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Patent Searching and Data


Title:
NETWORK MONITORING APPARATUS, NETWORK MONITORING METHOD, AND NETWORK MONITORING PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016699
Kind Code:
A1
Abstract:
Router setting information is stored in a storage unit (14). A communication information collection process section (15a) collects communication information in an IP network. When a DR identification process section (15b) analyzes the communication information and identifies the DR, a batch display process section (15c) displays a network configuration screen on a display unit (12). When a DR change operation is made on the network configuration screen, a DR priority calculation process unit (15d) updates a router information management table (14b) and an area priority information management table (14c) so that a priority of the router designated as the DR is set to the highest priority value. A setting reflection process section (15e) performs an update process to update the setting information to each router and changes the DR of the IP network.

Inventors:
YAMADA TETSUSHI (JP)
KANEKO NOBUYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064782
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 27, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
YAMADA TETSUSHI (JP)
KANEKO NOBUYUKI (JP)
International Classes:
H04L12/24; H04L12/56
Foreign References:
JP2002368743A2002-12-20
JP2006080983A2006-03-23
JPH1051488A1998-02-20
Other References:
NAGAMI K. ET AL.: "OSPF LSA Joho o Mochiita Keiro Joho Kenshi System no Teian to Hyoka", THE TRANSACTIONS OF THE INDTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS (J87-D-I), vol. J87-D-I, no. 5, 1 May 2004 (2004-05-01), pages 572 - 579, XP003024662
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 ルーティングプロトコルが適用されているIPネットワークを監視し、該IPネットワークのネットワーク構成と該ルーティングプロトコルにしたがって所定の処理を代表して行う代表ルータとを視覚的に認識できるネットワーク構成画面を所定の表示部に表示するネットワーク監視装置であって、
 前記IPネットワークを形成する各ルータの設定情報を記憶する記憶手段と、
 前記代表ルータを他のルータに変更する変更指示を受け付ける受付手段と、
 前記受付手段により変更指示を受け付けた場合に、前記他のルータが代表ルータとなるように前記記憶手段に記憶された設定情報の中から設定変更が必要となるルータの設定情報を変更する変更手段と、
 前記変更手段により変更された前記記憶手段に記憶された前記設定変更が必要となるルータの設定情報から設定ファイルを生成する設定ファイル生成手段と、
 前記設定ファイル生成手段により生成された前記設定ファイルを含む設定情報更新指示を前記設定変更が必要となるルータに対して行う更新指示手段と
 を備えたことを特徴するネットワーク監視装置。
 前記記憶手段は、前記各ルータが代表ルータとなるか否かを判定する際の指標となる優先度を含む該各ルータの設定情報を記憶し、前記変更手段は、前記受付手段により変更指示を受け付けた場合に、前記他のルータが代表ルータとなるように前記記憶手段に記憶された前記設定変更が必要となるルータの優先度を変更することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視装置。
 前記更新指示手段は、前記設定変更が必要となるルータが設定情報を更新した後に再起動するように指示する再起動指示を含む前記設定情報更新指示を該設定変更が必要となるルータに対して行うことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視装置。
 前記各ルータの中から代表ルータの変更先候補を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された前記代表ルータの変更先候補と該代表ルータの変更先候補以外のルータとを識別可能に前記ネットワーク構成画面上に表示制御する表示制御手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のネットワーク監視装置。
 前記判定手段は、前記各ルータの処理性能、負荷状況及びIPネットワークのトラフィック状況に基づいて代表ルータの変更先候補を判定することを特徴とする請求項4に記載のネットワーク監視装置。
 IPネットワークを形成する各ルータの設定情報を記憶し、ルーティングプロトコルが適用されているIPネットワークを監視し、該IPネットワークのネットワーク構成と該ルーティングプロトコルにしたがって所定の処理を代表して行う代表ルータとを視覚的に認識できるネットワーク構成画面を所定の表示部に表示するネットワーク監視方法であって、
 前記代表ルータを他のルータに変更する変更指示を受け付ける受付工程と、
 前記受付工程により変更指示を受け付けた場合に、前記他のルータが代表ルータとなるように所定の記憶部に記憶された設定情報の中から設定変更が必要となるルータの設定情報を変更する変更工程と、
 前記変更工程により変更された前記記憶部に記憶された前記設定変更が必要となるルータの設定情報から設定ファイルを生成する設定ファイル生成工程と、
 前記設定ファイル生成工程により生成された前記設定ファイルを含む設定情報更新指示を前記設定変更が必要となるルータに対して行う更新指示工程と
 を含んだことを特徴するネットワーク監視方法。
 IPネットワークを形成する各ルータの設定情報を記憶し、ルーティングプロトコルが適用されているIPネットワークを監視し、該IPネットワークのネットワーク構成と該ルーティングプロトコルにしたがって所定の処理を代表して行う代表ルータとを視覚的に認識できるネットワーク構成画面を所定の表示部に表示するネットワーク監視プログラムであって、
 前記代表ルータを他のルータに変更する変更指示を受け付ける受付手順と、
 前記受付手順により変更指示を受け付けた場合に、前記他のルータが代表ルータとなるように所定の記憶部に記憶された設定情報の中から設定変更が必要となるルータの設定情報を変更する変更手順と、
 前記変更手順により変更された前記記憶部に記憶された前記設定変更が必要となるルータの設定情報から設定ファイルを生成する設定ファイル生成手順と、
 前記設定ファイル生成手順により生成された前記設定ファイルを含む設定情報更新指示を前記設定変更が必要となるルータに対して行う更新指示手順と
 をコンピュータに実行させることを特徴するネットワーク監視プログラム。
Description:
ネットワーク監視装置、ネット ーク監視方法及びネットワーク監視プログ ム

 本発明は、ルーティングプロトコルが動 するIPネットワークを監視するネットワー 監視装置、ネットワーク監視方法及びネッ ワーク監視プログラムに関し、特に、所定 処理を代表して行う代表ルータを簡易な作 で適切なルータに変更することができるネ トワーク監視装置、ネットワーク監視方法 びネットワーク監視プログラムに関するも である。

 従来、ルータに設定されるルーティング ーブルを更新する場合に、各ルータが経路 報を相互に交換してルーティングテーブル 動的に更新するダイナミックルーティング ロトコルと呼ばれる技術が用いられている

 ダイナミックルーティングプロトコルの1 つであるOSPF(Open Shortest Path First)では、ネッ トワークアドレス内で1つだけ選出される代 ルータ(以下、DR(Designated Router)と言う)が中 となって経路情報の配布処理を行う。この とにより全体の配布処理数が減少してネッ ワーク負荷を軽減できるが、その一方で、 定のルータにDRが集中すると、該ルータのCPU 負荷やインタフェース負荷が高くなりネット ワーク障害を引き起こすという問題がある。

 そのような事態を避けるために、DRを適 に分散させる必要がある。一般的には、ネ トワーク管理者が、ネットワーク監視装置 どによりネットワークの負荷状況を監視し 、DRを変更する必要があれば各ルータの設定 情報を個別に変更する。なお、最近のネット ワーク監視装置は、ネットワーク構成や各ル ータの負荷状況とともにDRに選出されている ータを視覚的に認識できるよう表示するこ ができるので、ネットワーク管理者による 視負担は軽減されている。

