Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
LIQUID CRYSTAL DISPLAY UNIT, GAME DEVICE AND DISPLAY METHOD EMPLOYED IN LIQUID CRYSTAL DISPLAY UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/013916
Kind Code:
A1
Abstract:
A liquid crystal display unit (1) is provided with a first liquid crystal display element (20) for displaying an image; a character object (62) arranged behind the first liquid crystal display element (20); and a second liquid crystal display element (30), which is arranged between the first liquid crystal display element (20) and the character object (62) and shields the character object (62). A character object shielding section (64), i.e., a mechanical shielding device for shielding the character object (62), is arranged behind the second liquid crystal display element (30).

Inventors:
NITTOU EIJI
Application Number:
PCT/JP2008/055578
Publication Date:
January 29, 2009
Filing Date:
March 25, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SHARP KK (JP)
NITTOU EIJI
International Classes:
A63F7/02
Foreign References:
JP2005185624A2005-07-14
JP2007181476A2007-07-19
JP2005253694A2005-09-22
JP2006263250A2006-10-05
JP2003325739A2003-11-18
JP2005125008A2005-05-19
JP2007111138A2007-05-10
JPH08173591A1996-07-09
JP2005137808A2005-06-02
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita, Kita-k, Osaka-shi Osaka 41, JP)
Download PDF:
Claims:
 画像を表示する第1液晶表示素子と、
 第1液晶表示素子の背後に設けられた役物と、
 前記第1液晶表示素子と前記役物との間に設けられた、前記役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが備えられた液晶表示ユニットであって、
 前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられていることを特徴とする液晶表示ユニット。
 前記機械的な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であり、
 前記回転ドラム装置の回転面には、光を透過する透過部と、光を透過しない非透過部とが設けられており、
 前記役物は、前記ドラム装置の内部に設置されており、
 前記ドラム装置が回動することで、前記第1液晶表示素子と前記役物との間に前記透過部又は非透過部が配置されることによって、前記役物の非遮蔽又は遮蔽が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
 前記第2液晶表示素子と前記ドラム装置との間には、前記ドラム装置の回動軸と同一方向の少なくとも一対の直管状の光源ランプが設けられており、
 前記回転面の非透過部が、反射部材によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示ユニット。
 前記非透過部が白色ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されており、
 前記透過部が透明ポリエチレンテレフタレートフィルムで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示ユニット。
 前記機械的な遮蔽装置が、スライド式のシャッター装置であり、前記シャッター装置のシャッターが開閉することによって、前記役物の非遮蔽及び遮蔽が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
 前記機械的な遮蔽装置が、巻き上げ式のシャッター装置であり、前記シャッター装置のシャッターが開閉することによって、前記役物の非遮蔽及び遮蔽が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
 前記第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示素子であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示ユニット。
 請求項1から7のいずれか1項に記載の液晶表示ユニットが備えられた遊技装置。
 画像を表示する第1液晶表示素子と、
 第1液晶表示素子の背後に設けられた役物と、
 前記第1液晶表示素子と前記役物との間に設けられた、前記役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが備えられた液晶表示ユニットにおいて、
 前記第1液晶表示素子の観者に対して、
 前記役物が遮蔽され、第1液晶表示装置に表示された画像のみを示す表示と、
 前記役物が遮蔽されず、役物を見せる表示とを切り替える液晶表示ユニットの表示方法であって、
 前記第2液晶表示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための機械的な遮蔽装置が設けられており、
 前記機械的な遮蔽装置によって、前記表示の切替えをおこなうことを特徴とする液晶表示ユニットの表示方法。
 前記機械的な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であり、
 前記回転ドラム装置の回転面には、光を透過する透過部と、光を透過しない非透過部とが設けられており、
 前記役物は、前記ドラム装置の内部に設置されており、
 前記ドラム装置を回動させ、前記観者と前記役物との間に前記非透過部を配置したときに、前記第1液晶表示装置に表示された画像のみを表示し、
 他方、前記ドラム装置を回動させ、前記観者と前記役物との間に前記透過部を配置したときに、前記役物を表示することを特徴とする請求項9に記載の液晶表示ユニットの表示方法。
 前記第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示素子であり、
 前記ドラム装置が回動している間、前記高分子分散型液晶表示素子を散乱状態にすることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示ユニットの表示方法。
Description:
液晶表示ユニット、遊技装置、 び、液晶表示ユニットの表示方法

 本発明は、液晶表示ユニット、遊技装置 及び、液晶表示ユニットの表示方法、特に 役物の遮蔽・非遮蔽を切り替えることが可 な表示ユニットに関するものである。

 従来から、パチンコなどの遊技装置に、 の情報表示部を構成する部品として液晶表 素子が広く使われている。

 そして、昨今の前記遊技装置では、その 報表示部に、前記液晶表示素子の液晶表示 ネルに表示される情報とともに、前記液晶 示素子の背面に設置された役物などを併せ 表示することが求められている。以下、遊 装置の概略構成を示す図である図17、及び 遊技装置の情報表示部の表示を示す図であ 図18の(a)~(c)に基づいて説明する。

 すなわち、図17に示すように遊技装置90の 前面には、遊技の状況を見ることができるよ うに円形の遊技盤92が設けられている。そし 、前記遊技盤92のほぼ中心部には、主に液 表示素子で構成された情報表示部94が設けら れている。

 この情報表示部94には、遊技の状況に応 て種々の情報が表示される。例えば、遊技 置90が、スロットマシンのように、遊技の状 況に応じて3桁の数字が替わるものである場 には、図18の(a)に示すように、前記情報表示 部94には、「567」のような数字が、前記液晶 示素子の液晶表示パネル上によって表示さ る。

 そして、前記3桁の数字が例えば図18の(b) 示すように「777」等の所定の数字に揃った 合には、3桁の数字のうち中心部の数字であ る「7」を表示する領域が透明となる。これ よって、前記情報表示部94には、図18の(c)に すように、前記液晶表示パネルに表示され 数字「7」・「7」と、前記液晶表示素子の 後にあらかじめ設置されていた役物62(人形) が表示される。

 (特許文献1)
 以上のような表示を実現するために、種々 技術が提案されている。
例えば、特許文献1にはLCDシャッターとして リマー分散液晶を用いる技術について記載 れている。以下、図19~図22に基づいて説明す る。ここで、図19は、特許文献1に記載の遊技 機全体の構成を示す正面図である。図19に示 ように、特許文献1に記載の遊技機101には、 その遊技盤106の中心部にセンターケース111が 設けられており、そのセンターケース111のな かに画像を表示するための画像表示装置108が 設置されている。

 詳しくは、前記センターケース111の構成 示す分解斜視図である図20に示すように、 記センターケース111は、主に鎧部409と、前 画像表示装置108と、その背後に設置された 物506とによって構成されている。

 そして、前記画像表示装置108は、画像表 装置108の構成を示す説明図である図21に示 ように、第1液晶パネル501と、拡散板502と、 光板503と、反射板504と、LCDシャッター505等 その順に配置されることによって構成され いる。また、前記導光板503及びLCDシャッタ 505の端部近傍には、各々、画像表示用LCD光 513及び役物用光源514が設けられている。

 特許文献1に記載の遊技機101では、前記画 像表示装置108を構成するLCDシャッター505がポ リマー分散液晶によって構成されており、こ れによって、前記役物506の見える・見えない の切替えが行われている。以下、LCDシャッタ ー505を構成するポリマー分散液晶の動作原理 を示す説明図である図22の(a)及び(b)に基づい 説明する。なお、図22の(a)は電圧が印加さ た時の液晶分子の配向状態を示し、図22の(b) は電圧が印加されていない時の液晶分子の配 向状態を示す。

