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Patent Searching and Data


Title:
DATA TRANSFER CIRCUIT AND ITS ADJUSTING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/060533
Kind Code:
A1
Abstract:
A data transfer circuit comprises a buffer circuit having a first output circuit for outputting a signal and a first input circuit which is inputted with a signal, a test circuit having a second output circuit for outputting an input signal and a second input circuit for outputting a signal inputted from the second output circuit, and an adjustment circuit which provides a signal to the second output circuit of the test circuit and adjusts the output of the first output circuit of the buffer circuit based on the signal output from the second input circuit of the test circuit. Due to this structure, an output driver can be adjusted without controlling the transmitting and receiving direction of a signal of a bidirectional buffer.

Inventors:
TSUZUKI TOSHIHIDE (JP)
INOUE HIROTOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/071798
Publication Date:
May 14, 2009
Filing Date:
November 09, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
TSUZUKI TOSHIHIDE (JP)
INOUE HIROTOSHI (JP)
International Classes:
H04L25/03; H03K19/0175
Foreign References:
JPH04243349A1992-08-31
JP2006148389A2006-06-08
JP2000341177A2000-12-08
JP2000181591A2000-06-30
Attorney, Agent or Firm:
YOKOYAMA, Junichi (1-1 Kamikodanaka 4-chome, Nakahara-ku, Kawasaki-sh, Kanagawa 88, JP)
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Claims:
 出力回路及び入力回路を有する双方向バッファと、該出力回路の出力電圧を調整することが可能で、調整した出力電圧に対して前記入力回路の入力論理状態をモニタして、該モニタ結果に基づいて、前記出力回路の出力電圧を設定する調整回路を有することを特徴とするデータ転送回路。
 所定電圧の信号を出力する第一の出力回路を有するバッファ回路と、
 該所定電圧の信号を出力する第二の出力回路と、該第二の出力回路の出力が入力する入力回路とを有する試験回路と、
 該試験回路の該第二の出力回路に信号を入力し、該試験回路の該入力回路の出力する信号の電圧状態に基づいて、該バッファ回路の該第一の出力回路の出力を調整する調整回路と、
 を有することを特徴とするデータ転送回路。
 該調整回路は、該信号の電圧状態に基づいて、該第二の出力回路の出力を調整する調整信号を該第二の出力回路に入力することを特徴とする請求項2記載のデータ転送回路。
 該調整回路は、該第二の出力回路の出力が所定値よりも大きくなるように、該調整信号を変化させることを特徴とする請求項3記載のデータ転送回路。
 該調整回路は、該第二の出力回路の出力が所定値よりも小さくなるように、該調整信号を変化させることを特徴とする請求項3記載のデータ転送回路。
 該調整回路は、該第二の出力回路の出力が所定値よりも大きくなった時の該調整信号を該バッファ回路の該第一の出力回路に入力することを特徴とする請求項4記載のデータ転送回路。
 該調整回路は、該第二の出力回路の出力が所定値よりも小さくなった時の該調整信号を該バッファ回路の該第一の出力回路に入力することを特徴とする請求項5記載のデータ転送回路。
 該調整回路が調整した該第一の出力回路の出力を補正する補正回路を有することを特徴とする請求項2記載のデータ転送回路。
 データ転送回路に設けられた所定電圧の信号を出力する第一の出力回路を有するバッファ回路の調整方法において、
 該所定電圧の信号を出力する第二の出力回路と、該第二の出力回路の出力が入力する入力回路とを有する試験回路の該第二の出力回路に信号を入力し、
 該入力回路の出力する信号の電圧状態に基づいて、該バッファ回路の該第一の出力回路の出力を調整することを特徴とする調整方法。
 該信号の電圧状態に基づいて、該第二の出力回路の出力を調整する調整信号を該第二の出力回路に入力することを特徴とする請求項9記載の調整方法。
 該第二の出力回路の出力が所定値よりも大きくなるように、該調整信号を変化させることを特徴とする請求項10記載の調整方法。
 該第二の出力回路の出力が所定値よりも小さくなるように、該調整信号を変化させることを特徴とする請求項10記載の調整方法。
 該第二の出力回路の出力が所定値よりも大きくなった時の該調整信号を該バッファ回路の該第一の出力回路に入力することを特徴とする請求項11記載の調整方法。
 該第二の出力回路の出力が所定値よりも小さくなった時の該調整信号を該バッファ回路の該第一の出力回路に入力することを特徴とする請求項12記載の調整方法。
 調整した該第一の出力回路の出力を、さらに補正することを特徴とする請求項9記載の調整方法。
Description:
データ転送回路及びその調整方

