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Patent Searching and Data


Title:
ELEVATOR HALL DOOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072202
Kind Code:
A1
Abstract:
An elevator hall door for preventing a fire breaking out on an elevator hall side from spreading into other floors via an elevator hoistway. An elevator hall door (left door 101) comprises a hall side panel (131) constituting a surface of an elevator hall side, a hoistway side panel A (136) constituting a surface of an elevator hoistway side located at a distance from the hall side panel (131), and a glass windowpane (110) disposed between the hall side panel (131) and the hoistway side panel A (136). The glass windowpane (110) comprises a hall side glass plate (111), an intermediate film (112) and a hoistway side glass plate (113). The elevator hall door (left door 101) is provided with a receiving metal fitting A (121) below the glass windowpane (110) for receiving the fallen intermediate film (112) in a molten state.

Inventors:
SUZUKI TOSHIYA (JP)
GOTOU YOSHIHITO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073564
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
December 06, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
SUZUKI TOSHIYA (JP)
GOTOU YOSHIHITO (JP)
International Classes:
B66B13/30
Foreign References:
JPH06144760A1994-05-24
JP2006124040A2006-05-18
JPH0412985A1992-01-17
JP2006124040A2006-05-18
Other References:
See also references of EP 2239223A4
Attorney, Agent or Firm:
MIZOI, Shoji (Ofuna Building 3rd floor17-10, Ofuna 2-chom, Kamakura-shi Kanagawa, JP)
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Claims:
 エレベータ乗場側の面を構成する乗場側パネル部と、
 前記乗場側パネル部から隔てた位置でエレベータ昇降路側の面を構成する昇降路側パネル部と、
 前記乗場側パネル部と前記昇降路側パネル部との間に配置される可燃部材と、
 前記可燃部材より下方に配置され、溶融した前記可燃部材の落下物を受け止める受け部材と
を備えたことを特徴とするエレベータ乗場ドア。
 前記可燃部材は、板状の透光部材であり、
 前記乗場側パネル部と前記昇降路側パネル部とは、一対の窓穴を有し、前記可燃部材を前記可燃部材の厚さ方向から挟んで前記一対の窓穴に配置する
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ乗場ドア。
 前記透光部材は、
 前記エレベータ乗場側に配置される乗場側透光材と、前記エレベータ昇降路側に配置される昇降路側透光材と、前記乗場側透光材と前記昇降路側透光材との間に配置されると共に前記乗場側透光材と前記昇降路側透光材とを接着する中間フィルムとを有し、
 前記受け部材は、
 溶融した前記中間フィルムを受け止める
ことを特徴とする請求項2記載のエレベータ乗場ドア。
 前記受け部材は、
 前記透光部材の前記厚さ方向と略直交する前記透光部材の幅方向に伸張している
ことを特徴とする請求項3記載のエレベータ乗場ドア。
 前記受け部材は、伸張方向に直交する断面がU字状またはN字状を形成する
ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ乗場ドア。
 前記受け部材は、前記乗場側パネル部の内面と前記昇降路側パネル部の内面とに接合している
ことを特徴とする請求項5記載のエレベータ乗場ドア。
 前記受け部材は、前記乗場側パネル部の内面と前記昇降路側パネル部の内面とのいずれかに接合している
ことを特徴とする請求項5記載のエレベータ乗場ドア。
 前記エレベータ乗場ドアは、複数の前記受け部材を備え、
 複数の前記受け部材は、それぞれが上下方向に配置されている
ことを特徴とする請求項1~請求項7いずれかに記載のエレベータ乗場ドア。
 前記エレベータ乗場ドアは、
 前記透光部材より下方に位置して前記透光部材の前記底面の一部を支持すると共に、前記一部を除いた前記透光部材の前記底面を前記受け部材に対面させる支持部
を備えたことを特徴とする請求項3~請求項7いずれかに記載のエレベータ乗場ドア。
 前記支持部は、前記乗場側透光材と前記昇降路側透光材との少なくともいずれかを支持する
ことを特徴とする請求項9記載のエレベータ乗場ドア。
 前記受け部材は、上端に前記支持部を有する
ことを特徴とする請求項10記載のエレベータ乗場ドア。
 前記乗場側パネル部と前記昇降路側パネル部との少なくともいずれかは、前記窓穴より下方で前記透光部材の前記厚さ方向に向けて前記中間フィルムの手前まで突出する突出部を前記支持部として有する
ことを特徴とする請求項10記載のエレベータ乗場ドア。
Description:
エレベータ乗場ドア