 図22の(a)及び(b)に示すように、ポリマー 散液晶では、液晶層に電圧が印加されるか かによって、光の透過状況が異なる。すな ち、液晶層に電圧が印加されている場合に 、図22の(a)に示すように、光はポリマー分散 液晶を透過し(LCDシャッター505:オン)、遊技者 は、画像表示装置108の背後に設置された役物 506を観ることができる。

 一方、液晶層に電圧が印加されていない 合には、図22の(b)に示すように、光はポリ ー分散液晶で散乱して白濁し(LCDシャッター5 05:オフ)、遊技者は、画像表示装置108の背後 設置された役物506を観ることができない。

 以上のように、特許文献1に記載の遊技機101 では、ポリマー分散液晶を用いることによっ て、画像表示装置108の背後に設置されていた 役物506の可視・不可視(非遮蔽・遮蔽)の制御 可能になっている。

日本国公開特許公報「特開2005-185624号公 (公開日:2005年7月14日)」

 しかしながら、前記特許文献1に記載され た従来の遊技機では、画像表示装置(液晶表 素子)の背後に設置された役物の遮蔽が不十 であるという問題を有している。

 具体的には、前記遊技機では、画像表示 置の背後に設置された役物の遮蔽を、上述 とおりポリマー分散液晶を用いておこなっ いた。すなわち、先に説明したとおり、ポ マー分散液晶に電圧を印加しない状態での リマー分散液晶における光散乱を利用し、 リマー分散液晶を白濁させることによって その背後にある役物を遮蔽していた。

 しかしながら、前記の方法では、光が散 することによって全体が白濁し、その結果 役物の輪郭がぼやけ、役物の色彩も不鮮明 なるものの、遊技者は、ぼんやりとでも役 の存在を認識することができた。

 したがって、ポリマー分散液晶を散乱状 から透過状態にして役物が鮮明に見える状 に切り替えた際、遊技者は、散乱状態にお てすでに役物の存在を認識しているので、 示の切替えによって受ける感動の度合いが くなっていた。

 そこで本発明は、前記の問題点に鑑みて されたものであり、その目的は、表示装置 背後に設置された役物を十分に遮蔽するこ が可能な液晶表示ユニット、遊技装置、及 、液晶表示ユニットの表示方法を実現する とにある。

 本発明の液晶表示ユニットは、前記の課 を解決するために、画像を表示する第1液晶 表示素子と、第1液晶表示素子の背後に設け れた役物と、前記第1液晶表示素子と前記役 との間に設けられた、前記役物を遮蔽する めの第2液晶表示素子とが備えられた液晶表 示ユニットであって、前記第2液晶表示素子 背後に、前記役物を遮蔽するための機械的 遮蔽装置が設けられていることを特徴とし いる。

 また、本発明の液晶表示ユニットの表示 法は、前記の課題を解決するために、画像 表示する第1液晶表示素子と、第1液晶表示 子の背後に設けられた役物と、前記第1液晶 示素子と前記役物との間に設けられた、前 役物を遮蔽するための第2液晶表示素子とが 備えられた液晶表示ユニットにおいて、前記 第1液晶表示素子の観者に対して、前記役物 遮蔽され、第1液晶表示装置に表示された画 のみを示す表示と、前記役物が遮蔽されず 役物を見せる表示とを切り替える液晶表示 ニットの表示方法であって、前記第2液晶表 示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための 機械的な遮蔽装置が設けられており、前記機 械的な遮蔽装置によって、前記表示の切替え をおこなうことを特徴としている。

 前記の構成によれば、役物を液晶表示ユ ットの観者に対して遮蔽する(役物を液晶表 示ユニットの観者に見せなくする)手段とし 、液晶表示素子とともに、機械的な遮蔽装 が設けられている。

 ここで、機械的な遮蔽装置とは、液晶表 素子等による複屈折や光散乱等を利用して 透過率を低減させることなどによる光遮蔽 段とは異なり、光不透過性の部材を仕掛け よって動作させ、対象物からの光を遮るこ によって、前記対象物(役物)を遮蔽する装 などを意味する。

 そして、前記の液晶表示ユニットでは、 晶表示ユニットの観者と役物との間に前記 械的な遮光装置が設けられているので、液 表示素子(第2液晶表示素子)による役物の遮 が不十分な場合あっても、液晶表示ユニッ の観者に対して上記役物を十分に遮蔽する とが可能となる。

 すなわち、前記の構成によれば、表示装 の背後に設置された役物を十分に遮蔽する とが可能な液晶表示ユニット、及び、液晶 示ユニットの表示方法を実現することがで る。

 また、前記の構成によれば、前記機械的 遮蔽装置とともに、役物を遮蔽するための 晶表示素子(第2液晶表示素子)が設けられて る。

 したがって、前記第2液晶表示素子と、前 記機械的な遮蔽装置との動作を連動させた場 合には、前記機械的な遮蔽装置の作動状況を 前記液晶表示ユニットの観者に見えにくくす ることができる。

 前記動作の連動とは、例えば、前記機械 な遮蔽装置が作動する直前に、前記機械的 遮蔽装置よりも観者に近い位置に設けられ いる前記第2液晶表示素子を、役物を遮蔽で きる状態にすることがあげられる。

 これによって、観者に対して、前記機械 な遮蔽装置が作動する様子を見えにくくす ことができる。

 本発明の液晶表示ユニットは、前記機械 な遮蔽装置が、回動可能なドラム装置であ 、前記回転ドラム装置の回転面には、光を 過する透過部と、光を透過しない非透過部 が設けられており、前記役物は、前記ドラ 装置の内部に設置されており、前記ドラム 置が回動することで、前記第1液晶表示素子 と前記役物との間に、前記透過部又は非透過 部が配置されることによって、前記役物の非 遮蔽又は遮蔽が切り替えられることが好まし い。

 また、本発明の液晶表示ユニットの表示 法は、前記機械的な遮蔽装置が、回動可能 ドラム装置であり、前記回転ドラム装置の 転面には、光を透過する透過部と、光を透 しない非透過部とが設けられており、前記 物は、前記ドラム装置の内部に設置されて り、前記ドラム装置を回動させ、前記観者 前記役物との間に前記非透過部を配置した きに、前記第1液晶表示装置に表示された画 像のみを表示し、他方、前記ドラム装置を回 動させ、前記観者と前記役物との間に前記透 過部を配置したときに、前記役物を表示する ことが好ましい。

 前記の構成によれば、機械的な遮蔽装置 、回転ドラム装置であるため、ドラムを回 させるのみで、役物の非遮蔽及び遮蔽を容 に切り替えることができる。

 本発明の液晶表示ユニットは、前記第2液 晶表示素子と前記ドラム装置との間には、前 記ドラム装置の回動軸と同一方向の少なくと も一対の直管状の光源ランプが設けられてお り、前記回転面の非透過部が、反射部材によ って形成されていることが好ましい。

 前記の構成によれば、非透過部が反射部 によって形成されており、また、その非透 部が回転面に設けられているので、前記非 過部は曲面を形成している。

 そのため、前記役物を遮蔽する場合、前 非透過部は前記役物の前方に配置され、光 光や外光などの光は非透過部の前記曲面の 面側に到達する。そして、この光は、非透 部が曲面であるので、種々の方向に散乱し すい。その結果、この散乱した光は、前記 械的な遮蔽装置の前面にある第1液晶表示素 子のバックライトとして作用しうる。よって 、第1液晶表示素子の画像に関し、その表示 明るくし、また、その表示面内での輝度分 の均一性を向上させることができる。

