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Patent Searching and Data


Title:
MASSAGE UNIT AND MASSAGE MACHINE HAVING SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/047979
Kind Code:
A1
Abstract:
A massage unit comprises arms (11, 12) to which treating elements (3, 4) are fitted, massaging shafts (13, 14) which cause, by their rotations, massaging movements having lateral components to the arms (11, 12), a massaging drive part (15) for rotating the massaging shafts (13, 14), and a body member (16) for rotatably supporting the massaging shafts (13, 14) with the axial directions of the massaging shafts (13, 14) made to be vertical.

More Like This:
WO/2022/009454MASSAGE MACHINE
JP4629343Massage machine
Inventors:
FUKUYAMA YOSHIFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/067157
Publication Date:
April 16, 2009
Filing Date:
September 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
FAMILY CO LTD (JP)
FUKUYAMA YOSHIFUMI (JP)
International Classes:
A61H7/00; A61H23/02
Foreign References:
JPH0345255A1991-02-26
Attorney, Agent or Firm:
SunCrest Patent and Trademark Attorneys (Chuo-ku Kobe-sh, Hyogo 96, JP)
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Claims:
 施療子が取り付けられたアームと、
 回転することによって前記アームに左右方向の成分を有する揉み動作を生じさせる揉み軸と、
 前記揉み軸を回転させる揉み駆動部と、
 前記揉み軸の軸方向を縦向き乃至斜め縦向きとして当該揉み軸を回転可能に支持している本体部材と、
 を有していることを特徴とするマッサージユニット。
 前記アームとして、施療子がそれぞれ取り付けられた第1アーム及び第2アームを有し、
 前記揉み軸として、第1揉み軸及び第2揉み軸を有し、
 前記揉み駆動部は、前記第1揉み軸を回転させることで前記第1アームに揉み動作を生じさせ、前記第2揉み軸を回転させることで前記第2アームに揉み動作を生じさせる請求項1に記載のマッサージユニット。
 前記揉み駆動部は、モータと、このモータによって回転する主歯車と、前記第1揉み軸に回転トルクを与える第1副歯車と、前記第2揉み軸に回転トルクを与える第2副歯車と、を有し、
 前記第1副歯車が前記主歯車に噛み合っているとともに、この主歯車に前記第2副歯車が噛み合っている請求項2に記載のマッサージユニット。
 前記アームと前記揉み軸とは、当該揉み軸の両端部に設けられた動力伝達部材を介して繋がっている請求項1~3のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
 前記揉み軸に平行な軸線を有し前記アームの揉み動作の支点となる支軸と、
 この支軸が取り付けられ左右方向に変位する位置変化部材と、
 を有している請求項1~3のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
 前記揉み軸に偏心して設けられ当該揉み軸の回転により偏心回転する偏心軸部と、
 前記施療子が先部に取り付けられた前記アームの基部を揺動自在に取り付けている球面座部と、
 前記偏心軸部に一部が取り付けられ当該偏心軸部の偏心回転によって前記揉み軸の軸線に直交する直交平面上を偏心回転するとともに、前記直交平面に対して前記アームを傾動自在として当該アームの中間部を他部において取り付けている取り付け部材と、を有している請求項1~3のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
 前後方向に出退可能に設けられ、この出退動作により前記アームを前後動させる叩き部材と、
 この叩き部材を出退させる叩き駆動部と、
 を備えている請求項1~3のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
 前記揉み軸の軸線に直交する直交平面に対して前記アームを傾動自在として当該アームの中間部を取り付けている取り付け部材を有し、
 前記叩き部材は、前記施療子が先部に取り付けられた前記アームの基部に取り付けられている請求項7に記載のマッサージユニット。
 前記本体部材及び前記揉み駆動部を有しているマッサージ機構部を、前後方向に直交する軸線回りに回動可能として取り付けている取付フレームを有している請求項1~3のいずれか一項に記載のマッサージユニット。
 使用者の身体を支持する身体支持体に沿って昇降する昇降体と、
 前記施療子及びこの施療子を動作させる駆動部として前記揉み駆動部を有するマッサージ機構部と、
 前記昇降体に対して左右方向に移動可能であり、前記マッサージ機構部を左右動させる左右動部材と、
 前記施療子の少なくとも一部が前記昇降体の左右方向の一端部を超えて当該昇降体の左右外方に位置するまで前記左右動部材を移動可能として取り付けている取付部と、
 を更に備えている請求項1に記載のマッサージユニット。
 前記取付部は、前記左右動部材を、左右方向の前記一端部よりも前の位置に取り付けている請求項10に記載のマッサージユニット。
 前記昇降体に対して前後方向に移動可能であり、前記マッサージ機構部を前後動させる前後動部材を、さらに備えている請求項10又は11に記載のマッサージユニット。
 前記マッサージ機構部は、前記左右動部材に取り付けられており、
 この左右動部材は、左右方向に移動可能となって前記前後動部材に取り付けられており、
 この前後動部材は、左右方向の水平軸線回りに回動可能として前記昇降体に取り付けられている請求項12に記載のマッサージユニット。
 前記マッサージ機構部は、前記前後動部材に取り付けられており、
 この前後動部材が、前後方向移動可能となって前記左右動部材に取り付けられており、
 この左右動部材が、左右方向に移動可能となって前記昇降体に取り付けられ、この左右動部材を左右動させるモータを含む左右用動力部が前記昇降体に固定されている請求項12に記載のマッサージユニット。
 前記身体支持体の前部は、中央の開口部と、この開口部の左右両側にあり使用者の身体を支持する支持面部とを有し、
 前記施療子が前記開口部内を移動できるように前記マッサージ機構部は設けられ、
 前記左右動部材を左右動させる左右用動力部及び前記昇降体を昇降させる昇降用動力部が、前記支持面部の裏側に設けられている請求項10に記載のマッサージユニット。
 前記マッサージ機構部を前後方向の軸線回りに旋回させる旋回機構をさらに備えている請求項10に記載のマッサージユニット。
 前記昇降体を昇降させる昇降用動力部が、前記マッサージ機構部よりも前後方向の後方に設けられている請求項10に記載のマッサージユニット。
 座部と、背凭れ部と、を備え、前記背凭れ部に請求項1に記載のマッサージユニットが設けられていることを特徴とするマッサージ機。
 前記マッサージユニットは、左右に複数設けられている請求項18に記載のマッサージ機。
Description:
マッサージユニット及びこれを えたマッサージ機

 本発明は、使用者に対してマッサージ動 を行うマッサージユニット及びこれを備え マッサージ機に関する。

 マッサージ機として知られているものに、 用者に対して施療子により揉みや叩きによ マッサージ動作を行うマッサージユニット 備えたものがある。例えば、特開2004-16428号 公報に開示されているように、椅子型のマッ サージ機の場合、マッサージユニットは背凭 れ部に昇降可能として設けられている。この マッサージユニットは、施療子を端部にそれ ぞれ取り付けた左右一対のアームと、これら アームにマッサージ動作として揉み動作を生 じさせる単一の揉み軸と、この揉み軸を回転 させるモータを有する揉み駆動部とを有して いる。
 背凭れ部において、施療子は左右にそれぞ 配設されており、この施療子の左右位置に 端部の位置を合わせるように、揉み軸が左 方向を軸方向(長手方向)として設けられて る。これにより、揉み軸の両軸端部に、施 子を有したアームを取り付けることができ 。そして、この揉み軸が回転することによ 、左右のアームが左右方向成分を有した揉 動作を行い、施療子により左右方向成分を した動作が行われる。

 従来のマッサージユニットでは、左右の施 子が左右方向の成分を有する動作を行うた に、揉み軸は左右方向を軸方向として左右 向に長くなるように設けられている。この め、このマッサージユニットは、左右方向 大きく(長く)なっている。
 そこで、本発明は、コンパクト化が可能と るマッサージユニット及びこれを備えたマ サージ機を提供することを目的とする。

 本発明のマッサージユニットは、施療子が り付けられたアームと、回転することによ て前記アームに左右方向の成分を有する揉 動作を生じさせる揉み軸と、前記揉み軸を 転させる揉み駆動部と、前記揉み軸の軸方 を縦向き乃至斜め縦向きとして当該揉み軸 回転可能に支持している本体部材とを有し いる。
 このマッサージユニットによれば、左右方 の成分を有する揉み動作をアームに行わせ ために、揉み軸の軸方向を縦向き乃至斜め 向きとしている。このため、マッサージユ ットが左右方向に長くなることを抑えるこ ができ、マッサージユニットのコンパクト が可能となる。また、本発明のマッサージ ニットが、使用者の身体(身体の一部)を支 するために一方向に延びて形成された身体 持体に設けられる場合において、前記縦向 とは、身体支持体の厚さ方向に直交する方 であって、身体支持体の前記一方向の一端 から他端部側へと向かう方向である。そし 、前記斜め縦向きとは、身体支持体の厚さ 向に直交する方向であって、前記縦向きに して45ー以内で傾斜している範囲である。

 また、本発明のマッサージ機は、座部と、 凭れ部と、を備え、背凭れ部に前記マッサ ジユニットが設けられている。つまり、前 身体支持体としては、座部、背凭れ部の他 、フットレストや肘掛け部があるが、この 合、前記身体支持体が背凭れ部である。
 このマッサージ機によれば、前記マッサー ユニットが左右方向に長くなることを抑え ことができる。また、使用者が背凭れ部に れると、使用者の体重によって背凭れ部の 後方向の力が施療子を介してマッサージユ ットに作用する。そして、前記揉み軸の軸 向を縦向き乃至斜め縦向きとしているため 前後方向の前記力は、揉み軸に径方向の力 して作用する。このため、前記本体部材は ジアル軸受を有する構成とすることができ 。一般的なラジアル軸受に見られるように これは小型でありながら大きな径方向の力 許容するため、軸受部を小さくすることが き、本体部材を小さくでき、マッサージユ ットをコンパクトにすることができる。な 、前記ラジアル軸受としては、スライド軸 及び転がり軸受を採用することができる。 た、背凭れ部に設けられたマッサージユニ トにおいて、前記縦向きとは、背凭れ部の 後方向(厚さ方向)に直交する方向であって 背凭れ部の下部(基部)から上部(先部)へと向 う方向である。そして、前記斜め縦向きと 、背凭れ部の前後方向に直交する方向であ て、前記縦向きに対して45ー以内で傾斜し いる範囲である。

 また、前記マッサージユニットは、左右 複数設けられている構成が好ましい。この うに、背凭れ部において、左右に複数のマ サージユニットを設けても、前記のとおり ッサージユニットは左右方向に長くなるこ を抑えることができるため、背凭れ部全体 左右幅が大きくなってしまうことを防止す ことができる。

 また、前記マッサージユニットは、前記ア ムとして、施療子がそれぞれ取り付けられ 第1アーム及び第2アームを有し、前記揉み として、第1揉み軸及び第2揉み軸を有し、前 記揉み駆動部は、前記第1揉み軸を回転させ ことで前記第1アームに揉み動作を生じさせ 前記第2揉み軸を回転させることで前記第2 ームに揉み動作を生じさせる構成とするこ ができる。
 この構成によれば、使用者が第1アームの施 療子及び第2アームの施療子に体重をかけた 態(背凭れ部に凭れかかった状態)で、第1揉 軸側と第2揉み軸側とに荷重が分担されるた 、各揉み軸の負担を軽減することができる これにより、各揉み軸を小さくすることが きる。

 また、このマッサージユニットにおいて、 記揉み駆動部は、モータと、このモータに って回転する主歯車と、前記第1揉み軸に回 転トルクを与える第1副歯車と、前記第2揉み に回転トルクを与える第2副歯車とを有し、 前記第1副歯車が前記主歯車に噛み合ってい とともに、この主歯車に前記第2副歯車が噛 合っているのが好ましい。
 この構成によれば、第1副歯車と第2副歯車 がそれぞれ独立して主歯車に噛み合ってい ことから、主歯車と第1、第2揉み軸との間の 動力伝達において、第1、第2副歯車における れぞれの負担を軽減することができる。こ により、両副歯車を小さくすることができ 。つまり、仮に主歯車に一方の副歯車が噛 い、この一方の副歯車に他方の副歯車に噛 合っている場合、一方の副歯車には、両方 揉み軸のための負荷が作用してしまうが、 発明の構成によればこれを防止することが きる。

