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Title:
STORAGE DEVICE, STORAGE SYSTEM, AND THEIR CONTROL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/090841
Kind Code:
A1
Abstract:
A storage device (200) is connected through an internal network (12) to an external network (11) and is provided with a storage medium (242) and an access unit (U1). The storage medium (242) stores files. The access unit (U1) receives accesses from terminals (400, 600) connected to the external network (11) to the storage medium (242) in such a way that a target file to be accessed to the storage medium (242) is attached to an e-mail and data communication of the e-mail is performed between the terminals (400, 600).

Inventors:
SAITO SHINSUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050699
Publication Date:
July 31, 2008
Filing Date:
January 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BUFFALO INC (JP)
SAITO SHINSUKE (JP)
International Classes:
G06F13/00; G06F13/10
Foreign References:
JPH0883223A1996-03-26
Other References:
"Honkaku Jitsuyo Mail Server Kochiku Nyumon [Internet Hen] Part 2 ML Server Sakusei & Un'yo no Point o Tettei Shinan! Post. Office Mailing list server Kochiku Jissen", WINDOWS SERVER WORLD, KABUSHIKI KAISHA IDG JAPAN, vol. 9, 1 April 2004 (2004-04-01), pages 98 - 105
Attorney, Agent or Firm:
YOKOI, Toshiyuki (27 Kurumada-cho1-chome, Showa-k, Nagoya-shi Aichi 01, JP)
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Claims:
 内部ネットワークを介して外部ネットワークに接続されたストレージ装置であって、
 ファイルを記憶する記憶媒体と、
 該記憶媒体に対してアクセスする対象のファイルを電子メールに添付して前記外部ネットワークに接続された端末との間で該電子メールのデータ通信を行うことにより前記端末から前記記憶媒体へのアクセスを受け付けるアクセス部とを備えることを特徴とするストレージ装置。
 前記アクセス部は、前記記憶媒体の指定された領域に添付ファイルを保存することを要求する意味の電子メールを前記端末から受信すると、該添付ファイルを前記記憶媒体の指定された領域に保存することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
 前記アクセス部は、指定されたファイルを前記記憶媒体から読み出すことを要求する意味の電子メールを前記端末から受信すると、前記指定されたファイルを前記記憶媒体から読み出して前記端末に対して電子メールに添付して送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のストレージ装置。
 前記アクセス部は、前記記憶媒体に対してアクセスの開始を要求する意味の電子メールを前記端末から受信すると前記記憶媒体に対するアクセスのコマンドの一覧を含む電子メールを前記端末に対して送信し、前記一覧に含まれるコマンドを含む電子メールを前記端末から受信すると該電子メールに含まれるコマンドの処理を前記記憶媒体に対して行うことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のストレージ装置。
 前記アクセス部は、前記端末に対して電子メールを送信する毎に前回送信時とは異なるパスワードを電子メールに含めて該電子メールを送信し、該送信した電子メールに含まれるパスワードおよび前記コマンドを含む電子メールを前記端末から受信したときのみ該受信した電子メールに含まれるコマンドの処理を前記記憶媒体に対して行うことを特徴とする請求項4に記載のストレージ装置。
 前記アクセス部は、第一の時間毎にストレージ装置宛の電子メールを受信する処理を行い、前記端末からアクセスの開始を要求する意味の電子メールを受信したときには前記第一の時間よりも短い第二の時間毎にストレージ装置宛の電子メールを受信する処理を行って前記端末からの電子メールに含まれるコマンドの処理を前記記憶媒体に対して行うことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のストレージ装置。
 内部ネットワークを介して外部ネットワークに接続されたストレージ装置と、前記外部ネットワークに接続された端末とを有するストレージシステムであって、
 前記ストレージ装置は、ファイルを記憶する記憶媒体と、該記憶媒体に対してアクセスする対象のファイルを電子メールに添付して前記外部ネットワークを介して前記端末との間で該電子メールのデータ通信を行うことにより前記端末から前記記憶媒体へのアクセスを受け付けるアクセス部とを備え、
 前記端末は、前記ストレージ装置の記憶媒体に対してアクセスする対象のファイルを電子メールに添付して前記外部ネットワークを介して前記ストレージ装置との間で該電子メールのデータ通信を行うことにより前記ストレージ装置の記憶媒体へアクセスすることを特徴とするストレージシステム。
 内部ネットワークを介して外部ネットワークに接続されたストレージ装置の制御方法であって、
 ファイルを記憶する記憶媒体に対してアクセスする対象のファイルを電子メールに添付して前記外部ネットワークに接続された端末との間で該電子メールのデータ通信を行うことにより前記端末から前記記憶媒体へのアクセスを受け付ける処理をコンピュータにて行うことを特徴とするストレージ装置の制御方法。
 内部ネットワークを介して外部ネットワークに接続されたストレージ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
 ファイルを記憶する記憶媒体に対してアクセスする対象のファイルを電子メールに添付して前記外部ネットワークに接続された端末との間で該電子メールのデータ通信を行うことにより前記端末から前記記憶媒体へのアクセスを受け付ける機能をコンピュータに実現させることを特徴とするストレージ装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 外部ネットワークとの間に少なくともネットワーク交換機を有する内部ネットワークに接続されたストレージ装置であって、
 階層化されたフォルダにファイルを保存して記憶する記憶媒体と、
 第一の時間毎にストレージ装置宛の電子メールを受信する処理を行い、前記外部ネットワークに接続された端末からアクセスの開始を要求する意味の電子メールであってアクセスを許可するためのパスワードを含む電子メールを受信すると、前記記憶媒体のフォルダ構造を読み出すディレクトリコマンド、前記記憶媒体からファイルを読み出す読み出しコマンド、および、前記記憶媒体にファイルを保存する保存コマンドを少なくとも有するアクセスのコマンドの一覧を含む電子メールを前記端末に対して送信するとともに前記第一の時間よりも短い第二の時間毎にストレージ装置宛の電子メールを受信する処理を行い、前記ディレクトリコマンドおよびアクセスを許可するためのパスワードを含む電子メールを前記端末から受信すると前記記憶媒体からフォルダ構造を読み出して該フォルダ構造を表す情報を含む電子メールを前記端末に対して送信し、前記読み出しコマンドおよびアクセスを許可するためのパスワードを含み指定されたファイルを前記記憶媒体から読み出す意味の電子メールを前記端末から受信すると前記指定されたファイルを前記記憶媒体から読み出して前記端末に対して電子メールに添付して送信し、前記保存コマンドおよびアクセスを許可するためのパスワードを含み前記記憶媒体の指定されたフォルダに添付ファイルを保存する意味の電子メールを前記端末から受信すると該添付ファイルを前記記憶媒体の指定されたフォルダに保存するアクセス部とを備えることを特徴とするストレージ装置。
Description:
ストレージ装置、ストレージシ テム、および、これらの制御

 本発明は、内部ネットワークを介して外 ネットワークに接続されたストレージ装置 該ストレージ装置を有するストレージシス ム、および、これらの制御に関する。

 LAN(Local Area Network)に接続されたネットワ ーク接続ストレージ(Network Attached Storage、NAS )のファイルを共有するため、SMB(Server Message Block)等のプロトコルが使用されている。ま 、NASからファイルをインターネット(Internet) 転送するため、FTP(File Transfer Protocol)等の ロトコルが使用されている。

 特開2005-301809号公報には、データ転送装置 らデータファイルをFTPサーバへアップロー し、別のデータ転送装置へFTPサーバからデ タファイルをダウンロードすることが記載 れている。

