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Patent Searching and Data


Title:
SEQUENCE ALLOCATING METHOD, TRANSMITTING METHOD AND WIRELESS MOBILE STATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155904
Kind Code:
A1
Abstract:
It is an object to provide a sequence allocating method that, while maintaining the number of Zadoff-Chu sequences to compose a sequence group, is configured to make it possible to reduce correlations between different sequential groups. This method comprises the steps of setting a standard sequence with a standard sequence length (Nb) and a standard sequence number (rb) in a step (ST101), setting a threshold value (Xth(m)) in accordance with an RB number (m) in a step (ST103), setting a sequence length (N) corresponding to RB number (m) in a step (ST104), judging whether |r/N-rb/Nb|≤Xth(m) is satisfied in a step (ST106), including a plurality of Zadoff-Chu sequences with a sequence number (r) and a sequence length (N) in a sequence group (rb) in a step (ST107) if the judgment is positive, and allocating the sequence group (rb) to the same cell in a step (ST112).

Inventors:
IWAI TAKASHI
IMAMURA DAICHI
TAKATA TOMOFUMI
OGAWA YOSHIHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/001560
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
June 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
IWAI TAKASHI
IMAMURA DAICHI
TAKATA TOMOFUMI
OGAWA YOSHIHIKO
International Classes:
H04B1/707; H04J11/00; H04J1/00; H04J13/00; H04J13/16; H04J13/22
Other References:
HUAWEI: "Sequence Grouping Rule for UL DM RS", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #49BIS, vol. R1-072893, 25 June 2007 (2007-06-25), pages 1 - 8, XP008124790
PANASONIC: "Further consideration on uplink RS hopping and grouping", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #49BIS, vol. R1-072804, 25 June 2007 (2007-06-25), pages 1 - 8, XP002501586
PANASONIC: "RS sequence grouping for E-UTRA uplink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #51BIS, vol. R1-080145, January 2008 (2008-01-01), pages 1 - 5, XP008124775
HUAWEI: "Interference Mitigation between Sequence-Group", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #51BIS, vol. R1-080115, January 2008 (2008-01-01), pages 1 - 4, XP008124784
LG ELECTRONICS: "Details on grouping for UL DM RS", 3GPP TSG RAN WG1 #51-BIS, vol. R1-080257, January 2008 (2008-01-01), pages 1 - 6, XP008124786
LG ELECTRONICS: "Binding method for UL RS sequence with different lengths", 3GPP TSG RAN WG1 #48, vol. R1-070911, February 2007 (2007-02-01), pages 1 - 4, XP008124788
Attorney, Agent or Firm:
WASHIDA, Kimihito (Shintoshicenter Bldg. 24-1, Tsurumaki1-chome, Tama-sh, Tokyo 34, JP)
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Claims:
 セルラ無線通信システムにおける、式(1)に示すZadoff-Chu系列の系列割当方法であって、
 基準系列長Nbおよび基準系列番号rbを設定する基準設定ステップと、
 系列長Nに応じて第1閾値を設定する第1閾値設定ステップと、
 前記式(1)に従って生成されるZadoff-Chu系列のうち、rb/Nbとr/Nとの差である第1差が前記第1閾値以下となる複数のZadoff-Chu系列を選択する選択ステップと、
 選択された前記複数のZadoff-Chu系列を同一セルに割り当てる割当ステップと、
 を有する系列割当方法。
 前記第1閾値設定ステップにおいて、
 系列長Nが大きいほど前記第1閾値をより小さく設定する、
 請求項1記載の系列割当方法。
 前記第1閾値設定ステップにおいて、
 所定の系列長Nを境に、前記第1閾値を2つの固定値の間で切り換え、前記境以上の系列長Nに対応する固定値よりも、前記境より小さい系列長Nに対応する固定値をより小さく設定する、
 請求項1記載の系列割当方法。
 前記選択ステップにおいて、
 前記第1差がより小さいZadoff-Chu系列ほど優先して選択し、選択されるZadoff-Chu系列の数を所定数以下に制限する、
 請求項1記載の系列割当方法。
 前記系列長Nに応じて第2閾値を設定する第2閾値設定ステップと、
 前記選択ステップにおいて選択されたZadoff-Chu系列の中から、さらに前記第1差分と0.5との差である第2差分が前記第2閾値以下となるZadoff-Chu系列を削除することにより、お互いのr/Nの差が0.5に近い複数のZadoff-Chu系列により形成される相互相関のピークを避ける削除ステップと、
 をさらに有する請求項1記載の系列割当方法。
 前記第2閾値設定ステップにおいて、
 系列長Nが大きいほど前記第2閾値をより大きく設定する、
 請求項5記載の系列割当方法。
 前記削除ステップにおいて、
 系列長Nが小さいほど、前記削除されるZadoff-Chu系列の数をより小さく制限する、
 請求項5記載の系列割当方法。
 前記削除ステップにおいて、
 前記第2差がより小さいZadoff-Chu系列ほど優先して削除する、
 請求項7記載の系列割当方法。
 式(1)に示すZadoff-Chu系列を参照信号として送信する無線移動局装置であって、
 無線基地局装置からシグナリングされる系列長Nに応じて閾値を設定する設定手段と、
 前記無線基地局装置からシグナリングされる基準系列番号rbおよび基準系列長Nbを用いて、rb/Nbとr/Nとの差が前記閾値以下となるZadoff-Chu系列を、式(1)に従って生成されるZadoff-Chu系列のうちから選択する選択手段と、
 前記選択されたZadoff-Chu系列を前記参照信号として送信する送信手段と、
 を具備する無線移動局装置。
 無線移動局装置が式(1)に示すZadoff-Chu系列を参照信号として送信する送信方法であって、
 前記無線移動局装置が、無線基地局装置からシグナリングされる系列長N、基準系列番号rbを受信し、
 rb/Nb(Nbは基準系列長)とr/Nとの差が、前記系列長Nに対応する閾値以下若しくは未満である条件を満たす前記Zadoff-Chu系列を、前記受信された系列長N、基準系列番号rbを用いて選択し、
 前記選択されたZadoff-Chu系列を前記参照信号として送信する送信方法。
 前記系列長Nに対応する閾値は、Nが大きいほど小さくなることを特徴とする、
 請求項10記載の送信方法。
 前記無線移動局装置は、さらに前記無線基地局からシグナリングされる前記基準系列長Nbを受信し、
 受信された前記系列長N、前記基準系列番号rb、前記Nbを用いて前記選択を行うことを特徴とする、
 請求項10記載の送信方法。
 前記基準系列長Nbは固定値であり、
 前記無線移動局装置は、受信された前記系列長N、前記基準系列番号rbに対応するテーブルを用いて前記選択を行うことを特徴とする、
 請求項10記載の送信方法。
Description:
系列割当方法、送信方法および 線移動局装置

