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Patent Searching and Data


Title:
APPARATUS FOR SHAPING FOOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/129733
Kind Code:
A1
Abstract:
An apparatus for shaping food, e.g. a bean jam wrapping machine, comprising a mechanism performing drive control of the open/close motion of a coating cutter as a cutting device of food material and the up/down motion of the coating cutter and a supporting member by means of one drive motor wherein significant cost reduction is attained by simplifying the control system of the drive motor. The apparatus for shaping food comprising a cutter for cutting a rodlike food material delivered from a nozzle, and a member for supporting a food thus cut from the underside is further provided with a rotating shaft fixed rotatably to the frame of the food shaping apparatus, a drive motor coupled with the rotating shaft and rotary driving the rotating shaft, a drive mechanism coupled with the rotating shaft and moving the supporting member up and down by rotary motion of the rotating shaft, a mechanism coupled with the rotating shaft and opening/closing a plurality of shutter pieces of the cutter by rotary motion of the rotating shaft, and a mechanism coupled with the rotating shaft and moving the cutter open/close mechanism and the cutter up and down by rotary motion of the rotating shaft.

Inventors:
TSUJI SHINOBU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/074548
Publication Date:
October 30, 2008
Filing Date:
December 20, 2007
Export Citation:
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Assignee:
RHEON AUTOMATIC MACHINERY CO (JP)
TSUJI SHINOBU (JP)
International Classes:
A21C9/06; A23G3/34; A23G3/48; A23G3/54
Foreign References:
JP2002045109A2002-02-12
JPS62118850A1987-05-30
JPH0359105U1991-06-11
JP2006101719A2006-04-20
JP2007037420A2007-02-15
Attorney, Agent or Firm:
YAMASAKI, Yukuzo et al. (Sogo Nagatacho Bldg. 8F 11-2, Nagatacho 1-chome Chiyoda-ku Tokyo 14, JP)
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Claims:
    ノズルから吐出される棒状の食品材を切断するための複数のシャッター片を開閉自在に備えた上下動自在の切断装置と、
 当該切断装置によって切断される食品を下側から支持する支持部材を上下動自在に備えた食品成形装置であって、
    当該食品成形装置のフレームに回転自在に取り付けられた回転軸と、
    当該回転軸に連結され、当該回転軸を回転駆動させるための駆動モータと、
    当該回転軸に連結され、当該回転軸の回転運動により当該支持部材を上下動させるようにした支持部材上下駆動機構と、
    当該回転軸に連結され、当該回転軸の回転運動により当該切断装置の複数のシャッター片を開閉する切断装置開閉機構と、
    当該回転軸に連結され、当該回転軸の回転運動により切断装置開閉機構と切断装置を上下駆動するようにした切断装置上下駆動機構を備えたことを特徴とする食品成形装置。
    請求項1に記載された食品成形装置であって、
    前記回転軸を前記切断装置上下駆動機構の上下動に連動して一体的に上下駆動するようにしたことを特徴とする食品成形装置。
    請求項1または2に記載された食品成形装置であって、
    前記切断装置上下駆動機構は、前記回転軸に軸止された第1カムと、当該第1カムと係合し、食品成形装置本体に固定された第1カムフォロアーとを備えることを特徴とする食品成形装置。
    請求項1乃至3のいずれかに記載された食品成形装置であって、
    前記支持部材上下駆動機構は、前記回転軸に軸止された第2カムと、当該第2カムと係合し、前記支持部材に連結された第2カムフォロアーを備えることを特徴とする食品成形装置。
    請求項4に記載された食品成形装置であって、
    前記支持部材上下駆動機構は、回転軸に軸止された前記第2カムを軸方向摺動自在にすると共に、前記第2カムを軸方向位置決めする支持メンバーを更に備えることによって、前記支持部材が上下動する範囲を調節可能としたことを特徴とする食品成形装置。
    請求項5に記載された食品成形装置であって、
    前記切断装置開閉機構は、前記回転軸に軸止され偏心突起を有するカム板と、当該カム板の偏心突起と係合する溝を有し揺動運動する揺動板と、一端を当該揺動板に連結し他端を前記切断装置に備えられた開閉レバーに連結した連結ロッドとを備えることを特徴とする食品成形装置。
    請求項6に記載された食品成形装置であって、
    前記駆動モータが、前記回転軸と一体となって上下動可能に前記回転軸に取り付けられていることを特徴とする食品成形装置。
Description:
食品成形装置

