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Title:
SEQUENCE ALLOCATING METHOD AND WIRELESS MOBILE STATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155907
Kind Code:
A1
Abstract:
It is an object to provide a sequence allocating method that, while maintaining the number of Zadoff-Chu sequences to compose a sequence group, is configured to make it possible to reduce correlations between different sequential groups and between same sequential groups. This method comprises the steps of setting a standard sequence with a standard sequence length (Nb) and a standard sequence number (rb) in a step (ST101), setting a threshold values (Xth1(m)) and (Xth2(m)) in accordance with an RB number (m) in a step (ST103), setting a sequence length (N) corresponding to RB number (m) in a step (ST104), judging whether |r/N-rb/Nb|≤Xth1(m) is satisfied in a step (ST106), judging whether |r/N-rb/Nb|≥Xth2(m) is satisfied in a step (ST107), including Zadoff-Chu sequences with a sequence number (r) and a sequence length (N) in a sequence group (rb) in a step (ST108) if both judgments are positive, and allocating the sequence group (rb) to the same cell in a step (ST113).

Inventors:
IWAI TAKASHI
IMAMURA DAICHI
TAKATA TOMOFUMI
OGAWA YOSHIHIKO
Application Number:
PCT/JP2008/001564
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
June 18, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
IWAI TAKASHI
IMAMURA DAICHI
TAKATA TOMOFUMI
OGAWA YOSHIHIKO
International Classes:
H04J11/00; H04B1/707; H04J1/00; H04J13/00; H04J13/18; H04J13/22
Other References:
HUAWEI: "Sequence Grouping Rule for UL DM RS", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #49BIS, vol. R1-072893, 25 June 2007 (2007-06-25), pages 1 - 8
PANASONIC: "Further consideration on uplink RS hopping and grouping", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #49BIS, vol. R1-072804, 25 June 2007 (2007-06-25), pages 1 - 8, XP002501586
PANASONIC: "RS sequence grouping for E-UTRA uplink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #51BIS, vol. R1-080145, January 2008 (2008-01-01), pages 1 - 5
HUAWEI: "Interference Mitigation between Sequence-Group", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #51BIS, vol. R1-080115, January 2008 (2008-01-01), pages 1 - 4
LG ELECTRONICS: "Details on grouping for UL DM RS", 3GPP TSG RAN WG1 #51-BIS, vol. R1-080257, January 2008 (2008-01-01), pages 1 - 6
LG ELECTRONICS: "Binding method for UL PRS sequence with different lengths", 3GPP TSG RAN WG1 #48, vol. R1-070911, February 2007 (2007-02-01), pages 1 - 4
Attorney, Agent or Firm:
WASHIDA, Kimihito (Shintoshicenter Bldg. 24-1, Tsurumaki1-chome, Tama-sh, Tokyo 34, JP)
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Claims:
 セルラ無線通信システムにおける、式(1)に示すZadoff-Chu系列の系列割当方法であって、
 基準系列長Nbおよび基準系列番号rbを設定する基準設定ステップと、
 系列長Nに対応する第1閾値と、前記第1閾値よりも小さい第2閾値とを設定する閾値設定ステップと、
 前記式(1)に従って生成されるZadoff-Chu系列のうち、r/Nとrb/Nbとの差が前記第1閾値以下もしくは未満であって、かつ前記第2閾値以上となる複数のZadoff-Chu系列を選択する選択ステップと、
 前記選択された複数のZadoff-Chu系列を同一セルに割り当てる割当ステップと、
 を有する系列割当方法。
 前記閾値設定ステップにおいて、
 系列長Nが大きいほど前記第2閾値をより大きく設定する、
 請求項1記載の系列割当方法。
 式(1)に示すZadoff-Chu系列を参照信号として送信する無線移動局装置であって、
 無線基地局装置からシグナリングされる系列長Nに応じて第1閾値と、前記第1閾値よりも小さい第2閾値とを設定する設定手段と、
 前記無線基地局装置からシグナリングされる基準系列番号rbを用いて、r/Nとrb/Nb(Nbは基準系列長)との差が前記第1閾値以下もしくは未満であってかつ前記第2閾値以上となるZadoff-Chu系列を、前記式(1)に従って生成されるZadoff-Chu系列のうちから選択する選択手段と、
 前記選択されたZadoff-Chu系列を前記参照信号として送信する送信手段と、
 を具備する無線移動局装置。
 無線移動局装置が式(1)に示すZadoff-Chu系列を参照信号として送信する送信方法であって、
 前記無線移動局装置が、無線基地局装置からシグナリングされる系列長Nに応じて第1閾値と、前記第1閾値よりも小さい第2閾値とを設定し、
 前記無線基地局装置からシグナリングされる基準系列番号rbを用いて、r/Nとrb/Nb(Nbは基準系列長)との差が前記第1閾値以下もしくは未満であってかつ前記第2閾値以上となるZadoff-Chu系列を、前記式(1)に従って生成されるZadoff-Chu系列のうちから選択し、
 前記選択されたZadoff-Chu系列を前記参照信号として送信する送信方法。
 前記第2閾値は、Nが大きいほど大きくなることを特徴とする、
 請求項4記載の送信方法。
 前記無線移動局装置は、さらに前記無線基地局からシグナリングされる前記基準系列長Nbを受信し、
 受信された前記系列長N、前記基準系列番号rb、前記Nbを用いて前記選択を行うことを特徴とする、
 請求項4記載の送信方法。
 前記基準系列長Nbは固定値であり、
 前記無線移動局装置は、受信された前記系列長N、前記基準系列番号rbに対応するテーブルを用いて前記選択を行うことを特徴とする、
 請求項4記載の送信方法。
Description:
系列割当方法および無線移動局 置

