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Title:
BARRIER UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/098906
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a barrier unit that has a cover end that is not susceptible to deformation even if an external force is applied. A barrier unit is equipped with a base possessing a first opening, a cover that possesses a second opening, which second opening is disposed opposite the first opening, and at least one blade, which is disposed between the base and the cover and is disposed to freely open and close relative to the first opening and the second opening. A cutout is provided surrounding the second opening in the surface of the cover opposite at least one blade.

Inventors:
KONISHI AKIO
HIRABAYASHI KOICHIRO
Application Number:
PCT/JP2009/000507
Publication Date:
August 13, 2009
Filing Date:
February 09, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
KONISHI AKIO
HIRABAYASHI KOICHIRO
International Classes:
G03B11/04; H04N5/225
Foreign References:
JP2001075148A2001-03-23
JPH1068984A1998-03-10
JP2001188283A2001-07-10
Attorney, Agent or Firm:
OKUDA, Seiji (10th FloorOsaka Securities Exchange Bldg., 8-16,Kitahama 1-chome, Chuo-ku,Osaka-sh, Osaka 41, JP)
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Claims:
 第1の開口部を有する基盤と、
 第2の開口部を有し、前記第2の開口部が前記第1の開口部と対向するよう配置されるカバーと、
 前記基盤と前記カバーとの間に設けられ、前記第1の開口部および前記第2の開口部に対して開閉自在に設けられた少なくとも1つの羽根と
 を備えたバリアユニットであって、
 前記少なくとも1つの羽根と対向する前記カバーの面のうち、前記第2の開口部の周囲には切り欠き部が設けられている、バリアユニット。
 前記カバーが前記少なくとも1つの羽根に対向する面を基準面とし、前記基準面に垂直な方向に関する前記切り欠き部の高さをaとし、前記基準面と平行な方向に関する前記切り欠き部の奥行きをbとしたとき、0.1<(a/b)<5の関係が成り立つ、請求項1に記載のバリアユニット。
 前記基準面と前記少なくとも1つの羽根との間には、設計上定められた間隙が設けられており、
 前記第2の開口部の周囲では、前記間隙および前記切り欠き部の高さaの合計値に相当する距離だけ、前記少なくとも1つの羽根と前記切り欠き部の上端とが離れている、請求項2に記載のバリアユニット。
 前記カバーが前記少なくとも1つの羽根に対向する面を基準面としたとき、
 前記カバーは、前記第2の開口部の周囲において、前記基準面に対して90度未満の第1の角度を持つ第1の傾斜部と、前記第1の傾斜部から前記第2の開口部に向かって延びるように設けられ、前記第1の角度よりも大きくかつ前記基準面に対して90度未満の第2の角度を持つ第2の傾斜部と
 を有する、請求項1に記載のバリアユニット。
 第1の開口部を有する基盤と、
 第2の開口部を有し、前記第2の開口部が前記第1の開口部と対向するよう配置されるカバーと、
 前記基盤と前記カバーとの間に設けられ、前記第1の開口部および前記第2の開口部に対して開閉自在に設けられた少なくとも1つの羽根と
 を備えたバリアユニットであって、
 前記カバーが前記少なくとも1つの羽根に対向する面を基準面としたとき、前記カバーは、前記第2の開口部の周囲において、前記基準面に対して90度未満の第1の角度を持つ第1の傾斜部と、前記第1の傾斜部から前記第2の開口部に向かって延びるように設けられ、前記第1の角度よりも大きくかつ前記基準面に対して90度未満の第2の角度を持つ第2の傾斜部と
 を有する、バリアユニット。
Description:
バリアユニット

 本発明は、スティルカメラやビデオムー ーカメラのレンズ等を保護するために、レ ズ前面で開閉されるバリアユニットに関す 。

 特許文献1は、従来のバリアユニットを開 示する。たとえば図6は、特許文献1のバリア ニット101の断面図である。

 前端板部101Aの中心にはレンズ109に対する 光路を形成する開口101aが設けられ、前端板 101Aの前方位置に配置されたバリア羽根104が 口101aを開閉する。バリア羽根104が開いてい るとき、シャッター地板110に沿ってシャッタ ーが開閉し、撮影が行われる。

 バリアユニット101は、バリア羽根104の全開 と全閉時において光が入射してくる方向に かってバリア羽根駆動リング102が前進する これにより、全開時と全閉時にはバリア羽 104はバリア保護カバー108に押し付けられる で、バリア羽根104とバリア保護カバー108と 間に砂等の異物が入りにくくなる。

