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Patent Searching and Data


Title:
CLEANING AGENT FOR SILICONE-RESIN-ADHERED OBJECT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/114639
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a cleaning agent for silicone-resin-adhered objects, which is particularly excellent in a silicon resin removing effect. Specifically disclosed is a cleaning agent for silicone-resin-adhered objects, which contains 2-acetoxy-1-methoxypropane and a saturated hydrocarbon having 9-13 carbon atoms (excluding γ-butylolactone, a dialkyl adipate, a dialkyl succinate and a dialkyl glutarate). Also disclosed is a cleaning method using such a cleaning agent.

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Inventors:
SHINBO CHIAKI (JP)
MAYAHARA KUNIO (JP)
TAKAHASHI HIDENOBU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054279
Publication Date:
September 25, 2008
Filing Date:
March 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KURARAY CO (JP)
SHINBO CHIAKI (JP)
MAYAHARA KUNIO (JP)
TAKAHASHI HIDENOBU (JP)
International Classes:
C11D7/60; C11D7/24; C11D7/26
Domestic Patent References:
WO2005033257A12005-04-14
Foreign References:
JPH06330093A1994-11-29
JP2000095999A2000-04-04
JP2000327990A2000-11-28
JPH02132165A1990-05-21
JP2002080893A2002-03-22
JP2001240897A2001-09-04
JP2000309798A2000-11-07
JP2006176592A2006-07-06
Attorney, Agent or Firm:
OHTANI, Tamotsu (Bridgestone Toranomon Bldg. 6F.25-2, Toranomon 3-chom, Minato-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 2-アセトキシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の飽和炭化水素を含有する(但し、γ-ブチロラクトン、アジピン酸ジアルキルエステル、こはく酸ジアルキルエステル、グルタル酸ジアルキルエステルは含まない。)シリコーン樹脂付着物用洗浄剤。
 2-アセトキシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の飽和炭化水素の含有量が80質量%以上である、請求項1に記載のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤。
 2-アセトキシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の飽和炭化水素からなるシリコーン樹脂付着物用洗浄剤。
 2-アセトキシ-1-メトキシプロパンと炭素数9~13の飽和炭化水素の配合比が、質量比で10~71:90~29である、請求項1~3のいずれか1項に記載のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤。
 2-アセトキシ-1-メトキシプロパンと炭素数9~13の飽和炭化水素の配合比が、質量比で30~60:70~40である、請求項1~3のいずれか1項に記載のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤。
 シリコーン樹脂付着物がシリコーン樹脂吐出装置である、請求項1~5のいずれか1項に記載のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤。
 シリコーン樹脂付着物を、2-アセトキシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の飽和炭化水素を含有する(但し、γ-ブチロラクトン、アジピン酸ジアルキルエステル、こはく酸ジアルキルエステル、グルタル酸ジアルキルエステルは含まない。)洗浄剤によって洗浄する方法。
 洗浄剤において、2-アセトキシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の飽和炭化水素の含有量が80質量%以上である、請求項7に記載の方法。
 シリコーン樹脂付着物を、2-アセトキシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の飽和炭化水素からなる洗浄剤によって洗浄する方法。
Description:
シリコーン樹脂付着物用洗浄剤

 本発明は、シリコーン樹脂の付着した被 浄物の洗浄に用いる洗浄剤に関する。

 従来、シリコーン樹脂の吐出装置などの 浄には、塩化メチレンなどのハロゲン系炭 水素が用いられていた。しかし、ハロゲン 炭化水素にはオゾン層破壊および人体への 影響などの懸念があるため、環境負荷が小 く、且つ安全性の高い洗浄剤が開発されて る。シリコーン樹脂用に限らず、従来知ら ている洗浄剤としては、例えば、炭素数7~11 の飽和炭化水素と酢酸アルコキシアルキルエ ステルとを含有してなる組成物および該組成 物からなる洗浄剤(特許文献1参照);1-アセトキ シ-3-メトキシ-3-メチルブタンまたは2-アセト シ-1-メトキシプロパンと沸点が120~200℃の飽 和脂肪族炭化水素からなる洗浄剤(特許文献2 照);(a)γ-ブチロラクトンおよび(b)炭素数10以 上の炭化水素、並びに(c)炭素数5以上の脂肪 エステル、特定のグリコールエーテルおよ 該グリコールエーテルのアセテートから選 れる少なくとも一種からなる1液性硬化樹脂 洗浄剤(特許文献3参照);(d)アジピン酸のジア ルキルエステル、こはく酸のジアルキルエス テルまたはグルタル酸のジアルキルエステル から選ばれた少なくとも一種、(e)炭素数10以 の炭化水素、および(f)炭素数5以上の脂肪酸 エステル、特定のグリコールエーテル、該グ リコールエーテルアセテートの少なくとも一 種からなる2液硬化型樹脂用洗浄剤(特許文献4 参照)が挙げられる。

