Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
TRANSMISSION CONTROL METHOD AND TRANSMISSION CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/011351
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to provide a transmission control device and a transmission control method which can suppress a resource consumption amount and improve a cover ratio when transmitting the same data to a plurality of mobile stations allocated in a plurality of cells. The transmission control device assigns cells having a number of reception users greater than a predetermined value to be a first group as an object of the point-to-multipoint transmission. Moreover, the transmission control device assigns cells having a small number of MBMS reception users but having an adjacent cell belonging to the first group, to be a second group as a point-to-multipoint transmission object. The transmission control device makes the other cells objects of the point-to-point transmission. Thus, it is possible to select cells as objects of the point-to-multipoint transmission and to obtain the combining effect at the cell end.

Inventors:
NOBUKIYO TAKAHIRO (JP)
HAMABE KOJIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/062789
Publication Date:
January 22, 2009
Filing Date:
July 16, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
NEC CORP (JP)
NOBUKIYO TAKAHIRO (JP)
HAMABE KOJIRO (JP)
International Classes:
H04Q7/38; H04Q7/32
Domestic Patent References:
WO2006030308A22006-03-23
Foreign References:
JP2007504721A2007-03-01
JP2006135956A2006-05-25
Attorney, Agent or Firm:
KATO, Asamichi (20-12 Shin-Yokohama 3-chome Kohoku-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 33, JP)
Download PDF:
Claims:
 各セルのデータ送信対象の移動局数を測定する手段と、
 前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定し、前記第1、第2のグループに属するセルについては、ポイントツーマルチポイント伝送を選択し、その他のセルについてはポイントツーポイント伝送を選択する手段と、
 前記各セルについて選択した伝送モードを用いて、前記各セルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信する手段と、を備えること、
 を特徴とする伝送制御装置。
 前記第2グループのセルにおいて前記測定された移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項1に記載の伝送制御装置。
 前記データ送信対象の移動局の受信品質を測定する手段を備え、
 前記第2グループのセルにおいて前記測定された受信品質が低い移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項1又は2に記載の伝送制御装置。
 前記移動局の受信品質は、前記第1、第2のグループに属する複数のセルから受信した同一のデータのダイバーシチ合成後の受信品質である請求項3に記載の伝送制御装置。
 前記各セルのデータ送信対象の移動局数に基づいて、ポイントツーマルチポイント伝送及びポイントツーポイント伝送をそれぞれ選択した場合におけるリソース消費量を推定する手段を備え、
 前記各リソース消費量を比較して、ポイントツーマルチポイント伝送の方がリソース消費上有利なセルを、前記第1グループのセルとする請求項1乃至4いずれか一に記載の伝送制御装置。
 前記推定するリソース消費量は、前記各伝送モードを選択した際に、各セルに位置する移動局が所定の受信品質を確保できる推定送信電力である請求項5に記載の伝送制御装置。
 前記ポイントツーマルチポイント伝送を選択した際の推定送信電力は、当該セルにおいて受信品質の最も低い移動局が所定の受信品質を確保できるよう算出され、該推定送信電力が当該セルの実際の送信電力として設定される請求項6に記載の伝送制御装置。
 前記複数のセルを管轄する複数の基地局を制御し、基地局制御装置として機能する請求項1乃至7いずれか一に記載の伝送制御装置。
 前記無線通信システムに備えられた伝送制御装置が、各セルのデータ送信対象の移動局数を測定し、
 前記伝送制御装置が、前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定し、前記第1、第2のグループに属するセルについては、ポイントツーマルチポイント伝送を選択し、その他のセルについてはポイントツーポイント伝送を選択し、
 前記伝送制御装置が、前記各セルについて選択した伝送モードを用いて、前記各セルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信すること、

 を特徴とする伝送制御方法。
 前記伝送制御装置は、前記第2グループのセルにおいて前記測定された移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項9に記載の伝送制御方法。
 更に、前記伝送制御装置が、前記データ送信対象の移動局の受信品質を測定し、
 前記伝送制御装置が、前記第2グループのセルにおいて前記測定された受信品質が低い移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項9又は10に記載の伝送制御方法。
 前記移動局の受信品質は、前記第1、第2のグループに属する複数のセルから受信した同一のデータのダイバーシチ合成後の受信品質である請求項11に記載の伝送制御方法。
 前記伝送制御装置は、前記各セルのデータ送信対象の移動局数に基づいて、ポイントツーマルチポイント伝送及びポイントツーポイント伝送をそれぞれ選択した場合におけるリソース消費量を推定し、
 前記各リソース消費量を比較して、ポイントツーマルチポイント伝送の方がリソース消費上有利なセルを、前記第1グループのセルとする請求項9乃至12いずれか一に記載の伝送制御方法。
 前記推定するリソース消費量は、前記各伝送モードを選択した際に、各セルに位置する移動局が所定の受信品質を確保できる推定送信電力である請求項13に記載の伝送制御方法。
 前記ポイントツーマルチポイント伝送を選択した際の推定送信電力は、当該セルにおいて受信品質の最も低い移動局が所定の受信品質を確保できるよう算出され、該推定送信電力が当該セルの実際の送信電力として設定される請求項14に記載の伝送制御方法。
Description:
伝送制御方法及び伝送制御装置

