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Patent Searching and Data


Title:
BORING TOOL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/031438
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a boring tool comprising a shank (13) at a front end side of a main body of the boring tool, and a bit (14) at a front end side of the shank. The shank (13) and the bit (14) (combined body) are connected together by a screw, and a guiding portion for core alignment which is used for aligning centers of the shank (13) and the bit (14) is formed near the screwed portion of the shank (13) and the bit (14).

Inventors:
NONAKA TAKUMA
HAMANO TERUFUMI
YAMASHITA MICHIO
Application Number:
PCT/JP2008/065205
Publication Date:
March 12, 2009
Filing Date:
August 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MAX CO LTD (JP)
NONAKA TAKUMA
HAMANO TERUFUMI
YAMASHITA MICHIO
International Classes:
B23B51/00; B28D1/14
Foreign References:
JP2004160624A2004-06-10
JPS5866608A1983-04-20
JP2004001111A2004-01-08
JP2007030045A2007-02-08
JP2002120218A2002-04-23
JP2007030045A2007-02-08
Other References:
See also references of EP 2184124A4
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13Nishi-Shimbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 工具本体と、
 上記工具本体の先端側のシャンクと、
 上記シャンクの先端側の連結体と、
 を備え、
 上記シャンクと上記連結体とはネジで結合し、
 上記シャンクと上記連結体のネジ部の近傍には上記シャンクと上記連結体の中心を合わせる芯合せ用の案内部を形成した穿孔工具。
 上記連結体がビットである、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記連結体が本体軸である、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記連結体がアダプタである、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記案内部を、互いに軸方向に嵌合する嵌合部と被嵌合部とによって構成した、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記案内部が複数個形成されている、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記案内部には、ネジ結合の深度を規制する突き当て部を形成した、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記シャンクのビット結合側の端面に傾斜面を設けた、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記シャンクの本体軸側の端面に傾斜面を設けた、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記アダプタのビット結合側の端面に傾斜面を設けた、請求項1に記載の穿孔工具。
 上記アダプタの本体軸側の端面に傾斜面を設けた、請求項1に記載の穿孔工具。
Description:
穿孔工具

 本発明はコンクリート、モルタル、ブロ ク等に穿孔するための穿孔工具に関する。

 例えば、エアコンの屋外装置をコンクリ トの壁に取り付ける場合、まずコンクリー 壁に穿孔し、この下孔にアンカーを取り付 、アンカーに上記屋外装置をネジ止め固定 ることが行われる。

 このような下孔を形成するための穿孔工 の先端にはシャンクが取り付けられ、シャ クの先端にはビットが設けられている。そ て、ビットを回転させてその先端をコンク ートに押圧し、接触した部分を削りながら 孔するものである。穿孔作業を繰り返すう にビットは摩耗していくから、交換する必 がある。従前のビットはシャンクと一体に 成されていたが、シャンク部分は交換する 要はない。現在はシャンクとビットとは別 に形成され、ビットをシャンクにネジ結合 る構成とし、ビットのみをシャンクに着脱 きるようになっている(JP-A-2007-30045)。これ より、ビットが摩耗したときは、ビットの を交換すればよく、シャンクは交換する必 がない。よって、交換のためのコストを低 抑えることができる。ただし、シャンクは 具本体の先端の本体軸に対してネジ結合に り着脱自在となっており、不使用時には工 本体から取り外しておくのが普通である。

 ところで、このようにシャンクとビット をネジ結合する構成では、シャンクの軸心 ビットの軸心とのあいだにずれが生じる可 性がある。シャンクとビットの軸心が一致 ないと、シャンクに対してビットは回転し がら円錐形を描くように振られるので、そ 先端は回転軸のまわりを旋回するように移 する。このため、穿孔効率が低下し、下孔 孔径がビットの径よりも大きくなる。よっ 、アンカーの取り付け強度が損なわれてし うという問題が発生する。なお、シャンク 工具本体の本体軸とのネジ結合の場合も、 じ問題が発生する。

 そこで、シャンクとビットとの心合せは ジ部の螺合によって行わる。ネジ部の締め みによって心合せができるようになってい 。また、軸同士の直角度は、一方の突き当 面によって行われている。つまり、雄ネジ の基部の座面に雌ネジ部の先端筒部の端面 突き当てることによって直角度を出すよう している。シャンクと工具本体の本体軸と ネジ結合の場合の心合せと直角度も同様に て行っている。