 本発明は、双方向バスを使用して他のデ タ転送回路とデータの送受信を行うデータ 送回路及びその調整方法に関する。

 回路配線基板に複数のLSIを実装した電子 路装置では、端子数や配線の節減のために 双方向バスを使用したデータ転送回路が多 される。その場合、回路配線基板の双方向 スには、LSIに入出力回路として内蔵された 双方向バッファが接続される。双方向バッ ァは、入力状態、又は出力状態に制御され データ入出力機能を兼用する。双方向バッ ァ内の出力回路には、活性/非活性状態を制 御できるトライステート・バッファが利用さ れ、この出力バッファが非活性の状態とされ たとき、入力回路が双方向バス上の論理信号 を受信するように制御される。

 双方向バッファの入出力電圧、すなわち 方向バス上の信号論理振幅は、低消費電力 のため低減される傾向にある。論理振幅の さいデジタル信号を双方向バスで転送しよ とすると、寄生容量やノイズによる影響を け易い。そのため、双方向バッファでは、 力論理閾電圧に対して最適なマージンを有 る出力電圧に設定することが、ノイズ耐性 望ましい。入力閾値と出力電圧値の最適化 、データ転送速度向上や、消費電力低減な の観点でも望ましい。一方、双方向バッフ の入出力トランジスタの特性や入出力経路 インピーダンスは、LSIや配線基板の製造時 プロセス変動に影響され、設計値からのズ を生じる。また、完成した電子回路装置の 用環境、特に電源電圧や周囲温度等によっ 、最適な出力電圧値は異なってくる。よっ 、LSIを配線基板に実装した装置完成後に、 期の試験時または装置起動の都度、出力バ ファの出力電圧調整を行い、最適値に設定 ることが、最適マージン確保のためには望 しい。

 上記のような出力電圧の調整を適応的に 行する調整回路をLSIに内蔵させることが、 行技術において提案されている。

 これらの先行技術の調整回路では、双方 バスを介して対向する双方向バッファ対の 方を出力状態、他方を入力状態に制御した 態で、出力電圧の最適値を探索する。具体 には、一方の出力電圧の設定値を徐々に上 または下降させ、他方(入力回路)の論理閾 をモニタすることで、最適マージンとなる 力電圧の値を探索する。この調整操作のた には、双方向バッファ対の間で、入出力状 制御のため及び入力閾値をモニタするため 信号線及び端子が必要になる。これらの信 線や端子の追加は、配線基板やLSIのコスト 大、延いては電子装置の高価格化の要因と る。

 先行技術文献としては下記のものがある。

特開平11-017518号公報

特開2006-060751号公報

特開2007-036546号公報

 本発明の課題は、LSI端子やLSI間の制御用 信号配線を大幅に増加する必要なしに、双 向バッファの出力電圧を適応的に調整する 能を備えたデータ転送回路を提供すること ある。

 本発明は、データ転送回路は、出力回路 び入力回路を有する双方向バッファと、該 力回路の出力電圧を調整することが可能で 調整した出力電圧に対して前記入力回路の 力論理状態をモニタして、該モニタ結果に づいて、前記出力回路の出力電圧を設定す 調整回路を有することを特徴とする。