 本発明は、例えば、エレベータの乗場側 設置されるエレベータ乗場ドアに関するも である。

 特許文献1では、耐火ガラスと強化ガラスと を接着シートで合体させた合わせガラスを、 合わせガラスの周辺に設けた不燃性の緩衝材 で固定したエレベータのガラス窓付きドアが 開示されている。
 エレベータ乗場ドアのガラスに上記のよう 合わせガラスを用いれば、エレベータの乗 側で火災が発生した場合に、エレベータの 場側の炎がエレベータの昇降路側に入り込 ことを耐火ガラスにより防ぐことができる

特開2006-124040号公報

 本発明は、例えば、ある階で火災が発生 た場合に、強化ガラスと共に溶融した接着 ートがエレベータの昇降路側に垂れ、発火 ることにより、エレベータの昇降路を通じ 他の階が延焼することを防ぐことを目的と る。

 本発明のエレベータ乗場ドアは、エレベ タ乗場側の面を構成する乗場側パネル部と 前記乗場側パネル部から隔てた位置でエレ ータ昇降路側の面を構成する昇降路側パネ 部と、前記乗場側パネル部と前記昇降路側 ネル部との間に配置される可燃部材と、前 可燃部材より下方に配置され、溶融した前 可燃部材の落下物を受け止める受け部材と 備える。

 前記可燃部材は、板状の透光部材であり 前記乗場側パネル部と前記昇降路側パネル とは、一対の窓穴を有し、前記可燃部材を 記可燃部材の厚さ方向から挟んで前記一対 窓穴に配置する。

 前記透光部材は、前記エレベータ乗場側 配置される乗場側透光材と、前記エレベー 昇降路側に配置される昇降路側透光材と、 記乗場側透光材と前記昇降路側透光材との に配置されると共に前記乗場側透光材と前 昇降路側透光材とを接着する中間フィルム を有し、前記受け部材は、溶融した前記中 フィルムを受け止める。

 前記受け部材は、前記透光部材の前記厚 方向と略直交する前記透光部材の幅方向に 張している。

 前記受け部材は、伸張方向に直交する断 がU字状またはN字状を形成する。

 前記受け部材は、前記乗場側パネル部の 面と前記昇降路側パネル部の内面とに接合 ている。

 前記受け部材は、前記乗場側パネル部の 面と前記昇降路側パネル部の内面とのいず かに接合している。

 前記エレベータ乗場ドアは、複数の前記 け部材を備え、複数の前記受け部材は、そ ぞれが上下方向に配置されている。

 前記エレベータ乗場ドアは、前記透光部 より下方に位置して前記透光部材の前記底 の一部を支持すると共に、前記一部を除い 前記透光部材の前記底面を前記受け部材に 面させる支持部を備える。

 前記支持部は、前記乗場側透光材と前記 降路側透光材との少なくともいずれかを支 する。

 前記受け部材は、上端に前記支持部を有 る。

 前記乗場側パネル部と前記昇降路側パネ 部との少なくともいずれかは、前記窓穴よ 下方で前記透光部材の前記厚さ方向に向け 前記中間フィルムの手前まで突出する突出 を前記支持部として有する。

 本発明によれば、例えば、可燃部材であ 中間フィルム(接着シート)が溶融して垂れ 場合でも、エレベータ乗場ドア内部の受け 材が溶融した中間フィルムを受け止めるた 、溶融した中間フィルムの発火により昇降 を通じて他の階が延焼することを防ぐこと できる。

