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Patent Searching and Data


Title:
INVERTER CIRCUIT, BACKLIGHT DEVICE AND DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122612
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an inverter circuit which can suppress increase of an EMI level. The inverter circuit (20a) is provided with a drive circuit (21) for outputting a pulse signal (S2); a transformer (22), which has one end of a secondary winding (22b) connected to a cold cathode fluorescent lamp (13) and outputs to the cold cathode fluorescent lamp a drive signal (S1) that corresponds to the pulse signal; a detection control circuit (24) for detecting a detection signal (S4) which corresponds to the drive signal inputted to the cold cathode fluorescent lamp; a wiring (32) for connecting the other end of the secondary winding of the transformer and the detection control circuit with each other; and a wiring (34) which makes generated magnetic fields cancel each other between itself and the wiring (32).

Inventors:
ARAI MASAHIRO
Application Number:
PCT/JP2008/070384
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
November 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
ARAI MASAHIRO
International Classes:
H05B41/24
Foreign References:
JP2003249393A2003-09-05
JP2006039345A2006-02-09
JPH06327261A1994-11-25
Attorney, Agent or Firm:
SANO, Shizuo (JP)
Shizuo Sano (JP)
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Claims:
 蛍光ランプを駆動するインバータ回路であって、
 前記蛍光ランプを駆動するためのパルス信号を出力する駆動回路と、
 前記駆動回路に一次巻線が接続されるとともに前記蛍光ランプに二次巻線の一方端が接続され、前記蛍光ランプに前記パルス信号に対応した駆動信号を出力する変圧器と、
 前記蛍光ランプに入力された前記駆動信号に対応した第1信号を検出する検出制御回路と、
 前記変圧器の二次巻線の他方端および前記検出制御回路を接続するとともに、前記第1信号が流れる第1配線と、
 前記第1配線との間で、発生する磁界が互いに打ち消し合う、または、発生する磁界が平滑される第2配線とを備え、
 前記駆動回路は、前記検出制御回路で検出された前記第1信号に基づいて、前記変圧器に出力する前記パルス信号を制御することを特徴とするインバータ回路。
 前記第1配線と前記第2配線とは、ツイストペア構造に構成されており、
 前記第2配線には、前記第1配線に流れる前記第1信号に対して逆位相の第2信号が流れることを特徴とする請求項1に記載のインバータ回路。
 前記第2配線は、GND配線からなることを特徴とする請求項2に記載のインバータ回路。
 前記第2配線は、前記検出制御回路のGND端子に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のインバータ回路。
 前記蛍光ランプは、一対の蛍光ランプを含み、
 前記変圧器は、前記一対の蛍光ランプにそれぞれ接続される一対の変圧器を含み、
 前記第1配線は、前記一対の変圧器の一方および前記検出制御回路に接続され、
 前記第2配線は、前記一対の変圧器の他方および前記検出制御回路に接続され、
 前記第2配線には、前記第1配線に流れる前記第1信号に対して正負逆の第3信号が流れることを特徴とする請求項1に記載のインバータ回路。
 前記第1配線には、第1半波整流回路が設けられており、
 前記第2配線には、第1半波整流回路とは逆方向に第2半波整流回路が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のインバータ回路。
 前記第1半波整流回路および前記第2半波整流回路は、それぞれ、前記第1配線および前記第2配線の前記変圧器側の部分に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のインバータ回路。
 前記蛍光ランプは、一対の蛍光ランプを含み、
 前記変圧器は、前記一対の蛍光ランプにそれぞれ接続される一対の変圧器を含み、
 前記第1配線は、前記一対の変圧器の一方および前記検出制御回路に接続され、
 前記第2配線は、前記一対の変圧器の他方および前記検出制御回路に接続され、
 前記第2配線には、前記第1配線に流れる前記第1信号に対して反転した第4信号が流れることを特徴とする請求項1に記載のインバータ回路。
 前記第2配線には、反転回路が設けられていることを特徴とする請求項8に記載のインバータ回路。
 前記第1配線には、第3半波整流回路が設けられており、
 前記第2配線には、第3半波整流回路と同方向に第4半波整流回路が設けられていることを特徴とする請求項9に記載のインバータ回路。
 前記反転回路は、前記第2配線の前記変圧器側の部分に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のインバータ回路。
 前記第1配線および前記第2配線の少なくとも一部は、互いに略平行に配置されていることを特徴とする請求項5~11のいずれか1項に記載のインバータ回路。
 前記検出制御回路は、検出した前記第1信号に基づいて、調整パルス信号を前記駆動回路に出力し、
 前記駆動回路は、前記調整パルス信号に基づいて、前記変圧器に出力する前記パルス信号を制御することを特徴とする請求項1に記載のインバータ回路。
 請求項1に記載のインバータ回路と、
 前記インバータ回路により駆動させる蛍光ランプとを備えることを特徴とするバックライト装置。
 請求項14に記載のバックライト装置と、
 前記バックライト装置により照明される表示パネルとを備えることを特徴とする表示装置。
Description:
インバータ回路、バックライト 置および表示装置

 この発明は、インバータ回路、バックラ ト装置および表示装置に関し、特に、蛍光 ンプを駆動するインバータ回路、そのイン ータ回路を備えたバックライト装置および 示装置に関する。

 従来、蛍光ランプを駆動するインバータ 路を備えたバックライト装置が知られてい (例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に は、冷陰極管(蛍光ランプ)と、インバータ回 とを備えたバックライト(バックライト装置 )が開示されている。このインバータ回路は 冷陰極管を駆動するための駆動回路と、冷 極管および駆動回路に接続されたトランス( 圧器)と、冷陰極管に接続されるとともに、 冷陰極管に流れる管電流を検出する管電流検 出回路と、管電流検出回路および駆動回路に 接続される発振回路とを含んでいる。

