Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
DATA PROCESSING APPARATUS AND METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/040966
Kind Code:
A1
Abstract:
A stream processing unit (12) analyzes input stream data. When the stream data includes a compression-encoded graphics object, the graphics object is decoded line by line and written into a graphics object buffer (14). When the stream data includes control information of the graphics object, the control information is written into a control information buffer (13). A graphics control unit (15) lays out the graphics object stored in the graphics object buffer (14) on a graphics plane (16), based on the control information stored in the control information buffer (13). When a decoding error occurs, the stream processing unit (12) restarts decoding from the next line or a line after the next line.

Inventors:
KITAJIMA NOBUTAKA
TANAKA AKIRA
SHIBATA TADASHI
Application Number:
PCT/JP2008/001334
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
May 28, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
KITAJIMA NOBUTAKA
TANAKA AKIRA
SHIBATA TADASHI
International Classes:
H04N5/92; G06F3/14; G09G5/00; G11B20/10; H04N5/85; H04N5/91; H04N5/93; H04N5/937; H04N7/173; H04N19/00; H04N19/21; H04N19/44; H04N19/46; H04N19/68; H04N19/70; H04N19/895; H04N19/93
Domestic Patent References:
WO1997039578A11997-10-23
WO2004068854A12004-08-12
Foreign References:
JPH11177829A1999-07-02
Attorney, Agent or Firm:
MAEDA, Hiroshi et al. (5-7Hommachi 2-chome, Chuo-k, Osaka-shi Osaka 53, JP)
Download PDF:
Claims:
図形プレーンとその他のプレーンとを合成してデジタルコンテンツの表示画面を生成するデータ処理装置であって、
 デコードされた図形オブジェクトを記憶する第1の記憶部と、
 図形オブジェクトの制御情報を記憶する第2の記憶部と、
 入力されたストリームデータを解析し、当該ストリームデータに圧縮符号化された図形オブジェクトが含まれる場合には当該図形オブジェクトをライン単位でデコードして前記第1の記憶部に書き込む一方、当該ストリームデータに図形オブジェクトの制御情報が含まれる場合には当該制御情報を前記第2の記憶部に書き込むストリーム処理部と、
 前記第1の記憶部に記憶されている図形オブジェクトを前記第2の記憶部に記憶されている制御情報に基づいて前記図形プレーンに配置する図形制御部とを備え、
 前記ストリーム処理部は、デコードエラーが発生したとき、次のライン以降からデコードを再開する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 前記ストリーム処理部は、デコードエラーが発生したラインのピクセルデータとしてダミーデータを前記第1の記憶部に書き込むとともに、当該ラインの終端を検出して次のラインからデコードを再開する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項2に記載のデータ処理装置において、
 前記ダミーデータは、デコードエラーが発生したラインの一つ前のラインのピクセルデータである
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 前記ストリーム処理部は、所定数以上のラインにデコードエラーが発生したとき、当該デコードエラーが発生したラインから最終ラインまでのピクセルデータとしてダミーデータを前記第1の記憶部に書き込むとともに、次の圧縮符号化された図形オブジェクトの先頭ラインからデコードを再開する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項2及び4のいずれか一つに記載のデータ処理装置において、
 前記図形制御部は、前記ストリーム処理部においてデコードエラーが発生した図形オブジェクトに所定のマークを付加して前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 あらかじめ用意された図形オブジェクトを記憶する第3の記憶部を備え、
 前記ストリーム処理部は、所定数以上のラインにデコードエラーが発生したとき、次の圧縮符号化された図形オブジェクトの先頭ラインからデコードを再開するものであり、
 前記図形制御部は、前記ストリーム処理部において前記所定数以上のラインにデコードエラーが発生した図形オブジェクトに代えて、前記第3の記憶部に記憶されている図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項6に記載のデータ処理装置において、
 前記図形制御部は、前記第3の記憶部に記憶されている図形オブジェクトに所定のマークを付加して前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 前記ストリーム処理部は、圧縮符号化された図形オブジェクトを含むストリームデータから当該図形オブジェクトの幅及び高さを取得して前記第2の記憶部に書き込み、所定数以上のラインにデコードエラーが発生したとき、次の圧縮符号化された図形オブジェクトの先頭ラインからデコードを再開するものであり、