 他方、前記役物を遮蔽しない場合(役物を 液晶表示ユニットの観者に見せる場合)、前 非透過部が前記役物の後方に配置されると 前記各光は非透過部の前記曲面の内面側に 達する。そして、この光は、曲面の内面で 射するため、光が集光しやすく、その結果 前記役物が照らされやすい。したがって、 者は、明るく鮮明な役物を見ることができ 。

 そして、前記の構成によれば、前記第2液 晶表示素子と前記ドラム装置との間に光源ラ ンプが設けられている。したがって、先に説 明した、役物を遮蔽する場合の、第1液晶表 素子の画像の明るさをより向上させること できる。

 また、前記の構成によれば、前記光源ラ プが前記ドラム装置の回動軸と同一方向に 一対として設けられている。その結果、前 役物を遮蔽する場合、光源ランプからの光 前記非透過部の曲面の外面側で反射するこ によって、より均一に表示面内に拡散しや くなる。

 したがって、第1液晶表示素子の画像に関 し、その明るさのみならず、その表示面内で の輝度分布の均一性をより向上させることが できる。

 また、本発明の液晶表示ユニットは、前 非透過部が白色ポリエチレンテレフタレー フィルムで形成されており、前記透過部が 明ポリエチレンテレフタレートフィルムで 成されていることが好ましい。

 前記の構成によれば、非透過部が白色ポ エチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthal ate(PET):テレフタル酸ポリエチレン)フィルム 形成されているので、良好な散乱反射が得 れる。

 また、透過部が透明ポリエチレンテレフ レートフィルムで形成されているので、役 を鮮明に見せることができる。

 また、非透過部及び透過部が、同一材料 フィルムから形成されているので、前記白 ポリエチレンテレフタレートフィルムと、 記透明ポリエチレンテレフタレートフィル とを連結し、その後筒状に曲げることによ て、容易に前記ドラム装置の回転面を形成 ることができる。

 また、本発明の液晶表示ユニットは、前 機械的な遮蔽装置が、スライド式のシャッ ー装置であり、前記シャッター装置のシャ ターが開閉することによって、前記役物の 遮蔽及び遮蔽が切り替えられるものとする とができる。

 また、本発明の液晶表示ユニットは、前 機械的な遮蔽装置が、巻き上げ式のシャッ ー装置であり、前記シャッター装置のシャ ターが開閉することによって、前記役物の 遮蔽及び遮蔽が切り替えられるものとする とができる。

 前記の構成によれば、機械的な遮蔽装置 スライド式のシャッター装置、又は、巻き げ式のシャッター装置であるので、汎用的 簡易な機構を用いて、所望の機械的な遮蔽 置を実現することができる。

 また、本発明の液晶表示ユニットは、前 第2液晶表示素子が、高分子分散型液晶表示 素子であることが好ましい。

 前記の構成によれば、画像を表示する第1 液晶表示素子の背後に設けられた第2液晶表 素子が、高分子分散型の液晶表示素子であ 。

 したがって、第1液晶表示素子が表示する 画像をより明るく表示させることができる。 以下、説明する。

 すなわち、高分子分散型液晶は、先に説 したとおり、その液晶層に電圧が印加され いない状態では、光が散乱する状態にある

 そして、第2液晶表示素子がこの散乱状態 である場合、例えば液晶表示ユニット内に光 源が設けられている場合はその光(光源光)や 液晶表示ユニット内に光源が設けられてい い場合には外光(自然光や室内光など)が前 第2液晶表示素子に到達した際、その光は、 乱反射したり、又は、第2液晶表示素子自体 を明るくしたりする。

 その結果、第1液晶表示素子の背後に設け られた第2液晶表示素子が、バックライトと 様の作用をしめすので、第1液晶表示素子が 示する画像をより明るく表示させることが きる。

 また、一般的に高分子分散型液晶表示素 は、光の遮蔽効果が低く、役物の遮蔽が不 分となりやすいが、本発明の液晶表示ユニ トには、先に説明した機械的な遮蔽装置が けられているので、観者に対する役物の遮 を十分におこなうことができる。

 本発明の遊技装置は、上記液晶表示ユニ トが備えられていることが好ましい。

 前記の構成によれば、遊技装置に備えら た液晶表示ユニットが表示装置の背後に設 された役物を十分に遮蔽することができる で、前記遊技装置の遊技者は、より感動的 遊技を楽しむことができる。

 また、本発明の液晶表示ユニットの表示 法は、前記第2液晶表示素子が、高分子分散 型液晶表示素子であり、前記ドラム装置が回 動している間、前記高分子分散型液晶表示素 子を散乱状態にすることができる。

 前記の方法によれば、前記ドラム装置が 動している間、第2液晶表示素子が散乱状態 であるので、表示ユニットの観者は、前記ド ラム装置の回動を認識しにくくなる。したが って、第1液晶表示装置の表示と役物の表示 の切り替えをより高品位・感動的に行うこ ができる。

 本発明の液晶表示ユニットは、以上のよ に、第2液晶表示素子の背後に、役物を遮蔽 するための機械的な遮蔽装置が設けられてい ることを特徴とする。

 また、本発明の液晶表示ユニットの表示 法は、第1液晶表示素子の観者に対して、役 物が遮蔽され、前記第1液晶表示装置に表示 れた画像のみを示す表示と、記役物が遮蔽 れず、前記第1液晶表示装置に表示された画 及び前記役物を見せる表示、又は、前記役 のみを見せる表示とを切り替える液晶表示 ニットの表示方法であって、前記第2液晶表 示素子の背後に、前記役物を遮蔽するための 機械的な遮蔽装置が設けられており、前記機 械的な遮蔽装置によって、前記表示の切替え をおこなうことを特徴とする。

 それゆえ、表示装置の背後に設置された 物を十分に遮蔽することが可能な液晶表示 ニット、及び、液晶表示ユニットの表示方 を実現することができるという効果を奏す 。

本発明の実施形態の液晶表示ユニット 概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユ ットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液 表示ユニットを背面斜め方向から見たもの 示す。 図1に記載の液晶表示ユニットを観者が 見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット 概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユ ットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液 表示ユニットを背面斜め方向から見たもの 示す。 図3に記載の液晶表示ユニットを観者が 見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の液晶表示ユニットにおける液 表示部の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット 概略構成を示し、役物非表示時の液晶表示 ニットを横方向から見た図である。 図6に記載の液晶表示ユニットを観者が 見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット 概略構成を示し、役物表示時の液晶表示ユ ットを横方向から見た図である。 図8に記載の液晶表示ユニットを観者が 見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット の概略構成を示す図であり、(a)は液晶表示ユ ニットを正面斜め方向から見たもの、(b)は液 晶表示ユニットを背面斜め方向から見たもの を示す。 図10に記載の液晶表示ユニットを観者 見た際に見える表示内容を示す図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット の概略構成を示し、役物非表示時の液晶表示 ユニットの断面図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット の概略構成を示し、役物表示時の液晶表示ユ ニットの断面図である。 本発明の実施形態の液晶表示ユニット の概略構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態の液晶表示ユニ ットの概略構成を示す図であり、(a)は液晶表 示ユニットを正面斜め方向から見たもの、(b) は液晶表示ユニットを背面斜め方向から見た ものを示す。 本発明の他の実施形態における液晶表 示部の、役物表示時の表示内容を示す図であ る。 遊技装置の概略構成を示す図である。 遊技装置の情報表示部の表示を示す図 である。 特許文献1に記載の遊技機全体の構成 示す正面図である。 特許文献1に記載の遊技機のセンター ースの構成を示す分解斜視図である。 特許文献1に記載の遊技機の画像表示 置の構成を示す説明図である。 特許文献1に記載の遊技機のLCDシャッ ーのポリマー分散液晶の動作原理を示す説 図であり、(a)は電圧が印加された時の液晶 子の配向状態を示し、(b)は電圧が印加され いない時の液晶分子の配向状態を示す。

