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Patent Searching and Data


Title:
SHORTS AND OTHER GARMENTS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/102412
Kind Code:
A1
Abstract:
Upward slip of hip hem portion at walking or bend posture is prevented. In a garment, such as shorts, having garment main body (11) provided with stretch leg hole portion (15), the stretchability of hip hem portion (18) corresponding to the rump-cleft portion of the leg hole portion (15) is smaller than that of portions other than the hip hem portion (18) of the leg hole portion (15).

Inventors:
TORATANI IKUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/000110
Publication Date:
August 28, 2008
Filing Date:
February 21, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TORATANI IKUO (JP)
International Classes:
A41B9/04; A41B9/02; A41C1/00
Foreign References:
JP3003961U1994-11-01
JPH0639905U1994-05-27
JP3045836U1998-02-20
JPH076214U1995-01-27
Attorney, Agent or Firm:
SUZUE, Shoji et al. (5-15 Taiyujicho, Kita-k, Osaka-shi Osaka 51, JP)
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Claims:
 衣料本体に伸縮性を有する足繰り部を備えたショーツ等の衣料において、前記足繰り部の臀溝部に対応するヒップ裾部位の伸度を前記足繰り部の前記ヒップ裾部位以外の他の部位の伸度よりも小さくしていることを特徴とする、ショーツ等の衣料。
 前記足繰り部のヒップ裾部位の伸度は前記足繰り部のヒップ裾部位以外の他の部位の伸度よりも10%以上伸度を落としている、請求項1記載のショーツ等の衣料。
 前記足繰り部のヒップ裾部位に伸びを抑えた生地を縫い付けている、請求項1又は2記載のショーツ等の衣料。
 前記足繰り部のヒップ裾部位に伸びを抑えた生地を使っている、請求項1又は2記載のショーツ等の衣料。
 前記足繰り部のヒップ裾部位に伸びを抑えた縫製を施している、請求項1又は2記載のショーツ等の衣料。
Description:
ショーツ等の衣料

 本発明は、座ったり、腰を曲げたり、屈 姿勢などによりヒップ裾部がずり上がるの 防止でき、また美しいヒップ裾ラインを出 ことのできるショーツ、ブリーフ、ガード 、水着等の衣料に関する。

 ヒップ裾部のずり上がりをパターン(カッ ティング方法)で防止するショーツ、水着等 衣料は、本出願人により先に提案した(特許 献1参照。)。この衣料は、伸縮性を有する 身頃の左右端縁の各下端部を外方へ凸形の 縁に形成するとともに、後身頃の左右端縁 各上下方向中間部から下端部までの間の下 部分を下方拡がりの形に裁断して両者を縫 する。このような立体裁断により、未着用 態でヒップ部裾まわりの体形に近い立体的 適度の膨らみを得ることができ、このため 用時にはヒップ裾ラインが臀溝部に深くフ ットしてヒップ下部を深く包み込むことが きることになり、人が直立姿勢から椅子に る姿勢や腰を曲げたり、屈む姿勢等に変え りしたときにヒップ裾ラインがずり上がる を防止できるというものである。

WO00-72707

 しかしながら、上記のような立体裁断に るショーツ、水着等の衣料では、ヒップ裾 インの一定のずり上がり防止効果があるも の、高度で複雑な立体裁断技術を要すると う難点がある。

 本発明は、このような問題を解決するた になされたもので、その目的とするところ 、足繰り部分に伸度差をつけるだけの簡単 手段でヒップ裾部位のずり上がり防止を図 ことができ、またヒップアップできて美し ヒップ裾ラインを出すことのできるショー 、ブリーフ、ガードル、水着等の衣料を提 することにある。