 本発明は、セルラ無線通信システムに用 られる系列割当方法および無線移動局装置 関する。

 3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Ter m Evolution)において、上り回線で用いられる 照信号(RS:Reference Signal)としてZadoff-Chu系列(ZC 系列)が採択されている。ZC系列がRSとして採 される理由は、周波数特性が均一であるこ 、また、自己相関特性および相互相関特性 良好であることなどである。ZC系列はCAZAC(Co nstant Amplitude and Zero Auto-correlation Code)系列 一種であり、以下の式(1)あるいは式(2)で表 れる。

 式(1)および式(2)において、Nは系列長であ り、rはZC系列番号であり、Nとrとは互いに素 関係にある。また、qは任意の整数である。 系列長Nが素数であるZC系列から、N-1個の相互 相関特性が良好な準直交系列を生成すること ができる。この場合、生成されるN-1個の準直 交系列間の相互相関は√Nで一定となる。

 なお、上り回線で用いられるRSの中で、 ータの復調に用いられるチャネル推定用参 信号(DM-RS:Demodulation Reference Signal)は、デー 送信帯域幅と同じ帯域で送信される。すな ち、データ送信帯域幅が狭帯域である場合 は、DM-RSも狭帯域で送信されることになる。 例えば、データ送信帯域幅が1RB(Resource Block) あればDM-RS送信帯域幅も1RBとなり、データ 信帯域幅が2RBであればDM-RS送信帯域幅も2RBと なる。なお、3GPP LTEにおいて、1RBは12サブキ リアから構成されるため、1RBで送信されるD M-RSとしては系列長Nが11または13のZC系列を用 、2RBで送信されるDM-RSとしては系列長Nが23 たは29のZC系列を用いる。ここで、系列長Nが 11または23であるZC系列を用いる場合はそれぞ れ巡回拡張を行って、すなわち、系列の前方 データを後方にコピーして12サブキャリアま は24サブキャリアのDM-RSを生成する。一方、 系列長Nが13または29であるZC系列を用いる場 は、トランケーションを行って、すなわち 系列の一部を削除して12サブキャリアまたは 24サブキャリアのDM-RSを生成する。

 ZC系列の割当方法としては、異なるセル 用いられるDM-RS間の干渉、すなわちDM-RSのセ 間干渉を低減するために、各RBにおいては 隣接するセルに異なる系列番号のZC系列をDM- RSとして割り当てる。データ送信帯域幅は、 セルのスケジューリングによって決まるた 、セル間では送信帯域幅が異なるDM-RSが多 される。しかし、送信帯域幅が異なる、す わち、系列長が異なるZC系列が多重される場 合、ある特定のZC系列番号の組合せにおいて 互相関が大きくなる。

 図1は、本発明者らが計算機シミュレーシ ョンにより得た、異なる系列番号の組合せに おけるZC系列間の相互相関特性を示す図であ 。具体的には、系列長N=11で系列番号r=3のZC 列と、系列長N=23で系列番号がr=1~6である各Z C系列との相互相関特性を示す。図1において 横軸はシンボル数を用いて遅延時間を示し 縦軸は正規化相互相関値、すなわち相互相 値をNで除算した値を示す。図1に示すよう 、r=3、N=11のZC系列と、r=6、N=23のZC系列との 合せにおいて相互相関の最大値が非常に大 くなり、同一送信帯域幅での相互相関値1/√ N、すなわち1/√11の約3倍となる。

 図2は、相互相関が大きくなる特定のZC系 の組合せが、隣接するセルに割り当てられ 場合のDM-RSのセル間干渉を示す図である。 体的には、r=a、N=11のZC系列およびr=b、N=23のZ C系列がセル#Aに割り当てられ、r=c、N=23のZC系 列およびr=d、N=11のZC系列がセル#Bに割り当て れる場合が例示されている。かかる場合、 ル#Aに割り当てられたr=a、N=11のZC系列と、 ル#Bに割り当てられたr=c、N=23のZC系列との組 合せ、あるいは、セル#Aに割り当てられたr=b N=23のZC系列と、セル#Bに割り当てられたr=d N=11のZC系列との組合せにより、DM-RSのセル間 干渉が大きくなり、チャネル推定精度が劣化 し、データ復調性能が著しく劣化する。

 このような問題を回避するため、セルラ 線通信システムにおいては、非特許文献1に 開示されるZC系列の割当方法を用いる。非特 文献1においては、セル間干渉を低減するた めに、ZC系列の相互相関が大きく、系列長が なるZC系列の組合せを同一セルへ割当てる とが提案されている。

