお、本実施の 態において、A室RM11の3台の室内機42a~42cは、 視装置2およびA室RM11に配置されているワイ ードリモコン31によって制御される。また B室RM12の2台の室内機42d,42eは、監視装置2およ びB室に配置されているワイヤードリモコン32 によって制御される。また、C室RM13の室内機4 2fは、監視装置2およびC室に配置されている イヤードリモコン33によって制御される。

 (3)第2空気調和装置(冷暖フリー)
 図4は、本実施形態に係る空調監視支援シス テム1が配備されているビルの2階および3階平 面図である。第2空気調和装置5は、本実施形 においてビルの2階および3階に設置される1 の室外機51に複数台の室内機52a~52fが接続さ る、いわゆる、マルチ式の空気調和装置で って、設定温度によって冷房と暖房とが自 的に切り換えられる冷暖フリー運転が可能 空気調和装置である。なお、3階に配備され る第2空気調和装置5は、2階と同様の構成であ り、ここでは、2階の第2空気調和装置5のみの 説明を行う。ビルの2階は図4のように、D室RM2 1(3階はE室RM31)の1部屋のみの大部屋であり、 2空気調和装置5は、D室RM21に6台が設置される 。D室RM21は、北側の北側ゾーンZ1と、D室RM21の 中央の中央ゾーンZ2と、南側の南側ゾーンZ3 に、仮想的に3つのゾーンに分割されている 第2空気調和装置5は、図1および図2に示され るように、主に、室外機51、複数の室内機52a~ 52f(本実施形態では6台)、複数の切換ユニット 53a~53c(本実施形態では3台)、および複数のワ ヤードリモコン34~36(本実施形態では3個)から 構成されている。複数の室内機52a~52fは、互 に同一の室外機51に接続されており、同一空 調系統(2階空調系統または3階空調系統)の関 にある。そして、室外機51、室内機52a~52f、 よびワイヤードリモコン34~36は、相互に空調 ネットワーク6を介して接続されている。ま 、複数の室内機52a~52fは、3分割されたゾーン 毎に2台ずつ設置されてグループ分けされ、 側ゾーンZ1に配置される室内機52a,52bはグル プG4として、中央ゾーンZ2に配置される室内 52c,52dは、グループG5として、南側ゾーンZ3 配置される室内機52e,52fは、グループG6とし メモリ22のグルーピングデータに記録されて いる。そして、各グループG4~G6に対応する3台 の切換ユニット53a~53cが接続されており、グ ープG4の室内機52a,52bには切換ユニット53aが グループG5の室内機52c,52dには切換ユニット53 bが、グループG6の室内機52e,52fには切換ユニ ト53cが接続される。なお、切換ユニット53a~5 3cは、ユーザが設定した設定温度に応じて、 房運転と暖房運転とを切り換え可能なユニ トである。また、本実施形態において、グ ープG4の2台の室内機52a,52bは、監視装置2お び北側ゾーンZ1に配置されているワイヤード リモコン34によって制御される。また、グル プG5の2台の室内機52c,52dは、監視装置2およ 中央ゾーンZ2に配置されているワイヤードリ モコン35によって制御される。また、グルー G6の2台の室内機52e,52fは、監視装置2および 側ゾーンZ3に配置されているワイヤードリモ コン36によって制御される。

 <空気調和装置の監視>
 上述したように、監視装置2は、通信部24を して、各空気調和装置4,5から空気調和装置 運転データを取得する。具体的には、監視 置2は、各空気調和装置4,5から、運転データ を空気調和装置4,5毎に取得して、メモリ22に 録する。ここで、各空気調和装置4,5の室内 42a~42f,52a~52f毎に1年間の運転データを取得す る。なお、ここで、運転データを取得する期 間は1年間に限らずに、ユーザが設定でき、 えば6ヶ月、1年半、2年等であっても構わな 。なお、運転データには、消費電力データ 空調設定温度データ、電力デマンドデータ 外気温度データ、変更回数データ、変更時 帯データ、サーモオフ時間データなどが含 れる。なお、ここにいう「消費電力データ とは、室内機42a~42f,52a~52f毎に消費された電 データのことである。また、ここにいう「 調設定温度データ」とは、室内機42a~42f,52a~52 fが室内を空調するときの目標設定温度であ 、ユーザがリモコンまたは空調管理装置の 力装置により設定可能なものである。また ここにいう「電力デマンドデータ」とは、 内機42a~42f,52a~52f毎の電力デマンドに関する ータのことである。また、ここにいう「外 温度データ」とは、室外機等に設けられる 度センサにより検出される外気温度のデー である。また、ここにいう「変更回数デー 」とは、一日に空調設定温度が変更された 数を室内機42a~42f,52a~52f毎にカウントしたデ タである。また、ここにいう、「変更時間 データ」とは、空調設定温度が変更された 間帯のデータである。また、ここにいう「 ーモオフ時間データ」とは、一日中サーモ フだった室内機42a~42f,52a~52f外気温度データ 室内機のサーモオフ状況を部屋毎に関連付 たデータである。そして、データ処理部20は 、メモリ30に記録された各種運転データを、 述する消費電力対策モードにおいて表示さ るためにグラフにする(データ処理として行 われていれば充分であり、実際に表示出力す る必要はない)。さらに、ユーザが、集中リ コン3または監視装置2の入力装置であるキー ボード25やマウス26から入力することで、各 費電力対策モード(後述参照)で分析された結 果からの消費電力対策をメモリ22に記録され いる消費電力対策テーブル22aに基づいて表 させることができる。

