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Title:
POWER CONVERTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/054348
Kind Code:
A1
Abstract:
A power converter capable of easily constituting a bidirectional power conversion system and realizing regenerative power supply. The power converter for converting and outputting the power supplied from the power supply, in which cell power modules (U1 to U4, V1 to V4, W1 to W4) provided with single-phase inverters (4A, 4B) are connected in series for each phase, three phases of which are further provided. The power converter comprises an isolation transformer between each of the cell power modules (U1 to U4, V1 to V4, W1 to W4) and the power supply side or between each of the cell power modules (U1 to U4, V1 to V4, W1 to W4) and the output side.

Inventors:
SUGIMOTO SHIRO (JP)
KAWASHIMA HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068976
Publication Date:
April 30, 2009
Filing Date:
October 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND LTD (JP)
SUGIMOTO SHIRO (JP)
KAWASHIMA HIROSHI (JP)
International Classes:
H02M7/515; H02M7/797
Foreign References:
JP2000253675A2000-09-14
JP2005204391A2005-07-28
Attorney, Agent or Firm:
OBA Mitsuru et al. (8F KM Building,4-3, Iwamotocho 1-chome,Chiyoda-k, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 2組の単相インバータを備えたセルパワーモジュールがN台(Nは整数)直列接続されてなる相が三相設けられ、電源から入力された電力を変換して出力することを特徴とする電力変換器。
 各前記セルパワーモジュールと前記電源との間、または、各前記セルパワーモジュールと出力側との間に、絶縁トランスを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換器。
 前記絶縁トランスは、各前記セルパワーモジュールと前記電源との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換器。
 前記電源側から入力された電力が前記セルパワーモジュールにより電力変換されて前記出力側に設けられた電動機が駆動されるとともに、前記電動機で電力を発生したときには前記電力が前記セルパワーモジュールにより電力変換されて前記電源側に回生されることを特徴とする請求項1に記載の電力変換器。
 前記セルパワーモジュールの前記単相インバータの直流部にエネルギー貯蔵体を備え、
 前記電源としての発電機から入力された電力が、前記セルパワーモジュールにより電力変換され、前記エネルギー貯蔵体により電力が充放電されることにより、前記発電機の出力変動が平滑化されることを特徴とする請求項1に記載の電力変換器。
 前記電動機側の前記単相インバータにおいて、前記電動機の要求する電力供給または前記電源側へ電力回生を実施し、
 前記電源側の前記単相インバータにおいて、前記セルパワーモジュールに供給される直流電圧を目標値に保つよう調整する制御を行う制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電力変換器。
Description:
電力変換器

 本発明は、マルチセルインバータ等の電 変換器に関する。

 マルチセル型インバータは、セルインバー と呼ばれる低電圧単相インバータを多数直 接続し、さらに中性点を中心に、三相のス ーの形に組み合わせ、その頂点間で、所定 高圧および大容量出力を直接得る直列多重 インバータである。
 セルインバータの出力電圧は、汎用IGBT素子 の耐圧より、450~650V程度の低圧に選ばれる。 般に出力容量とは無関係に、マルチセル型 ンバータを構成するセルインバータの合計 は、マルチセル型インバータの出力電圧3.3k Vの場合で9~12台、6.6kVでは18~24台となる。セル インバータの合計数が多ければ、セルインバ ータ一台当りの出力は、マルチセル型インバ ータの出力電圧が6600Vの場合でも、280~370kVAと 小さくなる。

 マルチセルインバータは、各相において単 インバータを複数台直列接続し、更にこれ 三相配置することにより、高電圧、大容量 換器を構成するものである。マルチセルイ バータは、素子数は多くなるが、素子単体 仕様に対し、出力トランス無しで高電圧、 容量の電力変換の実施ができることが特徴 ある。また、出力電圧の多レベル化、直列 続による等価スイッチングキャリア増によ 、セル毎のスイッチングキャリアを低減で 、低高調波、高効率の変換器が構築できる とも特徴である。

