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Title:
SOLID STATE IMAGING DEVICE, DRIVE CONTROL METHOD, AND IMAGING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/041552
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to provide a solid state imaging device, a drive control method, and an imaging device which can modify only a pulse requiring modification when modifying the resolution of AD conversion by using a simple configuration. If the AD conversion resolution mode is a 9-bit mode, a decoder (102) operates only an H counter (104). If the AD conversion resolution mode is a 10-bit mode or a 12-bit mode, the decoder (102) stops the count operation of the H counter (104) and starts count of an idle counter (106) when the count value of the H counter (104) has become the start count value stored in a register (101). When the count value of the idle counter (106) has become the count value stored in the register (101), the decoder (102) resumes count of the H counter (104). The present invention may be applied to an image sensor using the column AD conversion method, for example.

Inventors:
INADA YOSHIAKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/067381
Publication Date:
April 02, 2009
Filing Date:
September 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SONY CORP (JP)
INADA YOSHIAKI (JP)
International Classes:
H04N5/335; H04N5/341; H04N5/374; H04N5/378
Foreign References:
JP2006033452A2006-02-02
JP2006128752A2006-05-18
JP2005323331A2005-11-17
JP2005278135A2005-10-06
Other References:
See also references of EP 2088771A4
Attorney, Agent or Firm:
INAMOTO, Yoshio (11-18 Nishi-Shinjuku 7-chome, Shinjuku-k, Tokyo 23, JP)
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Claims:
 画素から出力される画素信号と参照電圧とを比較する比較時間を変更することにより複数のAD変換分解能を切替える固体撮像装置において、
 前記比較時間をカウントするための第1のカウンタと、
 前記第1のカウンタがカウントを停止している時間をカウントする第2のカウンタと、
 前記複数のAD変換分解能のうちの最も分解能の低い第1の分解能と、それ以外の第2の分解能との比較時間の差を表すカウント数と、そのカウント数分のカウントを開始する前記第1のカウンタのカウント値である開始カウント値を記憶する記憶手段と、
 設定されたAD変換分解能が前記第2の分解能で、前記第1のカウンタのカウント値が前記開始カウント値となったときに、前記第1のカウンタによるカウントを停止させるとともに、前記第2のカウンタによるカウントを開始させ、前記第2のカウンタのカウント値が前記カウント数となったときに前記第1のカウンタによるカウントを再開させるカウンタ制御手段と
 を備える固体撮像装置。
 画素から出力される画素信号と参照電圧とを比較する比較時間をカウントするための第1のカウンタと、前記第1のカウンタがカウントを停止している時間をカウントする第2のカウンタと、複数のAD変換分解能のうちの最も分解能の低い第1の分解能と、それ以外の第2の分解能との比較時間の差を表すカウント数と、そのカウント数分のカウントを開始する前記第1のカウンタのカウント値である開始カウント値を記憶する記憶手段とを備え、前記比較時間を変更することにより前記複数のAD変換分解能を切替える固体撮像装置の駆動制御方法において、
 設定されたAD変換分解能が前記第2の分解能で、前記第1のカウンタのカウント値が前記開始カウント値となったときに、前記第1のカウンタによるカウントを停止させるとともに、前記第2のカウンタによるカウントを開始させ、前記第2のカウンタのカウント値が前記カウント数となったときに前記第1のカウンタによるカウントを再開させる
 ステップを含む駆動制御方法。
 画素から出力される画素信号と参照電圧とを比較する比較時間を変更することにより複数のAD変換分解能を切替える固体撮像装置により画像を撮像する撮像装置であって、
 前記固体撮像装置が、
  前記比較時間をカウントするための第1のカウンタと、
  前記第1のカウンタがカウントを停止している時間をカウントする第2のカウンタと、
  前記複数のAD変換分解能のうちの最も分解能の低い第1の分解能と、それ以外の第2の分解能との比較時間の差を表すカウント数と、そのカウント数分のカウントを開始する前記第1のカウンタのカウント値である開始カウント値を記憶する記憶手段と、
  設定されたAD変換分解能が前記第2の分解能で、前記第1のカウンタのカウント値が前記開始カウント値となったときに、前記第1のカウンタによるカウントを停止させるとともに、前記第2のカウンタによるカウントを開始させ、前記第2のカウンタのカウント値が前記カウント数となったときに前記第1のカウンタによるカウントを再開させるカウンタ制御手段と
 を備える撮像装置。
Description:
固体撮像装置、駆動制御方法、 よび撮像装置

 本発明は、固体撮像装置、駆動制御方法 および撮像装置に関し、特に、AD変換の分 能を変更する際に、変更が必要なパルスの の変更を、より簡単な構成で行うことがで るようにする固体撮像装置、駆動制御方法 および撮像装置に関する。

 固体撮像装置として、画素を行列状に2次 元配置し、列ごとにAD変換部(ADC(Analog-Digital C onverter)を配置させた列並列AD変換方式(以下、 カラムAD変換方式という)搭載のCMOS(Complementary  Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが提案 されている。

 また近年では、より高速撮像に適したよ に改良されたカラムAD変換方式搭載のCMOSイ ージセンサも提案されており、例えば、特 文献1では、アップダウンカウンタを用いる ことにより、回路規模を大きくすることなく 高フレームレート化および高分解能を達成し たカラムAD変換方式搭載のCMOSイメージセンサ が提案されている。

