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Title:
HEAD-MOUNTED DISPLAY OPENING PERIPHERAL FIELD OF VIEW
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096719
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a frameless three-dimensional digital magnifying glass cum a head-mounted display opening the peripheral field of view in which the image display portion is not shifted from the field of view irrespective of the movement of the head, such as inversion or another upward, downward, leftward, or rightward movement, the image is displayed in such a way as to cut off the front field of view while ensuring the peripheral naked-eye field of view, nondisplay area within the field of view of the image display device is eliminated, music sound and an image can be appreciated simultaneously or selectively by means of an integrated sound device, and the display is adaptable to sudden position change. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A three-dimensional digital magnifying glass cum a head-mounted display opening the peripheral field of view comprises an image display unit having a sculptured surface prism so shaped that its mirror-coated concave reflective surface is not viewed around the field of view of the convex reflection transmission surface of the sculptured surface prism or used for magnifying/recognizing the displayed image by means of an eyepiece when the image display unit has a refracting prism. The image display unit is worn on the head of the user by means of three fixing points i.e., ear rods each having an earphone and a saddle-like nose pad. The head-mounted display further comprises a flip-up mechanism for the image display unit. Two imagers are focused on the dominant-eye side, and the immediately-preceding display image is maintained when sensing the variation of the position exceeding the frame rate.

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Inventors:
TAKAHASHI ATSUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051798
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
February 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TAKAHASHI ATSUSHI (JP)
International Classes:
H04N5/64; G02B27/02
Domestic Patent References:
WO2001059507A12001-08-16
Foreign References:
JPH05258547A1993-10-08
JP2001305474A2001-10-31
JP2000184245A2000-06-30
US6349001B12002-02-19
JPH0332199A1991-02-12
JPH05276467A1993-10-22
JP2004077637A2004-03-11
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Claims:
両眼前方視野方向に設置した左右画像表示部以外の構成部品を前方注視時の不可視領域、特に左右視野角が交差する不可視領域に設置した画像表示装置と、
それら画像表示装置の左右画像表示部を両眼前方の所定の位置に固定するための、
左右両側外耳道に挿入するイヤーロッドと、
前方注視視野不可視領域に配置した鼻根最陥窮部に設置するノーズパッドと、
前記三点を連結し頭部中心方向に圧迫する前方視野不可視領域に配置したフレームと、
で構成した頭部搭載装置と、
を含み、
前記頭部搭載装置の両側外耳道および鼻根最陥窮部の三点固定源による保持力によって、頭部の前後、上下、左右的な姿勢変化に関らず画像表示装置を所定の位置に保つと共に、画像表示装置以外の部品を前方注視視野不可視領域に配置する事を特徴とする周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項1の画像表示装置を、前方注視視野不可視領域に配置した画像表示素子と、前記画像表示素子に表示された画像を装着者の目に投射する画像表示装置の眼球側投射面以外の部分が装着者視野上に認識されることが無い自由曲面プリズム、あるいは屈折プリズムおよびレンズ群で構成する双眼画像表示装置において、前記自由曲面プリズム、あるいは屈折プリズムおよびレンズ群反射透過面全面に画像表示素子画像が過不足無く射出される様に、自由曲面プリズムでは眼球回転中心点から眼球側反射透過面を投影した形状を有するミラーコート凹面反射面で構成する少なくとも自由曲面プリズムの凸面反射透過面の視野周辺にミラーコート凹面反射面が目視されることが無い形状の自由曲面プリズムを有し、前記自由曲面プリズム入射面から入射した画像光を凸面反射透過面で反射し、ミラーコート凹面反射面で反射し、再び凸面反射透過面を透過して装着者の目に射出され、自由曲面プリズム視野内全面に画像表示素子画像が表示され、同様に屈折プリズムおよびレンズ群で構成する双眼画像表示装置においては、屈折投射される画像表示素子画像を接眼レンズで拡大することによって、境界の無い画像表示素子画像が前方視野内を切り抜く様に単一画像として認識される周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項1あるいは請求項2に記載の左右画像表示装置のそれぞれの背面に装着者の前方直視視野方向に向けて左右撮像装置を設置した周辺視野を解放した三次元デジタル拡大鏡ヘッドマウントディスプレイ。
請求項3に記載の画像表示装置背面に設置した利き目側の撮像装置撮像方向を、利き目の作業実態注視点方向に、他方の撮像装置撮像方向が逆の目作業実態注視点方向に向け設置された周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項2に記載の撮像装置の画像処理能力が表示フレームレート数を超える速度で撮像装置視野角度が変更された場合三次元デジタルデジタル拡大鏡に設置した位置加速度センサーで感知し、直前画像表示画像を維持する周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項1に記載の左右イヤーロッド内にイヤフォンと骨伝導マイクを設置した三次元デジタル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項1に記載の左右両側外耳道に挿入するイヤーロッドの耳珠後側外耳道周囲平坦部に、頭部正中縦状断面に対して略平行面を持つイヤーパッド部を設けることによってインナーイヤー部の外耳道内周壁の頭部中心方向に向かう圧迫力を軽減すると共に、装置左右耳部維持装置の維持力を向上した三次元デジタル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項1に記載の画像表示装置とフレーム、あるいはノーズパットとフレームの接続部に設置したヒンジ機構と、
フレームとイヤーロッド接合部に回転機構によって、画像表示部のみを前方視野から排除して裸眼視野を確保するか、あるいは左右イヤーパッドを回転軸としてフレームおよび画像表示装置を顔面下方に回転移動させて音声あるいは音楽を試聴することを可能とした三次元デジタル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。デジタル拡大鏡の機能に障害が発生した場合に画像表示装置のみ視界から排除することが可能となる
請求項1に記載の不可視領域に配置するフレームフロント部両端、フレームテンプル部接合部の左右水平ヒンジ直近のフレームテンプル部に設けた垂直ヒンジ部と、
左右テンプル部に設置したスライド調節機構と、
を含み、
垂直ヒンジの角度調節と、フレームテンプルの長さ調整によって画像表示装置の視野角度を角度調節変更可能とした三次元デジタル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
請求項1記載の両側外耳道および鼻根最陥窮部の三点の主たる固定支持に加えて、テンプルに設置した頬骨パッド二点を頭部中心方向に圧迫することによって、計5点支持によってイヤーパッド部と共にインナーイヤー部の外耳道内周壁の頭部中心方向に向かう圧迫力を軽減する三次元デジタル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッドマウントディスプレイ。
Description:
[規則26に基づく差替え 08.05.2008] 周辺視野を開放したヘッドマウン ディスプレイ

 この発明は、周辺視野を解放したヘッド ウントディスプレイ及び両手を用いた精密 業時のデジタル作業視野拡大明視装置に関 る。

 従来のヘッドマウントディスプレイは装 者視野の大部分を覆う閉塞型であり、装着 の視界には映画館で映画を鑑賞する場合の に、暗闇の視野上に画像が表示され画像表 部と全視野範囲との間にフレーム状の視野 害物存在する。特にヘッドマウントディス レイの背面に撮像装置を装着し、光学拡大 の機能をデジタルで再現した特許第3556829号 の様な三次元デジタル拡大鏡では、画像処理 によって接眼レンズ部のフレームの影響はな いが、画像を表示するモニター部分にはフレ ームが存在した。このフレームによる不可視 領域は閉鎖的な作業部位に対して高拡大で作 業を行う場合、周辺の障害物を回避して機械 器具等や手指を作業部位に直達させることを 困難にする。仮にフレームを取り去って人間 の視野の全周にモニター表示し人間の一般的 な周辺視野を確保するためは約200度以上の広 角撮像装置を用い視野全体を撮影する必要が ある。しかし、このような超広角レンズの収 差を補正し視野中心部分のみ分画拡大表示す ることは困難であり、仮に画像補正を行った としてもフレーム不可視領域をなくするため には顔面縦状左右方向正中に対して200度の範 囲をカバーする画像表示装置、あるいは顔面 を覆うように湾曲した大型の画像表示装置が 必要となるために使用時の違和感が大きく船 酔い現象を引き起こし作業者に大きな負担を 与えることになる。

