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Title:
METHOD OF MANUFACTURING A PIPE COUPLING COMPONENT, METHOD OF MANUFACTURING A CASING STRUCTURAL MEMBER, AND PIPE COUPLING STRUCTURE FOR A HOLLOW PART
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104575
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a method of manufacturing a casing structural member able to prevent fluid leakage, the method comprising the following steps: a first step for forming a first preformed article 42 comprising a coupling part-forming portion 16d and a flat portion 21; a second step for forming a second preformed article 44 having a coupling part-forming portion 16d of greater bending depth and a flat portion 21 of narrower width than the first preformed article 42; a third step for forming a third preformed article 36 having a coupling part-forming portion 16d, an inclined flat portion 34, and a narrow-width flat portion 35; a fourth step for forming a fourth preformed article 37, wherein the inclined flat portion 34 of the third preformed article 36 is pushed upward and material is gathered within a connection portion between the inclined flat portion 35 and a side wall of the coupling part-forming portion 16d; a fifth step for forming a fifth preformed article 39, wherein pressure is applied to the side wall of the coupling part-forming portion 16d of the fourth preformed article 37, the inclined flat portion 34 and the narrow width flat portion 35 from above and below, and a burr 38 is formed in an open end portion between the two side walls of the coupling part-forming portion 16d; and a sixth step for removing the burr 38 to form a casing structure member 16.

Inventors:
UNENO DAISUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/052635
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
February 17, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHOWA DENKO KK (JP)
UNENO DAISUKE (JP)
International Classes:
B21D53/04; B21D39/06; F16L21/00; F28F9/02
Foreign References:
JPH02274373A1990-11-08
JP2000055255A2000-02-22
JPH07280484A1995-10-27
JP2008224134A2008-09-25
JPS6234690U1987-02-28
JPS63154985U1988-10-12
JP2005274120A2005-10-06
Other References:
See also references of EP 2260957A4
Attorney, Agent or Firm:
HIBI, Norihiko et al. (JP)
Norihiko Hibi (JP)
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Claims:
パイプの外周面の半部に密着する半筒状部と、半筒状部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、かつ半筒状部の内周面と平坦部における半筒状部が開口した側を向いた面との間の連接部にエッジ部が形成されているパイプ接続部品を製造する方法であって、
 最終形状の金属部品に対応する形状を有する2つの金型を用いて金属素板にプレス加工を施すことによって、半筒状部と、半筒状部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、かつ半筒状部の内周面と平坦部における半筒状部が開口した側を向いた面との間の連接部に丸みが形成されている第1の中間加工品をつくる第1工程と、
 第1中間加工品の平坦部を、半筒状部が開口した側に移動させるように変形させて、第1中間加工品に比べて半筒状部の屈曲深さが大きくなるとともに平坦部の幅が小さくなった第2の中間加工品をつくる第2工程と、
 第2中間加工品の両平坦部における半筒状部側の部分を、半筒状部の両側壁に対して鋭角をなすとともに、両平坦部の外側部分と鈍角をなすように曲げることにより、半筒状部、半筒状部の両側壁に連なった傾斜平坦部、および両傾斜平坦部の先端縁に連なり、かつ同一平面上に位置するとともに第2中間加工品の平坦部よりも幅狭となった幅狭平坦部を有する第3の中間加工品をつくる第3工程と、
 第3中間加工品の幅狭平坦部の先端縁部を拘束した状態で、両傾斜平坦部を半筒状部の側壁側に向かって半筒状部の底部から離れる方向に押圧することにより、傾斜部平坦部と半筒状部の側壁との連接部に材料を集めて第4の中間加工品をつくる第4工程と、
 第4中間加工品の半筒状部の側壁の開口側部分、傾斜平坦部および幅狭平坦部を上下から加圧することにより、最終形状の金属部品と同一深さの半筒状部と、半筒状部の両側壁に連なりかつ最終形状の金属部品と形状および寸法が同一である平坦部とを有するとともに、半筒状部の両側壁の開口端部に半筒状部の内方に突出したばりが形成された第5の中間加工品をつくる第5工程と、
 第5中間加工品のばりを除去することにより、パイプの外周面の半部に密着する半筒状部と、半筒状部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、かつ半筒状部の内周面と平坦部における半筒状部が開口した側を向いた面との間の連接部にエッジ部を形成する第6工程とを含むパイプ接続部品の製造方法。
第4工程における両傾斜平坦部に対する押圧方向が、両幅狭平坦部が位置する平面に対して5~20度傾斜している請求項1記載のパイプ接続部品の製造方法。
頂壁、底壁および周壁からなり、かつ内部を流体が流れるケーシング本体と、ケーシング本体に設けられ、かつケーシング本体の内部に通じる基部および基部の先端に連なった筒状のパイプ接続部からなる流体通過部とを備えており、ケーシング本体の頂壁、ケーシング本体の周壁の上半部、流体通過部の基部の上半部、および流体通過部のパイプ接続部の上半部を形成する上構成部材と、ケーシング本体の底壁、ケーシング本体の周壁の下半部、流体通過部の基部の下半部および流体通過部のパイプ接続部の下半部を形成する下構成部材とからなるケーシングに用いられる上下両構成部材を製造する方法であって、
 最終形状の上構成部材に対応する形状を有する2つの金型を用いて金属素板にプレス加工を施すことによって、ケーシング本体の頂壁を形成する頂壁形成部と、ケーシング本体の周壁の上半部を形成する周壁形成部と、流体通過部の基部の上半部を形成する基部形成部と、流体通過部のパイプ接続部の上半部を形成する半筒状の接続部形成部と、接続部形成部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、かつ接続部形成部の内周面と平坦部における接続部形成部が開口した側を向いた面との間の連接部に丸みが形成されている上構成部材用の第1の中間加工品をつくる第1工程と、
 最終形状の下構成部材に対応する形状を有する2つの金型を用いて金属素板にプレス加工を施すことによって、ケーシング本体の底壁を形成する底壁形成部と、ケーシング本体の周壁の下半部を形成する周壁形成部と、流体通過部の基部の下半部を形成する基部形成部と、流体通過部のパイプ接続部の下半部を形成する半筒状の接続部形成部と、接続部形成部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、かつ接続部形成部の内周面と平坦部における接続部形成部が開口した側を向いた面との間の連接部に丸みが形成されている下構成部材用の第1の中間加工品をつくる第2工程と、
 両第1中間加工品の平坦部を、接続部形成部が開口した側に移動させるように変形させて、両第1中間加工品に比べて接続部形成部の屈曲深さが大きくなるとともに平坦部の幅が小さくなった上構成部材用および下構成部材用の第2の中間加工品をつくる第2工程と、
 両第2中間加工品の両平坦部における接続部形成部側の部分を、接続部形成部の両側壁に対して鋭角をなすとともに、両平坦部の外側部分と鈍角をなすように曲げることにより、接続部形成部、接続部形成部の両側壁に連なった傾斜平坦部、および両傾斜平坦部の先端縁に連なり、かつ同一平面上に位置するとともに第2中間加工品の平坦部よりも幅狭となった幅狭平坦部を有する上構成部材用および下構成部材用の第3の中間加工品をつくる第3工程と、
 両第3中間加工品の幅狭平坦部の先端縁部を拘束した状態で、両傾斜平坦部を接続部形成部の側壁側に向かって接続部形成部の底部から離れる方向に押圧することにより、傾斜部平坦部と接続部形成部の側壁との連接部に材料を集めて上構成部材用および下構成部材用の第4の中間加工品をつくる第4工程と、
 両第4中間加工品の接続部形成部の側壁の開口側部分、傾斜平坦部および幅狭平坦部を上下から加圧することにより、最終形状の上下両構成部材と同一深さの接続部形成部と、接続部形成部の両側壁に連なりかつ最終形状の上下両構成部材と形状および寸法が同一である平坦部とを有するとともに、接続部形成部の両側壁の開口端部に接続部形成部の内方に突出したばりが形成された上構成部材用および下構成部材用の第5の中間加工品をつくる第5工程と、
 両第5中間加工品のばりを除去することにより、パイプの外周面の半部に密着する接続部形成部と、接続部形成部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、かつ接続部形成部の内周面と平坦部における接続部形成部が開口した側を向いた面との間の連接部にエッジ部を形成する第6工程とを含むケーシング構成部材の製造方法。
第4工程における両傾斜平坦部に対する押圧方向が、両幅狭平坦部が位置する平面に対して5~20度傾斜している請求項3記載のケーシング構成部材の製造方法。
中空部品に設けられた筒状のパイプ接続部へのパイプの接続構造であって、中空部品のパイプ接続部が2つの半筒状接続部形成部よりなり、各接続部形成部の両側縁に同一平面上に位置する外向きの平坦部が一体に形成されるとともに、両接続部形成部の平坦部どうしがろう付され、パイプ接続部の先端部に、第1外向きフランジが、両接続部形成部に跨って設けられるとともに、当該第1外向きフランジの外周縁が、各接続部形成部の内周面と両平坦部における接続部形成部が開口した側を向いた面との連接部よりも外側に位置させられ、パイプが、パイプ接続部内への被挿入部と、被挿入部の外側に設けられた第2外向きフランジとを備えており、中空部品側の第1外向きフランジとパイプ側の第2外向きフランジとの間に、接合補助板が介在させられて両外向きフランジにろう付され、接合補助板が、パイプ接続部の両接続部形成部に形成された平坦部における第1外向きフランジ側の端面の少なくとも一部を覆っている中空部品へのパイプ接続構造。
中空部品に設けられた筒状のパイプ接続部へのパイプの接続構造であって、中空部品のパイプ接続部が2つの半筒状接続部形成部よりなり、各接続部形成部の両側縁に同一平面上に位置する外向きの平坦部が一体に形成されるとともに、両接続部形成部の平坦部どうしがろう付され、パイプ接続部の先端部に、第1外向きフランジが、両接続部形成部に跨って設けられるとともに、当該第1外向きフランジの外周縁が、各接続部形成部の内周面と両平坦部における接続部形成部が開口した側を向いた面との連接部よりも外側に位置させられ、パイプが、パイプ接続部内への被挿入部と、被挿入部の外側に設けられた第2外向きフランジとを備えており、第1外向きフランジと第2外向きフランジとがろう付され、両外向きフランジのろう付部の外周縁が、各接続部形成部の内周面と両平坦部における接続部形成部が開口した側を向いた面との連接部よりも外側に位置させられている中空部品へのパイプ接続構造。
中空部品側の第1外向きフランジが、中空部品のパイプ接続部と別個に形成されるとともに、パイプ接続部の端部に嵌め被せられてパイプ接続部にろう付されることにより設けられており、第1外向きフランジの内周縁部に、パイプ接続部の両接続部形成部に跨って形成された切り欠きに嵌る内方突出部が一体に形成され、パイプ接続部の各接続部形成部の両側縁に形成された平坦部における第1外向きフランジ側の端部が、第1外向きフランジと干渉しないように切除され、第1外向きフランジの外側面と、パイプ接続部の端面とが面一となっている請求項6記載の中空部品へのパイプ接続構造。
中空部品側の第1外向きフランジが、中空部品のパイプ接続部と別個に形成されるとともに、パイプ接続部の端部に嵌め被せられてパイプ接続部にろう付されることにより設けられており、第1外向きフランジの内周縁部に、パイプ接続部の各接続部形成部の両側縁に形成された平坦部が嵌る切り欠きが形成され、第1外向きフランジの外側面と、パイプ接続部および平坦部の端面とが面一となっている請求項5または6記載の中空部品へのパイプ接続構造。
パイプ接続部の各接続部形成部の両側縁に形成された平坦部における第1外向きフランジ側の端部に、第1外向きフランジにおける切り欠きよりも外周側の部分を受ける受け部が形成されている請求項8記載の中空部品へのパイプ接続構造。
中空部品が、頂壁、底壁および周壁からなり、かつ内部を流体が流れるケーシング本体と、ケーシング本体に一体に形成され、かつケーシング本体の内部に通じる基部および基部の先端に連なった筒状のパイプ接続部からなる流体通過部とを備えたケーシングであり、ケーシングが、ケーシング本体の頂壁、ケーシング本体の周壁の上半部、流体通過部の基部の上半部、および流体通過部のパイプ接続部の上半部を形成する上構成部材と、ケーシング本体の底壁、ケーシング本体の周壁の下半部、流体通過部の基部の下半部および流体通過部のパイプ接続部の下半部を形成し、かつ上構成部材にろう付された下構成部材とよりなり、上構成部材が、ケーシング本体の頂壁を形成する頂壁形成部と、ケーシング本体の周壁の上半部を形成する周壁形成部と、流体通過部の基部の上半部を形成する基部形成部と、流体通過部のパイプ接続部の上半部を形成する半筒状の接続部形成部と、接続部形成部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有しており、下構成部材が、ケーシング本体の底壁を形成する底壁形成部と、ケーシング本体の周壁の下半部を形成する周壁形成部と、流体通過部の基部の下半部を形成する基部形成部と、流体通過部のパイプ接続部の下半部を形成する半筒状の接続部形成部と、接続部形成部の両側縁に一体に形成されるとともに同一平面上に位置する平坦部とを有している請求項5または6記載の中空部品へのパイプ接続構造。
Description:
パイプ接続部品の製造方法、ケ シング構成部材の製造方法および中空部品 のパイプ接続構造