 ところで、最近のデジタルスチルカメラ( 撮像装置)は静止画を撮像する静止画モード 動画を撮像する動画モードを備えるのが一 的となってきている。そして、カラムAD変換 方式のCMOSイメージセンサでは、静止画モー では12ビット、動画モードでは10ビット、高 動画モードでは9ビットというように、モー ドによってAD変換の分解能を切替えて処理を うことが多い。

 ここで、AD変換の分解能には、横軸を時 、縦軸を電圧値または電流値とした場合の 軸の「時間分解能」と縦軸の「電圧または 流分解能」とがあるが、本明細書においてAD 変換の分解能または単に分解能とは「時間分 解能」のことを意味するものとする。いまCMO Sイメージセンサが駆動可能な最小のHクロッ で動作しているとすると、AD変換の分解能 上げるということはAD変換にかける時間(Hク ックのカウント数)を増加させることを意味 し、AD変換の時間に応じて1カウント当りの電 圧値または電流値、即ち縦軸の分解能も上が る。

 従って、カラムAD変換方式のCMOSイメージ ンサでは、モード変化に伴いAD変換の分解 を切替える際に、画素から出力される画素 号と参照電圧とを比較する比較時間を増減 せる必要があり、CMOSイメージセンサのシス ム制御装置(以下、SCU(Signal Control Unit)とい )が、比較時間を制御するパルスタイミング を制御することで、比較時間の増減が実現さ れている。具体的には、SCUは、比較時間を制 御するパルスの長さを決定しているレジスタ を、各モードに応じて変更することにより、 比較時間を増減させている。

 従来、比較時間を制御するパルスの長さ 決定しているレジスタを変更する制御とし は、1)分解能に応じて全てのパルスタイミ グのレジスタを一律に変更する方式、2)分解 能に応じて変更が必要なレジスタを選択的に 変更する方式のいずれかが採用されていた。

 例えば、分解能を10ビットから12ビットに 変更する場合を例に説明すると、1)のレジス を一律に変更する方式は、全てのパルスタ ミングのレジスタを、10ビットの設定がな れている現在の値の4倍に変更する方式であ 、分解能ごとのレジスタを持つ必要がない いうメリットがある。

特開2005-278135号公報

 しかしながら、1)の方式は、CDS(Correlated D ouble Sampling:相関2重サンプリング)処理におけ る各画素のばらつき成分であるリセット成分 を測定するP相(Reset Phase)期間とデータ成分を 測定するD相(Data Phase)期間の間隔も必要以上 延び、ひいてはCDS処理時間が延びることに る。CDS処理時間が延びると、図1に示すよう に、実質的にHPF(High Pass Filter)の帯域が広が ことになるため、熱雑音などの白色ノイズ AD変換時に混入し、AD変換後に通過するノイ ズの帯域が増えてしまい、S/Nを劣化させると いう問題がある。

 また、1)の方式では、レジスタを一律に 更することから、本来延ばしたくないその のパルス、例えば、リセットパルス、リー パルス、アドレスパルス、シャッタパルス ランプ信号制御パルス、カラム内制御パル なども連動して動いてしまうという問題も る。

 一方、2)の方式では、分解能が変更する びに関係する全てのレジスタを演算する必 があるので、SCU内のゲート数が増え、回路 模が増大してしまうという問題がある。

 本発明は、このような状況に鑑みてなさ たものであり、AD変換の分解能を変更する に、変更が必要なパルスのみの変更を、よ 簡単な構成で行うことができるようにする のである。

 本発明の第1の側面の固体撮像装置は、画 素から出力される画素信号と参照電圧とを比 較する比較時間を変更することにより複数の AD変換分解能を切替える固体撮像装置におい 、前記比較時間をカウントするための第1の カウンタと、前記第1のカウンタがカウント 停止している時間をカウントする第2のカウ タと、前記複数のAD変換分解能のうちの最 分解能の低い第1の分解能と、それ以外の第2 の分解能との比較時間の差を表すカウント数 と、そのカウント数分のカウントを開始する 前記第1のカウンタのカウント値である開始 ウント値を記憶する記憶手段と、設定され AD変換分解能が前記第2の分解能で、前記第1 カウンタのカウント値が前記開始カウント となったときに、前記第1のカウンタによる カウントを停止させるとともに、前記第2の ウンタによるカウントを開始させ、前記第2 カウンタのカウント値が前記カウント数と ったときに前記第1のカウンタによるカウン トを再開させるカウンタ制御手段とを備える 。

 本発明の第1の側面の駆動制御方法は、画 素から出力される画素信号と参照電圧とを比 較する比較時間をカウントするための第1の ウンタと、前記第1のカウンタがカウントを 止している時間をカウントする第2のカウン タと、複数のAD変換分解能のうちの最も分解 の低い第1の分解能と、それ以外の第2の分 能との比較時間の差を表すカウント数と、 のカウント数分のカウントを開始する前記 1のカウンタのカウント値である開始カウン 値を記憶する記憶手段とを備え、前記比較 間を変更することにより前記複数のAD変換 解能を切替える固体撮像装置の駆動制御方 において、設定されたAD変換分解能が前記第 2の分解能で、前記第1のカウンタのカウント が前記開始カウント値となったときに、前 第1のカウンタによるカウントを停止させる とともに、前記第2のカウンタによるカウン を開始させ、前記第2のカウンタのカウント が前記カウント数となったときに前記第1の カウンタによるカウントを再開させるステッ プを含む。

