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Patent Searching and Data


Title:
ELEVATOR CAGE AND ITS INSTALLATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/050807
Kind Code:
A1
Abstract:
In an elevator cage, a ceiling guide side member which is any one of the upper frame of a cage frame or the ceiling of a cage compartment is provided with a ceiling guide body. A ceiling engaging part side member which is the other of the upper frame or the ceiling is provided with a ceiling engaging part. When the elevator cage is installed, the ceiling engaging part engages with the ceiling guide body thus regulating displacement of the ceiling for the upper frame in a horizontal direction while allowing displacement thereof in a vertical direction.

Inventors:
KOIZUMI YOSHIHIKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/070332
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 18, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
KOIZUMI YOSHIHIKO (JP)
International Classes:
B66B11/02
Foreign References:
JPS5528705Y21980-07-09
JPS5911979Y21984-04-11
JPS6265888A1987-03-25
JPH06329371A1994-11-29
JPH07237874A1995-09-12
JPH08113445A1996-05-07
Other References:
See also references of EP 2179958A4
None
Attorney, Agent or Firm:
SOGA, Michiharu et al. (8th Floor Kokusai Building,1-1, Marunouchi 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 05, JP)
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Claims:
 かご床枠と、上記かご床枠の上方に配置された上枠と、上記かご床枠と上記上枠との間に設けられた縦柱とを有するかご枠、及び
 上記かご床枠上に設置された上記かご室壁と、上記かご室壁上に設けられた天井とを有するかご室
 を備えているエレベータかごにおいて、
 上記上枠及び上記天井のいずれか一方である天井ガイド体側部材には、天井ガイド体が設けられており、
 上記上枠及び上記天井の他方である天井係合部側部材には、据付時に、上記天井ガイド体が係合することにより、上記上枠に対する上記天井の上下方向への変位を許容しつつ水平方向への変位を規制する天井係合部が設けられていることを特徴とするエレベータかご。
 上記天井ガイド体は、上記天井ガイド体側部材から取り外し可能であることを特徴とする請求項1記載のエレベータかご。
 上記天井ガイド体は、上記天井ガイド体側部材に立設された天井ガイドピンであり、
 上記天井係合部は、上記天井係合部側部材に設けられ上記天井ガイドピンが挿入される天井ガイド孔であることを特徴とする請求項1記載のエレベータかご。
 上記天井及び上記かご室壁には、据付時に、上記天井に上記かご室壁を接続するとともに上記天井に対する上記かご室壁の位置決めを行う壁上部位置決め接続機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータかご。
 かご床枠と、上記かご床枠の上方に配置された上枠と、上記かご床枠と上記上枠との間に設けられた縦柱とを有するかご枠を組み立てる工程、
 かご室の天井を上記上枠の下方に吊り上げるとともに、上記上枠及び上記天井のいずれか一方に設けられた天井ガイド体を、上記上枠及び上記天井の他方に設けられた天井係合部に係合させることにより、上記上枠に対する上記天井の水平方向への変位を規制する工程、
 上記天井にかご室壁を接続し、上記かご室壁を上記天井から吊り下げる工程、及び
 上記天井及び上記かご室を上記かご床枠上に降ろし上記かご床枠に対して接続するとともに、上記天井ガイド体の上記天井係合部への係合を解除する工程
 を含むことを特徴とするエレベータかごの据付方法。
Description:
エレベータかご及びその据付方

 この発明は、かご枠と、かご枠に支持さ たかご室とを有するエレベータかご、及び の据付方法に関するものである。

 従来のエレベータかごの据付方法では、 ず昇降路内にかご枠が組み立てられる。こ とき、かご床は、かご枠の下枠に予め固定 れている。次に、かご室の天井が昇降路内 搬入され、かご枠の上枠下方に吊り下げら る。これは、かご室壁を組み立てた後にか 室出入口から天井を搬入するのが困難なた である。天井の搬入後、かご床上にかご室 が配置され固定される。そして、天井が降 され、天井とかご室壁とが締結される(例え ば、特許文献1参照)。