 本発明は、セルラ無線通信システムに用 られる系列割当方法、送信方法および無線 動局装置に関する。

 3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Ter m Evolution)において、上り回線で用いられる 照信号(RS:Reference Signal)としてZadoff-Chu系列(ZC 系列)が採択されている。ZC系列がRSとして採 される理由は、周波数特性が均一であるこ 、また、自己相関特性および相互相関特性 良好であることなどである。ZC系列はCAZAC(Co nstant Amplitude and Zero Auto-correlation Code)系列 一種であり、以下の式(1)あるいは式(2)で表 れる。

 式(1)および式(2)において、Nは系列長であ り、rはZC系列番号であり、Nとrとは互いに素 関係にある。また、qは任意の整数である。 系列長Nが素数であるZC系列から、N-1個の相互 相関特性が良好な準直交系列を生成すること ができる。この場合、生成されるN-1個の準直 交系列間の相互相関は√Nで一定となる。

 なお、上り回線で用いられるRSの中で、 ータの復調に用いられるチャネル推定用参 信号(DM-RS:Demodulation Reference Signal)は、デー 送信帯域幅と同じ帯域で送信される。すな ち、データ送信帯域幅が狭帯域である場合 は、DM-RSも狭帯域で送信されることになる。 例えば、データ送信帯域幅が1RB(Resource Block) あればDM-RS送信帯域幅も1RBとなり、データ 信帯域幅が2RBであればDM-RS送信帯域幅も2RBと なる。なお、3GPP LTEにおいて、1RBは12サブキ リアから構成されるため、1RBで送信されるD M-RSとしては系列長Nが11または13のZC系列を用 、2RBで送信されるDM-RSとしては系列長Nが23 たは29のZC系列を用いる。ここで、系列長Nが 11または23であるZC系列を用いる場合はそれぞ れ巡回拡張を行って、すなわち、系列の前方 データを後方にコピーして12サブキャリアま は24サブキャリアのDM-RSを生成する。一方、 系列長Nが13または29であるZC系列を用いる場 は、トランケーションを行って、すなわち 系列の一部を削除して12サブキャリアまたは 24サブキャリアのDM-RSを生成する。

 ZC系列の割当方法としては、異なるセル 用いられるDM-RS間の干渉、すなわちDM-RSのセ 間干渉を低減するために、各RBにおいては 隣接するセルに異なる系列番号のZC系列をDM- RSとして割り当てる。データ送信帯域幅は、 セルのスケジューリングによって決まるた 、セル間では送信帯域幅が異なるDM-RSが多 される。しかし、送信帯域幅が異なる、す わち、系列長が異なるZC系列が多重される場 合、ある特定のZC系列番号の組合せにおいて 互相関が大きくなる。

 図1は、計算機シミュレーションにより得 た、異なる系列番号の組合せにおけるZC系列 の相互相関特性を示す図である。具体的に 、系列長N=11で系列番号r=3のZC系列と、系列 N=23で系列番号がr=1~6である各ZC系列との相 相関特性を示す。図1において、横軸はシン ル数を用いて遅延時間を示し、縦軸は正規 相互相関値、すなわち相互相関値をNで除算 した値を示す。図1に示すように、r=3、N=11のZ C系列と、r=6、N=23のZC系列との組合せにおい 相互相関の最大値が非常に大きくなり、同 送信帯域幅での相互相関値1/√N、すなわち1/ √11の約3倍となる。

 図2は、相互相関が大きくなる特定のZC系 の組合せが、隣接するセルに割り当てられ 場合のDM-RSのセル間干渉を示す図である。 体的には、r=a、N=11のZC系列およびr=b、N=23のZ C系列がセル#Aに割り当てられ、r=c、N=23のZC系 列およびr=d、N=11のZC系列がセル#Bに割り当て れる場合が例示されている。かかる場合、 ル#Aに割り当てられたr=a、N=11のZC系列と、 ル#Bに割り当てられたr=c、N=23のZC系列との組 合せ、あるいは、セル#Aに割り当てられたr=b N=23のZC系列と、セル#Bに割り当てられたr=d N=11のZC系列との組合せにより、DM-RSのセル間 干渉が大きくなり、チャネル推定精度が劣化 し、データ復調性能が著しく劣化する。

 このような問題を回避するため、セルラ 線通信システムにおいては、非特許文献1に 開示されるZC系列の割当方法を用いる。非特 文献1においては、セル間干渉を低減するた めに、ZC系列の相互相関が大きく、系列長が なるZC系列の組合せを同一セルへ割当てる とが提案されている。

 図3は、非特許文献1および非特許文献2に 示されているZC系列の割当方法を説明する めの図である。図3においては、図2に示した 例を流用している。図3に示すように、相互 関が大きいZC系列の組合せ、すなわち、r=a、 N=11のZC系列と、r=c、N=23のZC系列との組合せを 同一セル、ここではセル#Aに割り当てる。ま 、相互相関が大きくなるZC系列のもう1組の 合せ、すなわち、r=d、N=11のZC系列と、r=b、N =23のZC系列との組合せを同一セル、ここでは ル#Bに割当てる。同一セル内では、1つの無 基地局装置によって送信帯域がスケジュー ングされるため、同一セルへ割当てた相互 関が大きいZC系列同士が多重されることは い。よって、セル間干渉が低減される。

 また、非特許文献2において、各RBで用い ZC系列番号の組(以下、系列グループと称す) の求め方が提案されている。ZC系列は、r/N、 なわち系列番号/系列長の差が小さい系列ほ ど、相互相関が高くなるという特徴がある。 そこで、あるRB、例えば1RBの系列を基準に、r /Nの差が所定の閾値以下となるZC系列を各RBの ZC系列から求め、求められた複数のZC系列を1 の系列グループとして、セルに割当てる。