 上記特許文献1では、管電流検出回路が冷陰 極管に流れる管電流を検出するとともに、検 出された管電流に基づいて、発振回路が駆動 回路およびトランスに出力する信号を制御す るように構成されている。これにより、トラ ンスから冷陰極管に出力される電流(管電流) 制御される。

特開2006-39345号公報

 しかしながら、上記特許文献1のようなバ ックライト装置では、通常、冷陰極管(蛍光 ンプ)は、数十kHzの高周波で駆動されており 管電流検出回路で検出される信号には、数 kHzの高調波が重畳される。このため、冷陰 管と管電流検出回路とを接続する配線部分 発生する磁界が大きくなるので、EMI(Electro  Magnetic Interference)レベルが増大するという問 点がある。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたものであり、この発明の目 は、EMIレベルが増大するのを抑制すること 可能なインバータ回路、バックライト装置 よび表示装置を提供することである。

 上記目的を達成するために、この発明の 1の局面によるインバータ回路は、蛍光ラン プを駆動するインバータ回路であって、蛍光 ランプを駆動するためのパルス信号を出力す る駆動回路と、駆動回路に一次巻線が接続さ れるとともに蛍光ランプに二次巻線の一方端 が接続され、蛍光ランプにパルス信号に対応 した駆動信号を出力する変圧器と、蛍光ラン プに入力された駆動信号に対応した第1信号 検出する検出制御回路と、変圧器の二次巻 の他方端および検出制御回路を接続すると もに、第1信号が流れる第1配線と、第1配線 の間で、発生する磁界が互いに打ち消し合 、または、発生する磁界が平滑される第2配 とを備え、駆動回路は、検出制御回路で検 された第1信号に基づいて、変圧器に出力す るパルス信号を制御する。

 この第1の局面によるインバータ回路では 、上記のように、第1配線との間で、発生す 磁界が互いに打ち消し合う、または、発生 る磁界が平滑される第2配線を設けることに って、第1配線と第2配線とで発生する磁界 、互いに打ち消し合う、または、平滑(一定 )することができるので、第1配線で発生す 磁界が大きい場合にも、EMIレベルが増大す のを抑制することができる。

 また、第1の局面によるインバータ回路で は、上記のように、駆動回路を、検出制御回 路で検出された第1信号に基づいて、変圧器 出力するパルス信号を制御するように構成 ることによって、蛍光ランプに入力する駆 信号を制御することができるので、例えば 蛍光ランプの明るさを一定にすることがで る。

 上記第1の局面によるインバータ回路にお いて、好ましくは、第1配線と第2配線とは、 イストペア構造に構成されており、第2配線 には、第1配線に流れる第1信号に対して逆位 の第2信号が流れる。このように構成すれば 、第1配線と第2配線とで発生する磁界を、容 に、互いに打ち消し合うようにすることが きるので、EMIレベルを、容易に低減するこ ができる。また、第1配線と第2配線とを、 イストペア構造に構成することによって、 1配線と第2配線とで発生する磁界以外のエネ ルギーなども、互いに打ち消し合うことがで きるので、EMIレベルを、より低減することが できる。

 上記第1配線と第2配線とがツイストペア 造に構成されているインバータ回路におい 、好ましくは、第2配線は、GND配線からなる このように構成すれば、第1配線に第1信号 流れた場合に、第2配線には、第1信号に対し て逆位相の第2信号が流れる。これにより、 1配線と第2配線とで発生する磁界を、容易に 、互いに打ち消し合うようにすることができ る。

 上記第2配線がGND配線からなるインバータ 回路において、好ましくは、第2配線は、検 制御回路のGND端子に接続されている。この うに構成すれば、第2配線を、容易に、GND配 により構成することができる。また、第2配 線を、検出制御回路のGND端子に接続すること によって、第1配線と第2配線とのツイストペ 構造を、より長く形成することができるの 、EMIレベルを効果的に低減することができ 。

 上記第1の局面によるインバータ回路にお いて、好ましくは、蛍光ランプは、一対の蛍 光ランプを含み、変圧器は、一対の蛍光ラン プにそれぞれ接続される一対の変圧器を含み 、第1配線は、一対の変圧器の一方および検 制御回路に接続され、第2配線は、一対の変 器の他方および検出制御回路に接続され、 2配線には、第1配線に流れる第1信号に対し 正負逆の第3信号が流れる。このように構成 すれば、第1配線と第2配線とで発生する磁界 、容易に、互いに打ち消し合うようにする とができるので、EMIレベルを、容易に低減 ることができる。

 上記第2配線に第3信号が流れるインバー 回路において、好ましくは、第1配線には、 1半波整流回路が設けられており、第2配線 は、第1半波整流回路とは逆方向に第2半波整 流回路が設けられている。このように構成す れば、第2配線に、第1配線に流れる第1信号に 対して正負逆の第3信号を、容易に流すこと できる。また、第1配線に、第1半波整流回路 を設け、第2配線に、第2半波整流回路を設け ことによって、第1配線に第1信号が流れる 間(量)と、第2配線に第2信号が流れる時間(量 )とを少なくすることができるので、EMIレベ を、より低減することができる。

 上記第1配線に第1半波整流回路が設けら ており、第2配線に第2半波整流回路が設けら れているインバータ回路において、好ましく は、第1半波整流回路および第2半波整流回路 、それぞれ、第1配線および第2配線の変圧 側の部分に設けられている。このように構 すれば、発生する磁界が互いに打ち消し合 第1配線および第2配線の部分を、より長く形 成することができるので、EMIレベルを効果的 に低減することができる。