 実施の形態1.
 耐火性能を要求された場合、ガラス窓付き エレベータ乗場ドア100には合わせガラスが いられ、合わせガラスの中間フィルム112の 火対策が課題となる。
 実施の形態1では、加熱により溶融した中間 フィルム112の発火を防ぐためのエレベータ乗 場ドア100の構造について、図に基づいて説明 する。

 図1は、実施の形態1におけるエレベータ 場ドア100を示す図であり、エレベータの昇 路側から見た正面図(下図)と上部を示した平 面図(上図)とでエレベータ乗場ドア100の閉状 を示している。

 エレベータ乗場ドア100はエレベータ乗場に 置されるエレベータ用のドアである。
 エレベータ乗場ドア100は左ドア101と右ドア1 02とが左右に開閉する両開きタイプのドアで ったり、左ドア101と右ドア102とが同じ方向 連動して開閉する片開きタイプのドアであ たりする。また、エレベータ乗場ドア100は1 枚ドアであっても構わない。図1の平面図は エレベータ乗場ドア100が両開きタイプであ 場合の左ドア101と右ドア102との配置を示し おり、左ドア101と右ドア102とが直列に配置 れている。

 左ドア101と右ドア102とには、それぞれ中央 、窓ガラス110(透光部材、可燃部材)が設け れている。
 窓ガラス110は、上部取付金具A141、下部取付 金具A146および側部取付金具149から成るガラ 固定枠114で各ドアに取り付けられている。

 左ドア101と右ドア102との昇降路側は、昇 路側パネルA136と昇降路側パネルB137とで構 されている。昇降路側パネルA136はガラス固 枠114とパネル板138とで構成されている。

 左ドア101と右ドア102とは、外部および内部 ほぼ同一またはほぼ左右対称な構造をして る。
 以下、左ドア101を例にして、エレベータ乗 ドア100の内部構造を説明する。右ドア102の 部構造は左ドア101の内部構造と同様な構造 有する。

 図2は、実施の形態1における左ドア101を す横断面図であり、図1のA-A断面を示してい 。上方が昇降路側であり、下方が乗場側で る。

 図2に示すように、窓ガラス110は乗場側ガラ ス111と中間フィルム112と昇降路側ガラス113と の3層構造を成す板状の合わせガラスである
 乗場側ガラス111(乗場側透光材)は乗場側に 置された板状の強化ガラス(耐圧ガラス)(乗 側透光材)であり、昇降路側ガラス113は昇降 側に配置された板状の耐熱ガラス(耐火ガラ ス)(昇降路側透光材)である。また、中間フィ ルム112は乗場側ガラス111と昇降路側ガラス113 との間に配置され、乗場側ガラス111と昇降路 側ガラス113とを接着するシートである。
 このような合わせガラスを用いることによ 、火災時や地震時などに窓ガラス110が飛散 るなどの危険を防ぎ、利用者の安全性を高 ることができる。
 但し、乗場側に耐熱ガラスを配置し、昇降 側に強化ガラスを配置してもよい。
 また、窓ガラス110(乗場側ガラス111、昇降路 側ガラス113)は、ガラス製でなく、その他の 光部材(例えば、アクリル)であってもよい。

 左ドア101は、乗場側の面を構成する乗場側 ネル131と昇降路側の面を構成する昇降路側 ネルA136とが互いに隔てた位置に配置され、 内部に空洞を有している。乗場側パネル131の 内面と昇降路側パネルA136の内面とは離れて る。
 乗場側パネル131と昇降路側パネルA136とは、 1対の窓穴115を有し、窓ガラス110を窓ガラス11 0の厚さ方向から挟んで、窓ガラス110を1対の 穴115部分に配置している。窓ガラス110は乗 側パネル131と昇降路側パネルA136との間に配 置されている。