 本発明の第1の側面においては、設定され たAD変換分解能が第1の分解能以外の第2の分 能で、第1のカウンタのカウント値が記憶手 に記憶された開始カウント値となったとき 、第1のカウンタによるカウントが停止され るとともに、第2のカウンタによるカウント 開始され、第2のカウンタのカウント値が記 手段に記憶されたカウント数となったとき 第1のカウンタによるカウントが再開される 。

 本発明の第2の側面の撮像装置は、画素か ら出力される画素信号と参照電圧とを比較す る比較時間を変更することにより複数のAD変 分解能を切替える固体撮像装置により画像 撮像する撮像装置であって、前記固体撮像 置が、前記比較時間をカウントするための 1のカウンタと、前記第1のカウンタがカウ トを停止している時間をカウントする第2の ウンタと、前記複数のAD変換分解能のうち 最も分解能の低い第1の分解能と、それ以外 第2の分解能との比較時間の差を表すカウン ト数と、そのカウント数分のカウントを開始 する前記第1のカウンタのカウント値である 始カウント値を記憶する記憶手段と、設定 れたAD変換分解能が前記第2の分解能で、前 第1のカウンタのカウント値が前記開始カウ ト値となったときに、前記第1のカウンタに よるカウントを停止させるとともに、前記第 2のカウンタによるカウントを開始させ、前 第2のカウンタのカウント値が前記カウント となったときに前記第1のカウンタによるカ ウントを再開させるカウンタ制御手段とを備 える。

 本発明の第2の側面においては、撮像装置 が有する固体撮像装置において、設定された AD変換分解能が第1の分解能以外の第2の分解 で、第1のカウンタのカウント値が記憶手段 記憶された開始カウント値となったときに 第1のカウンタによるカウントが停止される とともに、第2のカウンタによるカウントが 始され、第2のカウンタのカウント値が記憶 段に記憶されたカウント数となったときに 1のカウンタによるカウントが再開される。

 本発明の第1および第2の側面によれば、AD 変換の分解能を変更する際に、変更が必要な パルスのみの変更を、より簡単な構成で行う ことができる。

従来の方式による問題を説明する図で る。 本発明を適用した固体撮像装置の一実 の形態の構成例を示すブロック図である。 ロジック制御回路の機能的構成例を示 ブロック図である。 ステータスの状態遷移図である。 ステータス遷移に関するレジスタのデ タの例を示す図である。 9ビットモード時の動作について説明す る図である。 10ビットモード時の動作について説明 る図である。 モード変更処理について説明するフロ チャートである。 モード変更の概念を示した図である。 本発明を適用したデジタルカメラの一 実施の形態の構成例を示すブロック図である 。

符号の説明

 30 イメージセンサ, 31 ロジック制御回 , 101 レジスタ, 102 デコーダ, 103 AND回路, 104 Hカウンタ, 105 AND回路, 106 アイドルカ ンタ, 150 デジタルカメラ, 152 イメージセ ンサ部152

 以下、図を参照して、本発明の実施の形 について説明する。

 図2は、本発明を適用した固体撮像装置( メージセンサ)の一実施の形態の構成例を示 ている。

 図2のイメージセンサ30は、カラムAD変換 式を採用したX-Yアドレス型固体撮像装置(CMOS イメージセンサ)であり、ロジック制御回路(S CU)31、PLL(Phase Locked Loop)回路32、垂直走査回 33、ピクセルアレイ34、参照電圧供給回路35 カラムADC(Analog to Digital Converter)36、タイミ グ制御回路/通信IF(Interface)37、および水平走 査回路38により構成されている。

 ロジック制御回路31は、イメージセンサ30 の各部を制御し、イメージセンサ30に入力さ るメインCLK(Clock)に基づく各種のタイミング 信号および制御信号を、PLL回路32、垂直走査 路33などに供給する。

 例えば、ロジック制御回路31は、メインCL Kに基づいてHクロック信号を生成し、垂直走 回路33に供給する。Hクロック信号は、ピク ルアレイ34の行例状に2次元配置された各画 41の1行に並ぶ画素列を走査する時間(1水平 査時間)を制御するためのクロック信号であ 。

 PLL回路32は、ロジック制御回路31の制御の 下、入力されるメインCLKを所定の分周比で分 周し、分周後のタイミング信号を参照電圧供 給回路35およびタイミング制御回路/通信IF37 どに供給する。

 垂直走査回路33は、垂直方向デコーダ39お よび垂直方向駆動回路40を備え、ロジック制 回路31からのタイミング信号に基づき、ピ セルアレイ34の垂直方向に並ぶ画素41を、順 、所定のタイミングで制御し、画素信号を 力させる。

 垂直方向デコーダ39は、例えば、ピクセ アレイ34の各画素41から、所定の行の画素41 間引いて、残りの行の画素41から画素信号を 出力させるときの、画素信号を出力させる行 を選択する制御を垂直方向駆動回路40に対し 行う。

 垂直方向駆動回路40は、ピクセルアレイ34 の画素41を駆動させる制御信号、即ち、後述 る選択トランジスタをオンオフする選択信 、リセットトランジスタをオンオフするリ ット信号、および転送トランジスタをオン フする転送信号などを、ピクセルアレイ34 各画素41に供給する。

