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Patent Searching and Data


Title:
CAMERA SYSTEM AND INTERCHANGEABLE LENS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028174
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are a camera system and an interchangeable lens applicable to a contrast detection system. The camera system (1) is provided with an interchangeable lens unit (2) and a camera main body (3). A lens microcomputer (40) changes the movable region of a second lens group (L2) through a focus lens drive control section (41), depending on a case where a second holder (61) is driven by the focus lens drive control section (41) and a focus motor (80) based on angle information inputted to a zoom ring (64) of the replaceable lens unit (2), and a case where the second holder (61) is driven by the focus lens drive control section (41) based on contrast information.

Inventors:
SANTO TAKEO
YUMIKI NAOTO
MIYATAKE YOSHITO
KUBOTA HIROSHI
Application Number:
PCT/JP2008/002314
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
August 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
SANTO TAKEO
YUMIKI NAOTO
MIYATAKE YOSHITO
KUBOTA HIROSHI
International Classes:
G02B7/28; G02B7/34; G02B7/36; G03B13/36; G03B17/14
Foreign References:
JPH0965186A1997-03-07
JPS6361209A1988-03-17
Attorney, Agent or Firm:
SHINJYU GLOBAL IP (1-4-19Minamimori-machi, Kita-ku,Osaka-sh, Osaka 54, JP)
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Claims:
 フォーカスレンズを有し被写体の光学像を形成する撮像光学系と、前記撮像光学系を支持する機構であって前記フォーカスレンズを光軸に沿った方向に移動可能に支持するフォーカスレンズ支持枠を有するレンズ鏡筒と、前記フォーカスレンズ支持枠を駆動するフォーカス駆動部と、前記フォーカスレンズの位置情報を入力可能な情報入力部と、前記フォーカス駆動部の動作を制御するレンズ制御部と、を有する交換レンズと、
 前記光学像を画像信号に変換する撮像部と、前記画像信号に基づいて焦点検出用のコントラスト情報を取得するコントラスト情報取得部と、前記レンズ制御部と情報の送受信が可能であり前記撮像部およびコントラスト情報取得部の動作を制御する本体制御部と、を有するカメラ本体と、を備え、
 前記情報入力部に入力された前記位置情報に基づいて前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズ支持枠が駆動される場合と、前記コントラスト情報に基づいて前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズ支持部が駆動される場合と、で、前記レンズ制御部は、前記フォーカス駆動部を介して前記フォーカスレンズの可動領域を変化させている、
カメラシステム。
 前記コントラスト情報に基づいて前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズ支持部が駆動される場合、前記前記フォーカスレンズは、前記撮像光学系の広角端から望遠端までに対応するズーム領域と、前記ズーム領域の外側に設けられ焦点検出時に使用される余剰領域と、を移動可能であり、
 前記情報入力部に入力された前記位置情報に基づいて前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズ支持枠が駆動される場合、前記フォーカスレンズは、前記ズーム領域のみを移動可能である、
請求項1に記載のカメラシステム。
 前記フォーカスレンズ支持枠は、カム溝を有しており、
 前記カム溝は、前記ズーム領域に対応する撮影溝部と、前記余剰領域に対応し変曲点を有する第1余剰溝部と、を有している、
請求項2に記載のカメラシステム。
 フォーカスレンズを有し、被写体の光学像を形成する撮像光学系と、
 前記撮像光学系を支持する機構であって、前記フォーカスレンズを光軸に沿った方向に移動可能に支持するフォーカスレンズ支持枠を有するレンズ鏡筒と、
 前記フォーカスレンズ支持枠を駆動するフォーカス駆動部と、
 前記フォーカスレンズの位置情報を入力可能な情報入力部と、
 前記フォーカス駆動部の動作を制御するレンズ制御部と、を備え、
 前記情報入力部に入力された前記位置情報に基づいて前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズ支持枠が駆動される場合と、前記コントラスト情報に基づいて前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズ支持部が駆動される場合と、で、前記レンズ制御部は、前記フォーカス駆動部を介して前記フォーカスレンズの可動領域を変化させている、
交換レンズ。
Description:
カメラシステムおよび交換レン

 本発明は、カメラシステムおよび交換レ ズ、特に、交換レンズ式のデジタルカメラ 用いられるカメラシステムおよび交換レン に関する。

 近年、被写体の光学的な像を電気的な画像 号に変換して出力可能なデジタル一眼レフ メラが、急速に普及している。このデジタ 一眼レフカメラでは、ユーザーによるファ ンダを用いた被写体観察時には、撮影レン に入射した光(すなわち被写体像)を、レン の後の撮影用光路上に配置した反射ミラー 反射することにより光路を変更し、ペンタ リズム等を通して正像にして光学ファイン に導くことで、レンズを通した被写体像を 学ファインダから見ることができる。した って通常は、ファインダ用光路を形成する 置が反射ミラーの定位置となっている。
 一方、レンズを撮影用として使用する場合 、反射ミラーが瞬時に位置を変え、撮影用 路から待避することで、ファインダ用光路 撮影用光路に切り換え、撮影が終了すると 位置に瞬時に戻る。この方式は、一眼レフ 式であれば、従来の銀塩カメラでも、デジ ルカメラでも同様である。

 デジタルカメラの特徴の一つは、撮影時に 示装置(例えば、液晶モニタ)を見ながら撮 し、撮影後にすぐに撮影画像を確認できる とが挙げられる。しかし、これまでの一眼 フの反射ミラーの方式を用いると、撮影時 、液晶モニタを使用できない。このように 液晶モニタを用いて撮影できないことによ 、ファインダを覗いて撮影することになる め、とりわけ、デジタルカメラの撮影に不 れな初心者にとっては、従来のカメラシス ムは非常に使いにくい。
 そこで、例えば、液晶モニタを見ながら撮 できるデジタル一眼レフカメラが提案され いる。
 また、デジタル一眼レフカメラでは、一般 に焦点検出方式として位相差検出方式が採 されている(例えば、特許文献1を参照)。

特開2006-3417号公報

 しかし、位相差検出方式の場合、反射ミラ を利用しているため、焦点を検出する際に 、反射ミラーを光路上に挿入する必要があ 。このため、フォーカシング時に液晶モニ に映し出される画像が一時的に途絶え、ユ ザーに違和感を与える。
 そこで、画像信号から求められるコントラ ト情報に基づいて焦点検出を行うコントラ ト検出方式を、デジタル一眼レフカメラに 用することが提案されている。
 しかし、コントラスト検出方式の場合、合 位置の前後に余分にフォーカスレンズを移 させる必要があるため、従来の構成のまま コントラスト検出方式を用いると、フォー スレンズの可動領域が足りず、フォーカス ンズの可動領域の端部周辺で合焦位置が正 に把握できない。
 また、フォーカスレンズの可動領域を拡大 ると、それに伴いフォーカスレンズの駆動 御を変更する必要があるが、それについて いまだ提案されていない。

 本発明の課題は、コントラスト検出方式に 応可能なカメラシステムおよび交換レンズ 提供することにある。
 第1の発明に係るカメラシステムは、交換レ ンズと、カメラ本体と、を備えている。交換 レンズは、フォーカスレンズを有し被写体の 光学像を形成する撮像光学系と、撮像光学系 を支持する機構であってフォーカスレンズを 光軸に沿った方向に移動可能に支持するフォ ーカスレンズ支持枠を有するレンズ鏡筒と、 フォーカスレンズ支持枠を駆動するフォーカ ス駆動部と、フォーカスレンズの位置情報を 入力可能な情報入力部と、フォーカス駆動部 の動作を制御するレンズ制御部と、を有して いる。カメラ本体は、光学像を画像信号に変 換する撮像部と、画像信号に基づいて焦点検 出用のコントラスト情報を取得するコントラ スト情報取得部と、レンズ制御部と情報の送 受信が可能であり撮像部およびコントラスト 情報取得部の動作を制御する本体制御部と、 を有している。情報入力部に入力された位置 情報に基づいてフォーカス駆動部によりフォ ーカスレンズ支持枠が駆動される場合と、コ ントラスト情報に基づいてフォーカス駆動部 によりフォーカスレンズ支持部が駆動される 場合と、で、レンズ制御部は、フォーカス駆 動部を介してフォーカスレンズの可動領域を 変化させている。

 このカメラシステムでは、情報入力部に入 された位置情報に基づいてフォーカス駆動 によりフォーカスレンズ支持枠が駆動され 場合と、コントラスト情報に基づいてフォ カス駆動部によりフォーカスレンズ支持部 駆動される場合と、で、レンズ制御部は、 ォーカス駆動部を介してフォーカスレンズ 可動領域を変化させている。このため、コ トラスト情報を取得する際に必要とされる 分な可動領域が、位置情報に基づいてフォ カスレンズ支持枠が駆動されるマニュアル 影時に使用されるのを防止できる。
 これにより、このカメラシステムでは、コ トラスト検出方式に対応可能となる。
 第2の発明に係るカメラシステムは、第1の 明に係るカメラシステムにおいて、コント スト情報に基づいてフォーカス駆動部によ フォーカスレンズ支持部が駆動される場合 フォーカスレンズは、撮像光学系の広角端 ら望遠端までに対応するズーム領域と、ズ ム領域の外側に設けられ焦点検出時に使用 れる余剰領域と、を移動可能である。情報 力部に入力された位置情報に基づいてフォ カス駆動部によりフォーカスレンズ支持枠 駆動される場合、フォーカスレンズは、ズ ム領域のみを移動可能である。