 また、DRを自動的に変更することでルー の設定変更作業を軽減する技術が知られて る。例えば、特許文献1では、各ルータが、 己がDRに選出されても経路情報の配布処理 を支障なく行えるルータ数を算出し、この ータ数を比較して最も大きいルータ数を算 したルータがDRとなるようルータの設定情報 を変更する。この特許文献1によれば、ルー の負荷状況等に応じて動的に優先度を変更 るため、常に最適なルータをDRとすることが できる。

特開2006-80983号公報

 しかしながら、上記特許文献1では、頻繁 に変動する負荷状況に基づいてDRが変更され ため、最適なルータがDRに選出されるとは らないという問題がある。すなわち、ネッ ワーク内の通信量は流動的なものであり、 ータの負荷が一時的に低くなることが頻繁 起こり、かかる場合に、該ルータにDRが集中 する結果となる。特に、上記特許文献1では 同一ネットワークアドレス内に属する各ル タの負荷状況等を考慮しているにすぎない で、複数のネットワークアドレスに属する ータの処理能力が高い場合には、該ルータ DRが集中することが容易に考えられる。

 また、上記特許文献1を利用すると、負荷 が変動するたびにDRが頻繁に変更されるので かかるDR変更処理による負荷が増大すると う問題がある。すなわち、上記特許文献1で 、各ルータが、自己が支障なく動作できる ータ個数を算出する処理や、その算出結果 ルータ間で比較する処理を常に行っており 通常ルータが行うデータの中継処理等に加 て余計な処理を行うことになる。また、DR 変更するためには再起動しなければならな ルータも多いので、ルータが頻繁に停止し IPネットワーク内のデータ流通が安定しない という問題も生じる。

 ここで、ネットワーク管理者の手作業に りDRを変更することも考えられるが、かか 変更作業は非常に煩雑となる。具体的には ルータの設定変更作業を行うためには専門 識が必要となるため困難であり、その上、 ルータが設置される場所で設定情報を個別 変更するか、リモートによって各ルータに グインして設定情報を個別に変更しなけれ ならない。特に、大規模なIPネットワークの 場合には、設定変更が必要なルータが多くな り、各ルータの設定情報の整合性を維持する という点でもネットワーク管理者の負担とな る。

 以上のことから、OSPFが動作するIPネット ークでは、いかにして簡易な作業で適切な ータにDRを変更するかが重要な課題となっ いる。なお、かかる課題はOSPFに限定される のではなく、所定の処理を特定のルータが 表して行うルーティングプロトコルについ も同様に生ずる課題である。

 本発明は、上記課題を解決するためにな れたものであって、IPネットワーク内で所 の処理を代表して行う代表ルータを選出す ルーティングプロトコルが動作する場合に 該代表ルータを簡易な作業で適切なルータ 変更することができるネットワーク監視装 、ネットワーク監視方法及びネットワーク 視プログラムを提供することを目的とする

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、本発明は、ルーティングプロトコル 適用されているIPネットワークを監視し、 IPネットワークのネットワーク構成と該ルー ティングプロトコルにしたがって所定の処理 を代表して行う代表ルータとを視覚的に認識 できるネットワーク構成画面を所定の表示部 に表示するネットワーク監視装置であって、 前記IPネットワークを形成する各ルータの設 情報を記憶する記憶手段と、前記代表ルー を他のルータに変更する変更指示を受け付 る受付手段と、前記受付手段により変更指 を受け付けた場合に、前記他のルータが代 ルータとなるように前記記憶手段に記憶さ た設定情報の中から設定変更が必要となる ータの設定情報を変更する変更手段と、前 変更手段により変更された前記記憶手段に 憶された前記設定変更が必要となるルータ 設定情報から設定ファイルを生成する設定 ァイル生成手段と、前記設定ファイル生成 段により生成された前記設定ファイルを含 設定情報更新指示を前記設定変更が必要と るルータに対して行う更新指示手段とを備 たことを特徴する。

 また、本発明は、前記記憶手段は、前記 ルータが代表ルータとなるか否かを判定す 際の指標となる優先度を含む該各ルータの 定情報を記憶し、前記変更手段は、前記受 手段により変更指示を受け付けた場合に、 記他のルータが代表ルータとなるように前 記憶手段に記憶された前記設定変更が必要 なるルータの優先度を変更することを特徴 する。

 また、本発明は、前記更新指示手段は、 記設定変更が必要となるルータが設定情報 更新した後に再起動するように指示する再 動指示を含む前記設定情報更新指示を該設 変更が必要となるルータに対して行うこと 特徴とする。

 また、本発明は、前記各ルータの中から 表ルータの変更先候補を判定する判定手段 、前記判定手段により判定された前記代表 ータの変更先候補と該代表ルータの変更先 補以外のルータとを識別可能に前記ネット ーク構成画面上に表示制御する表示制御手 とをさらに備えたことを特徴とする。

 また、本発明は、前記判定手段は、前記 ルータの処理性能、負荷状況及びIPネット ークのトラフィック状況に基づいて代表ル タの変更先候補を判定することを特徴とす 。

 また、本発明は、IPネットワークを形成 る各ルータの設定情報を記憶し、ルーティ グプロトコルが適用されているIPネットワー クを監視し、該IPネットワークのネットワー 構成と該ルーティングプロトコルにしたが て所定の処理を代表して行う代表ルータと 視覚的に認識できるネットワーク構成画面 所定の表示部に表示するネットワーク監視 法であって、前記代表ルータを他のルータ 変更する変更指示を受け付ける受付工程と 前記受付工程により変更指示を受け付けた 合に、前記他のルータが代表ルータとなる うに所定の記憶部に記憶された設定情報の から設定変更が必要となるルータの設定情 を変更する変更工程と、前記変更工程によ 変更された前記記憶部に記憶された前記設 変更が必要となるルータの設定情報から設 ファイルを生成する設定ファイル生成工程 、前記設定ファイル生成工程により生成さ た前記設定ファイルを含む設定情報更新指 を前記設定変更が必要となるルータに対し 行う更新指示工程とを含んだことを特徴す 。

 また、本発明は、IPネットワークを形成 る各ルータの設定情報を記憶し、ルーティ グプロトコルが適用されているIPネットワー クを監視し、該IPネットワークのネットワー 構成と該ルーティングプロトコルにしたが て所定の処理を代表して行う代表ルータと 視覚的に認識できるネットワーク構成画面 所定の表示部に表示するネットワーク監視 ログラムであって、前記代表ルータを他の ータに変更する変更指示を受け付ける受付 順と、前記受付手順により変更指示を受け けた場合に、前記他のルータが代表ルータ なるように所定の記憶部に記憶された設定 報の中から設定変更が必要となるルータの 定情報を変更する変更手順と、前記変更手 により変更された前記記憶部に記憶された 記設定変更が必要となるルータの設定情報 ら設定ファイルを生成する設定ファイル生 手順と、前記設定ファイル生成手順により 成された前記設定ファイルを含む設定情報 新指示を前記設定変更が必要となるルータ 対して行う更新指示手順とをコンピュータ 実行させることを特徴する。