 この発明は、たとえば半導体素子などの 子部品からなる発熱体を冷却する液冷式冷 装置に用いられるパイプ接続部品の製造方 およびケーシング構成部材の製造方法に関 る。

 従来、電子部品の液冷式冷却装置として 頂壁、底壁および周壁からなるケーシング 、ケーシング内に配置されたチューブと、 ーシングの周壁に接続された入口パイプお び出口パイプとを備えており、ケーシング 、上方に開口しかつ底壁および周壁を形成 る箱状の本体と、本体の開口を閉鎖する蓋 からなり、本体の周壁に貫通穴が形成され 貫通穴内に入口パイプおよび出口パイプの 部が挿入されて周壁にろう付されたものが られている(特許文献1参照)。

 しかしながら、特許文献1記載の液冷式冷 却装置においては、ケーシングの本体の形成 が困難であるという問題がある。そこで、こ のような問題を解決するために、頂壁、底壁 および周壁からなり、かつ内部を流体が流れ るケーシング本体と、ケーシング本体に設け られ、かつケーシング本体に連なった基部お よび基部の先端に連なった筒状のパイプ接続 部からなる流体通過部とを備えたケーシング 、ならびにケーシングのパイプ接続部に挿入 されてパイプ挿入部にろう付された流体流通 パイプよりなる液冷式冷却装置が考えられて いる。当該液冷式冷却装置のケーシングは、 ケーシング本体の頂壁、ケーシング本体の周 壁の上半部、流体通過部の基部の上半部、流 体通過部のパイプ接続部の上半部を形成する 上構成部材と、ケーシング本体の底壁、ケー シング本体の周壁の下半部、流体通過部の基 部の下半部および流体通過部のパイプ接続部 の下半部を形成する下構成部材とからなる。

 上述した上構成部材は、ケーシング本体 頂壁を形成する頂壁形成部と、ケーシング 体の周壁の上半部を形成する周壁形成部と 流体通過部の基部の上半部を形成する基部 成部と、流体通過部のパイプ接続部の上半 を形成する半筒状の接続部形成部と、周壁 成部、基部形成部および接続部形成部の下 に形成された外方張り出し部を有している 一方、上述した下構成部材は、ケーシング 体の底壁を形成する底壁形成部と、ケーシ グ本体の周壁の下半部を形成する周壁形成 と、流体通過部の基部の下半部を形成する 部形成部と、流体通過部のパイプ接続部の 半部を形成する半筒状の接続部形成部と、 壁形成部、基部形成部および接続部形成部 上端に形成された外方張り出し部を有して る。そして、両構成部材の外方張り出し部 うしが接合されることにより、ケーシング 形成され、流入パイプおよび流出パイプは 両構成部材の外方張り出し部どうしのろう と同時に、両構成部材の接続部形成部によ 形成されるパイプ接続部内に挿入された状 でパイプ接続部にろう付される。なお、両 成部材の外方張り出し部における接続部形 部の両側に存在する部分は、それぞれ同一 平面上に位置する水平平坦部となっている

 通常、上述した上構成部材および下構成部 は、最終形状の下構成部材に対応する形状 有する2つの金型を用いて金属素板にプレス 加工を施すことにより製造されるが、この場 合、次のような問題が生じるおそれがある。 すなわち、上述した方法で上下両構成部材を 製造した場合、図20に示すように、上下両構 部材(61)(62)の接続部形成部(63)(64)の内周面と 、接続部形成部(63)(64)の両側縁に形成される 平平坦部(65)(66)における他方の構成部材(62)( 61)側を向いた面との連接部に丸み(67)(68)が生 ることは避け得ない。したがって、両構成 材(61)(62)を合わせた際に、両構成部材(61)(62) の接続部形成部(63)(64)および平坦部(65)(66)に り形成される円筒状のパイプ接続部(69)の内 面と、流体流通パイプ(71)の外周面との間に 比較的大きな隙間(72)が発生し、当該隙間(72) ろう材によって埋められず、製造された液 式冷却装置においてはケーシングからの冷 液の洩れが発生するおそれがある。

特開2005-274120号公報

 この発明の目的は、上記問題を解決し、 体の洩れを防止しうるパイプ接続部品の製 方法、ケーシング構成部材の製造方法およ 中空部品へのパイプ接続構造を提供するこ にある。

 本発明は、上記目的を達成するために以 の態様からなる。

 1)パイプの外周面の半部に密着する半筒状 と、半筒状部の両側縁に一体に形成される ともに同一平面上に位置する平坦部とを有 ており、かつ半筒状部の内周面と平坦部に ける半筒状部が開口した側を向いた面との の連接部にエッジ部が形成されているパイ 接続部品を製造する方法であって、
 最終形状の金属部品に対応する形状を有す 2つの金型を用いて金属素板にプレス加工を 施すことによって、半筒状部と、半筒状部の 両側縁に一体に形成されるとともに同一平面 上に位置する平坦部とを有しており、かつ半 筒状部の内周面と平坦部における半筒状部が 開口した側を向いた面との間の連接部に丸み が形成されている第1の中間加工品をつくる 1工程と、
 第1中間加工品の平坦部を、半筒状部が開口 した側に移動させるように変形させて、第1 間加工品に比べて半筒状部の屈曲深さが大 くなるとともに平坦部の幅が小さくなった 2の中間加工品をつくる第2工程と、
 第2中間加工品の両平坦部における半筒状部 側の部分を、半筒状部の両側壁に対して鋭角 をなすとともに、両平坦部の外側部分と鈍角 をなすように曲げることにより、半筒状部、 半筒状部の両側壁に連なった傾斜平坦部、お よび両傾斜平坦部の先端縁に連なり、かつ同 一平面上に位置するとともに第2中間加工品 平坦部よりも幅狭となった幅狭平坦部を有 る第3の中間加工品をつくる第3工程と、
 第3中間加工品の幅狭平坦部の先端縁部を拘 束した状態で、両傾斜平坦部を半筒状部の側 壁側に向かって半筒状部の底部から離れる方 向に押圧することにより、傾斜部平坦部と半 筒状部の側壁との連接部に材料を集めて第4 中間加工品をつくる第4工程と、
 第4中間加工品の半筒状部の側壁の開口側部 分、傾斜平坦部および幅狭平坦部を上下から 加圧することにより、最終形状の金属部品と 同一深さの半筒状部と、半筒状部の両側壁に 連なりかつ最終形状の金属部品と形状および 寸法が同一である平坦部とを有するとともに 、半筒状部の両側壁の開口端部に半筒状部の 内方に突出したばりが形成された第5の中間 工品をつくる第5工程と、
 第5中間加工品のばりを除去することにより 、パイプの外周面の半部に密着する半筒状部 と、半筒状部の両側縁に一体に形成されると ともに同一平面上に位置する平坦部とを有し ており、かつ半筒状部の内周面と平坦部にお ける半筒状部が開口した側を向いた面との間 の連接部にエッジ部を形成する第6工程とを むパイプ接続部品の製造方法。