 第3の発明に係るカメラシステムは、第2の 明に係るカメラシステムにおいて、フォー スレンズ支持枠は、カム溝を有している。 ム溝は、ズーム領域に対応する撮影溝部と 余剰領域に対応し変曲点を有する余剰溝部 、を有している。
 第4の発明に係る交換レンズは、撮像光学系 と、レンズ鏡筒と、フォーカス駆動部と、情 報入力部と、レンズ制御部と、を備えている 。撮像光学系は、フォーカスレンズを有して おり、被写体の光学像を形成している。レン ズ鏡筒は、撮像光学系を支持する機構であっ て、フォーカスレンズを光軸に沿った方向に 移動可能に支持するフォーカスレンズ支持枠 を有している。フォーカス駆動部はフォーカ スレンズ支持枠を駆動する。情報入力部はフ ォーカスレンズの位置情報を入力可能である 。レンズ制御部はフォーカス駆動部の動作を 制御する。情報入力部に入力された位置情報 に基づいてフォーカス駆動部によりフォーカ スレンズ支持枠が駆動される場合と、コント ラスト情報に基づいてフォーカス駆動部によ りフォーカスレンズ支持部が駆動される場合 と、で、レンズ制御部は、フォーカス駆動部 を介してフォーカスレンズの可動領域を変化 させている。

 この交換レンズでは、情報入力部に入力さ た位置情報に基づいてフォーカス駆動部に りフォーカスレンズ支持枠が駆動される場 と、コントラスト情報に基づいてフォーカ 駆動部によりフォーカスレンズ支持部が駆 される場合と、で、レンズ制御部は、フォ カス駆動部を介してフォーカスレンズの可 領域を変化させている。このため、コント スト情報を取得する際に必要とされる余分 可動領域が、位置情報に基づいてフォーカ レンズ支持枠が駆動されるマニュアル撮影 に使用されるのを防止できる。
 これにより、この交換レンズでは、コント スト検出方式に対応可能となる。

カメラシステムの構成を示すブロック カメラ本体の構成を示すブロック図 (A)カメラ本体の概略構成図、(B)カメラ 体の概略構成図 交換レンズユニットの広角端における 面図 交換レンズユニットの望遠端における 面図 レンズ鏡筒の分解斜視図 操作ユニットの分解斜視図 フォーカスリングユニットの分解斜視 貫通カム溝およびカムピンの位置関係 示す図 ファインダ撮影モードを説明する図 モニタ撮影モードを説明する図 カメラシステムの概略斜視図 カメラシステムの構成を示すブロック 図(他の実施形態)

符号の説明

 1 カメラシステム
 2 交換レンズユニット
 3 カメラ本体
 3a 筐体
 4 ボディーマウント
 10 ボディーマイコン(本体制御部)
 11 撮像センサ(撮像部)
 12 撮像センサ駆動制御部
 20 表示部
 21 画像表示制御部
 23 クイックリターンミラー
 25 電源スイッチ
 26 モード切換ダイアル
 27 十字操作キー
 28 MENU設定ボタン
 29 SETボタン
 30 シャッター操作部
 31 シャッター制御部
 33 シャッターユニット
 34 ファインダ切り換えボタン
 35 動画撮影操作ボタン
 40 レンズマイコン(レンズ制御部)
 41 フォーカスレンズ駆動制御部
 58 第2レンズ保持枠(フォーカスレンズ支持 )
 61 第2ホルダー(フォーカスレンズ支持枠)
 61a 貫通カム溝(カム溝)
 79 レンズマウント
 95 電子ファインダ部
 L 撮像光学系
 L1 1群レンズ
 L2 2群レンズ
 L3 3群レンズ
 L4 4群レンズ
 E1 ズーム領域
 E2 第1余剰領域(余剰領域)
 E3 第2余剰領域

 以下、本発明の実施の形態について図面を 照して、詳細に説明する。
 <1:カメラシステムの全体構成>
 図1~図3(B)を用いて第1実施形態に係るカメラ システム1の全体構成について説明する。図1 カメラシステム1のブロック図を示す。図2 カメラ本体3のブロック図を示す。図3(A)およ び(B)にカメラ本体3の概略構成図を示す。
 図1に示すように、カメラシステム1は、交 レンズ式のデジタル一眼レフカメラシステ であり、主に、カメラシステム1の主要な機 を有するカメラ本体3と、カメラ本体3に取 外し可能に装着された交換レンズユニット2 、から構成されている。交換レンズユニッ 2は、レンズマウント79を介して、カメラ本 3の前面に設けられたボディーマウント4に 着されている。

  (1.1:カメラ本体)
 図1および図2に示すように、カメラ本体3は に、被写体を撮像する撮像部71と、撮像部71 などの各部の動作を制御する本体制御部とし てのボディーマイコン10と、撮影された画像 各種情報を表示する画像表示部72と、画像 ータを格納する画像格納部73と、被写体像を 視認するファインダ光学系22と、から構成さ ている。
 撮像部71は主に、入射光をファインダ光学 22および焦点検出ユニット5に導くクイック ターンミラー23と、光電変換を行うCCD(Charge  Coupled Device)などの撮像センサ11と、撮像セン サ11の露光状態を調節するシャッターユニッ 33と、ボディーマイコン10からの制御信号に 基づいてシャッターユニット33の駆動を制御 るシャッター制御部31と、撮像センサ11の動 作を制御する撮像センサ駆動制御部12と、焦 (被写体像の合焦状態)を検出する焦点検出 ニット5と、から構成されている。

 焦点検出ユニット5は、例えば一般的な位相 差検出方式によって焦点検出を行う。なお、 焦点検出方式については、カメラシステム1 使用状況により、上記の焦点検出ユニット5 使用する位相差検出方式と、撮像センサ11 ら出力される画像信号に基づくコントラス 検出方式と、のいずれかを用いることがで る。
 コントラスト検出方式の場合、ボディーマ コン10によりコントラスト情報が求められ 点が検出される。すなわち、ボディーマイ ン10がコントラスト情報取得部を含んでいる と言える。ボディーマイコン10により取得さ た合焦位置情報は後述のレンズマイコン40 送信され、フォーカスレンズ(第2レンズ群L2) の駆動に用いられる。コントラスト検出方式 の詳細については後述する。
 撮像センサ11は、撮像光学系Lにより形成さ る光学的な像を電気的な信号に変換する、 えばCCD(Charge Coupled Device)センサである。撮 像センサ11は、撮像センサ駆動制御部12によ 発生されるタイミング信号により駆動制御 れる。なお、撮像センサ11はCMOS(Complementary M etal Oxide Semiconductor)センサでもよい。

 ボディーマイコン10は、カメラ本体3の中枢 司る制御装置であり、各種シーケンスをコ トロールする。具体的には、ボディーマイ ン10にはCPU、ROM、RAMが搭載されており、ROM 格納されたプログラムがCPUに読み込まれる とで、ボディーマイコン10は様々な機能を実 現することができる。例えば、ボディーマイ コン10は、交換レンズユニット2がカメラ本体 3に装着されたことを検知する機能、あるい 交換レンズユニット2から焦点距離情報など カメラシステム1を制御する上で不可欠な情 報を取得し交換レンズユニット2の動作を制 する機能などを有している。図1に示すよう 、ボディーマイコン10はカメラ本体3に設け れた各部と接続されている。
 また、ボディーマイコン10は、図3(B)に示す 源スイッチ25、レリーズボタン30、モード切 換ダイアル26、十字操作キー27、MENU設定ボタ 28およびSETボタン29、ファインダ切り替えボ タン34、動画撮影操作ボタン35の信号を、そ ぞれ受信可能である。ボディーマイコン10は 、本体制御部の一例である。

 さらに、図2に示すように、ボディーマイコ ン10内のメモリ38には、カメラ本体3に関する 種情報(本体情報)が格納されている。この 体情報には、例えば、カメラ本体3の製造会 名、製造年月日、型番、ボディーマイコン1 0にインストールされているソフトのバージ ン、およびファームアップに関する情報な のカメラ本体3を特定するための型式に関す 情報(カメラ特定情報)などが含まれている なお、メモリ38は、レンズマイコン40から送 された情報を格納可能である。
 ボディーマイコン10は、レリーズボタン30等 の操作に応じて、撮像センサ11等のカメラシ テム全体を制御する。ボディーマイコン10 、垂直同期信号をタイミング発生器に送信 る。これと並行して、ボディーマイコン10は 、垂直同期信号に基づいて、露光同期信号を 生成する。ボディーマイコン10は、生成した 光同期信号を、ボディーマウント4およびレ ンズマウント79を介して、レンズマイコン40 周期的に繰り返して送信する。

 ボディーマウント4は、交換レンズユニッ ト2のレンズマウント79と機械的および電気的 に接続可能である。ボディーマウント4は、 ンズマウント79を介して、交換レンズユニッ ト2との間で、データを送受信可能である。 えば、ボディーマウント4は、ボディーマイ ン10から受信した露光同期信号を、レンズ ウント79を介してレンズマイコン40に送信す 。また、ボディーマウント4は、ボディーマ イコン10から受信したその他の制御信号を、 ンズマウント79を介してレンズマイコン40に 送信する。また、ボディーマウント4は、レ ズマウント79を介してレンズマイコン40から 信した信号をボディーマイコン10に送信す 。また、ボディーマウント4は、電源ユニッ (図示せず)から供給された電力を、レンズ ウント79を介して交換レンズユニット2全体 供給する。

