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Patent Searching and Data


Title:
SOURCE DRIVER, SOURCE DRIVER MANUFACTURING METHOD, AND LIQUID CRYSTAL MODULE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069696
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a film-packaged type source driver, in which a semiconductor chip having a plurality of terminals to be connected with the outside is mounted on the surface of a film base. The source driver includes an input terminal wiring region having wiring lines formed to be connected with the input terminals of the semiconductor chip, and an output terminal wiring region having wiring lines formed to be connected with the output terminals of the semiconductor chip. On the two ends of the film base, sprocket portions are formed to have continuous holes and a copper foil on the surfaces. The input terminal wiring region and the output terminal wiring region are formed in mutually reverse directions toward the sides having no sprocket portion. A heat conduction pattern is formed to connect the terminals of the semiconductor chip other than the input terminal and the output terminal, with the copper foil of the sprocket portion. Thus, it is possible to provide not only the source driver capable of increasing the heat release but also a source driver manufacturing method, and a liquid crystal module.

Inventors:
KATOH TATSUYA
Application Number:
PCT/JP2008/071539
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
November 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
KATOH TATSUYA
International Classes:
H01L21/60; G02F1/1345; H01L23/36
Foreign References:
JP2004111996A2004-04-08
JP2003108017A2003-04-11
JP2005109254A2005-04-21
JPH07245324A1995-09-19
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita,Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 41, JP)
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Claims:
 外部と接続可能な端子が複数設けられた半導体チップがフィルム基材の表面に実装され、上記半導体チップの端子のうち、電気信号を入力する端子と接続される第1の配線、および電気信号を出力する端子と接続される第2の配線が、上記フィルム基材の表面にそれぞれ形成されてなるフィルム実装型のソースドライバにおいて、
 上記フィルム基材の両端に、連続した穴と該フィルム基材の表面に金属部とが形成されてなるスプロケット部を有し、
 上記第1の配線は、上記半導体チップの端子と接続されない端部が、上記スプロケット部が設けられていない1端側に向かって形成され、かつ、上記第2の配線は、上記半導体チップの端子と接続されない端部が、上記第1の配線の端部が形成されている1端側と対向する1端側に向かって形成されており、
 上記半導体チップの端子のうち上記第1の配線および第2の配線に接続されない端子と、上記スプロケット部の金属部とを接続する第3の配線が、上記フィルム基材の表面に形成されていることを特徴とするソースドライバ。
 上記スプロケット部は、上記フィルム基材の表面に積層された、銅またはステンレス鋼からなる放熱体により形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
 上記第3の配線は、上記第1の配線のうち両端の第1の配線と上記第2の配線のうち両端の第2の配線とで挟まれる領域の全面にわたって、上記両端の第1の配線および両端の第2の配線と電気的に絶縁されるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
 上記スプロケット部の金属部と上記第3の配線は、一体形成されていることを特徴とする請求項3に記載のソースドライバ。
 上記第1の配線のうち両端の第1の配線における上記半導体チップの端子に接続される部分の形成方向と、上記第2の配線のうち両端の第2の配線における上記半導体チップの端子に接続される部分の形成方向とは、略垂直であることを特徴とする請求項3に記載のソースドライバ。
 上記半導体チップの上側の表面に取り付けられる、吊りリードを有する金属板を備え、
 上記吊りリードは上記第3の配線と接続されていることを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
 上記ソースドライバは、幅方向の両端に上記スプロケット部が位置する長尺テープ状の形態で作製された後、幅方向に切断されて個々に分離されていることを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
 外部と接続可能な端子が複数設けられた半導体チップがフィルム基材の表面に実装され、上記半導体チップの端子のうち、電気信号を入力する端子と接続される第1の配線、および電気信号を出力する端子と接続される第2の配線が、上記フィルム基材の表面にそれぞれ形成されてなるフィルム実装型のソースドライバの製造方法において、
 長尺テープ状のフィルム基材の表面に、上記半導体チップの端子と接続されない端部が一方の長尺方向に向かうような上記第1の配線、上記半導体チップの端子と接続されない端部が他方の長尺方向に向かうような上記第2の配線、該表面の両端に位置する金属部、および、上記半導体チップの端子のうち上記第1の配線および第2の配線に接続されない端子と上記金属部とを接続する第3の配線を、同時に連続して形成する第1のステップと、
 上記第1の配線および第2の配線に接続するように上記半導体チップを連続して実装する第2のステップと、
 上記フィルム基材を幅方向に切断して、上記ソースドライバを個々に分離する第3のステップとを含むことを特徴とするソースドライバの製造方法。
 上記半導体チップには、吊りリードを有する金属板が一方の表面に取り付けられており、
 上記第2のステップでは、上記半導体チップを、上記金属板が取り付けられている側が上側になるように実装した後、上記吊りリードを上記第3の配線に接続することを特徴とする請求項8に記載のソースドライバの製造方法。
 液晶パネルと、
 上記液晶パネルの4側辺のうち1側辺または対向する2側辺に複数設けられる請求項1~7のいずれか1項に記載のソースドライバと、
 上記液晶パネルの4側辺のうち、上記ソースドライバが設けられる側辺に対して垂直な側辺に複数設けられるゲートドライバと、
 上記ソースドライバに接続される基板と、
 上記ゲートドライバが設けられている側辺側の、上記ソースドライバが設けられている側辺の端に配置され、上記液晶パネルと上記基板とを接続する配線テープとを備えていることを特徴とする液晶モジュール。
Description:
ソースドライバ、ソースドライ の製造方法、および液晶モジュール