 2)第4工程における両傾斜平坦部に対する 圧方向が、両幅狭平坦部が位置する平面に して5~20度傾斜している上記1)記載のパイプ 続部品の製造方法。

 3)頂壁、底壁および周壁からなり、かつ内 を流体が流れるケーシング本体と、ケーシ グ本体に設けられ、かつケーシング本体の 部に通じる基部および基部の先端に連なっ 筒状のパイプ接続部からなる流体通過部と 備えており、ケーシング本体の頂壁、ケー ング本体の周壁の上半部、流体通過部の基 の上半部、および流体通過部のパイプ接続 の上半部を形成する上構成部材と、ケーシ グ本体の底壁、ケーシング本体の周壁の下 部、流体通過部の基部の下半部および流体 過部のパイプ接続部の下半部を形成する下 成部材とからなるケーシングに用いられる 下両構成部材を製造する方法であって、
 最終形状の上構成部材に対応する形状を有 る2つの金型を用いて金属素板にプレス加工 を施すことによって、ケーシング本体の頂壁 を形成する頂壁形成部と、ケーシング本体の 周壁の上半部を形成する周壁形成部と、流体 通過部の基部の上半部を形成する基部形成部 と、流体通過部のパイプ接続部の上半部を形 成する半筒状の接続部形成部と、接続部形成 部の両側縁に一体に形成されるとともに同一 平面上に位置する平坦部とを有しており、か つ接続部形成部の内周面と平坦部における接 続部形成部が開口した側を向いた面との間の 連接部に丸みが形成されている上構成部材用 の第1の中間加工品をつくる第1工程と、
 最終形状の下構成部材に対応する形状を有 る2つの金型を用いて金属素板にプレス加工 を施すことによって、ケーシング本体の底壁 を形成する底壁形成部と、ケーシング本体の 周壁の下半部を形成する周壁形成部と、流体 通過部の基部の下半部を形成する基部形成部 と、流体通過部のパイプ接続部の下半部を形 成する半筒状の接続部形成部と、接続部形成 部の両側縁に一体に形成されるとともに同一 平面上に位置する平坦部とを有しており、か つ接続部形成部の内周面と平坦部における接 続部形成部が開口した側を向いた面との間の 連接部に丸みが形成されている下構成部材用 の第1の中間加工品をつくる第2工程と、
 両第1中間加工品の平坦部を、接続部形成部 が開口した側に移動させるように変形させて 、両第1中間加工品に比べて接続部形成部の 曲深さが大きくなるとともに平坦部の幅が さくなった上構成部材用および下構成部材 の第2の中間加工品をつくる第2工程と、
 両第2中間加工品の両平坦部における接続部 形成部側の部分を、接続部形成部の両側壁に 対して鋭角をなすとともに、両平坦部の外側 部分と鈍角をなすように曲げることにより、 接続部形成部、接続部形成部の両側壁に連な った傾斜平坦部、および両傾斜平坦部の先端 縁に連なり、かつ同一平面上に位置するとと もに第2中間加工品の平坦部よりも幅狭とな た幅狭平坦部を有する上構成部材用および 構成部材用の第3の中間加工品をつくる第3工 程と、
 両第3中間加工品の幅狭平坦部の先端縁部を 拘束した状態で、両傾斜平坦部を接続部形成 部の側壁側に向かって接続部形成部の底部か ら離れる方向に押圧することにより、傾斜部 平坦部と接続部形成部の側壁との連接部に材 料を集めて上構成部材用および下構成部材用 の第4の中間加工品をつくる第4工程と、
 両第4中間加工品の接続部形成部の側壁の開 口側部分、傾斜平坦部および幅狭平坦部を上 下から加圧することにより、最終形状の上下 両構成部材と同一深さの接続部形成部と、接 続部形成部の両側壁に連なりかつ最終形状の 上下両構成部材と形状および寸法が同一であ る平坦部とを有するとともに、接続部形成部 の両側壁の開口端部に接続部形成部の内方に 突出したばりが形成された上構成部材用およ び下構成部材用の第5の中間加工品をつくる 5工程と、
 両第5中間加工品のばりを除去することによ り、パイプの外周面の半部に密着する接続部 形成部と、接続部形成部の両側縁に一体に形 成されるとともに同一平面上に位置する平坦 部とを有しており、かつ接続部形成部の内周 面と平坦部における接続部形成部が開口した 側を向いた面との間の連接部にエッジ部を形 成する第6工程とを含むケーシング構成部材 製造方法。

 4)第4工程における両傾斜平坦部に対する 圧方向が、両幅狭平坦部が位置する平面に して5~20度傾斜している上記3)記載のケーシ グ構成部材の製造方法。

 5)中空部品に設けられた筒状のパイプ接 部へのパイプの接続構造であって、中空部 のパイプ接続部が2つの半筒状接続部形成部 りなり、各接続部形成部の両側縁に同一平 上に位置する外向きの平坦部が一体に形成 れるとともに、両接続部形成部の平坦部ど しがろう付され、パイプ接続部の先端部に 第1外向きフランジが、両接続部形成部に跨 って設けられるとともに、当該第1外向きフ ンジの外周縁が、各接続部形成部の内周面 両平坦部における接続部形成部が開口した を向いた面との連接部よりも外側に位置さ られ、パイプが、パイプ接続部内への被挿 部と、被挿入部の外側に設けられた第2外向 フランジとを備えており、中空部品側の第1 外向きフランジとパイプ側の第2外向きフラ ジとの間に、接合補助板が介在させられて 外向きフランジにろう付され、接合補助板 、パイプ接続部の両接続部形成部に形成さ た平坦部における第1外向きフランジ側の端 の少なくとも一部を覆っている中空部品へ パイプ接続構造。

 6)中空部品に設けられた筒状のパイプ接 部へのパイプの接続構造であって、中空部 のパイプ接続部が2つの半筒状接続部形成部 りなり、各接続部形成部の両側縁に同一平 上に位置する外向きの平坦部が一体に形成 れるとともに、両接続部形成部の平坦部ど しがろう付され、パイプ接続部の先端部に 第1外向きフランジが、両接続部形成部に跨 って設けられるとともに、当該第1外向きフ ンジの外周縁が、各接続部形成部の内周面 両平坦部における接続部形成部が開口した を向いた面との連接部よりも外側に位置さ られ、パイプが、パイプ接続部内への被挿 部と、被挿入部の外側に設けられた第2外向 フランジとを備えており、第1外向きフラン ジと第2外向きフランジとがろう付され、両 向きフランジのろう付部の外周縁が、各接 部形成部の内周面と両平坦部における接続 形成部が開口した側を向いた面との連接部 りも外側に位置させられている中空部品へ パイプ接続構造。

 7)中空部品側の第1外向きフランジが、中 部品のパイプ接続部と別個に形成されると もに、パイプ接続部の端部に嵌め被せられ パイプ接続部にろう付されることにより設 られており、第1外向きフランジの内周縁部 に、パイプ接続部の両接続部形成部に跨って 形成された切り欠きに嵌る内方突出部が一体 に形成され、パイプ接続部の各接続部形成部 の両側縁に形成された平坦部における第1外 きフランジ側の端部が、第1外向きフランジ 干渉しないように切除され、第1外向きフラ ンジの外側面と、パイプ接続部の端面とが面 一となっている上記6)記載の中空部品へのパ プ接続構造。

 8)中空部品側の第1外向きフランジが、中 部品のパイプ接続部と別個に形成されると もに、パイプ接続部の端部に嵌め被せられ パイプ接続部にろう付されることにより設 られており、第1外向きフランジの内周縁部 に、パイプ接続部の各接続部形成部の両側縁 に形成された平坦部が嵌る切り欠きが形成さ れ、第1外向きフランジの外側面と、パイプ 続部および平坦部の端面とが面一となって る上記5)または6)記載の中空部品へのパイプ 続構造。

 9)パイプ接続部の各接続部形成部の両側 に形成された平坦部における第1外向きフラ ジ側の端部に、第1外向きフランジにおける 切り欠きよりも外周側の部分を受ける受け部 が形成されている上記8)記載の中空部品への イプ接続構造。