 次に各消費電力対策モードについて説明す 。消費電力対策モードには、後述する7つの モードがある。この7つのモードについて図5~ 図20を用いて順に説明する。7つのモードは、 消費電力対策モード初期画面である対策モー ド選択画面SC1(図5参照)から選択できる。この 対策モード選択画面SC1の各種ボタン71~77を選 することで、後述する7種類の消費電力対策 モードの画面に移行することができる。
 (1)無駄運転排除モード
 対策モード選択画面SC1(図5参照)において、 駄運転排除ボタン71を選択すると設定温度 消費電力画面SC11に切り替わる。設定温度別 費電力画面SC11では、分析された設定温度消 費電力データが図6のように可視化されて表 部23に表示される。

 (1-1)分析対象期間の決定
 上述のように、本実施形態では、各空気調 装置4,5を1年間運転して、あらかじめ運転デ ータをメモリ22に蓄積している。設定温度消 電力データの分析は、無駄運転排除ボタン7 1を選択した季節に応じて1年前のデータに基 いて行われる。この季節は、夏季(冷房運転 時期)、冬季(暖房運転時期)、および中間期の 3パターンに分類され、夏季は6月から8月まで の期間、冬季は1月から2月までと12月との期 、中間期は3月から5月までの期間と9月から11 月までの期間に設定されている。なお、この 夏季、冬季、および中間期は、ユーザがキー ボード25やマウス26などの入力装置により任 の期間に変更できるものとする。
 例えば、2006年7月20日に無駄運転排除ボタン 71を選択すると、季節は夏季であるから、1年 前の運転データのうちで2005年6月1日から2005 8月31日までに収集された運転データを分析 ることになる。

 (1-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、各室内機42a~42f,52a~5 2fの空調設定温度が28℃未満に設定されてい 室内機の中から消費電力の大きい42c,42f,52e順 に最大3台の室内機が選択される。そして、 6のようにグラフとともに表示される。図6は 、横軸に室内機42a~42f,52a~52fの空調設定温度、 縦軸に消費電力量を示したグラフである。こ のグラフでは、冷房運転の最高設定温度が28 未満の室内機、すなわち、過剰に空調設定 度を低く設定している可能性の高い室内機 中で、特に、消費電力の大きい室内機42cを 択できるため、無駄に電力を消費している 能性の高い室内機を抽出できる。なお、こ にいう「最高設定温度」とは、ユーザが設 した空調設定温度の中で最も高い空調設定 度のことである。ここでは、室内機42cが抽 されている。なお、ここで、分析結果が表 される消費電力の大きい室内機は最大3台で あるとしているが、ユーザの必要に応じて1 、2台、4台、・・・などと3台以外にも設定 能である。また、ここで、冷房運転のとき 例にして説明したが、暖房運転の場合も同 に分析され、この場合には、空調設定温度 24℃を超える室内機で消費電力が大きい順に 最大3台の室内機が選択されることになる。

 (1-3)対策表示
 設定温度別消費電力画面SC11の右下にある対 策表示ボタン81を押すと、この分析結果で抽 された室内機42cに対しての無駄運転排除対 画面SC21が示される(図7参照)。ここで、無駄 運転排除対策画面SC21では、「室内機42cは、 定温度が低いため消費電力が大きくなって ります。リモコンの設定温度を上げること 推奨します。」と表示される。これにより ユーザは、上述の分析結果に対して消費電 低減のための具体的な対策をすることがで る。また、上述の対策だけでなく、空調設 温度の上限および下限を設定して空調管理 以外のユーザが設定変更できないように空 設定温度を制限するようにしても構わない なお、無駄運転排除対策画面SC21の右下にあ メニューボタン91を押すと対策モード選択 面SC1に戻る。

 (2)ピーク電力モード
 対策モード選択画面SC1において、ピーク電 表示ボタン72を選択するとピーク電力画面SC 12に切り替わる。ピーク電力画面SC12では、分 析された電力デマンドデータが図8のように 視化されて表示部23に表示される。
 (2-1)分析対象期間の決定
 上述のように、本実施形態では、各空気調 装置4,5を1年間運転して、あらかじめ運転デ ータをメモリ22に蓄積している。電力デマン データの分析は、過去1年間の運転データに 基づいて行われる。
 (2-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、過去1年間の運転デ ータから第1空気調和装置4と第2空気調和装置 5とを合わせた電力デマンドピークが最大に った日のうちで、その電力デマンドピーク 発生した時間帯T(30分間)を抽出する(図9参照) 。そして、その時間帯における電力デマンド が大きい室内機の順に3台が抽出される。

