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Patent Searching and Data


Title:
REMOTE COPY METHOD AND STORAGE SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/152691
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a remote copy method which copies data in a first storage device into a second storage device via a network. The method performs: a step of storing first recording medium data in a first recording-dedicated buffer in the first storage device; a step of transmitting all the buffer in the first recording-dedicated buffer in a buffer set unit to the second storage device when a switching condition of the buffer set formed by a plurality of first recording-dedicated buffers is satisfied; a step of storing data received in the second storage device into a second recording-dedicated buffer; and a step of spreading all the data in the second recording-dedicated buffer to a second recording medium as a copy destination upon completion of data reception. The first storage device transmits a buffer request to the second storage device prior to data transmission. In response to the buffer request, the second storage device reports the number of second recording-dedicated buffers mounted on the second storage device.

Inventors:
SHINOZAKI YOSHINARI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/061768
Publication Date:
December 18, 2008
Filing Date:
June 12, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
SHINOZAKI YOSHINARI (JP)
International Classes:
G06F3/06
Foreign References:
JP2006260292A2006-09-28
JPH01291350A1989-11-22
JP2002334049A2002-11-22
JP2006189937A2006-07-20
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower,20-3, Ebisu 4-chome, Shibuya-k, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 第1の記憶装置内のデータをネットワークを介して第2の記憶装置内へコピーするリモートコピー方法であって、
 該第1の記憶装置内において第1の記録媒体のデータを第1の記録専用バッファに格納し、複数の第1の記録専用バッファからなるバッファセットを切り替える条件が満たされた時に該第1の記録専用バッファ内のデータをまとめて該バッファセットの単位で該第2の記憶装置へ送信し、
 該第2の記憶装置内において受信したデータを第2の記録専用バッファに格納し、データの受信を完了すると該第2の記録専用バッファ内のデータをまとめてコピー先の第2の記録媒体へ展開し、
 該第1の記憶装置内においてデータの送信に先立ってバッファ要求を該第2の記憶装置へ送り、
 該第2の記憶装置内において該バッファ要求に応答して該第2の記憶装置に実装されている第2の記録専用バッファの数を通知することを特徴とする、リモートコピー方法。
 該第1の記憶装置内において、該第1の記録専用バッファの数と通知された該第2の記録専用バッファの数を比較して、比較結果の基づいてバッファセットの作成論理を決定することを特徴とする、請求項1記載のリモートコピー方法。
 該比較結果が、該第1の記録専用バッファの数が通知された該第2の記録専用バッファの数より多いことを示すと、バッファセットとして使用する有効な記録専用バッファの数が、該第1の記憶装置と該第2の記憶装置で同一となり、バッファセットを構成可能な最大数の記録専用バッファを使用する作成論理が決定されることを特徴とする、請求項2記載のリモートコピー方法。
 該第1の記憶装置においてバッファセットとして使用されない第1の記録専用バッファに対するデータのライト処理については、バッファセット内の有効な任意の第1の記録専用バッファに格納することを特徴とする、請求項3記載のリモートコピー方法。
 バッファセットを作成後、バッファセットを切り替える条件が満たされた時、バッファセットの切り替え処理により新規のバッファセットを作成し、それまで使用していたバッファセットとその該第1の記録専用バッファの情報を該第2の記憶装置へ送信し、
 送信するバッファセット内の第1の記録専用バッファに送信するべきコピーデータが存在する場合にのみ該当する第1の記憶専用バッファをバッファセットに残し、コピーデータが存在しない第1の記録専用バッファに関しては送信するバッファセットから外すことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項記載のリモートコピー方法。
 第1の制御モジュールと、第1の記録媒体と第1の記録専用バッファを備えた第1の記憶装置と、
 該第1の記憶装置とネットワークを介して接続可能であり、第2の制御モジュールと、第2の記録媒体と第2の記録専用バッファを備えた第2の記憶装置とを備え、
 該第1の記憶装置内のデータを該ネットワークを介して該第2の記憶装置内へコピーするリモートコピーを行うストレージシステムであって、
 該第1の制御モジュールは、第1の記録媒体のデータを第1の記録専用バッファに格納し、データの送信に先立ってバッファ要求を該第2の記憶装置へ送り、複数の第1の記録専用バッファからなるバッファセットを切り替える条件が満たされた時に該第1の記録専用バッファ内のデータをまとめて該第2の記憶装置へ送信し、
 該第2の制御モジュールは、該バッファ要求に応答して該第2の記憶装置に実装されている第2の記録専用バッファの数を通知し、受信したデータを第2の記録専用バッファに格納し、データの受信を完了すると該第2の記録専用バッファ内のデータをまとめてコピー先の第2の記録媒体へ展開することを特徴とする、ストレージシステム。
 該第1の記憶装置内において、該第1の記録専用バッファの数と通知された該第2の記録専用バッファの数を比較して、比較結果の基づいてバッファセットの作成論理を決定することを特徴とする、請求項6記載のストレージシステム。
 該比較結果が、該第1の記録専用バッファの数が通知された該第2の記録専用バッファの数より多いことを示すと、バッファセットとして使用する有効な記録専用バッファの数が、該第1の記憶装置と該第2の記憶装置で同一となり、バッファセットを構成可能な最大数の記録専用バッファを使用する作成論理が決定されることを特徴とする、請求項7記載のストレージシステム。
 該第1の記憶装置においてバッファセットとして使用されない第1の記録専用バッファに対するデータのライト処理については、バッファセット内の有効な任意の第1の記録専用バッファに格納することを特徴とする、請求項8記載のストレージシステム。
 バッファセットを作成後、バッファセットを切り替える条件が満たされた時、バッファセットの切り替え処理により新規のバッファセットを作成し、それまで使用していたバッファセットとその該第1の記録専用バッファの情報を該第2の記憶装置へ送信し、
 送信するバッファセット内の第1の記録専用バッファに送信するべきコピーデータが存在する場合にのみ該当する第1の記憶専用バッファをバッファセットに残し、コピーデータが存在しない第1の記録専用バッファに関しては送信するバッファセットから外すことを特徴とする、請求項6~9のいずれか1項記載のストレージシステム。
 該第1の制御モジュールは、該第1の記録専用バッファ内のバッファインデックステーブルに該データのコピー処理に必要なコピー元とコピー先の情報を格納し、該第1の記録媒体の該情報で指定されるデータを該第1の記録専用バッファ内のバッファ本体に格納することにより、該第1の記録媒体のデータの該第1の記録専用バッファへの格納を行うことを特徴とする、請求項6~10のいずれか1項記載のストレージシステム。
Description:
リモートコピー方法及びストレ ジシステム