 本発明は、請求項1に記載のように、衣料本 体に伸縮性を有する足繰り部を備えたショー ツ等の衣料において、前記足繰り部の臀溝部 に対応するヒップ裾部位の伸度を前記足繰り 部の前記ヒップ裾部位以外の他の部位の伸度 よりも小さくしていることに特徴を有するも のである。
 このように構成された衣料によれば、足繰 部の臀溝部に対応するヒップ裾部位の伸度 足繰り部の他の部位の伸度よりも小さくし いるので、着用時に足繰り部のヒップ裾部 臀溝部にフィットして伸びることが少なく り、人が直立姿勢から椅子に座る姿勢や腰 曲げたり、屈む姿勢等に変えたりしたとき も、ヒップ裾部位が臀溝部に留まって停止 持されるため、ヒップ裾部位が伸びてずり がるのを防止でき、また足繰り部の他の部 の伸び作用により締め付けられるような圧 感もなく履き心地良くヒップ裾部のずり上 りを防止できる。また、伸びの少ないヒッ 裾部位がヒップアップ機能を発揮するので しいヒップ裾ラインを出すことができる。
 ヒップ裾部位の伸度が零であると、臀溝部 フィットし難く、履き心地を悪くするが、 繰り部の他の部位の伸度よりも小さくする 度であるので、臀溝部に確実にフィットし 履き心地も良くする。

 請求項1記載の衣料は、請求項2に記載の うに、前記足繰り部のヒップ裾部位の伸度 前記足繰り部のヒップ裾部位以外の他の部 の伸度よりも10%以上伸度を落としている。 れによれば、足繰り部のヒップ裾部位を臀 部に十分にフィットさせることができる。

 請求項1又は2記載の衣料は、請求項3に記 のように前記足繰り部のヒップ裾部位に伸 を抑えた生地を縫い付けるか、請求項4に記 載のように前記足繰り部のヒップ裾部位に伸 びを抑えた生地を使うか、請求項5に記載の うに前記足繰り部のヒップ裾部位に伸びを えた縫製を施すことができる。

 本発明によれば、足繰り部の臀溝部に対 するヒップ裾部位の伸度を足繰り部のヒッ 裾部位以外の他の部位の伸度よりも小さく るという簡単な手段で、ヒップ裾部のずり がりを防止でき、またヒップアップできて しいヒップ裾ラインを出すことができて有 である。

本発明の一実施例を示す衣料(ショーツ )の正面図である。 同衣料を着用状態で示す背面図である 他の実施例を示す衣料の正面図である ショーツを着用して椅子に座った姿勢 におけるずり上がり状態を示す側面図であ 。 本発明の更に他の実施例を示す衣料の 面図である。 本発明の更に又、他の実施例を示す衣 の背面図である。

符号の説明

 10,20,23 衣料
 11,21,24 衣料本体
 15 足繰り部
 18 ヒップ裾部位
 19 臀溝部

 図1は本発明の一実施例を示す衣料(ショ ツ)の正面図、図2は同衣料を着用状態で示す 背面図、図3は他の実施例を示す衣料の正面 、図4はショーツを着用して椅子に座った姿 時におけるずり上がり状態を示す側面図、 5は本発明の更に他の実施例を示す衣料の背 面図、図6は本発明の更に又、他の実施例を す衣料の背面図である。

 図1、図2において、本発明の一実施例を すショーツからなる衣料10の衣料本体11は、 腹部を覆う前身頃12と、臀部を覆う後身頃13 と、前身頃12の下端の内股前部と後身頃13の 端の内股後部とをつなぐ股布(クロッチ)14と 主要構成部材とする。衣料本体11は左右に 繰り部15を備えている。このショーツの足繰 り部15は足口16に相当する。前後身頃12,13、及 び股布14はストレッチ生地からなる。足繰り 15(足口16)には伸縮性を有するレース17ある はテープを縫い付けている。なお、図2のよ に、前身頃12と後身頃13との縫合線Lはヒッ の頂部Tを避けてその外側に迂回させてある

 足繰り部15は前足繰り部15aと後足繰り部15 bからなり、後足繰り部15bの臀溝部19(図2参照) に対応するヒップ裾部位18の伸度は足繰り部1 5のヒップ裾部位18以外の他の部位の伸度より も小さくしている。