 (関連出願についての記載)
 本願は、先の日本特許出願2007-187021号(2007年 7月18日出願)の優先権を主張するものであり 前記先の出願の全記載内容は、本書に引用 もって繰込み記載されているものとみなさ る。
 本発明は、伝送制御方法及び伝送制御装置 関し、特に、複数の移動局に対し同一デー 送信を行なう無線通信システムの伝送制御 法、伝送制御装置に関する。

 W-CDMAシステムにおけるブロードキャスト( Broadcast)機能、マルチキャスト(Multicast)機能と して、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)がRelease6 仕様化されている。

 MBMSでは、複数のセルに同時に同一のデー タ送信を行なうことが可能であり、データ伝 送モードとしては、PTM(ポイントツーマルチ イント:Point-to-Multipoint)伝送と、PTP(ポイント ーポイント:Point-to-Point)伝送とがある。

 PTM伝送は、1RL(Radio Link)で、セル内の全端 末にデータ送信する伝送モードであり、物理 チャネルとして、各セルに設定した共通チャ ネルSCCPCH(Secondary Common Control Physical Channel) 用いる。PTM伝送は、1RLでデータ送信できる で、受信端末数によらず一定の無線リソー でデータ送信することができるが、セル全 をカバーできるようにするため、十分高い 信電力にする必要がある。従って、セル端 外の端末にとって、過剰な電力レベルで送 することになる。

 一方、PTP伝送は1RLで1つの端末にデータ送 信する伝送モードであり、物理チャネルとし て、高速物理下り共用チャネルHS-PDSCH(High Spe ed - Pyhsical Downlink Shared Channel)、或いは、 別物理チャネルDPCH(Downlink Pyhsical Channel)を いる。HS-PDSCHは高速パケット伝送方式HSDPA(Hig h Speed Downlink Packet Access)のデータチャネル あり、受信品質に応じて、送信レートを変 するAMCS(Adaptive Modulete and Coding Schemes)が適 用され、DPCHと比較して、高速でデータを送 することができる。DPCHは、受信品質に応じ 、送信電力を変更するInner loop Power Control 適用される。従って、PTP伝送は、受信品質 良好な場合は、1RL当たりの無線リソースを 約することができるが、全送信データ量はM BMS受信ユーザ数に従って増加するため、MBMS 信ユーザ数が多い場合、送信電力が大きく ってしまう。

 RNC(基地局制御装置)は、MBMSを行う場合、M BMS受信ユーザを判定し、セル毎にMBMS受信ユ ザ数を測定する。これを”counting”と呼ぶ。

 移動局がMBMSデータを受信するために接続 しているセルをServingセルと呼ぶ。移動局は Servingセルから、MBMSデータをSCCPCHによるPTM伝 送で受信している場合、PTM伝送を行っている 隣接セルからも同一データを同時に受信する ことで、ダイバーシチ合成利得を得ることが できる。この受信処理を”combining”と呼ぶ。

 MBMSの伝送モードを切り替える方法として は、図14に示すように、MBMS受信ユーザ数(N_cou nt)と予め設定したしきい値(N_thr)とを比較す 第1の従来方法がある。この第1の従来方法に よれば、MBMS受信ユーザ数(N_count)の増加に伴 PTPの方が送信電力が大きくなるので、N_count N_thr以上の場合は、1RLで全端末に送信でき PTM伝送を行ない(図14のセル1参照)、N_countがN_ thrよりも小さい場合は1RLで1端末に送信するPT P伝送を行なうように伝送モードが決定され (図14のセル2、3参照)。

 また、特許文献1には、上記PTM伝送におい て不必要に電力レベルが高いという知見から 、セル全体をカバーしない程度の伝送電力値 でPTM伝送を使用するとともに、セル境界区域 に位置しチャネル品質の低い移動局に対して PTP伝送を行う方法が開示されている。この方 法では、すべてのセル端に移動局が存在する ような場合は、図15に示すように、すべての ルにおいて、PTM伝送とPTP伝送が併用される

 また、特許文献2には、同一のマルチキャ ストデータ(同文献では「フロー」と呼んで る。)を同時に送信するセクタを、当該デー の受信要求を受けたセクタと、そのセクタ 隣接セクタであってSHOG(Soft Hand Off Group)が 同一であるセクタとする技術が開示されてい る。