符号の説明

  1  液晶表示ユニット
 10  液晶表示部
 20  第1液晶表示素子
 30  第2液晶表示素子
 40  第1光源部
 42  第1光源ランプ
 44  導光板
 46  反射シート
 50  第2光源部
 52  第2光源ランプ (光源ランプ)
 60  役物部
 62  役物
 64  役物遮蔽部 (遮蔽装置、ドラム装置)
 66  表示切替え部 (ドラム装置の回転面)
 67  反射部 (非透過部)
 67a 内側反射部
 67b 外側反射部
 68  透過部
 90  遊技装置
 R1  第1表示領域
 R2  第2表示領域
 R3  第3表示領域
 V   観者
 LA  役物非表示時の第2光源ランプからの光
 LB  役物表示時の第2光源ランプからの光
 L1  役物非表示時及び役物表示時の第1光源 ランプからの光
 L2  役物非表示時の第1光源ランプからの光
 L3  役物非表示時の第2光源ランプからの光
 L4  役物表示時の第1光源ランプからの光
 L5  役物表示時の第2光源ランプからの光

 〔実施の形態1〕
 本発明の一実施の形態について図面に基づ て説明すると以下のとおりである。

 (液晶表示ユニットの構成)
 まず、本実施の形態の液晶表示ユニットの 略構成について、図1の(a)及び(b)を参照しな がら説明する。図1の(a)及び(b)は共に、本実 の形態の液晶表示ユニット1の概略構成を表 斜視図であり、図1の(a)は液晶表示ユニット 1を正面方向から、図1の(b)は液晶表示ユニッ 1を背面方向から見た様子を表している。

 図1の(a)に示すように、本実施の形態の液 晶表示ユニット1は、液晶表示部10と、役物部 60と、主制御部(図示せず)とを備えている。

 (役物部)
 そして、前記役物部60は、役物62と役物遮蔽 部64と遮蔽制御部(図示せず)とを備え、この 物遮蔽部64は、表示切替え部66とリール部70 回動軸72とを備えている。

 ここで前記役物遮蔽部64は、およそ円筒 に形成されており、その円筒の対向する2つ 円形面が前記リール部70に相当し、円筒の 面(回転面)が表示切替え部66に相当する。

 そして、前記円形のリール部70の中心に 、前記円筒、すなわち役物遮蔽部64が回動可 能となるように2つのリール部70を貫く回動軸 72が設けられている。

 (役物)
 また、前記回動軸72のほぼ中心位置には、 記役物62が備えられている。

 ここで、役物62とは、人やキャラクター 乗り物等の模型など、液晶表示ユニット1の 者に直接実物を見せたい造形物を指す。本 施の形態においては、役物62として人形を いている。

 本実施の形態の役物62である人形は、前 回動軸72に貫かれた形で、前記円筒形の役物 遮蔽部64のほぼ中心位置に配置されている。 の大きさは、前記役物遮蔽部64が回動して 、その回転の妨げにならない大きさ、言い えると前記円筒内に収まる大きさである。

 また、前記役物62としての人形は、前記 動軸72の周りで回動可能なように、回動軸72 設置されている。

 したがって、回動軸72が回転することに って前記役物遮蔽部64が回動しても、その内 部に位置する役物62としての人形は回転せず 絶えず自らの重心位置にしたがった一定の 向に向いている。

 具体的には、本実施の形態においては、 えず人形の足が下に向いている。

 (表示切替え部)
 つぎに、本発明の役物遮蔽部64を構成する 示切替え部66について説明する。先に説明し たとおり、前記表示切替え部66は、円筒形の 記役物遮蔽部64における、円筒の側面(回転 )に相当する部分であり、その一部分が不透 明に、残りの部分が透明となっている。詳し くは円周方向における半分の領域が不透明な 領域であり、残る半分の領域が透明な領域で ある。

 ここで透明とは、この表示切替え部66に いて、その外側から内部に設けられた役物62 を見ることができることを意味し、他方不透 明とは、表示切替え部66の外側から前記役物6 2を見ることができないことを意味する。

 (反射部(非透過部))
 まず、前記表示切替え部66の中の反射部67に ついて、より詳しく説明する。この反射部67 、表示ユニット1の観者が前記役物62を直接 ることができないように、言い換えると、 示切替え部66において、役物62を隠すための 部分である。

 本実施の形態においては、前記反射部67 、前記透過部68とは異なり不透明な部材によ って構成されている。

 具体的には、表面で光が反射する特性を するプラスチックシート(フィルム)、例え 乳白色のPET(Polyethylene Terephthalate:テレフタル 酸ポリエチレン)シートなどが用いられる。

 なお、反射部67を構成する材料としては 特には限定されず、例えば、他の有機材料 金属材料を用いてもよい。

 金属材料を用いることによって、役物遮 部64の強度や耐久性、耐熱安定性などを向 させることができる。

 また、有機材料と金属材料との複合材料 例えば、有機材料からなるシートの表面に 属材料をコーティングした材料を用いても い。

 また、反射部67の表面における反射は、 料自体が乳白色を呈するなどの内部散乱性 よるもの、表面の設けられた凹凸での散乱 射による外部(表面)散乱性によるもの、鏡面 反射によるものなど、種々の反射作用を用い ることができる。

 また、前記図1の(a)などに示すように、前 記反射部67は、円筒の側面に相当する表示切 え部66の一部分であるので、円筒の内側面 相当する内側反射部67aと、円筒の外側面に 当する外側反射部67bとを有する。

 そこで、前記表面における反射は、内側 射部67a及び外側反射部67bの両方の面で得ら ることが望ましく、特には、外側反射部67b 十分な反射が得られることが好ましい。内 反射部67a及び外側反射部67bの作用について 、後に説明する。

 (透過部)
 つぎに、前記表示切替え部66の中の透過部68 について説明する。この透過部68は、液晶表 ユニット1の観者が前記役物62を直接見るこ ができるように、言い換えると、表示切替 部66において、役物62を可視状態にするため の部分である。

 そこで、本実施の形態においては、光を 過させる特性を有するプラスチックシート( フィルム)、例えば透明PETシートなどが用い れる。

 なお、透過部68を構成する部材としては 特には限定されず、例えば、他の有機材料 ガラスなどの無機材料を用いても良い。

 また、この透過部68は、必ずしも上述し ように部材が配置されることによって構成 れている必要はなく、部材を配置すること く、単に開口されているのみでも良い。

 (一体の構成)
 なお、例えば反射部67を乳白色PETシートで 成し、透過部68を透明PETシートで構成する場 合には、前記各シートを連結した上で、その シートを丸めて円筒を作り、反射部67と透過 68とが備えられた表示切替え部66、ひいては 役物遮蔽部64を構成してもよい。

 この方法では、容易に前記表示切替え部6 6を形成することができる。

 (液晶表示部の全体構成)
 つぎに、本実施の形態における液晶表示部1 0について前記図1の(a)及び(b)、並びに、図5に 基づいて説明する。図5は本実施の形態の液 表示ユニット1における液晶表示部10の概略 成を示す断面図である。

