Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
CLEANING SHEET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2010/047130
Kind Code:
A1
Abstract:
An inexpensive cleaning sheet is provided which attains an excellent cleaning efficiency and with which even large dust particles or heavy dust particles can be easily caught. The cleaning sheet is obtained by bonding a cleaning-side sheet (3) to a base sheet (2) at bonding areas (4), interposing a strip (9) between the base sheet (2) and the cleaning-side sheet (3), bonding the strip (9) to the cleaning-side sheet (3), with one end of the strip (9) projecting outward from the cleaning-side sheet (3), forming a perforation (17) for cutting off in the cleaning-side sheet (3), and forming a pressure-sensitive adhesive layer (18) on the surface of the base sheet (2) which faces that region of the cleaning-side sheet (3) which is surrounded by the perforation (17).  This cleaning sheet is configured so that that region of the cleaning-side sheet (3) which is surrounded by the perforation (17) is cut off by pulling the strip (9).

Inventors:
YAMADA KIKUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/005605
Publication Date:
April 29, 2010
Filing Date:
October 23, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
YAMADA KIKUO (JP)
International Classes:
A47L13/16; A47L13/20; A47L25/00; D06M17/00
Foreign References:
JPH11128156A1999-05-18
JP2004208939A2004-07-29
JP3111305U2005-07-14
JP2005342257A2005-12-15
JPH09135798A1997-05-27
JPH10225408A1998-08-25
JP2005013642A2005-01-20
Other References:
See also references of EP 2351506A4
Attorney, Agent or Firm:
HOSOI, Isamu (JP)
Isamu Hosoi (JP)
Download PDF:
Claims:
 基材シートに清掃面形成シートを接合部において接合し、基材シートと清掃面形成シートとの間に帯状片を配置し、この帯状片を清掃面形成シートに接合すると共に、帯状片の一端を清掃面形成シートの外方に突出させ、清掃面形成シートに切取り用の切込線を設け、切込線により囲まれた領域の清掃面形成シートと対向した基材シート面に粘着剤層を設けてなることを特徴とする清掃用シート。
 基材シートと清掃面形成シートの接合部のうち、清掃面形成シートの一方の端縁部側の接合部には、非接合部が形成されており、帯状片の一端は、非接合部における基材シートと清掃面形成シートとの間の間隙部を通して清掃面形成シートの外方に突出している請求項1記載の清掃用シート。
 切込線により囲まれた領域の清掃面形成シートは、帯状片の引っ張りにより切断されるように構成されている請求項1又は2記載の清掃用シート。
 粘着剤層は、切込線により囲まれた領域の清掃面形成シートが切断されることにより外方に露出するように、前記領域の清掃面形成シートの下方位置に形成される請求項1~3のいずれかに記載の清掃用シート。
 切込線は、点状の切断部が多数連続して設けられた形態の切取り線として構成される請求項1~4のいずれかに記載の清掃用シート。
 粘着剤層に対向した帯状片の面に、剥離剤層が設けられている請求項1~5のいずれかに記載の清掃用シート。
 帯状片の突出部分を摘み部として形成した請求項1~6のいずれかに記載の清掃用シート。
 清掃面形成シートの端縁部の外方に、基材シートが露出している領域が形成され、この領域が取付部として構成される請求項1~7のいずれかに記載の清掃用シート。
 帯状片の摘み部は、取付部に点状接合されている請求項8記載の清掃用シート。
 帯状片には、着色を施した引出し目印が設けられている請求項1~9のいずれかに記載の清掃用シート。
 清掃面形成シートに多数の切れ目又は小孔を設けた請求項1~10のいずれかに記載の清掃用シート。
 清掃面形成シートは、アーチ形に湾曲した形で基材シートに接合されており、清掃面形成シートと基材シートの間に空間部が形成されている請求項1~11のいずれかに記載の清掃用シート。
Description:
清掃用シート

 本発明は、被清掃面の拭き取り用の清掃 として用いられる清掃用シートに関する。

 建物の床、壁、窓枠や、室内に設置され 机、照明器具、電化製品などに付着したゴ 、埃を拭い取る道具として、清掃機能のあ シートを柄の先に取り付けて清掃を行うよ にした清掃具が知られている。このような 掃具に取り付けて用いられる清掃用シート して、不織布に長繊維を接合し、繊維層を 掃面とした、床清掃モップ用の清掃用シー が知られている(例えば、特許文献1)。