 図4は、非特許文献2に開示されている系 グループの生成方法を説明するための図で る。図4において、横軸はr/Nを示し、縦軸は RBのZC系列を示す。まず、基準とする系列長 Nbと系列番号rbを設定する。以下、基準系列 Nb、基準系列番号rbを有するZC系列を基準系 と称す。例えば、Nb=13(1RBに対応する系列長) rb=1(1~Nb-1から任意に選択される)とすると、r b/Nb=1/13となる。そして、基準のrb/Nbに対し、r /Nの差が所定の閾値以下となるZC系列を各RBの ZC系列から求めて系列グループを生成する。 た、基準とする系列番号を変えて、同様の 順で、他の系列グループを生成する。この うに、基準となる系列番号の数分の、すな ちNb-1組の異なる系列グループを生成するこ とができる。ここで、rb/Nbとの差が所定の閾 以下となるZC系列の選択範囲が隣接する系 グループ間で重複する場合、同じZC系列が複 数の系列グループに含まれてしまい、セル間 で系列番号が衝突してしまう。そこで、隣接 する系列グループにおけるZC系列の選択範囲 重複することを防止するために、上記の所 の閾値は、例えば1/(2Nb)より小さい値に設定 する。

 図5Aおよび図5Bは、非特許文献2に開示され いる系列グループ生成方法により生成され 系列グループの例を示す図である。ここで 系列長Nは、送信帯域幅で送信可能なサイズ り大きく、かつこのサイズに最も近い素数 設定しており、RB数から一意に求まる。図5A および図5Bは、基準の系列長をNb=13とし、基 の系列番号をrb=1またはrb=2とする場合、下記 の式(3)を満たすZC系列からなる系列グループ( ZC系列グループ1およびZC系列グループ2)を示 ている。式(3)において、閾値Xthは、同じ系 が複数の系列グループに含まれないように 例えばXth=1/(2Nb)=1/26とする。
 |rb/Nb-r/N| ≦ Xth …(3)

 このように、非特許文献1および非特許文献 2記載の系列割当方法によれば、r/Nの差が所 の閾値より小さい、すなわち、相互相関が 定の閾値より大きいZC系列からなる系列グル ープを生成し、生成された系列グループを同 一セルに割り当てる。このため、相互相関が 大きく、系列長が異なるZC系列の組合せを同 セルに割当てることができ、セル間干渉を 減することができる。
Huawei、R1-070367、"Sequence Allocation Method fo r E-UTRA Uplink Reference Signal"、3GPP TSG RAN WG1M eeting #47bis、Sorrento、Italy 15 -19 January、2007 LG Electronics、 R1-071542、 "Binding method fo r UL RS sequence with different lengths"、 3GPP TSG  RAN WG1Meeting #48bis、 St. Julians、 Malta、 Mar ch 26 - 30、 2007

 しかしながら、非特許文献2記載の系列割 当方法において、r/Nの差に関する閾値Xthは、 RB数によらず固定値であるため、次のような 題が生じる。

 図6は、閾値Xthを大きめに設定する場合に 生じる問題を説明するための図である。図6 示すように、閾値Xthを大きめに設定すると 隣接する系列グループ間の境目付近に位置 るZC系列間のr/Nの差が小さくなるため、相互 相関が大きくなってしまう。すなわち、系列 グループ間の相互相関が大きくなる。

 図7Aおよび図7Bは、閾値Xthを大きめに設定 する場合に生じる問題を、具体的な系列グル ープの例を用いて示す図である。図7Aおよび 7Bにおいては、図5Aおよび図5Bに示した系列 ループの例を流用する。図7Aおよび図7Bに示 す2つの系列グループ(ZC系列グループ1およびZ C系列グループ2)に含まれるZC系列のうち、斜 を付けたZC系列は、他の系列グループのZC系 列とのr/Nの差が小さく、相互相関が大きい。 なお、図4に示すように、各RBのZC系列の数は r/N=0~1の範囲内に1/Nの間隔でN-1個存在する。 このため、図7Aおよび図7Bに示すように、RB数 が大きいほど、基準のZC系列とr/Nの差が閾値 り小さいZC系列の数が増える。また、RB数が 大きいほど、すなわち、系列長Nが大きいほ 、斜線を付けたZC系列の数も増える。

 一方、閾値Xthを小さめに設定すると、系 グループを構成するZC系列の数が減ってし う。特に、RB数が小さいほど、すなわち、系 列長Nが小さいほど、r/N=0~1の範囲内に1/Nの間 で存在する系列の数N-1が少ないため、さら 閾値を小さくすると、系列グループを構成 るZC系列の数がさらに少なくなる。なお、 渉の影響をランダム化するために、所定時 間隔で、系列番号を切替える系列ホッピン を適用した場合、切り替える系列番号の候 が少ないと、干渉のランダム化効果が得ら なくなってしまう。

 本発明の目的は、セルラ無線通信システ 割り当てる系列グループを構成するZC系列 数を維持しながら、異なる系列グループ間 相互相関を低減することができる系列割当 法を提供することである。

 本発明の系列割当方法は、セルラ無線通 システムにおける、式(1)に示すZadoff-Chu系列 の系列割当方法であって、基準系列長Nbおよ 基準系列番号rbを設定する基準設定ステッ と、系列長Nに応じて第1閾値を設定する第1 値設定ステップと、前記式(1)に従って生成 れるZadoff-Chu系列のうち、r/Nとrb/Nbとの差で る第1差が前記第1閾値以下となる複数のZadoff -Chu系列を選択する選択ステップと、選択さ た前記複数のZadoff-Chu系列を同一セルに割り てる割当ステップと、を有するようにした

 本発明の無線移動局装置は、式(1)に示すZ adoff-Chu系列を参照信号として送信する無線移 動局装置であって、無線基地局装置からシグ ナリングされる系列長Nに応じて閾値を設定 る設定手段と、前記無線基地局装置からシ ナリングされる基準系列番号rbおよび基準系 列長Nbを用いて、r/Nとrb/Nbとの差である第1差 前記閾値以下となるZadoff-Chu系列を、式(1)に 従って生成されるZadoff-Chu系列のうちから選 する選択手段と、前記選択されたZadoff-Chu系 を前記参照信号として送信する送信手段と を具備する構成を採る。

 本発明の送信方法は、無線移動局装置が (1)に示すZadoff-Chu系列を参照信号として送信 する送信方法であって、前記無線移動局装置 が、無線基地局装置からシグナリングされる 系列長N、基準系列番号rbを受信し、rb/Nb(Nbは 準系列長)とr/Nとの差が、前記系列長Nに対 する閾値以下若しくは未満である条件を満 す前記Zadoff-Chu系列を、前記受信された系列 N、基準系列番号rbを用いて選択し、前記選 されたZadoff-Chu系列を前記参照信号として送 信するようにした。