 また、双眼光学拡大鏡装置は固定焦点であ 、固定焦点距離に従って、作業部位と頭部 置の距離を一定に保ち作業することを強い れるばかりか、高拡大の双眼光学拡大鏡は 眼レンズと対物レンズ間距離が大きい為に 野が狭く、使用者固有の瞳孔間距離に接眼 ンズ位置を調節する場合、作業部位視野方 に対する左右拡大鏡対物レンズの入射方向 節は非常にシビアであるためにデリケート 調節が要求される。更に光学拡大鏡は、一 的に接眼レンズと対物レンズが筒状のフレ ムで固定されているので接眼部のフレーム 拡大鏡視野と周辺視野境界部として認識さ 拡大部分を注視した状態で非拡大部周辺視 を認識しようとする場合、拡大部、非拡大 間にフレームが不可視領域として輪郭のよ に認識されるために違和感が大きい。この なヘッドマウントディスプレイを装着する 法としてはヘッドギア、あるいは眼鏡型な の頭部搭載機構が用いられている。また、 のようなヘッドマウントディスプレイは画 と同時に音楽を視聴するが、視聴中に使用 中断する事無く視野から画像表示装置を排 して音楽のみ選択的に試聴可能な機器は存 しなかった。

特許第3556829号、特開平5-276467、特開平8-2 37575、特開2001-100144、特開2002-350771、特表2003?5 04976、特開2001-311906、特開2002-250866、特開2006-2 62146、特開2001-109455

 前述の様に前方視野内に目的拡大部画像 示部周辺フレームのない画像を全面表示し 前記拡大部画像が視野中にあたかも裸眼視 を切り抜き浮き上がるように拡大画像周辺 境界不可視領域が無い画像として表示する 像表示部周辺裸眼視野を確保した三次元デ タル拡大鏡を提供する。眼鏡型の頭部搭載 法をとるヘッドマウントディスプレイは、 体重量を耳にかけるテンプルと鼻に乗せる ッド部で支え、テンプル部で側頭部を挟持 る維持力で頭部に固定するものである。し し重力により発生するヘッドマウントディ プレイ本体の質量を、左右のテンプルとノ ズパッドで維持する方法では天上方向に対 る維持力は左右テンプルの挟持する圧力の であるたに、倒立すれば簡単に定位置から れてしまう。また、使用者がこの様なアク バティックな体位をとることが無いにして 、下を向いて作業を行う場合に、顔面前方 向に維持力発揮する維持装置が無いので本 が前方に落下する危険性がある。同様にヘ ドギア型の物では、固定は十分確保できる 、装着時に装置の圧迫によりヘアスタイル 乱すばかりでなく、眼鏡の様に日常使用す 装置の形状とは異なり外観的に違和感があ ので、特に公共の場で使用することは憚ら る。またどちらのヘッドマウントディスプ イ装着手段も映像と同時に音声あるいは音 の視聴を目的とするものであり、使用中に 楽音声は中断する事無く、視野から画像表 装置のみを排除して音楽のみ楽しめるもの 無かった。かかる事実に鑑み、上下前後左 の頭部動きに対して維持力を失う事無く、 とえ倒立しても画像表示部分が視野からず ることがなく、本体と一体型の音響装置に って音楽も楽しめると共に音声発信も可能 し、外見上違和感の無い装着スタイルで、 用中に容易に視野から画像表示装置を完全 排除して視野を解放し音楽のみ選択的に楽 めるヘッドマウントディスプレイを提供す 。三次元デジタル拡大鏡として作業対象の 的部位を拡大表示する場合、前方視野内に 的拡大部画像表示部周辺フレームのない画 を全面表示し、前記拡大部画像が視野中に たかも裸眼視野を切り抜き浮き上がるよう 拡大画像周辺に境界不可視領域が無い画像 して表示する画像表示部周辺視野を確保し 三次元デジタル拡大鏡を提供する。また、 大作業対象の撮像装置の画像処理能力が表 フレームレート数を越える急激な動き変化 も対応する三次元デジタル拡大鏡を提供す 。

 この発明は上記目的を達成するためにな れたものであり、第1の発明は、前方視野即 ち概ね200度ある左右側方視野および上下130度 の縦状視野角中の眼前方視野方向に、左右画 像表示部以外の構成部品を前方注視時の不可 視領域、特に鼻側近接側左右60度前方視野角 交差する前方注視視野不可視領域に納めた 右画像表示装置のフレームの無い接眼投射 画像表示部分が視野を切り抜くように設置 た画像表示装置を、左右両側の外耳道に挿 したイヤーロッドと、顔面において両耳の 央に位置する鼻根陥窮部に装着する鞍状ノ ズパッドの3固定点を、それぞれ頭部中心方 向に圧迫する前方視野不可視領域に配置した フレームで構成した頭部搭載装置の両側外耳 道および鼻根最陥窮部の三点固定源による保 持力によって、所定の位置に固定する頭部の 前後、上下、左右的な姿勢変化に関らず画像 表示装置を所定の位置に保つと共に、画像表 示装置以外の部品を前方注視視野不可視領域 に配置する事を特徴とする周辺視野を解放し たヘッドマウントディスプレイである。

 前述の第一の発明の様に画像表示装置以 のパーツを装着者前方視野不過視領域に配 することによって、画像表示装置の周辺視 を解放することが可能となるが、第三の発 は更に、画像表示装置に画像を表示した際 視覚的に周辺視野との境界に画像表示装置 構成する部品、あるいは画像表示装置の画 投射面周囲に非表示部分が認識される事が い様に考案された物である。すなわち、基 的に眼球の回転運動による視線移動した場 、視線方向画像表示装置の眼球側投射面外 に画像表示装置構成部品が見える事が無い 状を持つ画像表示装置である。さらに、眼 側投射面視野内に表示される画像表示素子 画像周辺に非投射部分無く眼球側投射面全 に目視される様にするために、画像表示装 を、前方注視視野不可視領域に配置した画 表示素子と、前記画像表示素子に表示され 画像を装着者の目に投射する自由曲面プリ ム、あるいは屈折プリズムおよびレンズ群 構成する画像表示装置において、前記自由 面プリズム、あるいは屈折プリズムおよび ンズ群反射透過面全面に画像表示素子画像 過不足無く射出される様に、自由曲面プリ ムでは眼球回転中心点から眼球側反射透過 を投影した形状を有するミラーコート凹面 射面で構成する少なくとも自由曲面プリズ の凸面反射透過面の視野周辺にミラーコー 凹面反射面が目視されることが無い形状の 由曲面プリズムを有し、前記自由曲面プリ ム入射面から入射した画像光を凸面反射透 面で反射し、ミラーコート凹面反射面で反 し、再び凸面反射透過面を透過して装着者 目に射出され、自由曲面プリズム視野内全 に画像表示素子画像が表示され、同様に屈 プリズムおよびレンズ群で構成する双眼画 表示装置においては、屈折投射される画像 示素子画像を接眼レンズで拡大することに って、境界の無い画像表示素子画像が前方 野内を切り抜く様に単一画像として認識さ る周辺視野を解放したヘッドマウントディ プレイである。

