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Patent Searching and Data


Title:
USER DEVICE, BASE STATION APPARATUS, AND METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084695
Kind Code:
A1
Abstract:
A user device to which persistent scheduling is applied creates an up control channel including at least one of delivery confirmation information on a downlink and channel state information. When a resource is not allocated for the transmission of an up data channel, the device transmits the created up control channel over a predetermined dedicated band. The up control channel includes a plurality of unit block systems multiplied by the same factor as that notified to the entire chips of the CAZAC code system for the relevant user device by signaling of an upper layer.

Inventors:
OFUJI YOSHIAKI (JP)
UMESH ANIL (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/074965
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
December 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
OFUJI YOSHIAKI (JP)
UMESH ANIL (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
International Classes:
H04B1/707; H04J1/00; H04J11/00; H04J13/18
Foreign References:
JP2000032565A2000-01-28
JP2006525688A2006-11-09
JP2007001853A2007-01-11
Other References:
NTT DOCOMO, ERICSSON, FUJITSU, MITSUBISHI ELECTRIC, SHARP, TOSHIBA CORPORATION: "CDM-based Multiplexing Method for Multiple ACK/NACK and CQI for E-UTRA Uplink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #46BIS, vol. R1-062742, 4 October 2006 (2006-10-04), XP050103230, Retrieved from the Internet
NTT DOCOMO, NEC: "Persistent Scheduling in E-UTRA", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #47, vol. R1-063319, 2 December 2006 (2006-12-02), XP050103764, Retrieved from the Internet
KDDI, NTT DOCOMO: "CDMA based Multiplexing of ACK/NACK and CQI Control Information in E-UTRA Uplink", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING#47, vol. R1-063354, 2 November 2006 (2006-11-02), XP050103797, Retrieved from the Internet
D.C.CHU: "Polyphase codes with good periodic correlation properties", IEEE TRANS. INFORM. THEORY, vol. IT-18, July 1972 (1972-07-01), pages 531 - 532, XP003015230, DOI: doi:10.1109/TIT.1972.1054840
"On allocation of uplink sub-channels in EUTRA SC-FDMA", 3GPP, RL-050822, TEXAS INSTRUMENTS
See also references of EP 2104239A4
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower20-3, Ebisu 4-Chome, Shibuya-K, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを基地局装置に送信するユーザ装置であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報を用意する手段と、
 下りチャネル状態を示すチャネル状態情報を用意する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報の少なくとも一方を含む上り制御チャネルを作成する制御チャネル生成手段と、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが割り当てられていない場合に、前記上り制御チャネルを所定の専用帯域で送信する手段と、
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに上位レイヤのシグナリングで通知された同じ因子が乗算された系列を含む単位ブロックを1つ以上含むことを特徴とするユーザ装置。
 前記直交符号系列が、カザック符号系列である
 ことを特徴とする請求項1記載のユーザ装置。
 前記因子はプラス1又はマイナス1である
 ことを特徴とする請求項1記載のユーザ装置。
 前記送達確認情報の示す内容は、1以上の単位ブロック各々に乗算されている一組の因子により表現される
 ことを特徴とする請求項1記載のユーザ装置。
 一部の単位ブロック複数個の各々に乗算されている因子が送達確認情報を表し、
 別の一部の単位ブロック複数個の各々に乗算されている因子がチャネル状態情報を表す
 ことを特徴とする請求項4記載のユーザ装置。
 前記チャネル状態情報を表現する各ビットが、複数の単位ブロック各々に乗算されている一組の因子により表現される
 ことを特徴とする請求項1記載のユーザ装置。
 上位のビットに対応する単位ブロックの数は、下位のビットに対応する単位ブロックの数以上である
 ことを特徴とする請求項6記載のユーザ装置。
 前記ユーザ装置には、同じTTIで前記上り制御チャネルを送信する他のユーザ装置とは異なる因子が通知されることを特徴とする請求項1記載のユーザ装置。
 同一内容の複数個の単位ブロック各々に乗算される因子一組が、直交符号系列を表す
 ことを特徴とする請求項1記載のユーザ装置。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを基地局装置に送信するユーザ装置で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報及び下りチャネル状態を示すチャネル状態情報の少なくとも一方の情報を含む上り制御チャネルを作成するステップと、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが割り当てられていない場合に、前記上り制御チャネルを所定の専用帯域で送信するステップと、
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに上位レイヤのシグナリングで通知された同じ因子が乗算された系列を含む単位ブロックを1つ以上含む
 ことを特徴とする方法。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを複数のユーザ装置から受信する基地局装置であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報及び下りチャネル状態を示すチャネル状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出手段と、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に基づいて、新規パケット又は再送パケットのスケジューリングを行う手段と、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを下りデータチャネルで送信する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報を送信するコードリソースを設定する符号情報設定手段と、
 前記コードリソースを通知する通知手段と
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに前記コードリソースに含まれる同じ因子が乗算された系列を含む単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出手段は、単位ブロック各々に乗算された因子を判定することで、前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報の少なくとも一方の内容を特定する
 ことを特徴とする基地局装置。
 前記直交符号系列がカザック符号系列である
 ことを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
 前記符号情報設定手段は、同じTTIで前記上り制御チャネルを送信する複数のユーザ装置に対して、異なるコードリソースを設定することを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
 同一内容の複数個の単位ブロック各々に乗算された因子一組が、直交符号系列を表す
 ことを特徴とする請求項13記載の基地局装置。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを複数のユーザ装置から受信する基地局装置で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報及び下りチャネル状態を示すチャネル状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出ステップと、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に基づいて、新規パケット又は再送パケットのスケジューリングを行うステップと、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを下りデータチャネルで送信するステップと、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報を送信するコードリソースを設定する符号情報設定ステップと、
 前記コードリソースを通知する通知ステップと
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに前記コードリソースに含まれる同じ因子が乗算された系列を含む単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出ステップは、単位ブロック各々に乗算された因子を判定することで、前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報の少なくとも一方の内容を特定する
 ことを特徴とする方法。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを基地局装置に送信するユーザ装置であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報を用意する手段と、
 下りチャネル状態を示すチャネル状態情報を用意する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報の少なくとも一方を含む上り制御チャネルを作成する制御チャネル生成手段と、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが割り当てられていない場合に、前記上り制御チャネルを所定の専用帯域で送信する手段と、
 を有し、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに上位レイヤのシグナリングで通知された同じ因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロック各々に乗算される因子一組が、直交符号系列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに上位レイヤのシグナリングで通知された前記因子とは異なる因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロックを1つ以上含む
 ことを特徴とするユーザ装置。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを基地局装置に送信するユーザ装置で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報及び下りチャネル状態を示すチャネル状態情報の少なくとも一方の情報を含む上り制御チャネルを作成するステップと、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが割り当てられていない場合に、前記上り制御チャネルを所定の専用帯域で送信するステップと、
 を有し、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに上位レイヤのシグナリングで通知された同じ因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロック各々に乗算される因子一組が、直交符号系列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに上位レイヤのシグナリングで通知された前記因子とは異なる因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロックを1つ以上含む
 ことを特徴とする方法。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを複数のユーザ装置から受信する基地局装置であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報及び下りチャネル状態を示すチャネル状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出手段と、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に基づいて、新規パケット又は再送パケットのスケジューリングを行う手段と、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを下りデータチャネルで送信する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報を送信するコードリソースを設定する符号情報設定手段と、
 前記コードリソースを通知する通知手段と
 を有し、
 前記符号情報設定手段は、前記送達確認情報を送信するコードリソース及び前記チャネル状態情報を送信するコードリソースの2種類のコードリソースを設定し、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに前記コードリソースに含まれる同じ因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロック各々に乗算される因子一組が、直交符号系列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに前記コードリソースに含まれる前記因子とは異なる因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出手段は、単位ブロック各々に乗算された別の因子を判定することで、前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報の少なくとも一方の内容を特定する
 ことを特徴とする基地局装置。
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制御チャネルを複数のユーザ装置から受信する基地局装置で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線リソースが周期的に割り当てられるパーシステント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネルに対する肯定応答又は否定応答を示す送達確認情報及び下りチャネル状態を示すチャネル状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出ステップと、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に基づいて、新規パケット又は再送パケットのスケジューリングを行うステップと、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを下りデータチャネルで送信するステップと、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報を送信するコードリソースを設定する符号情報設定手段と、
 前記コードリソースを通知する通知手段と
 を有し、
 前記符号情報設定ステップでは、前記送達確認情報を送信するコードリソース及び前記チャネル状態情報を送信するコードリソースの2種類のコードリソースが設定され、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに前記コードリソースに含まれる同じ因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロック各々に乗算される因子一組が、直交符号系列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャネルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チップに前記コードリソースに含まれる前記因子とは異なる因子が乗算された系列を含む複数個の単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出ステップは、単位ブロック各々に乗算された別の因子を判定することで、前記送達確認情報及び前記チャネル状態情報の少なくとも一方の内容を特定する
 ことを特徴とする方法。
Description:
ユーザ装置、基地局装置及び方