 例えば、2006年9月15日にピーク電力対策表示 ボタンを選択すると、その日より1年前まで 運転データのうちで電力デマンドピークが 大になった日を抽出する。2006年8月20日に電 デマンドピークが最大になっているとする 、2006年8月20日を抽出する。そして、2006年8 20日の電力デマンドピークが発生した時間 が14時30分から15時00分の間であったとすると 、2006年8月20日の14時30分から15時00分の間の時 間帯における電力デマンドが大きい室内機の 順に3台が抽出される。
 ここで、電力デマンド制御について説明す 。電力デマンド制御は、最大電力デマンド 超えると判断されると各空気調和装置4,5の 内機42a~42f,52a~52fに対して行われ、全体の電 デマンドが最大電力デマンドを超えないよ に各空気調和装置4,5を制御する。すなわち 最大電力デマンドを超えそうになると各空 調和装置4,5を省エネ制御して、消費電力を 約し、その時間帯における最大電力デマン を超えないように制御している。電力デマ ド制御では、ユーザが空気調和装置が設置 れている各部屋を空調の実施が必要なレベ 毎にレベル分けしている。例えば、本実施 態では、A室RM11がレベル3、B室RM12がレベル1 C室がレベル3、D室がレベル4にそれぞれレベ ル分けされている。レベル1の室内機42d,42eで 、電力デマンド制御は行わない。レベル2の 室内機(該当室内機無し)では、電力デマンド 御が行われると空調設定温度に1℃プラスし て制御される。レベル3の室内機42a~42c,42fでは 、電力デマンド制御が行われると空調設定温 度に2℃プラスして制御される。レベル4の室 機52a~52fでは、空調設定温度に3℃プラスし 制御される。レベル5の室内機(該当室内機無 し)では、電力デマンド制御が行われると空 設定温度に4℃プラスして制御される。ピー 電力画面SC12では、ピーク画面SC12上部にレ ル別に電力デマンドの大きい室内機の順に ラフ化されて、ピーク画面SC下部に電力デマ ンドの大きい順に3台の室内機42c,52e,52fが抽出 される。

 (2-3)対策表示
 ピーク電力画面SC12の右下にある対策表示ボ タン82を押すと、この分析結果で抽出された 内機42c,52e,52fに対しての電力デマンド低減 策が示される。ここで、ピーク電力対策画 SC22では、室内機42cに対して「室内機42cは、 力デマンドが大きいため、A室の電力デマン ド制御レベルをレベル4に上げることを推奨 ます。」と表示され、室内機52eに対して「 内機52eは、電力デマンドが大きいため、D室 電力デマンド制御レベルをレベル5に上げる ことを推奨します。」と表示され、室内機52f に対して「室内機52fは、電力デマンドが大き いため、D室の電力デマンド制御レベルをレ ル5に上げることを推奨します。」と表示さ る(図10参照)。これにより、ユーザは、上述 の分析結果に対して電力デマンド低減のため の具体的な対策をすることができる。なお、 ピーク電力対策画面SC22の右下にあるメニュ ボタン92を押すと対策モード選択画面SC1に戻 る。

 (3)外気負荷判断モード
 対策モード選択画面SC1において、外気負荷 断ボタン73を選択すると外気負荷判断画面SC 13に切り替わる。外気負荷判断画面SC13では、 分析された外気温度別消費電力データが図11 ように可視化されて表示部23に表示される
 (3-1)分析対象期間の決定
 上述のように、本実施形態では、各空気調 装置4,5を1年間運転して、あらかじめ運転デ ータをメモリ22に蓄積している。データの分 は、外気負荷判断ボタン73を選択した季節 応じて1年前のデータに基づいて行われる。 の季節は、夏季(冷房運転時期)、冬季(暖房 転時期)、および中間期の3パターンに分類 れ、夏季は6月から8月までの期間、冬季は1 から2月までと12月との3ヶ月、中間期は3月か ら5月までの期間と9月から11月までの期間に 定されている。なお、外気負荷判断モード 、夏季あるいは冬季に限定されるモードで る。

