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Patent Searching and Data


Title:
COIN PROCESSOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122504
Kind Code:
A1
Abstract:
In order to shorten the time required to create the optimum classification pattern, a coin processor comprises: an acceptance section (102) for accepting coins; an identifying section (104) for identifying the types of coins accepted by the acceptance section (102) and counting the number of coins for each result of the identification; an operation section (116) for receiving an instruction to set a classification pattern creation mode; a construction ratio data creating section (118) for creating construction ratio data (124B) indicating the construction ratio of each type of coins according to the result of the counting of the identifying section (104) in the classification pattern creation mode; a classification pattern creating section (120) for creating a classification pattern on the basis of the construction ratio data (124B) created by the construction ratio data creating section (118); and a display section (117) for displaying the classification pattern created by the classification pattern creating section (120).

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Inventors:
OZAKI HIROFUMI (JP)
ITO OSAMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056344
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
March 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
OZAKI HIROFUMI (JP)
ITO OSAMU (JP)
International Classes:
G07D9/00; G07D3/00
Foreign References:
JP2000259895A2000-09-22
JP2002060115A2002-02-26
JPS63177288A1988-07-21
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (JP)
Kenji Yoshitake (JP)
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Claims:
 貨幣を受け入れる受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた貨幣の種類を識別し、識別結果毎の枚数を計数する識別部と、
 分類パターン作成モードを設定するための指示を受け付ける操作部と、
 前記分類パターン作成モードにおいて、前記識別部の計数結果に基づいて、貨幣の種類毎の構成割合を示す構成割合データを作成する構成割合データ作成部と、
 前記構成割合データ作成部によって作成された構成割合データに基づいて、分類パターンを作成する分類パターン作成部と、
 前記分類パターン作成部によって作成された分類パターンを表示する表示部と、を備えることを特徴とする貨幣処理装置。
 貨幣を受け入れる受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた貨幣の種類を識別し、識別結果毎の枚数を計数する識別部と、
 前記識別部の計数結果の履歴を示す履歴データを記憶する記憶部と、
 分類パターン作成モードを設定するための指示を受け付ける操作部と、
 前記分類パターン作成モードにおいて、前記記憶部に記憶された履歴データに基づいて、貨幣の種類毎の構成割合を示す構成割合データを作成する構成割合データ作成部と、
 前記構成割合データ作成部によって作成された構成割合データに基づいて、分類パターンを作成する分類パターン作成部と、
 前記分類パターン作成部によって作成された分類パターンを表示する表示部と、を備えることを特徴とする貨幣処理装置。
 前記操作部は、前記分類パターン作成モードの開始及び終了の指示を受け付ける請求項2に記載の貨幣処理装置。
 前記操作部は、取引の計数結果を前記履歴データとして前記記憶部に書き込むか否かの指示を受け付ける請求項2に記載の貨幣処理装置。
 前記識別部は、前記貨幣の金種を識別し、当該貨幣の金種毎に枚数を計数し、
 前記構成割合データ作成部は、前記貨幣の金種毎の枚数の構成割合を示す構成割合データを作成する請求項1乃至4の何れか1項に記載の貨幣処理装置。
 前記識別部は、前記貨幣の正損又は方向を識別し、当該貨幣の正損又は方向毎に枚数を計数し、
 前記構成割合データ作成部は、前記貨幣の正損又は方向毎の構成割合を示す構成割合データを作成する請求項1乃至5の何れか1項に記載の貨幣処理装置。
 前記表示部は、前記分類パターン作成部によって作成された分類パターンを設定するか否かについての確認メッセージを表示し、
 前記操作部は、前記表示部によって確認メッセージが表示された後に、前記分類パターンを設定するための指示を受け付ける請求項1乃至6の何れか1項に記載の貨幣処理装置。
 前記分類パターン作成部は、複数の分類パターンを作成し、
 前記表示部は、前記分類パターン作成部によって作成された複数の分類パターンを推奨順に表示する請求項1乃至7の何れか1項に記載の貨幣処理装置。
Description:
貨幣処理装置