 本発明は移動通信の技術分野に関し、特 移動通信システムで使用されるユーザ装置 基地局装置及び方法に関する。

 この種の技術分野では、次世代の通信シ テムに関する研究開発が急速に進められて る。現在のところ想定されている通信シス ムでは、ピーク電力対平均電力比(PAPR: Peak- to-Average Power Ratio)を抑制しつつカバレッジ 広くする観点から、上りリンクにシングル ャリア方式を利用することが有望視されて る。また、この通信システムでは、上下リ ク共に無線リソースが、複数のユーザ間で 有されるチャネル(shared channel)の形式で、各 ユーザの通信状況等に応じて適宜割り当てら れる。割当内容を決定する処理はスケジュー リングと呼ばれる。上りリンクのスケジュー リングを適切に行うため、各ユーザ装置はパ イロットチャネルを基地局に送信し、基地局 はその受信品質によって上りリンクのチャネ ル状態を評価する。また、下りリンクのスケ ジューリングを行うため、基地局はユーザ装 置にパイロットチャネルを送信し、ユーザ装 置はそのパイロットチャネルの受信品質に基 づいて、チャネル状態を示す情報(CQI: Channel Quality Indicator)を基地局に報告する。各ユー 装置から報告されたCQIに基づいて、基地局 下りリンクのチャネル状態を評価し、下り ンクのスケジューリングを行う。