 本発明は、棒状の食品材を切断する切断 置としての切断開閉自在な包被切断装置を 下動自在に備えると共に、当該包被切断装 によって切断される食品を下側から支持す 支持部材を上下動自在に備えた包あん機な の食品成形装置に係り、さらに詳細には、 該包被切断装置の開閉運動、当該包被切断 置の上下動運動、および当該支持部材の上 動運動を簡素な機構により実現した食品成 装置に係る。

 従来食品成形装置としての包あん機には 例えば特開2002-45109号に開示されたものがあ る。この包あん機は、本体フレームの上部に は「あん」等の内包材を供給する内包材供給 部と、「パン生地」等の外皮材を供給する外 皮材供給部とを備えており、更にこれら各供 給部から供給された内包材を外皮材で覆った 棒状の食品材を下方向へ吐出する重合ノズル を備えている。この重合ノズルの下方には、 重合ノズルから吐出される棒状の食品材を包 被切断するための複数のシャッター片からな るシャッター組立体を開閉自在に備えた包被 切断装置が配置されている。更に、この包被 切断装置の下方には、包被切断装置によって 包被切断された包被食品を受け取ると共に、 この包被食品を次工程へ搬送するための支持 部材(例えば、コンベア)が設けられている。

 この包あん機においては、包被切断装置、 びに支持部材の包被切断装置の下方に位置 る部分は、包被切断装置の開閉運動に同期 て上下動するようになっている。そして、 被切断装置の開閉は第1のモータにより駆動 制御され、包被切断装置、並びに支持部材の 包被切断装置の下方に位置する部分の上下動 は第2のモータによって駆動制御されるよう なっていた。

特開2002-45109号公報

 上述したように、従来の包あん機では、 被切断装置の開閉運動と、包被切断装置並 に支持部材の上下動は別々のモータによっ 駆動制御するようになっていたため、構造 複雑になってしまうという問題があった。 に2つのモータを別々に同期させながら駆動 制御する必要があったため、制御システムが 複雑になってしまうという問題もあった。ま た、支持部材の上下動における上死点、下死 点を調整する機構が多くのリンク部材を用い ているため、構造が複雑であるという問題も あった。

 本発明はこれらの問題点を解決するため なされたものであって、食品材の切断装置 しての包被切断装置の開閉運動と、包被切 装置と支持部材の上下動を1つの駆動モータ で、駆動制御できるようにした機構を備える と共に、この駆動モータの制御システムを簡 素にすることによって大幅なコスト低減を実 現した包あん機などの食品成形装置を提供す ることを目的とするものである。更に、製造 する製品毎に最適な支持部材の上下動を実現 するために、支持部材の上下動の位置調整を 簡素な機構で可能ならしめた包あん機などの 食品成形装置を提供することを目的とするも のである。

 上述したような課題を解決するために、 求項1に記載した発明では、ノズルから吐出 される棒状の食品材を切断するための複数の シャッター片を開閉自在に備えた上下動自在 の切断装置と、切断装置によって切断される 食品を下側から支持する支持部材を上下動自 在に備えた食品成形装置であって、食品成形 装置のフレームに回転自在に取り付けられた 回転軸と、回転軸に連結され、回転軸を回転 駆動させるための駆動モータと、回転軸に連 結され、回転軸の回転運動により支持部材を 上下動させるようにした支持部材上下駆動機 構と、回転軸に連結され、回転軸の回転運動 により切断装置の複数のシャッター片を開閉 する切断装置開閉機構と、回転軸に連結され 、回転軸の回転運動により切断装置開閉機構 と切断装置を上下駆動するようにした切断装 置上下駆動機構を備える構成の食品成形装置 とした。