特開2006-135956公報

特開2006-13826号公報

 しかしながら、上記した従来の伝送モー 切り替え方法には、以下の問題点がある。

 第1の問題点は、第1の従来方法では、隣 セルがPTP伝送となるPTM伝送セル端(図14のセ 1)において、MBMSのサービスカバー率が減少 ることである。その理由は、隣接セルがPTP 送となるセル端では、combiningの効果が得ら ないためである。

 また、特許文献1に記載の技術によれば、 すべてのセルでPTM伝送が行われるという非効 率な面がある上、combiningの効果も得られにく くなってしまう。また、セル境界区域に位置 しPTP伝送対象となる移動局数が増加した場合 にリソースの消費量が増加してしまうという 意味ではリソースの使用効率が低下する可能 性もある。

 また、特許文献2に記載の方法によれば、 MBMS受信ユーザ数が一定数以下でありPTPの方 有利であるセクタ及びその隣接セクタでPTM 送が行われる可能性がある。従って、特許 献2に記載の方法を用いたとしても、リソー の使用効率が低減してしまう状況が生じう 。

 本発明は、上記した事情に鑑みてなされ ものであって、その目的とするところは、 数の移動局に対し同一データ送信を行なう 合において、受信ユーザ数(対象移動局数) 変化した場合にも、一定のサービスカバー とリソースの使用効率とを保証できる伝送 御方法及び伝送制御装置を提供することに る。

 本発明の第1の視点によれば、ポイントツ ーマルチポイント伝送と、ポイントツーポイ ント伝送のうち、少なくとも一方の伝送モー ドを選択し、特定のセルに位置する複数の移 動局に対し、同一のデータを送信する無線通 信システムにおける下記伝送制御装置が提供 される。即ち、この伝送制御装置は、各セル のデータ送信対象の移動局数を測定する手段 と、前記測定された移動局数が所定値より多 い第1グループのセルと、前記測定された移 局が所定値より少ないが前記第1グループの ルに隣接する第2グループのセルと、を決定 し、前記第1、第2のグループに属するセルに いては、ポイントツーマルチポイント伝送 選択し、その他のセルについてはポイント ーポイント伝送を選択する手段と、前記各 ルについて選択した伝送モードを用いて、 記各セルに位置する複数の移動局に対し、 一のデータを送信する手段と、を備える。

 本発明の第2の視点によれば、上記伝送制 御装置において、複数のセルを管轄する基地 局を制御し、基地局制御装置として機能する 伝送制御装置が提供される。

 本発明の第3の視点によれば、ポイントツ ーマルチポイント伝送と、ポイントツーポイ ント伝送のうち、少なくとも一方の伝送モー ドを選択し、特定のセルに位置する複数の移 動局に対し、同一のデータを送信する無線通 信システムにおける伝送制御方法が提供され る。本方法によれば、まず、前記無線通信シ ステムに備えられた伝送制御装置が、各セル のデータ送信対象の移動局数を測定する。次 に、前記伝送制御装置は、前記測定された移 動局数が所定値より多い第1グループのセル 、前記測定された移動局が所定値より少な が前記第1グループのセルに隣接する第2グル ープのセルと、を決定する。そして、前記第 1、第2のグループに属するセルについては、 イントツーマルチポイント伝送が選択され その他のセルについてはポイントツーポイ ト伝送が選択される。

 本発明によれば、リソースの消費量を抑 し、かつ、サービスカバー率を改善するこ が可能となる。その理由は、データ送信対 の移動局数の多寡によって、当該セルにお てリソース使用効率の観点からポイントツ マルチポイント伝送とポイントツーポイン 伝送のうち、有利な方を選択可能とすると もに、ポイントツーマルチポイント伝送が 利と判定されたセル端でcombiningの効果が得 れるよう構成したことにある。

本発明を適用可能な無線通信システム 構成を模式的に表した図である。 図1の基地局制御装置と、移動局の基本 構成を表した図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局制 御装置が各セルの伝送モードを選択する際の 動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る基地局制 御装置により、PTM伝送が選択されるセルと、 PTP伝送が選択されるセルとを模式的に表した 図である。 本発明の第2の実施形態に係る基地局制 御装置が各セルの伝送モードを選択する際の 動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る基地局制 御装置により、PTM伝送が選択されるセルと、 PTP伝送が選択されるセルとを模式的に表した 図である。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制 御装置と、移動局の基本構成を表した図であ る。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制 御装置が各セルの伝送モードを選択する際の 動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制 御装置が移動局に対し受信品質報告要求を行 うまでの動作手順を表したフローチャートで ある。 本発明の第3の実施形態に係る基地局 御装置が移動局からの受信品質報告に基づ 、伝送モードを切り替えるまでの動作手順 表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局 御装置により、PTM伝送が選択されるセル、PT P伝送とPTM伝送が併用されるセル、PTP伝送が 択されるセルを模式的に表した図である。 本発明の第4の実施形態に係る基地局 御装置と、移動局の基本構成を表した図で る。 本発明の第4の実施形態に係る基地局 御装置が各セルの伝送モードを選択する際 動作手順を表したフローチャートである。 従来技術(第1の従来方法)により、PTM伝 送が選択されるセルと、PTP伝送が選択される セルとを模式的に表した図である。 従来技術(特許文献1)によるPTM伝送範囲 とPTP伝送範囲とを模式的に表した図である。