 例えば、2006年7月20日に外気負荷判断ボタン 73を選択すると、季節は夏季であるから、1年 前の運転データのうちで2005年6月1日から2005 8月31日までに収集された運転データを分析 ることになる。
 (3-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、外気温度データと 室内機42a~42f,52a~52fにおける消費電力データ が関連付けられて図11のような相関図が作 される。ここで、この相関図は、外気温度 ータのうちで期間中の一日の最高気温を横 に、その一日の最高気温に対応する日の全 内機42a~42f,52a~52fの消費電力を縦軸に設定し 作成される。例えば、室内機42cの期間中の る日の消費電力が100kWhで、その日の最高気 が29℃であるとすると、相関図では点Aのよ にプロットされる。このように、相関図で 、期間中の全室内機42a~42f,52a~52fのデータが ロットされ、その相関図から全室内機42a~42f, 52a~52fの傾向を示す近似直線lが作成される。 して、全室内機42a~42f,52a~52fの傾向を表す近 直線lからの消費電力の変位の大きい順に3 の室内機42c,42f,52eの変位のグラフが表示され る。なお、ここで、分析結果が表示される室 内機は、消費電力の大きい順に3台であると ているが、ユーザの必要に応じて1台、2台、 4台、・・・などと3台以外にも設定可能であ 。

 (3-3)対策表示
 外気負荷判断画面SC13の右下にある対策表示 ボタン83を押すと、この分析結果で抽出され 室内機42c,42f,52eに対しての外部負荷対策画 SC23が表示される(図12参照)。ここで、外部負 荷対策画面SC23では、「A室、C室、およびD室 、外気負荷が大きくなっております。外気 入の制限あるいは日射の抑制を行うことを 奨します。」と表示される。これにより、 ーザは、上述の分析結果に対して外部負荷 減のための具体的な対策をすることができ 。なお、外部負荷対策画面SC23の右下にある ニューボタン93を押すと対策モード選択画 SC1に戻る。
 (4)快適性維持モード
 対策モード選択画面SC1において、快適性維 ボタン74を選択すると快適性維持画面SC14に り替わる。快適性維持画面SC14では、分析さ れた時間帯別変更回数データ(後述参照)が図1 3のように可視化されて表示部23に表示される 。

 (4-1)分析対象期間の設定
 上述のように、本実施形態では、各空気調 装置4,5を1年間運転して、あらかじめ運転デ ータをメモリに蓄積している。データの分析 は、快適性維持ボタン74を選択した季節に応 て1年前のデータに基づいて行われる。この 季節は、夏季(冷房運転時期)、冬季(暖房運転 時期)、および中間期の3パターンに分類され 夏季は6月から8月までの期間、冬季は1月か 2月までと12月との3ヶ月、中間期は3月から5 までの期間と9月から11月までの期間に設定 れている。
 (4-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、空調設定温度が変 された回数をカウントした変更回数データ 、空調設定温度が変更された変更時間帯デ タとを関連付けて時間帯別変更回数データ 作成する。ここで、一日平均の変更回数の ータルが多い順に3台の室内機42c,42f,42aが抽 されてグラフ化される。一日平均の変更回 が多いということは、その室内機42c,42f,42a 空調設定温度が最適な温度に設定されてい い可能性が高い。このため、この空調設定 度を最適なものに変更することで、変更回 を減らすことができる。ここで、変更時間 は、例えば、一日を朝、昼、および夜の3つ 時間帯に分類されている。なお、朝は8時か ら11時までの時間帯であり、昼は11時から15時 までの時間帯であり、夜は15時から17時まで 時間帯である。室内機42cは、その空調設定 度が、朝に10回変更され、昼に3回変更され 夜に7回変更されている。室内機42fは、その 調設定温度が、朝に4回変更され、昼に11回 更され、夜に3回変更されている。室内機42a は、その空調設定温度が、朝に14回変更され 昼および夜には変更されていない。

 (4-3)対策表示
 快適性維持画面SC14の右下にある対策表示ボ タン84を押すと、この分析結果で抽出された 内機42c,42f,42aに対しての快適性維持対策画 SC24が示される(図14参照)。ここで、快適性維 持対策画面SC24では、朝および夜の変更回数 多い場合のパターンAと、昼の変更回数が多 場合のパターンBと、朝のみの変更回数が多 いパターンCとの3パターンある。なお、変更 数が各時間帯で5回以上の場合に多いと判断 される。ここで、各時間帯における変更回数 が5回以上の場合に多いと判断しているが、5 以上に限らずに、例えば、各時間帯におけ 変更回数が4回以上の場合であっても良いし 、6回以上の場合であっても良い。室内機42c 、パターンAと判断され「A室は、朝および夜 の温度変動が大きいと考えられます。A室の 気導入量を低減することを推奨します。」 表示される。室内機42fは、パターンBと判断 れ「C室は、外気負荷が大きくなっておりま す。C室の外気導入の制限あるいは日射の抑 を行うことを推奨します。」と表示される 室内機42aは、パターンCと判断され「A室は、 起動時に空調が効きすぎています。起動時の 風量を抑制することを推奨します。」と表示 される。これらの対策表示より、ユーザは、 上述の分析結果に対して快適性維持のための 具体的な対策をすることができる。なお、快 適性維持対策画面SC24の右下にあるメニュー タン94を押すと対策モード選択画面SC1に戻る 。