特開2000-303094号公報

特開平6-330093号公報

特開平9-302387号公報

特開平9-208993号公報

 特許文献1および特許文献2に記載の洗浄剤 、後述する本発明の洗浄剤組成を一部包含 ている。しかし、特許文献1には、フラック 、グリース、油、ワックスインキなどの除 剤用途や金属製精密機械部品、電子部品、 学レンズなどの洗浄剤用途が記載されてい ものの、シリコーン樹脂を除去することに する記載は何ら無く、教示も示唆も無い。 た、特許文献2には、切削油、加工油、フラ ックス、アスファルトピッチ、防錆塗料など の油脂性物質を除去することについて記載さ れているが、シリコーン樹脂を除去すること に関しては何ら記述が無く、教示も示唆もな い。また特許文献3および4に記載された洗浄 は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエ テル樹脂、シリコーン樹脂の洗浄に使用で る旨が示唆されているが、実施例にはシリ ーン樹脂を洗浄していた例が無く、シリコ ン樹脂の除去効果は不明である。そこで、 発明者らが特許文献3および4に記載の洗浄 を用いて、被洗浄物からシリコーン樹脂を 去する実験を行なったところ、シリコーン 脂に対する除去効果は不十分であることが かった(本明細書の比較例1~4および比較試験 1~4参照。)。また、特許文献3および4の実施 にて具体的に記載されている洗浄剤におい 、中には相分離してしまうものがあり、十 な洗浄能力を期待できないという問題もあ た。
 しかして、本発明は、上記問題を解決し、 リコーン樹脂の除去効果に特に優れるシリ ーン樹脂付着物用洗浄剤およびそれを用い シリコーン樹脂付着物の洗浄方法を提供す ことにある。

 本発明によれば、上記の課題は、2-アセ キシ-1-メトキシプロパンおよび炭素数9~13の 和炭化水素を含有する(但し、γ-ブチロラク トン、アジピン酸ジアルキルエステル、こは く酸ジアルキルエステル、グルタル酸ジアル キルエステルは含まない。)シリコーン樹脂 着物用洗浄剤、およびシリコーン樹脂が付 した被洗浄物を前記洗浄剤によって洗浄す 方法を提供することによって解決される。

 本発明の洗浄剤は、シリコーン樹脂の除 用途において特に優れた洗浄効果を有し、 洗浄物に付着したシリコーン樹脂を短時間 効率良く除去することができる。

 本発明における「シリコーン樹脂付着物 洗浄剤」とは、被洗浄物に付着したシリコ ン樹脂を洗浄するための洗浄剤のことをい 。また、かかる「被洗浄物」とは、シリコ ン樹脂が付着した物(シリコーン樹脂付着物 )を広く指し、例えば、シリコーン樹脂の吐 装置(1液または2液硬化型のいずれでもよい )の装置内および吐出部などが挙げられる。