符号の説明

100 基地局制御装置
110~112 基地局
120~122 セル
130~136 移動局
101 基地局制御部
102 チャネル選択部
103 送信電力推定部
1331 移動局動作部
1332 チャネル品質測定部

 前記測定された移動局数が所定値より多 第1グループのセルと、前記測定された移動 局が所定値より少ないが前記第1グループの ルに隣接する第2グループのセルと、を決定 、同一のデータを送信する本発明の伝送制 装置は、以下の形態に展開することができ 。

 本発明の伝送制御装置は、前記第2グルー プのセルにおいて前記測定された移動局に対 して、ポイントツーマルチポイント伝送に加 えて、ポイントツーポイント伝送を併用する よう設定することができる。

 本発明の伝送制御装置は、更に、前記デ タ送信対象の移動局の受信品質を測定する 段を備え、前記第2グループのセルにおいて 前記測定された受信品質が低い移動局に対し て、ポイントツーポイント伝送により前記同 一のデータを送信するよう動作させることが できる。

 前記移動局の受信品質として、前記第1、 第2のグループに属する複数のセルから受信 た同一のデータのダイバーシチ合成後の受 品質を用いることができる。

 本発明の伝送制御装置は、更に、前記各 ルのデータ送信対象の移動局数に基づいて ポイントツーマルチポイント伝送及びポイ トツーポイント伝送をそれぞれ選択した場 におけるリソース消費量を推定する手段を え、前記各リソース消費量を比較して、ポ ントツーマルチポイント伝送の方がリソー 消費上有利なセルを、前記第1グループのセ ルとするよう動作させることができる。

 前記推定するリソース消費量として、前 各伝送モードを選択した際に、各セルに位 する移動局が所定の受信品質を確保できる 定送信電力を用いることができる。

 前記ポイントツーマルチポイント伝送を 択した際の推定送信電力は、当該セルにお て受信品質の最も低い移動局が所定の受信 質を確保できるよう算出される。このとき 該推定送信電力を当該セルの実際の送信電 として用いることができる。

 本発明の一視点によれば、前記複数のセ を管轄する複数の基地局を制御し、基地局 御装置として機能する伝送制御装置が提供 れる。

 続いて、本発明を実施するための好適な 施形態について図面を参照して詳細に説明 る。始めに本発明を適用可能な無線通信シ テムを説明する。図1は、本発明を適用可能 な無線通信システムの一例を模式的に表した 図である。

 図1を参照すると、伝送制御装置として機 能する基地局制御装置100と、基地局110~112と 各基地局110~112が管轄するセル120~122と、移動 局130~136とが示されている。

 基地局制御装置100は、基地局110~112と接続し ている。また、基地局110~112と移動局130~136は 上りと下りの無線チャネルによって接続で る。各移動局130~136は、チャネル品質がよい セルを、送信セル(以下、Servingセルとする)と してMBMSデータを受信する。以下の本実施形 の説明では、MBMS開始時、セル120をServingセル とするのは、移動局130~132とする。同様に、 ル121をServingセルとするのは移動局133~134、セ ル122をServingセルとするのは移動局135~136とす 。

 MBMSを実施する場合、基地局制御装置100は 、基地局110~112を介して、全移動局にMBMSの実 を通知し、通知に対する移動局からの応答 用いて、MBMS受信ユーザ数(データ送信対象 ーザ数)を測定する(counting)。本実施形態では 、全移動局がMBMSデータの受信を希望するも とする。例えば、図1の例では、基地局制御 置100において、セル120、121、122のMBMS受信ユ ーザ数はそれぞれ3、2、2と測定される。

 以下の本発明の実施形態では、W-CDMAシス ムでのMBMSの実施を例に挙げて説明する。ポ イントツーポイント(以下、「PTP」と略する )伝送チャネルは、DPCHであり、ポイントツー マルチポイント(以下、「PTM」と略する。)伝 チャネルはSCCPCHであるものとして説明する

[実施形態1]
 本発明の第1の実施形態について説明する。 図2は、図1の基地局制御装置100と、移動局133 基本構成を表した図である。なお、図2は基 地局111とセル121をServingセルとする移動局133 構成を例示しているが、他の基地局、移動 についても同じ構成とする。

