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Title:
TAG COMMUNICATION DEVICE, TAG COMMUNICATION SYSTEM, AND TAG COMMUNICATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/087896
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to provide a tag communication device, a tag communication system, and a tag communication method which can secure an optimal communication region even when an antenna installation environment or a peripheral environment changes. A tag A is arranged in a preset communication region while a tag B is arranged outside the communication region. A reader/writer (3) repeatedly scans a radio beam M emitted from a scan antenna (4) and then controls the radio beam so that all the tags A can be read while no tag B can be read according to the ID which has been read.

Inventors:
NOGAMI HIDEKATSU (JP)
KASAI HIROKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/073434
Publication Date:
July 16, 2009
Filing Date:
December 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
OMRON TATEISI ELECTRONICS CO (JP)
NOGAMI HIDEKATSU (JP)
KASAI HIROKAZU (JP)
International Classes:
H04B1/59; G06K17/00; H01Q23/00; H04B5/02; H04B7/10
Domestic Patent References:
WO2005125032A12005-12-29
Foreign References:
JP2005328252A2005-11-24
JP2007219927A2007-08-30
JPH05281346A1993-10-29
JP2006010345A2006-01-12
Other References:
See also references of EP 2230771A4
Attorney, Agent or Firm:
WADA, Shigenori et al. (15-16 Uchikanda 1-chome,Chiyoda-ku, Tokyo 47, JP)
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Claims:
 アンテナから電波ビームを発射してRFIDタグと無線通信するタグ通信装置であって、
 通信を希望する空間領域である通信希望領域内に配置された第1のRFIDタグと、上記通信希望領域の外であり上記通信希望領域内に隣接した位置に配置された第2のRFIDタグとからそれぞれの識別情報を受信可能な受信手段と、
 上記受信手段により受信した上記識別情報に応じて、上記第1のRFIDタグと通信可能で、かつ上記第2のRFIDタグと通信不能となるように、上記電波ビームを制御する制御手段と、
 を備えることを特徴とするタグ通信装置。
 上記制御手段は、上記電波ビームの指向方向を調整することにより上記電波ビームを制御することを特徴とする請求項1に記載のタグ通信装置。
 上記制御手段は、上記電波ビームの送信電力の強弱を調整することにより上記電波ビームを制御することを特徴とする請求項1あるいは2に記載のタグ通信装置。
 上記RFIDタグは対象物に付されており、
 上記対象物は、移動路上を移動する移動体であって、上記第1のRFIDタグ及び上記第2のRFIDタグは上記移動路に沿って配置されていることを特徴とする請求項1~3いずれか1項に記載のタグ通信装置。
 上記アンテナは、上記電波ビームを走査するスキャンアンテナからなることを特徴とする請求項1~4いずれか1項に記載のタグ通信装置。
 上記制御手段は、上記スキャンアンテナによる読み取りのタイミングを制御することを特徴とする請求項1~5いずれか1項に記載のタグ通信装置。
 アンテナから電波ビームを発射してRFIDタグと無線通信するタグ通信システムであって、
 通信を希望する空間領域である通信希望領域内に配置された第1のRFIDタグと、上記通信希望領域の外であり上記通信希望領域内に隣接した位置に配置された第2のRFIDタグとからそれぞれの識別情報を受信可能な受信手段を有するタグ通信装置と、
 上記受信手段により受信した上記識別情報に応じて、上記第1のRFIDタグと通信可能で、かつ上記第2のRFIDタグと通信不能となるように、上記電波ビームを制御する制御手段を有する制御装置と、
 を備えることを特徴とするタグ通信システム。
 上記制御手段は、上記電波ビームの指向方向を調整することにより上記電波ビームを制御することを特徴とする請求項7に記載のタグ通信システム。
 上記制御手段は、上記電波ビームの送信電力の強弱を調整することにより上記電波ビームを制御することを特徴とする請求項7あるいは8に記載のタグ通信システム。
 上記RFIDタグは対象物に付されており、
 上記対象物は、移動路上を移動する移動体であって、上記第1のRFIDタグ及び上記第2のRFIDタグは上記移動路に沿って配置されていることを特徴とする請求項7~9いずれか1項に記載のタグ通信システム。
 上記アンテナは、上記電波ビームを走査するスキャンアンテナからなることを特徴とする請求項7~10いずれか1項に記載のタグ通信システム。
 上記制御手段は、上記スキャンアンテナによる読み取りのタイミングを制御することを特徴とする請求項7~11いずれか1項に記載のタグ通信システム。
 アンテナから電波ビームを発射してRFIDタグと無線通信するタグ通信方法であって、
 通信を希望する空間領域である通信希望領域内に配置された第1のRFIDタグと、上記通信希望領域の外であり上記通信希望領域内に隣接した位置に配置された第2のRFIDタグとからそれぞれの識別情報を受信し、
 上記受信した識別情報に応じて、上記第1のRFIDタグと通信可能で、かつ上記第2のRFIDタグと通信不能となるように、上記電波ビームを制御すること
 を特徴とするタグ通信方法。
 上記制御は、上記電波ビームの指向方向を調整することにより行なうことを特徴とする請求項13に記載のタグ通信方法。
 上記制御は、上記電波ビームの送信電力の強弱を調整することにより行なうことを特徴とする請求項13あるいは14に記載のタグ通信方法。
 上記RFIDタグは対象物に付されており、
 上記対象物は、移動路上を移動する移動体であって、上記第1のRFIDタグ及び上記第2のRFIDタグは上記移動路に沿って配置されていることを特徴とする請求項13~15いずれか1項に記載のタグ通信方法。
 上記アンテナは、上記電波ビームを走査するスキャンアンテナからなることを特徴とする請求項13~16いずれか1項に記載のタグ通信方法。
 上記制御は、上記スキャンアンテナによる読み取りのタイミングを制御することにより行なうことを特徴とする請求項13~17いずれか1項に記載のタグ通信方法。
Description:
タグ通信装置、タグ通信システ およびタグ通信方法