 本発明によれば、系列グループを構成す ZC系列の数を維持しながら、異なる系列グ ープ間の相互相関を低減することができる

従来技術に係る計算機シミュレーショ により得た、異なる系列番号の組合せにお るZC系列間の相互相関特性を示す図 従来技術に係る相互相関が大きくなる る特定のZC系列の組合せが、隣接するセル 割り当てられた場合のDM-RSのセル間干渉を示 す図 従来技術に係るZC系列の割当方法を説 するための図 従来技術に係る系列グループの生成方 を説明するための図 従来技術に係る系列グループ生成方法 により生成された系列グループの例を示す図 (ZC系列グループ1) 従来技術に係る系列グループ生成方法 により生成された系列グループの例を示す図 (ZC系列グループ2) 従来技術に係る閾値Xthを大きめに設定 る場合に生じる問題を説明するための図 従来技術に係る閾値Xthを大きめに設定 する場合に生じる問題を、具体的な系列グル ープの例を用いて示す図(ZC系列グループ1) 従来技術に係る閾値Xthを大きめに設定 する場合に生じる問題を、具体的な系列グル ープの例を用いて示す図(ZC系列グループ2) 本発明の実施の形態1に係るセルラ無線 通信システムにおける系列割当方法の手順を 示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る系列割当方 法における閾値の設定方法を説明するための 図 本発明の実施の形態1に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す (ZC系列グループ1) 本発明の実施の形態1に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す (ZC系列グループ2) 本発明の実施の形態1に係る系列割当 法における閾値の設定方法を説明するため 図 本発明の実施の形態1に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す (ZC系列グループ1) 本発明の実施の形態1に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す (ZC系列グループ2) 本発明の実施の形態1に係る系列グル プが割り当てられる無線基地局装置の構成 示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るZC系列設定 部の内部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線移動 装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る計算機シ ュレーションにより解明された、ZC系列の相 互相関特性を示す図 本発明の実施の形態2に係るセルラ無 通信システムにおける系列割当方法の手順 示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る系列割当 法の手順に従って系列グループを生成する 法を説明するための図 本発明の実施の形態2に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す (ZC系列グループ1) 本発明の実施の形態2に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す (ZC系列グループ8) 本発明の実施の形態2に係る系列の削 を許容するRB数を10以上と設定する場合、得 られる系列グループの例を示す図(ZC系列グル ープ1) 本発明の実施の形態2に係る系列の削 を許容するRB数を10以上と設定する場合、得 られる系列グループの例を示す図(ZC系列グル ープ8)

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照して詳細に説明する。ただし、実施 形態において、同一機能を有する構成には 一符号を付し、重複する説明は省略する。

 (実施の形態1)
 図8は、本発明の実施の形態1に係るセルラ 線通信システムにおける系列割当方法の手 を示すフロー図である。

 まず、ステップ(以下、「ST」と記す)101に おいて、生成する系列グループの基準となる 系列長Nbと系列番号rbを設定する。ここで、 列番号rbは、系列グループ番号に相当し、Nb り小さい。

 ST102において、RB数mを1に初期化する。

 ST103において、RB数mに対応する閾値Xth(m) 設定する。なお、閾値Xth(m)の設定方法につ ては後述する。

 ST104において、RB数mに対応するZC系列長N 設定する。RB数mと系列長Nとは一意に対応す ものとし、例えば、Nは、RB数mで送信可能な サイズより大きく、かつ、このサイズに最も 小さい素数をとる。

 ST105において、系列番号rを1に初期化する 。

 ST106において、r、Nが下記の式(4)を満たすか 否かを判定する。
 |r/N-rb/Nb|≦Xth(m) …(4)

 式(4)から下記の式(5)が得られる。すなわち 式(4)および式(5)は等価であるため、ST106に いては、r、Nが式(5)を満たすか否かを判定し ても良い。
 (rb/Nb-Xth(m))×N≦r≦(rb/Nb+Xth(m))×N …(5)

 ST106において、r、Nが式(4)を満たすと判定 した場合(ST106:「YES」)には、ST107の手順を行 。

 ST107においては、rを系列番号とするZC系 を、系列グループrbのうちRB数mに対応するZC 列の1つと決める。

 ST106において、r、Nが式(4)を満たさないと 判定した場合(ST106:「NO」)には、ST108の手順を 行う。

 ST108においては、r<Nであるか否かを判 する。

 ST108において、r<Nであると判定した場 (ST108:「YES」)には、ST109の手順を行う。

 ST109においては、r=r+1のように系列番号r 1インクリメントし、手順をST106に移行する

 ST108において、r<Nでないと判定した場 (ST108:「NO」)には、ST110の手順を行う。

 ST110においては、m<Mであるか否かを判 する。ここで、Mは系列グループrbにおけるRB 数の最大値であり、送信帯域幅の最大値と対 応する。

 ST110において、m<Mであると判定した場 (ST110:「YES」)には、ST111の手順を行う。

 ST111においては、m=m+1のようにRB数mを1イ クリメントし、手順をST103に移行する。

 ST110において、m<Mでないと判定した場 (ST110:「NO」)には、ST112の手順を行う。

 ST112においては、生成された系列グルー rbを同一セル、すなわち、同一無線基地局装 置に割り当てる。

 次に、閾値Xth(m)の設定方法について2つの ケースに分けて説明する。上記のST103におい は、下記の設定方法1または設定方法2のど らを用いても良い。

 <閾値Xth(m)の設定方法1>
 図9は、本実施の形態に係る系列割当方法に おける閾値Xth(m)の設定方法1を説明するため 図である。図9に示すように、閾値Xth(m)は、R Bが大きいほど、小さくなるように設定され 。例えば、下記の式(6)のように、RB数mが増 る毎に、Xth(m)が所定の値だけ次第に小さく るように設定される。
 Xth(m)=1/(2Nb)-(m-1)×0.0012 …(6)

 このように、閾値Xth(m)を設定することで 隣接する系列グループの境目付近に位置す ZC系列間のr/Nの差が大きくなるため、相互 関の増大が抑えられる。また、より小さいRB 数に対応する閾値Xth(m)をより大きくすること で、ZC系列の数を大きくし、所定の数以上に 保することができる。

