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Patent Searching and Data


Title:
LOCK RELEASING MECHANISM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/008048
Kind Code:
A1
Abstract:
A lock releasing mechanism is provided with a first slider; a second slider having a slider main body part which is stored in a through installation groove and has width which is almost equal to a second opening part, an extending part which extends from the slider main body part, has width which is almost equal to a first opening part and extends obliquely to an oblique bottom side, and a second engaged recess which is constituted of a specified projection part projected from the extending part and is matched with a first engaged recess in a prescribed position; a spring energizing the first slider to a second housing block-side; a projecting part projected from a first housing block; and a lock pawl part holding the matched first engaged recess and second engaged recess in a prescribed position.

Inventors:
TAKEDA TORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/063656
Publication Date:
January 15, 2009
Filing Date:
July 09, 2007
Export Citation:
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Assignee:
YAMASHITA SHUNICHI (JP)
HANADA TAKAKI (JP)
TAKEDA TORU (JP)
International Classes:
H01R13/639; G06K17/00; H01R12/51; H01R13/629
Foreign References:
JP2003006576A2003-01-10
JP2004039437A2004-02-05
Attorney, Agent or Firm:
OHNUKI & KOTAKE (8-8 Shibuya 1-chom, Shibuya-ku Tokyo 02, JP)
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Claims:
 一方向の移動範囲を規定する第1及び第2のハウジングブロックと、
 移動方向に沿って形成され、第1のハウジングブロック側に傾斜面を有し、第1のハウジングブロック側の第1の開口部及び前記第2のハウジングブロック側の第2の開口部を有する貫通装着溝を有し且つ所定の位置に形成される第1の係合凹部を有する第1のスライダと、
 前記貫通装着溝内に収容され、前記第2の開口部と略等しい幅を有するスライダ本体部、該スライダ本体部から延出し前記第1の開口部と略等しい幅を有し、前記傾斜面底部側に斜めに延出する延出部、及び該延出部から突出する規定突起部によって構成され、前記第1の係合凹部と所定の位置で整合する第2の係合凹部を有する第2のスライダと、
 前記第1のスライダを前記第2のハウジングブロック側に付勢するスプリングと、
 前記第1のハウジングブロックから突出する突起部と、
 整合した前記第1の係合凹部及び第2の係合凹部を所定の位置で保持するロック爪部とによって構成されることを特徴とするロック・リリース機構。
 前記第1のスライダ及び前記第2のスライダが前記第2のハウジングブロックに当接し、前記第2のスライダの延出部が前記傾斜面に沿って前記突起部に対してずれた位置に移動して突出し、前記第1の係合凹部と前記第2の係合凹部がずれた位置にある第1の状態と、
 外力によって前記第1のスライダが押し込まれて前記第1のハウジングブロックに当接すると共に、前記第2のスライダが前記第1のスライダと共に移動し、前記第2のスライダの規定突起部が前記第1のハウジングブロックの突起部からずれて前記第1のハウジングブロックに当接すると共に、前記第1の係合凹部と前記第2の係合凹部が整合する第2の状態と、
 前記第2の状態を維持しながら、前記スプリングの付勢力で第1のスライダ及び第2のスライダが第2のハウジングブロック側に移動し、整合した前記第1の係合凹部及び前記第2の係合凹部に前記ロック爪部が噛合して停止すると共に、前記規定突起部が前記突起部と対峙する位置に移動する第3の状態と、
 外力によって、第2のスライダの規定突起部が前記突起部に突き当たると共に、前記第1のスライダが前記第1のハウジングブロックに当接するように移動して、前記第1の係合凹部が前記第2の係合凹部に対してずれ、前記ロック爪部のロックが解除される第4の状態とを少なくとも具備する請求項1記載のロック・リリース機構。
Description:
ロック・リリース機構

