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Patent Searching and Data


Title:
PAPER NOTE DEPOSITING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/122502
Kind Code:
A1
Abstract:
In order to lessen a burden on a person responsible for cash collection in a cash collection organization and reduce a price of a paper note depositing apparatus, a paper note depositing apparatus (100) has a receiving section (103) to receive the paper notes for ingathering one by one, a judgment section (104) to identify and count the paper notes ingathered by the receiving section (103), one cassette (107) to store the paper notes counted by the judgment section (104), an instruction accepting section (109B) to accept an instruction from an operator, a memory section (101) to store the identification result and counting result from the judgment section (104), and a control section (102) that controls the judgment section (104) to count the securities ingathered by the receiving section (103) without identification, storing the counted securities in the cassette (107) in case the instruction accepting section (109B) accepts an instruction of securities deposit handling mode.

Inventors:
SAKATA MASAKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056342
Publication Date:
October 08, 2009
Filing Date:
March 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
SAKATA MASAKAZU (JP)
International Classes:
G07D3/00
Foreign References:
JP2004355448A2004-12-16
JPS63199376U1988-12-22
JP2004199110A2004-07-15
JPH0844806A1996-02-16
JPH09147190A1997-06-06
JPH05286641A1993-11-02
JP2006293464A2006-10-26
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (JP)
Kenji Yoshitake (JP)
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Claims:
 紙幣および有価証券類からなる売上金等の紙葉類の入金処理を行う紙葉類入金装置において、
 紙葉類を受け入れて1枚ずつ取り込む受入部と、
 前記受入部によって取り込まれた紙葉類の識別および計数を行う判別部と、
 前記判別部によって計数された紙葉類を収納する1つのカセットと、
 オペレータの指示を受け付ける指示受付部と、
 前記判別部の識別結果および計数結果を記憶する記憶部と、
 前記指示受付部によって有価証券類入金処理モードの指示が受け付けられた場合に、前記受入部によって取り込まれた有価証券類に対して識別を行なうことなく計数を行なうように前記判別部を制御し、当該計数された有価証券類を前記カセットに収納する制御部と、を備えることを特徴とする紙葉類入金装置。
 オペレータ毎に固有のオペレータIDを受け付けるオペレータID受付部を更に備え、
 前記制御部は、前記オペレータID受付部によって受け付けられたオペレータIDと前記判別部の識別結果および計数結果とを関連付けて前記記憶部に書き込む請求項1に記載の紙葉類入金装置。
 前記判別部によって識別および計数された紙葉類を一時的に保留する一時保留部と、
 所定の情報を表示する表示部と、を更に備え、
 前記制御部は、前記判別部によって識別および計数された紙葉類を前記一時保留部に一時的に保留し、前記表示部に当該判別部の識別結果および計数結果を表示し、前記指示受付部によって承認指示が受け付けられた場合に前記一時保留部に一時的に保留された紙葉類を前記カセットに収納する請求項1または2に記載の紙葉類入金装置。
 前記制御部は、前記指示受付部によって連続入金処理モードの指示が受け付けられた場合に、第1入金処理の処理対象となる紙葉類のセットを促す画面を前記表示部に表示し、当該第1入金処理が終了した後に、当該第1入金処理の後に行われる第2入金処理の処理対象となる紙葉類のセットを促す画面を前記表示部に表示する請求項3に記載の紙葉類入金装置。
 前記指示受付部は、前記有価証券類入金処理モードの指示を受け付けた後に、前記有価証券類の発行元情報の指示を受け付ける請求項1乃至4の何れか1項に記載の紙葉類入金装置。
 前記記憶部は、紙幣の出所毎の真偽判定レベルを含む設定情報を記憶し、
 前記制御部は、前記指示受付部によって紙幣の出所情報の指示が受け付けられた場合に、当該紙幣の出所情報に従って前記記憶部に記憶された設定情報を参照し、当該設定情報に従って前記判別部を制御する請求項1乃至5の何れか1項に記載の紙葉類入金装置。
 前記記憶部は、機械を経由する出所に対応する第1真偽判定レベルと、機械を経由しない出所に対応する第2真偽判定レベルとを記憶し、
 前記第2真偽判定レベルは、前記第1真偽判定レベルより判定基準が厳しくなるようなパラメータを含む請求項6に記載の紙葉類入金装置。
Description:
紙葉類入金装置

