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Title:
POWDER FEEDER, POWDER FILLING AND PACKAGING MACHINE, AND METHOD OF MANUFACTURING POWDER PACKAGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/142838
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] Provided are a powder feeder that operates at high speed and in which erroneous operation is suppressed, a powder filling and packaging machine, and a method of manufacturing a powder package. [MEANS FOR SOLVING THE PROBLEMS] The powder feeder includes a member (1) having a plate-like part in which through holes (2) are formed, a motion mechanism (18) for moving the member (1) so that the upper openings of the holes (2) move on a specified movement path, opening/closing members (5) for opening and closing the lower openings of the holes (2) as the member (1) moves, a powder filling part (14) for placing, in a predetermined segment of the movement path, a specified amount of powder (3) into the holes (2), and a sensor (4) installed over the movement path in its portion other than the predetermined segment and continuously monitoring the movement path on the plate-like part.

Inventors:
KATADA SHIGEYUKI (JP)
GUNJI NOBUO (JP)
KAWAGUCHI HIROKATSU (JP)
OOSAWA MASAHIKO (JP)
HATAKEYAMA HIDETOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001162
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI GAS CHEMICAL CO (JP)
KATADA SHIGEYUKI (JP)
GUNJI NOBUO (JP)
KAWAGUCHI HIROKATSU (JP)
OOSAWA MASAHIKO (JP)
HATAKEYAMA HIDETOSHI (JP)
International Classes:
B65B1/30; B65B57/10
Foreign References:
JP3662276B22005-06-22
JPH0613339B21994-02-23
JPS377193B1
Attorney, Agent or Firm:
AOKI, Hiroaki et al. (5-6 Higashikanda 1-chome, Chiyoda-k, Tokyo 31, JP)
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Claims:
 貫通した孔が形成された板状部を有する部材と、
 前記孔の上側開口が一定の移動経路を移動するように、前記部材を運動させる運動機構と、
 前記部材の運動に伴い前記孔の下側開口を閉塞状態および開放状態とする開閉部材と、
 前記移動経路における所定区間において、前記孔に粉体を一定量充填する粉体充填部と、
 前記移動経路の前記所定区間以外における経路の上側に設けられ、前記板状部における前記移動経路を連続して監視するセンサーと
を備えることを特徴とする粉体供給装置。
 前記センサーは、前記孔の前記下側開口が開放状態での前記移動経路の上側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。
 前記センサーは、投光部と受光部を有し、前記投光部から投光した光の反射光を前記受光部で受光し、光量を検出する光学センサーであることを特徴とする請求項1または2に記載の粉体供給装置。
 前記板状部は、円盤状であり、
 前記運動機構は、前記板状部を回転運動させるように前記部材を運動させる回転運動機構である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の粉体供給装置。
 前記運動機構は、前記部材を往復運動させる往復運動機構であることを特徴とする請求項1または2に記載の粉体供給装置。
 貫通した孔が形成された板状部を有する部材と、
 前記孔の上側開口が一定の移動経路を移動するように、前記部材を運動させる運動機構と、
 前記部材の運動に伴い前記孔の下側開口を閉塞状態および開放状態とする開閉部材と、
 前記移動経路における所定区間において、前記孔に粉体を一定量充填する粉体充填部と、
 前記孔の前記下側開口が開放状態で、前記孔から落下した前記粉体を包装袋に誘導する誘導部と、
 前記誘導部から誘導された前記粉体が充填された包装袋を封止する封止部と、
 前記移動経路の前記所定区間以外における経路の上側に設けられ、前記板状部における前記移動経路を連続して監視するセンサーと
を備えることを特徴とする粉体充填包装機。
 前記センサーは、前記孔の前記下側開口が開放状態での前記移動経路の上側に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の粉体充填包装機。
 前記センサーは、投光部と受光部を有し、前記投光部から投光した光の反射光を前記受光部で受光し、光量を検出する光学センサーであることを特徴とする請求項6または7に記載の粉体充填包装機。
貫通した孔が形成された板状部を有する部材を、前記孔の上側開口が一定の移動経路を移動するように運動させる工程と、
 前記孔の下側開口を開閉部材により閉塞状態にする工程と、
 前記移動経路における所定区間において、前記孔に粉体を一定量充填する工程と、
 前記孔の前記下側開口を開放状態とすると共に前記孔内の前記粉体を落下させる工程と、
 前記板状部の下方に位置する包装袋に前記粉体を誘導して充填する工程と、
 前記包装袋を封止する工程と
を備え、
 前記移動経路の前記所定区間以外における経路の上側に設けられたセンサーにより、前記板状部における前記移動経路を連続して監視し、異常が検出された場合には、あらかじめ定められた動作を行う
ことを特徴とする粉体包装体の製造方法。
 前記監視は、前記孔の前記下側開口が開放状態で行い、前記孔からの前記粉体の落下を監視することを特徴とする請求項9に記載の粉体包装体の製造方法。
 前記監視は、投光部と受光部を有し、前記投光部から投光した光の反射光を前記受光部で受光し、光量を検出する光学センサーを用いて監視することを特徴とする請求項9または10に記載の粉体包装体の製造方法。
Description:
粉体供給装置、粉体充填包装機 よび粉体包装体の製造方法

 本発明は、計量マスを用いて各種粉体を 給する際、計量マスから所定量が落下しな 落下不良を誤検出が少なく監視する粉体供 装置、包装用の袋に該粉体を充填して封止 る粉体充填包装機、および、粉体包装体の 造方法に関する。