 窓ガラス110の左右両側は不燃性の側部緩 材159で保護されている。

 左ドア101は、箱状内部に取り付けられた 部補強金具169により、潰れないように補強 れている。

 図3は、実施の形態1における左ドア101を す縦断面図であり、図1のB-B断面を示してい 。右方が乗場側であり、左方が昇降路側で る。

 左ドア101の内部には、窓ガラス110より下方 配置され、火災時などに溶融して垂れ落ち 中間フィルム112を受け止める受止金具A121( け部材)が備わる。
 受止金具A121は、窓ガラス110の幅方向に向け て伸張している棒状を形成する。窓ガラス110 の幅方向とは、窓ガラス110の厚さ方向と略直 交する方向であり、図1および図2の横方向で り、図3の手前から奥に向かった方向である 。図3は、受止金具A121の伸張方向に直交する 面を示している。また、受止金具A121の幅方 向は、受止金具A121の伸張方向と直交する方 であり、窓ガラス110の厚さ方向であり、図3 横方向である。
 受止金具A121の(伸張方向の)長さは窓ガラス1 10の幅以上である。受止金具A121が窓ガラス110 の幅以上の長さを有することにより、受止金 具A121は窓ガラス110のどの位置から垂れ落ち 中間フィルム112であっても受け止めること できる。
 また、受止金具A121は左ドア101の幅と同程度 の長さを有し、伸張方向の両端が左ドア101の 左右両側に接しているのが望ましい。これに より、中間フィルム112が受止金具A121を伸張 向に伝って受止金具A121の両端から垂れ落ち ことを防ぐことができる。

 受止金具A121は、乗場側側部121aと昇降路 側部121bと底部121cとを有して、上部で開口し た縦断面U字状(J字状、凹状、横向きのC字状) 形成している。受止金具A121が縦断面U字状 形成して乗場側と昇降路側とに壁を有し、 場側と昇降路側とを閉じた溝状を形成して ることにより、中間フィルム112が受止金具A1 21の乗場側および昇降路側から垂れ落ちるこ を防ぐことができる。また、受止金具A121は 、縦断面H字状や縦断面V字状などを形成して 場側と昇降路側とに壁を設けてもよい。

 底部121cは、窓ガラス110の底面から隔てた下 方で板状を形成し、窓ガラス110の底面と平行 して窓ガラス110の幅方向に伸張し、窓ガラス 110の底面と対面して中間フィルム112を受け止 める。
 乗場側側部121aは、窓ガラス110の幅方向に伸 張している板状を形成し、底部121cの乗場側 側辺から上向きに伸張している。
 昇降路側側部121bは、窓ガラス110の幅方向に 伸張している板状を形成し、底部121cの昇降 側の側辺から上向きに伸張している。

 受止金具A121は、乗場側側部121aの外面で 場側パネル131の内面に接合され、昇降路側 部121bの外面で昇降路側パネルA136の内面に接 合されている。

 左ドア101は、さらに、受止金具A121と同形状 または類似形状の受止金具B122(受け部材)を備 える。受止金具B122は受止金具A121より下方に 置し、受止金具A121と受止金具B122とは上下 向に並列して配置されている。受止金具A121 下方に受止金具B122を備えることにより、受 止金具A121から漏れ落ちてしまった溶融した 間フィルム112を受止金具B122で受け止めるこ ができる。
 受止金具A121の下方に配置される受止金具B12 2は一つでも複数でも構わない。また、左ド 101は受止金具B122を備えなくても構わない。

 パネル板138、上部補強金具A161、上部取付金 具A141、下部取付金具B147および下部取付金具A 146は昇降路側パネルA136を構成する。
 パネル板138は昇降路側パネルA136のベースに なっており、上部補強金具A161は上部補強金 B162と共に左ドア101の上部を補強しており、 部取付金具A141、下部取付金具B147および下 取付金具A146はガラス固定枠114を構成して窓 ラス110を窓穴115部分に固定している。また 下部補強金具166は左ドア101の下部を補強し いる。