 図3(A)および(B)に示すように、カメラ本体3 筐体3aは、被写体を撮影する際にユーザーに よって支持される。筐体3aの背面には、表示 20と、電源スイッチ25と、モード切換ダイア ル26と、十字操作キー27と、MENU設定ボタン28 、SETボタン29と、ファインダ切り替えボタン 34と、動画撮影操作ボタン35と、が設けられ いる。
 電源スイッチ25は、カメラシステム1あるい カメラ本体3の電源の入切を行うためのスイ ッチである。電源スイッチ25により電源がON 態になると、カメラ本体3および交換レンズ ニット2の各部に電源が供給される。モード 切換ダイアル26は、静止画撮影モード、動画 影モードおよび再生モードを切り換えるた のダイアルであり、ユーザーはモード切換 イアル26を回転させてモードを切換えるこ ができる。モード切換ダイアル26により静止 画撮影モードが選択されると、撮影モードを 静止画撮影モードへ切り換えることができ、 モード切換ダイアル26により動画撮影モード 選択されると、撮影モードを動画撮影モー へ切り換えることができる。動作撮影モー では、基本的に動画撮影が可能となる。さ に、モード切換ダイアル26により再生モー が選択されると、モードを再生モードへ切 換えることができ、表示部20に撮影画像を表 示させることができる。

 MENU設定ボタン28は、カメラシステム1の各 種動作を設定するためのボタンである。十字 操作キー27は、ユーザーが上下左右の部位を 圧して、表示部20に表示された各種メニュ 画面から所望のメニューを選択するための 作部材である。SETボタン29は、各種メニュー の実行を確定するためのボタンである。ファ インダ切り替えボタン34は、ファインダ撮影 ードとモニタ撮影モードとを切り替えるボ ンである。動画撮影操作ボタン35は、動画 影の開始および停止を指示するボタンであ 、モード切換ダイアル26において設定された 撮影モードが静止画撮影モードまたは再生モ ードであっても、この動画撮影操作ボタン35 押すことにより、モード切換ダイアル26で 設定内容に関係なく、強制的に動画撮影モ ドが開始される。さらに、動画撮影モード おいて、この動画撮影操作ボタン35を押すこ とにより、動画撮影が終了し、静止画撮影モ ード、あるいは再生モードへと移行する。

 図3(B)に示すように、筐体3aの上面にはレリ ズボタン30が設けられる。レリーズボタン30 が操作されると、タイミング信号がボディー マイコン10に出力される。レリーズボタン30 、半押し操作および全押し操作が可能な2段 のスイッチであり、ユーザーがレリーズボ ン30を半押し操作すると測光処理および測 処理を開始する。また、この半押し操作に り、ボディーマイコン10およびレンズマイコ ン40をはじめとする各部に電力が供給される 続いてユーザーがレリーズボタン30を全押 操作するとボディーマイコン10へタイミング 信号が出力される。シャッター制御部31は、 イミング信号を受信したボディーマイコン1 0から出力される制御信号にしたがって、シ ッター駆動モータ32を駆動し、シャッターユ ニット33を動作させる。
 図2に示すように、静止画撮影モードでは、 レリーズボタン30の操作によるタイミング信 を受信したボディーマイコン10は、ストロ 制御部47に制御信号を出力する。そしてスト ロボ制御部47は、制御信号に基づいてLEDなど て構成されるストロボ48を発光させる。ス ロボ48は、撮像センサ11が受光する光量に応 て制御される。すなわち、ストロボ制御部4 7は、撮像センサ11からの画像信号の出力が一 定値以下の場合にはシャッター動作と連動し て自動的に発光させる。一方、画像信号の出 力が一定値以上の場合には、ストロボ制御部 47はストロボ48を発光させないように制御す 。

 ストロボスイッチ49は、上述の撮像センサ11 の出力に関係なくストロボ48の動作を設定す ための操作部である。すなわち、ストロボ 御部47は、ストロボスイッチ49が「入」の場 合にはストロボ48を発光させ、「切」の場合 はストロボ48を発光させない。
 また、動画撮影モードでは、レリーズボタ 30、あるいは動画撮影操作ボタン35の操作に より、LEDなどにて構成されるストロボ48は、 デオライトとしての機能を果たし、動画撮 中は被写体に向けて、光を照射する。
 撮像センサ11から出力された画像信号(静止 、あるいは動画)は、アナログ信号処理部13 ら、A/D変換部14、デジタル信号処理部15、バ ッファメモリ16、画像圧縮部17へと、順次送 れて処理される。アナログ信号処理部13は、 撮像センサ11から出力される画像信号にガン 処理等のアナログ信号処理を施す。A/D変換 14は、アナログ信号処理部13から出力された アナログ信号をデジタル信号に変換する。デ ジタル信号処理部15は、A/D変換部14によりデ タル信号に変換された画像信号に対してノ ズ除去や輪郭強調等のデジタル信号処理を す。バッファメモリ16は、RAMであり、画像信 号を一旦記憶する。

 バッファメモリ16に記憶された画像信号 、画像圧縮部17から画像記録部18へと、順次 られて処理される。バッファメモリ16に記 された画像信号は、画像記録制御部19の指令 により読み出されて、画像圧縮部17に送信さ る。画像圧縮部17に送信された画像信号の ータは、画像記録制御部19の指令に従って画 像信号に圧縮処理される。画像信号は、この 圧縮処理により、元のデータより小さなデー タサイズになる。かかる圧縮方法として、静 止画の場合には、例えばJPEG(Joint Photographic E xperts Group)方式が用いられる。また、動画の 合には、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Gro up)方式が用いられる。また、複数のフレーム の画像信号をまとめて圧縮するH.264/AVC方式を 用いることもできる。圧縮された画像信号は 、画像記録制御部19により画像記録部18に記 される。

 画像記録部18は、画像記録制御部19の指令に 基づいて、画像信号と記録すべき所定の情報 とを関連付けて記録する、例えば内部メモリ または着脱可能なリムーバブルメモリである 。なお、画像信号とともに記録すべき所定の 情報には、画像を撮影した際の日時と、焦点 距離情報と、シャッタースピード情報と、絞 り値情報と、撮影モード情報等とが含まれる 。これらの静止画ファイルの情報の形式は、 例えばExif(登録商標)形式などである。また、 動画ファイルは、例えばH.264/AVC形式やH.264/AVC 形式に類する形式である。
 表示部20は、例えば液晶モニタであり、画 表示制御部21からの指令に基づいて、画像記 録部18あるいはバッファメモリ16に記録され 画像信号を可視画像として表示する。ここ 表示部20の表示形態としては、画像信号のみ を可視画像として表示する表示形態と、画像 信号と撮影時の情報とを可視画像として表示 する表示形態とがある。なお、表示部20は、 メラ本体3の筐体3aに対して、自由に角度を 更できる角度可変型のモニタであってもよ 。

 図1に示すように、クイックリターンミラー 23は、入射光を反射および透過可能なメイン ラー23aと、メインミラー23aの背面側に設け れメインミラー23aからの透過光を反射する ブミラー23bとから構成されており、クイッ リターンミラー制御部36により光軸AZ外に跳 ね上げが可能である。入射光は、メインミラ ー23aにより2つの光束に分割され、反射光束 ファインダ光学系22へ導かれる。
 一方、透過光束は、サブミラー23bで反射さ て、焦点検出ユニット5のAF用光束として利 される。通常の撮影時には、クイックリタ ンミラー制御部36により、クイックリター ミラー23が光軸AZ外に跳ね上げられるととも 、シャッターユニット33が開かれて撮像セ サ11の撮像面上に被写体像が結像される。ま た非撮影時には、図1に示すようにクイック ターンミラー23が光軸AZ上に配置されるとと に、シャッターユニット33は閉状態とされ 。

 ファインダ光学系22は、被写体像が結像さ るファインダスクリーン6と、被写体像を正 像に変換するペンタプリズム7と、被写体の 正立像をファインダ接眼窓9に導く接眼レン 8と、ユーザーが被写体像を観察するファイ ダ接眼窓9とから構成されている。
  (1.2:交換レンズユニット)
 図1に示すように、交換レンズユニット2は に、カメラシステム1内の撮像センサ11に被 体像を結ぶための撮像光学系Lと、フォーカ ングを行うフォーカスレンズ駆動制御部41 、絞りを調節する絞り駆動制御部42と、交換 レンズユニット2の動作を制御するレンズ制 部としてのレンズマイコン40と、から構成さ れている。
 フォーカスレンズ駆動制御部41は主に、フ ーカスを調節する後述の第2レンズ群L2(フォ カスレンズ)を駆動制御する。絞り駆動制御 部42は、主に絞りまたは開放を調節する絞り 43を駆動制御する。

 レンズマイコン40は、交換レンズユニット2 中枢を司る制御装置であり、交換レンズユ ット2に搭載された各部に接続されている。 具体的には、レンズマイコン40には、CPU、ROM RAMが搭載されており、ROMに格納されたプロ ラムがCPUに読み込まれることで、様々な機 を実現することができる。また、レンズマ ント79に設けられた電気切片(図示せず)を介 してボディーマイコン10およびレンズマイコ 40は電気的に接続されており、互いに情報 送受信が可能となっている。
 また、レンズマイコン40内のメモリ44には、 交換レンズユニット2に関する各種情報(レン 情報)が格納されている。具体的には、交換 レンズユニット2の焦点距離の最大値と最小 (焦点距離可変領域)を示す焦点距離情報、あ るいは物点距離情報などが記憶されている。 このメモリ44に記憶されている各種情報につ ては、撮影時に使用するために、交換レン ユニット2がカメラ本体3に取り付けられた に、カメラ本体3側に送られる。

 図4~図8を用いて、交換レンズユニット2の具 体的構成について説明する。図6および図7に すように、交換レンズユニット2の光軸AZに った方向をZ軸方向(被写体側が正側、カメ 本体3側が負側)とするXYZ3次元直交座標系を 定する。Z軸方向正側から見た場合に、反時 回りをR1方向、時計回りをR2方向と定義する 。
 交換レンズユニット2は、4つのレンズ群を する撮像光学系Lが搭載されている。具体的 は、撮像光学系Lは、第1レンズ群L1と、第2 ンズ群L2と、第3レンズ群L3と、第4レンズ群L4 と、を有している。第2レンズ群L2はフォーカ ス調節を行うためのレンズ群である。
 交換レンズユニット2は、撮像光学系Lを支 するレンズ鏡筒45と、レンズ鏡筒45を操作す 操作ユニット63と、を有している。