 また、本発明は、データ転送回路は、所 電圧の信号を出力する第一の出力回路を有 るバッファ回路と、該所定電圧の信号を出 する第二の出力回路と、該第二の出力回路 出力が入力する入力回路とを有する試験回 と、該試験回路の該第二の出力回路に信号 入力し、該試験回路の該入力回路の出力す 信号の電圧状態に基づいて、該バッファ回 の該第一の出力回路の出力を調整する調整 路とを有することを特徴とする。

 また、本発明は、該調整回路は、該信号 電圧状態に基づいて、該第二の出力回路の 力を調整する調整信号を該第二の出力回路 入力することを特徴とする。

 また、本発明は、該調整回路は、該第二 出力回路の出力が所定値よりも大きくなる うに、該調整信号を変化させることを特徴 する。

 また、本発明は、該調整回路は、該第二 出力回路の出力が所定値よりも小さくなる うに、該調整信号を変化させることを特徴 する。

 また、本発明は、該調整回路は、該第二 出力回路の出力が所定値よりも大きくなっ 時の該調整信号を該バッファ回路の該第一 出力回路に入力することを特徴とする。

 また、本発明は、該調整回路は、該第二 出力回路の出力が所定値よりも小さくなっ 時の該調整信号を該バッファ回路の該第一 出力回路に入力することを特徴とする。

 また、本発明は、該調整回路が調整した 第一の出力回路の出力を補正する補正回路 有することを特徴とする。

 本発明によれば、出力電圧の設定機構を やすことなく、低コストで、データ転送回 の最適な設定が可能となる。

情報処理装置のハードウェア構成を表 た図である。 双方向バッファと調整用双方向バッフ の関係を表した図(その1)である。 調整処理の流れを表した図である。 双方向バッファを表した図(その1)であ 。 双方向バッファを表した図(その2)であ 。 双方向バッファと調整用双方向バッフ の関係を表した図(その2)である。

符号の説明

0 情報処理装置
1 メモリ装置内のシステム制御装置
2、22 ユニット間インタフェース制御装置
4 CPU
10 プロセッサ装置
14、16 バス
18、908 双方向バス
20 メモリ装置
24 メモリコントローラ
26 メモリモジュール
30、40 デバイス
100、200、900、970 双方向バッファ
102、202、302、502、702、902、972 出力ドライバ
103、203、303、503、703 調整端子
104、204、402、602、704、904、974 入力バッファ
300、500 出力バッファ
700 調整用双方向バッファ
800、1000 OCD調整制御手段
802 補正手段
910、912、914 信号線

 以下に図面を用いて本実施形態について 明する。

 (情報処理装置)
 図1は、情報処理装置0を表す。情報処理装 0は、プロッセッサ装置10及びメモリ装置20か ら構成される。プロッセッサ装置10は、例え 、N+1個の中央処理装置(CPU:Central Processing Un it)4、各CPU4に接続されたユニット間インタフ ース制御装置2から構成される。メモリ装置 20は、例えば、N+1個のユニット間インタフェ ス制御装置22、メモリコントローラ24、メモ リモジュール26、各ユニット間インタフェー 制御装置22、メモリコントローラ24、メモリ モジュール26に接続されたメモリ装置内のシ テム制御装置1から構成される。

 CPU4は、データの書き込みや読み出し等の 命令をユニット間インタフェース制御装置2 送信する。ユニット間インタフェース制御 置2は、CPU4から受信した命令をユニット間イ ンタフェース制御装置22に転送する。ユニッ 間インタフェース制御装置22は、ユニット インタフェース制御装置2から転送された命 をメモリコントローラ24に送信する。メモ コントローラ24は、ユニット間インタフェー ス制御装置22から受信した命令に基づいて、 モリモジュール26へのメモリアクセスを行 、データの書き込み、読み出しを行う。メ リ装置内のシステム制御装置1は、ユニット インタフェース制御装置22やメモリコント ーラ24のデータの送受信方向を制御する。

