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Title:
SUPPORT DEVICE FOR VEHICLE DOOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081940
Kind Code:
A1
Abstract:
A vehicle door (12) can move to a totally closed state, a halfway opened state, and a totally opened state. In the halfway opened and totally opened states, a pivoting connection section (17) between an upper door (15) and a lower door (16) protrudes outward from a vehicle body (11). A support device for the vehicle door (12) has a rod mechanism (19, 30) for connecting the lower door (16) to the vehicle body (11). The rod mechanism (19, 30) has a first support point (20, 31a) provided to the vehicle body (11) and a second support point (21, 32b) provided to the lower door (16). The distance between the first support point (20, 31a) and the second support point (21, 32b) can be reduced or increased. The distance between the support points decreases when the vehicle door moves from the halfway opened state to the totally opened state. The rod mechanism (19, 30) generates urging force for separating the second support point (21, 32b) away from the first support point (20, 31a).

Inventors:
SUMIYA SEIICHI (JP)
FUKUMOTO RYOICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/073446
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
December 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
AISIN SEIKI (JP)
SUMIYA SEIICHI (JP)
FUKUMOTO RYOICHI (JP)
International Classes:
B60J5/12; B60J5/10; E05D15/40; E05F1/10; E05F3/02; E05F15/12
Foreign References:
US6068327A2000-05-30
JP2002227513A2002-08-14
JPS6261726U1987-04-16
Attorney, Agent or Firm:
ONDA, Hironori et al. (Ohmiya-cho 2-chomeGifu-sh, Gifu 31, JP)
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Claims:
 車両ドアの支持装置であって、前記車両ドアは全閉状態、半開状態、および全開状態に移動可能であり、前記全閉状態の前記車両ドアは、車体に形成された車両開口を閉鎖し、前記全開状態の前記車両ドアは、前記車両開口を開放し、前記半開状態は前記全閉状態と前記全開状態の間であり、前記車両ドアはアッパドアとロアドアを有し、前記アッパドアの上端は前記車体に回動可能に連結されるように適合され、前記ロアドアの上端は回動連結部によって前記アッパドアの下端に回動可能に連結され、前記車両ドアが前記全閉状態から開く場合、前記ロアドアが前記アッパドアに対して回動しつつ前記アッパドアが前記車体に対して回動することによって、前記回動連結部は前記車体の外方に突出するように動き、
 前記支持装置は、前記車体に前記ロアドアを連結するロッド機構を備え、
 前記ロッド機構は前記車体に設けられる第1支点と、前記ロアドアに設けられる第2支点とを有し、前記第1支点と前記第2支点の間の距離である支点間距離が伸縮可能であるように前記ロッド機構は構成され、
 前記ロッド機構は、前記半開状態から前記全開状態に移行する場合に前記支点間距離が減少可能であり、且つ前記第2支点を前記第1支点から遠ざけるように付勢力を発生させるように構成される、車両ドアの支持装置。
 前記車両ドアが前記半開状態から前記全閉状態に移行する途中の状態を小開状態と称すると、
 前記支持装置は更に規制機構を備え、
 前記規制機構は、前記小開状態と前記全閉状態の間において、前記支点間距離の減少を規制する、請求項1記載の支持装置。
 前記車体と前記ロアドアのうちの一方を第1体と称し、他方を第2体と称すると、
 前記ロッド機構は、
 前記第1体に回動可能に取付けられる筒状ハウジングと、
 前記第2体に回動可能に取付けられるロッドであって、前記ロッドは前記筒状ハウジング内に挿入されることと、
 前記筒状ハウジング内に収容される付勢部材であって、前記付勢部材は、前記ロッドが前記筒状ハウジング内に没入した場合に前記第2支点を前記第1支点から遠ざける方向に付勢することと
を備える、請求項1記載の支持装置。
 前記支持装置は更に規制機構を備え、前記規制機構は、
 前記筒状ハウジングに設けられるローラと、
 前記第2体に設けられるカム部材と
を備え、
 前記車両ドアが前記半開状態から前記全閉状態に移行する途中の状態を小開状態と称すると、
 前記ローラは、前記小開状態と前記全閉状態の間において前記カム部材に当接し、その結果、前記支点間距離の減少は規制される、請求項3記載の支持装置。
 前記車体と前記ロアドアのうちの一方を第1体と称し、他方を第2体と称すると、
 前記ロッド機構は、
 前記第1体に回動可能に連結される第1アームと、
 前記第2体に回動可能に連結される第2アームであって、前記第1アームは前記第2アームに回動可能に連結されることと、
 前記第2アームと前記第2体の間に配置されるトーションスプリングと
を備え、
 前記トーションスプリングは、前記第2アームの回動によって前記支点間距離が減少した場合、前記第2支点を前記第1支点から遠ざけるように付勢する、請求項1記載の支持装置。
 前記支持装置は更に規制機構を備え、前記規制機構は、
 前記第1アームに設けられるローラと、
 前記第2体に設けられるカム部材と
を備え、
 前記車両ドアが前記半開状態から前記全閉状態に移行する途中の状態を小開状態と称すると、
 前記ローラは、前記小開状態と前記全閉状態の間において前記カム部材に当接し、その結果、前記支点間距離の減少は規制される、請求項5記載の支持装置。
 前記支持装置は更に、前記車両ドアに設けられる駆動装置を有し、
 前記駆動装置は、前記回動連結部を回動中心として、前記アッパドアと前記ロアドアの一方に対して他方を回動させる、請求項1~6何れか一項記載の支持装置。
Description:
車両ドアの支持装置