 本発明によれば、IPネットワークを形成 る各ルータの設定情報を記憶しておき、代 ルータを他のルータに変更する変更指示を け付けた場合に、該他のルータが代表ルー となるように所定の記憶部に記憶した設定 報を変更し、変更した設定情報から設定フ イルを生成し、この設定ファイルを含む設 情報更新指示を設定情報の変更が必要とな ルータに対して行うよう構成したので、代 ルータを簡易な作業で適切なルータに変更 ることができる。

 また、本発明によれば、各ルータが代表 ータとなるか否かを判定する際の指標とな 優先度を含む設定情報を所定の記憶部に記 しておき、代表ルータを他のルータに変更 る変更指示を受け付けた場合に、該他のル タが代表ルータとなるように所定の記憶部 記憶した優先度を変更するよう構成したの 、所定の記憶部に記憶した優先度だけを変 して、該設定情報を設定情報の変更が必要 なるルータに更新すれば代表ルータを変更 ることができる。

 また、本発明によれば、各ルータが設定 報を更新した後に再起動するよう再起動指 を該各ルータに対して行うよう構成したの 、再起動しなければ変更された設定情報が 効にならないルータであっても代表ルータ 変更することができる。

 また、本発明によれば、各ルータの中か 代表ルータの変更先候補を判定し、この代 ルータの変更先候補を他のルータと識別可 に所定の表示部に表示制御するよう構成し ので、代表ルータの変更先候補を参考にし 代表ルータの変更操作を行うことができる

 また、本発明によれば、各ルータの処理 能、負荷状況及びIPネットワークのトラフ ック状況に基づいて代表ルータの変更先候 を判定するよう構成したので、一定の基準 元に判定された代表ルータの変更先候補を 考にして代表ルータの変更操作を行うこと できる。

図1は、本実施例1に係るネットワーク 視装置の概念を説明するための説明図であ 。 図2は、図1に示したネットワーク監視 置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、図2に示したルータ操作管理テ ブルの一例を示す図である。 図4は、図2に示したルータ情報管理テ ブルの一例を示す図である。 図5は、図2に示したエリア優先度情報 理テーブルの一例を示す図である。 図6は、図2に示した通信情報収集処理 によるLSA通信情報の収集処理について説明 る図である。 図7は、図2に示した一括表示処理部が 示制御するネットワーク構成画面の一例を す図である。 図8は、図2に示したネットワーク監視 置によるDR変更処理手順を示すフローチャー トである。 図9は、本実施例2に係るネットワーク 視装置の概念を説明するための説明図であ 。 図10は、図9に示したネットワーク監視 装置の構成を示す機能ブロック図である。 図11は、図10に示したルータ操作管理 ーブルの一例を示す図である。 図12は、図10に示したルータ情報管理 ーブルの一例を示す図である。 図13は、図10に示したエリア優先度情 管理テーブルの一例を示す図である。 図14は、図10に示したネットワーク監 装置によるBSR/RP変更処理手順を示すフロー ャートである。

符号の説明

 001~008 ルータ
 012、013、023 プローブ
 10 ネットワーク監視装置
 11 I/F部
 12 表示部
 13 入力部
 14 記憶部
 14a ルータ操作管理テーブル
 14b ルータ情報管理テーブル
 14c エリア優先度情報管理テーブル
 15 制御部
 15a 通信情報収集処理部
 15b DR特定処理部
 15c 一括表示処理部
 15d DR優先度算出処理部
 15e 設定反映処理部
 20 ネットワーク監視装置
 21 記憶部
 21a ルータ操作管理テーブル
 21b ルータ情報管理テーブル
 21c エリア優先度情報管理テーブル
 22 制御部
 22a 通信情報収集処理部
 22b BSR/RP特定処理部
 22c 一括表示処理部
 22d BSR優先度算出処理部
 22e RP候補算出処理部
 22f 設定反映処理部

 以下に添付図面を参照して、本発明にか るネットワーク監視装置、ネットワーク監 方法及びネットワーク監視プログラムの好 な実施例を詳細に説明する。なお、以下で 、本発明をブロードキャストネットワーク で動作するOSPFに適用する場合について説明 することとする。

 まず、本実施例1に適用するOSPFについて 単に説明する。OSPFが動作するIPネットワー では、各ルータが隣接ルータとのリンク情 であるLSA(Link State Advertisement)を保持し、こ LSAを定期的にネットワーク内の全ルータに 布する。このLSAを受信した各ルータは、LSA LSDB(Link State Data Base)というデータベース 記憶する。そして、全てのルータからLSAを 信してLSDBに記憶すると、各ルータはIPネッ ワーク全体の構成を把握することができる このように、OSPFが動作するIPネットワーク は、ルータが動的にネットワークの経路情 を更新する。

 ここで、OSPFをイーサネット(登録商標)等 ブロードキャストネットワークに適用する 、同一ネットワークアドレス内のルータの から、LSAの配布処理を代表して行うDRとBDR( 下、BDR「Backup Designated Router」と言う)とが 出される。具体的には、ルータに設定され 設定情報の中で優先度と呼ばれるものがあ 、この優先度に最も大きい値を設定された ータがDRに選出され、2番目に大きい値を設 されたルータがBDRに選出される。このDRに 出されたルータは、他のルータからユニキ スト通信によりLSAを収集し、収集したLSAを ルチキャスト通信により同一ネットワーク ドレス内の他のルータに配布する。BDRに選 されたルータは、DRのバックアップルータで あり、DRに選出されたルータが停止等した場 にLSAの配布処理を代行する。

 次に、本実施例1に係るネットワーク監視 装置の概念について説明する。図1は、本実 例1に係るネットワーク監視装置の概念を説 するための説明図である。同図に示すよう 、このIPネットワークは、ネットワークア レス「192.168.1.0」のネットワークXと、ネッ ワークアドレス「192.168.2.0」のネットワーク Yとがルータ001を介して繋がっている。

 ネットワークXは、ネットワークアドレス 「192.168.1.0」に属するルータ001と、ルータ002 、ルータ003とからなり、ネットワークYは、 ネットワークアドレス「192.168.2.0」に属する ータ001と、ルータ004と、ルータ005とからな 。また、ネットワーク監視装置10は、ルー 002の配下に接続される。以下では、説明の 宜上、ルータを一意に識別するルータIDにつ いて、各ルータのルータIDが「NNN」の場合、 ータNNNと表記する。

 同図に示すように、ネットワークXのDRは ータ001が選出され、ネットワークYのDRもル タ001が選出されている。このように、特定 ルータにDRが集中すると、そのルータのCPU 荷やインタフェース負荷が高くなり、ネッ ワーク障害を引き起こす原因となる。その うな事態を避けるために、DRを分散させる必 要があるが、ルータの設定を個別に変更する 作業は、専門知識が必要であり、負荷分散の 内容によっては設定変更が必要なルータが多 くなり各ルータ間の設定に整合性が必要であ るので非常に煩雑となる。

 ここで、本実施例1に係るネットワーク監 視装置10は、ネットワーク構成を視覚的に認 できる画面を所定の表示部に表示するとと に、ルータ間に接続されるプローブから収 した情報を用いてこの画面上にDRに選出さ ているルータが認識できるよう表示し、こ 表示部上でDR変更操作を受け付けるとネット ワーク監視装置10が保持するルータの設定情 を更新して、更新した設定情報を各ルータ 一括で反映してDRを変更する点にその特徴 ある。図1の例では、ネットワークXのDRをル タ001からルータ003に変更し、ネットワークY のDRをルータ001からルータ005に変更する場合 示している。

