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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRONIC DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123442
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an electronic device which comprises an outer cover having a window through which light can enter or exit into/from the electronic device, and a shielding member arranged on or inside the window for camouflaging the presence of the window.

Inventors:
GOTO TAKAO (JP)
TERASHIMA KANOKO (JP)
OGAWA MICHIYO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056166
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIKON CORP (JP)
GOTO TAKAO (JP)
TERASHIMA KANOKO (JP)
OGAWA MICHIYO (JP)
International Classes:
H04N5/225; G02F1/13; G03B11/04; G03B15/03; G03B15/05; G03B17/02; H04N101/00
Foreign References:
JPH0335230A1991-02-15
JP2005109903A2005-04-21
JP2003295291A2003-10-15
JP2006039404A2006-02-09
JP2003330088A2003-11-19
JP2007184927A2007-07-19
Attorney, Agent or Firm:
NAGAI, Fuyuki (1-1-3 Nishishinbash, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 電子機器であって、
 前記電子機器内に光を入射または前記電子機器内から光を射出させるための窓を有する外カバーと、
 前記窓または前記窓の内側に配置され、前記窓の存在をカモフラージュするように構成された隠蔽部材とを備える電子機器。
 請求項1に記載の電子機器において、
 前記隠蔽部材は、光の透過率を変更するように構成された透過率可変部材であり、前記透過率可変部材の透過率を調整することで前記窓を露出および隠蔽する電子機器。
 請求項2に記載の電子機器において、
 前記窓の存在を隠蔽するときの前記透過率可変部材の色は、前記外カバーの色と実質的に同じである電子機器。
 請求項2または請求項3に記載の電子機器において、
 前記透過率可変部材は、電気信号によって透過率が変化する部材である電子機器。
 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器において、
 前記透過率変化部材は、湾曲性のある紙状の部材である電子機器。
 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子機器において、
 前記窓は、前記外カバー内に配置された撮影光学系に外光を導くための導光窓である電子機器。
 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子機器において、
 前記窓は、前記外カバー内に配置された発光部材の光を外部に照射するための射出窓である電子機器。
 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子機器において、
 前記電子機器は、デジタルカメラであり、
 前記窓は、前記外カバー内に配置された撮影光学系に外光を導くための導光窓と、前記外カバー内に配置された液晶モニタの視認窓とを有する電子機器。
 電子機器の構成部材を収容するカバー装置であって、
 前記カバー装置内に光を入射または前記カバー装置内から光を射出させるための窓を有する外カバーと、
 前記窓または前記窓の内側に配置され、前記窓の存在をカモフラージュするように構成された隠蔽部材とを備えるカバー装置。
Description:
電子機器

 本発明は、デジタルカメラ等の電子機器 関する。

 デジタルカメラは、撮影光学系を介して り込んだ被写体光束を撮像素子にて撮像し その撮像信号から画像データを得る。画像 ータは、デジタルカメラに設けられた液晶 ニタ等に表示することが可能である。

 一般に、デジタルカメラを購入しようと る者は、機種選択にあたり、機能性や使い 手だけでなく、見栄えの良し悪しも重視す 。このため、各メーカーともカメラの外観 なデザインや色彩等を工夫しているが、い れのカメラも「前面に撮影光学系、背面に 晶モニタ」という図式は変わらない。デジ ルカメラ以外の電子機器においても、基本 なデザインはほぼ統一されているといって い。かかる現状において、購入者の購買意 を煽るには、より斬新なデザインが求めら るが、デザインにこだわり過ぎると機能性 使い勝手を犠牲にしがちである。

 本発明の第1の態様による電子機器は、電子 機器内に光を入射または電子機器内から光を 射出させるための窓を有する外カバーと、窓 または窓の内側に配置され、窓の存在をカモ フラージュするように構成された隠蔽部材と を備える。
 本発明の第2の態様は、第1の態様による電 機器において、隠蔽部材は、光の透過率を 更するように構成された透過率可変部材で り、透過率可変部材の透過率を調整するこ で窓を露出および隠蔽することが好ましい
 本発明の第3の態様は、第2の態様による電 機器において、窓の存在を隠蔽するときの 過率可変部材の色は、外カバーの色と実質 に同じであることが好ましい。
 本発明の第4の態様は、第2または第3の態様 よる電子機器において、透過率可変部材は 電気信号によって透過率が変化する部材で ってもよい。
 本発明の第5の態様は、第2から第4の態様の ずれかによる電子機器において、透過率変 部材は、湾曲性のある紙状の部材であって よい。
 本発明の第6の態様は、第1から第5の態様の ずれかによる電子機器において、窓は、外 バー内に配置された撮影光学系に外光を導 ための導光窓であることが好ましい。
 本発明の第7の態様は、第1から第5の態様の ずれかによる電子機器において、窓は、外 バー内に配置された発光部材の光を外部に 射するための射出窓であることが好ましい
 本発明の第8の態様は、第1から第5の態様の ずれかによる電子機器において、電子機器 、デジタルカメラであり、窓は、外カバー に配置された撮影光学系に外光を導くため 導光窓と、外カバー内に配置された液晶モ タの視認窓とを有してもよい。
 本発明の第9の態様による電子機器の構成部 材を収容するカバー装置は、カバー装置内に 光を入射またはカバー装置内から光を射出さ せるための窓を有する外カバーと、窓または 窓の内側に配置され、窓の存在をカモフラー ジュするように構成された隠蔽部材とを備え る。