 また、シートを不織布から形成し、不織 層を清掃面とした、ハンディモップ用の清 用シートも知られている(例えば、特許文献 2)。

 特許文献1及び2に開示された清掃用シー においては、小さなゴミや重量の軽いゴミ 取れるものの、体積の大きいゴミ或いは重 の大きいゴミ(例えば、米粒、金属小片のよ なゴミ)に対しては捕捉能力が低く、十分に 取りきれないという問題点があった。

 また、それらの従来の清掃用シートにお ては、一旦掃き集め、捕捉したゴミ、埃の 部がその後、シート面から離脱して落下す という不具合があった。

 一方、柄の先端にローラを回転可能に支 し、清掃用粘着面を有する清掃シートをロ ラの周面に巻き付け、被清掃面上にローラ 転動することにより、被清掃面上のゴミ、 を捕捉するようにした清掃具が提案されて る(例えば、特許文献3)。

特開平9-135798号公報

特開平10-225408号公報

特開2005-13642号公報

 特許文献3に開示された清掃シートは、粘 着力によりゴミ、埃を捕捉するものであるた め、体積の大きいゴミ或いは重量の大きいゴ ミをも捕捉することが可能であり、また一度 捕捉したゴミ、埃の離脱を防止できるが、粘 着面のみで清掃を行うため、粘着面にゴミが 付着した後は、清掃能力がなくなり、そのた め、清掃能力がなくなった清掃シートをロー ラ面から剥がし、新しい清掃シートを取り付 ける作業を頻繁に行わなければならないとい う煩わしさがあった。

 また、ローラ面に形成された清掃面形成 は円曲面なので、被清掃面に対する接触面 が小さく、そのため清掃効率が悪く、広い 積の被清掃面を清掃するには適しないもの あった。さらに、シートの全面を粘着剤を いて粘着面として構成するものであるため 清掃シートの製造コストが高価になるとい 欠点があった。

 本発明は、上記の点に鑑みなされたもの 、清掃効率に優れているとともに、体積の きいゴミ或いは重量の大きいゴミをも容易 捕捉することができ、且つコスト的にも安 な清掃用シートを提供することを目的とす 。

 本発明は、基材シートに清掃面形成シート 接合部において接合し、基材シートと清掃 形成シートとの間に帯状片を配置し、この 状片を清掃面形成シートに接合すると共に 帯状片の一端を清掃面形成シートの外方に 出させ、清掃面形成シートに切取り用の切 線を設け、切込線により囲まれた領域の清 面形成シートと対向した基材シート面に粘 剤層を設けてなることを特徴とする清掃用 ートである。
 基材シートと清掃面形成シートの接合部の ち、清掃面形成シートの一方の端縁部側の 合部には、非接合部が形成されており、帯 片の一端は、非接合部における基材シート 清掃面形成シートとの間の間隙部を通して 掃面形成シートの外方に突出している。

 切込線により囲まれた領域の清掃面形成シ トは、帯状片の引っ張りにより切断される うに構成されている。
 粘着剤層は、切込線により囲まれた領域の 掃面形成シートが切断されることにより外 に露出するように、前記領域の清掃面形成 ートの下方位置に形成されている。
 切込線は、帯状片を引っ張ったときに切断 れる構造のものであればよく、例えば、点 の切断部が多数連続して設けられた形態の 取り線として構成することができる。

 粘着剤層に対向した帯状片の面に、剥離剤 が設けられる。
 清掃面形成シートの端縁部の外方に、基材 ートが露出している領域が形成され、この 域が取付部として構成される。
 帯状片の突出部分を摘み部として形成する この摘み部によって帯状片を引っ張ること できる。帯状片の摘み部を取付部に点状接 して仮止めし、帯状片を引っ張って粘着剤 を露出させる操作を行うときに、仮止めさ ている摘み部を取付部より剥がすように構 することができる。

 帯状片に、着色を施した引出し目印を設け ことが好ましく、このように構成すること より、帯状片の引っ張りによる移動距離を 識できる。清掃面形成シートに多数の切れ 又は小孔を設けることができる。
 本発明清掃用シートは、清掃面形成シート アーチ形に湾曲した形で基材シートに接合 れている清掃面膨出構造として構成するこ ができる。この構造においては、清掃面形 シートと基材シートの間に空間部が形成さ る。