 本発明は、紙葉類入金装置に関し、特に 紙幣および有価証券類からなる売上金等の 葉類の入金処理を行う紙葉類入金装置に関 る。

発明の背景

 従来、スーパーマーケットやコンビニエ スストア等の小売店の店舗では、その日の 上金を銀行の窓口や夜間金庫に持参し、そ 小売店の店舗の本部口座に入金していた。 かし、その入金に際しては、売上金の金種 枚数および金額を予め計算し、銀行の窓口 夜間金庫まで持参する手間を要していた。 た、特に夜間等に売上金を持参する行為に 危険を伴うこともあった。

 近年では、かかる不都合を改善する手段 して、例えば、特開平6-266963号公報に開示 れた装置および方法を利用した売上金回収 ステムが増えつつある。その内容を要約す と、以下の通りである。

 まず、現金回収機関(例えば、予め委託契 約した警備会社等)が小売店の店舗に貨幣入 装置を設置する。小売店の店舗では、売上 がある程度蓄積したときに、小売店の店舗 係員や店長が貨幣入金装置に売上金を入金 る。入金された売上金は、貨幣入金装置の セットに収納される。入金が確定した後は 入金された売上金の金種および金額が明記 れたレシートが発行される。レシートが発 された後の売上金は、現金回収機関によっ 管理される。現金回収機関の回収担当者は 小売店の各店舗を定期的に巡回して売上金 収納されたカセットを回収する。その翌日 現金回収機関は、回収された売上金の金額 その小売店の店舗の本部口座に振り込み、 の小売店の店舗から所定の手数料を受け取 というものである。

 この売上金回収システムでは、紙幣と硬 等の現金は売上金として貨幣入金装置のカ ットに収納されるが、商品券や小切手等の 金以外の有価証券類は貨幣入金装置のカセ トに収納されない。従って、現金回収機関 回収担当者は、有価証券類を小売店の店舗 係員から直接受け取って、現金が収納され カセットとは別のバック等に収納して持ち らなければならなかった。

 また、紙幣と有価証券類の両方を処理で る装置として、例えば、特開2004-355448号公 に示される装置が提案されている。この装 は、紙幣と有価証券類とを一括して入金す ものである。この装置は、紙幣識別部の他 有価証券類のMICR(Magnetic Ink Character Reader)文 字を読み取るMICR部が設けられている。そし 、一括して入金された紙幣は紙幣識別部で 別されて紙幣用の収納部に収納され、有価 券類はMICR部でMICR文字が読み取られ有価証券 類用の収納部に収納されるようになっていた 。

 しかし、この装置では、紙幣と有価証券 とを異なる収納部に収納される。従って、 の装置が小売店の店舗の売上金を入金する 幣入金機として使用されたとしても、現金 収機関の回収担当者は、2つのカセット(紙 用のカセットと有価証券類用のカセット)を 収する必要があり、有価証券類回収の負担 増加してしまうという問題があった。

 また、この装置は、2つの識別部(紙幣用 識別部と有価証券類用の識別部)を有するの 、識別部の製造コストが高くなる。その結 、装置の価格が高くなってしまうという問 があった。

 更に、この装置の有価証券類用の識別部 、MICR文字が付いている有価証券類しか識別 できないので、識別できない有価証券類(MICR 字が付いていない有価証券類)は有価証券類 用の収納部に収納されない。従って、識別で きない有価証券類があった場合には、前述の ように、現金回収機関の回収担当者は、MICR 字がついていない有価証券類を2つのカセッ とは別のバック等に収納して持ち帰らなけ ばならなかった。すなわち、この装置では 有価証券類用の識別部を設けたことによっ 装置の価格が高くなったうえに、有価証券 回収の負担が増加してしまうという問題が った。