 図10Aおよび図10Bは、図8および図9に示し 系列割当方法により得られる系列グループ 例を示す図である。具体的には、図10Aおよ 図10Bに示している系列グループは下記の条 および手順により得られるものである。例 ば、図10Aに示すZC系列グループ1を生成する めに、ST101において、Nb=13、rb=1と設定する。 ここで、Nb=13は、RB数m=1に対応する系列長で り、系列番号rb=1は、系列グループ番号に相 する。そして、ST102の手順において、上記 式(6)を用いて、RB数に対応する閾値Xth(m)を設 定し、ST104~ST107の手順において、rb/Nbとr/Nの が閾値Xth(m)以下となる系列番号rを選択し、Z C系列グループ1を生成している。図10Bに示すZ C系列グループ2を生成する条件および手順は ST101において基準となる系列番号rbを2に設 する点のみで、ZC系列グループ1の場合と相 する。

 <閾値Xth(m)の設定方法2>
 図11は、本実施の形態に係る系列割当方法 おける閾値Xth(m)の設定方法2を説明するため 図である。図11に示すように、RB数mの閾値 設け、RB閾値より大きい方よりも、RB閾値よ 小さい方において閾値Xth(m)をより大きく設 する。例えば、下記の式(7)のように、RB数m 閾値を10とし、RB数mが10以下である場合には 、Xth(m)を1/2Nbに設定し、RB数mが10より大きい 合には、Xth(m)を1/4Nbに設定する。すなわち、 10の系列長Nを境に、閾値Xth(m)を2つの固定値 間で切り換え、10より大きい系列長Nに対応 る固定値よりも、10以下の系列長Nに対応す 固定値をより小さく設定する。
 Xth(m)=1/(2Nb),(1≦m≦10の場合)
 Xth(m)=1/(4Nb),(m≧11の場合) …(7)

 このように、閾値Xth(m)を設定することで 隣接する系列グループの境目付近に位置す ZC系列間のr/Nの差が大きくなるため、相互 関の増大が抑えられる。また、RB数mの閾値 り小さいRB数に対応する閾値Xth(m)をより大き くすることで、ZC系列の数を大きくし、所定 数以上に確保することができる。

 図12Aおよび図12Bは、図8および図11に示し 系列割当方法により得られる系列グループ 例を示す図である。具体的には、図12Aおよ 図12Bに示している系列グループ(ZC系列グル プ1およびZC系列グループ2)を得るための条 および手順は、閾値Xth(m)の設定方法として (6)の代わりに式(7)を用いる点のみで、図10A よび図10Bに示した系列グループ(ZC系列グル プ1およびZC系列グループ2)を得るための条件 および手順と相違する。

 次に、本実施の形態に係る系列割当方法 従って生成された系列グループが割当てら るセルに存在する無線基地局装置の動作に いて説明する。

 図13は、本実施の形態に係る系列グルー が割り当てられる無線基地局装置100の構成 示すブロック図である。

 符号化部101は、無線基地局装置100と同一 ル内に存在する無線移動局装置への送信デ タおよび制御信号を符号化し、符号化デー を変調部102に出力する。ここで、制御信号 基準系列長Nbと、系列グループ番号に相当 る基準系列番号rbとを含み、基準系列長Nbお び基準系列番号rbは、報知チャネルを介し 、例えば後述の無線移動局装置200に送信さ る。また、制御信号は、例えば無線移動局 置200に割り当てる送信用RB数、または系列長 Nなど送信帯域幅を示すスケジューリング情 を含み、このスケジューリング情報は、制 チャネルを介して、無線移動局装置200に送 される。

 変調部102は、符号化部101から入力される 号化データを変調し、変調信号を送信RF(Radi o Frequency)部103に出力する。

 送信RF部103は、変調部102から入力される 調信号に対しD/A変換、アップコンバート、 幅等の送信処理を施し、送信処理を施した 号をアンテナ104を介して送信する。

 受信RF部105は、アンテナ104を介して受信 た信号に対しダウンコンバート、A/D変換等 受信処理を施し、受信処理が施された信号 分離部106に出力する。

 分離部106は、受信RF部105から入力される 号を参照信号、データ信号、および制御信 に分離し、参照信号をDFT(Discrete Fourier Transf orm)部107に出力し、データ信号および制御信 をDFT部114に出力する。

 DFT部107は、分離部106から入力される時間 域の参照信号に対しDFT処理を施して周波数 域の信号に変換し、周波数領域に変換され 参照信号を伝搬路推定部108のデマッピング 109に出力する。

 伝搬路推定部108は、デマッピング部109、 算部110、IFFT部111、マスク処理部112、DFT部113 を備え、DFT部107から入力される参照信号に基 づいて伝搬路推定を行う。

 デマッピング部109は、DFT部107から入力さ る周波数領域の参照信号から各無線移動局 置200の送信帯域に対応するZC系列を抽出し 抽出された各ZC系列を除算部110に出力する。

 ZC系列設定部1000は、入力される制御情報 含まれている基準系列長Nb、基準系列番号rb 、および各無線移動局装置200に割り当てるRB に基づき、各無線移動局装置200において用 られるZC系列を算出し、除算部110に出力す 。なお、ZC系列設定部1000の内部の構成およ 動作については後述する。

 除算部110は、ZC系列設定部1000で算出され 各無線移動局装置200に対応するZC系列を、 マッピング部109から入力される各無線移動 装置200で実際に用いられたZC系列で除算し、 除算結果をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部111 に出力する。

 IFFT部111は、除算部110から入力される除算 結果に対しIFFT処理を施し、IFFT処理が施され 信号をマスク処理部112に出力する。

 マスク処理部112は、IFFT部111から入力され る信号にマスク処理を施すことにより、所望 の巡回シフト系列の相関値が存在する区間、 すなわち、ウィンドウ部分の相関値を抽出し 、抽出した相関値をDFT部113に出力する。

 DFT部113は、マスク処理部112から入力され 相関値に対しDFT処理を施し、DFT処理が施さ た相関値を周波数領域等化部116に出力する ここで、DFT部113が出力する、DFT処理が施さ た信号は、伝搬路の周波数応答を表す信号 ある。

 DFT部114は、分離部106から入力される時間 域のデータ信号および制御信号に対しDFT処 を施して周波数領域に変換し、周波数領域 変換されたデータ信号および制御信号をデ ッピング部115に出力する。

 デマッピング部115は、DFT部114から入力さ る信号から各無線移動局装置200の送信帯域 対応するデータ信号および制御信号を抽出 、抽出した各信号を周波数領域等化部116に 力する。

 周波数領域等化部116は、伝搬路推定部108 DFT部113から入力される、伝搬路の周波数応 を表す信号を用いて、デマッピング部115か 入力されるデータ信号および制御信号に対 等化処理を施し、等化処理が施された信号 IFFT部117に出力する。

