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Patent Searching and Data


Title:
DISEASE NAME INPUT ASSISTING PROGRAM, METHOD, AND DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087738
Kind Code:
A1
Abstract:
A novel disease name input assisting technique using a schema is disclosed. Specifically, an acquisition step of acquiring data on the type of a schema selected by the user and identification data on the region of the schema specified by the user and storing them in a storage, a search step of searching a disease name knowledge storage section where the schema type data, the schema region identification data, and the inputted disease name are stored while associated with one another by using the stored schema type data and schema region identification data as search data to extract the applicable disease name, and a presenting step of presenting the extracted disease name as an input candidate disease name to the user are executed.

Inventors:
TAKEUCHI KIYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/050808
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
January 19, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
TAKEUCHI KIYOSHI (JP)
International Classes:
G16H70/60; G16H10/60
Foreign References:
JP2006318154A2006-11-24
JP2001312524A2001-11-09
JP2004287815A2004-10-14
JP2002297374A2002-10-11
JP2002304467A2002-10-18
JP2003108665A2003-04-11
JPH08263568A1996-10-11
Other References:
FUJITSU LTD.: "Hope/Dr'note Denshi Karte System Sosa Guide 1", vol. 5TH ED., 2004, GAIRAI GYOMU, pages: 167 - 171, XP003023220
FUJITSU LTD.: "HOPE/Dr'Note Denshi Karte System Sosa Guide 2", vol. 5TH ED., 2004, MASTER TOROKU, pages: 132 - 137, XP003023221
Attorney, Agent or Firm:
HARADA, Kazuo (1-6 Kitasaiwai 2-chome,Nishi-ku, Yokohama-shi, Kanagawa 04, JP)
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Claims:
 ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって特定された当該シェーマの部位の識別データとを取得し、記憶装置に格納する取得ステップと、
 シェーマの種別データと当該シェーマの部位の識別データと入力された病名とが関連付けられて格納されている病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記シェーマの種別データと前記シェーマの部位の識別データとで検索し、該当する病名を抽出する検索ステップと、
 抽出された前記病名を入力候補病名として前記ユーザに提示する提示ステップと、
 をコンピュータに実行させるための病名入力支援プログラム。
 ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって選択され且つ前記シェーマ上に配置されたスタンプの種別データとを取得し、記憶装置に格納する取得ステップと、
 シェーマの種別データと当該シェーマに配置されたスタンプの種別データと入力された病名とが関連付けられて格納されている病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記シェーマの種別データと前記スタンプの種別データとで検索し、該当する病名を抽出する検索ステップと、
 抽出された前記病名を入力候補病名として前記ユーザに提示する提示ステップと、
 をコンピュータに実行させるための病名入力支援プログラム。
 前記取得ステップにおいて、前記シェーマの部位に配置されたスタンプの種別データを取得し、前記記憶装置に格納し、
 前記検索ステップにおいて、前記病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記スタンプの種別データでさらに検索する
 請求項1記載の病名入力支援プログラム。
 前記病名ナレッジ格納部がレコード毎に頻度データを格納しており、
 複数の病名が前記検索ステップにおいて抽出された場合には、前記提示ステップにおいて、前記病名ナレッジ格納部に格納されている前記頻度データが大きい値の順で病名を提示する
 請求項1又は2記載の病名入力支援プログラム。
 前記ユーザから病名の入力を受け付けるステップと、
 前記ユーザによって入力された病名と、前記ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって特定された当該シェーマの部位の識別データとを関連付けて前記病名ナレッジ格納部に格納するステップと、
 をさらにコンピュータに実行させるための請求項1記載の病名入力支援プログラム。
 前記ユーザから病名の入力を受け付けるステップと、
 前記ユーザによって入力された病名と、ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって選択され且つ前記シェーマ上に配置されたスタンプの種別データとを関連付けて前記病名ナレッジ格納部に格納するステップと、
 をさらにコンピュータに実行させるための請求項2記載の病名入力支援プログラム。
 前記シェーマの部位の識別データが、前記ユーザによって前記シェーマ上にスタンプが配置されることによって又は前記ユーザによって前記シェーマ上に記入が行われることによって特定される
 請求項1記載の病名入力支援プログラム。
 ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって特定された当該シェーマの部位の識別データとを取得し、記憶装置に格納する取得ステップと、
 シェーマの種別データと当該シェーマの部位の識別データと入力された病名とが関連付けられて格納されている病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記シェーマの種別データと前記シェーマの部位の識別データとで検索し、該当する病名を抽出する検索ステップと、
 抽出された前記病名を入力候補病名として前記ユーザに提示する提示ステップと、
 を含み、コンピュータにより実行される病名入力支援方法。
 ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって選択され且つ前記シェーマ上に配置されたスタンプの種別データとを取得し、記憶装置に格納する取得ステップと、
 シェーマの種別データと当該シェーマに配置されたスタンプの種別データと入力された病名とが関連付けられて格納されている病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記シェーマの種別データと前記スタンプの種別データとで検索し、該当する病名を抽出する検索ステップと、
 抽出された前記病名を入力候補病名として前記ユーザに提示する提示ステップと、
 を含み、コンピュータにより実行される病名入力支援方法。
 ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって特定された当該シェーマの部位の識別データとを取得し、記憶装置に格納する取得手段と、
 シェーマの種別データと当該シェーマの部位の識別データと入力された病名とが関連付けられて格納されている病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記シェーマの種別データと前記シェーマの部位の識別データとで検索し、該当する病名を抽出する検索手段と、
 抽出された前記病名を入力候補病名として前記ユーザに提示する提示手段と、
 を有する病名入力支援装置。
 ユーザによって選択されたシェーマの種別データと、前記ユーザによって選択され且つ前記シェーマ上に配置されたスタンプの種別データとを取得し、記憶装置に格納する取得手段と、
 シェーマの種別データと当該シェーマに配置されたスタンプの種別データと入力された病名とが関連付けられて格納されている病名ナレッジ格納部を前記記憶装置に格納されている前記シェーマの種別データと前記スタンプの種別データとで検索し、該当する病名を抽出する検索手段と、
 抽出された前記病名を入力候補病名として前記ユーザに提示する提示手段と、
 を有する病名入力支援装置。
Description:
病名入力支援プログラム、方法 び装置