 本発明はこのような目的に鑑みて創作さ たものであり、本発明によれば、有価証券 回収の負担を軽減することができ且つ紙葉 入金装置の価格の上昇を抑えることができ 。

 本発明の第1態様によれば、
 紙幣および有価証券類からなる売上金等の 葉類の入金処理を行う紙葉類入金装置にお て、
 紙葉類を受け入れて1枚ずつ取り込む受入部 と、
 前記受入部によって取り込まれた紙葉類の 別および計数を行う判別部と、
 前記判別部によって計数された紙葉類を収 する1つのカセットと、
 オペレータの指示を受け付ける指示受付部 、
 前記判別部の識別結果および計数結果を記 する記憶部と、
 前記指示受付部によって有価証券類入金処 モードの指示が受け付けられた場合に、前 受入部によって取り込まれた有価証券類に して識別を行なうことなく計数を行なうよ に前記判別部を制御し、当該計数された有 証券類を前記カセットに収納する制御部と を備えることを特徴とする紙葉類入金装置 提供される。

 本発明において、オペレータ毎に固有のオ レータIDを受け付けるオペレータID受付部を 更に備え、
 前記制御部は、前記オペレータID受付部に って受け付けられたオペレータIDと前記判別 部の識別結果および計数結果とを関連付けて 前記記憶部に書き込むことが好ましい。

 前記判別部によって識別および計数された 葉類を一時的に保留する一時保留部と、
 所定の情報を表示する表示部と、を更に備 、
 前記制御部は、前記判別部によって識別お び計数された紙葉類を前記一時保留部に一 的に保留し、前記表示部に当該判別部の識 結果および計数結果を表示し、前記指示受 部によって承認指示が受け付けられた場合 前記一時保留部に一時的に保留された紙葉 を前記カセットに収納することが好ましい

 本発明において、前記制御部は、前記指 受付部によって連続入金処理モードの指示 受け付けられた場合に、第1入金処理の処理 対象となる紙葉類のセットを促す画面を前記 表示部に表示し、当該第1入金処理が終了し 後に、当該第1入金処理の後に行われる第2入 金処理の処理対象となる紙葉類のセットを促 す画面を前記表示部に表示することが好まし い。

 本発明において、前記指示受付部は、前 有価証券類入金処理モードの指示を受け付 た後に、前記有価証券類の発行元情報の指 を受け付けることが好ましい。

 本発明において、前記記憶部は、紙幣の出 毎の真偽判定レベルを含む設定情報を記憶 、
 前記制御部は、前記指示受付部によって紙 の出所情報の指示が受け付けられた場合に 当該紙幣の出所情報に従って前記記憶部に 憶された設定情報を参照し、当該設定情報 従って前記判別部を制御することが好まし 。

 本発明において、前記記憶部は、機械を経 する出所に対応する第1真偽判定レベルと、 機械を経由しない出所に対応する第2真偽判 レベルとを記憶し、
 前記第2真偽判定レベルは、前記第1真偽判 レベルより判定基準が厳しくなるようなパ メータを含むことが好ましい。

は、本発明の実施例1に係る紙葉類入金 装置100の外観を示す斜視図である。 は、本発明の実施例1に係る紙葉類入金 装置100の内部構成を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係るターミナル 109の概略を示す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る紙葉類入金 装置100の構成を示すブロック図である。 は、本発明の実施例1に係る入金処理の 処理手順を示すフローチャートである。 は、入金処理モード選択画面の概略を す概略図である。 は、本発明の実施例1に係る紙幣の入金 処理(図5のS504)の処理手順を示すフローチャ トである。 は、本発明の実施例1に係る識別データ 101Bのデータ構造の概略を示す概略図である は、本発明の実施例1に係る有価証券類 の入金処理(図5のS505)の処理手順を示すフロ チャートである。 は、設定画面の概略を示す概略図であ る。 は、本発明の実施例1に係る連続入金 理の処理手順を示すフローチャートである は、メッセージ画面の概略を示す概略 図である。 は、メッセージ画面の概略を示す概略 図である。 は、本発明の実施例2に係る紙葉類入 装置200の構成を示すブロック図である。 は、本発明の実施例2に係る入金処理 処理手順を示すフローチャートである。 は、前処理選択画面の概略を示す概略 図である。 は、本発明の実施例2に係る設定情報20 1Dのデータ構造の概略を示す概略図である。