 第三の発明は、第一および第二の発明に 載の両眼の前方視野方向視線上に設置した 右一対の画像表示装置の背面視線方向側の 着作業者左右瞳孔に相当する位置に前方視 方向を撮像するように入光部を向けた撮像 置を設置し、前記連結部を顔面直近の前方 視視野不可視領域で頭部固定装着機構と連 した周辺視野を解放したヘッドマウントデ スプレイを応用した三次元デジタル拡大鏡 ある。この三次元デジタル拡大鏡を装着し 左右瞳孔中央部に相当する位置から、裸眼 野方向に向けて取り付けたズームレンズ搭 自動焦点カメラの撮像した拡大画像を、フ ームの無い左右2枚の自由曲面プリズムレン ズに投射することによって概ね200度ある左右 側方視野および上下130度の縦状視野角中にそ れぞれ上下方向および外側方向に作業部位の 拡大画像のみを浮き出すように表示すること が可能となるので実際には目前に略長方形の 自由曲面プリズムレンズの形状の拡大部分画 像が三次元画像として視野を切り抜くように 認識される周辺視野を解放した三次元デジタ ル拡大鏡ヘッドマウントディスプレイである 。この様に第一の発明および第三の発明によ って周辺視野を解放されたヘッドマウントデ ィスプレイに第二の発明の様に撮像装置を装 着して三次元デジタル拡大鏡を構成した場合 、光学拡大鏡を使用する場合と同様の使用感 感覚で視野を得る事になる。人間は物体を認 識する場合利き目で直線的に物体を主体的に 捉え、逆の目で斜め方向から物体との遠近感 を捉えて距離を認識する。この様な自然な視 野獲得を三次元デジタル拡大鏡においても再 現するために第四の発明は、第二の発明に記 載のステレオ撮像装置を備えるヘッドマウン トディスプレイである三次元デジタル拡大鏡 の画像表示装置背面に設置した利き目側の撮 像装置撮像方向を、利き目の作業実態注視点 方向に向けて設置し、他方の撮像装置撮像方 向が逆の目作業実態注視点方向に向け設置し た周辺視野を解放した三次元デジタル拡大鏡 ヘッドマウントディスプレイである。

 第四の発明によって人間の視覚認識に極 て近い使用感覚で三次元デジタルデジタル 大鏡使用する事が可能であるが、撮像およ 表示装置の入出力フレームレートを上回る 激な撮像対象の動きに対しては対応するこ ができない。第五の発明は、第二の発明に 載の撮像装置の画像処理能力が表示フレー レート数を超える速度で撮像装置視野角度 変更された場合、三次元デジタルデジタル 大鏡に設置した位置加速度センサーで感知 、直前の表示画像を一定時間維持する周辺 野を解放した三次元デジタル拡大鏡ヘッド ウントディスプレイである。

 第六の発明は、第一の発明および第二の 明の画像表示装置で画像を認識すると同時 、音声、音楽を試聴、あるいは音声通信を 能とするために、フレームの維持装である 耳の外耳道に挿入外耳道を閉塞するイヤー ッド内に、イヤフォンと骨伝導マイクを設 し、音楽あるいは音声を聞くと同時に音声 信あるいは音声入力可能とした三次元デジ ル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッド ウントディスプレイである。

 第六の発明を実施する際には、イヤーロ ドを外耳道に緊密に適合させると同時に維 装置として機能を求めることになり、デリ ートな外耳道に対する圧迫応力集中、加え 長時間の使用に対する考慮して、第七の発 は、第二の発明に記載の左右両側外耳道に 入するイヤーロッドの耳珠後側外耳道周囲 坦部に適合する様に、頭部正中縦状断面に して略平行面を持つイヤーパッド部を設け ことによってインナーイヤー部の外耳道内 壁の頭部中心方向に向かう圧迫力を軽減す と共に、装置左右耳部維持装置の維持力を 上した三次元デジタル拡大鏡および周辺視 を解放したヘッドマウントディスプレイで る。

 第六の発明と第七の発明によって長時間 適に画像と同時に、音楽を試聴、あるいは 声通信を可能となるが、第八の発明は、使 環境の変更に従って画像鑑賞のみ中断し、 楽の試聴、あるいは音声通信のみ実施必要 生じた場合、または、画像表示装置の機能 障害が発生した場合に、イヤーロッドを外 道から取り外す事無く画像表示部とフレー を視野から排除するために、画像表示装置 フレームに設置したヒンジ機構で画像表示 のみを前方視野から排除して裸眼視野を確 するか、あるいはノーズパットとフレーム 接続部に設置したヒンジ機構で鼻根部維持 定をリリースし、フレームとイヤーロッド 合部に回転機構によって、左右イヤーパッ を回転軸としてフレームおよび画像表示装 を顔面下方に回転移動させて音声あるいは 楽を試聴することを可能とした三次元デジ ル拡大鏡および周辺視野を解放したヘッド ウントディスプレイである。

 また、画像表示装置の画像投射面周囲に 表示部分が認識される事が無い様に考案さ た第三の発明を実施するに際しては、特に 像投射面に対する上下方向の視線の入射角 を規定方向に保つ為に必要があるが、この 線入射角度を装着したままで調節可能とす ために、第九の発明は、不可視領域に配置 るフレームフロント部両端、フレームテン ル部接合部の左右水平ヒンジ直近のフレー テンプル部に設けた垂直ヒンジ部垂直ヒン の角度調節と、左右テンプル部に設置した ライド調節機構を利用したフレームテンプ の長さ調整を行うことによって、装置を装 したままで画像表示装置の視野角度を角度 節変更可能とした三次元デジタル拡大鏡お び周辺視野を解放したヘッドマウントディ プレイである。

 第七の発明のよって、イヤーロッドの外 道圧迫圧の軽減が可能となるが更にインナ イヤー部の外耳道内周壁の頭部中心方向に かう圧迫力を軽減するとともに装置の頭部 載維持力を向上する為に、第十の発明は、 側外耳道および鼻根最陥窮部の三点の主た 固定支持に加えて、左右フレームテンプル に頬骨パッドを設置し、このパッド二点を 部中心方向に圧迫することによって、合計5 点支持による維持力で頭部に搭載固定する三 次元デジタル拡大鏡および周辺視野を解放し たヘッドマウントディスプレイである。

 一般的に両眼側方視野角は顔面正中に対 て最大135度であり、視線を前方に向けた状 での片眼顔面正中視野方向に対する視野角 は60度であるので両眼顔面正中方向に対す 両眼視野角が交差する範囲外の顔面側は注 時不可視領域となる。これは、前方の対象 に指を差し出し、前記対象を注視しつつ鼻 部に向けて近づけて来ると、前方視野が交 する注視時不可視領域に達する位置から鼻 部にかけて徐々に指はゴースト化してつい は確認不能となることで理解できる。この 実を利用して第一の発明の様にヘッドマウ トディスプレイの画像表示装置を前方視野 ち概ね200度ある左右側方視野および上下130 の縦状視野角中の眼前方視野方向に、左右 像表示部以外の構成部品を前方注視時の不 視領域、特に鼻側近接側左右60度前方視野角 が交差する前方注視視野不可視領域に納める 様に設置することによって、装着者は左右画 像表示装置の接眼投射部画像表示部分が視野 を切り抜くように視野を認識することが可能 となる。

  しかし、前述の様に画像表示装置の接 投射部画像表示部以外の構成部分不過視領 に配置しても、顔面正中に対して最大135度 る両眼側方視野角を考慮すると、視野障壁 排除して装着感を向上する為には頭部搭載 構の配置を側方視野外に配置することが望 しい。この様な画像表示装置を頭部に搭載 る手立てとしては、眼鏡タイプ、あるいは ッドギアタイプが代表的であるが、一般的 眼鏡型のフレームでは、左右テンプル部、 リッジ部、智、あるいはクリングス部が側 視野内に入る可能性があり、仮に全周視野 に前記構成部品を配置した場合、モダン部( セル)共には上方向維持力が無いので頭部が 前傾姿勢を取った場合装置を落下する危険性 高く、クリングス部も基本的には装置の自重 によって維持力を発揮しているので、特に本 装置の様に一般眼鏡に比較してオーバーハン グの大きな物では頭部の急激な姿勢変時には 脱離落下の危険性があり、ジョギングなど運 動しているときに頭部の動きによって画像表 示部分が視野からずれやすく、特に下を向い た状態では装置が落下する危険性がある。し かし、本発明のヘッドマウントディスプレイ 固定装置では、画像表示部を両端のイヤーロ ッドと顔面において両耳の中央に位置する鼻 根陥窮部に装着した鞍状ノーズパッドの三固 定点で維持し、その三点を頭部中心方向に圧 迫するフレームに連結固定してあるので、固 定装置前方のノーズパット部は鼻根陥窮部に 適合する馬鞍状形態が上下左右に対して維持 力を発揮すると同様に、外耳道内に挿入した イヤーロッドが側方2カ所で上下左右全周方 に維持力を発揮するので、頭部の前後左右 の方向に対する動きにも維持力を失うこと ない。このため、ウォーキングやジョギン などの運動中にも安全に使用することが可 であり、仮に使用者が倒立した状態であっ も、宇宙空間の様な無重力状態でも維持力 発揮し脱離する事が無い。また、装置自体 一般の眼鏡のような形状は非常にコンパク でしかもファッショナブルであるので外観 に違和感がなく人目に触れる公共の場での 用にも好適である。

