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Patent Searching and Data


Title:
LINEAR WHITE LIGHT SOURCE, AND BACKLIGHT AND LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE USING LINEAR WHITE LIGHT SOURCE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/141982
Kind Code:
A1
Abstract:
A linear white light source (1) is provided with a base body (2); a plurality of light emitting diode chips (4) which are linearly arranged on the base body (2) and generate ultraviolet rays having a wavelength of 330nm or more but not more than 410nm; and a phosphor layer (11), which is continuously formed to cover the light emitting diode chips (4) and contains a red light emitting fluorescent material, a green light emitting fluorescent material and a blue light emitting fluorescent material.

Inventors:
SAKAI RYO (JP)
SHIRAKAWA YASUHIRO (JP)
TAKEUCHI HAJIME (JP)
ISHII TSUTOMU (JP)
OOYA YASUMASA (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/002136
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 15, 2009
Export Citation:
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Assignee:
TOSHIBA KK (JP)
TOSHIBA MATERIALS CO LTD (JP)
SAKAI RYO (JP)
SHIRAKAWA YASUHIRO (JP)
TAKEUCHI HAJIME (JP)
ISHII TSUTOMU (JP)
OOYA YASUMASA (JP)
International Classes:
G02B6/00; G02F1/13357; F21Y101/02; H01L33/50
Domestic Patent References:
WO2008096545A12008-08-14
Foreign References:
JP2005353507A2005-12-22
JP2007305672A2007-11-22
JP2007329511A2007-12-20
JP2008074890A2008-04-03
JP2005330459A2005-12-02
Attorney, Agent or Firm:
SUYAMA, Saichi (JP)
Saichi Suyama (JP)
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Claims:
 基体と、前記基体上に線状に配置され、波長330nm以上、410nm以下の紫外光を発生する複数の発光ダイオードチップと、前記複数の発光ダイオードチップを覆うように連続して形成され、赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光体を含有する蛍光体層と、を有することを特徴とする線状白色光源。
 前記発光ダイオードチップの個数が5個以上であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記複数の発光ダイオードチップは1mm以上の間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記発光ダイオードチップが配置された部分における前記基体の表面から前記蛍光体層の表面までの高さが0.5mm以上であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記線状白色光源の輝度ムラが1%以上100%以下であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記線状白色光源の輝度ムラが50%以上100%以下であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記赤色発光蛍光体は、下記式(1)で表わされる組成の蛍光体粉末
(La 1-x-y Eu x M y ) 2 O 2 S  ……(1)
(式中、MはSb、Sm、Ga、およびSnから選ばれる少なくとも1種の元素であり、xおよびyは0.01<x<0.15、0≦y<0.03を満たす値である。)
 および/または、
 下記式(2)で表わされる組成の蛍光体粉末
(Sr x Ca 1-x )SiAlN 3 :Eu  ……(2)
(式中、xは0≦x<0.4を満たす値である。)
 であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記緑色発光蛍光体は、下記式(3)で表わされる組成の蛍光体粉末
(Ba 1-x-y-z Sr x Ca y Eu z )(Mg 1-u Mn u )Al 10 O 17   ……(3)
(式中、x、y、z、およびuは、0≦x<0.2、0≦y<0.1、0.005<z<0.5、0.1<u<0.5を満たす値である。)
 および/または、
 下記式(4)で表わされる組成の蛍光体粉末
(Sr 2-x-y-z-u Ba x Mg y Eu z Mn u )SiO 4   ……(4)
(式中、x、y、z、およびuは、0.1<x<0.4、0.005<y<0.21、0.05<z<0.3、0.001<u<0.04を満たす値である。)
 であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 前記青色発光蛍光体は、下記式(5)で表わされる組成の蛍光体粉末
(Sr 1-x-y―z Ba x Ca y Eu z ) 5 (PO 4 ) 3 Cl  ……(5)
(式中、x、yおよびzは、0≦x<0.5、0≦y<0.1、0.005<z<0.1を満たす値である。)
 であることを特徴とする請求項1記載の線状白色光源。
 白色光を発光する線状の光源を具備するバックライトであって、
 前記光源として請求項1に記載された線状白色光源を具備することを特徴とするバックライト。
 バックライトを具備する液晶表示装置であって、
 前記バックライトとして請求項10に記載されたバックライトを具備することを特徴とする液晶表示装置。
Description:
線状白色光源ならびにそれを用 たバックライトおよび液晶表示装置

 本発明は、線状白色光源ならびにそれを いたバックライトおよび液晶表示装置に係 、特に紫外光を発生する複数の発光ダイオ ドチップが線状に配置されてなる線状白色 源ならびにそれを用いたバックライトおよ 液晶表示装置に関する。

 従来、液晶表示装置等におけるバックラ トの光源として冷陰極管(CCFL:Cold Cathode Fluo rescent Lamp)が用いられている。しかし、バッ ライトの光源として冷陰極管を用いた場合 色再現性が低く、また水銀を使用している とから環境負荷が大きい等の課題がある。