特開2005-301809号公報

 NASにLANでしか通用しないネットワークア レスが与えられている場合、別のLANやイン ーネットに接続された外部の端末から前記N ASにアクセスしようとしても、ネットワーク 換機を特別な設定にしない限りアクセスす ことができない。また、LANとインターネッ との間にファイアウォール(firewall)が設けら れていても、ファイアウォールを特別な設定 にしない限り外部の端末から前記NASにアクセ スすることができない。

 本発明は、上記課題に鑑みてなされたも で、ネットワーク交換機やファイアウォー を特別な設定にしなくても、外部の端末か ストレージ装置の記憶媒体にアクセスする とを可能にさせることを目的とする。

 上記目的を達成するため、本発明は、内部 ットワークを介して外部ネットワークに接 されたストレージ装置であって、
 ファイルを記憶する記憶媒体と、
 該記憶媒体に対してアクセスする対象のフ イルを電子メールに添付して前記外部ネッ ワークに接続された端末との間で該電子メ ルのデータ通信を行うことにより前記端末 ら前記記憶媒体へのアクセスを受け付ける クセス部とを備えることを特徴とする。

 また、本発明は、内部ネットワークを介し 外部ネットワークに接続されたストレージ 置と、前記外部ネットワークに接続された 末とを有するストレージシステムであって
 前記ストレージ装置は、ファイルを記憶す 記憶媒体と、該記憶媒体に対してアクセス る対象のファイルを電子メールに添付して 記外部ネットワークを介して前記端末との で該電子メールのデータ通信を行うことに り前記端末から前記記憶媒体へのアクセス 受け付けるアクセス部とを備え、
 前記端末は、前記ストレージ装置の記憶媒 に対してアクセスする対象のファイルを電 メールに添付して前記外部ネットワークを して前記ストレージ装置との間で該電子メ ルのデータ通信を行うことにより前記スト ージ装置の記憶媒体へアクセスすることを 徴とする。

 外部ネットワークに接続された端末が内 ネットワークに接続されたストレージ装置 記憶媒体に対してアクセスするとき、アク スする対象のファイルが電子メールに添付 れ、前記端末と前記ストレージ装置との間 該電子メールのデータ通信が行われて、前 端末から前記記憶媒体へのアクセスが受け けられる。

 外部ネットワークと内部ネットワークと 間に設けられるネットワーク交換機やファ アウォールを特別な設定にしなくても、ア セスする対象のファイルを添付した電子メ ルは、外部ネットワークおよび内部ネット ークを経由するデータ通信により上記端末 上記ストレージ装置に届けられる。従って 外部の端末からストレージ装置の記憶媒体 容易にアクセスすることが可能になる。

 上記端末から上記記憶媒体へのアクセス は、前記記憶媒体からファイルを読み出す と、前記記憶媒体にファイルを書き込むこ 、前記記憶媒体からフォルダ(ディレクトリ ともいう)の構造を読み出すこと、前記記憶 体からファイルやフォルダを削除すること 等が含まれる。ストレージ装置が端末に対 て行う電子メールのデータ通信には、端末 電子メールを送信すること、端末から電子 ールを受信すること、の両方が含まれる。 ろん、端末がストレージ装置に対して行う 子メールのデータ通信には、ストレージ装 へ電子メールを送信すること、ストレージ 置から電子メールを受信すること、の両方 含まれる。

 なお、本発明は、上述した装置やシステ の構成に対応した工程を有する制御方法、 述した装置やシステムの構成に対応した機 をコンピュータに実現させるプログラム、 プログラムを記録したコンピュータ読み取 可能な記録媒体、該プログラムを用いたプ グラムプロダクト、等としても適用可能で る。

 上述した制御方法、制御プログラム、記 媒体、プログラムプロダクト、の発明も、 述した作用、効果を奏する。

 請求項1、請求項7~請求項10に係る発明に れば、ネットワーク交換機やファイアウォ ルを特別な設定にしなくても、外部の端末 らストレージ装置の記憶媒体にアクセスす ことが可能になる。

 請求項2に係る発明では、ネットワーク交 換機等を特別な設定にしなくても、外部の端 末からストレージ装置にファイルを保存する ことが可能になる。

 請求項3に係る発明では、特別な設定をネ ットワーク交換機に設定しなくても、外部の 端末からストレージ装置に記憶されているフ ァイルを読み出すことが可能になる。

 請求項4に係る発明では、外部の端末を使 用する利用者は、ストレージ装置に対するア クセスのコマンドを覚えていなくても、端末 からコマンドを指定してストレージ装置に対 するアクセスを実行させることができる。従 って、ストレージ装置に対するアクセスを実 行させる際の利便性を向上させることができ る。

 請求項5に係る発明では、ストレージ装置 へのアクセスを許可するためのパスワードが 電子メールの送信毎に変わるので、ストレー ジ装置への不正侵入に対する防御機能を向上 させることができる。

 請求項6に係る発明では、外部の端末から ストレージ装置へアクセスしないときには比 較的長い時間を空けてストレージ装置宛の電 子メールを受信する処理が行われるので、メ ールサーバに大きな負荷をかけずに外部の端 末からストレージ装置へアクセスすることが 可能になる。

ストレージシステムの構成の例を模式 に示すブロック図である。 ストレージ装置のハードウェア構成の を模式的に示すブロック図である。 パーソナルコンピュータのハードウェ 構成の例を示すブロック図である。 携帯電話のハードウェア構成の例を示 ブロック図である。 メールサーバのハードウェア構成の例 示すブロック図である。 記憶媒体に形成されるフォルダ構造の を模式的に示す図である。 内部パーソナルコンピュータが行う設 処理の例を示すフローチャートである。 外部パーソナルコンピュータが行うメ ル受信処理の例を示すフローチャートであ 。 ストレージ装置が行うメール受信処理 例を示すフローチャートである。 ストレージ装置が行うフォルダ構造読 み出し処理の例を示すフローチャートである 。 ストレージ装置が行うファイル読み出 し処理の例を示すフローチャートである。 ストレージ装置が行うファイル保存処 理の例を示すフローチャートである。 ストレージ装置が行う削除処理の例を 示すフローチャートである。 ストレージ装置が行う全削除処理の例 を示すフローチャートである。 アクセスの開始を要求する場合の電子 メールの表示例を示す図である。 アクセスの開始を要求した場合の返信 メールの表示例を示す図である。 アクセス対象のファイル等を探す場合 の電子メールの表示例を示す図である。 アクセス対象のファイル等を探した場 合の返信メールの表示例を示す図である。 ファイルを読み出す場合の電子メール の表示例を示す図である。 ファイルを読み出した場合の返信メー ルの表示例を示す図である。 ファイルを保存する場合の電子メール の表示例を示す図である。 ファイルを保存した場合の返信メール の表示例を示す図である。 ファイルまたはフォルダを削除する場 合の電子メールの表示例を示す図である。 ファイルまたはフォルダを削除した場 合の返信メールの表示例を示す図である。 ファイル等を全て削除する場合の電子 メールの表示例を示す図である。 ストレージシステムの比較例を模式的 に示すブロック図である。

符号の説明

11…外部ネットワーク、12…LAN(内部ネットワ ク)、
110,710…ルータ、120,720…ファイアウォール、
200…ネットワーク接続ストレージ(ストレー 装置)、242…記憶媒体、
400…パーソナルコンピュータ、500…PDA、600… 携帯電話、
800…メールサーバ、
1000…ストレージシステム、
E1…電子メール、U1…アクセス部、