特開2007-37290号公報

 しかしながら、可変速仕様の電動機と組 合わせられるマルチセル電力変換装置では 電源入力側は、ダイオードを備えた整流器 よる三相整流を基本とした多相整流回路と っている。このため、電源回生を行うこと できず、制動運転が実施できなかった。

 また、整流器の代わりにスイッチング素子 使用してコンバータ運転を行うことで電源 生することも考えられるが、セル台数分の 相コンバータを構成する素子が必要で数が くなり、複雑化および高コスト化を招くと う問題があった。
 さらにコンバータの出力側で出力が並列合 されることにより、各セルの直流中間電圧 均等に保つための各セル毎の電力バランス 御を行うことが困難で、セル毎にバランス リアクトルの設置も必要となる。

 本発明は上記事情に鑑みてなされたもの あり、容易に双方向の電力変換システムを 成でき、電源回生を実現できる電力変換器 提供することを目的とする。

 上記目的を達成するため、本発明の電力変 器は、2組の単相インバータを備えたセルパ ワーモジュールがN台(Nは整数)直列接続され なる相が三相設けられ、電源から入力され 電力を変換して出力することを特徴とする
 このような電力変換器においては、電源側 ら入力された電力がセルパワーモジュール り電力変換されて出力側に設けられた電動 が駆動されるとともに、電動機で電力を発 したときには電力がセルパワーモジュール より電力変換されて電源側に回生される。
 本構成のように、電源側に対しても単相イ バータを設けることにより、電源側から出 側だけでなく、出力側から電源側へと電力 送ることが可能となり、入出力の双方をマ チセル接続とした、双方向の電力変換が実 する。つまり電源回生を行うことが可能と り、これによって制動力を発揮することが 能となる。

 このような電力変換器において、各セルパ ーモジュールと電源との間、または、各セ パワーモジュールと出力側との間に、絶縁 ランスを備えるのが好ましい。
 絶縁トランスを備える構成とすることによ 、電源回生時等におけるセル間の干渉(回り 込み)を防止することができる。また、高調 を低減することが可能となる。さらに、絶 トランスの1次・2次の巻線比を異ならせるこ とにより、変換器の電圧を最適値に設定でき る。絶縁トランスは、各セルパワーモジュー ル毎に設けても良いし、例えば五脚鉄心の三 相トランスを用い、セルパワーモジュールの 全体に対して一括して設けてもよい。

 絶縁トランスは、各セルパワーモジュー と電源との間、または、各セルパワーモジ ールと出力側との間に設けるが、このうち 各セルパワーモジュールと電源との間に設 るのが好ましい。電源側に絶縁トランスを けることで、雷のサージ等、設置の環境か の影響を抑制できる。

 また、セルパワーモジュールの単相イン ータの直流部にエネルギー貯蔵体を備え、 源としての発電機から入力された電力が、 ルパワーモジュールにより電力変換され、 ネルギー貯蔵体により電力が充放電される とにより、発電機の出力変動が平滑化され ようにしてもよい。

 このような電力変換器は、電動機側の単 インバータにおいて、電動機の要求する電 供給または電源側へ電力回生を実施し、電 側の単相インバータにおいて、セルパワー ジュールに供給される直流電圧を目標値に つよう調整する制御を行う制御部をさらに えるのが好ましい。

 本発明の電力変換器によれば、電源側と出 側とで2組の単相インバータを設けることに より、電源側から出力側だけでなく、出力側 から電源側へと電力を送ることが可能となる 。これにより、入出力の双方をマルチセル接 続とした、双方向の電力変換が実現する。そ の結果、電源回生を行うことが可能となり、 制動力を発揮することが可能となる。
 また、絶縁トランスを備えたことにより、 ル間の干渉(回り込み)を防止することがで 、電源側に対しても単相インバータを設け ことが可能となる。したがって、これによ 双方向マルチセルの電力変換器を容易に実 することができる。

本実施の形態における電力変換器の第1 実施形態を示した回路構成図である。 同電力変換器の一つのセルを示した図 ある。 同電力変換器を作動させたときの状態 化を示す図である。 本発明に係る電力変換器の第2実施形態 を示した回路構成図である。