 本発明における洗浄剤で除去する対象とし のシリコーン樹脂に特に制限は無く、未変 シリコーン樹脂はもちろんのこと、エポキ 樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂樹 、アルキッド樹脂などの樹脂で変性して得 れる変性シリコーン樹脂も含む。また、シ コーン樹脂は、1液硬化型であっても2液硬 型であってもよい。
 シリコーン樹脂としては、例えばCY51-019(商 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、CY5 1-038(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社 製)、CY51-065(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、CY52-276(商品名、東レ・ダウコー ング株式会社製)、DA6501(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、DA6503(商品名、東レ ・ダウコーニング株式会社製)、7920(商品名、 東レ・ダウコーニング株式会社製)、DA6523(商 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、DA6 524(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社 )、DA6533(商品名、東レ・ダウコーニング株式 会社製)、EA3000(商品名、東レ・ダウコーニン 株式会社製)、EA3300(商品名、東レ・ダウコ ニング株式会社製)、EA-6247(商品名、東レ・ ウコーニング株式会社製)、EA-6265(商品名、 レ・ダウコーニング株式会社製)、EA-6700(商 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、EG-3 000(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社 )、EG6301(商品名、東レ・ダウコーニング株式 会社製)、GT1000シリーズ(商品名、東レ・ダウ ーニング株式会社製)、GT1600シリーズ(商品 、東レ・ダウコーニング株式会社製)、GT4201( 商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製) GT6201(商品名、東レ・ダウコーニング株式会 製)、HC1000(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、HC1100(商品名、東レ・ダウコーニ ング株式会社製)、HC2000(商品名、東レ・ダウ ーニング株式会社製)、HC2100(商品名、東レ ダウコーニング株式会社製)、JCR6101(商品名 東レ・ダウコーニング株式会社製)、JCR6101UP( 商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製) JCR6109(商品名、東レ・ダウコーニング株式会 社製)、JCR6110(商品名、東レ・ダウコーニング 株式会社製)、JCR6121(商品名、東レ・ダウコー ニング株式会社製)、JCR6122(商品名、東レ・ダ ウコーニング株式会社製)、JCR6125(商品名、東 レ・ダウコーニング株式会社製)、JCR6126(商品 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、JCR61 40(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製 )、JCR6146(商品名、東レ・ダウコーニング株式 会社製)、JCR6175(商品名、東レ・ダウコーニン グ株式会社製)、JCR6224(商品名、東レ・ダウコ ーニング株式会社製)、OE-6336(商品名、東レ・ ダウコーニング株式会社製)、Q3-6646(商品名、 東レ・ダウコーニング株式会社製)、SC102(商 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、SC44 71CV(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社 )、SE1700(商品名、東レ・ダウコーニング株 会社製)、SE1701(商品名、東レ・ダウコーニン グ株式会社製)、SE1713(商品名、東レ・ダウコ ニング株式会社製)、SE1714(商品名、東レ・ ウコーニング株式会社製)、SE1720CV(商品名、 レ・ダウコーニング株式会社製)、SE1740(商 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、SE17 50(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製 )、SE1815CV(商品名、東レ・ダウコーニング株 会社製)、SE1816CV(商品名、東レ・ダウコーニ グ株式会社製)、SE1817CVM(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、SE1880(商品名、東レ ・ダウコーニング株式会社製)、SE1885(商品名 東レ・ダウコーニング株式会社製)、SE1885M( 品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、 SE1886(商品名、東レ・ダウコーニング株式会 製)、SE1891H(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、SE1896FR(商品名、東レ・ダウコー ング株式会社製)、SE4400(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、SE4402(商品名、東レ ・ダウコーニング株式会社製)、SE4410(商品名 東レ・ダウコーニング株式会社製)、SE4420( 品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、S E4430(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社 製)、SE4440LP(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、SE4445CV(商品名、東レ・ダウコー ング株式会社製)、SE4450(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、SE4485(商品名、東レ ・ダウコーニング株式会社製)、SE4485L(商品名 、東レ・ダウコーニング株式会社製)、SE4486( 品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、 SE4490CV(商品名、東レ・ダウコーニング株式会 社製)、SE9120(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、SE9152HT(商品名、東レ・ダウコー ニング株式会社製)、SE9184(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、SE9185(商品名、東 ・ダウコーニング株式会社製)、SE9186(商品名 、東レ・ダウコーニング株式会社製)、SE9186L( 商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製) SE9187L(商品名、東レ・ダウコーニング株式会 社製)、SE9188(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、SE9189(商品名、東レ・ダウコー