 続いて、本実施形態におけるデータ転送 路について説明する。

 (送受信回路)
 図2に、双方向バッファ100及び200を表す。双 方向バッファ100は、出力ドライバ102及び入力 バッファ104から構成される。双方向バッファ 100は、例えば、ユニット間インタフェース制 御装置22に設けられている。また、双方向バ ファ200は、例えば、メモリコントローラ24 設けられている。出力ドライバ102はオフチ プドライバ(OCD:Off Chip Driver)を有している。 OCDとは、出力ドライバ102の出力を調整する機 能である。

 出力ドライバ102には、入力端A11から信号 入力する。出力ドライバ102は、メモリ装置 のシステム制御装置1から送信される双方向 バス制御信号に基づいて、信号を出力する。 双方向バッファ100が信号の送信側である場合 は、出力ドライバ102は信号を双方向バス18を じて、双方向バッファ200の入力バッファ204 出力する。双方向バッファ100が信号の送信 である場合、双方向バッファ200は信号の受 側となっている。そのため、入力バッファ2 04は、出力ドライバ102から入力する信号を出 端X12から出力する。一方、双方向バッファ1 00が信号の受信側である場合は、出力ドライ 102は信号を出力しない。この場合、双方向 ッファ200は信号の送信側となっているため 入力端A12から入力する信号を双方向バス18 通じて、双方向バッファ100の入力バッファ10 4に出力する。入力バッファ104は、出力ドラ バ202から入力する信号を出力端X11から出力 る。

 図2に、出力バッファ300を表す。例えば、 出力バッファ300は図1におけるユニット間イ タフェース制御装置22に設けられる。出力バ ッファ300は、出力ドライバ302から構成される 。出力ドライバ302はOCDを有する。出力ドライ バ302には、入力端A21から信号が入力する。出 力ドライバ302は、信号をバス14を介して入力 ッファ402に出力する。入力バッファ402は、 力ドライバ302から入力する信号を出力端X22 ら出力する。出力バッファ300は、例えば、 号の送信が完了したことを通知する信号を 力する。

 図2に、入力バッファ602を表す。例えば、 出力バッファ500は図1におけるユニット間イ タフェース制御装置22に設けられる。入力バ ッファ602には、出力バッファ500の出力ドライ バ502からバス16を介して信号が入力する。入 バッファ602は、出力ドライバ502から入力す 信号を出力端X32から出力する。なお、出力 ライバ502には、入力端A31から信号が入力す 。

 (試験回路)
 図2に、試験回路である調整用双方向バッフ ァ700を表す。調整用双方向バッファ700は、ユ ニット間インタフェース制御装置22及びメモ コントローラ24にそれぞれ設けられる。以 、ユニット間インタフェース制御装置22に設 けられた調整用双方向バッファ700について説 明する。調整用双方向バッファ700は出力ドラ イバ702及び入力バッファ704から構成される。 出力ドライバ702はOCDを有する。調整用双方向 バッファ700の出力は開放されており、他の双 方向バッファには接続されていない。そのた め、調整用双方向バッファ700の出力となる出 力ドライバ702の出力は入力バッファ704に入力 する。また、出力ドライバ702及び入力バッフ ァ704には、入力端A01及び出力端X01を介してOCD 調整制御手段800が接続されている。

 OCD調整制御手段800は、入力端A01から出力 ライバ702にハイ(High)信号又はロー(Low)信号 出力させるための信号を入力する。出力ド イバ702の出力は、入力バッファ704に入力す 。入力バッファ704は、出力ドライバ702から 力する信号に基づいて、ハイ信号又はロー 号を出力端X01を介してOCD調整制御手段800に 力する。また、OCD調整制御手段800は、調整 子703から出力ドライバ702の出力を調整する 整信号を入力する。OCD調整制御手段800は、 整端子703から入力する調整信号と、入力バ ファ704から入力する信号に基づいて、出力 ライバ702の出力を調整する。OCD調整制御手 800は、出力ドライバ702の出力が最適となっ 時に、調整端子703から入力ドライバ702に入 していた調整信号を双方向バッファ100、200 び出力バッファ300、500に適用する。具体的 は、OCD調整制御手段800は、当該調整信号を 整端子103、203及び303、503から出力ドライバ10 2、202及び出力ドライバ302、502に入力する。 れによれば、双方向バッファ100及び200と等 な調整用双方向バッファ700において決定し 出力ドライバの調整値を双方向バッファ100 の出力ドライバに適用することができる。 た、調整用双方向バッファ700は他の双方向 ッファに接続されていないため、任意のタ ミングで出力ドライバの出力の調整を行う とができる。また、出力先の双方向バッフ との間で、信号の送受信方向を決定するた の制御を行う必要がなくなるため、出力ド イバの出力の調整に要していた時間を短縮 ることができる。