 以下、本発明の実施例について図面を参 して説明する。なお、以下の実施例は、本 明の実施の一形態であって、本発明の範囲 限定するものではない。

(実施例1)
 はじめに、本発明の実施例1について説明す る。本発明の実施例1は、紙幣と有価証券類 を1つのカセットに収納する紙葉類入金装置 例である。

 図1は、本発明の実施例1に係る紙葉類入 装置100の外観を示す斜視図であり、図2は、 発明の実施例1に係る紙葉類入金装置100の内 部構成を示す概略図である。

 図1、図2に示されるように、紙葉類入金 置100は、受入部103、判別部104、リジェクト 105、一時保留部106、返却口106a、カセット107 搬送部108およびターミナル109を備えている

 図1に示されるように、受入部103は、紙葉 類入金装置100の前方に設けられている。リジ ェクト部105は、受入部103の下方に設けられて いる。ターミナル109は、受入部103の上方に設 けられている。受入部103およびリジェクト部 105は、オペレータとの間で紙葉類の受け渡し ができるように開口している。

 図2に示されるように、受入部103は、オペ レータによってセットされた紙葉類を受け入 れ、紙葉類入金装置100の中に1枚ずつ取り込 。例えば、受入部103にセットされる紙葉類 、紙幣および有価証券類からなる。

 判別部104は、受入部103によって取り込ま た紙葉類の識別および計数を行う。判別部1 04は、当該紙葉類が紙幣である場合には、紙 の金種および真偽等の識別および計数を行 、当該紙葉類が有価証券類である場合には 紙幣の金種および真偽等の識別を行うこと く計数のみを行う。

 リジェクト部105は、判別部104によってリ ェクト紙幣と判別された場合(例えば、判別 部104の真偽判定結果が偽券である場合)に、 該紙幣を紙葉類入金装置100の外部から取り せるように集積する。

 一時保留部106は、判別部104によって計数 れた紙葉類を一時的に保留する一時保留機 および一時保留機構に一時的に保留された 葉類を返却口106aから取り出し可能とする返 却機構を有する。

 カセット107は、一時保留部106の紙葉類を 納する。現金回収機関の回収担当者は、紙 類入金装置100からカセット107を取り出すこ によって紙幣および有価証券類からなる売 金等を回収する。

 搬送部108は、受入部103によって取り込ま た紙葉類を搬送する。当該紙葉類は、判別 104を経由してリジェクト部105または一時保 部106に搬送される。

 ターミナル109は、図3に示されるように、 オペレータに対して所定の情報を表示する表 示部109A、オペレータの指示を受け付ける指 受付部109Bおよびオペレータ毎に固有のオペ ータIDを受け付けるオペレータID受付部109C 有する。表示部109Aは、例えば液晶ディスプ イである。指示受付部109Bは、例えば表示部 109Aに表示されるソフトキーである。オペレ タID受付部109Cは、例えばオペレータのIDカー ドに記憶されたオペレータIDを読み取るカー リーダである。

 図4は、本発明の実施例1に係る紙葉類入 装置100の構成を示すブロック図である。

 紙葉類入金装置100は、記憶部101および制 部102を備えている。

 記憶部101は、制御プログラム101A、識別デ ータ101Bおよび計数データ101Cを記憶する。制 プログラム101Aは、制御部102のためのプログ ラムである。識別データ101Bは、判別部104の 別結果を示すデータである。計数データ101C 、判別部104の計数結果を示すデータである