ング株式会社製)、SE9189L(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、SE9206L(商品名、東 ・ダウコーニング株式会社製)、SE9207(商品名 、東レ・ダウコーニング株式会社製)、SH850( 品名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、S ylgard184(商品名、東レ・ダウコーニング株式 社製)、Sylgard527(商品名、東レ・ダウコーニ グ株式会社製)、Sylgard577(商品名、東レ・ダ コーニング株式会社製)、TC-5021(商品名、東 ・ダウコーニング株式会社製)、TC-5022(商品 、東レ・ダウコーニング株式会社製)、TP1500( 商品名、東レ・ダウコーニング株式会社製) TP1502(商品名、東レ・ダウコーニング株式会 製)、TP1560(商品名、東レ・ダウコーニング 式会社製)、TP1600(商品名、東レ・ダウコーニ ング株式会社製)、TP2100(商品名、東レ・ダウ ーニング株式会社製)、TP2101(商品名、東レ ダウコーニング株式会社製)、TP2160(商品名、 東レ・ダウコーニング株式会社製)、TP2400(商 名、東レ・ダウコーニング株式会社製)、TP2 460(商品名、東レ・ダウコーニング株式会社 )、1-2577(商品名、東レ・ダウコーニング株式 会社製)、ベルガンD(商品名、東レ・ダウコー ニング株式会社製)、ベルガンZ(商品名、東レ ・ダウコーニング株式会社製)、ES-1001N(商品 、信越化学工業株式会社製)、ES-1002T(商品名 信越化学工業株式会社製)、ES-1023(商品名、 越化学工業株式会社製)、FE-57(商品名、信越 化学工業株式会社製)、FE-61(商品名、信越化 工業株式会社製)、FE-123(商品名、信越化学工 業株式会社製)、KC-89(商品名、信越化学工業 式会社製)、KE-103(商品名、信越化学工業株式 会社製)、KE-1031(商品名、信越化学工業株式会 社製)、KE-1051J(商品名、信越化学工業株式会 製)、KE-1052(商品名、信越化学工業株式会社 )、KE-1056(商品名、信越化学工業株式会社製) KE-106(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE -108(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-109 (商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-1151( 品名、信越化学工業株式会社製)、KE-118(商品 名、信越化学工業株式会社製)、KE-119(商品名 信越化学工業株式会社製)、KE1204(商品名、 越化学工業株式会社製)、KE-1281(商品名、信 化学工業株式会社製)、KE-1800(商品名、信越 学工業株式会社製)、KE-1800T(商品名、信越化 工業株式会社製)、KE-1801(商品名、信越化学 業株式会社製)、KE-1802(商品名、信越化学工 株式会社製)、KE-1820(商品名、信越化学工業 式会社製)、KE-1825(商品名、信越化学工業株 会社製)、KE-1830(商品名、信越化学工業株式 社製)、KE-1831(商品名、信越化学工業株式会 製)、KE-1833(商品名、信越化学工業株式会社 )、KE-1842(商品名、信越化学工業株式会社製) 、KE-1861(商品名、信越化学工業株式会社製)、 KE-1862(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE- 1867(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-188 4(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-200( 品名、信越化学工業株式会社製)、KE-3417(商 名、信越化学工業株式会社製)、KE-3418(商品 、信越化学工業株式会社製)、KE-3423(商品名 信越化学工業株式会社製)、KE-3424G(商品名、 越化学工業株式会社製)、KE-3427(商品名、信 化学工業株式会社製)、KE-3428(商品名、信越 学工業株式会社製)、KE-3466(商品名、信越化 工業株式会社製)、KE-3467(商品名、信越化学 業株式会社製)、KE-347(商品名、信越化学工 株式会社製)、KE-3475(商品名、信越化学工業 式会社製)、KE-3479(商品名、信越化学工業株 会社製)、KE348(商品名、信越化学工業株式会 製)、KE3490(商品名、信越化学工業株式会社 )、KE-3491(商品名、信越化学工業株式会社製) KE-3492(商品名、信越化学工業株式会社製)、K E-3493(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-3 494(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-3495 (商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-3497( 品名、信越化学工業株式会社製)、KE-3498(商 名、信越化学工業株式会社製)、KE-40RTV(商品 、信越化学工業株式会社製)、KE-41(商品名、 信越化学工業株式会社製)、KE-42(商品名、信 化学工業株式会社製)、KE-44(商品名、信越化 工業株式会社製)、KE-441(商品名、信越化学 業株式会社製)、KE-445(商品名、信越化学工業 株式会社製)、KE-45(商品名、信越化学工業株 会社製)、KE-45S(商品名、信越化学工業株式会 社製)、KE-4890(商品名、信越化学工業株式会社 製)、KE-4895(商品名、信越化学工業株式会社製 )、KE-4896(商品名、信越化学工業株式会社製) KE-4897(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE -4898(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-51 3(商品名、信越化学工業株式会社製)、KE-521( 品名、信越化学工業株式会社製)、KE-66(商品 、信越化学工業株式会社製)、KP-64(商品名、 信越化学工業株式会社製)、KP-851(商品名、信 化学工業株式会社製)、KR-114A(商品名、信越 学工業株式会社製)、KR-165(商品名、信越化 工業株式会社製)、KR-169(商品名、信越化学工 業株式会社製)、KR-212(商品名、信越化学工業 式会社製)、KR-213(商品名、信越化学工業株 会社製)、KR-220L(商品名、信越化学工業株式 社製)、KR-242A(商品名、信越化学工業株式会 製)、KR-251(商品名、信越化学工業株式会社製 )、KR-255(商品名、信越化学工業株式会社製)、 KR-271(商品名、信越化学工業株式会社製)、KR-2 82(商品名、信越化学工業株式会社製)、KR-300( 品名、信越化学工業株式会社製)、KR-311(商 名、信越化学工業株式会社製)、KR-400(商品名 、信越化学工業株式会社製)、KR-500(商品名、 越化学工業株式会社製)、KR-2038(商品名、信 化学工業株式会社製)、KR-5206(商品名、信越 学工業株式会社製)、KR-5230(商品名、信越化 工業株式会社製)、KR-5235(商品名、信越化学 業株式会社製)、KR-9
218(商品名、信越化学工業株式会社製)、KR-9706 (商品名、信越化学工業株式会社製)、X-32-1619( 商品名、信越化学工業株式会社製)、X-32-1947( 品名、信越化学工業株式会社製)、X-32-1964( 品名、信越化学工業株式会社製)、X-32-2020(商 品名、信越化学工業株式会社製)などが挙げ れる。