 (フローチャート)
 以下に、図3を用いて、OCD調整制御手段800の 処理について説明する。

 ステップS001において、OCD調整制御手段800 は、調整用双方向バッファ700の出力ドライバ 702の出力の調整を開始するために、出力ドラ イバ702を調整モードに設定する。具体的には 、OCD調整制御手段800は、出力ドライバ702を調 整モードに設定するための信号を調整端子703 から出力ドライバ702に入力する。処理はステ ップS002へ移行する。

 ステップS002において、OCD調整制御手段800 は、出力ドライバ702のピーモス(PMOS:Positive ch annel Metal Oxide Semiconductor)の設定を開始する 処理はステップS003へ移行する。

 ステップS003において、OCD調整制御手段800 は、入力端A01から出力ドライバ702にハイ信号 を出力させるための信号を入力する。処理は ステップS004へ移行する。

 ステップS004において、入力バッファ704は 、出力ドライバ702から入力する信号がハイ信 号であるか否かを判定する。具体的には、入 力バッファ704が、出力ドライバ702から入力す る信号と、基準電圧とを比較することによっ て、ハイ信号であるか否かを判定する。出力 ドライバ702は、入力端A01からハイ信号を出力 させるための信号が入力すると、調整用双方 向バッファ700内の電源から電力を取得して、 ハイ信号を出力する。例えば、スタブ・シリ ーズ・ターミネーテッド・ロジック18(SSTL:Stub  Series Terminated Logic)双方向バッファでは、0. 9[V]が基準電圧となる。そして、本実施形態 は、0.9[V]に0.25[V]を加算した1.15[V]以上の信号 がハイ信号となる。また、ここで、SSTL18双方 向バッファでは、当該電源は1.8[V]の電圧を供 給している。入力バッファ704は、出力ドライ バ702から入力する信号が1.15[V]以上であるか かを判定する。入力バッファ704は、入力す 信号が1.15[V]以上であれば、ハイ信号を出力 X01を通じてOCD調整制御手段800に出力する。 た、入力バッファ704は、後述するように入 する信号が0.65[V]以下であれば、ロー信号を 出力端X01を通じてOCD調整制御手段800に出力す る。出力端X01が出力する信号がハイ信号であ る場合は、出力ドライバ702のエヌモス(NMOS:Neg aive channel Metal Oxide Semiconductor)を調整する め、処理はステップS007へ移行する。一方、 力端X01が出力する信号がハイ信号でない場 は、出力ドライバ702の出力を調整するため 処理はステップS005へ移行する。

 ステップS005において、OCD調整制御手段800 は、調整端子703から出力ドライバ702に入力す る調整信号の値(DRVP)が最大であるか否かを判 定する。本実施形態では、調整端子703からは 例えば、4ビットの調整信号が出力ドライバ70 2に入力する。具体的には、「0000」、「0001」 、…「1111」が順次入力する。このように調 信号を変化させることで、出力ドライバ702 出力をステップ状に調整する。そして、出 ドライバ702にハイ信号を出力させるための 号が入力した場合、出力ドライバ702が1.15[V] 上の信号を出力するように調整している。 お、入力する調整信号のビット数は任意の で良い。調整信号の値が最大値である場合 、処理はステップS007へ移行する。一方、調 整信号の値が最大値でない場合は、処理はス テップS006へ移行する。