 本発明は、フィルム実装型のソースドラ バ、ソースドライバの製造方法、および、 のソースドライバを備える液晶モジュール 関するものである。

 液晶パネルなどに搭載される液晶ドライ には、絶縁フィルム上に配線パターンが形 され半導体チップが実装された形態であるT CP(Tape Carrier Package)やCOF(Chip on Film)などのパ ッケージが広く使用されている。液晶ドライ バには、液晶パネル内の画素領域に構成され るトランジスタの、ソース電極に信号を供給 するためのソースドライバ、およびゲート電 極に信号を供給するためのゲートドライバが ある。

 図7は、従来の液晶モジュール500の概略構 成を示す図である。

 従来の液晶モジュール500は、図7に示すよ うに、液晶パネル501、ゲートドライバ502、ソ ースドライバ503、および入力基板504を備えて いる。液晶パネル501には、4辺のうち1辺もし は2辺にソースドライバ503が複数個設けられ 、ソースドライバ503が設けられる辺に対して 垂直な1辺もしくは2辺に、ゲートドライバ502 複数個設けられている。入力基板504は、ソ スドライバ503における液晶パネル501側と対 する側に設けられている。

 上記の構成において、入力基板504に形成 れた配線から駆動信号および電源が、ゲー ドライバ502およびソースドライバ503に供給 れることによって、液晶パネル501は駆動さ る。つまり、液晶モジュール500では、ゲー ドライバ502への駆動信号および電源は、入 基板504からソースドライバ503および液晶パ ル501を介して供給されている(例えば、特許 文献1参照。)。

 図8に、従来のソースドライバ503の構成を 示す。

 従来のソースドライバ503は、半導体チッ 514の入力端子への配線が形成されている入 端子配線領域511、半導体チップ514の出力端 への配線が形成されている出力端子配線領 512、および2つのスルー配線領域513の計4つ 領域に区分される領域を有し、半導体チッ 514が実装されている。

 また、ソースドライバ503は、図9に示すよ うな、連続した穴が加工されたスプロケット 部515を両端に有する長尺テープの形態で一連 の製造工程が行われ、終了後、ソースドライ バ503となる部分が打ち抜きにより個片化され て作製される。スプロケット部515は、テープ の送り出し/巻き取りなどの搬送用に用いら る部分である。長尺テープの形態のうち、 ーザが使用する領域はソースドライバ503と る部分のみで、スプロケット部515などの残 した部分は廃棄される。

 ソースドライバ503は、図10に示すように 出力端子配線領域512が液晶パネル501側にな ように固着される。そして、入力端子配線 域511の配線が、半導体チップ514の入力端子 入力基板504の配線とを接続し、出力端子配 領域512の配線が、半導体チップ514の出力端 と液晶パネル501の配線とを接続する。

 スルー配線領域513には、ゲートドライバ5 02への信号および電源を供給するための配線 形成されている。ゲートドライバ502は、入 基板504から、ソースドライバ503のスルー配 領域513を通って供給される(矢印X)信号によ 駆動される。つまり、ソースドライバ503の ルー配線領域513の機能は、ゲートドライバ5 02へ駆動信号および電源を供給することであ 。

 なお、図7に示すように、1つの液晶パネ 501に対しソースドライバ503は複数個設けら ているにも拘らず、スルー配線領域513を機 として使用しているものは、液晶パネル501 両端に搭載されたソースドライバ503のみで る。他のソースドライバ503のスルー配線領 513は使用されていない。例えば、図10を参照 すると、ソースドライバ503aの左端側のスル 配線領域513は使用されているが、ソースド イバ503aの右端側のスルー配線領域513および ースドライバ503bのスルー配線領域513は使用 されていない。

 また、ソースドライバ503では、半導体チッ 514から生じた熱は、チップ自身からの放熱 加え、入力端子配線領域511に形成された配 自身からの放熱および該配線を介して入力 板504側に逃がしたり、出力端子配線領域512 形成された配線自身からの放熱および該配 を介して液晶パネル501側に逃がしたりして る。

特開2002-116451号公報(平成14年4月19日公開)

 しかしながら、近年、TVの高機能化およ 多出力化に伴って、ソースドライバ503に実 されている半導体チップ514の発熱が増大し 半導体チップ514の発熱が以前に増して問題 なっている。それゆえ、さらなる放熱対策 施したソースドライバが望まれている。

 本発明は、上記従来の問題点に鑑みなさ たものであって、その目的は、放熱量を増 させることができるソースドライバ、ソー ドライバの製造方法、およびそのソースド イバを備える液晶モジュールを提供するこ にある。

 本発明のソースドライバは、上記課題を 決するために、外部と接続可能な端子が複 設けられた半導体チップがフィルム基材の 面に実装され、上記半導体チップの端子の ち、電気信号を入力する端子と接続される 1の配線、および電気信号を出力する端子と 接続される第2の配線が、上記フィルム基材 表面にそれぞれ形成されてなるフィルム実 型のソースドライバにおいて、上記フィル 基材の両端に、連続した穴と該フィルム基 の表面に金属部とが形成されてなるスプロ ット部を有し、上記第1の配線は、上記半導 チップの端子と接続されない端部が、上記 プロケット部が設けられていない1端側に向 かって形成され、かつ、上記第2の配線は、 記半導体チップの端子と接続されない端部 、上記第1の配線の端部が形成されている1端 側と対向する1端側に向かって形成されてお 、上記半導体チップの端子のうち上記第1の 線および第2の配線に接続されない端子と、 上記スプロケット部の金属部とを接続する第 3の配線が、上記フィルム基材の表面に形成 れていることを特徴としている。