 本発明は、リモートコピー方法及びスト ージシステムに係り、特に順序性を保証し リモートコピー方法及びストレージシステ に関する。

 ストレージシステムには通常キャッシュ モリが搭載されているが、このキャッシュ モリの実現方法としては、大きく分けて二 の方法がある。一つはキャッシュメモリを てのコントローラモジュール(以下、制御モ ジュールと言う)で共有する方式であり、も 一つは制御モジュール毎にキャッシュメモ を分散して保持する方式である。本発明は 後者のアーキテクチャを採用したストレー システムにおけるものである。

 上記後者の方式を用いる分散キャッシュ モリ型のストレージシステムは、論理ボリ ームのデータのリード・ライト処理を制御 ジュール毎に分散して実行できるため、ハ ドウエアの負荷が分散できスケーラビリテ に優れるという特徴がある。ただし、制御 ジュール間で連携が必要な処理では、制御 ジュール間で通信しなければならないため 制御が複雑になるというデメリットがある

 記憶装置間のリモートコピーのためのバ ファを有するストレージシステムは、例え 特許文献1にて提案されており、データ転送 に無視できない遅延時間があっても適切なデ ータ転送を行うデータコピーシステムは、例 えば特許文献2にて提案されている。

 従来のストレージシステムでは、複数の ィスク間(コピーセッション間)で順序性の 証を行ってコピーできるようにするという 序性保証に対する要望があった。

 しかしながら、分散キャッシュメモリ型 ストレージシステムにおいて、この要望を たそうとすると、順序性保証を行うために イト処理毎に制御モジュール間で通信を行 必要があるため、オーバヘッドが大きくな てしまうという問題があった。又、特定の 御モジュールで順序を管理するため、その 御モジュールに負荷が集中してしまうとい 問題もあった。

 又、従来のストレージシステムでは、ホ ト装置からのライトの単位でコピー先へデ タ転送を行うため、結果的には、ライト処 中にコピー処理の時間が加算され、シーケ シャルライト性能が最悪の場合には同期コ ーと同じ性能になってしまうというコピー のシーケンシャルライト性能の問題があっ 。

 更に、ライト処理の単位でコピー処理を うストレージシステムでは、転送スループ トで例えば100MB/secを実現しようとすると、1 6,000個程度のコピー処理を管理しなくてはな なくなり、ストレージシステム内の資源管 上破綻を来し、今後長距離の接続をサポー しようとした場合に難しくなるという転送 率の問題があった。

 そこで、上記の問題を解決するリモート ピー方法及びストレージシステムが、特許 献3にて提案されている。

 上記特許文献3では、分散キャッシュメモ リ型のストレージシステムのスケーラビリテ ィの優位性を維持しつつ、順序性保証のある リモートコピー行うために、以下のようなリ モートコピーを行う。尚、上記特許文献3の モートコピー方法の詳細の説明は、本明細 では省略する。

 先ず、各制御モジュール毎にコピーするデ タを格納するバッファを用意する。ライト れたデータを直接バッファに格納せずに、 の領域にライトされたかだけを示す情報を 持しておく。ライトが完了した後に任意の イミングでディスク等の記録媒体からデー を読み出してバッファへ格納する。いずれ の制御モジュールでバッファがフルになる 、最初の格納から一定時間が経過した場合 、全ての制御モジュールへの格納を同時に 旦停止して、コピーするデータの固まりを 定させる。データの固まりの確定後に、全 の制御モジュールでバッファを切り替えて 々新しいバッファへの格納処理を継続する 確定されたデータの固まりは、コピー先へ 送される。コピー先では、コピー元で作成 れた前のデータの固まりを全て受信した後 データの展開を行う。この処理は、コピー 理が継続不可能となるような致命的な異常 外では中断されることがないようにしてお 。このような処理を行うことにより、全て 制御モジュールへの格納が同時に停止され 時点で、データの順序性保証が実現される とになる。又、ライト毎に制御モジュール の通信を行うことなく、順序性保証がされ リモートコピーを達成することができる。