 第1~第4レンズ群L1~L4は、レンズ鏡筒45により Z軸方向に移動可能に支持されている。具体 には図4~6に示すように、レンズ鏡筒45は、固 定枠50と、第1直進枠52と、第1回転枠53と、第1 ホルダー54と、第2回転枠55と、第1レンズ群L1 保持する第1レンズ保持枠57と、第2レンズ群 L2を保持する第2レンズ保持枠58と、第3レンズ 群L3を保持する第3レンズ保持枠59と、第4レン ズ群L4を保持する第4レンズ保持枠60と、第2ホ ルダー61と、フィルターマウント62と、を有 ている。
 固定枠50は、レンズ鏡筒45の基準となる部材 である。具体的には、固定枠50は、3本の貫通 直進溝50aと、3本の貫通カム溝50bと、を有し いる。貫通直進溝50aには、後述する第3レン 保持枠59のカムピン59aが挿入されている。 通カム溝50bには、第2回転枠55のカムピン(図 せず)が挿入されている。第2回転枠55が固定 枠50に対して回転すると貫通カム溝50bにより 2回転枠55は軸方向に案内される。

 第1直進枠52は、固定枠50に対して回転する となく直進移動する部材であり、固定枠50の 外周側に同軸上に配置されている。具体的に は、第1直進枠52は、3本の貫通カム溝52aと、3 の貫通直進溝52bと、3つの突出部52cと、を有 している。貫通直進溝52bには、後述する第1 ルダー54のカムピン54aが挿入されている。突 出部52cには孔52dが設けられている。孔52dには 第3レンズ保持枠59のカムピン59aが嵌め込まれ ている。カムピン59aは固定枠50の貫通直進溝5 0aを貫通している。これにより、第1直進枠52 、第3レンズ保持枠59とともに、固定枠50に して回転することなくZ軸方向へ直進移動す 。
 第1回転枠53は、第1ホルダー54およびリング 材56をZ軸方向に案内するための部材であり 第1直進枠52の外周側に同軸上に配置されて る。第1回転枠53は第1直進枠52により光軸AZ りに相対回転可能に支持されている。具体 には、第1回転枠53は、3本の第1貫通カム溝53a と、3本の貫通カム溝53bと、3本の突起53cと、U 字部53dと、を有している。第1ホルダー54のカ ムピン54a(図4、図5)は、第1貫通カム溝53aを貫 しており、貫通直進溝52bに挿入されている 貫通カム溝53bにはリング部材56のカムピン56 aが挿入されている。突起53cは、カバー51の孔 51a(図6)を貫通しており、ズームリング64の直 溝(図示せず)に挿入されている。これによ 、ズームリング64、第1回転枠53およびカバー 51は、一体回転するとともに、第1回転枠53お びカバー51はズームリング64に対してZ軸方 に移動可能である。U字部53dには、第2回転枠 55のカムピン(図示せず)が嵌め込まれている これにより、第1回転枠53および第2回転枠55 一体回転するとともに一体でZ軸方向に移動 る。

 第1ホルダー54は、第1レンズ群L1を支持する めの部材であり、第1回転枠53の外周側に同 上に配置されている。第1ホルダー54の光軸A Z回りの回転は第1直進枠52により規制されて る。具体的には、第1ホルダー54のZ軸方向負 の部分には、円周方向に等ピッチで配置さ た3つのカムピン54a(図4、図5)が設けられて る。カムピン54aは、半径方向内側に延びて り、第1回転枠53の第1貫通カム溝53aを貫通す とともに、第1直進枠52の貫通直進溝52bに挿 されている。このため、第1ホルダー54に対 て第1回転枠53が光軸AZ回りに回転すると、 1ホルダー54は第1直進枠52に対して回転する となく(第1回転枠53に対して回転しながら)第 1貫通カム溝53aに沿ってZ軸方向に移動する。
 第1ホルダー54のZ軸方向正側(被写体側)の端 には、第1レンズ群L1を支持する第1レンズ保 持枠57と、フィルターマウント62と、固定リ グ57aと、が固定されている。

 第2ホルダー61は、第2レンズ保持枠58を支持 るための部材であり、第1直進枠52の内周側 同軸上に配置されている。具体的には、第2 ホルダー61は、円周方向に等ピッチで配置さ た3本の貫通カム溝61aを有している。リング 部材56のカムピン56aが貫通カム溝61aを貫通し いる。貫通カム溝61aは、フォーカスレンズ である第2レンズ群L2の移動量を決定するた の溝であり、第2ホルダー61のZ軸方向への移 動が撮像光学系Lのズーム倍率の変化に追従 るように設計されている。これにより、撮 光学系Lのズーム倍率を変化させても焦点の れを最小限に抑えられる。
 第2回転枠55は、第3レンズ保持枠59および第4 レンズ保持枠60をZ軸方向に案内するための部 材であり、固定枠50の内周側に同軸上に配置 れている。第2回転枠55は、3本の貫通回転溝 55aと、3本の貫通カム溝55bと、半径方向外側 延びる3本のカムピン55cと、を有している。 3レンズ保持枠59のカムピン59aが貫通回転溝5 5aを貫通している。貫通カム溝55bには第4レン ズ保持枠60のカムピン60aが挿入されている。 ムピン55cは、固定枠50の貫通カム溝50bを貫 しており、第1回転枠53のU字部53dに嵌め込ま ている。このため、第1回転枠53と第2回転枠 55とは一体回転するとともに一体でZ軸方向へ 移動する。第1回転枠53および第2回転枠55のZ 方向への移動量は貫通カム溝50bにより決定 れる。

 第3レンズ保持枠59は、第3レンズ群L3を支持 るための部材であり、第2回転枠55の内周側 同軸上に配置されている。第3レンズ保持枠 59は、半径方向外側に延びる3本のカムピン59a を有している。カムピン59aは、貫通回転溝55a および貫通直進溝50aを貫通しており、第1直 枠52の孔52dに嵌め込まれている。これらの構 成により、第1直進枠52、第2回転枠55および第 3レンズ保持枠59は、Z軸方向へ一体で移動す 。また、カムピン59aおよび貫通直進溝50aに り、第1直進枠52および第3レンズ保持枠59は 定枠50に対して回転するのを規制されている 。さらに、貫通回転溝55aにより第2回転枠55の 固定枠50、第3レンズ保持枠59および第1直進枠 52に対する回転は許容されている。
 第4レンズ保持枠60は、第4レンズ群L4を支持 るための部材であり、第2回転枠55の内周側 同軸上に配置されている。第4レンズ保持枠 60は第3レンズ保持枠59により回転規制される 具体的には、第3レンズ保持枠59は、Z軸方向 負側に延びる3本の突起(図示せず)を有してい る。第4レンズ保持枠60は半径方向に窪みZ軸 向に延びる3本の溝(図示せず)を有している これらの溝に第3レンズ保持枠59の突起が挿 されている。これにより、第4レンズ保持枠6 0は第3レンズ保持枠59とともに一体回転する となく、第3レンズ保持枠59に対してZ軸方向 移動可能である。

 以上に説明したレンズ鏡筒45の半径方向外 には、レンズ鏡筒45を操作するための操作ユ ニット63が設けられている。具体的には図4、 図5および図7に示すように、操作ユニット63 、焦点距離を操作するためのズームリング ニット81と、フォーカスを調節するためのフ ォーカスリングユニット82と、絞りを調節す ための絞りリングユニット83と、を有して る。
 ズームリングユニット81は、ユーザーが焦 距離を操作するためのズームリング64と、ズ ームリング64を支持するリングベース69と、 有している。ズームリング64は、カバー51の 周側に同軸上に配置されており、固定枠50 固定されたリングベース69によりZ軸方向の 動が規制された状態で光軸AZ回りに回転可能 なように保持されている。ズームリング64の 周部には、Z軸方向に延びる3本の直進溝(図 せず)が形成されている。この直進溝には第 1回転枠53の突起53cが挿入されているため、第 1回転枠53はズームリング64と一体で回転する Z軸方向に相対移動可能である。固定枠50に するズームリング64の回転角度(望遠端から 角端)は、例えば90度である。本実施形態で 、R1方向が望遠側、R2方向が広角側に対応し ている(図12)。

 ズームリング64の回転角度および回転方向 検出するために、固定枠50に第1角度検出部65 (図1)が設けられている。第1角度検出部65は、 固定枠50に対するズームリング64の回転角度( 定枠50に対するズームリング64の角度位置) 検出し、検出した回転角度をレンズマイコ 40に出力する。レンズマイコン40は、受信し 回転角度を第1回転角度情報としてメモリ44 一時的に格納する。この第1回転角度情報は 、例えば、リング部材56と第2ホルダー61との 対回転角度(リング部材56のカムピン56aと第2 ホルダー61の貫通カム溝61aとの位置関係)を把 握する際に用いられる。ズームリング64の外 面には、撮像光学系Lの焦点距離が表示され ている。
 フォーカスリングユニット82は、ユーザー フォーカス調節を操作するフォーカスリン 67と、リングガイド96と、指標リング97と、 2ホルダー駆動リング98と、フォーカス固定 99と、押さえプレート100と、を有している。