 雄ネジ部と雌ネジ部との間にはわずかな ら隙間があり、この隙間はネジを締めたり めたりする必要上避けることができない。 ころが、シャンクとビットの間に隙間があ と、シャンクの軸心とビットの軸心とのあ だにずれが生じる可能性がある。シャンク ビットの軸心が一致しないと、シャンクの 心と回転軸とが一致している場合、ビット 回転しながら振られるので、その先端は回 軸のまわりを旋回するように移動する。し がって、穿孔効率が低下し、下孔の孔径が ットの径よりも大きくなる。よって、アン ーの取り付け強度が損なわれてしまうとい 問題が発生する。なお、シャンクと工具本 の本体軸とのネジ結合の場合も、同じ問題 発生する。

 しかしながら、軸同士をネジ結合する場 、雄ネジ部と雌ネジ部との間にはわずかな ら隙間が必要となるので、心合せはネジの 度に左右されてしまう。また、軸同士の突 当て面は外部にあるため、傷などの外乱を けやすい。このため、ネジの加工精度を確 しなければならず、また突き当て面の精度 維持しなければならないという問題があっ 。

 本発明の一以上の実施例は、ネジの加工 度や突き当て面の精度維持することなく、 ャンクとビット又はシャンクと工具本体と 芯合わせを容易かつ確実に行うことができ 穿孔工具を提供する。

 本発明の第1の観点によれば、穿孔工具は 、工具本体と、上記工具本体の先端側のシャ ンクと、上記シャンクの先端側の連結体とを 備え、上記シャンクと上記連結体とはネジで 結合し、上記シャンクと上記連結体のネジ部 の近傍には上記シャンクと上記連結体の中心 を合わせる芯合せ用の案内部を形成する。

 本発明の第2の観点によれば、穿孔工具は 、上記連結体がビットである。

 本発明の第3の観点によれば、穿孔工具は 、上記連結体が本体軸である。

 本発明の第4の観点によれば、穿孔工具は 、上記連結体がアダプタである。

 本発明の第5の観点によれば、穿孔工具は 、上記案内部を、互いに軸方向に嵌合する嵌 合部と被嵌合部とによって構成する。

 本発明の第6の観点によれば、穿孔工具は 、上記案内部が複数個形成されている。

 本発明の第7の観点によれば、穿孔工具は 、上記案内部には、ネジ結合の深度を規制す る突き当て部を形成する。

 本発明の第8の観点によれば、穿孔工具は 、上記シャンクのビット結合側の端面に傾斜 面を設ける。

 本発明の第9の観点によれば、穿孔工具は 、上記シャンクの本体軸側の端面に傾斜面を 設ける。

 本発明の第10の観点によれば、穿孔工具 、上記アダプタのビット結合側の端面に傾 面を設ける。

 本発明の第11の観点によれば、穿孔工具 、上記アダプタの本体軸側の端面に傾斜面 設ける。

 本発明の第1の観点によれば、シャンクと 連結体とをネジで結合させるとともに、シャ ンクと連結体のネジ部の近傍には、シャンク と連結体の中心を合わせる芯合せ用の案内部 を形成したから、連結体とシャンクのネジ部 の加工精度が高くなくても、容易かつ正確な 芯合せが可能となる。したがって、従来のよ うに突き当て端面で直角度を出す必要がない 。

 本発明の第2~第4の観点によれば、上記連 体をビットまたは本体軸またはアダプタに って構成したから、ビットとシャンクまた 本体軸とシャンクまたはアダプタとシャン のネジ部の加工精度が高くなくても、容易 つ正確な芯合せが可能となる。したがって 従来のように突き当て端面で直角度を出す 要がない。

 本発明の第5の観点によれば、上記案内部 を、互いに軸方向に嵌合する嵌合部と被嵌合 部とによって構成したから、雄ネジ部と雌ネ ジ部とのねじ込みも軸方向に進む。よって、 嵌合部と被嵌合部との嵌合はねじ込みによっ て自動的に行われるため、芯合せは容易に行 われる。

 本発明の第6の観点によれば、上記案内部 が複数個形成されているから、芯合せの精度 が高くなる。

 本発明の第7の観点によれば、突き当て部 によってビットがシャンクに対して突き当て られているので、ネジ結合の深度が規制され 、ネジ締め込みが適正に保たれる。よって、 シャンクに対してビットが相対回転してネジ 込みが必要以上に進むことはない。