符号の説明

 1…電力変換器、3…絶縁トランス、4A、4B 単相インバータ、7…電動機、10…エネルギ 貯蔵体、20…制御装置、30…セルコントロー ラ、U1~U4、V1~V4、W1~W4…セルパワーモジュール

 次に、本発明の第1実施形態について図面を 参照して説明する。図1は、本実施形態にお る電力変換器の全体構成を示すブロック図 あり、図2は同電力変換器の一つのセル部分 接続を模式的に示したブロック図である。
 図1に示したように、本実施形態の電力変換 器1は、12セル構成の例であり、位相差が120度 となるU相、V相、W相をY結線で接続したもの 、U相、V相、W相それぞれが、直列に接続さ た複数台(本実施の形態では例えば4台)のセ パワーモジュールU1~U4、V1~V4、W1~W4によって 成される。すなわち、セルパワーモジュー U1、V1、W1それぞれが中性点で接続され、セ パワーモジュールU1~U4、V1~V4、W1~W4が、それ れが直列に接続され、セルパワーモジュー U4、V4、W4が電動機側に接続される。
 さらに、各セル毎に単相の絶縁トランス3が 設けられ、絶縁トランス3の出口側で各セル 直列接続されてマルチセル構造とし、連系 アクトル2を介して電源に接続される。

 セルパワーモジュールU1~U4、V1~V4、W1~W4は れぞれ、図2のように、出力側に単相インバ ータ4Aを備え、電源側に単相インバータ4Bを える。さらに、セルパワーモジュールU1~U4、 V1~V4、W1~W4のそれぞれには、絶縁と電圧調整 兼ねた絶縁トランス3が設けられていること より、電動機側と電源側双方をマルチセル 成とする双方向電力変換器を構成する。

 出力側の単相インバータ4Aは、電源側に レクタが接続されたIGBT素子Ta1、Tb1と、電源 にエミッタが接続されたIGBT素子Ta2、Tb2と、 電源側にカソードが接続されたダイオードDa1 、Db1と、電源側にアノードが接続されたダイ オードDa2、Db2と、を備える。そして、この単 相インバータ4Aにおいて、IGBT素子Ta1のエミッ タ及びIGBT素子Ta2のコレクタとダイオードDa1 アノード及びダイオードDa2のカソードが接 されて一方の出力端子O1となるとともに、IGB T素子Tb1のエミッタ及びIGBT素子Tb2のコレクタ ダイオードDb1のアノード及びダイオードDb2 カソードが接続されて他方の出力端子O2と る。

 また、電源側の単相インバータ4Bも同様 構成されており、同一の構成については同 の符号を付して説明を省略する。単相イン ータ4Bは、単相インバータ4Aと異なり、IGBT素 子Ta1のエミッタ及びIGBT素子Ta2のコレクタと イオードDa1のアノード及びダイオードDa2の ソードの間、並びに、IGBT素子Tb1のエミッタ びIGBT素子Tb2のコレクタとダイオードDb1のア ノード及びダイオードDb2のカソードの間に、 図1に示したように、絶縁トランス3が接続さ る。

 このように構成された本実施形態の電力変 器1においては、その全体を制御する制御装 置20からの指令に基づいて、セルパワーモジ ールU1~U4、V1~V4、W1~W4のそれぞれに設けられ セルコントローラ30が単相インバータ4A、4B 作動を制御する。
 すなわち、セルパワーモジュールU1~U4、V1~V4 、W1~W4において、制御装置20は、セルコント ーラ30によって電動機7側の単相インバータ4A のIGBT素子Ta1、Ta2、Tb1、Tb2それぞれのゲート 与える駆動信号を制御することによって、 相交流の電力を出力して、電動機制御(加速 減速、一定速等)を行うための電力供給また は電源側への電力回生を実施する。
 また、セルパワーモジュールU1~U4、V1~V4、W1~ W4において、制御装置20は、セルコントロー 30によって、電源側の単相インバータ4Bの集 体を制御することで、電動機制御に対応し 電力制御を実施する。具体的には、電動機7 の加速・一定速時には電源から電力を取り出 し、セルパワーモジュールU1~U4、V1~V4、W1~W4に 供給される直流電圧を目標値に保つよう調整 しながら電力供給を実施し、電動機7の減速 には、電動機7側から戻ってくる減速電力を 源側に戻す制御を実施する。
 制御装置20においては、電力変換器1の電源 において、電源側の電力制御や過電流・過 荷保護のために、三相交流の電圧・電流を 出するとともに、電力変換器1の電動機7側 おいて、過電流・過負荷保護のために電流 検出している。