 上記第1の局面によるインバータ回路にお いて、好ましくは、蛍光ランプは、一対の蛍 光ランプを含み、変圧器は、一対の蛍光ラン プにそれぞれ接続される一対の変圧器を含み 、第1配線は、一対の変圧器の一方および検 制御回路に接続され、第2配線は、一対の変 器の他方および検出制御回路に接続され、 2配線には、第1配線に流れる第1信号に対し 反転した第4信号が流れる。このように構成 すれば、第1配線に流れる第1信号の振幅の大 い(小さい)部分と、第2配線に流れる第4信号 の振幅の小さい(大きい)部分とを重畳するこ ができる。すなわち、第1配線に流れる第1 号の振幅の大きい部分と、第2配線に流れる 4信号の振幅の大きい部分とが重畳するのを 抑制することができる。これにより、第1配 と第2配線とで発生する磁界の和を、容易に 滑(一定化)することができるので、EMIレベ が増大するのを、容易に抑制することがで る。

 上記第2配線に第4信号が流れるインバー 回路において、好ましくは、第2配線には、 転回路が設けられている。このように構成 れば、第2配線に、第1配線に流れる第1信号 対して反転した第4信号を、容易に流すこと ができるので、第1配線と第2配線とで発生す 磁界の和を、より容易に平滑(一定化)する とができる。

 上記第2配線に反転回路が設けられている インバータ回路において、好ましくは、第1 線には、第3半波整流回路が設けられており 第2配線には、第3半波整流回路と同方向に 4半波整流回路が設けられている。このよう 構成すれば、第2配線に、第1配線に流れる 1信号に対して反転した第4信号を、より容易 に流すことができる。

 上記第2配線に反転回路が設けられている インバータ回路において、好ましくは、反転 回路は、第2配線の変圧器側の部分に設けら ている。このように構成すれば、発生する 界の和が平滑(一定化)される第1配線および 2配線の部分を、より長く形成することがで るので、EMIレベルを効果的に低減すること できる。

 上記蛍光ランプが一対の蛍光ランプを含 インバータ回路において、好ましくは、第1 配線および第2配線の少なくとも一部は、互 に略平行に配置されている。このように構 すれば、第1配線および第2配線の少なくとも 一部で発生する磁界以外のエネルギーなども 、互いに打ち消し合う、または、平滑(一定 )することができるので、EMIレベルが増大す のを、より抑制することができる。

 上記第1の局面によるインバータ回路にお いて、好ましくは、検出制御回路は、検出し た第1信号に基づいて、調整パルス信号を駆 回路に出力し、駆動回路は、調整パルス信 に基づいて、変圧器に出力するパルス信号 制御する。このように構成すれば、駆動回 を、検出制御回路で検出された第1信号に基 いて変圧器に出力するパルス信号を制御す ように、容易に構成することができる。こ により、蛍光ランプに入力する駆動信号を 容易に制御することができるので、例えば 蛍光ランプの明るさを容易に一定にするこ ができる。

 この発明の第2の局面によるバックライト 装置は、以上のインバータ回路と、インバー タ回路により駆動させる蛍光ランプとを備え る。このように構成すれば、EMIレベルが増大 するのを抑制することが可能なバックライト 装置を得ることができる。

 この発明の第3の局面による表示装置は、 上記のバックライト装置と、バックライト装 置により照明される表示パネルとを備える。 このように構成すれば、EMIレベルが増大する のを抑制することが可能な表示装置を得るこ とができる。

 以上のように、本発明によれば、EMIレベ が増大するのを抑制することが可能なイン ータ回路、バックライト装置および表示装 を容易に得ることができる。

本発明の第1実施形態によるインバータ 回路基板(インバータ回路)を備えた液晶表示 置の構造を示した断面図である。 図1に示した第1実施形態によるインバ タ回路基板(インバータ回路)の回路構成を示 したブロック図である。 図2に示した第1実施形態によるインバ タ回路基板(インバータ回路)の配線32および3 4に流れる信号の電圧波形を示した図である 図1に示した第1実施形態の比較例によ インバータ回路基板(インバータ回路)の構成 を示したブロック図である。 図1に示した第1実施形態の実施例によ インバータ回路のEMIレベルを示した図であ 。 図1に示した第1実施形態の比較例によ インバータ回路のEMIレベルを示した図であ 。 本発明の第2実施形態によるインバータ 回路基板(インバータ回路)および冷陰極蛍光 ンプの構成を示したブロック図である。 図7に示した第2実施形態によるインバ タ回路基板(インバータ回路)の配線32aおよび 32bに流れる信号の電圧波形を示した図である 。 本発明の第3実施形態によるインバータ 回路基板(インバータ回路)および冷陰極蛍光 ンプの構成を示したブロック図である。 図9に示した第3実施形態によるインバ タ回路基板(インバータ回路)の配線32aおよ 32bに流れる信号の電圧波形を示した図であ 。 本発明の変形例によるインバータ回路 および冷陰極蛍光ランプの構成を示したブロ ック図である。

符号の説明

 1 液晶表示装置(表示装置)
 2 液晶表示パネル(表示パネル)
 10 バックライト装置
 13、13a、13b 冷陰極蛍光ランプ
 20a、20b、40a、60a インバータ回路
 21、21a、21b、21c 駆動回路
 22 トランス(変圧器)
 22a、41a、42a 一次巻線
 22b、41b、42b 二次巻線
 24、24a、24b 検出制御回路
 32、32a 配線(第1配線)
 32b、34 配線(第2配線)
 41 トランス(変圧器、一対の変圧器の一方)
 42 トランス(変圧器、一対の変圧器の他方)
 51a ダイオード(第1半波整流回路)
 52a ダイオード(第2半波整流回路)
 61 ダイオード(第3半波整流回路)
 62 ダイオード(第4半波整流回路)
 63 反転回路
 S1、S1a、S1b、S1c、S1d、S1e、S1f 駆動信号
 S2、S2a、S2b、S2c、S2d、S2e、S2f パルス信号
 S3、S3a、S3c 電流調整パルス信号(調整パル 信号)
 S4、S4a、S4c、S4e、S4f 検出信号(第1信号)
 S4b 検出信号(第3信号)
 S4d 検出信号(第4信号)
 S5 信号(第2信号)