 各種医薬や農薬、グラニュー糖などの調 料、鉄粉や易酸化性化合物を主原料とする 酸素剤及びその他の粉体は、この粉体の一 量を紙やプラスチックで出来た小袋に包装 た商品形態として、広く知られている。一 に包装の際、自動化のために粉体充填包装 が用いられる。粉体充填包装機は、粉体を 定量計量した後、シュート等を介して包装 内に導く。そして、粉体の計量は、一定の 積を有する空間(計量マス)に粉体を充填す 容積計量方式が多く用いられている。

 粉体充填包装機を運転した際、計量マス 側開口のシャッター機構動作不良、充填部 の異物等による充填障害などが原因で計量 スに一定量が充填されない不良、充填後下 開口からの漏れによって落下直前における 量マス内の粉末量が一定量を下回ったりす トラブル(充填不良)が、発生する場合があ 。また、計量マス内での粉末の詰まり、粉 の流動性不良、計量マス下側開口シャッタ 機構動作不良等が原因で計量マスから粉末 落下すべき位置より遅れて粉末が落下した 、粉末が全量または一部落下しなかったり るトラブル(落下不良)が発生する場合がある 。

 これらのトラブルが発生した包装袋は、 定量の粉体が充填されず不良品となる。こ 不良品を検出するための方法として、各粉 包装体の重量を1個ずつ計量する重量検査が 、一般的に知られている。しかし、この方法 は、高速の自動充填包装に対応できない。ま た、この方法は、粉体包装体が1個1個切り離 れておらず帯状に連続している連包形態に 用できない。そのため、連続して生産され 粉体包装体を一定時間毎または一定個数毎 抜き取るサンプリングを行い、重量を測定 る方法が一般的であった。

 計量マスでの粉末詰まり及び異物詰まり どの原因による不良は、一度発生すると不 状態が継続することが多く、その場合には 記サンプリング法の効果はある。

 しかし、不良状態が突発的に発生する場 、前記サンプリング法では発見できない。 のため、粉体充填包装機の粉体包装体が通 する一定位置に光電管を設置して、透過光 量で充填された粉体包装体の全てについて 末の充填高さを検出したり、2本の小ロール で粉体包装体を挟み厚みが一定以上であるこ とを検出したりする方法が、知られている。

 しかしながら、これらの方法は、個々の 体包装体の製袋性バラツキ及び振動による 末の充填形状の差による誤差が大きく、感 を上げると誤動作が多くなる。また、一部 脱酸素剤のように体積比率の異なる2種の粉 体を充填する粉体包装体の場合、体積比の小 さい粉末の不足は、実質検出できない等の欠 点がある。このため、全ての粉体包装体に正 しい量の粉末が充填されているかどうか知る ことは極めて困難であった。

 そこで、包装袋に充填された粉体の有無を 接確認することなく、計量マスに包装袋に 給されるべき粉体が残存しているか否かを 出することによって、包装袋内に粉体が確 に充填されているか否かを確認する装置が 案されている。具体的には、計量マスの深 を測定する深さ測定用センサーを、計量マ 内に充填された粉体を計量マスの下側開口 シャッターを開いて落下させた後、計量マ の下側開口のシャッターを閉じた段階での 量マスと対応するように原料計量盤の上方 配置する。そして、計量マスの下側開口の ャッターを閉じた段階で、計量マスの深さ 前記深さ測定用センサーで測定し、この深 をあらかじめ測定した空の計量マスの深さ 対比させて、計量マス内における粉体の有 を確認するように構成したものである。(特 許文献1)

特許第3662276号公報

 特許文献1に記載された、粉体の供給確認 装置では、粉体の供給装置は、計量マスがレ ーザー光の照射位置に移動したことを認識し 、このタイミングでレーザー光を照射しなけ ればならない。さらに、反射したレーザー光 に基づき計量マスの深さを計算しなければな らない。さらに、あらかじめ測定された正常 な深さと対比しなければならない。このよう に、装置の制御に多大な負荷を与えるため、 異常検出に時間がかかり、装置の高速化を阻 害している。また、計量マスの設けてある板 の移動タイミングのズレや、回転板の回転不 良や速度変化が起こった場合に、計量マスに レーザー光を照射しているのか、回転板上面 にレーザー光を照射しているかの判別が困難 であり、装置の誤動作を起こしやすくしてい る。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので 異常検出が簡単であるため、動作の高速化 可能とし、誤動作を抑制した粉体供給装置 粉体充填包装機及び粉体包装体の製造方法 提供することを目的としたものである。

 本発明者らは、計量マスへの粉体の充填 良や計量マスからの粉体の落下不良のトラ ル事象を綿密に検討した結果、充填不良、 下不良とも計量マス内の粉体上面位置に注 すれば良いこと、特に計量マス内の粉体の 部のみが落下する落下不良においては、計 マス内の下部の一部が落下し、上部はその まの位置に留まることが多い事を見出した また、実際の運転によって誤動作が極めて なく効果の高い実用的装置であることを確 し、本発明を完成した。なお、本明細書に いて、計量マスとして機能する孔を計量マ と呼ぶことがある。

 本発明による、粉体供給装置は、貫通し 孔が形成された板状部を有する部材と、前 孔の上側開口が一定の移動経路を移動する うに、前記部材を運動させる運動機構と、 記部材の運動に伴い前記孔の下側開口を閉 状態および開放状態とする開閉部材と、前 移動経路における所定区間において、前記 に粉体を一定量充填する粉体充填部と、前 移動経路の前記所定区間以外における経路 上側に設けられ、前記板状部における前記 動経路を連続して監視するセンサーとを備 ることを特徴とするものである。