 このように、本実施例1に係るネットワー ク監視装置10では、ルータの設定を個別に変 しなくても、簡易な操作を行うだけでDRを 切なルータに変更することができる。

 次に、図1に示したネットワーク監視装置 10の構成について説明する。図2は、図1に示 たネットワーク監視装置10の構成を示す機能 ブロック図である。同図に示すように、ネッ トワーク監視装置10は、I/F部11と、表示部12と 、入力部13と、記憶部14と、制御部15とを有す る。

 I/F部11は、ルータやプローブとの間でデ タ通信を行うためのインタフェース部であ 。表示部12は、ディスプレイ等の表示デバイ スであり、例えば、後述するネットワーク構 成画面を表示する。入力部13は、キーボード マウス等からなる入力デバイスであり、こ 入力部13を用いてネットワーク構成画面上 DR変更操作を行う。

 記憶部14は、磁気ディスク装置等からな 記憶デバイスであり、ルータ操作管理テー ル14aと、ルータ情報管理テーブル14bと、エ ア優先度情報管理テーブル14cとを格納する

 ルータ操作管理テーブル14aは、ルータが 持する設定情報の記述形式やルータが受け けるコマンド形式等をルータの機種名であ ルータ種別に対応付けて記憶したテーブル ある。ルータ情報管理テーブル14bは、ネッ ワーク監視装置10が監視する全ルータの設 情報をルータIDに対応付けて記憶したテーブ ルである。

 エリア優先度情報管理テーブル14cは、ル タID及びネットワークアドレスの2つの項目 よって一意に特定できるテーブルであり、 のルータID及びネットワークアドレスの2つ 項目に対応付けてルータに設定される優先 を記憶したテーブルである。

 制御部15は、ネットワーク監視装置10の全 体制御を行う制御部であり、通信情報収集処 理部15aと、DR特定処理部15bと、一括表示処理 15cと、DR優先度算出処理部15dと、設定反映 理部15eとを有する。実際には、これらのプ グラムを図示しないROM又は不揮発性メモリ 記憶しておき、これらのプログラムを図示 ないCPUにロードして実行し、通信情報収集 理部15a、DR特定処理部15b、一括表示処理部15c 、DR優先度算出処理部15d及び設定反映処理部1 5eに対応するプロセスを実行させることにな 。

 通信情報収集処理部15aは、ルータ間に設 されるプローブからLSA通信情報を収集し、 集したLSA通信情報をDR特定処理部15bに出力 る処理部である。なお、通信情報収集処理 15aによるLSA通信情報の収集処理については 述する。

 DR特定処理部15bは、通信情報収集処理部15 aからLSA通信情報を受け付けて、DRに選出され ているルータを特定し、特定したルータのル ータID及びネットワークアドレスを一括表示 理部15cに出力する処理部である。LSA通信情 にはルータ間におけるLSA通信方向が含まれ おり、DR特定処理部15bは、このLSA通信方向 解析することでDRに選出されているルータを 特定することができる。

 一括表示処理部15cは、ネットワーク構成 びDRに選出されているルータを視覚的に認 できるよう構成された画面(以下、「ネット ーク構成画面」と言う)を表示部12に表示制 する処理部である。具体的には、ネットワ ク管理者の手作業により登録されたルータ 配置位置及び接続関係を視覚的に認識でき よう構成された画面を表示するとともに、D R特定処理部15bから受け付けたルータIDに該当 するルータがDRと視覚的に認識できるよう表 する。

 DR優先度算出処理部15dは、ネットワーク 成画面上でDR変更の確定操作を受け付けると 、DRに指定されたルータの優先度が最も大き 値となるようにルータ情報管理テーブル14b びエリア優先度情報管理テーブル14cを更新 、更新したルータ情報管理テーブル14bのル タIDを設定反映処理部15eに出力する処理部 ある。

 設定反映処理部15eは、DR優先度算出処理 15dから受信したルータIDに該当するルータに 、ルータ情報管理テーブル14bのルータ設定を 反映し、反映したルータを再起動する処理部 である。具体的には、設定反映処理部15eは、 ルータ操作管理テーブル14aを検索して、ルー タの設定反映方法及び再起動方法を取得する 。そして、取得した設定反映方法及び再起動 方法にしたがってDR優先度算出処理部15dから 信したルータIDに該当するルータにルータ 報管理テーブル14bのルータ設定を反映し、 映したルータを再起動する。

 次に、図2に示したルータ操作管理テーブ ル14aの構造を具体的に説明する。図3は、図2 示したルータ操作管理テーブル14aの一例を す図である。同図に示すように、ルータ操 管理テーブル14aは、ルータ種別ごとにルー 設定記述形式、設定収集方法、設定反映方 及び再起動方法を対応付けて記憶する。

 ここで、ルータ操作管理テーブル14aに記 された各情報について説明する。ルータ種 は、ルータの機種名を記憶した情報であり 図3では、ルータの機種名に対応するID情報 記憶した例を示している。ルータ設定記述 式は、ルータに設定される優先度の記述形 を記憶した情報である。このルータ設定記 形式は、ルータに設定される設定情報の中 ら優先度を抽出するために用いられる。

 設定収集方法は、ルータから設定情報を 得する手順を記憶した情報である。例えば 図3に示すように、ルータ種別が「A11」の場 合、TELNETによってルータにログインし、「CON FIG > CONFIG.txt」というコマンドを実行して 設定情報をCONFIG.txtというファイル名に出力 、FTPによって出力したCONFIG.txtを取得するこ になる。

 設定反映方法は、ネットワーク監視装置1 0が更新した設定情報をルータに反映する手 を記憶した情報である。例えば、図3に示す うに、ルータ種別が「A11」の場合、FTPによ て設定ファイルをルータに転送した後、TELN ETによってルータにログインし、「SET CONFIG.t xt」とういコマンドを実行して設定情報を反 することになる。ここでは、設定ファイル ファイル名を「CONFIG.txt」とする。

 再起動方法は、ルータの再起動手順を記 した情報である。例えば、図3に示すように 、ルータ種別が「A11」の場合、TELNETによって ルータにログインし、「reboot」というコマン ドを実行してルータを再起動することになる 。

 次に、図2に示したルータ情報管理テーブ ル14bの構造を具体的に説明する。図4は、図2 示したルータ情報管理テーブル14bの一例を す図である。同図に示すように、ルータ情 管理テーブル14bは、ルータIDごとにルータ 別及びルータ設定を対応付けて記憶する。

 ここで、ルータ情報管理テーブル14bに記 された各情報について説明する。ルータID 、ルータを一意に識別するID情報である。こ のルータIDは、ネットワーク管理者によって のルータと重複しない値が設定される。