 本発明の第8~第11の観点によれば、端面に 傾斜面を設けてあるので、端面の隙間のコン クリート研削粉を外部に排除させることがで きる。

 その他の特徴および効果は、実施例の記 および添付のクレームより明白である。

本発明に係るコンクリートドリルの要 の縦断面図 シャンクとビットを示す一部断面図 シャンクとビットとの結合状態を示す 一部断面図 別の形態のシャンクとビットを示す一 部断面図 別の形態のシャンクとビットとの結合 状態を示す一部断面図 ビットの他の形態の側面図 他の形態のシャンクとビットを示す一 部断面図 他の形態のシャンクとビットとの結合 状態を示す一部断面図 さらに別の形態のシャンクとビットと のを示す一部断面図 さらに別の形態のシャンクとビットと の結合状態を示す一部断面図 さらに他の形態のシャンクと本体軸と のを示す一部断面図 さらに他の形態のシャンクと本体軸と の結合状態を示す一部断面図 シャンクと本体軸を示す一部断面図 シャンクと本体軸との結合状態を示す 一部断面図 別の形態のシャンクと本体軸を示す一 部断面図 別の形態のシャンクと本体軸との結合 状態を示す一部断面図 他の形態のシャンクと本体軸を示す 部断面図 他の形態のシャンクと本体軸との結 状態を示す一部断面図 さらに別の形態のシャンクと本体軸 示す一部断面図 さらに別の形態のシャンクと本体軸 の結合状態を示す一部断面図 さらに他の形態のシャンクと本体軸 示す一部断面図 さらに他の形態のシャンクと本体軸 の結合状態を示す一部断面図 さらに別の形態のシャンクと本体軸 示す一部断面図 さらに別の形態のシャンクと本体軸 の結合状態を示す一部断面図 さらに他の形態のシャンクと本体軸 示す一部断面図 さらに他の形態のシャンクと本体軸 の結合状態を示す一部断面図 シャンクとアダプタとビットを示す 部断面 シャンクとアダプタとビットとの結 状態を示す一部断面 シャンクとアダプタと本体軸を示す 部断面 シャンクとアダプタと本体軸との結 状態を示す一部断面

 図1は本発明に係るドリルビットを使用す る穿孔工具(コンクリートドリル)の縦断面図 ある。図1において符号1は工具本体を示す 工具本体1の内部には第1のモータ2と第2のモ タ3が配置され、第1のモータ2の出力軸は減 歯車4を介して前端に設けられた本体軸5に 合連結され、第2のモータ3は加振装置6に作 連結されている。工具本体1の後部にはグリ プ7が一体に設けられ、グリップ7の端部に 上記2つのモータ2、3に電力を供給する給電 ード8が接続されている。

 上記本体軸5の先端にはドリルビット10が 合可能に設けられ、本体軸5の前端部には雄 ネジ部11が、ドリルビット10の後端部には雌 ジ部12が形成されている。

 ドリルビット10は互いにネジ結合可能な ャンク13とビット14とから構成されている。 ャンク13の前端には雌ネジ部15が形成されて いる。これに対し、ビット14は、図2Aに示さ るように、鉄製のベース17と、該ベース17上 固定されたダイヤモンド砥石体18とから構 されている。ベース17の砥石体18の反対側に 雄ネジ部16が形成され、雄ネジ部16は図2Bに すように、シャンク13の後端の雌ネジ部15に 螺合可能に形成されている。

 なお、ダイヤモンド砥石体18は、一側に 口する凹欠部20を有する円柱状をなし、通常 はメタルボンドの粒とダイヤモンド粒とを混 合して焼結した焼結体である。上記凹欠部20 、主に穿孔時に削り取られたコンクリート 研削粉を外部に排除するための部分であり 通常は断面が扇形に形成されているが、必 しも扇形である必要はない。

 シャンク13に連結体の一例としてビット14 を結合するときは、ビット14の雄ネジ部16を ャンク13の雌ネジ部15にねじ込めばよい。

 ところで、上記シャンク13とビット14のネ ジ部の近傍には、シャンク13とビット14の中 (回転中心)を合わせる芯合せ用の案内部と突 き当て部が形成されている。

 すなわち、図2Aに示されるように、芯合 用の案内部は、シャンク13の雌ネジ部15の前 に形成された円形断面の短筒状部21(被嵌合 )と、ビット14の雄ネジ部16の基部に形成さ た基軸部22(嵌合部)とによって構成されてい 。短筒状部21と基軸部22とは嵌合可能に形成 されている。短筒状部21の中心はシャンク13 軸心と一致するように形成され、基軸部22の 中心もビット14の軸心と一致するように形成 れている。