 本発明は、貨幣処理装置に関し、特に、 幣を識別して複数のスタッカに分類する貨 処理装置に関する。

 近年、紙幣を識別して分類する紙幣処理 置は、様々な業種において用いられている 紙幣の分類の方法は業種毎に多様化してい 。従って、多様な分類パターンに対応でき 紙幣処理装置が求められている。

 複数の金種の紙幣を金種等の種類別に分 して集積する従来の紙幣処理装置として、 えばUS5,909,503号公報に開示された紙幣処理 置が知られている。この紙幣処理装置は、 数のスタッカにどの種類の紙幣を分類する が設定された分類パターンを任意に作成す 機能を備え、オペレータによって任意に作 された分類パターンに基づいて紙幣を分類 て集積することができる。

 しかし、作成された分類パターンの適性 処理条件によって異なるので、適切な分類 ターンを作成するためには、複数の分類パ ーンを用いた試行錯誤やオペレータの経験 必要である。試行錯誤やオペレータの経験 基づく分類パターンの作成には、多くの時 を要する。従って、従来の紙幣処理装置は 試行錯誤やオペレータの経験を用いること く、短時間で適切な分類パターンを作成す ことはできない。特に、取り扱われる紙幣 金種の数や集積部の数が増加するほど、分 パターンのバリエーションも増加し、分類 ターンの適性の判断はより困難になる。

 本発明は、このような点を考慮してなさ たものであり、本発明によれば、試行錯誤 オペレータの経験を用いることなく、最適 分類パターンの作成に要する時間を短縮す ことができる。

 本発明の第1態様によれば、貨幣を受け入れ る受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた貨幣の 類を識別し、識別結果毎の枚数を計数する 別部と、
 分類パターン作成モードを設定するための 示を受け付ける操作部と、
 前記分類パターン作成モードにおいて、前 識別部の計数結果に基づいて、貨幣の種類 の構成割合を示す構成割合データを作成す 構成割合データ作成部と、
 前記構成割合データ作成部によって作成さ た構成割合データに基づいて、分類パター を作成する分類パターン作成部と、
 前記分類パターン作成部によって作成され 分類パターンを表示する表示部と、を備え ことを特徴とする貨幣処理装置が提供され 。

 本発明の第2態様によれば、貨幣を受け入れ る受入部と、
 前記受入部によって受け入れられた貨幣の 類を識別し、識別結果毎の枚数を計数する 別部と、
 前記識別部の計数結果の履歴を示す履歴デ タを記憶する記憶部と、
 分類パターン作成モードを設定するための 示を受け付ける操作部と、
 前記分類パターン作成モードにおいて、前 記憶部に記憶された履歴データに基づいて 貨幣の種類毎の構成割合を示す構成割合デ タを作成する構成割合データ作成部と、
 前記構成割合データ作成部によって作成さ た構成割合データに基づいて、分類パター を作成する分類パターン作成部と、
 前記分類パターン作成部によって作成され 分類パターンを表示する表示部と、を備え ことを特徴とする貨幣処理装置が提供され 。

 本発明において、前記操作部は、前記分 パターン作成モードの開始及び終了の指示 受け付けることが好ましい。

 本発明において、前記操作部は、取引の 数結果を前記履歴データとして前記記憶部 書き込むか否かの指示を受け付けることが ましい。

 本発明において、前記識別部は、前記貨幣 金種を識別し、当該貨幣の金種毎に枚数を 数し、
 前記構成割合データ作成部は、前記貨幣の 種毎の枚数の構成割合を示す構成割合デー を作成することが好ましい。

 本発明において、前記識別部は、前記貨幣 正損又は方向を識別し、当該貨幣の正損又 方向毎に枚数を計数し、
 前記構成割合データ作成部は、前記貨幣の 損又は方向毎の構成割合を示す構成割合デ タを作成することが好ましい。