 図2を参照すると、基地局制御装置100は、 基地局制御部101と、チャネル選択部102とを含 んで構成されている。

 基地局制御部101は、W-CDMAシステムにおい 用いられる基地局制御装置と同様の機能を しており、その構成及び動作については周 であるので、その説明を省略する。本実施 態においては、基地局制御部101は、MBMSの実 施を通知し、移動局からの応答を用いて、MBM S受信ユーザ数を測定する機能(counting)を有す 。なお、このMBMS受信ユーザ数を測定する機 能(counting)は、W-CDMAシステムの基地局制御装 に一般的に備えられている機能である。

 チャネル選択部102は、countingの結果を用 て、後記するグループ決定規則に従ってセ をグループ分けし、MBMSの伝送モード(PTM/PTP) 選択する機能を有する。選択されたMBMSの伝 送モード(PTM/PTP)は、基地局111に伝えられて、 移動局に対するMBMSサービスが行われる。

 移動局133は、移動局動作部1331を含んで構 成されている。移動局動作部1331は、基地局 御装置100に選択されたPTM伝送とPTP伝送の何 かの伝送モードで、MBMSデータを受信する手 として機能する。また、移動局動作部1331は 、複数のセルからのPTM伝送による同一データ を受信して、ダイバーシチ合成を行なう手段 として機能する。

 上記以外にも移動局動作部1331は、W-CDMAシ ステムにおいて用いられる移動局と同様の機 能を有しており、その構成及び動作について は周知であるので、その説明を省略する。

 続いて、本実施形態の動作について図面 参照して詳細に説明する。図3は、MBMSを実 する場合、基地局制御装置100が、MBMS受信ユ ザ数の測定(counting)を実施し、その結果に基 づいて各セルの伝送モードを選択する際の動 作手順を表したフローチャートである。

 図3を参照すると、まず、基地局制御部101 は、MBMSを実施する場合、MBMSの実施通知に対 る各移動局からの応答を用いて、MBMS受信ユ ーザを判定し、MBMS受信ユーザ数(N_count)を測 する(ステップS101)。

 次に、チャネル選択部102は、基地局制御 101が測定したMBMS受信ユーザ数(N_count)と、予 め設定されたしきい値(N_thr)とを比較し、N_cou nt>=Nthrとなるセルの伝送モードとして、PTM 送を選択する(ステップS102)。N_count>=N_thr あることによりPTM伝送が選択されたセルを 1グループに属するセルと呼ぶ。第1グループ に属するセルからMBMSデータを受信する移動 は、PTM伝送でデータを受信することになる

 次に、チャネル選択部102は、N_count<Nthr なるセルの中で、第1グループのセルが隣接 セルとなるセルの伝送モードとしてPTM伝送を 選択する(ステップS103)。N_count<N_thrである 隣接セルに第1のグループに属するセルがあ ことによりPTM伝送が選択されたセルを第2グ ループに属するセルと呼ぶ。第2グループに するセルから、MBMSデータを受信する移動局 、PTM伝送でデータを受信することになる。 た、第1、第2グループに属するセルから、MB MSデータを受信する移動局は、更に、他方の ループのセルからも同一データを同時に受 することで、ダイバーシチ合成利得を得る とができる。

 最後に、チャネル選択部102は、第1グルー プ、第2グループの何れにも属さないセルの 送モードとして、PTP伝送を選択する(ステッ S104)。これらのセルを第3グループに属する ルと呼ぶ。第3グループのセルから、MBMSデ タを受信する移動局は、PTP伝送で受信する とになる。

 以上説明したように、本実施形態では、 4に示すように、MBMS受信ユーザ数が多いセ に加えて、その隣接セルにおいてもcombining きるようにPTM伝送も行なうため、チャネル 質が改善し、MBMSのサービスカバー率が改善 る。更に、特許文献1(図15参照)のように全 ルでPTM伝送とPTP伝送を併用するケースと比 して、リソース消費量を抑えることができ 。

[実施形態2]
 続いて、上記第1の実施形態における第2の ループに属するセルにおいてPTP伝送も行う うにした本発明の第2の実施形態について説 する。本実施形態は、上記した第1の実施形 態と同様の構成にて実現可能であるので、以 下、その相違部分を中心に説明する。

 図5は、本発明の第2の実施形態の基地局 御装置100が、MBMS受信ユーザ数の測定(counting) を実施し、その結果に基づいて各セルの伝送 モードを選択する際の動作手順を表したフロ ーチャートである。

 上記第1の実施形態における基地局制御装 置100の動作を表した図3との相違点は、チャ ル選択部102が、第2グループに属するセルの 送モードとしてPTM伝送に加えてPTP伝送を選 する点である(ステップS103a)。また、本実施 形態の第2グループに属するセルから、MBMSデ タを受信する移動局は、PTP伝送でデータを 信することになる。

 以上のように構成した本発明の第2の実施 形態によっても、第1のグループのセルにお るcombining利得を増加し、チャネル品質及びMB MSのサービスカバー率を改善することが可能 なる。また、特許文献1と比較しても、図6 示すとおり、PTM伝送とPTP伝送を併用するセ を少なくすることができるため、リソース 費量を抑えることができる。