 以下、(1)ストレージシステムの構成、(2) トレージシステムの動作および作用、(3)そ 他の変形例、の順に、本発明の実施形態を 明する。

(1)ストレージ装置を含むストレージシステム の構成:
 図1は、本発明の一実施形態に係るストレー ジシステム1000の構成を示している。本シス ム1000は、情報を双方向に通信可能な内部ネ トワーク12に接続されたNAS(ストレージ装置) 200を少なくとも備えるとともに、外部ネット ワーク11に接続される端末を少なくとも備え 。内部ネットワークの代表例は、Ethernet(登 商標)等のLANである。内部ネットワークは、 有線LANのような有線のネットワークでもよい し、無線LANのような無線のネットワークでも よい。むろん、外部ネットワークと異なるネ ットワークであれば、内部ネットワークは、 WAN(Wide Area Network)等でもよい。本実施形態で は、内部ネットワーク12がLANであるとして説 する。

 外部ネットワーク11の代表例は、インター ットである。むろん、内部ネットワークと なるネットワークであれば、WAN等でもよい
 内部ネットワークには、NAS200のみ接続され もよいし、パーソナルコンピュータ(PC)400、 PDA(Personal Digital Assistant)500、携帯電話、ゲー ム機、等の端末が接続されてもよい。複数の 機器を内部ネットワークに接続する場合、例 えば、ハブ(Hub)等の集線装置を介してルータ( router)110に複数の機器を接続することができ 。NASは、1台のみ設けられてもよいし、複数 けられてもよい。

 内部ネットワーク12は、ルータ(router)110と ファイアウォール120とモデム(modem)130を介し 外部ネットワーク11に接続されている。ルー タ110は、LAN12内を流れるデータと外部ネット ーク11内を流れるデータとをプロトコル変 して中継する機器である。ルータ110は、例 ば、LAN12と物理的に接続されるLANアダプタ回 路、このLANアダプタ回路とモデムとの間でデ ータの送受を実現する回路、データの送受や NAS200等にIP(Internet Protocol)アドレスを付与す 処理等を制御するためのCPU(Central Processing U nit)やROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory) やタイマ回路、等を備えている。

 ファイアウォール120は、外部ネットワーク1 1など外部からLAN12内に不正侵入されるのを防 ぐシステムである。具体的には、ファイアウ ォールは、外部ネットワークを通じてデータ やプログラムの盗み見、改ざん、破壊などが 行われないように、外部との境界を流れるデ ータを監視し、不正なアクセスを検出し、遮 断する処理を行う。ファイアウォールの機能 は、図示のように専用のハードウェアとして 実現されてもよいし、ファイアウォールの機 能を実現させるプログラムをコンピュータに インストールさせることにより実現されても よい。例えば、大きな企業では、ファイアウ ォールの機能を有する情報管理システムがル ータと外部ネットワークとの間に設置される 。むろん、ファイアウォール120は、ルータ110 に組み込まれていてもよい。
 モデム130は、ファイアウォール120を介して ータ110から送られてくるデジタルデータを 話回線用の信号(光ファイバー通信用の信号 を含む)に変換して該信号を外部ネットワー 11に送信したり、外部ネットワーク11から送 れてくる信号をデジタルデータに変換して ァイアウォール120を介してルータ110に対し 出力したりする、変復調装置である。

 外部ネットワーク11には、モデム460を内 するパーソナルコンピュータ(PC)400、PDA、ゲ ム機、等の端末が直接接続可能であり、ゲ トウェイおよび基地局を介して携帯電話600 の無線端末が間接的に接続可能であるとと もに、モデム730、ファイアウォール720、ル タ710、LAN(第二の内部ネットワーク)13を介し てPC400、PDA、ゲーム機、等の端末が間接的に 続可能である。また、外部ネットワーク11 は、該外部ネットワークに接続される外部 端末とNAS200との間で電子メールのデータ通 を可能にさせるためのメールサーバ800が接 されている。

 外部ネットワークを介してデータ通信を行 ためには、外部ネットワークに接続された 器に対して一意に割り当てられたネットワ クアドレス(例えばIPアドレス)であるグロー バルアドレス(global address)を宛先とする必要 ある。一方、内部ネットワークを介してデ タ通信を行うためには、内部ネットワーク 接続された機器に対して一意に割り当てら たネットワークアドレス(例えばIPアドレス) であるローカルアドレス(local address)を宛先 する必要がある。内部ネットワークの管理 は、該内部ネットワークに接続された機器 対してローカルアドレスを自由に割り当て ことができる。このローカルアドレスは、 部ネットワーク上での一意性が保証されな 。従って、外部ネットワーク上で割り当て れたグローバルアドレスと内部ネットワー 上で割り当てられたローカルアドレスとを 換するルータ110のようなネットワーク交換 が両ネットワーク間に設けられる。ここで ネットワーク交換機を特別な設定にしない り、図26に示すように、ローカルアドレスし か割り当てられないNAS9200のような機器の記 媒体に対して、外部ネットワークに接続さ た端末からファイルを読み出したり、同端 からファイルを保存させたりする処理を行 ことができない。
 また、両ネットワーク間に設けられるファ アウォール120は、外部ネットワークから内 ネットワーク上の機器のデータが読み出さ たり内部ネットワーク上の機器にデータが き込まれたりする行為を遮断する。従って ファイアウォールを特別な設定にしない限 、図26に示すように、ローカルアドレスし 割り当てられない機器の記憶媒体に対して 外部ネットワークに接続された端末からフ イルを読み出したり、同端末からファイル 保存させたりする処理を行うことができな 。

 図26に示す比較例のストレージシステム9000 は、NAS9200の記憶媒体9242に対して擬似的に クセスするために例えばFTPサーバ9900が外部 ットワーク11に接続される。このFTPサーバ99 00の記憶媒体のデータ構造は、NASの記憶媒体9 242のデータ構造と同じにされる。
 以上により、PC400等の外部の端末とFTPサー 9900とは、同じ外部ネットワーク11に接続さ 、互いにグローバルアドレスを指定してフ イルのデータ通信を行うことができる。し し、別途FTPサーバを設ける必要があり、FTP ーバの記憶媒体とNASの記憶媒体とでデータ 造を同一に保つ処理を行う必要があるうえ PC400等の外部の端末を第二の内部ネットワー ク13経由で外部ネットワーク11に接続する場 にはルータ710やファイアウォール720の制限 より外部の端末に対するアクセスが拒否さ ることがある。

 そこで、本システム1000では、ストレージ 装置200に、ファイルを記憶する記憶媒体242に 対してアクセスする対象のファイルを電子メ ールE1に添付して外部ネットワーク11に接続 れた外部の端末との間で電子メールE1のデー タ通信を行うことにより、外部の端末から記 憶媒体242へのアクセスを受け付けるアクセス 部U1を設けている。

 図2に示すように、NAS200では、CPU211、半導 体メモリ212,213、タイマ回路214、LAN用通信回 230、記憶部240、出力装置250、等が、所定の ステムバス260に接続され、互いに情報を入 力可能とされている。LAN12に接続される機器 200,400,500等は、各機器内のLAN用通信回路を介 て互いにデータ通信可能とされている。出 装置250は、設けられなくてもよいが、液晶 示器等の表示器251、ビープ音を出力する音 出力器252、等が用いられる。CPU211は、ROM212 書き込まれたプログラムに従って、適宜、 トレージ装置の制御プログラムや各種情報 記憶部240からRAM213へ読み出して制御プログ ムを実行する処理を行い、NAS全体の動作を 御している。

 NAS200内では、例えばタイマ回路214による イマ割り込みを利用した時分割方式で後述 る処理が並列して行われる。LAN用通信回路2 30は、LAN12に接続され、例えばTCP/IPによってLA N12を介して双方向通信を行うことが可能であ る。記憶部240は、ハードディスク等の情報記 憶媒体242や該情報記憶媒体に情報を読み書き するハードディスクドライブ等のドライブを 有し、この記憶媒体242に、各種制御プログラ ムや各種情報が記憶される。記憶媒体242には 、ハードディスク等の磁気記憶媒体、CD-ROM、 不揮発性半導体メモリ、電力をバックアップ された揮発性半導体メモリ、等を用いること ができる。記憶媒体242には、NAS200に与えられ た電子メールアドレス(E-mail address)、電子メ ルを送信するための基データD1、パスワー を表す情報D2、受信条件を表す情報D3、等も 憶される。