 前記図形制御部は、前記ストリーム処理部において前記所定数以上のラインにデコードエラーが発生した図形オブジェクトに代えて、前記第2の記憶部に記憶されている幅及び高さに基づいて生成した図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項8に記載のデータ処理装置において、
 前記図形制御部は、前記生成した図形オブジェクトに所定のマークを付加して前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 前記図形制御部は、前記ストリーム処理部においてデコードエラーが発生した図形オブジェクトのうち指定されたものについて、当該図形オブジェクトを透明にして前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 あらかじめ用意された図形オブジェクトを記憶する第3の記憶部を備え、
 前記図形制御部は、前記ストリーム処理部においてデコードエラーが発生した図形オブジェクトのうち指定されたものについて、当該図形オブジェクトに代えて、前記第3の記憶部に記憶されている図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
請求項1に記載のデータ処理装置において、
 前記ストリーム処理部は、圧縮符号化された図形オブジェクトを含むストリームデータから当該図形オブジェクトの幅及び高さを取得して前記第2の記憶部に書き込むものであり、
 前記図形制御部は、前記ストリーム処理部においてデコードエラーが発生した図形オブジェクトのうち指定されたものについて、当該図形オブジェクトに代えて、前記第2の記憶部に記憶されている幅及び高さに基づいて生成した図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理装置。
図形プレーンとその他のプレーンとを合成してデジタルコンテンツの表示画面を生成するデータ処理方法であって、
 入力されたストリームデータを解析し、当該ストリームデータに圧縮符号化された図形オブジェクトが含まれる場合には当該図形オブジェクトをライン単位でデコードして、デコードされた図形オブジェクトを記憶する第1の記憶部に書き込む一方、当該ストリームデータに図形オブジェクトの制御情報が含まれる場合には当該制御情報を、図形オブジェクトの制御情報を記憶する第2の記憶部に書き込む第1のステップと、
 前記第1の記憶部に記憶されている図形オブジェクトを前記第2の記憶部に記憶されている制御情報に基づいて前記図形プレーンに配置する第2のステップとを備え、
 前記第1のステップでデコードエラーが発生したとき、次のライン以降からデコードを再開する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 前記第1のステップでデコードエラーが発生したラインのピクセルデータとしてダミーデータを前記第1の記憶部に書き込むとともに、当該ラインの終端を検出して次のラインからデコードを再開する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項14に記載のデータ処理方法において、
 前記ダミーデータは、デコードエラーが発生したラインの一つ前のラインのピクセルデータである
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 前記第1のステップで所定数以上のラインにデコードエラーが発生したとき、当該デコードエラーが発生したラインから最終ラインまでのピクセルデータとしてダミーデータを前記第1の記憶部に書き込むとともに、次の圧縮符号化された図形オブジェクトの先頭ラインからデコードを再開する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項14及び16のいずれか一つに記載のデータ処理方法において、
 前記第1のステップでデコードエラーが発生した図形オブジェクトに所定のマークを付加して前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 前記第1のステップで所定数以上のラインにデコードエラーが発生したとき、次の圧縮符号化された図形オブジェクトの先頭ラインからデコードを再開し、前記所定数以上のラインにデコードエラーが発生した図形オブジェクトに代えて、あらかじめ用意された図形オブジェクトを記憶する第3の記憶部に記憶されている図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項18に記載のデータ処理方法において、
 前記第3の記憶部に記憶されている図形オブジェクトに所定のマークを付加して前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 圧縮符号化された図形オブジェクトを含むストリームデータから当該図形オブジェクトの幅及び高さを取得して前記第2の記憶部に書き込む第3のステップを備え、
 前記第1のステップで所定数以上のラインにデコードエラーが発生したとき、次の圧縮符号化された図形オブジェクトの先頭ラインからデコードを再開し、前記所定数以上のラインにデコードエラーが発生した図形オブジェクトに代えて、前記第2の記憶部に記憶されている幅及び高さに基づいて生成した図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項20に記載のデータ処理方法において、
 前記生成した図形オブジェクトに所定のマークを付加して前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 前記第1のステップでデコードエラーが発生した図形オブジェクトのうち指定されたものについて、当該図形オブジェクトを透明にして前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 前記第1のステップでデコードエラーが発生した図形オブジェクトのうち指定されたものについて、当該図形オブジェクトに代えて、あらかじめ用意された図形オブジェクトを記憶する第3の記憶部に記憶されている図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
請求項13に記載のデータ処理方法において、
 圧縮符号化された図形オブジェクトを含むストリームデータから当該図形オブジェクトの幅及び高さを取得して前記第2の記憶部に書き込む第3のステップを備え、
 前記第1のステップでデコードエラーが発生した図形オブジェクトのうち指定されたものについて、当該図形オブジェクトに代えて、前記第2の記憶部に記憶されている幅及び高さに基づいて生成した図形オブジェクトを前記図形プレーンに配置する
ことを特徴とするデータ処理方法。
Description:
データ処理装置及び方法