 また、本発明の粉体充填包装機は、貫通 た孔が形成された板状部を有する部材と、 記孔の上側開口が一定の移動経路を移動す ように、前記部材を運動させる運動機構と 前記部材の運動に伴い前記孔の下側開口を 塞状態および開放状態とする開閉部材と、 記移動経路における所定区間において、前 孔に粉体を一定量充填する粉体充填部と、 記孔の前記下側開口が開放状態で、前記孔 ら落下した前記粉体を包装袋に誘導する誘 部と、前記誘導部から誘導された前記粉体 充填された包装袋を封止する封止部と、前 移動経路の前記所定区間以外における経路 上側に設けられ、前記板状部における前記 動経路を連続して監視するセンサーとを備 ることを特徴とするものである。

 さらに本発明の粉体包装体の製造方法は、 通した孔が形成された板状部を有する部材 、前記孔の上側開口が一定の移動経路を移 するように運動させる工程と、前記孔の下 開口を開閉部材により閉塞状態にする工程 、前記移動経路における所定区間において 前記孔に粉体を一定量充填する工程と、前 孔の前記下側開口を開放状態とすると共に 記孔内の前記粉体を落下させる工程と、前 板状部の下方に位置する包装袋に前記粉体 誘導して充填する工程と、前記包装袋を封 する工程とを備え、前記移動経路の前記所 区間以外における経路の上側に設けられた ンサーにより、前記板状部における前記移 経路を連続して監視し、異常が検出された 合には、あらかじめ定められた動作を行う
ことを特徴とするものである。

 このような構成の粉体供給装置、粉体充 包装機、及び、粉体包装体の製造方法は、 状部における、孔の上側開口の移動経路を 続して監視しているので、孔内の粉体上面 板状部の主面を連続して監視することとな 。従って、孔がセンサーの位置に移動した イミングでセンサーを動作させる制御や、 置が、孔を監視していると認識する制御が 要ない。このため、装置の制御に与える負 が非常に少ないため、装置の高速化を可能 している。

 また、例えば、板状部を有する部材が、 板である場合には、孔の設けてある円板の 動タイミングのズレや回転不良や速度変化 起きた際にも、装置の誤動作を抑制可能と ている。

 そして、従来は、監視が困難であった突 的に発生する不良品を精度良く排除するこ が可能となる。よって、精度良く良品を製 とすることができ、高品質な粉末包装体を の中に提供することができる。

 さらに、粉体充填部は、板状部の主面に 体を一定量堆積させる構成としても良い。 のような構成の場合、本発明は、板状部に ける孔の上側開口の移動経路を監視するこ が、主面上に堆積された粉体上面と孔に充 された粉体上面の状態とを監視することと る。

 そして更に、孔に充填された粉体と、板 部の主面に堆積された粉体とが、同じ高さ なるよう構成すれば好適である。このよう 構成により、粉体の充填後で、粉体の孔か の落下前においては、センサーに変化が起 れば、孔への充填不良とすることが可能で る。また、粉体の落下後においては、セン ーの変化が生じない場合、落下不良とする とが可能である。

 このように、孔の位置を特定せず、監視 単純明瞭であり、処理時間遅れや制御(シー ケンサー)の負荷の要因となる演算処理を最 限として、不良の判定が可能なものである とから、不良の監視と同時に機械停止等の ィードバックをすることができる。

 また、センサーを複数設けることにより 落下不良の監視と充填不良の監視を併用す ことでより精度の高い充填包装の管理を行 こともできる。

 さらに、本発明は、前記センサーが、前 孔に粉体が一定量充填されてから、前記開 部材が前記孔の下側開口を開放状態とする までの状態において、前記移動経路の上側 設けられていれば好適である。また、前記 視は、前記孔に粉体が一定量充填されてか 、前記開閉部材が前記孔の下側開口を開放 態とする前までに監視することが好適であ 。このように構成することで、粉体の充填 監視ができる。

 更に、本発明は、前記センサーが、前記 の前記下側開口が開放状態での前記移動経 の上側に設けられていれば好適である。ま 、前記監視は、前記孔の前記下側開口が開 状態で行い、前記孔からの前記粉体の落下 監視することが好適である。このような構 により、本発明は、粉体が孔から正常に落 した場合に、センサーによる孔内の粉体上 の監視の出力と、板状部の主面の監視の出 に大きな差が生じる。一方、粉体が孔から 常に落下しない場合には、センサーによる 内の粉体上面の監視の出力と、主面の監視 出力に差が生じない。従って、精度よく粉 の落下不良を監視することができる。

 また、本発明は、前記センサーが、投光 と受光部を有し、前記投光部から投光した の反射光を前記受光部で受光し、光量を検 する光学センサーであれば好適である。こ ような構成により、温度変化の影響が少な 、粉体の種類による影響が少ない、精度が いなどの利点がある。

 特に光学センサーが、孔の下側開口部が 放状態での移動経路の上側に設けられてい ば、粉体が孔から正常に落下した場合に、 光部から孔内に投光した光は、孔を通り抜 る。このため、板状部の主面の状態の監視 光量に比べて、前記孔内に投光した光の受 量は、大幅に減少して、安定している。ま 、粉体が孔から落下せず落下不良となった 合、光学センサーの受光部に一定の光が反 する。誤検出が少なく粉体の落下不良を監 できる。

 また、本発明は、前記板状部が、円盤状 あり、前記運動機構は、前記板状部が回転 動するように前記部材を運動させる回転運 機構であれば好適である。このように構成 より、孔が円周上に配置することが可能と り、円周角が進むにつれて、孔への粉体充 と孔からの粉体落下の動作を繰り返す(循環 させる)もので単列型包装機に適している。

 また、本発明は、前記運動機構が、前記 材を往復運動させる往復運動機構であって 、好適である。このような構成により、1往 復の一端(往路始点または復路終点)で孔に粉 が充填され、1往復の他端(往路終点または 路始点)で孔から粉体が落下される。往復運 型では全ての孔が同じ動作をするため、多 型の充填包装機に適している。

