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Title:
TERMINAL BOX
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/011051
Kind Code:
A1
Abstract:
A terminal box of solar cell module, comprising a box main body consisting of a resin molding, provided with a bottom plate, an outside plate erected at a peripheral area of the bottom plate and an inside plate defining a circuit storage area for storage of electrical circuits, erected inside the outside plate; an electric circuit housed in the circuit storage area; a filler filling the circuit storage area; an inside cover consisting of a metal plate formed into a lid, provided with a top plate and a side plate suspended from the periphery of the top plate, which inside cover is externally fitted to the inside plate of the box main body to thereby cover the circuit storage area; and an outside cover adapted to engage with the outside plate of the box main body and cover the inside cover and the box main body, which terminal box is fitted with an engaging part capable of causing the inside cover to engage with the box main body to thereby prevent floating of the inside cover from the circuit storage area.

Inventors:
SUZUKI MASAYOSHI (JP)
MARUBAYASHI MICHIYA (JP)
NAKAZONO SHINJI (JP)
SHIMASAKI KOJI (JP)
UTSUNOMIYA KEIICHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064189
Publication Date:
January 22, 2009
Filing Date:
July 18, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
SUZUKI MASAYOSHI (JP)
MARUBAYASHI MICHIYA (JP)
NAKAZONO SHINJI (JP)
SHIMASAKI KOJI (JP)
UTSUNOMIYA KEIICHIRO (JP)
International Classes:
H01L31/042
Foreign References:
JP2005019833A2005-01-20
JP2003197944A2003-07-11
JPH08191527A1996-07-23
JPH0383419U1991-08-26
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 底板と該底板の外周部に立設された外側板と該外側板の内側に立設され電気回路を格納するための回路格納部を画成する内側板とを備え、樹脂により成型されたボックス本体と、
 前記回路格納部に格納された電気回路と、
 前記回路格納部に充填された充填材と、
 天板と該天板の外周部に垂下された側板とを備え、金属板により蓋形状に形成され、前記ボックス本体の内側板に外嵌されて前記回路格納部をカバーする内側カバーと、
 前記ボックス本体の外側板に係合し、前記内側カバー及びボックス本体をカバーする外側カバーと、を備える太陽電池モジュールの端子ボックスにおいて、
 前記内側カバーを前記ボックス本体に係合して該内側カバーの前記回路格納部からの浮上がりを防止する係合部を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの端子ボックス。
 前記係合部は、前記内側カバーの側板に設けられ前記ボックス本体の外側板に向って延びる鉤部と、前記ボックス本体の外側板に設けられ前記鉤部に係合する係止部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの端子ボックス。
 前記係止部は、前記外側板の内側に設けられた突起部であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュールの端子ボックス。
 前記係止部は、前記外側板の内側に設けられた凹部であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュールの端子ボックス。
 前記鉤部は、前記内側カバーの側板から前記外側板に向かって傾斜して延びていることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュールの端子ボックス。
 前記内側カバーの天板及び外側カバーには、通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの端子ボックス。
Description:
端子ボックス

 本発明は、太陽光発電システムにおける 陽電池モジュールの出力部を構成する端子 ックスに関するものである。

 従来、太陽電池モジュールの出力部を構 する端子ボックスであって、端子台やバイ スダイオード等で構成される電気回路を収 るボックス本体を、その取付面(底板)に対 する側を開放し、その電気回路の充電部を める部分を外側板から離隔して画成した耐 性のある樹脂によるパン形状とし、このパ 形状の開放面を、金属材料で形成した内側 バーと耐候性のある樹脂よりなる外側カバ とによる二重構造のボックスカバーでカバ し、前記電気回路の充電部を収める部分に 燃性の高い充填材(UL94規格のV0グレードの二 混合型シリコンポッティング材等)を充填す るとともに、この充填材に前記内側カバーを 密着させたものがある(例えば、特許文献1参 )。

特開2005-019833号公報

 しかしながら、上記従来の端子ボックス 、充電部が強く発熱すると、充填材が熱膨 し、また、ボックス本体の樹脂材料から気 ガスが発生することがある。充填材の熱膨 や気化ガスの圧力により、内側カバー及び 側カバーが押上げられて浮上がってしまう という問題があった。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、内側カバー及び外側カバーの浮上が を防止した端子ボックスを得ることを目的 する。