 図3は、非特許文献1および非特許文献2に 示されているZC系列の割当方法を説明する めの図である。図3においては、図2に示した 例を流用している。図3に示すように、相互 関が大きいZC系列の組合せ、すなわち、r=a、 N=11のZC系列と、r=c、N=23のZC系列との組合せを 同一セル、ここではセル#Aに割り当てる。ま 、相互相関が大きくなるZC系列のもう1組の 合せ、すなわち、r=d、N=11のZC系列と、r=b、N =23のZC系列との組合せを同一セル、ここでは ル#Bに割当てる。同一セル内では、1つの無 基地局装置によって送信帯域がスケジュー ングされるため、同一セルへ割当てた相互 関が大きいZC系列同士が多重されることは い。よって、セル間干渉が低減される。

 また、非特許文献2において、各RBで用い ZC系列番号の組(以下、系列グループと称す) の求め方が提案されている。ZC系列は、r/N、 なわち系列番号/系列長の差が小さい系列ほ ど、相互相関が高くなるという特徴がある。 そこで、あるRB、例えば1RBの系列を基準に、r /Nとrb/Nbとの差が所定の閾値以下となるZC系列 を各RBのZC系列から求め、求められた複数のZC 系列を1つの系列グループとして、セルに割 てる。

 図4は、非特許文献2に開示されている系 グループの生成方法を説明するための図で る。図4において、横軸はr/Nを示し、縦軸は RBのZC系列を示す。まず、基準とする系列長 Nbと系列番号rbを設定する。以下、基準系列 Nb、基準系列番号rbを有するZC系列を基準系 と称す。例えば、Nb=13(1RBに対応する系列長) rb=1(1~Nb-1から任意に選択される)とすると、r b/Nb=1/13となる。そして、基準のrb/Nbに対し、r /Nとrb/Nbとの差が所定の閾値以下となるZC系列 を各RBのZC系列から求めて系列グループを生 する。また、基準とする系列番号を変えて 同様の手順で、他の系列グループを生成す 。このように、基準となる系列番号の数分 、すなわちNb-1組の異なる系列グループを生 することができる。ここで、rb/Nbとの差が 定の閾値以下となるZC系列の選択範囲が隣接 する系列グループ間で重複する場合、同じZC 列が複数の系列グループに含まれてしまい セル間で系列番号が衝突してしまう。そこ 、隣接する系列グループにおけるZC系列の 択範囲が重複することを防止するために、 記の所定の閾値は、例えば1/(2Nb)より小さい に設定する。

 図5Aおよび図5Bは、非特許文献2に開示され いる系列グループ生成方法により生成され 系列グループの例を示す図である。ここで 系列長Nは、送信帯域幅で送信可能なサイズ り大きく、かつこのサイズに最も近い素数 設定しており、RB数から一意に求まる。図5A および図5Bは、基準の系列長をNb=13とし、基 の系列番号をrb=1またはrb=2とする場合、下記 の式(3)を満たすZC系列からなる系列グループ( ZC系列グループ1およびZC系列グループ2)を示 ている。式(3)において、閾値Xthは、同じ系 が複数の系列グループに含まれないように 例えばXth=1/(2Nb)=1/26とする。
 |rb/Nb-r/N| ≦ Xth …(3)

 このように、非特許文献2記載の系列割当 方法によれば、r/Nとrb/Nbとの差が所定の閾値 下である、すなわち、相互相関が所定の閾 以上であるZC系列からなる系列グループを 成し、生成された系列グループを同一セル 割り当てる。このため、相互相関が大きく 系列長が異なるZC系列の組合せを同一セルに 割当てることができ、セル間干渉を低減する ことができる。

 しかし、非特許文献1および非特許文献2 系列グループは、同一系列グループ間の相 相関が大きくなるので、隣接するセルに同 系列グループが割当てられる場合に、大き セル間干渉が生じる。

 非特許文献3においては、同一ZC系列を利用 るセル間干渉を低減するために、無線基地 装置間の時間同期が確立しているセル間、 えば、同一無線基地局装置に属するセル間 は、同一系列番号rの異なる巡回シフト系列 を用いることが提案されている。巡回シフト 系列とは、同一系列番号rを有し、巡回シフ 量が異なるZC系列であり、系列番号rのZC系列 を時間軸上で所定の巡回シフト量分だけ巡回 シフトさせて生成する。巡回シフト量を遅延 波の最大遅延時間より大きく設定することに より、DM-RSの送信帯域幅と送信帯域位置が同 である場合に、受信側で巡回シフト量に基 き相関値ピークの検出範囲を決めることが き、異なる移動機からのDM-RSを同時に受信 ることができる。
Huawei、R1-070367、"Sequence Allocation Method fo r E-UTRA Uplink Reference Signal"、3GPP TSG RAN WG1M eeting #47bis、Sorrento、Italy 15 -19 January、2007 LG Electronics、 R1-071542、 "Binding method fo r UL RS sequence with different lengths"、 3GPP TSG  RAN WG1Meeting #48bis、 St。 Julians、 Malta、 M arch 26 - 30、 2007 Panasonic、R1-063183、“Narrow band uplink refer ence signal sequences and allocation for E-UTRA”、3 GPP TSG RAN WG1Meeting #47、Riga,Latcia、November.6-10 、2006