 IFFT部117は、周波数領域等化部116から入力 されるデータ信号および制御信号に対しIFFT 理を施し、IFFT処理が施された信号を復調部1 18に出力する。

 復調部118は、IFFT部117から入力されるIFFT 理が施された信号に対し復調処理を施し、 調処理が施された信号を復号部119に出力す 。

 復号部119は、復調部118から入力される復 処理が施された信号に対し復号処理を施し 受信データを抽出する。

 図14は、ZC系列設定部1000の内部の構成を すブロック図である。

 閾値算出部1001は、入力される制御情報に 含まれているRB数mを用い、上記の式(6)または 式(7)に従って閾値Xth(m)を算出し、系列番号算 出部1002に出力する。

 系列番号算出部1002は、入力される制御情 報に含まれているRB数mに基づき、参照信号と して使用可能なZC系列の系列長Nを算出し、ZC 列生成部1004に出力する。また、系列番号算 出部1002は、算出した系列長N、入力される制 情報に含まれている基準系列番号rb、基準 列長Nb、および閾値算出部1001から入力され 閾値Xth(m)に基づき、参照信号として使用可 なZC系列の系列番号rを、上記の式(3)に従っ 算出しパラメータ決定部1003に出力する。

 パラメータ決定部1003は、系列番号算出部 1002から入力される使用可能なrの中から1つを 選択して、ZC系列生成部1004へ出力する。具体 的には、パラメータ決定部1003は、フレーム 号またはスロット番号を使用可能なrの数で った余り、すなわち、フレーム番号または ロット番号を使用可能なrの数でモジュロ演 算した結果に対応するrを選択する。例えば 系列番号算出部1002からr=a、b、c、dという使 可能なrが4つ入力される場合、パラメータ 定部1003は、フレーム番号あるいはスロット 号を4でモジュロ演算した結果が0であればr= aを、1であればr=bを、2であればr=cを、3であ ばr=dを選択する。これにより、系列ホッピ グが実現できる。

 ZC系列生成部1004は、パラメータ決定部1003 から入力されるrと、系列番号算出部1002から 力されるNを用いて、式(1)または式(2)に従い ZC系列を生成し、除算部110に出力する。

 上記のように、無線基地局装置100は、基 系列番号rb、基準系列長Nb、およびRB数を無 移動局装置200へシグナリングする。

 次に、無線基地局装置100からシグナリン された基準系列番号rb、基準系列長Nb、およ びRB数を用いて、参照信号として用いるZC系 を生成する無線移動局装置200について説明 る。

 図15は、本実施の形態に係る無線移動局 置200の構成を示すブロック図である。なお 図15においては無線移動局装置200の受信系統 を省略し、送信系統のみを示す。

 図15において、無線移動局装置200が備え ZC系列設定部1000は、無線基地局装置100が備 るZC系列設定部1000と同様であって、無線基 局装置100から送信される制御情報に含まれ いる基準系列番号rb、基準系列長Nb、およびR B数mに基づきZC系列を算出し、マッピング部20 1へ出力する。

 マッピング部201は、ZC系列設定部1000から 力されるZC系列を無線移動局装置200の送信 域にマッピングし、マッピングされたZC系列 をIFFT部202に出力する。

 IFFT部202は、マッピング部201から入力され るZC系列に対しIFFT処理を施し、IFFT処理が施 れたZC系列を送信RF部203に出力する。

 送信RF部203は、IFFT部から入力されるZC系 に対しD/A変換、アップコンバート、増幅等 送信処理を施し、送信処理が施された信号 アンテナ204を介して送信する。

 このように、本実施の形態によれば、RB が大きいほど、すなわちZC系列長Nが大きい ど、r/Nとrb/Nbとの差がより小さい系列を用い て系列グループを生成し、同一セルに割当て る。このため、各RBで所定の系列数を確保し つ、異なる系列グループ間の相互相関を低 することができ、セル間干渉を低減するこ ができる。

 なお、本実施の形態では、ST101において1R Bに相当する系列長を基準系列長Nbとする場合 を例にとって説明したが、本発明はこれに限 定されず、基準系列長Nbを適応的に設定して 良い。例えば、ある系列グループを構成す ZC系列のうち、基準となるZC系列が他の系列 グループとの相互相関が最も小さいというこ とを考慮し、受信品質が最も悪いセルエッジ の無線移動局装置で使用されるRB数に相当す 系列長を基準系列長Nbとする。これにより セル間干渉をさらに低減することができる

 または、セルラ通信システムにおいて、 ル間干渉を低減させるために必要とする系 グループの数に基づき基準系列長Nbを設定 ても良い。例えば、必要な系列グループの が100である場合、100に最も近い系列長、す わちRB数=9に対応する系列長109を基準系列長N bとして設定する。9個のRB、すなわち109の系 長に対しては、108個のZC系列を生成すること ができるため、108個の基準系列番号rの中か 100個を選択し、100個の異なる系列グループ 生成することができる。

 また、本実施の形態では、RB数が大きい ど閾値Xth(m)をより小さく設定することによ 、より大きいRB数に対応するZC系列の数を制 する場合を例にとって説明した。しかし、 発明はこれに限定されず、r/Nとrb/Nbとの差 小さい順から予め定められた所定の数まで ZC系列を求め系列グループを構成しても良い 。すなわち、予め定めた所定の数までのZC系 を、r/Nとrb/Nbとの差が小さいZC系列を優先し て選択する。r/Nの大きさで系列を並べると系 列間の間隔は1/Nになり、大きいRB(大きいN)ほ 系列の間隔が小さくなるため、系列数を限 する処理により、大きいRBほど閾値Xth(m)を さくする処理と同様な効果が得られる。す わち、このような方法で系列グループを生 しても、同様に、系列グループ間の相互相 を低減させる効果が得られる。

 また、本実施の形態では、セル毎に基準 列長Nbを変化させると想定し、無線基地局 置100から無線移動局装置200へ基準系列長Nbを シグナリングする場合を例にとって説明した 。しかし、本発明はこれに限定されず、予め 全セル共通の基準系列長Nbを決めておけば、 グナリングの必要はない。または、基準系 長Nbの代わりに、基準とするRB数を予め決め ておいてもよい。RB数と系列長は一意に対応 けられるため、基準とするRB数から基準系 長Nbが導出できる。