 次に、シャンク13にビット14を結合すると きは、図2Bに示されるように、ビット14の雄 ジ部16と第2雄ネジ部16aをシャンク13の雌ネジ 部15と第2雌ネジ部15aにねじ込む。ねじ込みが 進むと、ビット14の基軸部22はシャンク13の短 筒状部21に嵌合し、このとき芯合せが行われ 。そして、最終的には、ビット14の雄ネジ 16と基軸部22との間の段差33が、シャンク13の 雌ネジ部15と短筒状部21との間の段差32に突き 当てられる。

 以上のように、ビット14の基軸部22はシャ ンク13の短筒状部21に嵌合して芯合せが行わ るから、ビット14の雄ネジ部16及び第2雄ネジ 部16aと、シャンク13の雌ネジ部15及び第2雌ネ 部15aの加工精度が高くなくても、容易かつ 実に正確な芯合せが可能となる。したがっ 、従来のように直角度を出す必要がない。

 なお、突き当て部によってビット14がシ ンク13に対して突き当てられているので、ネ ジ結合の深度が規制され、ネジ締め込みが適 正に保たれる。よって、穿孔作業時にシャン ク13に対してビット14が相対回転してネジ込 が必要以上に進むことはない。以下の形態 おいても同様である。

 また、シャンク13のビット14結合側の端面 に傾斜面51を設けることで、シャンク13とビ ト14を結合した時に図2Bのようにシャンク13 傾斜面51とビット14のベース17に傾斜隙間52を 形成させる。これは、穿孔時に、シャンク13 ビット14の隙間にコンクリート研削粉が特 入り込みやすく、この隙間に詰まって付着 シャンク13とビット14が着脱できなくなる可 性がある。しかし、傾斜隙間52の形状によ て回転時に自然と外部へ排除させることが きる。

 次に、芯合せ用の案内部と突き当て部は 記形態に限定されない。次に、他の実施形 について説明する。

 図3Aにおいて、芯合せ用の案内部は2つの 内部によって構成されている。すなわち、 1案内部は、シャンク13の雌ネジ部15の前側 形成された円形断面の短筒状部21と、ビット 14の雄ネジ部16の基部に形成された基軸部22と によって構成されている。短筒状部21と基軸 22とは嵌合可能に形成されている。短筒状 21の中心はシャンク13の軸心と、基軸部22の 心もビット14の軸心と同軸となるように形成 されている。

 第2案内部は、シャンク13の前端の雌ネジ 15の底面の中心に形成された円形断面の凹 25(被嵌合部)と、ビット14の雄ネジ部16の先端 に形成された軸状部26(嵌合部)とによって構 されている。また、シャンク13の雌ネジ部15 短筒状部21と凹部25とはシャンク13の軸心と 軸上にあるように形成され、また、ビット1 4の雄ネジ部16と基軸部22と軸状部26とはビッ 14の軸心と同軸上にあるように形成されてい る。

 さらに、突き当て部はシャンク13の凹部25 の底面27と、ビット14の軸状部26の先端28とに って構成されている。

 次に、シャンク13にビット14を結合すると きは、図3Bに示されるように、ビット14の雄 ジ部16をシャンク13の雌ネジ部15にねじ込む ねじ込みが進むと、ビット14の基軸部22はシ ンク13の短筒状部21に嵌合する。同様に、ビ ット14の軸状部26はシャンク13の凹部25に嵌合 る。このように、第1案内部と第2案内部と よって芯合せが行われる。そして、最終的 は、第2雄ネジ部16aの先端28はシャンク13の凹 部25の底面27に突き当てられる。

 上記形態においては、ビット14は第1案内 と第2案内部とによって芯合せが行われるか ら、芯合せの精度はより高くなる。

 なお、案内部は図4に示すビット14の基軸 22とシャンクの短筒状部(図示せず)のように 、長ければそれだけ芯合せの精度が高くなる 。

 次に、図5Aも、芯合せ用の案内部を2つの 内部によって構成した形態であるが、第1案 内部は、シャンク13の雌ネジ部15の前側に形 されたすり鉢形の短筒状部21aと、ビット14の 雄ネジ部16の基部に形成されたテーパ状基軸 22aとによって構成されている。短筒状部21a 基軸部22aとは嵌合可能に形成されている。 筒状部21aの中心はシャンク13の軸心と、テ パ状基軸部22aの中心はビット14の軸心と同軸 上にあるように形成されている。

 また、第2案内部は、シャンク13の前端の ネジ部15の底面の中心に形成された円形断 の凹部25と、ビット14の雄ネジ部16の先端に 成された軸状部26とによって構成されている 。上記凹部25と軸状部26とは嵌合可能に形成 れている。凹部25の中心はシャンク13の軸心 、軸状部26の中心もビット14の軸心と同軸と なるように形成されている。