 上り制御チャネルには、上りデータチャ ルに付随して伝送されなければならない制 情報(必須制御情報又は第1制御情報)と、上 データチャネルの有無によらず伝送される 御情報(第2制御情報)とがある。第1制御情報 には、データチャネルの変調方式、チャネル 符号化率等のようなデータチャネルの復調に 不可欠な情報が含まれる。第2制御情報には 下りチャネルのCQI情報、下りデータチャネ の送達確認情報(ACK/NACK)、リソース割当要求 の情報が含まれる。従って、ユーザ装置は り制御チャネルで、第1制御情報のみを、第 2制御情報のみを、第1及び第2制御情報双方を 伝送する可能性がある。

 上りデータチャネルの伝送用にリソース ロック(無線リソース)が割り当てられた場 には、第1制御情報(及び必要に応じて第2制 情報)はそのリソースブロックで伝送される 、上りデータチャネルが伝送されない場合 は専用のリソース(専用の帯域)で第2制御チ ネルを伝送することが検討されている。以 、そのようにして帯域を利用する例を概説 る。

 図1は上りリンクの帯域利用例を示す。図示 の例では、大小2種類のデータサイズのリソ ス単位が用意されている。大きい方のリソ スは1.25MHzの帯域幅F RB1 及び0.5msのような持続時間T RB を有する。小さい方のリソースは375kHzの帯域 幅F RB2 及び0.5msの持続時間T RB を有する。持続時間は、単位伝送期間、送信 時間間隔(TTI: Transmission Time Interval)、サブフ レーム等と言及されてもよい。これは、1つ 無線パケットの期間に相当する。リソース 周波数軸方向に6つ並び、左右に小さなリソ スが配置される。リソースの配置パターン 様々に設定可能であり、送信側及び受信側 双方で既知でありさえすればよい。図示の では、大きなリソース(第2、第3、第4及び第 5リソースブロック)中の一部の期間で、上り ータチャネルに付随する制御チャネル(第1 御チャネル)及び必要に応じて第2制御チャネ ルが伝送されるように、上りリンクのスケジ ューリングが行われる。また、小さなリソー ス(第1又は第6リソース)では、上りデータチ ネルの伝送されない場合に制御チャネル(第2 制御チャネル)が伝送されるように、ユーザ 置の送信タイミングが調整される。更に、 るユーザ装置の第1制御チャネルは小さなリ ース2つを用いて伝送される。図示の例では 、ユーザ装置Aの第2制御チャネルは、第2サブ フレームの第6リソースと第3サブフレームの 1リソースで伝送される。同様にユーザ装置 Bの第2制御チャネルは、第3サブフレームの第 6リソースと第4サブフレームの第1リソースで 伝送される。このように、第2制御チャネル 周波数軸及び時間軸方向にホッピングしな ら伝送されるので、時間及び周波数ダイバ シチ効果が得られ、第2制御チャネルが基地 で適切に復調される確実性を増やすことが きる。

 図2は上りリンクの別の帯域利用例を示す。 図1の場合と同様に、大小2種類のデータサイ のリソースが用意されている。本実施例で 、より小さなリソース(第1及び第6リソース) に関し、サブフレームの期間T RB が更に二分され、2つの細分期間が設定され いる。図示の例では、或るユーザ装置Aの第2 制御チャネルは、第1サブフレームの第1細分 間(サブフレームの前半の期間)の第1リソー と、同じ第1サブフレームの第2細分期間(サ フレームの後半の期間)の第6リソースで伝 される。ユーザ装置Bの第2制御チャネルは、 第1サブフレームの第1細分期間の第6リソース と、第1サブフレームの第2細分期間の第1リソ ースで伝送される。第3及び第5サブフレーム も同様な伝送が行われる。このように、第2 制御チャネルが周波数軸及び時間軸方向にホ ッピングしながら伝送されるので、時間及び 周波数ダイバーシチ効果が得られ、第2制御 ャネルが基地局で適切に復調される確実性 増やすことができる。更にユーザ装置Aの制 チャネルの伝送は1サブフレームの期間内に 完了し、ユーザ装置Bの制御チャネルの伝送 1サブフレームの期間内に完了する。従って の例は上り制御チャネルの伝送遅延を短縮 る観点から好ましい。この種の技術につい は、例えば非特許文献1に記載されている。
3GPP,R1-061675 3GPP,R1-060099 3GPP,R1-063319

 図1又は図2の小さなリソースに関し、「 御A」又は「制御B」等のようにそのリソース 全部がユーザ装置A,B等で独占されるかのよう に描かれているが、リソースの有効利用の観 点からは、複数のユーザ装置でリソースが共 有されることも許容されるべきである。例え ば複数のユーザ装置が周波数分割多重(FDM)方 で専用帯域のリソースを共有することが考 られる。しかしながら単にFDM方式でユーザ 多重が行われると、1ユーザ当たりの占める 帯域は狭くなり、帯域中に含まれるチップ数 は少なくなる(チップレートは遅くなる)。そ 結果、ユーザ装置を区別するのに使用され パイロットチャネルの直交符号系列数が少 くなり、干渉レベルの増加を招くおそれが る。更に、ユーザ多重数等に応じて上り制 チャネルの送信帯域幅が頻繁に変化するこ を許容すると、送信帯域幅の変更があった きに、その内容を基地局がユーザ装置にい いち通知しなければならない。このことは 下り制御情報量(シグナリングオーバーヘッ ド)を増やし、データチャネルの伝送効率を 下させるおそれも生じる。また、W-CDMA方式 移動通信システムで行われているような符 分割多重(CDM)方式で専用帯域のリソースを共 有することも考えられる。CDM方式では1ユー の占める帯域は広く確保できる。しかしな ら干渉電力レベルが大きくなり、信号品質 低下が懸念される。同一ユーザが送達確認 報(ACK/NACK)及びチャネル状態情報(CQI)をCDM方 で多重して送信する場合には、ピーク電力 増加を招くことも懸念される。