 また、本実施の形態では、系列番号算出 1002は、基準系列番号rb、基準系列長Nb、お びRB数mを用いて使用可能な系列番号rを算出 る場合を例にとって説明した。しかし、本 明はこれに限定されず、無線基地局装置100 よび無線移動局装置200が図10Aおよび図10B、 たは、図12Aおよび図12Bに示した系列グルー をテーブルとして保持する場合、系列番号 出部1002は、テーブルを引くことにより使用 可能な系列番号rを求めても良い。このテー ルを用いた系列番号rの決定方法の一例を以 説明する。例えば基準系列長Nbが固定であ 前提において、系列長N、基準系列番号rbの2 のパラメータに対し、それぞれテーブルが 意され、選択できるrが記述されている。こ の例においては無線移動局装置100は、無線基 地局装置200からシグナリングされた系列長N 基準系列番号rbを受信し、これに対応するテ ーブルを参照し、記述されているrの取り得 値からランダムに一つを選択することによ 、参照信号として使用すべきZadoff-Chu系列を 定する。

 また、本実施の形態では、パラメータ決 部1003は、フレーム番号またはスロット番号 に基づき使用可能な系列番号rの中から1つを 択する場合を例にとって説明した。しかし 本発明はこれに限定されず、パラメータ決 部1003は、使用可能な系列番号rの中から最 または最大の系列番号を1つ選択しても良い

 (実施の形態2)
 本発明の実施の形態2係る系列割当方法は、 本発明者らの計算機シミュレーションにより 解明された、ZC系列の相互相関特性に基づく

 図16は、本発明者らの計算機シミュレー ョンにより解明された、ZC系列の相互相関特 性を示す図である。

 図16において、横軸は異なる送信帯域幅 るいは異なる系列長のZC系列間のr/Nの差を示 し、縦軸はZC系列間の相互相関特性を示す。 16に示すように、異なる送信帯域幅あるい 異なる系列長のZC系列間のr/Nの差が0.0である 場合、ZC系列間の相互相関が最も大きくなり また、r/Nの差が0.5である場合、ZC系列間の 互相関がピークを形成する。すなわち、異 る送信帯域幅あるいは異なる系列長のZC系列 間の相互相関は、r/Nの差が0.5に近い場合に大 きくなる。

 本実施の形態に係る系列割当方法は、基 となるZC系列とのr/Nの差が0.5に近いZC系列を 系列グループに含めないことを特徴とする。

 図17は、本実施の形態に係るセルラ無線 信システムにおける系列割当方法の手順を すフロー図である。なお、図17における手順 において、図8に示した手順と同様のステッ については、説明を省略する。

 ST201において、既存の系列グループとし 、RB数によらずr/Nとrb/Nbとの差が1/26以下にな るZC系列からなる系列グループを入力する。

 ST202においては、下記の式(8)に従って、RB数 がmである場合の閾値Xth2(m)を設定する。すな ち、RB数mが増える毎に、Xth2(m)が所定の値だ け次第に大きくなるように設定する。
 Xth2(m)=(m-1)×0.0012 …(8)

 ST203においては、r、Nが下記の式(9)を満たす か否かを判定する。
 ||r/N-rb/Nb|-0.5|≦Xth2(m) …(9)

 ST203において、r、Nが式(9)を満たすと判定 した場合(ST203:「YES」)には、ST204の手順を行 。

 ST204においては、rを系列番号とするZC系 をST201において入力した既存の系列グループ から削除する。

 一方、ST203において、r、Nが式(9)を満たさ ないと判定した場合(ST203:「NO」)には、ST108の 手順を行う。

 図18は、図17の系列割当方法の手順に従っ て系列グループを生成する方法を説明するた めの図である。

 図18において、グループXは、基準系列を む系列グループ示し、グループYは、ST201に いて入力した既存の系列グループを示す。 お、斜線で表す部分は、グループXのr/Nとrb/ Nbとの差が0.5に近い、例えばr/Nの差が(0.5-Xth2( m))~(0.5+Xth2(m))の範囲にあるZC系列を示す。図18 のように、本実施の形態に係る系列割当方法 においては、グループXのr/Nとrb/Nbとの差が(0. 5-Xth2(m))~(0.5+Xth2(m))の範囲にあるZC系列を既存 系列グループYから削除する。これにより、 系列グループ間の相互相関を低減する。また 、式(8)に従って、RB数が小さいほど閾値Xth2(m) をより小さく設定して削除される系列数を減 少させることにより、系列グループから削除 されるZC系列の数を制限する。

 図19Aおよび図19Bは、本実施の形態に係る 列割当方法により得られる系列グループの を示す図である。具体的には、図19Aおよび 19Bに示している系列グループ(ZC系列グルー 1およびZC系列グループ8)は下記の条件およ 手順により得られるものである。例えば、 19Aに示すZC系列グループ1を生成するために ST101において、基準となる系列長Nbを13に設 し、基準となる系列番号rbを1に設定してい 。なお、既存の系列グループは、RB数によら ずrb/Nbからの差が1/26以下になる系列からなる 。ST202において、式(8)を用いて、RB数mに対応 る閾値Xth2(m)を設定し、ST204において式(9)の 件を満たすZC系列を既存の系列グループか 削除する。

 このように、本実施の形態によれば、系 グループを生成する際に、RB数が小さいほ 閾値Xth2(m)をより小さく設定し、r/Nとrb/Nbと 差が(0.5-Xth2(m))~(0.5+Xth2(m))の範囲にあるZC系列 を既存の系列グループから削除する。このた め、系列グループを構成する系列数を確保し つつ、系列グループ間の相互相関を低減する ことができ、セル間干渉を低減することがで きる。

 なお、本実施の形態では、ST201において 存の系列グループとして、RB数によらずr/Nと rb/Nbとの差が1/26以下になるZC系列からなる系 グループを入力する場合を例にとって説明 た。しかし、本発明はこれに限定されず、 施の形態1において得られた系列グループを 既存の系列グループとして入力しても良い。

 また、本実施の形態では、r/Nとrb/Nbとの が(0.5-Xth2(m))~(0.5+Xth2(m))の範囲にあるZC系列を 既存の系列グループから削除する場合を例に とって説明したが、本発明はこれに限定され ず、系列グループからZC系列を削除する条件 さらに加え、所定値以上のRB数、例えば10以 上のRB数のみに対し系列の削除を行うように ても良い。これにより、小さいRB数に対応 るZC系列が削除されすぎることを防止し、削 除されるZC系列の数を制限することができる

 図20Aおよび図20Bは、系列の削除を許容す RB数を10以上と設定する場合、得られる系列 グループの例を示す図である。なお、図20Aお よび図20Bに示す系列グループ(ZC系列グループ 1およびZC系列グループ8)を得るための他の条 は図19Aおよび図19Bに示した系列グループを るための条件と同様である。