 炭素数9~13の飽和炭化水素としては、例えば n-ノナン、2-メチルオクタン、4-メチルオクタ ン、2,2-ジメチルヘプタン、2,3-ジメチルヘプ ン、2,4-ジメチルヘプタン、2,5-ジメチルヘ タン、2,6-ジメチルヘプタン、3,3-ジメチルヘ プタン、3,4-ジメチルヘプタン、2,2,4-トリメ ルヘキサン、2,2,5-トリメチルへキサン、2,2,4 ,4-テトラメチルペンタン、4-エチルヘプタン n-デカン、2-メチルノナン、3-メチルノナン 4-メチルノナン、5-メチルノナン、2,6-ジメ ルオクタン、2,7-ジメチルオクタン、3,3-ジメ チルオクタン、3,5-ジメチルオクタン、4,4-ジ チルオクタン、p-メンタン、n-ウンデカン、 2-メチルデカン、4-メチルデカン、n-ドデカン 、2-メチルウンデカン、3-メチルウンデカン 2,2,4,6,6-ペンタメチルヘプタン、n-トリデカ 、2-メチルドデカン、4-メチルドデカンなど 挙げられる。これらの中でも、炭素数9~12の 飽和炭化水素が好ましく、炭素数10~12の飽和 化水素がより好ましい。これらは1つを単独 で使用してもよいし、2つ以上を併用しても い。2つ以上を併用する場合、シリコーン樹 の除去効果が高くなる傾向にあり好ましい また、例えば「キョーワゾール(登録商標)C- 900」(商品名、主成分:イソノナン、協和発酵 業株式会社製)、「アイソパー(登録商標)G」 (商品名、主成分:炭素数9~13の分岐状飽和炭化 水素、エクソンモービル社製)、「NSクリーン (登録商標)100」(商品名、主成分:n-デカン、ジ ャパンエナジー社製)、「マルカゾールR」(商 品名、主成分:2,2,4,6,6-ペンタメチルヘプタン どのイソドデカン、丸善石油化学株式会社 )[これらの製品に、炭素数9~13以外の飽和炭 水素が全体の5質量%以下の量で混入してい も、シリコーン樹脂の除去効果が急激に低 するものではない。]などは工業的に容易に 手することができ、好ましい。
 炭素数が9未満の飽和炭化水素は引火点が大 きく下がり、危険性が高く、実用的ではない 。また、炭素数が13を超える飽和炭化水素で シリコーン樹脂の除去能力が低く、満足の く洗浄効果を得られない。