 本発明にかかる粉体供給装置、粉体充填 装機、および、粉体包装体の製造方法によ ば、動作の高速化を可能とし、誤動作を抑 することが可能である。

本発明の粉体供給装置及び粉体充填包 機における光学センサーの投光、受光状態 示す図である。 本発明の第1の実施形態における粉体供 給装置及び粉体充填包装機を示す図である。 本発明の第2の実施形態にける粉体供給 装置及び粉体充填包装機を示す図である。

符号の説明

1 : 部材
2 : 孔
3 : 粉末
4 : 光学センサー
5 : 開閉部材
7 : すり切り板
8 : 包装袋
13: ホッパー
15: シュート
16: 封止部
18: 運動機構
2A : 計量マス下側開口開閉部材の開位置
2B : 計量マス下側開口開閉部材の閉位置
2C : 粉体供給開始位置

 本発明でいう粉体とは、概ね粒径100ミク ン以下の粉末状の物質ばかりでなく、粒径 ミリメートル以下の粒子状、顆粒状の物質 含み、各種医薬や農薬、グラニュー糖など 調味料、鉄粉や易酸化性化合物を主原料と る脱酸素剤などが含まれる。

 また、本発明の粉体供給装置及び粉体充 包装機の典型は、所定の厚みを有し主面に って回転または往復運動する板状部を有す 部材に、この板状部を貫通する複数の孔を 量マスとなるように円周上または直線上に け、さらに、孔の下側開口に開閉部材を設 る。さらに、孔の下側開口が閉塞状態とさ 計量マスとして機能する位置で、孔内に粉 を一定量充填し、孔の下側開口が開放状態 された状態で、孔から重力により充填粉体 落下させる。落下した粉体は、充填用の誘 部であるシュートを介して下部の小袋中に く。こうした、容積計量(計量マス)式を有 る粉体供給装置、粉体充填包装機が当ては る。

 (第1の実施形態)
 まず、添付図面により、本発明の第1の実施 形態における粉体供給装置及び粉体充填包装 機を説明する。

 図1は、部材の板状部の孔に、粉体を充填 、落下させる状態に関し、光学式センサーの 投光、受光状態(矢印表示)を説明する断面模 図である。図2は、回転運動する部材を用い た粉体供給装置及び粉体充填包装機の動作を 説明する模式図である。図2Aは、平面図であ 、図2Bは、図2AのII-II線での断面図である。

 図2に示すように、粉体供給装置は、孔2 有する部材1と、部材を平面運動させる運動 構18と、開閉部材5と粉体充填部14と光学セ サー4とを備える。そして、粉体充填包装機 、この粉体供給装置に加えて、粉体3を包装 袋8に誘導する誘導部であるシュート15と、包 装袋8を封止する封止部16とを備える。

 部材1は、主面を有する円板状であり、部 材1全体が板状部となっている。本実施形態 は、部材1が板状であるため、この部材1を板 部材1と呼ぶ。この板部材1は、円周の近傍に って、主面に垂直に貫通した孔2が、24個等 隔に形成されている。そして、板部材1は、 主面方向の所定の回転方向に運動するように 構成されている。このため、孔2の上側開口 移動経路は、円を描く。そして、この孔2の 側開口が閉塞されることで計量マスとして 能する。

 ホッパー13は、板部材1の上方に設けられ いる。また、すり切り板7は、板部材1の上 である主面と所定の距離を有して、孔2の上 開口とすれ違うことができるよう板部材1の 円周付近に設けられている。このホッパー13 すり切り板7とで、孔2の上側開口の移動経 において、孔2の下側開口が閉塞状態となっ いるうち、所定区間を占有して、孔2に一定 量の粉体3を充填する粉体充填部14が構成され ている。

 開閉部材5は、板部材1の下面側に設けら ており、孔2の下側開口と重なる位置に設け れている。この開閉部材5は、板部材1の回 運動に伴い、板部材1の下面に沿ってスライ して、孔2の下側開口を閉塞状態、開放状態 とすることができるように構成されている。 開閉部材5の上面は、粉体3が落下した際に粉 3が付着することを防止できるよう加工が施 されている。

 光学センサー4は、開閉部材5が、孔2の上 開口の移動経路のうち、孔2の下側開口を開 放状態としている位置で、板部材1の上方に けられている。また、光学センサー4は、光 投光する投光部41と、反射光を受光する受 部42を有している。

 板部材1の下方で、開閉部材5が、孔2の下 開口を開放状態としている位置には、シュ ト15が設けられている。シュート15は、孔2 ら落下した粉体3を包装袋8に誘導する誘導部 として機能する。このシュート15は、ロート 形状をしており、板部材1側の開口が広く、 包装袋8側の開口が狭く形成されている。

 板部材1から離れた場所には、包装袋8を 止する封止部16が設けられている。封止部16 、包装袋8の一部を熱融着することで、包装 袋8を封止する。

 次に、粉体供給装置及び粉体充填包装機 動作及び粉体包装体の製造方法について説 する。

 前述のように孔2の上側開口は、運動機構 18による板部材1の回転運動により、円状の移 動経路を移動する。そして、まず、ある孔2 位置2Cの状態において、孔2の下側開口は、 閉部材により閉塞状態とされており、孔2は 計量マスとして機能している。そして、粉 3が、計量器付きのホッパー16から板部材1上 に供給される。

 その後、孔2が7マス分(105度)を移動して、 粉体3の孔2への充填がされ、すり切り板7にて 計量される。すり切り板7は、孔2に粉体3を一 定量充填すると共に、板部材1の主面上に一 の高さの粉体3を堆積させる。