 ステップS006において、OCD調整制御手段800 は、調整信号の値をインクリメントして調整 端子703から出力ドライバ702に調整信号を入力 する。ここで、インクリメントとは、例えば 、入力している調整信号が「0000」であれば 新たに入力する調整信号を「0001」とするこ である。処理はステップS004へ戻る。

 ステップS004において、OCD調整制御手段800 が、出力端X01から入力する信号がハイ信号で あると判定すると、PMOSの調整設定が完了し 処理はステップS007へ移行する。一方、OCD調 制御手段800が、出力端X01から入力する信号 ハイ信号でないと判定すると、処理はステ プS005及びステップS006に移行する。そして 上述したように、調整信号の値を変化させ 、出力ドライバ702の出力が最適になるよう 調整する。

 ステップS007において、OCD調整制御手段800 は、出力ドライバ702のNMOSの設定を開始する 処理はステップS008へ移行する。

 ステップS008において、OCD調整制御手段800 は、入力端A01から出力ドライバ702にロー信号 を出力させるための信号を入力する。SSTL18双 方向バッファでは、例えば、0.9[V]から0.25[V] 減算した0.65[V]以下の信号がロー信号となる 処理はステップS009へ移行する。

 ステップS009において、入力バッファ704は 、出力ドライバ702から入力する信号がロー信 号であるか否かを判定する。具体的には、入 力バッファ704は、出力ドライバ702から入力す る信号と、基準電圧とを比較することによっ て、ロー信号であるか否かを判定する。ここ では、ステップS004において説明したように 基準信号の電圧は0.9[V]であるため、入力バ ファ704は、入力する信号の電圧が0.65[V]以下 あるか否かを判定する。入力する信号の電 が0.65[V]以下である場合は、処理はステップ S012へ移行する。一方、入力する信号の電圧 0.65[V]以下でない場合は、処理はステップS010 へ移行する。

 ステップS010において、OCD調整制御手段800 は、調整端子703から出力ドライバ702に入力す る調整信号の値(DRVN)が最大であるか否かを判 定する。調整端子703からは4ビットの調整信 が入力する。調整信号を変化させることで 出力ドライバ702の出力をステップ状に調整 る。調整信号の値が最大値である場合は、 理はステップS012へ移行する。一方、調整信 の値が最大値でない場合は、処理はステッ S011へ移行する。

 ステップS011において、OCD調整制御手段800 は、調整信号の値をインクリメントして、調 整端子703から出力ドライバ702に入力する。処 理はステップS009へ戻る。

 ステップS009において、OCD調整制御手段800 が、調整端子703から入力する信号がロー信号 であると判定すると、NMOSの調整設定が完了 、処理はステップS012へ移行する。一方、OCD 整制御手段800が、出力端X01から入力する信 がロー信号でないと判定すると、処理はス ップS010及びステップS011に移行する。そし 、上述したように、調整信号の値を変化さ て、出力ドライバ702の出力が最適になるよ に調整する。

 ステップS012において、OCD調整制御手段800 は、ステップS004において取得した調整信号 値及びステップS009において取得した調整信 の値を双方向バッファ100及び出力バッファ3 00に適用する。具体的には、OCD調整制御手段8 00は、調整信号を出力ドライバ102には調整端 103から、出力ドライバ302には調整端子303か それぞれ入力する。処理はステップS013へ移 行する。これによれば、調整用双方向バッフ ァ700で調整した出力ドライバの調整信号を双 方向バッファ100及び出力バッファ300に適用す ることができるため、調整用双方向バッファ 700において調整信号を取得した後、即座に双 方向バッファ100及び出力バッファ300を使用可 能にすることができる。また、OCD調整制御手 段800は、ステップS005及びステップS010におい 、調整信号の値が最大値になってしまった 合は、その時点で調整の終了と判定する。

