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Title:
DISPLAY PANEL, LAYERED DISPLAY ELEMENT, AND METHOD OF MANUFACTURING THE DISPLAY ELEMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/111214
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are a display panel that can be easily aligned at a layering position with another display panel even when a common alignment mark is provided on each display panel, a layered display element, and a method of manufacturing the display element. The display panel has a pair of substrates (1, 3) disposed facing each other across display material layers (11B, 11G, 11R), pixels (2) arranged on the substrates (1, 3) within those planes of the substrates (1, 3) which are generally parallel to the substrate surfaces, and alignment marks (21B, 21G, 21R, 23B, 23G, 23R, 25B, 25G, 25R) used for positional alignment in the layering of display panels and linearly disposed at predetermined intervals on at least either of the pair of substrates (1, 3) and formed in different shapes.

Inventors:
FUKUDA MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/055244
Publication Date:
September 18, 2008
Filing Date:
March 15, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
FUKUDA MAKOTO (JP)
International Classes:
G02F1/13; G02F1/1347
Foreign References:
JP2003015555A2003-01-17
JP2002221699A2002-08-09
JP2001042353A2001-02-16
JP2003255391A2003-09-10
JPH10239700A1998-09-11
JPH06167719A1994-06-14
Attorney, Agent or Firm:
MORIOKA, Masaki (Iwai Bldg. 4th Floor16-5, Shimizu 1-chom, Suginami-ku Tokyo 33, JP)
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Claims:
 表示材料層を挟んで対向配置された一対の基板と、
 前記基板の基板面と平行な面内に設けられた複数の画素と、
 積層する際に位置合わせするために、前記一対の基板の少なくとも一方に所定の間隔で直線状に配列され、異なる形状に形成された複数のアライメントマークと
 を有することを特徴とする表示パネル。
 請求項1記載の表示パネルにおいて、
 前記複数のアライメントマークは、前記複数の画素を駆動する電極が延びる方向と平行に配列されていること
 を特徴とする表示パネル。
 請求項1又は2に記載の表示パネルにおいて、
 前記所定の間隔は、画素ピッチの整数倍の距離と等しいこと
 を特徴とする表示パネル。
 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
 前記アライメントマークは、前記一対の基板の両対向面に接触して形成されていること
 を特徴とする表示パネル。
 請求項4記載の表示パネルにおいて、
 前記両対向面に接触して前記一対の基板の間隔を保持するスペーサを有し、
 前記アライメントマークは、前記スペーサと同一の形成材料で同層に形成されていること
 を特徴とする表示パネル。
 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
 前記複数の画素は、ドットマトリクス状に設けられていること
 を特徴とする表示パネル。
 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
 前記表示材料層は、コレステリック相を形成する液晶を有していること
 を特徴とする表示パネル。
 複数の表示パネルを積層した積層型表示素子であって、
 前記表示パネルは請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示パネルであること
 を特徴とする積層型表示素子。
 請求項8記載の積層型表示素子において、
 前記表示パネルは、前記複数の画素で形成された画素領域を備え、
 隣り合って積層される前記表示パネルの画素領域同士は、前記アライメントマークが配列された方向にずれていること
 を特徴とする積層型表示素子。
 表示材料層を挟んで対向配置された一対の基板と、前記基板の表示面に沿って設けられた複数の画素と、積層する際に位置合わせするために、前記一対の基板の少なくとも一方に所定の間隔で直線状に配列され、異なる形状に形成された複数のアライメントマークとを有する複数の表示パネルを作成し、
 前記複数の表示パネルを重ね合わせ、
 隣り合う前記表示パネルにそれぞれ形成された、異なる形状の前記アライメントマーク同士を位置合わせし、
 前記複数の表示パネルを接着すること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項10記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記複数の画素を駆動する電極が延びる方向と平行に配列されるように前記複数のアライメントマークを形成すること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項10又は11に記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記所定の間隔は、画素ピッチの整数倍の距離と等しいこと
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項10乃至12のいずれか1項に記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記一対の基板の両対向面に接触させて前記アライメントマークを形成すること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項13記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記両対向面に接触して前記一対の基板の間隔を保持するスペーサと同一の形成材料で同時に同層に前記アライメントマークを形成すること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項10乃至14のいずれか1項に記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記複数の画素を、ドットマトリクス状に設けること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項10乃至15のいずれか1項に記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記表示材料層に、コレステリック相を形成する液晶を用いること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項16記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記複数の画素で形成された画素領域同士を前記アライメントマークが配列された方向にずらして前記表示パネル同士を積層すること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
 請求項10乃至17記載の積層型表示素子の製造方法において、
 前記各表示パネルに形成された前記アライメントマークを同一視野内で視認し、
 前記表示パネルを移動させて前記アライメントマーク同士を位置合わせすること
 を特徴とする積層型表示素子の製造方法。
Description:
表示パネル、積層型表示素子及 その製造方法

 本発明は、積層された複数の表示パネル 有する積層型表示素子及びその製造方法に する。

 今後、電源供給が無くても表示画像の保 が可能で、表示内容を電気的に書き換え可 な電子ペーパーが急速に普及すると予想さ ている。電子ペーパーは、電源を切断して メモリ表示可能な超低消費電力と、目に優 く疲れない反射型の表示と、紙のような可 性を有するフレキシブルで薄型の表示体と 実現することを目指して研究が進められて る。電子ペーパーの応用としては、電子書 、電子新聞及び電子ポスター等が考えられ いる。

 電子ペーパーは、表示方式の違いにより 電気泳動方式、ツイストボール方式、電気 学方式及び液晶方式等に分類される。電気 動方式は、帯電粒子を空気中や液体中で移 させる方式である。ツイストボール方式は 二色に色分けされた帯電粒子を回転させる 式である。電気化学方式は、電界を印加し 際に電気化学反応により着色、消色又は変 する表示材料を電極間に挟んだ構造を有す 表示素子を用いる方式である。液晶表示素 は、液晶層をそれぞれ画素電極と対向電極 で挟んだ構造を有する非自発光型の表示素 である。

 電子ペーパーのカラー表示において圧倒的 有利なのが、液晶表示素子(液晶ディスプレ イ)を用いる液晶方式である。液晶方式の中 も、コレステリック相が形成される液晶組 物(コレステリック液晶又はカイラルネマテ ク液晶と称される。以下、「コレステリッ 液晶」という)を用いるコレステリック液晶 方式が有利である。コレステリック液晶方式 は、液晶に印加する電圧の調節により、液晶 分子の螺旋ピッチに応じた所定波長の光が選 択的に液晶層で反射される干渉反射状態(プ ーナ状態)と、液晶層に反射波長の選択性が われて入射光のほとんどが透過する透過状 (フォーカルコニック状態)とに液晶の状態 切り換えることができる。これら2つの状態 電圧除去後にも長時間安定して保持される で、コレステリック液晶方式は無電源でも 像を保持することができる。また、表示画 のカラー化という点では、コレステリック 晶方式は3色の液晶表示パネルを重ね合わせ て用いることができる。これにより、コレス テリック液晶方式は、背面に黒色の光吸収層 を設けることにより、全ての液晶表示パネル を透過状態とすれば黒色表示が可能になり、 必要な色の液晶表示パネルを干渉反射状態と すれば、カラー表示が可能になる。
 また、電気化学方式も、入射光を透過させ 透明状態と反射または吸収状態とを切り換 ることができるため、コレステリック液晶 式と同じように表示パネルを重ね合わせて いることにより、カラー表示が可能となる