 ピクセルアレイ34は、横×縦の個数がm×n個 ある画素41 11 乃至41 mn 、n本の行制御線42 1 乃至42 n 、およびm本の垂直信号線43 1 乃至43 m から構成される。画素41 11 乃至41 mn は、行制御線42 1 乃至42 n を介して垂直走査回路33に接続され、垂直信 線43 1 乃至43 m を介してカラムADC36に接続されている。なお 本明細書において、ピクセルアレイ34内の 行または各列を特別区別する必要がない場 は、下付きの数字を省略して説明する。

 画素41 11 乃至41 mn は、例えば、ベイヤ配列に従って、3色の光(R (RED),G(GREEN),B(BLUE))を受光するように配置され おり、垂直走査回路33から行制御線42 1 乃至42 n を介して供給される制御信号に従って、垂直 信号線43 1 乃至43 m に画素信号を出力する。

 画素41としては、図示を省略するが、光 変換素子(例えば、フォトダイオード)、光電 変換素子で得られた電荷をFD(フローティング ディフュージョン)部に転送する転送トラン スタ、FD部の電位をリセットするリセットト ランジスタ、およびFD部の電位に応じた画素 号を出力する増幅トランジスタを有する3ト ランジスタ構成のものや、さらに画素選択を 行うための選択トランジスタが設けられてい る4トランジスタ構成のものなどを用いるこ ができる。

 参照電圧供給回路35は、DAC(Digital to Analog  Converter)35Aを有し、時間が経過するにつれて レベルが傾斜状に変化する、いわゆるランプ (RAMP)波形の信号であるランプ信号をカラムADC 36に供給する。

 カラムADC36は、電圧比較部45、A/D変換部46 および感度増幅部47から構成される。

 電圧比較部45は、m個の比較器48 1 乃至48 m を有し、比較器48 1 乃至48 m には、垂直信号線43 1 乃至43 m を介して、画素41 11 乃至41 mn から画素信号がそれぞれ供給されるとともに 、参照電圧供給回路35からランプ信号が供給 れる。

 比較器48 1 乃至48 m は、垂直信号線43 1 乃至43 m を介して供給される画素信号と、参照電圧供 給回路35からのランプ信号を比較し、その比 結果を表す比較結果信号を、A/D変換部46に 給する。

 即ち、比較器48 1 は、垂直信号線43 1 を介して、1列目の画素41 11 乃至41 1n から順次供給される画素信号と、参照電圧供 給回路35から供給されるランプ信号とを比較 、その比較した結果得られる比較結果信号 、A/D変換部46のA/D変換器49 1 に供給する。比較器48 2 は、比較器48 1 と同様に、垂直信号線43 2 を介して供給される画素信号とランプ信号と を比較した結果得られる比較結果信号を、A/D 変換部46のA/D変換器49 2 に供給する。以下、同様に、比較器48 m は、垂直信号線43 m を介して供給される画素信号とランプ信号と を比較した結果得られる比較結果信号を、A/D 変換部46のA/D変換器49 m に供給する。

 A/D変換部46は、m個のA/D変換器49 1 乃至49 m を有しており、A/D変換器49 1 乃至49 m には、比較結果信号が、電圧比較部45の比較 48 1 乃至48 m からそれぞれ供給される。

 A/D変換器49 1 乃至49 m は、1個のラッチ(Latch)と13個のTFF(Toggle Flip-Flo p)とにより、それぞれ構成されており、13ビ トまでの画素データを出力することが可能 ある。

 即ち、A/D変換器49 1 乃至49 m には、比較器48 1 乃至48 m から比較結果信号が供給されるとともに、タ イミング制御回路/通信IF37から所定のタイミ グ信号が供給される。そして、A/D変換器49 1 乃至49 m は、タイミング制御回路/通信IF37からのタイ ング信号に基づいて、比較器48 1 乃至48 m から供給される比較結果信号をカウントする ことで、ピクセルアレイ34の画素41 11 乃至41 mn が出力するアナログの画素信号をA/D変換し、 その結果得られる画素データを出力する。

 感度増幅部47は、13個の増幅器(amp)を有し おり、A/D変換部46から出力される信号をバ ファリングして、タイミング制御回路/通信I F37に供給する。

 タイミング制御回路/通信IF37は、PLL回路32 からのタイミング信号に基づく所定のタイミ ング信号を参照電圧供給回路35のDAC35Aおよび 平走査回路38に供給する。また、タイミン 制御回路/通信IF37は、カラムADC36から供給さ るデジタルの画素データをLVDS(Low Voltage Dif ferential Signaling)等の所定の方式で後段の信号 処理回路に出力する。

 水平走査回路38は、水平方向デコーダ51およ び水平方向駆動回路52を備え、タイミング制 回路/通信IF37からのタイミング信号に従っ 、カラムADC36の水平方向に並ぶ複数のA/D変換 器49 1 乃至49 m を、順次選択し、画素データを出力させる。 水平方向デコーダ51は、所定の列の画素41を 引いて、残りの列の画素41からの画素データ を出力させるときの、画素データを出力させ る列を選択する制御を水平方向駆動回路52に して行う。水平方向駆動回路52は、所定の を駆動させる制御信号を生成する。