 10)中空部品が、頂壁、底壁および周壁か なり、かつ内部を流体が流れるケーシング 体と、ケーシング本体に一体に形成され、 つケーシング本体の内部に通じる基部およ 基部の先端に連なった筒状のパイプ接続部 らなる流体通過部とを備えたケーシングで り、ケーシングが、ケーシング本体の頂壁 ケーシング本体の周壁の上半部、流体通過 の基部の上半部、および流体通過部のパイ 接続部の上半部を形成する上構成部材と、 ーシング本体の底壁、ケーシング本体の周 の下半部、流体通過部の基部の下半部およ 流体通過部のパイプ接続部の下半部を形成 、かつ上構成部材にろう付された下構成部 とよりなり、上構成部材が、ケーシング本 の頂壁を形成する頂壁形成部と、ケーシン 本体の周壁の上半部を形成する周壁形成部 、流体通過部の基部の上半部を形成する基 形成部と、流体通過部のパイプ接続部の上 部を形成する半筒状の接続部形成部と、接 部形成部の両側縁に一体に形成されるとと に同一平面上に位置する平坦部とを有して り、下構成部材が、ケーシング本体の底壁 形成する底壁形成部と、ケーシング本体の 壁の下半部を形成する周壁形成部と、流体 過部の基部の下半部を形成する基部形成部 、流体通過部のパイプ接続部の下半部を形 する半筒状の接続部形成部と、接続部形成 の両側縁に一体に形成されるとともに同一 面上に位置する平坦部とを有している上記5 )または6)記載の中空部品へのパイプ接続構造 。

 上記1)の方法によれば、パイプの外周面 半部に密着する半筒状部と、半筒状部の両 縁に一体に形成されるとともに同一平面上 位置する平坦部とを有しており、かつ半筒 部の内周面と平坦部における半筒状部が開 した側を向いた面との間の連接部に丸みが 在せず、エッジ部が形成されているパイプ 続部品を製造することができる。したがっ 、この方法で製造されたパイプ接続部品を2 用意し、半筒状部の開口が向かい合うよう 両部品を合わせた際に、両半筒状部により 成される筒状部の内周面と、当該筒状部内 挿入されるパイプの外周面との間に比較的 きな隙間が発生することを防止することが きる。その結果、2つのパイプ接続部品によ り形成された製品からの流体の洩れを防止す ることができる。

 上記2)の方法によれば、上記1)の方法の第 5工程においてつくられる第5中間加工品のば の大きさを、同じく第6工程においてばりを 除去することによって、半筒状部の内周面と 平坦部における半筒状部が開口した側を向い た面との間の連接部に確実にエッジ部を形成 することができる大きさで、かつ除去する材 料の量を最小としうる大きさにすることがで きる。

 上記3)の方法によれば、ケーシング本体 頂壁を形成する頂壁形成部と、ケーシング 体の周壁の上半部を形成する周壁形成部と 流体通過部の基部の上半部を形成する基部 成部と、流体通過部のパイプ接続部の上半 を形成する半筒状の接続部形成部と、接続 形成部の両側縁に一体に形成されるととも 同一平面上に位置する平坦部とを有してお 、かつ接続部形成部の内周面と平坦部にお る接続部形成部が開口した側を向いた面と 間の連接部に丸みが存在せず、エッジ部が 成されている上構成部材を製造することが きる。また、ケーシング本体の底壁を形成 る底壁形成部と、ケーシング本体の周壁の 半部を形成する周壁形成部と、流体通過部 基部の下半部を形成する基部形成部と、流 通過部のパイプ接続部の下半部を形成する 筒状の接続部形成部と、接続部形成部の両 縁に一体に形成されるとともに同一平面上 位置する平坦部とを有しており、かつ接続 形成部の内周面と平坦部における接続部形 部が開口した側を向いた面との間の連接部 丸みが存在せず、エッジ部が形成されてい 下構成部材を製造することができる。した って、この方法で製造された上下両構成部 を用意し、接続部形成部の開口が向かい合 ように両構成部材を合わせた際に、両接続 形成部により形成されるパイプ接続部の内 面と、当該パイプ接続部内に挿入されるパ プの外周面との間に比較的大きな隙間が発 することを防止することができる。その結 、上下両構成部材により形成されたケーシ グからの流体の洩れを防止することができ 。

 上記4)の方法によれば、上記3)の方法の第 5工程においてつくられる第5中間加工品のば の大きさを、同じく第6工程においてばりを 除去することによって、接続部形成部の内周 面と平坦部における接続部形成部が開口した 側を向いた面との間の連接部に確実にエッジ 部を形成することができる大きさで、かつ除 去する材料の量を最小としうる大きさにする ことができる。

 上記5)のパイプ接続構造によれば、パイ 接続部の先端部に、第1外向きフランジが、 接続部形成部に跨って設けられるとともに 当該第1外向きフランジの外周縁が、各接続 部形成部の内周面と両平坦部における接続部 形成部が開口した側を向いた面との連接部よ りも外側に位置させられ、パイプが、パイプ 接続部内への被挿入部と、被挿入部の外側に 設けられた第2外向きフランジとを備えてお 、中空部品側の第1外向きフランジとパイプ の第2外向きフランジとの間に、接合補助板 が介在させられて両外向きフランジにろう付 され、接合補助板が、パイプ接続部の両接続 部形成部に形成された平坦部における第1外 きフランジ側の端面の少なくとも一部を覆 ているので、各接続部形成部の内周面と両 坦部における接続部形成部が開口した側を いた面との連接部に丸みが形成されること 起因して、両接続部形成部により形成され 筒状のパイプ接続部の内周面と、当該パイ 接続部内に挿入されるパイプの外周面との に比較的大きな隙間が発生していたとして 、当該隙間の第1外向きフランジ側の開口端 が接合補助板により閉鎖される。したがっ 、中空部品内からの流体の洩れを防止する とができる。

 上記6)のパイプ接続構造によれば、パイ 接続部の先端部に、第1外向きフランジが、 接続部形成部に跨って設けられるとともに 当該第1外向きフランジの外周縁が、各接続 部形成部の内周面と両平坦部における接続部 形成部が開口した側を向いた面との連接部よ りも外側に位置させられ、パイプが、パイプ 接続部内への被挿入部と、被挿入部の外側に 設けられた第2外向きフランジとを備えてお 、第1外向きフランジと第2外向きフランジと がろう付され、両外向きフランジのろう付部 の外周縁が、各接続部形成部の内周面と両平 坦部における接続部形成部が開口した側を向 いた面との連接部よりも外側に位置させられ ているので、各接続部形成部の内周面と両平 坦部における接続部形成部が開口した側を向 いた面との連接部に丸みが形成されることに 起因して、両接続部形成部により形成される 筒状のパイプ接続部の内周面と、当該パイプ 接続部内に挿入されるパイプの外周面との間 に比較的大きな隙間が発生していたとしても 、当該隙間の第1外向きフランジ側の開口端 が第2外向きフランジにより閉鎖される。し がって、中空部品内からの流体の洩れを防 することができる。

 上記7)のパイプ接続構造によれば、中空 品側の第1外向きフランジが、中空部品のパ プ接続部と別個に形成されるとともに、パ プ接続部の端部に嵌め被せられてパイプ接 部にろう付されることにより設けられてお 、第1外向きフランジの内周縁部に、パイプ 接続部の両接続部形成部に跨って形成された 切り欠きに嵌る内方突出部が一体に形成され 、パイプ接続部の各接続部形成部の両側縁に 形成された平坦部における第1外向きフラン 側の端部が、第1外向きフランジと干渉しな ように切除され、第1外向きフランジの外側 面と、パイプ接続部の端面とが面一となって いるので、中空部品内からの流体の洩れを効 果的に防止することができる。しかも、第1 向きフランジのパイプ接続部および平坦部 対する位置決めを正確に行うことができる

 上記8)のパイプ接続構造によれば、中空 品側の第1外向きフランジが、中空部品のパ プ接続部と別個に形成されるとともに、パ プ接続部の端部に嵌め被せられてパイプ接 部にろう付されることにより設けられてお 、第1外向きフランジの内周縁部に、パイプ 接続部の各接続部形成部の両側縁に形成され た平坦部が嵌る切り欠きが形成され、第1外 きフランジの外側面と、パイプ接続部およ 平坦部の端面とが面一となっているので、 空部品内からの流体の洩れを効果的に防止 ることができる。

 上記9)のパイプ接続構造によれば、上記8) のパイプ接続構造において、第1外向きフラ ジのパイプ接続部および平坦部に対する位 決めを正確に行うことができる。

 上記10)のパイプ接続構造によれば、上下 構成部材を合わせた際に、両接続部形成部 より形成されるパイプ接続部の内周面と、 該パイプ接続部内に挿入されるパイプの外 面との間に比較的大きな隙間が発生してい としても、上下両構成部材により形成され ケーシングからの流体の洩れを防止するこ ができる。

 以下、この発明の実施形態を、図面を参 して説明する。

 なお、全図面を通じて同一部分および同 物には同一符号を付して重複する説明を省 する。

 また、以下の説明において、「アルミニ ム」という用語には、純アルミニウムの他 アルミニウム合金を含むものとする。

実施形態1
 この実施形態は図1~図6に示すものであって この発明のケーシング構成部材の製造方法 、液冷式冷却装置のケーシング構成部材の 造に適用したものである。