 フォーカスリング67は、リングベース69の 外周側に同軸上に配置されており、リングベ ース69によりZ軸方向の移動は規制された状態 で光軸AZ回りに回転可能なように保持されて る。リングベース69には第2角度検出部68(図1 )が設けられている。第2角度検出部68は、フ ーカスリング67の回転角度(操作量)および回 方向を検出し、物点距離情報をレンズマイ ン40に出力する。第2角度検出部68では、フ ーカスリング67の全周に一定間隔で突起(図 せず)が形成されている。第2角度検出部68は2 つのフォトセンサ(図示せず)を有している。 ォーカスリング67を回転させると、2つのフ トセンサの構成部分である発光部と受光部 の間を通過し、突起が発光部と受光部との を通過する状態が検出される。これにより フォーカスリング67の回転方向の操作量お び回転方向を検出する。第2角度検出部68は 操作量および回転方向をレンズマイコン40に 出力する。レンズマイコン40は、これらの操 量および回転方向を第2回転角度情報として メモリ44に一時的に格納する。なお、第2角度 検出部68の場合、フォーカスリング67の操作 が検出可能であり、第1角度検出部65のよう 固定枠50に対する回転方向の位置は検出でき ない。フォーカスリング67のZ軸方向負側には 、リングガイド96、フォーカス固定枠99およ プレート100が配置されている。

 ここで、図8を用いてフォーカスリングユニ ット82について詳細に説明する。図8に示すよ うに、フォーカス固定枠99の内周側には指標 ング97と第2ホルダー駆動リング98とが回転 能に配置されている。指標リング97および第 2ホルダー駆動リング98はフォーカス固定枠99 装着されたフォーカスモータ80により回転 動される。
 フォーカスモータ80は、モータ本体85と、モ ータ本体85により回転駆動される第1駆動ギヤ 86と、第1駆動ギヤ86と噛み合う第2駆動ギヤ( 示せず)と、を有している。静音性を考慮し 、フォーカスモータ80として、例えば超音 モータが採用されている。フォーカスモー 80の動作は、フォーカスレンズ駆動制御部41 より制御されている。モータ本体85により 1駆動ギヤ86が回転駆動されると、第2駆動ギ は第1駆動ギヤ86と逆方向に回転する。

 第2ホルダー駆動リング98の内周部には、第1 駆動ギヤ86と噛み合う第1ギヤ部98aが形成され ている。指標リング97の内周部には、第2駆動 ギヤと噛み合う第2ギヤ部97aが形成されてい 。
 例えば、第2ホルダー駆動リング98がフォー スモータ80によりR1方向へ回転駆動されると 、指標リング97は逆方向であるR2方向へ回転 動される。ユーザーの操作によりフォーカ リング67がR1方向へ回転すると、指標リング9 7の指標プレート97bもR1方向へ回転させる必要 がある。このため、指標リング97の回転方向 フォーカスリング67の回転方向と同じであ が、第2ホルダー駆動リング98の回転方向は ォーカスリング67の回転方向と反対となる。
 指標リング97の外周部には焦点距離が印字 れた指標プレート97bが設けられており、フ ーカスモータ80の駆動に伴って指標プレート 97bも回転する。フォーカス固定枠99の透明窓( 図示せず)から指標プレート97bの焦点距離の 字位置を確認することで、ユーザーは大ま な焦点距離を確認できる。

 第2ホルダー駆動リング98の回転角度および 向を検出するために、例えば、第3角度検出 部89がリングベース69に設けられている。第3 度検出部89により、第2ホルダー駆動リング9 8の固定枠50に対する回転角度および回転方向 を検出することができる。第3角度検出部89は 、第1角度検出部65と同様に、固定枠50に対す 第2ホルダー駆動リング98の回転角度を検出 ることができる。第3角度検出部89により検 された回転角度は、レンズマイコン40に出 される。レンズマイコン40は、この回転角度 を第3回転角度情報としてメモリ44に一時的に 格納する。
 第2ホルダー駆動リング98は、Z軸方向正側に 延びる駆動プレート98bを有している。第2ホ ダー駆動リング98は、第2ホルダー61のプレー ト部61bの溝61cに嵌め込まれている。このため 、第2ホルダー61は、第2ホルダー駆動リング98 と一体回転するとともに、第2ホルダー駆動 ング98に対してZ軸方向に移動可能となって る。

 第2ホルダー駆動リング98を介してフォーカ モータ80により第2ホルダー61が回転駆動さ ると、第2ホルダー61がリング部材56に対して 回転する。リング部材56のカムピン56aが貫通 ム溝61aを貫通しているため、貫通カム溝61a 形状に応じて第2ホルダー61はリング部材56 よび固定枠50に対してZ軸方向へ移動する。 れにより、フォーカスの微調整を行うこと できる。
 絞りリングユニット83は、固定枠50に固定さ れたマウントベース70と、ユーザーが絞りを 節するための絞りリング101と、を有してい 。絞りリング101は、マウントベース70の外 側に同軸上に配置されており、マウントベ ス70により回転可能に支持されている。マウ ントベース70には、レンズ基板102と、後方枠1 03と、が固定されている。

 レンズマウント79は、レンズマウント接点( 示せず)を有し、ボディーマウント4のレン マウント接点(図示せず)を介して、レンズマ イコン40とボディーマイコン10との信号の伝 を行う。レンズマウント79は、マウントベー ス70を介して固定枠50に固定されている。
 (1.3:フォーカス調節について)
 以上に説明した交換レンズユニット2は、コ ントラスト検出方式に対応している。コント ラスト検出方式では、焦点を検出するために 第2レンズ群L2を光軸AZに沿った方向へ移動さ て、画像信号からコントラスト情報が取得 れる。このコントラスト情報は、第2レンズ 群L2の各位置における評価値の集まりであり 評価値が最大である第2レンズ群L2の位置が 焦位置となる。

 より詳細には、ボディーマイコン10は、 像センサ11により取得された画像データに基 づいて、オートフォーカス動作用の評価値( 下、AF評価値という)を算出する。AF評価値は 、撮像センサ11で生成された画像データから 度信号を求め、輝度信号の画面内における 周波成分を積算して求められる。算出され AF評価値は、例えば、露光同期信号と関連 けた状態でメモリ38やDRAM(図示せず)などに保 存される。レンズマイコン40から取得された ンズ位置情報も露光同期信号と関連付けら ている。このレンズ位置情報は、前述の第1 および第3回転角度情報から求めることがで る。ボディーマイコン10は、AF評価値をレン 位置情報と関連付けてメモリ38に格納する これらのAF評価値およびレンズ位置情報から なる情報が、前述のコントラスト情報である 。

 このコントラスト情報を取得する際、第2レ ンズ群L2を光軸AZに沿った方向へ余分に移動 せる必要があるため、コントラスト検出方 に対応させるためには、第2レンズ群L2の可 領域を広げる必要がある。
 そこで、この交換レンズユニット2では、第 2ホルダー61の貫通カム溝61aが図9に示すよう 形状に設定されている。図9では、左右方向 回転方向を示しており、上下方向が光軸AZ 沿った方向を示している。上方向がZ軸方向 側に対応している。
 図9に示すように、貫通カム溝61aは、R1方向 端部からR2方向の端部にかけて湾曲してお 、カムピン56aが移動可能な可動領域Eを有し いる。可動領域Eは、ズーム領域E1と、ズー 領域E1からR2方向に延びる第1余剰領域E2と、 ズーム領域E1からR1方向に延びる第2余剰領域E 3と、を有している。ここで、各領域E1~E3は、 カムピン56aの中心を基準に決定されている。

 ズーム領域E1および第2余剰領域E3は、Z軸方 負側に迫り出すように湾曲しており、貫通 ム溝61aのZ軸方向正側に中心を有している。 図9に示すように、ズーム領域E1はいわゆる漸 近線となっている。ズーム領域E1のR1方向の (位置TC)は、撮像光学系Lの望遠端であって最 短撮影距離で合焦する状態に対応している。 位置TCから位置TIまでの領域は、撮像光学系L 望遠端における焦点調整が可能な範囲であ 。位置TCから位置TIまでの回転角Ftの範囲内 は、フォーカスモータ80により第2ホルダー6 1が回転駆動される。これにより、望遠端周 でのフォーカス調節が可能となる。
 ズーム領域E1のR2方向の端(位置WI)は、撮像 学系Lの広角端であって撮影距離が無限遠で 焦する状態に対応している。位置WIから位 WCまでの領域は、撮像光学系Lの広角端にお る焦点調節が可能な範囲である。位置WIから 位置WCまでの回転角Fwの範囲内では、フォー スモータ80により第2ホルダー61が回転駆動さ れる。これにより、広角端周辺でのフォーカ ス調節が可能となる。

 第1余剰領域E2は、コントラスト検出方式で 点検出を行う際に使用される領域であり、 ーム領域E1に沿って湾曲する部分とZ軸方向 側に迫り出すように湾曲する部分とを有し いる。すなわち、第1余剰領域E2は変曲点Dを 有している。本実施形態においては、変曲点 Dは位置WIのR2方向に配置されている。
 なお、所定の光学性能を満たすように設計 れている領域は、基本的にズーム領域E1で る。このため、カムピン56aが第1余剰領域E2 にある状態では、撮像光学系Lが所定の光学 能を満たさない可能性があり、撮影された 像に影響を及ぼすおそれがある。光学性能 考慮すると、第1余剰領域E2は、撮影時(画像 取得時)に使用するのが好ましくない領域で ると言える。
 (1.4:第2ホルダー61の駆動領域の制限)
 フォーカスモータ80が第2ホルダー61を回転 動し得る角度としては、焦点検出時の駆動 を考慮して、例えば図9に示す回転角度Kwや 転角度Ktが確保されている。