 また、請求項2に記載した発明では、請求 項1に記載した食品成形装置において、回転 を切断装置上下駆動機構の上下動に連動し 一体的に上下駆動するような構成の食品成 装置とした。

 また、請求項3に記載した発明では、請求 項1または2に記載した食品成形装置において 切断装置上下駆動機構は、回転軸に軸止さ た第1カムと、第1カムと係合し、食品成形 置本体に固定された第1カムフォロアーとを える構成の食品成形装置とした。

 更に、請求項4に記載した発明では、請求 項1乃至3のいずれかに記載した食品成形装置 おいて、支持部材上下駆動機構は、回転軸 軸止された第2カムと、第2カムと係合し、 持部材に連結された第2カムフォロアーを備 る構成の食品成形装置とした。

 また、請求項5に記載した発明では、請求 項4に記載した食品成形装置において、支持 材上下駆動機構は、回転軸に軸止された第2 ムを軸方向摺動自在にすると共に、第2カム を軸方向位置決めする支持メンバーを更に備 えることによって、支持部材が上下動する範 囲を調節可能ならしめる構成の食品成形装置 とした。

 また、請求項6に記載した発明では、請求 項5に記載した食品成形装置において、切断 置開閉機構は、回転軸に軸止され偏心突起 有するカム板と、カム板の偏心突起と係合 る溝を有し揺動運動する揺動板と、一端を 動板に連結し他端を切断装置に備えられた 閉レバーに連結した連結ロッドとを備える 成の食品成形装置とした。

 更に、請求項7に記載した発明では、請求 項6に記載した食品成形装置において、駆動 ータが、回転軸と一体となって上下動可能 回転軸に取り付けられている構成の食品成 装置とした。

 上述したように本発明は、1つの回転軸の 回転運動に同期させて、食品材の切断装置と しての包被切断装置の開閉、並びに包被切断 装置と支持部材の上下動を駆動制御し、さら には、回転軸自身を包被切断装置と一体的に 上下動させるという新しい技術的思想を取り 入れている。このような技術的思想を取り入 れることにより、包被切断装置の開閉運動、 並びに包被切断装置と支持部材の上下動を1 の駆動モータで駆動制御できるようにした 素な機構を実現することができた。また、1 の駆動モータで上述した全ての機構部を駆 させることによって、駆動モータの制御シ テムを簡素にすることが可能となり、大幅 コスト低減を実現した包あん機などの食品 形装置を提供することが実現できた。更に 製造する製品毎に最も適した支持部材の上 動を実現することもできる。

 この出願は、日本国で2007年4月16日に出願 された特願2007-107400号に基づいており、その 容は本出願の内容として、その一部を形成 る。

 また、本発明は以下の詳細な説明により に完全に理解できるであろう。しかしなが 、詳細な説明および特定の実施例は、本発 の望ましい実施の形態であり、説明の目的 ためにのみ記載されているものである。こ 詳細な説明から、種々の変更、改変が、当 者にとって明らかだからである。

 出願人は、記載された実施の形態のいず をも公衆に献上する意図はなく、開示され 改変、代替案のうち、特許請求の範囲内に 言上含まれないかもしれないものも、均等 下での発明の一部とする。

 本明細書あるいは請求の範囲の記載にお て、名詞及び同様な指示語の使用は、特に 示されない限り、または文脈によって明瞭 否定されない限り、単数および複数の両方 含むものと解釈すべきである。本明細書中 提供されたいずれの例示または例示的な用 (例えば、「等」)の使用も、単に本発明を 明し易くするという意図であるに過ぎず、 に請求の範囲に記載しない。