 一方、液晶方式及び電気化学方式を除く の方式では、光を透過状態にすることはで ない。よって、当該他の方式でカラー表示 行う場合は、表示面に例えば赤(R)、緑(G)及 青(B)の3色に塗り分けたカラーフィルターを 配置して、各画素を3つの副画素に分割する 要がある。このため、当該他の方式では、 レステリック液晶方式と比較して、明度が1/ 3となる。従って、バックライトやフロント イトを持たない反射型の表示素子の中で、 にコレステリック液晶方式や電気化学方式 用いた積層型表示素子は、明るい表示が得 れ、カラー表示の点で圧倒的に優位である

 複数の表示パネルが積層された積層型表 素子においては、各色の表示パネルを積層 る際に、各表示パネルの画素の重ね合わせ 置のずれが生じないように各表示パネルの 内方向の位置を位置合わせして貼り合わせ 必要がある。各表示パネルの面内方向の位 がずれると、画素の重ね合わせ位置がずれ ので、色ずれや明るさの低下が生じ、文字 画像のエッジ部のシャープさが損なわれる これにより、良好な表示品質が得られなく る。

 各表示パネルの重ね合わせ位置を位置合 せ(整合)するためには、通常、各表示パネ にアライメントマークを形成して、作業者 、顕微鏡(マイクロスコープ)等により拡大し て視認しながら行う。このとき、表示パネル 間で各アライメントマークの位置が所定の位 置関係になるように各表示パネルの位置が位 置合わせされる。しかしながら、各表示パネ ルに同じ形状のアライメントマークを形成し た場合には、複数の重なった状態のアライメ ントマークが、上下どちらの表示パネルに対 応しているのかが区別できない。このため、 いずれかの表示パネルを少し動かし、動いた 方のアライメントマークが動かした方の表示 パネルに対応すると判断して区別するため、 余分な作業が必要となり、作業効率が悪い。 さらに、アライメントマークをCCD(Charge-Coupled  Device)カメラで撮像し、撮像した画像を画像 処理することにより、各アライメントマーク の位置を検出する場合にも、重なった状態の アライメントマークの区別がつかず、重ね合 わせ位置を位置合わせさせることが困難であ る。

 重なった状態のアライメントマークの区別 つかないといった問題を解決するためには 表示パネル毎で異なる形状のアライメント ークを形成して重ね合わせれば、効率よく ね合わせ位置を位置合わせすることが可能 ある。
 また、積層型表示素子では、各表示パネル 一対の電極板を貼り合せた構造を有してい ことにより、ある程度の厚さがある。この め、積層された2つの表示パネルの厚さが厚 くなると、アライメントマークを同時に視認 することが困難であり、これが重ね合わせ位 置の位置精度の低下や、位置合わせ作業に要 する時間の長時間化に繋がる。

 特許文献1には、積層された2つの表示パネ のアライメントマークを同時に視認するこ が困難であるといった課題を解決すべく、 ライメントマークの視認性を向上する方法 開示されている。図17は、特許文献1に開示 れた従来の液晶表示素子400を模式的に示す 面図である。図17に示すように、液晶表示素 子400は、複数の液晶表示パネル413の透明基板 401のそれぞれにダミー端子形成部418を形成し 、これらのダミー端子形成部418を相互に隣位 する液晶表示パネル413の端子形成部に対応す る位置に形成し、かつ端子形成部およびダミ ー端子形成部418にパネル積層時の位置合わせ に用いるアライメントマーク419を形成するよ うになっている。
 また、図示は省略するが、特許文献2には、 アライメントマークの形状を同心円の円環状 とする方法が開示されている。いずれの方法 であっても、透明電極材料でアライメントマ ークを形成しているため、コントラストが低 くなってしまうことにより十分な視認性が得 られない。

 十分な視認性が得られないといった課題を 決すべく、特許文献3には、表示パネル513の 表示領域Eの外にも電極518、519を形成し、表 パネル513を積層した時に表示領域E外に形成 れた電極518、519に電圧を印加して発色また 消色させることにより周囲とのコントラス を形成し、アライメントマークとする方法 開示されている。図18は、特許文献3に開示 れた従来の液晶表示素子500を模式的に示す 面図である。図18に示すように、液晶表示 子500は、表示用の電極の端子群に隣接して 示用の端子群よりも狭い巾の1以上の位置合 せ用の端子518を形成し、この位置合わせ用 端子518をシール内まで延長して本来の表示 域E外の部分で対向している電極519との間で 位置合わせ表示を可能となっている。

特開2003-295148号公報

特開2001-343916号公報

特許第2548560号公報

 表示パネルの表示領域外に位置合わせ用の 極を形成してアライメントマークとする方 は、透明電極を形成する材料でアライメン マークを形成しただけの場合と比較して視 性に優れる。しかしながら、電極に電圧を 加しなければならないため、電極の端子部 電圧印加用の回路を配線する必要があり、 示パネルを製造するときの作業効率が低下 てしまう。
 また、表示パネルの電極基板が端子部脇で ならないで1枚になっている領域に、アライ メントマークを形成する方法や、アライメン トマークの形状を同心円の円環状とする方法 では、表示パネル毎にアライメントマークの 形状が異なっている。このため、各表示パネ ルを製造する際に、アライメントマークの形 成プロセスを変える必要が生じてしまう。特 に、異なる色を表示する複数の液晶表示パネ ルを積層した積層型液晶表示素子では、各液 晶パネルは基板間に封入される液晶のみが異 なり、電極板やシール壁材、封止材などのそ の他の部材の構成、レイアウトを同じにする ことができる。このため、すべての表示パネ ルでアライメントマークの形成プロセスを共 通化できれば、製造効率が非常に向上する。

 本発明の目的は、各表示パネルに共通の ライメントマークを設けた場合であっても 各表示パネルの重ね合わせ位置を容易に位 合わせすることのできる表示パネル、積層 表示素子及びその製造方法を提供すること ある。

 上記目的は、表示材料層を挟んで対向配 された一対の基板と、前記基板の基板面と 行な面内に設けられた複数の画素と、積層 る際に位置合わせするために、前記一対の 板の少なくとも一方に所定の間隔で直線状 配列され、異なる形状に形成された複数の ライメントマークとを有することを特徴と る表示パネルによって達成される。

 上記本発明の表示パネルにおいて、前記 数のアライメントマークは、前記複数の画 を駆動する電極が延びる方向と平行に配列 れていることを特徴とする。

 上記本発明の表示パネルにおいて、前記 定の間隔は、画素ピッチの整数倍の距離と しいことを特徴とする。

 上記本発明の表示パネルにおいて、前記 ライメントマークは、前記一対の基板の両 向面に接触して形成されていることを特徴 する。

 上記本発明の表示パネルにおいて、前記 対向面に接触して前記一対の基板の間隔を 持するスペーサを有し、前記アライメント ークは、前記スペーサと同一の形成材料で 層に形成されていることを特徴とする。

 上記本発明の表示パネルにおいて、前記 数の画素は、ドットマトリクス状に設けら ていることを特徴とする。

 上記本発明の表示パネルにおいて、前記 示材料層は、コレステリック相を形成する 晶を有していることを特徴とする。

 上記目的は、複数の表示パネルを積層し 積層型表示素子であって、前記表示パネル 上記本発明の表示パネルであることを特徴 する積層型表示素子によって達成される。

 上記本発明の積層型表示素子において、 記表示パネルは、前記複数の画素で形成さ た画素領域を備え、隣り合って積層される 記表示パネルの画素領域同士は、前記アラ メントマークが配列された方向にずれてい ことを特徴とする。