 (5)外気導入判断モード
 対策モード選択画面SC1において、外気導入 断ボタン75を選択すると外気導入判断画面SC 15に切り替わる。外気導入判断画面SC15では、 分析された外気温度別消費電力データが図15 ように可視化されて表示部23に表示される
 (5-1)分析対象期間の決定
 上述のように、本実施形態では、各空気調 装置4,5を1年間運転して、あらかじめ運転デ ータをメモリ22に蓄積している。データの分 は、外気導入判断ボタン75を選択した季節 応じて1年前のデータに基づいて行われる。 の季節は、夏季(冷房運転時期)、冬季(暖房 転時期)、および中間期の3パターンに分類 れ、夏季は6月から8月までの期間、冬季は1 から2月までと12月との3ヶ月、中間期は3月か ら5月までの期間(第1中間期)と9月から11月ま の期間(第2中間期)に設定されている。なお 外気導入判断モードは、中間期に限定され モードである。

 例えば、2006年4月25日に外気導入判断ボタン を選択すると、季節は第1中間期であるから 1年前の運転データのうちで2005年3月1日から2 005年5月31日までに収集された運転データを分 析することになる。
 (5-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、外気温度データと 室内機42a~42f,52a~52fにおける消費電力データ が関連付けられて図15のような相関図が作 される。ここで、この相関図は、外気温度 ータのうちで期間中の一日の最高気温を横 に、その一日の最高気温に対応する日の全 内機42a~42f,52a~52fの消費電力を縦軸に設定し 作成される。例えば、室内機Aの期間中のあ 日の消費電力が100kWhで、その日の最高気温 29℃であるとすると、相関図では点Aのよう プロットされる。このように、相関図では 期間中の全室内機42a~42f,52a~52fのデータがプ ットされ、その相関図から全室内機42a~42f,52 a~52fの傾向を示す近似直線lが作成される。ま た、その相関図では、各室内機42a~42f,52a~52fの 傾向を示す近似直線m1~m12(図示せず、m3のみ図 示)が作成される。ここで近似直線m1~m12は、 内機42a~42f,52a~52fの台数だけ作成され、本実 形態の場合は近似直線m1~m12の12本が作成され る。例えば、室内機42cの近似直線m3は、室内 42cの消費電力データをプロットした相関図 ら作成される。そして、近似直線m1~m12が全 内機の傾向を表す近似直線lから変位が大き い順に3台の室内機42c,42f,52eの変位グラフが表 示される。なお、ここで、分析結果が表示さ れる消費電力の大きい室内機は3台であると ているが、ユーザの必要に応じて1台、2台、 4台、・・・などと3台以外にも設定可能であ 。

 (5-3)対策表示
 外気導入判断画面SC15の右下にある対策表示 ボタン85を押すと、この分析結果で抽出され 室内機42c,42f,52eに対しての外気導入対策画 SC25が示される(図16参照)。ここで、対策表示 では、「A室、C室、およびD室は内部負荷が大 きくなっているおそれがあります。この室内 の外気の取り入れ量を増やすことを推奨しま す。」と表示される。これにより、ユーザは 、上述の分析結果に対して消費電力低減のた めの具体的な対策をすることができる。なお 、外気導入対策画面SC25の右下にあるメニュ ボタン95を押すと対策モード選択画面SC1に戻 る。
 (6)冷暖同時運転省エネモード
 対策モード選択画面SC1において、冷暖同時 転最適化ボタン76を選択すると冷暖同時運 最適化画面SC16に切り替わる。冷暖同時運転 適化画面SC16では、分析された冷暖運転モー ドデータが図17のように可視化されて表示部2 3に表示される。

 (6-1)分析対象期間の設定
 上述のように、本実施形態では、第2空気調 和装置5を1年間運転して、あらかじめ運転デ タをメモリ22に蓄積している。データの分 は、冷暖同時運転最適化ボタンを選択した 節に応じて1年前のデータに基づいて行われ 。この季節は、夏季(冷房運転時期)、冬季( 房運転時期)、および中間期の3パターンに 類され、夏季は6月から8月までの期間、冬季 は1月から2月までと12月との3ヶ月、中間期は3 月から5月までの期間(第1中間期)と9月から11 までの期間(第2中間期)に設定されている。 お、冷暖同時運転省エネモードは、中間期 限定されるモードである。
 例えば、2006年4月25日に冷暖同時運転最適化 ボタン76を選択すると、季節は第1中間期であ るから、1年前の運転データのうちで2005年3月 1日から2005年5月31日までに収集された運転デ タを分析することになる。