 しかしながら、DM-RSの送信帯域幅および 信帯域位置は各セルのスケジューラによっ 決定される。そのため、送信帯域幅および 信帯域位置が異なるDM-RSが各セルで送信され る場合がある。送信帯域幅および送信帯域位 置が異なるDM-RSが多重される場合、受信側で 出する相関値ピークが、予め各セルで設定 た検出範囲とは異なる位置に発生してしま 。他セルからのDM-RSの相関値ピークが、自 ルの相関値ピークの検出範囲に含まれると 受信側ではそれを分離できないので、干渉 分となる。この干渉の発生により、チャネ 推定精度が劣化し、データ復調性能が著し 劣化してしまう。

 特に、非特許文献2開示の系列グループ生 成方法により生成される同一系列グループ間 の相互相関が大きいため、隣接するセルにこ のような同一系列グループが割当てられた場 合には、セル間干渉が大きくなってしまう。 すなわち、隣接セルの各RBに、r/Nとrb/Nbとの が小さいZC系列が割当てられる場合、セル間 干渉が大きくなってしまう。

 図6は、隣接セルの各RBに、r/Nとrb/Nbとの が小さいZC系列が割当てられる場合に生じる 問題を説明するための図である。図6に示す うに、異なるRB(異なる系列長)に割り当てら るZC系列間のr/Nとrb/Nbとの差が小さく相互相 関が大きいため、セル間干渉が大きくなる。

 本発明の目的は、異なる系列グループ間 相互相関を低減しつつ、同一系列グループ の相互相関を低減することができる系列割 方法および無線移動局装置を提供すること ある。

 本発明の系列割当方法は、セルラ無線通 システムにおける、式(1)に示すZadoff-Chu系列 の系列割当方法であって、基準系列長Nbおよ 基準系列番号rbを設定する基準設定ステッ と、系列長Nに対応する第1閾値と、前記第1 値よりも小さい第2閾値とを設定する閾値設 ステップと、前記式(1)に従って生成されるZ adoff-Chu系列のうち、r/Nとrb/Nbとの差が前記第1 閾値以下若しくは未満であって、かつ前記第 2閾値以上となる複数のZadoff-Chu系列を選択す 選択ステップと、前記選択された複数のZado ff-Chu系列を同一セルに割り当てる割当ステッ プと、を有するようにした。

 本発明の無線移動局装置は、式(1)に示すZ adoff-Chu系列を参照信号として送信する無線移 動局装置であって、無線基地局装置からシグ ナリングされる系列長Nに応じて第1閾値と、 記第1閾値よりも小さい第2閾値とを設定す 設定手段と、前記無線基地局装置からシグ リングされる基準系列番号rbを用いて、r/Nと rb/Nb(Nbは基準系列長)との差が前記第1閾値以 もしくは未満であってかつ前記第2閾値以上 なるZadoff-Chu系列を、前記式(1)に従って生成 されるZadoff-Chu系列のうちから選択する選択 段と、前記選択されたZadoff-Chu系列を前記参 信号として送信する送信手段と、を具備す 構成をとる。

 本発明の送信方法は、無線移動局装置が (1)に示すZadoff-Chu系列を参照信号として送信 する送信方法であって、前記無線移動局装置 が、無線基地局装置からシグナリングされる 系列長Nに応じて第1閾値と、前記第1閾値より も小さい第2閾値とを設定し、前記無線基地 装置からシグナリングされる基準系列番号rb を用いて、r/Nとrb/Nb(Nbは基準系列長)との差が 前記第1閾値以下もしくは未満であってかつ 記第2閾値以上となるZadoff-Chu系列を、前記式 (1)に従って生成されるZadoff-Chu系列のうちか 選択し、前記選択されたZadoff-Chu系列を前記 照信号として送信するようにした。

 本発明によれば、セルラ無線通信システ のセルに割り当てる異なる系列グループ間 相互相関を低減しつつ、同一系列グループ の相互相関を低減することができる。

従来技術に係る計算機シミュレーショ により得た、異なる系列番号の組合せにお るZC系列間の相互相関特性を示す図 従来技術に係る相互相関が大きくなる 定のZC系列の組合せが、隣接するセルに割 当てられた場合のDM-RSのセル間干渉を示す図 従来技術に係るZC系列の割当方法を説 するための図 従来技術に係る系列グループの生成方 を説明するための図 従来技術に係る系列グループ生成方法 により生成された系列グループの例を示す図 (ZC系列グループ1) 従来技術に係る系列グループ生成方法 により生成された系列グループの例を示す図 (ZC系列グループ2) 従来技術に係る隣接セルの各RBに、r/N rb/Nbとの差が小さいZC系列が割当てられる場 に生じる問題を説明するための図 本発明の一実施の形態に係るセルラ無 通信システムにおける系列割当方法の手順 示すフロー図 本発明の一実施の形態に係る系列割当 法における閾値の設定方法を説明するため 図 本発明の一実施の形態に係る系列割当 法により得られる系列グループの例を示す 本発明の一実施の形態に係る系列グル ープが割り当てられる無線基地局装置の構成 を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係るZC系列設 部の内部の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る無線移動 局装置の構成を示すブロック図