 ルータ種別は、ルータの機種名を記憶し 情報であり、図3に示したルータ操作管理テ ーブル14aのルータ種別に対応するものである 。ルータ設定は、ルータの設定情報を記憶し た情報である。この設定情報は、図3に示し 設定収集方法を参照して各ルータから設定 報を取得した情報が登録される。例えば、 ットワーク構成画面に表示される各ルータ 「ルータ設定取得」といったメニューを設 て、入力部13を用いてこのメニューを選択す ると、ネットワーク監視装置10がルータ操作 理テーブル14aの設定収集方法を参照してル タの設定情報を取得し、取得した設定情報 ルータ情報管理テーブル14bのルータ設定に 録する。

 次に、図2に示したエリア優先度情報管理 テーブル14cの構造を具体的に説明する。図5 、図2に示したエリア優先度情報管理テーブ 14cの一例を示す図である。同図に示すよう 、エリア優先度情報管理テーブル14cは、ル タID及びネットワークアドレスの2つの項目 よって一意に特定できるテーブルであり、 のルータID及びネットワークアドレスの2つ 項目に対応付けてルータに設定される優先 情報を記憶する。例えば、図1に示すように 、ルータ001が2つのネットワークアドレスに する場合、図5に示すように、ルータID「001 及びネットワークアドレス「192.168.1.0」に該 当するレコードと、ルータID「001」及びネッ ワークアドレス「192.168.2.0」に該当するレ ードを登録する。

 ここで、エリア優先度情報管理テーブル1 4cに記憶された各情報について説明する。ル タIDは、ルータを一意に識別するID情報であ り、図4に示したルータ情報管理テーブル14b ルータIDに対応するものである。ネットワー クアドレスは、ルータが属するネットワーク アドレスを記憶した情報である。優先度情報 は、ルータに設定される優先度を記憶した情 報である。この優先度情報は、図3に示した ータ設定記述形式を参照してルータ情報管 テーブル14bのルータ設定から優先度を抽出 た情報が登録される。例えば、ネットワー 構成画面に表示される各ルータに「優先度 報取得」といったメニューを設けて、入力 13を用いてこのメニューを選択すると、ネッ トワーク監視装置10がルータ操作管理テーブ 14aのルータ設定記述形式を参照してルータ 定から優先度を抽出し、抽出した優先度を リア優先度情報管理テーブル14cの優先度情 に登録する。

 次に、図2に示した通信情報収集処理部15a によるLSA通信情報の収集処理について説明す る。図6は、図2に示した通信情報収集処理部1 5aによるLSA通信情報の収集処理について説明 る図である。同図に示すように、このIPネ トワークは、ルータ001とルータ002との間に ローブ012が設置され、ルータ001とルータ003 の間にプローブ013が設置され、ルータ002と ータ003との間にプローブ023が設置される。

 このIPネットワークでは、ルータ001がDRに 選出されている。したがって、ルータ002及び ルータ003は、ユニキャスト通信により自己が 保持するLSAをルータ001に送信する。そして、 プローブ012、プローブ013及びプローブ023は、 LSAの通信方向をLSA通信情報として記憶する。 具体的には、プローブ012は、ルータ002からル ータ001にLSAが送信されたことを記憶する。同 様に、プローブ013は、ルータ003からルータ001 にLSAが送信されたことを記憶する。プローブ 023は、LSAの送信経路とならないため、ルータ 002とルータ003との間でLSAの送信処理がされて いないことを記憶する。

 そして、通信情報収集処理部15aは、各プ ーブにLSA通信情報取得要求を送信して、プ ーブからLSA通信情報を取得する。なお、本 施例1では、ルータ002及びルータ003からルー タ001にLSAが送信される際の通信方向をLSA通信 情報とする場合を示したが、本発明はこれに 限定されるものではなく、DRに選出されてい ルータを特定できればいかなる情報であっ もよい。例えば、ルータ001がマルチキャス 通信によりルータ002及びルータ003にLSAを配 する際の通信方向をLSA通信情報としてもよ 。

 次に、一括表示処理部15cが表示部12に表 制御するネットワーク構成画面について説 する。図7は、図2に示した一括表示処理部15c が表示制御するネットワーク構成画面の一例 を示す図である。同図に示すように、ネット ワーク構成画面は、ネットワーク構成及びDR 選出されているルータが視覚的に認識でき よう構成される。

 このネットワーク構成画面上は、入力部1 3の一部であるマウスを用いて所定のドラッ 操作及びドロップ操作がされるとDR変更操作 を受け付ける。図7の例では、ネットワーク ドレス「192.168.1.0」のDRをルータ001からルー 003に変更操作され、ネットワークアドレス 192.168.2.0」のDRをルータ001からルータ005に変 更操作された場合を示している。また、入力 部13を用いてネットワーク構成画面上に表示 れるルータを押下等されるとルータの設定 報等を表示する。なお、本実施例1では、入 力部13の一部であるマウス操作によってDR変 操作を受け付ける場合を示したが、本発明 これに限定されるものではなく、DR変更操作 を受け付けることができるいかなる操作でも よい。例えば、表示部12がタッチパネル等の 示デバイスの場合、表示部上のタッチ操作 よりDR変更操作を受け付けてもよい。

 次に、図2に示したネットワーク監視装置 10によるDR変更処理手順について説明する。 8は、図2に示したネットワーク監視装置10に るDR変更処理手順を示すフローチャートで る。同図に示すように、まず、ネットワー 監視装置10の通信情報収集処理部15aは、ルー タ間に設置されるプローブからLSA通信情報を 収集し、収集したLSA通信情報をDR特定処理部1 5bに出力する(ステップS101)。

 LSA通信情報を受け付けたDR特定処理部15b 、LSA通信情報を解析してDRに選出されている ルータを特定し、特定したルータのルータID びネットワークアドレスを一括表示処理部1 5cに出力する(ステップS102)。なお、エリア優 度情報管理テーブル14cに優先度情報が記憶 れているにも関わらず、プローブからLSA通 情報を収集してDRを特定する理由は、優先 に最も大きい値を設定されたルータがDRに選 出されているとは限らないからである。これ は、再起動しなければ更新された設定情報が 有効にならないルータがあることによる。

 そして、一括表示処理部15cは、DR特定処 部15bから受け付けたルータIDに該当するルー タがDRと認識できるようネットワーク構成画 を表示部12に表示する(ステップS103)。

 ネットワーク構成画面上でDR変更操作が 定されると(ステップS104肯定)、DR優先度算出 処理部15dは、エリア優先度情報管理テーブル 14cからDR変更操作が行われたネットワークア レスに該当する優先度情報を検索し、取得 た優先度情報を比較してDRに指定されたル タの優先度が最も大きい値となるように優 度を算出する(ステップS105)。そして、エリ 優先度情報管理テーブル14cの優先度情報を 出した優先度に更新する(ステップS106)。

 例えば、図1に示すように、ネットワーク アドレス「192.168.1.0」のDRをルータ001からル タ003に変更操作された場合、DR優先度算出処 理部15dは、エリア優先度情報管理テーブル14c からネットワークアドレス「192.168.1.0」に該 する優先度情報を検索して、図5に示すよう に、ルータID「001」、「002」、「003」の優先 情報である「100」、「50」、「30」を取得す る。これらの優先度情報を比較して、ルータ ID「003」の優先度情報が最も大きい値となる うに新しい優先度を算出する。そして、エ ア優先度情報管理テーブル14cの優先度情報 算出した優先度に更新する。ここでは、図5 中に斜線を付したように、ネットワークアド レス「192.168.1.0」に該当するルータID「001」 優先度情報を「100」から「10」に更新すると ともに、ルータID「003」の優先度情報を「30 から「60」に更新する場合を示している。