 本発明は、電子カルテシステムに関し、 り詳しくは病名の入力を支援するための技 に関する。

 医師が診療行為を行う際、その行為に即 た病名を遅滞なくカルテに記入又は電子カ テシステムの病名登録機能によって入力す ことが義務付けられている。しかし、現状 病名登録機能における病名の入力支援機能 しては、カルテ記載上の文字情報から該当 名を推論するといったものが一般的であっ 。

 例えば、特開平8-263568号公報には、診療 における病名の診断支援の自動化と、迅速 確率の高い病名を推定できるようにするた の技術が開示されている。具体的には、患 の主訴をもとに看護婦が主訴・症状を症状 力画面より入力する。それを元に推定病名 検査ファイルを検索し、該推定病名・検査 患者別主訴別病名・検査ファイルに出力す 。医師が検査オーダ発行時、患者別主訴別 名・検査ファイルに登録した必要検査を表 し、追加・変更して検査オーダを発行する 検査オーダの中の検体検査オーダを受けて 体検査システムより出された検体検査結果 元に推定病名を判断し、登録する。主訴・ 状からの推定病名と検体検査結果からの推 病名から確率の高い推定病名を明示する。

 また、特開2003-108665号公報には、経験の ない医師が診断をしたり、医師が専門外の 断をする場合にも、医師がより正確な診断 することができ、適正な治療、投薬、検査 を実施できるようにするための技術が開示 れている。病院、医院、診療所等に設置さ 、医師が診察する際等においてカルテの内 を入力し、電子カルテとして送信するクラ アント装置を設ける。データセンターに設 され、医師からクライアント装置を介して 信される電子カルテを蓄積し、電子カルテ ら診断名、所見、検査値等のキーワードを 出し、互いに関連付けされた新たなデータ ースにそれらデータを蓄積するサーバー装 を設ける。クライアント装置とサーバー装 とをネットワークを介して接続して診療支 システムを構成する。

 さらに、特開2003-122845号公報には、医療 関に大量に蓄積されている症例情報データ ースに対して、症状の出現パターンを検索 ーとして検索を行い、症状リスト同士の類 度を個別に比較することによって、類似度 高い症例群や診断名群を正確に抽出するた の技術を開示している。具体的には、医療 の症例情報を格納した症例情報データベー と、そのデータベースから所定の症例情報 抽出する検索手段を有した医療情報の検索 ステムにおいて、(a)症例の症状を入力する 状リスト入力手段と、(b)入力された症状リ トを症状の有無、程度などの尺度により症 ベクトルに変換する症状ベクトル変換手段 、(c)検索したい症例と既に症例情報データ ースに記録されている各症例の症状ベクト の類似度を計算する類似度計算手段とを備 たものである。