 本発明によれば、機能性や使い勝手を犠 にすることなく斬新なデザインの電子機器 提供できる。

図1は、本発明の一実施形態におけるカ メラの正面図で、電源オフ時の状態を示す。 図2は、図1のカメラの背面図である。 図3は、図2のIII-III線断面図である。 図4は、上記カメラの正面図で、電源オ ン時の状態を示す。 図5は、図4のカメラの背面図である。 図6は、カメラの制御ブロック図である 。 図7は、本発明の他の実施形態における カメラの正面図で、電源オフ時の状態を示す 。 図8は、図7と同様の正面図で、電源オ 時の状態を示す。

 図1~図6により本発明をデジタルカメラに適 した場合の一実施形態を説明する。
 図1,図2は本実施形態におけるデジタルカメ の正面図および背面図、図3は図2のIII-III線 面図である。カメラの外カバーを構成する カバー11および背面カバー12は、それぞれ透 明の樹脂の裏面に白色塗装13を施して構成さ る。こうすることで、カバー11,12は、外側 ら見たときに光沢および透明感のある白色 見える。前カバー11および背面カバー12は、 れぞれ緩やかに湾曲している。

 外カバー内に配置された撮影光学系21は 屈曲光学系であり、前カバー11のレンズ窓11a から取り込んだ被写体光束を図1において下 に折り曲げて撮像素子(不図示)に導く。この ような屈曲光学系を用いることで、カメラの 薄型化が図れる。

 レンズ窓11aには調光ガラス22が嵌め込ま 、調光ガラス22の表面は前カバー11の表面と 一、すなわち同じ高さで同一の平面内に配 される。調光ガラス22は、公知のように透 率が可変のガラスであり、例えば2枚のガラ 板の間に液晶フィルムを挟み込んで構成さ る。液晶フィルムの表裏両面に透明電極膜 設けられ、透明電極を介して液晶フィルム 電圧を印加すると、液晶フィルムが透明と り、電圧印加を解除すると不透明となる。 晶フィルムが透明状態では、レンズ窓11aの 光ガラス22を介して撮像に十分な光量を撮 光学系21に導くことが可能である。一方、不 透明状態では、液晶フィルムが白濁状態とな るので、レンズ窓11aは、前カバー11と同様に 沢および透明感のある白色に見える。

 背面カバー12の内側には、画像表示が可 な液晶モニタ23が設けられ、液晶モニタ23の 面前面、すなわち液晶モニタ23と背面カバ 12との間には電子ペーパー24が配置されてい 。背面カバー12のうち、電子ペーパー24と対 向する矩形の部分12aだけは白色塗装が施され ておらず、液晶モニタ23の視認窓として透明 が確保される。電子ペーパー24は、公知の うに薄く、湾曲性があるので、湾曲した背 カバー12の裏面に密着して配置することがで きる。

 電子ペーパー24は、一般的には下部に吸 層を設け、素子(例えば、コレステリック液 )の状態を部分的に変えることで、文字や絵 柄を表示するのに用いられる。本実施形態で は吸収層を廃し、光の透過率を変える部材と して電子ペーパー24を用いる。すなわち、素 に電圧を印加することで電子ペーパー24を 明状態とし、電圧を断つことで電子ペーパ 23を白色の不透明状態とする。電子ペーパー 24が透明状態では、モニタ視認窓12aおよび電 ペーパー24を介して液晶モニタ23の表示を視 認可能である。一方、電子ペーパー24が不透 状態では、不透明状態の電子ペーパー24を して液晶モニタ23を見ることになるので、モ ニタ視認窓12aは、モニタ視認窓12a以外の部分 の背面カバー12と同様に光沢および透明感の る白色に見える。

 カメラを操作するための電源ボタンやレ ーズボタン、その他の操作ボタン類は、カ ラの上面に設けてもよい。あるいは、モニ 視認窓12aにタッチスイッチを設け、ユーザ よるタッチ操作により各動作が指示できる うにしてもよい。

 図6はカメラの制御ブロック図である。CPU 31には、上述した操作ボタン等を備える操作 32、カメラ制御部33、モニタ制御部34、調光 ラス制御部35および電子ペーパー制御部36が 接続されている。カメラ制御部33は、撮像素 、画像処理回路、および画像記録回路を備 、これらを制御して通常のカメラ動作を実 するための機構部である。モニタ制御部34 、液晶モニタ23を制御して画像表示やメニュ ー表示等を行う。調光ガラス制御部35および 子ペーパー制御部36は、それぞれ調光ガラ 22および電子ペーパー24を構成する各素子へ 印加電圧を制御する。