特願2003-256149号公報

特願2005-122235号公報

特願2006-260292号公報

 コピー元及びコピー先の記憶装置内にあ 記録専用バッファは、制御モジュール毎に 別に同等数実装されている。このため、図1 に示すようにコピー元及びコピー先の記憶装 置内の制御モジュールの数が同等若しくはコ ピー先の記憶装置内の制御モジュールの数が コピー元の記憶装置より多い場合には、全て のバッファセットを有効に利用できるが、図 2に示すようにコピー元の記憶装置内の制御 ジュールの数がコピー先の記憶装置より多 場合にはバッファセットを有効に使用でき い。

 図1及び図2は、コピー元の記憶装置1-1と ピー先の記憶装置1-2の概略構成を示す図で る。図1は、コピー元の記憶装置1-1が2つの制 御モジュール00,01を有しコピー先の記憶装置1 -2が2つの制御モジュール10,11を有する場合を し、図2は、コピー元の記憶装置1-1が4つの 御モジュール00~03を有しコピー先の記憶装置 1-2が2つの制御モジュール10,11を有する場合を 示す。各制御モジュールは、少なくとも1つ 記録媒体21、記録専用バッファ22及びバッフ セット制御テーブル23を有する。記録専用 ッファ22は、コピーデータを格納するバッフ ァ本体BUF、及び各コピーデータのインデック ス情報(LU(Logical Unit),LBA(Logical Block Address)等 論理アドレス情報及びコピー制御情報)を格 納するバッファインデックステーブルBIT(Buffe r Index Table)を有する。バッファセット制御 ーブル23は、コピー元の記憶装置1-1とコピー 先の記憶装置1-2の記録専用バッファ22のバッ ァID(又は、バッファアドレス)の組み合わせ をバッファセットとして格納して管理する。 図1及び図2において、「展開」とは、記録専 バッファ22内のデータが記録媒体21に格納さ れることを意味する。

 図1の場合、バッファインデックステーブ ルBITの数が1モジュール当たり例えば8個であ と、8個までのバッファセットが作成されて 使用可能となる。他方、図2の場合、バッフ インデックステーブルBITの数が1モジュール たり例えば8個であると、コピー先の記憶装 置1-2の制御モジュールの数がコピー元の記憶 装置1-1の制御モジュールの数より少なくため に、バッファセットが作成されて使用可能と なるのは4個までとなる。

 このように、従来のストレージシステム は、コピー元の記憶装置内の制御モジュー の数がコピー先の記憶装置内の制御モジュ ルの数より多い場合には、バッファセット 有効利用して効率的なデータ転送を行うこ は難しいという問題があった。

 そこで、本発明は、コピー元及びコピー の記憶装置内の制御モジュールの数にかか らず、バッファセットを有効利用して効率 なデータ転送を可能とするモートコピー方 及びストレージシステムを提供することを 括的目的とする。

 上記の課題は、第1の記憶装置内のデータ をネットワークを介して第2の記憶装置内へ ピーするリモートコピー方法であって、該 1の記憶装置内において第1の記録媒体のデー タを第1の記録専用バッファに格納し、複数 第1の記録専用バッファからなるバッファセ トを切り替える条件が満たされた時に該第1 の記録専用バッファ内のデータをまとめて該 バッファセットの単位で該第2の記憶装置へ 信し、該第2の記憶装置内において受信した ータを第2の記録専用バッファに格納し、デ ータの受信を完了すると該第2の記録専用バ ファ内のデータをまとめてコピー先の第2の 録媒体へ展開し、該第1の記憶装置内におい てデータの送信に先立ってバッファ要求を該 第2の記憶装置へ送り、該第2の記憶装置内に いて該バッファ要求に応答して該第2の記憶 装置に実装されている第2の記録専用バッフ の数を通知することを特徴とするリモート ピー方法によって達成できる。

 上記の課題は、第1の制御モジュールと、 第1の記録媒体と第1の記録専用バッファを備 た第1の記憶装置と、該第1の記憶装置とネ トワークを介して接続可能であり、第2の制 モジュールと、第2の記録媒体と第2の記録 用バッファを備えた第2の記憶装置とを備え 該第1の記憶装置内のデータを該ネットワー クを介して該第2の記憶装置内へコピーする モートコピーを行うストレージシステムで って、該第1の制御モジュールは、第1の記録 媒体のデータを第1の記録専用バッファに格 し、データの送信に先立ってバッファ要求 該第2の記憶装置へ送り、複数の第1の記録専 用バッファからなるバッファセットを切り替 える条件が満たされた時に該第1の記録専用 ッファ内のデータをまとめて該第2の記憶装 へ送信し、該第2の制御モジュールは、該バ ッファ要求に応答して該第2の記憶装置に実 されている第2の記録専用バッファの数を通 し、受信したデータを第2の記録専用バッフ ァに格納し、データの受信を完了すると該第 2の記録専用バッファ内のデータをまとめて ピー先の第2の記録媒体へ展開することを特 とするストレージシステムによって達成で る。

 本発明によれば、コピー元及びコピー先 記憶装置内の制御モジュールの数にかかわ ず、バッファセットを有効利用して効率的 データ転送を可能とするリモートコピー方 及びストレージシステムを実現することが きる。