特開2006-103906号公報

 上記のような従来のエレベータかごでは かご室壁は複数枚のパネルに分割されてい ことが多いため、組立後のかご室壁の上部 形状は理想の形から崩れていることが多い これに対して、従来のエレベータかごの据 方法では、かご室壁を組み立てた後に天井 かご室壁とを締結するため、天井の形状に してかご室壁の上部の形状が合わず、天井 かご室壁との締結に手間がかかってしまう このため、ある程度の製作誤差や据付時の 立誤差を考慮し、締結具を挿通する孔を大 めにしているが、場合によっては、かご室 を強引に捻って天井の形状に強制的に合わ たり、かご室壁の再組立調整を行ったりす 必要が生じてしまう。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたものであり、かご室を容易 精度良く組み立てることができるエレベー かご及びその据付方法を得ることを目的と る。

 この発明によるエレベータかごは、かご床 と、かご床枠の上方に配置された上枠と、 ご床枠と上枠との間に設けられた縦柱とを するかご枠、及びかご床枠上に設置された ご室壁と、かご室壁上に設けられた天井と 有するかご室を備え、上枠及び天井のいず か一方である天井ガイド体側部材には、天 ガイド体が設けられており、上枠及び天井 他方である天井係合部側部材には、据付時 、天井ガイド体が係合することにより、上 に対する天井の上下方向への変位を許容し つ水平方向への変位を規制する天井係合部 設けられている。
 また、この発明によるエレベータかごの据 方法は、かご床枠と、かご床枠の上方に配 された上枠と、かご床枠と上枠との間に設 られた縦柱とを有するかご枠を組み立てる 程、かご室の天井を上枠の下方に吊り上げ とともに、上枠及び天井のいずれか一方に けられた天井ガイド体を、上枠及び天井の 方に設けられた天井係合部に係合させるこ により、上枠に対する天井の水平方向への 位を規制する工程、天井にかご室壁を接続 、かご室壁を天井から吊り下げる工程、及 天井及びかご室をかご床枠上に降ろしかご 枠に対して接続するとともに、天井ガイド の天井係合部への係合を解除する。

この発明の実施の形態1によるエレベー タかごを示す斜視図である。 図1のエレベータかごの据付途中の状態 を示す斜視図である。 図2の上枠の下方に天井を搬入した状態 を示す斜視図である。 図3の天井に左右の側壁を接続した状態 を示す斜視図である。 図4の天井に後壁を接続した状態を示す 斜視図である。 図5の天井に左右の袖壁を接続した状態 を示す斜視図である。 図6の袖壁間に出入口上板を固定した状 態を示す斜視図である。 図7の天井及びかご室壁を幅木台上に降 ろした状態を示す斜視図である。

 以下、この発明の好適な実施の形態につい 図面を参照して説明する。
 実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1によるエレベ タかごを示す斜視図である。図において、 ご枠1は、かご床枠2と、かご床枠2の上方に 置された上枠3と、かご床枠2と上枠3との間 設けられた左右一対の縦柱4a,4bとを有してい る。上枠3は、縦柱4a,4bの上端部間に水平に固 定されている。かご床枠2の下部には、非常 め装置17が固定されている。

 かご床枠2上には、複数の防振ゴムを有す る床防振装置18を介してかご床5が取り付けら れている。かご床5上の幅方向両端部と前後 向後端部とには、幅木(図示せず)を取り付け るための幅木台6が立設されている。

 幅木台6を含むかご床5上には、かご室壁7 立設されている。かご室壁7は、互いに対向 する左右一対の側壁8a,8bと、後壁9(図5参照)と 、後壁9に対向する左右一対の袖壁10a,10bとを している。側壁8a,8b及び後壁9は、それぞれ 数枚の壁パネルを並べて構成されている。 た、側壁8a,8b及び後壁9の下端部は、それぞ 幅木台6に締結具を介して締結されている。 袖壁10a,10bの上端部間には、出入口上板11が固 定されている。

 かご室壁7の上端部には、天井12が締結具 介して締結されている。天井12上には、左 一対の天井振れ止め13a,13bが取り付けられて る。各天井振れ止め13a,13bは、縦柱4a,4bに当 された防振ゴム14と、天井12に取り付けられ 防振ゴム14を支持する防振ゴム支持装置15と 有している。