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照して詳細に説明する。

 (実施の形態1)
 図7は、本発明の実施の形態1に係るセルラ 線通信システムにおける系列割当方法の手 を示すフロー図である。

 まず、ステップ(以下、「ST」と記す)101に おいて、生成する系列グループの基準となる 系列長Nbと系列番号rbを設定する。ここで、 列番号rbは、系列グループ番号に相当し、Nb り小さい。

 ST102において、RB数mを1に初期化する。

 ST103において、RB数mに対応する閾値Xth1(m) よびXth2(m)を設定する。なお、閾値Xth1(m)お びXth2(m)の設定方法については後述する。

 ST104において、RB数mに対応するZC系列長N 設定する。RB数mと系列長Nとは一意に対応す ものとし、例えば、Nは、RB数mで送信可能な サイズより大きく、かつ、このサイズに最も 小さい素数をとる。

 ST105において、系列番号rを1に初期化する 。

 ST106において、r、Nが下記の式(4)を満たすか 否かを判定する。
 |r/N-rb/Nb|≦Xth1(m) …(4)

 式(4)から下記の式(5)が得られる。すなわち 式(4)および式(5)は等価である。
 (rb/Nb-Xth1(m))×N≦r≦(rb/Nb+Xth1(m))×N …(5)

 ST106において、r、Nが式(4)を満たすと判定 した場合(ST106:「YES」)には、ST107の手順を行 。

 ST107においては、r、Nが下記の式(6)を満たす か否かを判定する。
 |r/N-rb/Nb|<Xth2(m) …(6)

 ST107において、r、Nが式(6)を満たすと判定 した場合(ST107:「YES」)には、ST109の手順を行 。

 ST107において、r、Nが式(6)を満たさないと 判定した場合(ST107:「NO」)には、ST108の手順を 行う。

 ST108においては、式(4)を満たしつつ、式(6 )を満たさない系列番号を、RB数mに対応するZC 系列の1つとして系列グループrbに含ませる。

 ST106において、r、Nが式(4)を満たさないと 判定した場合(ST106:「NO」)には、ST109の手順を 行う。

 ST109においては、r<Nであるか否かを判 する。

 ST109において、r<Nであると判定した場 (ST109:「YES」)には、ST110の手順を行う。

 ST110においては、r=r+1のように系列番号r 1インクリメントし、ST106に移行する。

 ST109において、r<Nでないと判定した場 (ST109:「NO」)には、ST111の手順を行う。

 ST111においては、m<Mであるか否かを判 する。ここで、Mは系列グループrbにおけるRB 数mの最大値であり、送信帯域幅の最大値と 応する。

 ST111において、m<Mであると判定した場 (ST111:「YES」)には、ST112の手順を行う。

 ST112においては、m=m+1のようにRB数mを1イ クリメントし、ST103に移行する。

 ST111において、m<Mでないと判定した場 (ST111:「NO」)には、ST113の手順を行う。

 ST113においては、生成された系列グルー rbを同一セル、すなわち、同一無線基地局装 置に割り当てる。

 次に、閾値Xth1(m)およびXth2(m)の設定方法 ついて説明する。

 図7に示す手順において、Xth1(m)よりもXth2( m)を小さく設定する。図7に示す手順による処 理は、式(4)を満たすZC系列からなる系列グル プから、式(6)を満たすZC系列を削除する処 と等価である。また、図7に示す手順による 理は、r/Nとrb/Nbとの差がXth1(m)以下であって つXth2(m)以上であるZC系列を求めて系列グル プを構成する処理と等価である。

 図8は、本実施の形態に係る系列割当方法に おける閾値Xth1(m)およびXth2(m)の設定方法を説 するための図である。図8において、「使用 しない」と示した空白を含めて斜線で表せる 領域はグループXを示す。グループXは、下記 式(7)に従ってXth1(m)を設定した場合、式(4)を 満たすZC系列からなる系列グループである。 使用しない」と表される空白は、下記の式( 8)に従ってXth2(m)を設定した場合、式(6)を満た すZC系列、すなわち系列グループXから削除さ れるZC系列の範囲を示す。
 Xth1(m)=1/(2Nb) …(7)
 Xth2(m)=1/(8Nb)+(m-1)×0.0009 …(8)

 図8に示すように、RB数が小さいほどXth2(m) を小さく設定する。これにより、RB数が小さ ほど削除されるZC系列数を制限し、残され ZC系列数を確保する。所定の系列数を確保す れば、所定時間間隔で系列番号を切替える系 列ホッピングを適用した場合に、干渉のラン ダム化効果を得ることができる。図8に示す 列グループXから空白で表される範囲のZC系 を削除した後に残される系列数が少ないと 干渉のランダム化効果が得られない。特に RB数が小さいほど(系列長が小さいほど)、も もと存在する系列数が少ないため、系列の 除範囲を小さくし、残される系列数を確保 る必要がある。