 この発明は、例えばメモリカードの装着 取り出し、プッシュスイッチのロック及び 除に使用されるロック・リリース機構に関 る。

 特許文献1は、メモリカードに当接し、ス ライド可能なスライダとカードロックとをボ ディに備えるソケットを開示する。この特許 文献1において、前記ボディは、メモリカー が挿入される方向に向かってメモリカード に傾斜した傾斜面を有し、ロック用切欠と 合部とが係合した状態からメモリカードを 脱する方向にスライダが移動すると、カー ロックの弾接部が傾斜面に沿って移動する とにより、弾接部と一体の係合部が移動し ロック用切欠と係合部との係合が解除され 構成となっている。また、この特許文献1に いて、メモリカードを取り出すために、メ リカードを押してスライダを前方に移動さ 、弾接部を傾斜面に沿って係合部と共に右 向に移動させ、メモリカードがハウジング ら取り出し可能な位置まで移動したときに ロック用切欠と係合部との係合が解除され ようになっている。

 特許文献2は、ハウジングと、スライダと、 スライダを小型メモリカードの排出方向へ設 けて弾性付勢するコイルバネと、該カードの 装着位置でスライダがロックされると共に該 カードをその装着位置から一旦奥方へ押し込 むことによりスライダのロック状態が解除さ れる排出機構とを備え、スライダにカードの 凹部と係脱可能な突出部を形成し、該ガード の排出位置で突出部が凹部から離脱する方向 にスライダを揺動可能となすと共に、該カー ドの装着位置へスライダの動きを規制するよ うに構成したカード用コネクタ装置を開示す る。また、排出機構は、スライダと、係合ピ ンと、コイルバネによって構成され、前記係 合ピン16の自由端は、ハート型カム溝と案内 とを移動するようになっている。

特開2003-6576号公報

特開2004-39437号公報

 プッシュスイッチや、上述した特許文献 記載されるように、例えば小型メモリカー の装着に使用される着脱機構は、そのもの 押し込むことによってそのものを装着し、 らにもう一度押し込むことによって装着が 除され、そのものが取り出しやすい位置ま 排出される構造になっており、その動作そ ものは既に公知である。

 上述した動作を達成する着脱機構として 特許文献1には、従来構成において、係合爪 が合成樹脂成形品であったために、係合爪の 摩耗によってメモリカードの係止力が低下す ることがあったが、この特許文献1の発明で カードロックが金属製であるから係止力の 下がないことが記載されている。しかしな ら、この特許文献1では、硬い金属製のカー ロックが、合成樹脂製のカードガイドに形 された傾斜面を移動することから、この傾 面の損傷が激しいため、安定した動作を継 して達成できないという不具合があり、ま これを解消するために、この傾斜面の硬度 向上させるために、金属で形成するとコス 高になるという問題点がある。

 また、特許文献2に開示される構成では、 係合ピンが移動するハート型カム溝及び案内 溝を形成することから、係合ピンは、コイル バネの強度に耐える太さが必要であり、また 係合ピンが噛合するハート型カム溝及び案内 溝の幅もこれに対応させて形成する必要があ るため、ある程度の幅が必要となることから 、有る程度の空間が必要となるという問題点 がある。

 以上のことから、本願発明は、安価な構 で、確実な動作が継続し、さらに省スペー 化が達成されるロック・リリース機構を提 することにある。

 したがって、本願発明のロック・リリー 機構は、一方向の移動範囲を規定する第1及 び第2のハウジングブロックと、移動方向に って形成され、第1のハウジングブロック側 傾斜面を有し、第1のハウジングブロック側 の第1の開口部及び前記第2のハウジングブロ ク側の第2の開口部を有する貫通装着溝を有 し且つ所定の位置に形成される第1の係合凹 を有する第1のスライダと、前記貫通装着溝 に収容され、前記第2の開口部と略等しい幅 を有するスライダ本体部、該スライダ本体部 から延出し前記第1の開口部と略等しい幅を し、前記傾斜面底部側に斜めに延出する延 部、及び該延出部から突出する規定突起部 よって構成され、前記第1の係合凹部と所定 位置で整合する第2の係合凹部を有する第2 スライダと、前記第1のスライダを前記第2の ハウジングブロック側に付勢するスプリング と、前記第1のハウジングブロックから突出 る突起部と、整合した前記第1の係合凹部及 第2の係合凹部を所定の位置で保持するロッ ク爪部とによって構成されるものである。