 さらに、突き当て部はシャンク13の短筒 部21aと、ビット14のテーパ状基軸部22aとによ って構成されている。

 上記シャンク13にビット14を結合するとき は、図5Bに示されるように、ビット14の雄ネ 部16シャンク13の雌ネジ部15にねじ込む。ね 込みが進むと、ビット14のテーパ状基軸部22a はシャンク13の短筒状部21aに嵌合する。同様 、ビット14の軸状部26はシャンク13の凹部25 嵌合する。このように、第1案内部と第2案内 部とによって芯合せが行われる。そして、最 終的には、テーパ状基軸部22aのテーパ面がシ ャンク13の短筒状部21aに嵌合して突き当てら る。

 上記形態においても、ビット14は第1案内 と第2案内部とによって芯合せが行われるか ら、芯合せの精度がより高くなる。

 さらに、図6Aも、芯合せ用の案内部を2つ 案内部によって構成した形態であり、第1案 内部は、シャンク13の雌ネジ部15の前側に形 された短筒状部21と、ビット14の雄ネジ部16 基部に形成された基軸部22とによって構成さ れている。短筒状部21と基軸部22とは嵌合可 に形成されている。短筒状部21の中心はシャ ンク13の軸心と、基軸部22の中心はビット14の 軸心と同軸となるように形成されている。

 また、第2案内部は、シャンク13の前端の ネジ部15の底面の中心に形成されたすり鉢 の凹部25aと、ビット14の雄ネジ部16の先端に 成されたテーパ状軸状部26aとによって構成 れている。上記凹部25aとテーパ状軸状部26a は嵌合可能に形成されている。凹部25aの中 はシャンク13の軸心と一致するように形成 れ、軸状部26aの中心もビット14の軸心と一致 するように形成されている。

 さらに、突き当て部はシャンク13の凹部25 aと、ビット14のテーパ状軸状部26aとによって 構成されている。

 上記シャンク13にビット14を結合するとき は、図6Bに示されるように、ビット14の雄ネ 部16をシャンク13の雌ネジ部15にねじ込む。 じ込みが進むと、ビット14の基軸部22はシャ ク13の短筒状部21に嵌合する。同様に、ビッ ト14のテーパ状軸状部26aはシャンク13の凹部25 aに嵌合する。このように、第1案内部と第2案 内部とによって芯合せが行われる。そして、 最終的には、テーパ状軸状部26aのテーパ面が シャンク13の凹部25aに嵌合して突き当てられ 。

 上記形態においても、ビット14は第1案内 と第2案内部とによって芯合せが行われるか ら、芯合せの精度が高くなる。

 さらに、図7Aも、芯合せ用の案内部を2つ 案内部によって構成した形態であり、第1案 内部は、シャンク13の雌ネジ部15の前側に形 された短筒状部21と、ビット14の雄ネジ部16 基部に形成された基軸部22とによって構成さ れている。短筒状部21と基軸部22とは嵌合可 に形成されている。短筒状部21の中心はシャ ンク13の軸心と一致するように形成され、基 部22の中心はビット14の軸心と一致するよう に形成されている。

 また、第2案内部は、シャンク13の前端の ネジ部15の中心に配置された軸状部26bと、 ット14の雄ネジ部16の先端に開口形成された 形断面の凹部25bとによって構成されている 上記軸状部26bと凹部25bとは嵌合可能に形成 れている。軸状部26bの中心はシャンク13の 心と一致するように形成され、凹部25bの中 もビット14の軸心と一致するように形成され ている。

 さらに、突き当て部はシャンク13の軸状 26bの先端30と、ビット14の凹部25bの底面31と よって構成されている。

 上記シャンク13にビット14を結合するとき は、図7Bに示されるように、ビット14の雄ネ 部16をシャンク13の雌ネジ部15にねじ込む。 じ込みが進むと、ビット14の基軸部22はシャ ク13の短筒状部21に嵌合する。同様に、ビッ ト14の凹部25bはシャンク13の軸状部26bに嵌合 る。このように、第1案内部と第2案内部とに よって芯合せが行われる。そして、最終的に は、軸状部26bの先端30は凹部25bの底面31に突 当てられる。

 上記形態においても、ビット14は第1案内 と第2案内部とによって芯合せが行われるか ら、芯合せの精度がより高くなる。

 また、図8Aは突き当て部の別の形態を示 もので、案内部の構成は図2Aに示したものと ほぼ同じであるが、突き当て部はシャンク13 雌ネジ部15と短筒状部21との間の段差32と、 ット14の雄ネジ部16と基軸部22との間の段差3 3とによって構成されている。