 上記の構成によれば、半導体チップの端 のうち第1の配線および第2の配線に接続さ ない端子と、スプロケット部の金属部とを 続する第3の配線が、フィルム基材の表面に 成されていることにより、半導体チップに じた熱を、第3の配線自身から放熱したり、 第3の配線を介してスプロケット部にも逃が ことが可能となる。よって、放熱量を増加 せることが可能となる。

 また、従来では、スプロケット部は、例 ば、連続した穴にギアを噛ませて、製造工 におけるソースドライバを送り出したり巻 取ったりするために利用されるだけのもの あり、ソースドライバを打ち抜いた後は廃 されていた。さらに、ソースドライバには 液晶パネルに取り付けた際に、ゲートドラ バへ駆動信号を供給するための配線が形成 れていた。

 これに対し、上記の構成によれば、スプ ケット部の金属部を第3の配線と接続させて 、スプロケット部を熱を逃がす部分として利 用している。つまりは、スプロケット部を切 り出さずにそのまま残している。このとき、 従来形成されていた配線を形成せずに、スプ ロケット部を配線がなくなった分内側に形成 させることが可能となる。これにより、ソー スドライバの幅を小さくすることが可能とな り、併せて材料のコストダウンを図ることも 可能となる。または、スプロケット部を配線 がなくなった分内側に形成させずに、第1の 線および第2の配線をラフピッチにすること 可能である。

 本発明のソースドライバは、上記スプロ ット部は、上記フィルム基材の表面に積層 れた、銅またはステンレス鋼からなる放熱 により形成されていることが好ましい。こ により、第3の配線自身からの放熱に加え、 第3の配線を介して伝導してきた熱が、スプ ケット部から効率良く放熱されるので、放 量を増大させることが可能となる。

 本発明のソースドライバは、上記第3の配 線は、上記第1の配線のうち両端の第1の配線 上記第2の配線のうち両端の第2の配線とで まれる領域の全面にわたって、上記両端の 1の配線および両端の第2の配線と電気的に絶 縁されるように形成されていることが好まし い。これにより、半導体チップに生じた熱の 放熱面積および熱伝導面積が増えるので、放 熱量を増大させることが可能となる。また、 本発明のソースドライバは、上記スプロケッ ト部の金属部と上記第3の配線は、一体形成 れていることが望ましい。

 本発明のソースドライバは、上記第1の配 線のうち両端の第1の配線における上記半導 チップの端子に接続される部分の形成方向 、上記第2の配線のうち両端の第2の配線にお ける上記半導体チップの端子に接続される部 分の形成方向とは、略垂直であることが好ま しい。

 上記の構成によれば、両端の第1の配線と 両端の第2の配線とで挟まれる領域を広くな ので、放熱パターンの形成により、半導体 ップに生じた熱の逃げ口を広くすることが 能となる。よって、効率良く放熱させるこ が可能となる。

 本発明のソースドライバは、上記半導体 ップの上側の表面に取り付けられる、吊り ードを有する金属板を備え、上記吊りリー は上記第3の配線と接続されていることが好 ましい。これにより、半導体チップの上側の 表面からも熱を効率良く逃がすことが可能と なる。よって、放熱量を増大させることが可 能となる。

 本発明のソースドライバは、幅方向の両 に上記スプロケット部が位置する長尺テー 状の形態で作製された後、幅方向に切断さ て個々に分離されていることが好ましい。 れにより、ソースドライバは幅方向に切断 れて個々に分離されているのみであるため 個片化する金型が安価となる。

 本発明のソースドライバの製造方法は、 部と接続可能な端子が複数設けられた半導 チップがフィルム基材の表面に実装され、 記半導体チップの端子のうち、電気信号を 力する端子と接続される第1の配線、および 電気信号を出力する端子と接続される第2の 線が、上記フィルム基材の表面にそれぞれ 成されてなるフィルム実装型のソースドラ バの製造方法において、長尺テープ状のフ ルム基材の表面に、上記半導体チップの端 と接続されない端部が一方の長尺方向に向 うような上記第1の配線、上記半導体チップ 端子と接続されない端部が他方の長尺方向 向かうような上記第2の配線、該表面の両端 に位置する金属部、および、上記半導体チッ プの端子のうち上記第1の配線および第2の配 に接続されない端子と上記金属部とを接続 る第3の配線を、同時に連続して形成する第 1のステップと、上記第1の配線および第2の配 線に接続するように上記半導体チップを連続 して実装する第2のステップと、上記フィル 基材を幅方向に切断して、上記ソースドラ バを個々に分離する第3のステップとを含む とを特徴としている。

 上記の構成によれば、半導体チップの端 のうち第1の配線および第2の配線に接続さ ない端子と金属部とを接続する第3の配線を フィルム基材の表面に形成することにより 半導体チップに生じた熱を、第3の配線自身 から放熱したり、第3の配線を介して金属部 も逃がすことが可能となる。よって、放熱 を増加させることが可能となる。