 本発明は、図形プレーンとその他のプレ ンとを合成してデジタルコンテンツの表示 面を生成するデータ処理装置及び方法に関 る。

 動画や音声などからなるデジタルコンテ ツは、光ディスクなどの記録媒体だけでは く地上波、衛星波などの放送やインターネ トなどのネットワークでも提供されるよう なっている。このようなデジタルコンテン の圧縮方式としてMPEG(Moving Picture Experts Gro up)-2規格が広く用いられている。この規格に ると、デジタルコンテンツは、動画、音声 び付加データなどの種別ごとのPES(Packetized  Elementary Stream)パケットをパック化、あるい 、TS(Transport Stream)パケット化によって多重 したストリームデータの形式で伝送される 受信側では、受信したストリームデータを ックあるいはTSパケットごとに分離し、さら にこれらパックあるいはTSパケットからPESを 構築してデータ種別ごとに適切な処理を行 ことで、デジタルコンテンツが再生される

 光ディスクの傷や伝送経路のノイズなどに 因してストリームデータにエラーが混入す と、パックやパケットのスタートコード、 ケット種別を表すコード及びパケット長を すコードなどのデコードの際にCRCエラーが 生し、パックやパケットの区切りが検出で ずにシステムが暴走してしまうおそれがあ 。従来、ストリームデータをパックごとに 離してパケットの種別判定及び各デコーダ のパケット送出を行う際に、光ディスクド イブから転送されるパックの先頭同期情報 トリガとして内部のシーケンサの動作を開 させることで当該問題の解消を図っている( 例えば、特許文献1参照)。

特開平9-91878号公報

 近年登場したBD(Blu-ray Disc)は、高精細の 画再生に加え、よりインタラクティブなユ ザインタフェースを提供するようになって る。BDでは、各種コマンドを実行するための ボタン(図形オブジェクト)が配置された図形 レーンと、動画プレーンその他のプレーン を合成して表示するようになっており、動 再生中に画面上にメニューを表示させて所 の操作を行うことができる。このため、BD は、図形オブジェクト用の図形ストリーム 定義されている。

 BDでは、図形オブジェクトのピクセルデ タは、ランレングス符号化されて伝送され 。受信側は、これをデコードして元のピク ルデータを復元する。ここで、デコードエ ーが発生すると、システムが暴走したり、 ラー復帰に時間を要したりするおそれがあ 。上記の従来技術は、このようなエレメン リーストリーム中にエラーが含まれている 合にまで対応することは困難である。

 ランレングスデータのデータ長に基づい 次の図形オブジェクトの先頭位置を検出す 場合には、ランレングスデータに一部欠損 は挿入などデータ破損が発生すると、次の 形オブジェクトの先頭位置が検出できなく る。そうなると、デコードエラーが発生し 図形オブジェクトだけでなく、それ以降の 形オブジェクトのピクセルデータまでもが 常に復元できなくなる。

 また、デコードエラーを復帰させるため バッファをリセットすると、正常にデコー された他の図形オブジェクトまでもが消去 れてしまう。そうなると、次のフレームで たな図形オブジェクトが送られてくるまで メニューを呼び出してもボタンを表示する とができなくなる。特に、図形オブジェク をプリローディングして後から必要に応じ バッファから読み出すような場合には、プ ローディングされた図形オブジェクトは再 されないため、バッファのリセットによっ 消去された図形オブジェクトは二度と表示 ることができなくなる。