 ここで、制御装置20における制御内容を説 する。制御装置20は、設定目標値(直流電圧 令)と、検出したセルパワーモジュールの直 電圧(各セルの平均値)とから、電源側の交 電流の指令値を決定する。ここで、電力変 器1の電源側において検出した三相交流の電 ・電流に基づき、過電流・過負荷が生じな よう、電源側の交流電流の指令値を決定す 。決定した電源側の交流電流の指令値に基 き、U相、V相、W相の各相に電圧指令を出力 る。この電圧指令により、セルパワーモジ ールU1~U4、V1~V4、W1~W4において、セルコント ーラ30が電源側の単相インバータ4BのIGBT素 Ta1、Ta2、Tb1、Tb2を駆動する。
 また、制御装置20は、上位制御装置からの 令(周波数指令)を受けると、電動機7の加減 を設定する。このとき、指定された目標周 数とするために必要な周波数の変化量が、 め定められた範囲内となるように制約する これは、急峻な周波数変化を生じさせると 過電流等の発生の要因となるからである。 れにより、電動機7の加減速が設定されるこ で周波数が決定され、予め設定された周波 と電圧との相関から電圧も決定される(いわ ゆるV/f制御)。これに基づき、U相、V相、W相 各相に電圧指令を出力する。この電圧指令 より、セルパワーモジュールU1~U4、V1~V4、W1~W 4において、セルコントローラ30が電動機7側 単相インバータ4AのIGBT素子Ta1、Ta2、Tb1、Tb2 駆動する。

 上記したような制御装置20の制御による作 を、図3を用いて説明する。
 電力変換器1において、図3(a)に示すように 電源側の電力P1と電動機7側の電力P2とがバラ ンスした状態から、図3(b)に示すように、電 機7側の負荷が増加した場合、P1<P2となり これにより各セルにおける直流電圧が減少 る。
 すると、図3(c)に示すように、制御装置20に いては、各セルにおける直流電圧を目標値 保とうとし、電源側の電力P1を増加させる 御を行う。これによりP1>P2となり、図3(d) 示すように、各セルにおける直流電圧が目 値まで増加し、電源側の電力P1と電動機7側 電力P2とがバランスした状態となる。

 また、電力変換器1において、図3(a)に示す うに、電源側の電力P1と電動機7側の電力P2と がバランスした状態から、図3(e)に示すよう 、電動機7側の負荷が減少した場合、P1>P2 なり、これにより各セルにおける直流電圧 増加する。
 すると、図3(f)に示すように、制御装置20に いては、各セルにおける直流電圧を目標値 保とうとし、電源側の電力P1を減少させる 御を行う。これによりP1<P2となり、図3(g) 示すように、各セルにおける直流電圧が目 値まで減少し、電源側の電力P1と電動機7側 電力P2とがバランスした状態となる。

 電力変換器1において、図3(a)に示すように 電源側の電力P1と電動機7側の電力P2とがバラ ンスした状態から、図3(h)に示すように、電 機7側から電源回生が行われた場合は、P1>P 2(このときの電力P2は負:回生方向)となり、こ れにより各セルにおける直流電圧が増加する 。
 すると、図3(i)に示すように、制御装置20に いては、電源側の単相インバータ4Bにおい 電力P1を減少させ、P1<P2(このときの電力P1 P2は負:回生方向)として、電源回生を行う。 そして、図3(j)に示すように、電源側の電力P1 と電動機7側の電力P2とがバランスした状態と なる。

 このようにして、電動機7側の単相インバ ータ4Aにおいては、電動機7の要求する電力供 給や電力回生を実施する。一方、電源側の単 相インバータ4Bにおいては、各セルにおける 流電圧を目標値に保つ制御を実施する。