 また、従来では、フィルム基材の両端に 置する金属部が形成される部分は、例えば スプロケット部として利用されていた。ス ロケット部は、連続した穴にギアを噛ませ 、製造工程におけるソースドライバを送り したり巻き取ったりするために利用される けのものであり、ソースドライバを打ち抜 た後は廃棄されていた。さらに、ソースド イバには、液晶パネルに取り付けた際に、 ートドライバへ駆動信号を供給するための 線が形成されていた。

 これに対し、上記の構成によれば、フィ ム基材に連続して形成されたソースドライ を、フィルム基材を幅方向に切断して個々 分離しているので、金属部を切り出さずに のまま残している。そして、金属部を第3の 配線と接続させて、熱を逃がす部分として利 用している。よって、従来形成されていた配 線を形成せずに、金属部を配線がなくなった 分内側に形成することが可能となる。これに より、ソースドライバの幅を小さくすること が可能となり、併せて材料のコストダウンを 図ることも可能となる。または、金属部を配 線がなくなった分内側に形成させずに、第1 配線および第2の配線をラフピッチにするこ も可能である。

 本発明のソースドライバの製造方法は、 記半導体チップには、吊りリードを有する 属板が一方の表面に取り付けられており、 記第2のステップでは、上記半導体チップを 、上記金属板が取り付けられている側が上側 になるように実装した後、上記吊りリードを 上記第3の配線に接続することが好ましい。 れにより、半導体チップの上側の表面から 熱を効率良く逃がすことが可能となる。よ て、放熱量を増大させることが可能となる

 本発明の液晶モジュールは、液晶パネル 、上記液晶パネルの4側辺のうち1側辺また 対向する2側辺に複数設けられる上記ソース ライバと、上記液晶パネルの4側辺のうち、 上記ソースドライバが設けられる側辺に対し て垂直な側辺に複数設けられるゲートドライ バと、上記ソースドライバに接続される基板 と、上記ゲートドライバが設けられている側 辺側の、上記ソースドライバが設けられてい る側辺の端に配置され、上記液晶パネルと上 記基板とを接続する配線テープとを備えてい ることを特徴としている。

 上記の構成によれば、ソースドライバの 導体チップに生じた熱を、第3の配線および スプロケット部を介して、液晶パネルおよび 入力基板に逃がすことが可能となる。よって 、放熱性に優れた液晶モジュールを実現する ことが可能となる。

 また、従来では、ソースドライバに形成 れた配線を介して、基板からの駆動信号を ートドライバに供給していたが、上記の構 によれば、配線テープにより基板からの駆 信号をゲートドライバに供給することが可 となる。よって、ソースドライバに、ゲー ドライバへ駆動信号を供給するための配線 形成されていなくとも影響は受けない。ま 、配線テープという部品数は増えているが ソースドライバのコストダウン分などを合 せると、トータルとしてコストダウンが可 となる。

 以上のように、本発明のソースドライバ 、外部と接続可能な端子が複数設けられた 導体チップがフィルム基材の表面に実装さ 、上記半導体チップの端子のうち、電気信 を入力する端子と接続される第1の配線、お よび電気信号を出力する端子と接続される第 2の配線が、上記フィルム基材の表面にそれ れ形成されてなるフィルム実装型のソース ライバにおいて、上記フィルム基材の両端 、連続した穴と該フィルム基材の表面に金 部とが形成されてなるスプロケット部を有 、上記第1の配線は、上記半導体チップの端 と接続されない端部が、上記スプロケット が設けられていない1端側に向かって形成さ れ、かつ、上記第2の配線は、上記半導体チ プの端子と接続されない端部が、上記第1の 線の端部が形成されている1端側と対向する 1端側に向かって形成されており、上記半導 チップの端子のうち上記第1の配線および第2 の配線に接続されない端子と、上記スプロケ ット部の金属部とを接続する第3の配線が、 記フィルム基材の表面に形成されている、 いう構成である。

 それゆえ、半導体チップの端子のうち第1 の配線および第2の配線に接続されない端子 、スプロケット部の金属部とを接続する第3 配線が、フィルム基材の表面に形成されて ることにより、半導体チップに生じた熱を 第3の配線自身から放熱したり、第3の配線 介してスプロケット部にも逃がすことがで る。よって、放熱量を増加させることがで るソースドライバを実現するという効果を する。

 また、スプロケット部の金属部を第3の配 線と接続させて、スプロケット部を熱を逃が す部分として利用している。つまりは、従来 廃棄されていたスプロケット部を切り出さず にそのまま残している。このとき、従来形成 されていた配線を形成せずに、スプロケット 部を配線がなくなった分内側に形成させるこ とが可能となっている。これにより、ソース ドライバの幅を小さくすることができ、併せ て材料のコストダウンを図ることもできると いう効果を奏する。または、スプロケット部 を配線がなくなった分内側に形成させずに、 第1の配線および第2の配線をラフピッチにす こともできる。

 また、本発明のソースドライバの製造方 は、外部と接続可能な端子が複数設けられ 半導体チップがフィルム基材の表面に実装 れ、上記半導体チップの端子のうち、電気 号を入力する端子と接続される第1の配線、 および電気信号を出力する端子と接続される 第2の配線が、上記フィルム基材の表面にそ ぞれ形成されてなるフィルム実装型のソー ドライバの製造方法において、長尺テープ のフィルム基材の表面に、上記半導体チッ の端子と接続されない端部が一方の長尺方 に向かうような上記第1の配線、上記半導体 ップの端子と接続されない端部が他方の長 方向に向かうような上記第2の配線、該表面 の両端に位置する金属部、および、上記半導 体チップの端子のうち上記第1の配線および 2の配線に接続されない端子と上記金属部と 接続する第3の配線を、同時に連続して形成 する第1のステップと、上記第1の配線および 2の配線に接続するように上記半導体チップ を連続して実装する第2のステップと、上記 ィルム基材を幅方向に切断して、上記ソー ドライバを個々に分離する第3のステップと 含む、という方法である。