 上記構成によれば、ビット14の雄ネジ部16 をシャンク13の雌ネジ部15にねじ込む。ねじ みが進むと、ビット14の基軸部22はシャンク1 3の短筒状部21に嵌合する。同様に、ビット14 軸状部26はシャンク13の凹部25に嵌合する。 して、最終的には、ビット14の雄ネジ部16と 基軸部22との間の段差33が、シャンク13の雌ネ ジ部15と短筒状部21との間の段差32に突き当て られる。

 次に、シャンク13と連結体の一例として 具本体1の本体軸5とのネジ結合についても、 シャンク13と本体軸5のネジ部の近傍には、シ ャンク13と本体軸5の中心(回転中心)を合わせ 芯合せ用の案内部と突き当て部が形成され いる。そして、この場合も、シャンク13と ット14の場合の実施形態と同様に構成すれば よい。

 すなわち、図9Aに示されるように、シャ ク13の後端には工具本体1の本体軸5の雄ネジ 11とネジ結合可能な雌ネジ部12が形成されて いる。そして、芯合せ用の案内部は、シャン ク13の雌ネジ部12の後ろ側に形成された円形 面の短筒状部21と、本体軸5の雄ネジ部11の基 部に形成された基軸部22とによって構成され いる。短筒状部21と基軸部22とは嵌合可能に 形成されている。短筒状部21の中心はシャン 13の軸心と一致するように形成され、基軸 22の中心も本体軸5の軸心と一致するように 成されている。

 また、突き当て部はシャンク13の短筒状 21と雌ネジ部12との段差32と、本体軸5の基軸 22と雄ネジ部11との段差33とによって構成さ ている。

 次に、シャンク13に本体軸5を結合すると は、図9Bに示されるように、本体軸5の雄ネ 部11をシャンク13の雌ネジ部12にねじ込む。 じ込みが進むと、本体軸5の第2雄ネジ部16a シャンク13の第2雌ネジ部12aにねじ込まれる ともに、本体軸5の基軸部22はシャンク13の短 筒状部21に嵌合する。そして、最終的には、 体軸5の段差33がシャンク13の段差32に突き当 てられる。

 以上のように、本体軸5の基軸部22はシャ ク13の短筒状部21に嵌合して芯合せが行われ るから、本体軸5の雄ネジ部11及び第2雄ネジ 11aと、シャンク13の雌ネジ部12及び第2雌ネジ 部12aの加工精度が高くなくても、容易かつ確 実に正確な芯合せが可能となる。

 また、シャンク13の本体軸5結合側の端面 傾斜面53を設けることで、シャンク13と本体 軸5を結合したときに図9Bのようにシャンク13 傾斜面53と本体軸5の端部に傾斜隙間54を形 させる。これは、穿孔時において、シャン 13と本体軸5の隙間にコンクリート研削粉が り込む可能性がある。本体軸5に対してシャ ク13の交換を作業上頻繁に行われる時に着 しにくくなるが、傾斜隙間52の形状によって 回転時に自然と外部へ排除させることができ る。

 次に、芯合せ用の案内部と突き当て部は 記形態に限定されない。次に、他の実施形 について説明する。

 図10Aにおいて、芯合せ用の案内部は2つの 案内部によって構成されている。すなわち、 第1案内部は、シャンク13の雌ネジ部12の後ろ に形成された円形断面の短筒状部21と、本 軸5の雄ネジ部11の基部に形成された基軸部22 とによって構成されている。短筒状部21と基 部22とは嵌合可能に形成されている。短筒 部21の中心はシャンク13の軸心と一致するよ に形成され、基軸部22の中心も本体軸5の軸 と一致するように形成されている。

 また、第2案内部は、シャンク13の後端の ネジ部12の底面の中心に形成された円形断 の凹部25と、本体軸5の雄ネジ部11の先端に形 成された軸状部26とによって構成されている 上記凹部25と軸状部26とは嵌合可能に形成さ れている。凹部25の中心はシャンク13の軸心 一致するように形成され、軸状部26の中心も 本体軸5の軸心と一致するように形成されて る。

 つまり、シャンク13の雌ネジ部12と短筒状 部21と凹部25とはシャンク13の軸心と同軸上に あるように形成され、また、本体軸5の雄ネ 部11と基軸部22と軸状部26とは本体軸5の軸心 同軸上にあるように形成されている。