 このように、本実施形態に係る電力変換器1 においては、電動機7側の単相インバータ4Aに 加え、電源側に単相インバータ4Bを備えるこ で、電源側から出力側だけでなく、出力側 ら電源側へと電力を送ることが可能となり 入出力の双方をマルチセル接続とした双方 の電力変換が実現する。これにより電源回 を行うことが可能となり、制動力を発揮す ことが可能となる。
 また、セルパワーモジュールU1~U2、V1~V4、W1~ W4のそれぞれにおいて、絶縁トランス3を備え ることにより、インバータ同士の干渉を防止 するとともに、直流中間回路の短絡を防止す ることができる。これにより、前記したよう な、入出力側ともにマルチセル接続とした双 方向の電力変換器1を構成することができる

 また、絶縁トランス3の設置に関し、1次 2次の巻線数比を変えることにより、変換器 電圧を系統側電圧と無関係で最適値に設定 き、系統側から見るとスター巻線となるこ により、低抵抗の接地回路を容易に設ける とができる。

 次に、本発明の第2実施形態について図4を いて説明する。
 図4は本実施形態における電力変換器の全体 構成を示すブロック図である。本実施形態は 、発電機(風車等)5の出力を系統側に与えるも のであって、発電機5の出力とマルチセル構 (各セルパワーモジュールU1~U2、V1~V2、W1~W2の 相インバータ4A、4Bの集合体)とを接続する
 各セルパワーモジュールU1~U2、V1~V2、W1~W2の 成は上記第1実施形態のセルと略同一であり 、詳細な説明を省略するが、各セルパワーモ ジュールU1~U2、V1~V2、W1~W2の単相インバータ4A 4Bの直流部に、超電導コイル等のエネルギ 貯蔵体10が接続されている点が異なる。エネ ルギー貯蔵体10に対しては、複数のIGBT及びダ イオードが組み合わせられている。電力変換 器は、発電機5側にコレクタが接続されたIGBT 子Tc1と、発電機5側にエミッタが接続された IGBT素子Td2と、発電機5側にカソードが接続さ たダイオードDc1、Dd1と、発電機5側にアノー ドが接続されたダイオードDc2、Dd2と、を備え 、IGBT素子Tc1のエミッタ、ダイオードDc1のア ード及びダイオードDc2のカソードが、エネ ギー貯蔵体10の一端側に接続され、IGBT素子Td 2のコレクタ、ダイオードDd1のアノード及び イオードDd2のカソードが接続されてエネル ー貯蔵体10の他端側に接続される。
 また、系統側のアイソレーション、電圧整 を考慮し、系統側に対して絶縁と電圧調整 兼ねた絶縁トランス3を介している。

 発電機側マルチセル(各セルの単相インバー タ4B集合体)は、発電機出力電圧・周波数が変 動しても出力可能範囲の電力を取り出し系統 側マルチセル(各セルパワーモジュールU1~U2、 V1~V2、W1~W2における単相インバータ4Aの集合体 )に電力を供給する。系統側マルチセルは、 統周波数(50/60Hz)に対応して、系統に電力を 給する。
 各単相インバータ直流部のエネルギー貯蔵 10は発電機側出力変動の平滑化用に電力の 放電を実施する。

 本構成により、発電機側出力周波数・電 変動に対して、系統へは一定周波数・電圧 力が可能となる。また、変換器内にエネル ー貯蔵部10を設置することにより、発電機 力変動に対して、系統への出力変動を抑え ことが可能となる。

 なお、上記第2実施形態において、エネル ギー貯蔵体10は必須の構成ではなく、これを 略した構成とすることも可能である。

 なお、上記各実施形態において、絶縁トラ ス3は電源系統側と発電機5(または電動機7) のどちらの側に設けても良いが、電源系統 に設けることにより、接地条件からの影響 抑制できる。
 また、絶縁トランス3を複数設ける代わりに 五脚鉄心の三相トランスを適用しても良い。 これにより、絶縁トランス3を数多く用いな てよく、省スペース・小型化となる。
 また、上記各絶縁トランス3のリアクトル効 果を用いることで、連系リアクトル2を省略 てもよい。