 それゆえ、半導体チップの端子のうち第1 の配線および第2の配線に接続されない端子 金属部とを接続する第3の配線を、フィルム 材の表面に形成することにより、半導体チ プに生じた熱を、第3の配線自身から放熱し たり、第3の配線を介して金属部にも逃がす とができる。よって、放熱量を増加させる とができるソースドライバを実現するとい 効果を奏する。

 また、フィルム基材に連続して形成され ソースドライバを、フィルム基材を幅方向 切断して個々に分離しているので、例えば プロケット部として利用される金属部を切 出さずにそのまま残している。そして、金 部を第3の配線と接続させて、熱を逃がす部 分として利用している。よって、従来形成さ れていた配線を形成せずに、金属部を配線が なくなった分内側に形成することができる。 これにより、ソースドライバの幅を小さくす ることができ、併せて材料のコストダウンを 図ることもできるという効果を奏する。また は、金属部を配線がなくなった分内側に形成 させずに、第1の配線および第2の配線をラフ ッチにすることもできる。

 本発明の液晶モジュールは、液晶パネル 、上記液晶パネルの4側辺のうち1側辺また 対向する2側辺に複数設けられる上記ソース ライバと、上記液晶パネルの4側辺のうち、 上記ソースドライバが設けられる側辺に対し て垂直な側辺に複数設けられるゲートドライ バと、上記ソースドライバに接続される基板 と、上記ゲートドライバが設けられている側 辺側の、上記ソースドライバが設けられてい る側辺の端に配置され、上記液晶パネルと上 記基板とを接続する配線テープとを備えてい る、という構成である。

 それゆえ、ソースドライバの半導体チッ に生じた熱を、第3の配線およびスプロケッ ト部を介して、液晶パネルおよび入力基板に 逃がすことができる。よって、放熱性に優れ た液晶モジュールを実現することができると いう効果を奏する。

 また、従来では、ソースドライバに形成 れた配線を介して、基板からの駆動信号を ートドライバに供給していたが、本発明に れば、配線テープにより基板からの駆動信 をゲートドライバに供給することができる よって、ソースドライバに、ゲートドライ へ駆動信号を供給するための配線が形成さ ていなくとも影響は受けない。また、配線 ープという部品数は増えているが、ソース ライバのコストダウン分などを合わせると トータルとしてコストダウンを図ることが きる。

本発明におけるソースドライバの実施 一形態を示す平面図である。 本発明におけるソースドライバの他の 施の形態を示す平面図である。 本発明のソースドライバの一実施例に ける製造工程を示す図である。 本発明におけるソースドライバのさら 他の実施の形態を示す断面図である。 本発明における液晶モジュールの実施 一形態を示す平面図である。 上記液晶モジュールにおける角部の拡 図である。 従来の液晶モジュールの構成を示す平 図である。 従来のソースドライバの構成を示す平 図である。 上記従来のソースドライバの作製方法 示す図である。 上記従来の液晶モジュールの角部の拡 大図である。

符号の説明

 100,110,200 ソースドライバ
 101 入力端子配線領域(第1の配線)
 102,112 出力端子配線領域(第2の配線)
 103 スプロケット部
 104,114 熱伝導パターン(第3の配線)
 105 半導体チップ
 106 穴
 107 フィルム基材
 201 放熱体(金属板)
 202 吊りリード
 300 液晶モジュール
 301 液晶パネル
 302 ゲートドライバ
 303 配線テープ
 304 入力基板(基板)

 〔実施の形態1〕
 (ソースドライバの構成)
 本発明の一実施形態について図面に基づい 説明すれば、以下の通りである。

 図1は、本実施の形態のソースドライバ100 の一構成例を示す図である。

 本実施の形態のソースドライバ100は、図1 に示すように、ベースとなるフィルム基材107 上に、入力端子配線領域101、出力端子配線領 域102、および2つの熱伝導パターン104(第3の配 線)が形成されるとともに、半導体チップ105 実装されており、フィルム基材107の両端に2 のスプロケット部103を有している。つまり ソースドライバ100はフィルム実装型の半導 装置である。

 入力端子配線領域101は、半導体チップ105 入力端子に接続される配線(第1の配線)(図示 せず)が形成されている領域である。入力端 配線領域101は、半導体チップ105の実装面に 直な方向から見たとき、半導体チップ105の4 面のうち1側面から、スプロケット部103が設 けられていない端辺(図中上側)に向かって広 るような形状となっている。

 出力端子配線領域102は、半導体チップ105 出力端子に接続される配線(第2の配線)(図示 せず)が形成されている領域である。出力端 配線領域102は、半導体チップ105の実装面に 直な方向から見たとき、半導体チップ105の4 面のうち入力端子配線領域101が設けられて る箇所以外の箇所から、スプロケット部103 設けられていない端辺(図中下側)に向かっ 広がるような形状となっている。