 次に、板部材1が回転運動し、孔2が計量 2マス分(30度)進んだ後、すなわち位置2Aにお て、開閉部材5は、孔2の下側開口を開放状 とする。これにより、孔2内の粉体3が落下す る。孔2から落下した粉体3は、シュート15に り包装袋8内に誘導される。

 次に、板部材1が回転運動し、孔2が1マス (15度)進んだ時点で、光学センサー4は、粉 3が落下したか、あるいは、落下せずにトラ ルを起こしているかを監視する。具体的に 、光学センサー4は、板部材1の孔2の上側開 が移動する移動経路を連続して監視してお 、孔2内の粉体上面と板部材1の主面上の粉 の上面とを連続して監視している。監視の 細は、後述する。

 光学センサー4から異常が出力され、粉体 の落下不良が検出された際には、アンプやシ ーケンサー、マイクロコンピューター等を介 して音や光による警報を出す。或いは、該当 製品の自動排出、充填包装機の部分停止や全 停止、周辺機械の各種動作等、各種機械制御 をすることが出来る。

 孔2は、光学センサー4が粉体3の落下を監 をした後、2マス分(30度)、すなわち、位置2A から3マス分(45度)移動する。そして、位置2B 位置にて、開閉部材5は、孔2の下側開口を閉 塞状態とする。

 そして、そのまま12マス分(180度)進み、前 記位置2Cへと循環する。

 ここで、孔2から粉体3が包装袋8内に落下 る動作について説明する。

 板部材1の下側には、連続して形成され、 上側の縁のみが開いて開口が形成された包装 袋8が、板部材1の動作に連動して移動してい 。具体的には、開閉部材5が孔2の下側開口 開放状態とする前、すなわち孔2が位置2Aに 動する前までに、包装袋8は、開口が孔2の真 下に位置し、孔2の移動に連動して移動する う制御されている。

 位置2Aにおいて、開閉部材5が孔2の下側開 口を開放状態とする直前に、シュート15の下 の開口部が、包装袋8の中に入り込む。その 後、開閉部材5が孔2の下側開口を開放状態と 、粉体3がシュート15内に落下する。こうし 、シュート15により誘導された粉体3は、包 袋8の中に充填される。

 次に、包装袋8が封止され、粉体包装体が完 成する動作について説明する。
前述のように板部材1の運動に伴い移動する 2と連動して、移動していた包装袋8は、粉体 3が充填された後で、孔2が位置2C移動する前 でに板部材1の下側から板部材1の外側に移動 する。

 その後、包装袋8は、封止部16内に移動す 。その後、封止部16は、包装袋8の上側の開 が閉じるように包装袋8を挟み込み、包装袋 8の上縁に熱を加える。こうして包装袋8の開 は、熱融着されて閉じ、包装袋8は、封止さ れる。このようにして粉体包装体が完成する 。

 なお、粉体包装体は、その後、個装毎に 断される場合、及び、一定個数連続して繋 った状態とされる場合等がある。

 上記では、光学センサー4は、粉体3の落 不良の監視を目的として、孔2から粉体3が落 下後、かつ、孔2の下側開口が閉塞状態とさ るまでの間に設けていたが、光学センサー4 設置する位置は、孔2上をセンサーが監視で きれば目的によって任意である。以下の位置 を好ましい例として示すことができる。

 1)孔2の下側開口が閉塞状態とされ、孔2内に 粉体3が充填され、すり切り板7を通過して、 定量の粉体3が計量されてから、孔2の下側 口が開放状態とされ、粉体3が落下し始める での間。
 2)孔2の下側開口が開放状態とされ、粉体3が 落下し始めた直後。
 3)孔2から粉体3が落下し終わってから、孔2 下側開口が閉塞状態とされるまでの間。
 4)孔2の下側開口が閉塞状態とされてから、 び粉体3が計量マスとして機能する孔2に充 されるまでの間。

 このように、光学センサー4は、ホッパー 13により粉体が充填され、すり切り板7により 粉体3が一定量計量されるまでの所定区間を き、孔2の上側開口が移動する一定経路の上 に設けることが可能である。

 次に、光学センサー4が、粉体の落下等に ついて監視する動作について説明する。

 図1aは、板部材1の主面の状態を監視する 子を示す図である。つまり、板部材1の主面 、すなわち孔2の無い部分に一定の高さで堆 された粉体3の上面に、投光部41から光が照 され、その光の反射光が受光部42で受光され ている様子を示す。受光部42では、板部材1の 主面の粉体3に投光部41から投光された光のう ち、一定光量が安定的に受光される。

 図1bは、孔2から正常に粉体3が落下して、 投光部41から投光された光が孔2を通過してい る様子を示す。この場合、投光部41から投光 れた光のうち、受光部42で受光される受光 は、図1aの場合に比べ、大幅に減少する。

 図1cは、孔2の下部分のみから粉体3が落下 して、孔2上で粉体3が詰まっている様子を示 。この場合、投光部41から投光された光は 孔2上の粉体3上面で反射して、受光部42で受 される。この場合、受光部42で受光される は、図1aの場合とほぼ同じである。

 図1dは、開閉部材5により、孔2の下側開口 が閉塞状態とされ、孔2に粉体3が充填されて る様子を示す。なお、図に示した状態は、 り切り板7を通過し、粉体3の落下開始直前 での正常な充填状態を示している。この場 、投光部41から投光された光のうち、受光部 42で受光される光は、図1aの場合とほぼ同じ ある。