 本発明清掃用シートは、基材シートに清 面形成シートを接合部において接合し、基 シートと清掃面形成シートとの間に帯状片 配置し、この帯状片を清掃面形成シートに 合すると共に、帯状片の一端を清掃面形成 ートの外方に突出させ、清掃面形成シート 切取り用の切込線を設け、切込線により囲 れた領域の清掃面形成シートと対向した基 シート面に粘着剤層を設けてなるものであ から、米粒、金属小片のような体積の大き ゴミ或いは重量の大きいゴミを容易に捕捉 きる。

 即ち、帯状片を引っ張ることによって、 込線が破断し、該切込線によって囲まれた 域において、清掃面形成シートが切断され それにより切断片が形成され、帯状片の引 張りにより切断片が移動し、それにより粘 剤層が露出するので、この粘着剤層の面を 積の大きいゴミ或いは重量の大きいゴミに し当てれば、それらのゴミは粘着剤層に付 して捕捉される。

 このように、本発明によれば、小さなゴミ 重量が軽いゴミだけでなく、通常では拭き り困難な大きいゴミ或いは重量の大きいゴ であっても容易に拭き取ることができる効 がある。
 本発明清掃用シートは、一般的な清掃用シ トと同様なサイズに製作できるので、被清 面に対する接触面積も十分に大きくとれ、 って、清掃効率にも優れている。

 また、本発明清掃用シートは、清掃面形 部の全面を粘着面として構成するものでは いので、製造コストも安価で済むという利 がある。

本発明清掃用シートの平面図である。 清掃面平坦構造の清掃用シートにおけ 接合部間距離の関係を示す説明図である。 図1のA-A線縦断面図である。 清掃面膨出構造の清掃用シートにおけ 接合部間距離の関係を示す説明図である。 図1が清掃面膨出構造の清掃用シートで あると仮定したときの図1のA-A線縦断面図で る。 図1のB-B線縦断面図である。 図1のC-C線縦断面図である。 切取り用の切込線を設けた清掃面形成 ートを示す要部平面図である。 切断片が移動する状態を示す要部平面 である。 切断片が移動する状態を示す縦断面図 である。 切断片が移動して粘着剤層が露出する 状態を示す縦断面図である。 清掃面形成シートに多数の切れ目を設 けた実施形態を示す要部平面図である。 清掃面形成シートに多数の小孔を設け た実施形態を示す要部平面図である 清掃用シートを清掃器具に取り付けた 状態を示す縦断面図である。

 図1は、本発明清掃用シートの実施例を示 すもので、清掃用シート1は、基材シート2と 掃面形成シート3とからなる。清掃面形成シ ート3は、被清掃面に当接されて、該被清掃 を清掃する機能を果たすシート部であり、 材シート2上に重ね合わせ、接合部4において 基材シート2に接合されている。

 接合部4は、清掃面形成シート3の一方の 縁部5aと他方の端縁部5bのそれぞれの端部付 にヒートシールを施し、清掃面形成シート3 と基材シート2を線状に熱融着することによ 形成される。この場合、一方の端縁部5aにお ける接合部4は連続して設けられず、途中で ートシール線は途切れており、中央部付近 所定幅の非接合部6が形成されている。

 基材シート2としては、不織布シート、プラ スチックシートなどが用いられるが、不織布 シートを用いることが好ましい。不織布シー トの材質としては、スパンレース不織布、ス パンボンド不織布、サーマルボンド不織布、 エアースルー不織布、ポイントボンド不織布 などを用いることができる。
 不織布の構成材料である繊維としては、レ ヨン、綿或いはナイロン(登録商標)などの 水性繊維や、ポリプロピレン、アクリル或 はポリエステルなどの親油性繊維が、単独 又はそれらを混合して用いられる。
 プラスチックシートの材質としては、ポリ ロピレン、ポリエチレン、ポリエステルな が用いられる。

 基材シート2上に清掃面形成シート3を接合 る手段としては、上記したヒートシールに 定されず、接着剤による接合でもよい。従 て本発明において、基材シート2及び清掃面 成シート3の材質として、熱融着可能な材料 に限定されない。接着剤としては、ホットメ ルト型接着剤、二液硬化型接着剤、熱可塑性 樹脂系接着剤などを用いることができるが、 なかでもホットメルト型接着剤を用いること が好ましい。
 また基材シート2と清掃面形成シート3を接 する手段として、超音波シールによる接合 採用することもできる。