 本発明は、RFIDタグと無線通信するタグ通 信装置及びタグ通信システムに係り、特に、 最適な通信領域を確保可能なタグ通信装置、 タグ通信システムおよびタグ通信方法に関す る。

 従来から、アンテナから発射される電波 ームにより荷物などの対象物に付されたRFID タグと無線通信するタグ通信装置がある。例 えば、そのようなタグ通信装置として、特許 文献1に記載のタグ通信装置がある。このタ 通信装置は、複数のアンテナ素子からなる ンテナを備え、このアンテナから発射され 電波ビームを繰り返し走査(スキャン)するこ とにより荷物に貼付されたRFIDタグと無線通 を行うように構成されている。

 このようなタグ通信装置は、通信領域の 大が図れるとともに、通信のコリジョンの 生を抑えることができ通信の信頼性を向上 せることができる。その一方、アンテナの 置環境や周辺環境が変化したり、アンテナ 物理的に動いてしまい電波ビームの向きが 化するなどして通信領域に変化が生じるこ があるが、このタグ通信装置においては、 信領域を修正する機能が備わっていないの 、上記のような場合に最適な通信領域を確 することが難しいという問題があった。

特開2006-10345号公報

 本発明は上記問題点を解決するためにな れたもので、その目的とするところは、ア テナの設置環境や周辺環境が変化した場合 あっても、最適な通信領域を確保可能なタ 通信装置、タグ通信システムおよびタグ通 方法を提供することにある。

 上記目的を達成するために、本発明は、 ンテナから電波ビームを発射してRFIDタグと 無線通信するタグ通信装置であって、通信を 希望する空間領域である通信希望領域内に配 置された第1のRFIDタグと、上記通信希望領域 外であり上記通信希望領域内に隣接した位 に配置された第2のRFIDタグとからそれぞれ 識別情報を受信可能な受信手段と、上記受 手段により受信した上記識別情報に応じて 上記第1のRFIDタグと通信可能で、かつ上記第 2のRFIDタグと通信不能となるように、上記電 ビームを制御する制御手段と、を備えるこ を特徴とする。

 また、本発明は、アンテナから電波ビー を発射してRFIDタグと無線通信するタグ通信 システムであって、通信を希望する空間領域 である通信希望領域内に配置された第1のRFID グと、上記通信希望領域の外であり上記通 希望領域内に隣接した位置に配置された第2 のRFIDタグとからそれぞれの識別情報を受信 能な受信手段を有するタグ通信装置と、上 受信手段により受信した上記識別情報に応 て、上記第1のRFIDタグと通信可能で、かつ上 記第2のRFIDタグと通信不能となるように、上 電波ビームを制御する制御手段を有する制 装置と、を備えることを特徴とする。

 また、本発明は、アンテナから電波ビー を発射してRFIDタグと無線通信するタグ通信 方法であって、通信を希望する空間領域であ る通信希望領域内に配置された第1のRFIDタグ 、上記通信希望領域の外であり上記通信希 領域内に隣接した位置に配置された第2のRFI Dタグとからそれぞれの識別情報を受信し、 記受信した識別情報に応じて、上記第1のRFID タグと通信可能で、かつ上記第2のRFIDタグと 信不能となるように、上記電波ビームを制 することを特徴とする。

 「タグ通信装置」とは、RFIDタグと無線通 信可能なリーダライタや、リーダなどである 。

 RFIDタグとしては、例えば、電池などの電 源を有しておらず、リーダライタから電波で 送電された電力によって回路が動作し、リー ダライタと無線通信を行なうパッシブタイプ のRFIDタグや、電池などの電源を有するアク ィブタイプのRFIDタグが含まれる。