 (6-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、冷暖同時運転デー とD室RM21の第2空気調和装置5の全室内機52a~52 fおよびE室RM31の第2空気調和装置5の全室内機5 2a~52fにおける消費電力データとが関連付けら れて図17のような表が作成される。図17の表 は、D室RM21において、グループG4,グループG6 冷房運転をしており、それらのグループG4,G 6と隣り合うグループG5が暖房運転をしている 。E室では、全てのグループG4~G6が冷房運転を している。D室RM21およびE室RM31内の第2空気調 装置5の空調設定温度は、24℃となっている そして、消費電力の大きい部屋の順に表の 部のグラフに表示される。
 (6-3)対策表示
 冷暖同時運転最適化画面SC16の右下にある対 策表示ボタン96を押すと、この分析結果で抽 され、かつ、基準消費電力Wbを超えている 屋であるD室RM21の第2空気調和装置5に対して 冷暖同時運転最適化対策画面SC26が示される (図18参照)。ここで、冷暖同時運転最適化対 画面SC26では、「D室では、冷暖同時運転が行 われています。D室の設定温度を低くするこ で、運転モードを冷暖どちらかに統一する とを推奨します。」と表示される。これに り、ユーザは、上述の分析結果に対して消 電力低減のための具体的な対策をすること できる。なお、冷暖同時運転最適化対策画 SC26の右下にあるメニューボタン96を押すと 策モード選択画面SC1に戻る。

 (7)運転台数最適化モード
 対策モード選択画面SC1において、運転台数 適化ボタン77を選択すると運転台数最適化 面SC17に切り替わる。運転台数最適化面SC17で は、分析された外気温度別サーモオフ時間デ ータが図19のように可視化されて表示部23に 示される。
 (7-1)分析対象期間の決定
 上述のように、本実施形態では、各空気調 装置4,5を1年間運転して、あらかじめ運転デ ータをメモリ22に蓄積している。データの分 は、運転台数最適化ボタン77を選択した季 に応じて1年前のデータに基づいて行われる この季節は、夏季(冷房運転時期)、冬季(暖 運転時期)、および中間期の3パターンに分 され、夏季は6月から8月までの期間、冬季は 1月から2月までと12月との3ヶ月、中間期は3月 から5月までの期間(第1中間期)と9月から11月 での期間(第2中間期)に設定されている。な 、運転台数最適化モードは、中間期に限定 れるモードである。

 例えば、2006年4月25日に運転台数最適化ボタ ンを選択すると、季節は第1中間期であるか 、1年前の運転データのうちで2005年3月1日か 2005年5月31日までに収集された運転データを 分析することになる。
 (7-2)自動分析および分析結果表示
 運転データの分析では、外気温度データと 室内機42a~42f,52a~52fのサーモオフ時間データ が関連付けられて図19のような表が作成さ る。ここで、この表は、外気温度別に、一 中サーモオフになっている室内機の台数を 屋毎にまとめている。そして、停止してい 台数が多い部屋の順に表示させている。例 ば、図19のように外気温度が19℃の場合では A室RM11の室内機42a~42cのサーモオフ台数が2台 (室内機42a,42b)で、B室RM12の室内機42d,42eのサー モオフ台数が1台である。図19には、表示し切 れていないが、C室RM13、D室RM21、およびE室RM31 のサーモオフ台数は0台である。

 (7-3)対策制御
 運転台数最適化面SC17の右下にある対策ボタ ン87を押すと、この分析結果で抽出されたA室 RM11の室内機42a~42cに対して運転台数最適か制 が行われ、A室RM11では1台の室内機(例えば室 内機42a)のみを運転するように制御部27により 台数制御される。B室RM12もA室RM11と同様に1台 室内機(例えば室内機42d)のみを運転するよ に制御部27により台数制御される。
 <特徴>
 (1)
 本発明では、各空気調和装置4,5の消費電力 ータ、空調設定温度データ、電力デマンド ータ、外気温度データ、変更回数データ、 更時間帯データ、サーモオフ時間データな の運転データを通信部24を介してメモリ22に 蓄積する。そして蓄積された運転データを7 類の消費電力対策モードにより分析し、分 した分析データを可視化して表示部23に表示 させる。さらに、分析データに基づいてあら かじめ設定した消費電力対策を表示部に表示 させる。したがって、ユーザは、運転状況を 把握することができ、消費電力を低減させる ための具体的な対策を講じることができる。

 (2)
 本発明では、通信部24を介して取得された 調設定温度データと消費電力データとを関 付けて、各室内機42a~42f,52a~52fに設定温度消 電力データとしてメモリ22に蓄積する。そし て、メモリ22に蓄積された設定温度消費電力 ータを基に、データ処理部21は、冷房運転 場合には空調設定温度が28℃未満の室内機の うちで消費電力の大きい順に3台の室内機42c,4 2f,52eを抽出する。さらに、データ処理部21に り抽出された3台の室内機42c,42f,52eの設定温 消費電力データをグラフ化して表示部23に 示させる。また、データ処理部21により抽出 された室内機42c,42f,52eに対して、目標設定温 を上げるようにユーザに推奨している。