 一方、近年、青色発光ダイオードチップ 紫外発光できる発光ダイオードチップが開 ・商品化され、LED照明が盛んに開発される うになっている。LED照明には、B-発光ダイ ードチップと黄色発光する蛍光体とを組み わせる方式、R-発光ダイオードチップ、G-発 ダイオードチップおよびB-発光ダイオード ップの光を混合する方式、紫外発光するUV- 光ダイオードチップとRGB蛍光体とを組み合 せる方式の3方式がある。前2者はそれぞれ、 色再現性、色制御・色混合の点において課題 があり、UV-発光ダイオードチップ+RGB蛍光体 式に期待が高まっている。

 発光ダイオードチップを用いた光源は長 命でかつ信頼性が高く、交換作業等が軽減 れることから、各種表示装置の構成部品と て期待されている。光源から放射される光 色調は発光ダイオードチップの発光波長に られるものではなく、発光ダイオードチッ の表面などに形成される蛍光体層中に含有 れる蛍光体の種類により、青色から赤色ま 使用用途に応じた可視光領域の光を得るこ ができる。特に、白色発光型の光源は携帯 信機器の液晶表示装置やPCの液晶表示装置 のバックライトの光源として期待されてい 。

 バックライトは光源を配置する位置によ 主として直下型バックライトとサイドライ 型バックライトとに分けられ、用途に応じ 使い分けられている。このうちサイドライ 型バックライトは、導光板の入射面となる 面に光源が配置されている。サイドライト バックライトの光源としては、例えば導光 の入射側面に所定の間隔をあけて配置され 複数の発光ダイオードが知られている(例え ば、特許文献1参照。)。

 しかしながら、上記したような発光ダイ ードチップを用いた光源は、励起光源であ 発光ダイオードチップの大きさが1mm□以下 あるため、その上に蛍光体層を形成したと てもほぼ点光源となってしまう。このため 照明やバックライト等の光源として用いる 合、レンズ状の透明樹脂層や拡散シート等 設けて放射される光を分散させる必要があ 。

 また、このようなレンズ状の透明樹脂層 拡散シート等を設けた場合であっても、必 しも発光ダイオードチップを設けた部分と れらの間の部分との輝度の差を十分に小さ することはできず、このようなレンズ状の 明樹脂層や拡散シート等を設ける工程が必 となることから製造性も低下する。さらに 従来の冷陰極管の代わりに照明やバックラ ト等の光源として用いる場合、その形状が 陰極管の形状とは異なることから、照明や ックライト等において新たな光学設計が必 となる。

特開2000-258749公報(例えば、発明の背景等 参照。)

 本発明の目的は、発光面における輝度ム が抑制されると共に、製造が容易であり、 来の冷陰極管等の代わりに好適に用いられ 線状白色光源を提供することにある。また 本発明の目的は、このような線状白色光源 光源として用いたバックライト、液晶表示 置を提供することにある。

 本発明の線状白色光源は、基体と、前記 体上に線状に配置され、波長330nm以上、410nm 以下の紫外光を発生する複数の発光ダイオー ドチップと、前記複数の発光ダイオードチッ プを覆うように連続して形成され、赤色発光 蛍光体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光 体を含有する蛍光体層と、を有することを特 徴としている。

 本発明のバックライトは、白色光を発光 る線状の光源を具備するバックライトであ て、この光源として上記したような本発明 線状白色光源を用いることを特徴としてい 。

 また、本発明の液晶表示装置は、バック イトを具備する液晶表示装置であって、こ バックライトとして上記したような本発明 バックライトを具備することを特徴として る。

本発明の線状白色光源の一例を示す断 図。 図1に示す線状白色光源の平面図。 図1に示す線状白色光源の裏面側の平面 図。 図1に示す線状白色光源の一部拡大断面 図。 本発明の線状白色光源の他の例を示す 面図。 本発明の線状白色光源の他の例を示す 部拡大断面図。 本発明の線状白色光源の製造例を示す 面図。 本発明の線状白色光源の他の製造例を す断面図。 本発明のバックライトの一例を示す断 図。 本発明の液晶表示装置の一例を示す断 面図。 比較例で作製した線状白色光源を示す 断面図。 バックライトの輝度の測定方法を示し た平面図。

 以下、本発明の線状白色光源について説 する。図1は本発明の線状白色光源1の一例 示した断面図であり、図2は図1に示す線状白 色光源1の発光面側を示した平面図であり、 3は図1に示す線状白色光源1の非発光面側(裏 側)を示した平面図である。なお、図2につ ては、内部の様子が見えるように蛍光体層 省略して図示している。また、図4は図1に示 す線状白色光源1の一部を拡大して示した断 図である。