 以上のように構成されたカメラにおいて 電源がオフのときには、調光ガラス22およ 電子ペーパー24のいずれにも電圧が印加され ず、両者は不透明状態に保持される(図1,図2 照)。調光ガラス22および電子ペーパー24を不 透明状態とすることで、レンズ窓11aおよびモ ニタ視認窓12aの存在をカモフラージュするこ とができる。すなわち、不透明状態にある調 光ガラス22は、上述のように前カバー11とほ 同色で同様の見え方をするため、一見した けでは両者の区別がつかない。つまり、調 ガラス22を不透明とすることで、撮影光学系 21が隠蔽されるだけでなく、レンズ窓11aの存 そのものが隠蔽されることになる。同様に 不透明状態にある電子ペーパー24は、背面 バー12とほぼ同色で同様の見え方をするため 、この場合も一見しただけでは両者の区別が つかない。つまり、電子ペーパー24を不透明 することで、液晶モニタ23が隠蔽されるだ でなく、モニタ視認窓12aの存在そのものも 蔽される。

 このように、電源オフ時のカメラは、前 および背面とも同色で統一され、またカバ 表面に凹凸もないことから、これまでにな スッキリとした好ましい外観となる。撮影 学系21も液晶モニタ23も見えないため、精密 機器との印象を与えず、機械の苦手な人も重 圧を感ずることがない。

 電源ボタンの操作によりカメラの電源が ンされると、CPU31は調光ガラス22および電子 ペーパー24に電圧を印加し、両者を透明状態 する(図4,図5参照)。これにより、何もない ころに撮影光学系21および液晶モニタ23が突 出現したように見え、通常のカメラにはな 視覚効果が楽しめる。またCPU31は、電源オ に伴って撮像を開始し、生成された画像を 晶モニタ23に逐次更新表示する(スルー画表 )。スルー画表示の開始後に電子ペーパー24 電圧を印加するようにすれば、画面のない ころに画像を出現させる視覚効果を実現で る。このとき、電子ペーパー24の複数の画素 を同時に透明化するのではなく、時間差を持 たせて透明化してゆくことで、画像が徐々に 浮かび上がるような演出も可能である。

 なお、レンズ窓11aに電子ペーパーを配置 てもよいし、モニタ視認窓12aに調光ガラス 配置してもよい。また、調光ガラスや電子 ーパー等の透過率可変部材を適用する箇所 、レンズ窓11aやモニタ視認窓12aに限定され い。例えば図7,図8は、レンズ窓11aに加えて 電子閃光装置の発光窓11bおよびAF補助光の 光窓11cにも透過率可変部材を適用し、それ れの窓11a~11cを隠蔽できるようにした例を示 ている。この場合、各窓にそれぞれ透過率 変部材を配してもよいし、1枚の大型の透過 率可変部材を3つの窓11a~11cに跨るように配置 てもよい。各窓それぞれに透過率可変部材 配置した場合は、例えば電源オン時にはレ ズ窓11aを出現させ、閃光発光が指示された きに発光窓11bを出現させ、AF補助光が必要 ときに発光窓11cを出現させるといった個別 御が可能である。

 透過率可変部材に変えて、窓の内側に挿 可能な隠蔽部材を設けてもよい。例えば、 示したカメラにおいて、前カバー11の裏面 一部に白色塗装を施さないことでレンズ窓 形成し、そのレンズ窓の裏面に、前カバー11 と同色の隠蔽部材(例えば、板状の部材)を挿 可能に配置することが考えられる。この隠 部材をレンズ窓の裏面に挿入することで、 ンズ窓の存在を隠蔽し、レンズ窓から退避 せることでレンズ窓、すなわち撮影光学系 露出する。

 以上説明したように、本発明の一実施の 態によると、機能性や使い勝手を犠牲にす ことなくデザイン性を向上させ、デジタル メラのデザインを斬新で魅力的なものとす ことができる。

 さらに、本発明はデジタルカメラに限定 れず、光照射窓および導光窓の少なくとも1 つを持つあらゆる電子機器に適用可能である 。電子機器は、例えば、フォトストレージャ 、小型プロジェクタ、および携帯端末等を含 む。なお、上述した一実施の形態では、モニ タ視認窓12aが光照射窓に相当し、レンズ窓11a が導光窓に相当する。

 また、本発明の別の実施の形態として、 カバーと、光照射窓および/または導光窓を 隠蔽する隠蔽部材とを備え、電子機器の構成 部材を収容するカバー装置を構成することも 可能である。

 上記では、種々の実施の形態および変形例 説明したが、本発明はこれらの内容に限定 れるものではない。本発明の技術的思想の 囲内で考えられるその他の態様も本発明の 囲内に含まれる。
 本出願は日本国特許出願2007-096348号(2007年4 2日出願)を基礎として、その内容は引用文と してここに組み込まれる。