 一方、特開2006-318154号公報には、利用者が 者の病名を選択する際に、シェーマ画像を 用することによって、容易に目的の病名を 択できるようにするための技術が開示され いる。具体的には、利用者からのシェーマ 像選択指示を受け付ける選択指示受付手段 、選択指示受付手段によって受け付けられ シェーマ画像選択指示に基づき、シェーマ 像をレベルごとに管理するシェーマ情報記 手段から対応するシェーマ画像を抽出する ェーマ画像抽出手段と、シェーマ画像抽出 段によって抽出されたシェーマ画像のレベ に対応する病名を、病名情報をレベルに対 付けて管理する病名情報記憶手段から抽出 る病名抽出手段と、シェーマ画像抽出手段 よって抽出されたシェーマ画像と、病名抽 手段によって抽出された病名とを表示する 示手段とを有する。なお、シェーマ画像の ベルとは、全体、腹部、胃といったものを している。

特開平8-263568号公報

特開2003-108665号公報

特開2003-122845号公報

特開2006-318154号公報

 しかしながら、カルテの文字情報をベー に病名を推定する技術では、カルテに含ま る特徴的な画像情報であるシェーマの情報 用いられず、十分な精度で病名を提示でき いない。

 また、上で述べたシェーマを用いる病名 出技術では、シェーマの情報を十分活用で ているとは言えない。

 従って、本発明の目的は、シェーマを用 る新規の病名入力支援技術を提供すること ある。

 また、本発明の他の目的は、シェーマの 報を十分に活用して病名抽出精度を向上さ るための技術を提供することである。

 本発明の第1の態様に係る病名入力支援方 法は、ユーザによって選択されたシェーマの 種別データと、ユーザによって特定された当 該シェーマの部位の識別データとを取得し、 記憶装置に格納する取得ステップと、シェー マの種別データと当該シェーマの部位の識別 データと入力された病名とが関連付けられて 格納されている病名ナレッジ格納部を記憶装 置に格納されているシェーマの種別データと シェーマの部位の識別データとで検索し、該 当する病名を抽出する検索ステップと、抽出 された上記病名を入力候補病名としてユーザ に提示する提示ステップとを含む。

 シェーマの種別データだけではなく、例 ば特定のスタンプが配置されたり記入が行 れたシェーマの部位の識別データ(例えば領 域コード)を用いるため、シェーマの特徴的 データをベースに病名を抽出できるように る。すなわち、ユーザに対して精度の高い 名候補を提示できるようになる。

 本発明の第2の態様に係る病名入力支援方 法は、ユーザによって選択されたシェーマの 種別データと、ユーザによって選択され且つ シェーマ上に配置されたスタンプの種別デー タとを取得し、記憶装置に格納する取得ステ ップと、シェーマの種別データと当該シェー マに配置されたスタンプの種別データと入力 された病名とが関連付けられて格納されてい る病名ナレッジ格納部を記憶装置に格納され ているシェーマの種別データとスタンプの種 別データとで検索し、該当する病名を抽出す る検索ステップと、抽出された上記病名を入 力候補病名としてユーザに提示する提示ステ ップとを含む。

 このような方法であっても、シェーマの 別データだけではなく、腫瘍や出血などを すスタンプの種別データを用いるため、シ ーマの特徴的なデータをベースに病名を抽 できるようになる。すなわち、すなわち、 ーザに対して精度の高い病名候補を提示で るようになる。

 本発明の第1の態様においては、取得ステ ップにおいて、シェーマの部位に配置された スタンプの種別データを取得し、記憶装置に 格納するようにしてもよい。そして、検索ス テップにおいて、病名ナレッジ格納部を記憶 装置に格納されている上記スタンプの種別デ ータでさらに検索するようにしてもよい。さ らに精度の高い病名候補を提示できるように なる。すなわち、医師の業務効率向上を図る ことができるようになる。

 また、病名ナレッジ格納部がレコード毎 頻度データを格納するようにしてもよい。 して、複数の病名が検索ステップにおいて 出された場合には、提示ステップにおいて 病名ナレッジ格納部に格納されている頻度 ータが大きい値の順で病名を提示するよう してもよい。このようにすれば、より確か しい病名候補を選択しやすくなる。