 エレベータかごの据付時には、天井12の 面に天井ガイド体である複数本(ここでは2本 )の天井ガイドピン16が立設される。天井ガイ ドピン16は、天井12の幅方向及び前後方向に いに間隔をおいて立設される。また、天井 イドピン16は、例えばねじ止め等により天井 12に着脱可能に取り付けられ、エレベータか の据付後には天井12から取り外される。

 上枠3には、据付時に天井ガイドピン16が 通される天井係合部としての複数の天井ガ ド孔3aが設けられている。天井ガイド孔3aに 天井ガイドピン16が挿通された状態では、上 3に対する天井12の上下方向への変位は許容 れるが、上枠3に対する天井12の水平方向へ 変位が規制される。また、上枠3の天井ガイ ド孔3aの真上には、複数のガイドピン逃がし 3bが設けられている。

 なお、この例では、天井12が天井ガイド 側部材であり、上枠3が天井係合部側部材で る。

 かご室壁7の上端部と天井12との間には、 付時に天井12にかご室壁7を接続するととも 天井12に対するかご室壁7の位置決めを行う 数の壁上部位置決め接続機構21が設けられ いる。かご室壁7の下端部と幅木台6との間に は、据付時に幅木台6に対するかご室壁7の位 決めを行うための複数の壁下部位置決め機 22が設けられている。

 次に、エレベータかごの据付方法につい 説明する。図2は図1のエレベータかごの据 途中の状態を示す斜視図である。エレベー かごの据付作業では、まず、予め昇降路内 設置されたかごガイドレール(図示せず)に対 して、非常止め装置17を水平に装着する。こ は、エレベータかごの据付後では、非常止 装置17の水平調整が困難なためである。

 この後、工場で予め組み立てられたかご 枠2、かご床5及び床防振装置18の組立体を非 常止め装置17上に取り付ける。幅木台6には、 かご床5に一体に設けられているタイプと、 結具によりかご床5に固定される別体のタイ とがある。別体のタイプでは、幅木台6は、 かご床5に対して正確に位置決めされ固定さ ている。

 かご床5の組立体を非常止め装置17に取り けた後、縦柱4a,4bを立てかご床枠2又は非常 め装置17に固定する。この後、縦柱4a,4bの上 端部間に上枠3を固定し、縦柱4a,4bの上下端部 にガイドシュー(図示せず)を取り付けると、 ご枠1の組立が完了する。

 次に、図3に示すように、天井12をかご枠1 の内側に搬入し、天井揚重用ワイヤ19を介し 天井12を吊り上げ、天井ガイドピン16を対応 する天井ガイド孔3aに挿入する。この後、図4 に示すように、側壁8a,8bを天井12に接続する このとき、まず側壁8a,8bの隣接する壁パネル 同士を接続した後、壁上部位置決め接続機構 21により天井12に対する位置決めを行いなが 側壁8a,8bを天井12に接続する。

 続いて、図5に示すように、側壁8a,8bと同 に、後壁9を天井12に接続し、側壁8a,8bと後 9とを接続する。さらに、図6に示すように、 袖壁10a,10bを天井12に接続し、側壁8a,8bと袖壁1 0a,10bとを接続する。

 図4~6の状態では、かご室壁7は、天井12か 吊り下げられており、かご室壁7の下端部と 幅木台6との間には隙間g(図4)が設けられてい 。

 壁上部位置決め接続機構21としては、天 12に設けられた位置決め孔と、かご室壁7の 部に設けられ、位置決め孔に挿入されると 置決め孔からの引き抜きが規制される挿入 イプのクリップとの組み合わせが用いられ いる。これにより、天井12に対するかご室壁 7の位置決めと接続とを同時に実施すること できる。また、壁パネル同士の接続機構に 、位置決め孔と挿入タイプのクリップとの み合わせを用いることができる。