 さらに、周期的にデータが発生するVoIPの ようなトラヒックに対しては、上述した下り 制御情報量は無視できないものとなる。そこ で、予め決められた無線リソースを周期的に 割り当てるパーシステント スケジューリン (Persistent scheduling)が提案されている(例えば 、非特許文献2及び3参照)。

 そこで、本発明の課題は、パーシステン  スケジューリングが適用されるユーザ装 から下りデータチャネルに対する送達確認 報(ACK/NACK)及び下りチャネル状態を示す情報( CQI)の少なくとも一方を含む上り制御チャネ がシングルキャリア方式で送信される場合 、直交符号系列数を数多く確保すること及 送信帯域の変動を少なくすることを図りな ら、パーシステント スケジューリングが適 用されるユーザ装置からの上り制御チャネル を多重することである。

 本発明のユーザ装置は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを基地局装置に送信するユーザ装 であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は 定応答を示す送達確認情報を用意する手段 、
 下りチャネル状態を示すチャネル状態情報 用意する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情 の少なくとも一方を含む上り制御チャネル 作成する制御チャネル生成手段と、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが り当てられていない場合に、前記上り制御 ャネルを所定の専用帯域で送信する手段と
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置 の直交符号系列の全チップに上位レイヤの グナリングで通知された同じ因子が乗算さ た系列を含む単位ブロックを1つ以上含むこ とを特徴の1つとする。

 本発明のユーザ装置で使用される方法は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを基地局装置に送信するユーザ装 で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は 定応答を示す送達確認情報及び下りチャネ 状態を示すチャネル状態情報の少なくとも 方の情報を含む上り制御チャネルを作成す ステップと、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが り当てられていない場合に、前記上り制御 ャネルを所定の専用帯域で送信するステッ と、
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置 の直交符号系列の全チップに上位レイヤの グナリングで通知された同じ因子が乗算さ た系列を含む単位ブロックを1つ以上含む
 ことを特徴の1つとする。

 本発明の基地局装置は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを複数のユーザ装置から受信する 地局装置であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネ に対する肯定応答又は否定応答を示す送達 認情報及び下りチャネル状態を示すチャネ 状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出 段と、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に づいて、新規パケット又は再送パケットの ケジューリングを行う手段と、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを りデータチャネルで送信する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情 を送信するコードリソースを設定する符号 報設定手段と、
 前記コードリソースを通知する通知手段と
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置 の直交符号系列の全チップに前記コードリ ースに含まれる同じ因子が乗算された系列 含む単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出手段は、単位ブロック各々に乗算 れた因子を判定することで、前記送達確認 報及び前記チャネル状態情報の少なくとも 方の内容を特定する
 ことを特徴の1つとする。

 本発明の基地局装置で使用される方法は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを複数のユーザ装置から受信する 地局装置で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネ に対する肯定応答又は否定応答を示す送達 認情報及び下りチャネル状態を示すチャネ 状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出 テップと、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に づいて、新規パケット又は再送パケットの ケジューリングを行うステップと、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを りデータチャネルで送信するステップと、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情 を送信するコードリソースを設定する符号 報設定ステップと、
 前記コードリソースを通知する通知ステッ と
 を有し、
 前記上り制御チャネルは、当該ユーザ装置 の直交符号系列の全チップに前記コードリ ースに含まれる同じ因子が乗算された系列 含む単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出ステップは、単位ブロック各々に 算された因子を判定することで、前記送達 認情報及び前記チャネル状態情報の少なく も一方の内容を特定する
 ことを特徴の1つとする。

 このように構成することにより、基地局 置はパーシステント スケジューリングが 用されるユーザ装置からの上り制御チャネ を単位ブロック系列毎に処理すれば、ユー 間の直交性を崩さずに複数のユーザを適切 分離できる。送達確認情報又はチャネル状 情報の情報量は、比較的少ないので、カザ ク符号に乗算する因子の1つ以上でそれらを 分に表現することができる。

 本発明の他のユーザ装置は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを基地局装置に送信するユーザ装 であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は 定応答を示す送達確認情報を用意する手段 、
 下りチャネル状態を示すチャネル状態情報 用意する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情 の少なくとも一方を含む上り制御チャネル 作成する制御チャネル生成手段と、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが り当てられていない場合に、前記上り制御 ャネルを所定の専用帯域で送信する手段と
 を有し、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネル 、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チ プに上位レイヤのシグナリングで通知され 同じ因子が乗算された系列を含む複数個の 位ブロック各々に乗算される因子一組が、 交符号系列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャ ルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の チップに上位レイヤのシグナリングで通知 れた前記因子とは異なる因子が乗算された 列を含む複数個の単位ブロックを1つ以上含 む
 ことを特徴の1つとする。