 本発明の線状白色光源1は、例えば図1、2 示すように、長方形状の基体2を有するもの であり、この基体2上にはその長手方向に沿 て例えば略正方形状の複数の金属パターン3 形成されている。また、各金属パターン3上 には波長330nm以上、410nm以下の紫外光を発生 る発光ダイオードチップ4(以下、単に発光ダ イオードチップ4と呼ぶ。)が搭載されている

 各発光ダイオードチップ4の下部電極はそ れが搭載される金属パターン3と電気的に接 されている。また、各発光ダイオードチッ 4の上部電極はそれらが搭載される金属パタ ン3に隣接する金属パターン3(図1、2におい は、各発光ダイオードチップ4が搭載される 属パターン3の右側に隣接する金属パターン 3)に導電性ワイヤ5により電気的に接続されて いる。

 なお、基体2の一方の端部側(図1、2中、左 側)に形成される金属パターン3については、 えば図2に示すように基体2を表裏方向に貫 するビア導体6を介して、図3に示すように基 体2の裏面側に形成された電極パッド7に電気 に接続されている。

 一方、基体2の他方の端部側(図1、2中、右 側)の金属パターン3については、例えば図2に 示すように略正方形状の一部を欠いた形状と されており、その欠落部分に略正方形状の電 極パッド8が形成されている。そして、この 極パッド8には当該金属パターン3に搭載され ている発光ダイオードチップ4の上部電極か の導電性ワイヤ5が接続されている。さらに 電極パッド8は、基体2を表裏方向に貫通す ビア導体9を介して、図3に示すように基体2 裏面側に形成された電極パッド10に電気的に 接続されている。

 また、図1に示すように基体2の金属パタ ン3や発光ダイオードチップ4が搭載された側 には、これら金属パターン3や発光ダイオー チップ4のほぼ全体を覆うように蛍光体層11 連続的に形成されている。すなわち、蛍光 層11は複数の発光ダイオードチップ4により 有されている。この蛍光体層11は、透明樹脂 に赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体および青 色発光蛍光体が含有されたものである。

 このような本発明の線状白色光源1につい ては、線状に配置された複数の発光ダイオー ドチップ4が各金属パターン3や導電性ワイヤ5 を介することによって電気的に接続されてい るため、基体2の裏面側に形成されている電 パッド7と電極パッド10とを電源に接続する とで、各発光ダイオードチップ4から波長330n m以上、410nm以下の紫外光を発生させることが できる。

 また、蛍光体層11には赤色発光蛍光体、 色発光蛍光体および青色発光蛍光体が含ま ているため、発光ダイオードチップ4から発 された波長330nm以上、410nm以下の紫外光によ り励起されて赤色光、緑色光および青色光が 発光され、これらの混色により線状白色光源 1全体として白色光を得ることができる。

 本発明の線状白色光源1については、特に 複数の発光ダイオードチップ4を線状に配置 ると共に、これら複数の発光ダイオードチ プ4の全体を覆うように連続して蛍光体層11 設けることで、発光面における輝度ムラを 制しやすくなると共に、線状白色光源1の製 性を向上させることができる。また、この うな線状白色光源1については、その形状等 が従来の冷陰極管等と類似しているため、従 来の冷陰極管等を用いた照明やバックライト 等において新たな光学設計をすることなく好 適に用いることができる。

 このような本発明の線状白色光源1におけ る基体2は、例えば酸化アルミニウム質焼結 、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質 結体、ガラスセラミックス等のセラミック 、またはシリカ等のガラス絶縁体からなる のである。基体2は、熱膨張係数が発光ダイ ードチップ4の熱膨張係数と同程度のもので あれば好ましい。また、熱伝導性の観点から は、窒化アルミニウム質焼結体からなるもの であればより好ましい。窒化アルミニウム質 焼結体であれば熱伝導率200W/m・K以上の焼結 を提供できる。

 金属パターン3は、各発光ダイオードチッ プ4への電力の供給に用いられると共に、反 層としての役割を有するものである。金属 ターン3の平面形状は特に限定されるもので ないが、反射層として機能させる観点から 面積が広いことが好ましく、例えば図2に示 すような略正方形状のものが広い面積を確保 することができることから好ましい。

 このような金属パターン3については、反射 層として機能する面積を増やす観点や導電性 ワイヤ5による接続を容易にする観点から、 4に示すような隣接する金属パターン3どうし の間隔(W M )を極力狭くすることが好ましく、例えば0.2mm 以下とすることが好ましい。隣接する金属パ ターン3どうしの間隔は、例えば0.03mm程度ま 狭めることができる。

 なお、金属パターン3の個数や形成する位 置については、金属パターン3が発光ダイオ ドチップ4を搭載するものであることから、 光ダイオードチップ4の個数、配置間隔等に 応じて適宜決定されるものである。