 さらに、突き当て部はシャンク13の凹部25 の底面27と、本体軸5の軸状部26の先端28とに って構成されている。

 次に、シャンク13に本体軸5を結合すると は、図10Bに示されるように、本体軸5の雄ネ ジ部11をシャンク13の雌ネジ部12にねじ込む。 ねじ込みが進むと、本体軸5の基軸部22はシャ ンク13の短筒状部21に嵌合する。同様に、本 軸5の軸状部26はシャンク13の凹部25に嵌合す 。このように、第1案内部と第2案内部とに って芯合せが行われる。そして、最終的に 、軸状部26の先端28はシャンク13の凹部25の底 面27に突き当てられる。

 以上のように、本体軸5は第1案内部と第2 内部とによって芯合せが行われるから、上 形態においても、ビット14は第1案内部と第2 案内部とによって芯合せが行われるから、芯 合せの精度が高くなる。

 なお、突き当て部によってビット14がシ ンク13に対して突き当てられているので、ネ ジ結合の深度が規制され、ネジ締め込みが適 正に保たれるので、シャンク13に対してビッ 14が相対回転してネジ込みが必要以上に進 ことはない。以下の形態においても同様で る。

 次に、図11Aも、芯合せ用の案内部を2つの 案内部によって構成した形態であるが、第1 内部は、シャンク13の雌ネジ部12の後ろ側に 成されたすり鉢形の短筒状部21aと、本体軸5 の雄ネジ部11の基部に形成されたテーパ状基 部22aとによって構成されている。短筒状部2 1aと基軸部22aとは嵌合可能に形成されている 短筒状部21aの中心はシャンク13の軸心と一 するように形成され、テーパ状基軸部22aの 心は本体軸5の軸心と一致するように形成さ ている。

 また、第2案内部は、シャンク13の後端の ネジ部12の底面の中心に形成された円形断 の凹部25と、本体軸5の雄ネジ部11の先端に形 成された軸状部26とによって構成されている 上記凹部25と軸状部26とは嵌合可能に形成さ れている。凹部25の中心はシャンク13の軸心 一致するように形成され、軸状部26の中心も 本体軸5の軸心と一致するように形成されて る。

 さらに、突き当て部はシャンク13の凹部25 の底面27と、本体軸5の軸状部26の先端28とに って構成されている。

 上記シャンク13に本体軸5を結合するとき 、本体軸5の雄ネジ部11をシャンク13の雌ネ 部12にねじ込む。ねじ込みが進むと、本体軸 5のテーパ状基軸部22aはシャンク13の短筒状部 21aに嵌合する。同様に、本体軸5の軸状部26は シャンク13の凹部25に嵌合する。このように 第1案内部と第2案内部とによって芯合せが行 われる。そして、最終的には、テーパ状基軸 部22aのテーパ面がシャンク13の短筒状部21aに 合して突き当てられる。

 上記形態においても、上述の形態と同様 効果を得ることができる。

 さらに、図12Aも、芯合せ用の案内部を2つ の案内部によって構成した形態であり、第1 内部は、シャンク13の雌ネジ部12の後ろ側に 成された短筒状部21と、本体軸5の雄ネジ部1 1の基部に形成された基軸部22とによって構成 されている。短筒状部21と基軸部22とは嵌合 能に形成されている。短筒状部21の中心はシ ャンク13の軸心と一致するように形成され、 軸部22の中心は本体軸5の軸心と一致するよ に形成されている。

 また、第2案内部は、シャンク13の後端の ネジ部12の底面の中心に形成されたすり鉢 の凹部25aと、本体軸5の雄ネジ部11の先端に 成されたテーパ状軸状部26aとによって構成 れている。上記凹部25aとテーパ状軸状部26a は嵌合可能に形成されている。凹部25aの中 はシャンク13の軸心と一致するように形成さ れ、軸状部26aの中心も本体軸5の軸心と一致 るように形成されている。

 さらに、突き当て部はシャンク13の凹部25 aの底面27と、本体軸5の軸状部26aの先端28とに よって構成されている。

 上記シャンク13に本体軸5を結合するとき 、図12Bのように本体軸5の雄ネジ部11をシャ ク13の雌ネジ部12にねじ込む。ねじ込みが進 むと、本体軸5の基軸部22はシャンク13の短筒 部21に嵌合する。同様に、本体軸5のテーパ 軸状部26aはシャンク13の凹部25aに嵌合する このように、第1案内部と第2案内部とによっ て芯合せが行われる。そして、最終的には、 本体軸5のテーパ軸状部26のテーパ面がシャン ク13の凹部25aに嵌合して突き当てられる。