特開平9-61887号公報

 バリアユニット101では、バリア保護カバ 108の先端部分108aはバリア羽根104に対して鋭 角状に形成されている。その理由は、バリア 保護カバー108が、レンズ109に入射する光線の 光路を遮ることのないようにするためである 。しかしながら、その結果先端部分108aの厚 が十分確保できず、使用時に外力を受ける 先端部分108aは容易に変形してしまう。

 バリアユニット101では、バリア羽根104の 閉動作時に、バリア保護カバー108とバリア 根104との間隙に砂等の異物が入らなくする め、一般にバリア羽根104とバリア保護カバ 108との間隙は、できる限り小さくなるよう 計されている。そのため、バリア保護カバ の先端部分108aが変形すると、その変形によ ってバリア羽根104とバリア保護カバー108との 間隙がなくなってしまい、バリア羽根104の開 閉動作を阻害する。

 また、カバーの開口部周辺は、反射光の ンズへの入射を防ぐため、鋭角度の傾斜を するように設定されており、そのため外力 より容易に変形しやすく、それによって羽 の開閉動作が阻害されやすいという課題を していた。

 本発明は上記従来の問題点を解決するた になされたものであり、その目的は、外力 加わっても変形のしにくいカバー先端部を つバリアユニットを提供することである。

 本発明によるバリアユニットは、第1の開 口部を有する基盤と、第2の開口部を有し、 記第2の開口部が前記第1の開口部と対向する よう配置されるカバーと、前記基盤と前記カ バーとの間に設けられ、前記第1の開口部お び前記第2の開口部に対して開閉自在に設け れた少なくとも1つの羽根とを備えたバリア ユニットであって、前記少なくとも1つの羽 と対向する前記カバーの面のうち、前記第2 開口部の周囲には切り欠き部が設けられて る。

 前記カバーが前記少なくとも1つの羽根に 対向する面を基準面とし、前記基準面に垂直 な方向に関する前記切り欠き部の高さをaと 、前記基準面と平行な方向に関する前記切 欠き部の奥行きをbとしたとき、0.1<(a/b)< 5の関係が成り立ってもよい。

 前記基準面と前記少なくとも1つの羽根と の間には、設計上定められた間隙が設けられ ており、前記第2の開口部の周囲では、前記 隙および前記切り欠き部の高さaの合計値に 当する距離だけ、前記少なくとも1つの羽根 と前記切り欠き部の上端とが離れていてもよ い。

 前記カバーが前記少なくとも1つの羽根に 対向する面を基準面としたとき、前記カバー は、前記第2の開口部の周囲において、前記 準面に対して90度未満の第1の角度を持つ第1 傾斜部と、前記第1の傾斜部から前記第2の 口部に向かって延びるように設けられ、前 第1の角度よりも大きくかつ前記基準面に対 て90度未満の第2の角度を持つ第2の傾斜部と を有していてもよい。

 本発明によるバリアユニットは、第1の開 口部を有する基盤と、第2の開口部を有し、 記第2の開口部が前記第1の開口部と対向する よう配置されるカバーと、前記基盤と前記カ バーとの間に設けられ、前記第1の開口部お び前記第2の開口部に対して開閉自在に設け れた少なくとも1つの羽根とを備えたバリア ユニットであって、前記カバーが前記少なく とも1つの羽根に対向する面を基準面とした き、前記カバーは、前記第2の開口部の周囲 おいて、前記基準面に対して90度未満の第1 角度を持つ第1の傾斜部と、前記第1の傾斜 から前記第2の開口部に向かって延びるよう 設けられ、前記第1の角度よりも大きくかつ 前記基準面に対して90度未満の第2の角度を持 つ第2の傾斜部とを有している。

 本発明のバリアユニットには、カバーの 口部の周辺端部において所定の切り欠き部 設けられる。これにより、バリアユニット カバーに何らかの外力が加わり、その先端 が変形した時でも、先端部に設けた切り欠 部により羽根とカバーとの間隙を確保する とにより、羽根の開閉動作を阻害すること ない。

 また、本発明の他のバリアユニットには カバーの開口部の周辺部において90度未満 第1の角度を持つ第1の傾斜部が設けられ、第 1の傾斜部の先端部には、前記第1の角度より 大きく、かつ90度未満の第2の角度を持つ第2 の傾斜部が設けられている。開口部付近の先 端部にそれ以外よりも大きい角度を有する傾 斜部を設けることにより、外力が加わっても 変形のしにくいカバー先端部を持つバリアユ ニットを得ることができる。