 また、上記実施形態では、第2グループの セルに位置する移動局が、PTP伝送でMBMSデー を受信するものとして説明したが、PTM伝送 方がチャネル品質の良い場合等は、combining 効果のために上記第1の実施形態と同様に、 の一部の移動局への伝送モードとしてPTM伝 を選択してもよい。

[実施形態3]
 続いて、上記第2のグループに属する移動局 で測定されたチャネル品質に応じて伝送モー ドを変更するようにした本発明の第3の実施 態について説明する。

 図7は、本実施形態に係る基地局制御装置 100と、移動局133の基本構成を表した図である 。なお、図7は、図1の基地局111とセル121をServ ingセルとする移動局133の構成を例示している が、他の基地局、移動局についても同じ構成 とする。

 図7を参照すると、本実施形態に係る移動 局133は、上記した第1の実施形態の構成に加 て、チャネル品質測定部1332を備えている。 の他の構成は、上記した第1実施形態と同様 であるので省略する。

 チャネル品質測定部1332は、チャネル品質 を測定し、所定のタイミング及び基地局制御 装置100からの要求に応じて、基地局を介して 、基地局制御装置100に対し測定したチャネル 品質を報告する機能を有する。本実施形態で は、チャネル品質として、CPICH(Common Pilot Cha nnel)のSIR(Signal to Interference Ratio:希望波の受 レベルと干渉波の受信レベルの比)を用いる 。また、本実施形態では、CPICHの送信電力は セル同一であるものとする。

 また、本実施形態の基地局制御装置100の ャネル選択部102は、countingの結果に加えて 移動局のチャネル品質を用いて、MBMSの伝送 ードを選択する機能を有する。

 続いて、本実施形態の動作について図面 参照して詳細に説明する。図8は、MBMSを実 する場合、基地局制御装置100が、MBMS受信ユ ザ数の測定(counting)を実施し、その結果に基 づいて各セルの伝送モードを選択する際の動 作手順を表したフローチャートである。図8 参照すると、上記第1の実施形態との相違点 、図3のステップS103がステップS111に置き換 った点となっている。

 即ち、ステップS102にて第1グループを決 た後、基地局制御装置100のチャネル選択部10 2は、第1グループ以外で、第1グループのセル が隣接セルとなる第2グループのセルの伝送 ードとして、PTM伝送を選択する(ステップS111 )。第2グループのセルに位置する移動局は、P TM伝送でMBMSデータを受信することになる。

 図9は、上記第2グループに属するセルをSe rvingセルとしており、かつ、良好なチャネル 質を得られていない移動局のチャネル品質 改善するために、Servingセルと隣接セルのチ ャネル品質の測定を要求する動作手順を示す フローチャートである。

 チャネル選択部102は、任意のセルに位置 る移動局が基地局制御部101に所定のタイミ グでServingセルのSIRを報告してきた場合、そ の移動局のServingセルが第2グループ(PTM伝送) セルであり(ステップS121のYes)、SIRが所定の ベルSIR_thr1以下の場合(ステップS122のYes)に、 移動局に対しServingセルと、隣接セルのチャ ル品質を報告するよう要求する(ステップS123 )。

 図10は、チャネル品質の報告を受けた基 局制御装置100が、移動局からのチャネル品 の報告に基づき、伝送モードを切り替える での動作手順を表したフローチャートであ 。

 基地局制御装置100のチャネル選択部102は チャネル品質を報告した移動局のPTM伝送チ ネルのcombining後のSIRを以下の式[数1]、[数2] ら推定する(ステップS131)。

 [数1]は、CPICHのSIR(SIR i )と、PTM伝送チャネルの送信電力(Pptm i )と、CPICHの送信電力(Pcpich)から、セルiのPTM伝 送チャネルのSIRを推定する式である。

 [数2]は、[数1]で計算した所定のセルのPTM 送チャネルのSIRを使って、combining後のSIR(SIR _comb)を最大比合成で計算する式である。NumCom bは、Servingセルを含めたcombiningするセル数で る。NumCombの最大値は、予め設定した定数Max NumCombとする。ServingセルのSIR_ptmと比較して、 一定品質以上(SIR_ptm_thr以上低くない)の上位 最大(MaxNumComb-1)個のセルをcombiningするセルと する。

 例えば、MaxNumComb=1とした場合、SIR_combはSe rvingセルのSIR_ptmと一致する。また、MaxNumComb=2 とした場合、ServingセルのSIR_ptm(SIR_ptm_s)と、 接セルで最良のSIR_ptm(SIR_ptm_ns)を比較して、S IR_ptm_s-SIR_ptm_thr<=SIR_ptm_nsであれば、NumCombは 2となり、SIR_ptm_s-SIR_ptm_thr>SIR_ptm_nsであれば 、NumCombは1となる。