 同様にして、ネットワークアドレス「192. 168.2.0」のDRをルータ001からルータ005に変更操 作された場合には、ネットワークアドレス「 192.168.2.0」の中で、ルータID「005」の優先度 報が最も大きい値となるように更新する。 こでは、図5中に斜線を付したように、ネッ ワークアドレス「192.168.2.0」に該当するル タID「001」の優先度情報を「80」から「60」 更新するとともに、ルータID「005」の優先度 情報を「10」から「100」に更新する場合を示 ている。

 そして、DR優先度算出処理部15dは、ルー 操作管理テーブル14aのルータ設定記述形式 参照して、ルータ情報管理テーブル14bのル タ設定を算出した優先度に更新する(ステッ S107)。

 例えば、図1に示すようにDR変更操作がさ た場合、DR優先度算出処理部15dは、ルータID 「001」のルータ設定を以下のように更新処理 する。まず、DR優先度算出処理部15dは、ルー 操作管理テーブル14aからルータ種別「A11」 該当するルータ設定記述形式を検索し、優 度の記述形式「OSPF PRIORITY = N」を取得す 。そして、ルータ情報管理テーブル14bから ータID「001」に該当するルータ設定を取得し 、「OSPF PRIORITY = N」の「N」に該当する部分 を算出した優先度情報に更新する。図4の例 は、図中に斜線を付したように、ネットワ クアドレス「192.168.1.0」に該当する「OSPF PRI ORITY」を「100」から「10」に更新するととも 、ネットワークアドレス「192.168.2.0」に該当 する「OSPF PRIORITY」を「80」から「60」に更新 する。同様にして、ルータ003及びルータ005の ルータ設定も更新する。

 そして、DR優先度算出処理部15dからルー IDを受信した設定反映処理部15eは、受信した ルータIDに該当するルータにルータ情報管理 ーブル14bのルータ設定を反映し(ステップS10 8)、該ルータを再起動する(ステップS109)。

 例えば、図1に示すようにDR変更操作がさ た場合、設定反映処理部15eは、DR優先度算 処理部15dからルータID「001」、「003」、「005 」を受け付ける。このルータIDに該当するル タに設定情報を反映する。ここで、ルータ0 01に設定情報を反映する場合を説明すると、 定反映処理部15eは、まず、ルータ情報管理 ーブル14bからルータID「001」に該当するル タ設定をファイル(ファイル名は「CONFIG.txt」 とする)に出力する。そして、ルータ操作管 テーブル14aからルータ種別「A11」に該当す 設定反映方法を検索して設定情報の反映手 を取得する。取得した反映手順通りに、FTP よって出力ファイル「CONFIG.txt」をルータに 送した後、TELNETによってルータにログイン 、「SET CONFIG.txt」とういコマンドを実行し 設定情報を反映する。そして、ルータ操作 理テーブル14aからルータ種別「A11」に該当 る再起動方法を検索してルータの再起動手 を取得する。取得した再起動手順通りに、T ELNETによってログインし、「reboot」というコ ンドを実行してルータを再起動する。同様 して、ルータ003、ルータ005についても設定 報を反映し、ルータを再起動する。

 上述してきたように、本実施例1では、記 憶部14にルータの設定情報を記憶しておき、 信情報収集処理部15aがプローブからLSA通信 報を収集し、DR特定処理部15bがLSA通信情報 解析してDRを特定したならば、一括表示処理 部15cが表示部12にネットワーク構成画面を表 し、このネットワーク構成画面でDR変更操 が確定されたならば、DR優先度算出処理部15d が、DRに指定されたルータの優先度が最も大 い値となるようにエリア優先度情報管理テ ブル14c及びルータ情報管理テーブル14bを更 し、設定反映処理部15eが更新された設定情 を各ルータに一括で反映処理するよう構成 たので、簡易な操作で適切なルータにDRを 更することができる。

 なお、上記実施例1では、ネットワーク構 成画面上でDRの変更操作を受け付けてIPネッ ワーク上のDRを変更する場合を示したが、本 発明はこれに限定されるものではなく、ネッ トワーク構成画面上でDR、BDRの変更操作を受 付けてIPネットワーク上のDR、BDRを変更する 場合に適用することもできる。

 ところで、上記実施例1では、ルーティン グ情報配布処理を代表して行うOSPFのDRを変更 する場合を示したが、他のルーティングプロ トコルでも、所定の処理を特定のルータが代 表して行う場合がある。例えば、PIM-SM(Protocol  Independent Multicast Sparse Mode)version2(以下、「 PIM-SM」と言う)では、特定のルータがマルチ ャストパケットの中継処理を行う。そこで 本実施例2では、PIM-SMが動作するIPネットワ ク上で、所定の処理を代表して行うルータ 変更する場合を示すこととする。

 まず、本実施例2に適用するPIM-SMについて 簡単に説明する。PIM-SMに対応するルータは、 特定のマルチキャストアドレスに対してマル チキャストパケットの中継処理を行う。ここ で、LAN(Local Area Network)に複数のルータが接 されている場合、それぞれのルータが同一 マルチキャストアドレスに対して中継処理 行うと、LAN上に同一のパケットが複数送出 れるおそれがある。これを防止するために ルータの中から中継処理を代表して行うRP(Re ndezvous Point)が選出される。このRPは、ルータ に中継処理を行うマルチキャストアドレスを 設定することで選出される。

 また、PIM-SMが動作するIPネットワークで 、RPに選出されているルータの情報(IPアドレ ス等)をIPネットワーク内の全ルータに通知す るBSR(Bootstrap Router)が選出される。BSRは、実 例1に記載したDRと同様に、ルータに設定さ る優先度によって選出される。

 次に、本実施例2に係るネットワーク監視 装置の概念について説明する。図9は、本実 例2に係るネットワーク監視装置の概念を説 するための説明図である。同図に示すよう 、このIPネットワークは、ルータ006と、ル タ007と、ルータ008とからなる。また、ネッ ワーク監視装置20は、ルータ007の配下に接続 される。

 同図に示すように、このIPネットワーク は、ルータ006がBSR、RPに選出されている。以 下では、マルチキャストアドレス「224.1.1.1」 に対するRPを「RP1」と表記し、マルチキャス アドレス「224.1.1.2」に対するRPを「RP2」と 記する。このように、特定のルータにBSR及 RPが集中すると、そのルータのCPU負荷やイン タフェース負荷が高くなり、ネットワーク障 害を引き起こす原因となる。そのような事態 を避けるために、DRを分散させる必要がある 、ルータの設定を個別に変更する作業は、 門知識が必要であり、負荷分散の内容によ ては設定変更が必要なルータが多くなり各 ータ間の設定に整合性が必要であるので非 に煩雑となる。