 本発明は、車両ドアの支持装置に係る。 しくは車両ドアは、車体に形成された車両 口を閉鎖する全閉状態と、車両開口を開放 る半開状態と全開状態とに移動するように 作される。アッパドアの上端は、車体に回 可能に連結されるように適合される。ロア アの上端は、回動連結部によってアッパド の下端に回動可能に連結される。ロアドア アッパドアに対して回動しつつ、アッパド が車体に対して回動することによって、回 連結部は、車体の外方に突出するように動 。

 乗用車の車両後面に、荷台のためのバッ ドアを備える場合がある。たとえばワゴン イプ、バンタイプ、およびハッチバックタ プの車両である。板一枚のバックドアを、 両ルーフの後端に、上下方向に回動可能に 持する場合がある。ユーザは、バックドア 設けたハンドルを持って、バックドア全体 後ろ上方に跳ね上げることによってバック アを開ける。この場合、バックドアを開け ためには、バックドアの後ろに大きさスペ スが必要である。バックドア全体の高さが バックドアの回動半径であるからである。 こで特許文献1は、中折れ式のバックドアを 開示する。

 特許文献1のロアドアの下端には、左右一 対の転動輪が設けられる。車体後部には、上 下に延びる案内レールが、左右一対に設けら れる。バックドアを開く際、転動輪が案内レ ールに沿って上昇することによって、バック ドアは中折れする。

 しかし、案内レールを車体に設けると、車 における変更点が多い。つまり、バックド を車両に搭載するのに手間が掛かる。また バックドアを全開状態にしても、折り畳ん バックドアは、案内レールの上端から略水 に延びる状態である。つまり板一枚のバッ ドアを上方に跳ね上げる場合に比べて、開 面積が少なく、荷物の積降し作業が難しい

特開2006-56433号公報

 本発明の目的は、車両に搭載し易く、かつ 物の積降し作業を容易にする、車両ドアの 持装置を提供することにある。
 本発明の一観点によれば、車両ドアの支持 置が提供される。車両ドアは全閉状態、半 状態、および全開状態に移動可能である。 閉状態の車両ドアは、車体に形成された車 開口を閉鎖する。全開状態の車両ドアは、 両開口を開放する。半開状態は、全閉状態 全開状態の間である。車両ドアは、アッパ アとロアドアを有する。アッパドアの上端 、車体に回動可能に連結されるように適合 れる。ロアドアの上端は、回動連結部によ てアッパドアの下端に回動可能に連結され 。車両ドアが全閉状態から開く場合、ロア アがアッパドアに対して回動しつつ、アッ ドアが車体に対して回動する。その結果、 動連結部は、車体の外方に突出するように く。支持装置は、車体にロアドアを連結す ロッド機構を備える。ロッド機構は、車体 設けられる第1支点と、ロアドアに設けられ る第2支点とを有する。第1支点と第2支点の間 の距離は、支点間距離である。ロッド機構は 、支点間距離を伸縮可能に構成される。ロッ ド機構は、半開状態から全開状態に移行する 場合に支点間距離を減少可能である。ロッド 機構は、第2支点を第1支点から遠ざけるよう 、付勢力を発生させるように構成される。

図1(a)は、第1実施形態のバックドアの 持装置の側面図。図1(b)は、図1(a)に示すロッ ド機構の部分断面図。図1(c)は、図1(a)のカム 構の拡大図。 図2(a)は、図1(a)のバックドアの半開状 (実線)と、全開状態(二点鎖線)とを示す側面 。図2(b)は、図2(a)のヒンジ部の拡大図。 図3(a)は、第2実施形態のバックドアの 持装置の側面図。図3(b)は、図3(a)に示すロッ ド機構の表裏反転した拡大図。 図4(a)は、図3(a)のバックドアの半開状 (実線)と、全開状態(二点鎖線)とを示す側面 。図4(b)は、図4(a)のヒンジ部の拡大図。 図5(a)は、第3実施形態のバックドアを 車両内部から見た正面図。図5(b)は、図5(a)に 示す駆動ユニットの斜視図。 図5(b)の駆動ユニットの部分断面図。 図6の駆動ユニットを、矢印A方向から た側面図。 図5(a)に対する別例のバックドアを、車 両内部から見た正面図。