 本発明において、2-アセトキシ-1-メトキ プロパンと炭素数9~13の飽和炭化水素の組成 は、質量比で、2-アセトキシ-1-メトキシプ パン:炭素数9~13の飽和炭化水素=10~71:90~29であ るのが好ましく、20~65:80~35であるのがより好 しく、30~60:70~40であるのがさらに好ましく 40~50:60~50であるのが特に好ましい。かかる範 囲内であると、シリコーン樹脂の除去効果に 優れ、シリコーン樹脂の除去用途として好ま しい。

 本発明のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤は 必要に応じて、他の溶剤を含有していても い。該他の溶剤としては、例えばn-オクタ 、2-メチルヘプタン、3-メチルヘプタン、テ ラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカンな の炭素数8、14、15または16の飽和炭化水素: モネン、ピネン、ミルセン、カンフェン、 ロオシメン、カレン、テルピネン、1-ノネン 、2-ノネン、1-デセン、2-デセン、1-ウンデセ 、1-ドデセン、2-メチル-1-ウンデセン、1-ト デセンなどの不飽和炭化水素:N-メチル-2-ピ リドン、ジメチルホルムアミド、ジメチル セトアミド、ジメチルスルホキシドなどの プロトン性極性溶媒:エチレングリコールモ ノ-n-ブチルエーテル、エチレングリコールモ ノ-t-ブチルエーテル、ジエチレングリコール モノ-n-ブチルエーテル、プロピレングリコー ルモノメチルエーテル、プロピレングリコー ルモノエチルエーテル、プロピレングリコー ルモノ-n-プロピルエーテル、プロピレングリ コールモノ-n-ブチルエーテル、プロピレング リコールモノ-t-ブチルエーテル、ジプロピレ ングリコールモノメチルエーテル、3-メトキ -3-メチル-1-ブタノールなどのグリコールエ テルなどが挙げられる。但し、他の溶剤と ては、γ-ブチロラクトン、アジピン酸ジア キルエステル、こはく酸ジアルキルエステ 及びグルタル酸ジアルキルエステルは含ま い。該アジピン酸ジアルキルエステル、こ く酸ジアルキルエステル及びグルタル酸ジ ルキルエステルのアルキル基の具体例とし は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、 ソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基が 挙げられる。
 かかる他の溶剤を含有する場合、その量(前 記した「キョーワゾール(登録商標)C-900」)、 アイソパー(登録商標)G」、「NSクリーン(登 商標)100」、「マルカゾールR」に元々含有 れている場合は、その溶剤の分も合わせた )としては、本発明のシリコーン樹脂付着物 洗浄剤の洗浄能力の観点から、シリコーン 脂付着物用洗浄剤全体に対して20質量%以下 あるのが好ましく、10質量%以下であるのが り好ましく、5質量%以下であるのがさらに ましい。

 シリコーン樹脂が付着した被洗浄物を本発 のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤によって 去する方法に特に制限は無く、例えば被洗 物にシリコーン樹脂付着物用洗浄剤をシャ ー、スプレー、ジェット噴射する方法や、 洗浄物をシリコーン樹脂付着物用洗浄剤に 漬させる方法などを採用することができる 洗浄効率を高めるために超音波洗浄、揺動 撹拌等の手段を併用してもよい。
 また、樹脂の吐出装置(1液ディスペンサー 置および2液ディスペンサー装置)を洗浄する 場合には、1液または2液を仕込むためのタン へ本発明のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤 導入し、次いで樹脂を吐出させる通常の操 を実施することによって、樹脂の吐出口か 本発明のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤を 出させることで、吐出装置内を全体的に効 的に洗浄することができる。

 以下、実施例により本発明をさらに詳しく 明するが、本発明はかかる実施例により何 制限されるものではない。
 なお、実施例にて使用した電磁攪拌装置は 下の通りである。
[電磁攪拌装置について]
 マグネチックスターラー(株式会社井内盛栄 堂(現在:アズワン株式会社)製)
  型番:パソリナミニスターラー TR-100
  回転数:(10目盛り中の)ダイヤル2で約700rpm
 回転子(スターラーバー)
  長さ3.5cm、直径0.8cm

<実施例1>
 表1の様に、「キョーワゾール(登録商標)C-90 0」60質量%および2-アセトキシ-1-メトキシプロ パンとして「PMA」(商品名、株式会社クラレ )40質量%を室温にて混合することにより洗浄 (洗浄剤1と称する。)を調製した。