 次に、チャネル選択部102は、combining後のS IR(SIR_comb)が、所定レベル(SIR_thr2)よりも小さ か否かを判定し(ステップS132)、小さければPT M伝送ではチャネル品質が低いと判断し、チ ネル品質を報告した移動局の伝送モードを PTP伝送に切り替える(ステップS133)。PTP伝送 切り替えられた移動局は、PTP伝送でMBMSデー を受信する。

 以上説明したように、本実施形態では、 11のセルイメージ図に示すように、隣接セ のcombiningのためにPTM伝送を行なうセル(第2グ ループのセル)に位置し、かつ、PTM伝送によ チャネル品質が低い移動局に限り、PTP伝送 切り替えるため、上記第2の実施形態と比較 て、PTP伝送対象の移動局を少なくすること でき、リソースの消費量を抑えることが可 となる。

[実施形態3の具体例]
 ここで、図8~図10のフローチャートを再度参 照して、本発明の第3の実施形態をより具体 に説明する。伝送モードを選択するしきい をN_thr=3とする。図8のステップS101にて、基 局制御装置100が、次のようにMBMS受信ユーザ を測定できたものとする。N_count#の#は図1の セルに付された符号に対応する。

 N_count120=3、N_count121=2、N_count122=2

 N_count>=Nthr=3となるのはセル120だけであ 。図8のステップS102では、チャネル選択部10 2は、セル120の伝送モードとして、PTM伝送を 択する。

 セル121は、第1グループのセル120の隣接セ ルである。図8のステップS111では、チャネル 択部102は、セル121の伝送モードとして、PTM 送を選択する。

 図8のステップS104では、チャネル選択部10 2は、それ以外のセル122の伝送モードとしてPT P伝送を選択する(ステップS104)。

 次に図9の基地局制御装置100が、移動局に 対し、チャネル品質の測定を要求する場面に ついて説明する。基地局制御装置100が、Servin gセルと隣接セルのチャネル品質の測定を要 するしきい値をSIR_thr1=-3.0dBとする。図9のス ップS121にて、セル121をServingセルとする移 局134が、所定のタイミングで、ServingセルのC PICHのSIR=-6.0dBを報告してきたとする。

 チャネル選択部102は、移動局134のServingセ ル(セル121)が第2グループであると判定し(ス ップS121のYes)、SIR=-6.0dBも、しきい値SIR_thr1=-3 .0より小さいと判定する(ステップS122のYes)。 のとき、チャネル選択部102は、移動局134に し、Servingセルと隣接セルのチャネル品質を 報告するよう要求する(ステップS123)。

 次に図10の基地局制御装置100が移動局の 送モードを切り替える場面について説明す 。ここでは、移動局134が、Servingセル(セル121 )と隣接セル(セル120、122)のチャネル品質を報 告するものとする。

 また、各パラメータは以下とする。
 SIR_ptm_thr=10.0dB、SIR_thr2=-3.0dB、Pcpich=2W、MaxNumC omb=3
 セル120:SIR120=-9.0dB、P_ptm120=2W
 セル121:SIR121=-6.0dB、P_ptm121=2W
 セル122:SIR122=-7.0dB

 ステップS131にてチャネル選択部102が、移 動局134のPTM伝送チャネルのcombining後のSIR(SIR_c omb)を推定する。隣接セルのうち、セル122はPT P伝送であり、また、セル120のSIR_ptmは、Serving セル(セル121)のSIR_ptmと較べて、SIR_ptm_thr以上 くない。

 このとき、SIR_ptm121[dB]-SIR_ptm_thr[dB]=-6.0-10=- 16.0<SIR_ptm120[dB]=-9.0となる。

 従って、チャネル選択部102は、セル121とセ 120のSIR_ptmを合成し、以下のように計算する 。
SIR_ptm120[真値]=SIR120*Pptm120/Pcpich=10^(-9.0/10)*2/2=0. 126
SIR_ptm121[真値]=SIR121*Pptm121/Pcpich=10^(-6.0/10)*2/2=0. 251
SIR_comb[真値]=SIR_ptm120+SIR_ptm121=0.126+0.251=0.377
SIR_comb[dB]=10*log(SIR_comb[真値])=10*log(0.377)=-4.2dB

 上記の例では、前記推定したSIR_comb=-4.2dB 、SIR=-6.0dBより大きいが、しきい値SIR_thr2=-3. 0dBよりも小さいので(ステップS132のYes)、PTM伝 送では実質的なチャネル品質が低いと判断し 、移動局134への伝送モードを、PTP伝送に切り 替える(ステップS133)。切り替え後、移動局134 は、PTP伝送でMBMSデータを受信する。