 図1(a)~図2(b)は、本発明の第1実施形態を説明 する。
 図1(a)に示すように、第1実施形態は、車両 バックドア12を支持するドア支持装置として 具体化される。車両としての自動車の車体11 後部には、車両開口11cが形成される。車両 アとしてのバックドア12は、車両開口11cを 閉する。バックドア12は、アッパドア15とロ ドア16を有する中折れ式ドアである。つま バックドア12は、アッパドア15とロアドア16 に2分割される。

 図1(a)の実線は、バックドア12の全閉状態 示す。図1(a)の二点鎖線と、図2(a)の実線は それぞれバックドア12の半開状態を示す。図 2(a)の二点鎖線は、バックドア12の全開状態を 示す。アッパドア15の上端は、左右一対のア パヒンジ14を介して、車両ルーフ13の後部に 回動可能に支持される。ロアドア16の上部は 左右一対の回動連結部としてのセンタヒン 17によって、アッパドア15の下部に相対回動 可能に連結される。アッパドア15の上端と下 、およびロアドア16の上端と下端は、バッ ドア12が全閉状態の場合の上下関係に基づき 名付ける。アッパドア15とロアドア16の間の 度を、連結角度αと称する。

 図1(a)の実線に示すように、バックドア12 全閉状態の場合、アッパドア15とロアドア16 は、車両後面11aに沿って延びる。アッパドア 15とロアドア16は、車両後面11aに沿って延び 姿勢に保持されることによって、車両開口11 cを閉塞する。全閉状態において、アッパド 15とロアドア16の外面は、略同一平面状であ 。すなわち、連結角度αは、略180度である

 図1(a)の二点鎖線と、図2(a)の実線に示す うに、バックドア12が半開状態の場合、ロア ドア16は、アッパドア15から垂れ下がる。つ り、アッパドア15は車体11に対して開方向に 大限に回動した姿勢に保持される。バック ア12が半開状態の場合、アッパドア15のみが 全開状態であり、ロアドア16は車両開口11cの 部を遮っている。バックドア12が半開状態 場合、アッパドア15に対するロアドア16の角 は、全閉状態の場合よりも小さい。つまり 全閉状態から半開状態に移行する際、アッ ドア15の開方向への回動に伴い、ロアドア16 はアッパドア15に対して垂れ下がるように所 量だけ相対回動する。その結果、センタヒ ジ17が車体外方に突出するように、半開状 のバックドア12は中折れする。

 図2(a)の二点鎖線に示すように、バックドア 12が全開状態の場合、バックドア12は折畳み 態である。つまりロアドア16は、アッパドア 15の下方において折重ねられる。その結果、 ッパドア15に対するロアドア16の角度は、半 開状態の場合よりも小さい。つまり半開状態 から全開状態への移行時に、ロアドア16は、 ッパドア15に接近するように相対回動する 全開状態のロアドア16の下端は、半開状態の 場合よりも、車体11に接近する。その結果、 開状態のバックドア12は、半開状態の場合 りも、折曲げられる
 本実施形態において、アッパドア15の上下 向寸法は、ロアドア16の上下方向寸法よりも 大きく設定される。アッパドア15とロアドア1 6それぞれの上下方向寸法は、バックドア12の 全閉状態における上下方向寸法を意味する。

 図1(a)に示すように、アッパドア15の上端 、ダンパステー18によって、車両開口11cの 部に連結される。ダンパステー18は、圧縮ガ スを封入したガスピストンを有する。ダンパ ステー18は、ユーザがバックドア12を手動操 で開けるときに、バックドア12を開方向に付 勢する助勢装置である。つまりダンパステー 18のガスピストンは、アッパドア15を押上げ 方向に付勢する。ダンパステー18は、図1(a) のみ示す。

 ロアドア16の下端と、車体11との間には、 公知のドアロック装置(図示略)が設けられる ロアドア16の外面には、ドアロック装置を ック解除操作するためのハンドル16aが設け れる。

 図1(a)に示すように、ロアドア16は、左右 対のロッド機構19によって、車両サイドフ ーム11bの後部上部寄りに連結される。ロッ 機構19は、伸縮可能である。バックドア12が 閉状態と半開状態の場合、ロッド機構19は 長状態である。バックドア12が半開状態から 全開状態の場合、ロッド機構19は縮長状態で る。ロッド機構19は、バックドア12の中折れ を許容するように配置される。ロッド機構19 、半開状態と全開状態それぞれにおいて、 アドア16を支持する。

 ロッド機構19は、第1支点20と第2支点21を する。第1支点20は、車両サイドフレーム11b 、回動可能に取付けられる。第2支点21は、 アドア16の側部16bに、回動可能に取付けられ る。