 清掃面形成シート3としては、不織布シー トを用いることが好ましい。この場合、不織 布シートの材質としては、上記した基材シー ト2に用いられる不織布シートの材質と同様 ものを用いることができ、また不織布の構 繊維についても、上記した基材シート2に用 られる不織布の構成繊維と同様のものを用 ることができる。

 基材シート2と清掃面形成シート3は長方 状に形成され、基材シート2の短辺方向の長 は、清掃面形成シート3の短辺方向の長さよ りも長く形成されている。そのため、基材シ ート2上に清掃面形成シート3を重ね合わせて 合したときに、清掃面形成シート3の端縁部 5a、5bの外方に、基材シート2が露出している 域が形成される。この基材シート2の露出領 域が、後述するように、清掃器具の台板に清 掃用シート1を取り付ける際の取付部7を構成 ている。

 基材シート2上に清掃面形成シート3を取 付ける構造としては、図3に示すように、両 をフラットに重ね合わせる態様(このような 構造を以下、清掃面平坦構造という)と、図5 示すように、清掃面形成シート3をアーチ形 に湾曲させて、両シート2、3間に空間部8が形 成されるように重ね合わせる態様(このよう 構造を以下、清掃面膨出構造という)とがあ 。図3は、図1のA-A線縦断面図を示す。図5は 図1が清掃面膨出構造の清掃用シートである と仮定したときの図1のA-A線縦断面図である

 清掃用シート1を清掃面平坦構造に形成する には、図2に示すように、清掃面形成シート3 おける基材シート2との接合部4、4間の距離L 1 が、基材シート2における清掃面形成シート3 の接合部4、4間の距離Mと同一の長さになる うにすればよい。即ち、両シート2、3をフ ットに重ね合わせた状態で、ヒートシール どにより接合することにより、清掃面平坦 造の清掃用シート1が得られる。
 一方、清掃用シート1を清掃面膨出構造に形 成するには、図4に示すように、清掃面形成 ート3を平らに展開したときに、該シート3に おける基材シート2との接合部4、4間の直線距 離L 2 が、基材シート2における清掃面形成シート3 の接合部4、4間の距離Mよりも長くなるよう すればよい。両シート2、3が接合された状 では、接合部4、4間の距離L 2 とMが等しいのであるから、その接合状態に いては清掃面形成シート3は上方に突出して んだ形状になる。
 即ち、清掃面形成シート3をアーチ形に湾曲 させて基材シート2に重ね合わせた状態で、 ートシールなどにより接合することにより 清掃面膨出構造の清掃用シート1が得られる

 図7は、図1のC-C線縦断面図を示すものであ 。図7において、清掃面形成シート3が基材シ ート2の上方に膨出しているかの如く描かれ いるが、これはC-C線縦断面に表れる内部構 を判りやすく図示するために、あえてその うに作図したことによるのであり、図1、図7 は、図5に示すような清掃面膨出構造を有す ものではなく、正しくは図3に示すような清 面平坦構造を有するものである。
 図1のB-B線縦断面図を示す図6は、図7と対応 せるため、清掃面形成シート3を基材シート 2よりも上方に膨出させた状態の図として描 ている。この図6もまた、清掃面膨出構造を するものではなく、清掃面平坦構造を有す ものである。

 前記したように、基材シート2と清掃面形成 シート3の接合部のうち、一方の端縁部5a側の 接合部4には、所定幅の非接合部6が形成され いる。
 一方、基材シート2と清掃面形成シート3と 間に、矩形状に形成された切断用の帯状片9 配置され、この帯状片9の一端は、前記非接 合部6における基材シート2と清掃面形成シー 3との間の間隙部10を通して清掃面形成シー 3の外方に突出している。
 基材シート2と清掃面形成シート3との間に 置された帯状片9は清掃面形成シート3の裏面 に接合されている。図8において、12、13は、 状片9と清掃面形成シート3との接合部を示 。

 帯状片9の一端は、清掃面形成シート3の端 部5aよりも外方に突出して、その突出部分が 摘み部9aを構成し、この摘み部9aは基材シー 2の取付部7上に位置している。
 帯状片9を構成する材料としては、不織布シ ート、プラスチックシートなどが挙げられる 。この場合、不織布シート、プラスチックシ ートとしては、上記した基材シート2に用い れる不織布シート、プラスチックシートの 質と同様のものを用いることができる。
 帯状片9の形状については、本実施形態では 、矩形状に形成されているが、矩形状に限定 されるものではなく、正方形、楕円形、三角 形など任意の形状に形成することが可能であ る。