 また、前記マッサージユニットにおいて、 記アームと前記揉み軸とは、当該揉み軸の 端部に設けられた動力伝達部材を介して繋 っているのが好ましい。
 この構成によれば、揉み軸からアームに与 る力及びその反力を、揉み軸の両端部で支 (2点支持)することができる。

 また、前記マッサージユニットは、前記揉 軸に平行な軸線を有し前記アームの揉み動 の支点となる支軸と、この支軸が取り付け れ左右方向に変位する位置変化部材とを有 ているのが好ましい。
 この構成によれば、位置変化部材が左右方 に変位すると、支軸が左右方向に変位する これにより揉み動作の支点が左右方向に変 し、施療子の位置(動作する施療子の軌跡) 変えることができる。

 また、前記マッサージユニットは、前記揉 軸に偏心して設けられ当該揉み軸の回転に り偏心回転する偏心軸部と、前記施療子が 部に取り付けられた前記アームの基部を揺 自在に取り付けている球面座部と、前記偏 軸部に一部が取り付けられ当該偏心軸部の 心回転によって前記揉み軸の軸線に直交す 直交平面上を偏心回転するとともに、前記 交平面に対して前記アームを傾動自在とし 当該アームの中間部を他部において取り付 ている取り付け部材とを有しているのが好 しい。
 この構成によれば、偏心軸部が偏心回転し 取り付け部材が偏心回転すると、アームは の基部の球面座部を支点として揉み動作を うことができる。

 また、前記マッサージユニットは、前後方 に出退可能に設けられ、この出退動作によ 前記アームを前後動させる叩き部材と、こ 叩き部材を出退させる叩き駆動部とを備え いるのが好ましい。
 この構成によれば、叩き駆動部が叩き部材 前後方向に出退させると、アームを前後動 せることができ、施療子によって叩き動作 行うことができる。
 また、このマッサージユニットにおいて、 記揉み軸の軸線に直交する直交平面に対し 前記アームを傾動自在として当該アームの 間部を取り付けている取り付け部材を有し 前記叩き部材は、前記施療子が先部に取り けられた前記アームの基部に取り付けられ いるのが好ましい。
 この構成によれば、叩き部材が前後方向に 退すると、アームの基部を前後動させ、こ によりアームの中間部を支点として当該ア ムの先部を前後動させることができ、叩き 作が可能となる。

 また、前記マッサージユニットにおいて、 記本体部材及び前記揉み駆動部を有してい マッサージ機構部を、前後方向に直交する 線回りに回動可能として取り付けている取 フレームを有しているのが好ましい。
 この構成によれば、マッサージ機構部を、 後方向に直交する軸線回りに回動させ、使 者に当てる施療子の姿勢を変更することが きる。

 また、本発明の前記マッサージユニットは 使用者の身体を支持する身体支持体に沿っ 昇降する昇降体と、前記施療子及びこの施 子を動作させる駆動部として前記揉み駆動 を有するマッサージ機構部と、前記昇降体 対して左右方向に移動可能であり、前記マ サージ機構部を左右動させる左右動部材と 前記施療子の少なくとも一部が前記昇降体 左右方向の一端部を超えて当該昇降体の左 外方に位置するまで前記左右動部材を移動 能として取り付けている取付部とを更に備 ている。
 このマッサージユニットによれば、施療子 少なくとも一部が昇降体の左右方向の一端 を超えて当該昇降体の左右外方に位置する で、左右動部材は昇降体に対して左右方向 移動するので、施療子を有するマッサージ 構部の移動範囲を広くすることができる。

 また、このマッサージユニットにおいて、 記取付部は、前記左右動部材を、左右方向 前記一端部よりも前の位置に取り付けてい のが好ましい。
 これによれば、左右動部材は、昇降体の前 一端部に当らないで、左右方向の一端部側 移動することができる。

 また、前記マッサージユニットにおいて、 記昇降体に対して前後方向に移動可能であ 、前記マッサージ機構部を前後動させる前 動部材を、さらに備えているのが好ましい
 これによれば、マッサージ機構部を前後動 せることができる。さらに、前記左右動部 によって左右動させたマッサージ機構部を 前後方向にも移動させることができる。す わち、施療子を左右方向に移動させた状態 ら、その施療子を前後方向へ移動させるこ ができる。

 また、昇降体、左右動部材及び前後動部材 備えたマッサージユニットにおいて、前記 ッサージ機構部は、前記左右動部材に取り けられており、この左右動部材は、左右方 に移動可能となって前記前後動部材に取り けられており、この前後動部材は、左右方 の水平軸線回りに回動可能として前記昇降 に取り付けられている構成とすることがで る。
 この場合、マッサージ機構部を取り付けた 右動部材を左右方向に移動させた状態で、 後動部材を左右方向の水平軸線回りに回動 せると、マッサージ機構部を前後方向に移 させることができる。これにより、施療子 前方へ押し出すことができる。この際、施 子は、前記水平軸線を中心として回動し前 移動することができるため、例えば、前方 押し出した施療子によって使用者の肩部を す場合、施療子は左右方向に移動しないで すマッサージとなる。

 または、昇降体、左右動部材及び前後動部 を備えたマッサージユニットにおいて、前 マッサージ機構部は、前記前後動部材に取 付けられており、この前後動部材が、前後 向移動可能となって前記左右動部材に取り けられており、この左右動部材が、左右方 に移動可能となって前記昇降体に取り付け れ、この左右動部材を左右動させるモータ 含む左右用動力部が前記昇降体に固定され いる構成とすることができる。
 この場合、左右用動力部は、前後動部材が り付けられた左右動部材を昇降体に対して 右移動させることができる。また、前後動 材は左右動部材に対して前後移動動するこ ができる。そして、左右用動力部のモータ 昇降体に固定されているため、左右方向及 前後方向には位置変化しない構成となる。 まり、マッサージ機構部が前後移動又は左 移動する際、(重量のある)前記モータを前 方向又は左右方向に移動させる必要がない

 また、前記マッサージユニットにおいて、 記身体支持体の前部は、中央の開口部と、 の開口部の左右両側にあり使用者の身体を 持する支持面部とを有し、前記施療子が前 開口部内を移動できるように前記マッサー 機構部は設けられ、前記左右動部材を左右 させる左右用動力部及び前記昇降体を昇降 せる昇降用動力部が、前記支持面部の裏側 設けられているのが好ましい。
 この構成によれば、身体支持体の支持面部 裏側に左右用動力部及び昇降用動力部が配 されることから、支持面部の裏側のスペー を有効に利用することができる。

 また、前記マッサージユニットにおいて 前記マッサージ機構部を前後方向の軸線回 に旋回させる旋回機構をさらに備えている が好ましい。この構成によれば、旋回機構 よって、マッサージ機構部を前後方向の前 軸線回りに旋回させることで、施療子の動 方向を変えることができる。

 また、前記マッサージユニットにおいて 前記昇降体を昇降させる昇降用動力部が、 記マッサージ機構部よりも前後方向の後方 設けられているのが好ましい。この構成に れば、昇降用動力部がマッサージ機構部よ も後方に設けられることにより、マッサー ユニットが、左右方向に大きくなることを えることができる。

 また、本発明のマッサージ機としては、 部と、背凭れ部とを備え、前記背凭れ部に 記マッサージユニットが設けられた椅子型 ものとすることができる。この場合、前記 ッサージユニットは、前記背凭れ部の左右 それぞれ設けられているのが好ましい。

 これによれば、各マッサージユニットに いて、施療子は使用者の上半身の左側及び 側に対してそれぞれマッサージ動作するこ ができる。さらに、各マッサージユニット おいて、前記のとおり、施療子の少なくと 一部が、昇降体の左右方向の一端部を超え 当該昇降体の左右外方に位置するまで、左 動部材は移動可能となる。このため、前記 右方向の一端部側を使用者の背中の中心側 すれば、マッサージユニットが左右に2連あ っても、施療子は、この2連のマッサージユ ットの間に位置することができる。すなわ 、施療子は、使用者の上半身の左右方向の 央部に対してマッサージ動作することがで る。

本発明のマッサージ機の実施の一形態 示す斜視図である。 マッサージ機が備えているマッサージ ニットの斜視図である。 マッサージユニットが有しているマッ ージ機構部の斜視図である。 マッサージ機構部の平面図であり、両 療子が接近した状態である。 マッサージ機構部の平面図であり、両 療子が離反した状態である。 マッサージ機構部の正面図であり、両 療子が接近した状態である。 マッサージ機構部の正面図であり、両 療子が離反した状態である。 マッサージ機構部の下面図である。 マッサージ機構部の断面図である。 施療子による叩き動作の説明図である 。 施療子による叩き動作の説明図である 。 姿勢変化機構によるマッサージ機構部 の姿勢変化を説明する下面図であり、マッサ ージ機構部が初期位置にある状態である。 姿勢変化機構によるマッサージ機構部 の姿勢変化を説明する下面図であり、マッサ ージ機構部が姿勢を変えた状態である。 マッサージユニットが有しているフレ ーム構造の斜視図である。 マッサージ機構部の左右動を説明する マッサージユニットの正面図であり、マッサ ージ機構部が初期位置にある状態である。 マッサージ機構部の左右動を説明する マッサージユニットの正面図であり、左右方 向の一方側へマッサージ機構部が移動した状 態である。 マッサージ機構部の前後動を説明する マッサージユニットの側面図であり、マッサ ージ機構部が初期位置にある状態である。 マッサージ機構部の前後動を説明する マッサージユニットの側面図であり、マッサ ージ機構部が前へ移動した状態である。 マッサージ機の正面図である。 マッサージユニットの他の実施形態を 示している正面図であり、マッサージ機構部 が初期位置にある状態である。 マッサージユニットの他の実施形態を 示している正面図であり、左右方向の一方側 へマッサージ機構部が移動した状態である。 マッサージユニットの他の実施形態を 示している正面図であり、マッサージ機構部 が初期位置にある状態である。 マッサージユニットの他の実施形態を 示している側面図であり、マッサージ機構部 が前へ移動した状態である。 マッサージ機構部の動作を説明する説 明図である。 マッサージ機の平面図である。 マッサージ機構部の前後動を説明する マッサージユニットの一部を示している側面 図である。

 以下に本発明の実施形態を図面に基づいて 明する。
〔マッサージ機の全体構成〕
 図1は本発明のマッサージ機の実施の一形態 を示す斜視図である。このマッサージ機は、 使用者の身体を支持する身体支持体として、 使用者が凭れる背凭れ部41と、使用者を着座 せて支持する座部42と、脚を載せて支持す フットレスト43とを備えており、椅子型であ る。なお、背凭れ部41、座部42及びフットレ ト43には、マット部材とカバー部材が設けら れるが、図1ではこれを省略している。

 背もたれ部41に、左右一対のマッサージ ニット44a,44bが設けられている。マッサージ ニット44a,44bのそれぞれは、昇降フレーム( 降体)8と、マッサージ機構部1とを備えてい 、一つの昇降フレーム8に一つのマッサージ 構部1が搭載されている。マッサージ機構部 1において、使用者の身体側に施療子3,4が設 られており、これら施療子3,4が動作するこ により、使用者の身体(被施療部)に対してマ ッサージを施すことができる。なお、座部42 フットレスト43についても、使用者に対し マッサージを行うことができる別のマッサ ジ機構部(図示せず)が設けられている。