 図を参照しながら、本発明にかかる実施 について説明する。図1は、本発明にかかる 第1実施例であり、食品成形装置としての包 ん機1の正面図を示したものである。この包 ん機1は、箱状のフレーム3を備えており、 のフレーム3の上部には内包材供給部5と、外 皮材供給部7を備えている。内包材供給部5は 例えばあん等のごとき食品材からなる内包 を供給するための装置であり、外皮材供給 7は、例えば饅頭生地やパン生地等のごとき 食品材からなる外皮材を供給するための装置 である。

 内包材供給部5と外皮材供給部7から吐出 れた内包材と外皮材は、内包材供給部5と外 材供給部7の前方下方に配置されたノズルと しての重合ノズル9へ供給される。この重合 ズル9は、内包材供給部5から供給された内包 材の周囲を、外皮材供給部7から供給された 皮材で覆うことによって2重構造になった棒 の食品材を下方へ吐出するものである。

 なお、ここでは、棒状の食品材を内方材 よび外皮材からなる2重構造として説明する が、これに限らず、棒状の食品材は、1種あ いは3種以上の材料からなるものであっても く、更には、多重構造ばかりではなく多層 造からなるものであっても良い。

 ここで説明した内包材供給部5、外皮材供 給部7、および重合ノズル9は、公知の構成の のでも良いため、これら内包材供給部5、外 皮材供給部7、および重合ノズル9の構成、作 についての詳細な説明は省略する(例えば、 特開2002-45109参照)。

 重合ノズル9の下側には、重合ノズル9か 吐出される棒状の食品材を包被切断するた の複数のシャッター片11からなるシャッター 組立体12を備えた包被切断装置13が上下動自 に配置されている(図4参照)。

 この包被切断装置13は、リング状のケー ング20を備えており、このケーシング20内に 同一円周上に等間隔に複数の枢軸21が回転 在に設けられている。この各枢軸21には、シ ャッター片11が連動連結してあって、各枢軸2 1が正逆方向に回転することにより、各シャ ター片11によって囲まれ、その中央部に形成 された開口部14を開閉作動するように構成し いる。なお、各枢軸21が正逆回動すること よって各シャッター片11が形成する開口部を 開閉作動させる構成は公知であって、種々の 構成のものを採用し得るものであるから、こ こではその詳細については説明を省略する( えば、特開平11-285371参照)。

 また、この包被切断装置13の下方には、 被切断装置13によって包被切断された包被食 品15を受け取るための支持部材が配置されて る。ここでは、この支持部材の1実施例とし てコンベア17が使用されている。このコンベ 17は無端回動するベルト16を備え、包被切断 装置13によって包被切断された包被食品15を 工程へ搬送するために設けられているもの ある。コンベア17の、包被切断装置13の下方 位置する部分にあるベルト16は、上下動自 の昇降部材19によって下方から支持され、上 下動するように設定されている。

 従って、棒状の食品材から切断された包 食品15は、その底部を支持部材で支持され がら、切断装置としての包被切断装置によ 切断され、略球状の食品に成形される。

 次に、包被切断装置13の各シャッター片11 を開閉駆動する機構、並びに包被切断装置13 支持部材(コンベア17)の昇降部材19を上下駆 する機構について図2、3に基づいて順次詳 に説明する。

 図2は、第1実施例に係る包あん機1の内部 左側方から見た側方断面図を示したもので る。また、図3は、第1の実施例に係る包あ 機1の内部を後方から見た縦断面図を示した のである。

 包被切断装置13の各シャッター片11を開閉 駆動する機構、並びに包被切断装置13と昇降 材19を上下駆動する機構は全て回転軸41の運 動によって駆動される。そして、この回転軸 41は、自らが回転運動することによって上下 するようになっている。