コピー元及びコピー先の記憶装置が夫 2つの制御モジュールを有する場合を説明す る図である。 コピー元の記憶装置が4つの制御モジュ ールを有しコピー先の記憶装置が2つの制御 ジュールを有する場合を説明する図である 本発明におけるバッファセット作成処 を説明する図である。 本発明におけるバッファセット転送時 有効な記録専用バッファのみをバッファセ トの対象とする処理を説明する図である。 本発明のストレージシステムの一実施 の構成の要部を示すブロック図である。 リモートコピーの手順を説明するフロ チャートである。 リモートコピーの手順を説明するフロ チャートである。 空きバッファ通知処理を説明するフロ チャートである。 有効制御モジュール選択処理を説明す フローチャートである。 作成論理選択処理を説明するフローチ ャートである。 コピーデータ格納処理を説明するフロ ーチャートである。 バッファセットチェック処理を説明す るフローチャートである。 バッファ情報削除処理を説明するフロ ーチャートである。

符号の説明

1-1,1-2   記憶装置
15   制御モジュール
21   記録媒体
22   記録専用バッファ
23   バッファセット制御テーブル
40   ストレージシステム
41-1,41-2   ホスト装置
42   ネットワーク
152   キャッシュメモリ

 図3は、本発明におけるバッファセット作 成処理を説明する図であり、図4は、本発明 おけるバッファセット転送時に有効な記録 用バッファのみをバッファセットの対象と る処理を説明する図である。図3及び図4にお いて、図2と実質的に同じ部分には同一符号 付し、その説明は省略する。

 コピー元の記憶装置1-1とコピー先の記憶 置1-2で制御モジュールの数が異なる場合(特 にコピー元の記憶装置1-1の制御モジュールの 数がコピー先の記憶装置1-2の制御モジュール の数より多い場合)、コピー元の制御モジュ ルの数によってバッファセットを決定して た上記特許文献3で採用している論理(バッフ ァセット作成論理)を、コピー先の制御モジ ールの数を考慮した論理(バッファセット作 論理)に変更する。これにより、バッファセ ットとして使用する有効な記録専用バッファ 22の数が、コピー元の記憶装置1-1とコピー先 記憶装置1-2で同一となり、バッファセット 構成可能な最大数の記録専用バッファ22を に使用することができる。この場合、コピ 元の記憶装置1-1でバッファセットとして使 されない制御モジュールが存在するが、こ 制御モジュールが担当する論理ボリューム 対するデータのライト処理については、バ ファセット内の有効な任意の記録専用バッ ァ22に格納するようにする。

 図3及び図4において、太い破線P1は、記録 専用バッファ22を無効化されている制御モジ ールの論理ボリュームが代替の記録専用バ ファ22に格納されることを示す。又、図3に いて、破線P2は、コピー先の記憶装置1-1の 御モジュールの数を考慮して使用されない 憶専用バッファ22を示す。更に、図4におい 、破線P3は、ライトデータの入出力がないた めコピーデータが存在しない記録媒体21を示 。尚、図3ではコピー先の記憶装置1-2内の各 制御モジュールが2つの記録媒体21を有する場 合が示されているが、記録媒体21の数はこれ 限定されるものではなく、1以上であれば良 く、コピー元の記録装置1-1内の各制御モジュ ールについても同様である。

 バッファセットを作成後、記録専用バッ ァ22がフルになるか、若しくは、データの 納開始から一定時間が経過した時(即ち、バ ファセットを切り替える条件が満たされた )にバッファセットの切り替え処理が行われ る。このバッファセットの切り替え処理によ り新規のバッファセットが作成され、それま で使用していたバッファセットとその記録専 用バッファ22の情報をコピー先の記憶装置1-2 送信する送信処理が行われる。その際、送 するバッファセット内の各記録専用バッフ 22に送信するべきコピーデータが存在する 合にのみその記憶専用バッファ22をバッファ セットに残し、コピーデータが存在しない記 録専用バッファ22に関しては送信するバッフ セットから外す。これにより、コピーデー が存在しない記録専用バッファ22に関して 未使用となるため、コピー元の記憶装置1-1 記録専用バッファ22と関連付けられていたコ ピー先の記憶装置1-2の記録専用バッファ22は 使用状態となり、次のバッファセットの対 として使用可能となる。

 図4において、バッファセットB1の作成時 は、コピー元の記憶装置1-1のバッファID(又 、バッファアドレス)「0000」の記録専用バ ファ22がコピー先の記憶装置1-2のバッファID 1000」の記録専用バッファと、コピー元の記 憶装置1-1のバッファIDが「0100」の記録専用バ ッファ22がコピー先の記憶装置1-2のバッファI Dが「1001」の記録専用バッファ22と設定され 。その後、バッファセットを切り替える条 が満たされると、バッファセットB2が作成さ れ、バッファセットB1の情報とそれに含まれ 記録専用バッファ22の情報をコピー先の記 装置1-1へ転送する処理が行われるが、制御 ジュール01の記録専用バッファ22にはコピー ータが存在しないのでバッファセットから 除する。バッファセットとしては、コピー の記憶装置1-1のバッファID「0000」の記録専 バッファ22に対応するコピー先の記憶装置1- 2のバッファID「1000」の記録専用バッファ22の 情報のみを転送する。同様に、記録専用バッ ファ22内のBIT及びBUFの情報の転送も、コピー の記憶装置1-1のバッファID「0000」の記録専 バッファ22の情報のみを送信する。当初使 予定であったコピー先の記憶装置1-2のバッ ァID「1001」の記録専用バッファ22が使用され ないため、次のバッファセット作成時に使用 することが可能となる。

 従って、コピー元の記憶装置1-1内の制御 ジュールの数がコピー先の記憶装置1-2内の 御モジュールの数より多い場合であっても バッファセットを有効利用して効率的なデ タ転送を行うことが可能となる。