 また、本発明の第1の態様において、ユー ザから病名の入力を受け付けるステップと、 ユーザによって入力された病名と、ユーザに よって選択されたシェーマの種別データと、 ユーザによって特定された当該シェーマの部 位の識別データとを関連付けて病名ナレッジ 格納部に格納するステップとをさらに含むよ うにしてもよい。このようにすれば、病名ナ レッジが蓄積され、より精度の向上を図るこ とができるようになる。

 さらに、本発明の第2の態様において、ユ ーザから病名の入力を受け付けるステップと 、ユーザによって入力された病名と、ユーザ によって選択されたシェーマの種別データと 、ユーザによって選択され且つシェーマ上に 配置されたスタンプの種別データとを関連付 けて病名ナレッジ格納部に格納するステップ とをさらに含むようにしてもよい。

 なお、本病名入力支援方法をコンピュー に実行させるためのプログラムを作成する とができ、このプログラムは、例えばフレ シブルディスク、CD-ROM、光磁気ディスク、 導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体 は記憶装置に格納される。また、ネットワ クなどを介してデジタル信号として配信さ る場合もある。尚、中間的な処理結果はメ ンメモリ等の記憶装置に一時保管される。

図1は、本発明の実施の形態におけるシ ステム概要を示す図である。 図2は、電子カルテシステムの機能ブロ ック図である。 図3は、カルテDBに格納されるデータの 例を示す図である。 図4は、個人病名DBに格納されるデータ 一例を示す図である。 図5は、病名ナレッジDBに格納されるデ タの一例を示す図である。 図6は、雛形部位マスタに格納されるデ ータの一例を示す図である。 図7は、スタンプマスタに格納されるデ ータの一例を示す図である。 図8は、シェーマを選択するための画面 例を示す図である。 図9は、選択したシェーマを表示する画 面例を示す図である。 図10は、シェーマにスタンプを貼り付 る操作を説明するための図である。 図11は、シェーマに記入を行った例を す図である。 図12は、病名入力支援処理の処理フロ を示す図である。 図13は、病名候補の表示画面例を示す である。 図14は、病名ナレッジDBに登録する処 の処理フローを示す図である。 図15は、コンピュータの機能ブロック である。

 図1に本発明の一実施の形態に係るシステ ム概要図を示す。例えば病院内のLAN(Local Area  Network)であるネットワーク1には、医師など より操作されるパーソナルコンピュータ(PC) である複数のユーザ端末3(図1では3a及び3b)と 本実施の形態における主要な処理を実施す 電子カルテシステム5とが接続されている。 なお、ユーザ端末3は、例えばウェブ(Web)ブラ ウザ又は専用のクライアント・アプリケーシ ョンにて電子カルテシステム5と通信を行う うになっている。以下では、このようなク イアント・サーバ・システムで実施する例 説明するが、スタンドアロン型のシステム して実施する場合もある。

 図2に電子カルテシステム5の機能ブロッ 図を示す。電子カルテシステム5は、シェー についてのデータを格納する雛形部位マス 58と、シェーマについて配置される腫瘍や れなどについてのスタンプについてのデー を格納するスタンプマスタ59と、雛形部位マ スタ58及びスタンプマスタ59を用いてユーザ 末3に電子カルテの入力を行わせるためのデ タを送信し、ユーザ端末3から電子カルテの 入力データを受信するなど電子カルテシステ ム5の周知の基本機能を実現するための電子 ルテエディタ51と、電子カルテエディタ51に って入力された電子カルテのデータを格納 るカルテDB52と、病名の入力を支援するため のデータを蓄積する病名ナレッジDB57と、電 カルテエディタ51に対して入力したデータを 基に病名ナレッジDB57を用いてユーザの病名 力を支援するための処理をユーザ端末3に対 て実施する病名入力ナビゲータ55と、患者 病名についてのデータを蓄積する個人病名DB 53と、病名入力ナビゲータ55が受信した、患 の病名についての入力データを病名入力ナ ゲータ55から受信し、個人病名DB53に登録す 個人病名登録ツール54と、カルテDB52及び個 病名DB53のデータを用いて病名ナレッジDB57に 登録すべき推論データを抽出し、病名ナレッ ジDB57に登録する病名ナレッジ抽出部56とを有 する。