 最初に、回転軸の駆動方法について説明 る。

 回転軸41には、回転軸41を回転駆動させる ための駆動モータ43が取り付けられている。 の駆動モータとしては、回転軸41を回転駆 できるものであればどのようなものであっ もよいが、例えば、中空の直交出力軸を有 る減速機付モータを直接回転軸41に取り付け るようにしても良い。更に、垂直軸49の下端 は、連結板46により回転軸41と連結されてお り、回転軸41は、ベアリングなどの軸受け50 介して連結板46に対して回転可能に軸支され ている。

 この駆動モータ43は可動板45に固定され、 可動板45には、例えば、2本の垂直軸49が取り けられている。この2本の垂直軸49は包あん 本体のフレーム3に取り付けられた固定ブロ ック47に設けられた2箇所の円筒状孔と嵌合し 、上下方向摺動自在に配置されている。また 、包あん機1の前側に相当する可動板45の側端 面には包被切断装置13が着脱可能に固定され いる。

 従って、一体的に組み立てられた包被切 装置13、可動板45、駆動モータ43、および回 軸41は、可動板45に固定された垂直軸49と固 ブロック47の嵌合部を介して、上下方向移 自在になっている。

 次に、回転軸41の回転運動により切断装 としての包被切断装置13を上下動させるよう にした切断装置上下駆動機構としての包被切 断装置上下駆動機構100について説明する。

 回転軸41の駆動モータ43が取り付けられた 位置の下方には、第1カム51が取り付けられて いる。また、前記固定ブロック47には第1カム フォロアー53が固定されており、この第1カム 51のカム曲面51Aと第1カムフォロアー53とが直 接触するようになっている。図2、3には、 1カム51として端面カムを図示しているが、 れに限定されるものではなく円筒溝カムや 筒リブカム等のカム要素を使用することも 能である。

 回転軸41が回転すると回転軸41に軸止され た第1カム51も回転軸41と一体となって回転す 。このとき、第1カムフォロアー53は固定ブ ック47に固定され静止点として機能するた 、第1カム51と回転軸41とは、第1カム51のカム 曲面51Aに従って一体となって上下運動を行な うことになる。

 なお、上述したように、包被切断装置13 可動板45、駆動モータ43、および回転軸41は 可動板45に固定された垂直軸49と固定ブロッ 47の嵌合部を介して、上下方向摺動自在に っていることから、ここで説明した包被切 装置上下駆動機構100の作用によって、包被 断装置13は回転軸41の回転運動と同期しなが 、一体となって上下運動を行なうようにな ている。

 次に、図4に基づき回転軸41の回転運動に り切断装置としての包被切断装置13を開閉 動するための切断装置開閉機構としての包 切断装置開閉機構110について説明する。

 図4は、第1の実施例に係る包あん機の包 切断装置13と包被切断装置開閉機構110を上方 から見た平面図を示したものである。

 包被切断装置13の各シャッター片11からな るシャッター組立体12の中央部に形成された 口部14を開閉作動するための機構の例とし は以下のようなものがある。すなわち、包 切断装置13のケーシング20内には、開閉レバ 23を一体的に備えた開閉軸25が回動自在に設 けられている。この開閉軸25とケーシング20 同一円周上に等間隔に配置された複数の枢 21とは、例えばギアあるいは互いに拘束し合 う各シャッター片11を介することによって適 に連動連結してある。そして開閉レバー23 揺動させることにより、開閉軸25を回動させ それによって各シャッター片11が連動して、 ャッター組立体12の中央部に形成された開 部14が開閉作動する。このような、開閉レバ ー23を揺動させることによって開口部14を開 作動させる機構は前にも述べたように公知 あるため詳細な説明は省略する(例えば、特 平11-285371参照)。