 上記目的は、表示材料層を挟んで対向配 された一対の基板と、前記基板の表示面に って設けられた複数の画素と、積層する際 位置合わせするために、前記一対の基板の なくとも一方に所定の間隔で直線状に配列 れ、異なる形状に形成された複数のアライ ントマークとを有する複数の表示パネルを 成し、前記複数の表示パネルを重ね合わせ  隣り合う前記表示パネルにそれぞれ形成 れた、異なる形状の前記アライメントマー 同士を位置合わせし、前記複数の表示パネ を接着することを特徴とする積層型表示素 の製造方法によって達成される。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記複数の画素を駆動する電極が びる方向と平行に配列されるように前記複 のアライメントマークを形成することを特 とする。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記所定の間隔は、画素ピッチの 数倍の距離と等しいことを特徴とする。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記一対の基板の両対向面に接触 せて前記アライメントマークを形成するこ を特徴とする。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記両対向面に接触して前記一対 基板の間隔を保持するスペーサと同一の形 材料で同時に同層に前記アライメントマー を形成することを特徴とする。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記複数の画素を、ドットマトリ ス状に設けることを特徴とする。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記表示材料層に、コレステリッ 相を形成する液晶を用いることを特徴とす 。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記複数の画素で形成された画素 域同士を前記アライメントマークが配列さ た方向にずらして前記表示パネル同士を積 することを特徴とする。

 上記本発明の積層型表示素子の製造方法 おいて、前記各表示パネルに形成された前 アライメントマークを同一視野内で視認し 前記表示パネルを移動させて前記アライメ トマーク同士を位置合わせすることを特徴 する。

 本発明によれば、各表示パネルに共通の ライメントマークを設けた場合であっても 各表示パネルの重ね合わせ位置を容易に位 合わせすることのできる表示パネル、積層 表示素子を実現できる。

本発明の第1の実施の形態による表示パ ネルを表示面側から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態による表示パ ネルであって、図1のA-A線で切断した断面構 を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の断面図である。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の製造方法であって、吸着基板及び 表示パネル等を概略的に示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の製造方法であって、図4のA-A線で 断した断面図である。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の製造方法であって、CCDカメラによ って撮像される画像を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の製造方法であって、吸着基板の移 動後にCCDカメラによって撮像される画像を示 す模式図である。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の製造方法であって、3枚の表示パ ルを位置合わせする工程を示す模式図であ 。 本発明の第1の実施の形態による積層型 表示素子の製造方法であって、位置合わせさ れた3枚の表示パネルを模式的に示す平面図 ある。 比較例を示す図である。 別の比較例を示す図である。 別の比較例の表示パネルを3層積層し 積層型表示素子を模式的に示す断面図であ 。 本発明の第1の実施の形態による表示 ネル13を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態による積層 表示素子の断面図である。 本発明の第2の実施の形態による積層 表示素子の製造方法であって、3枚の表示パ ルを位置合わせする工程を示す模式図であ 。 本発明の第2の実施の形態による積層 表示素子の製造方法であって、位置合わせ れた3枚の表示パネルを模式的に示す平面図 ある。 特許文献1に開示された従来の液晶表 素子を模式的に示す平面図である。 特許文献3に開示された従来の液晶表 素子を模式的に示す平面図である。

符号の説明

 1 ガラス基板(基板)
 2 画素
 3 ガラス基板(基板)
 4 画素領域
 8 透明電極ライン(電極)
 9 透明電極ライン(電極)
 11 表示材料層
 13、13B、13G、13R 表示パネル
 21、21B、21G、21R アライメントマーク小(ア イメントマーク)
 23、23B、23G、23R アライメントマーク中(ア イメントマーク)
 25、25B、25G、25R アライメントマーク大(ア イメントマーク)
 28 スペーサ
 100 積層型表示素子
 200 積層型表示素子
 201 樹脂基板(基板)
 203 樹脂基板(基板)
 I1、I2 間隔
 P 画素ピッチ

〔第1の実施の形態〕
 本発明の第1の実施の形態による表示パネル 、積層型表示素子及びその製造方法について 図1乃至図9を用いて説明する。
 図1は、本実施の形態による表示パネルを表 示面側から見た平面図である。図2は、図1のA -A線で切断した断面構成を示す断面図である
 本実施形態における表示パネル13は、主に 層されて用いられる。例えば、青色、緑色 び赤色を表示可能な3枚の表示パネル13を積 することにより、カラー表示が可能となる

 表示パネル13は、図1に示すように、矩形の 形状に形成され、画像等を表示可能な画素 域4が中央に設けられている。表示パネル13 、一対の矩形のガラス基板1、3、シール壁5 表示材料層11及びアライメントマーク群7を えている。
 一対のガラス基板1、3は、図2に示すように 表示材料層11を挟んで対向配置されている ガラス基板1、3は、例えば縦横の長さが10(cm) ×8(cm)の大きさに切断したガラスを用いてい が、ガラスに代えてポリカーボネート(PC)や リエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチ ンナフタレート(PEN)、ポリエーテルスルホン (PES)、シクロオレフィンポリマー(COP)等の樹 で形成され、十分な可撓性を有するフィル 基板(樹脂基板)を使用することもできる。本 実施の形態では、ガラス基板1、3はいずれも 光性を有しているが、複数の表示パネル13 積層した場合には、表示面側から見て最下 に配置される表示パネル13のガラス基板3は 透光性であってもよい。

 これら一対のガラス基板1、3の間には、 ラス基板1とガラス基板3とが重なり合ってい る領域の外周に沿って、この重なり合ってい る領域を密封するためのシール壁5と液晶を 入するための封止口6(図1参照)とが設けられ いる。これにより、ガラス基板1とガラス基 板3との間に、コレステリック相を形成する 晶が封入されて表示材料層11が形成される。

 また、一対のガラス基板1、3のうち、表示 側に配置されたガラス基板1の基板面には、 ラス基板3側に、矢印C方向に平行に延びる 数の透明電極ライン8が設けられている。
 一方、表示面と反対側に配置されたガラス 板3の基板面には、ガラス基板1側に、矢印D 向(図1参照)に平行に延びる複数の透明電極 イン9が設けられている。なお、本実施形態 では、矢印C方向と矢印D方向とは略直交して るが、透明電極ライン8と透明電極ライン9 が交わる角度は90°(度)以外の角度であって よい。
 各透明電極ライン8と各透明電極ライン9と 交差部毎には、複数の画素2が形成されてい 。これら複数の画素2は、例えば、ガラス基 板1の基板面に平行な面内にドットマトリク 状に設けられている。各画素2は、図示せぬ ライバIC(Integrated Circuit)の制御下で通電す 透明電極ライン8、9が表示材料層11を駆動す ことによって駆動され、画素領域4に種々の 画像を表示可能に設けられている。

 また、一対のガラス基板1、3の間には、 実施形態における表示パネル13を他の表示パ ネルと積層するときに、積層される他の表示 パネルと位置合わせするためのアライメント マーク群7が設けられている。このアライメ トマーク群7は、シール壁5の内側で、一対の ガラス基板1、3の両対向面に接触して形成さ ており、両対向面の間隔に等しい高さで形 されている。アライメントマーク群7は、例 えば接着性を有する部材であり、基板1、3の 方に接着されている。なお、本実施形態に けるアライメントマーク群7は、一対のガラ ス基板1、3の両対向面に接触して形成されて るが、いずれか一方のガラス基板1、3のみ 接触して形成されていてもよい。