 図9は、本実施の形態に係る系列割当方法 により生成される系列グループの例を示す図 である。具体的には、図9に示している系列 ループは下記の条件および手順により得ら るものである。すなわち、ST101において、基 準となる系列長Nbを13に設定し、基準となる 列番号rbを1に設定している。なお、ST103にお いて、Xth1(m)をRB数によらず1/26と設定し、Xth2( m)を式(8)に従って設定する。

 次に、本実施の形態に係る系列割当方法 従って生成された系列グループが割当てら るセルに存在する無線基地局装置の動作に いて説明する。

 図10は、本実施の形態に係る系列グルー が割り当てられる無線基地局装置100の構成 示すブロック図である。

 符号化部101は、無線基地局装置100と同一 ル内に存在する無線移動局装置200(図12にて 述)への送信データおよび制御信号を符号化 し、符号化データを変調部102に出力する。こ こで、制御信号は基準系列長Nbと、系列グル プ番号に相当する基準系列番号rbとを含み 基準系列長Nbおよび基準系列番号rbは、例え 報知チャネルを介して、無線移動局装置200 送信される。また、制御信号は、例えば無 移動局装置200に割り当てる送信用RB数、ま は系列長Nなど送信帯域幅を示すスケジュー ング情報を含み、このスケジューリング情 は、例えば制御チャネルを介して、無線移 局装置200に送信される。

 変調部102は、符号化部101から入力される 号化データを変調し、変調信号を送信RF(Radi o Frequency)部103に出力する。

 送信RF部103は、変調部102から入力される 調信号に対しD/A変換、アップコンバート、 幅等の送信処理を施し、送信処理を施した 号をアンテナ104を介して送信する。

 受信RF部105は、アンテナ104を介して受信 た信号に対しダウンコンバート、A/D変換等 受信処理を施し、受信処理が施された信号 分離部106に出力する。

 分離部106は、受信RF部105から入力される 号を参照信号、データ信号、および制御信 に分離し、参照信号をDFT(Discrete Fourier Transf orm)部107に出力し、データ信号および制御信 をDFT部114に出力する。

 DFT部107は、分離部106から入力される時間 域の参照信号に対しDFT処理を施して周波数 域の信号に変換し、周波数領域に変換され 参照信号を伝搬路推定部108のデマッピング 109に出力する。

 伝搬路推定部108は、デマッピング部109、 算部110、IFFT部111、マスク処理部112、DFT部113 を備え、DFT部107から入力される参照信号に基 づいて伝搬路推定を行う。

 デマッピング部109は、DFT部107から入力さ る周波数領域の参照信号から各無線移動局 置200の送信帯域に対応するZC系列を抽出し 抽出された各ZC系列を除算部110に出力する。

 ZC系列設定部1000は、入力される制御情報 含まれている基準系列長Nb、基準系列番号rb 、および各無線移動局装置200に割り当てるRB に基づき、各無線移動局装置200において用 られるZC系列を算出し、除算部110に出力す 。なお、ZC系列設定部1000の内部の構成およ 動作については後述する。

 除算部110は、ZC系列設定部1000で算出され 各無線移動局装置200に対応するZC系列を、 マッピング部109から入力される各無線移動 装置200で実際に用いられたZC系列で除算し、 除算結果をIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部111 に出力する。

 IFFT部111は、除算部110から入力される除算 結果に対しIFFT処理を施し、IFFT処理が施され 信号をマスク処理部112に出力する。

 マスク処理部112は、IFFT部111から入力され る信号にマスク処理を施すことにより、所望 の巡回シフト系列の相関値が存在する区間、 すなわち、ウィンドウ部分の相関値を抽出し 、抽出した相関値をDFT部113に出力する。

 DFT部113は、マスク処理部112から入力され 相関値に対しDFT処理を施し、DFT処理が施さ た相関値を周波数領域等化部116に出力する ここで、DFT部113が出力する、DFT処理が施さ た信号は、伝搬路の周波数応答を表す信号 ある。

 DFT部114は、分離部106から入力される時間 域のデータ信号および制御信号に対しDFT処 を施して周波数領域に変換し、周波数領域 変換されたデータ信号および制御信号をデ ッピング部115に出力する。

 デマッピング部115は、DFT部114から入力さ る信号から各無線移動局装置200の送信帯域 対応するデータ信号および制御信号を抽出 、抽出した各信号を周波数領域等化部116に 力する。

 周波数領域等化部116は、伝搬路推定部108 DFT部113から入力される、伝搬路の周波数応 を表す信号を用いて、デマッピング部115か 入力されるデータ信号および制御信号に対 等化処理を施し、等化処理が施された信号 IFFT部117に出力する。

 IFFT部117は、周波数領域等化部116から入力 されるデータ信号および制御信号に対しIFFT 理を施し、IFFT処理が施された信号を復調部1 18に出力する。

 復調部118は、IFFT部117から入力されるIFFT 理が施された信号に対し復調処理を施し、 調処理が施された信号を復号部119に出力す 。

 復号部119は、復調部118から入力される復 処理が施された信号に対し復号処理を施し 受信データを抽出する。

 図11は、ZC系列設定部1000の内部の構成を すブロック図である。

 閾値算出部1001は、入力される制御情報に 含まれているRB数mを用いて、例えば式(7)およ び式(8)に従ってXth1(m)およびXth2(m)を算出し、 列番号算出部1002に出力する。