 「通信希望領域」とは、RFIDタグとタグ通 信装置とを無線通信させる領域としてユーザ が予め任意に設定した領域を意味する。例え ば、基板上に電子部品を実装する組立て場と 、組み立てた後のものを検査する検査場との 間にストックヤードが併設される環境を想定 する(後述する図1参照)。このような環境にお いて、通い箱にRFIDタグを付して製品管理を る際に、組立て場と検査場とに置いてある い箱のRFIDタグとは通信したくないが、スト クヤードに置いてある通い箱のRFIDタグとは 通信したい場合を想定する。この場合、組立 て場及び検査場に置いてある通い箱のRFIDタ とは通信不能であり、かつストックヤード 置いてある通い箱のRFIDタグとは通信可能に めユーザが設定した通信領域が「通信希望 域」となる。

 「第1のRFIDタグ」も「第2のRFIDタグ」も共 に、タグ通信装置と無線通信するRFIDタグと 一構造のものが適用可能であるが、少なく も、「第1のRFIDタグ」と「第2のRFIDタグ」と タグ通信装置側においてそれぞれを識別可 である必要がある。ここでは便宜上、通信 望領域内に予め配置するものを「第1のRFID グ」と称し、通信希望領域外に配置される のを「第2のRFIDタグ」と称している。これら 「第1のRFIDタグ」と「第2のRFIDタグ」とはそ ぞれ最低1つずつ必要であるが、それぞれ複 あってもよい。

 よって、アンテナから電波ビームを発射 た場合において、タグ通信装置にとっては 「第1のRFIDタグ」から受信があり、「第2のR FIDタグ」から受信がない状態がユーザの設定 する通信希望領域、すなわち、最適な通信領 域となる。そして、本発明のタグ通信装置は 、通信領域が最適な状態となるよう制御手段 により電波ビームを制御するように構成して いる。

 例えば、その手法としては、上記電波ビ ムの指向方向を調整することにより上記電 ビームを制御したり、上記電波ビームの送 電力の強弱を調整することにより上記電波 ームを制御するようにすればよい。

 上記RFIDタグは対象物に付されており、上 記対象物は、移動路上を移動する移動体であ って、上記第1のRFIDタグ及び上記第2のRFIDタ は上記移動路に沿って配置されていてもよ 。上記対象物とは、荷物などの物品を意味 るのは勿論のこと、RFIDタグを付することが 能であれば人や動物でもよい。「付する」 は、主に貼付を意味するが、RFIDタグと対象 物とを関連付けられればその他の方法、例え ば、荷札などをくくりつけるなどもでもよい 。また、移動路上を移動する移動体としては 、例えば、ベルトコンベアなどの搬送手段に より搬送される荷物がある。

 上記アンテナは、上記電波ビームを走査 るスキャンアンテナであってもよい。

 上記制御手段は、上記スキャンアンテナ よる読み取りのタイミングを制御するよう 構成してもよい。スキャンアンテナは、例 ば、電子的制御によって送信する電波ビー を高速にスキャン可能なフェーズドアレイ ンテナからなり、複数のアンテナ素子と、 の複数のアンテナ素子のそれぞれに接続さ た複数の位相器と、この複数の位相器のす てに接続された1つの分配合成器から構成さ れている。分配合成器に入力された電波は、 それぞれのアンテナ素子ごとの位相器に分配 され、各位相器にて所望の位相変化がなされ た後、各アンテナ素子から放射され、この際 位相後の各電波がすべて同相となるような方 向、すなわち正弦波の位相が一致する方向に 強く電波が放射される。この最も強い電波が 本発明における上記「アンテナ」の「電波ビ ーム」、例えばメインローブであり、メイン ローブの方向は、位相器の設定により任意に 変化させることができる。

 また、上記複数のアンテナ素子は、パッ アンテナから構成されていてもよく、更に 上記複数のアンテナ素子は、2次元配列され ており2次元スキャンするようにしてもよい パッチアンテナから複数のアンテナを構成 れば、スキャンアンテナを薄く製造できる 、製造コストも低く抑えられるので好適で る。また、複数のアンテナを2次元配列、例 ば、複数のアンテナ素子を同一平面上に円 状、マトリクス状などに配列すれば、円を くようにスキャンすることができる。

 上記「第1のRFIDタグ」及び「第2のRFIDタグ 」のそれぞれから読取る「識別情報」とは、 RFIDタグを識別するためのタグNO.からなるID(Id entification)などである。少なくとも、「第1のR FIDタグ」と「第2のRFIDタグ」とを識別できる うにIDが設定される必要がある。