<実施例2~10>
 表1に記載の配合に従い、実施例1と同様に て洗浄剤を調製した(表1に示したように、そ れぞれ、洗浄剤2~10とする。)。

<試験例1>
 1液硬化型シリコーン樹脂であるHC2000(商品 、東レ・ダウコーニング株式会社製)0.10gを のままスライドグラス(縦7.6cm、横2.6cm)に塗 した。一方、2液硬化型シリコーン樹脂であ SE1720CV(商品名、東レ・ダウコーニング株式 社製)は、2液を混合して得られた樹脂0.02gを スライドグラス(縦7.6cm、横2.6cm)に塗布し、1 間放置した場合と10分間放置した場合の2通 を準備した。
 電磁攪拌装置を備えた内容積200mlのビーカ (高さ8.5cm、直径7cm)を3つ用意し、それぞれに 実施例1で得た「洗浄剤1」180mlを入れた。シ コーン樹脂を塗布した前記スライドグラス( 計3枚)をそれぞれのビーカー内の洗浄剤1へ 直にして浸し、マグネチックスターラーを いてダイヤル2にて一定の速度(約700rpm)で攪 した。樹脂が溶解する様子を観測した。そ 結果を表2に示す。

<試験例2~10>
 洗浄剤1の代わりに、洗浄剤2、洗浄剤3、洗 剤4、洗浄剤5、洗浄剤6、洗浄剤7、洗浄剤8 洗浄剤9または洗浄剤10を使用した以外は試 例1と同様に試験および観測を行なった。そ 結果を表2に示す。

<参考例1>
 「2082E」(商品名、エポキシ樹脂、スリーボ ド社製)、「E-20HP」(商品名、エポキシ樹脂 ロックタイト社製)および「U-10FL」(商品名、 ウレタン樹脂、ロックタイト社製)について それぞれ2液を混合して得られた樹脂0.02gを ライドグラス(縦7.6cm、横2.6cm)に塗布し、1分 放置した場合と10分間放置した場合の2通り 準備した。
 電磁攪拌装置を備えた内容積200mlのビーカ (高さ8.5cm、直径7cm)を6つ用意し、それぞれに 実施例1で得た「洗浄剤1」180mlを入れた。各 脂を塗布した前記スライドグラス(合計6枚) 、それぞれのビーカー内の洗浄剤1へ垂直に て浸し、マグネチックスターラーを用いて イヤル2にて一定の速度(約700rpm)で攪拌した 樹脂が溶解する様子を観測した結果を表3に 示す。

<参考例2~5>
 洗浄剤1の代わりに洗浄剤2、洗浄剤3、洗浄 4または洗浄剤5を使用したこと以外は参考 1と同様に試験および観測を行なった。その 果を表3に示す。

 表1および表3より、本発明の洗浄剤は、 にシリコーン樹脂の除去効果に優れており シリコーン樹脂付着物用の洗浄剤として非 に有用であることがわかった。

<比較例1~5>
 表4に記載の配合に従い、実施例1と同様に て洗浄剤(表4に示したように、それぞれ、比 較洗浄剤1~5とする。)を調製した。

<比較試験例1>
 1液硬化型シリコーン樹脂(東レ・ダウコー ング株式会社製、HC2000)0.10gをそのままスラ ドグラス(縦7.6cm、横2.6cm)に塗布した。一方 2液硬化型シリコーン樹脂(東レ・ダウコーニ ング株式会社製、SE1720CV)は、2液を混合して ら、得られた樹脂0.02gをスライドグラス(縦7. 6cm、横2.6cm)に塗布し、10分間放置した。それ ら、電磁攪拌装置を備えた内容積200mlのビ カー(高さ8.5cm、直径7cm)を2つ用意し、それぞ れに比較例1で得た「比較洗浄剤1」180mlを入 た。シリコーン樹脂を塗布した前記スライ グラス(合計2枚)をそれぞれのビーカー内の 較洗浄剤1に垂直にして浸し、マグネチック ターラーを用いてダイヤル2にて一定の速度 (約700rpm)で攪拌した。樹脂が溶解する様子を 測した結果を表5に示す。

<比較試験例2~5>
 比較洗浄剤1の代わりに比較洗浄剤2~5を使用 したこと以外は、比較試験例1と同様に試験 よび観測を行なった。結果を表5に示す。

 表2および表5より、シリコーン樹脂の除 効果において、本発明の洗浄剤は従来の他 洗浄剤と比べて、1液型および2液型シリコー ン樹脂のいずれにも共通して優れた効果を発 揮しており、シリコーン樹脂付着物用洗浄剤 として特に有用であるといえる。

 本発明のシリコーン樹脂付着物用洗浄剤 、被洗浄物に付着したシリコーン樹脂を除 するのに利用可能である。