 金属パターン3は、発光ダイオードチップ 4への電力供給手段および反射層として用い れることから、例えばAu、Al、Ag、Pt、Tiおよ Niから選ばれる少なくとも1種の金属からな ものとすることが好ましい。なお、金属パ ーン3は必ずしも単層である必要はなく、例 えば基体2との密着性を向上させる観点から まず基体2上にTi層を設けその上にAu、Al、Ag Pt等の層を設けたものとしてもよい。また、 金属パターン3の表面部分のうち発光ダイオ ドチップ4が搭載され、その下部電極と接続 れる位置には金パッドが設けられていれば り好ましい。

 また、基体1の発光面側に形成される電極 パッド8や、図3に示すような裏面側に形成さ る電極パッド7、10についても、金属パター 3と略同様な金属材料からなるものとするこ とができる。

 本発明に用いられる発光ダイオードチップ4 は波長330nm以上、410nm以下の紫外光を発生す ものである。このような発光ダイオードチ プ4としては、上記したような波長の紫外光 発生させることができるものであれば特に の種類は限定されるものではなく、例えばI n x Ga 1-x N系をはじめとする公知のものを使用するこ ができる。

 発光ダイオードチップ4としては、通常、発 光部面積が0.3mm□以上、0.6mm□以下であるも が用いられる。このような発光ダイオード ップ4はその複数が基体2の長手方向に略線状 に配置されていれば特にそれらの間隔(W D )は制限されるものではないが、配置密度の 上による消費電力の増加等を抑制する観点 ら、1mm以上とすることが好ましい。ここで 間隔(W D )とは、図4に示すように、隣接する発光ダイ ードチップ4の対向する端部どうしの距離で ある。

 本発明では、個々の発光ダイオードチップ4 の上面や側面だけでなく、隣接する発光ダイ オードチップ4どうしの間隔部分にも蛍光体 11を設けることで、このような1mm以上と比較 的広い間隔(W D )をあけて発光ダイオードチップ4を設けた場 であっても、発光ダイオードチップ4を配置 した部分とそれらの間隔部分との輝度の違い を少なくし、輝度ムラを抑制することが可能 となる。

 なお、隣接する発光ダイオードチップ4どう しの間隔(W D )は5mm以下とすることが好ましい。本発明で 隣接する発光ダイオードチップ4どうしの間 部分にも蛍光体層11を設けることで輝度ム を抑制することが可能となるが、間隔(W D )が上記値を超える場合、この間隔部分に蛍 体層11が設けられていても輝度の差が大きく なってしまうため好ましくない。

 また、基体2上に搭載される発光ダイオー ドチップ4の数は2以上であればよいが、従来 冷陰極管等の代わりに光源として用いる観 等から、ある程度のまとまった個数の発光 イオードチップ4が搭載されていることが好 ましく、例えば5個以上の発光ダイオードチ プ4が搭載されていることが好ましい。基体2 上に搭載される発光ダイオードチップ4の個 の上限は必ずしも制限されるものではなく 基体2の大きさを変更する等して適宜個数を やすことができる。なお、線状白色光源の 扱性を考慮するとチップの数は10個以下が ましい。

 また、蛍光体層11は透明樹脂に赤色発光 光体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光 が含有されたものである。蛍光体層11は、少 なくとも発光ダイオードチップ4が配置され 部分において、基体2の表面からこの蛍光体 11の表面までの高さ(H)が0.5mm以上となってい ることが好ましい。蛍光体層11の高さ(H)が上 高さ未満であると、十分な白色光を得られ いおそれがあり好ましくない。また、蛍光 層11の高さ(H)が過度に高くなると輝度が低 するおそれがあり、また製造性も低下する とから、2mm以下とすることが好ましい。

 蛍光体層11を構成する透明樹脂としては 例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリ ーン樹脂、ポリイミド樹脂等が用いられる

 蛍光体層11を構成する各色蛍光体のうち 赤色発光蛍光体としては、ピーク波長620nm以 上780nm以下の赤色光を発光する赤色蛍光体粉 が用いられる。例えば、下記式(1)で表され 組成のユーロピウム付活酸硫化ランタンか なる赤色蛍光体粉末、および下記式(2)で表 れる組成を有する赤色蛍光体粉末の少なく も1種が用いられる。

 (La 1-x-y Eu x M y ) 2 O 2 S  ……(1)
(式中、Mは、Sb、Sm、GaおよびSnから選ばれる なくとも1種の元素であり、xおよびyは、0.01& lt;x<0.15、0≦y<0.03を満たす値である。)

 式(1)中、MがSb、Sm、GaおよびSnから選ばれ 少なくとも1種の元素であると、赤色蛍光体 粉末の発光効率が高いため好ましい。

 (Sr x Ca 1-x )SiAlN 3 :Eu  ……(2)
(式中、xは、0≦x<0.4を満たす値である。)

 式(2)中、xが上記範囲内にあると、赤色蛍 光体粉末からの光の波長域が適切になると共 に、発光効率が高く、波長域と発光効率との バランスがよいため好ましい。xは上記範囲 で大きくなるほど赤色蛍光体粉末からの光 短波長化しやすく、上記範囲内で小さくな ほど赤色蛍光体粉末の発光効率が高くなり すい。