(第1実施形態)
 まず、図1~図3を参照して、本発明の第1実施 形態によるインバータ回路基板20(インバータ 回路20a)を備えた液晶表示装置1の構造につい 説明する。なお、液晶表示装置1は、液晶テ レビジョン受像機(図示せず)などの表示装置 して用いられる。

 本発明の第1実施形態によるインバータ回 路基板20(インバータ回路20a)を備えた液晶表 装置1は、図1に示すように、液晶表示パネル 2と、液晶表示パネル2を挟み込んで保持する レーム3および4と、液晶表示パネル2の背面 に配置された直下型のバックライト装置10 によって構成されている。なお、液晶表示 置1は、本発明の「表示装置」の一例であり 液晶表示パネル2は、本発明の「表示パネル 」の一例である。

 液晶表示パネル2は、図示しない液晶層を 挟み込む2つのガラス基板からなる。また、 晶表示パネル2は、バックライト装置10に照 されることにより、表示パネルとして機能 る。

 フレーム3および4は、金属板からなり、 晶表示パネル2の表示領域に対応する部分に 開口部3aおよび4aがそれぞれ形成されている 。また、フレーム3および4は、バックライト 置10の前側に固定されている。

 バックライト装置10は、金属板からなる ャーシ11と、シャーシ11の前面側に配置され 反射シート12、複数の冷陰極蛍光ランプ13お よび複数の光学シート14と、シャーシ11の背 に取り付けられるインバータ回路基板20とに よって構成されている。なお、冷陰極蛍光ラ ンプ13は、本発明の「蛍光ランプ」の一例で る。

 反射シート12は、シャーシ11の前面(内面) に固定されている。すなわち、反射シート1 2は、冷陰極蛍光ランプ13の後側に配置されて おり、冷陰極蛍光ランプ13から後側に出射し 光を前側(液晶表示パネル2側)に反射する機 を有する。

 冷陰極蛍光ランプ13は、直管型の蛍光管 より構成されている。また、複数の冷陰極 光ランプ13は、その各々がA方向に沿って互 に所定の間隔を隔てて平行に配列されてい 。なお、冷陰極蛍光ランプ13は、直管型でな く、例えばU字型やコの字型の蛍光管であっ もよい。

 また、冷陰極蛍光ランプ13は、インバー 回路基板20に電気的に接続されており、イン バータ回路基板20から交流の高電圧の駆動信 S1(図2参照)が入力されることによって発光 るように構成されている。

 複数の光学シート14は、光を拡散させる 散シートや、光を前方向へ集光させるレン シートなどによって構成されている。

 ここで、第1実施形態では、インバータ回 路基板20には、図2に示すように、駆動回路21 、駆動回路21に一次巻線22aが電気的に接続 れたトランス22と、トランス22の二次巻線22b 一方端(高圧側)に電気的に接続された共振 ンデンサ23と、トランス22の二次巻線22bの他 端(低圧側)に電気的に接続された検出制御 路24とが設けられている。

 そして、駆動回路21、トランス22、共振コ ンデンサ23、検出制御回路24、および、後述 る配線31~34などによって、冷陰極蛍光ランプ 13を駆動するインバータ回路20aが構成されて る。なお、トランス22は、本発明の「変圧 」の一例である。また、図2では、図面簡略 のため、冷陰極蛍光ランプ13、トランス22お よび共振コンデンサ23を、それぞれ1つずつ記 載している。

 駆動回路21は、冷陰極蛍光ランプ13を発光 させるために、所定の周波数のパルス信号S2 トランス22に出力する機能を有する。また 駆動回路21は、後述するように、検出制御回 路24から入力される電流調整パルス信号S3に づいて、トランス22に出力するパルス信号S2 パルス幅を調整(制御)するように構成され いる。これにより、冷陰極蛍光ランプ13に入 力される電流を調整(制御)することが可能と るので、冷陰極蛍光ランプ13の明るさを一 にすることが可能となる。なお、駆動回路21 と検出制御回路24とは、1つのIC(Integrated Circui t)に内蔵されていてもよいし、それぞれ別のI Cに内蔵されていてもよい。また、電流調整 ルス信号S3は、本発明の「調整パルス信号」 の一例である。

 トランス22は、一次巻線22aと二次巻線22b が所定の巻き数比になるように構成されて る。また、トランス22は、一次巻線22aに入力 されたパルス信号S2を、冷陰極蛍光ランプ13 駆動するための交流の高電圧に変換する機 を有する。すなわち、トランス22は、パルス 信号S2に対応した駆動信号S1を冷陰極蛍光ラ プ13に出力する機能を有する。

 また、トランス22の二次巻線22bは、一方 が配線31を介して冷陰極蛍光ランプ13に接続 れており、他方端が配線32を介して検出制 回路24の検出端子に接続されている。この配 線32には、冷陰極蛍光ランプ13に入力された 動信号S1に対応する検出信号S4が流れる。な 、配線32は、本発明の「第1配線」の一例で り、検出信号S4は、本発明の「第1信号」の 例である。

 共振コンデンサ23は、トランス22の二次巻 線22bとによって共振回路を構成している。ま た、共振コンデンサ23の一方電極23aは、トラ ス22と冷陰極蛍光ランプ13とを接続する配線 31に接続されており、他方電極23bは、配線33 介してインバータ回路基板20のGNDに接続され ている。