 しかし、フォーカスモータ80による第2ホル ー61の駆動領域は、各焦点距離において適 な範囲(すなわち、回転角Fwや回転角Ftの範囲 内)に制限される必要がある。本実施形態で 、図9に示すように、撮像光学系Lが望遠端で ある場合、第2ホルダー61の駆動領域は位置TC ら位置TIの間に制限されている。撮像光学 Lが広角端である場合、第2ホルダー61の駆動 域は位置WIから位置WCの間に制限されている 。
 この駆動領域の制限を行うために、リング 材56に対する第2ホルダー61の回転方向の位 情報が必要となる。すなわち、図9に示すよ に撮像光学系Lの焦点距離に応じて回転角FW よびFTに対応する回転角が異なってくるた 、カムピン56aと貫通カム溝61aとの位置関係 把握する必要がある。
 カムピン56aと貫通カム溝61aとの位置関係は 第1角度検出部65により検出されたズームリ グ64の第1回転角度情報および第3角度検出部 89により検出された第2ホルダー駆動リング98 第3回転角度情報(すなわち、第2ホルダー61 回転角度情報)に基づいて求めることができ 。

 具体的には、第1回転角度情報から固定枠50 対するリング部材56の角度を求めることが きる。第3回転角度情報から固定枠50に対す 第2ホルダー61の角度を求めることができる したがって、第1および第3回転角度情報から リング部材56と第2ホルダー61と相対回転角度 求めることができ、カムピン56aと貫通カム 61aとの位置関係を把握することができる。
 例えば、レンズマイコン40のメモリ44に、第 1回転角度情報、第3回転角度情報、リング部 56および第2ホルダー61の相対回転角度、お び、第1および第3回転角度情報に対応する第 2ホルダー61の駆動角度(図9の回転角FWおよびFT などに対応する回転角)などを、テーブルと て予め格納しておく。第2ホルダー61の駆動 度は、貫通カム溝61aの形状が決定されてい ば、リング部材56および第2ホルダー61の相対 回転角度(すなわち、第1および第3回転角度情 報)から予め求めておくことができる。この ーブルを利用して、第1角度検出部65で検出 れた第1回転角度情報と第2角度検出部68で検 された第3回転角度情報とから、第2ホルダ 61の駆動角度を求めることができる。この駆 動角度の情報に基づいて、フォーカスレンズ 駆動制御部41を介してレンズマイコン40によ 第2ホルダー61の駆動角度(フォーカスモータ8 0の駆動量)が最短撮影距離から無限遠の間で 限される。

 しかし、焦点検出時に第2ホルダー61の駆動 域を上記のように制限すると、焦点検出時 第2レンズ群L2の可動領域が狭くなってしま 、コントラスト検出方式に対応できない。
 そこで、このカメラシステム1では、オート フォーカス撮影モードの場合に、第2ホルダ 61の駆動角度をマニュアル撮影モードよりも 大きくして、第2ホルダー61の駆動角度(第2レ ズ群L2の可動領域)を変えている。
 具体的には、メモリ44に格納される上記の ーブルは、焦点検出時における第2ホルダー6 1の必要駆動角度をさらに有している。この 要駆動角度は、焦点検出時における第2レン 群L2の検出駆動距離H(図9)および貫通カム溝6 1aの形状から予め求められる。例えば、位置W I周辺では、貫通カム溝61aの傾きが小さいた 、検出駆動距離Hに対応する回転角度Mwiは、 置WCでの回転角度Mwc、位置TIでの回転角度Mti および位置TCでの回転角度Mtcよりも大きくな 。このように、カムピン56aと貫通カム溝61a の位置関係(すなわち、第1および第3回転角 情報)から第2ホルダー61の必要駆動角度を求 めることができる。

 そして、焦点検出時の必要駆動角度に基づ て、第1および第3回転角度情報に対応する 大駆動角度Kが決定されている。オートフォ カス撮影モードの場合は、この最大駆動角 Kの範囲内で、第2ホルダー61の駆動角度がレ ンズマイコン40により制限されている。
 以上に説明したように、このカメラシステ 1では、コントラスト検出方式に対応させる ために、マニュアル撮影モードとオートフォ ーカス撮影モードとで、第2ホルダー61の駆動 角度の制限範囲を変えている。
 マニュアル撮影モードにおいては、回転角F の範囲内に第2ホルダー61の駆動角度が制限さ れているため、各部の寸法誤差により多少の 位置のずれは生じるが、基本的にカムピン56a は貫通カム溝61aのズーム領域E1内のみを移動 る。このため、光学性能が保証されていな 第1余剰領域E2で撮影が行われるのを防止で る。

 また、マニュアル撮影モードにおいて、第1 余剰領域E2まで第2ホルダーを回転させないの で、指標リング97の指標プレート97bの焦点距 印字位置が大幅にずれることを防止できる
 <2:カメラシステムの動作>
 以下、上述のように構成されたカメラシス ム1の撮影動作を説明する。
 図10および図11は、カメラシステム1での撮 時の概念図であり、図10はファインダ撮影モ ードを説明する図、図11はモニタ撮影モード 説明する図である。
  (2.1:撮像前の状態)
 図10および図11に示すように、被写体(図示 ず)からの光は、交換レンズユニット2を透過 し、半透過ミラーであるメインミラー23aに入 射する。メインミラー23aに入射した光の一部 は反射してファインダスクリーン6に入射し 残りの光は透過してサブミラー23bに入射す 。ファインダスクリーン6に入射した光は被 体像として結像する。この被写体像は、ペ タプリズム7によって正立像に変換され接眼 レンズ8に入射する。これにより、ユーザー 、ファインダ接眼窓9を介して被写体の正立 を観察できる。また、サブミラー23bに入射 た光は反射され、焦点検出ユニット5に入射 する。

  (2.2:ファインダ撮影モードおよびモニタ撮 影モード)
 このカメラシステム1は、2つの撮影モード すなわちファインダ撮影モードおよびモニ 撮影モードを有する。ファインダ撮影モー は、ユーザーがファインダ接眼窓9を観察し がら撮影するモードであり、従来の一眼レ カメラにおける通常の撮影モードである。 ニタ撮影モードは、液晶モニタなどの表示 20をユーザーが観察しながら撮影するモー である。
 ファインダ撮影モードにおいては、図10に すように、クイックリターンミラー23は、光 軸AZ内の所定位置に配置されており、被写体 は、ファインダ光学系22に導かれるので、 ーザーは、ファインダ接眼窓9から被写体像 観察することができる。実際の撮影時には クイックリターンミラー23が光軸AZ外に跳ね 上げられるとともに、シャッターユニット33 開かれて撮像センサ11の撮像面上に被写体 が結像される。

 一方、モニタ撮影モードにおいては、図11 示すように、クイックリターンミラー23を光 軸AZ内から退避させる。よって、表示部20に 、撮像センサ11を介して被写体のスルー画像 (いわゆるライブビュー画像)が表示される。
  (2.3:ファインダ撮影モードの動作)
 カメラシステム1の撮影動作について説明す る。図1~図4を用いて、ユーザーがファインダ 接眼窓9を覗いて撮影するファインダ撮影モ ドにおける駆動シーケンスについて説明す 。
 ファインダ撮影モードにおいて撮影する場 、ユーザーは、筐体3aの背面に設けられた ァインダ切り替えボタン34を操作して、撮影 モードとしてファインダ撮影モードを選択す る。

 ユーザーのレリーズボタン30の半押し動 により、カメラシステム1内のボディーマイ ン10および各種ユニットには、電源が供給 れる。電源供給により起動するカメラシス ム1内のボディーマイコン10は、同じく電源 給で起動する交換レンズユニット2内のレン マイコン40より、レンズマウント79およびボ ディーマウント4を介して、各種レンズデー を受け取り、内蔵するメモリ38に保存する。 次に、ボディーマイコン10は、焦点検出ユニ ト5より、焦点ずれ量(以後、「Df量」という )を取得し、そのDf量分、フォーカスレンズ24 駆動するようにレンズマイコン40に指示す 。レンズマイコン40は、フォーカスレンズ駆 動制御部41をコントロールして、Df量分だけ 2レンズ群L2を動作させる。このように、焦 検出と第2レンズ群L2の駆動とを繰り返すう 、Df量は小さくなり、所定量以下になったと きにボディーマイコン10により合焦と判断さ 、第2レンズ群L2の駆動が停止される。

 この後、ボディーマイコン10は、ユーザー よりレリーズボタン30が全押しされると、レ ンズマイコン40に対して、絞り値を図示しな 測光センサからの出力に基づいて計算され 絞り値にするよう指示する。そして、レン マイコン40は、絞り駆動制御部42をコントロ ールし、指示された絞り値まで、絞りを絞り 込む。絞り値の指示と同時にボディーマイコ ン10は、クイックリターンミラー制御部36に り、クイックリターンミラー23を光軸AZ内か 退避させる。クイックリターンミラー23の 避完了後、撮像センサ駆動制御部12は、撮像 センサ11の駆動を指示し、シャッターユニッ 33の動作を指示する。なお、撮像センサ駆 制御部12は、図示しない測光センサからの出 力に基づいて計算されたシャッタースピード の時間だけ、撮像センサ11を露光する。
 露光完了後、撮像センサ駆動制御部12によ 撮像センサ11から読み出された画像データは 、所定の画像処理を実行された後、表示部20 撮影画像として表示される。また、撮像セ サ11から読み出され、所定の画像処理を実 された画像データは、画像記録部18を介して 、記憶媒体に画像データとして書き込まれる 。また、露光終了後、クイックリターンミラ ー23とシャッターユニット33とは、初期位置 リセットされる。ボディーマイコン10は、レ ンズマイコン40へ、絞りを開放位置にリセッ するよう指示し、レンズマイコン40は、各 ニットに対してリセット命令を行う。リセ ト完了後、レンズマイコン40は、ボディーマ イコン10にリセット完了を伝える。ボディー イコン10は、レンズマイコン40からのリセッ ト完了情報と露光後の一連処理の完了を待ち 、その後、レリーズボタン30の状態が、押し みされていない状態であることを確認し、 影シーケンスを終了させる。