 ここで、本実施例2に係るネットワーク監 視装置20は、ネットワーク構成を視覚的に認 できる画面を所定の表示部に表示するとと に、ルータ間に接続されるプローブから収 した情報を用いてこの画面上にBSR及びRPに 出されているルータが認識できるよう表示 、この表示部上でBSR変更操作又はRP変更操作 を受け付けるとネットワーク監視装置20が保 するルータの設定情報を更新して、更新し 設定情報を各ルータに一括で反映してBSR及 RPを変更する点にその特徴がある。図9の例 は、BSRをルータ006からルータ007に変更し、R P2をルータ006からルータ008に変更する場合を している。

 このように、本実施例2に係るネットワー ク監視装置20では、ルータの設定を個別に変 しなくても、簡易な操作を行うだけでBSR及 RPを適切なルータに変更することができる

 次に、図9に示したネットワーク監視装置 20の構成について説明する。図10は、図9に示 たネットワーク監視装置20の構成を示す機 ブロック図である。同図に示すように、ネ トワーク監視装置20は、I/F部11と、表示部12 、入力部13と、記憶部21と、制御部22とを有 る。なお、図2に示した構成部位と同様の機 を有する部位には同一符号を付すこととし その詳細な説明を省略する。

 記憶部21は、磁気ディスク装置等からな 記憶デバイスであり、ルータ操作管理テー ル21aと、ルータ情報管理テーブル21bと、エ ア優先度情報管理テーブル21cとを格納する

 ルータ操作管理テーブル21aは、ルータが 持する設定情報の記述形式やルータが受け けるコマンド形式等をルータ種別に対応付 て記憶するテーブルである。ルータ情報管 テーブル21bは、ネットワーク監視装置20が 視する全ルータの設定情報をルータIDに対応 付けて記憶したテーブルである。

 エリア優先度情報管理テーブル21cは、ル タID及びエリア情報の2つ項目によって一意 特定できるテーブルであり、このルータID びエリア情報の2つの項目に対応付けて優先 情報を記憶したテーブルである。

 制御部22は、ネットワーク監視装置20の全 体制御を行う制御部であり、通信情報収集処 理部22aと、BSR/RP特定処理部22bと、一括表示処 理部22cと、BSR優先度算出処理部22dと、RP候補 出処理部22eと、設定反映処理部22fとを有す 。実際には、これらのプログラムを図示し いROM又は不揮発性メモリに記憶しておき、 れらのプログラムを図示しないCPUにロード て実行し、通信情報収集処理部22a、BSR/RP特 処理部22b、一括表示処理部22c、BSR優先度算 処理部22d、RP候補算出処理部22e及び設定反 処理部22fに対応するプロセスを実行させる とになる。

 通信情報収集処理部22aは、ルータ間に設 されるプローブからマルチキャストパケッ 等の通信情報を収集し、収集した通信情報 BSR/RP特定処理部22bに出力する処理部である

 BSR/RP特定処理部22bは、通信情報収集処理 22aからマルチキャストパケット等の通信情 を受け付けて、BSR又はRPに選出されている ータを特定し、特定したルータのルータIDを 一括表示処理部22cに出力する処理部である。

 一括表示処理部22cは、ネットワーク構成 視覚的に認識できるよう構成された画面を 示部12に表示制御するするとともに、BSR/RP 定処理部22bから受け付けたルータIDに該当す るルータがBSR及びRPと認識できるよう表示す 。

 BSR優先度算出処理部22dは、ネットワーク 成画面上でBSR変更の確定操作を受け付ける 、BSRに指定されたルータの優先度が最も大 い値となるようにルータ情報管理テーブル2 1b及びエリア優先度情報管理テーブル21cを更 し、更新したルータ情報管理テーブル21bの ータIDを設定反映処理部22fに出力する処理 である。

 RP候補算出処理部22eは、ネットワーク構 画面上で所定のRP変更の確定操作を受け付け ると、RPに指定されたルータがRPとなるよう ルータ情報管理テーブル21b及びエリア優先 情報管理テーブル21cを更新し、更新したル タ情報管理テーブル21bのルータIDを設定反映 処理部22fに出力する処理部である。

 設定反映処理部22fは、BSR優先度算出処理 22d又はRP算出処理部22eから受信したルータID に該当するルータに、ルータ情報管理テーブ ル21bのルータ設定を反映し、反映したルータ を再起動する処理部である。具体的には、設 定反映処理部22fは、ルータ操作管理テーブル 21aを検索して、ルータの設定反映方法及び再 起動方法を取得する。そして、取得した設定 反映方法及び再起動方法にしたがってBSR優先 度算出処理部22d又はRP算出処理部22eから受信 たルータIDに該当するルータにルータ情報 理テーブル21bのルータ設定を反映し、反映 たルータを再起動する。

 次に、図10に示したルータ操作管理テー ル21aの構造を具体的に説明する。図11は、図 10に示したルータ操作管理テーブル21aの一例 示す図である。同図に示すように、ルータ 作管理テーブル21aは、ルータ種別ごとにル タ設定記述形式、RP記述形式、設定収集方 、設定反映方法及び再起動方法を対応付け 記憶する。

 ここで、ルータ操作管理テーブル21aに記 された各情報について説明する。ルータ種 、設定収集方法、設定反映方法及び再起動 法は、実施例1に係るルータ操作管理テーブ ル14aと同様の情報であるため説明を省略する 。ルータ設定記述形式は、ルータに設定され るBSRの優先度の記述形式を記憶した情報であ る。RP記述形式は、ルータに設定されるマル キャストアドレスの記述形式を記憶した情 である。例えば、図11に示すように、ルー 種別が「A11」の場合、マルチキャストアド スの記述形式は「RP = N」である。

 次に、図10に示したルータ情報管理テー ル21bの構造を具体的に説明する。図12は、図 10に示したルータ情報管理テーブル21bの一例 示す図である。同図に示すように、ルータ 報管理テーブル21bは、ルータIDごとにルー 種別及びルータ設定を対応付けて記憶する

 ここで、ルータ情報管理テーブル21bに記 された各情報について説明する。ルータID ルータ種別は、実施例1に係るルータ情報管 テーブル14bと同様の情報であるため説明を 略する。ルータ設定は、ルータの設定情報 記憶した情報である。このルータ設定には BSRの選出基準となる優先度やマルチキャス パケットの中継対象となるマルチキャスト ドレス等が記憶される。

 次に、図10に示したエリア優先度情報管 テーブル21cの構造を具体的に説明する。図13 は、図10に示したエリア優先度情報管理テー ル21cの一例を示す図である。同図に示すよ に、エリア優先度情報管理テーブル21cは、 ータID及びエリア情報の2つの項目によって 意に特定できるテーブルであり、このルー ID及びエリア情報の2つの項目に対応付けて 先度情報を記憶する。

 ここで、エリア優先度情報管理テーブル2 1cに記憶された各情報について説明する。ル タIDは、実施例1に係るエリア優先度情報管 テーブル14cと同様の情報であるため説明を 略する。エリア情報は、PIM-SMのエリア情報 あり、ネットワーク管理者によって任意の 報が設定される。なお、本実施例2では、ル ータ006~ルータ008のエリア情報をすべて「AREA としている。優先度情報は、ルータに設定 れる優先度と、マルチキャストパケットの 継対象となるマルチキャストアドレスとを 憶した情報である。