 以上のように構成されるイメージセンサ3 0は、9ビットの分解能で画素データを出力す 9ビットモード、10ビットの分解能で画素デ タを出力する10ビットモード、および12ビッ トの分解能で画素データを出力する12ビット ードの3つのモードを有しており、外部から の制御信号に応じて3つのモードを切替え、9 ット、10ビット、または12ビットのいずれか で画素データを出力することができる。

 例えば、図2のイメージセンサ30を搭載し デジタルカメラ150(図10)では、15フレーム/秒 の全画素読み出しにより静止画を撮像する場 合には12ビットモード、60フレーム/秒で動画 撮像する場合には10ビットモード、調光を ニタリングする場合には9ビットモードなど いうように、各モードが適宜設定される。

 図3は、AD変換の分解能の切替えに関する ジック制御回路31の機能的構成例を示して る。

 ロジック制御回路31は、レジスタ101、デ ーダ102、AND回路103、Hカウンタ104、AND回路105 およびアイドルカウンタ106により構成され 。

 レジスタ101は、ロジック制御回路31が出 する各パルスの立ち上がりおよび立ち下り タイミングに対応するHカウント値(Hカウン 104のカウント値)を保持する。

 デコーダ102は、Hカウンタ104のカウント値 を監視し、レジスタ101に保持されている立ち 上がりおよび立ち下りのHカウント値で、立 上がりおよび立ち下りとなるように各種の ルスを発生させ、垂直走査回路33およびその 他の回路に供給する。

 ここで、デコーダ102が出力し、AD変換に わるパルスとしては、各画素41のリセットト ランジスタを制御するリセットパルス(RST)、 送トランジスタを制御する転送パルス(TR)、 CDS処理(Correlated Double Sampling:相関2重サンプ ング)における各画素のばらつき成分である セット成分を測定するP相(Reset Phase)期間を 御するP相ADイネーブルパルス、および、デ タ成分を測定するD相(Data Phase)期間を制御 るD相ADイネーブルパルスがある。各パルス 詳細については、図6を参照して後述する。

 また、図4に示すように、Hカウンタ104が 作し(カウントし)、アイドルカウンタ106が動 作しない(リセット状態のまま)状態をステー ス1として、Hカウンタ104がホールド(停止)し 、アイドルカウンタ106が動作する状態をステ ータス2とすると、デコーダ102は、AD変換の分 解能のモードが9ビットモード、10ビットモー ド、または12ビットモードのいずれであるか 応じて、ステータス1とステータス2を適宜 替える。なお、AD変換の分解能のモードが、 9ビットモード、10ビットモード、または12ビ トモードのいずれであるかは、外部からの 御信号により認識することができる。

 具体的には、デコーダ102は、AD変換の分 能のモードが9ビットモードである場合には ステータス1のみを継続させ、ステータス2 は遷移させないが、AD変換の分解能のモード が10ビットモードまたは12ビットモードであ 場合には、Hカウンタ104のカウント値が所定 カウント値となった時点で、デコーダ102は ステータスをステータス1からステータス2 遷移させる。

 Hカウンタ104のカウント値がいくつになっ た時点でステータスをステータス2に遷移さ るかについては、図5に示すように、レジス 101に記憶されている。

 図5は、ステータス遷移に関するレジスタ 101のデータの例を示している。

 レジスタ101には、上述したように、AD変 の分解能のモードが10ビットモードまたは12 ットモードである場合に、Hカウンタ104のカ ウント値がいくつになった時点で、ステータ スをステータス2に遷移させるか、すなわち Hカウンタ104を停止させ、アイドルカウンタ1 06を動作させるかを表すHカウンタ104のカウン ト値(以下、適宜、アイドル開始カウント値 も称する)と、アイドルカウンタ106がいくつ ウントしたときにステータスをステータス1 に戻すか、すなわち、Hカウンタ104を再開さ るかを表すカウント数が、10ビットモードと 12ビットモードのそれぞれについて記憶され いる。

 図5のデータ例は、AD変換の分解能のモー が10ビットモードである場合には、Hカウン 値が756および1556となったときにHカウンタ10 4を停止させ、アイドルカウンタ106が512まで ウントしたときにHカウンタ104を再開させる と、および、AD変換の分解能のモードが12ビ ットモードである場合には、Hカウント値が75 6および1556となったときにHカウンタ104を停止 させ、アイドルカウンタ106が3584までカウン したときにHカウンタ104を再開させることを している。

 詳細は図7を参照して後述するが、Hカウ ト値の756は、AD変換部46がダウンカウントす P相期間内であり、Hカウント値の1556は、AD 換部46がアップカウントするD相期間内であ 。

 なお、図5の例では、10ビットモードと12 ットモードのアイドル開始カウント値が同 の値となっているが、必ずしも同一である 要はない。また、図5のように、10ビットモ ドと12ビットモードのアイドル開始カウント 値が同一である場合には、1つのデータを共 に参照することもできる。

 図3に戻り、デコーダ102は、ステータスを ステータス1とする場合、すなわち、Hカウン 104を動作させる場合には、Hカウンタ104をホ ールドさせないホールドオフ信号をAND回路103 に供給するともに、アイドルカウンタ106をホ ールドさせるホールドオン信号をアイドルカ ウンタ106に供給する。

 一方、ステータスをステータス2とする場 合、デコーダ102は、Hカウンタ104をホールド せるホールドオン信号をAND回路103に供給す とともに、アイドルカウンタ106を動作させ ホールドオフ信号をアイドルカウンタ106に 給する。Hカウンタ104およびアイドルカウン 106のカウント値はデコーダ102に供給される