 上記問題に鑑み、本発明は、図形プレー とその他のプレーンとを合成してデジタル ンテンツの表示画面を生成するデータ処理 置において、図形プレーンに配置される図 オブジェクトのデコードエラーが発生して バッファをクリアすることなくエラー復帰 て図形オブジェクトを表示可能にすること 課題とする。

 上記課題を解決するために本発明が講じ 手段は、図形プレーンとその他のプレーン を合成してデジタルコンテンツの表示画面 生成するデータ処理装置として、デコード れた図形オブジェクトを記憶する第1の記憶 部と、図形オブジェクトの制御情報を記憶す る第2の記憶部と、入力されたストリームデ タを解析し、当該ストリームデータに圧縮 号化された図形オブジェクトが含まれる場 には当該図形オブジェクトをライン単位で コードして第1の記憶部に書き込む一方、当 ストリームデータに図形オブジェクトの制 情報が含まれる場合には当該制御情報を第2 の記憶部に書き込むストリーム処理部と、第 1の記憶部に記憶されている図形オブジェク を第2の記憶部に記憶されている制御情報に づいて図形プレーンに配置する図形制御部 を備え、ストリーム処理部は、デコードエ ーが発生したとき、次のライン以降からデ ードを再開するものとする。これによると 図形オブジェクトのデコードエラーが発生 ても、次のライン以降からデコードが再開 れるため、システムが暴走することなく、 た、バッファをリセットすることなくエラ 復帰して図形オブジェクトを表示すること できる。

 具体的には、ストリーム処理部は、デコ ドエラーが発生したラインのピクセルデー としてダミーデータ(具体的には、デコード エラーが発生したラインの一つ前のラインの ピクセルデータ)を第1の記憶部に書き込むと もに、当該ラインの終端を検出して次のラ ンからデコードを再開する。これによると データ破損が生じているラインがダミーデ タで補完されて図形オブジェクトをほぼ本 の姿で表示することができる。

 また、具体的には、ストリーム処理部は 所定数以上のラインにデコードエラーが発 したとき、当該デコードエラーが発生した インから最終ラインまでのピクセルデータ してダミーデータを第1の記憶部に書き込む とともに、次の圧縮符号化された図形オブジ ェクトの先頭ラインからデコードを再開する 。これによると、デコードエラーが発生した 図形オブジェクトについて、正常にデコード できたラインまでは本来のピクセルデータで 表示することができる。

 また、具体的には、上記のデータ処理装 は、あらかじめ用意された図形オブジェク を記憶する第3の記憶部を備えており、スト リーム処理部は、所定数以上のラインにデコ ードエラーが発生したとき、次の圧縮符号化 された図形オブジェクトの先頭ラインからデ コードを再開するものであり、図形制御部は 、ストリーム処理部において所定数以上のラ インにデコードエラーが発生した図形オブジ ェクトに代えて、第3の記憶部に記憶されて る図形オブジェクトを図形プレーンに配置 る。あるいは、ストリーム処理部は、圧縮 号化された図形オブジェクトを含むストリ ムデータから当該図形オブジェクトの幅及 高さを取得して第2の記憶部に書き込み、所 数以上のラインにデコードエラーが発生し とき、次の圧縮符号化された図形オブジェ トの先頭ラインからデコードを再開するも であり、図形制御部は、ストリーム処理部 おいて所定数以上のラインにデコードエラ が発生した図形オブジェクトに代えて、第2 の記憶部に記憶されている幅及び高さに基づ いて生成した図形オブジェクトを図形プレー ンに配置する。これらによると、原型を留め ないほど破損した図形オブジェクトに代えて 別デザインの図形オブジェクトを表示するこ とができる。

 好ましくは、図形制御部は、ストリーム 理部においてデコードエラーが発生した図 オブジェクト、第3の記憶部に記憶されてい る図形オブジェクト、及び第2の記憶部に記 されている幅及び高さに基づいて生成した 形オブジェクトに所定のマークを付加して 形プレーンに配置するものとする。これに ると、ユーザに、表示された図形オブジェ トが本来のものではないことを知らせるこ ができる。