 足繰り部15の臀溝部19に対応するヒップ裾 部位18の伸度Bは足繰り部15のヒップ裾部位18 外の他の部位の伸度Aよりも10%以上伸びを落 している。すなわち、足繰り部15の他の部 の伸度Aとヒップ裾部位18の伸度Bとの比率は A:B=100:90~0としている。但し、足繰り部15の の部位の伸度Aは1.5~5倍である。ヒップ裾部 18の伸度Bが足繰り部15のヒップ裾部位18以外 他の部位の伸度Aよりも10%未満ではヒップ裾 部位18が臀溝部19に十分にフィットしない。

 足繰り部15の臀溝部19に対応するヒップ裾 部位18の伸度Bを足繰り部15の他の部位の伸度A よりも10%以上伸びを落とす手段としては、伸 びを抑えるテープ状の生地を縫い付ける。そ のほかに、ヒップ裾部位18の生地に伸びを抑 た生地を使ったり、ヒップ裾部位18に伸び 抑えた縫製を施す。

 足繰り部15の全周に対するヒップ裾部位18の 長さMの具体例について説明する。
 股布(クロッチ)14の伸びがある場合、図1の うに、ヒップ裾部位18の長さMは足繰り部15の 全周の1/2~1/8である。例えば、足繰り部15の全 周が44cmである場合、ヒップ裾部位18の長さM 9cm(ヒップ裾部位18が全く伸びない場合)~15cm ある。
 股布(クロッチ)14の伸びが少ない場合、図3 ように、ヒップ裾部位18の長さMは足繰り部15 の全周の1/3~1/10である。例えば、足繰り部15 全周が44cmである場合、ヒップ裾部位18の長 Mは5~11cmである。

 上記のように縫製されたショーツ10は、 繰り部15の臀溝部19に対応するヒップ裾部位1 8の伸度を足繰り部15の他の部位の伸度よりも 小さくしているので、ヒップ裾部位18がヒッ の臀溝部19に深くフィットすることになり 椅子に座ったり、激しく腰を曲げるなどし 動いたりしても、ヒップ裾部位18が臀溝部19 留まって停止保持されるため、ヒップ裾部 18が伸びて図4のようにC位置からD位置へず 上がるのをよく防止できる。

 図5は本発明の他の実施例の衣料(ショーツ) 背面図である。この実施例のショーツ20で 、衣料本体21の足口22が男性のトランクスの うに水平なカットになっているものである この実施例においても、衣料本体21の足繰 部15の臀溝部に対応するヒップ裾部位18の伸 は足繰り部15のヒップ裾部位18以外の他の部 位の伸度よりも小さくしている。具体的には 、足繰り部15のヒップ裾部位18の伸度Bは足繰 部15の他の部位の伸度Aよりも10%以上伸びを としていることについては上記実施例の場 と全く同様である。
 この実施例のショーツにおいても、ヒップ 部位18および足口22のずり上がりをよく防止 できるという効果が得られる。

 図6は本発明の他の実施例の衣料(ロング ードル、パンティガードル)の背面図である この実施例の衣料23においても、衣料本体24 の足繰り部15の臀溝部に対応するヒップ裾部 18の伸度は足繰り部15のヒップ裾部位18以外 他の部位の伸度よりも小さくしている。具 的には、足繰り部15のヒップ裾部位18の伸度 Bは足繰り部15の他の部位の伸度Aよりも10%以 伸びを落としていることについては上記実 例の場合と全く同様であり、ヒップ裾部位18 及び足口25のずり上がりをよく防止できると う効果は上記実施例の場合と同様に得るこ ができる。

 本発明の対象とする衣料は、ショーツや ードルに限られず、その他に、例えば、水 やレオタードなどにも同様に適用でき、ま 男性用のブリーフにも同様に適用できる。