 従って、ここでは、包被切断装置開閉機 110とは開閉レバー23に揺動運動を与えるた の機構を意味するものと定義して、以下に の詳細について説明することにする。

 図4に示すように、回転軸41の上端にはカ (原節)として機能する円板状のカム板65が軸 止されている。また、このカム板65の中心、 まり、回転軸41の軸心から偏心した位置に 心突起67が回転自在に取り付けられている。 一方前述した可動板45の上面には固定軸61が り付けられ、この固定軸61には揺動板63が回 自在に軸支されている。この揺動板63の一 側には所定の曲線形状を有する貫通溝69が設 けられている。この貫通溝69は、前述した偏 突起67が入り込み、偏心突起67の側面と貫通 溝69の側面とが直接接触するようになってい 。従ってこの貫通溝69は、従節として機能 るものである。また、揺動板63の他端側には 連結ロッド71の一端が回動自在に結合されて る。この連結ロッド71の他端は前述した開 レバー23の先端と回動自在に連結されている 。

 回転軸41が回転運動を行なうと、回転軸41 の上端に軸止されたカム板65が回転軸41と一 になって回転する。これによってカム板65に 取り付けられた偏心突起67が回転軸41の軸心 ら所定距離偏心した位置を回転運動(偏心回 )することになる。この偏心突起67は上述し 揺動板63の貫通溝69内を直接接触しながら摺 動移動するようになっている。そして、この 貫通溝69の形状は回転軸41の回転運動により 揺動板63が所定の揺動角で揺動運動を行なう ような曲線形状に設定してある。従って、原 節となる偏心突起67の偏心回転と、従節とな 所要形状を有する貫通溝69から構成される ム機構により揺動板63は固定軸61の軸心を中 に所定の揺動角を持った揺動運動を行なう この揺動板63の揺動運動により揺動板63の他 端側に取り付けられた連結ロッド71を介して 包被切断装置13に取り付けられた開閉レバ 23を揺動運動させ、その結果包被切断装置13 中央開口部14が開閉運動を行なうようにな ている。

 この実施例においては、回転軸41が1回転 る毎に開閉レバー23が1往復の揺動運動を行 い、その結果包被切断装置13は1回の開閉動 を行なうようになっている。

 なお、前述したように包被切断装置13、 動板45、駆動モータ43は回転軸41と一体とな て上下動するようになっているため、ここ 説明した包被切断装置開閉機構110もこれら 一体になって上下動するようになっている また、上下動する前記各機構は、回転軸41が 1回転する毎に1回の上下動作を行うようにな ている。

 次に、図2,3に基づき、回転軸41の回転運 により支持部材(コンベア17)に備えられた昇 部材19を上下動させるようにした支持部材 下駆動機構120について説明する。

 支持部材上下駆動機構120の第2カム81は包 切断装置上下駆動機構100の第1カム51の下方 置に、回転軸41に上下動自在に軸支されて る。また、前記フレーム3の内側前方に固定 31が取り付けられ、この固定軸31には揺動レ バー32の一端が回動自在に軸支されている。 らに、揺動レバー32の他端には、二股状の ーム33、34が平行に突起している。第2カム81 対峙するアーム33には、第2カムフォロアー8 3が取り付けられている。この第2カムフォロ ー83は、第2カム81のカム曲面81Aと直接接触 るようになっている。また、もう一方のア ム34には、長円形の貫通溝35が形成され、こ 貫通溝35内に、昇降部材19の下端部に取り付 けられた第3カムフォロアー36が直接接触しな がら摺動移動するようになっている。また、 第3カムフォロアー36の軸部36Aと、フレーム3 内側前方の下方に取り付けられた係止部材37 との間に引っ張りバネ38が張られ、昇降部材1 9が常に下方に引っ張られるように付勢され いる。