  (2.4:モニタ撮影モードの動作)
 次に、図1~図3(B)および図5を用いて、ユーザ ーが表示部20を用いて撮影するモニタ撮影モ ドにおける駆動シーケンスについて説明す 。
 表示部20を用いて撮影する場合、ユーザー 、ファインダ切り替えボタン34を操作して、 モニタ撮影モードを選択する。モニタ撮影モ ードに設定されると、ボディーマイコン10は クイックリターンミラー23を光軸AZ内から退 避させる。これにより、被写体からの光が撮 像センサ11に達する。撮像センサ11は、撮像 ンサ11上に結像される被写体からの光を画像 データに変換し、画像データとして取得し、 出力することができる。撮像センサ駆動制御 部12により撮像センサ11から読み出された画 データは、所定の画像処理を実行された後 表示部20に撮影画像として表示される。この ように、撮影画像を表示部20に表示させるこ により、ユーザーは、ファインダ接眼窓9を 覗くことなく、被写体を追いかけることが可 能となる。

 また、このモニタ撮影モードについては、 ード切換ダイアル26により、動画撮影モー が選択された場合には、自動的にモニタ撮 モードへと移行する。さらに、動画撮影操 ボタン35が押された場合にも、自動的にモニ タ撮影モードへと移行する。
 このモニタ撮影モードにおいては、その合 方法として、焦点検出ユニット5を用いた位 相差検出方式に替わり、撮像センサ11で生成 れた画像データに基づいて、コントラスト 出方式のオートフォーカスが用いられる。 示部20を用いたモニタ撮影モードにおける ートフォーカス動作の方式としては、コン ラスト検出方式を用いることにより、カメ システムとして、精度の良いフォーカス動 を実現することができる。このモニタ撮影 ードでは、定常的に、撮像センサ11で画像デ ータを生成しているので、従来の位相差検出 方式に比べ、その画像データを用いたコント ラスト検出方式のオートフォーカス動作をす るのが容易である。

 ここで、コントラスト検出方式を用いたオ トフォーカス動作について説明する。
 コントラスト検出方式のオートフォーカス 作を行う際には、ボディーマイコン10は、 ンズマイコン40に対して、コントラストAF用 ータを要求する。コントラストAF用データ 、コントラスト検出方式のオートフォーカ 動作の際に必要なデータであり、例えば、 ォーカス駆動速度、フォーカスシフト量、 倍率、コントラストAF可否情報などが含まれ る。
 ボディーマイコン10は、垂直同期信号を定 的に生成する。また、ボディーマイコン10は 、これと並行して、垂直同期信号に基づいて 、露光同期信号を生成する。これは、ボディ ーマイコン10が垂直同期信号を基準にして、 光開始タイミングと露光終了タイミングと 予め把握しているために、露光同期信号を 成できるのである。ボディーマイコン10は 垂直同期信号をタイミング発生器(図示せず) に出力し、露光同期信号をレンズマイコン40 出力する。レンズマイコン40は、露光同期 号に同期して、第2レンズ群L2の位置情報を 得する。

 撮像センサ駆動制御部12は、垂直同期信号 基づいて、撮像センサ11の読み出し信号と電 子シャッター駆動信号とを定期的に生成する 。撮像センサ駆動制御部12は、読み出し信号 よび電子シャッター駆動信号に基づいて、 像センサ11を駆動する。すなわち、撮像セ サ11は、読み出し信号に応じて、撮像センサ 11内に多数存在する光電変換素子(図示せず) 生成された画素データを垂直転送部(図示せ )に読み出す。
 静止画撮影モードの場合には、ユーザーの リーズボタン30の半押し動作により、カメ システム1のボディーマイコン10は、交換レ ズユニット2内のレンズマイコン40より、レ ズマウント79およびボディーマウント4を介 て、各種レンズデータを受け取り、内蔵す メモリ38に保存する。また、ボディーマイコ ン10は、レンズマイコン40に対して、オート ォーカス開始コマンドを発信する。レリー ボタン30が半押しされた場合、オートフォー カス開始コマンドは、コントラスト検出方式 のオートフォーカス動作を開始する旨を示す コマンドである。このコマンドに基づいて、 レンズマイコン40は、フォーカスレンズ駆動 御部41を介して第2レンズ群L2が光軸AZに沿っ た方向に移動するようにフォーカスモータ80 動作を制御する。

 前述のように、ボディーマイコン10は、受 した画像データに基づいて、コントラスト 報を取得する。ボディーマイコン10は、この コントラスト情報に基づいて、コントラスト ピークを求め、合焦点を抽出できたかどうか を監視する。具体的には、AF評価値が極大値 なる第2レンズ群L2の位置を合焦点として抽 する。このレンズ駆動の方式としては、一 的には山登り方式が知られている。
 この山登り方式では、前述のように、焦点 出の際に第2レンズ群L2を合焦位置の前後ま 移動させる必要がある。このため、図9に示 すように、位置WIの場合、回転角度Mwiの範囲 で貫通カム溝61aとカムピン56aとが相対移動 る。言い換えると、前述のように、第2ホル ダー61の回転角度は回転角度Mwiの範囲内にレ ズマイコン40により制限されている。この 果、焦点検出時においてカムピン56aは第1余 領域E2内を移動するが、第1余剰領域E2の端 貫通カム溝61aとカムピン56aとが接触し第2ホ ダー61の回転が阻害されるのを防止できる

 このように、ズーム領域E1の外側に第1余剰 域E2を設けることで、焦点検出時にカムピ 56aが移動できる領域が確保されている。ま 、第2ホルダー61の回転角度を制限すること 、第2ホルダー61の回転が阻害されるのを防 できる。
 なお、位置TCの場合も同様であるが、位置TC の場合は貫通カム溝61aの傾斜角が大きいため 、回転角度Mtcが位置WIに比べて狭く、このた 第2余剰領域E3を第1余剰領域E2ほど大きく確 する必要はない。
 また、第1余剰領域E2では、ズーム領域E1に べて光学性能が低い傾向にある。このため 合焦位置が第1余剰領域E2の範囲内に存在す 可能性は極めて低く、このため、
第2ホルダー61の回転角度は角度Mwiの範囲内で しか制限されていないが、第1余剰領域E2が画 像取得時に使用されるおそれはない。

 さらに、第1余剰領域E2は位置WIの外側に変 点を有しており、Z軸方向正側に迫り出すよ に湾曲しているため、第1余剰領域E2の傾き 大きく設定することができ、回転角度Mwiを さくすることができる。これにより、コン ラスト検出方式に対応させつつ、レンズ鏡 45の大型化を防止できる。
 焦点検出が完了した後、ユーザーによりレ ーズボタン30が全押しされると、ボディー イコン10は、レンズマイコン40に対して、絞 値を不図示の測光センサからの出力に基づ て計算された絞り値にするよう指示する。 して、レンズマイコン40は、絞り駆動制御 42をコントロールし、指示された絞り値まで 、絞りを絞り込む。撮像センサ駆動制御部12 、撮像センサ11の駆動を指示し、シャッタ ユニット33の動作を指示する。なお、撮像セ ンサ駆動制御部12は、撮像センサ11の出力よ 算出された所定のシャッタースピードの時 だけ、撮像センサ11を露光する。

 露光完了後、撮像センサ駆動制御部12によ 撮像センサ11から読み出された画像データは 、所定の画像処理を実行された後、表示部20 撮影画像として表示される。また、撮像セ サ11から読み出され、所定の画像処理を実 された画像データは、画像記録部18を介して 、記憶媒体に画像データとして書き込まれる 。また、露光終了後、クイックリターンミラ ー23は、光軸AZ内から退避した状態に位置し いるので、引き続き、ユーザーは、モニタ 影モードにより、被写体を表示部20上の撮影 画像として見ることができる。
 同様に、動画撮影モードの場合には、ユー ーのレリーズボタン30の全押し動作により 動画記録を行うことが可能となる。また、 かなるモードであろうとも、動画撮影操作 タン35を押すことにより、動画記録を行うこ とが可能となる。さらには、交換レンズユニ ット2が動作撮影に対応している場合には、 換レンズユニット2をカメラ本体3に取り付け た際に、自動的に動作撮影モードへ移行する ようにしてもよい。

 また、モニタ撮影モードを解除する場合に 、ユーザーが、ファインダ切り替えボタン3 4を操作して、ファインダ接眼窓9を覗いて撮 するファインダ撮影モードに移行させる。 ァインダ撮影モードに移行された場合、ク ックリターンミラー23は、光軸AZ内の所定位 置に戻される。また、カメラシステム1本体 電源を切断する際にも、クイックリターン ラー23は、光軸AZ内の所定位置に戻される。
  (2.5:ズーム操作)
 次に、ユーザーがズーム操作およびフォー ス操作を行う際の交換レンズユニット2の動 作を説明する。
 図4~図7に示すように、ユーザーによりズー リング64が回転操作されると、ズームリン 64に連結された第1回転枠53にその回転運動が 伝達される。第1回転枠53が光軸AZ回りに回転 ると、第1回転枠53のU字部53dに嵌め込まれた カムピン55cが固定枠50の貫通カム溝50bに案内 れ、第2回転枠55とともに第1回転枠53は固定 50に対して光軸AZ回りに回転しながらZ軸方 に移動する。孔52dに嵌め込まれた第3レンズ 持枠59のカムピン59aが貫通回転溝55aと貫通 進溝50aとを貫通しているため、第1直進枠52 、固定枠50に対して回転することなく(第1回 枠53に対して回転しながら)第1回転枠53、第2 回転枠55および第3レンズ保持枠59と一体でZ軸 方向に直進移動する。固定枠50に対する第1直 進枠52、第1回転枠53、第2回転枠55および第3レ ンズ保持枠59のZ軸方向への移動量は、貫通カ ム溝50bの形状により決定される。