 図6に示すように、記憶媒体242には、所定 のファイルシステム(file system)に従って、フ ルダ(folder)FO1~FO4を階層化したフォルダ構造S T1が形成され、階層化されたフォルダFO1~FO4に ファイルFI1が保存されて記憶される。ROM212や 記憶媒体242には、記憶媒体242にフォルダ構造 ST1を形成してファイルFI1を格納する前記ファ イルシステムを実現させるプログラムが記録 されている。このファイルシステムは、所定 のデータ記録方式に従って、記憶媒体にファ イルやフォルダを作成、移動、削除したり、 ファイルを読み出したり等、記憶媒体に記録 されるデータを管理する機能を有する。通常 、ファイルシステムは、オペレーティングシ ステム(OS)の持つ機能の一つとして提供され 。ファイルは、記憶媒体に記録されるデー のまとまりを意味し、OSがデータを管理する 単位とされる。フォルダは、ディレクトリ(di rectory)とも呼ばれ、ファイルを分類し、整理 るための保管場所を意味する。フォルダは 中にフォルダがさらに格納可能とされ、階 構造とされる。図6の例では、左側にフォル ダ構造ST1が示され、右側に「neko」フォルダFO 3の中身が示されている。

 図3に示すように、PC400では、CPU411、半導 メモリ412,413、タイマ回路414、入力装置420、 出力装置430、記憶部440、LAN用通信回路450、モ デム460、等が、所定のシステムバス470に接続 され、互いに情報を入出力可能とされている 。CPU411は、ROM412に書き込まれた制御プログラ ムに従って、適宜、OS441およびメールソフト( mail software)等のアプリケーションプログラム (APL)442並びに各種情報を記憶部440からRAM413へ み出して制御プログラムを実行する処理を い、PC全体の動作を制御している。

 PC400内では、例えばタイマ回路414による イマ割り込みを利用した時分割方式で後述 る処理が並列して行われる。LAN用通信装置45 0は、LAN12に接続され、例えばTCP/IPによってLAN 12を介して双方向通信を行うことが可能であ 。入力装置420は、マウス等のポインティン デバイス421やキーボード422を操作用入力機 として有し、利用者からの操作入力を受け ける。出力装置430は、ディスプレイ等の表 装置431や音声出力器等の音声出力装置432を 報出力機器として有し、利用者に情報を表 や音声出力により出力する。むろん、PCに リンタ等の印刷装置を接続し、この印刷装 で情報を印刷することにより、情報を出力 るようにしてもよい。記憶部440は、ハード ィスク等の情報記憶媒体や該記憶媒体に情 を読み書きするハードディスクドライブ等 ドライブを有し、この記憶媒体に、OS231やAPL 232や各種情報が記憶される。記憶媒体には、 ハードディスク等の磁気記憶媒体、CD-ROM、不 揮発性半導体メモリ、電力をバックアップさ れた揮発性半導体メモリ、等を用いることが できる。

 図4に示すように、携帯電話600は、システ ムバス601aに接続されたCPU601bや半導体メモリ6 01c,dやタイマ回路601e等を有する制御部601を備 えるとともに、アンテナ602aからのアナログ 号をデジタル信号に変換し信号の処理をす 無線回路602、音声を出力する音声出力器603 音声を入力する音声入力器604、利用者から 操作入力を例えば複数の操作キーにて受け ける操作部605、通話の状態や電子メール等 画面に表示する液晶パネル等の表示部606、 止画の撮影等を行うためのCCDカメラ607、等 制御部601に接続され、互いに情報を入出力 能とされている。携帯電話600用の基地局は ゲートウェイに接続され、携帯電話600との で近距離無線通信を行う。ゲートウェイは 基地局からのデータをプロトコル変換して ールサーバ800等に送信したり、メールサー 800等からのデータをプロトコル変換して基 局に送信したりする。

 図5に示すように、メールサーバ800では、 CPU811、半導体メモリ812,813、タイマ回路814、 報記憶媒体842を有する記憶部840、等が、所 のシステムバス860に接続され、互いに情報 入出力可能とされている。通信回路830は、 部ネットワーク12に接続され、例えばTCP/IPに よって外部ネットワーク12を介して双方向通 を行うことが可能である。記憶媒体242には ハードディスク等の磁気記憶媒体、CD-ROM、 揮発性半導体メモリ、電力をバックアップ れた揮発性半導体メモリ、等を用いること できる。外部の端末からNAS200宛の電子メー は、一旦記憶媒体842に記憶され、NAS200から メール取り込み要求に応じてネットワーク1 1,12を介してNAS200へ送信される。NAS200から外 の端末宛の電子メールも、一旦記憶媒体842 記憶され、外部の端末からのメール取り込 要求に応じて外部ネットワーク11を介して同 端末へ送信される。

(2)ストレージ装置を含むストレージシステム の動作および作用:
 図7は、LAN12に接続されたPC400が行う設定処 の例を示している。本処理は、利用者が設 処理用のプログラムを起動させる操作を行 ことにより、開始される。本処理は本発明 実施するうえで必須ではないが、本処理が われることにより、NAS200が電子メールを受 する際の受信条件等がPCへの入力により容易 に設定される。なお、本処理は、LAN12に接続 れるPDA500等の内部の機器で行われてもよい
 PCが本設定処理を開始すると、まず、NASの 作条件を設定するメニューを選択するため メイン画面をディスプレイに表示する(ステ プS102。以下、「ステップ」の記載を省略) 同メイン画面には、複数のメニューが一覧 示され、メニューの選択操作を受け付ける めの領域や各種ボタン等が設けられる。ポ ンティングデバイス等により、メニューお びボタンのいずれか一つが選択操作される 、PCの利用者から操作入力を受け付けたこと になる(S104)。次に、NASが電子メールを受信す る際の受信条件を設定するためのメニューが 選択操作されたか否かを判断し(S106)、条件成 立時にはS108~S110の処理を行ってS102に戻り、 件不成立時にはS112に進む。

 S108では、NASが電子メールを受信する際の受 信条件を設定するための電子メール受信条件 設定画面を表示する。同画面には、記憶媒体 242に対するアクセスを要求する意味の電子メ ールを受信していない時にNASが電子メールの 到着を確認する時間間隔である第一の時間t1( 分)の操作入力を受け付けるための第一の入 欄、記憶媒体242に対するアクセスを要求す 意味の電子メールを受信した時に電子メー の到着を確認する時間間隔である第二の時 t2(分)の操作入力を受け付けるための第二の 力欄、記憶媒体242に対するアクセスを要求 る意味の電子メールを最後に受信してから 子メール到着確認の時間間隔t2を持続させ 時間t3(分)の操作入力を受け付けるための第 の入力欄、等が設けられる。なお、0<t2< ;t1、t3>t2とされる。S110では、これらの入力 欄に対する操作入力をキーボード等から受け 付け、S102に戻る。
 他のメニューが選択された場合の処理も、 様にして行われる。そして、S112では、メイ ン画面の終了ボタンが操作されたか否かを判 断する等して本設定処理を終了するか否かを 判断し、終了しない場合にはS102に戻り、終 する場合には設定処理を終了する。