 背もたれ部41は、上下方向に伸びる四列 ガイドレール2が設けられている。これらガ ドレール2により、左右一対のガイド通路45a ,45bが形成される。中央にある二列のガイド ール2は背中合わせとして設けられており、 の中央のガイドレール2は背凭れ部41の左右 向の中心に位置する。ガイド通路45a,45bは、 左右方向に振り分けられかつ背もたれ部41の 下方向に沿って直線的に延びるようにして 成されている。左側のガイド通路45aに一つ マッサージユニット44aが設けられており、 側のガイド通路45bに一つのマッサージユニ ト44bが設けられている。マッサージユニッ 44a,44bがそれぞれ備えている(後述の)昇降用 力部37によって、左側のガイド通路45aに沿 て左側のマッサージユニット44aが上下に昇 し、この左側のマッサージユニット44aとは 立して、右側のガイド通路45bに沿って右側 マッサージユニット44bが上下に昇降する。

〔マッサージ機構部1及びマッサージユニッ 44a,44b〕
 左側のマッサージユニット44aと右側のマッ ージユニット44bとは中央のガイドレール2を 挟んで左右対称の構成であり、マッサージ機 構部1の構成は、両マッサージユニット44a,44b おいて同じである。図2はマッサージユニッ トの斜視図であり、左側のマッサージユニッ ト44aである。図3はマッサージ機構部1の斜視 である。以下において、左側のマッサージ ニット44aを代表として説明するが、右側の のも同様の構成である。

 図3において、マッサージ機構部1は、先 11aに第1施療子3が取り付けられた第1アーム11 と、先部12aに別の第2施療子4が取り付けられ 第2アーム12とを有している。施療子3,4はゴ 製や樹脂製等のモミ玉(ローラ)であり、先 11a,12aにおいてそれぞれ回転自在として取り けられている。

 図1及び図2に記載のマッサージ機及びマ サージユニット44aにおいて、施療子3,4が設 られている側(図2では左側)が使用者側であ 前方となり、その反対側(図2では右側)が後 となる。また、右側とは、背凭れ部41に凭れ て座った使用者の右側であり、左側とは、こ の使用者の左側である。また、背凭れ部41に いて下側とは座部42側であり、上側とは使 者の頭部乃至首部を支持する側である先端 側である。マッサージユニット44aが背凭れ 41のガイドレール2に沿って移動する方向が 降方向であり、これが上下方向となる。ま 、図3に示した状態のマッサージ機構部1にお いて、図の左側に第1施療子3、右側に第2施療 子4が配置されており、この左右方向がマッ ージ機構部1の幅方向となる。

〔揉み動作機構について〕
 図3において、マッサージ機構部1は、第1施 子3が取り付けられた板状の第1アーム11と、 第2施療子4が取り付けられた板状の第2アーム 12と、第1揉み軸13と、第2揉み軸14と、これら 1と第2揉み軸13,14とを収容しかつそれぞれを 回転可能に支持している本体部材(ハウジン )16と、第1と第2揉み軸13,14をそれぞれ回転さ る揉み駆動部15とを有している。
 図4と図5はマッサージ機構部1の平面図であ 、図6と図7はその正面図であり、図8は下面 である。図4と図6は、施療子3,4による後述 揉み動作において、両施療子3,4が接近した 態であり、図5と図7は、両施療子3,4が離反し た状態である。

 図3と図7において、マッサージ機構部1は さらに、第1揉み軸13の両端部に当該第1揉み 軸13の軸心に対して偏心してそれぞれ設けら た偏心軸部13aと、第2揉み軸14の両端部に当 第2揉み軸14の軸心に対して偏心してそれぞ 設けられ偏心軸部14aと、第1アーム11の基部1 1bを、接続部材21aを介して、360度揺動自在に り付けている第1球面座部(ボールジョイン )21と、第2アーム12の基部12bを、接続部材22a 介して、360度揺動自在に取り付けている第2 面座部22と、第1揉み軸13と第1アーム11との に介在する第1取り付け部材(動力伝達部材)19 と、第2揉み軸14と第2アーム12との間に介在す る第2取り付け部材(動力伝達部材)20とを有し いる。第1揉み軸13がその軸線回りに回転す ことにより、偏心軸部13aは、当該第1揉み軸 13の軸線に対して偏心回転し、第2揉み軸14が の軸線回りに回転することにより、偏心軸 14aは、当該揉み軸14の軸線に対して偏心回 する。

 前記第1取り付け部材19は、第1アーム11に 行な部分を有する第1部材19aと、この平行な 部分と交差(直交)する平板状の部分を有する 2部材19bとを有している。なお、後にも説明 するが、この第2部材19bは、第1揉み軸13の両 側に設けられている。これと同様に、前記 2取り付け部材20は、第2アーム12に平行な部 を有する第1部材20aと、この平行な部分と交 (直交)する平板状の部分を有する第2部材20b を有している。この第2部材20bも第2揉み軸14 の両端側に設けられている。これら第2部材19 b,20bは、揉み軸13,14の軸線に直交する平面上 設けられている。そして、第1取り付け部材1 9において、第1部材19aと第2部材19bとは第1軸17 aによって回動自在として取り付けられてお 、第2取り付け部材20においても、これと同 となっている。

 第1取り付け部材19において、第2部材19bは 、第1揉み軸13の偏心軸部13aを回動自在として 取り付けており、第1部材19aは、第1アーム11 第2軸17bを介して取り付けられている。そし 、第1アーム11は第1部材19aに対して第2軸17b 中心線回りに回動自在となっている。また 第2取り付け部材20においても、これと同様 なっている。

 図4と図8に示しているように、第1取り付け 材19の一対の第2部材19bは、第1揉み軸13の両 側に平行に設けられており、両端側の偏心 部13aをそれぞれ取り付けている。そして、 対の第2部材19bは一つの第1部材19aと前記第1 17aを介して連結されている。また、第2取り 付け部材20についても同様である。
 このように、第1アーム11と第1揉み軸13とは 当該第1揉み軸13の両端部に設けられた一対 第2部材19bを有する第1取り付け部材(動力伝 部材)19を介して繋がっている。第2アーム12 第2揉み軸14とは、当該第2揉み軸14の両端部 設けられた一対の第2部材20bを有する第2取 付け部材(動力伝達部材)20を介して繋がって る。これにより、第1揉み軸13から第1アーム 11に与える力及びその反力を、第1揉み軸13の 端部で支持(2点支持)する構造となっている

 また、図3において、マッサージ機構部1は 本体部材(ハウジング)16の幅方向の両側に設 られた、板状の位置変化部材23a,23bを有して いる。位置変化部材23a,23bのそれぞれは、第3 17c,18cを介して本体部材16に回動可能として り付けられている。そして、一方の位置変 部材23aと前記第1取り付け部材19(第2部材19b) の間は、第1連結部材24aによって連結されて おり、他方の位置変化部材23bと前記第2取り け部材20(第2部材20b)との間は、第2連結部材24 bによって連結されている。第1連結部材24aの 端部と位置変化部材23aとは第4軸17dを介して 回動自在として連結されており、第1連結部 24aの他端部と第1取り付け部材19とは前記第1 17aを介して回動自在として連結されている また、第2連結部材24bにおいても同様に、位 置変化部材23b及び第2取り付け部材20と、回動 自在として連結している。第1取り付け部材19 の前記第2部材19b及び第2取り付け部材20の前 第2部材20bと同様に、この第1連結部材24a及び 第2連結部材24bについても、揉み軸13,14の両端 側にそれぞれ設けられている。
 なお、図3と図7において、前記第1軸17a,18a、 第3軸17c,18c、及び、第4軸17d,18dは、揉み軸13,14 の軸線に平行な中心線を有している。また、 第2軸17b,18bの中心線は、揉み軸13の軸線とね れの位置にある。

 図4と図5において、揉み駆動部15が第1揉 軸13及び第2揉み軸14をその軸線回りに回転さ せると、偏心軸部13a,14aは偏心回転する(図4と 図5の矢印r1,r2)。これにより、第1取り付け部 19は、第1連結部材24aによって移動が所定の 囲で制限されることで、前記偏心回転によ てクランク部材として偏心回転し、第1アー ム11を第4軸17dの中心線を支点として揺動動作 させる(図4と図5の矢印r3)。このように、第1 み軸13の回転にしたがって第1取り付け部材19 を偏心回転させると、第1アーム11に、左右方 向(以下、マッサージ機構部1の幅方向又は単 幅方向という)の成分及び前後方向の成分を 有する往復揉み動作を生じさせる(図4と図5の 矢印r3)。また、これと同様に、第2揉み軸14の 回転にしたがって第2取り付け部材20を偏心回 転させると、第2アーム12に、幅方向の成分及 び前後方向の成分を有する往復揉み動作を生 じさせる(図4と図5の矢印r4)。そして、前記第 4軸17d,18dが、第1、第2アーム11,12の揉み動作の 支点となる支軸となっている。

 さらに、図6と図7とにおいて、(前記のと り)第1アーム11はその中間部(途中部)におい 、第1取り付け部材19の第1部分19aに、第2軸17 bを介して取り付けられており、第1アーム11 第2軸17bの中心線回りに回動可能となってい 。また、第1取り付け部材19の第2部材19bには 、第1揉み軸13の偏心軸部13aが回転自在に取り 付けられている。すなわち、第1部分19aは、 1アーム11を、揉み軸13の軸線に直交する直交 平面に対して傾動自在として、当該第1アー 11の中間部で取り付けており、第2部分19bは 偏心軸部13aの偏心回転によって前記直交平 上を偏心回転する構成となっている。

 したがって、偏心軸部13aが偏心回転する 、前記のとおり、第1取り付け部材19(第1部 19a及び第2部材19b)も偏心回転し、第1アーム11 に幅方向の成分及び前後方向の成分を有する 揉み動作を生じさせる他に、この動作に伴っ て、第1アーム11は、その基部11bの第1球面座 21を支点とし、第2軸17bの中心線回りに往復 動する。つまり、この第1アーム11は、上下 向(昇降方向)の成分を有する動作(図6と図7の 矢印r5)も伴う。これにより、第1アーム11は3 元的な揉み動作を行い、施療子3を三次元的 軌跡に沿って移動させることができる。こ と同様に、この第2アーム12は、上下方向(昇 降方向)の成分を有する動作(図6と図7の矢印r6 )を伴い、第2アーム12においても三次元的な み動作を行い、施療子4を3次元的な軌跡に沿 って移動させることができる。

 以上のように、揉み駆動部15が第1揉み軸1 3及び第2揉み軸14を回転させると、第1揉み軸1 3の回転にしたがって第1取り付け部材19がク ンク動作を行い、第1アーム11にマッサージ 構部1の幅方向の成分を有する揉み動作を生 させる。また、第2揉み軸14の回転にしたが て第2取り付け部材20がクランク動作を行い 第2アーム12にマッサージ機構部1の幅方向の 成分を有する揉み動作を生じさせる。これに より、マッサージ動作として、対の施療子3,4 が、マッサージ機構部1の幅方向に接近離反 繰り返す揉み動作が行われ、施療子3,4は挟 揉み動作を行うことができる。

 前記揉み駆動部15を具体的に説明する。図9 図4の断面図である。図4と図9において、揉 駆動部15は、モータ26と、このモータ26によ て回転する単一のウォーム軸(主歯車)27と、 第1揉み軸13に回転トルクを与える単一の第1 ォームホイール(第1副歯車)28と、第2揉み軸14 に回転トルクを与える単一の第2ウォームホ ール(第2副歯車)29とを有している。モータ26 らの出力は、ベルト(図示せず)を介して、 ォーム軸27の端部に設けたプーリ27aに伝達さ れ、ウォーム軸27が回転する。ウォーム軸27 軸線は、背凭れ部41の前後方向に向いており 、この方向はマッサージ機構部1の前後方向 ある。
 第1揉み軸13の軸方向の中間部に前記第1ウォ ームホイール28が一体として形成されており 第2揉み軸14の軸方向の中間部に前記第2ウォ ームホイール29が一体として形成されている そして、第1ウォームホイール28がウォーム 27に噛み合っているとともに、このウォー 軸27に第2ウォームホイール29が噛み合ってい る。