 本発明において、前記表示部は、前記分類 ターン作成部によって作成された分類パタ ンを設定するか否かについての確認メッセ ジを表示し、
 前記操作部は、前記表示部によって確認メ セージが表示された後に、前記分類パター を設定するための指示を受け付けることが ましい。

 本発明において、前記分類パターン作成部 、複数の分類パターンを作成し、
 前記表示部は、前記分類パターン作成部に って作成された複数の分類パターンを推奨 に表示することが好ましい。

は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の内部構成を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の構成を示すブロック図である。 は、本発明の実施例1に係る構成割合デ ータ124Bの概略を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係るパターンフ ァイル124Cの概略を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る分類パター ン作成処理の処理手順を示すフローチャート である。 は、本発明の実施例1に係る表示部117に 表示される処理条件入力画面を示す概略図で ある。 は、本発明の実施例1に係る表示部117に 表示される分類パターン画面を示す概略図で ある。 は、本発明の実施例1に係る構成割合デ ータ作成処理の処理手順を示すフローチャー トである。 は、本発明の実施例1に係る集積部割当 処理の処理手順を示すフローチャートである 。 は、本発明の実施例2に係る記憶部124 記憶されるデータの構成を示すブロック図 ある。 は、本発明の実施例2に係る履歴デー 124Dの概略を示す概略図である。 は、本発明の実施例2に係る構成割合 ータ作成処理の処理手順を示すフローチャ トである。 は、本発明の実施例2に係る表示部117 表示される画面例を示す概略図である。

 以下、本発明の実施例について図面を参 して説明する。なお、以下の実施例は、本 明の実施の一形態であって、本発明の範囲 限定するものではない。

(実施例1)
 はじめに、本発明の実施例1について説明す る。本発明の実施例1は、サンプルとしての1 (1取引分)の貨幣(以下、「サンプル貨幣」と いう)から金種等の構成割合データを作成す 貨幣処理装置の例である。以下、本発明の 施例1に係る貨幣処理装置の一態様として、 幣処理装置の例について説明する。なお、 発明の実施例1に係る貨幣処理装置は硬貨処 理装置であっても良い。

 まず、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の構成について図1及び図2を参照して説 する。図1は、本発明の実施例1に係る紙幣 理装置100の内部構成を示す概略図であり、 2は、本発明の実施例1に係る紙幣処理装置100 の制御ブロックを示すブロック図である。

 図1に示されるように、紙幣処理装置100は 、受入部102、識別部104、搬送部106、8個の集 部108及び2個のリジェクト部110を備えている また、図2に示されるように、紙幣処理装置 100は、操作部116、表示部117、構成割合データ 作成部118、分類パターン作成部120、制御部122 及び記憶部124を更に備えている。

 受入部102は、セットされた紙幣を紙幣処 装置100の中に受け入れる。受入部102は、オ レータによって複数の紙幣が積層状態でセ トされるようになっており、受入部102にセ トされた紙幣が紙幣処理装置100の筐体の内 に1枚ずつ受け入れるようになっている。

 識別部104は、受入部102と各集積部108及び リジェクト部110との間の搬送部106に沿って 置されている。識別部104は、各センサ6の検 出値に基づいて、受入部102によって受け入れ られた紙幣の金種を識別し、識別結果毎の枚 数を計数する。

 搬送部106は、受入部102によって受け入れ れた紙幣を識別部104を経由して各集積部108 び各リジェクト部110の何れかに搬送する。 送部106は、複数のプーリと搬送ベルト及び 数のローラから成る搬送機構である。

 各集積部108はそれぞれ、受入部102によっ 受け入れられた紙幣を集積する。各集積部1 08は、受入部102によって受け入れられた紙幣 当該紙幣の特徴(例えば紙幣の新旧、正損、 真偽、金種、方向、表裏等)毎に集積するよ になっている。各集積部108に集積された紙 はオペレータにより取り出し自在となって る。