 次に、カルテDB52に格納されるデータの一 例を図3に示す。図3の例では、患者IDと、日 と、シート番号と、内科や外科などの科と 記載テキスト情報と、記載オーダ情報と、 載シェーマ情報などが登録されている。本 施の形態では、記載シェーマ情報を主に使 するので、記載シェーマ情報のみ説明して く。シェーマNOは、1の電子カルテで使用さ るシェーマのシリアル番号を表す。雛形部 コードは、使用されているシェーマの種別 表す。雛形部位名は、使用されているシェ マの名称を表す。扱う患部のスタンプコー は、使用されているスタンプの種別を表す 扱う患部のスタンプ名称は、使用されてい スタンプの名称を表す。貼り付け記録領域 、スタンプやユーザによる記入があった部 の領域コードを表す。

 個人病名DB53に格納されるデータの一例を 図4に示す。図4の例では、患者IDと、開始日 、病名と、病名コードと、転帰日と、転帰 分などが登録されるようになっている。病 については、以下で説明する病名入力支援 理によって入力されたものであるか、医師 よって入力されたものである。

 病名ナレッジDB57に格納されるデータの一 例を図5に示す。図5の例では、抽出キーとな 推論行為コードと、関連病名と、病名コー と、頻度カウントとが登録されるようにな ている。推論行為コードは、関連病名に対 する、例えばシェーマの雛形部位コード、 タンプコード及び貼り付け記録領域のコー とを連結した形となっている。シェーマ以 の要素を基に推論データを生成した場合も 同様に関連病名に対応するコードなどを連 した形となる。

 雛形部位マスタ58に格納されるデータの 例を図6に示す。図6の例では、雛形部位コー ドと雛形部位名とが対応付けられている。ま た、スタンプマスタ59に格納されるデータの 例を図7に示す。図7の例では、スタンプコ ドとスタンプ名とが対応付けられている。

 次に、図8乃至図14を用いて、図1及び図2 示したシステムの処理内容について説明す 。

 まず、電子カルテエディタ51は、図8に示 ような画面をユーザ端末3の表示装置に表示 させる。図8の画面は、使用するシェーマを 択する画面であって、タブによって一覧か 選択することも、検索を行うことができる うになっている。また、図8は一覧からシェ マを選択する場面を示しており、ボタンに って、お気に入りの一覧、共通の一覧、科 の一覧を切替えられる。図8は科別の一覧を 示しており、科別に登録済みのシェーマを画 面の右側に表示させるようになっている。図 8では呼吸器内科の標準のシェーマが3つ示さ ている。図8のようなシェーマは雛形部位マ スタ58からデータを読み出して提示する。医 などは今回電子カルテに使用するシェーマ マウスポインタによって選択する。このマ スポインタによる選択によって、電子カル エディタ51によって雛形部位コード及び雛 部位名が特定される。

 図8におけるシェーマの選択に応じて、電 子カルテエディタ51は、図9のような画面をユ ーザ端末3の表示装置に表示させる。図9の画 では、シェーマタイトルの表示欄と、ファ ル操作などのボタン群と、描画ツールのボ ン群901と、シェーマの表示欄と、スタンプ 選択欄902と、他のスタンプを表示させるた のスタンプ選択ボタンと、入力内容をクリ するためのボタンと、入力を確定させるた の確定ボタンと、ウインドウを閉じるため 閉じるボタンとが含まれる。描画ツールの タン群901は、シェーマに対して自由に描画 行うためのツールを選択するために用いら る。また、スタンプの選択欄902は、アザ、 けど、切り傷など予め定められた症状など シェーマ上に記すためのマーク(すなわちス タンプ)を列挙するものである。スタンプマ タ59のデータを用いて表示する。また、シェ ーマの表示欄では、描画ツールで書き込みを 行った部位やスタンプを貼り付けた部位を特 定するために区画割りが行われており、図9 例では縦方向がA乃至Fに分割され、横方向が 1から8に分割されているが、他の分割態様で 画分割しても良い。

 次に、医師などが「腫れ」というスタン を貼り付ける場合を図10を用いて説明する 医師などは、ユーザ端末3を操作して「腫れ というスタンプをドラッグし、該当する部 にドロップする。このとき、電子カルテエ ィタ51は、いずれのスタンプが選択された 、すなわちスタンプコード及びスタンプ名 特定すると共に、当該スタンプがドロップ れた区画(「E7」)のコードをも特定する。な 、図10のような画面で作成されたシェーマ 画像は、そのものもカルテDB52などに格納さ る。