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、本発明は、底板と該底板の外周部に 設された外側板と該外側板の内側に立設さ 電気回路を格納するための回路格納部を画 する内側板とを備え、樹脂により成型され ボックス本体と、前記回路格納部に格納さ た電気回路と、前記回路格納部に充填され 充填材と、天板と該天板の外周部に垂下さ た側板とを備え、金属板により蓋形状に形 され、前記ボックス本体の内側板に外嵌さ て前記回路格納部をカバーする内側カバー 、前記ボックス本体の外側板に係合し、前 内側カバー及びボックス本体をカバーする 側カバーと、を備える太陽電池モジュール 端子ボックスにおいて、前記内側カバーを 記ボックス本体に係合して該内側カバーの 記回路格納部からの浮上がりを防止する係 部を備えることを特徴とする。

 本発明にかかる端子ボックスは、内側カ ー及び外側カバーの浮上がりを防止すると う効果を奏する。

図1は、本発明にかかる端子ボックスの 実施の形態1のポッティング材充填前の状態 示す分解斜視図である。 図2は、実施の形態1のボックス本体の ッティング材充填後の状態を示す平面図で る。 図3は、実施の形態1の端子ボックスの 断面図である。 図4は、実施の形態1の端子ボックスの 側カバーを示す平面図である。 図5は、実施の形態1の端子ボックスの 側カバーを示す平面図である。 図6-1は、図3のA部拡大図であって、実 施の形態1のボックス本体と内側カバーの係 部を示す縦断面図である。 図6-2は、実施の形態2のボックス本体 内側カバーの係合部を示す縦断面図である 図6-3は、実施の形態3のボックス本体 内側カバーの係合部を示す縦断面図である 図6-4は、実施の形態4のボックス本体 内側カバーの係合部を示す縦断面図である

符号の説明

 1 太陽電池モジュール
 10,210,310,410 ボックス本体
 11a,11b,11c,11d 第1、第2、第3、第4の外側板
 11bb,11bc,311bb,311bc 突起部(係止部、係合部)
 211bb,211bc,411bb,411bc 凹部(係止部、係合部)
 12,212,312,412 底板
 13a,13b,13c,13d 第1、第2、第3、第4の内側板
 14,214,314,414 回路格納部
 16 ねじ止めボス
 16a ねじ穴
 18 係合スリット
 20,220,320,420 内側カバー
 21a,21b,21c,21d 側板
 24a,24b,224a,224b,324a,324b 鉤部(係合部)
 22,222,322,422 天板
 23 通気孔
 30 外側カバー
 31a,31b,31c,31d 周辺部
 32 係合突起
 35 通し孔
 37 中央方形部
 38 通気孔
 40 出力リード線
 50 電気回路
 60 充填材
 70 ねじ
 100,200,300,400 端子ボックス

 以下に、本発明にかかる端子ボックスの 施の形態を図面に基づいて詳細に説明する なお、この実施の形態によりこの発明が限 されるものではない。

実施の形態1.
 図1は、本発明にかかる端子ボックスの実施 の形態1のポッティング材充填前の状態を示 分解斜視図であり、図2は、実施の形態1のボ ックス本体のポッティング材充填後の状態を 示す平面図であり、図3は、実施の形態1の端 ボックスの縦断面図である。

 図1~図3に示すように、太陽電池モジュー 1(図3参照)の出力部を構成する実施の形態1 端子ボックス100は、その底板(取付板)12が、 陽電池モジュール1の裏面に、接着剤等によ り取付けられる。端子ボックス100は、電気回 路部分を格納するボックス本体10と、ボック 本体10の回路格納部14の開放面をカバーする 内側カバー20と、ボックス本体10の開放面を バーする外側カバー30と、を備えている。

 ボックス本体10は、底板12と、底板12の外 部に立設された第1、第2、第3、第4の外側板 11a、11b、11c、11dとを備え、底板12の反対側が 放された薄型長方形のパン形状に形成され いる。ボックス本体10は、ABS樹脂或いは変 PPO樹脂等の難燃性及び耐候性に富む樹脂に り一体成型されている。

 ボックス本体10内には、夫々の外側板11a 11b、11c、11dの内側に第1、第2、第3、第4の内 板13a、13b、13c、13dが立設され、内側板13a~13d の内側に、電気回路の充電部50を格納する回 格納部14が画成されている。

 第1、第2の外側板11a、11bは、ボックス本 10の薄型長方形の短辺を構成し、第3、第4の 側板11c、11dは、薄型長方形の長辺を構成し いる。内側板13a~13dの底板12からの高さは、 側板11a~11dの高さよりも低くなっている。