 アライメントマーク群7は、例えばフォト リソグラフィ法を用いて形成することができ る。より具体的には、一方のガラス基板1(3) に、アクリル系感光性樹脂等のフォトレジ トを塗布する。次に、フォトレジストを必 に応じてベークした後、フォトレジストに してマスク露光、洗浄を行うフォトリソグ フィプロセスにより、アライメントマーク 7を形成する。アライメントマーク群7の形成 材料としては、ポジ型またはネガ型の光硬化 型樹脂(フォトレジスト)や熱硬化型樹脂を好 に用いることができる。

 アライメントマーク群7は、図1に示すよう 、異なる形状に形成された3つのアライメン マーク小21、アライメントマーク中23及びア ライメントマーク大25を備えている。
 アライメントマーク小21は、ガラス基板1、3 の表面に対して垂直な方向にガラス基板1、3 に延びる中実円柱形状に形成されている。 のアライメントマーク小21は、表示面に垂 な方向から見て、中実円形状に形成されて る。
 アライメントマーク中23は、アライメント ーク小21の直径よりも大きな径の内径を有し 、ガラス基板1、3の表面に対して垂直な方向 ガラス基板1、3間に延びる中空円柱形状に 成されている。アライメントマーク中23は、 表示面に垂直な方向から見て、アライメント マーク小21の直径よりも大きな径の内径を有 る環形状に形成されている。
 アライメントマーク大25は、アライメント ーク中23の外径よりも大きな径の内径を有し 、ガラス基板1、3の表面に対して垂直な方向 ガラス基板1、3間に延びる中空円柱形状に 成されている。アライメントマーク大25は、 表示面に垂直な方向から見て、アライメント マーク中23の外径よりも大きな径の内径を有 る中空円形状となるように形成されている
 これらアライメントマーク21、23、25は、表 面に垂直な方向から見て、同心円に重ね合 されたときに、アライメントマーク小21の 周をアライメントマーク中23が囲み、アライ メントマーク中23の外周をアライメントマー 大25が囲むようにそれぞれ形成されている
 なお、アライメントマーク小21、アライメ トマーク中23及びアライメントマーク大25の 面形状は、円形状、環(リング)形状、正方 形状、L字形状、十字形状又は鍵型形状等、 意の形状とすることができる。

 アライメントマーク群7は、表示パネル13 対角線上にある2つの角部近傍(図中左上と 下)に設けられている。各アライメントマー 群7は、矢印C方向に沿って、上からアライ ントマーク大25、アライメントマーク中23及 アライメントマーク小21の順にそれぞれ設 られている。すなわち、アライメントマー 大25、アライメントマーク中23及びアライメ トマーク小21は、ガラス基板1に設けられた 明電極ライン8が延びる方向と略平行に、矢 印C方向に沿って一直線状に配列されている

 また、アライメントマーク小21の中心と ライメントマーク中23の中心との間隔I1、及 、アライメントマーク中23の中心とアライ ントマーク大25の中心との間隔I2は、図2に示 すように、ガラス基板1、3の表面に沿った面 で等しい距離(I1=I2)に形成されている。ここ で、間隔I1を求める際のアライメントマーク 位置を決定する点は、例えば、アライメン マークの重心であったり、L字形状のアライ メントマークを用いた場合にはその角部であ ったり、任意に設定することができる。これ ら距離I1及び距離I2は、透明電極ライン9の矢 C方向における画素ピッチPの略2倍の距離と しい距離(I1=I2=2P)で設けられている。なお、 本実施形態における画素ピッチPは、隣り合 透明電極ライン9の延びる方向の中心線同士 対する、アライメントマーク大25、アライ ントマーク中23及びアライメントマーク小21 配列された矢印C方向の間隔としている。こ こで、本実施形態では、間隔I1及び間隔I2を 矢印C方向に取った画素ピッチPの2倍の距離 しているが、画素ピッチPの正の整数倍の距 とほぼ等しい距離であればその他の距離で ってもよい。

 図3は、積層型表示素子の断面図である。
 表示パネル13は積層可能に設けられており 図3に示すように、3枚の表示パネル13を積層 ることにより、積層型表示素子100が形成さ る。
 積層型表示素子100に設けられた3枚の表示パ ネル13は、青色を表示する表示パネル13B、緑 を表示する表示パネル13G、及び赤色を表示 る表示パネル13Rであり、表示面側からこの (図中上方から下向きの順)に積層されてい 。これにより、積層型表示素子100は、フル ラー表示が可能になる。特にコレステリッ 液晶を用いた表示パネル等の光を反射して 像を表示する反射型の表示パネルにおいて 、重ね合わせて積層構造とした場合に、各 が画素領域の全体に入射した光の反射光を 用して表示できるため、明るい表示が得ら る。

 各表示パネル13は、表示パネル13同士の間に 設けられた接着層15によって接着されている
 表示パネル13Bと表示パネル13Gとは、表示パ ル13Bに形成されたアライメントマーク小21B 中心に、表示パネル13Gに形成されたアライ ントマーク中23Gの中心が位置合わせされて 層されている。
 また、表示パネル13Gと表示パネル13Rとは、 示パネル13Gに形成されたアライメントマー 中23Gの中心に、表示パネル13Rに形成された ライメントマーク大25Rの中心が位置合わせ れて積層されている。
 これにより、表示パネル13Bのアライメント ーク小21Bと、表示パネル13Gのアライメント ーク中23Gと、表示パネル13Rのアライメント ーク大25Rとの中心は、二点差線Eで示すよう に、ガラス基板1、3に垂直な一直線上に位置 わせされている。このため、隣り合って積 された表示パネル13Bと表示パネル13G(又は表 示パネル13Gと表示パネル13R)とは、間隔I1、す なわち、画素ピッチPの2倍の距離である2ピッ チ分の距離だけアライメントマーク群7が配 された矢印C方向にずれて積層されている。

 各表示パネル13B、13G、13Rが、それぞれ2ピ ッチずつ矢印C方向にずれて積層されている とにより、各表示パネル13B、13G、13Rの画素 域4同士もそれぞれ2ピッチずつ矢印C方向に れている。例えば、表示パネル13Bの画素領 4と、表示パネル13Gの画素領域4とは、矢印C 向に2ピッチだけずれている。これに伴って 各表示パネル13B、13G、13Rの画素領域4の画素 2も、ちょうど2ピッチ分の距離だけ矢印C方向 にずれている。このため、表示パネル13Bと表 示パネル13Rとでは、4ピッチずれており、各 示パネル13B、13G、13Rに設けられた画素領域4 矢印C方向の幅は、実際に画像等の表示に寄 与する表示領域の幅より4ピッチ分だけ幅広 形成されている。すなわち、各表示パネル 形成される画素領域の幅は、少なくとも、1 の表示パネルに対して積層される表示パネ の枚数と、アライメントマーク同士の間隔 を乗じた分だけ表示領域よりも幅広となる なお、本実施形態では、各表示パネル13B、1 3G、13Rにおいて画素2が配列された領域を画素 領域4と定義し、3枚の表示パネル13B、13G、13R 積層したときに画素領域4が3層に重なって る領域を表示領域と定義する。

 各表示パネル13B、13G、13Rには、表示領域の 素列の本数よりも4ピッチ分、即ち4本多く 画素列で画素領域4が形成されている。この め、表示領域を形成する画素列の数が1から nのn本とすると、各表示パネル13B、13G、13Rは 表示領域の画素列の数nに4本加えたn+4本の 素列で形成された画素領域4を有している。
 なお、アライメントマーク間の間隔が1ピッ チ分の距離である表示パネルを2枚積層した2 構造の積層型表示素子の場合には、表示領 の画素列の本数よりも1本多いn+1本の画素列 で画素領域が各表示パネルに形成される。