 そして、図3と図9のマッサージ機構部1にお て、本体部材(ハウジング)16は、第1揉み軸13 及び第2揉み軸14をそれぞれ独立して回転可能 に支持している。さらに本体部材16は、マッ ージ機構部1の幅方向の成分を有する揉み動 作の際に、前後方向に直交する縦向き乃至斜 め縦向きを軸方向(長手方向)として第1揉み軸 13及び第2揉み軸14をそれぞれ支持している。 お、図示の形態では、本体部材16は、第1揉 軸13及び第2揉み軸14を、前記幅方向及び前 方向に直交する縦向きとして支持しており これらの軸線を平行に配置している。
 つまり、第1揉み軸13と第2揉み軸14とは、マ サージ機構部1の幅方向の一方側と他方側と に存在し、ウォーム軸27(の軸線)を挟んで対 の配置(幅方向に180度離れた配置)となってい る。そして、これと同様に、第1と第2のアー 11,12は、ウォーム軸27を挟んで対称の配置と なっている。これにより、施療子3,4もウォー ム軸27を挟んで対称の配置となる。

 このように、幅方向の成分を有する揉み 作をアーム11,12に行わせるために、揉み軸13 ,14の軸方向を縦向き乃至斜め縦向きとしてい るため、マッサージ機構部1が幅方向に長く ることを抑えることができ、図2のマッサー ユニット44a(44b)のコンパクト化に貢献する とができる。

 さらに、使用者が背凭れ部41(図1参照)に凭 ると、使用者の体重によって前後方向の力 、左右それぞれの施療子3,4を介してマッサ ジユニット44a,44bに作用する。左右のマッサ ジユニット44a,44bのそれぞれにおいて、第1 み軸13及び第2揉み軸14の軸方向を縦向き乃至 斜め縦向きとしているため、前後方向の前記 力は、これら揉み軸13,14に径方向の力(ラジア ル荷重)として作用する。このため、本体部 16は、これら揉み軸13,14を支持するためにラ アル軸受(図示せず)を有した構成とするこ ができる。一般的なラジアル軸受に見られ ように、これは小型でありながら大きな径 向の力を許容するため、その軸受部を小さ することができる。この結果、本体部材16を 小さくすることができ、マッサージ機構部1 コンパクトにすることができる。なお、前 ラジアル軸受としては、スライド軸受及び がり軸受を採用することができる。
 また、揉み軸13,14の軸方向となる前記縦向 とは、背凭れ部41の前後方向(厚さ方向)に直 する方向であって、背凭れ部41の下部から 部へ向かう方向である。そして、前記斜め 向きとは、背凭れ部41の前後方向(厚さ方向) 直交する方向であって、前記縦向きに対し 45ー以内で傾斜している範囲である。

 また、図1のマッサージ機では、左右に一 対のマッサージユニット44a,44bを備えており さらに、これらユニット44a,44bのそれぞれに いて、マッサージ機構部1は一対の揉み軸13, 14を有している。したがって、マッサージ機 体では、4本の揉み軸を有し、4個の施療子 有している。このため、使用者が背凭れ部41 に凭れかかり、これら施療子3,4に体重をかけ た状態で、左右のマッサージユニット44a,44b 荷重が分担され、各ユニットにおいて、第1 み軸13側と第2揉み軸14側とに荷重が分担さ るため、揉み軸13,14それぞれの負担が軽減さ れる。これにより、揉み軸13,14を小さくする とができ、マッサージ機構部1のコンパクト 化に貢献することができる。

 さらに、このマッサージ機構部1において 、第1ウォームホイール28と第2ウォームホイ ル29とがそれぞれ別に(独立して)ウォーム軸2 7に噛み合っていることから、ウォーム軸27と 第1、第2揉み軸13,14との間の動力伝達におい 、第1、第2ウォームホイール28,29におけるそ ぞれの負担を軽減することができる。つま 、図示しないが、仮に単一のウォーム軸に 方のウォームホイールが噛合い、この一方 ウォームホイールに他方のウォームホイー に噛み合っている場合、一方のウォームホ ールには、両方の揉み軸のための負荷が作 してしまうが、前記構成によればこれを防 することができる。このため、両ウォーム イール28,29(歯部)を小さくすることができ、 マッサージ機構部1のさらなるコンパクト化 図れる。

〔叩き動作機構について〕
 図8において、施療子3,4にマッサージ動作と して叩き動作を行わせる構成は、前後方向に 出退可能に設けられ、この出退動作により第 1アーム11を前後動させる第1叩き部材31と、前 後方向に出退可能に設けられ、この出退動作 により第2アーム12を前後動させる第2叩き部 32と、これら叩き部材31,32をそれぞれ出退さ る叩き駆動部33とを有している。
 叩き駆動部33は、モータ33aと、このモータ33 aの回転動力によって偏心回転する動作部材33 bと、本体部材16に第5軸17eを介して揺動自在 取り付けられた揺動部材33cとを有している 第5軸17eは、揉み軸13,14の軸線に平行な中心 を有している。
 モータ33aが回転すると、ベルト(図示せず) 介して動力が伝わって回転軸(図示せず)が回 転し、この回転軸が有している偏心軸(図示 ず)によって、動作部材33bは、揉み軸13,14の 線に平行な中心線回りに偏心回転し(クラン 動作を行い)、これにより、揺動部材33cは第 5軸17eの中心線を揺動中心として往復揺動を り返す。

 第1叩き部材31は直線状の部材であり、そ 前部が前記第1球面座部21に取り付けられて り、第1アーム11に対して360度揺動自在とな ており、その後部が前記揺動部材33cの一方 側部において回動自在として取り付けられ いる。第2叩き部材32の前部は前記第2球面座 部22に取り付けられており、第2アーム12に対 て360度揺動自在となっており、その後部が 記揺動部材33cの他方の側部において回動自 として取り付けられている。これにより、 ータ33aが回転し、揺動部材33cが往復揺動を り返すと、その左右両側が交互に前後動し 叩き部材31,32を交互に前後移動させること できる。

 また、前記のとおり(図6と図7参照)前記第 1取り付け部材19は、第2軸17bを介して、第1ア ム11の中間部を取り付けており、この第1ア ム11は、第1揉み軸13の軸線に直交する直交 面に対して傾動自在となっている。また、 記第1叩き部材31が、第1アーム11の基部にあ 第1球面座部21に取り付けられた構成となっ いる。そして、第2アーム12側においても同 の構成となっている。

 このため、図10と図11の叩き動作の説明図に 示しているように、叩き駆動部33が左右の叩 部材31,32を交互に前後移動させると、第1ア ム11の基部11b及び第2アーム12の基部12bを前 動させる。これにより第1アーム11の中間部( 2軸17bの中心線)を支点として、第1アーム11 先部11aを前後動させ、また、第2アーム12の 間部(第2軸18bの中心線)を支点として、第2ア ム12の先部12aを前後動させることができ、 療子3,4による叩き動作が可能となる。なお この叩き動作は、前後方向の成分を有して 療子3,4を動作させるものであるが、上下方 の成分も伴うものとなる。また、図10と図11 示しているように、左右の施療子3,4は交互 前後動作する。
 以上のように、第1、第2叩き部材31,32の前後 動作から、施療子3,4による前後方向の成分を 有する叩き動作を生じさせている。このよう に、叩き部材31,32及び施療子3,4の動作方向は じであることから、叩きによるマッサージ 作を行わせる構成は簡単となる。

〔施療子3,4の間隔変更機構〕
 このマッサージ機構部1は、一対の施療子3,4 の間隔、つまり、第1アーム11と第2アーム12と の間隔を変更する間隔変更機構を有している 。図3と図9において、この間隔変更機構は、 1揉み軸13に平行な軸線を有し第1アーム11の み動作の支点なる支軸(前記第4軸17d)と、第2 揉み軸14に平行な軸線を有し第2アーム11の揉 動作の支点なる支軸(前記第4軸18d)と、これ 支軸(17d,18d)がそれぞれ取り付けられマッサ ジ機構部1の幅方向に変位する前記位置変化 部材23a,23bと、位置変化部材23a,23bを位置変化 せる駆動部25a,25b(図9参照)とを有している。

 図2と図9において、マッサージ機構部1の幅 向の両外側には板状の側部部材30a,30bが設け られている。これら側部部材30a,30bは本体部 16と固定されている(図9参照)。一方の側部部 材30aとこれに対向する位置変化部材23aとの間 に駆動部25aとして、空気の給排によって膨縮 するエアセルが設けられている。また、他方 の側部部材30bとこれに対向する位置変化部材 23bとの間に駆動部25bとして、空気の給排によ って膨縮するエアセルが設けられている。こ れらエアセルには、図外のポンプ等を有する エアユニットから空気が供給され、膨張する ことができる。
 図9において、位置変化部材23aを側部部材30a に接近させる方向に付勢する弾性部材(捻り ね)35a、及び、位置変化部材23bを側部部材30b 接近させる方向に付勢する弾性部材35bが設 られている。

 この間隔変更機構によれば、エアセルが膨 すると(駆動部25a,25bが動作すると)、図3にお いて、両側の位置変化部材23a,23b同士は接近 、両側の前記支軸(第4軸17d,18d)が接近する。 なわち、揉み動作の支点同士が幅方向に接 することとなり、この支点回りに回動する とができる前記連結部材24a,24bが角度を変え 、前記取り付け部材19,20及びアーム11,12を介 て、施療子3,4の位置を変える(接近させる)こ とができる。この間隔変更機構により、動作 する施療子3,4の軌跡が変更され、施療子3,4に よる揉み動作においてその揉み幅を変更した り、施療子3,4による叩き動作においてその叩 き間隔を変更したりすることができる。
 また、エアセルが収縮すると、前記弾性部 35a,35bによって、両側の位置変化部材23a,23b 両側へと離反し、施療子3,4の間隔が広くな 。また、本体部材16と位置変化部材23a(23b)と うちの一方には、ストッパ部材(図示せず) 設けられており、このストッパ部材が他方 当るまで位置変化部材23a(23b)はエアセルの膨 張によって移動する。

〔姿勢変化機構について〕
 マッサージユニット44a(44b)は、使用者の身 の表面に対する施療子3,4の当り角度(姿勢)を 変化させる姿勢変化機構を有している。
 図2において、マッサージユニット44a(44b)は 前記マッサージ機構部1を、背凭れ部41の前 方向に直交する軸線C1回りに回動可能とし 取り付けている取付フレーム34を有している 。この軸線C1は、マッサージ機構部1の幅方向 に直交する方向に伸びている。取付フレーム 34は、第1フレーム34aと第2フレーム34bとを有 ており、第1フレーム34aはマッサージ機構部1 を固定した状態で取り付けており、第2フレ ム34bは第1フレーム34aを、第1支軸36aを介して 取り付けている。この第1支軸36aの中心線が 記軸線C1であり、第1フレーム34aは第2フレー 34bに対して軸線C1回りに回動可能となって る。なお、第1フレーム34aは前記側部部材30a, 30bを固定している。

 図12と図13は、取付フレーム34及びマッサー 機構部1の下面図であり、姿勢変化機構によ るマッサージ機構部1の姿勢変化を説明して る。第1フレーム34aと第2フレーム34bとの間に は、第1フレーム34aの回動に抵抗を付与する 抗手段34cが設けられている。抵抗手段34cは 第2フレーム34bに軸線C1に平行な軸線回りに 転可能として取り付けられた歯車34dと、こ 歯車34dと連結されておりその回転に抵抗を 与するダンパ(オイルダンパ)34eとを有してい る。
 そして、歯車34dに噛み合うラック部材34fが 1フレーム34aに取り付けられている。ラック 部材34fには、軸線C1を中心とした円弧に沿っ 歯が形成されている。これにより、第1フレ ーム34aが軸線C1を中心として左右に回動する 、ラック部材34fが歯車34dを回転させるが、 の回転に抵抗が付与され、第1フレーム34aの 回動に抵抗(粘性)が付与される。