 図1(b)に示すように、ロッド機構19は第1ロ ッド19a、第2ロッド22、およびスプリング24を える。第1ロッド19aは、第1支点20が設けられ る第1端と、筒状ハウジング23が設けられる第 2端とを有する。第2ロッド22は、抜止フラン 22aが設けられる第1端と、第2支点21が設けら る第2端とを有する。抜止フランジ22aは、筒 状ハウジング23に収容される。円筒状の筒状 ウジング23は、第1支点20と第2支点21の中間 位置する。

 筒状ハウジング23は、スプリング24と抜止 フランジ22aを収容する。つまり第2ロッド22の 一部は、筒状ハウジング23内に挿入される。 プリング24は、抜止フランジ22aを、筒状ハ ジング23の外方に向かって付勢する付勢部材 である。本実施形態のスプリング24は、コイ スプリングである。抜止フランジ22aは、筒 ハウジング23の蓋から抜けない。つまりス リング24は、第2ロッド22が筒状ハウジング23 に没入すると、第2ロッド22を筒状ハウジン 23から突出するように付勢する。つまりス リング24は、第2支点21を、第1支点20から遠ざ かるように付勢する。よって第2ロッド22に外 力が加わらない限り、スプリング24はロッド 構19を伸長状態に保持する。

 図1(c)に示すように、筒状ハウジング23の 面には、ローラ25が取付けられる。ローラ25 は、第2支点21寄りに位置する。ロアドア16に 、カム部材26が固定される。カム部材26は、 たとえばボルト(図示略)によってロアドア16 固定される。カム部材26は、ロアドア16の側 16bにおいて、第2支点21周りに位置する。カ 部材26は、円弧状の転動面としてのカム面26 aを有する。バックドア12が全閉状態の場合、 ローラ25はカム面26aに当接する。ローラ25と ム部材26は、ロッド機構19の縮長を規制する 制機構を構成する。カム面26aは、第2支点21 中心とする円弧面である。つまりカム面26a 各位置と、第2支点21との間の距離は、一定 である。つまりローラ25がカム面26aに当接 る状態では、第2ロッド22は筒状ハウジング23 に没入できない。

 全閉状態と半開状態の間において、ロー 25がカム面26aに当接する状態の一つを、バ クドア12の小開状態と称する。バックドア12 全閉状態と小開状態の間において、ローラ2 5はカム面26a上を転動する。つまり、バック ア12の全閉状態と半開状態の場合、カム面26a は、ロッド機構19の縮長を規制する。バック ア12の半開状態において、ローラ25はカム部 材26から離間しており、第2ロッド22は僅かに 状ハウジング23内に没入する。バックドア12 の全開状態において、第2ロッド22は更に筒状 ハウジング23内に没入する。

 第1支点20と第2支点21の間の距離を、支点 距離と称する。バックドア12が全閉状態の 合の支点間距離を、第1支点間距離L1と称す 。バックドア12が全開状態の場合の支点間距 離を、第2支点間距離L2と称する。第1支点間 離L1は、第2支点間距離L2よりも大きい(L1>L2 )。

 図1(a)~図2(b)のドア支持装置の作用を説明す 。
 全閉状態のバックドア12を開く際、たとえ ユーザは、ドアロック装置(図示略)によるバ ックドア12のドアロックを解除するため、先 ハンドル16aを操作する。その後、ユーザが ンドル16aを把持しつつ、バックドア12を引 上げると、アッパドア15がアッパヒンジ14周 に回動し、その結果、バックドア12は半開 態になる。本実施形態では、半開状態にお てロッド機構19は伸長状態であり、支点間距 離は第1支点間距離L1である。

 ロッド機構19は、半開状態のロアドア16の 姿勢を、全閉状態の場合の姿勢と略同様に維 持する。つまり全閉状態と半開状態の間にお いて、ロアドア16の下端の回動軌跡R1は、図1( a)に1点鎖線で示すように円弧状である。よっ て、車両後端からのバックドア12の突出量は コンパクトである。バックドア12の半開状 において、ロアドア16は車両後面11aに沿って 垂れ下がる姿勢である。よって、ロアドア16 下端の、地面からの高さは、たとえばロア ア16が斜めに傾くような場合に比べて、低 。よって、背の低い人や、手の上がり難い たとえば高齢者でも、ハンドル16aを掴むの 楽である。

 半開状態のロアドア16を、車体11に接近す るようにユーザが斜め上方に押上げると、第 2ロッド22が筒状ハウジング23内に没入する。 まり第2支点21が第1支点20に接近する。よっ 、ロアドア16はセンタヒンジ17周りに回動し て、バックドア12は全開状態になる。支点間 離は第2支点間距離L2になる。

 図2(a)と図2(b)は、それぞれ第1支点20とセ タヒンジ17を通る二点鎖線の仮想線としての 付勢力切換線Q1を示す。全開状態の第2支点21 、付勢力切換線Q1に対してアッパヒンジ14寄 りに位置する。つまりスプリング24は、全開 態の第2支点21を、アッパドア15に接近させ ように付勢する。よってスプリング24は、全 開状態のロアドア16を、アッパドア15に隣接 る状態に保持する。