 スプロケット部103は、ソースドライバ100 両端に設けられている。スプロケット部103 、ソースドライバ100が個片化される前の長 テープの形態のときに、連続して設けられ 穴106にギアを噛ませて、テープを送り出し り巻き上げたりするための搬送に使用され 部分である。この動作は、例えば、配線を 成する工程、半導体チップやその他チップ ンデンサなどを実装するアセンブリ工程、 よび、ソースドライバを分離する工程など 行われる。スプロケット部103は、上記動作 耐えうる強度を確保するために、フィルム 材107上に銅箔(金属部)が形成されている。

 熱伝導パターン104は、半導体チップ105の 起端子と、スプロケット部103の銅箔とを接 するように形成された配線である。熱伝導 ターン104は、入力端子配線領域101と出力端 配線領域102との間を、両領域と絶縁されな ら形成されている。

 半導体チップ105は、実装面に、外部と接 可能な複数の突起端子(金属バンプ)が形成 れている。この突起端子は、金などの金属 らなり、信号を入出力するための入力端子 よび出力端子と、信号の入出力を行わない を逃がすためだけの物理的な端子とがある この端子のうち、入力端子が入力端子配線 域101の配線に接続され、出力端子が出力端 配線領域102の配線に接続される。そして、 記物理的な端子が熱伝導パターン104に接続 れる。なお、半導体チップ105は、例えば、72 0本程度の出力を有している。

 上記の構成を有するソースドライバ100で 、半導体チップ105から生じた熱は、チップ 身からの放熱に加え、入力端子配線領域101 形成された配線自身からの放熱および該配 から逃がしたり、出力端子配線領域102に形 された配線自身からの放熱および該配線か 逃がしたりするとともに、さらに、熱伝導 ターン104自身からの放熱、および、熱伝導 ターン104を介して、スプロケット部103から がすことが可能となっている。よって、放 量を増加させることが可能となる。

 また、従来のソースドライバ503では、ス ロケット部515は搬送用として利用されるだ のものであり、ソースドライバ503を打ち抜 た後は廃棄されていた。そして、ゲートド イバへの駆動信号供給用の配線を設けるた に、液晶パネルの両端側に配置されたソー ドライバ503のものしか使用されない、スル 配線領域513を形成していた。

 これに対し、本実施の形態のソースドラ バ100では、切り出さずにそのまま残してい スプロケット部103の銅箔を、熱伝導パター 104と接続させて熱を逃がす部分として利用 ている。そして、従来のソースドライバ503 形成されていたスルー配線領域513を形成せ に、搬送用として利用されるスプロケット 103をスルー配線領域513がなくなった分内側 形成している。これにより、ソースドライ 100の幅を小さくすることが可能となり、併 て材料のコストダウンを図ることも可能と る。例えば、従来のソースドライバ503の幅 48mmであったが、本実施の形態のソースドラ イバ100の幅は35mmとなる。

 なお、スルー配線領域513を形成しない分 逆に、幅を維持したままで、入力端子配線 域101および出力端子配線領域102を広くとっ 、配線をラフピッチにすることも可能であ 。

 また、入力端子配線領域101および出力端 配線領域102として必要な領域は、半導体チ プ105が実装される位置、および半導体チッ 105の突起端子のレイアウト(バンプレイアウ ト)により決まってくる。これにより、半導 チップ105のバンプレイアウトを突起端子の を維持したまま整理することにより、入力 子配線領域101と出力端子配線領域102との間 領域を広くして、熱伝導パターン104をでき 限り大きく確保することが放熱性の面から ましい。これにより、半導体チップ105に生 た熱の放熱面積および熱伝導面積が増える で、放熱量を増大させることが可能となる

 図2に、半導体チップ105の出力端子側のバ ンプレイアウトを整理したときの、ソースド ライバ110の一構成例を示す。

 図2に示すソースドライバ110は、図1に示 たソースドライバ100と比べて、出力端子配 領域112が半導体チップ105の4側面のうち3側面 から広がるように形成されている。詳細には 、入力端子配線領域101の両端の配線が半導体 チップ105に入射する方向(入力端子配線領域10 1の両端の配線が半導体チップ105の入力端子 接続される部分の形成方向)と、出力端子配 領域112の両端の配線が半導体チップ105に入 する方向(出力端子配線領域112の両端の配線 が半導体チップ105の出力端子に接続される部 分の形成方向)とが、略垂直となっている。

 また、熱伝導パターン114が、入力端子配 領域101と出力端子配線領域112との間を、両 域と絶縁されながらできる限り太く形成さ ている。これにより、半導体チップ105に生 た熱の逃げ口が広くなるので、熱伝導パタ ン114を介して熱を逃げ易くすることが可能 なる。よって、効率良く放熱させることが 能となる。なお、熱伝導パターン114とスプ ケット部103の銅箔とを一体化して形成して よい。

 (ソースドライバの製造方法)
 次に、本実施の形態のソースドライバ100の 造方法について説明する。

 図3は、本実施の形態のソースドライバ100 の製造フローを示す図であり、(a)~(e)はその 工程を示している。なお、ソースドライバ10 0はリールtoリール方式により製造される。

 まず、図3の(a)に示すように、ソースドラ イバ100の土台となる、長尺テープ状のフィル ム基材107を準備する。そして、フィルム基材 107の幅方向の両端に、長尺方向に連続して配 置する穴106を形成する。なお、フィルム基材 107は、ポリイミドなどの有機樹脂材料からな る絶縁性のものである。

