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Patent Searching and Data


Title:
PORTABLE CONTAINER FOR FIRST-AID
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155824
Kind Code:
A1
Abstract:
It is intended to provide a portable container for first-aid which makes it possible to carry a USB memory device having the personal information and medical information of a carrier stored therein together with first-aid drugs. Namely, a portable container for first-aid which comprises the main container section (10) and a lid (13) made of a metal or a plastic material, a central container space (11C) located in the main container section (10) as described above, and drug-holding spaces (11A) and (11B) for storing first-aid drugs (3A) and (3B) for the carrier which are located in the both sides of the central container space (11C), characterized in that a USB memory device (3C) having at least the personal information and medical information of the carrier stored therein is contained in the central container space (11C) as described above.

Inventors:
NAKAMURA SHOICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/062330
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
June 19, 2007
Export Citation:
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Assignee:
ACP JAPAN CO LTD (JP)
NAKAMURA SHOICHI (JP)
International Classes:
A45C11/00; A61J7/00
Foreign References:
JP2007054585A2007-03-08
JP2006168773A2006-06-29
JP5078867B22012-11-21
Attorney, Agent or Firm:
NISHIYAMA, Yoshiaki et al. (7th Floor6-13, Kyobashi 1-chome,Chuo-ku, Tokyo 31, JP)
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Claims:
 救命救急のための携帯用収納具であって、
 金属又はプラスチック素材により形成された主収納部及び蓋部と、
 前記主収納部内には、中央収納スペースと、当該中央収納スペースの両側に当該携帯者の救急用医薬品を収納する医薬品収納スペースと、が形成され、
 前記中央収納スペース内には、当該携帯者の少なくとも個人情報及び医療情報を記憶するUSBメモリ装置が収納された、ことを特徴とする救命救急のための携帯用収納具。
 前記USBメモリ装置に記憶される医療情報は、携帯者の診断情報、治療情報、病歴情報、薬歴情報のうちの少なくとも一つを含む請求項1に記載の救命救急のための携帯用収納具。
 前記USBメモリ装置には、さらに携帯者の臓器提供意思を示した臓器提供意思表示カードの情報が格納されている請求項1又は2に記載の救命救急のための携帯用収納具。
 前記救急用医薬品が、狭心症、糖尿病、癲癇、喘息に対する応急処置又は治療に必要な医薬品であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の救命救急のための携帯用収納具。
Description:
救命救急のための携帯用収納具

 本発明は、救命救急のための携帯用収納 に係り、特に、携帯者の個人情報及び医療 報を格納したUSBメモリ装置を、携帯者用の 急用医薬品と共に携帯できる救命救急のた の携帯用収納具に関する。

 従来、医薬品の携帯用収納具は、主に、 期的な投薬を必要とする人及び突発的に生 に関わるような発作に襲われる可能性があ 持病(例えば、狭心症、糖尿病、癲癇、喘息 等)のある人に利用されている。

 上記のような医薬品の携帯用収納具とし は、必要な医薬品を一回服用分ずつ分けて 納できるものや、医薬品のほか病院の診察 や健康保険証等を収納できるもの等がこれ でに普及している。

 例えば、特許文献1には、医薬品を簡単に 仕分けして収納できる薬収納構造と、病院の 診察券や健康保険証等を入れるためのカード 収納構造とを一体化した救急薬・診察券等の 一体収納容器が開示されている。

 また、特許文献2には、1日分または管理 イクル分の薬を服用回数に分けて収納可能 すると共に、全体をポケット等に収納でき 棒状(ペン等の疑似形状)の薬の携帯容器が開 示されている。

 さらに、特許文献3には、腕時計の本体に開 閉可能な蓋を有する薬剤収納部を一体構造と して設けた腕時計が開示されている。

特開2007-54585号公報

特開2006-239328号公報

実用新案登録第3001579号公報

 しかしながら、上記のような医薬品の携 用収納具は、診察券や健康保険証等を入れ スペースに限りがあるため、その情報量に 制約があった。即ち、携帯者の個人情報の か、診断情報、病歴情報、治療情報、薬歴 報から成る医療情報を、医薬品と共にコン クトな形で携帯することは困難であった。

 そのため、携帯者が発作を起こした場合 、応急処置や救命治療に当たる者が、真に 効、適切な処置や治療を行えない恐れがあ ばかりか、その処置や治療に過誤が生じる 能性も高くなる。

 本発明は、上記従来の問題点に鑑みて、 帯者の個人情報及び医療情報を格納したUSB モリ装置を、携帯者が発作を起こした際に 要な救急用医薬品と共に携帯できる救命救 のための携帯用収納具を提供することを目 とする。