 本実施の形態の液晶表示部10には、第1液 表示素子20と第2液晶表示素子30との2つの液 表示素子が備えられている。そして、前記 1液晶表示素子20と第2液晶表示素子30とは、 の間に、第1光源部40を挟んで、重ね合わせ れている。そして、前記第1液晶表示素子20 液晶表示ユニット1の観者(図5の観者V参照) 、前記第2液晶表示素子30が役物部60側に位置 するように、各々が配置されている。

 そして、前記第2液晶表示素子30と役物部6 0との間には、第2光源部50が設けられている

 以下、各々について説明する。

 (第1液晶表示素子)
 まず、第1液晶表示素子20は、通常の液晶表 素子、例えばTFT(thin film transistor:薄膜トラ ジスタ)が各画素に形成されたアクティブマ トリクス液晶表示素子などによって構成され ている。

 その層構成の概要は、2枚の基板(第1基板2 1と第2基板22)の間に液晶層23が設けられ、前 2枚の基板のうち前記液晶層23に面しない面( 側面)には、各々第1偏光板24と第2偏光板25が 設けられている。

 この第1液晶表示素子20には、液晶表示ユ ット1の観者V、例えば前記液晶表示ユニッ 1が遊技装置に用いられる場合にはその遊技 に見せるための遊技内容等に関する画像が 示される。

 (第1光源部)
 そして、前記第1光源部40は、主に前記第1液 晶表示素子20のバックライトとして機能する のである。

 その主要な構成部材は、前記第1液晶表示 素子20とほぼ同じ大きさを有する導光板44と 2本の第1光源ランプ42と、反射シート46とで る。そして、前記液晶表示装置1と前記導光 44の両端に前記2本の第1光源ランプ42が各々 置され(サイドライト方式)、前記導光板44と 、前記第2液晶表示素子30との間に、反射シー ト46が配置されている。

 そして、この導光板44および反射シート46 は、前記第1液晶表示素子20の全表示面に対応 して設けられているのではなく、前記表示面 を縦方向に3分割した際の両端に対応する領 に設けられている。すなわち、図5において 前記第1液晶表示素子20の表示面を3つの領域 に分割した際(図5における点線参照)、その両 端の領域である第1表示領域R1及び第2表示領 R2には前記導光板44および反射シート46が設 られているのに対して、中央の領域である 3表示領域R3には前記導光板44および反射シー ト46は設けられていない(図5参照)。

 なお、前記第1液晶表示素子20と第1光源部 40とを、例えば1つのの枠体の中に形成するな どして、一体として形成し、1つのモジュー 、例えば第1液晶モジュール18としてもよい( 述の図6等参照)。

 (第2液晶表示素子)
 つぎに、前記第2液晶表示素子30について説 する。

 本実施の形態における第2液晶表示素子30 、いわゆる高分子分散型の液晶表示素子に って構成されている。

 具体的には、2枚の基板(第1基板31と第2基 32)の間に液晶層33が設けられ、その液晶層33 が高分子分散型の液晶層となっている。そし て、この液晶層33には高分子による3次元のネ ットワークが形成されており、そのネットワ ークの間隙に液晶分子が導入されている。

 また、この第2液晶表示素子30には、偏光 は設けられていない。

 1)光散乱状態
 そして、先に説明したとおり、この高分子 散型の第2液晶表示素子30は、液晶層33に電 が印加されていない状態では、前記液晶分 がランダムに配向するため、前記液晶層33で 光は散乱する。

 したがって、電圧が印加されていない状 では、光は液晶層33を透過しにくくなり、 射する光の割合が増加する。また、液晶層33 を透過した光も、液晶層33の中で散乱するた 、白色散乱光となる。

 そのため、液晶層33に電圧が印加されて ない状態では、前記液晶表示素子30の背後に ある物(例えば役物62)は、見えないか、又は 見えても白くかつ輪郭がぼやけた状態で見 る。

 2)透明状態
 他方、液晶層33に電圧が印加された状態で 、前記液晶分子は、電圧によって生じた電 にそって1つの方向に揃って配向する。すな ち、ランダムな配向状態から、均一配向に 化する。

 したがって、光は前記液晶層33を散乱す ことなく透過する。

 そのため、前記第2液晶表示素子30は透明 なり、背後にある物(例えば役物62)は、はっ きりと見えるようになる。

 (第2光源部)
 つぎに本実施の形態における第2光源部につ いて説明する。

 この第2光源部は、図5に示すように、前 第2液晶表示素子30と前記役物部60との間に設 けられるものであり、前記第2液晶表示素子30 の両端に設けられた一対の第2光源ランプ52を その主要構成要素とする。

 (表示の仕組み)
 つぎに、図1の(a)及び(b)、図2、図3の(a)及び( b)、図4に基づいて、本実施の形態の表示ユニ ット1における表示の仕組みについて説明す 。

 (役物非表示時)
 前記の図1の(a)及び(b)は、液晶表示ユニット 1の概略構成を示す斜視図であるが、いずれ 液晶表示ユニット1の観者からは役物62が見 ない役物非表示時の様子を示している。ま 、図2は、本実施の形態における液晶表示ユ ット1の観者Vが、役物非表示時に液晶表示 10を見た際に見える内容を示している。

 1)第1液晶表示素子20
 この役物62を前記観者Vから遮蔽する役物非 示時においては、前記第1液晶表示素子は、 前記観者Vに示したい内容をその前面で表示 る。図2に示す例では、前記第1液晶表示素子 20には、「777」が表示されている。

 2)第1光源部40
 また、この役物非表示時、第1光源部40の2本 の第1光源ランプ42は、点灯されており、前記 導光板44及び反射シート46を介して前記第1液 表示素子20のバックライトとして機能して る。

 3)第2液晶表示素子30
 そして、この役物非表示時、高分子分散型 第2液晶表示素子30は、その液晶層33には電 が印加されておらず、第2液晶表示素子30は 前記光散乱状態にある。

 4)第2光源部50
 また、この役物非表示時、第2光源部50の第2 光源ランプ52は、点灯されている。

 ここで、第2光源部50の第2光源ランプ52は 役物非表示時に必ずしも点灯させる必要は い。役物62を照明する必要がないからであ 。

 しかし、前記第2光源ランプ52は、前記第1 液晶表示素子20のバックライトとしても機能 る。特には、前記反射シート46が設けられ いない領域である第3表示領域R3におけるバ クライト(第3表示領域R3を照明する光)として 有効である。したがって、役物非表示時にお いても、前記第2光源ランプ52を点灯すること が望ましい。詳細については、後述する。

 5)役物遮蔽部64
 そして、この役物非表示時、役物遮蔽部64 、表示切替え部66の反射部67が、前記液晶表 部10に面するように回動している。

 役物62を遮蔽するためである。

 (観者Vからの見え方)
 液晶表示ユニット1の各部が、以上の状況に なることによって、観者Vには、図2に示す「7 77」の表示が見え、役物62は見えない。以下 明する。

 役物非表示時、第2液晶表示素子30は、上 のとおり光散乱状態であり、観者Vからは第 2液晶表示素子30の背後は見えにくくなってい る。

 そしてさらに、本実施の形態の液晶表示 ニット1では、その表示切替え部66の反射部6 7が液晶表示部10に向くように、役物遮蔽部64 、回動している。

 そのため、観者Vに対して役物62は、前記 2液晶表示のみによって遮蔽される場合に比 べて、より完全隠される。

 その結果、観者Vからは、役物62は見えず 第1液晶表示素子に表示された表示内容、す なわち「777」のみが見える。

 (役物表示時)
 つぎに、役物表示時について説明する。

 前記の図3の(a)及び(b)は、前記図1の(a)及 (b)と同様に、液晶表示ユニット1の概略構成 示す斜視図であるが、いずれも液晶表示ユ ット1の観者から役物62が見える役物表示時 様子を示している。また、図4は、本実施の 形態における液晶表示ユニット1の観者Vが、 物表示時に液晶表示部10を見た際に見える 容を示している。