 また、第1、第2、第3、第4の外側板11a、11b 、11c、11d夫々の上縁部には、段部11aa、11ba、1 1ca、11daが形成されている。段部11aa~11daには 後述する外側カバー30の周辺部が嵌合される 。

 第1の外側板11a及び第1の内側板13aには、 力リード線40のリード線引出口15a、15bが二つ 並んで設けられ、第1の外側板11aの中央部内 には、ねじ穴16aが設けられた半円柱状のね 止めボス16が形成され、第1の外側板11aの内 のリード線引出口15a、15bの開放面側には、 円柱状の位置合せボス17a、17bが形成されて る。第3、第4の外側板11c、11dの開放面側2ヶ には、係合スリット18、18が形成されている

 回路格納部14には、電気回路50が格納され る。電気回路50は、端子台51、51、51、バイパ ダイオード52、出力リード線40等から成り、 端子台51、51、51とバイパスダイオード52との 続部、及び出力リード線40と端子台51、51、5 1との接続部等が充電部を構成している。

 回路格納部14に電気回路50を格納した後に 、回路格納部14内に、電気回路50を完全に覆 尽くすように充填材60が充填される。充填材 60としては、UL規格のV0グレードのニ液混合型 シリコンポッティング材を用いれば、難燃性 、放熱性、充填性の点で好適である。充填さ れた充填材が硬化した後、回路格納部14の開 面を内側カバー20でカバーし、ボックス本 10の開放面を外側カバー30でカバーする。

 図4は、実施の形態1の端子ボックスの外 カバーを示す平面図である。図4に示すよう 、外側カバー30は、ボックス本体10と同様に 、ABS樹脂或いは変成PPO樹脂等により一体成型 されている。ボックス本体10の開放部をカバ する外側カバー30の中央方形部37は、周辺部 31a、31b、31c、41dよりも段状に高く形成されて いる。

 外側カバー30の長い周辺部31c、31dには、 ックス本体10の第3、第4の外側板11c、11dに形 された係合スリット18、18に係合して外側カ バー30をボックス本体10に係止する係合突起32 、32が形成されている。

 外側カバー30の一方の短い周辺部31aの中 部には、ボックス本体10の第1の外側板11aの 縁部中央に形成された切欠き部19(図2参照)に 係合して外側カバー30をボックス本体10に位 決めする係合凸部34が形成され、係合凸部34 付け根部分には、外側カバー30をボックス 体10のねじ穴16aにねじ止めするねじ70を通す し孔35が設けられている。

 また、外側カバー30の一方の短い周辺部31 aの2ヶ所には、ボックス本体10の第1の外側板1 1aの2ヶ所に形成された位置合せボス17a、17bに 係合して外側カバー30をボックス本体10に位 決めする係合凹部36a、36bが形成されている また、外側カバー30の中央方形部37の隅部に 、通気孔38が設けられている。

 図5は、実施の形態1の端子ボックスの内 カバーを示す平面図であり、図6-1は、図3のA 部拡大図であって実施の形態1のボックス本 と内側カバーの係合部を示す縦断面図であ 。図5及び図6-1を参照して、実施の形態1の内 側カバー20と、内側カバー20とボックス本体10 との係合部について説明する。

 図5に示すように、内側カバー20は、天板2 2と、天板22の外周部に垂下された第1、第2、 3、第4の側板21a、21b、21c、21dとを備え、金 板により薄型方形の蓋形状に形成されてい 。内側カバー20は、ボックス本体10の内側板1 3a~13dに外嵌され、回路格納部14をカバーする 第1、第2の側板21a、21bの天板22からの高さは 、第3、第4の側板21c、21dの天板22からの高さ りも小さくなっている(図1、図6-1参照)。

 内側カバー20の第1の側板21aの2ヶ所には、 ボックス本体10の第1の外側板11aと第1の内側 13aとの間に形成された角筒状のリード線引 部15c、15d(図2参照)との干渉を避けるように 欠き部25a、25bが設けられている。また、天 22には、単数又は複数の通気孔23が設けられ いる。

 図6-1に示すように、第2の側板21bの下縁部 2ヶ所から直角に外側に折り曲げられて、ボ クス本体10の第2の外側板11bに向って延びる2 の鉤部24a、24bが形成されている。