バリアユニット50の部品構成を表す上 斜視図である。 バリアユニット50の部品構成を表す下 斜視図である。 バリアユニット50のカバー先端部の拡 詳細図である。 バリアユニット50のカバー1が変形した きのカバー先端部の拡大詳細図である。 切り欠き部1aの拡大図である。 特許文献1のバリアユニット101の断面図 である。

符号の説明

 1 カバー
 1a 切り欠き部
 1b 第1の傾斜部
 1c 第2の傾斜部
 2 第1の羽根
 3 第2の羽根
 4 基盤

 以下、添付の図面を参照しながら、本発 によるバリアユニットの実施形態を説明す 。

 図1は、本発明のバリアユニット50の部品 成を表す上面斜視図であり、図2は本発明の バリアユニット50の部品構成を表す下面斜視 である。

 図1および図2において、バリアユニット50 は、カバー1と、第1の羽根2と、第2の羽根3と 基盤4と、第1のリング5と、第2のリング6と 第1のバネ7と、第2のバネ8とを有している。

 第1及び第2の羽根2,3は、回転穴15,16によっ て基盤4上の軸9,10に回転自在に取り付けられ いる。カバー1は、カバー1に一体に弾性的 設けられたフック11が基盤4に設けられたフ クストッパー12に係合することよって、第1 第2の羽根2,3を回動自在に所定の間隙をもっ その間に挟み込んで基盤4と一体に取り付け られる。

 カバー1は、第1及び第2の羽根2および3が いているときに、それらを保護するために けられている。

 カバー1には開口部13が設けられている。 1及び第2のリング5,6は、基盤4の円筒部14に 転自在に取り付けられる。第1のリング5に設 けられたカムピン19,20は、第1及び第2の羽根 設けられた長穴17,18に係合し、羽根を回転駆 動する。

 第1のバネ7は、第1のリング5のバネかけ部 21と第2のリング6のバネかけ部22に張架される 。第2のバネ8は、第2のリング6のバネかけ部23 と基盤4のバネかけ部24に張架される。

 第2のリング6にはリング凸部25aが設けら ている。リング凸部25aは第1のリング5の切り 欠き部26aに挿入されて、組み立てられる。

 基盤4には開口部27(図2)が設けられている 基盤4はカバー1と対向して設けられる。こ とき、被写体像が、基盤4の開口部27および バー1の開口部13を通過するよう、開口部27お よび開口部13も対向して設けられる。これに り、被写体像をレンズに導くための光路が 成される。

 第2のリング6にはカム部28が設けられてお り、図示されない駆動手段によって、カム部 28が付勢されることによって、第1、第2の羽 2,3が閉方向(B方向)に、第2のリング6が駆動さ れる。

 第1のバネ7によって第1、第2のリング5,6は 一体となっている。第2のリング6が閉方向(B 向)にカム部28によって駆動され、第1、第2の 羽根2,3が閉じた後、さらに余裕をもって第2 リング6が閉方向に回転駆動させられた時、 1のバネ7は伸びて、第2のリング6の第1のリ グ5に対する行き過ぎを回避する。

 第2のバネ8によって、第2のリング6が開方 向に付勢され、リング凸部25aおよび切り欠き 部26aを介して第1のリング5が駆動される。カ ピン19は、長穴17を介して、第1の羽根2を開 向に付勢する。第1の羽根2は、ストッパー29 に押し付けられ、当接して止まる。

 図3は、バリアユニット50のカバー先端部 拡大詳細図である。

 図3には、カバー1と、第1及び第2の羽根2,3 と、基盤4とが示されている。第1及び第2の羽 根2,3は、カバー1と基盤4との間に設けられ、 バー1および基盤4に沿って開閉する。カバ 1と第1及び第2の羽根2,3との間、および、第1 び第2の羽根2,3と基盤4との間には、羽根が 閉動作をするための間隙1dが設けられている 。

 本実施形態のバリアユニット50の特徴の とつは、カバー1の先端部に切り欠き部1aが けられていることにある。切り欠き部1aは、 たとえば、カバー1の開口部13に沿って1周に たって設けられている。この結果、カバー1 開口部13の周囲では、上述の間隙1dおよび切 り欠き部1aの高さ(後述する図5の「a」の距離) の合計値に相当する距離だけ、第1及び第2の 根2,3と、切り欠き部1aの上端とが離れてい 。

 なお、切り欠き部1aは、カバー1の開口部1 3の一部、より具体的には、第1及び第2の羽根 2,3が開閉動作する際に通過する箇所にのみ設 けられていてもよい。

 カバー1の開口部13には、異なる角度で傾斜 る2つの傾斜部が設けられている。すなわち 、第1の傾斜部1b、および、第2の傾斜部1cであ る。カバー1の底面(カバー1が第1及び第2の羽 2,3に対向する側の面)を基準面としたとき、 第1の傾斜部1bは、当該基準面に対して角度θ1 で傾斜し、第2の傾斜部1cは、当該基準面に対 して角度θ2で傾斜する。角度θ1およびθ2の関 係は以下のとおりである。
             θ1<90度
             θ2<90度
             θ1<θ2