 図8は、外部ネットワーク11に接続されたPC40 0が行うメール受信処理の例を示している。 処理は、所定の時間間隔で繰り返し行われ 。同PCには、予めメールアドレスが付与され 、記憶部に記憶されているものとする。なお 、本処理は、外部ネットワーク11に接続され 携帯端末等の外部の端末で行われてもよい
 PCが本メール受信処理を開始すると、まず メールサーバ800に対して自身宛の電子メー が到着しているかどうかを問い合わせる(S202 )。メールサーバは、PCからの要求に応じて該 PCに付与された電子メールアドレス宛の未送 の電子メールを記憶媒体842に記憶している 否かを表す情報を該PCに対して返信する処 を行う。そこで、PCは、メールサーバからの 返信情報を受信する。S204では、該返信情報 基づいて、自身宛の電子メールが到着して るか否かを判断する。自身宛の電子メール 到着していないと判断した場合にはメール 信処理を終了するが、自身宛の電子メール 到着していると判断した場合には、メール ーバから自身宛の電子メールを取り込む処 を行う(S206)。そして、取り込んだ電子メー の内容をディスプレイに表示し(S208)、メー 受信処理を終了する。

 本システム1000では、図15~図25に示すような 子メールのデータ通信がPC400等の外部端末 NAS200との間で行われることにより、外部端 からNASの記憶媒体242へのアクセスが受け付 られる。図16に示すように、端末から記憶媒 体242へのアクセスを要求するコマンド(命令) は、該記憶媒体からファイルを読み出すREAD コマンド(読み出しコマンド)、該記憶媒体に ァイルを書き込むWRITEコマンド(保存コマン )、該記憶媒体からファイルやフォルダを削 除するDELETEコマンド(削除コマンド)、該記憶 体からフォルダの構造を読み出すDIRコマン (ディレクトリコマンド)、が含まれている なお、記憶媒体へのアクセスを要求するコ ンドの種類は、これらのコマンドの一部だ でもよいし、これらのコマンド以外のコマ ドが含まれていてもよい。
 ここで、外部端末の利用者が上記コマンド 忘れてしまうこともありうる。特に、外出 では、利用者は本ストレージシステムの操 マニュアルを持っていっていないことも多 。そこで、本実施形態では、図15に示すよ に、記憶媒体242に対してアクセスの開始を 求する意味の電子メールを送信することに り、図16に示す返信メールに表示されるコマ ンド一覧を利用して記憶媒体242へのアクセス を要求することができるようにしている。例 えば、図15に示す電子メール表示画面481のよ に、利用者は、宛先欄481aにNAS200の電子メー ルアドレスを操作入力し、タイトル欄481bにNA S200の名前(NAS-name)とパスワード(password1)を操 入力し、内容欄481cを空白とすることにより アクセス開始要求を意味する電子メールを 成することができる。そして、送信ボタン4 81eをポインティングデバイス等で操作すると 、アクセス開始要求を意味する電子メールを NAS200宛に送信することができる。このとき、 メールサーバ800は、PCから電子メールを受信 て記憶媒体842に記憶し、NASからの要求に応 て該電子メールをNASへ送信する。

 図9は、NAS200が行うメール受信処理を示して いる。本処理は、上記第二の時間t2以下の時 間隔で繰り返し行われる。なお、NASの記憶 体242には上記時間t1,t2,t3が記憶され、S304で 得される受信間隔t(分)はRAM213に記憶され、t の初期値にはt1が格納されているものとする
 NASがメール受信処理を開始すると、前回メ ルサーバに電子メールの到着を問い合わせ 時点からの経過時間te(秒)を取得する(S302)。 経過時間teは、タイマ回路214で計時されてい 現在時刻Tnowから前回メールサーバに電子メ ールの到着を問い合わせた時刻を差し引くこ とにより、求めることができる。次に、受信 間隔tを取得し、経過時間teが受信間隔t以上 あるか否かを判断する(S304)。条件不成立時(t e<t)には、受信タイミングでないことにな 、メール受信処理を終了する。条件成立時(t e≧t)には、メールサーバ800に対して自身宛の 電子メールが到着しているかどうかを問い合 わせ、自身宛の電子メールが到着している場 合にはメールサーバから該電子メールを取り 込む処理を行う(S306)。メールサーバは、NASか らの要求に応じて該NASに付与された電子メー ルアドレス宛の未送信の電子メールを記憶媒 体842に記憶しているか否かを表す情報を該NAS に対して返信する処理を行う。そこで、NASは 、メールサーバからの返信情報を受信し、該 返信情報に基づいて自身宛の電子メールが到 着しているか否かを判断する。

 図15、図17、図19、図21、図23、図25に示す うに、記憶媒体242に対してアクセスを要求 る意味の電子メールは、記憶媒体に対する クセスを許可するためのパスワードが例え タイトル欄に含まれる仕様とされている。 こで、NASは、電子メールの所定のデータ位 に含まれるパスワードが記憶媒体242に記憶 れている情報D2に対応したパスワードとさ た適式なフォーマットの電子メールが到着 たか否かを判断する(S308)。電子メール自体 到着していなかったり、到着した電子メー が適式なフォーマットでなかったり、到着 た電子メールの所定のデータ位置に含まれ パスワードがアクセスを許可するためのパ ワードと一致しなかったりすると、条件不 立となり、S310に進む。なお、到着した電子 ールが適式なフォーマットでない場合には の旨をエラーとして外部端末に返信し、到 した電子メールに含まれるパスワードが一 しなかった場合にはその旨をエラーとして 部端末に返信してもよい。S310では、アクセ スを許可するためのパスワードを含む適式な 電子メールを最後に受信した時刻T1から上記 三の時間t3が経過したか否かを判断する。 えば、タイマ回路で計時されている現在時 Tnowから時刻T1を差し引いた時間がt3以上か否 かを判断すればよい。条件不成立時(Tnow-T1< t3)には時間間隔tを変えることなくメール受 処理を終了するが、条件成立時(Tnow-T1≧t3)に は時間間隔tを第一の時間t1に設定して(S312)、 メール受信処理を終了する。これにより、外 部の端末からNAS200に対するアクセスの要求が 無くなったときに、NASでは比較的長い時間を 空けてNAS宛の電子メールを受信する処理が行 われる。従って、メールサーバに大きな負荷 をかけずに外部の端末からストレージ装置へ アクセスすることが可能になる。

 S308で条件成立時には、到着した電子メール が記憶媒体に対してアクセスの開始を要求す る意味の電子メールであるか否かを判断する (S314)。図15で示したような電子メールを受信 ると、条件成立となり、図16に示すように 憶媒体に対するアクセスのコマンドの一覧 含む電子メールを外部の端末に対して送信 る(S316)。このとき、メールサーバ800は、NAS ら電子メールを受信して記憶媒体842に記憶 、外部端末からの要求に応じて該電子メー を外部端末へ送信する。
 図16は、外部端末で表示される該電子メー の表示画面482の一例を示している。同画面48 2では、送信者表示欄482aにNAS200を表す情報(例 えばNASの名前や電子メールアドレス等)が表 され、タイトル欄482bに返信メールの旨が表 され、内容欄482cにコマンドの一覧が表示さ れる。内容欄482cに表示される情報には、コ ンドの一覧を含む電子メールの基データD1に 基づく情報482c1が含まれるとともに、例えば アクセス可能なフォルダの一覧482c3が含ま 、アクセスを許可するためのパスワードを 子メールの送信毎に変える場合には次回送 する電子メールに含めるためのパスワード48 2c2が含まれる。