 したがって、データ処理部21は、目標設定 度が、推奨されないような低すぎる温度で って、無駄に電力を消費している可能性の い3台の室内機42c,42f,52eを抽出することがで る。また、抽出された室内機の目標設定温 値と消費電力とをグラフ化して、ユーザに らせることができる。このため、ユーザに して、無駄に電力を消費している可能性の い室内機を運転データとともに知らせるこ ができ、消費電力の低減対策につなげるこ ができる。さらに、ユーザに対して、無駄 電力を消費している可能性が高い室内機42c,4 2f,52eの運転データを示すだけでなく、消費電 力を低減するための対策案を提案できる。こ のため、効果的な消費電力の低減対策につな げることができ、また、ユーザの負担を軽減 できる。
 (3)
 本発明では、通信部24を介して取得された 力デマンドデータを、室内機42a~42f,52a~52f毎 メモリ22に蓄積する。そして、メモリ22に蓄 された電力デマンドデータを基に、データ 理部21は、各空気調和装置4,5全体における 体電力デマンドピークが発生したピーク発 時刻を算出し、ピーク発生時刻における電 デマンドが大きい順に3台の室内機42c,52e,52f 抽出する。さらに、データ処理部21により抽 出された3台の室内機42c,52e,52fのピーク発生時 刻における電力デマンドデータをグラフ化し て表示部23に表示させる。また、データ処理 21により抽出された室内機42c,52e,52fに対して 、電力デマンドの抑制制御を行うことをユー ザに推奨している。

 したがって、データ処理部21は、ピーク 生時刻における室内機電力デマンドが大き 、全体電力デマンドに影響が大きい可能性 高い3台の室内機42c,52e,52fを抽出することが きる。また、抽出された室内機42c,52e,52fの電 力デマンドデータをグラフ化して、ユーザに 知らせることができる。このため、ユーザに 対して、全体電力デマンドに影響が大きい可 能性の高い室内機42c,52e,52fを運転データとと に知らせることができ、消費電力の低減対 につなげることができる。さらに、ユーザ 対して、全体電力デマンドに大きな影響が る可能性の高い室内機42c,52e,52fの運転デー を示すだけでなく、消費電力を低減するた の対策案を提案できる。このため、効果的 消費電力の低減対策につなげることができ また、ユーザの負担を軽減できる。

 (4)
 本発明では、通信部24を介して取得された 気温度データと消費電力データとを関連付 て、室内機42a~42f,52a~52f毎に外気温度別消費 力データとしてメモリ22に蓄積する。そして 、メモリ22に蓄積された外気温度別消費電力 ータを基に、データ処理部21は、全室内機42 a~42f,52a~52fの傾向を基準にして各室内機42a~42f, 52a~52fの傾向の変位が大きい順に3台の室内機4 2c,42f,52eを抽出する。さらに、データ処理部21 により抽出された3台の室内機42c,42f,52eの運転 データと全室内機の傾向を表す近似直線lと 比較した変位をグラフ化して表示部に表示 せる。さらに、データ処理部21により抽出さ れた室内機42c,42f,52eが設置されているA室RM11 C室RM13、およびD室RM21に対して、例えば、ブ インドを降ろして外部からの輻射熱を遮断 たり、負荷の大きい外気導入量を減らした することで、外部負荷を抑制させることを ーザに推奨している。

 したがって、データ処理部21は、外部負 が大きい室内(A室RM11、C室RM13、およびD室RM21) を空調している可能性の高い3台の室内機42c,4 2f,52eを抽出することができる。そして、抽出 された室内機42c,42f,52eの運転データと近似直 lとを比較した変位をグラフ化して、ユーザ に知らせることができる。このため、ユーザ に対して、外部負荷が大きい可能性の高い室 内(A室RM11、C室RM13、およびD室RM21)を知らせる とができ、消費電力の低減対策につなげる とができる。また、ユーザに対して、外部 荷が大きい室内を空調している可能性の高 室内機42c,42f,52eの運転データを示すだけで く、消費電力を低減するための対策案を提 できる。このため、効果的な消費電力の低 対策につなげることができ、また、ユーザ 負担を軽減できる。

 (5)
 本発明では、通信部24を介して取得された 気温度データと消費電力データとを関連付 て、室内機42a~42f,52a~52f毎に外気温度別消費 力データとしてメモリ22に蓄積する。そして 、メモリ22に蓄積された外気温度別消費電力 ータを基に、データ処理部21は、全室内機42 a~42f,52a~52fの傾向を基準にして各室内機42a~42f, 52a~52fの傾向の変位が大きい順に3台の室内機4 2c,42f,52eを抽出する。さらに、データ処理部21 により抽出された3台の室内機42c,42f,52eのそれ ぞれの傾向を表す近似直線m1~m12と全室内機の 傾向を表す近似直線lとを比較した変位をグ フ化して表示部に表示させる。さらに、デ タ処理部21により抽出された室内機42c,42f,52e 設置されているA室RM11、C室RM13、およびD室RM 21に対して、例えば、外気の取り入れ量を増 すことをユーザに推奨している。