 下部取付金具A146は、窓ガラス110の底面とほ ぼ同じ高さで、昇降路側から乗場側に向けて 中間フィルム112の手前まで伸張しており(支 部146a、突出部)、昇降路側ガラス113の底面を 支持している。窓ガラス110の上下は不燃性の 上部緩衝材151と下部緩衝材156とで保護され、 下部取付金具A146は下部緩衝材156を介して昇 路側ガラス113の底面を支持している。
 下部取付金具A146の乗場側に向いた先端と乗 場側パネル131の内面との間には隙間119が設け られ、窓ガラス110の底面(乗場側ガラス111と 間フィルム112との部分)と受止金具A121の底部 121cとが隙間119を通じて対面している。そし 、溶融した中間フィルム112は隙間119から受 金具A121の底部121cに垂れ落ちる。
 窓ガラス110の中間フィルム112の下方に隙間1 19を設けたことにより、溶融した中間フィル 112は受止金具A121に垂れ落ちるため、溶融し た中間フィルム112がガラス固定枠114に滞留し て発火するということを防ぐことができる。 また、受止金具A121に垂れ落ちた中間フィル 112が発火しても、中間フィルム112はエレベ タ乗場ドア100の内部で燃焼する。
 これにより、ある階で火災などが発生して ガラス110の中間フィルム112が溶融しても、 融して発火した中間フィルム112が昇降路に ちることはなく、昇降路を通じて他の階が 焼するということを防ぐことができる。

 実施の形態1では、以下のようなエレベータ 乗場ドア100について説明した。
 エレベータ乗場ドア100は、乗場ドアパネル 一部にガラス窓(窓穴115)を備え、耐熱ガラ と非耐熱ガラスとを組み合わせた合わせガ ス(窓ガラス110)がガラス窓に取り付けられて いる。また、合わせガラスは火災の生じる乗 場側に非耐熱ガラスが位置し、非加熱側であ る昇降路側に耐熱ガラスが位置するように取 り付けられている。
 これにより、乗場で火災が発生した場合、 耐熱ガラスの焼失と共に合わせガラスの中 フィルムも焼失する。そして、中間フィル が溶融し、非加熱面側(昇降路側)に垂れて 火するということを防ぐことができる。

 また、エレベータ乗場ドア100はガラスの固 補強部(ガラス固定枠114)の下側に縦断面C型( もしくは、縦断面がC型に類似した形状)の部 (受止金具A121)を備える。ガラス固定枠114の 側に設けた部材は開口側をドア上面に向け いる。また、エレベータ乗場ドア100は裏板( 昇降路側パネルA136)を有する。
 これにより、火災時に溶融した中間フィル 112を縦断面C型の部材で受け止め、且つ、裏 板で袋小路にして、中間フィルム112が発火す ることを防ぐことができる。また、中間フィ ルム112が万が一発火しても、中間フィルム112 の炎が裏板によりドア裏面に逃げないため、 他の階への延焼の恐れを減らすことができる 。

 また、エレベータ乗場ドア100はガラスの固 補強部(下部取付金具A146)と乗場ドアパネル( 乗場側パネル131)との間に隙間119を有する。
 これにより、火災時に溶融した中間フィル 112を隙間119からドア裏面に流すことができ 中間フィルム112が窓部(ガラス固定枠114)に 留して発火することを防ぐことができる。

 実施の形態2.
 実施の形態1と異なるエレベータ乗場ドア100 の形態について左ドア101を例に挙げて説明す る。説明を省略する事項については実施の形 態1と同様である。

 図4は、実施の形態2における左ドア101を す縦断面図であり、図3に対応する図である

 受止金具A121は、実施の形態1と同様に乗場 側部121aと昇降路側側部121bと底部121cとを有 、昇降路側側部121bが底部121cの昇降路側の側 辺から下方に伸張し、縦断面N字状(横向きのZ 字状)を形成している。
 また、受止金具A121は、実施の形態1と同様 、乗場側側部121aの外面で乗場側パネル131の 面に接合され、昇降路側側部121bの外面で昇 降路側パネルA136の内面に接合されている。