 AND回路103には、ロジック制御回路31内で 成されたHクロック信号が入力されるととも 、デコーダ102からホールドオン信号または ールドオフ信号が入力される。AND回路103は デコーダ102からホールドオフ信号が供給さ ている場合には、入力されるHクロック信号 をそのままHカウンタ104に供給する。一方、 コーダ102からホールドオン信号が供給され いる場合には、AND回路103は、Hクロック信号 Hカウンタ104に供給しない。

 Hカウンタ104(第1のカウンタ)は、AND回路103 から供給されるHクロックに基づいてカウン する。ステータスがステータス2のときには HクロックがAND回路103から供給されないので 、Hカウンタ104はアイドル状態となり、カウ ト値は保持される。

 AND回路105は、AND回路103と同様に、デコー 102からホールドオフ信号が供給されている 合には、入力されるHクロック信号をそのま まアイドルカウンタ106に供給し、デコーダ102 からホールドオン信号が供給されている場合 には、Hクロック信号をアイドルカウンタ106 供給しない。

 アイドルカウンタ106(第2のカウンタ)は、A ND回路105から供給されるHクロックに基づいて カウントする。アイドルカウンタ106は、Hク ックの供給が一旦終了した時点でリセット れる。従って、次にHクロックがAND回路105か 供給された場合には、1からカウントが開始 される。

 次に、図6を参照して、9ビットモード時 動作について説明する。

 上述したように、AD変換の分解能のモー が9ビットモードである場合には、ステータ は、ステータス1のみとされ、ステータス2 は遷移しない。図6では、カウントが行われ いる期間を斜線で示しており(後述する図7 同様)、Hカウンタ104は、全期間においてカウ ントを停止することなく行っている。

 リセットパルス(RST)、転送パルス(TR)等の各 のパルスは、レジスタ101に記憶されている 定のカウント値となった時点で出力される うに制御される。例えば、リセットパルス( RST)は、Hカウンタ104のHカウント値が300となる 時刻t 1 において立ち上がり、400となる時刻t 2 において立ち下がるように出力される。転送 パルス(TR)は、Hカウンタ104のHカウント値が110 0となる時刻t 5 において立ち上がり、1200となる時刻t 7 において立ち下がるように出力される。P相AD イネーブルパルスは、Hカウンタ104のHカウン 値が500となる時刻t 3 において立ち上がり、1012となる時刻t 4 において立ち下がるように出力される。D相AD イネーブルパルスは、Hカウンタ104のHカウン 値が1300となる時刻t 6 において立ち上がり、1812となる時刻t 7 において立ち下がるように出力される。なお 、これらのパルスの立ち上がりおよび立ち下 がりのHカウント値はあくまで一例であり、 6に示される値に限定されるわけではない。

 リセットパルスがHi(High)になると、画素41 には、リセットトランジスタをオンするリセ ット信号が供給され、垂直信号線43に流れる 素信号の電圧がリセットレベルまで引き上 られる。その後、P相ADイネーブルパルスがH iとなっているP相ADイネーブル期間において リセット成分△Vに応じた画素信号とランプ 号とが比較器48で比較され、画素信号とラ プ信号の電圧が同レベルとなるまでのカウ トがリセット成分△VとしてA/D変換器49によ カウントされる。

 また、画素41の転送トランジスタがオン た後、D相ADイネーブルパルスがHiとなってい るD相ADイネーブル期間において、(信号成分Vs ig+リセット成分△V)に応じた画素信号とラン 信号とが比較器48で比較され、画素信号と ンプ信号の電圧が同レベルとなるまでのカ ントが(信号成分Vsig+リセット成分△V)として A/D変換器49によりカウントされる。

 P相ADイネーブル期間はダウンカウントと り、D相ADイネーブル期間はアップカウント なるので、P相ADイネーブル期間とD相ADイネ ブル期間を合わせて、(信号成分Vsig+リセッ 成分△V)-(リセット成分△V)により、信号成 Vsigのみを出力することができ、CDS処理を実 現している。

 このP相ADイネーブル期間とD相ADイネーブ 期間のそれぞれが、画素信号とランプ信号( 参照電圧)とを比較する比較時間に相当し、9 ットモードでは、9ビットに対応して512クロ ック分の期間となる。

 次に、図7を参照して、10ビットモード時 動作について説明する。

 図5を参照して説明したレジスタ101のデー タによれば、10ビットモードでは、Hカウント 値が756および1556となったときにHカウンタ104 停止させ、アイドルカウンタ106が512までカ ントしたときにHカウンタ104を再開させるこ ととなっている。 

 従って、デコーダ102は、Hカウンタ104のカウ ント値が756になった時刻t 15 において、ステータスをステータス1からス ータス2に遷移させる。すなわち、デコーダ1 02は、時刻t 15 において、Hカウンタ104を停止させ、アイド カウンタ106によるカウントを開始させてい 。そして、デコーダ102は、アイドルカウン 106のカウント値がレジスタ101に記憶されて た10ビットモード時のカウント数である512と なった時刻t 16 において、ステータスをステータス2からス ータス1に遷移させる。すなわち、デコーダ1 02は、Hカウンタ104を再開させる。