 系列番号算出部1002は、入力される制御情 報に含まれているRB数mに基づき、参照信号と して使用可能なZC系列の系列長Nを算出し、ZC 列生成部1004に出力する。また、系列番号算 出部1002は、算出した系列長N、入力される制 情報に含まれている基準系列番号rb、基準 列長Nb、および閾値算出部1001から入力され 閾値Xth1(m)およびXth2(m)に基づき、式(4)を満た しながら式(6)を満たさないrを算出しパラメ タ決定部1003に出力する。

 パラメータ決定部1003は、系列番号算出部 1002から入力される使用可能なrの中から1つを 選択して、ZC系列生成部1004へ出力する。具体 的には、パラメータ決定部1003は、フレーム 号またはスロット番号を使用可能なrの数で った余り、すなわち、フレーム番号または ロット番号を使用可能なrの数でモジュロ演 算した結果に対応するrを選択する。例えば 系列番号算出部1002からr=a、b、c、dという使 可能なrが4つ入力される場合、パラメータ 定部1003は、フレーム番号あるいはスロット 号を4でモジュロ演算した結果が0であればr= aを、1であればr=bを、2であればr=cを、3であ ばr=dを選択する。これにより、系列ホッピ グが実現できる。

 ZC系列生成部1004は、パラメータ決定部1003 から入力されるrと、系列番号算出部1002から 力されるNを用いて、式(1)または式(2)に従い ZC系列を生成し、除算部110に出力する。

 上記のように、無線基地局装置100は、基 系列番号rb、基準系列長Nb、およびRB数mを無 線移動局装置200へシグナリングする。

 次に、無線基地局装置100からシグナリン された基準系列番号rb、基準系列長Nb、およ びRB数mを用いて、参照信号として用いるZC系 を生成する無線移動局装置200について説明 る。

 図12は、本実施の形態に係る無線移動局 置200の構成を示すブロック図である。なお 図12においては無線移動局装置200の受信系統 を省略し、送信系統のみを示す。

 図12において、無線移動局装置200が備え ZC系列設定部1000は、無線基地局装置100が備 るZC系列設定部1000と同様であって、無線基 局装置100から送信される制御情報に含まれ いる基準系列番号rb、基準系列長Nb、およびR B数mに基づきZC系列を算出し、マッピング部20 1へ出力する。

 マッピング部201は、ZC系列設定部1000から 力されるZC系列を無線移動局装置200の送信 域にマッピングし、マッピングされたZC系列 をIFFT部202に出力する。

 IFFT部202は、マッピング部201から入力され るZC系列に対しIFFT処理を施し、IFFT処理が施 れたZC系列を送信RF部203に出力する。

 送信RF部203は、IFFT部から入力されるZC系 に対しD/A変換、アップコンバート、増幅等 送信処理を施し、送信処理が施された信号 アンテナ204を介して送信する。

 このように、本実施の形態によれば、r/N rb/Nbとの差がXth1(m)以下であるZC系列を用い 系列グループを構成し同一セルに割り当て ため、異なる系列グループ間の相互相関を 減し、セル間干渉を低減することができる また、本実施の形態によれば、r/Nとrb/Nbとの 差がさらにXth2(m)より小さいZC系列を系列グル ープから削除するため、同じ系列グループ間 の相互相関を低減し、同じ系列グループが隣 接するセルに割り当てられた場合のセル間干 渉を低減することができる。

 なお、本実施の形態では、ST101において1R Bに相当する系列長を基準系列長Nbとする場合 を例にとって説明したが、本発明はこれに限 定されず、基準系列長Nbを適応的に設定して 良い。例えば、ある系列グループを構成す ZC系列のうち、基準となるZC系列が他の系列 グループとの相互相関が最も小さいというこ とを考慮し、受信品質が最も悪いセルエッジ の無線移動局装置で使用されるRB数に相当す 系列長を基準系列長Nbとする。これにより セル間干渉をさらに低減することができる

 また、本実施の形態では、セル毎に基準 列長Nbを変化させると想定し、無線基地局 置100から無線移動局装置200へ基準系列長Nbを シグナリングする場合を例にとって説明した 。しかし、本発明はこれに限定されず、予め 全セル共通の基準系列長Nbを決めておけば、 グナリングの必要はない。または、基準系 長Nbの代わりに、基準とするRB数mを予め決 ておいてもよい。RB数と系列長は一意に対応 づけられるため、基準とするRB数mから基準系 列長Nbが導出できる。

 また、本実施の形態では、系列番号算出 1002は、基準系列番号rb、基準系列長Nb、お びRB数mを用いて系列番号rを算出する場合を にとって説明した。しかし、本発明はこれ 限定されず、無線基地局装置100および無線 動局装置200が図9に示した系列グループをテ ーブルとして保持する場合、系列番号算出部 1002は、テーブルを引くことにより系列番号r 求めても良い。このテーブルを用いた系列 号rの決定方法の一例を以下説明する。例え ば基準系列長Nbが固定である前提において、 列長N、基準系列番号rbの2つのパラメータに 対し、それぞれテーブルが用意され、選択で きるrが記述されている。この例においては 線移動局装置100は、無線基地局装置200から グナリングされた系列長N、基準系列番号rb 受信し、これに対応するテーブルを参照し 記述されているrの取り得る値からランダム 一つを選択することにより、参照信号とし 使用すべきZadoff-Chu系列を決定する。