 各表示パネル13B、13G、13Rを重ね合わせる際 は、表示パネル13Bの画素領域4における端部 から3番目の画素列に、表示パネル13Gの画素 域4における端部から1番目の画素列が位置合 わせされて2枚の表示パネル13B、13Gは重ね合 されている。
 一方、表示パネル13Gの画素領域4における端 部から3番目の画素列に、表示パネル13Rの画 領域4における端部から1番目の画素列が位置 合わせされて2枚の表示パネル13G、13Rは重ね わされている。
 すなわち、3つの表示パネル13B、13G、13Rは、 それぞれ2ピッチ分だけずらして重ね合わさ ており、表示パネル13Bに設けられた5~n+4番目 の画素列と、表示パネル13Gに設けられた3~n+2 目の画素列と、表示パネル13Rに設けられた1 ~n番目の画素列とが、互いの画素列と重なっ いる。このため、表示パネル13Bに形成され 2ピッチ分の1、2番目の画素列、及び、表示 ネル13Rに形成された2ピッチ分のn+3、n+4番目 の画素列は、それぞれ表示パネル13Gに形成さ れた画素列に重ならないように設けられてい る。

 本実施形態における積層型表示素子100では 各表示パネル13B、13G、13RとドライバICや駆 用電源回路とを接続する方法としては、公 の手法を用いることができる。表示パネル13 の端部に透明電極ライン8、9を露出させてお 、露出している透明電極ライン8、9に図示 ぬFPC(Flexible Printed Circuit)を接続する手法が 般的である。しかしながら、本発明におい は、各層の表示パネル13B、13G、13Rをずらし 作製するため、従来と同様の方法によりFPC 接続すると表示パネル13B、13G、13Rに表示さ る画像が層毎にずれてしまう。表示パネル1 3B、13G、13Rに表示される画像が層毎に一致す ように設けられたFPCを用いればこの問題は じないが、各層毎に異なるパターンの複数 FPCを用いる必要があり、製造コストの点で ましくない。
 また、各表示パネル13B、13G、13Rの透明電極 イン8、9に合わせてFPCを接着する位置をず せば、表示のずれは生じない。しかしなが 、この場合では、各表示パネル13B、13G、13R 設けられた透明電極ライン8、9の端子部とFPC との位置合わせを行うアライメントマークを 、表示パネル13B、13G、13R毎に変更しなければ ならず、作業効率の点で好ましくない。

 本実施形態における積層型表示素子100では 重ね合わされる各表示パネル13B、13G、13Rに 続するFPCとして、同じパターンのFPCを用い いる。
 各表示パネル13B、13G、13Rに接続される3つの FPCには、それぞれ1枚の表示パネル13B、13G、13 Rに設けられたn+4本の画素列と同数のn+4本の 線が設けられている。各表示パネル13B、13G 13Rに接続されるFPCは、各表示パネル13B、13G 13Rに設けられた1~n+4番目の画素列に接続され る。

 ドライバICは、視認する方向に配列され 各画素2間が、積層型表示素子100の表示面に 示する画像の同じ部分に、それぞれ対応す ように信号を送信する。例えば、表示パネ 13Bに設けられた5番目の画素列に送信する信 号と、表示パネル13Gに設けられた3番目の画 列に送信する信号と、表示パネル13Rに設け れた1番目の画素列に送信する信号とが対応 るようにドライバICは信号を送信する。こ により、ドライバICは、表示パネル13Bに設け られた5~n+4番目の画素列と、表示パネル13Gに けられた3~n+2番目の画素列と、表示パネル13 Rに設けられた1~n番目の画素列とに信号を送 する。すなわち、表示パネル13Bに設けられ 1~4番目の配線と、表示パネル13Gに設けられ 1、2、n+1、n+2番目の配線と、表示パネル13Rに 設けられたn+1~n+4番目の配線とは信号の送信 用いられないようになっている。

 以上の構成により、同じ配線パターンのF PCを各層の表示パネル13B、13G、13Rに対して共 に用いることが可能である。これにより、 表示パネル13B、13G、13RにFPCを接着する位置 共通の位置となり、表示パネル13B、13G、13R FPCを位置合わせするための図示せぬアライ ントマークを、各表示パネル13B、13G、13Rで じ位置に設けることが可能である。このた 、表示パネル13B、13G、13Rの共通化を図るこ が可能である。

 以下、積層型表示素子100の製造方法につい 説明する。
 積層型表示素子100を製造する際には、先ず 3つの表示パネル13B、13G、13Rを製造する。
 表示パネル13B、13G、13Rを製造する際には、 ず、ストライプ状のパターンをエッチング よりガラス基板1、3上に形成することによ 透明電極ライン8、9を形成する。

 ガラス基板1、3上に電極ライン8、9を形成 したら、レジストを塗布した後に、マスク露 光、洗浄を行うフォトリソグラフィプロセス によって、ガラス基板1、3の対角線上にある2 つの角部近傍にアライメントマーク群7B、7G 7Rをそれぞれ形成する。

 アライメントマーク群7B、7G、7Rを形成し ら、ガラス基板1、3が重なる領域の周縁部 ディスペンサを用いてシール壁5を描画する

 一方のガラス基板3(1)にはスペーサビーズ (図示せず)を散布し、両ガラス基板1、3を貼 合わせて液晶用セルを形成する。

 3個の液晶用セルを形成したら、次に、各 液晶用セルにB(青色表示)、G(緑色表示)、R(赤 表示)用の液晶をそれぞれ真空注入して封止 口6(図1参照)を封止する。これにより、各セ に表示材料層11B、11G、11Rがそれぞれ形成さ る。

 表示材料層11が形成されると、ガラス基 1、3の端部の電極端子部にACF(Anisotropic Condact ive Film)を介してFPCを加熱圧着して表示パネ 13B、13G、13Rとなる。

 表示パネル13B、13G、13Rが製造されると、表 パネル13B、13G、13Rを積層して積層型表示素 100を製造する。次に、表示パネル13B、13G、1 3Rを積層する際の位置合わせ工程及び貼り合 せ工程について図4乃至図7を用いて説明す 。図4は、吸着基板(支持基板)73、74及び表示 ネル13B等を概略的に示す斜視図である。
 先ず、図4に示すように、ガラス基板1B(図3 照)を吸着基板73側に向けて表示パネル13Bを 着基板73上に吸着固定する。次に、表示パネ ル13Bのガラス基板3B(図3参照)上に光硬化型の 体状の透明な接着剤を塗布する。次に、ガ ス基板1G(図3参照)を吸着基板74側に向けて表 示パネル13G(図3参照)を吸着基板74上に吸着固 する。吸着基板74には、表示パネル13B、13G それぞれに2つずつ設けられた各アライメン マーク群7、7と重なる位置にそれぞれ開口 74Aが形成されている。吸着基板73、74の少な とも一方は不図示のX-Yステージ上に設置さ 、図4の図中に示すx方向及びy方向に移動可 となっている。

 図5は、図4のA-A線で切断した断面図である
 次に、図5に示すように、アライメントマー ク小21B、21Bの位置及びアライメントマーク中 23G、23Gの位置がそれぞれ対応するように、表 示パネル13Gを表示パネル13Bの上に重ね合わせ る。このとき、接着剤が2枚の表示パネル13B 13Gの間に広がって接着層15が形成される。こ れにより、ガラス基板3B、1Gの両対向面間に 該接着剤で形成された接着層15が形成される 。接着剤は表示パネル13B、13Gの周囲にはみ出 すこともある。