 前述の第一の発明の様に画像表示装置以 のパーツを装着者前方視野不過視領域に配 することによって、画像表示装置の周辺視 を解放することが可能となるが、第二の発 に於いては画像表示装置自体について、眼 の回転運動による視線移動した場合、視線 向画像表示装置の眼球側投射面外周に画像 示装置構成部品が見える事が無い形状を持 画像表示装置である視線方向画像表示装置 眼球側投射面外周に画像表示装置構成部品 周辺視野を遮る事が無い。画像を表示して ない状態では、装着者の前方視野には画像 示装置の眼球側投射面のみ認識される事に る。また、眼球側投射面内側視野について 、画像表示素子に表示された画像を装着者 目に投射する自由曲面プリズム、あるいは 折プリズムおよびレンズ群で構成する画像 示装置の自由曲面プリズム反射透過面全面 あるいは屈折プリズムおよびレンズ群接眼 ンズ全面に画像表示素子画像が過不足無く 出される様に、自由曲面プリズムでは眼球 転中心点から眼球側反射透過面を投影した 状を有するミラーコート凹面反射面で構成 る少なくとも自由曲面プリズムの凸面反射 過面の視野周辺にミラーコート凹面反射面 目視されることが無い形状の自由曲面プリ ムを有しする自由曲面プリズム入射面から 射した画像光を凸面反射透過面で反射し、 にミラーコート凹面反射面で反射し、再び 面反射透過面を透過して装着者の目に射出 れることによって、自由曲面プリズム視野 全面に画像表示素子画像が表示されるので 頭部を固定したまま眼球視野角度を変更し フィールド中の対象画像の辺縁を注視して 周辺視野との境界に画像表示装置を構成す 部品、あるいは画像表示装置の画像投射面 囲に非表示部分が認識される事が無い。同 に屈折プリズムおよびレンズ群で構成する 眼画像表示装置においても、屈折投射され 画像表示素子画像を接眼レンズで拡大する とによって、対象画像の辺縁境界の無い画 表示素子画像が前方視野内を切り抜く様に 一画像として認識することが可能となる。

 この第一の発明および第二の発明の周辺 野を解放したヘッドマウントディスプレイ 特許3556829や特願2005?518945の様な三次元デジ ル拡大鏡応用すれば以下第三の発明の効果 奏する。人間が実際に拡大視野外近隣の目 対象を捜査する場合、注視している部位か 視覚が僅か5度ずれただけで、視力1.0が0.3位 まで落ちる為に眼球を固定したままで頭部を 移動させる動作で目的対象部位を捜そうとす る。この動作は双眼鏡で遠方の景色を眺める 場合、人間は双眼鏡を両手で顔面前方に保持 し眼球を固定した状態で頭部と双眼鏡を一体 として移動させることによって目的とする対 象の方角を向き対象を探し出そうとする行為 と同様の動作である。

 拡大視野フィールド中の対象の変更を行 場合は、頭部を固定したまま眼球視野角度 一瞬変更して目で追う動作を行う場合もあ が、基本的には目的対象を拡大視野フィー ド中央部で認識するために頭部を動かす動 を行うことになる。つまり拡大画像を双眼 ニター上で目標を検索し注視する場合の視 角は概ね前方方向に向けて一定に保たれた 態、つまり両眼の視野は前方を凝視した状 であり両眼間の視野角も最狭範囲で固定さ ることになる。

 加えて、前記視野前方不可視領域外の視 中心部分は視力が優れており,視対象の詳細 なかたちや色の知覚、特に静止した対象の識 別に優れているが、視野の周辺部分は明暗の 時間的な変化(flicker)や,動きの知覚に対して 反応特性を示す部位であり、第一の発明の うに前記周辺視野を含む更に外側に位置す 前記両眼顔面正中方向に対する両眼視野角 交差する範囲外の顔面側前方注視不可視領 に左右自由曲面プリズムレンズの鼻側非表 部分と自由曲面プリズムレンズ以外の構成 品を配置することによって、実際には目前 略長方形の自由曲面プリズムレンズの拡大 三次元画像が全周裸眼視野を切り抜くよう 周辺にフレーム等の不可視領域無く認識さ ることになる。

 これら三つの事実を鑑みるに、第一およ 第二の発明に記載の両眼の前方視野方向視 上に設置した左右一対の画像表示装置の背 視線方向側の装着作業者左右瞳孔に相当す 位置に前方視野方向を撮像するように入光 を向けた撮像装置を設置し、前記連結部を 面直近の前方注視視野不可視領域で頭部固 装着機構と連結した周辺視野を解放したヘ ドマウントディスプレイを応用した三次元 ジタル拡大鏡によって、左右瞳孔中央部に 当する位置から、裸眼視野方向に向けて取 付けたズームレンズ搭載自動焦点カメラの 像した拡大画像を、フレームの無い左右2枚 の自由曲面プリズムレンズに投射することに よって概ね200度ある左右側方視野および上下 130度の縦状視野角中にそれぞれ上下方向およ び外側方向に作業部位の拡大画像のみを浮き 出すように表示することが可能となるので実 際には目前に略長方形の自由曲面プリズムレ ンズの形状の拡大部分画像が三次元画像とし て視野を切り抜くように認識されることにな るので、閉鎖的な作業部位に対して高拡大で 作業を行う場合、裸眼視野で認識した機械器 具等や手指を周辺の障害物を回避して容易に 作業部位に直達させることが可能となるばか りか、フチなし眼鏡を使用するように違和感 が少なく船酔い現象を引き起こすことが無い ので作業者の負担を軽減することが可能とな る。また第1の発明の双眼モニターの左右そ ぞれ背面視線方向側瞳孔に相当する位置に 置した撮像装置は、連結部に固定されてい ので予め設定した撮像装置間距離および撮 方向角度に影響を及ぼすことがないので特 2005-518945のように一組の三次元拡大鏡を用い て画像合成を行う場合に撮像条件を一定に保 つ場合に有利である。

 更に、人間の視覚の特徴として人間が左 両眼で目視する場合、利き目の視線は左右 球の瞳孔部に接する仮想平面に対して略直 方向に向け、反対側の視線は目視対象物体 前記利き目視線方向と交差させて距離判定 行う。閉鎖部位を観察する場合、裸眼では き目が障害物遮蔽によって目視対象視野が われても反対側の目の視野が視覚を補い、 前の視覚の記憶が距離感を補いつつ対象認 をすることが可能となる。しかし、三次元 ジタル拡大鏡においては一方の撮像装置が 害物によって遮蔽されることによって撮像 象を捕らえることが不能になると遮蔽物が 像中に表示され反対側の撮像装置の表示画 に影響を及ぼし表示能力の低下を招く。こ ような現象はデジタル拡大鏡を利用して口 内臼歯部歯牙を側方から捕らえる場合等に 生するが、第四の発明の様に、第一の発明 よび第二の発明に記載の双眼モニターの画 表示装置背面に設置したどちらか利き目側 設置した撮像装置撮像方向を左右眼球の瞳 部に接する仮想平面に対して概ね直角方向 向け、反対側の撮像装置の撮像方向を作業 態の撮像被写体位置で前記利き目側に設置 撮像装置撮像方向と交差位置で両撮像装置 焦点を結ぶ様に撮像装置を設置する。一例 挙げれば顔面の前で作業を行う場合に、各 人によって異なる利き目側の作業実態に対 る注視点方向に同側撮像装置の撮像方向を 定し、他方の撮像装置撮像方向が前記注視 の作業実態上で交差して焦点を結ぶ様に方 に反対側の撮像装置の撮像方向を設定すれ 、裸眼で閉鎖部位に対する視覚を得る場合 同様の感覚で対象物に対する頭部位置を無 識に移動保持する自然な動作が可能となる で、周辺視野を解放した画像表示と相俟っ 特別なトレーニングすること無く三次元デ タル拡大鏡を利用して遮蔽物を回避しなが 奥行きのある三次元画像を認識し、その視 内で手技を実践することが可能となる。