 制御部102は、記憶部101、受入部103、判別 104、リジェクト部105、一時保留部106、カセ ト107、搬送部108、表示部109A、指示受付部109 BおよびオペレータID受付部109Cと接続されて る。制御部102は、制御プログラム101Aを起動 ることによって各部103~109Cを制御する。

 図5は、本発明の実施例1に係る入金処理 処理手順を示すフローチャートである。

 はじめに、オペレータID受付部109Cは、オ レータIDが記憶されたオペレータのIDカード を受け付け、当該IDカードに記憶されたオペ ータIDを読み取る(S501)。

 次に、指示受付部109Bは、オペレータの入 金処理モードの指示を受け付ける(S502)。この とき、表示部109Aには、図6に示されるような 金処理モード選択画面が表示される。

 S502において受け付けられた入金処理モー ドが図6の「1、紙幣入金処理モード」である 合には(S503-A)、後述の紙幣の入金処理(図7) 行われる(S504)。

 一方、S502において受け付けられた入金処 理モードが図6の「2、有価証券類入金処理モ ド」である場合には(S503-B)、後述の有価証 類の入金処理(図9)が行われる(S505)。

 一方、S502において受け付けられた入金処 理モードが図6の「3、連続入金処理モード」 ある場合には(S503-C)、後述の連続入金処理( 11)が行われる(S506)。

 本発明の実施例1に係る入金処理は、S504~S 506の後に終了する。

 図7は、本発明の実施例1に係る紙幣の入 処理(図5のS504)の処理手順を示すフローチャ トである。

 はじめに、受入部103は、オペレータによ てセットされた紙幣の受入を開始する(S701) 受け入れられた紙幣は、紙葉類入金装置100 中に1枚ずつ取り込まれる。

 次に、判別部104は、S701において取り込ま れた紙幣の金種を識別する(S702)。このとき、 制御部102は、図5のS501において受け付けられ オペレータIDと判別部104の識別結果とを関 付け、識別データ101Bとして記憶部101に書き む。図8に示されるように、識別データ101B 、「NO.」、「オペレータID」、「金額」およ び「偽券」という項目を含む。「NO.」は、各 識別結果に対して時系列に付される連番を示 す項目である。「オペレータID」は、図5のS50 1において受け付けられたオペレータIDを示す 項目である。「金額」は、判別部104の識別結 果を示す項目である。「偽券」は、判別部104 によって偽券と判定されたときに立てられる フラグを示す項目である。

 S702の識別結果にリジェクト要因がなかっ た場合には(S703-NO)、判別部104は、当該紙幣の 計数を行う(S704)。このとき、制御部102は、判 別部104の計数結果を計数データ101Cとして記 部101に書き込む。

 次に、制御部102は、S704において計数され た紙幣を一時保留部106に一時的に保留する(S7 05)。

 一方、S702の識別結果にリジェクト要因が あった場合には(S703-YES)、制御部102は、当該 幣をリジェクト部105に集積する(S706)。

 S702~S706は、停止要件が発生するまで繰り される(S707-NO)。例えば、受入部103にセット れた紙幣がなくなった場合または一時保留 106に一時的に保留された紙幣が最大保留枚 に達した場合に停止要件が発生する。

 停止要件が発生した場合には(S707-YES)、受 入部103は、紙幣の受入を停止する(S708)。

 次に、指示受付部109Bによって承認指示が 受け付けられた場合には(S709-YES)、制御部102 、S705において一時的に保留された紙幣をカ ット107に収納する(S710)。

 一方、指示受付部109Bによって非承認指示 が受け付けられた場合には(S709-NO)、制御部102 は、S705において一時的に保留された紙幣を 時保留部106の返却口106aからオペレータに返 する(S711)。