 また、第1フレーム34aと第2フレーム34bとの には、第1フレーム34aの回動範囲を制限する 限手段34gが設けられている。制限手段34gは 第1フレーム34aと第2フレーム34bとのうちの 方(図例では第1フレーム34a)に固定したピン34 hと、他方(図例では第2フレーム34b)に形成さ ピン34hの移動範囲を制限するガイド部34jと らなる。具体的に説明すると、第2フレーム3 4bは第1フレーム34aを上下から挟むように構成 されている。そして、第1フレーム34aの下部 ピン34hが突出して設けられ、第2フレーム34b このピン34hの先端部が入るガイド部34jとし 円弧形状の孔が設けられている。ガイド部3 4jは、軸線C1を中心とする円弧形状の孔(又は )とすることができる。なお、ピン34hとガイ ド部34jは、第1フレーム34aの上部と、第2フレ ム34bとの間にも設けられている。
 これにより、ガイド部34jに対するピン34hの 動範囲が制限され、第1フレーム34aの回動範 囲が制限される。この制限手段34gにより、マ ッサージ機構部1が必要以上に大きく回動し しまうことを防止することができる。

 そして、この姿勢変化機構において、第1 支軸36aの中心線C1は、マッサージ機構部1の幅 方向について一対の施療子3,4の間に位置して いる。このため、図12のように一方の施療子4 にのみ使用者の身体Bが当っている場合や、 用者の身体Bが一方の施療子4に他方に比べて 強く当っている場合、他方の施療子3による ッサージ動作が身体Bに与えられなくなった 、弱まったりするおそれがある。しかし、 の姿勢変化機構によれば、第1フレーム34aは マッサージ機構部1とともに、第2フレーム34b 対して軸線C1回りに自由に回動することが き、図13に示しているように、両方の施療子 3,4が身体Bに当った状態となることができる

 つまり、一方の施療子4に作用する荷重が 他方の施療子3に作用する荷重よりも大きい 合、この差を解消するように、第1フレーム3 4aはマッサージ機構部1とともに、第2フレー 34bに対して軸線C1回りに自動的に回動する。 このように、マッサージ機構部1が軸線C1回り に自動的に回動し、使用者に当てる施療子3,4 の姿勢を変更させることができ、両施療子3,4 による身体Bへの当り具合を調整することが きる。これにより、両施療子3,4は共に身体B 均等(略均等)な力で接触し、施療子3,4の片 りを防止することができる。そして、前記 抗手段34cによれば、マッサージ機構部1の姿 の変更を許容しつつも、この姿勢が変化し マッサージ機構部1の当該姿勢を維持するこ とができる。以上の姿勢変更機構によれば、 使用者の体形(被施療部の形)に合わせてマッ ージ機構部1の姿勢を変化させ、適切に施療 子3,4を身体Bに接触させることができる。

 なお、図示しないが、姿勢変更機構は、 1フレーム34aを回動させる駆動部を有してい てもよい。この場合、図12を参考に説明する 、駆動部は、前記歯車34dを回転駆動するモ タを有する構成とすればよい。または、駆 部として空気の給排によって膨縮するエア ルとするのが好ましく、エアセルが膨張す ことで第1フレーム34aを押圧し回動させる構 成とすればよい。駆動部としてエアセルを採 用した場合、エアセルはクッション性を有し ていることから身体Bに対する施療子3,4の当 が柔軟となる。なお、このエアセルへの空 の供給は、図外のポンプを有するエアユニ トによって行われる。これにより、使用者 体の各部位(被施療部)の形状に応じて、マッ サージ機構部1の姿勢を積極的に変更するこ ができる。

〔旋回機構について〕
 図14は、マッサージユニット44a(44b)が有して いるフレーム構造を示している斜視図である 。この図14は、図2のマッサージユニット44a(44 b)からマッサージ機構部1を取り外した状態で ある。図14において、マッサージユニット44a( 44b)は、昇降フレーム(昇降体)8、左右動フレ ム(左右動部材)9及び前後動フレーム(前後動 材)10を備えている。

 この実施形態では、左右動フレーム9に取付 軸39が突出して設けられており、取付軸39の 線C0は前後方向に向いている。この取付軸39 前記取付フレーム34(図2)が当該取付軸39の軸 線C0回りに回転可能として取り付けられてい 。そして、マッサージユニット44a(44b)は、 ッサージ機構部1を取付軸39の軸線C0回りに旋 回(回転)させる旋回機構38を有している。な 、マッサージ機構部1のウォーム軸27(図9)の 線が前後方向を向いている状態(図2の状態) おいて、当該ウォーム軸27の軸線と、前記取 付軸39の軸線C0とは同一直線上の配置となる しかし、前記姿勢変化機構によってマッサ ジ機構部1の姿勢が変化し、ウォーム軸27の 線が前後方向に対して傾いた場合、ウォー 軸27の軸線と、取付軸39の軸線C0とは折れ角 を有する配置となる。
 旋回機構38は、取付フレーム34の第2フレー 34bの後部に固定した歯車38a(図12)と、この歯 38aに噛み合う駆動歯車38b(図14)と、この駆動 歯車38bを回転駆動するモータを有する駆動部 (図示せず)とを備えている。

 この旋回機構38によれば、前記駆動部の ータを正逆回転させることで、取付フレー 34を、取付軸39の軸線C0回りに正逆回転させ ことができ、マッサージ機構部1を取付軸39 軸線C0(ウォーム軸27の軸線)を中心として旋 動作させることができる。例えば、図2の状 では、一対の施療子3,4は左右方向に並ぶ配 にあり、左右方向に挟み揉みする動作を行 が、旋回機構38が取付フレーム34と共にマッ サージ機構部1を90度回転させると、施療子3,4 は上下方向に並ぶ配置となり、上下方向に挟 み揉みする動作を行うことができる。このよ うに、旋回機構38によって、マッサージ機構 1を旋回させることで、施療子3,4の動作方向 を変えることができる。また、この旋回機構 38は、マッサージ機構部1の前後方向の後方に 設けられており、マッサージユニット44a(44b) 、左右方向に大きくなることを防止してい 。

〔フレーム構造について(第1の形態)〕
 マッサージユニットのフレーム構造につい 、代表して右側のマッサージユニット44aに いて説明する。図14において、マッサージ ニット44aは、昇降フレーム8、左右動フレー 9及び前後動フレーム10を備えている。昇降 レーム8は、背凭れ部41(図1)の隣り合うガイ レール2の間を上下方向に昇降可能であり、 左右動フレーム9は、昇降フレーム8に対して 右方向に移動可能であり、前後動フレーム1 0は昇降フレーム8に対して前後方向に移動可 となっている。
 そして、マッサージ機構部1は取付フレーム 34を介して左右動フレーム9に取り付けられて おり、この左右動フレーム9が前後動フレー 10に取り付けられている。これにより、マッ サージ機構部1は、左右動(図15と図16参照)及 前後動(図17と図18参照)することができる。

 図14において、昇降フレーム8は、昇降方 に直線的に伸びている左右一対の側部フレ ム部51a,51bと、これら側部フレーム部51a,51b 上部で連結している上連結部材52と、側部フ レーム部51a,51bのそれぞれから前方へ伸びて る取付フレーム部53a,53bと、これら取付フレ ム部53a,53bを前部で連結している前連結部材 54とを有している。上連結部材52及び前連結 材54は円形の軸からなり、前連結部材54の軸 は、左右方向であって水平方向に延びてい 。取付フレーム部53a,53bは、側部フレーム部 51a,51bの昇降方向の(下寄り)途中部から前方へ 突出している。一方の取付フレーム部53aは、 上傾斜部と下直線部とを有し、これらが側部 フレーム部51aと固定されているが、他方の取 付フレーム部53bは、前方へ直線的に伸びてい る直線部53cのみからなる(図17及び図18参照)。

 側部フレーム部51a,51bには、複数のローラ 55a,55bが回転可能に取り付けられており、ロ ラ55a,55bはそれぞれ前後方向及び左右方向か ガイドレール2に接触することができる。こ れらローラ55a,55bがガイドレール2を転動し、 降フレーム8はガイドレール2に沿って移動 る。さらに、昇降フレーム8は昇降用動力部3 7を搭載しており、この昇降用動力部37によっ て昇降フレーム8をガイドレール2に沿って走 させる。図2において、昇降用動力部37は、 降フレーム8に固定したモータ37aと、側部フ レーム51aに回転可能として取り付けられた小 歯車37bと、モータ37aの動力を伝達し小歯車37b を回転させる動力伝達部(図示せず)とを有し いる。小歯車37bは、昇降フレーム8の左右両 側の側面に設けられており、直線状の軸であ る上連結部材52の両端部に固定されている。 連結部材52は、側部フレーム部51a,51bに軸受( 図示せず)を介して回転可能として取り付け れている。この上連結部材52により、左右の 両小歯車37bは連動し、回転する。そして、小 歯車37bは、ガイドレール2(図1)に沿って形成 れたラック部2aに噛合する。これにより、モ ータ37aが動作すると小歯車37bがラック部2a上 転がり、昇降フレーム8は走行することがで きる。

 図14において、前後動フレーム10は、昇降 フレーム53の取付フレーム部53a,53b間に設けら れており、前記前連結部材54の軸線回りに回 可能として、当該前連結部材54に取り付け れている。この軸線が、前後動用の回動中 となる軸線Cxである。前後動フレーム10は、 右両側にある側部部材61a,61bと、これら側部 部材61a,61bを前部で繋ぐ前部材60と、側部部材 61a,61bを後部で繋ぐ後部材62とを有し、これら によって矩形のフレーム構造となっている。 さらに、この矩形のフレームには、底部材と して前後動作用の動作部材64が固定されてい 。また、一方の側部部材61aには上方へ伸び 取付部材63が設けられている。この取付部 63には、後述する左右用動力部48が取り付け れる。

 そして、側部部材61a,61bの前部が、前記前 連結部材54に回動可能として取り付けられて る。これにより、前後動フレーム10は、昇 フレーム8に前後動可能として取り付けられ 構成となる。なお、昇降フレーム8には、前 後動フレーム10を下から支持することで、前 動フレーム10が下方へ落ちる(回動する)こと を規制するストッパ(図示せず)が設けられて り、図14の状態を保つことができる。

 そして、前後動フレーム10の下方に、当 前後動フレーム10を前後動させる前後用動力 部46が設けられている。また、昇降フレーム8 の取付フレーム53a,53bには、前後用動力部46を 取り付けるための前後動作用の取付部材56が 定されている。この取付部材56は、昇降フ ーム8の取付フレーム部53a,53bを左右に繋ぐ板 状の支持部56aを有している。図17と図18にお て、前後用動力部46は、空気の給排によって 膨縮するエアセル46aを有している。エアセル 46aは前記支持部56aと前後動フレーム10の前記 作部材64との間に介在しており、エアセル46 aが膨張することによって、支持部56aに取り けたエアセル46aが動作部材64を昇降方向の上 側へ押す。

 動作部材64が上側へ押されると、前後動 レーム10は左右方向に水平である前記軸線Cx りに回動し、この前後動フレーム10の上方 位置するマッサージ機構部1は、軸線Cx回り 回動することによって前方へ移動すること できる。このように、前後動フレーム10は、 昇降フレーム8に対して前後方向に移動可能 あり、前後動フレーム10が前後動することに よって、マッサージ機構部1を前後動させる とができる。

 図18に示しているように、エアセル46aは 持部56aの上面側に固定されており、エアセ 46aは、図17と図18に示しているように、軸線C x側を中心とした扇形状に膨らむ構造となっ いる。このエアセル46aは、図外のポンプを するエアユニットから空気の供給を受けて 張することができる。このエアユニットを 例えば、マッサージ機の座部42(図1参照)の下 に設けることができる。