 本発明は、上記課題を解決するために、 属又はプラスチック素材により形成された 収納部及び蓋部と、前記主収納部内には、 央収納スペースと、当該中央収納スペース 両側に当該携帯者の救急用医薬品を収納す 医薬品収納スペースと、が形成され、前記 央収納スペース内には、当該携帯者の少な とも個人情報及び医療情報を記憶するUSBメ リ装置が収納された、ことを特徴とする救 救急のための携帯用収納具を提供する。

 このように構成することにより、救急用 薬品を携帯者に即座に投薬できると共に、U SBメモリ装置に格納された情報により有効か 適切な処置や治療を迅速に行うことが可能 なる。

 また、上記救命救急のための携帯用収納 において、前記USBメモリ装置に記憶される 療情報は、携帯者の診断情報、病歴情報、 療情報、薬歴情報のうち少なくとも一つを むようにする。

 このように構成することにより、携帯者 発作を起こした際でも、USBメモリ装置に記 された医療情報を参照できるため、有効か 適切な処置や治療を迅速に行うことが可能 なる。

 さらに、上記救命救急のための携帯用収 具において、前記USBメモリ装置には、さら 臓器提供意思表示カードの情報が格納され いるようにする。

 このように構成することにより、携帯者 臓器提供意思表示カードの内容を迅速かつ 確に汲み取り、その臓器提供意思を無駄に る事態を回避することが可能となる。

 また、上記救命救急のための携帯用収納 において、前記救急用医薬品が、狭心症、 尿病、癲癇、喘息に対する応急処置又は治 に必要な医薬品であるようにする。

 このように構成することにより、携帯者 狭心症、糖尿病、癲癇、喘息という迅速な 薬により病状からの回復が特に見込まれる 気の発作を起こした場合でも、即座に投薬 きると共に有効かつ適切な処置や治療を行 ことが可能となる。

 本発明によれば、携帯者の個人情報及び 療情報を格納したUSBメモリ装置を、携帯者 発作を起こした際に必要な救急用医薬品と に携帯できるため、救急用医薬品を携帯者 即座に投薬できると共に、USBメモリ装置に 納された情報により有効かつ適切な処置や 療を迅速に行うことができる。

本発明の実施形態に係る救命救急のた の携帯用収納具の構成図であり、図1(a)はそ の平面図、図1(b)はその側面透視図である。 本発明の実施形態に係る救命救急のた の携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録され 携帯者の個人情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る救命救急のた の携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録され 携帯者の診断情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る救命救急のた の携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録され 携帯者の病歴情報及び治療情報の一例を示 図である。 本発明の実施形態に係る救命救急のた の携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録され 携帯者の薬歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る救命救急のた の携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録され 携帯者の臓器提供意思表示カード情報の一 を示す図である。

符号の説明

  1 携帯用収納具
  3A,3B 救急用医薬品
  3C USBメモリ
  10 収納具本体
  11A,11B 医薬品収納スペース
  11C USBメモリ収納スペース
  12 メモリホルダー
  13 収納具上蓋
  14 吊り手

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照しながら詳細に説明する。

 図1は、本発明の実施形態に係る救命救急の ための携帯用収納具の構成図であり、図1(a) その平面図、図1(b)はその側面透視図である
 これらの図に示すように、本考案の救命救 のための携帯用収納具1は、収納具本体10と 納具上蓋13とから形成される。さらに、収 具本体10の中央にはメモリホルダー12が固定 れており、これにより収納具本体10内部に いては、医薬品収納スペース11A,11B(メモリホ ルダー12の両側)とUSBメモリ収納スペース11C( モリホルダー12の内部)とが形成されている

 また、収納具上蓋13の上部には吊り手14が 設けられ、この吊り手14に紐等を通すことで 帯用収納具1を首や持ち物に提げて携帯でき るようになっている。なお、吊り手14がある 合でも、ポケットや鞄に収納可能なコンパ トなサイズを有するものとする。

 収納部本体10及び収納部上蓋13は、金属又 はプラスチック素材より形成される。

 また、メモリホルダー12は、金属、プラ チック、硬化紙、皮革、ゴム等の素材より り、USBメモリを安定に保持できる構造とな ている。即ち、USBメモリの形状及びサイズ 考慮しその出し入れを容易に可能にすると に、挿入されたUSBメモリが安定する構造を するものとする。さらに、メモリホルダー12 の内側をゴム、プラスチック、皮革等よりな る保護材で被覆して、USBメモリを振動や衝撃 から護るようにしても良い。

 収納されたUSBメモリには、携帯者の個人 報のほか、携帯者に対する応急処置や救命 療等に必要な医療情報(診断情報、病歴情報 、治療情報、薬歴情報)が格納されている(後 の図2~5参照)。また、各種の診察券や健康保 険証等の情報が記録されていても良いし、さ らに、臓器提供の意思を表示するカードや登 録証等の情報を記録することも可能である。