 以上説明したように本発明によれば、通 希望領域内に第1のRFIDタグを配置し、この 信希望領域に隣接し、かつこの通信希望領 外に第2のRFIDタグを配置する。そして、アン テナから電波ビームを発射することにより各 々のRFIDタグから識別情報を読み取り、この み取った識別情報に応じて上記第1のRFIDタグ と通信可能で、かつ上記第2のRFIDタグと通信 能となるよう電波ビームを制御するように 成した。これにより、アンテナの設置環境 周辺環境が変化した場合であっても、最適 通信領域を確保可能となる。

 以下、本発明を実施するための最良の形 について、添付した図面を参照しながら詳 に説明する。以下においては、タグ通信装 としてリーダライタを、アンテナとしてス ャンアンテナをそれぞれ適用して説明する これに限定されるものではない。また、下 実施形態においては、本発明の特徴部分を するリーダライタを用いて通信システムを 成したものを「RFID通信システム」と称し、 一方、本発明の特徴部分を有していない普通 に市販されているリーダライタを用いて通信 システムを構成したものを「本発明のタグ通 信システム」と称することとする。なお、下 記実施形態においては、RFIDタグは荷物など 対象物に付されているが、例えば、位置タ やセンサタグを使用すれば対象物に付され いない態様でも本発明は適用可能である。

<第1実施形態>
 図1は本発明のタグ通信装置を適用した第1 実施形態に係るRFID通信システムの模式図、 2はRFIDタグの概略構成を示すブロック図、 3はリーダライタ(タグ通信装置)の概略構成 示すブロック図、図4はスキャンアンテナの 要を示す模式図、図5はスキャンアンテナの スキャンの状態を示す模式図、図6はスキャ アンテナによる通信領域の最適化を図る手 を示す模式図、図7はスキャンアンテナによ 通信領域の最適化を図る手順を示すフロー ャートである。

 図1に示すように、本実施形態におけるRFI D通信システム1は、例えば、組立て場と検査 との間にストックヤードが併設される環境 おいて利用されるシステムである。具体的 は、まず、組立て場において、基板上に電 部品が実装(この状態を以下「プリント基板 」と言う)された後、通い箱5に収容される。 いで、通い箱5に収容されたプリント基板は 検査場に搬送され所定の検査が行われた後、 ストックヤードに収容される。この際に、ス トックヤード内にどのような通い箱5が収容 れているかを、通い箱5にそれぞれ貼付され RFIDタグ2Cとリーダライタ3とが無線通信を行 うことにより在庫および工程管理を行う。

 RFID通信システム1の具体的な構成を図1を 照して説明する。RFID通信システム1は、組 て場の作業台71に貼付されたRFIDタグ2B-1(第2 RFIDタグ)と、検査場の作業台72に貼付されたR FIDタグ2B-2(第2のRFIDタグ)と、複数の通い箱5、 5、・・・を載置しているパレット6に貼付さ たRFIDタグ2A-1、2A-2(第1のRFIDタグ)と、これら に対向配置されたスキャンアンテナ4を備え リーダライタ3(タグ通信装置)とからなる。 1においては、スキャンアンテナ4から発射さ れた電波ビームMが繰り返しスキャンしてい 状態が示されている。

 RFIDタグ2B-1とRFIDタグ2B-2は作業台71、72に れぞれ貼付されるが、その貼付位置として 、ストックヤードに近い側で、かつスキャ アンテナ4と対向する面が好適である。本実 形態における最適な通信領域(通信希望領域 )は、スキャンアンテナ4から発射された電波 ームMがパレット6上に載置された通い箱5、5 、・・・に貼付されたRFIDタグ2C、2C、・・・ 無線通信が行え、かつ、作業台71、72にそれ ぞれ載置された通い箱5、5に貼付されたRFIDタ グ2C、2Cとは無線通信が行えないような通信 域である。よって、作業台71、72にそれぞれ 置された通い箱5、5に貼付されたRFIDタグ2C 2Cとは無線通信が行えないようにするために は、なるべくRFIDタグ2B-1もRFIDタグ2B-2もスト クヤードに近い側に貼付する方が好ましい

 次にRFIDタグ、リーダライタの構成につい て詳細に説明する。なお、上記説明した通り 、通い箱5に貼付されたRFIDタグ、作業台71、72 にそれぞれ貼付されたRFIDタグ及びパレット6 貼付されたRFIDタグはいずれも同一の構造の ものを用いることが出来るので以下において は、それぞれを区別せずに用いるときはRFID グ2として総括的に説明する。

 図2に示すように、RFIDタグ2は、アンテナ 20と無線通信IC21とを備える構成であり、例 ば、上述したパッシブタイプやアクティブ イプのものが使用される。

 アンテナ部20は、リーダライタ3からの電 を、無線通信IC21を動作させる電力源として 受け取る。また、アンテナ部20は、リーダラ タ3から受信した電波を無線信号に変換して 無線通信IC21に送信するとともに、無線通信IC 21からの無線信号を電波に変換してリーダラ タ3に送信する。アンテナ部20には、アンテ 、共振回路などが使用される。