 緑色発光蛍光体としては、ピーク波長490n m~575nmの緑色光を発光する緑色蛍光体粉末が いられる。例えば、下記式(3)で表される組 のユーロピウムマンガン付活アルミン酸塩 よび下記式(4)で表される組成を有する緑色 光体粉末の少なくとも1種が用いられる。

 (Ba 1-x-y-z Sr x Ca y Eu z )(Mg 1-u Mn u )Al 10 O 17   ……(3)
(式中、x、y、zおよびuは、0≦x<0.2、0≦y<0 .1、0.005<z<0.5、0.1<u<0.5を満たす値で る。)

 式(3)中、zおよびuがそれぞれ上記範囲内 あると、緑色蛍光体粉末の発光効率が高い め好ましい。xおよびyはそれぞれ上記範囲内 にあると、緑色蛍光体粉末の寿命と輝度のバ ランスがよいため好ましい。xが0.2以上であ と緑色蛍光体粉末の寿命が低下するおそれ あり、xが0であると緑色蛍光体粉末からの光 の短波長成分が増加し、輝度が低下するおそ れがある。

 (Sr 2-x-y-z-u Ba x Mg y Eu z Mn u )SiO 4   ……(4)
(式中、x、y、zおよびuは、0.1<x<0.4、0.005&l t;y<0.21、0.05<z<0.3、0.001<u<0.04を満た す値である。)

 式(4)中、xが上記範囲内にあると、緑色蛍 光体粉末からの光の波長がバックライト用に 適するため好ましい。xは上記範囲内で大き なるほど、緑色蛍光体粉末からの光の波長 短波長化しバックライト用により適するよ になる。また、yが上記範囲内にあると、緑 蛍光体粉末中でMnの固溶が十分に行われる め好ましい。さらに、zが上記範囲内にある 、緑色蛍光体粉末の発光効率が高いため好 しい。また、uが上記範囲内にあると、緑色 蛍光体粉末からの光の波長がバックライト用 に適するため好ましい。

 青色発光蛍光体としては、ピーク波長430n m~460nmの青色光を発光する青色蛍光体粉末が いられる。例えば、下記式(5)で表される組 を有する青色蛍光体粉末が用いられる。

 (Sr 1-x-y-z Ba x Ca y Eu z ) 5 (PO 4 ) 3 Cl  ……(5)
(式中、x、yおよびzは、0≦x<0.5、0≦y<0.1 0.005<z<0.1を満たす値である。)

 式(5)中、xおよびyがそれぞれ上記範囲内 あると、青色蛍光体粉末からの光の波長が ックライト用途の白色光源に適するため好 しい。xおよびyはそれぞれ上記範囲内で小さ くなるほど、青色蛍光体粉末からの光のスペ クトル幅が狭くなるため白色光源がバックラ イト用途により適するようになる。また、z 上記範囲内にあると、青色蛍光体粉末の発 効率が高いため好ましい。

 上記した蛍光体以外でも、赤色発光蛍光 として、例えばEu付活酸硫化イットリウム 光体、CuおよびMn付活硫化亜鉛蛍光体、緑色 光蛍光体として、例えばCuおよびAl付活硫化 亜鉛蛍光体、青色発光蛍光体として、例えば Eu付活アルミン酸塩蛍光体、Eu付活アルカリ 類ケイ酸塩、Eu・Mn付活アルカリ土類マグネ ウムケイ酸塩等を使用しても、白色光源と て良好な色再現性、輝度特性を示す。

 蛍光体層11中の蛍光体の含有量は20~70質量 %が好ましい。含有量が20質量%未満では蛍光 量が足りなくなる恐れがあり、一方、70質量 %を超えると各色の蛍光体同士を均一に混合 ることが困難になるおそれがある。また、 光体の含有量が90質量%を超えると発光ダイ ードからの光が蛍光体層中に均一に伝わら いおそれがある。また、蛍光体量の調整に り輝度ムラを50%以上と向上させることがで る。

 このような本発明の線状白色光源1によれ ば輝度を向上させつつ、輝度ムラを抑制する ことができる。例えば、発光面における効率 を20lm/W以上としつつ、輝度ムラを1%以上と抑 することができる。

 ここで、輝度ムラとは、線状白色光源1の 発光面における輝度の最大値に対する最小値 の割合(=(輝度の最小値/輝度の最大値)×100[%]) ある。従って、この輝度ムラの値が100%に近 ければ近いほど、線状白色光源1の発光面に ける部分毎の輝度差が少ないこととなり、 度ムラが抑制されていることになる。なお 輝度の測定は各発光ダイオードチップ4が搭 されている部分と、隣接する発光ダイオー チップ4の各中間部分において行われ、それ らのうちの最も低い輝度を輝度の最小値とし 、最も高い輝度を輝度の最大値とする。