 また、以上の構成のロック・リリース機 は、さらに、前記第1のスライダ及び前記第 2のスライダが前記第2のハウジングブロック 当接し、前記第2のスライダの延出部が前記 傾斜面に沿って前記突起部に対してずれた位 置に移動して突出し、前記第1の係合凹部と 記第2の係合凹部がずれた位置にある第1の状 態と、外力によって前記第1のスライダが押 込まれて前記第1のハウジングブロックに当 すると共に、前記第2のスライダが前記第1 スライダと共に移動し、前記第2のスライダ 規定突起部が前記第1のハウジングブロック の突起部からずれて前記第1のハウジングブ ックに当接すると共に、前記第1の係合凹部 前記第2の係合凹部が整合する第2の状態と 前記第2の状態を維持しながら、前記スプリ グの付勢力で第1のスライダ及び第2のスラ ダが第2のハウジングブロック側に移動し、 合した前記第1の係合凹部及び前記第2の係 凹部に前記ロック爪部が噛合して停止する 共に、前記規定突起部が前記突起部と対峙 る位置に移動する第3の状態と、外力によっ 第2のスライダの規定突起部が前記突起部に 突き当たると共に、前記第1のスライダが前 第1のハウジングブロックに当接するように 動して、前記第1の係合凹部が前記第2の係 凹部に対してずれ、前記ロック爪部のロッ が解除される第4の状態とを少なくとも具備 るものである。

 これによって、第1のスライダ及び第2の ライダが第1の状態にある時に、外力によっ 第1の状態から第2の状態に移行し、第1の係 凹部と第2の係合凹部が整合し、スプリング の付勢力により第3の状態でロック爪部によ てロックされる。また、このロックを解除 る場合には、再度第1のハウジングブロック に外力を加えることによって、第1のスライ ダと第2のスライダは、第4の状態へ移行し、 1の係合凹部と第2の係合凹部との整合が解 されてロック爪部が離脱し、前記スプリン の付勢力によって第1の状態へ戻り、初期状 に復帰する。

 前記外力としては、スイッチの押圧や、 モリカードの挿入力又はそれらと力とリン する機構を介して伝達される力であること 望ましい。

 本願発明のロック・リリース機構は、第2 のスライダが第1のスライダ内に配置される め、幅方向において省スペースが達成され 。また、第2のスライダの延出部が第1のスラ イダに形成された傾斜面に沿って、最小限の 変位しかせずにロック、ロック解除が実行さ れるので、動作が安定していると共に機構自 体の寿命が長いという効果を奏する。

本願発明のロック・リリース機構の使 した一例を示した説明斜視図である。 本願発明のロック・リリース機構の一 を構成する部品であって、ハウジングに形 されるものを示した説明斜視図である。 本願発明の第1のスライダの一例を示し た説明斜視図である。 本願発明の第2のスライダの一例を示し た説明斜視図である。 本願発明のロック・リリース機構の動 を説明した説明図である。

符号の説明

 1 ロック・リリース機構
 2 メモリカード
 3 ハウジング
 4 第1のスライダ
 5 スプリング
 6 第2のスライダ
 31 第1のハウジングブロック
 32 第2のハウジングブロック
 33 突起部
 34 ロック爪部
 35 スプリング固定突起
 41 貫通装着溝
 42 傾斜面
 43 第1の開口部
 44 第2の開口部
 45 第1の係合凹部
 46 力学的保持部
 47 傾斜面底部
 61 スライダ本体部
 62 延出部
 63 規定突起部
 64 第2の係合凹部

 以下、この発明の実施例について図面に り説明する。

 本願発明に係るロック・リリース機構1は 、例えば図1に示すように、メモリカード2が 着されるハウジング3に設けられ、メモリカ ード2の挿入後の固定、取り出し時の固定解 及び放出動作を行うものである。

 前記ロック・リリース機構1は、前記ハウ ジング3に一体に形成された第1のハウジング ロック31と、第2のハウジングブロック32と 有し、これらによって下記する第1のスライ 4の移動範囲を規定するものである。

 また、前記ハウジング3には、図2で示す うに、前記第1のハウジングブロック31から 出する突起部33と、ロック爪部34が形成され 。さらに、ハウジング3には、前記第1のス イダ4を前記第2のハウジングブロック32側に 勢するスプリング5を固定するためのスプリ ング固定突起35が形成される。