 本発明の実施例1に係る紙幣の入金処理は 、S710またはS711の後に終了する。

 図9は、本発明の実施例1に係る有価証券 の入金処理(図5のS505)の処理手順を示すフロ チャートである。

 はじめに、指示受付部109Bは、オペレータ から有価証券類の入金処理に関する設定を受 け付ける(S901)。設定項目は、有価証券類の発 行元、金種毎の枚数および合計金額等に関す る情報である。このとき、表示部109Aには、 10に示されるような設定画面が表示される。

 次に、受入部103は、オペレータによって ットされた有価証券類の受入を開始する(S90 2)。受け入れられた有価証券類は、紙葉類入 装置100の中に1枚ずつ取り込まれる。

 次に、判別部104は、S902において取り込ま れた有価証券類の計数を行う(S903)。このとき 、制御部102は、図5のS501において受け付けら たオペレータIDと判別部104の計数結果を計 データ101Cとして記憶部101に書き込む。

 次に、制御部102は、S903において計数され た有価証券類を一時保留部106に一時的に保留 する(S904)。

 S903,S904は、停止要件が発生するまで繰り される(S905-NO)。例えば、受入部103にセット れた有価証券類がなくなった場合または一 保留部106に一時的に保留された有価証券類 最大保留枚数に達した場合に停止要件が発 する。

 停止要件が発生した場合には(S905-YES)、受 入部103は、有価証券類の受入を停止する(S906) 。

 S901において受け付けられた設定内容とS90 3において記憶部101に書き込まれた計数デー 101Cの内容との照合結果が一致した場合(S907-Y ES)且つ指示受付部109Bによって承認指示が受 付けられた場合には(S908-YES)、制御部102は、S 904において一時的に保留された有価証券類を カセット107に収納する(S909)。

 一方、S901において受け付けられた設定内 容とS903において記憶部101に書き込まれた計 データ101Cの内容との照合結果が一致しなか た場合(S907-NO)または指示受付部109Bによって 非承認指示が受け付けられた場合には(S908-NO) 、制御部102は、S904において一時的に保留さ た有価証券類を一時保留部106の返却口106aか オペレータに返却する(S910)。

 本発明の実施例1に係る有価証券類の入金 処理は、S909またはS910の後に終了する。

 図11は、本発明の実施例1に係る連続入金 理の処理手順を示すフローチャートである

 はじめに、表示部109Aは、受入部103へ紙幣 をセットすることを促すための図12に示され ようなメッセージ画面を表示する(S1101)。

 次に、前述の紙幣の入金処理(図7)が行わ る(S1102)。

 次に、表示部109Aは、受入部103へ有価証券 類をセットすることを促すための図13に示さ るようなメッセージ画面を表示する(S1103)。

 次に、前述の有価証券類の入金処理(図9) 行われ(S1104)、本発明の実施例1に係る連続 金処理が終了する。

 なお、本発明の実施例1では、S1101,S1102とS 1103,S1104は順不同である。

 本発明の実施例1によれば、紙幣と有価証 券類とが1つのカセット107に収納されるので 回収担当者の回収の手間を軽減することが きる。

 また、本発明の実施例1によれば、有価証 券類に対して識別を行うことなく計数を行う ので、有価証券類用の識別部が不要になり、 識別部の製造コストの上昇を抑制することが できる。その結果、紙葉類入金装置100の価格 の上昇を抑制することができる。

(実施例2)
 次に、本発明の実施例2について説明する。 本発明の実施例2は、紙幣の出所毎に異なる 偽判定レベルを用いて紙幣を判別する紙葉 入金装置の例である。なお、本発明の実施 1と同様の内容についての説明は省略する。

 図14は、本発明の実施例2に係る紙葉類入 装置200の構成を示すブロック図である。

 紙葉類入金装置200は、記憶部201、制御部2 02、受入部203、判別部204、リジェクト部205、 時保留部206、カセット207、搬送部208、表示 209A、指示受付部209BおよびオペレータID受付 部209Cを備えている。