 本発明のユーザ装置で使用される方法は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを基地局装置に送信するユーザ装 で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 下りデータチャネルに対する肯定応答又は 定応答を示す送達確認情報及び下りチャネ 状態を示すチャネル状態情報の少なくとも 方の情報を含む上り制御チャネルを作成す ステップと、
 上りデータチャネルの送信用にリソースが り当てられていない場合に、前記上り制御 ャネルを所定の専用帯域で送信するステッ と、
 を有し、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネル 、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チ プに上位レイヤのシグナリングで通知され 同じ因子が乗算された系列を含む複数個の 位ブロック各々に乗算される因子一組が、 交符号系列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャ ルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の チップに上位レイヤのシグナリングで通知 れた前記因子とは異なる因子が乗算された 列を含む複数個の単位ブロックを1つ以上含 む
 ことを特徴の1つとする。

 本発明の他の基地局装置は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを複数のユーザ装置から受信する 地局装置であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネ に対する肯定応答又は否定応答を示す送達 認情報及び下りチャネル状態を示すチャネ 状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出 段と、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に づいて、新規パケット又は再送パケットの ケジューリングを行う手段と、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを りデータチャネルで送信する手段と、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情 を送信するコードリソースを設定する符号 報設定手段と、
 前記コードリソースを通知する通知手段と
 を有し、
 前記符号情報設定手段は、前記送達確認情 を送信するコードリソース及び前記チャネ 状態情報を送信するコードリソースの2種類 のコードリソースを設定し、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネル 、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チ プに前記コードリソースに含まれる同じ因 が乗算された系列を含む複数個の単位ブロ ク各々に乗算される因子一組が、直交符号 列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャ ルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の チップに前記コードリソースに含まれる前 因子とは異なる因子が乗算された系列を含 複数個の単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出手段は、単位ブロック各々に乗算 れた別の因子を判定することで、前記送達 認情報及び前記チャネル状態情報の少なく も一方の内容を特定する
 ことを特徴の1つとする。

 本発明の基地局装置で使用される方法は、
 シングルキャリア方式で少なくとも上り制 チャネルを複数のユーザ装置から受信する 地局装置で使用される方法であって、
 前記ユーザ装置には、予め決められた無線 ソースが周期的に割り当てられるパーシス ント スケジューリングが適用され、
 上り制御チャネルから、下りデータチャネ に対する肯定応答又は否定応答を示す送達 認情報及び下りチャネル状態を示すチャネ 状態情報の少なくとも一方を抽出する抽出 テップと、
 チャネル状態情報及び前記送達確認情報に づいて、新規パケット又は再送パケットの ケジューリングを行うステップと、
 前記新規パケット又は前記再送パケットを りデータチャネルで送信するステップと、
 前記送達確認情報及び前記チャネル状態情 を送信するコードリソースを設定する符号 報設定手段と、
 前記コードリソースを通知する通知手段と
 を有し、
 前記符号情報設定ステップでは、前記送達 認情報を送信するコードリソース及び前記 ャネル状態情報を送信するコードリソース 2種類のコードリソースが設定され、
 前記送達確認情報を含む上り制御チャネル 、当該ユーザ装置用の直交符号系列の全チ プに前記コードリソースに含まれる同じ因 が乗算された系列を含む複数個の単位ブロ ク各々に乗算される因子一組が、直交符号 列を表し、
 前記チャネル状態情報を含む上り制御チャ ルは、当該ユーザ装置用の直交符号系列の チップに前記コードリソースに含まれる前 因子とは異なる因子が乗算された系列を含 複数個の単位ブロックを1つ以上含み、
 前記抽出ステップは、単位ブロック各々に 算された別の因子を判定することで、前記 達確認情報及び前記チャネル状態情報の少 くとも一方の内容を特定する
 ことを特徴の1つとする。

 このようにブロック拡散符号を用意する とで、可能な符号多重総数を更に増やすこ ができる。これにより、ユーザ多重数の増 に起因して送信帯域が頻繁に変わることを 制する効果が更に促される。

 本発明によれば、パーシステント スケ ューリングが適用されるユーザ装置から下 データチャネルに対する送達確認情報(ACK/NAC K)及び下りチャネル状態を示す情報(CQI)の少 くとも一方を含む上り制御チャネルがシン ルキャリア方式で送信される場合に、直交 号系列数を数多く確保すること及び送信帯 の変動を少なくすることを図りながら、各 ーザ装置からの上り制御チャネルを多重す ことができる。