 したがって、データ処理部21は、内部負 が大きい室内(A室RM11、C室RM13、およびD室RM21) を空調している可能性の高い3台の室内機42c,4 2f,52eを抽出することができる。そして、抽出 された室内機42c,42f,52eのそれぞれの傾向を表 近似直線mxと近似直線lとを比較した変位を ラフ化して、ユーザに知らせることができ 。このため、ユーザに対して、内部負荷が きい可能性の高い室内(A室RM11、C室RM13、お びD室RM21)を知らせることができ、消費電力 低減対策につなげることができる。また、 ーザに対して、内部負荷が大きい室内を空 している可能性の高い室内機42c,42f,52eの運転 データを示すだけでなく、消費電力を低減す るための対策案を提案できる。このため、効 果的な消費電力の低減対策につなげることが でき、また、ユーザの負担を軽減できる。

 (6)
 本発明では、通信部24を介して取得された 更データと変更時間帯データとを関連付け 、室内機42a~42f,52a~52f毎に時間帯別変更回数 ータとしてメモリ22に蓄積する。そして、メ モリ22に蓄積された時間帯別変更回数データ 基に、データ処理部21は、室内機42a~42f,52a~52 f毎の全変更回数が多い順に3台の室内機42c,42f ,42aを抽出する。さらに、データ処理部21によ り抽出された3台の室内機42c,42f,42aの時間帯別 変更回数データをグラフ化して表示部23に表 させる。さらに、データ処理部21により抽 された室内機42c,42f,42aに対して、例えば、ブ ラインドを降ろして外部からの輻射熱を遮断 したり、負荷の大きい外気導入量を減らした りすることで、外部負荷を抑制させることを ユーザに推奨している。

 したがって、データ処理部21は、体感温度 目標設定値とが合っていない可能性の高い3 の室内機42c,42f,42aを抽出することができる そして、抽出された室内機42c,42f,42aの時間帯 別変更回数データをグラフ化して、ユーザに 知らせることができる。このため、ユーザに 対して、体感温度と目標設定値とが合ってい ない可能性の高い室内機を運転データととも に知らせることができ、消費電力の低減対策 につなげることができる。また、ユーザに対 して、消費電力を低減するための対策案を提 案できる。このため、効果的な消費電力の低 減対策につなげることができ、また、ユーザ の負担を軽減できる。
 (7)
 本発明では、通信部24を介して取得された 気温度データとサーモオフ時間データとを 連付けて、室内機42a~42f,52a~52f毎に外気温度 サーモオフ時間データとしてメモリ22に蓄積 する。そして、メモリ22に蓄積された外気温 別サーモオフ時間データを基に、データ処 部21は、外気温度別のサーモオフ台数の多 部屋の順に表示する。さらに、制御部27によ り自動的に外気温度に応じて室内機の台数制 御を行っている。

 したがって、データ処理部21は、サーモオ 時間が長く無駄に送風運転のみを行ってい 可能性の高い部屋の室内機を抽出すること できる。そして、抽出された部屋(A室RM11)の 内機42a~42cの運転台数制御を行うことができ 、無駄に送風運転のみを行っている可能性の 高い室内機を停止させることができる。この ため、効果的な消費電力の低減対策につなげ ることができ、また、ユーザの負担を軽減で きる。
 <変形例>
 以上、本発明の実施形態について図面に基 いて説明したが、具体的な構成は、これら 実施形態に限られるものではなく、発明の 旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
 (1)
 本実施形態では、各空気調和装置4,5は、3階 建てのビルに備えられているが、各空気調和 装置4,5が備えられる建物は3階建てに限らな 。また、空調監視支援システム1が、監視で る空気調和装置は、3系統に限らず、4系統 5系統、・・・などでも構わない。

 (2)
 本実施形態では、無駄運転排除モードにお て、冷房運転時に空調設定温度が28℃未満 、かつ、消費電力が大きい室内機42a~42f,52a~52 fを選択対象にしているが、空調設定温度は28 ℃未満のものに限らずに、例えば27℃未満で ってもよいし、29℃未満であっても良い。
 (3)
 本実施形態では、運転台数最適化モードに いて、運転台数最適化画面SC17の右下にある 対策ボタン87を押すと、この分析結果で抽出 れた部屋の室内機に対して運転台数最適制 を行っているが、これに限らず、運転台数 適化画面SC17の右下の対策ボタン87を押すと 転台数最適化対策画面SC27が表示されるよう にしても良い(図20参照)。

 ここで、運転台数最適化対策画面SC27では 、「A室はサーモオフ台数が多くなっていま 。A室の室内機の運転停止を推奨します。」 表示される。これにより、ユーザは、上述 分析結果に対して消費電力低減のための具 的な対策をすることができる。なお、運転 数最適化対策画面SC27の右下にあるメニュー ボタン97を押すと対策モード選択画面SC1に戻 。

 本発明に係る空調管理装置は、ユーザが 運転状況を把握して消費電力を低減させる 策を容易に講じることができ、空気調和装 に関する運転データを取得して監視するた の空調管理装置等として有用である。