 一方、半開状態の第2支点21は、付勢力切 線Q1に対してアッパヒンジ14とは反対側に位 置する。つまりスプリング24は、半開状態の アドア16を、アッパドア15から遠ざかる方向 に付勢する。つまりユーザは、スプリング24 付勢力に抗して、ロアドア16を半開状態か 、全閉状態までに付勢する。

 バックドア12を全開状態から閉じる場合 ユーザがスプリング24の付勢力に抗してロア ドア16を引下げると、第2支点21が付勢力切換 Q1を通過し、ロアドア16は半開状態になる。 更にユーザが、ダンパステー18の付勢力に抗 てロアドア16を押下げると、アッパドア15が 回動軌跡R1に沿って移動し、バックドア12は 閉状態になる。

 バックドア12の小開状態と全閉状態の間 おいて、ローラ25はカム面26aに当接する。従 って、第1支点間距離L1が保たれる。よって、 たとえばユーザが、半開状態のロアドア16を 剰に勢いよく押下げても、バックドア12の 折れは防止され、バックドア12はスムーズに 全閉状態まで移動する。ドアロック装置(図 略)は、全閉状態のバックドア12をドアロッ する。

 第1実施形態は、以下の利点を有する。
 (1) 伸縮可能なロッド機構19は、車体11に対 てロアドア16を支持する。ロッド機構19が、 第1支点間距離L1から第2支点間距離L2まで縮長 することによって、バックドア12は、半開状 から全開状態まで折曲がることが許容され 。ロッド機構19は、たとえば案内レールと 動輪がロアドアを支持するような構成に比 して、車体11における変更点が少なく、車両 に搭載し易い。

 (2) 半開状態のロアドア16を、全開状態に なるようにアッパドア15に接近するように折 むことによって、ロッド機構19は縮長する 全開状態のロアドア16の下端は、車両開口11c の上縁よりも高く位置する。従って、バック ドア12の全開状態では、荷物の積降し作業が 易である。

 (3) ロッド機構19は、全閉状態のロアドア 16の姿勢を、ロアドア16の半開状態まで略保 する。従って、車両後方スペースが狭い場 に車両が駐車していても、バックドア12の開 閉作業が容易である。つまり、バックドア12 周囲の物に干渉することを防止できる。

 (4) バックドア12が全開状態の場合、第2 点21は、付勢力切換線Q1に対してアッパヒン 14寄りに位置する。よってスプリング24は、 全開状態のロアドア16を、アッパドア15に向 い合う姿勢に保持する。スプリング24は、筒 状ハウジング23に収容され、そして抜止フラ ジ22aを付勢する。よって、バックドア12を 閉状態に保つための付勢機構は、ロックや ェックなどの部品が不要である。従って、 量、かつ安価に付勢機構を構成できる。更 付勢機構の別途の搭載スペースは不要であ ため、バックドア12の意匠制約も少ない。

 (5) バックドア12の小開状態と全閉状態の 間において、ローラ25はカム部材26に当接し ける。よって、小開状態と全開状態の間に いて、バックドア12が中折れすることを防止 する。従って、全閉状態のバックドア12を、 みなく容易にドアロックできる。

 (6) バックドア12を全閉状態から半開状態 まで開く途中において、ローラ25は自動的に ム部材26から離間する。つまり、バックド 12を開くことによって、ロッド機構19は、自 的に縮長可能な状態に切換わる。よって、 ッド機構19の伸縮ロックの解除操作を、バ クドア12の操作とは別に行なう必要がない。

 (7) ローラ25とカム部材26が、小開状態と 閉状態の間において支点間距離の減少を規 する規制機構を構成する。ローラ25は、カ 面26a上を転動する。よって、規制機構にお る摩擦力を小さくできる。また、支点間距 の減少を規制しつつ、バックドア12の円滑な 回動を保証できる。

 図3(a)~図4(b)は、本発明の第2実施形態を示す 。
 図3(a)に示すように、第2実施形態のロッド 構30は、第1アーム31と第2アーム32を有する。 第1アーム31はロッド状であり、第2アーム32は プレート状である。第1アーム31の全長は、第 2アーム32の全長よりも長い。第1アーム31は、 第1支点31aが設けられる第1端と、連結部が設 られる第2端31bとを有する。第2アーム32は、 第1アーム31の第2端31bに回動可能に連結され 第1端32aと、第2支点32bが設けられる第2端と 有する。第1支点31aは、車両サイドフレーム1 1bに回動可能に取付けられる。第2支点32bは、 ロアドア16の側部16bに回動可能に取付けられ 。第1支点31aと第2支点32bの間の距離が、支 間距離である。図3(a)の実線は、バックドア1 2の全閉状態を示す。図3(a)の二点鎖線と、図4 (a)の実線は、バックドア12の半開状態を示す 図4(b)の二点鎖線は、バックドア12の全閉状 を示す。ロアドア16に対する第2アーム32の 度を、アーム角度θと称する。