 図1~図4はこの発明の方法で製造された構 部材からなるケーシングを備えた液冷式冷 装置を示し、図5~図6はケーシング用の構成 材の製造方法を示す。

 なお、図1~図4に基づく液冷式冷却装置に する説明において、図2の下側を前、上側を 後というものとし、図3の上下、左右を上下 左右というものとする。

 図1~図3において、液冷式冷却装置(1)は、 空状のケーシング(2)と、ケーシング(2)に接 されてケーシング(2)内に冷却液を流入させ 丸パイプからなる流入パイプ(3)と、ケーシ グ(2)に接続されてケーシング(2)内から冷却 を流出させる丸パイプからなる流出パイプ( 4)とを備えている。

 ケーシング(2)は、頂壁(6)、底壁(7)および 壁(8)からなりかつ内部を冷却液が流れる扁 直方体状のケーシング本体(5)と、ケーシン 本体(5)の右側縁の後端部に右方突出状に一 に形成され、かつケーシング本体(5)内に通 る冷却液流入部(9)(流体通過部)と、ケーシ グ本体(5)の右側縁の前端部に右方突出状に 体に形成され、かつケーシング本体(5)内に じる冷却液流出部(11)(流体通過部)とを備え いる。

 ケーシング本体(5)の周壁(8)は、左右方向 のびる垂直状の前側壁部(8a)、左右方向にの びるとともに前側壁部(8a)と対向する垂直状 後側壁部(8b)、前後方向にのびかつ前側壁部( 8a)および後側壁部(8b)の左端部どうしを連結 る垂直状の左側壁部(8c)、ならびに前後方向 のびるとともに左側壁部(8c)と対向する垂直 状の右側壁部(8d)よりなる。冷却液流入部(9) 、ケーシング本体(5)に連なって設けられ、 つケーシング本体(5)と同一高さを有する角 状の基部(12)と、基部(12)の右端部に連なって 設けられ、かつ基部(12)外面の前後方向の幅 同一の外径を有する円筒状のパイプ接続部(1 3)とよりなる。冷却液流入部(9)の基部(12)の上 面はケーシング本体(5)の頂壁(6)の上面に、下 面は底壁(7)の下面に、後面は周壁(8)の後側壁 部(8b)の後面にそれぞれ面一となっている。 た、基部(12)の前面は周壁(8)の右側壁部(8d)の 右面と直角をなしている。冷却液流出部(11) 、ケーシング本体(5)に連なって設けられ、 つケーシング本体(5)と同一高さを有する角 状の基部(14)と、基部(14)の右端部に連なって 設けられ、かつ基部(14)外面の前後方向の幅 同一の外径を有する円筒状のパイプ接続部(1 5)とよりなる。冷却液流出部(11)の基部(14)の 面はケーシング本体(5)の頂壁(6)の上面に、 面は底壁(7)の下面に、前面は周壁(8)の前側 部(8a)の前面にそれぞれ面一となっている。 た、基部(12)の後面は周壁(8)の右側壁部(8d) 右面と直角をなしている。

 ケーシング本体(5)、冷却液流入部(9)およ 冷却液流出部(11)からなるケーシング(2)は、 ケーシング本体(5)の頂壁(6)を形成する頂壁形 成部(16a)、ケーシング本体(5)の周壁(8)の上半 を形成する周壁形成部(16b)、冷却液流入部(9 )および冷却液流出部(11)の基部(12)(14)の上半 を形成する基部形成部(16c)、ならびに冷却液 流入部(9)および冷却液流出部(11)のパイプ接 部(13)(15)の上半部を形成する接続部形成部(16 d)(半筒状部)からなるアルミニウム製上構成 材(16)(ケーシング構成部材)と、ケーシング 体(5)の底壁(7)を形成する底壁形成部(17a)、ケ ーシング本体(5)の周壁(8)の下半部を形成する 周壁形成部(17b)、冷却液流入部(9)および冷却 流出部(11)の基部(12)(14)の下半部を形成する 部形成部(17c)、ならびに冷却液流入部(9)お び冷却液流出部(11)のパイプ接続部(13)(15)の 半部を形成する接続部形成部(17d)(半筒状部) らなり、かつ上構成部材(16)と上下対称形の アルミニウム製下構成部材(17)(ケーシング構 部材)とよりなる。上下両構成部材(16)(17)の 部形成部(16c)(17c)は互いに他方の構成部材(17 )(16)側に開口した半角筒状である。上下両構 部材(16)(17)の接続部形成部(16d)(17d)は互いに 方の構成部材(17)(16)側に開口した半円筒状 ある。

 上構成部材(16)の下端、すなわち周壁形成 部(16b)の下端から基部形成部(16c)および接続 形成部(16d)の下端にかけて水平平坦状の外方 張り出し部(18)が一体に形成されている。ま 、下構成部材(17)の上端、すなわち周壁形成 (17b)の上端から基部形成部(17c)および接続部 形成部(17d)の上端にかけて水平平坦状の外方 り出し部(19)が一体に形成されている。そし て、両構成部材(16)(17)の外方張り出し部(18)(19 )どうしがろう付されることにより、ケーシ グ(2)が形成されている。上構成部材(16)の外 張り出し部(18)における接続部形成部(16d)の 後両側縁に存在する部分が、接続部形成部( 16d)の両側縁に一体に形成されかつ同一平面 に位置する水平平坦部(21)となっている。ま 、下構成部材(17)の外方張り出し部(19)にお る接続部形成部(17d)の前後両側縁に存在する 部分が、接続部形成部(17d)の両側縁に一体に 成されかつ同一平面上に位置する水平平坦 (22)となっている。そして、図4に示すよう 、上下両構成部材(16)(17)の接続部形成部(16d)( 17d)の内周面と、上構成部材(16)の平坦部(21)の 下面(平坦部(21)における接続部形成部(16d)が 口した側を向いた面)および下構成部材(17)の 平坦部(22)の上面(平坦部(22)における接続部形 成部(17d)が開口した側を向いた面)との連接部 に、それぞれエッジ部(20)が形成されている したがって、上下両構成部材(16)(17)の接続部 形成部(16d)(17d)により形成されるパイプ接続 (13)(15)の内周面と、流入パイプ(3)および流出 パイプ(4)との間に比較的大きな隙間が発生す ることを防止することができる。その結果、 上下両構成部材(16)(17)により形成されたケー ング(2)からの冷却液の洩れを防止すること できる。

 ケーシング本体(5)内における左側壁部(8c) と右側壁部(8d)との間でかつ冷却液流入部(9) 冷却液流出部(11)との間の部分に、波頂部、 底部および波頂部と波底部とを連結する垂 状連結部からなるアルミニウム製のコルゲ トフィン(23)が配置されており、波頂部がケ ーシング本体(5)の頂壁(6)に、波底部がケーシ ング本体(5)の底壁(7)にそれぞれろう付されて いる。そして、コルゲートフィン(23)によっ 、前後方向にのびかつ冷却液が前後方向に れる複数の流路(24)が左右方向に並んで形成 れており、これにより複数の流路(24)からな る並列流路部分(25)が設けられている。ケー ング本体(5)内における並列流路部分(25)より 上流側(後側)の部分が冷却液流入部(9)に通 る入口ヘッダ部(26)となされるとともに、並 流路部分(25)よりも下流側(前側)の部分が冷 液流出部(11)に通じる出口ヘッダ部(27)とな れている。

 上記構成の液冷式冷却装置(1)において、 熱体である半導体素子(P)は、板状絶縁部材( I)を介してケーシング本体(5)の頂壁(6)外面に 合されている。そして、図示しない冷却液 給用配管から流入パイプ(3)内に送り込まれ 冷却液は、冷却液流入部(9)を通ってケーシ グ本体(5)内の入口ヘッダ部(26)内に流入する 。入口ヘッダ部(26)内に流入した冷却液は、 口ヘッダ部(26)において並列流路部分(25)の全 流路(24)に分流し、全流路(24)内を前方に流れ 。

 並列流路部分(25)の流路(24)内を前方に流 た冷却液は、出口ヘッダ部(27)内に入って出 ヘッダ部(27)内を右方に流れ、冷却液流出部 (11)を通って流出パイプ(4)内に流入する。流 パイプ(4)内に流入した冷却液は、図示しな 冷却液排出用配管内に送り込まれる。

 そして、半導体素子(P)から発せられる熱 、絶縁部材(I)、ケーシング本体(5)の頂壁(6) よびコルゲートフィン(23)を経て流路(24)内 流れる冷却液に伝わり、半導体素子(P)が冷 される。

 以下、ケーシング(2)の上下両構成部材(16) (17)の製造方法について、図5および図6を参照 して説明する。なお、ケーシング(2)の上下両 構成部材(16)(17)の製造方法に関する以下の説 において、図5の上下、左右を上下、左右と いうものとする。また、上下両構成部材(16)(1 7)は上下対称形であって同一形状であり、両 成部材(16)(17)は同様な方法で製造されるか 、上構成部材(16)の製造方法についてのみ説 する。

 まず、上面にろう材層を有するアルミニ ムブレージングシートからなる金属素板に 最終形状の上構成部材(16)に対応する形状を 有する2つの金型(図示略)を用いてプレス加工 を施すことによって、ケーシング本体(5)の頂 壁(6)を形成する頂壁形成部(16a)と、ケーシン 本体(5)の周壁(8)の上半部を形成する周壁形 部(16b)と、冷却液流入部(9)および冷却液流 部(11)の基部(12)(14)の上半部を形成する基部 成部(16c)と、冷却液流入部(9)および冷却液流 出部(11)のパイプ接続部(13)(15)の上半部を形成 する半円筒状の接続部形成部(16d)と、周壁形 部(16b)の下端から基部形成部(16c)および接続 部形成部(16d)の下端にかけて一体に形成され かつ同一平面上に位置する水平平坦状の外 張り出し部(18)とを有する上構成部材(16)用 第1中間加工品(31)をつくる。第1中間加工品(3 1)においては、周壁形成部(16b)の内周面、基 形成部(16c)の内周面および接続部形成部(16d) 内周面と、外方張り出し部(18)(接続部形成 (16d)においては水平平坦部(21))の上面(接続部 形成部(16d)が開口した側を向いた面)との間の 連接部に丸み(32)が形成されている(図5(a)参照 )。