 上記形態においても、上述の形態と同様 効果を得ることができる。

 さらに、図13Aも、芯合せ用の案内部を2つ の案内部によって構成した形態であり、第1 内部は、シャンク13の雌ネジ部12の後ろ側に 成された短筒状部21と、本体軸5の雄ネジ部1 1の基部に形成された基軸部22とによって構成 されている。短筒状部21と基軸部22とは嵌合 能に形成されている。短筒状部21の中心はシ ャンク13の軸心と一致するように形成され、 軸部22の中心は本体軸5の軸心と一致するよ に形成されている。

 また、第2案内部は、シャンク13の後端の ネジ部12の中心に配置された軸状部26bと、 体軸5の雄ネジ部11の先端に開口形成された 形断面の凹部25bとによって構成されている 上記軸状部26bと凹部25bとは嵌合可能に形成 れている。軸状部26bの中心はシャンク13の軸 心と一致するように形成され、凹部25bの中心 も本体軸5の軸心と一致するように形成され いる。

 さらに、突き当て部はシャンク13の軸状 26bの先端30と、本体軸5の凹部25bの底面31とに よって構成されている。

 上記シャンク13に本体軸5を結合するとき 、図13Bのように、本体軸5の雄ネジ部11をシ ンク13の雌ネジ部12にねじ込む。ねじ込みが 進むと、本体軸5の基軸部22はシャンク13の短 状部21に嵌合する。同様に、本体軸5の凹部2 5bはシャンク13の軸状部26bに嵌合する。この うに、第1案内部と第2案内部とによって芯合 せが行われる。そして、最終的には、軸状部 26bの先端30は凹部25bの底面31に突き当てられ 。

 上記形態においても、上述の形態と同様 効果を得ることができる。

 また、図14Aは突き当て部の別の形態を示 もので、案内部の構成は上述の形態に示し ものとほぼ同じであるが、突き当て部はシ ンク13の雌ネジ部12と短筒状部21との間の段 32と、本体軸5の雄ネジ部11と基軸部22との間 の段差33とによって構成されている。

 上記構成によれば、本体軸5の雄ネジ部11 シャンク13の雌ネジ部12にねじ込む。ねじ込 みが進むと、本体軸5の基軸部22はシャンク13 短筒状部21に嵌合する。同様に、本体軸5の 状部26はシャンク13の凹部25に嵌合する。そ て、最終的には、本体軸5の雄ネジ部11と基 部22との間の段差33が、シャンク13の雌ネジ 12と短筒状部21との間の段差32に突き当てら る。

 なお、上述の形態はいずれもシャンク13 連結体としてビット14又は本体軸5を直接に ジ結合するものであるが、他の連結体とし アダプタを介して結合する構成であっても い。

 例えば、図15A及び15Bに示すように、シャ ク13にアダプタを介してビット14を結合する 場合、アダプタ35とシャンク13とは案内部(基 部36と短筒状部21及び軸状部37と凹部25)と突 当て部(先端28と底面38)とを設けたネジ結合( 雄ネジ部16aと雌ネジ部15)とし、アダプタ35と ット14とは従来のネジ結合(雄ネジ部16と雌 ジ部15a)によって結合する構成としてもよい また、アダプタのビット結合面側に傾斜面 備えていてもよい。

 また、図16A及び図16Bに示すように、本体 5にアダプタを介してシャンク13を結合する 合、アダプタ40と本体軸5とは案内部(基軸部 22と短筒状部41及び軸状部26と凹部42)と突き当 て部(先端28と底面43)とを設けたネジ結合(雄 ジ部11と雌ネジ部12a)とし、アダプタとシャ ク13とは従来のネジ結合(雄ネジ部11aと雌ネ 部112)によって結合する構成としてもよい。 た、アダプタの本体軸側の端面に傾斜面を えていてもよい。

 もちろん、図15A及び図15Bのアダプタ35と ット14、図16A及び図16Bのアダプタ40とシャン 13も案内部によって芯合せをしてもよいし 案内部の構成も図示したものに限定されな 。

 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参 して説明したが、本発明の精神と範囲を逸 することなく様々な変更や修正を加えるこ ができることは当業者にとって明らかであ 。

 本出願は、2007年9月6日出願の日本特許出 (特願2007-231293)に基づくものであり、その内 容はここに参照として取り込まれる。

 シャンクと連結体とをネジで結合させる ともに、シャンクと連結体のネジ部の近傍 は、シャンクと連結体の中心を合わせる芯 せ用の案内部を形成したから、連結体とシ ンクのネジ部の加工精度が高くなくても、 易かつ確実に正確な芯合せが可能となる。 たがって、従来のように突き当て端面で直 度を出す必要がない。