 以下に、本発明になるリモートコピー方 及びストレージシステムの各実施例を、図5 以降と共に説明する。

 本発明のリモートコピー方法及びストレ ジシステムの一実施例で採用するまとめ送 方式、バッファセット制御、バッファセッ オーバラップ処理、遠隔地対応シーケンス 記録専用バッファ、ライト・格納・切出処 及びバッファ切替は、基本的には上記特許 献3の場合と同様であるため、その詳細な説 明は省略するが、本明細書は、本明細書中で 参照する上記特許文献3の開示内容を含むも とする。

 図5は、本発明のストレージシステムの一 実施例の構成の要部を示すブロック図である 。図5に示すストレージシステム40は、互いに 接続されたホスト装置(又は、サーバ)41-1と記 憶装置1-1と、互いに接続されたホスト装置( は、サーバ)41-2と記憶装置1-2と、記憶装置1-1 ,1-2を接続するSAN(Storage Area Network)等のネッ ワーク42からなる。説明の便宜上、ホスト装 置41-1,41-2は同じ構成を有する汎用コンピュー タからなり、記憶装置1-1,1-2は同じRAID(Redundant  Array of Independent Disks)アレイ構成を有する のとする。

 各記憶装置1-1,1-2は、対応するホスト装置 41-1,41-2とのインタフェース制御を司り通信に 使用される複数の通信アダプタ(CA:Communication Adapter)13、ネットワーク42とのインタフェー 制御を司りネットワーク42を介したリモート コピーに使用される複数のリモートアダプタ (RA:Remote Adapter)14、各記憶装置1-1,1-2の全体の 作を制御すると共に資源管理を行う複数の 御モジュール(CM:Controller Module)15、及び各制 御モジュール15に対して設けられた複数の記 媒体(便宜上、2つのみを図示)21を有する。 、各記憶装置1-1,1-2が有する通信アダプタ13 数は2以上であっても良く、又、リモートア プタ14の数も2以上であっても良い。

 各制御モジュール15は、CPU151、ユーザデ タや制御データが格納されるキャッシュメ リ152、及び記録媒体21とインタフェース制御 を司り記録媒体21との通信に使用される複数 インタフェース制御部(FC)153を有する。キャ ッシュメモリ152は、図3及び図4に示す記録専 バッファ22及びバッファセット制御テーブ 23を含む。記録専用バッファ22は、コピーデ タを格納するバッファ本体BUF、及び各コピ データのインデックス情報(LUN,LBA等の論理 ドレス情報及びコピー制御情報)を格納する ッファインデックステーブルBITを有する。 ッファセット制御テーブル23は、コピー元 記憶装置1-1とコピー先の記憶装置1-2の記録 用バッファ22のバッファID(又は、バッファア ドレス)の組み合わせをバッファセットとし 格納して管理する。言うまでもなく、上記 許文献3に記載されているように、複数の制 モジュール15のうち1つをマスタ制御モジュ ルとして使用し、他の制御モジュール15を スタ制御モジュールに対して従なる関係で 御するスレーブ制御モジュールとして使用 ても良い。

 説明の便宜上、リモートコピーでは、ホ ト装置41-1からコピー元の記憶装置1-1に書き 込まれたデータが、ネットワーク42を介して スト装置41-2の制御下にあるコピー先の記憶 装置1-2に書き込まれるものとする。

 図6及び図7は、リモートコピーの手順を 明するフローチャートである。図6及び図7に おいて、コピー元の記憶装置1-1の処理はステ ップSS1~SS17で示し、コピー先の記憶装置1-2の 理はステップSD1~SD11で示す。

 図6において、コピー元及びコピー先では 、記録専用バッファ22のバッファセットの初 構成を決定する処理を行う(ステップSS1,SD1) コピー元では、記録専用バッファ22を要求 るバッファリクエストを行い(ステップSS2)、 コピー先では、バッファリクエストが受信さ れたか否かを判定する(ステップSD2)。コピー でバッファリクエストが受信されると(ステ ップSD2でYES)、空きバッファ通知を行う(ステ プSD3)。

 図8は、ステップSD3の空きバッファ通知処 理を説明するフローチャートである。空きバ ッファ通知処理は、バッファセット作成論理 を上記特許文献3のものから変更して、コピ 先の記憶装置1-2の制御モジュール15の数をコ ピー元の記憶装置1-1へ通知する。

 図8において、ステップSD31,SD33~SD35は、コ ー先の記憶装置1-2のマスタ制御モジュール1 5により実行され、ステップSD32はコピー先の 憶装置1-2のスレーブ制御モジュール15によ 実行される。

 ステップSD31は、各制御モジュール15から ッファ情報を採取し、ステップSD32は、該当 制御モジュール15の空きバッファの情報を収 する。ステップSD33は、コピー先の記憶装置 1-2に実装されている制御モジュール15からの ッファ情報を全て採取したか否かを判定し 判定結果がNOであると処理はステップSD31へ る。他方、ステップSD33の判定結果がYESであ ると、ステップSD34は、採取したバッファ情 に基づいて有効な制御モジュール15の数(有 制御モジュール数)を算出する。ステップSD35 は、空きバッファ情報と有効制御モジュール 数をコピー元の記憶装置1-1へ送信し、処理は 図6に示すステップSS3及びSD4へ進む。