 また、本実施の形態では、ST203において、r Nが式(9)を満たすか否かを判定する場合を例 にとって説明したが、本発明はこれに限定さ れず、ST203において下記の式(10)を用いても良 い。これにより、式(9)を用いる場合と同様な 系列を系列グループから削除することができ る。
 ||r/N-rb/Nb|-(0.5/Nb)|≦Xth2(m) …(10)

 また、本実施の形態では、式(9)において1つ の系列長、すなわち1種のRB数を基準として用 いる場合を例にとって説明した。しかし、本 発明はこれに限定されず、式(9)の判定に用い られる基準系列長、すなわち基準となるRB数 複数設けても良い。例えば、1RB、2RB、3RB対 するNb 1 =13、Nb 2 =29、Nb 3 =37の3つを基準として、||r/N-rb 1 /Nb 1 |-0.5|が閾値より小さい、または、||r/N-rb 2 /Nb 2 |-0.5|が閾値より小さい、または||r/N-rb 3 /Nb 3 |-0.5|が閾値より小さいr、Nを有するすべての 列を削除する。また、複数の基準とするRB は、連続しなくてもよい。例えば、1RBと3RB( なわちN=13とN=37)を基準の系列長Nbとしても い。

 また、本実施の形態では、r/Nとrb/Nbとの が(0.5-Xth2(m))~(0.5+Xth2(m))の範囲にあるZC系列を 既存の系列グループから削除する場合を例に とって説明した。しかし、本発明はこれに限 定されず、各RB数に応じて所定の系列数は確 する(残す)という条件をさらに追加しても い。具体的には、各RBで、確保する系列数p(m )を予め設定して、r/Nとrb/Nbとの差が0.5により 近い系列から順番に削除を行い、残りの系列 数がp(m)になった時点で削除処理を止める。 れにより、各RBで必要な系列数を確保できる 。

 以上、本発明の各実施の形態について説 した。

 本発明に係る系列割当方法は、上記各実 の形態に限定されず、種々変更して実施す ことが可能である。例えば、各実施の形態 、適宜組み合わせて実施することが可能で る。

 また、上記各実施の形態において、系列 ループを生成するさらなる条件として、Cubi c Metric(CM)またはPAPRが所定の値、例えば、QPSK におけるCMまたはPAPRより大きい系列は使わな い、系列グループから削除にしてもよい。か かる場合、系列グループ間でのCMまたはPAPRの 大小の偏りは小さいため、このような条件を 追加しても各系列グループの系列数をほぼ均 等にでき、各系列グループで使用できる系列 数に偏りが生じない。

 また、上記各実施の形態では、周波数領域 ZC系列を用いて系列グループを構成する場 を例にとって説明したが、本発明はこれに 定されず、時間領域で生成したZC系列を用い て系列グループを構成しても良い。ただし、 時間領域のZC系列と周波数領域のZC系列とは 下記の式(11)に示すような関係を満たす。
 (u×r)mod(N)=N-1 …(11)

 式(11)において、NはZC系列長を示し、rは 間領域のZC系列の系列番号を示し、uは周波 領域のZC系列の系列番号を示す。従って、時 間領域のZC系列を用いて系列グループを構成 る場合は、基準系列とのu/Nの差が所定の閾 より小さいZC系列を求める。時間領域のZC系 列と周波数領域のZC系列とは性質は同様であ ため、同様の効果が得られる。

 また、上記各実施の形態では、ZC系列を ャネル推定用参照信号として用いる場合を にとって説明したが、本発明はこれに限定 れず、例えば、CQI推定用参照信号(Sounding RS) 、同期チャネル(Synchronization Channel)、ランダ アクセスのプリアンブル信号、CQI信号、ま はACK/NACK信号等としてZC系列を用いても良い 。

 また、上記各実施の形態では、無線移動 装置から無線基地局装置に対する参照信号 してZC系列を用いる場合を例にとって説明 たが、本発明はこれに限定されず、無線基 局装置から無線移動局装置に対する参照信 としてZC系列を用いる場合でも同様に適用で きる。

 また、上記各実施の形態では、参照信号と てZC系列を用いる場合を例にとって説明し が、ZC系列を含んだ他の系列、例えば、下記 の式(12)に示すGCL(Generalized Chirp-Like)系列c(k)を 参照信号として用いても良い。
 c(k)=a(k)b(k mod m),k=0,1,…,N-1 …(12)

 式(12)において、Nは系列長を示し、N=sm 2 (s,mは整数)あるいはN=tm(t,mは整数)である。a(k) は式(1)または式(2)で表されるZC系列を示し、b (k)は下記の式(13)で表されるDFT系列である。

 また、上記各実施の形態では、閾値以下 あることを判定条件としたが、閾値未満で ることを判定条件としても良い。

 また、上記各実施の形態では、Zadoff-Chu系 列を用いて説明を行った。しかし、Zaddoff-Chu 列は、各式で表される系列に限定されず、Z adoff-Chu系列の一部を繰り返すことにより生成 される系列、およびZadoff-Chu系列の一部を切 詰める、あるいは、一部を抜き取ることに り生成される系列も含む。

 また、上記各実施の形態では、本発明を ードウェアで構成する場合を例にとって説 したが、本発明はソフトウェアで実現する とも可能である。

 また、上記各実施の形態の説明に用いた 機能ブロックは、典型的には集積回路であ LSIとして実現される。これらは個別に1チッ プ化されてもよいし、一部または全てを含む ように1チップ化されてもよい。ここでは、LS Iとしたが、集積度の違いにより、IC、システ ムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称される こともある。

 また、集積回路化の手法はLSIに限るもの はなく、専用回路または汎用プロセッサで 現してもよい。LSI製造後に、プログラムす ことが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array) 、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成 能なリコンフィギュラブル・プロセッサー 利用してもよい。

 さらには、半導体技術の進歩または派生 る別技術によりLSIに置き換わる集積回路化 技術が登場すれば、当然、その技術を用い 機能ブロックの集積化を行ってもよい。バ オ技術の適用等が可能性としてありえる。

 2007年6月18日出願の特願2007-160348の日本出 に含まれる明細書、図面および要約書の開 内容は、すべて本願に援用される。

 本発明にかかる系列割当方法、送信方法 よび無線移動局装置は、系列グループを構 するZC系列の数を維持しながら、異なる系 グループ間の相互相関を低減することがで 、例えば、セルラ無線通信システムに適用 きる。