 ここで、外部端末の利用者が返信ボタン482e を操作すると、メールソフトの処理により、 内容欄482cの情報を有する送信用の電子メー 表示画面が表示される。なお、図17、図19、 21、図23、図25に示すように、宛先欄483a,485a, 487a,489a,491aにはNAS200の電子メールアドレスま は該電子メールアドレスに対応した名前が 動的に挿入され、内容欄483c,485c,487c,489c,491c は受信メールの内容欄(482c)の情報が自動的 挿入される。このとき、利用者は、タイト 欄483b,485b,487b,489b,491bにNAS200の名前(NAS-name)と パスワードを操作入力し、内容欄のコマンド 一覧の中から必要なコマンド以外のコマンド を削除し、内容欄の「folder file:」以下では 必要な情報を削除し必要な情報を操作入力 ると、NASの記憶媒体に対してアクセスを要 する意味の電子メールを作成することがで る。そして、送信ボタン483e,485e,487e,489e,491e 操作すると、作成した電子メールをNASへ送 することができる。
 なお、図に示すように、NASの記憶媒体にア セルするためのユーザ名が外部端末に付与 れている場合には「username:」の後にユーザ を操作入力し、アクセスしようとするフォ ダにアクセスするためのフォルダパスワー が該フォルダに設定されている場合には「f olderpassword:」の後にフォルダパスワードを操 入力するようにしてもよい。これらの場合 NASでは「username:」の後に入力されたユーザ が外部端末に付与したユーザ名と一致して るか否かを判断し、「folderpassword:」の後に 力されたフォルダパスワードがフォルダに 定されたフォルダパスワードと一致してい か否かを判断し、ユーザ名およびフォルダ スワードが一致したときにS308で条件成立と 判断し、ユーザ名およびフォルダパスワード が一致しないときにはその旨をエラーとして 外部端末に返信すればよい。

 このようにして、NASは記憶媒体242に対し アクセスの開始を要求する意味の電子メー を外部端末から受信すると記憶媒体242に対 るアクセスのコマンドの一覧を含む電子メ ルを外部端末に対して送信し、外部端末は 記一覧に含まれるコマンドを含む電子メー を送信する。この電子メールをNASが受信す と、該電子メールに含まれるコマンドの処 が記憶媒体242に対して行われる。これによ 、外部端末を使用する利用者は、NASに対す アクセスのコマンドを覚えていなくても、 部端末からコマンドを指定してNASに対する クセスを実行させることができる。従って 本ストレージ装置200を含むストレージシス ムは、便利である。

 例えば、NASの記憶媒体からフォルダの構造 読み出す場合には、図17に示す電子メール 示画面483のように、DIRコマンドだけを残し フォルダ構造を読み出したいフォルダのパ (記憶領域内でファイルやフォルダの所在を す文字列)を「folder file:」以下に操作入力 ればよい。これにより、NASの記憶媒体のフ ルダ構造を読み出すディレクトリコマンド 含む電子メールが容易に作成され、容易に クセスする対象のファイルまたはフォルダ 探すことができる。
 また、NASの記憶媒体からファイルを読み出 場合には、図19に示す電子メール表示画面48 5のように、READコマンドだけを残し、読み出 たいファイルのパスを「folder file:」以下に 操作入力すればよい。これにより、指定され たファイルをNASの記憶媒体から読み出すこと を要求する意味の電子メールが容易に作成さ れ、NASから読み出したいファイルを容易にNAS の記憶媒体から読み出すことができる。

 さらに、NASの記憶媒体にファイルを保存す 場合には、図21に示す電子メール表示画面48 7のように、WRITEコマンドだけを残し、保存し たいファイルのパスを「folder file:」以下に 作入力し、添付ボタン487fを操作して保存し いファイルを選択操作することにより該フ イルを電子メールに添付すればよい。これ より、NASの記憶媒体の指定された領域に添 ファイルを保存することを要求する意味の 子メールが容易に作成され、NASに書き込み いファイルを容易にNASの記憶媒体から読み すことができる。
 さらに、NASの記憶媒体からファイルまたは ォルダを削除する場合には、図23に示す電 メール表示画面489のように、DELETEコマンド けを残し、削除したいファイルまたはフォ ダのパスを「folder file:」以下に操作入力す ばよい。これにより、指定されたファイル たはフォルダをNASの記憶媒体から削除する とを要求する意味の電子メールが容易に作 され、NASから削除したいファイルやフォル を容易にNASの記憶媒体から削除することが きる。

 むろん、利用者は、DIRコマンドでNASの記憶 体からフォルダ構造を読み出さずにフォル を指定する操作入力を外部端末から行って ァイルの読み出しや保存や削除を行うこと 可能である。
 本実施形態では、NASの記憶媒体に記憶され いるファイルおよびフォルダを全て削除す ことが可能である。この場合、図25に示す 子メール表示画面491のように、DELETEの後にAL Lを付加してDELETEALLコマンド(全削除コマンド) を作成すればよい。これにより、NASの記憶媒 体からファイルおよびフォルダを全て削除す ることを要求する意味の電子メールが容易に 作成され、NASの記憶媒体をフォーマットする ことができる。

 なお、NASのアクセス部が外部端末に対して 子メールを送信する毎に前回送信時とは異 るパスワードを電子メールに含めて該電子 ールを送信する場合、図16、図18、図20、図2 2、図24に示す返信メールのように、次回送信 する電子メールに含めるためのパスワード482 c2,484c2,486c2,488c2,490c2が含まれる。この場合、 部端末の利用者は、返信ボタン482e,484e,486e,4 88e,490e操作後に表示される送信用の電子メー 表示画面483,485,487,489,491のタイトル欄483b,485b ,487b,489b,491bに前記パスワード482c2,484c2,486c2,488 c2,490c2をNAS200の名前(NAS-name)とともに操作入力 することにより、NASの記憶媒体に対してアク セスを要求する意味の電子メールを作成する 。そして、NASのアクセス部は、S308で前記パ ワード482c2,484c2,486c2,488c2,490c2および上述した コマンドを含む電子メールが外部端末から到 着したか否かを判断し、該電子メールを受信 したときのみS314~S322で該受信した電子メール に含まれるコマンドの処理を記憶媒体242に対 して行う。
 以上の場合、ストレージ装置へのアクセス 許可するためのパスワードが電子メールの 信毎に変わるので、ストレージ装置への不 侵入に対する防御機能を向上させることが きる。

 NAS200は、図9のS316でコマンド一覧を含む 子メールを外部端末へ送信すると、時間間 tを第二の時間t2に設定して(S318)、メール受 処理を終了する。これにより、外部端末か アクセスの開始を要求する意味の電子メー を受信したときに第一の時間t1よりも短い時 間t2毎にNAS宛の電子メールを受信する処理が われる。従って、メールサーバに大きな負 をかけずに外部の端末からストレージ装置 アクセスすることが可能になる。

 また、NASは、S314で到着した電子メールが アクセスの開始を要求する意味の電子メール でないと判断した場合、到着した電子メール が上記コマンド一覧に含まれるコマンドを含 む電子メールであるか否かを判断する(S320)。 上述したコマンドの一覧に含まれるコマンド を含む電子メールを外部端末から受信した場 合、条件成立となり、S322で図10~図14に示すコ マンド別処理を行い、S324で時間間隔tを第二 時間t2に設定して、メール受信処理を終了 る。これにより、外部端末からアクセスを 求する意味の電子メールを受信したときに 間t1よりも短い時間t2毎にNAS宛の電子メール 受信する処理が行われる。従って、メール ーバに大きな負荷をかけずに外部の端末か ストレージ装置へアクセスすることが可能 なる。

 一方、NASは、S320で到着した電子メールが上 記コマンドを含まない電子メールであると判 断した場合、メール受信処理を終了する。そ の後、再びメール受信処理が行われ、前回メ ールサーバに電子メールの到着を問い合わせ た時点からの経過時間teが第一の時間t1また 第二の時間t2以上となったときに電子メール が受信され、上記コマンドに応じたアクセス の処理が行われる。
 以上説明したようにして、NASのアクセス部 、時間t1毎にNAS宛の電子メールを受信する 理を行い、外部端末からアクセスの開始を 求する意味の電子メールを受信したときに 時間t1よりも短い時間t2毎にNAS宛の電子メー を受信する処理を行って外部端末からの電 メールに含まれるコマンドの処理を記憶媒 に対して行う。