 ついで、第1中間加工品(31)の外方張り出 部(18)における接続部形成部(16d)の両側縁部 存在する平坦部(21)を、上方(接続部形成部(16 d)が開口した側)に移動させるように変形させ て、第1中間加工品(31)に比べて接続部形成部( 16d)の屈曲深さが大きくなるとともに水平平 部(21)の幅が小さくなった第2中間加工品(33) つくる(図5(b)参照)。

 ついで、第2中間加工品(33)の両水平平坦 (21)における左右方向内側(接続部形成部(16d) )の部分を、接続部形成部(16d)の両側壁に対 て鋭角をなすとともに、両水平平坦部(21)の 左右方向外側部分と鈍角をなすように曲げて 傾斜平坦部(34)を形成することにより、接続 形成部(16d)、接続部形成部(16d)の両側壁に連 った傾斜平坦部(34)、および両傾斜平坦部(34 )の先端縁に連なり、かつ同一平面上に位置 るとともに第2中間加工品(33)の水平平坦部(21 )よりも幅狭となった水平幅狭平坦部(35)より る第3中間加工品(36)をつくる(図5(c)参照)。

 ついで、第3中間加工品(36)の両水平幅狭 坦部(35)の先端縁部を左右両側から拘束した 態で、両傾斜平坦部(34)を左右方向内方に向 かって上方(接続部形成部(16d)の側壁側に向か って接続部形成部(16d)の底部から離れる方向) に押圧することにより、傾斜部平坦部(34)と 続部形成部(16d)の側壁との連接部に材料を集 めて第4中間加工品(37)をつくる(図5参照(d)参 )。第4中間加工品(37)をつくる工程における 傾斜平坦部(34)に対する押圧方向の両水平幅 平坦部(35)が位置する平面に対する傾斜角度 αは5~20度であることが好ましい。

 ついで、第4中間加工品(37)の接続部形成 (16d)の側壁の上側部分(開口側部分)、傾斜平 部(34)および水平幅狭平坦部(35)を上下から 圧することにより、最終形状の上構成部材(1 6)と同一深さの接続部形成部(16d)と、接続部 成部(16d)の両側壁に連なりかつ最終形状の上 構成部材(16)と形状および寸法が同一である 平平坦部(21)とを有するとともに、接続部形 部(16d)の両側壁の上端部に接続部形成部(16d) の内方に突出したばり(38)が形成された第5中 加工品(39)をつくる(図5(e)および図6参照)。 り(38)は、傾斜平坦部(34)および水平幅狭平坦 部(35)から材料が流れてくることにより形成 れる。

 その後、第5中間加工品(39)のばり(38)を除 することにより、流入パイプ(3)および流出 イプ(4)の外周面の半部に密着する接続部形 部(16d)と、接続部形成部(16d)の両側縁に一体 に形成されるとともに同一平面上に位置する 水平平坦部(21)とを有しており、かつ接続部 成部(16d)の内周面と平坦部(21)における接続 形成部(16d)が開口側を向いた面との間の連接 部にエッジ部(20)が形成されている上構成部 (16)をつくる(図5(f)参照)。

 上述した実施形態においては、液冷式冷 装置(1)のケーシング(2)の上下両構成部材(16) (17)の製造方法について説明したが、この発 による方法は、パイプの外周面の半部に密 する半筒状部と、半筒状部の両側縁に一体 形成されるとともに同一平面上に位置する 坦部とを有しており、かつ半筒状部の内周 と平坦部における半筒状部が開口した側を いた面との間の連接部にエッジ部が形成さ ているパイプ接続部品の製造にも適用され 。

実施形態2
 この実施形態は図7~図13に示すものであって 、この発明の中空部品へのパイプ接続構造を 、液冷式冷却装置のケーシングのパイプ接続 部への流入パイプおよび流出パイプの接続に 適用したものである。

 図7~図11はこの発明のパイプ接続構造によ りパイプが接続されたケーシングを有する液 冷式冷却装置を示し、図12および図13はケー ングへのパイプの接続方法を示す。

 なお、以下の説明において、図8の下側を 前、上側を後というものとし、図9の上下、 右を上下、左右というものとする。

 図7~図9において、液冷式冷却装置(1)の上 両構成部材(16)(17)は、片面にろう材層を有 るアルミニウムブレージングシートに、ろ 材層が内側を向くようにプレス加工を施す とにより形成されたものである。上下両構 部材(16)(17)が、片面にろう材層を有するアル ミニウムブレージングシートからろう材層が 内側を向くように形成されていることから、 上構成部材(16)の外方張り出し部(18)の下面お び下構成部材(17)の外方張り出し部(19)の上 にはろう材層が存在する。そして、両構成 材(16)(17)の外方張り出し部(18)(19)どうしがろ 付されることにより、ケーシング(2)が形成 れている。

 上下両構成部材(16)(17)がアルミニウムブ ージングシートにプレス加工を施すことに り形成されているので、図10に示すように、 上下両構成部材(16)(17)の接続部形成部(16d)(17d) の内周面と、上構成部材(16)の平坦部(21)の下 (平坦部(21)における接続部形成部(16d)が開口 した側を向いた面)および下構成部材(17)の平 部(22)の上面(平坦部(22)における接続部形成 (17d)が開口した側を向いた面)との連接部に それぞれ丸み(40)が形成されている。したが って、上下両構成部材(16)(17)の接続部形成部( 16d)(17d)により形成されるパイプ接続部(13)(15) 内周面と、流入パイプ(3)および流出パイプ( 4)との間に隙間(41)が生じている。

 ケーシング(2)のパイプ接続部(13)(15)への 入パイプ(3)および流出パイプ(4)の接続構造 次の通りである。図10および図11に示すよう 、パイプ接続部(13)(15)の先端部に、ケーシ グ(2)側の第1外向きフランジ(42)が、上下両構 成部材(16)(17)の接続部形成部(16d)(17d)および水 平平坦部(21)(22)に跨って設けられている。第1 外向きフランジ(42)は、両面にろう材層を有 るアルミニウムブレージングシートから上 両構成部材(16)(17)、すなわちパイプ接続部(13 )(15)とは別個に形成されたものであり、円環 部(42a)と、円環状部(42a)の前後両側部分に径 方向外方に突出するとともに1直径上に位置 るように一体に形成された外方突出部(42b)と よりなる。円環状部(42a)の外周縁は、上下両 成部材(16)(17)の各接続部形成部(16d)(17d)の内 面と、上構成部材(16)の平坦部(21)の下面お び下構成部材(17)の平坦部(22)の上面との連接 部の丸み(40)よりも径方向外側に位置させら ている。第1外向きフランジ(42)には、円環状 部(42a)の内周縁から両外方突出部(42b)におけ 内外方向の中間部に至り、かつ両水平平坦 (21)(22)が嵌る切り欠き(43)が形成されている また、上下両構成部材(16)(17)の水平平坦部(21 )(22)の右端部、すなわち第1外向きフランジ(42 )側の端部には、前後方向外方に突出し、か 第1外向きフランジ(42)の外方突出部(42b)にお る切り欠き(43)よりも径方向外側の部分を受 ける受け部(21a)(22a)が形成されている。そし 、第1外向きフランジ(42)は、切り欠き(43)内 水平平坦部(21)(22)の右端部が嵌め入れられる とともに、円環状部(42a)がパイプ接続部(13)(15 )の端部の周囲に嵌め被せられ、さらに両外 突出部(42b)が水平平坦部(21)(22)の受け部(21a)(2 2a)に受けられた状態で、自身のろう材層を利 用してパイプ接続部(13)(15)および水平平坦部( 21)(22)にろう付されている。ここで、第1外向 フランジ(42)の右側面(外側面)は、パイプ接 部(13)(15)および水平平坦部(21)(22)の右端面と 面一になっている。

 第1外向きフランジ(42)の右側面に、両面 ろう材層を有するアルミニウムブレージン シートから形成された接合補助板(44)がろう されている。接合補助板(44)は、円環状部(44 a)と、円環状部(44a)の前後両側部分に径方向 方に突出するとともに1直径上に位置するよ に一体に形成された外方突出部(44b)とより り、切り欠き(43)が形成されていないことを いては、第1外向きフランジ(42)と同形同大 ある。接合補助板(44)の外方突出部(44b)の上 両側縁は上構成部材(16)の水平平坦部(21)の上 面および下構成部材(17)の水平平坦部(22)の下 よりも上下方向外側に位置し、かつ前後方 外側縁は両水平平坦部(21)(22)の前後方向外 縁と同一直線上に位置している。したがっ 、接合補助板(44)は、冷媒流入部(9)および冷 流出部(11)のパイプ接続部(13)(15)の両接続部 成部(16d)(17d)に形成された平坦部(21)(22)にお る切り欠き(43)内に嵌め入れられた部分の第 1外向きフランジ(42)側の端面(右端面)の全体 覆っており、その結果各接続部形成部(16d)(17 d)の内周面と両平坦部(21)(22)における接続部 成部(16d)(17d)が開口した側を向いた面との連 部に丸み(40)が形成されることに起因して、 上下両構成部材(16)(17)の接続部形成部(16d)(17d) により形成されるパイプ接続部(13)(15)の内周 と、流入パイプ(3)および流出パイプ(4)との の隙間(41)の第1外向きフランジ(42)側(右側) 開口端部は、接合補助板(44)により完全に塞 れる。したがって、ケーシング(2)内からの 体の洩れを防止することができる。