 帯状片9と清掃面形成シート3との接合部12、 13は、それぞれ線状に形成されており、この うな接合部12、13を形成する手段としては、 ヒートシール、接着剤による接合或いは超音 波シールなどを用いることができる。
 接着剤により接合する場合、接着剤として 、上記した基材シート2と清掃面形成シート 3を接合するための接着剤と同様なものを用 ることができる。

 帯状片9の接合部12の近傍位置に、引出し目 14が設けられている。この引出し目印14は帯 状片9の引出し許容位置を目視で確認するた のものであり、目印となるものであればど ような方法でも形成することが可能である 、例えば任意の着色を施した線状の着色部 して構成することができる。
 尚、接合部12と13との間の領域における帯状 片9と清掃面形成シート3とは、全面ベタで接 されていてもよい。
 帯状片9の摘み部9aの端縁部には、摘み部9a あることを目で確認しやすいように、着色 15が形成されている。着色部15の色表示は、 出し目印14の色表示と異なる色彩であるこ が好ましいが、同一の色彩であっても差し えない。

 本発明清掃用シート1を清掃器具の台板に取 り付けた際に、帯状片9の摘み部9aが清掃面よ り飛び出した状態となるので、使い勝手を良 くするため、帯状片9を使用するまでの間、 み部9aを清掃用シート1の取付部7に予め仮止 しておくことが好ましい。この仮止めは、 8に示すように、摘み部9aを点状接合部16に って取付部7に点状接合することにより行わ る。
 点状接合部16は、スポット的に施すヒート ール、接着剤による接合、超音波シールな によって形成される。

 帯状片9と対応した領域における清掃面形成 シート3に切取り用の切込線17を設ける。切込 線17は、帯状片9を囲む輪郭線として構成され 、この輪郭線の大きさや形状は任意に設計で きる。
 切込線17は、帯状片を引っ張ったときに切 される構造のものであればよく、例えば、 状の切断部が多数連続して設けられた形態 切取り線、即ち、ミシン目状の切取り線と て構成することができる。また、切込線17と して、清掃面形成シート3を一度、帯状片9を むように切断しておき、この切断線を所定 隔毎に弱粘着性の接着剤により或いは弱い 融着により点状に接合するようにして形成 てもよい。

 帯状片9を囲む切込線17の周囲長さは、切込 17の基端部17aが接合部4の位置にまで達する さでもよく、或いは該基端部17aが接合部4の 位置にまで達せず、その手前の位置でとどま る長さでもよい。図1、図8には、上記基端部1 7aが接合部4の位置にまで達する長さに形成さ れている態様を示している。
 図7に示すように、切込線17により囲まれた 域の清掃面形成シート3と対向した位置にあ る基材シート2の面に粘着剤層18が設けられて いる。
 粘着剤層18は、切込線17により囲まれた領域 の清掃面形成シート3が切断されることによ 外方に露出するように、前記領域の清掃面 成シート3の下方位置に形成される。
 粘着剤層18はベースフィルム上に粘着剤を 布してなる粘着剤シートを、基材シート2上 接着剤により接合することにより形成され 。

 粘着剤として、合成ゴム系、天然ゴム系、 クリル系などの粘着剤が用いられる。また 着剤として、ホットメルト型粘着剤を用い ことができ、このホットメルト型粘着剤と て例えば、国民淀粉化学(上海)有限公司製 ホットメルト型粘着剤(商品番号:5Q122E、DMC526 6)を用いることができる。
 ベースフィルムとしては、ポリプロピレン ポリエチレン、ポリエステル、エチレンー 酸ビニル共重合体、塩化ビニルなどのフィ ムを用いることができる。
 上記した粘着剤シートを用いずに、基材シ ト2上に直接粘着剤を塗布して、粘着剤層18 形成するようにしてもよい。

 切込線17によって囲まれた領域における清 面形成シート3に接合している帯状片9の裏面 、即ち、粘着剤層18に対向した側の帯状片9の 面には、剥離剤層19が設けられる。剥離剤層1 9を構成する剥離剤としては、例えば、シリ ン系の剥離剤が用いられる。
 また、切込線17によって囲まれた領域にお る清掃面形成シート3の裏面にも特に図示し いが、剥離剤層が設けられる。この場合、 離剤層は清掃面形成シート3の裏面の全面に 設けてもよいが、該シート3の一部の面に剥 剤層を設けてもよい。該シート3の一部の面 剥離剤層を設ける場合は、清掃面形成シー 3と帯状片9との接合部を除く部分に剥離剤 が設けられる。清掃面形成シート3の裏面の 面に剥離剤層を設ける場合は、帯状片9は剥 離剤層を介して清掃面形成シート3と接合さ る。