 図10は、NAS200がDIRコマンドおよびアクセス 許可するためのパスワードを含む電子メー を受信した場合に上記S322で行われるフォル 構造読み出し処理の一例を示している。本 理は、例えば、図17に示す電子メールを外 端末から受信したときに行われる。
 NASは、処理を開始すると、受信メール中で 定されたフォルダを表す情報483c1を受信メ ルから抽出し、この情報483c1で表される指定 されたフォルダのフォルダ構造を記憶媒体242 から読み出す(S402)。なお、指定されたフォル ダが記憶媒体に形成されていない場合には、 その旨をエラーとして外部端末に返信しても よい。次に、記憶媒体からコマンド一覧を含 む電子メールの基データD1を読み出す(S404)。 の基データは、例えば図18に示す返信メー のように、NAS200を表し送信者表示欄484aに挿 される情報(例えばNASの名前や電子メールア ドレス等)、返信メールの意味でタイトル欄48 4bに挿入される情報、内容欄484cの定型部分484 c1を表す情報とされる。さらに、S402で読み出 したフォルダ構造を表す情報484c3を内容欄484c に付加する(S406)。なお、アクセスを許可する ためのパスワードを電子メールの送信毎に変 える場合には、前回とは異なるパスワード484 c2を付与し、このパスワードを内容欄484cに付 加する(S408)。

 以上の処理によりDIRコマンドに対する返 用の電子メールが生成されるので、この電 メールを外部端末に送信して(S410)、フォル 構造読み出し処理を終了する。すると、図1 8に示す返信メールの表示画面484がPC400等の外 部端末に表示される。そこで、外部端末の利 用者は、返信ボタン484eを操作することによ 、フォルダ構造を表す情報484c3を参照しなが らNASに対してアクセスを要求する意味の電子 メールを容易に作成することができる。例え ば図19に示すように、利用者は、タイトル欄( 485b)にNASの名前とパスワードを操作入力し、 容欄(485c)のコマンド一覧の中から必要なコ ンド以外のコマンドを削除し、「folder file: 」以下では不必要な情報を削除し必要な情報 を操作入力し、送信ボタン(485e)を操作すると 、NASへのアクセス要求を意味する電子メール を送信することができる。

 図11は、NAS200がREADコマンドおよびアクセス 許可するためのパスワードを含み指定され ファイルを記憶媒体から読み出す意味の電 メールを受信した場合に上記S322で行われる ファイル読み出し処理の一例を示している。 本処理は、例えば、図19に示す電子メールを 部端末から受信したときに行われる。
 NASは、処理を開始すると、受信メール中で 定されたフォルダを表す情報485c1を受信メ ルから抽出し、この情報485c1で表される指定 されたフォルダのファイルを記憶媒体242から 読み出す(S422)。なお、指定されたファイルが 記憶媒体に記憶されていない場合には、その 旨をエラーとして外部端末に返信してもよい 。次に、記憶媒体からコマンド一覧を含む電 子メールの基データD1を読み出す(S424)。この データは、例えば図20に示す返信メールの うに、NAS200を表し送信者表示欄486aに挿入さ る情報(例えばNASの名前や電子メールアドレ ス等)、返信メールの意味でタイトル欄486bに 入される情報、内容欄486cの定型部分486c1を す情報とされる。さらに、S422で読み出した ファイルのパスおよびファイル名を表す情報 486c3を内容欄486cに付加する(S426)。また、S422 読み出したファイルを添付ファイルとして 子メールに添付する(S428)。なお、パスワー を送信毎に変える場合には、前回とは異な パスワード486c2を内容欄486cに付加する(S430)

 以上の処理によりREADコマンドに対する返信 用の電子メールが生成されるので、この電子 メールを外部端末に送信して(S432)、ファイル 読み出し処理を終了する。すると、図20に示 返信メールの表示画面486がPC400等の外部端 に表示される。そこで、外部端末の利用者 、添付欄486dに表示された添付ファイルを開 たり端末の所定の場所に保存したりするこ により、NASの記憶媒体から読み出されたフ イルを利用することができる。
 なお、利用者は、返信ボタン486eを操作する ことにより、NASに対してさらにアクセスを要 求する意味の電子メールを容易に作成するこ とができる。例えば図21に示すように、利用 は、タイトル欄(487b)にNASの名前とパスワー を操作入力し、添付欄(487d)でファイルを添 する操作を行い、内容欄(487c)のコマンド一 の中から必要なコマンド以外のコマンドを 除し、「folder file:」以下では不必要な情報 を削除し必要な情報を操作入力し、送信ボタ ン(487e)を操作すると、NASへのアクセス要求を 意味する電子メールを送信することができる 。

 図12は、NAS200がWRITEコマンドおよびアクセス を許可するためのパスワードを含み記憶媒体 の指定されたフォルダに添付ファイルを保存 する意味の電子メールを受信した場合に上記 S322で行われるファイル保存処理の一例を示 ている。本処理は、例えば、図21に示す電子 メールを外部端末から受信したときに行われ る。
 NASは、処理を開始すると、受信メール中で 定されたフォルダを表す情報487c1を受信メ ルから抽出し、この情報487c1で表される指定 されたフォルダ(領域)へ添付ファイルを保存 る(S442)。なお、指定されたフォルダが記憶 体に形成されていない場合には、その旨を ラーとして外部端末に返信してもよいし、 定されたフォルダを記憶媒体に形成したう で該フォルダへ添付ファイルを保存しても い。次に、記憶媒体からコマンド一覧を含 電子メールの基データD1を読み出す(S444)。 の基データは、例えば図22に示す返信メール のように、NAS200を表し送信者表示欄488aに挿 される情報(例えばNASの名前や電子メールア レス等)、返信メールの意味でタイトル欄488 bに挿入される情報、内容欄488cの定型部分488c 1を表す情報とされる。さらに、S442で保存し ファイルのパスおよびファイル名を表す情 488c3を内容欄488cに付加する(S446)。なお、パ ワードを送信毎に変える場合には、前回と 異なるパスワード488c2を内容欄488cに付加す (S448)。

 以上の処理によりWRITEコマンドに対する返 用の電子メールが生成されるので、この電 メールを外部端末に送信して(S450)、ファイ 保存処理を終了する。すると、図22に示す返 信メールの表示画面488がPC400等の外部端末に 示される。
 なお、利用者は、返信ボタン488eを操作する ことにより、NASに対してさらにアクセスを要 求する意味の電子メールを容易に作成するこ とができる。例えば図23に示すように、利用 は、タイトル欄(489b)にNASの名前とパスワー を操作入力し、内容欄(489c)のコマンド一覧 中から必要なコマンド以外のコマンドを削 し、「folder file:」以下では不必要な情報を 削除し必要な情報を操作入力し、送信ボタン (489e)を操作すると、NASへのアクセス要求を意 味する電子メールを送信することができる。

 図13は、NAS200がDELETEコマンドおよびアクセ を許可するためのパスワードを含み記憶媒 の指定されたファイルまたはフォルダを削 する意味の電子メールを受信した場合に上 S322で行われる削除処理の一例を示している 本処理は、例えば、図23に示す電子メール 外部端末から受信したときに行われる。
 NASは、処理を開始すると、受信メール中で 定されたファイルまたはフォルダを表す情 489c1を受信メールから抽出し、この情報489c1 で表される指定されたファイルまたはフォル ダを削除する(S462)。なお、指定されたファイ ルまたはフォルダが記憶媒体に含まれていな い場合には、その旨をエラーとして外部端末 に返信してもよい。次に、記憶媒体からコマ ンド一覧を含む電子メールの基データD1を読 出す(S464)。この基データは、例えば図24に す返信メールのように、NAS200を表し送信者 示欄490aに挿入される情報(例えばNASの名前や 電子メールアドレス等)、返信メールの意味 タイトル欄490bに挿入される情報、内容欄490c の定型部分490c1を表す情報とされる。さらに S462で削除したファイルまたはフォルダのパ スおよびファイル名またはフォルダ名を表す 情報490c3を内容欄490cに付加する(S466)。なお、 パスワードを送信毎に変える場合には、前回 とは異なるパスワード490c2を内容欄490cに付加 する(S468)。