 次に、図10に示したネットワーク監視装 20によるBSR/RP変更処理手順について説明する 。図14は、図10に示したネットワーク監視装 20によるBSR/RP変更処理手順を示すフローチャ ートである。同図に示すように、まず、ネッ トワーク監視装置20の通信情報収集処理部22a 、ルータ間に設置されるプローブからマル キャストパケット等の通信情報を収集し、 集した通信情報をBSR/RP特定処理部22bに出力 る(ステップS201)。

 通信情報を受け付けたBSR/RP特定処理部22b 、受信した通信情報を解析してBSR又はRPに 出されているルータを特定し、特定したル タのルータID及びエリア種別を一括表示処理 部22cに出力する(ステップS202)。

 そして、一括表示処理部22cは、BSR/RP特定 理部22bから受け付けたルータIDに該当する ータがBSR及びRPと認識できるようネットワー ク構成画面を表示部12に表示する(ステップS20 3)。

 ネットワーク構成画面上でBSR変更操作が 定されると(ステップS204肯定)、BSR優先度算 処理部22dは、エリア優先度情報管理テーブ 21cからBSR変更操作が行われたエリア種別に 当する優先度情報を検索し、取得した優先 情報を比較してBSRに指定されたルータの優 度が最も大きい値となるように優先度を算 する(ステップS205)。そして、エリア優先度 報管理テーブル21cの優先度情報を算出した 先度に更新する(ステップS206)。

 例えば、図9に示すように、BSRをルータ006 からルータ007に変更操作された場合、BSR優先 度算出処理部22dは、エリア優先度情報管理テ ーブル21cからエリア情報「AREA」に該当する 先度情報を検索する。そして、ルータ操作 理テーブル21aのルータ設定記述形式を参照 て、取得した優先度情報からBSRの優先度が 定されている部分を抽出する。例えば、ル タ種別「A11」の場合、図11に示すように、ル ータ設定記述形式「BSR PRIORITY = N」である め、図13に示すように、ルータID「006」の優 度情報から優先度「100」を抽出する。ルー ID「008」の場合、ルータ種別「B22」のため ルータ設定記述形式「BSR ORDER = N」となり 優先度「30」を抽出する。このように、ル タID「006」~「008」の優先度を抽出し、その はそれぞれ「100」、「50」、「30」となる。 れらの優先度情報を比較して、ルータID「00 7」の優先度情報が最も大きい値となるよう 新しい優先度を算出する。そして、エリア 先度情報管理テーブル21cの優先度情報を算 した優先度に更新する。ここでは、図13中に 斜線を付したように、ルータID「007」の優先 を「50」から「200」に更新する場合を示し いる。

 そして、BSR優先度算出処理部22dは、ルー 操作管理テーブル21aのルータ設定記述形式 参照して、ルータ情報管理テーブル21bのル タ設定を算出した優先度に更新し、更新し ルータ情報管理テーブル21bのルータIDを設 反映処理部22fに出力する(ステップS207)。こ では、図12中に斜線を付したように、ルータ ID「007」に該当するルータ設定の「BSR PRIORITY 」を「50」から「200」に更新する場合を示し いる。

 ネットワーク構成画面上でRP変更操作が 定されると(ステップS204肯定)、RP候補算出処 理部22eは、RPに指定されたルータがRPとなる うに、ルータ操作管理テーブル21aを参照し 、エリア優先度情報管理テーブル21cの優先 情報を更新するとともに(ステップS206)、ル タ情報管理テーブル21bのルータ設定を更新 、更新したルータ情報管理テーブル21bのル タIDを設定反映処理部22fに出力する(ステッ S207)。

 例えば、図9に示すように、RP2をルータ006 からルータ008に変更操作された場合、RP候補 出処理部22eは、図13中に斜線を付したよう 、ルータID「006」の優先度情報からマルチキ ャストアドレス「224.1.1.2」に該当する記述を 削除する。さらに、ルータID「008」の優先度 報にマルチキャストアドレス「224.1.1.2」の 述を追加する。ここで、RP候補算出処理部22 eは、ルータ操作管理テーブル21aのRP記述形式 を参照して、マルチキャストアドレスの記述 形式を取得する。

 そして、BSR優先度算出処理部22d又はRP候 算出処理部22eからルータIDを受信した設定反 映処理部22fは、受信したルータIDに該当する ータにルータ情報管理テーブル21bのルータ 定を反映し(ステップS208)、該ルータを再起 する(ステップS209)。

 上述してきたように、本実施例2では、記 憶部21にルータの設定情報を記憶しておき、 信情報収集処理部22aがプローブから通信情 を収集し、BSR/RP特定処理部22bがBSR又はRPを 定したならば、一括表示処理部22cが表示部12 にネットワーク構成画面を表示し、このネッ トワーク構成画面でBSR変更操作又はRP変更操 が確定されたならば、BSR優先度算出処理部2 2d又はRP候補算出処理部22eがエリア優先度情 管理テーブル21c及びルータ情報管理テーブ 21bを更新し、設定反映処理部21fが更新され 設定情報を各ルータに反映処理するよう構 したので、簡易な操作で適切なルータにBSR びRPを変更することができる。

 なお、上記実施例1及び2では、ネットワ ク構成画面上にネットワーク構成及びDRに選 出されているルータを視覚的に認識できるよ う表示し、所定の変更操作がされるとDR等を 更する場合を示したが、本発明はこれに限 されるものではなく、ネットワーク監視装 がルータの負荷状況やネットワークのトラ ィック状況等からDR等に指定するべきルー を判定し、DR等に指定するべきルータとDR等 指定するべきでないルータとを識別できる うにネットワーク構成画面上に表示する場 にも適用できる。例えば、IPネットワーク 形成する各ルータの処理性能、負荷状況及 ネットワークのトラフィック状態を図示し い記憶部に記憶し、この記憶した情報に基 いてDR等に指定するべきルータを順位付けし て、この順位毎にネットワーク構成画面上の ルータを色別に表示するようにしてもよい。

 なお、上記実施例1及び2では、ネットワ ク構成画面上にネットワーク構成及びDRに選 出されているルータを視覚的に認識できるよ う表示し、所定の変更操作がされるとDR等を 更する場合を示したが、本発明はこれに限 されるものではなく、ネットワーク監視装 がルータの負荷状況やネットワークのトラ ィック状況等からDR等に指定すべきルータ 判定し、判定されたルータにDR等を変更した 状態でネットワーク構成画面上に表示するよ うに構成してもよい。かかる場合、ネットワ ーク管理者は、判定結果に問題がないか確認 して確定操作をするだけでDR等を変更するこ ができる。

 また、上記実施例1及び2では、ルーティ グプロトコルが単独で動作する場合を示し が、本発明はこれに限定されるものではな 、複数のルーティングプロトコルが動作す 場合に、それぞれの代表ルータを一括で変 できるように構成してもよい。例えば、OSPF PIM-SMが同時に動作するIPネットワークの場 、ネットワーク構成画面上でDR、BSR及びRPを 時に変更操作できるようにしてもよい。

 以上のように、本発明にかかるネットワ ク監視装置、ネットワーク監視方法及びネ トワーク監視プログラムは、ルーティング ロトコルが動作するIPネットワークを監視 る場合に有用であり、特に、所定の処理を 表して行う代表ルータを簡易な作業で適切 ルータに変更する場合に適している。