 各リジェクト部110はそれぞれ、受入部102 よって受け入れられた紙幣のうちリジェク 紙幣と判定された紙幣を集積する。各リジ クト部110は、受入部102によって紙幣処理装 100の筐体の内部に受け入れられたリジェク 紙幣を排出するようになっている。ここで 2つのリジェクト部110のうち下方にあるリジ ェクト部110は、例えば偽券等を排出するため に用いられ、上方にあるリジェクト部110は、 例えば識別部104により識別が行われたが各集 積部108への仕分け対象から除外されたような 紙幣を収容するために用いられるようになっ ている。

 なお、本発明の実施例1では、集積部108の 数は8個に限られるものではなく、リジェク 部110の数は2個に限られるものではない。

 操作部116は、オペレータから指示を受け けるための入力キーを有する。

 表示部117は、オペレータに所定の情報(例 えば、各集積部108における、収容されるべき 紙幣の金種、真偽、正損、新旧、収容された 紙幣の枚数及び収容された紙幣の合計金額の うち少なくとも1つの情報)を表示する。例え 、表示部117はLCDディスプレイである。

 構成割合データ作成部118は、紙幣の種類 の構成割合を作成し、構成割合データ124Bと して記憶部124に書き込む。

 分類パターン作成部120は、構成割合デー 作成部118によって作成された構成割合デー 124Bに基づいて分類パターンを作成し、パタ ーンファイル124Cとして記憶部124に書き込む

 制御部122は、受入部102、識別部104、搬送 106、集積部108、リジェクト部110、操作部116 表示部117、構成割合データ作成部118、分類 ターン作成部120及び記憶部124に接続されて る。制御部122は、記憶部124に記憶された制 プログラム124Aを起動することによって、受 入部102、識別部104、搬送部106、集積部108、リ ジェクト部110、操作部116、表示部117、構成割 合データ作成部118及び分類パターン作成部120 を制御する。制御部122は、識別部104の識別結 果及びパターンファイル124C(後述)に基づいて 、受入部102によって受け入れられた紙幣が集 積部108へ搬送する紙幣(以下、「正常紙幣」 いう)かリジェクト部110へ搬送する紙幣(以下 、「リジェクト紙幣」という)かを判定する 制御部122は、正常紙幣と判定された紙幣を 種毎に集積部108へ搬送し、リジェクト紙幣 判定された紙幣をリジェクト部110へ搬送す ように搬送部106を制御する。

 記憶部124は、制御プログラム124A、構成割 合データ124B及びパターンファイル124Cを記憶 る。制御プログラム124Aは、制御部122によっ て起動されるプログラムである。構成割合デ ータ124Bは、図3に示されるように、金種毎の 数の構成比率を含む。なお、図3には示され ていないが、構成割合データ124Bは、正損毎 枚数及び表裏毎の枚数を含んでも良い。パ ーンファイル124Cは、図4に示されるように、 各集積部108に集積される紙幣の分類パターン を含むファイルである。なお、図4では、集 部1は、「金種」が1ドルで、「表裏」が混合 状態(MIX)で、「正損」が正券(FIT)であるよう 紙幣が集積されるように設定されている。 積部2~集積部8も、図4に示されるように同様 設定されている。但し、集積部4の「表裏」 に設定された「UP」は表向きの紙幣が集積さ ることを示している。また、集積部5の「表 裏」に設定された「DOWN」は裏向きの紙幣が 積されることを示している。また、集積部8 「金種」に設定された「MIX」は集積部1~集 部7の何れにも設定されていない金種の紙幣 混合状態で集積されることを示している。 た、集積部8の「正損」に設定された「UNFIT は損券が集積されることを示している。

 次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の動作について図1を参照して説明する

 図1に示されるように、受入部102にセット された紙幣は、繰り出しローラ5が回転する とによって1枚ずつ紙幣処理装置100の内部に り込まれる。取り込まれた紙幣は、識別部1 04のセンサ6を通過する。このとき、追跡セン サ7a,7bによって検知された時点から所定のタ ミングで、センサ6によって紙幣の表面及び 裏面の特徴が同時に検出され、紙幣の金種が 識別される。識別部104を通過した紙幣は、分 岐レバー11を経由して集積部108又はリジェク 部110に搬送される。このとき、所定の追跡 ンサ7cに検知された時点から所定のタイミ グでソレノイド(図示せず)が分岐レバー11を 動させる。正常紙幣と判定された紙幣は羽 車8を経由して集積部108に搬送されるように 分岐され、リジェクト紙幣と判定された紙幣 は羽根車9を経由してリジェクト部110に搬送 れるように分岐される。