移動通信システムで使用される帯域利 例を示す図である。 移動通信システムで使用される別の帯 利用例を示す図である。 本発明の一実施例によるユーザ装置の ロック図である。 TTI、サブフレーム及びブロックの一例 示す図である。 ロングブロックLB毎に乗算される因子 具体例を示す図である。 カザック符号の性質を説明するための である。 本発明の一実施例による基地局装置の ロック図を示す。 本発明の一実施例による動作手順を示 フローチャートである。 カザック符号、巡回シフト量及び帯域 設定例を示す図である。 ブロック拡散符号を利用する本発明の 一実施例によるユーザ装置のブロック図を示 す。 ブロック拡散符号を利用する本発明の 一実施例による基地局装置のブロック図を示 す。 ロングブロックに乗算される因子を示 す図である。 ロングブロックに乗算される因子及び ブロック拡散符号の具体例を示す図である。 ロングブロックに乗算される第1~第12 子及びブロック拡散符号の具体例を示す図 ある。 送達確認情報(ACK/NACK)がフィードバッ されるタイミングとチャネル状態情報(CQI)が フィードバックされるタイミングの一例を示 す説明図である。 送達確認情報(ACK/NACK)がフィードバッ されるタイミングとチャネル状態情報(CQI)が フィードバックされるタイミングの一例を示 す説明図である。

符号の説明

 302 CQI推定部
 304 ACK/NACK判定部
 306 ブロック毎の変調パターン生成部
 308 ブロック毎の変調部
 310 離散フーリエ変換部(DFT)
 312 サブキャリアマッピング部
 314 逆高速フーリエ変換部(IFFT)
 316 サイクリックプレフィックス(CP)付加部
 318 多重部
 320 RF送信回路
 322 電力増幅器
 324 デュプレクサ
 330 符号情報特定部
 332 カザック符号生成部
 334 巡回シフト部
 335 ブロック拡散部
 336 周波数設定部
 338 パイロット信号生成部
 702 デュプレクサ
 704 RF受信回路
 706 受信タイミング推定部
 708 高速フーリエ変換部(FFT)
 710 チャネル推定部
 712 サブキャリアデマッピング部
 714 周波数領域等化部
 716 逆離散フーリエ変換部(IDFT)
 718 復調部
 720 再送制御部
 722 スケジューラ
 724 符号情報設定部

 本発明の一形態によれば、送達確認情報 びチャネル状態情報の少なくとも一方を含 上り制御チャネルは、上りデータチャネル 送信用にリソースが割り当てられていない 合に、所定の専用帯域で送信される。上り 御チャネルは、パーシステント スケジュ リングが適用されるユーザ装置用の直交符 系列(典型的には、カザック符号系列)の全チ ップに同じ因子が乗算された単位ブロック系 列(ロングブロック)を複数個含む。従って基 局装置はパーシステント スケジューリン が適用されるユーザ装置からの上り制御チ ネルを単位ブロック系列毎に処理すれば、 ーザ間の直交性を崩さずに複数のユーザを 切に分離できる。送達確認情報又はチャネ 状態情報の情報量は、比較的少ないので、 ザック符号に乗算する因子の1つ以上でそれ を充分に表現することができる。

 本発明の一形態によれば、上りデータチ ネルに付随しない上り制御チャネルは、何 かの乗算因子と共にロングブロック数分だ 反復されたカザック符号系列と、カザック 号系列より成るパイロットチャネルとで構 される。従って基地局装置は上り制御チャ ルをロングブロック毎に又はショートブロ ク毎に処理する限り、カザック符号の性質 損なわずに済む。このことは、ユーザ間の 交分離性が良いことだけでなく、ロングブ ックのカザック符号もチャネル推定やパス ーチ等の参照信号として利用できることを 味する。パイロットチャネルが含まれる少 のショートブロックだけでなく、上り制御 ャネルに多数含まれているロングブロック 用いてチャネル推定等を行うことができる で、チャネル推定精度やパスサーチ精度の 上に大きく寄与できる。

 本発明の一形態によれば、多数のユーザ 置からの上り制御チャネルの多重は、カザ ク符号による符号多重(CDM)も周波数多重(FDM) も行われてよいが、CDMが優先して行われる。 このため、ユーザ装置の送信帯域を変更する 必要性をなるべく抑制することができる。こ の場合におけるFDMでは、1/(ユーザ多重数)ほ 狭く帯域を細分しなくてよい。従って、上 制御チャネルの送信帯域は或る程度広く確 でき、ユーザを区別する符号系列数を数多 確保できる。FDMで用意される帯域の種類は なく限定されるので、送信帯域が頻繁に変 ることも抑制される。送信帯域幅を頻繁に えることをなるべく許容しない別の理由は 上り制御チャネルの送信帯域幅を頻繁に変 ても、送達確認情報(ACK/NACK)やチャネル状態 報(CQI)のデータサイズは比較的小さいので 信号品質を大きく向上させることは困難だ らである。むしろ送信帯域幅の変化を余り 容しないようにしてオーバーヘッドを減ら 、信号品質については送信電力制御(パワー ントロール)で対処した方が得策である。

 本発明の一態様によれば、同一内容の複 個の単位ブロック各々に乗算される因子一 (ブロック拡散符号)が直交符号系列を表す うに用意されてもよい。単位ブロックは直 符号系列の全チップに同じ因子(ブロック拡 符号とは別に用意された因子)が乗算された 系列を含んでよい。ブロック拡散符号を用意 することで、可能な符号多重総数を更に増や すことができる。これにより、ユーザ多重数 の増減に起因して送信帯域が頻繁に変わるこ とを抑制する効果が更に促される。