 続いて、図3の(b)に示すように、入力端子 配線領域101の配線、出力端子配線領域102の配 線、スプロケット部103の銅箔、および、熱伝 導パターン104を形成する。詳細には、フィル ム基材107の一方の表面に、銅メッキを施した 後、レジスト、露光、現像工程を実施し、エ ッチングにて各部分をパターンニングする。 そして、残った銅の上に錫メッキを施すこと によって、各部分を形成する。これにより、 各部分を一度で同時に形成することが可能と なる。また、これらの形成部分は、ソースド ライバ100として形成するパターン毎に、長尺 方向に繰り返し(連続して)形成する。

 なお、入力端子配線領域101の配線および 力端子配線領域102の配線は、半導体チップ1 05と接続されない側の端部が、互いに逆の長 方向に向かって位置するように形成する。 た、入力端子配線領域101の配線、出力端子 線領域102の配線、および熱伝導パターン104 は、ユーザが接合部分として使用するアウ ーリードおよび半導体チップを実装するイ ナーリード以外の部分をソルダレジストで 覆する。

 続いて、図3の(c)に示すように、半導体チ ップ105をパターン毎に連続して実装する。詳 細には、フィルム基材107上において、半導体 チップ105の突起端子と錫メッキされた配線と を熱と圧力よって圧着し、金と錫とに共晶を 作らせることにより接合する。これにより、 半導体チップ105が、フィルム基材107上に固着 される。一般的に、この半導体素子を接合す る工程は、インナーリードボンディング(ILB:I nner Lead Bonding)と呼ばれている。ILB後は、半 体チップとテープ基材の隙間に、無溶剤タ プのエポキシ樹脂であるアンダーフィル材 充填した後、キュアを行いアンダーフィル 脂を硬化させる。

 続いて、図3の(d)に示すように、切断面P 沿って、フィルム基材107を一直線に切断す 。切断面Pは、連続して形成されたソースド イバに影響を与えず切断するように、フィ ム基材107の幅方向に設定されている。これ より、図3の(e)に示すように、個片化された ソースドライバ100が作製され得る。ソースド ライバ100は略長方形の形状をなす。

 従来では、図9に示したように、ソースド ライバ503は、金型によって打ち抜かれ個片化 されていたが、本実施の形態のソースドライ バ100は、金型による打ち抜きではなく一直線 に切断されて個片化されている。これにより 、ソースドライバ100は一定の方向に切断され るだけで作製されているので、安価な個片化 金型を使用することができる。また、ソース ドライバ100には、従来では廃棄されていたス プロケット部103が製品に残っているが、スプ ロケット部103を放熱部として利用している。

 また、上記では、入力端子配線領域101の 線、出力端子配線領域102の配線、スプロケ ト部103の銅箔、および、熱伝導パターン104 一度に同時に形成したが、スプロケット部1 03の銅箔を別に形成してもよい。つまりは、 力端子配線領域101の配線、出力端子配線領 102の配線、および、熱伝導パターン104の形 前または形成後に、フィルム基材107の表面 ステンレス鋼(SUS)などの金属を積層するこ により、スプロケット部103を放熱体とする これにより、熱伝導パターン104を介して伝 してきた熱が、スプロケット部103から効率 く放熱されるので、放熱量を増大させるこ が可能となる。

 なお、これにより作製するソースドライ 100は、TCP、COF、およびSOF(System on Film)の何 にも適用することが可能である。

 また、上述したソースドライバ100の製造 法では、図3の(a)から図3の(b)に示したよう 、フィルム基材107に穴106を加工した後、入 端子配線領域101の配線、出力端子配線領域10 2の配線、スプロケット部103の銅箔、および 熱伝導パターン104をパターン形成している 、これに限るものではない。つまり、入力 子配線領域101の配線、出力端子配線領域102 配線、スプロケット部103の銅箔、および、 伝導パターン104をパターン形成した後に、 106を加工してもよい。

 〔実施の形態2〕
 本発明の他の実施の形態について図面に基 いて説明すれば、以下の通りである。なお 本実施の形態において説明すること以外の 成は、前記実施の形態1と同じである。また 、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面 示した部材と同一の機能を有する部材につ ては、同一の符号を付し、その説明を省略 る。

 図4は、本実施の形態のソースドライバ200 の一構成例を示す側面断面図である。

 本実施の形態のソースドライバ200は、前 実施の形態1のソースドライバ100の構成に加 えて、図4に示すように、半導体チップ105の 側の表面に接着材203により貼付された、吊 リード202を有する放熱体201を備えている。

 放熱体201は、板状の金属板(ヒートスプレ ッダー)であり、価格および熱伝導性に応じ 様々な種類の金属から決定することができ 。放熱体201のサイズは、半導体チップ105の イズに応じて自由に選択することが可能で り、放熱体201の高さ(厚み)は、半導体チップ 105の厚みや、全体的な高さの制限、放熱効率 の適正化に応じて決定される。

 また、放熱体201には、吊りリード202が少 くとも2本、側面からぶら下がるように形成 されている。吊りリード202は、熱伝導パター ン104と半田204により接続される。また、吊り リード202は、金属からなり、放熱体201と一体 成型することにより形成してもよい。なお、 吊りリード202を有する放熱体201として、従来 のモールドパッケージに使用されているリー ドフレームを使用することもできる。これに より、安価な製品を提供することが可能とな る。