 医薬品収納スペース11A,11Bには、例えば、 狭心症、糖尿病、癲癇、喘息等の応急処置に 必要となる医薬品を収納する。具体的には、 狭心症の場合はニトログリセリン、糖尿病の 場合はインシュリン、癲癇の場合は気付薬、 喘息の場合は各種エアロゾルを収納する。

 収納具本体10の外側には雄螺子が形成さ 、また収納具上蓋13の内側には収納具本体10 雄螺子が螺合するための雌螺子が形成され おり、これにより両者は着脱可能に接合さ る。収納具本体10と収納具上蓋13の接合は、 いずれか一方に凸部、他方に凹部を設けた嵌 合により行っても良いが、凸部の摩耗による 脱落の可能性があるため、上記の螺子構造に よる接合がより好ましい。なお、図とは逆に 収納具上蓋13側に雄螺子、収納具本体10側に 螺子を切っても良い。

 収納具本体10は、底部を有する筒状に形 され、その断面形状は円が好ましいが、こ に限らず、ポケットや鞄に収納することが 能なサイズと形状であれば、例えば楕円や 形のほか任意の多角形、あるいはそれらを み合わせた形状であっても良い。

 図2は、本発明の実施形態に係る救命救急の ための携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録さ れる携帯者の個人情報の一例を示す図である 。
 この図では、携帯者の個人情報として、氏 (ふりがな)、生年月日、性別、住所、電話 号、メールアドレス、勤務先、勤務先電話 号、緊急時連絡先氏名、緊急時連絡先電話 号、主治医氏名、主治医連絡先、主治医電 番号、データ更新年月日、及び主治医顔写 が、それぞれ示されている。

 図3は、本発明の実施形態に係る救命救急の ための携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録さ れる携帯者の診断情報の一例を示す図である 。
 この図では、携帯者の診断情報として、身 〔cm〕、体重〔kg〕、BMI、血圧〔mmHg〕、脈 数〔/分〕、血液型(ABO,Rh)、輸血歴(-,+)、アレ ルギー(-,+)、HBsAg(-,+)、HCV抗体(-,+)、TPHA(-,+)、 びHIV抗体(-,+)、不整脈(-,+)、赤血球数〔×10 4 /dl〕、Hb〔g/dl〕、Ht〔%〕、白血球数〔/mm 3 〕、AST〔IU/l〕、ALT〔IU/l〕、ALP〔IU/l〕、LDH〔 IU/l〕、γGTP〔IU/l〕、TG〔mg/dl〕、LDL-C〔mg/dl〕 、HDL-C〔mg/dl〕、血糖〔mg/dl〕、HBA1c〔%〕、尿 糖(-,+)、尿蛋白(-,+)、及び尿中赤血球(-,+)が、 それぞれ示されている。

 この他にも、心電図、胸部レントゲン、C T、MRI、心エコー等の診断画像やそれに対す 所見等、様々な診断情報を記録することが 能である。

 図4は、本発明の実施形態に係る救命救急の ための携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録さ れる携帯者の病歴情報及び治療情報の一例を 示す図である。
 この図では、携帯者の病歴情報及び治療情 として、罹患日、病名、症状と経過、治療 内容、病院名、担当医師名が示されている

 図5は、本発明の実施形態に係る救命救急の ための携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録さ れる携帯者の薬歴情報の一例を示す図である 。
 この図では、携帯者の薬歴情報として、処 日、調剤日、病名・症状名、処方箋内容、 方箋発行病院名、薬局名、薬剤師名が示さ ている。

 図6は、本発明の実施形態に係る救命救急の ための携帯用収納具のUSBメモリ装置に記録さ れる携帯者の臓器提供意思表示カード情報の 一例を示す図である。
 この図では、
(1)携帯者が脳死判定後に提供する意思のある 臓器の情報と、
(2)携帯者が心臓停止後に提供する意思のある 臓器の情報と、
(3)臓器提供に関して、携帯者本人の応否の意 思表示の情報と、
(4)携帯者本人の署名(自筆)情報(署名年月日含 む)と、
(5)携帯者の家族の署名(自筆)情報と、
が示されている。

 以上、本発明の実施形態について説明し が、本発明は上記実施形態に限定されるも ではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変 が可能であり、これらを本発明の範囲から 除するものではない。

 本発明は、救命救急のための携帯用収納 に係り、特に、携帯者の個人情報及び医療 報を格納したUSBメモリ装置を、救急用医薬 と共に携帯できる救命救急のための携帯用 納具に関するものであり、産業上の利用可 性を有する。