 また、好ましくは、図形制御部は、スト ーム処理部においてデコードエラーが発生 た図形オブジェクトのうち指定されたもの ついて、当該図形オブジェクトを透明にし 図形プレーンに配置する、あるいは、当該 形オブジェクトに代えて、第3の記憶部に記 憶されている図形オブジェクト又は第2の記 部に記憶されている幅及び高さに基づいて 成した図形オブジェクトを図形プレーンに 置するものとする。これによると、ユーザ 意思で、図形オブジェクトの表示切り替え さらには表示/非表示の切り替えをすること できる。

 以上説明したように本発明によると、図 プレーンとその他のプレーンとを合成して ジタルコンテンツの表示画面を生成するデ タ処理装置において、図形プレーンに配置 れる図形オブジェクトのデコードエラーが 生してもバッファをクリアすることなくエ ー復帰して図形オブジェクトを表示するこ ができる。

図1は、本発明の最良の実施形態に係る データ処理装置の構成図である。 図2は、図形PESのデータ構造を示す図で ある。 図3は、1ラインにデコードエラーが発 した場合の図形オブジェクトを示す図であ 。 図4は、多数ラインにデコードエラーが 発生した場合の図形オブジェクトを示す図で ある。 図5は、図形プレーンの表示例を示す図 である。 図6は、図形オブジェクトの表示切り替 え例を示す図である。

符号の説明

12 ストリーム処理部
13 制御情報バッファ(第2の記憶部)
14 図形オブジェクトバッファ(第1の記憶部)
15 図形制御部
16 図形プレーン
17 代替図形オブジェクトバッファ(第3の記憶 部)

 以下、本発明を実施するための最良の形 について、図面を参照しながら説明する。 1は、本発明の最良の実施形態に係るデータ 処理装置の構成を示す。PID(Packet Identifier)フ ルタ10は、動画PESや音声PESなどが多重化さ たTS(例えば、BD-ROMから読み出されたBDAV(Blu-ra y Disc Audio Video) MPEG-2 TS)パケットを受け、P IDごとにPESを分離する(DEMUX処理)。ここで、BDA V MPEG-2 TSは、動画PES、音声PES及び字幕PESの かに、メニュー呼び出しなどで画面に現れ ボタン(図形オブジェクト)を伝送するための 図形PESを含んでいる。ストリームデータバッ ファ11は、PIDフィルタ10によって分離された 形PESを一時的に蓄積する。

 図2は、図形PESのデータ構造を示す。図形 PESは一又は複数のセグメントから構成されて いる。制御情報セグメントは、図形オブジェ クトの表示時刻、ID、表示位置などを含んで る。色情報セグメントは、図形オブジェク を彩色するためのCLUT(Color LookUp Table)情報 含んでいる。図形オブジェクトセグメント 、図形オブジェクトのID、データサイズ、幅 及び高さ、ランレングスデータなどを含んで いる。ENDセグメントは、1フレームの最後を す情報を含んでいる。なお、各セグメント ヘッダには、セグメントの種別及び長さに する情報が格納されている。

 図1に戻り、ストリーム処理部12は、バッ ァ11から受けた図形PESのヘッダを解析して グメントの種類を判別し、各種類のセグメ トに対して所定の処理を行う。具体的には 制御情報セグメント又は色情報セグメント 場合には、ストリーム処理部12は、ペイロー ドに含まれる表示時刻、表示位置、CLUTを制 情報バッファ13に書き込む。図形オブジェク トセグメントの場合には、ストリーム処理部 12は、ペイロードに含まれるランレングスデ タをライン単位でデコードして図形オブジ クトバッファ14に書き込むとともに、当該 形オブジェクトの幅及び高さを制御情報バ ファ13に書き込む。

 図形制御部15は、図形オブジェクトバッ ァ14に記憶されている図形オブジェクトを制 御情報バッファ13に記憶されている制御情報( 表示時刻、表示位置、CLUTなど)に基づいて図 プレーン16に配置する。図形プレーン16は、 一又は複数の図形オブジェクトが配置される フレームメモリである。BDの場合、図形プレ ン16は、最大で1920×1080のサイズを持ち、24 ットカラー及び8ビットアルファで図形オブ ェクトをフルカラー及び半透明で表示可能 ある。図形プレーン16は、動画処理部20によ ってデコードされた動画フレームを保持する 動画プレーン21と合成されて表示画面として 力される。なお、字幕プレーンなども合成 れるが、ここでは説明を省略する。