 第1、第2の側板21a、21bの内面間の寸法は ボックス本体10の第1、第2の外側板13a、13bの 面間の寸法より大きくされていて、第2の側 板21bの内面と第2の外側板13bの外面との間に 、隙間21bsが設けられている。第2の側板21bの 高さと鉤部24a、24bの長さの和は、第3、第4の 板21c、21dの高さと同じになっていて、内側 バー20の材料歩留りをよくしている。

 第2の外側板11bの内側の上下方向中央部2 所には、鉤部24a、24bに係合して内側カバー20 がボックス本体10から外れない(浮上がらない )ように拘束する係止部としての突起部11bb、1 1bcが形成されている。突起部11bb、11bcの開放 は、テーパ部となっている。鉤部24a、24b及 突起部11bb、11bcは係合部を構成している。

 次に、実施の形態1の端子ボックス100の組 立方法を説明する。内側カバー20の側板21a~21d を、ボックス本体10の充填材60が充填された 路格納部14を囲む内側板13a~13dに外嵌し、内 カバー20をボックス本体10内に押込んでいく

 内側カバー20の鉤部24a、24bの先端が、突 部11bb、11bcのテーパ部に接触し、テーパ部に より内方へ押される。第2の側板21bの内面と 2の外側板13bの外面との間には、隙間21bsが設 けられているので、第2の側板21bが内方へ撓 、鉤部24a、24bが内方へ変位する。

 鉤部24a、24bが内方へ変位するので、内側 バー20をさらに押込むことができ、天板22を 内側板13a~13dの上縁部に当接させると、第2の 板21bの内方への撓みが解消され、鉤部24a、2 4bが、突起部11bb、11bcの底板12側に入り込んで 突起部11bb、11bcと係合する。係合状態になる 、内側カバー20をボックス本体10から取外そ うとしても、鉤部24a、24bが突起部11bb、11bcに 止、拘束され、容易に取外すことができな 。

 内側カバー20で回路格納部14をカバーした 後に、外側カバー30の周辺部31a~31dを、ボック ス本体10の外側板11a~11dの段部11aa~11daに嵌め込 み、係合突起32、32をボックス本体10の係合ス リット18、18に嵌め込み、外側カバー30の周辺 部31a~31dにより、内側カバー20の天板22の外周 をボックス本体10の内側板13a~13dの上縁部に し付け(図6-1参照)、最後に、ねじ70により外 側カバー30をボックス本体10に締結する。

 実施の形態1の端子ボックス100によれば、 電気回路50が強く発熱し、充填材60が熱膨張 、また、ボックス本体10の樹脂材料から気化 ガスが発生しても、充填材60の熱膨張や気化 スの圧力により、内側カバー20及び外側カ ー30が浮上がることはない。

 また、内側カバーの天板22及び外側カバ 30には、夫々通気孔23、38が設けられている で、気化ガスが、通気孔23、38から外部へ排 され、回路格納部14内の気化ガスの圧力が 圧になることはない。

 以上の説明では、鉤部24a、24bを第2の側板 21bに設け、突起部11bb、11bcを第2の外側板11bに 設けたが、鉤部を第3、第4の側板21c、21dに設 、係止部としての突起部を第3、第4の外側 11c、11dに設けてもよい。また、鉤部をボッ ス本体10の外側板に設け、係止部としての突 起部を内側カバー20の側板に設けるようにし もよい。

実施の形態2.
 図6-2は、実施の形態2のボックス本体と内側 カバーの係合部を示す縦断面図である。図6-2 を参照して、実施の形態2の内側カバー220と ックス本体210との係合部について説明する

 図6-2に示すように、第2の側板221bの下縁 2ヶ所から直角に外側に折り曲げられて、ボ クス本体10の第2の外側板211bに向って延びる 2つの鉤部224a、224bが形成されている。第1、 2の側板の内面間の寸法は、ボックス本体210 第1、第2の外側板の外面間の寸法より大き されていて、第2の側板221bの内面と第2の外 板213bの外面との間には、隙間221bsが設けら ている。

 第2の外側板211bの内側の上下方向中央部2 所には、鉤部224a、224bに係合して内側カバ 220がボックス本体210から外れないように拘 する係止部としての凹部211bb、211bcが形成さ ている。鉤部224a、224b及び凹部211bb、211bcは 係合部を構成している。

 次に、実施の形態2の端子ボックス200の組 立方法を説明する。内側カバー220の側板を、 ボックス本体210の充填材60が充填された回路 納部214を囲む内側板に外嵌させる。