 また、前記第1のスライダ4は、図3に示す うに、中央を移動方向に沿って形成された 通装着溝41を有し、さらに、この貫通装着 41は、第1のハウジングブロック31側に傾斜面 42を有し、この傾斜面42によって幅が狭くな た第1のハウジングブロック31側に位置する 1の開口部43と、前記第2のハウジングブロッ 32側に位置する第2の開口部44とを有する。 らにまた、前記貫通装着溝41の一方の縁部の 側面には、所定の位置に第1の係合凹部45が形 成されるものである。また、この第1のスラ ダ4は、前記メモリカード2の側面形状と一致 する形状を有し、該第1のスライダ4にメモリ ード2を押し込む力を外力として受け止める 力学的保持部46を有するものである。

 前記第1のスライダ4の前記貫通装着溝41内 に収容される第2のスライダ6は、前記第2の開 口部44と略等しい幅を有するスライダ本体部6 1と、このスライダ本体部61の一方の側から延 出し前記第1の開口部43と略等しい幅を有し、 前記傾斜面底部47側に傾斜して延出する延出 62と、この延出部62に一方の側から突出する 規定突起部63とによって構成され、さらに前 第1の係合凹部と所定の位置で整合する第2 係合凹部64を有する。

 以上の構成のロック・リリース機構1にお いて、図5(a)には、前記第1のスライダ4及び前 記第2のスライダ6が前記第2のハウジングブロ ック32に当接し、前記第2のスライダ6の延出 62の規定突起部63が前記傾斜面42に沿って前 突起部33に対してずれた位置に移動して突出 し、前記第1の係合凹部45と前記第2の係合凹 64がずれた位置にある第1の状態が示される この第1の状態は、この実施例においては、 モリカード2が装着されていない初期状態を 示すものである。

 図5(b)には、メモリカード2が装着のため 押し込まれる時に生じる外力を第1のスライ 4が受けることによって、前記第1のスライ 4が押し込まれて前記第1のハウジングブロッ ク31に当接すると共に、前記第2のスライダ6 前記第1のスライダ4と共に移動し、前記第2 スライダ6の規定突起部63が前記第1のハウジ グブロック31の突起部33からずれて、前記第 1のハウジングブロック31に当接する第2の状 が示される。この第2の状態において、前記 1の係合凹部45と前記第2の係合凹部64が整合 た状態となる。

 図5(c)には、前記第2の状態から、外力が 除されると、前記第1のスライダ4及び前記第 2のスライダ6は、第2の状態を維持しながら、 前記スプリング5の付勢力で、第1のスライダ4 及び第2のスライダ6が第2のハウジングブロッ ク32側に移動し、整合した前記第1の係合凹部 45及び前記第2の係合凹部64に前記ロック爪部3 4が噛合して停止し、前記規定突起部63が前記 突起部33と対峙する位置に移動する第3の状態 が示される。また、この第3の状態は、前記 モリカード2が装着され保持された状態を示 ている。

 さらに、前記メモリカード2を取り出した い時には、メモリカード2を押し込むことに って第1のスライダ4に外力が加わり、この外 力によって、第2のスライダ6の規定突起部63 前記突起部33に突き当たると共に、前記第1 スライダ4が前記第1のハウジングブロック31 当接するように移動して、前記第1の係合凹 部45が前記第2の係合凹部64に対してずれ、前 ロック爪部34のロックが解除される図5(d)で すような第4の状態となる。

 この第4の状態から外力がなくなると、ス プリング5の付勢力により、第1の状態に戻り メモリカード2は取り出せる状態となるもの である。

 本願発明に開示されるロック・リリース 構は、上記メモリカードの装着・解除に使 されるだけでなく、押しボタン式のプッシ プッシュスイッチ機構にも利用することが きる。この場合は、第1のスライダ及び第2 スライダを指で押すように構成することに って上記作用を達成できる。

 また、前記ロック・リリース機構を、前 第1のスライダ及び第2のスライダが円弧状 動くように構成することによって、ダッシ ボードの収納庫の蓋の開閉に利用すること できる。