 第四の発明によって人間の視覚認識に極 て近い使用感覚で三次元デジタル拡大鏡を 用して一連の手術等に使用する場合、一処 の間には同一視野方向から比較的頭部位置 固定して対象を捉えることになるが、処置 位の変更や、処置中に急遽視野方向の変更 必要となった場合、撮像装置の撮像方向は 激に移動することになる。この際、撮像装 の画像処理能力である表示フレームレート を超える速度で撮像装置視野角度が変更さ コマ跳びを発生し、視野対象を見失う危険 があるばかりか、三次元デジタル拡大鏡撮 画像を出力し介助者や研修医に共有画像を 供する場合一瞬視野を失った様に表示され ことになり、三次元デジタル拡大鏡の使用 のみならず画像共有する第三者も含めて船 い現象に陥りやすいが、第五の発明の様に 撮像装置撮像方向が予め設定した撮像装置 レームレート数を超える既定の速度以上で 激に移動した場合に、急激な表示画像の位 変化を三次元デジタルデジタル拡大鏡に設 した位置加速度センサーで感知して、一定 間直前表示画像を維持することによって、 野対象見失うこと無く、画像共有する第三 も含めて船酔い現象を防止することが可能 なる。

 加えて、第一の発明のヘッドマウントディ プレイを一般的にテレビ放送、映画鑑賞な のコンテンツの視聴、あるいはテレビ電話 ど音声通信に使用する場合、別途装置に添 つけの音響装置を利用してディスプレイを 野に適合位置調整後、別個に左右の耳にヘ ドフォンやイヤフォンを調整装着すること なるが、第六の発明では、両耳の外耳道に 入されるイヤーロッド内にイヤフォンと骨 導マイクが設置してあるのでヘッドマウン ディスプレイを装着と同時にオーディオ環 を得ると同時に音声発信あるいは音声入力 ることが可能となるばかりか、外観上の構 部品数を減らすことになるので、日常あま 見かけることの無いヘッドギアと比較して 和感が少ないので人目に触れる環境での使 に耐えうる外観を提供できる。また、画像 みを使用して使用者が周囲の音声指示や環 音を試聴する必要がある場合は、外部マイ の音響をこのイヤフォンを利用した環境音 提供によって安全な使用環境を提供する事 可能となる。
 前記それぞれの発明による使用感の充実は 日常の長時間使用を可能とするが、それ故 日常での長時間の使用条件も考慮に入れる 要が有るので左右イヤーロッドと鞍状ノー パッドの三固定点の頭部中心方向に向ける 迫圧力には十分に配慮する必要がある。と わけ維持装置として左右のイヤーロッドを 用するに際しては外耳道にかかる負荷を緩 し心地よい装着感を考慮せねばならない。 のために第七の発明は、第一の発明および 二の発明に記載のイヤーロッドを、外耳道 挿入し頭蓋の正中縦状断面に対して全周方 に維持力を発揮するインナーイヤー部と、 珠後側および両耳を結んだ直線に対して垂 面を構成する外耳道周囲平坦部に適合する 体型のイヤーパッドで構成することによっ 、フレームのインナーイヤーを頭蓋の正中 状断面方向に圧迫する力を分散中和すると に水平方向に維持力を発揮するので、デリ ートな外耳道にかかる圧迫を最小限にする 用がある。このインナーイヤーとイヤーパ ドの形状は比較解剖学的な形状から3種類程 の大きさのバリエーションで成型するか、個 別に印象をして各個人に適合する様に成型す ればより快適な装着感を得る事が可能である 。どちらにしても直接皮膚に触れてフレーム の圧迫力を与える左右インナーイヤー、イヤ ーパッドと鞍状ノーズパッドの構成材料は応 力を分散し接触面全体に均等圧迫する軟性樹 脂や、低反発ウレタンスポンジ素材で構成し ておけば、外耳道あるいは鼻根陥窮部の解剖 学的形状に良く適合し、維持力を高め、長時 間の使用にも疼痛を発現することなく、さら にイヤーパッド部は外耳道を完全に閉塞する ことが可能となるので外部の騒音を遮断し、 より快適な音響環境を提供すると供に、イヤ ーロッドは、フレームの適度な頭部中心方向 に向かう圧力で維持されているので、頭部両 側から挟み込む様に耳全体を圧迫する物や、 眼鏡のセル形状の維持装置によって装着する ヘッドフォン形式の物、あるいは一般的なイ ヤフォンの様に外耳道側壁を圧迫することに よって維持を獲得している物の様にピアス等 の耳飾り装飾品と干渉することがない。
 また、従来のヘッドマウントディスプレイ 映像の鑑賞を主な目的に作られていた為に 置のディスプレイから視野を解放して音響 置のみ使用する状況は配慮されてはいない 、特に屋外での使用を考慮に入れた第八の 明ヘッドマウントディスプレイでは、視覚 確保が必要な作業を行う場合に対応するた に、ディスプレイとフレームの接続部跳ね げ機構を利用してノーズパットと供にディ プレイを跳ね上げて鼻根陥窮部の維持機構 み解放し、両耳のイヤーロッドを回転軸と て顔面の下方に移動してディスプレイを首 前に垂らし、ちょうど両耳に装着したイヤ ォンをあたかも聴診器を装着したような状 で音楽を楽しむことが可能となる。この際 フレームの両端テンプルに固定されるイヤ ロッドあるいはイヤーパッドは規定の回転 囲において自在に回転する機構によってそ 位置を保つことができるので、外耳道内で ヤーロッドが回転して外耳道および外耳道 囲を擦りつけることによって傷つけること ない。
 このように本発明のヘッドマウントディス レイは使用環境を選ばないものであるが、 然使用環境によってディスプレイに対する 線および視野方向も変更されることになる 更に、画像表示装置の画像投射面周囲に非 示部分が認識される事が無い様に考案され 第三の発明を実施するに際しては、特に画 投射面に対する上下方向の視線の入射角度 規定方向に保つ為に必要があるが、この視 入射角度を装着したままで調節可能とする めに、第九の発明は、携帯性を考慮して第1 の発明のフレーム両端に設置した折りたたみ 用の水平ヒンジ部と共に、そのヒンジ部ある いは、ヒンジ部のテンプル側に垂直方向に屈 曲することができる角度調節機構を設け、更 に左右テンプル部にそれぞれ長さ調節機構を 設けたことによって、フレームフロント部の 顔面に対する位置を正しく保ちつつ、画像表 示装置の視野角度を角度調節変更可能となる ばかりか、固定源となる鼻根陥窮部、左右外 耳道の三次元的な解剖学的個人差に対して、 広く対応することが可能となる。また、この テンプル部の角度調節機構部でフレームとテ ンプルを直線状にすれば左右イヤーパッド部 を支点として鞍状ノーズパッドが持ち上がり 鼻根最陥窮部の固定維持がリリースされるの で脱着を容易にすると共に、そのままテンプ ルを前下方に回転させて音楽のみ楽しむ事が 可能である。