 以上、本発明の線状白色光源1について説 明したが、本発明の線状白色光源1は必ずし 図1等に示されるようなものに限られず、例 ば図1に示すようなものを1単位として、図5 示すように3単位を線状に配置したものであ ってもよい。この場合、隣接する単位どうし は一方の単位の電極パッド10と隣接する他方 単位部分の電極パッド7とが各種の電気的接 続手段12によって接続される。なお、図5にお いては3単位を接続した例を示したが、接続 る単位数は必ずしもこのような単位数に限 れるものではない。

 また、本発明の線状白色光源1については 、例えば図4に示すように、蛍光体層11の表面 が平坦上であるものの他、例えば図6に示す うに、発光ダイオードチップ4が搭載されて る部分の蛍光体層11が凸部状で高さが高く っており、隣接する発光ダイオードチップ4 うしの間隔部分の蛍光体層11が凹部状で高 が低くなっていても構わない。このように ることで、例えば光取り出し効率に優れた 状白色光源1とすることができる。

 この場合、基体2の表面から蛍光体層11の凸 表面までの高さ(凸部高さ(H H ))に対する基体2の表面から蛍光体層11の凹部 面までの高さ(凹部高さ(H L ))の比(=(凹部高さ(H L )/凸部高さ(H H ))×100[%])が50%以上となっていることが好まし 。高さの比が上記値未満となると、隣接す 発光ダイオードチップ4どうしの間隔部分に おける蛍光体層11の高さが低すぎることとな 、輝度ムラを抑制する効果等が十分でなく るおそれがあり好ましくない。なお、凸部 さ(H H )は1mm以上、2mm以下とすることが好ましい。

 次に、本発明の線状白色光源1の製造方法 について説明する。まず、基体2上に例えば 正方形状の複数の金属パターン3を形成する 基体2上へ金属パターン3を形成する方法は に制限されるものではなく、公知のメタラ ズ方法を用いて形成することができる。な 、金属パターン3の平面形状、形成数等は、 光ダイオードチップ4の搭載数に応じて適宜 決定される。

 さらに、各金属パターン3上には、Au,Pb/Sn Au/Sn、Au/Ge、Au/Sn/Ge、Au/Pb/SnまたはCu/Pb/Snのよ うな周知の共融金属を用いて発光ダイオード チップ4を接合、搭載した後、各発光ダイオ ドチップ4の上面電極とその発光ダイオード ップ4が搭載されている金属パターン3に隣 する金属パターン3とを導電性ワイヤ5により 接続する。

 その後、この金属パターン3や発光ダイオ ードチップ4が搭載された基体2上に蛍光体層1 1を形成する。すなわち、まず蛍光体層11を形 成するために用いられる樹脂組成物(以下、 に樹脂組成物と呼ぶ。)として、アクリル樹 、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂あるいは リイミド樹脂等の透明樹脂に、赤色発光蛍 体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光体 混合、分散させたものを用意する。

 そして、この樹脂組成物を例えばディス ンサに注入し、金属パターン3や発光ダイオ ードチップ4が搭載された基体2の一方の端部 から他方の端部側に向かってディスペンサ ら樹脂組成物を吐出させながら移動させる とにより塗布した後、これを硬化させて蛍 体層11を連続的に形成する。

 一方、蛍光体層11を形成する他の方法と て、例えば図7に示すように、型枠20内に上 したような樹脂組成物21を充填しておき、金 属パターン3や発光ダイオードチップ4が搭載 れた基体2をこの金属パターン3や発光ダイ ードチップ4が搭載された側を型枠20側に向 て型枠20内に挿入し、その状態で樹脂組成物 21を硬化させることによっても蛍光体層11を 続的に形成することができる。

 また、図6に示すような表面に凹凸がある 蛍光体層11を形成する場合には、図8に示すよ うな内側底部に凹凸部を有する型枠22を用い その内部に上記したような樹脂組成物21を 填しておき、金属パターン3や発光ダイオー チップ4が搭載された基体2をこの金属パタ ン3や発光ダイオードチップ4が搭載された側 を型枠22側に向けて型枠22内に挿入し、その 態で樹脂組成物21を硬化させる。

 ここで、型枠22の内側底部は、発光ダイ ードチップ4に対向する部分が凹部とされて るため、図6に示すように、最終的に得られ る線状白色光源1において発光ダイオードチ プ4が搭載された部分の蛍光体層11が凸状と り、隣接する発光ダイオードチップ4どうし 間隔部分の蛍光体層11が凹状となる。

 このような本発明の線状白色光源1はバッ クライトの光源として好適に用いられる。特 に、本発明の発光装置1は線状であり、従来 冷陰極管等と形状が類似しているため、従 の冷陰極管等を用いた照明やバックライト において新たな光学設計をすることなく好 に用いることができる。