 ここで、第1実施形態では、共振コンデン サ23の他方電極23bとインバータ回路基板20のGN Dとを接続する配線33には、配線34の一方端が 続されている。この配線34の他方端は、検 制御回路24のGND端子に接続されている。すな わち、配線34は、GND配線により形成されてい 。なお、配線34は、本発明の「第2配線」の 例である。

 また、第1実施形態では、配線32と配線34 は、ツイストペア構造に構成されている。 れにより、配線32および34に流れる信号の電 波形は、例えば、図3に示すようになる。す なわち、配線34には、配線32に流れる検出信 S4に対して逆位相の信号S5が流れる。これに り、検出信号S4が流れることにより配線32で 発生する磁界と、信号S5が流れることにより 線34で発生する磁界とは、互いに打ち消し うことになる。なお、信号S5は、本発明の「 第2信号」の一例である。

 検出制御回路24は、図2に示すように、ト ンス22の二次巻線22bの他方端に接続された 線32を介して、検出信号S4を検出する機能を する。また、検出制御回路24は、検出した 出信号S4に基づいて、駆動回路21に電流調整 ルス信号S3を出力するように構成されてい 。これにより、駆動回路21は、電流調整パル ス信号S3に基づいて、トランス22に出力する ルス信号S2のパルス幅を調整(制御)し、冷陰 蛍光ランプ13の明るさが一定になる。

 第1実施形態では、上記のように、配線32 の間で、発生する磁界が互いに打ち消し合 配線34を設けることによって、配線32で発生 する磁界が大きい場合にも、EMIレベルを低減 することができる。

 また、第1実施形態では、駆動回路21を、 出制御回路24で検出された検出信号S4に基づ いて、トランス22に出力するパルス信号S2を 御するように構成することによって、冷陰 蛍光ランプ13に入力する駆動信号S1を制御す ことができるので、冷陰極蛍光ランプ13の るさを一定にすることができる。

 また、第1実施形態では、配線32と配線34 を、ツイストペア構造に構成し、配線34を、 配線32に流れる検出信号S4に対して逆位相の 号S5が流れるように構成することによって、 配線32と配線34とで発生する磁界を、容易に 互いに打ち消し合うようにすることができ ので、EMIレベルを、容易に低減することが きる。また、配線32と配線34とを、ツイスト ア構造に構成することによって、配線32と 線34とで発生する磁界以外のエネルギーなど も、互いに打ち消し合うことができるので、 EMIレベルを、より低減することができる。

 また、第1実施形態では、配線34を、GND配 により構成することによって、配線32に検 信号S4が流れた場合に、配線34には、検出信 S4に対して逆位相の信号S5が流れる。これに より、配線32と配線34とで発生する磁界を、 易に、互いに打ち消し合うようにすること できる。

 また、第1実施形態では、配線34を、検出 御回路24のGND端子に接続することによって 配線32と配線34とのツイストペア構造を、よ 長く形成することができるので、EMIレベル 効果的に低減することができる。

 次に、図2および図4~図6を参照して、本発 明の第1実施形態によるインバータ回路20aの 果を確認するために行った比較実験につい 説明する。

 この比較実験では、第1実施形態に対応し た実施例1-1、1-2、1-3、1-4および1-5による5つ インバータ回路20a(インバータ回路基板20)と 比較例1-1、1-2、1-3、1-4および1-5による5つの インバータ回路120a(インバータ回路基板120)と を用いて、雑音端子電圧を測定した。実施例 1-1~1-5によるインバータ回路20a(図2参照)は、 1実施形態と同様に構成した。比較例1-1~1-5に よるインバータ回路基板120は、図4に示すよ に、配線33と検出制御回路24との間に配線34( 2参照)を設けない構成とした。インバータ 路120aのその他の構成は、インバータ回路20a 同様である。

 具体的には、冷陰極蛍光ランプ13に入力 る駆動信号S1を約33.9kHzにした状態で、イン ータ回路20aおよび120aの検出制御回路24の検 端子の雑音端子電圧を、オシロスコープを いて測定した。このとき、1つのインバータ 路20aに対して、2つの検出端子の雑音端子電 圧を測定した。同様に、1つのインバータ回 120aに対しても、2つの検出端子の雑音端子電 圧を測定した。

 そして、約33.9kHzの高調波成分である約570 kHzのEMIレベル(雑音端子電圧)を比較した。イ バータ回路20aおよび120aにおける約570kHzのEMI レベルを、それぞれ、図5および図6に示す。 お、図5および図6において、EMIレベルは、 容値(限度値)を「6」として規格化を行った

 図5および図6に示すように、実施例1-1~1-5 よるインバータ回路20aは、比較例1-1~1-5によ るインバータ回路120aに比べて、約570kHzのEMI ベル(雑音端子電圧)が、小さくなるとともに 、ばらつきも小さくなることが判明した。具 体的には、実施例1-1~1-5では、規格化後のEMI ベルが、約0~約1であった。その一方、比較 1-1~1-5では、規格化後のEMIレベルが、約2~約5 あった。

 これは、以下の理由によるものと考えら る。すなわち、実施例1-1~1-5によるインバー タ回路20aでは、配線32と配線34とをツイスト ア構造に構成し、配線34を、配線32に流れる 出信号S4に対して逆位相の信号S5が流れるよ うに構成することによって、配線32と配線34 で発生する磁界を、互いに打ち消し合うよ にすることができたためであると考えられ 。

(第2実施形態)
 この第2実施形態では、図7および図8を参照 て、上記第1実施形態と異なり、インバータ 回路基板40(インバータ回路40a)のトランス41お よび42と検出制御回路24aとを接続する配線32a よび32bに半波整流回路(ダイオード51aおよび 52a)を設けた例について説明する。