 表示パネル13Bのアライメントマーク小21B 21B及び表示パネル13Gのアライメントマーク 21G、21Gの上方には対物レンズ付のCCDカメラ9 1、91が配置される。CCDカメラ91、91の位置は 例えば固定される。

 次に、図中二点鎖線で模式的に示すよう 、CCDカメラ91による撮像システムにより、 着基板74側から開口部74Aを介してアライメン トマーク小21Bとアライメントマーク中23Gとを 同一視野内で視認する。

 図6は、CCDカメラ91によって撮像される画像 示す模式図である。また、図7は、吸着基板 の移動後にCCDカメラ91によって撮像される画 を示す模式図である。
 本実施形態では、図6に示すように、画像認 識等の方法により、撮像した画像よりアライ メントマーク小21Bの中心のx、y座標及びアラ メントマーク中23Gの中心のx、y座標を同時 認識し、アライメントマーク小21Bとアライ ントマーク中23Gとのx-y面内におけるずれ量 測定する。

 ここで、一方の表示パネルに形成された 形状のアライメントマークに対して、他方 表示パネルに形成されたアライメントマー が、一方の表示パネルに形成された円形状 アライメントマークの直径よりも大きな内 を有する環形状である、すなわち、隣り合 て積層される表示パネル13B、13G同士を互い 異なる形状のアライメントマーク小21Bとア イメントマーク23Gとで位置合わせすること より、各アライメントマークが判別され易 なる。また、積層された表示パネルに形成 れたアライメントマークは、層毎にアライ ントマークの位置が異なるため、同時に視 するときに、一方の層のアライメントマー に焦点を合わせると、他方の層のアライメ トマークに焦点が合わなくなり、アライメ トマークの輪郭が不明瞭となる場合がある 、アライメントマークの中心(重心)の位置 合わせることにより、輪郭のボケによる位 ずれが起こり難くなる。

 次に、図6の矢印で模式的に示すように、 吸着基板73、74(図4参照)の一方又は両方をx方 及びy方向に移動して、当該2つのずれ量を 小化するように表示パネル13B、13Gの一方又 両方を移動させる。これにより、図7に示す うに、各表示パネル13B、13Gにそれぞれ2つず つ設けられたアライメントマーク小21B、21Bと アライメントマーク中23G、23Gとをそれぞれ位 置合わせすることができる。ところで、ガラ ス基板1、3(図5参照)の膨張、収縮、歪みや、 ラス基板1、3に設けられたアライメントマ クの位置ずれ等が生じてしまい、同じ表示 ネル内に設けられた複数のアライメントマ クの位置関係がずれて、これら複数のアラ メントマークが、重ね合わされた表示パネ に設けられた複数のアライメントマークと 全に一致しない場合がある。このような場 には、例えば、2つずつ設けられたアライメ トマーク小21B、21B及びアライメントマーク 23Gをそれぞれ位置合わせするときに、一方 アライメントマーク小21Bと一方のアライメ トマーク小23Gとのずれ量が、他方のアライ ントマーク小21Bと他方のアライメントマー 小23Gとのずれ量と略同じ量となる位置に、 示パネル13B、13Gの一方又は両方を移動させ 位置合わせする。

 各アライメントマーク小21B、21Bと各アラ メントマーク中23G、23Gとが、図5に示すよう に、それぞれ位置合わせされると、吸着基板 73、74を表示パネル13B、13Gから除去する。次 、接着層15に光を照射して接着層15を硬化さ 、表示パネル13Bと表示パネル13Gとを接着層1 5により固着する。

 次に、接着層15による固着によって積層 れた表示パネル13Bと表示パネル13Gとに、表 パネル13Rを位置合わせして積層する工程を 明する。

 図8は、3枚の表示パネル13B、13G、13Rを位置 わせする工程を示す模式図である。なお、 8では、理解を容易にするため、アライメン マーク小21Bとアライメントマーク中23Gとで 置合わせされて積層された表示パネル13B、1 3Gはずらして図示されている。
 先ず、表示パネル13Bを吸着基板73(図5参照) に向けて表示パネル13B、13Gを吸着基板73上に 吸着固定する。次に、表示パネル13G(図3参照) のガラス基板3G上に光硬化型の液体状の透明 接着剤を塗布する。次に、ガラス基板3Rを 着基板74(図5参照)側に向けて表示パネル13Rを 吸着基板74上に吸着固定する。

 図9は、位置合わせされた3枚の表示パネル13 B、13G、13Rを模式的に示す平面図である。
 積層された表示パネル13Bと表示パネル13Gと 、表示パネル13Rを位置合わせするときには 表示パネル13Bと表示パネル13Gとを位置合わ するときと同様の工程で行う。表示パネル1 3Rを積層された表示パネル13Bと表示パネル13G 位置合わせするときには、図9に示すように 、表示パネル13Bのアライメントマーク小21B、 21B及び表示パネル13Gのアライメントマーク中 23G、23Gと、表示パネル13Rのアライメントマー ク大25R、25Rとを位置合わせする。このとき、 表示パネル13Bのアライメントマーク中23Bと表 示パネル13Gのアライメントマーク大25Gとが位 置合わせされている。また、表示パネル13Gの アライメントマーク小21Gと表示パネル13Rのア ライメントマーク中23Rとが位置合わせされて いる。

 積層された表示パネル13Bと表示パネル13G に、表示パネル13Rが位置合わせされると、 着基板73、74(図4参照)を除去する。次に、接 着層15に光を照射して接着層15(図3参照)を硬 させ、表示パネル13Gと表示パネル13Rとを接 層15により固着する。以上の工程によって、 積層型表示素子100が完成する。

 図10は、表示パネル毎に同じ形状で1つのア イメントマークが形成された2枚の表示パネ ルを位置合わせするための比較例としての位 置合わせ工程を模式的に示す平面図である。 図11は、それぞれ異なる形状からなるアライ ントマークが形成された2枚の表示パネルを 位置合わせするための比較例としての位置合 わせ工程を模式的に示す平面図であり、図12 、この表示パネルを3層積層した積層型表示 素子を模式的に示す断面図である。また、図 13は、本実施形態に係る表示パネル13を模式 に示す平面図である。なお、図13では、アラ イメントマーク小21B、21G及びアライメントマ ーク中23B、23Gのみ示している。
 同じ形状で1つのアライメントマーク323B、32 3Gが形成された2枚の表示パネル313B、313Gを位 合わせする際には、図10に示すように、複 の重なった状態のアライメントマーク323B、3 23Gが、上下どちらの表示パネル313B、313Gに形 されているのかが区別し難い。このため、 ずれかの表示パネル313B、313Gを少し動かし 動いた方のアライメントマーク323B、323Gが動 かした方の表示パネルに対応すると判断して 区別するため、区別し難い。特に、これら表 示パネル313B、313Gを位置合わせする際に、CCD より撮像した画像ではマーク形状の認識が きず、表示パネル313B、313Gの位置合わせが きなかった。

 一方、それぞれ異なる形状からなる、ア イメントマーク中423B、423Bが形成された表 パネル413Bと、アライメントマーク小421G、421 Gが形成された表示パネル413Gとを位置合わせ る際には、図11に示すように、層毎にアラ メントマークの形状を変えており、アライ ントマークを形成するためのマスク等が異 る。例えば、図12に示すように、赤色、青色 及び緑色をそれぞれ表示する3層構造の積層 表示素子413R、413B、413Gの場合には、赤色、 色及び緑色を表示する表示パネル413R、413B、 413Gのそれぞれに形成されたアライメントマ ク425R、423B、421Gが異なる形状となるため、 示パネル413R、413B、413G毎に、アライメント ーク425R、423B、421G用の露光マスクの交換が 要となり、作製工数が増加してしまう。こ ため、表示パネル413R、413B、413Gを製造する に、積層される層毎に異なる構造の表示パ ル413R、413B、413Gに作り分ける手間が生じて まい、効率が悪い上に製造コストが高くな てしまう。