 図3(b)に示すように、第2支点32bには、ト ションスプリング33が取付けられる。トーシ ョンスプリング33は、ロアドア16と第2支点32b 間に介装される。すなわちトーションスプ ング33は、第2支点32bに取付けられる第1端と 、ロアドア16に取付けられる第2端とを有する 。トーションスプリング33は、アーム角度θ 中立角度θ1に維持しようとする。たとえば ックドア12が半開状態において、アーム角度 θは中立角度θ1である。本実施形態において 立角度θ1は、90度未満に設定される。半開 態において中立角度θ1であり、第1支点間距 L1である。全開状態においてアーム角度θは 全閉角度θ2であり、第2支点間距離L2である。 本実施形態において、全閉角度θ2は、中立角 度θ1よりも小さい(θ2<θ1)。

 トーションスプリング33は、アーム角度θ が中立角度θ1からズレた場合、第2アーム32を 中立角度θ1に戻そうとする付勢力を発揮する 。半開状態のロアドア16が、全開状態に向か て僅かに移動すると、アーム角度θは中立 度θ1から減少する。この場合、トーション プリング33は、アーム角度θを中立角度θ1に そうとする。よって、トーションスプリン 33は、半開状態のロアドア16に僅かな外力が 加わっても、半開状態を維持する。つまりト ーションスプリング33は、半開状態のロアド 16において、第1支点間距離L1を維持しよう する。トーションスプリング33は、第2支点32 bを、第1支点31aから遠ざけるように付勢する

 一方、全閉状態のロアドア16が、半開状 に向かって僅かに移動すると、アーム角度θ は全閉角度θ2から減少する。この場合も、ト ーションスプリング33は、アーム角度θを全 角度θ2に戻そうとする。よって、トーショ スプリング33は、全閉状態のロアドア16に僅 な外力が加わっても、全閉状態を維持する つまりトーションスプリング33は、全閉状 のロアドア16において、第2支点間距離L2を維 持しようとする。トーションスプリング33は 第2支点32bを、第1支点31aから遠ざけるよう 付勢する。半開状態と全閉状態の一方から 方にロアドア16を移動させる際、ユーザは、 トーションスプリング33の付勢力に抗してロ ドア16を操作する必要がある。

 図3(a)~図4(b)のドア支持装置の作用を説明す 。
 ユーザが全閉状態のバックドア12を引上げ と、ロアドア16はトーションスプリング33に って全閉状態の姿勢つまり中立姿勢を保持 れつつ、半開状態にされる。更にユーザが トーションスプリング33の付勢力に抗して ロアドア16を全閉状態に向かって斜め上方に 押上げると、ロアドア16は全閉状態になる。 4(b)に示すように、第2支点32bが付勢力切換 Q1を通過して、アッパドア15に接近すると、 ーションスプリング33は、ロアドア16をアッ パドア15に接近するように付勢する。従って バックドア12は全開状態になる。

 バックドア12を全開状態から閉じる場合 ユーザはトーションスプリング33の付勢力に 抗して、ロアドア16を半開状態まで引下げる 更にユーザは、半開状態のロアドア16を、 ンパステー18の付勢力に抗して押下げること によって、バックドア12を全閉状態にする。

 第2実施形態は更に、以下の利点を有する。
 (8) バックドア12が全開状態の場合、第2支 32bは付勢力切換線Q1よりもアッパヒンジ14寄 に位置する。その結果、トーションスプリ グ33は、ロアドア16をアッパドア15に接近す ように付勢する。その結果、全閉状態のロ ドア16は、アッパドア15に向かい合う姿勢に 保持される。

 図5(a)~図7は、本発明の第3実施形態を示す。
 図5(a)に示すように、第3実施形態は、アッ ドア15に対してロアドア16を回動させる駆動 置としての駆動ユニット40を有する。

 図5(a)に示すように、駆動ユニット40は、 ックドア12の車室内面において、アッパド 15とロアドア16のオーバーラップ部分に位置 る。駆動ユニット40は、バックドア12の幅方 向中央に位置する。一対のセンタヒンジ17は 駆動ユニット40を間に挟むように、バック ア12の左右に互いに離れて位置する。

 図5(b)と図6に示すように、駆動ユニット40 は、駆動モータ47、減速ユニット41、ハウジ グ44、およびアーム50を備える。駆動モータ4 7と減速ユニット41は、ハウジング44を介して ロアドア16に取付けられる。アーム50は、ア ッパドア15に取付けられる。駆動モータ47の 動力は、減速ユニット41を介して、アーム50 伝えられる。その結果、駆動モータ47は、 ッパドア15に対してロアドア16を相対回動で る。