 また、図11に示すように、スタンプを用 ずとも医師などが描画ツールを用いて自由 シェーマ上に書き込みを行うことも可能で る。図11の例では、ペンで区画B6に腫瘍の絵 描き込むようにしている。この場合、電子 ルテエディタ51は、書き込みを行った区画 ードを貼り付け記載領域コードとして特定 る。

 このような入力操作を実施すると、電子 ルテエディタ51は、シェーマの雛形部位コ ド、スタンプコード及び貼り付け記載領域 ードなどを特定し、病名入力ナビゲータ55に 出力する。病名入力ナビゲータ55及び個人病 登録ツール54は、図12に示すような病名入力 支援処理を実施する。

 病名入力ナビゲータ55は、電子カルテの ータを電子カルテエディタ51から受け付け( テップS1)、雛形部位コードが含まれている 判断する(ステップS3)。雛形部位コードが含 れていない場合には、何もせずに処理を終 するか、従来から用いられている文字ベー の病名抽出処理を実施する。

 一方、雛形部位コードが含まれている場 には、シェーマの雛形部位コードを特定し 例えばメインメモリなどの記憶装置に格納 る(ステップS5)。そして、スタンプコードが 含まれているか判断する(ステップS7)。スタ プコードが含まれている場合には、当該ス ンプコード及びスタンプが貼り付けられた り付け記載領域のコードを特定し、例えば インメモリなどの記憶装置に格納する(ステ プS15)。そして、雛形部位コード+スタンプ ード+貼り付け記載領域のコードで病名ナレ ジDB57の推論行為コードの列を検索し、該当 する関連病名及び病名コードを抽出し、例え ばメインメモリなどの記憶装置に格納する( テップS17)。この抽出処理では、複数の関連 名が抽出される場合もある。その場合には 頻度カウントが高い順番にソートする。そ て、抽出結果を個人病名登録ツール54に出 する。個人病名登録ツール54は、抽出結果を ユーザ端末3に出力し、推論候補病名表示画 をユーザ端末3に表示させる(ステップS19)。

 例えば、図13に示すような画面がユーザ 末3の表示装置に表示される。図13の例では 「下葉肺癌」と「肺炎」という候補病名が 挙されており、それぞれに「登録」ボタン 設けられている。上でも述べたが候補病名 頻度カウントが高い順に列挙されている。

 このような表示が行われれば、医師など 過去の入力結果から推論された、より確か しい候補病名を参照することができ、該当 るものがあれば、選択するだけで病名を電 カルテに登録することができるようになる 従来では、文字情報又はシェーマのみで推 していたが、本実施の形態ではその症状を り的確に表すスタンプなど及び貼り付け記 領域を用いて、より確度の高い病名候補を 示することができる。

 一方、スタンプコードが含まれていない 合には、自由記載が含まれているかを貼り け記載領域のコードが含まれているか否か 判断する(ステップS9)。貼り付け記載領域が 含まれておらず、自由記載が含まれていない 場合には、何もせずに処理を終了するか、従 来から用いられているシェーマのみの推論又 は文字ベースの病名抽出処理を実施する。

 自由記載が含まれている場合には、描画 ールによる書き込みが行われた区画である り付け記載領域のコードを特定し(ステップ S11)、例えばメインメモリなどの記憶装置に 納する。そして、雛形部位コード+貼り付け 載領域のコードで病名ナレッジDB57の推論行 為コードの列を検索し、該当する関連病名及 び病名コードを抽出し、例えばメインメモリ などの記憶装置に格納する(ステップS13)。そ てステップS19に移行する。

 このような処理を実施しても、シェーマ けではなく、貼り付け記載領域を用いて、 り確度の高い病名候補を提示することがで るようになる。

 なお、ステップS13及びS17では、完全一致 けではなく、部分一致についても含めて抽 するようにしても良い。

 また、ユーザ端末3を操作する医師などは 、図13に示したような画面から適切と思われ 病名を特定し、対応する「登録」ボタンを リックすると、個人病名登録ツール54は、 ーザ端末3から「登録」ボタンに対応する病 及び病名コードを取得し、個人病名DB53に登 録する。図4に示したように、個人病名DB53に 、入力している電子カルテのデータに含ま る患者IDと、病名及び病名コードなどが登 される。