 内側カバー220の鉤部224a、224bの先端が、 側板211bの上縁部内側に接触し、外側板211bに より内方へ押される。第2の側板221bの内面と 2の外側板213bの外面との間には、隙間221bsが 設けられているので、第2の側板221bが内方へ み、鉤部224a、224bが内方へ変位する。

 鉤部224a、224bが内方へ変位するので、内 カバー220をボックス本体210内に押込むこと でき、天板222を内側板の上縁部に当接させ と、第2の側板221bの内方への撓みが解消され 、鉤部224a、224bが、凹部211bb、211bcに入り込ん で凹部211bb、11bcと係合する。係合状態になる と、内側カバー220をボックス本体210から取外 そうとしても、鉤部224a、224bが凹部211bb、211bc に係止、拘束され、容易に取外すことができ ない。

 内側カバー220で回路格納部214をカバーし 後に、外側カバー30の周辺部31a~31dを、ボッ ス本体210の外側板の段部に嵌め込み、係合 起32、32をボックス本体210の係合スリットに 嵌め込み、外側カバー30の周辺部により、内 カバー220の天板222の外周部をボックス本体2 10の内側板の上縁部に押し付け(図6-2参照)、 後に、ねじ70により外側カバー30をボックス 体210に締結する。

 実施の形態2の端子ボックス200によれば、 電気回路50が強く発熱し、充填材60が熱膨張 、また、ボックス本体210の樹脂材料から気 ガスが発生しても、充填材60の熱膨張や気化 ガスの圧力により、内側カバー220及び外側カ バー30が浮上がることはない。

 また、内側カバー220の天板222及び外側カ ー30には、夫々通気孔が設けられているの 、気化ガスが、通気孔から外部へ排出され 回路格納部214内の気化ガスの圧力が高圧に って内側カバー220及び外側カバー30が浮上が ることはない。

 以上の説明では、鉤部224a、224bを第2の側 221bに設け、係止部としての凹部211bb、211bc 第2の外側板211bに設けたが、鉤部を第3、第4 側板に設け、凹部を第3、第4の外側板に設 てもよい。また、鉤部をボックス本体210の 側板に設け、係止部としての凹部(又は孔)を 内側カバー220の側板に設けるようにしてもよ い。

実施の形態3.
 図6-3は、実施の形態3のボックス本体と内側 カバーの係合部を示す縦断面図である。図6-3 を参照して、実施の形態3の内側カバー320と ックス本体310との係合部について説明する

 図6-3に示すように、第2の側板321bの下縁 2ヶ所から約150°外側に折り曲げられて、ボ クス本体310の第2の外側板311bに向って傾斜し て延びる2つの鉤部324a、324bが形成されている 。第1、第2の側板321a、321bの内面間の寸法は ボックス本体310の第1、第2の外側板313a、313b 外面間の寸法と略同じにされていて、第2の 側板321bの内面と第2の外側板313bの外面との間 には、隙間は設けられていない。

 第2の外側板311bの内側の上下方向中央部2 所には、鉤部324a、324bに係合して内側カバ 320がボックス本体310から外れないように拘 する係止部としての突起部311bb、311bcが形成 れている。鉤部324a、324b及び突起部311bb、311 bcは、係合部を構成している。

 次に、実施の形態3の端子ボックス300の組 立方法を説明する。内側カバー320の側板321a~3 21dを、ボックス本体310の充填材60が充填され 回路格納部314を囲む内側板313a~313dに外嵌し 内側カバー320をボックス本体310内に押込ん いく。内側カバー320の鉤部324a、324bの中間 が、突起部311bb、311bcに接触し、内方へ押さ る。鉤部324a、324bが内方へ撓み、内方へ変 する。

 鉤部324a、324bが内方へ変位するので、内 カバー320をさらに押込むことができ、天板32 2を内側板313a~313dの上縁部に当接させると、 部324a、324bの内方への撓みが解消され、鉤部 324a、324bが、突起部311bb、311bcの底板312側に入 り込んで突起部311bb、311bcと係合する。係合 態になると、内側カバー320をボックス本体31 0から取外そうとしても、鉤部324a、324bが突起 部311bb、311bcに係止、拘束され、容易に取外 ことができない。

 内側カバー320で回路格納部314をカバーし 後に、外側カバー30の周辺部31a~31dを、ボッ ス本体210の外側板311a~311dの段部311aa~311daに め込み、係合突起32、32をボックス本体310の 合スリット318、318に嵌め込み、外側カバー3 0の周辺部31a~31dにより、内側カバー320の天板3 22の外周部をボックス本体310の内側板313a~313d 上縁部に押し付け(図6-3参照)、最後に、ね 70により外側カバー30をボックス本体310に締 する。