 駆動モータ47は正逆回転可能である。駆 モータ47が正回転すると、アッパドア15とロ ドア16の間の連結角度αが減少する。つまり 駆動モータ47が正回転すると、バックドア12 全閉状態から半開状態になり、更に全開状 になる。一方、駆動モータ47が逆回転すると 、連結角度αが増大する。つまり駆動モータ4 7が逆回転すると、バックドア12は全開状態か ら半開状態になり、更に全閉状態になる。

 ハウジング44は、ボルト42a,42bによってロア ア16の内部パネル43に固定される。ハウジン グ44は、減速ユニット41の外形を構成する。
 駆動モータ47は、クラッチ装置61を内蔵する 。通電状態のクラッチ装置61は、駆動モータ4 7の回動を、駆動シャフト55に伝達する。非通 電状態のクラッチ装置61は、駆動シャフト55 、駆動モータ47から遮断する。

 減速ユニット41は、第1ギヤ56と第2ギヤ57 有する。第1ギヤ56は、駆動シャフト55の突出 端55aに、一体回動可能に固定される。第2ギ 57は、第1ギヤ56に噛合する。第2ギヤ57、支持 シャフト52、およびアーム50は、一体回動す 。ハウジング44は、第1ギヤ56を収容する第1 容部45と、第2ギヤ57を収容する第2収容部46を 有する。第1収容部45と第2収容部46は、それぞ れ有底円筒状である。第1収容部45と第2収容 46は、互いの円筒形状の一部が重なり、互い に内部で連通する。駆動モータ47は、第1収容 部45の側端45bに取付けられる。アーム50は、 2収容部46を間に挟む一対の挟持片51を有する 。支持シャフト52は、挟持片51を、第2収容部4 6に対して挿通支持する。アーム50のアーム先 端50aは、アッパドア15の内部パネル53に面接 する。アーム先端50aは、ボルト54によってア ッパドア15に取付けられる。

 第2ギヤ57の径は、第1ギヤ56の径よりも大 い。駆動モータ47が正回転すると、アーム50 は、連結角度αを減少させるように回動する 駆動モータ47が逆回転すると、アーム50は、 連結角度αを増大させるように回動する。

 ロアドア16の下端と車体11との間には、別 のモータ(図示略)を搭載するドアロック装置 なわちバックドアクローザが設けられる。 アロック装置は、全閉状態付近のバックド 12を、全閉状態になるように自動的に閉じ り動作する。操作部としての操作スイッチ60 は、ドアロック装置と駆動モータ47を操作で る。操作スイッチ60は、例えば車両後部に 置される。

 なお、図2(a)に破線で示すように、半開状態 を規定すべくアッパドア15に当接するストッ 部材62を、車体11に設けると、バックドア12 移動がスムーズである。
 図5(a)~図7のドア支持装置の作用を説明する

 図7に示すように、バックドア12の全閉状 において、ユーザが操作スイッチ60を操作 ると、ドアロック装置はバックドア12のドア ロックを解除する。さらに、駆動ユニット40 正回転し、その結果、図7の実線矢印で示す ように、ロアドア16とアッパドア15の間の連 角度αが減少し、バックドア12は半開状態に る。ロッド機構19は、伸長状態のままであ 。

 バックドア12の半開状態において、更に 作スイッチ60が操作されると、駆動モータ47 正回転して、ロッド機構19が縮長し、バッ ドア12が全閉状態になる。ストッパ部材62は 全開状態のアッパドア15に当接し、アッパ ア15が上方に過剰に回動することを防止する 。

 バックドア12の全開状態において、操作ス ッチ60が操作されると、駆動モータ47は逆回 し、ロッド機構19が伸長し、その結果、バ クドア12は半開状態になる。
 バックドア12の半開状態において、操作ス ッチ60が更に操作されると、バックドア12が 閉状態になる。バックドア12が全閉状態付 に移行すると、ドアロック装置が自動的に 作してバックドア12を閉じきり、全閉状態を 保持する。

 ユーザは、手動でバックドア12を開閉で る。駆動モータ47が非通電状態の場合、クラ ッチ装置61も非通電状態である。よって減速 ニット41は、バックドア12の手動操作の妨げ にならない。

 第3実施形態は更に、以下の利点を有する。
 (9) 駆動ユニット40の駆動モータ47は、アッ ドア15に対してロアドア16を相対回動させる 。従って、ユーザは操作スイッチ60を操作す だけで、バックドア12を開閉できる。

 (10) 駆動ユニット40は、アッパドア15とロ アドア16の互いのオーバーラップ部分に配置 れる。従って、たとえば車両ピラーや車両 ーフに駆動ユニット40を配置するような場 に比べて、本実施形態は、乗車したユーザ 後方視界の邪魔にならない。

 (11) 更に本実施形態は、車両内装の意匠制 が少ない。
 (12) 駆動ユニット40のハウジング44は、ロア ドア16の内部パネル43に固定される。アーム 端50aは、アッパドア15の内部パネル53に固定 れる。その結果、駆動ユニット40はバック ア12に取付けられる。従って、駆動ユニット 40を車体11に搭載しても、車体11の変更点は小 さい。