 受止金具A121は、乗場側側部121aと下部取付 具A146(昇降路側パネルA136の一部)とで、乗場 と昇降路側とを閉じている。
 実施の形態2のエレベータ乗場ドア100は、受 止金具A121の乗場側と昇降路側との少なくと 一方がエレベータ乗場ドア100のパネル(乗場 パネル131、昇降路側パネルA136)により閉じ いることを特徴の一つとする。
 例えば、受止金具A121は、縦断面が左右逆の L字状を形成し、受止金具A121の乗場側側部121a と昇降路側パネルA136とで乗場側と昇降路側 を閉じてもよい。
 また例えば、受止金具A121は、縦断面がL字 または左右逆のN字状を形成し、乗場側パネ 131と受止金具A121の昇降路側側部121bとで乗 側と昇降路側とを閉じてもよい。
 また例えば、受止金具A121は、縦断面が横線 状(横向きのI字状)を形成し、乗場側パネル131 と昇降路側パネルA136とで乗場側と昇降路側 を閉じてもよい。

 また、受止金具A121は、乗場側側部121aが乗 側ガラス111の底面と同程度の高さまで伸張 ていると共に、乗場側側部121aの上端部(支持 部121d)が乗場側から昇降路側に向けて中間フ ルム112の手前まで突出しており、乗場側側 121aの上端部で乗場側ガラス111の底面を下部 緩衝材156を介して支持している。但し、乗場 側側部121aの上端部は、乗場側ガラス111の底 を支持することができれば、昇降路側に向 て伸張していなくても構わない。
 実施の形態2のエレベータ乗場ドア100は、受 止金具A121の上端部で窓ガラス110の底面の一 (中間フィルム112を除く)を支持することを特 徴の一つとする。

 左ドア101は、実施の形態1と同様に、受止 金具A121と同形状または類似形状の受止金具B1 22を受止金具A121より下方に一つ以上備えるの が好ましい。受止金具B122は、実施の形態1の うに、縦断面がU字状を形成してもよい。ま た、受止金具A121が実施の形態1のように縦断 U字状を形成し、受止金具B122が実施の形態2 ように縦断面N字状を形成してもよい。また 、左ドア101は受止金具B122を備えなくても構 ない。

 実施の形態2によるエレベータ乗場ドア100 の効果は、実施の形態1と同様であり、溶融 て垂れ落ちた中間フィルム112を受止金具A121 受け止めることにより、溶融した中間フィ ム112が昇降路に落ちて他の階が延焼すると うことを防ぐことができる。

 実施の形態3.
 実施の形態1と異なるエレベータ乗場ドア100 の形態について左ドア101を例に挙げて説明す る。説明を省略する事項については実施の形 態1と同様である。

 図5は、実施の形態3における左ドア101を す縦断面図であり、図3に対応する図である

 受止金具A121は、実施の形態1と同様に乗場 側部121aと昇降路側側部121bと底部121cとを有 、縦断面U字状を形成している。
 受止金具A121は、乗場側側部121aが乗場側パ ル131の内面に接合され、底部121cが窓ガラス1 10の厚さ程度の幅を有し、昇降路側側部121bが 昇降路側パネルA136の内面に接合されていな 。
 受止金具A121は、実施の形態1のように底部12 1cが乗場側パネル131から昇降路側パネルA136ま での幅を有していなくてもよく、底部121cが なくても中間フィルム112の鉛直下方に位置 ていればよい。

 実施の形態3による効果は、実施の形態1 同様であり、溶融して垂れ落ちた中間フィ ム112を受止金具A121で受け止めることにより 溶融した中間フィルム112が昇降路に落ちて の階が延焼するということを防ぐことがで る。

 実施の形態4.
 実施の形態1~実施の形態3と異なるエレベー 乗場ドア100の形態について左ドア101を例に げて説明する。説明を省略する事項につい は実施の形態1~実施の形態3との少なくとも ずれかと同様である。

<実施例1>
 図6は、実施の形態4における左ドア101を示 縦断面図であり、図3に対応する図である。

 実施の形態4における左ドア101は、実施の 形態1~実施の形態3のように窓ガラス110を乗場 側パネル131側に配置するのではなく、窓ガラ ス110を昇降路側パネルA136側に配置している