 1)第1液晶表示素子20
 この役物62を前記観者Vから見えるようにす 役物表示時においては、前記第1液晶表示素 子は、前記観者Vに示したい内容をその前面 表示する。図2に示す例では、前記第1液晶表 示素子20の全面ではなく、前記反射シート46 形成されている部分に対応する第1表示領域R 1と第2表示領域R2とに、各々「7」が表示され いる。そして、前記反射シート46が形成さ ていない部分に対応する第3表示領域R3には 何も表示されていない。

 2)第1光源部40
 また、この役物表示時、第1光源部40の2本の 第1光源ランプ42は、前記役物非表示時と同様 に点灯されており、前記導光板44及び反射シ ト46を介して前記第1液晶表示素子20のバッ ライトとして機能している。

 3)第2液晶表示素子30
 そして、この役物表示時、高分子分散型の 2液晶表示素子30は、その液晶層33には電圧 印加されており、第2液晶表示素子30は、前 光透過状態にある。

 ここで、この第2液晶表示素子30の液晶層3 3への電圧の印加は、前記第2液晶表示素子30 全面に対して行ってもよいが、例えば前記 射シート46が形成されていない部分に対応す る第3表示領域R3の液晶層33に対してのみ印加 ても良い。

 このように、前記役物62を表示させるた に必要な領域のみを透明にすることによっ 、役物表示時において、役物62をより明るく 鮮明に見せることができる。詳しくは、後に 説明する。

 4)第2光源部50
 また、この役物表示時、第2光源部50の第2光 源ランプ52は、点灯されている。ここで、第2 光源部50の第2光源ランプ52は、前記役物非表 時とは異なり、役物62を照明するために点 される。

 5)役物遮蔽部64
 そして、この役物表示時、役物遮蔽部64は 表示切替え部66の透過部68が、前記液晶表示 10に面するように回動している。

 役物62の遮蔽を解除するためである。

 (観者Vからの見え方)
 液晶表示ユニット1の各部が、以上の状況に なることによって、観者Vには、図4に示す「7 (役物)7」の表示が見える。以下説明する。

 役物表示時、第2液晶表示素子30は、上述 とおり少なくとも前記反射シート46が形成 れておらず、役物62が配置されている第3表 領域R3において光透過状態である。したがっ て、観者Vからは、前記第3表示領域R3におい 、前記第2液晶表示素子30の背後に設置され いる役物62が見える状態となっている。

 そしてさらに、本実施の形態の液晶表示 ニット1では、その表示切替え部66の透過部6 8が液晶表示部10に向くように、役物遮蔽部64 、回動している。

 そのため、観者Vに対して役物62は、遮ら るものではなく、見ることができる状態と っている。

 その結果、観者Vからは、第1液晶表示素 20に表示された表示内容、すなわち「7」及 「7」と共に、その間に役物62を見ることが きる。

 (第2光源部)
 つぎに、液晶表示ユニット1を横方向から見 た図に基づいて、役物62の表示・非表示の仕 み、及び、第2光源部50に備えられた第2光源 ランプ52の作用について説明する。図6及び図 8は、いずれも、本実施の形態の液晶表示ユ ット1を横方向から見た際の概略構成を示す である。そして、図6は役物非表示時の様子 を示し、図8は役物表示時の様子を示す。

 また、図7及び図9は、各々、図6及び図8に 示す液晶表示ユニット1の液晶表示部10を観者 Vが見た際に見える表示内容を示す図である

 (役物非表示時)
 まず、役物非表示時について説明する。

 図6に示すように、本実施の形態の表示ユ ニット1では、観者Vと役物(表示物体)62との間 に、物理的な(液晶表示装置でよるものでは く機械的な)遮蔽手段としての反射部67が介 している。したがって、観者Vに対する役物6 2の遮蔽が十分に行われる。

 その結果、観者Vは、図7に示すように、 物62を見ることなく、第1液晶モジュール18の 第1液晶表示素子20に表示された内容(「777」) みをみることができる。

 また役物非表示時においても、第2光源部 50の第2光源ランプ52を点灯させることによっ 、観者Vは、図7に示した第1液晶表示素子20 表示された内容をより明るく鮮明に見るこ ができる。

 すなわち、図6の矢印LAに示すように、役 非表示時に第2光源ランプ52から出射した光 、前記表示切替え部66の反射部67によって遮 られる。具体的には、前記第2光源ランプ52か ら出射した光は、前記反射部67の外側反射部6 7bで反射し、第1液晶モジュール18の第1液晶表 示素子20を透過して観者Vの目に入る。

 すなわち、前記第2光源ランプ52から出射 た光は、第1液晶表示素子20のバックライト して働くので、観者Vは、第1液晶表示素子20 に表示された内容をより明るく鮮明に見るこ とができる。

 (役物表示時)
 つぎに役物表示時について説明する。

 図8に示すように、本実施の形態の表示ユ ニット1では、表示切替え部66が回動すること によって、観者Vと役物(表示物体)62との間に 在していた反射部67がなくなり、観者Vと役 62との間には、透過部68配置されている。

 そして、この透過部68は、先に説明した おり光透過性を有するため、観者Vは、遮蔽 なく役物62を直接見ることができる。

 その結果、観者Vは、図9に示すように、 1液晶モジュール18の第1液晶表示素子20に表 された内容「7 7」と共に、その中央部分に 物62を見ることができる。

 また役物表示時において、第2光源部50の 2光源ランプ52は点灯されている。そして、 者Vは、前記第2光源ランプ52が点灯されてい ることによって、図9に示した表示の内容、 でも、役物62をより明るく鮮明に見ることが できる。

 すなわち、図8の矢印LBに示すように、役 表示時に第2光源ランプ52から出射した光は 役物非表示時と異なり、前記役物62を照射 る。

 また、直接役物62に照射されなかった光 、反射部67の内側反射部67aの表面で反射した 後、前記役物62の照明に資する場合もある。

 さらに、前記反射した光は、第1液晶表示 素子20を透過して、観者Vの目に入る場合もあ る。すなわち、第1液晶表示素子20のバックラ イトとして作用する場合がある。

 以上より、前記第2光源ランプ52から出射 た光は、役物62を直接・間接に照らすため 観者Vは、役物62をより明るく鮮明に見るこ ができる。また、役物62の両側に表示される 第1液晶表示素子20に表示される内容も、明る く鮮明に見ることができる。

 以上のように、第1液晶表示素子20に表示 れる内容、及び、役物62をより明るく鮮明 見えるようにするためには、前記反射部67は 、その内側反射部67a及び外側反射部67bともに 、高い反射性能(反射率)を有することが望ま る。また、その反射は、写り込みを防止す などの観点から、鏡面反射よりも拡散反射 方が好ましい。

 (反射シートの形状)
 なお、前記説明においては、第1光源部40に けられる反射シート46は、例えば図1の(a)に したように、液晶表示部10の表示面(アクテ ブエリア)の両サイドに設けられていた。

 この反射シート46の形状は、前記の形状 限定されず、例えば、本実施の形態の液晶 示ユニット1の他の構成を示す図である図10 (a)及び(b)に示すように、表示面に対して額 状に形成してもよい。