 記憶部201は、制御プログラム201A、識別デ ータ201B、計数データ201Cおよび設定情報201Dを 記憶する。制御プログラム201A、識別データ20 1Bおよび計数データ201Cは、本発明の実施例1 制御プログラム101A、識別データ101Bおよび計 数データ101Cと同様である。設定情報201Dは、 別部204の真偽判定レベルを示す情報である

 記憶部201を除く各部202~209Cは、本発明の 施例1の各部102~109Cと同様である。

 図15は、本発明の実施例2に係る入金処理 処理手順を示すフローチャートである。

 はじめに、オペレータID受付部209Cは、オ レータIDが記憶されたオペレータのIDカード を受け付け、当該IDカードに記憶されたオペ ータIDを読み取る(S1501)。

 次に、指示受付部209Bは、オペレータの入 金処理モードの指示を受け付ける(S1502)。こ とき、表示部209Aには、図6に示されるような 入金処理モード選択画面が表示される。

 S1502において受け付けられた入金処理モ ドが図6の「1、紙幣入金処理モード」である 場合には(S1503-A)、指示受付部209Bは、前処理 選択を受け付ける(S1504)。このとき、表示部2 09Aには、図16に示されるような前処理選択画 が表示される。

 次に、制御部202は、記憶部201に記憶され 設定情報201Dを参照する(S1505)。図17に示され るように、設定情報201Dは、「前処理」およ 「真偽判定レベル」という項目を含む。「 処理」は、紙幣の出所情報を示す項目であ 。「真偽判定レベル」は、判別部204が紙幣 真偽を判定するときに参照するパラメータ 示す項目である。「真偽判定レベル」が高 ほど紙幣の通過率(一時保留部106に搬送され 紙幣の枚数/判別部104に搬送された紙幣の枚 数)は低くなる。例えば、紙幣の出所が自動 売機のような真偽判定処理を行う装置であ 場合には「真偽判定レベル:低」が好ましく 紙幣の出所が真偽判定処理を行う装置によ て前処理が行われていない場合(例えば、手 作業によって処理された場合)には「真偽判 レベル:高」が好ましい。

 次に、前述の紙幣の入金処理(図7)が行わ る(S1506)。このとき、S1505において参照され 設定情報201Dに基づいて紙幣の真偽が判定さ れる。例えば、判別部204は、S1504において図1 6の「1、自動販売機」が選択された場合には 図17の「真偽判定レベル:低」を用いて紙幣 真偽を判定し、S1504において図16の「2、レ 釣銭機」が選択された場合には、図17の「真 偽判定レベル:中」を用いて紙幣の真偽を判 し、S1504において図16の「3、前処理なし」が 選択された場合には、図17の「真偽判定レベ :高」を用いて紙幣の真偽を判定する。

 一方、S1502において受け付けられた入金 理モードが図6の「2、有価証券類入金処理モ ード」である場合には(S1503-B)、前述の有価証 券類の入金処理(図9)が行われる(S1507)。

 一方、S1502において受け付けられた入金 理モードが図6の「3、連続入金処理モード」 である場合には(S1503-C)、前述の連続入金処理 (図11)が行われる(S1508)。

 本発明の実施例2に係る入金処理は、S1506~ S1508の後に終了する。

 本発明の実施例2によれば、設定情報201D 紙幣の出所毎に異なる真偽判定レベルを含 ので、紙幣の出所に応じて適切な真偽判定 行うことができる。例えば、自動販売機に って前処理が行われた紙幣を処理する場合 は、当該紙幣は自動販売機の識別部によっ 一度は識別されているので、低い真偽判定 ベルで真偽判定を行っても良い。その場合 は、通過率の向上が期待できる。また、前 理が行われていない紙幣を処理する場合に 、当該紙幣は紙幣処理装置の識別部で一度 識別されていないので、高い真偽判定レベ で真偽判定を行っておく必要がある。この うに、本発明の実施例2によれば、紙幣の出 に応じた効率的な処理が可能となる。