 左ドア101は、乗場側パネル131が、窓ガラス1 10の底面とほぼ同じ高さで、乗場側から昇降 側に向けて中間フィルム112の手前まで伸張 ており(支持部131a、突出部)、乗場側ガラス1 11の底面を支持している。
 また、受止金具A121は、実施の形態2と同様 、上端で窓ガラス110の底面を支持してもよ 。つまり、受止金具A121は、昇降路側側部121b が昇降路側ガラス113の底面と同程度の高さま で伸張していると共に、昇降路側側部121bの 端部(支持部)が昇降路側から乗場側に向けて 中間フィルム112の手前まで突出し、昇降路側 ガラス113の底面を支持してもよい。
 また、受止金具A121は、実施の形態3と同様 、乗場側と昇降路側との一方のみがエレベ タ乗場ドア100のパネル(乗場側パネル131、昇 路側パネルA136)の内面に接合してもよい。 まり、受止金具A121は、乗場側側部121aが乗場 側パネル131の内面に接合されていなくてもよ い。

<実施例2>
 図7は、実施の形態4における左ドア101を示 縦断面図であり、図3に対応する図である。

 実施の形態4における左ドア101は、実施の 形態1~実施の形態3のように窓ガラス110を乗場 側パネル131側に配置するのではなく、窓ガラ ス110を乗場側パネル131と昇降路側パネルA136 の中間に配置している。左ドア101は、図7の うな窓ガラス110部分で狭まった砂時計状で なく、乗場側パネル131と昇降路側パネルA136 との間隔が窓ガラス110の厚さと略同一な直方 体を形成してもよい。

 左ドア101は、乗場側パネル131(支持部131a)が 場側ガラス111の底面を支持すると共に、昇 路側パネルA136を構成する下部取付金具A146( 持部146a)が昇降路側ガラス113の底面を支持 ている。
 また、受止金具A121は、実施の形態2と同様 、上端で窓ガラス110の底面を支持してもよ 。つまり、乗場側パネル131と昇降路側パネ A136とが窓ガラス110の底面を支持する代わり 、受止金具A121の乗場側側部121aが上端部(支 部)で乗場側ガラス111の底面を支持すると共 に、受止金具A121の昇降路側側部121bが上端部( 支持部)で昇降路側ガラス113の底面を支持し もよい。このとき、受止金具A121の乗場側側 121aは、乗場側ガラス111の底面と同程度の高 さまで伸張していると共に、昇降路側に向け て中間フィルム112の手前まで伸張している。 また、受止金具A121の昇降路側側部121bは、昇 路側ガラス113の底面と同程度の高さまで伸 していると共に、乗場側に向けて中間フィ ム112の手前まで伸張している。

 実施の形態4による効果は、実施の形態1 同様であり、溶融して垂れ落ちた中間フィ ム112を受止金具A121で受け止めることにより 溶融した中間フィルム112が昇降路に落ちて の階が延焼するということを防ぐことがで る。

実施の形態1におけるエレベータ乗場ド ア100を示す図。 実施の形態1における左ドア101を示す横 断面図。 実施の形態1における左ドア101を示す縦 断面図。 実施の形態2における左ドア101を示す縦 断面図。 実施の形態3における左ドア101を示す縦 断面図。 実施の形態4における左ドア101を示す縦 断面図。 実施の形態4における左ドア101を示す縦 断面図。

符号の説明

 100 エレベータ乗場ドア、101 左ドア、102  右ドア、110 窓ガラス、111 乗場側ガラス、 112 中間フィルム、113 昇降路側ガラス、114  ガラス固定枠、115 窓穴、119 隙間、121 受止 金具A、121a 乗場側側部、121b 昇降路側側部 121c 底部、121d 支持部、122 受止金具B、131  乗場側パネル、131a 支持部、136 昇降路側パ ルA、137 昇降路側パネルB、138 パネル板、1 41 上部取付金具A、146 下部取付金具A、146a  持部、147 下部取付金具B、149 側部取付金 、151 上部緩衝材、156 下部緩衝材、159 側 緩衝材、161 上部補強金具A、162 上部補強金 具B、166 下部補強金具、169 側部補強金具。