 前記反射シート46を前記の形状に形成し 場合、液晶表示ユニット1を観者Vが見た場合 、図11に示すように見える。

 すなわち表示面のうち、前記反射シート4 6が形成された領域に相当する額縁部分の内 に、役物62が見える。

 (光源ランプの光)
 つぎに、第1光源部40及び第2光源部50の光源 ンプ(第1光源ランプ42及び第2光源ランプ52) ら出射した光について、液晶表示ユニット1 断面を示す図に基づいて、より詳しく説明 る。

 図12及び図13は、いずれも、前記図10の(a) び(b)に示した液晶表示ユニット1の表示面の 中心位置における縦断面を概略的に表す図で ある。そして、図12は、役物非表示時の液晶 示ユニット1を示し、図13は、役物表示時の 晶表示ユニット1を示す。

 (役物非表示時)
 1)第1光源ランプ42(第1光源部40)
 役物非表示時、第1光源部40の第1光源ランプ 42から出射された光は、図12の矢印L1及び矢印 L2に示すように、主に、前記第1光源ランプ42 隣接する導光板44には直接入射せず、又は 導光板44に入射しても表示面の中心領域まで 進行せずに前記導光板44の背面に設けられた 射シート46に反射する光(矢印L1)と、前記導 板44の内部を伝わって表示面の中心方向に 行する光(矢印L2)とに分かれる。

 詳しくは、前記矢印L1で示される光は、 射シート46の表面で反射し、第1液晶表示素 20を透過して、観者Vの方向に出射される。 こで、本実施の形態の液晶表示ユニット1で 、前記反射シート46は、表示面の全面に設 られているのではないため、主に、前記反 シート46が設けられている部分(両端部分)に 当する第1表示領域R1及び第2表示領域R2とか 、前記矢印L1で示される光が出射される。

 他方、前記矢印L2で示される光は、前記 光板44を伝わって表示面の中心方向に進行し 、前記反射シート46が設けられていない部分( 中心部分)に相当する第3表示領域R3において 前記反射シート46が設けられていない部分を 通じて、その背後に設置されている第2液晶 示素子30に到達する。

 ここで、前記第2液晶表示素子30は、役物 表示時には、先に説明したとおり、その液 層33に電圧が印加されておらず、光散乱状 にある。したがって、前記第2液晶表示素子3 0に到達した光は、前記第2液晶表示素子30の 面で反射して観者Vの方向に出射される、又 、第2液晶表示素子30の内部で散乱して第2液 晶表示素子30自体を明るくする。

 よって、矢印L2で示される光は、表示面 おける第3表示領域R3のバックライトとして 用する。

 以上より、表示面における両端の領域で る第1表示領域R1と第2表示領域R2とにおいて 、主に前記矢印L1で示される光がバックラ トとして作用し、他方、表示面における中 の領域である第3表示領域R3においては、主 前記矢印L2で示される光がバックライトとし て作用する。

 その結果、表示面の全面において、明る 表示を実現することができる。

 2)第2光源ランプ52(第2光源部50)
 つぎに、役物非表示時における、第2光源部 50の第2光源ランプ52から出射された光につい 説明する。

 図12の矢印L3が示すように、前記第2光源 ンプ52から出射された光は、表示切替え部66 反射部67における外側反射部67bの表面で反 する。そして、前記外側反射部67bで反射し 光は、第2液晶表示素子30に達する。

 ここで、前記第2液晶表示素子30は、先に 明したとおり、その液晶層33には電圧が印 されておらず、光散乱状態にある。したが て、前記第2液晶表示素子30に到達した光は 前記第2液晶表示素子30の表面で反射し、前 外側反射部67bと前記第2液晶表示素子30との で反射を繰り返すか、又は、第2液晶表示素 30の内部で散乱して第2液晶表示素子30自体 明るくする。

 そして、この明るくなった第2液晶表示素 子30は、先に説明したとおり、第1液晶表示素 子20のバックライトとして作用する。

 ここで、本実施の形態においては、前記 物部60の役物遮蔽部64は、円筒形に形成され ている。したがって、図12に示す役物非表示 おいて、表示切替え部66の反射部67は、前記 第3表示領域R3において、液晶表示部10と近接 る。その結果、第2光源ランプ52から出射さ た光が、他の領域に比べ、第3表示領域R3に 射されやすくなる。

 そのため、前記矢印L1で示す光が出射さ にくいために前記第1表示領域R1及び第2表示 域R2よりも相対的に暗くなりがちな第3表示 域R3の明るさをより向上させやすくなる。

 (役物表示時)
 つぎに、役物表示時における光について、 13に基づいて説明する。

 1)第1光源ランプ42(第1光源部40)
 役物表示時、第1光源部40の第1光源ランプ42 ら出射された光は、図13の矢印L1及び矢印L4 示すように、先の役物非表示時と同様に、 に、前記第1光源ランプ42に隣接する導光板4 4には直接入射せず、又は、導光板44に入射し ても表示面の中心領域まで進行せずに、前記 導光板44の背面に設けられた反射シート46に 射する光(矢印L1)と、前記導光板44の内部を わって表示面の中心方向に進行する光(矢印L 4)とに分かれる。

 ここで、前記矢印L1で示される光は、先 役物非表示時と同様に作用する。すなわち 矢印L1で示される光は、まず反射シート46の 面で反射し、第1液晶表示素子20を透過して 観者Vの方向に出射される。詳しくは、主に 、前記反射シート46が設けられている部分(両 端部分)に相当する第1表示領域R1及び第2表示 域R2とから、前記矢印L1で示される光が出射 される。

 他方、前記矢印L4で示される光は、役物 表示時の矢印L2で示される光と同様に、前記 導光板44を伝わって表示面の中心方向に進行 る。そして、前記反射シート46が設けられ いない部分(中心部分)に相当する第3表示領 R3において、前記反射シート46が設けられて ない部分を通じて、その背後に設置されて る第2液晶表示素子30に到達する。

 ここで、前記第2液晶表示素子30は、役物 示時には、先に説明したとおり、その液晶 33に電圧が印加されており、光透過状態に る。したがって、前記第2液晶表示素子30に 達した光は、前記第2液晶表示素子30を透過 て役物部60に達する。詳しくは、矢印L4で示 れる光は、前記第2液晶表示素子30を透過し 後、役物62に達し、役物62を照らす。

 したがって、観者Vは、役物62の存在を認 することができる。

 なお、前記第2液晶表示素子30を透過した 、役物62に達しなかった第1光源ランプ42か の光は、反射部67の内側反射部67aの表面で反 射する。そして、本実施の形態の反射部67は その断面形状が円弧(半円)形なので、その 面である前記内側反射部67aでの反射によっ 、光は、観者Vの方向に出射さ入れ易くなる そして、この光は、第1液晶表示素子20に対 るバックライトとして作用し、前記矢印L4 示される光が余り届かない領域等において 表示の明るさの向上や、明るさの均一性の 上に資する。

 2)第2光源ランプ52(第2光源部50)
 つぎに、役物表示時における、第2光源部50 第2光源ランプ52から出射された光について 明する。

 図13の矢印L5が示すように、前記第2光源 ンプ52から出射された光は、表示切替え部66 透過部68を透過して役物62に達し、役物62を らす。

 したがって、観者Vは、前記第1光源部40の 第1光源ランプ42のみが備えられている場合に 比べ、より明るく鮮明に役物62の存在を認識 ることができる。

 なお、第2光源ランプ52から出射された光 うち、役物62に達しなかった光は、反射部67 の内側反射部67aの表面で反射する。そして、 本実施の形態の反射部67は、その断面形状が 弧(半円)形なので、その内面である前記内 反射部67aでの反射によって、光は、観者Vの 向に出射さ入れ易くなる。