 本発明の第2実施形態によるインバータ回 路基板40(インバータ回路40a)を備えたバック イト装置では、図7に示すように、冷陰極蛍 ランプ13は、一対の冷陰極蛍光ランプ13aお び13bを複数含んでいる。なお、冷陰極蛍光 ンプ13aおよび13bは、本発明の「一対の蛍光 ンプ」の一例である。また、図7では、図面 略化のため、冷陰極蛍光ランプ13aおよび13b 一対だけ記載している。

 また、冷陰極蛍光ランプ13aおよび13bは、 ンバータ回路基板40に電気的に接続されて り、インバータ回路基板40から交流の高電圧 の駆動信号S1aおよびS1bがそれぞれ入力される ことによって発光するように構成されている 。

 また、第2実施形態では、インバータ回路 基板40には、駆動回路21aと、駆動回路21aに電 的に接続された一対のトランス41および42と 、トランス41および42にそれぞれ電気的に接 される共振コンデンサ23と、トランス41およ 42に電気的に接続された検出制御回路24aと トランス41および検出制御回路24aの間に配置 されたダイオード51aおよび51bと、トランス42 よび検出制御回路24aの間に配置されたダイ ード52aおよび52bとが設けられている。

 そして、駆動回路21a、トランス41、42、共 振コンデンサ23、検出制御回路24a、ダイオー 51a、51b、52a、52b、後述する配線31a、31b、32a よび32bなどによって、冷陰極蛍光ランプ13(1 3aおよび13b)を駆動するインバータ回路40aが構 成されている。なお、トランス41は、本発明 「変圧器」および「一対の変圧器の一方」 一例であり、トランス42は、本発明の「変 器」および「一対の変圧器の他方」の一例 ある。また、ダイオード51aは、本発明の「 1半波整流回路」の一例であり、ダイオード5 2aは、本発明の「第2半波整流回路」の一例で ある。

 駆動回路21aは、所定の周波数のパルス信 S2aと、パルス信号S2aに対して逆位相のパル 信号S2bとを、それぞれ、トランス41および42 に出力する機能を有する。また、駆動回路21a は、後述するように、検出制御回路24aから入 力される電流調整パルス信号S3aおよびS3bに基 づいて、トランス41および42にそれぞれ出力 るパルス信号S2aおよびS2bのパルス幅を調整( 御)するように構成されている。なお、電流 調整パルス信号S3aは、本発明の「調整パルス 信号」の一例である。

 トランス41の一次巻線41a、および、トラ ス42の一次巻線42aは、駆動回路21aに電気的に 接続されている。

 また、トランス41の二次巻線41bは、一方 (高圧側)が配線31aを介して冷陰極蛍光ランプ 13aに接続されており、他方端(低圧側)が配線3 2aを介して検出制御回路24aの検出端子に接続 れている。また、トランス42の二次巻線42b 、一方端(高圧側)が配線31bを介して冷陰極蛍 光ランプ13bに接続されており、他方端(低圧 )が配線32bを介して検出制御回路24aの検出端 に接続されている。なお、配線32aは、本発 の「第1配線」の一例であり、配線32bは、本 発明の「第2配線」の一例である。

 また、配線32aには、冷陰極蛍光ランプ13a 入力された駆動信号S1aに対応する検出信号S 4aが流れ、配線32bには、冷陰極蛍光ランプ13b 入力された駆動信号S1bに対応する検出信号S 4bが流れる。なお、検出信号S4aは、本発明の 第1信号」の一例であり、検出信号S4bは、本 発明の「第3信号」の一例である。

 ここで、第2実施形態では、トランス41と 出制御回路24aとを接続する配線32a上に、ダ オード51aが設けられている。このダイオー 51aは、アノード側がトランス41側になるよ に設けられている。また、配線32aとインバ タ回路基板40のGNDとを接続するように、ダイ オード51bが設けられている。このダイオード 51bは、アノード側がインバータ回路基板40のG NDに接続するように設けられている。

 また、第2実施形態では、トランス42と検 制御回路24aとを接続する配線32b上に、ダイ ード52aが設けられている。このダイオード5 2aは、ダイオード51aと異なり、アノード側が 出制御回路24a側になるように設けられてい 。また、配線32bとインバータ回路基板40のGN Dとを接続するように、ダイオード52bが設け れている。このダイオード52bは、ダイオー 51bと異なり、アノード側が配線32bに接続す ように設けられている。すなわち、配線32b は、配線32aに設けられたダイオード51aおよ 51bとは逆方向に、ダイオード52aおよび52bが けられている。

 これにより、配線32aおよび32bに流れる信 の電圧波形は、図8に示すようになる。すな わち、配線32bには、配線32aに流れる検出信号 S4aに対して正負逆の検出信号S4bが流れる。こ れにより、検出信号S4aが流れることにより配 線32aで発生する磁界と、検出信号S4bが流れる ことにより配線32bで発生する磁界とは、互い に打ち消し合うことになる。

 また、図7に示すように、配線32aのダイオ ード51aおよび51bが設けられた部分から検出制 御回路24aに接続された部分までと、配線32bの ダイオード52aおよび52bが設けられた部分から 検出制御回路24aに接続された部分までとは、 互いに略平行に配置されている。

 また、ダイオード51aおよび51bは、配線32a トランス41側の部分に配置されている。ま 、ダイオード52aおよび52bは、配線32bのトラ ス42側の部分に配置されている。

 検出制御回路24aは、トランス41の二次巻 41bの他方端に接続された配線32aを介して、 出信号S4aを検出する機能を有する。また、 出制御回路24aは、検出した検出信号S4aに基 いて、駆動回路21aに電流調整パルス信号S3a 出力するように構成されている。