 図1eは計量マス2の開閉部材5の開閉異常に より、孔2の下側開口が一部のみ開放状態と れ、孔2内に部分的に粉体が残った異常状態 示す。この場合、受光部42で受光される光 、開閉部材5が孔2の下側開口を開放している 割合により変化する。ただし、受光量は、図 1bの状態と図1dの状態の間となる。

 上記1)から4)のうち、1)は充填不良監視用 用いられる。具体的には、孔2内の粉体3の 面及び板部材1の主面の状態を連続して監視 、孔2が1間隔分進む間(1動作)に光学センサ 4からの出力に変化が生じなければ、正常で る。つまり、板部材1の主面の状態の監視( 1a)と、孔2内の粉体3の上面の監視(図1d)とで 光学センサー4からの出力に変化が生じない

 逆に、孔2内の粉体3の上面及び板部材1の 面の状態を連続して監視し、孔2が1個分進 間(1動作)に光学センサー4からの出力に変化 生じれば、異常である。つまり、図1eのよ に粉体上面が光学センサーの定める位置に く充填不良となっている場合、板部材1の主 の状態を監視している状態(図1a)と、孔2内 粉体3の上面を監視している状態(図1e)とで、 光学センサー4からの出力に変化が生じる。

 また、3)は、動作の安定という観点から 常に好ましい。図1b,図1c及び図1dは、光学セ サー4が、3)の落下異常監視用として動作し いる状態を示す。

 具体的には、孔2内の粉体3の上面及び板 材1の主面の状態を連続して監視し、孔2が1 分進む間(1動作)に光学センサー4からの出力 変化が生じれば、正常である。つまり、図1 bに示すように、粉体上面が定位置になけれ 粉体は、正常に落下しているため、板部材1 主面の状態を監視している状態(図1a)と、孔 2内の粉体3の上面を監視している状態(図1b)と で、光学センサーからの出力に変化が生じる 。

 逆に、孔2内の粉体3の上面及び板部材1の 面の状態を連続して監視し、孔2が1個分進 間(1動作)に光学センサー4からの出力に変化 生じなければ、異常である。つまり、図1c ように、孔2から粉体の一部または全部が落 せず、粉体上面が定位置に有れば異常(落下 不良)であり、板部材1の主面の状態を監視し いる状態(図1a)と、孔2内の粉体3の上面を監 している状態(図1c)とで、光学センサーから の出力に変化が生じない。

 光学式センサー4で監視する場合、特に図 1b及び図1cは孔2の下側開口が開放状態である め、図1aに示す板部材1の主面の状態を監視 ている状態と、図1bに示す粉体が正常に落 した状態とでは、反射光量の差が極めて大 い特徴があり、誤検出が少ないため好まし 。

 また、落下異常のほとんどは、図1cに示 ように、落下すべき粉体3の下側のみ落下し 、上側が落下しない状態か、または粉体3が 全く落下しない状態であるため、板部材1の 面の状態を監視している状態(図1a)と、孔2内 の粉体3の上面を監視している状態(図1c)とで 学センサーからの出力に変化が生じない。

 また、2)では粉体の落下遅れを捉えるこ が可能となる。また、4)は、孔2の下側開口 設けた開閉部材の動作不良の監視に使用で る。

 センサー4を設置する位置は、取り付け( 定)位置も問題となる。孔2が形成された板部 材1にセンサー4を固定し、板部材1と共にセン サー4も回転運動させて、常に特定のセンサ 4が特定の孔2上面を監視する方法がある。こ の場合、固定方法、光学センサーの振動によ る誤差発生などが生じ易い。

 そこで、板部材1とは別の運動しない機械 部材に光学センサー4を固定する方法が好ま い。しかし、この場合は、常時移動してい 特定の孔2の上部を監視し続けることは不可 である。また、孔2の上部の状況のみをセン サーで捉えるには光学センサーからの信号の 特定の時間帯のみを選択する必要があり、装 置の制御に負荷がかかる。例えば、粉体充填 包装機内の適切な回転軸からカムを介してタ イミング信号を得るか、回転軸の円周角を電 気的に精密に制御する部品(バリカム)から信 を取り出すことで、動作タイミングに関わ 位置との関連を取ることとなる。通常、こ タイミング信号は、粉体3を落下させ充填す る1動作毎に(回転運動の場合は1計量マス進む 動作、往復では1往復動作)、1信号を取り出す ことになり、高速化対応が困難となる。

 そこでさらに、装置の制御に負荷を与え 、板部材1とは別の運動しない機械部材に光 学センサー4を取り付けるには、光学センサ 4は、孔2内の粉体3の上面及び板部材1の主面 状態を連続して監視するようにすればよい 例えば、孔2が配置された板部材1が回転運 をする場合には、光学センサー4は、孔2の上 側開口が板部材1の運動に伴い移動する移動 路の上側に設置される。そして、光学セン ー4は、孔2と板部材1とを交互に連続的に監 する。

 このように監視することで、動作タイミ グから特定される特定の時間帯の光学セン ー4の信号のみを取り出す必要がなく、単純 で信頼性の高い制御が可能となる。

 特に3)の位置での落下監視する場合にお て、正常動作では、開閉部材の正常開動作 粉体の正常落下が確認される。正常動作、 なわち、正常に粉体3が落下した場合は、受 部42は、安定的に反射光を殆ど検出しない 異常動作、すなわち、落下異常では、開閉 材の異常動作または異物など、または粉体 流動性不足などの原因を検査し、特定でき ものとなる。

 1)の位置での充填監視において、正常動 では、開閉部材の正常閉動作が確認される 異常動作、すなわち、充填不足では、開閉 材の異常閉動作(半開きなど)による漏れ、異 物混入のための粉体供給不足などがあるが、 これらが検出されることとなる。