 ステップS013において、OCD調整制御手段800 は、出力ドライバ702の出力の調整を終了する ために、出力ドライバ702の調整モードを解除 する。具体的には、OCD調整制御手段800は、出 力ドライバ702の調整モードを解除するための 信号を調整端子703から出力ドライバ702に入力 する。処理は終了する。

 なお、前記調整制御手段800は、当技術分 では周知の任意のプロセッサやシーケンサ 利用して、前記した図3のフローチャートの プログラムステップを実行させるファームウ ェアを実装することで実現できる。この調整 制御手段800としてのプロセッサまたはシーケ ンサは、大規模集積回路(LSI:Large Scale Integrat ion)であるユニット間インタフェース制御装 22やメモリコントローラ24等に内蔵させるの 望ましい。

 (本実施形態の有効性)
 最後に本実施形態の有効性について説明す 。例えば、図4に表したような双方向バッフ ァを考える。このような双方向バッファでは 、まず、OCD調整制御手段1000が信号線910及び91 2を介して双方向バッファ900がそれぞれ入力 態となるように制御する。次に、出力ドラ バを調整する順番を決めて、それぞれの双 向バッファが同時に調整を行うことのない うに制御する必要がある。例えば、デバイ 30に設けられた双方向バッファ900の出力ドラ イバ902が入力端Aから入力する信号を双方向 ス908を通じて、デバイス40に設けられた双方 向バッファ970の入力バッファ974に出力する。 入力バッファ974は入力する信号を出力端Xか 出力する。また、例えば、デバイス40に設け られた双方向バッファ970の出力ドライバ972が 入力端Aから入力する信号を双方向バス908を じて、デバイス30に設けられた双方向バッフ ァ900の入力バッファ904に出力する。入力バッ ファ974は入力する信号を出力端Xから出力す 。また、例えば、図5に表したようなディー ィーアールツーエスディーラム(DDR2-SDRAM:Doub le Data Rate2-Synchronous Dynamic Random Access Memory )のOCD機能を考える。このOCD機能は、片側の バイス(DDR2-SDRAMの場合はメモリ制御装置)が 信号線914を介してデバイス30とデバイス40の 方の調整を制御しなければならない。

 これに対して、本実施形態によれば、調 用双方向バッファ700は他の双方向バッファ 接続されていないため、信号の出力先の双 向バッファの状態に関わらず、任意のタイ ングで出力ドライバの出力の調整を行うこ ができる。また、出力先の双方向バッファ 信号の送受信方向の制御を行う必要がなく る。そのため、送受信方向の制御にかかっ いた時間を短縮して、出力ドライバの調整 号を他の双方向バッファに適用することが きるため、システムが起動するまでに要す 時間を短縮することができる。

 以上の実施の形態は、本実施形態をより く理解させるために具体的に説明したもの あって、別形態を制限するものではない。 って、要旨を変更しない範囲で変更可能で る。

 本実施形態では、調整用双方向バッファ7 00を他の双方向バッファと接続しないのでで 調整用双方向バッファ700と、調整対象の双 向バッファ及び出力ドライバとの間で調整 号に誤差が生じる可能性がある。そこで、 6に表したように、調整信号を補正する補正 手段を設ける。

 補正手段802以外は、上述したものと同様 のでその説明を省略する。補正手段802は、 整対象の双方向バッファ及び出力ドライバ それぞれ接続された双方向バッファ及び入 バッファの入力負荷と、プリント板上の配 負荷分に相当する設定値を補正値として設 する。そして、補正手段802は、OCD調整制御 段が決定した調整信号を当該補正値に基づ て補正する。補正値の算出方法としては、 えば、以下の方法がある。調整信号による 力の変動量と、接続バッファの入力負荷と リント板配線負荷とから補正値をシミュレ ションによって算出する。また、例えば、 正値を手動、または自動で設定変更し、実 の信号波形を測定して補正値を算出する。 た、固定値をデフォルトとして設定してお ても良い。