 更に、第十の発明は、第一の発明のフレ ム側頭部あるいは第九の発明のフレームテ プル部に頬骨パッドを設置することよって 頭部中心方向に圧迫するフレームの維持力 鞍状ノーズパッド及び左右イヤーロッド又 イヤーパッドの三点に加えて左右頬骨パッ 二点の計五点で頭部に画像表示装置を装着 ることが可能となるので全体としての維持 を増強し、逆にそれぞれの部位に架かる圧 を分散することになるので、長時間の使用 於いて特に疼痛を発現することの多い外耳 に対する圧力の緩和に役立つ。

左右イヤーパッドとノーズパットの三 支持で維持固定する周辺視野を解放したヘ ドマウントディスプレイを示す図 周辺視野を解放したヘッドマウントデ スプレイの視野範囲と撮像装置の撮像範囲 示す図 前方の肉眼視野範囲,撮像装置視野範囲 ,および注視視野範囲を示す概念図 眼球の回転運動による視線移動した場 、視線方向画像表示装置の眼球側投射面外 に画像表示装置構成部品が見える事が無い 状を持つ画像表示装置示す概念図 眼球の回転運動による視線移動した場 、視線方向画像表示装置の眼球側投射面外 に画像表示装置構成部品が見える事が無い に接眼レンズを配置した画像表示装置を示 概念図 肉眼で対象を目視する際の効き目と逆 目の機能と、三次元デジタル拡大鏡の撮像 置設置位置の関連性を示す概念図 自由曲面プリズムレンズに上面から画 表示素子を投射する画像表示装置を示す図 左右イヤーパッドとノーズパットで支 するテンプルボウで構成する頭部搭載機構 持つフレームレス三次元デジタル拡大鏡を す図 左右イヤーパッドを装着したままで鞍 ノーズパッドを跳ね上げてディスプレイを まで移動させた状態を示す図 フレームに左右角度調節ヒンジ、中央 部ヒンジ及び長さ調節機構を持つヘッドマウ ントディスプレイを示す図 左右折り畳みヒンジ、左右テンプル垂 直角度調節ヒンジ、イヤーパッド回転機構及 びテンプル長調節機構を持つメタルフレーム にヘッドマウントディスプレイの垂直角度調 節ヒンジ、イヤーパッド回転機構可動範囲を 示す側面図 左右折り畳みヒンジ、左右テンプル垂 直角度調節ヒンジ、イヤーパッド回転機構及 びテンプル長調節機構を持つメタルフレーム にヘッドマウントディスプレイのヒンジ可動 範囲を示す上面図 図5および図6に示すメタルフレームに ッドマウントディスプレイの左右テンプル 直角度調節ヒンジ、及びイヤーパッド回転 構を利用した着脱機構を示す側面図

符号の説明

1、モダン 2、テンプル 3、蝶番 4、ステイ  5、クリングス 6、自由曲面プリズムレンズ  7、連結部 8、撮像装置 9、フック 10、フレ ム 11,連結子 12、ノーズパッド 13、マイク  14、イヤーロッド 15、ノーズパッド連結子 16、表示装置 17、スライド部     18、自 曲面プリズムレンズ眼球側 19、自由曲面プ ズムレンズ撮像装置  20、画像入光 21、認 識対象(注視対象) 22、認識対象(注視対象) 23 、遮蔽障害物(断面) 24、遮蔽障害物(断面) 
25、水平調節板 26、垂直調節板 27、水平調 ネジ 28、垂直調節ネジ   29、ボールジョ ント 30、ボールジョイント固定ネジ 
31、自由曲面プリズム   32、連結部 33、フ ーム 
34,ジョイント 35、鞍状ノーズパッド 35a、鼻 根最陥窮部上下方向維持部 35b、鼻根側方維 部 36、イヤーロッド 37、ノーズパッド連 子 38、回転およびロック機構 39a、ロック  39b、ロック溝 
40、連結子回転軸 41、スライド部 42、マイ ロフォン 43a、頬パッド 43b、頬パッド 44、 テンプル垂直ヒンジ 45、フレームフロント  46、フレームテンプル部 47、フレームイヤ ー部 48、イヤーパッド 50、インナーイヤー  51、イヤーパッド部 52、ヒンジ 53、イヤ パッド回転機構54、接眼レンズ 55、自由曲 プリズム凸面反射透過面(一時反射、及び透 過面) 56、自由曲面プリズムミラーコート凹 反射面
A、撮像装置―被写体距離 B、眼球―被写体 離 C、撮像範囲 M,自由曲面プリズム眼球側 視覚範囲1 N,自由曲面プリズム眼球側面視 範囲2
O,眼球中心点 a-b,右目視野範囲 a'-b',左目視 範囲 e,右撮像装置撮像範囲 e',左撮像装置 像範囲 c-d,右曲面レンズ内視野範囲 c'-d',  自由曲面内レンズ視野範囲 f、利き目(右目 )視線方向 f'、逆の目(右目)視線方向 g、両 中央に向けた右撮像装置視野方向 g', 両眼 央に向けた左撮像装置視野方向 h,利き目視 線に対する垂直線 h',逆の目視線に対する垂 線 i、水平可動方向 j、垂直可動方向
k、自由回転可動方向 

 以下、本発明の実施の形態を添付図面を 照して説明する。

 図1~図13は発明を実施する形態の一例であ って、図中、図と同一の符号を付した部分は 同一物を表わし、基本的な構成は図に示す従 来のものと同様である。

 これまでHMDの装着方法はヘッドバンド型 るいは眼鏡型のものが用いられていたが、 ッドバンド型のものは頭部に対する圧迫感 強く、また強く締めて固定したとしても毛 などの上から圧迫することになるのでずれ すいという欠点があった。また眼鏡型では 後方向および左右方向に対する維持力はあ 程度期待できる物の、ディスプレイのオー ーハングによる鼻パッド部を中心とする回 モーメントが加わった場合、或は上方に向 う力に対しての維持力は皆無であり、従っ 上下的な頭部の急激な姿勢変に対しては脱 落下の危険性がある。この様な問題を解消 るために本発明では、図1に示すように左右 自由曲面レンズ31を連結する連結部32をノー パット35と両端のイヤーロッド36の三点で維 する略弓形状の適度の弾性を発揮する金属 るいは樹脂などで成形されたフレーム40で 定する搭載機構を備えている。このフレー 3は前記三点を頭部中心方向に適度な圧力で 持することによってトライポッドスタビリ ーション作用を生み出し装置全体の安定性 向上させている。この装置の水平方向の応 に対する維持力は、フレーム33の圧迫力に って得られるものではあるが、加えてノー パット部42の鼻根陥窮部に適合する馬鞍状形 態と、側方二点で維持力を発揮する外耳道内 に挿入したイヤーロッド6部が頭蓋縦状断面 対して上下左右全周方向に維持力を発揮す ので、フレーム33、あるいはジョイント34の 性素材の圧迫力は最小限でありながら大き 維持力を発揮する事になる。従って最小の レーム圧力を持って三点維持を達成する事 可能となるために、従来の維持方法と比較 て圧迫感の少ない快適な装着感でありなが 眼鏡タイプの様に頭部姿勢の変化による脱 落下を防止し、加えてヘッドギアタイプと 等以上の維持能力を得ることが可能である この外耳道に挿入したイヤーロッド36内に 、左右一対のステレオあるいはどちらか一 にイヤフォンを内蔵設置してあるので別途 ヤフォン等を装着すること無く音声指示、BG Mあるいはアラームを聴取することが可能と る。音声入力は図1に示すようにフレーム3に マイクロフォン42を接続するか、あるいはイ ーロッド内に鼓室イヤフォン、骨伝導マイ または耳小骨マイクなどのマイクロフォン 内蔵すればハンズフリーで音声通信するこ が可能である。また、図示例の様な形状の レーム3は顔面直近の不可視領域に配置され ているので視野に障害を与えることは無く、 鞍状ノーズパッド連結子45やノーズパット35 左右両眼の前内方視野60°が交差する範囲内 配置してあるので視覚的には顔面前方にデ スプレイのみ目視され装着時に開放感を与 、これまでの閉塞型のヘッドマウントディ プレイとは異なり画像表示装置の周囲の周 視野を解放したヘッドマウントディスプレ を提供する事ができる。この前方不可視領 に配置した画像表示装置の自由曲面プリズ 6は、図5に示すように眼球運動時の眼球中 Oから自由曲面プリズム凸面反射透過面55を 影した外形を持つ自由曲面プリズムミラー ート凹面反射面56によって、自由曲面プリズ ム6の周辺に自由曲面プリズム本体自体が面 触れることはなく、視覚的に認識する表示 像も自由曲面プリズム凸面反射透過面55全面 に過不足なく表示されるために、認識される 画像は周辺視野の間にいっさいの境界や非表 示部分を発生しない。また、自由曲面プリズ ム凸面反射透過面55から自由曲面プリズムミ ーコート凹面反射面56上に表示される画像 示素子16の画像を覗き込んだ際に、認識され る画像周囲に表示部分が発現しないようにす る手だてとしては図5の左側に示すように、 由曲面プリズム6と眼球の間に接眼レンズ54 配置することによって投射画像を終息させ 表示部分を排除することが可能となる。