 また、本実施の形態では、パラメータ決 部1003は、フレーム番号またはスロット番号 に基づき使用可能な系列番号rの中から1つを 択する場合を例にとって説明した。しかし 本発明はこれに限定されず、パラメータ決 部1003は、使用可能な系列番号rの中から最 または最大の系列番号を1つ選択しても良い

 また、本実施の形態において、系列グル プを生成するさらなる条件として、Cubic Met ric(CM)またはPAPRが所定の値、例えば、QPSKにお けるCMまたはPAPRより大きい系列は使わない、 系列グループから削除してもよい。かかる場 合、系列グループ間でのCMまたはPAPRの大小の 偏りは小さいため、このような条件を追加し ても各系列グループの系列数をほぼ均等にで き、各系列グループで使用できる系列数に偏 りが生じない。

 また、本実施の形態では、周波数領域のZC 列を用いて系列グループを構成する場合を にとって説明したが、本発明はこれに限定 れず、時間領域で生成したZC系列を用いて系 列グループを構成しても良い。ただし、時間 領域のZC系列と周波数領域のZC系列とは、下 の式(9)に示すような関係を満たす。
 (u×r)mod(N)=N-1 …(9)

 式(9)において、NはZC系列長を示し、rは時 間領域のZC系列の系列番号を示し、uは周波数 領域のZC系列の系列番号を示す。従って、時 領域のZC系列を用いて系列グループを構成 る場合は、基準系列とのu/Nの差が所定の第1 閾値以下であってかつ第2の閾値以上である 、ZC系列を求める。時間領域のZC系列と周波 領域のZC系列とは性質は同様であるため、同 様の効果が得られる。

 また、本実施の形態では、ZC系列をチャ ル推定用参照信号として用いる場合を例に って説明したが、本発明はこれに限定され 、例えば、CQI推定用参照信号(Sounding RS)、同 期チャネル(Synchronization Channel)、ランダムア セスのプリアンブル信号、CQI信号、またはA CK/NACK信号等としてZC系列を用いても良い。

 また、本実施の形態では、無線移動局装 から無線基地局装置に対する参照信号とし ZC系列を用いる場合を例にとって説明した 、本発明はこれに限定されず、無線基地局 置から無線移動局装置に対する参照信号と てZC系列を用いる場合でも同様に適用できる 。

 また、本実施の形態では、参照信号としてZ C系列を用いる場合を例にとって説明したが ZC系列を含んだ他の系列、例えば、下記の式 (10)に示すGCL(Generalized Chirp-Like)系列c(k)を参照 信号として用いても良い。
 c(k)=a(k)b(k mod m),k=0,1,…,N-1 …(10)

 式(10)において、Nは系列長を示し、N=sm 2 (s,mは整数)あるいはN=tm(t,mは整数)である。a(k) は式(1)または式(2)で表されるZC系列を示し、b (k)は下記の式(11)で表されるDFT系列である。

 また、本実施の形態では、閾値以下であ ことを判定条件とする場合を例にとって説 したが、本発明はこれに限定されず、閾値 満であることを判定条件としても良い。

 また、上記各実施の形態では、Zadoff-Chu系 列を用いて説明を行った。しかし、Zaddoff-Chu 列は、各式で表される系列に限定されず、Z adoff-Chu系列の一部を繰り返すことにより生成 される系列、およびZadoff-Chu系列の一部を切 詰める、あるいは、一部を抜き取ることに り生成される系列も含む。

 また、本実施の形態では、本発明をハー ウェアで構成する場合を例にとって説明し が、本発明はソフトウェアで実現すること 可能である。

 また、本実施の形態の説明に用いた各機 ブロックは、典型的には集積回路であるLSI して実現される。これらは個別に1チップ化 されてもよいし、一部または全てを含むよう に1チップ化されてもよい。ここでは、LSIと たが、集積度の違いにより、IC、システムLSI 、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されること もある。

 また、集積回路化の手法はLSIに限るもの はなく、専用回路または汎用プロセッサで 現してもよい。LSI製造後に、プログラムす ことが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array) 、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成 能なリコンフィギュラブル・プロセッサー 利用してもよい。

 さらには、半導体技術の進歩または派生 る別技術によりLSIに置き換わる集積回路化 技術が登場すれば、当然、その技術を用い 機能ブロックの集積化を行ってもよい。バ オ技術の適用等が可能性としてありえる。

 2007年6月19日出願の特願2007-161934の日本出 に含まれる明細書、図面および要約書の開 内容は、すべて本願に援用される。

 本発明にかかる系列割当方法、および無 移動局装置は、異なる系列グループ間の相 相関を低減しつつ、同じ系列グループ間の 互相関を低減することができ、例えば、セ ラ無線通信システムに適用できる。