 このようにエアセル46aを支持部56aの上面側 固定した場合、膨張するエアセル46aと動作 材64の下面との間において前後動フレーム10 を押し上げる力が主に作用する領域は、図18 おいてp1の領域である。そして、前後動フ ーム10の回動中心となる軸線Cxと、主加圧領 p1との距離をL1として示している。
 なお、エアセル46aは、図26に示しているよ に、前後動フレーム10の動作部材64の下面側 取り付けられていてもよい。この場合、膨 するエアセル46aと動作部材64の下面との間 おいて前後動フレーム10を押し上げ力が主に 作用する領域は、図26においてp2の領域であ 。そして、前後動フレーム10の回動中心とな る軸線Cxと、主加圧領域p2との距離をL2として 示している。図26における前記距離L2は、図18 における前記距離L1よりも長くなっている(L2& gt;L1)。
 図18と図26とのそれぞれのエアセル46aによる 主加圧領域p1,p2における加圧力を同じとした 合、前記距離L2>前記距離L1となっている め、前後動フレーム10を前方へ移動させるた めの力(トルク)は、図26の形態の方が大きく る。

 このように、マッサージ機構部1が前方へ 移動することによって、施療子3,4は前方へ移 動し、使用者の身体(被施療部)を押すマッサ ジが可能となる。膨張したエアセル46aはク ション性を有していることから、この押す ッサージは、使用者の身体に対する施療子3 ,4の当りが柔軟なものとなる。

 昇降フレーム8において、前後用動力部46 マッサージ機構部1よりも昇降方向の下側に 設けられている。そして、マッサージ機構部 1は、当該マッサージ機構部1よりも昇降方向 下側の位置にある軸線Cxを中心として前後 向に回動する構成となっている。さらに、 降方向の上側に向かって動作する前後用動 部46(エアセル46a)によって、マッサージ機構 1は前へ押し出される構成となる。このよう に前後用動力部46は、マッサージ機構部1の左 右方向の側方ではなく、また、マッサージ機 構部1の前後方向の後方ではなく、昇降方向 下側に設けられていることから、マッサー ユニット44a(44b)の左右方向の寸法及び前後方 向(奥行き方向)の寸法が大きくなることを防 することができる。

 また、このマッサージユニット44a(44b)に いて、前後動フレーム10の前方への移動及び 後方への移動(初期位置への回復)を所定の位 に制限するストッパ(図示せず)が設けられ いる。このストッパにより制限されて、前 動フレーム10が最も前方へ移動した状態とな っても(図18)、軸線Cxの前後方向の位置は、そ の前方へ移動した部分の重心Gよりも、前後 向の前方に存在している。これにより、エ セル46aにおいて排気が可能な状態になると 前方へ移動した部分の自重によってエアセ 46aを収縮させ、当該部分は前後方向の後ろ 位置(初期位置:図17の状態)に自動的に戻るこ とができる。なお、この実施の形態において 、前後動する部分(前方へ移動した部分)は、 ッサージ機構部1、取付フレーム34、左右動 レーム9及び前後動フレーム10である。

 図14において、マッサージユニット44aは、 らに、左右動フレーム9を移動可能とするよ に前後動フレーム10に取り付けている取付 として、前後方向に設けられた軸70を備えて いる。この軸70は前後動フレーム10に固定さ ている。
 左右動フレーム9は、その一部が前後動フレ ーム10(前記矩形のフレーム)内に収まった状 として設けられている。つまり、左右動フ ーム9は、前後方向について、前後動フレー 10の前部材60と後部材62との間に設けられて り、左右方向について、前後動フレーム10 側部部材61a,61bの間に設けられている。そし 、左右動フレーム9は、前記軸70の前部に回 自在として取り付けられた前部材71と、軸70 の後部に回動自在として取り付けられた後部 材72と、軸70の前後方向中間部に回動自在と て取り付けられたアーム73と、前部材71と後 材72とを連結している連結部材74とを有して いる。これにより、前部材71と後部材72とア ム73と連結部材74とは、一体となって、軸70 対して当該軸70の軸線回りに回動することが できる。
 そして、前記軸70は前後動フレーム10に固定 されていることから、左右動フレーム9は、 の軸70の軸線回りに回動可能となる。この軸 70の軸線が、左右動用の回動中心となる軸線C yとなる。

 軸70の前端部70a及び後端部70bは、前後動 レーム10の前部材60及び後部材62に固定され おり、さらに、この軸70は昇降フレーム8が する一方の取付フレーム部53b側に寄って設 られている。このため、左右動用の軸線Cyは 、背凭れ部41(図1参照)の左右方向の中央側(中 央のガイドレール2側)に寄って設けられた構 となっている。後部材72は昇降方向の上側 伸びる壁部72aを有しており、この壁部72aに 記取付軸39が設けられている。この取付軸39 取付フレーム34を介してマッサージ機構部1 取り付けられている。そして、前部材71、 部材72、アーム73及び連結部材74が一体とな て左右動フレーム9を構成しており、この左 動フレーム9は軸線Cy回りに回動することで 前後動フレーム10及び昇降フレーム8に対し 左右方向に移動可能となる。これによりマ サージ機構部1を左右動させることができる 。

 図15において、前後動フレーム10の前記取付 部材63に、左右動フレーム9を左右動させる左 右用動力部48が設けられている。左右用動力 48は、取付部材63に固定したモータ48aと、昇 降方向の上下に伸びるネジ軸48bと、このネジ 軸48bに螺合しているナット体48cと、モータ48a の動力を伝達しネジ軸48bを回転させる動力伝 達部(図示せず)とを有している。動力伝達部 しては、モータ48aの出力軸にあるプーリ48d 、ネジ軸48bに固定のプーリ48eと、これらの にかけられたベルト(図示せず)とを有して る。
 ナット体48cは、ネジ孔を有する本体部48gと この本体部48gに一端部が回動自在として取 付けられた連結部材48fとを有している。連 部材48fの他端部には、左右動フレーム9(図16 )の前記アーム73が回動自在として取り付けら れている。

 モータ48aの回転によりネジ軸48bが回転する 、ナット体48cは、ネジ軸48bに沿って移動す 。ナット体48cが上へ移動すると(図16)、ナッ ト体48cはアーム73の先端部を持ち上げ、アー 73は基端部側の前記軸線Cyを中心として回動 する。これにより、左右動フレーム9(後部材7 2a)は、初期位置(図15)から、左右方向の一方 へ移動し、マッサージ機構部1を当該方向へ 動させる(図16)。そして、ナット体48cが下側 へ移動すると、アーム73は下へ移動し、左右 フレーム9は初期位置(図15)に戻る。
 このように、マッサージユニット44aの左右 動力部48は、昇降方向に長いネジ軸48bと、 のネジ軸48bを回転させるモータ48aと、ネジ 48bに螺合し昇降するナット体48cとを有し、 作方向を変換する変換部(連結部材48f及びア ム73)によって、ナット体48cの昇降運動を左 動フレーム9の左右運動に変換する構成とな っている。

 図14において、左右動フレーム9は、前後方 を長手方向としている前記軸70(取付部)の軸 線回りに回動可能として、前後動フレーム10 取り付けられていることにより、左右動フ ーム9は左右方向に移動可能となっているが 、図16に示しているように、左右動フレーム9 を取り付けている取付部としての軸70は、一 の施療子3,4の少なくとも一部が、昇降フレ ム8の左右方向の一端部を超えて当該昇降体 の左右外方に位置するまで(昇降フレーム8を 右方向の一方側に超えるまで)、左右動フレ ーム9を移動可能として取り付けている。図16 では、左側と右側とにそれぞれ位置した一対 の施療子3,4のうちの一方(施療子4)が、昇降フ レーム8の側部フレーム部51b(左右方向の前記 端部)を超えて当該側部フレーム部51の左右 方に位置するまで、左右動フレーム9は移動 可能となっている。さらに他方の施療子3は 部フレーム部51bの前方にまで達している。 れを図1により説明すると、一対の施療子3,4 、中央のガイドレール2の前方に位置するこ とができる。
 なお、左側のマッサージユニット44aにおい は、左右動フレーム9は右側へ向かって移動 し、施療子3,4は背凭れ部41の左右方向の中央 に位置することができ、右側のマッサージ ニット44bにおいては、左右動フレーム9は左 側へ向かって移動し、施療子3,4は背凭れ部41 左右方向の中央部に位置することができる

 この構成とするために、図17に示してい ように、施療子3,4が移動する左右方向の一 側にある前記側部フレーム部51bよりも、前 方向の前の位置となるようにして、左右動 レーム9の全部は、前後動フレーム10に取り けられている。これにより、左右動フレー 9は、昇降フレーム8の側部フレーム部51bに当 らないで、左右方向の一方側に移動すること ができる。

 このように、施療子4が昇降フレーム8を左 方向の一方側に超えるまで、左右動フレー 9は昇降フレーム8に対して左右方向に移動す るので、施療子3,4の移動範囲を広くすること ができる。これにより、使用者の身体(背中 腰部及び肩部)を広範囲にわたってマッサー することができる。
 さらに、左右動フレーム9によって左右動さ せたマッサージ機構部1を、前後動フレーム10 が前後方向に回動することによって、前後方 向にも移動させることができる。すなわち、 施療子3,4を左右方向に移動させた状態から、 その施療子3,4を前後方向へ移動させることが できる。

 以上の実施形態によるマッサージユニット4 4a(44b)によれば、図2において、マッサージ機 部1は、取付フレーム34を介して左右動フレ ム9に取り付けられており、この左右動フレ ーム9は、左右方向に移動可能となって前後 フレーム10に取り付けられており、この前後 動フレーム10は、左右方向の水平軸線Cx回り 回動可能として昇降フレーム8に取り付けら た構成となる。
 そして、左右動フレーム9を左右動させるモ ータ48aを含む左右用動力部48は、前後動フレ ム10に搭載されており、前後動フレーム8を 後動させる前後用動力部46は、昇降フレー 8に搭載されている。

 この実施形態において、マッサージ機構 1を取り付けた左右動フレーム9を左右方向 一方側に移動させた状態で(図16)、前後動フ ーム10を左右方向の水平軸線Cx回りに回動さ せ前方へ移動させると、マッサージ機構部1 前方へ移動させることができる。これによ 、左右方向の一方側に移動させた施療子3,4 前方へ押し出すことができ、押圧によるマ サージ動作が可能となる。さらに、前後用 力部46のエアセル46aの膨張率を制御すること により、マッサージ機構部1を前方の途中位 まで移動させ、施療子3,4の前後方向の位置 途中の位置に調整する(停止させる)こともで きる。また、左右用動力部48のナット体48gを 下方向の途中位置に停止させることで、マ サージ機構部1を左右方向の途中の位置に停 止させることができる。

 そして、施療子3,4を前方へ押し出す際、 該施療子3,4は、水平な左右方向の軸線Cxを 心として回動し前後移動することができる め、例えば、前方へ押し出した施療子3,4に って使用者の肩部を押す場合、施療子3,4は 右方向に移動しないで押すマッサージとな 。すなわち、施療子3,4によって肩部を押す 、左右方向に直交する鉛直面に沿って施療 3,4を前方へ移動させながら降ろすことがで 、好ましい形態のマッサージ動作が可能と る。

 図19は図1のマッサージ機の正面図である 背凭れ部41は、ガイドレール2に被せられる ット部材5を有している。なお、この図にお いて、マット部材5を二点鎖線により示して る。このマット部材5に使用者は凭れること できる。そして、この背凭れ部41の前部、 なわち、マット部材5の前部は、中央に開口 6が形成され、この開口部6の左右両側及び 側に使用者の身体を支持する側部支持面部7a 及び上部支持面部7bが設けられている。開口 6は背凭れ部41(マット部材5)の上下方向に沿 て長く形成されており、一対の施療子3,4が の開口部6内を上下左右に移動できるように マッサージ機構部1は設けられている。