 実施の形態3の端子ボックス300によれば、 電気回路50が強く発熱し、充填材60が熱膨張 、また、ボックス本体310の樹脂材料から気 ガスが発生しても、充填材60の熱膨張や気化 ガスの圧力により、内側カバー320及び外側カ バー30が浮上がることはない。

 また、内側カバー320の天板322及び外側カ ー30には、夫々通気孔323、38が設けられてい るので、気化ガスが、通気孔223、38から外部 排出され、回路格納部314内の気化ガスの圧 が高圧になって内側カバー320及び外側カバ 30が押上げられることはない。

 以上の説明では、鉤部324a、324bを第2の側 321bに設け、係止部としての突起部311bb、311b cを第2の外側板311bに設けたが、鉤部を第3、 4の側板に設け、突起部を第3、第4の外側板 設けてもよい。また、鉤部をボックス本体31 0の外側板に設け、係止部としての突起部を 側カバー320の側板に設けるようにしてもよ 。

実施の形態4.
 図6-4は、実施の形態4のボックス本体と内側 カバーの係合部を示す縦断面図である。図6-4 を参照して、実施の形態4の内側カバー420と ックス本体410との係合部について説明する

 図6-4に示すように、第2の側板421bの下縁 2ヶ所から約150°外側に折り曲げられて、ボ クス本体410の第2の外側板411bに向って傾斜し て延びる2つの鉤部424a、424bが形成されている 。

 第2の外側板411bの内側の上下方向中央部2 所には、鉤部424a、424bに係合して内側カバ 420がボックス本体410から外れないように拘 する係止部としての凹部411bb、411bcが形成さ ている。鉤部424a、424b及び凹部411bb、411bcは 係合部を構成している。

 次に、実施の形態4の端子ボックス400の組 立方法を説明する。内側カバー420の側板421a~4 21dを、ボックス本体410の充填材60が充填され 回路格納部414を囲む内側板413a~413dに外嵌し 内側カバー420をボックス本体410内に押込ん いく。内側カバー420の鉤部424a、424bの中間 が、第2の外側板411bの上縁部に接触し、内方 へ押される。鉤部424a、424bが内方へ撓み、内 へ変位する。

 鉤部424a、424bが内方へ変位するので、内 カバー420をさらに押込むことができ、天板42 2を内側板413a~413dの上縁部に当接させると、 部424a、424bの内方への撓みが解消され、鉤部 424a、424bの先端が、凹部411bb、411bcに入り込ん で凹部411bb、411bcと係合する。係合状態にな と、内側カバー420をボックス本体410から取 そうとしても、鉤部424a、424bが凹部411bb、411b cに係止、拘束され、容易に取外すことがで ない。

 内側カバー420で回路格納部414をカバーし 後に、外側カバー30の周辺部31a~31dを、ボッ ス本体410の外側板411a~411dの段部411aa~411daに め込み、係合突起32、32をボックス本体410の 合スリット418、418に嵌め込み、外側カバー3 0の周辺部31a~31dにより、内側カバー420の天板4 22の外周部をボックス本体410の内側板413a~413d 上縁部に押し付け(図6-4参照)、最後に、ね 70により外側カバー30をボックス本体410に締 する。

 実施の形態4の端子ボックス400によれば、 電気回路50が強く発熱し、充填材60が熱膨張 、また、ボックス本体410の樹脂材料から気 ガスが発生しても、充填材60の熱膨張や気化 ガスの圧力により、内側カバー420及び外側カ バー30が浮上がるようなことはない。

 また、内側カバー420の天板422及び外側カ ー30には、夫々通気孔423、38が設けられてい るので、気化ガスが、通気孔423、38から外部 排出され、回路格納部414内の気化ガスの圧 が高圧になって内側カバー420及び外側カバ 30が浮上がることはない。

 以上の説明では、鉤部424a、424bを第2の側 421bに設け、係止部としての凹部411bb、411bc 第2の外側板411bに設けたが、鉤部を第3、第4 側板に設け、凹部を第3、第4の外側板に設 てもよい。また、鉤部をボックス本体410の 側板に設け、係止部としての凹部(又は孔)を 内側カバー420の側板に設けるようにしてもよ い。

 以上のように、本発明にかかる端子ボッ スは、太陽電池モジュール用の端子ボック として有用である。