 このようにして、コピー元の記憶装置1-1 らの空きバッファ通知要求を受信した場合 、コピー先の記憶装置1-2でバッファセット 位での展開処理が完了後に展開処理が完了 たバッファセットの開放処理の後に行う空 バッファ通知処理において、コピー先の記 装置1-2の空きバッファを通知する際に、コ ー先の記憶装置1-2に実装されている制御モ ュール15の数を送信情報に付加する。

 コピー元の記憶装置1-1では、空きバッフ 通知を受信すると、次回のバッファセット 成時に有効な制御モジュール15を選択する( テップSS3)。

 図9は、ステップSS3の有効制御モジュール 選択処理を説明するフローチャートである。 図9において、ステップS31~S34,S36,37は、コピー 元の記憶装置1-1のマスタ制御モジュール15に り実行され、ステップS35はコピー元の記憶 置1-1のスレーブ制御モジュール15により実 される。

 ステップS31は、コピー先の記憶装置1-2か 空きバッファ情報及び有効制御モジュール を受信する。ステップS32は、コピー先の記 装置1-2の有効制御モジュール数を受信した 効制御モジュール数に更新し、ステップS33 、コピー先の記憶装置1-2の空きバッファ情 を受信した空きバッファ情報に更新する。 テップS34は、各制御モジュール15へ同じ情 を保持するよう情報の多重化依頼をして、 テップS35は、該当制御モジュール15で有効制 御モジュール数及び空きバッファ情報を更新 する。ステップS36は、各制御モジュール15で 有効制御モジュール数及び空きバッファ情 の更新が完了したか否かを判定し、判定結 がNOであると処理はステップS34へ戻る。他 、ステップS36の判定結果がYESであると、ス ップS37は、有効制御モジュール数及び空き ッファ情報の更新が完了した旨の応答をコ ー先の記憶装置1-2に返す。

 このようにして、コピー元の記憶装置1-1 コピー先の記憶装置1-2から通知された空き ッファ情報とコピー先の記憶装置1-1の制御 ジュール15の数を記録する。

 コピー元では、ステップSS3の後、バッフ セットの初期作成が可能であるか否かを判 し(ステップSS4)、判定結果がYESであると、 回のバッファセット作成時のコピー元の記 装置1-1の有効制御モジュールを選択して次 のバッファセット切り替え時の新バッファ ットを作成する論理を選択する作成論理選 処理を行う(ステップSS5)。

 図10は、ステップSS5の作成論理選択処理 説明するフローチャートである。図10におい て、ステップS51~S58は、コピー元の記憶装置1- 1のマスタ制御モジュール15により実行される 。

 ステップS51は、コピー先の記憶装置1-2の 効制御モジュール数がコピー元の記憶装置1 -2の有効制御モジュール数以上であるか否か 判定する。ステップ51の判定結果がYESであ と、ステップS52は上記特許文献3に記載され いる如き通常の論理で新バッファセットを 成し、処理は図6に示すステップSS6へ進む。 他方、ステップS51の判定結果がNOであると、 テップS53はコピーセッションが存在するか かを判定する。

 ステップS53の判定結果がYESであると、ス ップS54は担当制御モジュール15毎にセッシ ン数を算出する。ステップS55は、セッショ 数の多い制御モジュール15から、コピー先の 記憶装置1-2の有効制御モジュール数分、記録 専用バッファ22を有効化して行く。ステップS 56は、有効化しない制御モジュール15は、有 化した制御モジュール15の代替バッファに設 定し、処理は図6に示すステップSS6へ進む。 、ステップS53の判定結果がNOであると、ステ ップS57は適切な制御モジュール15から、コピ 先の記憶装置1-2の有効制御モジュール数分 記録専用バッファ22を有効化して行く。ス ップS58は、有効化しない制御モジュール15は 、有効化した制御モジュール15の代替バッフ に設定し、処理は図6に示すステップSS6へ進 む。

 このようにして、次のバッファセット切 替え時に、コピー元の記憶装置1-2に実装さ ている制御モジュール15の数と通知された ピー先の記憶装置1-1の制御モジュール15の数 を比較して以下のように分別する。

 (A) [コピー元の制御モジュール数] ≦  コピー先の制御モジュール数」の場合には 上記特許文献3に記載されている如き通常の 理でバッファセットを作成する。

 (B) [コピー元の制御モジュール数] >  コピー先の制御モジュール数」の場合には コピー元の制御モジュール数の方が多いの 、コピー先の制御モジュール数の数だけを ッファセットに登録、即ち、使用するよう する。この際、記録専用バッファ22が無効 される(即ち、未使用とされる)制御モジュー ル15については、どの制御モジュール15の記 専用バッファ22を代替として使用するかを決 定する。

 ステップSS5の後、バッファセットの初期 成処理を行い(ステップSS6)、バッファセッ に対するコピーデータ格納処理を行う(ステ プSS7)。

 図11は、ステップSS7のコピーデータ格納 理を説明するフローチャートである。図11に おいて、ステップS71~S77は、コピー元の記憶 置1-1の例えばLU担当制御モジュール15により 行される。

 ステップS71は、現在格納中のバッファセ トを検索し、ステップS72は、該当バッファ ットで該当制御モジュール15の記録専用バ ファ22が有効であるか否かを判定する。ステ ップS72の判定結果がYESであると、ステップS73 は上記特許文献3に記載された通常の論理で 制御モジュール15内の記録専用バッファ22に ピーデータを格納し、処理は図6に示すステ ップSS8へ進む。