 これらに対し、本実施形態に係る表示パ ル13B、13Gでは、図13に示すように、アライ ントマーク小21B、21Gとアライメントマーク 23B、23Gとの間隔に等しい距離だけ各表示パ ル13B、13Gをずらして位置合わせする。これ より、位置合わせされるアライメントマー 小21Bとアライメントマーク中23Gとが、上下 ちらの表示パネル13B、13Gに形成されている かを区別し易い上に、各層に共通の表示パ ル13を用いることができるため、効率が良い 上に製造コストを低く抑えることができる。

 本実施の形態に係る表示パネル13及び積 型表示素子100によれば、表示材料層11を挟ん で対向配置された一対の基板1、3と、一対の 板1、3間の基板面とほぼ平行な面内に設け れた複数の画素2と、積層する際に位置合わ するために、一対の基板1、3に間隔I1あるい は間隔I2を設けて直線状に矢印C方向に配列さ れ、異なる形状に形成されたアライメントマ ーク小21、アライメントマーク中23及びアラ メントマーク大25と、を備えている。これに より、各表示パネル13B、13G、13Rを間隔I1ある は間隔I2と等しい距離だけずらして重ね合 せると、表示パネル13Bに形成されたアライ ントマーク小21Bの中心と、表示パネル13Gに 成されたアライメントマーク中23Gの中心と 位置合わせされ、表示パネル13Gに形成され アライメントマーク中23Gの中心と、表示パ ル13Rに形成されたアライメントマーク大25R 中心とが位置合わせされ、形状の異なるア イメントマーク同士を位置合わせすること なる。このため、各表示パネル13B、13G、13R 共通のアライメントマーク群7を設けた場合 あっても、各表示パネル13B、13G、13Rをずら て重ね合わせたときに、各表示パネル13B、1 3G、13Rの上下の位置関係が区別可能であり、 表示パネル13B、13G、13Rの重ね合わせ位置を 易に位置合わせすることができ、作業効率 向上する。また、画像認識を用いて位置合 せが自動で行われる自動アライメントも容 に可能となる。

 また、本実施形態では、複数の表示パネ 13B、13G、13Rを積層することにより積層型表 素子100を設けたときに、各表示パネル13B、1 3G、13Rの画素2が、ちょうど画素ピッチPの2倍 距離と等しい距離だけ矢印C方向にずれてい る。このため、層毎に上下の表示パネル13で 素2がちょうど重なって、各表示パネル13B、 13G、13Rの画素2の並びが位置合わせされるた 、層毎に画素がずれて文字や画像がぼけた 、色ずれが生じたりして表示品質が低下す ことがなく、高品質な画像を表示すること できる。

 さらに、本実施形態では、アライメント ーク群7は、一対の基板1、3の両対向面に接 して形成されているため、背景とのコント ストが高く、視認性に優れている。

 さらにまた、本実施形態では、複数の画 2は、任意のパターンの表示を行うことが可 能なドットマトリクス状に設けられている。 複数の画素2がドットマトリクス状に設けら た表示パネル13は、同じ構造の画素2がいく も並んでおり、アライメントマーク群7が設 られていないと、積層された表示パネル13 士の位置が意図していない位置にずれてし っていても分かり難いため、アライメント ーク群7を設けることは極めて効果的である

 また、本実施形態では、アライメントマ ク群7は、表示パネル13の対向するガラス基 1、3間に、両対向面の間隔に等しい高さで 示面に垂直な方向に厚く形成されているた 、視認性に優れている。

〔第2の実施の形態〕
 本発明の第2の実施の形態による積層型表示 素子について図14乃至図16を用いて説明する
 本実施の形態に係る積層型表示素子200は、 1の実施形態における積層型表示素子100と略 同一の構成を有しており、表示パネルを形成 する基板の材質及び各表示パネルの積層状態 が異なる。以下、共通部分の符号を同符号と するとともに説明を省略する。
 図14は、第2の実施の形態に係る積層型表示 子の断面図である。
 本実施形態における表示パネル213B、213G、21 3Rは、それぞれ一対の矩形の樹脂基板201、203 備えている。

 樹脂を用いた基板201、203では、樹脂基板2 01と樹脂基板203との間隔を略一定に保持する とが困難である。このため、隣り合う画素2 の間に、樹脂基板201と樹脂基板203とに接触し て一対の基板201、203の間隔を略一定の距離に 保持するための隔壁構造状のスペーサ28を形 する。このスペーサ28は、ストライプ状に 明電極ライン8、9を作製したいずれかの樹脂 基板201、203上にレジストを塗布した後、フォ トリソグラフィ法により、格子状にパターニ ングを行って隔壁構造状に形成される。本実 施形態では、スペーサ28を形成するフォトリ グラフィプロセス時に、同一の形成材料で 時に同層にアライメントマーク群207を、ス ーサ28を形成した樹脂基板201、203の外縁部 形成する。なお、スペーサ28は、隔壁構造状 に限らず、隣り合う4つの画素2の中央に円柱 状で形成されていてもよい。

 表示パネル213B、213G、213Rには、それぞれ ライメントマーク群207B、207G、207Rが形成さ ている。これら各アライメントマーク群207B 、207G、207Rは、それぞれ、アライメントマー 小21B、21G、21Rとアライメントマーク中23B、2 3G、21Rとを備えている。

 図15は、3枚の表示パネル213B、213G、213Rを位 合わせする工程を示す模式図である。
 表示パネル213Bと表示パネル213Gとは、図15に 示すように、表示パネル213Bに形成されたア イメントマーク小21Bの中心に、表示パネル21 3Gに形成されたアライメントマーク中23Gの中 を位置合わせされて積層されている。
 また、表示パネル213Gと表示パネル213Rとは 表示パネル13Gに形成されたアライメントマ ク中23Gの中心に、表示パネル213Rに形成され アライメントマーク小21Rの中心を位置合わ されて積層されている。
 これにより、表示パネル213Bのアライメント マーク小21Bと、表示パネル213Gのアライメン マーク中23Gと、表示パネル213Rのアライメン マーク小21Rとの中心は、二点差線Fで示す一 直線上に位置合わせされている。このため、 隣り合って積層された表示パネル213Bと表示 ネル213Gとは、間隔I1、すなわち、画素ピッ P(図14参照)の2倍の距離と等しい距離だけ矢 C方向にずれて積層されている。また、隣り って積層された表示パネル213Gと表示パネル 213Rとも同様に、間隔I1の距離と等しい距離だ け、矢印C方向に、表示パネル213Bと表示パネ 213Gとがずれた向きとは逆向きにずれて積層 される。

 次に、表示パネル213B、213G、213Rの位置合わ 工程及び貼り合わせ工程について説明する
 図16は、位置合わせされた3枚の表示パネル2 13B、213G、213Rを模式的に示す平面図である。
 本実施の形態における、表示パネル213Bと表 示パネル213Gとは、第1の実施の形態と同様に 置合わせがなされる。
 接着層15による固着によって積層された表 パネル213Bと表示パネル213Gとに、表示パネル 213Rを位置合わせして積層する場合には、図16 に示すように、表示パネル213Rのアライメン マーク小21Rは、表示パネル213Bのアライメン マーク小21Bと、表示パネル213Gのアライメン トマーク中23Gとに位置合わせされる。このと き、表示パネル213Rのアライメントマーク小21 Rと、表示パネル213Bのアライメントマーク小2 1Bとは、同一形状を有している。しかしなが 、アライメントマーク小21Bは、既に表示パ ル213Gのアライメントマーク中23Gと位置合わ せされて一体となっている、すなわち、アラ イメントマーク小21Rと、アライメントマーク 小21B及びアライメントマーク中23Gからなるア ライメントマークとは、異なる形状を有して いる。