 無線通信IC21は、リーダライタ3からアン ナ部20を介して受信した信号に基づいて、リ ーダライタ3からのデータを記憶したり、記 されたデータを、アンテナ部20を介してリー ダライタ3に送信したりする。この無線通信IC 21は、図2に示すように、電源部211、無線処理 部212、制御部213、メモリ部214を備える構成で ある。

 電源部211は、アンテナ部20が電波を受信 ることにより発生する誘起電圧を整流回路 て整流し、電源回路にて所定の電圧に調整 た後、無線通信IC21の各部に供給するもので る。電源部211には、ブリッジダイオード、 圧調整用コンデンサなどが使用される。

 無線処理部212は、アンテナ部20を介して 信した無線信号を元の形式に変換する処理 、その変換したデータを制御部213に送信す 処理と、制御部213から受信したデータを無 送信に適した形式に変換する処理と、その 換した無線信号を、アンテナ部20を介して外 部に送信する処理を行なうものである。この 無線処理部212には、A/D(Analog to Digital)変換回 路、D/A(Digital to Analog)変換回路、変復調回路 、RF回路などが使用される。

 制御部213は、無線通信IC21内における上述 した各種構成の動作を統括的に制御するもの である。制御部213は、論理演算回路、レジス タなどを備え、コンピュータとして機能する 。そして、各種構成の動作制御は、制御プロ グラムをコンピュータに実行させることによ って行なわれる。このプログラムは、例えば メモリ部214のROM(Read Only Memory)などにインス ールされたものを読込んで使用する形態で ってもよいし、リーダライタ3からアンテナ 部20および無線処理部212を介して上記プログ ムをダウンロードしてメモリ部214にインス ールして実行する形態であってもよい。

 特に、制御部213は、リーダライタ3からア ンテナ部20および無線処理部212を介して受信 たデータに基づいて、リーダライタ3からの データをメモリ部214に記憶させる処理や、メ モリ部214に記憶されたデータを読出して、無 線処理部212およびアンテナ部20を介してリー ライタ3へ送信させる処理を行なう。

 メモリ部214は、上記したROMや、SRAM(Static  RAM)、FeRAM(強誘電体メモリ)などの半導体メモ によって構成される。このメモリ部214に記 される内容としては、上記した制御プログ ム、およびその他各種のプログラム、なら にID(識別情報)などの各種データが挙げられ る。なお、無線通信IC21は、リーダライタ3か 送信される電波を電力源としているため、R OMなどの不揮発性メモリや、SRAM、FeRAMなどの 費電力の少ないメモリを使用することが望 しい。なお、本実施形態においては、通い 5に貼付されたRFIDタグ2C、作業台71、72にそ ぞれ貼付されたRFIDタグ2B-1、2B-2及びパレッ 6に貼付されたRFIDタグ2A-1、2A-2がそれぞれ識 し得るようにIDが予め設定される。

 次に、リーダライタ3の構成について図3~ 5を参照して説明する。

 図3に示すように、リーダライタ3は、外 通信部31、タグ通信制御部(制御手段)32、送 部33、受信部(受信手段)34、スキャンアンテ 制御部35、記録部36を備えており、スキャン ンテナ4を介してRFIDタグ2と無線通信可能に 成されている。

 外部通信部31は、リーダライタ3において 出されたRFIDタグ2のID(Identification)など、図 しない外部装置に送信する。また、外部通 部31は、RFIDタグ2に対する外部装置からの書 み情報(送信コマンド情報)やコマンド(命令) を受信するよう構成されている。

 タグ通信制御部32は、図示しない外部装 から外部通信部31を介して送信された送信コ マンド情報を受信し、送信部33に送信する。 た、タグ通信制御部32には、図示しないス ャンパターンテーブルが格納されており、 のスキャンパターンテーブルに基づいてス ャンするように構成されている。

 このスキャンパターンテーブルには、ス ャンアンテナ4の各アンテナ素子40A、40B、40C の電力と位相を定義したデータが含まれてお り、各アンテナ素子40A、40B、40Cについてそれ ぞれ定義された電力、位相を電気的に設定す ることで、スキャンアンテナ4のスキャンパ ーンが生成される。

 すなわち、このスキャンパターンテーブ により、スキャンアンテナ4のスキャン角が 設定される。スキャン角とは、図5に示すよ に、ブロードサイド方向(アンテナ素子40A、4 0B、・・・40Kの配列方向に垂直な方向)を基準 に測定した電波ビームMの傾斜角である。例 ば、複数のアンテナ素子がリニアに配列さ たフェーズドアレイアンテナをスキャンア テナに用いた場合には、ブロードサイド方 を基準に測定したビームの傾斜角である。 実施形態では、図中右回り方向のスキャン を-α、左周り方向のスキャン角を+αとして る。