 そして、左右の側部支持面部7aが使用者 背中の左右両側に当る部分であり、この左 の側部支持面部7aの裏側(背後側)に、左右動 レーム9を左右動させる前記左右用動力部48 及び、昇降フレーム8を昇降させる前記昇降 用動力部37が配設されている。これにより、 部支持面部7aの裏側のスペースを有効に利 することができる。さらに、図2及び図17に しているように、昇降フレーム8を昇降させ 昇降用動力部37は、マッサージ機構部1より 前後方向の後方に設けられており、この配 により、マッサージユニット44a(44b)が、左 方向に大きくなることを抑えることができ 。

〔フレーム構造について(第2の形態)〕
 図20と図21は、マッサージユニットの他の実 施形態を示している正面図であり、図22と図2 3は側面図である。このマッサージユニット 、前記の形態(図15~図18)と比べてフレーム構 (昇降フレーム8,左右動フレーム9及び前後動 フレーム10)が異なっているが、その他(マッ ージ機構部1、取付フレーム34、昇降用動力 37、前後用動力部46及び左右用動力部48)は同 である。

 このマッサージユニット44aは、前記の形 と同様に昇降フレーム8、左右動フレーム9 び前後動フレーム10を備えているが、昇降フ レーム8に対する左右動フレーム9及び前後動 レーム10の取り付け順番が入れ替わってい 。すなわち、施療子3,4を有しているマッサ ジ機構部1は、取付フレーム34を介して前後 フレーム10に取り付けられており、この前後 動フレーム10が、左右動フレーム9に対して前 後方向移動可能となって当該左右動フレーム 9に取り付けられており、この左右動フレー 9が、昇降フレーム8に対して左右方向に移動 可能となって当該昇降フレーム8に取り付け れている。

 そして、前後動フレーム10を前後動させる 後用動力部46は左右動フレーム9に搭載され おり、左右動フレーム9を左右動させる左右 動力部48は昇降フレーム8に固定されている 前後用動力部46はエアセル46aを含み、左右 動力部48はモータ48aを含む。
 これにより、マッサージ機構部1を取り付け た前後動フレーム10は、左右動フレーム9及び 昇降フレーム8に対して前後移動することが き、この前後動フレーム10を取り付けた左右 動フレーム9は、昇降フレーム8に対して左右 動することができる。

 具体的に説明すると、昇降フレーム8の( 状の)前連結部材54と後連結部材(図示せず)と の間に、左右動フレーム9を取り付けるため 取付部としての軸70が前後方向に設けられて いる。この軸70は前記形態と同様に、マッサ ジユニット44aが有しているものであり、側 フレーム部51b側に寄って存在している。そ て、この軸70の軸線が、左右動用の軸線Cyと なる。さらに、左右用動力部48は、モータ48a よって回転するネジ軸48bと、これに螺合す ナット体48cとを有し、ネジ軸48bの回転によ てナット体48cは上下移動する。ナット体48c 上に移動すると、ナット体48cは左右動フレ ム9のアーム73の先端部を持ち上げ、アーム7 3は基端部側の前記軸線Cyを中心として回動す る。これにより、左右動フレーム9は、初期 置(図20)から、左右方向の一方側へ移動し、 ッサージ機構部1を当該方向へ移動させる( 21)。そして、ナット体48cが下側へ移動する 、アーム73は下へ移動し、初期位置に戻る。

 そして、この左右動フレーム9は、左右方向 に伸びる軸線Cxを有する軸75を有している。 後動フレーム10は、この軸75に軸線Cxを中心 して回動可能として取り付けられている。 後動フレーム10の後部材62に、前記形態と同 の前後方向を軸線とする取付軸39が設けら ており、この後部材75に取付フレーム34を介 てマッサージ機構部1が取り付けられている 。これにより、左右動フレーム9の左右動と もに、前後動フレーム10(マッサージ機構部1) も左右動することとなる。
 また、左右動フレーム9の下方には、エアセ ル46aを有する前後用動力部46が設けられてい 。前後用動力部46は前記形態と同じである エアセル46aが膨張すると、前後動フレーム10 を押し上げ、軸線Cx回りに回動させる。これ より、マッサージ機構部1を前方へ移動させ ることができる。

 以上の構成によれば、左右用動力部48のモ タ48aは、昇降フレーム8に固定されているた 、前後方向及び左右方向には、位置変化し い構成となっている。つまり、マッサージ 構部1が前後移動又は左右移動する際、エア セル46aに比べて重量のあるモータ48aを、左右 方向又は前後方向に移動させる必要がない。
 また、前後動フレーム10を前後動させる前 用動力部46(エアセル46a)は、左右動フレーム9 に固定されているため、左右動フレーム9を 右動させると、この左右動にともなってエ セル46aも左右に移動することとなる。この うに、マッサージ機構部1を左右移動させる 合に、当該エアセル46aも左右移動する構成 なるが、このエアセル46aは軽量であるため そのための動力の負担は(重量のあるモータ に比べて)小さくて済む。

 また、この形態においても、施療子4が昇 降フレーム8(側部フレーム部51b)を左右方向の 一方側に超えるまで、左右動フレーム9は移 可能となっている。このために、左右動フ ーム9は、側部フレーム部51bよりも前の位置 取り付けられている。

 また、このフレーム構造において、マッ ージ機構部1を左右方向へ移動させた状態で (図21)、前後動フレーム10を前方へ移動させ、 施療子3,4が使用者の身体を押すマッサージ動 作が可能となる。この場合、押し出しのため の回動中心となる軸線Cxが傾くこととなるた 、前後動フレーム10を前方へ移動させると 施療子3,4は、左右方向に移動しながら斜め 前後移動する。つまり、前方へ押し出した 療子3,4によって使用者を押す場合、施療子3, 4は斜めに向かって押すこととなる。

〔マッサージ動作について〕
 以上の各実施形態のマッサージ機によるマ サージ動作について説明する。
 マッサージ機構部1において、施療子3,4が行 うマッサージ動作として、前記揉み動作機構 による揉み動作と、前記叩き動作機構による 叩き動作とのいずれか一方とすることができ るが、揉み動作機構により揉み動作を行わせ ると同時に、叩き動作機構により叩き動作を 行わせることもできる。
 また、左側のマッサージユニット44aと、右 のマッサージユニット44bとの双方又は一方 おいて、マッサージ機構部1による揉みや叩 きによる前記マッサージ動作が可能となる。
 さらに、このようなマッサージ動作の選択 マッサージ機が備えている制御装置によっ 行われる。この制御装置は、CPU、メモリ(RAM )及び記憶部(ROM)を有するプログラマブルなマ イコンよりなり、このマッサージ機において 駆動する各部分の動作制御等のための処理を 行う。

 制御装置の制御によって行う他のマッサ ジ動作を説明する。図1に示しているように 、マッサージ機は、左右の両側にマッサージ ユニット44a,44bを備えており、これらはそれ れ独立して所定の昇降位置まで移動するこ ができる。図1では、左側のマッサージユニ ト44aのマッサージ機構部1が使用者の肩部の 高さに位置し、右側のマッサージユニット44b のマッサージ機構部1が腰部の高さに位置し いる。マッサージユニット44a,44bのそれぞれ 備えているマッサージ機構部1は、前記のと おり、一対の施療子3,4によって挟み揉む動作 を行うことができる。肩部の高さ位置にある マッサージユニット44aにおいて、図1の状態 は、施療子3,4は左右に位置して対向した状 となる。これにより、施療子3,4は左右方向 挟み揉み動作が可能となる。この図1の状態 ら、マッサージ機構部1を前記旋回機構38(図 14参照)によって前後方向の軸線C0回りに回転 せると、施療子3,4は上下に位置して対向し 状態となる(図示せず)。これにより、施療 3,4は上下方向の挟み揉み動作が可能となる さらに、この状態から、前後動フレーム10を 前方へ移動させると、施療子3,4は下方の左右 方向に水平な軸線Cx回りに回動して前方の位 となり、挟み揉み方向が前後方向となる(又 は前後方向に上下方向が加わる)。これによ 、施療子3,4によって肩部を前後方向に挟ん 揉むことができる。

 また、図1のマッサージユニット44aのマッ サージ機構部1を首部の高さ位置とし、左右 フレーム9を左右方向の一方側である背凭れ 41の中心部側へ移動させる。この状態にお て、施療子3,4の挟み揉み方向は左右方向で る。前記のとおり、施療子3,4は、中央のガ ドレール2の前方に位置することとなる。こ により、施療子3,4によって使用者の首部を 右方向に挟んで揉む動作が可能となる。

 また、このマッサージユニット44a(44b)で 、マッサージ機構部1の左右動は、これを載 ている左右動フレーム9が前後方向の軸線Cy 中心として回動することによって行われる 成となっている(例えば図15と図16参照)。こ ため、マッサージ機構部1を左右動させるの みで、施療子3,4の挟み揉みの方向が多少変化 することとなる。そこで、前記旋回機構38に ってマッサージ機構部1を旋回させることに より、この挟み揉みの方向を変化前の状態に 戻すことができる。具体的に説明すると、左 右方向を挟み揉み方向としていた施療子3,4を 有するマッサージ機構部1を左右動させると この挟み揉み方向は、左右方向に対して少 傾斜する。この際、旋回機構38によってこの 傾斜を解消する方向にマッサージ機構部1を 回させると、施療子3,4の挟み揉み方向は左 方向に戻る。

 さらに、左右動フレーム9の左右動と旋回機 構38(図14)とによって、次のようなマッサージ 動作が可能となる。
 図24は、マッサージユニット44aが備えてい マッサージ機構部1の動作を説明する説明図 ある。旋回機構38が、マッサージ機構部1を 線C0回りに旋回させ(矢印R1)、ローラからな 施療子3,4の軸線(転がり中心線Cr)が、左右動 フレーム9の回動中心となる前記軸線Cyに向か う方向とする。そして、左右動フレーム9を 軸線Cyを中心として回動させると(矢印R2)、 用者に当接している施療子3,4は、転がり中 線Cr回りに転がりながら使用者に当接して移 動する。これにより、左右方向に施療子3,4が 移動するローリングによるマッサージ動作が 可能となる。このマッサージ動作は、使用者 の被施療部に対して広い(大きい)範囲で行な れる。なお、この場合の施療子3,4による左 方向の移動は、昇降方向の成分も含むため 弧軌道によるものとなる。
 また、他のローリングによるマッサージ動 として、旋回機構38(図14)によるものがある 図24を参考に説明すると、旋回機構38が、マ ッサージ機構部1を軸線C0回りに旋回させる( 印R1)。これにより、施療子3,4が軸線C0回りに 回転又は円弧移動するローリングによるマッ サージ動作(矢印R3)が可能となる。そして、 のマッサージ動作は、使用者の被施療部に して狭い(小さい)範囲で行なわれる。

 また、他のローリングによるマッサージ動 として、前記のローリングによるマッサー 動作に含まれている施療子3,4の前記昇降方 の成分を解消するように、昇降フレーム8を 昇降させる制御も同時に行うことができる。 すなわち、施療子3,4を左右方向に移動させる ために左右動フレーム9が軸線Cy回りを回動し 、施療子3,4が昇降方向上へ移動しようとする 成分が生じる際に、昇降フレーム8を下げ、 に、施療子3,4が昇降方向下へ移動しようと る成分が生じる際に、昇降フレーム8を上げ ことで、使用者に対する施療子3,4の昇降方 の高さ位置を変化させないで、左右方向に ーリングによるマッサージ動作が可能とな 。この場合の施療子3,4による左右方向の移 は、直線的な軌道によるものとなる。さら 、この場合において、前記旋回機構38が連 し、マッサージ機構部1を旋回させ、ローラ らなる施療子3,4の転がり中心線Cr(図24参照) 、昇降方向の上下に向かせる。これにより 施療子3,4は左右方向に直線的に転がること できる。
 また、施療子3,4の挟み揉み方向を左右方向 した状態(図1:転がり中心線Crが左右方向)で マッサージユニット44aを昇降させると、上 方向に施療子3,4が移動するローリングによ マッサージ動作も行うことができる。