 流入パイプ(3)および流出パイプ(4)は、ケ シング(2)のパイプ接続部(13)(15)内に挿入さ た被挿入部(45)と、被挿入部(45)の外側(右側) 一体に形成された第2外向きフランジ(46)と 備えており、被挿入部(45)がパイプ接続部(13) (15)にろう付されるとともに、第2外向きフラ ジ(46)が接合補助板(44)にろう付されている 第2外向きフランジ(46)と接合補助板(44)との う付部の外周縁は、上構成部材(16)の平坦部( 21)の下面および下構成部材(17)の平坦部(22)の 面との連接部の丸み(40)の径方向外側および 同内側のいずれに位置していてもよい。

 ケーシング(2)のパイプ接続部(13)(15)への流 パイプ(3)および流出パイプ(4)の接続は、液 式冷却装置(1)の製造と同時に、以下に述べ 方法により行われる。すなわち、上下両構 部材(16)(17)、第1外向きフランジ(42)、接合補 板(44)、流入パイプ(3)および流出パイプ(4)を 用意し、上下両構成部材(16)(17)を、外方張り し部(18)(19)どうしが密着するように組み合 せる(図12参照)。このとき、上下両構成部材( 16)(17)間にコルゲートフィン(23)を配置する。 いで、第1外向きフランジ(42)の円環状部(42a) を、切り欠き(43)内に両水平平坦部(21)(22)が嵌 るようにパイプ接続部(13)(15)の周囲に嵌め被 、外方突出部(42b)を両水平平坦部(21)(22)の受 け部(21a)(22a)に当接させる(図13(a)参照)。つい 、接合補助板(44)を第1外向きフランジ(42)の 面(右側面)に沿わせた後(図13(b)参照)、冷媒 入パイプ(3)および冷媒流出パイプ(4)の被挿 部(45)を、接合補助板(44)の円環状部(44a)およ び第1外向きフランジ(42)の円環状部(42a)に通 とともにパイプ接続部(13)(15)内に挿入し、第 2外向きフランジ(46)を接合補助板(44)の外面( 側面)に沿わせる(図13(c)参照)。ついで、上下 両構成部材(16)(17)、第1外向きフランジ(42)お び接合補助板(44)を図示しない適当な手段に り仮止めするとともに、冷媒流入パイプ(3) よび冷媒流出パイプ(4)をパイプ接続部(13)(15 )に仮止めする。冷媒流入パイプ(3)および冷 流出パイプ(4)のパイプ接続部(13)(15)への仮止 めは、図13(d)に示すように、パイプ接続部(13) (15)の両水平平坦部(21)(22)の受け部(21a)(22a)と 冷媒流入パイプ(3)および冷媒流出パイプ(4) 第2外向きフランジ(46)とを、たとえばクリッ プ(47)により挟むことによって行う。なお、 リップの形状は、図示のものに限定されず 適宜変更可能である。その後、上下両構成 材(16)(17)、第1外向きフランジ(42)、接合補助 (44)、冷媒流入パイプ(3)および冷媒流出パイ プ(4)を所定のろう付温度に加熱することによ り、上下両
構成部材(16)(17)の外方張り出し部(18)(19)どう をろう付してケーシング(2)を形成し、これ 同時にパイプ接続部(13)(15)および水平平坦部 (21)(22)と第1外向きフランジ(42)、第1外向きフ ンジ(42)と接合補助板(44)、冷媒流入パイプ(3 )および冷媒流出パイプ(4)の被挿入部(45)とパ プ接続部(13)(15)、ならびに接合補助板(44)と 2外向きフランジ(46)とをそれぞれろう付す 。こうして、液冷式冷却装置(1)が製造され 。

 上記構成の液冷式冷却装置(1)において、 熱体である半導体素子(P)の冷却は、実施形 1と同様にして行われる。

実施形態3
 この実施形態は図14~図16に示すものであっ 、この発明の中空部品へのパイプ接続構造 、液冷式冷却装置のケーシングのパイプ接 部への流入パイプおよび流出パイプの接続 適用したものである。

 この実施形態におけるケーシング(2)のパ プ接続部(13)(15)への流入パイプ(3)および流 パイプ(4)の接続構造の場合、パイプ接続部(1 3)(15)の先端部に、上下両構成部材(16)(17)の接 部形成部(16d)(17d)および水平平坦部(21)(22)に って設けられた第1外向きフランジ(50)の円 状部(50a)の外周縁は、上下両構成部材(16)(17) 各接続部形成部(16d)(17d)の内周面と、上構成 部材(16)の平坦部(21)の下面および下構成部材( 17)の平坦部(22)の上面との連接部の丸み(40)よ も径方向外側に位置させられている。また 第1外向きフランジ(50)の円環状部(50a)には外 方突出部(42b)は形成されておらず、円環状部( 50a)にはその内周縁から径方向外方にのびか 両水平平坦部(21)(22)が嵌る1対の切り欠き(51) 、1直径上に位置するように形成されている 。

 ケーシング(2)のパイプ接続部(13)(15)の各 続部形成部(16d)(17d)に設けられた水平平坦部( 21)(22)の右端部は、その右端から前後方向外 縁にかけて切除されており、水平平坦部(21)( 22)の右端部における切除部よりも前後方向内 側の残存部が第1外向きフランジ(50)の切り欠 (51)内に嵌め入れられている。また、水平平 坦部(21)(22)における切除部よりも左側の部分 、第1外向きフランジ(50)の円環状部(50a)にお ける切り欠き(51)よりも径方向外側の部分を ける受け部(21b)(22b)が形成されている。そし 、第1外向きフランジ(50)は、円環状部(50a)が パイプ接続部(13)(15)の端部の周囲に嵌め被せ れるとともに、切り欠き(51)内に両水平平坦 部(21)(22)の受け部(21b)(22b)よりも右方に突出し た部分が嵌め入れられた状態で、自身のろう 材層を利用してパイプ接続部(13)(15)および水 平坦部(21)(22)にろう付されている。ここで 第1外向きフランジ(50)の右側面(外側面)は、 イプ接続部(13)(15)および水平平坦部(21)(22)に おける切り欠き(51)内に嵌められた部分の右 面と面一になっている。

 第1外向きフランジ(50)と流入パイプ(3)お び流出パイプ(4)の第2外向きフランジ(46)との 間に接合補助板(44)は介在させられておらず 両外向きフランジ(50)(46)が直接ろう付されて いる。また、両外向きフランジ(50)(46)のろう 部の外周縁は、上下両構成部材(16)(17)の各 続部形成部(16d)(17d)の内周面と、上構成部材( 16)の平坦部(21)の下面および下構成部材(17)の 坦部(22)の上面との連接部の丸み(40)よりも 方向外側に位置させられている。

 したがって、第2外向きフランジ(46)は、 媒流入部(9)および冷媒流出部(11)のパイプ接 部(13)(15)の両接続部形成部(16d)(17d)に形成さ た平坦部(21)(22)における第1外向きフランジ( 50)の切り欠き(51)内に嵌められた部分の端面( 端面)を完全に覆っており、その結果各接続 部形成部(16d)(17d)の内周面と両平坦部(21)(22)に おける接続部形成部(16d)(17d)が開口した側を いた面との連接部に丸み(40)が形成されるこ に起因して、上下両構成部材(16)(17)の接続 形成部(16d)(17d)により形成されるパイプ接続 (13)(15)の内周面と、流入パイプ(3)および流 パイプ(4)との間の隙間(41)の第1外向きフラン ジ(50)側(右側)の開口端部は、第2外向きフラ ジ(46)により完全に塞がれる。その結果、ケ シング(2)内からの流体の洩れを防止するこ ができる。

 その他の構成は実施形態1のパイプ接続構 造と同様である。

 ケーシング(2)のパイプ接続部(13)(15)への 入パイプ(3)および流出パイプ(4)の接続は、 冷式冷却装置(1)の製造と同時に、以下に述 る方法により行われる。すなわち、上下両 成部材(16)(17)、第1外向きフランジ(50)、流入 イプ(3)および流出パイプ(4)を用意し、上下 構成部材(16)(17)を、外方張り出し部(18)(19)ど うしが密着するように組み合わせる(図16(a)参 照)。このとき、上下両構成部材(16)(17)間にコ ルゲートフィン(23)を配置する。ついで、第1 向きフランジ(50)の円環状部(50a)を、切り欠 (51)内に両水平平坦部(21)(22)の右端の残存部 嵌るようにパイプ接続部(13)(15)の周囲に嵌 被せ、円環状部(50a)を両水平平坦部(21)(22)の け部(21b)(22b)に当接させる(図16(b)参照)。つ で、冷媒流入パイプ(3)および冷媒流出パイ (4)の被挿入部(45)を、第1外向きフランジ(50) 円環状部(50a)に通すとともにパイプ接続部(13 )(15)内に挿入し、さらに第2外向きフランジ(46 )を第1外向きフランジ(50)の外面(右側面)に沿 せる(図16(c)参照)。その後、上下両構成部材 (16)(17)、第1外向きフランジ(50)、冷媒流入パ プ(3)および冷媒流出パイプ(4)を図示しない 当な手段により仮止めし、所定のろう付温 に加熱することにより、上下両構成部材(16)( 17)の外方張り出し部(18)(19)どうしをろう付し ケーシング(2)を形成し、これと同時にパイ 接続部(13)(15)および水平平坦部(21)(22)と第1 向きフランジ(50)、第1外向きフランジ(50)と 2外向きフランジ(46)、ならびに冷媒流入パイ プ(3)および冷媒流出パイプ(4)の被挿入部(45) パイプ接続部(13)(15)とをそれぞれろう付する 。こうして、液冷式冷却装置(1)が製造される 。