 また、タグ通信制御部32は、スキャンテ ブルからスキャン角を読出し、読出したス ャン角をスキャンアンテナ制御部35に送信す る。ここでは、スキャン角として、αと-αの キャン角がスキャンパターンテーブルに設 されているので、タグ通信制御部32は、αと -αのスキャン角を順次繰り返しスキャンアン テナ制御部35に対し送信する。タグ通信制御 32は、スキャンアンテナ4を介してRFIDタグ2 らIDを読み取る。なお、スキャン角α、-αは 2つに限定されるものではなく、使用者にお いて任意に設定するようにしてもよい。

 送信部33は、タグ通信制御部32から送信さ れる送信コマンド情報を無線送信に適した形 式に変換し、変換した無線信号(送信コマン )を、スキャンアンテナ4を介して外部に送信 するものであり、送信コマンド情報の変調、 増幅などの処理を行なう。

 受信部34は、スキャンアンテナ4を介して 信した無線信号(受信データ)を元の形式に 換し、変換したデータをタグ通信制御部32に 送信するものであり、受信データの増幅、復 調などの処理を行なう。

 スキャンアンテナ制御部35は、タグ通信 御部32からスキャン角情報を受信するととも に、受信したスキャン角情報に基づいてスキ ャン制御信号をスキャンアンテナ4に送信し スキャンアンテナ4から放射される電波ビー Mの方向を制御する。スキャンパターンテー ブルにはαと-αのスキャン角が設定されてい 。そのため、スキャンアンテナ制御部35で 、αと-αのスキャン角を、スキャンアンテナ 4から放射される電波ビームMが、順次スキャ 角α、スキャン角-αの方向に向くようにす ためのスキャン制御信号に変換し、スキャ アンテナ4に対し送信する処理を行なう。

 記録部36は、RFIDタグ2を読み取ったIDを記 し、外部通信部31を介して図示しない外部 置に送信したり、後述する通信領域の最適 を行うプログラムが予め記憶されている。

 スキャンアンテナ4は、複数のアンテナ素 子を直線状に配列し、各アンテナ素子に可変 位相器(位相器)を接続した構成である。この ンテナ素子は直線状配列に限定されるもの はなく、2次元配列状に配置してもよい。ア ンテナ素子の個数を増やすと、出力する電波 ビームMの幅が細くなる。更に、図4を参照し 以下にスキャンアンテナ4における電波ビー ムMのスキャンの方法について説明する。

 全てのアンテナ素子40A、40B、・・・40Kが じ位相で電波を送信する場合には、スキャ アンテナ4から放射される電波はブロードサ イド方向(アンテナ素子40A、40B、・・・40Kの 列方向に垂直な方向)の平面波として伝搬す 。一方、電波の伝播方向を、ブロードサイ 方向から測って角度θ(rad)だけ傾斜させるた めには、次式を満たすように各アンテナ素子 40A、40B、・・・40Kが送信する電波の位相をず らせばよい。

 図4に示すように、送信または受信する電波 の波長をλ(m)とし、基準となるアンテナ素子4 0Aとk番目のアンテナ素子40Kとの距離をd k (m)とし、図4に破線で示される等位相面のう 、基準となるアンテナ素子40Aを通る等位相 と、k番目のアンテナ素子40Kとの距離をl k (m)とすると、基準となるアンテナ素子40Aの位 相に対するk番目のアンテナ素子40Kの位相の れψ k は次式となる。

   ψ k =(l k /λ)×2π=(d k ×sinθ/λ)×2π

 このように、スキャンアンテナ4は、各位 相器41A、41B、・・・41Kが、上式を満たすよう に信号の位相をずらすことにより、目的の方 向に電波ビームMを向けることができる。一 、電波を受信する場合には、各アンテナ素 40A、40B、・・・40Kの位相のずれを検出する とにより、受信した電波の方向を判別する とができる。

 次に、リーダライタ3による通信領域の最 適化処理について図6及び図7を参照して説明 る。なお、以下の説明においては、パレッ 6に貼付されたRFIDタグを総称してタグAとし 作業台71、72に貼付されたRFIDタグを総称し タグBとして説明する。