 なお、本実施形態では、板状部材1を用い て説明したため、部材1と板状部が一体とな ているが、部材1が円形の板状部を有し、板 部に取り囲まれた部材1の中心付近は、板状 となっていなくとも良い。

 (第2の実施形態)
 図3は、本発明の第2の実施形態である粉体 給装置及び粉体充填包装機を示した図であ 。本実施形態の説明に当たり、既に述べた 施形態と同じ部分は、同一の符号を付し、 複する説明を省略する。本実施形態の粉体 給装置及び粉体充填包装機は、往復運動す 板状の部材を用いた粉体充填包装機の充填 よび落下を説明する。本実施形態では、部 1全体が板状であるため、部材1を板部材1呼 。なお、図3は、断面模式図であり、光学セ サー4は、粉体3の落下する位置の直上に設 られている。

図3aにおいて、孔2の下側開口が閉塞された 状態とされ、計量マスとして機能する孔2を けた板部材1は、往復運動機構18により往復 動されている。まず、孔2がすり切り板7の左 側にて、ホッパー13から粉体が板部材1の主面 上に充填される。そして、板部材1の往復運 により、右方向に往路運動し、粉体3が、孔2 内に充填され、すり切り板7にて計量される このとき、光学センサー4の監視位置の直下 は何も無く、その下部に、包装袋への落下 入用のシュート15などがあるのみである。 

図3bにおいて、板部材1はさらに右方向に移 動し、下部の摺動性底板である開閉部材5の 部となり、粉体の落下が開始される。この き、孔2は光学センサー4の直下にはなく、光 学センサー4は、板部材1の主面上となってい 。従って、図1aと同様の監視状態となる。 

図3cにおいて、往路の終点かつ復路の開始 に相当する位置に板部材1は位置する。この とき、開閉部材5が孔2の下側開口を開放状態 し、孔2から粉末3が落下して孔2は空洞とな 。従って、図1bと同様の監視となる。 

図3dは、図3cの板部材1の状態において、粉 の落下不良が生じた場合を示しており、図1 dと同様の監視となる。この場合、落下異常 検出となる。 

なお、本実施形態の粉体供給装置に、粉体 誘導部であるシュート15及び封止部16を設け ことで、粉体充填包装機として機能する。 

本実施形態の粉体供給装置、粉体充填包装 機の様に、計量マスとして機能する孔2が直 上に配置された板部材1を用いる場合は、1往 復の一端(往路始点または復路終点)で板上に 体が供給され孔に充填され、1往復の他端( 路終点または復路始点)で孔から落下される 往復運動型では全ての孔2が同じ動作をする ため、多列型の充填包装機となる。

 以上、本発明の好適な実施形態を第1の実 施形態、第2の実施形態で説明したが、本発 は、これに限らず種々の変形が可能である

 例えば、計量マスである孔2に粉体が充填 される際は、ホッパー13とすり切り板7を一体 として、粉体供給部14とすることができ、こ 場合、計量マスとして機能する孔2と粉体供 給部14との摺り合わせにすることもできる。 たは、充填直後にすり切り板7を通過する等 の対応が可能である。この場合、粉体充填部 14が占有する所定区間が短くなり、センサー4 を設ける位置の自由度が上がる。

 また、孔2内の粉体3の上面は、板部材1の 面と同じ高さであっても良い。この場合、 部材1の主面上には、粉体3が、ほとんど堆 されず無駄を省ける。そして、孔2の上部の 体3は、すり切られ充填高さが一定になるこ とで、一定量即ち一定容積の粉体が計量マス に計量される。

 また、孔2は板部材1上に直接所望の容積 貫通孔を開けて作っても良いし、中空部の 径を変えた多種類の中空円筒状計量マスと る部材を板部材1に脱着可能な構造として設 ても良い。後者の場合、包装袋8への充填量 に応じて計量マスのサイズを変更できる。

 また、開閉部材5は、孔2の下側開口に開 自在のシャッター設置、または、孔2の下側 口と摺動するテフロン(登録商標)で表面加 された板、その他の底板の有無等により決 できる。

 本発明では、孔2に粉体3を充填、計量し 後の粉体3の上面を監視する光学センサー4を 用いて説明を行った。しかし、センサーの種 類は、センサーから任意の距離の決められた 位置に粉体3の上面が有るか無いかを判別で るものであれば光学式、静電容量式、超音 式等種類を問わない。温度変化の影響が少 い、粉体の種類による影響が少ない、精度 高いなどの利点から光学式センサーが望ま い。また、計量後の充填粉体3の上面はすり り板などを通過することから平らにならさ ており、光反射が利用しやすい利点から投 部に発光ダイオードやレーザーを用いた光 式センサーが好ましく、投光部と受光部を し粉体上面からのV字反射光量を捉える形式 の光学式センサーが更に望ましい。

 以下、実施例にて本発明の具体的様態を 明するが、本発明は実施例に限定されるも ではない。

 (実施例1)
 図2にその基本構成を示した第1の実施形態 示した粉体充填包装機を用いた。ただし、 動機構18の取り付け位置は、異なる。また、 本実施例では、部材1は、主面上に内円及び 円の2つの同心円の円周上にそれぞれ貫通し 孔2を有する板部材を用いた。貫通孔2は内 及び外円のそれぞれに、24個設け、内円用の 貫通孔2が、直径約3mmであり、外円用の貫通 が直径約8mmであり、厚さ5mmの円盤状の部材 用いた。ここに2種類の粉末を計量可能な粉 充填部14を内円用及び外円用に配置して、 酸素剤用の粉体充填包装機とした。