 (13) センタヒンジ17と駆動ユニット40は、 別々に配置される。従って駆動ユニット40は センタヒンジ17の仕様に変更を加えない。 って、センタヒンジ17の組付作業時に、セン タヒンジ17の仕様を区別する作業は不要であ 。

 (14) 任意形状の中折れ式のバックドア12 、駆動ユニット40は取付けられる。つまり、 車種毎の駆動ユニット40の設計変更は不要で る。よって駆動ユニット40の汎用性を向上 き、低コスト化できる。

 (15) 駆動モータ47は、クラッチ装置61を内 蔵する。ユーザがバックドア12を手動操作す 場合、駆動モータ47とクラッチ装置61はとも に非通電状態である。よって、支障なくバッ クドア12を手動操作できる。

 (16) 1個の駆動モータ47、減速ユニット41 およびアーム50が、駆動ユニット40を構成す 。よって駆動ユニット40はコンパクトであ 、軽量かつ安価である。

 上記実施形態は、以下のように変更しても い。
 図1(a)~図2(b)において、第1ロッド19aを車体11 取付け、第2ロッド22をロアドア16に取付け ことに限らない。逆に、第1ロッド19aをロア ア16に取付け、第2ロッド22を車体11に取付け てもよい。つまり、車体11とロアドア16のう の一方を第1体と称し、他方を第2体と称する と、第1ロッド19aを第1体に回動可能に取付け 第2ロッド22を第2体に回動可能に取付ければ よい。

 図1(a)~図2(b)において、カム部材26の形状を 更してもよい。たとえば、カム溝を有する ムプレートが、カム部材26であってもよい。
 図1(a)~図2(b)において、スプリング24のバネ 数を大きくすれば、ローラ25とカム部材26つ り規制機構を省略してもよい。

 図1(a)~図2(b)において、スプリング24を、コ ルスプリングからガススプリングに変更し もよい。たとえば筒状ハウジング23に、圧縮 ガスを封入する。
 図3(a)~図4(b)において、第2アーム32の意図し い範囲の回動を規制するストッパ部材を設 てもよい。たとえば全閉状態の第2アーム32 、図3(a)の状態から反時計回り方向に回動し ないようにストッパ部材を設ける。

 図3(a)~図4(b)の実施形態に、図1(a)~図2(b)と 様に、カム部材26とローラ25からなる規制機 構を設けてもよい。たとえばカム部材26を第2 アーム32に固定し、第1アーム31にローラ25を ける。

 図3(a)~図4(b)において、第1アーム31と第2ア ーム32の位置を入替えてもよい。すなわち第1 アーム31をロアドア16に取付け、第2アーム32 車体11に取付けてもよい。トーションスプリ ング33は、第2アーム32と車体11の間に配置す 。

 図5~図7において、減速ユニット41をアッパ ア15の内部パネル53に固定し、アーム50をロ ドア16の内部パネル43に固定してもよい。
 図8に示すように、駆動モータ58から延びる 長シャフト59を、センタヒンジ17に連結して もよい。つまり、バックドア12を開閉するた の駆動力を、駆動モータ58から、センタヒ ジ17を介して、アッパドア15とロアドア16に 達してもよい。

 駆動モータ58は、ロアドア16の内部パネル 43に固定される駆動装置を構成する。駆動モ タ58から、それぞれのセンタヒンジ17まで延 長シャフト59を延長する。延長シャフト59の 部は、それぞれ連結機構(図示略)を介して、 センタヒンジ17のヒンジシャフトに連結され 。ヒンジシャフトは、センタヒンジ17のア パドア15に取付けられるヒンジブラケットに 一体回動可能に形成される。駆動モータ58が 回転するとバックドア12が閉じ、駆動モー 58が逆回転するとバックドア12が開く。

 よって駆動モータ58の駆動力は、バック ア12の左部と右部に位置する一対のセンタヒ ンジ17から、バックドア12に伝達される。つ り駆動モータ58の駆動力は、アッパドア15に 右均等に伝達される。よって、横幅が大き バックドア12であっても、バックドア12の歪 みを防止し易い。

 逆に、駆動モータ58をアッパドア15に固定し 、延長シャフト59を、ロアドア16に取付けら るヒンジブラケットに一体回動可能に連結 てもよい。
 駆動ユニット40や駆動モータ58は、バックド ア12の幅方向中央に配置することに限らない バックドア12の意匠に応じて、バックドア12 の左部または右部に、駆動ユニット40や駆動 ータ58を配置してもよい。

 図8において、延長シャフト59を、ユニバ サルジョイントを介して、センタヒンジ17 ヒンジシャフトに連結してもよい。つまり 延長シャフト59と、ヒンジシャフトは、平行 でなくてもよい。この場合、駆動モータ58の 置場所の自由度が増大する。つまり、バッ ドア12のより良い見栄えや意匠のために、 動モータ58の配置場所を設定し易い。