実施形態4
 この実施形態は図17~図19に示すものであっ 、この発明の中空部品へのパイプ接続構造 、液冷式冷却装置のケーシングのパイプ接 部への流入パイプおよび流出パイプの接続 適用したものである。

 この実施形態におけるケーシング(2)のパ プ接続部(13)(15)への流入パイプ(3)および流 パイプ(4)の接続構造の場合、パイプ接続部(1 3)(15)の先端部に、上下両構成部材(16)(17)の接 部形成部(16d)(17d)および水平平坦部(21)(22)に って設けられた第1外向きフランジ(55)には り欠き(51)は形成されていない。第1外向きフ ランジ(55)の円環状部(55a)の外周縁は、上下両 構成部材(16)(17)の各接続部形成部(16d)(17d)の内 周面と、上構成部材(16)の平坦部(21)の下面お び下構成部材(17)の平坦部(22)の上面との連 部の丸み(40)よりも径方向外側に位置させら ている。また、第1外向きフランジ(55)の円 状部(55a)の前後両側部分に、径方向内方に突 出するとともに1直径上に位置する内方突出 (55b)が一体に形成されている。内方突出部(55 b)の内側縁は円弧状であり、その曲率はパイ 接続部(13)(15)の内周面、ならびに流入パイ (3)および流出パイプ(4)の外周面の曲率と等 くなっている。

 ケーシング(2)のパイプ接続部(13)(15)の右 部に、両接続部形成部(16d)(17d)に跨るように 第1外向きフランジ(55)の内方突出部(55b)が嵌 る切り欠き(56)が、1直径上に位置するように 成されている。パイプ接続部(13)(15)の各接 部形成部(16d)(17d)に設けられた水平平坦部(21) (22)の右端部は、切り欠き(56)の深さ(左右方向 の寸法)と同一長さ部分が、第1外向きフラン (55)の円環状部(55a)と干渉しないように切除 れており、水平平坦部(21)(22)の残存部の右 部に、第1外向きフランジ(55)の円環状部(55a) 受ける受け部(21c)(22c)が形成されている。そ して、第1外向きフランジ(55)は、円環状部(55a )がパイプ接続部(13)(15)の端部の周囲に嵌め被 せられるとともに、切り欠き(56)内に内方突 部(55b)が嵌め入れられた状態で、自身のろう 材層を利用してパイプ接続部(13)(15)および水 平坦部(21)(22)にろう付されている。ここで 第1外向きフランジ(55)の右面(外側面)は、パ プ接続部(13)(15)における切り欠き(56)を除い 部分の右端面と面一になっている。

 その他の構成は実施形態3のパイプ接続構 造と同様であり、両外向きフランジ(55)(46)の う付部の外周縁は、上下両構成部材(16)(17) 各接続部形成部(16d)(17d)の内周面と、上構成 材(16)の平坦部(21)の下面および下構成部材(1 7)の平坦部(22)の上面との連接部の丸み(40)よ も径方向外側に位置させられている。した って、第2外向きフランジ(46)は、冷媒流入部 (9)および冷媒流出部(11)のパイプ接続部(13)(15) の両接続部形成部(16d)(17d)に形成された平坦 (21)(22)の端面(右端面)を完全に覆っており、 の結果各接続部形成部(16d)(17d)の内周面と両 平坦部(21)(22)における接続部形成部(16d)(17d)が 開口した側を向いた面との連接部に丸み(40) 形成されることに起因して、上下両構成部 (16)(17)の接続部形成部(16d)(17d)により形成さ るパイプ接続部(13)(15)の内周面と、流入パイ プ(3)および流出パイプ(4)との間の隙間(41)の 1外向きフランジ(55)側(右側)の開口端部は、 2外向きフランジ(46)により完全に塞がれる その結果、ケーシング(2)内からの流体の洩 を防止することができる。

 ケーシング(2)のパイプ接続部(13)(15)への 入パイプ(3)および流出パイプ(4)の接続は、 冷式冷却装置(1)の製造と同時に、以下に述 る方法により行われる。すなわち、上下両 成部材(16)(17)、第1外向きフランジ(55)、流入 イプ(3)および流出パイプ(4)を用意し、上下 構成部材(16)(17)を、外方張り出し部(18)(19)ど うしが密着するように組み合わせる(図19(a)参 照)。このとき、上下両構成部材(16)(17)間にコ ルゲートフィン(23)を配置する。ついで、第1 向きフランジ(55)の円環状部(55a)を、切り欠 (56)内に内方突出部(55b)が嵌るようにパイプ 続部(13)(15)の周囲に嵌め被せ、円環状部(55a) を両水平平坦部(21)(22)の受け部(21c)(22c)に当接 させる(図19(b)参照)。ついで、冷媒流入パイ (3)および冷媒流出パイプ(4)の被挿入部(45)を 第1外向きフランジ(55)の円環状部(55a)に通す とともにパイプ接続部(13)(15)内に挿入し、さ に第2外向きフランジ(46)を第1外向きフラン (55)の外面(右側面)に沿わせる(図19(c)参照)。 その後、上下両構成部材(16)(17)、第1外向きフ ランジ(55)、冷媒流入パイプ(3)および冷媒流 パイプ(4)を図示しない適当な手段により仮 めし、所定のろう付温度に加熱することに り、上下両構成部材(16)(17)の外方張り出し部 (18)(19)どうしをろう付してケーシング(2)を形 し、これと同時にパイプ接続部(13)(15)およ 水平平坦部(21)(22)と第1外向きフランジ(55)、 1外向きフランジ(55)と第2外向きフランジ(46) 、ならびに冷媒流入パイプ(3)および冷媒流出 パイプ(4)の被挿入部(45)とパイプ接続部(13)(15) とをそれぞれろう付する。こうして、液冷式 冷却装置(1)が製造される。

 上述したすべての実施形態においては、 入パイプ(3)および流出パイプ(4)が丸パイプ らなるので、ケーシング(2)の冷却液流入部( 9)および冷媒流出部(11)のパイプ接続部(13)(15) 円筒状であり、かつ上下両構成部材(16)(17) 接続部形成部(16d)(17d)が半円筒状であるが、 れに限定されるものではなく、流入パイプ( 3)および流出パイプ(4)の横断面形状は、だ円 、長円形、多角形などに適宜変更可能であ 、ケーシング(2)の冷却液流入部(9)および冷 流出部(11)のパイプ接続部(13)(15)の形状、お びかつ上下両構成部材(16)(17)の接続部形成 (16d)(17d)の形状も、流入パイプ(3)および流出 イプ(4)の横断面形状に合わせて適宜変更さ る。

 この発明のパイプ接続部品の製造方法は たとえば半導体素子などの電子部品からな 発熱体を冷却する液冷式冷却装置に用いら るパイプ接続部品の製造に適用される。ま 、この発明の中空部品へのパイプ接続構造 、たとえば半導体素子などの電子部品から る発熱体を冷却する液冷式冷却装置に用い れる中空部品へのパイプの接続に適用され 。

この発明のケーシング構成部材の製造 法で製造された構成部材からなるケーシン を備えた液冷式冷却装置の全体構成を示す 視図である。 図1の液冷式冷却装置の水平断面図であ る。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線拡大断面図である。 図1の液冷式冷却装置のケーシングにお ける上構成部材の製造方法を工程順に示す接 続部形成部の部分の拡大断面図である。 図5(e)の要部を拡大して示す図である。 この発明の実施形態2のパイプ接続構造 を、ケーシングのパイプ接続部への流入パイ プおよび流出パイプの接続に適用した液冷式 冷却装置の全体構成を示す斜視図である。 図7の液冷式冷却装置の水平断面図であ る。 図8のC-C線断面図である。 図8のD-D線拡大断面図である。 図10のE-E線断面図である。 図7の液冷式冷却装置のケーシングの イプ接続部への流入パイプおよび流出パイ の接続方法の1工程を示す斜視図である。 図7の液冷式冷却装置のケーシングの イプ接続部への流入パイプおよび流出パイ の接続方法の図12の後に続く工程を示す斜視 図である。 この発明の実施形態3のパイプ接続構 を、ケーシングのパイプ接続部への流入パ プおよび流出パイプの接続に適用した液冷 冷却装置の要部を示す図10相当の断面図であ る。 図14のF-F線断面図である。 図14の液冷式冷却装置のケーシングの イプ接続部への流入パイプおよび流出パイ の接続方法を示す斜視図である。 この発明の実施形態4のパイプ接続構 を、ケーシングのパイプ接続部への流入パ プおよび流出パイプの接続に適用した液冷 冷却装置の要部を示す図10相当の断面図であ る。 図17のG-G線断面図である。 図17の液冷式冷却装置のケーシングの イプ接続部への流入パイプおよび流出パイ の接続方法を示す斜視図である。 従来の方法で製造された構成部材から なるケーシングを備えた液冷式冷却装置の問 題点を示す図4相当の断面図である。




 
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