[実施形態4]
 続いて、基地局制御装置100がPTM伝送を行な た場合と、PTP伝送を行なった場合の送信電 をそれぞれ推定し、その結果に基づき伝送 ードを選択するようにした本発明の第4の実 施形態について説明する。

 図12は、本実施形態に係る基地局制御装 100と、移動局133の基本構成を表した図であ 。なお、図12は、図1の基地局111とセル121をSe rvingセルとする移動局133の構成を例示してい が、他の基地局、移動局についても同じ構 とする。

 図12を参照すると、本実施形態に係る基 局制御装置100は、上記した第3の実施形態の 成に加えて、送信電力推定部103を備えてい 。その他の構成は、上記した第3の実施形態 と同様であるので省略する。

 送信電力推定部103は、移動局から報告さ たチャネル品質を用いて、MBMS送信チャネル の送信電力を推定する機能と、各セルのPTM伝 送チャネルの送信電力を指定する機能を有す る。

 続いて、本実施形態の動作について図面 参照して詳細に説明する。図13は、MBMSを実 する場合、基地局制御装置100が、MBMS送信チ ャネルの送信電力を推定し、その結果に基づ いて各セルの伝送モードの選択及びPTM伝送チ ャネルの送信電力を指定する際の動作手順を 表したフローチャートである。

 図13を参照すると、まず、基地局制御部10 1は、MBMSを実施する場合、MBMS受信ユーザ数の 測定(counting)を行うとともに、移動局(MBMS受信 ユーザ)に対し、Servingセルとなるセルのチャ ル品質の報告を要求する(ステップS141)。

 次に、送信電力推定部103は、各移動局の ャネル品質から、PTM伝送の送信電力(P_ptm)と 、PTP伝送の送信電力(P_ptp)を推定する(ステッ S142)。

 ここで、P_ptmは、チャネル品質が最悪の( も低い)移動局が所定の品質で受信できる送 信電力とする。また、P_ptpは、チャネル品質 ら各移動局が所定の品質で受信できる送信 力を推定し、その総和をとることで推定す 。

 次に、チャネル選択部102は、P_ptp>=P_ptm なるセルを第1グループのセルとし、伝送モ ードとしてPTM伝送を選択する(ステップS143)。 また、チャネル選択部102は、基地局制御部101 を介して、管轄する基地局に対し、本グルー プに属するセルのPTM伝送の送信電力P_ptmを指 する。この第1グループのセルから、MBMSデ タを受信する移動局は、PTM伝送で受信する とになる。

 チャネル選択部102は、P_ptp<P_ptmとなる ルの中で、第1グループのセルが隣接セルと るセルを第2のグループとし、伝送モードと してPTM伝送を選択する(ステップS144)。また、 チャネル選択部102は、基地局制御部101を介し て、管轄する基地局に対し、本グループに属 するセルのPTM伝送の送信電力P_ptmを指定する この第1グループのセルから、MBMSデータを 信する移動局は、PTM伝送で受信することに る。この第2グループに属するセルから、MBMS データを受信する移動局は、PTM伝送でデータ を受信することになり、更に、PTM伝送を行っ ている第1グループのセルからも同一データ 同時に受信することで、ダイバーシチ合成 得を得ることができる。

 最後に、チャネル選択部102は、第1グルー プ、第2グループの何れにも属さないセルを 3のグループとし、伝送モードとしてPTP伝送 選択する(ステップS145)。第3グループのセル から、MBMSデータを受信する移動局は、PTP伝 で受信することになる。

 その他の動作は、上記した第3の実施形態 と同様であるので説明を省略する。以上のよ うに、本実施形態では、MBMS受信ユーザ数だ でなく、MBMS送信チャネルの送信電力を推定 た結果に基づいて各セルの伝送モードの選 することが可能となる。また、PTM伝送を選 したセルを管轄する基地局に対し、最悪の 動局のチャネル品質を考慮した的確な送信 力を指示することも可能となる。

 以上、本発明の好適な実施形態を説明し が、本発明は、上記した各実施形態に限定 れるものではなく、本発明の基本的技術的 想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換 調整を加えることができる。

 例えば、上記した第3の実施形態では、移 動局の受信品質(チャネル品質)としてSIRを用 るものとして説明したが、その他の品質指 を用いるものとしてもよいことはもちろん ある。

 また例えば、上記した第4の実施形態では 、送信電力推定部103により、送信電力の少な い伝送モードを推定するものとして説明した が、その他の条件を考慮して、各伝送モード におけるリソース消費量を推定・比較し、よ りリソース消費量の少ない伝送モードを選択 するものとしてもよい。

 なお、上記の特許文献の各開示を、本書 引用をもって繰り込むものとする。以上、 発明を上記実施の形態に即して説明したが 本発明は、上記実施の形態の構成のみに限 されるものでなく、本発明の範囲内で当業 であればなし得るであろう各種変形、修正 含むことは勿論である。