 同様に、デコーダ102は、Hカウンタ104のカウ ント値が1556になった時刻t 22 において、ステータスをステータス1からス ータス2に遷移させる。すなわち、デコーダ1 02は、時刻t 22 において、Hカウンタ104を停止させ、アイド カウンタ106によるカウントを開始させてい 。そして、デコーダ102は、アイドルカウン 106のカウント値が512となった時刻t 23 において、ステータスをステータス2からス ータス1に遷移させる。すなわち、デコーダ1 02は、Hカウンタ104を再開させる。

 アイドルカウンタ106がカウントを行って るステータス2においては、Hカウンタ104の ウント値は変化しないので、リセットパル 、転送パルス、P相ADイネーブルパルス、お びD相ADイネーブルパルスは、いずれもステ タス2に遷移する直前のステータス1の状態を 保持している。

 P相ADイネーブル期間およびD相ADイネーブ 期間それぞれは、アイドルカウンタ106のカ ント数に対応する512クロック分の期間だけ 入(拡張)されたことになり、10ビットモード に対応する1024クロック分の期間となる。し がって、10ビットのAD変換が可能となる。な 、このとき、リセットパルス、転送パルス P相ADイネーブルパルス、およびD相ADイネー ルパルスの立ち上がりおよび立ち下がりを 定するレジスタを変更する必要はなく、P相 期間とD相期間の間隔も9ビットモードと変わ ない。

 次に、図8を参照して、ロジック制御回路 31によるモード変更処理について説明する。 8は、モード変更処理のフローチャートであ る。

 初めに、ステップS1において、デコーダ10 2は、現在のモードが10ビットモードかまたは 12ビットモードであるかを判定する。ステッ S1では、現在のモードが10ビットモードかま たは12ビットモードであると判定されるまで 理が繰り返され、現在のモードが10ビット ードかまたは12ビットモードであると判定さ れた場合、処理はステップS2に進む。

 ステップS2において、デコーダ102は、現 のモードに対応するHカウント値(アイドル開 始カウント値)とカウント数を、レジスタ101 ら取得する。

 ステップS3において、デコーダ102は、Hカ ンタ104を監視し、Hカウント値が、レジスタ 101から取得したダウンカウント時のHカウン 値(アイドル開始カウント値)となったかを判 定する。ステップS3では、Hカウンタ104のHカ ント値がダウンカウント時のHカウント値と るまでデコーダ102は待機する(監視が継続さ れる)。

 ステップS3で、Hカウンタ104のHカウント値 がダウンカウント時のHカウント値となった 判定された場合、ステップS4およびS5におい 、デコーダ102は、ステータスをステータス2 に遷移させる。すなわち、ステップS4におい 、デコーダ102は、Hカウンタ104をホールドさ せるホールドオン信号をAND回路103に供給する ことにより、Hカウンタ104によるカウントを 止させ、ステップS5において、アイドルカウ ンタ106を動作させるホールドオフ信号をアイ ドルカウンタ106に供給することにより、アイ ドルカウンタ106によるカウントを開始させる 。

 ステップS6では、アイドルカウンタ106の ウント値が所定のカウント数となったか、 なわち、アイドルカウンタ106のカウント値 レジスタ101から取得したカウント数となっ かがデコーダ102により判定される。アイド カウンタ106のカウント値が所定のカウント となったと判定されるまで、ステップS6の処 理が繰り返される。

 ステップS6で、アイドルカウンタ106のカ ント値が所定のカウント数となったと判定 れた場合、処理はステップS7に進み、デコー ダ102は、ステータスをステータス1に遷移さ る。すなわち、デコーダ102は、Hカウンタ104 ホールドさせないホールドオフ信号をAND回 103に供給することにより、Hカウンタ104によ るカウントを再開させ、アイドルカウンタ106 をホールドさせるホールドオン信号をアイド ルカウンタ106に供給することにより、アイド ルカウンタ106によるカウントをリセットおよ び停止させる。

 ステップS8において、デコーダ102は、Hカ ンタ104を監視し、Hカウント値が取得したア ップカウント時のHカウント値(アイドル開始 ウント値)となったかを判定する。ステップ S8では、Hカウンタ104のHカウント値が、レジ タ101から取得したアップカウント時のHカウ ト値となるまでデコーダ102は待機する(監視 が継続される)。

 ステップS8で、Hカウンタ104のHカウント値 がアップカウント時のHカウント値となった 判定された場合、ステップS9およびS10におい て、デコーダ102は、ステータスをステータス 2に遷移させる。この処理はステップS4および S5の処理と同様である。

 ステップS11では、アイドルカウンタ106の ウント値が所定のカウント数となったか、 なわち、アイドルカウンタ106のカウント値 レジスタ101から取得したカウント数となっ かがデコーダ102により判定される。アイド カウンタ106のカウント値が所定のカウント となったと判定されるまで、ステップS11の 理が繰り返される。

 そして、ステップS11で、アイドルカウン 106のカウント値が所定のカウント数となっ と判定された場合、ステップS12において、 コーダ102は、ステップS7と同様に、ステー スをステータス1に遷移させて、処理を終了 る。

 図9は、本実施の形態におけるモード変更 の概念を示した図である。

 P相ADイネーブル期間またはD相ADイネーブ 期間において、ステータス1のみの状態が継 続し、ステータス2に遷移することがなけれ 、イメージセンサ30は9ビットモードとして 作することになる。一方、P相ADイネーブル 間およびD相ADイネーブル期間の所定のタイ ングで、ステータスがステータス2に遷移し Hカウンタ104がアイドルになるアイドル期間 が挿入されることで、10ビットモードまたは1 2ビットモードが実現される。