 次に、図4を参照しながら、切り欠き部1a よび上述の関係を持つ傾斜部1bおよび1cを設 けることによる利点を説明する。

 図4は、バリアユニット50のカバー1が変形 したときのカバー先端部の拡大詳細図である 。図4には、外力によって変形したカバー先 部1eが示されている。本実施形態においては 、切り欠き部1aが設けられていることにより 変形したカバー先端部1eが第1及び第2の羽根 2,3に接触することはない。これにより、第1 び第2の羽根2,3が動作するために必要な間隙1 dは確保され、第1及び第2の羽根2,3の開閉に支 障をきたすことはない。

 また、羽根端端部には、θ2の角度を持つ 2の傾斜部1cが設けられているため、外力に して変形しにくい。また、θ2は90度ではな ため、図3に示される反射光1fによるフレア 象を発生することもない。よって、レンズ 光学性能に悪影響を与えることはない。

 なお、切り欠き部1aを設け、かつ、傾斜 1bおよび1cを設けることは必須ではない。い れか1つを設ければよい。その理由は、切り 欠き部1aを設けなくても、傾斜部1bおよび1cを 設けることにより、カバー1の開口部13の周囲 は、外力が加わっても変形しにくくなるため である。

 図5は、切り欠き部1aの拡大図である。

 いま、図示されるように、切り欠き部1a 高さaおよび奥行きbをとる。高さaは上述の 準面に垂直な方向(光路方向)に沿って計測し た、切り欠き部1aの上端までの距離である。 行きbは、カバー1の開口部13から上述の基準 面と平行な方向に沿って計測した、切り欠き 部1aの奥までの距離である。

 このとき、高さaおよび奥行きbは、以下の 係を有することが好ましい。
          0.1<(a/b)<5

 その理由は以下のとおりである。

 上述のように、切り欠き部1aを設けると 変形したカバー先端部1eが第1及び第2の羽根2 ,3に接触することはなくなる。しかしながら たとえば奥行きbに対して高さaが必要以上 大きいと、光が切り欠き部1aの奥にまで入射 することになる。これでは、レンズに入射す る光学条件が変動し、フレア現象を引き起こ す可能性がある。さらに、カバー1と第1及び 2の羽根2,3との間の空隙が非常に大きく見え るため、見栄えが悪くなる。よって、切り欠 き部1aの奥行きbとの関係では、切り欠き部1a 高さaが必要以上に大きいことは好ましくな い。

 一方、高さaに対して奥行きbが必要以上 大きいと、変形したカバー先端部1eが第1及 第2の羽根2,3に接触しやすくなるという問題 ある。図3に示す第1及び第2の羽根2,3は、図 右側(第1及び第2の羽根2,3が収納される方向) にその動きを規制するレール(図示せず)が設 られている。このレールが支点となって、 1及び第2の羽根2,3が開閉運動を行う。この き、切り欠き部1aの奥行きbが大きいと、支 がより奥の方に位置することになり、第1及 第2の羽根2,3が何らかの理由で少し傾いただ けでも、変形したカバー先端部1eと接触する 能性がある。よって、切り欠き部1aの高さa の関係では、切り欠き部1aの奥行きbが必要 上に大きいことは好ましくない。

 これらの理由を総合すると、切り欠き部1 aの高さaおよび奥行きbは上述の関係を有する 範囲で設けられることが好ましい。

 なお、上述の説明では、2つの羽根(第1及 第2の羽根2,3)を例に挙げたが、その数は、1 でもよいし3つ以上でもよい。羽根は少なく とも1つ以上存在すればよい。開口部を開閉 能な羽根が存在していれば、カバー1の先端 変形したとき、切り欠き部1aは有効に機能 る。

 本発明は、スティルカメラやビデオムー ーカメラのレンズ等を保護するために、レ ズ前面で開閉されるバリアユニットに関す 。バリアユニットのカバーに何らかの外力 加わり、その先端部が変形した時でも、先 部に設けた切り欠き部により羽根とカバー の間隙を確保することにより、羽根の開閉 作を阻害することがなく、また、先端部に れ以外よりも大きい角度を有する傾斜部を けることにより、外力が加わっても変形の にくいカバー先端部を持つ、堅牢で信頼性 高いバリアユニットを実現する。