 図1の周辺視野を解放したヘッドマウントデ ィスプレイに図5のように画像表示装置の背 視野方向に撮像装置8を装着したものが3次元 デジタル拡大鏡であるが、それぞれ左右撮像 装置8の撮像拡大画像が同側の自由曲面プリ ムレンズ6に映し出されるので、一般的な光 拡大鏡を使用している状況と同じように違 感なく前方視野を拡大して認識することが 能となる。拡大視野フィールド中の対象の 更を行う場合は、頭部を固定したまま眼球 野角度を一瞬変更して目で追う動作を行う 合もあるが、基本的には目的対象を拡大視 フィールド中央部で認識するために頭部を かす動作を行うことになる。つまり、図2に 示すように、拡大画像を双眼モニター上で目 標を検索し注視する場合の視野角は、概ね前 方方向に向けて一定に保たれた状態、つまり 両眼の視野範囲は前方を凝視した状態であり 両眼間の視野角も図3の最狭範囲Fで固定され ことになる。一般的に両眼側方視野角は顔 正中に対してaおよびa'の視野角度は最大135 であり、視線を前方に向けた状態での片眼 面正中視野方向に対するbおよびb'の視野角 は60度であるので両眼顔面正中方向に対す 両眼視野角が交差する範囲外の顔面側は前 注視視野不可視領域となる。この実施例の うに、前記周辺視野を含む更に外側に位置 る前記両眼顔面正中方向に対する両眼視野 が交差する範囲外の顔面側注視不可視領域 左右自由曲面プリズムレンズの鼻側非表示 分と自由曲面プリズムレンズ以外の構成部 を配置することによって、図3に示すように 実際には目前に略長方形Fの自由曲面プリズ ムレンズの拡大部三次元画像が水平的にはc-d 、c'-d'の全域に全周裸眼視野を切り抜くよう 周辺にフレーム等の不可視領域無く認識さ ることになるので閉鎖的な作業部位に対し 高拡大で作業を行う場合、周辺視野Eおよび Dで認識した機械器具等や手指を周辺の自由 面プリズムレンズに投影されるEの周囲に隠 た障害物を回避して容易に作業部位に直達 せることが可能となる。この時に視野Eと視 野Dとの間には遮蔽物がないのでフチなし眼 を使用するように違和感が少なく船酔い現 を引き起こすことが無い。また、フレーム10 、蝶番3、ステイ4は使用者の視野範囲Dの外側 になるので認識されることがない。さらに、 頭部の位置に対して下方向での作業実体を注 視して作業を行なう状況下では、この実施例 の様に何も自由曲面プリズムレンズの画像入 力面は鼻根側に設置される必要はなく、頭部 の傾斜角度よりも下方での作業目的に特化し て使用する三次元デジタル拡大鏡において、 上方の遮蔽物は、比較的周辺視野を阻害する ことがないので自由曲面プリズムレンズの上 部に画像表示装置を設置し、図7に示すよう 上方から投射するタイプの自由曲面プリズ レンズを使用しても良い。このようにして 由曲面プリズムレンズは、前方視野を切り くように認識されるわけで有るが、自由曲 プリズムレンズ自体の視野内表示画像周辺 非表示部の排除する手立てとしては実施例1 同様である。この様な位置調整機構によっ 自由曲面プリズムレンズの位置補正あるい 自由曲面プリズムレンズ内の表示部認識は 好となるが、比較的近接撮像装置―被写体 離A、のような位置の-対象を拡大表示する 次元デジタル拡大鏡においては閉鎖的な部 の観察に際しては利き目の問題を考慮しな てはならない。図6に示すように人間が左右 眼で目視する場合、注視対象の距離によっ 異なるが利き目の視線は左右眼球の瞳孔部 接する仮想平面に対して略直角方向fに向け 、反対側の視線は目視対象物体で前記利き目 視方向f'と交差させて距離判定を行う習慣が る。このため、認識対象(注視対象)21を裸眼 で認識する場合、遮蔽障害物23の位置では目 することが可能であるが、遮蔽障害物24の 置に障害物があると距離感を含めて正常な 識をすることができない。このような習慣 な行為は人間の目の役目をする撮像装置6の 像方向に反映される必要があり、仮に、撮 装置6の設置方向を認識対象(注視対象)22に けてg,g'の様に設置すると感覚を取り締まる とになり、とくに口腔などの閉鎖的な部位 対して三次元デジタル拡大鏡を使用し作業 行う場合には頭部の位置を正常に保つため 裸眼とは異なる装置の撮像方向になれるた に熟練を要することになる。しかし本発明 は、利き目側の撮像装置6の撮像方向fは左 眼球の瞳孔部に接する仮想平面に対して略 角方向つまり、各個人によって異なる利き 側の作業実態に対する注視線方向に同側撮 装置の撮像方向を設定し、他方の撮像装置 像方向が前記注視作業実態上で交差して焦 を結ぶ様に反対側の撮像装置の撮像方向を 定し、反対側の撮像装置8撮像方向は利き目 の撮像装置の撮像方向と認識対象21で交差 両撮像装置の焦点を結ぶ様にf'方向に向けて 設置してあるので極めて自然な頭部の位置で 遮蔽物を回避して対象認識することが可能と なる。
 以上の手立てによって極めて自然な拡大作 が可能になるが、肉眼の認識能力に比較し 撮像装置6、および表示装置16の能力は劣る のであるため、急激な被写体の移動あるい 装着者の頭部の動きに対しては画像処理能 が不十分であるのでリアルタイムな表示が 能となる恐れがある。このため本発明では 撮像と同時に一定時間撮像画像を記憶媒体 保存し、撮像画像中の1点が撮像装置の表示 フレームレート数を超える速度で移動した場 合、その移動を感知した時点から一定時間さ かのぼり前記記憶媒体に保存した画像を表示 する。これにより使用者はコマ跳びを起こし た視覚的に何の意味もない画像を見ることが なくなるので快適に作業することが可能とな る。この保存画像の表示は1秒間に15フレーム 以下の範囲で実行されるため、装着者には何 の違和感も与えることがない。