 また、検出制御回路24aは、トランス42の 次巻線42bの他方端に接続された配線32bを介 て、検出信号S4bを検出する機能を有する。 た、検出制御回路24aは、検出した検出信号S4 bに基づいて、駆動回路21aに電流調整パルス 号S3bを出力するように構成されている。

 これにより、駆動回路21aは、電流調整パ ス信号S3aに基づいて、トランス41に出力す パルス信号S2aのパルス幅を調整(制御)し、冷 陰極蛍光ランプ13aの明るさが一定になる。ま た、駆動回路21aは、電流調整パルス信号S3bに 基づいて、トランス42に出力するパルス信号S 2bのパルス幅を調整(制御)し、冷陰極蛍光ラ プ13bの明るさが一定になる。

 第2実施形態のその他の構成は、上記第1 施形態と同様である。

 なお、第2実施形態によるインバータ回路 40aのEMIレベル(雑音端子電圧)を、上記第1実施 形態と同様にして測定した場合、第2実施形 によるインバータ回路40aでは、配線32aと配 32bとで発生する磁界は、互いに打ち消し合 ので、上記第1実施形態と同様、EMIレベル(雑 音端子電圧)が小さくなるとともに、ばらつ も小さくなると考えられる。

 第2実施形態では、上記のように、配線32b を、配線32aに流れる検出信号S4aに対して正負 逆の検出信号S4bが流れるように構成すること によって、配線32aと配線32bとで発生する磁界 を、互いに打ち消し合うようにすることがで きるので、EMIレベルを低減することができる 。

 また、第2実施形態では、配線32aに、ダイ オード51aおよび51bを設けるとともに、配線32b に、ダイオード51aおよび51bとは逆方向にダイ オード52aおよび52bを設けることによって、配 線32bに、配線32aに流れる検出信号S4aに対して 正負逆の検出信号S4bを、容易に流すことがで きる。また、配線32aに、ダイオード51aを設け 、配線32bに、ダイオード52aを設けることによ って、配線32aに検出信号S4aが流れる時間(量) 、配線32bに検出信号S4bが流れる時間(量)と 少なくすることができるので、EMIレベルを より低減することができる。

 また、第2実施形態では、ダイオード51aお よびダイオード52aを、それぞれ、配線32aのト ランス41側の部分、および、配線32bのトラン 42側の部分に設けることによって、発生す 磁界が互いに打ち消し合う配線32aおよび配 32bの部分を、より長く形成することができ ので、EMIレベルを効果的に低減することが きる。

 また、第2実施形態では、配線32aのダイオ ード51aおよび51bが設けられた部分から検出制 御回路24aに接続された部分までと、配線32bの ダイオード52aおよび52bが設けられた部分から 検出制御回路24aに接続された部分までとを、 互いに略平行に配置することによって、配線 32aおよび配線32bで発生する磁界以外のエネル ギーなども、互いに打ち消し合うことができ るので、EMIレベルを、より低減することがで きる。

 なお、第2実施形態のその他の効果は、上 記第1実施形態と同様である。

(第3実施形態)
 この第3実施形態では、図9および図10を参照 して、上記第2実施形態と異なり、インバー 回路基板60(インバータ回路60a)のトランス42 検出制御回路24bとを接続する配線32bに反転 路63を設けた例について説明する。

 第3実施形態では、図9に示すように、冷 極蛍光ランプ13aおよび13bは、インバータ回 基板60に電気的に接続されており、インバー タ回路基板60から交流の高電圧の駆動信号S1c よびS1dがそれぞれ入力されることによって 光するように構成されている。

 また、インバータ回路基板60(インバータ 路60a)には、駆動回路21bと、一対のトランス 41および42と、共振コンデンサ23と、トランス 41および42に電気的に接続された検出制御回 24bと、トランス41および検出制御回路24bの間 に配置されたダイオード61と、トランス42お び検出制御回路24bの間に配置されたダイオ ド62および反転回路63とが設けられている。

 そして、駆動回路21b、トランス41、42、共 振コンデンサ23、検出制御回路24b、ダイオー 61、62、反転回路63、配線31a、31b、32aおよび3 2bなどによって、冷陰極蛍光ランプ13(13aおよ 13b)を駆動するインバータ回路60aが構成され ている。なお、ダイオード61は、本発明の「 3半波整流回路」の一例であり、ダイオード 62は、本発明の「第4半波整流回路」の一例で ある。

 駆動回路21bは、所定の周波数のパルス信 S2cと、パルス信号S2cと同位相のパルス信号S 2dを、それぞれ、トランス41および42に出力す る機能を有する。また、駆動回路21bは、後述 するように、検出制御回路24bから入力される 電流調整パルス信号S3cおよびS3dに基づいて、 トランス41および42にそれぞれ出力するパル 信号S2cおよびS2dのパルス幅を調整(制御)する ように構成されている。なお、電流調整パル ス信号S3cは、本発明の「調整パルス信号」の 一例である。

 ここで、第3実施形態では、トランス41と 出制御回路24bとを接続する配線32a上に、ダ オード61が設けられている。このダイオー 61は、アノード側がトランス41側になるよう 設けられている。また、トランス42と検出 御回路24bとを接続する配線32b上に、ダイオ ド62および反転回路63が設けられている。こ ダイオード62は、アノード側がトランス42側 になるように設けられている。すなわち、ダ イオード62は、配線32aに設けられたダイオー 61と同方向に、配線32bに設けられている。