 また、図形制御部15は、図形オブジェク バッファ14に記憶されている図形オブジェク ト以外にも、代替図形オブジェクトバッファ 17にあらかじめ用意されているさまざまなサ ズ、色、パターン、フォントで定義された 形オブジェクト、又は自ら生成した図形オ ジェクトを図形プレーン16に配置する。さ に、図形制御部15は、ユーザインタフェース 18からの指示に従って、図形オブジェクトの 示/非表示の切り替え、及び表示する図形オ ブジェクトの切り替えを行う。なお、これら については後述する。

 次に、ストリーム処理部12においてデコ ドエラーが発生した場合の本装置の動作に いて説明する。ランレングスデータが破損 ると、ランレングスデータが規格外のもの なってストリーム処理部12がランレングスデ ータをデコードすることができないか、又は 、デコードの結果得られたピクセルデータの ライン幅が定義されているものと異なること となる。このようなデコードエラーが発生し た場合、ストリーム処理部12は、次のライン らデコードを再開する。BDでは、図形オブ ェクトデータ中のランレングスデータにお て、各ラインデータの最後にライン終端を す符号が挿入されている。したがって、こ 符号を検出することで、デコードエラーが 生したラインの次のラインを容易に見つけ ことができる。

 また、デコードエラーが発生したとき、 トリーム処理部12は、正しくデコードでき かったラインのピクセルデータとしてダミ データを図形オブジェクトバッファ14に書き 込む。この結果、図3に示したように、図形 ブジェクトは、正しくデコードされたライ については本来のピクセルデータ101で、デ ードエラーが発生したラインについてはダ ーデータ102で、それぞれ表示されることと る。

 ダミーデータとして、白色、黒色、透明 などの一色のピクセルデータを用いること できる。特に、透明色のダミーデータを用 ることで、補完部分が目立ちにくくなる。 た、ダミーデータとして、デコードエラー 発生した一つ前のラインのピクセルデータ 用いてもよい。これにより、補完部分がも とも目立ちにくくなる。

 一つの図形オブジェクトにおいて複数ラ ンにデコードエラーが発生した場合、これ ラインをダミーデータで補完することも可 であるが、デコードエラーが発生したライ が比較的多い場合や、ライン終端を表すコ ドが欠損して定義された幅及び高さの図形 ブジェクトがデコードできなくなっている 合などには、デコードエラーが発生したラ ンから最終ラインまでをダミーデータで補 するとよい。すなわち、ストリーム処理部1 2は、所定数以上のラインにデコードエラー 発生したとき、そのデコードエラーが発生 たラインから最終ラインまでのピクセルデ タとしてダミーデータを図形オブジェクト ッファ14に書き込む。この結果、図4に示し ように、図形オブジェクトは、デコードエ ーが発生したラインの直前までは本来のピ セルデータ101で、デコードエラーが発生し ライン以降についてはダミーデータ102で、 れぞれ表示されることとなる。デコードエ ーの発生量の大小を判断するための所定数 、図形オブジェクトのライン数、すなわち 図形オブジェクトの高さに応じて決めても い。

 また、所定数以上のラインにデコードエ ーが発生したとき、ストリーム処理部12は 当該デコードエラーが発生した図形オブジ クトについてはデコード処理を中止し、次 図形オブジェクトの先頭ラインからデコー を再開する。具体的には、ストリーム処理 12は、次のスタートコード(0x000001)を見つけ までストリームデータをスキップする。そ て、スタートコードが検出できたならば、 トリームIDが0xBDであるか否かを判定し、も そうでなければさらに次のスタートコード 検索する。一方、ストリームIDが0xBDであれ 、そのストリームデータが図形オブジェク を含むか否かを判定し、もし図形オブジェ トを含んでいれば、その図形オブジェクト 先頭ラインからデコードを再開する。