 図9は本発明のバックライトの一例として 、サイドライト型バックライト30を示したも である。サイドライト型バックライト30は として線状白色光源1と導光板31とからなる のである。導光板31は一方の側面である入射 面32側から他方の側面にかけて徐々に厚さが 少する略板状のものであり、この入射面32 本発明の線状白色光源1が配置されている。 た、導光板31の発光面とは反対側には反射 33が設けられている。

 また、本発明の液晶表示装置はこのよう バックライトを用いて製造されるものであ 。図10は、本発明の液晶表示装置40の一例を 示したものであり、その光源として上記した ような本発明のサイドライト型バックライト 30を用いたものである。本発明の線状白色光 は発光ダイオードを用いているにも関わら 輝度ムラの改善された線状光源を提供でき のでサイドライト型バックライトに適用し としてもCCFLに用いていた導光板をそのまま 適用できるので導光板の設計変更を行わなく て済む。

 液晶表示装置40は、例えば表示手段とし の平板状の液晶パネル41と、この液晶パネル 41を背面から照明するサイドライト型バック イト30とからなるものである。液晶パネル41 は、例えば2枚の偏光板の間に、それぞれ透 電極を形成したガラス板であるアレイ基板 カラーフィルタ基板とを対向して配置し、 れらアレイ基板とカラーフィルタ基板との に液晶を注入して液晶層が構成されたもの ある。カラーフィルタ基板には、各画素に 応して赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタ 形成されている。

 次に、本発明について実施例を参照して らに詳細に説明する。

 実施例1~10
縦18mm×横2mm×厚さ0.635mmの基体2(熱伝導率200W/m Kの窒化アルミニウム質焼結体)を用い、そ 表面に順にTi/Pt/Auの各層からなる複数の略正 方形状の金属パターン3を形成した。なお、 属パターン3の形成個数は後述する発光ダイ ードチップ4の搭載数に合わせるものとし、 また隣接する金属パターン3どうしの間隔(W M )は0.1mmとした。また、基体2の裏面側には電 パッド7や電極パッド10を形成した。

 さらに、各金属パターン3上に励起波長390 nmの紫外線を発光する発光ダイオードチップ4 を接合し、この発光ダイオードチップ4の下 電極と金属パターン3とを電気的に接続した さらに、各発光ダイオードチップ4の上部電 極と、その発光ダイオードチップ4が搭載さ ている金属パターン3に隣接する金属パター 3とを導電性ワイヤ5により電気的に接続し 。

 なお、発光ダイオードチップ4の大きさは縦 0.4mm×横0.4mm×高さ0.2mmであり、基体2の表面か 発光ダイオードチップ4の上面までの高さは 0.2mmであり、発光ダイオードチップ4の搭載個 数、隣接する発光ダイオードチップ4どうし 間隔(W D )は表1に示す通りとした。

 そして、この発光ダイオードチップ4が搭載 された基体2上に蛍光体層11を形成した。すな わち、まず青色蛍光体としてユーロピウム付 活アルカリ土類クロロリン酸塩(Sr 0.99 Eu 0.01 ) 10 (PO 4 ) 6 ・Cl 2 、緑色蛍光体としてユーロピウム、マンガン 付活アルミン酸塩蛍光体(Ba 0.726 Eu 0.274 )(Mg 0.55 Mn 0.45 )Al 10 O 17 、赤色蛍光体としてユーロピウム付活酸硫化 ランタン(La 0.883 Sb 0.002 Eu 0.115 ) 2 O 2 Sをそれぞれシリコーン樹脂に30質量%の濃度 混合してスラリーを得た。そして、これら スラリーを20.1質量%、19.5質量%、60.4質量%の 合で混合して蛍光体層形成用の樹脂組成物 した。

 そして、図7に示すような内側底部が平坦 な型枠20あるいは図8に示すような内側底部に 凹凸部を有する型枠22を用い、その内部に上 蛍光体層形成用の樹脂組成物21を充填した さらに、この型枠20あるいは型枠22内に発光 イオードチップ4が搭載された基体2をその 光ダイオードチップ4等が搭載された側を型 20あるいは22側に向けて挿入した。

 そして、この蛍光体層形成用の樹脂組成 21を硬化させて、発光ダイオードチップ4等 搭載された基体2上に蛍光体層11を形成して 図4に示すような蛍光体層11の表面が平坦な 状白色光源1あるいは、図6に示すような蛍 体層11の表面に凹凸が形成された線状白色光 源1を作製した。

 なお、蛍光体層11の表面が平坦な場合にお る基体2の表面から蛍光体層11の表面までの さ(H)、または、蛍光体層11の表面が凹凸状の 場合における基体2の表面からの蛍光体層11の 凸部表面までの高さ(H H )および凹部表面までの高さ(H L )は表1に示すとおりである。