 このようなかご室壁7の天井12への接続作 や壁パネル同士の接続作業は、かご床5上( ご室内)で行うことができる。但し、かご室 に十分な作業スペースを確保できる場合に 、これらの接続作業をかご室外で行っても いことは勿論である。

 次に、図7に示すように、袖壁10a,10bの上 間に出入口上板11を固定する。この後、図8 示すように、天井12及びかご室壁7をかご床 2上に降ろしかご床枠2に対して接続する。こ の例では、壁下部位置決め機構22により位置 めをしながら、かご室壁7の下端部を幅木台 6上に接合させた後、かご室壁7の下端部を締 具により幅木台6に締結する。

 天井12及びかご室壁7を下降させる際には 天井ガイドピン16が天井ガイド孔3aに沿って 摺動されるので、上枠3と天井12との正しい位 置関係が維持される。なお、天井ガイドピン 16の長さは、天井12の下降距離以上とする。

 壁下部位置決め機構22としては、かご室 7の下端部に設けられた位置決め孔と、幅木 6に設けられ、位置決め孔に挿入される位置 決めピンとの組み合わせが用いられている。

 次に、天井12の上に作業員が移動し、天 12とかご室壁7との本締結作業を行うととも 、天井12に天井振れ止め13a,13bを取り付ける この後、天井ガイドピン16を天井12から取り す。

 このようなエレベータかごでは、天井12 天井ガイドピン16を設け、上枠3に天井ガイ 孔3aを設けたので、据付時に、天井ガイド孔 3aに天井ガイドピン16を係合させることによ 、上枠3に対する天井12の水平方向への位置 めを容易に行うことができ、位置決めされ 天井12を基準としてかご室壁7を組み付ける とにより、かご室を容易に精度良く組み立 ることができる。

 また、天井ガイドピン16は、天井12から取り 外し可能であるため、据付後にはかご枠1に するかご室の水平方向への変位の規制を容 に解除することができる。
 さらに、天井ガイド体として天井ガイドピ 16を用い、天井係合部として天井ガイド孔3a を用いたので、簡単な構成で据付時の上枠3 対する天井12の水平方向への位置決めを行う ことができる。

 さらにまた、天井12及びかご室壁7には、 付時に、天井12にかご室壁7を接続するとと に天井12に対するかご室壁7の位置決めを行 壁上部位置決め接続機構21が設けられてい ので、天井12に対するかご室壁7の接続及び 置決めも容易に行うことができる。

 また、実施の形態1のエレベータかごの据付 方法では、かご枠1を組み立てた後、天井12を 上枠3の下方に吊り上げるとともに、天井ガ ドピン16を天井ガイド孔3aに係合させること より、上枠3に対する天井12の水平方向への 位を規制するので、上枠3に対する天井12の 平方向への位置決めを容易に行うことがで 、かご室を容易に精度良く組み立てること できる。
 さらに、天井ガイドピン16を天井ガイド孔3a に係合させた状態で、天井12にかご室壁7を接 続し、かご室壁7を天井12に支持させるので、 上枠3に対するかご室壁7の水平方向への位置 めも容易に行うことができる。

 さらにまた、天井振れ止め13a,13bを天井12 取り付ける際にも、天井ガイドピン16を天 ガイド孔3aに係合させておくので、振れ止め 13a,13bの取付調整を容易にすることができる

 なお、上記の例では、天井ガイド体である 井ガイドピン16を天井12に、天井係合部であ る天井ガイド孔3aを上枠3に設けたが、逆であ ってもよい。
 また、天井ガイド体及び天井係合部は、天 ガイドピン16及び天井ガイド孔3aに限定され るものではない。
 さらに、上記の例では、壁上部位置決め接 機構21として、位置決め孔を天井12に設け、 挿入タイプのクリップをかご室壁7に設けた 、逆であってもよい。また、位置決め用の とピンとを、接続用の孔とクリップとは別 設けてもよい。
 さらにまた、上記の例では、壁下部位置決 機構22として、位置決め孔をかご室壁7に設 、幅木台6に位置決めピンを設けたが、逆で あってもよい。
 また、この発明は、かご床5がかご床枠2を ねる固定床タイプのエレベータかごにも適 できる。