 したがって、ロジック制御回路31による ード変更処理によれば、モード変更に際し インターバル期間が必要ないので高速性を なうことがないという利点がある。

 なお、図7に示した例では、P相ADイネーブ ル期間およびD相ADイネーブル期間の真ん中の 時刻(Hカウンタ値)でステータスがステータス 2に遷移する例について説明したが、P相ADイ ーブル期間およびD相ADイネーブル期間内の のタイミングでステータス2に遷移してもよ 。すなわち、ステータス2の期間が、全体と して、10ビットモードでは512クロック分、12 ットモードでは3584クロック分あればよい。

 図9は、ステータス2の期間がP相ADイネー ル期間またはD相ADイネーブル期間の最後に 入されている例と、ステータス2の期間が複 に分割される形で挿入されている例を示し いる。したがって、ロジック制御回路31に るモード変更処理によれば、ステータス2の 間をレジスタ101に記憶させる値で自由に設 でき、パルスのセトリングなども調整でき 。

 以上のように、図2のイメージセンサ30の ジック制御回路31によれば、アイドルカウ タ106を設け、レジスタ101にアイドル開始カ ント値とカウント数を記憶させることで、 ットモードの変更によって変更することが 要なP相ADイネーブルパルスとD相ADイネーブ パルスのみを変更することができる。すな ち、AD変換の分解能を変更する際に、変更が 必要なパルスのみの変更を、より簡単な構成 で行うことができる。また、P相ADイネーブル 期間とD相ADイネーブル期間の間隔が長くなる ことがないため、各モードにおいてHPFの帯域 を無駄に広げることがない。換言すれば、AD 換後に通過するノイズの帯域を狭くするこ ができ、S/Nの劣化を防止することができる

 また、従来の1)の方式のようにレジスタ 一律に変更する場合には、すべてのパルス レジスタをモード変更時に書き換える必要 あったが、本モード変更処理では、図5に示 たステータス遷移に関するデータを記憶す 必要はあるものの、従来の2)の方式と比べ と、レジスタおよびゲート数はさほど増加 ない。したがって、SCUの回路面積も削減す ことができる。

 図10は、図2のイメージセンサを採用した ジタルカメラ(撮像装置)150の構成例を示す ロック図である。なお、デジタルカメラ150 、デジタルスチルカメラまたはデジタルビ オカメラのいずれでもよい。

 デジタルカメラ150は、ズーム光学系を含 レンズ151、図1のイメージセンサ30を採用し いるイメージセンサ部152、信号処理部153、 示部154、コーデック処理部155、媒体記録部1 56、コントローラ157、メインCLK発生部158、お び操作入力部159により構成される。

 イメージセンサ部152は、上述したモード 更処理を行うことにより9ビット、10ビット および12ビットの3種類のAD変換分解能で画 データを出力することができるイメージセ サであり、設定されたAD変換分解能に対応す る撮像信号(画素データに対応する信号)を信 処理部153に供給する。

 信号処理部153は、供給される撮像信号に して、ホワイトバランス処理、ガンマ補正 理、色分離処理等の所定の信号処理を施し 表示部154およびコーデック処理部155に供給 る。なお、信号処理部153は、表示部154とコ デック処理部155のそれぞれに対して独立し 信号処理を施すことが可能である。

 表示部154は、例えば、LCD(Liquid Crystal Disp lay)等で構成され、信号処理部153からの撮像 号を画像として表示する。コーデック処理 155は、信号処理部153からの撮像信号を所定 圧縮方式により圧縮し、媒体記録部156に供 する。媒体記録部156は、コントローラ157の 御に基づいて、信号処理部153からの撮像信 を、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク 光磁気ディスク、光ディスクなどの記録媒 に記憶する。この記録媒体は、デジタルカ ラ150に対して着脱可能なようになされてい も良い。

 コントローラ157は、操作入力部159により 力されたユーザの操作入力に基づいて、イ ージセンサ部152、信号処理部153、表示部154 コーデック処理部155、媒体記録部156、およ メインCLK発生部158を制御する。例えば、コ トローラ157は、操作入力部159から供給され 動画モードまたは静止画モードを表す操作 号に対応して、10ビットモードまたは12ビッ トモードを切替える制御信号をイメージセン サ部152に供給する。

 メインCLK発生部158は、メインCLKを発生し イメージセンサ部152に供給する。操作入力 159は、撮像を指令するシャッタボタンをは めとして、例えば、ジョグダイヤル、キー レバー、ボタン、またはタッチパネルなど より構成され、ユーザによる操作に対応す 操作信号をコントローラ157に供給する。

 本明細書において、フローチャートに記 されたステップは、記載された順序に沿っ 時系列的に行われる処理はもちろん、必ず も時系列的に処理されなくとも、並列的あ いは個別に実行される処理をも含むもので る。

 なお、本実施の形態では、P相ADイネーブ パルスとD相ADイネーブルパルスを拡張した 、他のパルスを拡張したい場合にも同様の 御を適用することが可能である。

 本発明の実施の形態は、上述した実施の 態に限定されるものではなく、本発明の要 を逸脱しない範囲において種々の変更が可 である。