 このように所定数以上のラインにデコー エラーが発生した場合には、ダミーデータ 補完した図形オブジェクトや途中でデコー を中断した図形オブジェクトを表示するよ も、まったく別の図形オブジェクトを表示 る方が好ましいことがある。すなわち、原 を留めないような図形オブジェクトを表示 るよりも、あらかじめ用意された別デザイ の図形オブジェクトを表示する方が好まし 。そこで、ストリーム処理部12は、所定数 上のラインにデコードエラーが発生したと 、当該図形オブジェクトについて多数のデ ードエラーが発生していることを示すエラ 情報を制御情報バッファ13に書き込む。そし て、図形制御部15は、制御情報バッファ13に 憶されているエラー情報を参照して、デコ ドエラーが多数発生している図形オブジェ トに代えて、代替図形オブジェクトバッフ 17に記憶されている図形オブジェクト、又は 自ら生成した図形オブジェクトを図形プレー ン16に配置する。前者の場合、制御情報バッ ァ13に記憶されている幅及び高さにもっと 近いサイズの図形オブジェクトを選択して 形プレーン16に配置する。後者の場合、制御 情報バッファ13に記憶されている幅及び高さ 基づいて一色又は所定のパターンで塗りつ した図形オブジェクトを生成して、又は基 となる図形オブジェクトテンプレートを拡 又は縮小して、図形プレーン16に配置する

 ダミーデータで補完した図形オブジェク 、代替図形オブジェクトバッファ17に記憶 れている図形オブジェクト、及び図形制御 15が生成した図形オブジェクトを表示する際 には、これらが本来の図形オブジェクトでは ないことを示すことが好ましい。そこで、図 形制御部15は、これら図形オブジェクトに所 のマークを付加して図形プレーン16に配置 る。図5は、図形プレーン16の表示例を示す 本例では、図形プレーン16に4つの図形オブ ェクトが配置されている。このうちダミー ータで補完した図形オブジェクト103にはマ ク104(本例では白抜き表示したアスタリスク) が付加されている。これにより、ユーザに、 表示された図形オブジェクトが本来のもので はないことを知らせることができる。なお、 本例では、マーク104を図形オブジェクト103の 枠内に付加しているが、マーク104は、図形オ ブジェクトの枠外に付加してもよい。

 また、ダミーデータで補完した図形オブ ェクト、代替図形オブジェクトバッファ17 記憶されている図形オブジェクト、及び図 制御部15が生成した図形オブジェクトについ ては、ユーザの意思で表示切り替え、さらに は表示/非表示の切り替えができることが好 しい。そこで、図形制御部15は、ユーザイン タフェース18を経由して与えられるユーザの 示に従って、図形オブジェクトの表示切り え、及び表示/非表示の切り替えを行う。図 6は、図形オブジェクトの表示切り替え例を す。中央上の図形プレーン16では、ダミーデ ータで補完された図形オブジェクト103が表示 されている。左下の図形プレーン16では、デ ードエラーが発生した図形オブジェクトに えて透明色の図形オブジェクト105が表示さ ている。すなわち、中央上の図形プレーン1 6における図形オブジェクト103が表示されな 状態となっている。右下の図形プレーン16で は、デコードエラーが発生した図形オブジェ クトに代えて別デザインの図形オブジェクト 106(代替図形オブジェクトバッファ17に記憶さ れている図形オブジェクト又は図形制御部15 生成した図形オブジェクト)が表示されてい る。これら3つの表示状態はユーザの指示に り相互に切り替え可能である。なお、ユー の好みで、図形オブジェクト106の色、パタ ン、フォントなどを自由に選択できるよう するとよい。

 以上のように、本実施形態に係るデータ 理装置によると、図形オブジェクトのデコ ドエラーが発生しても、次のライン以降か デコードが再開される。したがって、シス ムが暴走することなく、また、バッファを セットすることなくエラー復帰して図形オ ジェクトを表示することができる。

 本発明に係るデータ処理装置は、図形プ ーンに配置される図形オブジェクトのデコ ドエラーが発生してもバッファをクリアす ことなくエラー復帰して図形オブジェクト 表示することができるため、BDプレーヤ、BD レコーダ、磁気ディスクレコーダ、デジタル 放送受信装置、インターネット受信装置など に有用である。




 
Previous Patent: CONTROLLER OF ROTARY ELECTRIC MACHINE

Next Patent: DISPLAY CELL