 清掃面形成シート3には、図12に示す如く多 の切れ目20を設けることができる。また、 シート3には、図13に示す如く多数の小孔21を 設けることもできる。
 これらの切れ目20や小孔21は、上記シート3 おける、切込線17で囲まれる領域部分を含め て清掃面形成シート3の全面に設けられる。

 上記の如く構成される清掃用シート1は、 図14に示すように、床清掃用の清掃器具22の 板23に取り付けて用いられる。清掃器具22は 柄24と、この柄24の先端に連結された台板23 からなり、清掃面形成シート3が外側に位置 するように清掃用シート1を台板23の表面に沿 わせて取り付け、取付部7を台板23の上面にお いて止め具25により固定する。

 この清掃器具2を用いて被清掃面を清掃した とき、清掃面形成シート3が被清掃面のゴミ 埃を吸着除去する。ここにおいて、帯状片9 摘み部9aは取付部7に仮止め固定されている で、摘み部9aが被清掃面に触れて汚れると うことはない。
 図12、図13に示すように清掃面形成シート3 多数の切れ目20や小孔21を設けた場合には、 れ目20や小孔21が有する隙間部にゴミ、埃が 捕捉され、清掃能力を高めることができる。

 捕捉すべきゴミの中に、米粒、金属小片の うな体積の大きいゴミ或いは重量の大きい ミがある場合において、清掃面形成シート3 によるゴミの捕捉が困難な場合には、以下の ごとく粘着剤層18によってそれらのゴミを捕 することができる。粘着剤層18によるゴミ 捕捉を行うには、次のような手順で粘着剤 18を露出させる。
 即ち、まず帯状片9の摘み部9aを手で握って っ張り、点状接合部16にて仮止めされてい 摘み部9aを取付部7より剥がし、次いで摘み 9aを水平方向(図9において矢印x方向)に引っ る。
 このときの引っ張り力によって、切込線17 破断し、該切込線17によって囲まれた領域に おいて、清掃面形成シート3が切断され、そ により図9、図10、図11に示すように、切断片 26が形成される。このように、帯状片9は、清 掃面形成シート3の切込線17による囲み領域を 切断するための引っ張り片であり、切込線17 破断するために必要な引張り強度を持つ材 から構成される。

 帯状片9の裏面には剥離剤層19が形成されて るので、帯状片9を引っ張って清掃面形成シ ート3を切断する際に、帯状片9が粘着剤層18 付着して粘着止めされるということはない
 また、切込線17によって囲まれた領域にお る清掃面形成シート3の裏面にも剥離剤層が 成されているので、前記領域における清掃 形成シート3は、粘着剤層18に付着して粘着 めされるということはない。従って、摘み 9aをx方向に引っ張って切込線17を破断する 、前記領域における清掃面形成シート3は、 着剤層18に付着することなく、スムーズに 方向に引っ張られる。接合部12、13によって 状片9に接合されている清掃面形成シート3 、帯状片9によってx方向に引っ張られ、切込 線17が破断し、それにより、切込線17に囲ま た領域における清掃面形成シート3が容易に 断され、切断片26が形成される。

 切断片26が形成されると、帯状片9に接合さ ている該切断片26は、帯状片9のx方向への移 動に伴って、同方向に移動する(図9、図10)。 のとき、切断片26は折り曲げられ、図10に示 すように折曲げ部27が形成される。
 この折曲げ部27が形成されることにより、 方向に開口した凹所28が形成される。
 帯状片9のx方向への移動が大きくなるに伴 、切断片26の同方向への移動も大きくなるの で、それに伴って図11に示すように、凹所28 横方向奥行き長さも大きくなる。

 このようにして凹所28が形成されるので、 断片26形成前の清掃において清掃面形成シー ト3に捕捉されていたゴミ、埃のうち、切込 17に囲まれた領域における清掃面形成シート 3に捕捉されていたゴミ、埃は、切断片26のx 向への移動に伴い凹所28内に収納されること になる。
 そのため、前記領域において捕捉されたゴ 、埃は凹所28内に収納保持されるので、一 捕捉したゴミ、埃がその後、シート面から 脱するという虞はない。