 この光は、先の第1光源ランプ42からの光 うち内側反射部67aで反射した光と同様に、 1液晶表示素子20に対するバックライトとし 作用し、表示の明るさの向上や、明るさの 一性の向上に資する。

 (全体構成)
 つぎに、本実施の形態の液晶表示ユニット1 の構成について、ブロック図に基づいて説明 する。図14は、本実施の形態の液晶表示ユニ ト1の概略構成を示すブロック図である。

 図14に示すように、本発明の液晶表示ユ ット1には、前記の液晶表示部10及び役物部60 と、前記液晶表示部10及び役物部60を制御す 主制御部80とが備えられている。そして、こ の主制御部80は、入力された表示信号に応じ 、前記液晶表示部10及び役物部60を制御する 。例えば、前記表示信号に応じて、役物非表 示時か役物表示時かを判断し、液晶表示部10 び役物部60を制御する。

 具体的には、役物部60に備えられた遮蔽 御部74を介して、役物遮蔽部64の表示切替え 66を回動させ、表示切替え部66の反射部67・ 過部68のいずれが、液晶表示部10に面するか などが制御される。

 〔実施の形態2〕
 本発明の他の実施の形態について図15の(a) び(b)、図16に基づいて説明すれば、以下のと おりである。

 ここで、図15の(a)及び(b)は、いずれも本 明の他の実施形態の液晶表示ユニットの、 物表示時における概略構成を示す図である そして、図15の(a)は液晶表示ユニットを正面 方向から見た斜視図であり、図15の(b)は液晶 示ユニットを背面方向から見た斜視図であ 。

 また、図16は、本発明の他の実施形態に ける液晶表示部の、役物表示時の表示内容 示す図である。

 なお、本実施の形態において説明するこ 以外の構成は、前記実施の形態1と同じであ る。また、説明の便宜上、前記の実施の形態 1の図面に示した部材と同じ機能を有する部 については、同じ符号を付し、その説明を 略する。

 本実施の形態の液晶表示ユニット1は、前 記実施の形態1の液晶表示ユニット1と比較し 、前記第1光源部40に反射シート46が設けら ていない点が相違する。

 すなわち、前記実施の形態1における第1 源部40には、前記第1表示領域R1及び第2表示 域R2に対応した部分に反射シート46が設けら ていた。これに対して、本実施の形態の第1 光源部40には、反射シート46が設けられてい い。

 これによって、役物表示時において、よ 大きな役物62を、観者Vから見えるようにす ことができる。

 すなわち、液晶表示部10のほぼ全面にわ って、役物部60を直接見ることができるよう になるので、役物部60に設置する役物62の大 さを、前記液晶表示部10の大きさとほぼ同等 の大きさまで、拡大することができる。

 なお、本実施の形態においては、役物非 示時、第1液晶表示素子20は、前記役物遮蔽 64の外側反射部67bで反射する光(前記光源光 外光)をそのバックライトとして表示が行わ れる。

 (遊技装置)
 本実施の液晶表示ユニット1は種々の装置に 用いることができるが、例えば、遊技装置、 中でもパチンコ台(弾球遊技装置)に好適に用 られる。

 前記図17を基に説明すると、図17に示す遊 技装置90の例としてのパチンコ台において、 技盤92の中の情報表示部94として用いること ができる。

 このような構成においては、遊技装置90 遊技者が液晶表示ユニット1の観者Vとなり、 この遊技者は、情報表示部94において第1液晶 表示素子に表示された内容とともに、その背 後に設置された役物62を見ることができる。

 (他の構成)
 本発明は前記した各実施の形態に限定され ものではなく、請求項に示した範囲で種々 変更が可能であり、異なる実施の形態にそ ぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わ て得られる実施の形態についても本発明の 術的範囲に含まれる。

 (導光板)
 例えば、先の説明においては、第1光源部40 おける導光板44は、全体で厚みがほとんど 定である材料を用いているが、導光板44の構 成としては、このような構成に限定されない 。

 例えば、くさび形や、くさび形を複数個 み合わせた様な形状とすることができる。

 ただし、先に説明した厚みがほぼ均一な 光板44を用いた場合には、表示面内での表 の均一性が増加するとの効果が得られる。

 先に説明した本発明の実施形態の液晶表 ユニットの概略構成を示す図で、役物表示 の液晶表示ユニットの断面図である図13に づいて説明する。

 図13に示すように、例えば、第3表示領域R 3では、役物表示時において、役物62からの光 は、前記導光板44を透過して観者Vの目に入る 。ここで、前記導光板44の厚みが均一である 合には、前記役物62は、歪むことなく見え 。

 これに対して、導光板44の厚みが面内で 一ではない場合、例えばその断面形状がく び形で、厚みが連続的に変化するような場 には、その厚みの差によって透過光に不均 が生じるので、観者Vにとって、役物62は歪 で見える。

 このため、断面形状がくさび形の導光板4 4を用いたうえで、前記役物62の歪みを抑制す る方法としては、導光板44の前記第3表示領域 R3に対応する領域をくりぬく方法が考えられ 。この導光板44の前記第3表示領域R3に対応 る領域をくりぬく方法は厚みが均一な導光 にも適用可能である。

 なお、厚みが均一な導光板44を用いる場 には、光源ランプを2本以上、少なくとも対 した端辺近傍に設けることが好ましい。

 これによって、導光板44の厚みが均一で っても、表示面内におおけるバックライト 明るさ、ひいては表示の明るさの均一性を 上させることが容易になる。

 また、第1光源部の導光板44と第1液晶表示 素子との間に光学シートを追加することで、 第1液晶表示素子の明るさを向上させる効果 得ることが出来る。この場合光学シートの 面によっては、その光の屈折の差によって 過光に不均一が生じるので、観者Vにとって 役物62は歪んで見える。

 このため、光学シートを用いたうえで、 記役物62の歪みを抑制する方法としては、 学シートの前記第3表示領域R3に対応する領 をくりぬく方法が考えられる。

 (役物遮蔽部)
 また、先の説明においては、役物遮蔽部64 ついて、回動可能な円筒形状のもの、言い えると回転リール型ドラムを例にして説明 たが、本発明の役物遮蔽部64は、この構成に 限定されるものではない。

 すなわち、前記役物表示時・役物非表示 の切替えに応じて、光の透過・反射が制御 きるものであればよく、他の例としては、 開き又は縦開きのスライド式のシャッター 置や巻き上げ式のシャッター装置、観音開 構造などがあげられる。

 (第2液晶表示素子)
 また、先の説明においては、第2液晶表示素 子、言い換えると、役物62に対するシャッタ 液晶素子について、高分子分散型の液晶表 素子を例にして説明したが、本発明の第2液 晶表示素子は、この構成に限定されるもので はない。

 すなわち、前記役物表示時・役物非表示 の切替えに応じて、光の透過・反射が制御 きるものであればよく、例えば、偏光板を いた通常のTN(Twisted Nematic:ねじれネマチッ )型液晶表示素子としてもよい。このTN型液 表示素子を第2液晶表示素子として用いた場 、役物非表示時における役物62はより良く 蔽される。

 これに対して、前記高分子型の液晶表示 子では、先に述べたとおり、光散乱状態に いて、光を散乱反射させたり、それ自体が るくなったりすることができるので、第1液 晶表示素子の表示内容をより明るく見せるこ とができる。

 本発明の液晶表示ユニットは、映像の表 と共に役物の表示ができるので、遊技装置 どのアミューズメント設備に好適に利用可 である。