 次に、病名ナレッジ抽出部56の処理につ て図14を用いて説明する。まず、病名ナレッ ジ抽出部56は、電子カルテのレコードを読み す(ステップS21)。例えば、新規に登録され 電子カルテのレコードを読み出す。そして シェーマの雛形部位コードが含まれている 判断する(ステップS23)。シェーマを用いない 電子カルテもあるので、シェーマの雛形部位 コードが含まれない場合には、何もしないで 処理を終了するか又は従来と同様の処理を実 施して処理を終了する。

 一方、雛形部位コードが含まれる場合に 、当該雛形部位コードを特定し、例えばメ ンメモリなどの記憶装置に格納する(ステッ プS25)。そして、スタンプコードが含まれて るか判断する(ステップS27)。スタンプコード が含まれていない場合には、自由記載がある か否かを貼り付け記載領域のコードが含まれ ているかで判断する(ステップS29)。貼り付け 載領域のコードが含まれておらず自由記載 存在していないと判断された場合には、何 しないで処理を終了するか又は従来と同様 処理を実施して処理を終了する。

 一方、貼り付け記載領域のコードが含ま ている場合には、貼り付け記載領域のコー を特定し、メインメモリなどの記憶装置に 納する(ステップS31)。そして、電子カルテ データに含まれる患者ID及び日付のデータで 、個人病名DB53を検索し、病名を特定し、例 ばメインメモリなどの記憶装置に格納する( テップS35)。その後、ステップS31を経由した 場合には、雛形部位コード+貼り付け記載領 のコードで推論行為コードを構成し、病名 レッジDB57を当該推論行為コード及び病名で 索し、同一レコードが登録済みであるか判 し、登録済みであれば頻度カウントを1イン クリメントし、未登録であれば頻度カウント 「1」の新規レコードを病名ナレッジDB57に登 するようにして、病名ナレッジDB57を更新す る(ステップS37)。そして処理を終了する。

 ステップS27でスタンプコードが含まれる 判断された場合には、スタンプコード及び り付け記載領域のコードを特定し、例えば インメモリなどの記憶装置に格納する(ステ ップS33)。そして、ステップS35に移行する。 お、ステップS37では、ステップS33を経由し 場合は、雛形部位コード+スタンプコード+貼 り付け記載領域のコードで推論行為コードを 構成し、病名ナレッジDB57を当該推論行為コ ド及び病名で検索し、同一レコードが登録 みであるか判断し、登録済みであれば頻度 ウントを1インクリメントし、未登録であれ 頻度カウント「1」の新規レコードを病名ナ レッジDB57に登録するようにして、病名ナレ ジDB57を更新する(ステップS37)。

 以上のような処理を実施すれば、図12で 明した病名入力支援処理において用いられ データが病名ナレッジDB57に蓄積されるよう なる。

 すなわち、電子カルテシステム5を利用す れば利用するほど、病名ナレッジDB57のデー が蓄積され、頻度カウントの値が高くなっ レコードを提示できるようになり、提示で る病名候補の精度も上がるようになる。

 以上本発明を説明したが、本発明はこれ 限定されるものではない。例えば、図2に示 した機能ブロックは、必ずしも実際のプログ ラムモジュール構成と一致しない場合もある 。

 また、上で述べた例ではシェーマに関連 るデータだけで推論行為コードを構成して るが、他の密接に関連する文字データを組 合わせるようにしても良い。

 さらに、画面例を示したが、例にすぎず の画面構成を採用するようにしても良い。

 また、電子カルテシステム5を1台のコン ュータで構成するようにしても良いし、複 台のコンピュータで構成するようにしても い。また、電子カルテサーバ5の機能を、ASP( Application Service Provider)によってサービス提 する場合もある。

 なお、ユーザ端末3及び電子カルテシステ ム5は、コンピュータ装置であって、図15に示 すように当該コンピュータ装置においては、 メモリ2501(記憶部)とCPU2503(処理部)とハードデ ィスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接 される表示制御部2507とリムーバブル・ディ ク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515と ットワークに接続するための通信制御部2517 とがバス2519で接続されている。オペレーテ ング・システム(OS)及びWebブラウザを含むア リケーション・プログラムは、HDD2505に格納 されており、CPU2503により実行される際にはHD D2505からメモリ2501に読み出される。必要に応 じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517 、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作 行わせる。また、処理途中のデータについ は、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2 505に格納される。このようなコンピュータは 、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハード エアとOS及び必要なアプリケーション・プ グラムとが有機的に協働することにより、 で述べたような各種機能を実現する。