 帯状片9の移動距離が小さい間は、切込線17 基端部17aには引っ張り応力は発生しない。 状片9を最大距離引っ張ると、前記基端部17a に引っ張り応力が発生し、そのため、それ以 上帯状片9を引っ張っても帯状片9は移動せず その位置で停止する。このように、基端部1 7aがストッパーの役割を果たす。
 帯状片9がこの最大移動位置に達したとき、 図9に示すように、所定の色に着色された引 し目印14が清掃面形成シート3の端縁部5aの近 傍に表れるように構成されている。従って、 使用者が無理な力で必要以上に帯状片9を引 張るという不具合を防止できる。

 切断片26をx方向へ移動させることによって 基材シート2上に設けられた粘着剤層18が現 、外方に露出する(図9、図11)。
 この露出した粘着剤層18の表面を、米粒、 属小片のような体積の大きいゴミ或いは重 の大きいゴミに押し当てることにより、そ らのゴミを粘着剤層18の表面に付着させ捕捉 することができる。粘着剤層18の粘着剤の作 により、体積の大きいゴミ或いは重量の大 いゴミを容易に捕捉できる。

 粘着剤層18の作用は、体積の大きいゴミ 重量の大きいゴミを捕捉する場合に限られ 、小さなゴミや重量の軽いゴミを捕捉する めに用いられてもよい。例えば、被清掃面 清掃時に、清掃面形成シート3に一旦、捕捉 た小さなゴミや重量の軽いゴミが、その後 上記シート3の表面より離脱して被清掃面上 に落下した場合、その落下した前記ゴミに対 して粘着剤層18の表面を押し当てることによ 、前記ゴミを確実に付着保持できる。

 尚、図9、図10、図11はいずれも、清掃器 22の台板23に取り付けられた状態における清 用シート1を描いたものではなく、平らに展 開された状態における清掃用シート1を描い ものであり、そのような展開状態において 状片9の摘み部9aを引っ張ったときの切断片26 の動きを示したものである。

 上記した本発明の実施形態は、清掃用シー を図3に示す清掃面平坦構造に構成した場合 の実施例について説明したが、本発明はこれ に限定されるものではなく、清掃用シートを 図5に示す清掃面膨出構造に構成した場合で 同様に実施できるものである。
 清掃用シートを清掃面膨出構造に構成した 合には、図9のx方向に沿う切断片26の長さ( 端部17aから舌片状先端部11(図8)までの長さ) 、清掃面平坦構造の場合の前記切断片26長さ よりも長く形成することができ、その結果、 切断片26の移動によって形成される凹所28の 方向奥行き長さもその分長くなり、ゴミの 納保持を更に確実に行える利点がある。
 また、このような清掃面膨出構造において 清掃面形成シート3に、図12、図13に示す切 目20や小孔21を設けた場合には、切れ目20や 孔21によって捕捉されたゴミ、埃のうちの一 部が切れ目20、小孔21を通して清掃面形成シ ト3と基材シート2との間の空間部8の中に入 込む場合があり、このように、ゴミ、埃が 間部8の中に入り込んだ場合には、この空間 8にゴミ、埃が収納保持されるという作用が 生じる。

 また、上記した本発明の実施形態は、基材 ート2の片面に清掃面形成シート3を接合し なる構造について説明したが、本発明はこ に限定されず、基材シート2の表裏両面に清 面形成シート3を接合してもよい。この場合 、それぞれの清掃面形成シート3に帯状片9が けられる。
 この実施形態によれば、清掃用シートの表 両面を清掃面として利用でき、いずれの面 用いて清掃する場合も、粘着剤層18を露出 せてゴミを捕捉することができる。

 更に、上記した本発明の実施形態は、床清 用の清掃器具に取り付けて用いる清掃用シ トの実施例について説明したが、本発明は れに限定されず、短い柄の先端に取り付け 用いる、ハンディモップ用の清掃用シート しても同様に実施できる。
 また、手袋形状のもので内部に手を挿入し 清掃を行うミトンタイプの清掃具に適用す 清掃用シートとしても同様に実施できるも である。

 本発明は、例えば床清掃用の清掃器具に り付けて床の清掃に用いることができ、比 的大きなゴミも補足でき、清掃用シートと て有益なものである。