 図3は本発明の一実施例によるユーザ装置 のブロック図を示す。図3には、CQI推定部302 ACK/NACK判定部304、ブロック毎の変調パターン 生成部306、ブロック毎の変調部308、離散フー リエ変換部(DFT)310、サブキャリアマッピング 312、逆高速フーリエ変換部(IFFT)314、サイク ックプレフィックス(CP)付加部316、多重部318 、RF送信回路320、電力増幅器322、デュプレク 324、符号情報特定部330、カザック符号生成 332、巡回シフト部334、周波数設定部336及び イロット信号生成部338が描かれている。

 CQI推定部302は、下りチャネル状態を示す -即ちチャネル状態情報(CQI: Channel Quality In dicator)を測定し、出力する。チャネル状態情 は、例えば、基地局から送信されたパイロ トチャネルの受信品質(SIR、SINR等で表現さ てよい)を測定し、その測定値を所定の数値 変換することで導出される。例えば、測定 れた受信品質(SIR)が、32段階の内のどのレベ ルであるかを示す数値に変換され、5ビット 表現可能なCQIが導出されてもよい。

 ACK/NACK判定部304は、受信した下りデータ ャネルを構成するパケット各々に誤りがあ か否かを判定し、判定結果を送達確認情報 して出力する。送達確認情報は、誤りがな ったことを示す肯定応答(ACK)又は誤りがあっ たことを示す否定応答(NACK)で表現されてよい 。送達確認情報は、受信パケットに対する誤 りの有無を表現できればよいので、本質的に は1ビットで表現できるが、より多くのビッ 数で表現されてもよい。

 ブロック毎の変調パターン生成部306は、 ャネル状態情報(CQI)及び送達確認情報(ACK/NAC K)をブロック毎の変調パターンにそれぞれ整 る。所定数個のブロックがサブフレームに まれ、サブフレームはリソースの割当単位 ある送信時間間隔(TTI: Transmission Time Interva l)を構成する。

 図4はブロック、サブフレーム及びTTIの一 例を示す。図示の例では、1.0msのTTIの中に、0 .5msのサブフレームが2つ含まれ、各サブフレ ムは6つのロングブロック(LB)と2つのショー ブロック(SB)とを含み、ロングブロックは例 えば66.7μsであり、ショートブロックは例え 33.3μsである。これらの数値例は単なる一例 あり、必要に応じて適宜変更可能である。 般に、ロングブロックは受信側で未知のデ タ(制御チャネルやデータチャネル等)を伝 するのに使用され、ショートブロックは受 側で既知のデータ(パイロットチャネル等)を 伝送するのに使用される。図示の例では、1 のTTIに12個のロングブロック(LB1~LB12)及び4つ ショートブロック(SB1~SB4)が含まれる。

 図3のブロック毎の変調パターン生成部306 は、この12個のブロック(LB1~LB12)の内の1つ以 とチャネル状態情報(CQI)を表現するビットと の対応関係、12個のブロック(LB1~LB12)の内の1 以上と送達確認情報(ACK/NACK)を表現するビッ との対応関係を決定する。ユーザ装置は、 り制御チャネルでチャネル状態情報だけを 信する場合と、送達確認情報だけを送信す 場合と、それら双方を送信する場合とがあ 。従って、(A)12個のブロックが全てチャネ 状態情報に関連付けられるかもしれないし (B)12個のブロック全てが送達確認情報に関連 付けられるかもしれないし、(C)12個のブロッ の一部がチャネル状態情報に及び残りが送 確認情報に関連付けられるかもしれない。 ずれにせよ、そのような対応関係に基づい 、12個のブロック各々に1つの因子が用意さ 、1つのTTIにつき全部で12個の因子(第1因子~ 12因子)が用意される。

 図5はロングブロックに関連付けられる因 子の具体例を示す。図示の(A)では、送達確認 情報(ACK/NACK)だけが送信される様子が示され いる。一例として、肯定応答(ACK)については 12個の因子が全て「1」であり、否定応答(NACK) については12個の因子が全て「-1」である。 こで、「1」および「-1」は、異なる位相で 号を送信することを示しているが、肯定応 あるいは否定応答の何れかを、無送信とし もよい。図5では、否定応答(NACK)の別の例と て「+1」及び「-1」が混在した因子の組み合 わせも示されている。これらの因子の具体的 数値は一例に過ぎず、肯定応答に使用される 12個の因子と否定応答に使用される12個の因 が全体として異なっていればよい。また、 達確認情報は12個に限らず1つ以上の因子で 現されてよい。例えば、1つの因子でACK/NACK 区別されてもよいし、(+1,+1)と(+1,-1)のように 2つの因子でACK/NACKが区別されてもよいし、そ れより多くの因子でACK/NACKが区別されてもよ 。1つの因子でACK/NACKを区別することは最も 易な判定であるが、より判定精度を向上さ る観点からは、複数の因子の位相変化を利 してACK/NACKを区別することが好ましい。更 、因子は±1だけでなく、一般的には任意の 素数でよい。但し、因子が±1の場合は単な 符号反転で演算が可能な点で有利である。 述されるように或るカザック符号系列の全 ップに同じ因子が乗算されればよいからで る。

 ACKがNACKであるように基地局で誤認定され た場合は、再送不要なパケットがユーザ装置 に再送されてしまうにすぎない。しかしなが ら、NACKがACKであるように誤認定されると、 ーザ装置はパケット合成に必要な再送パケ トが得られず、パケットロスが発生したり 新規パケット同士を不適切にパケット合成 て著しい品質劣化を招くおそれがある。従 て1以上の因子で表現されるACK/NACKのパター は、NACKがACKに誤認定されるのを防ぐ観点か 設定されることが好ましい。