 計量用のすり切り板7の通過後、貫通孔2 下側開口の開閉部材5であるシャッターが貫 孔2の3間隔分、すなわち45度分開放されるよ うにシャッター開閉カムをセットした。

 ここに、運動しない機械部分から取り付 治具を延ばして内円及び外円が、共にシャ ター開放後、貫通孔が2マス分移動する位置 の直上に光学センサー4を設置した。光学セ サー4は、投光部と受光部を隣り合わせに有 るV字反射式光電センサーを用いた。また、 光学センサー4は、すり切り板7の通過後の粉 高さ位置からの反射が最大となるように設 し、粉末3がない場合に光学センサー4が正 信号を出力する設定とした。

 一方、粉体充填包装機の内部機械軸にカ を取り付け、孔の1間隔分、すなわち板部材 1の円周角にして15度進む(1動作)毎に1パルス 出力する個数確認信号を発生させ取り出し 。

 この個数確認信号と光学センサー4からの 正常信号が交互にシーケンサーに入力されれ ば正常、個数確認信号が2回連続した間に、 学センサー4からの正常信号が入力しなけれ 落下不良とし、落下不良時には警報音吹鳴 警報ランプ点灯とともに包装機を緊急停止 るようシーケンスを設定した。

 この充填包装機を用いて、その内円の計 マスとして機能する貫通孔2で鉄粉系脱酸素 剤粉末0.2g(最大粒径200ミクロン、見掛け比重3 .1)、外円の計量マスとして機能する貫通孔2 は、含水補助剤粉末0.2g(最大粒径2mm、見掛け 比重0.8)に相当する容積計量を行った。そし 、毎分720個の速度で小袋状脱酸素剤を充填 装した。

 このとき、内円及び外円の貫通孔2からそ れぞれの粉末が正常に落下していれば、セン サーは図1aの状態(計量マスと計量マスの間の 板部材上にのっている粉末上面がセンサーの 定める位置に有る)と図1bの状態(液量マスか 粉末が落下しセンサーの定める位置に粉末 無い)を交互に検出する。そして、正常信号 約0.08秒に1回間欠的に発する。この信号と 填包装機からの個数確認信号(約0.08秒に1回) が、交互にシーケンサーに入力され、誤動 は全くなしに生産を行うことが出来た。

 そこで、あえて1個の計量マス内下部に詰 め物をし、落下不良を発生させると当該計量 マス部分で個数確認信号が連続し、警報音、 警報ランプとともに充填包装機が停止した。

 (実施例2)
 本実施例は、図3に基本構成を示した第2の 施形態の粉体充填包装機を用いた。直径約6m m深さ10mmの円柱状の計量マス2を直線上に10個 置した、厚さ10mmの板部材1を用いた。そし 、多列型(10列)脱酸素剤用の粉体充填包装機 した。この粉体充填包装機の粉体3を計量す る板部材1は、計量マスとなる貫通孔2の配列 直角に往復運動を行い、粉体充填包装機の 回転軸に取り付けられたバリカムにより動 設定されている。

 貫通孔2の下側開口の摺動性底板がなくな り、貫通孔2から脱酸素剤粉末(最大粒径250ミ ロン)が落下する位置の直上に、光学式セン サー4として、レーザー式光電センサーを粉 充填包装機フレームから取り付け治具を介 て取り付けた。

 主回転軸回転角0度位置をスタートとし、 ホッパー13、すり切り板7を経て往路を水平移 動し、180度で他端に達して全ての貫通孔2の 末を落下させ、復路を再び水平移動して360 (0度)に戻る。

 その間、正常動作では光学センサーは、 末3無し(図3a)→粉末3有り(図3b)→粉末3無し( 3c)→粉末3有り(図3b)→粉末3無し(図3a)という 状態を監視する。そこで、回転角160度から210 度の間に「粉末有り」信号が2回入れば正常 1回(図3cの代わりに図3dとなる)なら異常とな ようにシーケンスを設定した。異常時には 報発報、機械停止となるようにして、粉末3 を1.2g(見掛け比重2.5)を計量し脱酸素剤を充填 包装した。誤動作は全くなしに生産を行うこ とが出来た。

 そこで、あえて計量マス2内の下部に詰め 物をし、落下不良を発生させると警報ととも に充填包装機が停止した。

 (実施例3)
 実施例1と同様の装置を用いた。更に、計量 マス2の下側開口のシャッターが、開放状態 なる位置の直前の位置に、実施例1で用いた 同形式のセンサーを増設した。増設したセ サー4は、板部材1の主面に粉末3が有る場合 正常として信号を取り出し、連続して入力 る正常信号が途切れたら充填不良として警 等を出力するようにシーケンスを設定した

 この状態で、実施例1と同様の条件で小袋 状脱酸素剤を連続的に充填包装出来ることを 確認した後、シャッター閉動作不良を想定し て1つの計量マス2のみ下側開口シャッターを3 分の1程度開いた状態として運転した。

 この結果、充填不良を監視して警報音、 報ランプと共に包装機が停止した。当該孔2 は図1eに示すように一度粉末3が充填された後 にシャッターの隙間からこぼれ落ちてしまい 、孔2内にはわずかの粉末3しか残存していな 状態であった。

 更に、増設したセンサー4を作動させずに (異常入力せずに)同様の充填不良状態のまま 、動作を継続させたところ、シャッターが 放状態とされた後、2マス目に設置したセン サー4がこれを落下不良として監視し、警報 、警報ランプと共に包装機が停止した。

 本発明にかかる粉体供給装置によれば、 2に充填された粉体3の落下を精度良く監視 きるため、粉体の供給を安定化することが きる。また、本発明にかかる粉体充填包装 および粉体包装体の製造方法によれば、粉 を包装袋に安定して充填することができる