 これにより、配線32aおよび32bに流れる信 の電圧波形は、図10に示すようになる。す わち、配線32bには、配線32aに流れる検出信 S4cに対して反転した検出信号S4dが流れる。 れにより、配線32aに流れる検出信号S4cの振 の大きい(小さい)部分と、配線32bに流れる検 出信号S4dの振幅の小さい(大きい)部分とを重 することができる。すなわち、配線32aに流 る検出信号S4cの振幅の大きい部分と、配線3 2bに流れる検出信号S4dの振幅の大きい部分と 重畳するのを抑制することができる。この め、検出信号S4cが流れることにより配線32a 発生する磁界と、検出信号S4dが流れること より配線32bで発生する磁界との和は、平滑( 一定化)されることになる。なお、検出信号S4 cは、本発明の「第1信号」の一例であり、検 信号S4dは、本発明の「第4信号」の一例であ る。

 また、図9に示すように、配線32aのダイオ ード61が設けられた部分から検出制御回路24b 接続された部分までと、配線32bのダイオー 62および反転回路63が設けられた部分から検 出制御回路24bに接続された部分までとは、互 いに略平行に配置されている。

 また、ダイオード61は、配線32aのトラン 41側の部分に配置されている。また、ダイオ ード62および反転回路63は、配線32bのトラン 42側の部分に配置されている。

 検出制御回路24bは、トランス41の二次巻 41bの他方端に接続された配線32aを介して、 出信号S4cを検出する機能を有する。また、 出制御回路24bは、検出した検出信号S4cに基 いて、駆動回路21bに電流調整パルス信号S3c 出力するように構成されている。

 また、検出制御回路24bは、トランス42の 次巻線42bの他方端に接続された配線32bを介 て、検出信号S4dを検出する機能を有する。 た、検出制御回路24bは、検出した検出信号S4 dに基づいて、駆動回路21bに電流調整パルス 号S3dを出力するように構成されている。

 第3実施形態のその他の構成は、上記第2 施形態と同様である。

 なお、第3実施形態によるインバータ回路 60aのEMIレベル(雑音端子電圧)を、上記第1およ び第2実施形態と同様にして測定した場合、 3実施形態によるインバータ回路60aでは、配 32aと配線32bとで発生する磁界の和は、平滑( 一定化)されるので、EMIレベル(雑音端子電圧) が小さくなるとともに、ばらつきも小さくな ると考えられる。

 第3実施形態では、上記のように、配線32b を、配線32aに流れる検出信号S4cに対して反転 した検出信号S4dが流れるように構成すること によって、配線32aと配線32bとで発生する磁界 の和を、平滑(一定化)することができるので EMIレベルが増大するのを、抑制することが きる。

 また、第3実施形態では、配線32bに、反転 回路63を設けることによって、配線32bに、配 32aに流れる検出信号S4cに対して反転した検 信号S4dを、容易に流すことができるので、 線32aと配線32bとで発生する磁界の和を、容 に平滑(一定化)することができる。

 また、第3実施形態では、配線32aに、ダイ オード61を設け、配線32bに、ダイオード61と 方向にダイオード62を設けることによって、 配線32bに、配線32aに流れる検出信号S4cに対し て反転した検出信号S4dを、より容易に流すこ とができる。

 また、第3実施形態では、ダイオード61を 配線32aのトランス41側の部分に配置し、ダ オード62および反転回路63を、配線32bのトラ ス42側の部分に配置することによって、発 する磁界の和が平滑(一定化)される配線32aお よび配線32bの部分を、より長く形成すること ができるので、EMIレベルを効果的に低減する ことができる。

 第3実施形態のその他の効果は、上記第2 施形態と同様である。

 なお、今回開示された実施形態は、すべ の点で例示であって制限的なものではない 考えられるべきである。本発明の範囲は、 記した実施形態の説明ではなく請求の範囲 よって示され、さらに請求の範囲と均等の 味および範囲内でのすべての変更が含まれ 。

 例えば、上記実施形態では、表示パネル よび表示装置を、それぞれ、液晶表示パネ および液晶表示装置に適用した例について したが、本発明はこれに限らず、液晶表示 ネルおよび液晶表示装置以外の表示パネル よび表示装置に適用してもよい。

 また、上記実施形態では、蛍光ランプの 例として冷陰極蛍光ランプを用いた例につ て示したが、本発明はこれに限らず、冷陰 蛍光ランプ以外の蛍光ランプにも適用可能 ある。

 また、上記第1実施形態では、配線34を、 線32に流れる検出信号S4に対して逆位相の信 号S5が流れるように構成したことのみを示し が、本発明はこれに限らず、図11に示した 発明の変形例によるインバータ回路20bのよ に構成してもよい。すなわち、一対の冷陰 蛍光ランプ13aおよび13bにそれぞれ対応する ランス41および42を設けるとともに、トラン 41の二次巻線41bの他方端、および、トラン 42の二次巻線42bの他方端にそれぞれ配線32を 続する。そして、駆動回路21cを、トランス4 1にパルス信号S2eを出力するとともに、トラ ス42にパルス信号S2eとは逆位相のパルス信号 S2fを出力するように構成する。これにより、 冷陰極蛍光ランプ13aに、駆動信号S1eが入力さ れるとともに、冷陰極蛍光ランプ13bに、駆動 信号S1fが入力される。また、トランス41に接 された配線32に、検出信号S4eを流すととも 、トランス42に接続された配線32に、検出信 S4eとは逆位相の検出信号S4fを流す。このよ に構成すれば、トランス41に接続された配 32と、トランス42に接続された配線32とで発 する磁界を、互いに打ち消し合うようにす ことができるので、EMIレベルをさらに低減 ることができる。

 また、上記第2および第3実施形態では、 線32aおよび32bの一部を、互いに略平行に配 した例について示したが、本発明はこれに らず、配線32aおよび32bを、互いに略平行に 置しなくてもよい。