 まず、リーダライタ3を起動させて、周辺 電波の状況を確かめるべくキャリアセンスを 行う。具体的には、図7に示すように、使用 ャンネルを変化させて(S100)RFIDタグ2との間で 無線通信を試み、読み取り枚数に変化がある か否かを確かめる(S101)。その結果、読み取り 枚数に変化があった場合には(S101のY)、使用 ャンネルを固定し(S103)、他方、変化がなか た場合には(S101のN)、使用チャンネルをAUTOに して(S101)、±αの指向パターンでスキャンを 始する(S104)。このようなスキャン処理は、 記説明した通り、タグ通信制御部32の制御の もと行われる。なお、この始めのスキャン処 理を模式的に示しているのが図6(a)である。

 このスキャン処理が行われると、スキャ アンテナ4を介して受信部34がRFIDタグ2から れぞれ受信したIDがタグ通信制御部32に送ら 、そのIDの内容がチェックされる。具体的 は、まず、そのIDの中にタグAのIDが全て含ま れているか否か、すなわち、本実施形態では RFIDタグ2A-1及び2A-2の2つのIDが含まれているか 否かがチェックされる(S105)。その結果、タグ Aは全て読み取れていると判断されると(S105の Y)、次にそのIDの中にタグBのIDが1つも含まれ いないか、すなわち、本実施形態ではRFIDタ グ2B-1及び2B-2のうちの1つでもIDが含まれてい いかがチェックされる(S107)。その結果、含 れていないと判断されると(S107のY)、通信領 域の最適化処理は終了する。

 一方、S105において、タグAが全ては読み れていないと判断されると以下のような処 が行われる。すなわち、タグ通信制御部32に よりタグAの全てが読み取れていないと判断 れると、スキャン角を増加させ、あるいは 信電力をUPさせた後(S106)、再度スキャン処理 (S104)を行い、再度タグAが全て読み取れたか かのチェックが行われる。なお、この処理 最終的にタグAが全て読み取れるまで繰り返 行われる。

 上記処理により、タグAが全て読み取れて いると判断されると、次に、タグBが1つも読 取れていないかがチェックされ(S107)、その 果、タグBが1つでも読み取られていると判 されると(S107のN)、タグ通信制御部32がスキ ン角を減少させ、あるいは送信電力をDOWNさ た後(S108)、再度スキャン処理(S104)を行う。 して、再度タグAが全て読み取れたか否かの チェック、次いで、タグBが読み取れなかっ かのチェックが行われる。この処理は、S105 びS107の処理が共に「Y」となるまで行われ 共に「Y」となると通信領域の最適化処理は 了する。なお、この通信領域の最適化処理 、リーダライタ3設置時に行ってもよいし、 定期的に行うように予めプログラミングして おいてもよい。

 このように構成することにより、アンテ の設置環境や周辺環境が変化した場合、人 アンテナに当たってしまって電波ビームMの 発射する方向が少しずれてしまったような場 合であっても、最適な通信領域を確保可能と なる。

 上記説明においては、スキャンテーブル スキャンアンテナ制御部35に実装されてい として説明したが、これに限定されず、ス ャンアンテナ4に実装されるように構成して よい。また、スキャンアンテナ制御部35及 記録部36、すなわち本発明の特徴部分は、リ ーダライタ3に実装されているとして説明し が、これに限定されるものではなく、例え 、リーダライタ3に接続された(図示しない) 部の制御装置側に実装するように構成して よい。この場合には、リーダライタ自体は 特殊なものではなく普通に市販されている ーダライタをそのまま使用することが可能 ある。なお、このように普通に市販されて るリーダライタを使用して上記同様の効果 すなわち、アンテナの設置環境や周辺環境 変化した場合であっても、最適な通信領域 確保可能なシステムとして実現したものが 本発明のタグ通信システムである。以下に ける実施形態においても、本発明の特徴部 をリーダライタに接続された外部の制御装 に実装することが可能である。

<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図8を参照して 明する。図8は、本発明のタグ通信装置(リ ダライタ)を適用した第2の実施形態に係るRFI D通信システムの模式図である。

 上記第1実施形態と相違する点は、RFIDタ 2Cを貼付する対象が上記第1実施形態では静 する通い箱5であったが、本第2実施形態にお いては、コンベア上を移動する貨物51A、51B、 ・・・である。コンベア上を貨物51A、51B・・ ・が移動して読み取りを行う場合、限られた 範囲外のRFIDタグ2Cは読みたくない場合がある 。例えば、図8(a)に示すように読み取り範囲( 信領域)ARが設定されると、ソータの制御を る場合に、読み取り対象の貨物51Aだけでな 、その隣の貨物51Bまで読み取られる場合が こり得る。この場合には、貨物51Bのルート 貨物51Aが搬入される恐れがあり誤配が生ず ことが懸念される。

 このような誤配を防止するのが、この第2 実施形態に係るRFID通信システム10である。具 体的には、RFIDタグ2A-1及び2A-2を予め設定して おいて通信領域内に配置し、その両脇、すな わち通信領域外にRFIDタグ2B-1及び2B-2を配置す る。これらRFIDタグ2A-1、2A-2、2B-1、2B-2はコン アに沿って直線状に配置する。この配置は コンベアの搬送速度、貨物51A、51B間の距離 スキャンアンテナ4のスキャン速度などを総 合的に勘案して適宜決定すればよい。