 次に、本発明の実施例1に係る紙幣処理装 置100の処理内容について図5~図9を参照して説 明する。

 図5は、本発明の実施例1に係る分類パタ ン作成処理の処理手順を示すフローチャー である。

 はじめに、操作部116によって、オペレー から分類パターン作成モードの指示が受け けられる(S501)。

 次に、構成割合データ作成部118によって 後述の構成割合データ作成処理(図8)が行わ る(S502)。構成割合データ作成処理では、構 割合データ124Bが記憶部124に書き込まれる。

 次に、操作部116によって、オペレータか 処理条件が受け付けられる(S503)。このとき 表示部117に、図6に示されるような処理条件 入力画面が表示される。オペレータは、処理 条件入力画面を見ながら、表裏別に分類する か否か及び正損別に分類するか否かについて の処理条件を金種毎に設定する。

 次に、後述の集積部割当処理(図9)が行わ る(S504)。

 次に、S504の処理結果に基づいて複数の分 類パターンが作成される(S505)。

 次に、表示部117にS505において作成された 複数の分類パターンが表示される(S506)。この とき、表示部117には、S503において受け付け れた処理条件に対応する複数の分類パター が所定の条件下で決められた推奨順に表示 れる。例えば、2つの分類パターンが作成さ た場合には、図7に示されるように、処理条 件に対して最適な分類パターン1が表示され 。分類パターン1が表示されているときにNEXT キー116Aが選択された場合には、処理条件に して分類パターン1の次に推奨される分類パ ーン2が表示され、分類パターン2が表示さ ているときにBACKキー116Bが選択された場合に は、分類パターン2よりも推奨される分類パ ーン1が表示される。

 図7のOKキー116Cが選択された場合には(S507- YES)、OKキー116Cが選択されたときに表示され いた分類パターンが設定され、パターンフ イル124Cとして記憶部124に書き込まれる(S508)

 本発明の実施例1に係る分類パターン作成 処理は、図7のCANCELキー116Dが選択された場合( S507-NO)又はS508の後に終了する。

 図8は、本発明の実施例1に係る構成割合 ータ作成処理の処理手順を示すフローチャ トである。

 はじめに、受入部102によって、サンプル 幣が受け入れられる(S801)。サンプル紙幣は 平均的な1回の取引において紙幣処理装置100 によって取り扱われる数及び種類の紙幣から 構成されている。

 次に、識別部104によって、S801において受 け入れられた紙幣の金種、表裏及び正損が識 別され、識別結果毎の枚数が計数される(S802) 。

 S801,S802は、受入部102にセットされたサン ル紙幣がなくなるまで繰り返される(S803-YES) 。

 受入部102にセットされたサンプル紙幣が くなった場合には(S803-NO)、構成割合データ 成部118によって、図2の構成割合データ124B 作成され、記憶部124に書き込まれ、本発明 実施例1に係る構成割合データ作成処理が終 する(S804)。

 図9は、本発明の実施例1に係る集積部割 処理の処理手順を示すフローチャートであ 。

 はじめに、記憶部124に記憶された構成割 データ124Bの内容が構成比率に基づいて昇順 に並び替えられる(S901)。その結果、図3に示 れるような構成割合データ124Bとなる。

 次に、S901において作成された構成割合デ ータ124Bの金種の順番(以下、「金種順」とい )を示す変数iに1が代入される(S902)。

 次に、金種毎の集積部108の割当数が算出 れ、算出された割当数に基づいて各金種に 積部108が割り当てられる(S903)。金種毎の集 部108の割当数は、構成比率と集積部108の総 との積である。なお、当該積が整数でない 合には、当該積に対して切り捨て、四捨五 又は切り上げが行われる。