 実施例11
使用する蛍光体の種類、含有量を変更する以 外は実施例1と同様の方法にて、線状白色光 を作製した。すなわち、赤色蛍光体として(S r 0.01 Ca 0.99 )SiAlN 3 :Eu、緑色蛍光体として(Sr 1.58 Ba 0.11 Mg 0.2 Eu 0.1 Mn 0.01 )SiO 4 、青色蛍光体として(Sr 0.85 Ba 0.01 Ca 0.09 Eu 0.05 ) 10 (PO 4 ) 3 Clをそれぞれシリコーン樹脂に30質量%の濃度 混合してスラリーを得た。そして、これら スラリーを30質量%、40質量%、30質量%の割合 混合して蛍光体層形成用の樹脂組成物とし 。

 比較例1
実施例1と同様にして発光ダイオードチップ4 搭載し、導電性ワイヤ5を形成した。そして 、実施例1~10で用いたものと同様な蛍光体層 成用の樹脂組成物をディスペンサに注入し このディスペンサから蛍光体層形成用の樹 組成物の樹脂組成物を吐出し、図11に示すよ うに、発光ダイオードチップ4の周辺部のみ 蛍光体層51を形成して線状白色光源50を得た

 なお、比較例1における蛍光体層51を形成 る範囲(平面方向)は各発光ダイオードチッ 4の端部から0.6mmの範囲までとし、基体2の表 から蛍光体層50の表面までの高さは1.2mmとし た。また、図11においては実施例と同様の箇 を示す部分には、実施例と同様の符号を付 ている。

 次に、実施例の線状白色光源1および比較 例の線状白色光源50について、輝度および輝 ムラの測定を行った。輝度の測定は各発光 イオードチップ4が搭載された部分について 輝度計を用いて行い、測定された輝度の最高 値とした。また、輝度ムラは各発光ダイオー ドチップ4が搭載された部分の輝度、および 隣接する発光ダイオードチップ4の中間部分 輝度を測定し、その輝度の最高値と最低値 から以下の式により算出した。結果を表1に 示す。

 輝度ムラ=(輝度の最低値/輝度の最高値)×1 00[%]

 表1に示されるように、実施例の線状白色 光源1によれば輝度が高く、輝度ムラも有効 抑制されていることが認められた。それに し、比較例1は点状光源であるため光るとこ と光らない部分があるため輝度ムラ0%であ た。

 実施例12~22、比較例2
実施例1~11の線状白色光源1を用いて、図9に示 すような実施例12~22のサイドライト型バック イト30を作製した。なお、サイドライト型 ックライト30は8インチ液晶表示装置用のも とした。また、各線状白色光源を10個縦に並 べて8インチ用の線状光源とした。また、比 例1の線状白色光源50を用いて、同様にサイ ライト型バックライトを作製した。

 次に、このサイドライト型バックライト3 0の発光面における輝度ムラを測定した。結 を表2に示す。

 なお、輝度ムラの測定は、以下のように て行った。すなわち、まず図12に示すよう サイドライト型バックライト30の発光面に対 し、縦方向、横方向の中心に中心線を引き、 さらにその両側に等分線を引き、それらの交 点(9箇所)を測定点とした。そして、縦方向お よび横方向の中心線どうしの交点を輝度計に て測定して中心輝度とした。

 そして、残り8箇所の輝度を輝度計にて測 定し、中心輝度と比較してもっとも差の大き かった輝度を用いて、以下の式により輝度ム ラを算出した。なお、輝度ムラは100%に近い ど発光面における部分毎の輝度差が少なく り好ましいものとなる。

 輝度ムラ=(中心輝度と比較して最も差の きかった輝度/中心輝度)×100[%]

 表2に示されるように、本発明の線状白色 光源1を用いた実施例のサイドライト型バッ ライト30によれば中心輝度が高く、発光面に おける輝度ムラも有効に抑制されていること が認められる。また、本実施例にかかる線状 光源は線状光源であることから従来のCCFLか 導光板の設計変更なく代替可能である。そ に対し、比較例のものは輝度ムラが悪くサ ドライト型バックライトに適用するには導 板の設計変更が必要である。

 本発明の線状白色光源は、基体と、この 体上に線状に配置され、波長330nm以上、410nm 以下の紫外光を発生する複数の発光ダイオー ドチップと、この複数の発光ダイオードチッ プを覆うように連続して形成され、赤色発光 蛍光体、緑色発光蛍光体および青色発光蛍光 体を含有する蛍光体層と、を有する。このよ うなものとすることで、発光面における輝度 ムラが抑制されると共に、製造性に優れ、従 来の冷陰極管等の代わりに好適に用いるもの とすることができ、バックライトあるいは液 晶表示装置に有効利用することができる。

 1…線状白色光源、2…基体、3…金属パタ ン、4…発光ダイオードチップ、5…導電性 イヤ、6…ビア導体、7…電極パッド、8…電 パッド、9…ビア導体、10…電極パッド、11… 蛍光体層、12…電気的接続手段、30…バック イト、40…液晶表示装置