 図2、3には、第2カム81として端面カムを 示しているが、これに限定されるものでは く円筒溝カムや円筒リブカム等のカム要素 使用することも可能である。

 一方、包あん機1本体のフレーム3の前方 側にはハンドル85が設けられている。このハ ンドル85には、スクリュー・ロッド87の一端 連結されている。このスクリュー・ロッド87 は、フレーム3の前方外側に取り付けられた ーシング84の内側に回転自在に支持されてい る。そして、スクリュー・ロッド87の他端側 は、スクリュー・ロッド87のネジ部に螺合 る内ネジ部を備えたスクリュー・ロッド・ ポート88が前記ケーシング84の内側に摺動可 に支持されている。また、スクリュー・ロ ド・サポート88の一端部は、フレーム3の内 において、L字状レバー89の一方のアーム89A 摺動部材90を介して連結されている。このL 状レバー89の略中央部に位置する角部89Bは 記フレーム3に回動自在に固定されており、L 字状レバー89の他方のアーム89Cは、連結部材8 9Dを介して2つの支持メンバー91が対向するよ に設けられている。そして、この2つの支持 メンバー91の先端部(角部89Bの反対側)の内側 各々第4カムフォロアー92が取り付けられて る。この第4カムフォロアー92の上に前記第2 ム81の底面81Bが載るようになっている。従 て、第2カム81は、ハンドル85を回転すること により、L字状レバー89を介して、上下方向に 位置決めがなされるようになっている。

 回転軸41が回転運動を行なうと、回転軸41 に軸支された第2カム81も回転軸41と一体とな て回転する。このとき、第2カムフォロアー 83は第2カム81のカム曲面81Aに直接接触するこ になるので、カム曲面に沿って上下動する とになる。この第2カムフォロアー83の上下 に合わせて、第2カムフォロアー83が取り付 られた揺動レバー32を介して昇降部材19も一 緒に上下動する。従って昇降部材19の上方に 置された支持部材(コンベア17)の、昇降部材 19が配置されている包被切断装置13の下方に 置する部分のベルト16は、昇降部材19の動き あわせて上下動することになる。

 なお、ここでは支持部材上下駆動機構120 して、カムとカムフォロアーを使用した機 について説明したが、これに限定されるも ではない。支持部材上下駆動機構120として 、例えばカムとレバーを使用した機構やカ とリンクを使用した機構で構成することも きる。

 次に支持部材(コンベア17)が上下動する範 囲を調整する方法について説明する。

 前述したハンドル85を回転させてスクリ ー・ロッド87を出し入れするとL字状レバー89 がその略中央部に位置する角部89Bを中心にし て揺動する。そうすることによってL字状レ ー89のアーム89Cである2本の支持メンバー91が 上下動され、これによって第2カム81の高さ方 向の位置決めが行なわれるようになっている 。第2カム81の高さ方向の位置が決まると昇降 部材19が第2カム81のカム曲面81Aにならって上 動することにより、支持部材(コンベア17)が 上下動する範囲、即ち支持部材(コンベア17) 上下運動の上死点と下死点の位置がそれぞ 決定されることになる。

 また、本実施例においては、昇降部材19 上下動する最下死点は、昇降部材19の上部下 面19Aが昇降部材19を摺動自在に支持するガイ 部材18の上面18Aに当接する位置となってい 。しかしながら、例えば、昇降部材19を所定 高さ以下に下げないようにするためのストッ パーをフレーム3に設けるようにしておけば 支持部材(コンベア17)の上下運動における下 点が所定位置以下に下がることがないよう することもできる。

 次に、本発明にかかる第2実施例について 図面を用いて説明する。図5は、第2の実施例 係る包あん機1のフレーム3の内部を左側方 ら見た側方断面図を示したものである。こ では、前記第1実施例の構成と同一の効果を する構成要素には同一符号を付することと て重複した説明は省略する。

 第2の実施例においては、駆動モータ44を レーム3の内側底部に取り付け、駆動モータ 44の出力軸と回転軸41をカップリング42にて連 結することにより、回転軸41をフレーム3の内 部で上下動することなく回転駆動するものと して構成している。駆動モータ44自身を上下 しないことにより、駆動モータ44に掛かる 荷を低減することが可能となる。