 他方、ステップS72の判定結果がNOである 、ステップS74は代替バッファを確定し、ス ップS75は代替バッファに確定された制御モ ュール15に対して格納場所要求を行う。ステ ップS76では、代替バッファに確定された制御 モジュール15が格納場所を決定して格納場所 求に対して応答する。ステップS77は、代替 ッファに対してコピーデータを格納し、処 は図6に示すステップSS8へ進む。

 このようにして、記録専用バッファ22へ コピーデータの書き込みは、次のように行 れる。つまり、該当制御モジュール15で担当 論理ボリュームに対してライト処理があった 場合、ライトされたデータを記録専用バッフ ァ22に格納する。又、バッファセットの状態 応じて以下の2通りの方法でデータが格納さ れる。該当制御モジュール15の記録専用バッ ァ22が有効な第1の場合、上記特許文献3に記 載されている如き通常の論理で記録専用バッ ファ22へデータを格納する。他方、該当制御 ジュール15の記録専用バッファ22が無効の場 合、即ち、 [コピー元制御モジュール数] > ; 「コピー先制御モジュール数」の第2の場 、記録専用バッファ22が無効化される制御モ ジュール15については代替する有効化された 御モジュール15の記録専用バッファ22が設定 されているのでその有効化された制御モジュ ール15に対して通信を行い連携することでデ タを格納する。

 ステップSS7の後、コピー元では、バッフ セットの切替が必要であるか否かを判定し( ステップSS8)、判定結果がNOであると処理はス テップSS7へ戻る。コピー元では、ステップSS8 の判定結果がYESであると、バッファセットの 切替処理が可能であるか否かを判定し(ステ プSS9)、判定結果がYESであると、バッファセ トチェック処理を行う(ステップSS10)。

 図12は、ステップSS10のバッファセットチ ック処理を説明するフローチャートである 図12において、ステップS121~S126は、コピー の記憶装置1-1のマスタ制御モジュール15によ り実行され、ステップS127~S131はコピー元の記 憶装置1-1のスレーブ制御モジュール15により 行される。

 ステップS121は、図10に示す作成論理選択 理により新規のバッファセットを作成する ステップS122は、バッファセット切り替え指 示を発行する。このバッファセット切り替え 指示に応答して、マスタ制御モジュール15で ステップS123が新規のバッファセットへの切 り替え処理を行い、スレーブ制御モジュール 15ではステップS128が新規のバッファセットへ の切り替え処理を行う。

 ステップS123の後、ステップS124は旧バッ ァセットに自制御モジュール15(即ち、マス 制御モジュール15)の記録専用バッファ22があ るか否かを判定し、判定結果がNOであると処 は後述するステップS126へ進む。他方、ステ ップS124の判定結果がYESであると、ステップS1 25はコピー先の記憶装置1-2に転送するべきデ タがあるか否かを判定する。ステップS125の 判定結果がYESであると、ステップS126はバッ ァセット切り替え指示に対する応答を受け ったか否かを判定し、判定結果がYESである 処理は図6に示すステップSS11へ進む。ステッ プS125の判定結果がNOであると、ステップS127 マスタ制御モジュール15に対してバッファセ ットからの削除依頼を行い、処理はステップ S126へ進む。

 ステップS128の後、ステップS129は旧バッ ァセットに自制御モジュール15(即ち、スレ ブ制御モジュール15)の記録専用バッファ22が あるか否かを判定し、判定結果がNOであると 理はステップS126へ進む。他方、ステップS12 9の判定結果がYESであると、ステップS130はコ ー先の記憶装置1-2に転送するべきデータが るか否かを判定する。ステップS130の判定結 果がYESであると、処理はステップS126へ進む ステップS130の判定結果がNOであると、ステ プS131はマスタ制御モジュール15に対してバ ファセットからの削除依頼を行い、処理は テップS126へ進む。

 このようにして、切り替え対象の記録専 バッファ22に転送データがない旨の通知を うことで、バッファセット転送時に有効な 録専用バッファ22のみをバッファセットチェ ックの対象とする。具体的には、バッファ切 り替え処理時に切り替え直前のバッファセッ トに自制御モジュール15の記録専用バッファ2 2が含まれているか否かをチェックする。バ ファセットに自制御モジュール15の記録専用 バッファ22が含まれている場合は、記録専用 ッファ22(BIT)を参照してコピー先の記憶装置 1-2に転送すべきデータがあるか否かをチェッ クする。このチェックの結果、コピー先の記 憶装置1-2に転送するべきデータがない場合に は、バッファセット切り替え処理とは非同期 に直前のバッファセットから自制御モジュー ル15のバッファ情報を削除するための削除依 をマスタ制御モジュール15に対して行う。

 ステップSS10の後、バッファセットの切替 処理を行う(ステップSS11)。尚、切替ったバッ ファセットに対する処理の流れは、図6中破 で示す。

 ステップSS11の後、バッファ情報削除処理 を行う(ステップSS12)。

 図13は、ステップSS12のバッファ情報削除 理を説明するフローチャートである。図13 おいて、ステップS141~S143,S145~S147は、コピー の記憶装置1-1のマスタ制御モジュール15に り実行されれ、ステップS144はコピー元の記 装置1-1のスレーブ制御モジュール15により 行される。