図1に示すノーズパット12と両端のイヤーロ ッド14の三点で維持する略弓形状のフレーム1 0は、図8に示すように樹脂製のフレーム33に ライド部41調節機構を設けることによって顔 面の個人差に対応することもできるし、透明 の樹脂で作られたノーズパッド連結子37は、 度な弾力性を持ってノーズパット鼻根最陥 部に押しつけ高い維持力を発揮すると共に 透明の樹脂部分は視覚的な遮蔽を起こすこ が無いので装着者を患者が見たときディス レイ部分のみ目に触れることになるので大 さな器具であるというような心理的な影響 回避することができる。この実施例3の頭部 搭載装着手段は、音楽だけを楽しむ場合は、 フレーム33に回転可能でありながら一定の設 角で固定される回転およびロック機構38を けて,常には下向きのロック溝39aに勘合して 定されノーズパット連結子37の素材弾性に り鼻根陥窮部に向けて維持力を発揮してい 鞍状ノーズパッド42を、ノーズパッド連結子 45の横方向の弾性を利用してロック解除し、 結子回転軸40を中心としてG方向にノーズパ ト連結子37を回転移動し前方方向のロック 39bに勘合することによって鞍状ノーズパッ 42を前方ロック位置で固定し、ディスプレイ を首の前に垂らして聴診器の様な掛け方をす れば音楽再生用のヘッドフォンとして使用可 能となるので図9に示す様に映像を鑑賞せず 音楽だけ楽しむことも可能である。この場 回転ロック機構46のロック溝39の設定方向に ってディスプレイの位置は任意の位置で固 および回転移動することが可能である。ま 、この回転ロック機構は図示例のものに限 ず自由回転可能なノーズパット連結子部に じを利用して固定する方法などノーズパッ およびディスプレイを跳ね上げ移動させて 定することが可能であればその他の手段を じても良い。この場合のイヤーロッドは、 ィスプレイを下方に移動させる際に左右イ ーロッドを結ぶラインを中心として回転す ことになるので、フレーム33に対して回転 在に装着されていることが好ましい。

 基本的な構成は実施例3と同様であるが、 図10に示すようにフレームを装着者の額部分 相当するフロントフレーム部分35と、左右 頭部にするフレームテンプル部46の3個のパ ツで構成しフロントフレーム部45のテンプル 垂直ヒンジ34で連結部してPの範囲で無段階角 度調節可能に稼働すると共に、フレームテン プル部46のフレーム長はスライド部41によっ 調節可能である。従って、テンプル垂直ヒ ジ34の角度調整とスライド部41の長さ調整を うことによって装着者の外耳道から鼻根陥 部までの水平的な個人差に対応して常にフ ントフレーム部35を額に対して正しい位置 係に保つことが可能となり、同時に自由曲 レンズ31の視野角度を、ノーズパット35を回 中心として上下的に微調整することも可能 なる。図11から図13に示すのは同様の機構を 持ったものであるが、図13に示す様に、モニ ー使用時の装着状態からテンプル垂直ヒン 44の角度調節機構部でK方向に連結部、鞍状 ーズパッドを持ち上げてフレームフロント 45とフレームテンプル部46を直線状にすれば 鞍状ノーズパッド35が持ち上がり鼻根部の固 維持がリリースされ、この状態で左右の外 道に挿入したインナーイヤー50を順次抜き すことによって脱着を容易にする。音楽、 声あるいはマイク入力のみ行う為にモニタ 部を視界から排除する場合は、前述の鞍状 ーズパッド35をリリースした状態から直線状 態のスレームを前下方に左右イヤーパッド部 52のイヤーパッド回転機構53を回転軸中心と て回転させて装置全体を聴診器の様に顔の に垂らして使用することが可能となる。こ とき外耳道内のインナーイヤー部50と耳珠後 方のイヤーパッド51はイヤーパッド回転機構5 3によって回転力が干渉されるので皮膚表面 擦過する事が無い。また、装着時にはフレ ムテンプル部46の内側に設置した頬パット43a やフレームテンプル部46をspongeや軟性樹脂で み込むようにした頬パット43bによってフレ ム全体の頭部中心に方向に対する圧迫力を にデリケートな外耳道に接するイヤパット4 8にかかる圧力を軽減すると共に、3点支持か 5点支持に固定源を増加させより安定性を増 すことが可能となる。加えて図12に示す様な ンジ53で眼鏡の様に折り畳むか、図10に示す 中央ヒンジ49でフレームフロント部45を折り たみ、ヒンジ52およびテンプル垂直ヒンジ44 折り畳めば頭部搭載装置を小型化し携帯性 向上させることができる。

 本発明の周辺視野を解放したヘッドマウ トディスプレイは、音楽や映像を楽しむウ ークマン型のヘッドマウントディスプレイ 機動性を高めることが可能となるので、一 的なコンテンツの鑑賞のみならずダンスや い運動時などの使用条件も満たしている。 例をあげれば、ハーフスルーの外界の視覚 完全に遮蔽することの無いヘッドマウント ィスプレイをダンサーに装着させ、同時に ンサーの動きを撮影した撮影画像をリアル イムでのダンサーのヘッドマウントディス レイで再生すれば、自らの動きを第三者の 線から認識することが可能であるので、頭 の位置を制約されること無く鏡に映し出す に自らの動きを認識すること可能となる。 えて、ディスプレイに模範演技、あるいは テップを示すアニメーションを表示すれば 技術マニュアルとして実際にダンスという 為中断すること無く正確な動きを習得する とができる。これまでダンス等体の動きを 導する場面では、音声による支持指導ある は模範演技による指導が行われてきたが、 範演技を見る場合には自らの動作を中止す こと無く指導演技に注目することが可能と り、指導時間の短縮ができる。さらに、本 明のヘッドマウントディスプレイを使用す ば何もダンスに限らず全てのスポーツ等全 自身の体の動きを認識する手段として利用 能である。また、全身の観察だけではなくP CT/JP2005/004758の様の三次元実体デジタル拡大 と同一規格のヘッドマウントディスプレイ 使用して、前記三次元実体デジタル拡大鏡 撮像データをモニターすることによって、 療分野に於いては執刀医の介助者の目とし 利用することが可能であるばかりか、もし のデータを遠隔地で受け取ることによって 事故現場等過酷な使用状況に於いてもディ プレイの落下などに煩わされること無く、 かな指先の動きまで観察することが可能と る。三次元デジタル拡大鏡は、拡大鏡とし の機能のみならず、インターネット等の通 網を利用して技術指導を行う通信システム デバイスとして使用する。より詳しくは、 が直視のもとに行う医科手術やその他の手 業で行う細密特殊技術教育プログラムの配 や、特定の顧客が行う医科手術やその他の 作業で行う細密特殊技術の教育指導(専門知 を持たない人間をロボットに見立て遠隔地 り前記ロボットに見立てた人間の視野を観 しながら得た情報に基づき音声指示、視覚 示などでコントロールする)を行う三次元実 体デジタル拡大鏡装置に関し、さらに同一規 格の三次元実体デジタル拡大鏡を術者及び指 導者が使用することによって、PCT/JP2005/004758 様に遠隔地においても大掛かりな設備を使 することなくクロマキー合成を可能とする タジオシステムを構築可能である。

 これによって、教育の場面では、指導術 (講師)と同じ理想的な視野から閉鎖的な部 に対する手術および技術見学を実施可能と るばかりか、同時に複数の受講者(顧客)に対 して供覧可能となり、加えて海外などに配信 する場合、指導術者(講師)と受講者(顧客)の 用言語が異なる場合であってもサーバーに 訳機能を持たせることによって、施術現場 通訳を同席させる必要がない。また、実際 医療現場に於いて、医科手術の場合、患者 体を緊急時に遠隔地に移動させる必要なく 門医による緊急医科手術に対応可能であり その場合国外であってもインターネット上 仮想空間での執刀であるので医師免許の法 規制もない。また品質の高い医療技術を担 する為に、記録媒体の入力デバイスとして 療行為の監査を実施すると供に、外科的な 野(医師の個人的な技量)を客観的に評価する 手だてとして、医学学会等をインターネット 上でリアルタイム公開審査することが可能で あり、このことは医師の直接的な能力評価、 つまり学会認定医の選定基準などに極めて有 用手段となりうる。この様な各種用途に於け る入出力デバイスとして、装着感に優れたフ レームレス三次元デジタル拡大鏡も提供する ことが出来る周辺視野を解放したヘッドマウ ントディスプレイの応用範囲は広い。