 以上の処理によりDELETEコマンドに対する返 用の電子メールが生成されるので、この電 メールを外部端末に送信して(S470)、削除処 を終了する。すると、図24に示す返信メー の表示画面490がPC400等の外部端末に表示され る。
 なお、利用者は、返信ボタン490eを操作する ことにより、NASに対してさらにアクセスを要 求する意味の電子メールを容易に作成するこ とができる。例えば図25に示すように、利用 は、タイトル欄(491b)にNASの名前とパスワー を操作入力し、内容欄(491c)のコマンド一覧 中から必要なコマンド以外のコマンドを削 し、「folder file:」以下を削除し、送信ボタ ン(491e)を操作すると、NASへのアクセス要求を 意味する電子メールを送信することができる 。

 図14は、NAS200がDELETEALLコマンドおよびアク スを許可するためのパスワードを含む電子 ールを受信した場合に上記S322で行われる全 除処理の一例を示している。本処理は、例 ば、図25に示す電子メールを外部端末から 信したときに行われる。本処理はNASの記憶 体のデータを全て削除することを意味する め、NASは、外部端末へ確認メールを送信し この確認メールに対して記憶媒体のデータ 全て削除する意味の返信メールを受信した 合に、記憶媒体のデータ全てを削除する処 を行うようにしている。
 NASは、処理を開始すると、記憶媒体のデー 全てを削除することを確認する意味の電子 ールである確認メールを既に外部端末へ送 したか否かを判断する(S482)。確認メールを だ送信していないと判断した場合、DELETEALL マンドを含む電子メールを受信した外部端 宛の確認メールを生成する(S484)。確認メー の内容欄には、例えば、「Are you sure ?」 ような記憶媒体のフォーマットの確認を求 る情報が含められる。なお、パスワードを 信毎に変える場合には、前回とは異なるパ ワードを内容欄に付加する(S486)。そして、 成した確認メールを外部端末に送信して(S488 )、全削除処理を終了する。

 ここで、外部端末の利用者は、確認メー に対する返信メールとして、DELETEALLコマン およびアクセスを許可するためのパスワー を含む電子メールを作成してNAS宛に送信す ことができる。従って、NASは、DELETEALLコマ ドを含む返信メールを受信すると、上記S322 で再び全削除処理を行う。この場合、S482で 条件成立となり、記憶媒体をフォーマット 、記憶媒体のデータを全て削除する(S490)。 た、記憶媒体をフォーマットしている最中 ある旨の電子メールを外部端末へ送信し(S492 )、全削除処理を終了する。

 以上説明したように、外部ネットワークに 続された外部端末が内部ネットワークに接 されたNASの記憶媒体に対してアクセスする き、アクセスする対象のファイルが電子メ ルに添付され、外部端末とNASとの間で該電 メールのデータ通信が行われて、外部端末 ら前記記憶媒体へのアクセスが受け付けら る。すると、外部ネットワークと内部ネッ ワークとの間に設けられるネットワーク交 機やファイアウォールを特別な設定にしな ても、アクセスする対象のファイルを添付 た電子メールが外部ネットワークおよび内 ネットワークを経由するデータ通信により 部端末やNASに届けられる。これにより、例 ば、遠隔地よりメールの添付ファイル機能 通じてファイルの送受を行うことができ、 子メールのデータ通信を行うことができる 境であればネットワーク交換機やファイア ォールの制約に捕らわれずに必要なときに 要なデータをストレージ装置との間で送受 ることができる。
 従って、本ストレージシステム、本ストレ ジ装置、並びに、その制御方法、および、 の制御プログラムによると、外部の端末か ストレージ装置の記憶媒体へ容易にアクセ することが可能になる。

 なお、外部端末に携帯電話600を用いると 携帯電話で撮影した写真画像のデータを添 ファイルにした電子メールを自宅や社内の トレージ装置へ送信したり、音楽再生機能 きの携帯電話で急に音楽を聴きたくなった 合に自宅のストレージ装置から音楽ファイ を添付した電子メールを受信したり、出張 から急に仕事上のデータが欲しくなった場 に社内のストレージ装置から該データを格 したファイルを添付した電子メールを受信 たりすることができる。従って、携帯電話 用いても、本ストレージシステムを構成す ことができ、利便性の高いストレージシス ムを提供することができる。

(3)その他の変形例:
 上記内部ネットワークと上記外部ネットワ クとの間にファイアウォールが設けられて なくても、本発明を適用可能である。
 上記内部ネットワークは、外部ネットワー に接続された外部側内部ネットワークと、 部ネットワークに接続されず前記外部側内 ネットワークに接続された内部側内部ネッ ワークと、から少なくとも構成されてもよ 。また、上記外部ネットワークは、内部ネ トワークに接続された内部側外部ネットワ クと、内部ネットワークに接続されず前記 部側外部ネットワークに接続された外部側 部ネットワークと、から少なくとも構成さ てもよい。むろん、内部ネットワークや外 ネットワークは、3層構造以上のネットワー クでもよい。これらの場合でも、内部ネット ワークに接続されたストレージ装置と外部ネ ットワークに接続された端末との間でアクセ ス対象のファイルを電子メールに添付するこ とによりストレージ装置は端末から記憶媒体 へのアクセスを受け付けることができる。

 ストレージ装置と端末との間で電子メー のデータ通信を行う場合、送信側で電子メ ルを暗号化して受信側へ送信し、受信側で 子メールを復号化してもよい。暗号化の際 は、データを圧縮してもよいし、アクセス 受け付けるためのパスワードに応じて暗号 後のデータが変わるようにしてもよい。両 間でファイルを添付して電子メールのデー 通信を行う場合、添付ファイルを所定のデ タサイズ以内でデータを分割してデータ通 を行ってもよい。すると、メールサーバが 定のデータサイズ以上の添付ファイルのデ タ通信を許可しない場合でも、両者間で大 なデータサイズのファイルを添付した電子 ールのデータ通信を行うことが可能になる

 上述したコマンドはストレージ装置の記 媒体へアクセスするための命令の一例に過 ないため、記憶媒体へアクセスするための マンドは、例えば、読み出しコマンドのみ 保存コマンドのみ、ディレクトリコマンド 読み出しコマンドと保存コマンドのみ、等 もよい。上記全削除コマンドは、ツリー型 ォルダ(ディレクトリ)構造の最上層にある ォルダ(ルートディレクトリ)を指定した削除 コマンドで代用してもよい。削除コマンドは 、データが格納されていないデータサイズ0 ファイルを指定した保存コマンドで代用し もよい。

 上述したフローチャートでは、各ステッ の順番を一部入れ替えることが可能である 例えば、図10のフォルダ構造読み出し処理 は、S402とS404とを入れ替え可能であり、S406 S408とを入れ替え可能である。図11~図14の処 でも、同様である。

 なお、本発明は、上述した実施形態や変 例に限られず、上述した実施形態および変 例の中で開示した各構成を相互に置換した 組み合わせを変更したりした構成、公知技 並びに上述した実施形態および変形例の中 開示した各構成を相互に置換したり組み合 せを変更したりした構成、等も含まれる。