 ステップS141は、バッファセットからの削 除依頼を受信し、ステップS142は、該当バッ ァセットから指定されたバッファ情報を削 する。ステップS143は、各制御モジュール15 対してバッファセットの更新依頼を行い、 理はステップS144及びステップS145へ進む。ス テップS144は、各制御モジュール15においてバ ッファセットを更新する処理を行い、処理は ステップS145へ進む。ステップS145は、更新依 に対する応答を各制御モジュール15から受 取ったか否かを判定する。ステップS145の判 結果がYESになると、ステップS146はバッファ セットを転送可能な状態であるか否かを判定 する。ステップS146の判定結果がNOであると、 ステップS147はバッファセットに対する格納 理の待ち合わせを行い、処理は図6に示すス ップSS13へ進む。他方、ステップS146の判定 果がYESであると、処理は図6に示すステップS S13へ進む。

 このようにして、転送データのない記録 用バッファ22をバッファセットから削除し コピー先の記憶装置1-2の記録専用バッファ22 を未使用とする。バッファセット切り替え時 に各制御モジュール15において、切り替え時 使用していたバッファセットに自制御モジ ール15の記録専用バッファ22がある場合は、 その記録専用バッファ22に転送するべきコピ データがあるか否かのチェックを行う。他 、切り替え時に使用していたバッファセッ に自制御モジュール15の記録専用バッファ22 に転送するべきデータがない場合は、該当バ ッファセットからバッファ情報を削除する削 除依頼をマスタ制御モジュール15に対して行 。マスタ制御モジュール15は、この削除依 を受信すると、該当バッファセットから指 されたバッファ情報を削除する。削除した ッファセットの情報は、各制御モジュール15 に通知して多重化される。バッファセットの 情報の更新が完了後、該当バッファセットが 転送可能な状態であるか否かをチェックし、 転送可能な状態であれば転送処理を起動し、 まだ転送可能な状態ではない場合に待ち合わ せをする。

 ステップSS12の後、コピー元では、更に、 バッファセットに対する格納処理が全て完了 したか否かを判定し(ステップSS13)、判定結果 がYESであると、バッファセットに対するコピ ーデータの送信処理を行う(ステップSS14)。

 コピー先では、送信されてくるバッファ ットのコピーデータに対する受信処理を行 (ステップSD4)、バッファセットの全てのコ ーデータを受信したか否かを判定する(ステ プSD5)。コピー先では、ステップSD5の判定結 果がYESであると、図7に示すように、バッフ セットのコピーデータに対する展開処理が 能であるか否かを判定する(ステップSD6)。コ ピー先では、ステップSD6の判定結果がYESであ ると、バッファセットのコピーデータに対す る展開処理を行い(ステップSD7)、バッファセ トのコピーデータに対する展開処理が完了 た旨を示す完了通知をコピー元へ行う(ステ ップSD8)。

 コピー元では、コピー先からの完了通知 受信したか否かを判定し(ステップSS15)、判 結果がYESであると、バッファセットの開放 理を行い(ステップSS16)、バッファセットの 構成処理を行い(ステップSS17)、処理は図6に 示すステップSS9へ戻りバッファセットの切替 待ち状態となる。

 他方、コピー先では、上記完了通知を行っ 後、バッファセットの開放処理を行い(ステ ップSD9)、バッファセットの再構成処理を行 (ステップSD10)。
又、コピー先では、コピー元に空きバッファ 通知を行い(ステップSD11)、処理は図6に示す テップSD4へ戻りバッファセットのコピーデ タ受信待ち状態となる。

 本実施例は、バッファセット作成論理の 更は、コピー先の記憶装置1-2が実装してい 制御モジュール数をコピー元の記憶装置1-1 通知するための手段又はステップと、コピ 元の記憶装置1-1が通知されたコピー先の記 装置1-2が実装している制御モジュールと自 憶装置(即ち、コピー元の記憶装置1-1)の制 モジュールを比較して、次のバッファセッ を上記特許文献3に記載された通常の論理で 成するか、或いは、本実施例の論理で作成 るか判断をする手段又はステップと、コピ 元の記憶装置1-1の制御モジュール数が多い 合、どの制御モジュール15の記録専用バッ ァ22を使用又は未使用にするか、未使用の場 合はその制御モジュール15がどこの記録専用 ッファ22を代替で使用するかを決定する手 又はステップと、本実施例の論理でバッフ セットを作成した場合に記録専用バッファ22 が無効な制御モジュール15でライトされたデ タを代替モジュールの記録専用バッファ22 格納する手段又はステップとを有する。

 又、本実施例は、バッファセット転送時 有効な記録専用バッファ22のみをバッファ ットチェックの対象とするために、バッフ セット切り替え時に切り替え直前に使用し いたバッファセットに対して各制御モジュ ル15での記録専用バッファ22が有効である場 、記録専用バッファ22内に転送するべき有 なデータがあるか否かをチェックする手段 はステップと、前記チェックにより該当記 専用バッファ22内に転送するべき有効なデー タがない場合にはマスタ制御モジュール15に してバッファセットからのバッファ情報の 除依頼をする手段又はステップと、各制御 ジュール15からの前記削除依頼があったと にマスタ制御モジュール15にてバッファセッ トからバッファ情報を削除し、情報を多重化 する手段又はステップとを更に有しても良い 。

 本発明は、RAID(Redundant Array of Independent  Disks)装置等の各種記憶装置からなり、順序性 保証、コピー元のシーケンシャルライト性能 や転送効率が要求されるストレージシステム に適用可能である。

 以上、本発明を実施例により説明したが 本発明は上記実施例に限定されるものでは く、本発明の範囲内で種々の変形及び改良 可能であることは言うまでもない。