 固定枠50に対してズームリング64とともに第 1回転枠53が光軸AZ回りに回転すると、カムピ 54aが第1貫通カム溝53aに案内され、第1ホル ー54および第1レンズ保持枠57が第1回転枠53に 対してZ軸方向に移動する。このとき、カム ン54aおよび貫通直進溝52bにより、第1ホルダ 54および第1レンズ保持枠57は固定枠50に対し て回転しない。第1ホルダー54および第1レン 保持枠57のZ軸方向の移動量は、第1回転枠53 移動量および第1貫通カム溝53aの形状により 定される。
 また、固定枠50に対して第1回転枠53が光軸AZ 回りに回転すると、リング部材56のカムピン5 6aが貫通カム溝52aおよび貫通カム溝53bに案内 れ、固定枠50に対してリング部材56が回転し ながらZ軸方向へ移動する。リング部材56の回 転角度およびZ軸方向への移動量は貫通カム 53bおよび貫通カム溝52aの形状により決定さ る。具体的には、固定枠50に対するズームリ ング64の回転角度が望遠端から広角端までで9 0度である場合、固定枠50に対するリング部材 56の回転角度は2/3の60度である。

 固定枠50に対してリング部材56が回転しなが らZ軸方向へ移動すると、カムピン56aが貫通 ム溝61aを貫通しているため、第2ホルダー61 よび第2レンズ保持枠58が一体でZ軸方向に移 する。このとき、プレート部61bの溝61cに第2 ホルダー駆動リング98の駆動プレート98bがZ軸 方向に挿入されているため、固定枠50に対す 第2ホルダー61および第2レンズ保持枠58の回 は規制される。第2ホルダー61のZ軸方向への 移動量はリング部材56の移動量および貫通カ 溝61aの形状により決定される。
 以上のように、ズームリング64を望遠側(R1 向)に回転させることにより、交換レンズユ ット2の状態(より詳細には、レンズ鏡筒45の 状態)は、図4に示す広角端の状態から図5に示 す望遠端の状態へと移行し、各レンズ群L1~L4 光軸AZに沿った方向に移動する。これによ 、撮像光学系Lの焦点距離がズームリング64 より設定された焦点距離に変化し、所望の ーム位置にて撮影することが可能となる。

 このとき、ズームリング64の回転に伴い、 2ホルダー61および第2レンズ保持枠58は、合 状態が変化しないように固定枠50に対して光 軸AZに沿った方向に移動する。これにより、 えば、無限遠にて合焦している状態で、広 端から望遠端へ、あるいは、望遠端から広 端へ、撮像光学系Lの焦点距離を変化させた 場合でも、無限遠での合焦状態が維持される 。また、例えば0.5mなどの近距離にて合焦し いる状態で、広角端から望遠端へ、あるい 、望遠端から広角端へ、撮像光学系Lの焦点 離を変化させた場合でも、近距離での合焦 態が維持される。
 (2.6:マニュアル撮影モード)
 しかし、各部の寸法誤差などにより、合焦 態を完全に維持するのは困難であり、焦点 離の変更に伴い、実際には合焦位置も若干 化する場合がある。ユーザーが意図的に焦 をずらして撮影する場合もある。

 そこで、このような場合は、ユーザーが手 でフォーカスを調節できるマニュアル撮影 ードで撮影が行われる。
 このマニュアル撮影モードの場合、ユーザ によりフォーカスリング67が回転操作され と、フォーカスリング67により設定された撮 影距離に基づいて第2ホルダー61がフォーカス モータ80により回転駆動される。具体的には ユーザーによりフォーカスリング67が回転 向に操作されると、第2角度検出部68により ォーカスリング67の操作量が検出され、第2 度検出部68は操作量に応じた信号を出力する 。レンズマイコン40では、操作量信号に基づ てフォーカスモータ80を駆動する駆動信号 生成され、この駆動信号がレンズマイコン40 からフォーカスレンズ駆動制御部41に送信さ る。フォーカスレンズ駆動制御部41は駆動 号に基づいてフォーカスモータ80を駆動する 。フォーカスモータ80により第2ホルダー61が 定された角度まで回転する。

 このとき、第2ホルダー61の第1余剰領域E2ま カムピン56aが移動すると、第1余剰領域E2は 望の光学性能を満たしていないおそれがあ ため、第1余剰領域E2内でカムピン56aが停止 た状態で画像が取得されると、画質等に問 が生じる可能性がある。
 しかし、このカメラシステム1では、マニュ アル撮影モードの場合、前述のように第2ホ ダー61の駆動角度が回転角Fの範囲内に制限 れているため、カムピン56aの移動範囲はズ ム領域E1内に制限される。これにより、マニ ュアル撮影モードにおいて、焦点検出用の第 1余剰領域E2が使用されるのを防止できる。
 <3:カメラシステムの特徴>
 カメラシステム1の特徴は以下の通りである 。

 (1)
 このカメラシステム1では、オートフォーカ ス撮影モードとマニュアル撮影モードとで、 第2レンズ群L2の可動領域を変化させている。 具体的には図9に示すように、オートフォー ス撮影モードの場合は、第2ホルダー61の駆 角度が回転角度K(回転角度Kwや回転角度Ktな )に制限されるように、フォーカスレンズ駆 制御部41を介してレンズマイコン40によりフ ォーカスモータ80の動作が制御される。これ より、焦点検出時に貫通カム溝61aの端部と ムピン56aと接触するのを防止できる
 また、マニュアル撮影モードの場合は、第2 ホルダー61の駆動角度が回転角度F(回転角度Fw や回転角度Ftなど)に制限されるように、フォ ーカスレンズ駆動制御部41を介してレンズマ コン40によりフォーカスモータ80の動作が制 御される。これにより、焦点検出用の第1余 領域E2が撮影時に使用されるのを防止できる 。

 このように、このカメラシステム1では、両 モードで第2ホルダー61の駆動角度の制限幅を 変えることで、コントラスト検出方式に対応 可能となる。
 (2)
 このカメラシステム1では、焦点検出用の第 1余剰領域E2に変曲点Dが設けられており、第1 剰領域E2の傾きがズーム領域E1の位置WIより 大きく設定されている。このため、第1余剰 領域E2の長さを短くすることができ、コント スト検出方式を実現しつつ、レンズ鏡筒45 大型化を防止できる。すなわち、カメラシ テム1や交換レンズユニット2の大型化も防止 できる。
 また、第1余剰領域E2の傾きが大きいため、 置WIに比べて第1余剰領域E2では光学性能が 下する。このため、焦点検出時に合焦位置 第1余剰領域E2内に存在するのを防止でき、 ートフォーカス撮影モードにおいても、焦 検出用の第1余剰領域E2が撮影時に使用され のを防止できる。

 〔他の実施形態〕
 本発明の実施形態は、前述の実施形態に限 れず、本発明の趣旨を逸脱しない領域で種 の修正および変更が可能である。
 (1)
 第1実施形態では、クイックリターンミラー 23が採用されている。しかし、コントラスト 出方式によりフォーカシングが可能である 合、クイックリターンミラー23を省略する とができる。図13を用いて第2実施形態に係 カメラシステム1Aについて説明する。図13は メラシステム1Aの構成を示すブロック図で る。図1に示す構成と実質的に同一の機能を する構成については、同一符号を付すとと に、その説明は省略する。

 図13において、カメラシステム1Aは、交換レ ンズ式のデジタルカメラのシステムであり、 主に、カメラシステム1Aの主要な機能を有す カメラ本体3Aと、カメラ本体3Aに取り外し可 能に装着された交換レンズユニット2と、か 構成されている。交換レンズユニット2は、 後部に設けられたレンズマウント79を介し 、カメラ本体3Aの前面に設けられたボディー マウント4に装着されている。
 図13に示すカメラ本体3Aは、図1に示すカメ 本体3に比べて、撮像部71からの入射光をフ インダ光学系22および焦点検出ユニット5に くクイックリターンミラー23が省略されてお り、その替わりに、液晶ファインダなどの電 子ファインダ部95が設けられている。この電 ファインダ部95には、表示部20と同様に、画 像表示制御部21からの指令に基づいて、画像 録部18あるいはバッファメモリ16に記録され た画像信号を可視画像として表示することが できる。これにより、クイックリターンミラ ー23が搭載されていなくても、撮像光学系Lに より形成された被写体の光学像を、ファイン ダ接眼窓9を通して観察することが可能とな 。

 この場合でも、前述の実施形態と同様の効 が得られる。
 (2)
 本実施の形態においては、フォーカス調節 のアクチュエータとして超音波モータが採 されているが、ステッピングモータなどの の方式のアクチュエータであってもよい。
 (3)
 本実施の形態においては、フォーカスレン を第2レンズ群L2としたが、それに限らず、 3レンズ群L3、あるいは第4レンズ群L4などの のレンズ群であってもよい。また、フォー スレンズとして第2レンズ群L2が一つの場合 ついて説明したが、複数のレンズ群を協調 せてフォーカシングを行うような光学系で っても適用可能である。

 本発明に係るカメラシステムおよび交換 ンズでは、上記の構成を有しているため、 ントラスト検出方式に対応することができ 。このため、本発明に係るカメラシステム よび交換レンズは、コントラスト検出方式 対応可能であるため、交換レンズ式のデジ ルカメラの分野において有用である。