 さらに、別のマッサージ動作として、左右 マッサージユニット44a,44bの昇降方向の位置 を同じとし、それぞれのマッサージ機構部1 よって揉み、叩きによるマッサージを行う とができる他に、左右のマッサージユニッ 44a,44bの昇降方向の位置を異ならせ、それぞ のマッサージ機構部1によって揉み、叩きに よるマッサージを行うことができる。
 さらに、マッサージユニット44a,44bを昇降方 向に移動させながら、マッサージ機構部1に って揉み、叩きによるマッサージを行うこ ができる。この場合、マッサージユニット44 a,44bを連続的に昇降方向に移動させてもよい 、間欠的に(間に昇降方向に停止しながら) 定の距離ずつ移動させてもよい。また、左 のマッサージユニット44a,44bが交互に所定の 離ずつ同じ方向へ移動してもよく、一方が 方を昇降方向に追い越した後、他方が一方 昇降方向に追い越すようにして移動しても い。これにより、人手によるマッサージの 作に近似したものとなる。
 また、一方のマッサージユニット44aにおい 、施療子3,4が使用者の肩部を押すように又 肩部を挟んだ状態とするように動作させ、 れにより使用者の身体を固定させ、他方の ッサージユニット44bにおいて、施療子3,4に ってマッサージ動作を行なわせてもよい。 のマッサージ動作は、施療子3,4による揉み 叩き等の動作である。これにより人手によ (左右の両手による)マッサージの動作に近 したものとなる。

〔その他の構成〕
 図25はこのマッサージ機の平面図である。 のマッサージ機は、背凭れ部41において、左 右一対のマッサージユニット44a,44bを備えて り、マッサージユニット44a,44bのそれぞれは 記のとおり各種モータ、エアセルを有して ることから、マッサージユニット44a,44bのそ れぞれに電力ケーブル50a及びエア配管50bが接 続されている。これら電力ケーブル50a及びエ ア配管50bは、座部42の下等に設けられた電源 ニット(ポンプ)、制御装置及びエアユニッ と接続されている。また、左右一対のマッ ージユニット44a,44bのそれぞれにおいてマッ ージ機構部1が、左右方向へ移動したり、前 後方向へ移動したりする。

 そこで、電力ケーブル50a及びエア配管50b マッサージ機構部1の左右動及び前後動に追 従させるために、背凭れ部41において、電力 ーブル50a及びエア配管50bは蛇行状として取 付けられており、前後方向及び左右方向に るみを持たせている。具体的には、マッサ ジユニット44a(44b)において、昇降フレーム8 前後方向の後部であって昇降方向の上部に 付部材49a(49b)が固定されており、この取付 材49a(49b)に電力ケーブル50a及びエア配管50bの 途中部が取り付けられ、当該取付部材49a(49b) マッサージ機構部1との間において、電力ケ ーブル50a及びエア配管50bが蛇行状として設け られている。これにより、マッサージ機構部 1が左右動したり前後動したりしても、蛇行 としたことによって前後方向及び左右方向 生じているたるみを解消するように、電力 ーブル50a及びエア配管50bは、取付部材49a(49b) との間で伸びることができ、追従することが できる。

 なお、取付部材49a(49b)から電源ユニット、 御装置及びエアユニットまでの間について 、図示しないが、電力ケーブル50a及びエア 管50bは蛇行状とされており、電力ケーブル50 a及びエア配管50bはマッサージユニット44a(44b) の昇降動作に追従することができる。
 また、前記エアユニットは、エアセルに対 る空気の給排を制御するために利用する電 弁(図示せず)を有している。これら電磁弁 らエア配管50bが取付部材49a(49b)を介してマッ サージ機構部1に繋がっている。この電磁弁 、エアポンプなどと共に、座部42の下部に設 けてもよいが、背凭れ部41の中央のガイドレ ル2の背面に設けてもよい。

 また、本発明のマッサージユニット及び ッサージ機は、図示する形態に限らず本発 の範囲内において他の形態のものであって 良い。前記実施形態では、マッサージ機は 椅子型であり、座部42と、背凭れ部41と、フ ットレスト43とを備え、背凭れ部41に前記マ サージユニット44a,44bが設けられたものとし 説明したが、フットレスト43がないもので ってもよく。また、椅子型以外に、背凭れ 41に相当するマット型のマッサージ機であっ てもよい。

 また、マッサージユニット44a(44b)におい 、左右動フレーム9は左右移動可能であり、 れによりマッサージ機構部1を左右動させる 。前記実施形態では、施療子4の一方が昇降 レーム8(側部フレーム51b)を左右方向の一方 に超えるまで、左右動フレーム9は移動可能 なっている場合(図16、図21参照)を説明した しかし、これ以外に、図示しないが、左右 フレーム9が左右動することによって、一対 の施療子3,4が共に昇降フレーム8(側部フレー 51b)を左右方向の一方側に超えてもよく、ま たは、一方の施療子4の一部のみが、昇降フ ーム8(側部フレーム51b)を左右方向の一方側 超えるものであってもよい。

 他の発明を説明する。
 この他の発明の背景技術を説明する。使用 に対して、施療子により揉みや叩きによる ッサージ動作を行うマッサージユニットを えているマッサージ機が知られている。例 ば、椅子型のマッサージ機の場合、マッサ ジユニットは背凭れ部に昇降可能として設 られている。さらに、前記マッサージユニ トを左右方向にも移動可能としているもの ある。
 このマッサージ機では、背凭れ部に左右一 のガイドレールが設けられており、このガ ドレール間に、マッサージユニットの昇降 レームが設けられている。この昇降フレー がガイドレールに沿って走行することによ 、マッサージユニットは背凭れ部を昇降移 することができる。
 そして、この昇降フレームに、施療子及び れを動作させる駆動部を有するマッサージ 構部が搭載されている。昇降フレームには 右方向に延びているガイド部材が設けられ おり、マッサージ機構部は、このガイド部 に沿って左右移動する。

 前記のマッサージ機は、マッサージユニッ を昇降させ、施療子を上下方向に移動させ だけでなく、マッサージ機構部を左右方向 も移動させることにより施療子の移動範囲 広げることができる。このようなマッサー 機において、施療子の移動範囲をさらに広 ることができ、使用者に対してさらに広範 で施療を行うことができる構成が望まれて る。
 そこで、他の発明は、施療子を有するマッ ージ機構部の移動範囲を広くすることがで るマッサージユニット及びこれを備えたマ サージ機を提供することを目的とする。

 他の発明のマッサージユニットは、使用者 身体を支持する身体支持体に沿って昇降す 昇降体と、施療子及びこの施療子を動作さ る駆動部を有するマッサージ機構部と、前 昇降体に対して左右方向に移動可能であり 前記マッサージ機構部を左右動させる左右 部材と、前記施療子の少なくとも一部が前 昇降体の左右方向の一端部を超えて当該昇 体の左右外方に位置するまで前記左右動部 を移動可能として取り付けている取付部と 備えている。
 このマッサージユニットによれば、施療子 少なくとも一部が昇降体の左右方向の一端 を超えて当該昇降体の左右外方に位置する で、左右動部材は昇降体に対して左右方向 移動するので、施療子を有するマッサージ 構部の移動範囲を広くすることができる。

 また、このマッサージユニットにおいて、 記取付部は、前記左右動部材を、左右方向 前記一端部よりも前の位置に取り付けてい のが好ましい。
 これによれば、左右動部材は、昇降体の前 一端部に当らないで、左右方向の一端部側 移動することができる。

 また、前記マッサージユニットにおいて、 記昇降体に対して前後方向に移動可能であ 、前記マッサージ機構部を前後動させる前 動部材を、さらに備えているのが好ましい
 これによれば、マッサージ機構部を前後動 せることができる。さらに、前記左右動部 によって左右動させたマッサージ機構部を 前後方向にも移動させることができる。す わち、施療子を左右方向に移動させた状態 ら、その施療子を前後方向へ移動させるこ ができる。

 また、昇降体、左右動部材及び前後動部材 備えたマッサージユニットにおいて、前記 ッサージ機構部は、前記左右動部材に取り けられており、この左右動部材は、左右方 に移動可能となって前記前後動部材に取り けられており、この前後動部材は、左右方 の水平軸線回りに回動可能として前記昇降 に取り付けられている構成とすることがで る。
 この場合、マッサージ機構部を取り付けた 右動部材を左右方向に移動させた状態で、 後動部材を左右方向の水平軸線回りに回動 せると、マッサージ機構部を前後方向に移 させることができる。これにより、施療子 前方へ押し出すことができる。この際、施 子は、前記水平軸線を中心として回動し前 移動することができるため、例えば、前方 押し出した施療子によって使用者の肩部を す場合、施療子は左右方向に移動しないで すマッサージとなる。

 または、昇降体、左右動部材及び前後動部 を備えたマッサージユニットにおいて、前 マッサージ機構部は、前記前後動部材に取 付けられており、この前後動部材が、前後 向移動可能となって前記左右動部材に取り けられており、この左右動部材が、左右方 に移動可能となって前記昇降体に取り付け れ、この左右動部材を左右動させるモータ 含む左右用動力部が前記昇降体に固定され いる構成とすることができる。
 この場合、左右用動力部は、前後動部材が り付けられた左右動部材を昇降体に対して 右移動させることができる。また、前後動 材は左右動部材に対して前後移動動するこ ができる。そして、左右用動力部のモータ 昇降体に固定されているため、左右方向及 前後方向には位置変化しない構成となって る。つまり、マッサージ機構部が前後移動 は左右移動する際、(重量のある)前記モー を前後方向又は左右方向に移動させる必要 ない。

 また、前記マッサージユニットにおいて、 記身体支持体の前部は、中央の開口部と、 の開口部の左右両側にあり使用者の身体を 持する支持面部とを有し、前記施療子が前 開口部内を移動できるように前記マッサー 機構部は設けられ、前記左右動部材を左右 させる左右用動力部及び前記昇降体を昇降 せる昇降用動力部が、前記支持面部の裏側 設けられているのが好ましい。
 この構成によれば、身体支持体の支持面部 裏側に左右用動力部及び昇降用動力部が配 されることから、支持面部の裏側のスペー を有効に利用することができる。

 また、前記マッサージユニットにおいて 前記マッサージ機構部を前後方向の軸線回 に旋回させる旋回機構をさらに備えている が好ましい。この構成によれば、旋回機構 よって、マッサージ機構部を前後方向の前 軸線回りに旋回させることで、施療子の動 方向を変えることができる。

 また、前記マッサージユニットにおいて 前記昇降体を昇降させる昇降用動力部が、 記マッサージ機構部よりも前後方向の後方 設けられているのが好ましい。この構成に れば、昇降用動力部がマッサージ機構部よ も後方に設けられることにより、マッサー ユニットが、左右方向に大きくなることを えることができる。

 また、他の発明のマッサージ機としては、 部と、背凭れ部とを備え、前記背凭れ部に 記マッサージユニットが設けられた椅子型 ものとすることができる。
 そして、この場合において、前記マッサー ユニットは、前記背凭れ部の左右にそれぞ 設けられているのが好ましい。

 これによれば、各マッサージユニットに いて、施療子は使用者の上半身の左側及び 側に対してそれぞれマッサージ動作するこ ができる。さらに、各マッサージユニット おいて、前記のとおり、施療子の少なくと 一部が、昇降体の左右方向の一端部を超え 当該昇降体の左右外方に位置するまで、左 動部材は移動可能となる。このため、前記 右方向の一端部側を使用者の背中の中心側 すれば、マッサージユニットが左右に2連あ っても、施療子は、この2連のマッサージユ ットの間に位置することができる。すなわ 、施療子は、使用者の上半身の左右方向の 央部に対してマッサージ動作することがで る。

 他の発明によれば、施療子の少なくとも 部が、昇降体を左右方向の一端部を超えて 該昇降体の左右外方に位置するまで、左右 部材は昇降体に対して左右方向に移動する で、施療子を有するマッサージ機構部の移 範囲を広くすることができる。