 なお、各RFIDタグ2の構造、リーダライタ3 構造、通信領域の最適化処理などは全て上 第1実施形態と同様なので、ここでは説明は 省略する。

<第3実施形態>
 本発明の第3実施形態について図9及び図10を 参照して説明する。図9は、本発明のタグ通 装置を適用した第3の実施形態に係るRFID通信 システムの模式図であり、(a)は電波ビームM 方向を示し、(b)はスキャンのタイミングを す。図10(a)、(b)は、スキャンアンテナによる 通信領域の最適化を図る手順を示すフローチ ャートを示す。

 この第3実施形態に係るRFID通信システム 、電波ビームMを繰り返しスキャンさせて各R FIDタグ2A-1、2A-2、2B-1、2B-2を読み取るタイミ グを記録することにより、通信領域の最適 を図るように構成されている。

 図9及び図10を参照して詳細に説明すると 本実施形態においては、図9(a)に示すように 電波ビームMをスキャンさせるので、この場 のスキャン角は5つであり、このスキャン角 予め設定しておく。このスキャン角に基づ 繰り返し電波ビームMをスキャンさせそれぞ れのタイミングT1、T2、T3、T4、T5においてRFID グ(タグAあるいはタグB)から読み取ったIDを 録する。すると、図9(b)に示すような読み取 りタイミングが抽出できる。具体的には、読 み取りタイミングT1、T5においては、タグBか のみIDが読め、タイミングT2、T4においては タグAおよびタグBの双方からIDが読め、タイ ミングT3においては、タグAからのみIDが読め 。よって、本実施形態においては、タイミ グT3を抽出できれば通信領域の最適化が図 る。

 この通信領域の最適化処理については、 10を参照して更に詳しく説明する。

 まず、リーダライタ3を起動させて、図10( a)に示す処理を行い各読み取りタイミングの 録を行う。具体的には、リーダライタ3のス キャンアンテナ4から発射される電波ビームM 周期的に指向角度を変更させて同図(a)のよ にスキャンさせ(S200)、各RFIDタグの読み取り タイミングを記録する(S201)。本実施形態にお いては、上記読み取りタイミングT1~T5を記録 、各タイミングに読み取ったIDを紐付けし 記録する。

 次いで、上記処理が終了後、スキャンア テナ4をスキャンさせ(S300)、各RFIDタグの読 取り処理を行い(S301)、読み取りタイミング T3か否かをチェックする(S302)。その結果、読 み取りタイミングT3である場合には(S302のY)、 紐付けされたIDを有するRFIDタグ2A-1、2A-2(タグ A)は、通信領域内のRFIDタグであるとして外部 装置へ送信し、電波ビームMを発射するタイ ングをT3に設定する(S303)。一方、読み取りタ イミングT3でない場合には(S302のN)、通信領域 外のRFIDタグ2B-1、2B-2(タグB)からIDを受信して るとして外部装置にデータを送信するとと に、各タイミングにおいては電波ビームMを 発射しないよう制御する(S304)。

 このように構成することにより、通信領 の最適化が図れるとともに、読み取りタイ ングの制御も可能となる。

本発明のタグ通信装置を適用した第1の 実施形態に係るRFID通信システムの模式図。 RFIDタグの概略構成を示すブロック図。 リーダライタ(タグ通信装置)の概略構 を示すブロック図。 スキャンアンテナの概要を示す模式図 スキャンアンテナのスキャンの状態を す模式図。 (a)~(c)は、スキャンアンテナによる通信 領域の最適化を図る手順を示す模式図。 スキャンアンテナによる通信領域の最 化を図る手順を示すフローチャート。 本発明のタグ通信装置を適用した第2の 実施形態に係るRFID通信システムを説明する めの模式図であり、(a)は本発明を適用しな 場合を示し、(b)は本発明を適用した場合を す。 本発明のタグ通信装置を適用した第3の 実施形態に係るRFID通信システムの模式図で り、(a)は電波ビームMの方向を示し、(b)はス ャンのタイミングを示す。 (a)、(b)は、スキャンアンテナによる通 信領域の最適化を図る手順を示すフローチャ ート。

符号の説明

 1、10 RFID通信システム
 2、2A-1、2A-2、2B-1、2B-2、2C  RFIDタグ
 3  リーダライタ(タグ通信装置)
 32 タグ通信制御部(制御手段)
 34 受信部(受信手段)
 4  スキャンアンテナ
 5 通い箱
 6 パレット
 71、72 作業台
 M 電波ビーム
 α、-α スキャン角