 S903の後に未割当集積部が複数個あり(S904- NO,S905-NO)、該当割当集積部がある場合には(S90 6-NO)、変数iがインクリメントされ(S907)、S903 戻る。

 一方、S903の後に未割当集積部が複数個あ り(S904-NO,S905-NO)、該当割当集積部がない場合 は(S906-YES)、未割当集積部が1個となるよう 、割当済み金種に未割当集積部が割り当て れる(S908)。

 次に、i+1以降の全ての金種に残された1個 の未割当集積部が割り当てられる(S909)。

 一方、S903の後に未割当集積部が1個であ 場合には(S904-NO,S905-YES)、S909に進む。

 一方、S903の後に未割当集積部がない場合 には(S904-YES)、i+1以降の全ての金種に変数iの 種に割り当てられた集積部108の少なくとも1 つが割り当てられる(S910)。

 本発明の実施例1に係る集積部割当処理は 、S909,S910の後に終了する。

 本発明の実施例1によれば、サンプル紙幣 の計数結果を用いて作成された構成割合デー タ124Bに基づいて分類パターンが作成される で、試行錯誤やオペレータの経験を用いる となく、最適な分類パターンの作成に要す 時間を短縮することができる。

(実施例2)
 次に、本発明の実施例2について説明する。 本発明の実施例2は、過去に処理された処理 果の履歴データを用いて構成割合データを 成する貨幣処理装置の例である。なお、本 明の実施例1と同様の内容についての説明は 略する。

 まず、本発明の実施例2に係る紙幣処理装 置100の処理内容について図10~図13を参照して 明する。図10は、本発明の実施例2に係る記 部124に記憶されるデータの構成を示すブロ ク図である。

 記憶部124は、制御プログラム124A、構成割 合データ124B、パターンファイル124C及び履歴 ータ124Dを記憶する。制御プログラム124A、 成割合データ124B及びパターンファイル124Cは 、本発明の実施例1と同様である。履歴デー 124Dは、図11に示されるように、日時及び金 毎の枚数を含むデータである。金種毎の枚 は、受入部102にセットされた紙幣に対する 別部104の識別結果に基づく表裏毎及び正損 の枚数を含む。

 図12は、本発明の実施例2に係る構成割合 ータ作成処理の処理手順を示すフローチャ トである。

 はじめに、操作部116によって、履歴デー 124Dの参照条件が受け付けられる(S1201)。参 条件は、構成割合データ124Bに反映させる履 データ124Dの期間である。

 次に、構成割合データ作成部118によって S1201において受け付けられた参照条件に対 する図11に示されるような履歴データ124Dが 照される(S1202)。

 次に、構成割合データ作成部118によって S1202において参照された履歴データ124Dに基 いて図3に示されるような構成割合が作成さ れ、構成割合データ124Bとして記憶部124に書 込まれ、本発明の実施例2に係る構成割合デ タ作成処理が終了する(S1203)。

 なお、本発明の実施例2では、操作部116は 、履歴データ124Dに取引の計数結果を反映す か否かの指示を受け付けても良い。例えば 図13に示されたように、「1、取引の反映を 始する」の指示が受け付けられた場合には 「2、取引の反映を終了する」の指示が受け けられるまでに行われる全ての取引の計数 果が履歴データ124Dに反映され、「3、直前 取引だけを反映させない」の指示が受け付 られた場合には、直前の取引の計数結果の が履歴データ124Dに反映されない。

 なお、本発明の実施例2では、履歴データ 124Dに反映されなかった取引の計数結果が記 部124に記憶されても良い。

 本発明の実施例2によれば、履歴データ124 Dに基づいて構成割合データ124Bが作成される で、取引の履歴に対応する最適な分類パタ ンを容易に作成することができる。

 また、本発明の実施例2によれば、履歴デ ータ124Dに取引の計数結果を反映するか否か 指示が受け付けられるので、より適切な分 パターンを容易に作成することができる。