 本実施の形態に係る積層型表示素子200に れば、表示材料層11を挟んで対向配置され 一対の基板201、203と、一対の基板201、203間 基板面とほぼ平行な面に設けられた複数の 素2と、積層する際に位置合わせするために 一対の基板201、203に間隔I1を設けて直線状 矢印C方向に配列され、異なる形状に形成さ たアライメントマーク小21B、21G、21R及びア イメントマーク中23B、23G、23Rを備えている これにより、各表示パネル213B、213G、213Rを 隔I1と等しい距離だけずらして重ね合わせ と、表示パネル213Bに形成されたアライメン マーク小21Bの中心と、表示パネル213Gに形成 されたアライメントマーク中23Gの中心とが位 置合わせされ、表示パネル213Gに形成された ライメントマーク中23Gの中心と、表示パネ 13Rに形成されたアライメントマーク小21Rの 心とが位置合わせされ、形状の異なるアラ メントマーク同士を位置合わせすることに る。このため、各表示パネル213B、213G、213R 共通のアライメントマーク群207B、207G、207R 設けた場合であっても、各表示パネル213B、2 13G、213Rをずらして重ね合わせたときに、各 示パネル213B、213G、213Rの上下の位置関係が 別可能であり、各表示パネル213B、213G、213R 重ね合わせ位置を容易に位置合わせするこ ができ、作業効率が向上する。また、画像 識を用いて位置合わせが自動で行われる自 アライメントも容易に可能となる。

 また、本実施形態における積層型表示素 200は、各表示パネル213B、213G、213Rの画素2が 、ちょうど画素ピッチPの2倍の距離と等しい 離だけ矢印C方向にずれている。このため、 層毎に上下の表示パネル213で画素2がちょう 重なって、各表示パネル213B、213G、213Rの画 2の並びが位置合わせされるため、層毎に画 がずれて文字や画像がぼけたり、色ずれが じたりして表示品質が低下することがなく 高品質な画像を表示することができる。

 さらに、本実施形態では、アライメント ーク群207は、一対の基板201、203の両対向面 接触して形成されているため、背景とのコ トラストが高く、視認性に優れている。

 さらにまた、本実施形態では、複数の画 2は、任意のパターンの表示を行うことが可 能なドットマトリクス状に設けられている。 複数の画素2がドットマトリクス状に設けら た表示パネル213は、同じ構造の画素2がいく も並んでおり、アライメントマーク群207が けられていないと、積層された表示パネル2 13同士の位置が意図していない位置にずれて まっていても分かり難いため、アライメン マーク群207を設けることは極めて効果的で る。

 また、本実施形態では、樹脂基板201と樹 基板203との間隙を確保するためのスペーサ2 8を形成する際に、マスクパターンを変える とによりアライメントマーク群207を形成し いるため、製造工程数を増加させずにアラ メントマーク群207を容易に形成することが きる。

 以上、実施形態に基づいて本発明を説明し が、本発明は、上記実施の形態に限らず種 の変形が可能である。
 例えば、上記第1の実施の形態では、3つの ライメントマークからなるアライメントマ ク群7を設け、上記第2の実施の形態では、2 のアライメントマークからなるアライメン マーク群207を設けているが、本発明はこれ 限定されず、アライメントマークは、異な 形状で形成されていれば、その他の個数で 成されていてもよい。このとき、アライメ トマーク群は、位置合わせの精度を向上さ るべく2つのアライメントマーク群の間隔を くするために、それぞれ表示パネルの対角 角部近傍や、対辺の端部近傍に設けること 好ましい。

 また、上記実施の形態では、アライメン マーク群7、207をシール壁5の内側、かつ、 示領域が形成される画素領域4の外側に設け いるが、本発明はこれに限定されず、表示 ネルの面内における任意の場所に配置でき 。例えば、表示品質を損なわせない程度に ライメントマークを十分に小さく形成すれ 、表示領域内に設けてもよい。

 さらにまた、上記実施の形態では、フォ リソグラフィ法によりアライメントマーク 7、207を形成しているが、本発明はこれに限 定されず、ディスペンサや、シルク版、凸版 、凹版または平版等の各種印刷等により、ア ライメントマークを形成してもよい。また、 視認性には劣るが、透明電極ライン8、9をガ ス基板1、3にパターニングする際に、アラ メントマーク群7を含む形状にしてもよい。

 また、上記実施の形態では、表示パネル1 3の対向するガラス基板1、3間に、両対向面の 間隔に等しい高さでアライメントマーク群7 表示面に垂直な方向に厚く形成しているが 本発明はこれに限定されず、アライメント ークの厚さは基板間の両対向面の間隔と等 い高さに限定されない。両対向面の間隔に しい高さでアライメントマーク群7を形成す とき、アライメントマークの厚さが薄過ぎ 場合は、周囲とのコントラストが低下する けでなく、電極間の表示体の厚みも薄くな ため、例えば、液晶表示素子においては表 のコントラストが低下するおそれがある。 た、アライメントマークの厚さが厚過ぎる 、アライメントマークの輪郭がぼけて位置 度の低下を招くだけでなく、液晶を駆動す 際に高い電圧が必要となってしまうため、 ましくない。従って、アライメントマーク 厚さとしては、1~10(μm)であることが好まし 。さらには、アライメントマークと背景部 のコントラストが高くなるため、微小な大 さのアライメントマークを表示領域内に形 することもできる。これにより、周縁部に 分なスペースがなくともアライメントマー を設置でき、いわゆる額縁の狭い表示パネ を作製することができる。

 さらに、上記実施の形態では、表示材料 して液晶を用いた表示パネル13、213により 明しているが、本発明はこれに限定されず 表示パネルが完全に遮光されず、表示パネ を通して下側にある別の表示パネルが視認 きる状態が存在する積層型の表示素子であ ばよい。このような積層型表示素子に用い ことのできる表示材料としては、電圧の印 により電解質が化学反応を起こして、着色 消色されるようなエレクトロクロミックや レクトロデポジションなどの電気化学方式 用いた表示素子等であってもよい。

 さらにまた、上記実施の形態では、光が 射されることにより硬化する光硬化型の透 な接着剤で接着層15を形成し、表示パネル13 、213同士を接着する方法を用いているが、本 発明はこれに限定されず、加熱されることに より硬化する熱硬化型の接着剤を用いる方法 、シート状の接着剤を2枚の表示パネルの間 挟んで貼り合わせ、その後にシート状接着 を光や熱で硬化させる方法、及び、両面粘 シートを2枚の表示パネルの間に挟み、ロー やプレスにより貼り合わせる方法等がある これらの表示パネル同士の位置合わせや貼 合わせ工程は、大気圧下で行ってもよく、 た、減圧下で行ってもよい。減圧下の場合 、設備が大規模となるが、接着層内に気泡 残り難いという利点がある。

 各表示パネルに共通のアライメントマー を設けた場合であっても、各表示パネルの ね合わせ位置を容易に位置合わせすること できるので、種々の積層型表示素子に適用 きる。