 包被切断装置上下駆動機構100に備えられ 第1カム51は、回転軸41の軸方向に摺動可能 軸支されている。また、第1カム51の下面に 成されたカム曲線51Aと固定ブロック47に固定 された第1カムフォロアー53とが直接接触する ようになっている。さらに、第1カム51の上端 部には、ベアリング48を介して可動板45が取 付けられており、第1実施例と同様な包被切 装置開閉機構110が設けられている。

 また、固定ブロック47の下面には、連結 46が取り付けられている。また、回転軸41は ベアリング50などの軸受けを介して連結板46 と連結されており、回転軸41が連結板46に対 て回転可能に軸支されている。

 このように構成された包被切断装置上下 動機構100において、回転軸41を駆動モータ44 により回転させることにより、第1カム51は回 転すると共に、第1カム51のカム曲線51Aの形状 に従って回転軸41の軸方向に沿って上下運動 行なうようになっている。したがって、第1 カム51と一体的に組み立てられた包被切断装 開閉機構110及び包被切断装置13は、回転軸41 が1回転する毎に1回の上下運動を行なうもの ある。

 また、昇降部材19を上下動する支持部材 下動機構12は、第1実施例と同様な機構であ 、回転軸41がフレーム3に対して上下運動を なわない場合においても第一実施例と同様 使用することが可能である。

 以上実施例に基づいて説明してきたよう 、本発明においては、1台の駆動モータを使 用して1の回転軸を回転駆動し、この回転軸 回転運動に同期させて、包被切断装置の開 、並びに包被切断装置と支持部材の上下動 駆動制御し、さらには、回転軸自身を包被 断装置と一体的に上下動させるという新し 技術思想を取り入れている。そして、支持 材上下駆動機構と包被切断装置開閉機構は 回転軸の回転運動を動力源として駆動され ようになっている。また、包被切断装置と 被切断装置開閉機構の上下方向の運動は、 転軸の回転運動を動力源として上下運動す 包被切断装置上下駆動機構により駆動する うになっている。さらには、回転軸を包被 断装置上下駆動機構の第2カムと一体的に軸 することにより、回転軸を上下動するよう なっている。

 このような構成にすることによって、本 明にかかる食品成形装置としての包あん機 は、包被切断装置の開閉機構と包被切断装 とを一体的に同期させながら上下動させる とができると共に、これらの上下動に加え 支持部材の上下動を1台の駆動モータで駆動 制御できるようになっている。また包被切断 装置の開閉、ならびに包被切断装置と支持部 材の上下動を行なわせる機構部分にカム要素 を取り入れることによって機構部分を大幅に 簡素化したものとしている。

 更に、1台の駆動モータで上述した全ての 機構部を駆動させるようにしているため、複 数の駆動モータを同期制御する等の複雑な制 御システムを採用する必要がなく、制御シス テムのコスト低減をも実現している。

 また、支持部材の上下動の位置調整機構 簡素化でき、さらには、回転軸の上下動す 位置に関係することなく、製造する製品毎 最適な支持部材の上下動を実現できるよう している。

 なお、上記説明から理解できるように、 発明にかかる上記構成は、包あん機に限ら 、棒状の食品材から略球状の食品を切断成 する食品成形装置全般に備えることが可能 あり、上記構成を包あん機に備えた場合と 様な効果を奏することができるものである

図1は、本発明にかかる第1実施例とし の包あん機の正面図を示したものである。 図2は、第1実施例に係る包あん機の内 を左側方から見た側方断面図を示したもの ある。 図3は、第1実施例に係る包あん機の内 を後方から見た縦断面図を示したものであ 。 図4は、第1実施例に係る包あん機の包 切断装置と包被切断装置開閉機構を上方か 見た平面図を示したものである。 図5は、第2実施例に係る包あん機の内 を左側方から見た側方断面図を示したもの ある。