 従来、半導体チップ105自身からの大気中 の放熱量は、乾燥大気の熱伝導率が非常に いため十分な量ではなかった。これに対し ソースドライバ200では、放熱体201が取り付 られていることにより、半導体チップ105に じた熱が、放熱体201から大気中に逃げる経 が形成される。さらには、吊りリード202に り放熱体201と熱伝導パターン104とが接続さ ていることによって、半導体チップ105に生 た熱が、放熱体201から吊りリード202および 伝導パターン104を介してスプロケット部103 逃げる経路が形成される。

 これにより、半導体チップ105の電気的動 による発熱を、半導体チップ105の露出面(半 導体チップ105の実装面に形成された突起端子 とは反対側の表面)からも効率良く放熱させ 放熱量を増大することが可能となる。

 また、半導体チップ105は、接着材203を介 て放熱体201に予め取り付けておけばよい。 して、放熱体201付き半導体チップ105をフィ ム基材107にILBする。これにより、製造過程 の煩雑さを解消することが可能である。

 〔実施の形態3〕
 本発明の他の実施の形態について図面に基 いて説明すれば、以下の通りである。なお 本実施の形態において説明すること以外の 成は、前記実施の形態1,2と同じである。ま 、説明の便宜上、前記の実施の形態1,2の図 に示した部材と同一の機能を有する部材に いては、同一の符号を付し、その説明を省 する。

 図5は、本実施の形態の液晶モジュール300 の一構成例を示す図である。

 本実施の形態の液晶モジュール300は、図5 に示すように、液晶パネル301、ゲートドライ バ302、配線テープ303、入力基板304、および前 記実施の形態1のソースドライバ100を備えて る。液晶パネル301には、4辺のうち1辺にソー スドライバ100が10個設けられ、ソースドライ 100が設けられる辺に対して垂直な2辺に、ゲ ートドライバ302が3個それぞれ設けられてい 。入力基板304は、ソースドライバ100の液晶 ネル301側と対向する側に設けられている。 た、入力基板304は、図示しない制御部など ら信号出力が制御されている。

 ソースドライバ100は、図6に示すように、 入力端子配線領域101が設けられている側の側 辺が入力基板304に圧着され、出力端子配線領 域102が設けられている側の側辺が液晶パネル 301に圧着される。また、ゲートドライバ302は 、出力側が液晶パネル301に圧着される。なお 、ソースドライバ100およびゲートドライバ302 の数は、上記に限るものではなく、液晶パネ ル301の走査線の数およびドライバの出力数に 応じて好適に決めればよい。

 配線テープ303は、ゲートドライバ302へ駆 信号を供給するための配線が形成されたフ ルム状のテープである。配線テープ303は、 方の端辺が液晶パネル301に圧着され、対向 るもう一方の端辺が入力基板304に圧着され 。

 上記の構成において、入力基板304に形成 れた配線から駆動信号および電源が、ゲー ドライバ302およびソースドライバ100に供給 れることによって、液晶パネル301は駆動さ る。つまりは、液晶モジュール300では、図6 に示すように、ゲートドライバ302への駆動信 号および電源は、入力基板304から配線テープ 303および液晶パネル301を介して供給されてい る(矢印Y)。

 よって、従来では、図10に示したように ソースドライバ503のスルー配線領域513に形 された配線を介して、入力基板504からの駆 信号および電源をゲートドライバ502に供給 ていたが、本実施の形態の液晶モジュール30 0では、図6に示すように、配線テープ303によ 、入力基板304からの駆動信号および電源を ートドライバ302に供給することが可能とな 。これにより、従来ではスルー配線領域513 形状によっては、配線が部分的に狭ピッチ なることがあったが、本実施例の配線テー 303を用いれば、ピッチが等間隔の簡単な配 を形成することが可能となる。

 したがって、ソースドライバ100に、ゲー ドライバ302へ駆動信号を供給するための配 が形成されていなくとも影響は受けない。 しろ、ソースドライバ100の幅が小さくなる とによって、液晶パネル301の側辺における 置領域が空くので、従来と同じサイズの液 パネル301、かつ同じ個数のソースドライバ1 00であっても、配線テープ303を配置すること 可能となる。それゆえ、配線テープ303とい 部品数は増えているが、ソースドライバ100 コストダウン分などを合わせると、トータ としてコストダウンが可能となっている。

 また、ソースドライバ100の半導体チップ1 05から生じた熱を、従来と同様の経路に加え 本実施例ではさらに、熱伝導パターン104お びスプロケット部103を介して、液晶パネル3 01および入力基板304に逃がすことが可能とな 。よって、放熱性に優れた液晶モジュール 実現することが可能となる。

 なお、上記では、液晶モジュール300にソ スドライバ100を備える場合について説明し が、これに限らず、ソースドライバ110およ ソースドライバ200を備えてもよい。この場 、液晶モジュール300の放熱性をさらに向上 ることが可能となる。

 本発明は上述した各実施形態に限定され ものではなく、請求項に示した範囲で種々 変更が可能であり、異なる実施形態にそれ れ開示された技術的手段を適宜組み合わせ 得られる実施形態についても本発明の技術 範囲に含まれる。

 本発明は、放熱量の向上が望まれるフィ ム実装型のソースドライバに関する分野に 適に用いることができるだけでなく、ソー ドライバの製造に関する分野に好適に用い ことができ、さらには、ソースドライバを える液晶モジュールの分野にも広く用いる とができる。