 (B)に示される例では、チャネル状態情報( CQI)だけが送信される様子が示されている。 示の例ではCQIは5ビットで表現され、各ビッ は上位ビットから順にCQI1,CQI2, CQI2, CQI3, CQ I4, CQI5で表現されるものとする。1つのロン ブロックは5ビットの内の何れか1ビットに関 連付けられる。言い換えれば、12個のブロッ 各々に用意される因子は、CQI1~CQI5の何れか ある。図示の例では、1つのTTIの中で上位ビ ットの送信回数が下位ビットの送信回数以上 になるように工夫がなされている。最上位ビ ットCQI1は4ブロックに、CQI2は3ブロックに、CQ I3は2ブロックに、CQI4も2ブロックに、そして 下位ビットCQI5は1ブロックに割り当てられ いる。このようにすることで、何らかの誤 が生じた場合であっても、なるべくCQIの値 激変しないようにすることができる。

 (C)に示される例では、送達確認情報(ACK/NA CK)及びチャネル状態情報(CQI)が同一ユーザか 同一TTIで送信される様子が示される。図示 例では、3ブロックで送達確認情報(ACK/NACK) 関連付けられ、残りの9ブロックがチャネル 態情報(CQI)に関連付けられている。同一ユ ザが送達確認情報(ACK/NACK)及びチャネル状態 報(CQI)を送信する場合でも、複数のTTIが利 可能ならば、(A)や(B)の方法が利用されても い。また、セル中央からセル端に移動した ーザのようにチャネル状態が当初よりも悪 なった場合には、CQIの報告を止めて、ACK/NACK のフィードバックだけが行われるようにして もよい。上り制御チャネルでどのような情報 を送信するかについては、例えば上位レイヤ のシグナリングで適宜変更されてもよい。

 このように図3のブロック毎の変調パター ン生成部306は、12個のブロック各々に1つの因 子を用意し、1つのTTIにつき全部で12個の因子 (第1因子~第12因子)を用意する。

 図3のブロック毎の変調部308は、ユーザ装 置に割り当てられたカザック符号系列(系列 長さはロングブロック1つ分に関連付けるこ ができる)の全チップに第1因子を乗算して1 目のロングブロックを構成し、同じカザッ 符号系列の全チップに第2因子を乗算して2 目のロングブロックを構成し、以下同様に じカザック符号系列の全チップに第12因子を 乗算することで12番目のロングブロックを構 し、1つのTTIで送信される情報系列を導出す る。全ブロックに共通に使用されるカザック 符号系列は、ユーザ装置を区別するために在 圏セルで割り当てられた直交符号系列であり 、カザック符号の性質については後述される 。

 離散フーリエ変換部(DFT)310は離散フーリ 変換を行い、時系列の情報を周波数領域の 報に変換する。

 サブキャリアマッピング部312は、周波数領 でのマッピングを行う。特に複数のユーザ 置の多重化に周波数分割多重化(FDM)方式が 用される場合には、サブキャリアマッピン 部312は、周波数設定部336で設定されている 域に合わせて信号をマッピングする。FDM方 には、ローカライズド(localized)FDM方式及びデ ィストリビュート(distributed)FDM方式の2種類が る。ローカライズドFDM方式では、周波数軸 で個々のユーザに連続的な帯域がそれぞれ り当てられる。ディストリビュートFDM方式 は、広帯域にわたって(上り制御チャネル用 の専用帯域F RB2 全体にわたって)断続的に複数の周波数成分 有するように下り信号が作成される。

 逆高速フーリエ変換部(IFFT)314は、逆フー エ変換を行うことで、周波数領域の信号を 間領域の信号に戻す。

 サイクリックプレフィックス(CP)付加部316 は、送信する情報にサイクリックプレフィッ クス(CP: Cyclic Prefix)を付加する。サイクリッ クプレフィックス(CP)は、マルチパス伝搬遅 および基地局における複数ユーザ間の受信 イミングの差を吸収するためのガードイン ーバルとして機能する。

 多重部318は、送信する情報にパイロット ャネルを多重し、送信シンボルを作成する パイロットチャネルは、図4のフレーム構成 で示されるショートブロック(SB1,SB2)で伝送さ れる。

 RF送信回路320は、送信シンボルを無線周 数で送信するためのディジタルアナログ変 、周波数変換及び帯域制限等の処理を行う

 電力増幅器322は送信電力を調整する。

 デュプレクサ324は、同時通信が実現され ように、送信信号及び受信信号を適切に分 する。

 符号情報特定部330は、ユーザ装置で使用 れるカザック符号系列(系列番号)、カザッ 符号系列の巡回シフト量及び送信帯域に関 る情報を含む符号情報を特定する。符号情 は、報知チャネルからの報知情報から導出 れてもよいし、基地局からの個別的に通知 れてもよい。個別的な通知は例えばL3制御チ ャネルのような上位レイヤのシグナリングで なされてもよい。下りリンクのデータチャネ ルの割り当て情報が、下りリンクL1/L2制御チ ネルで送信されない場合、例えばパーシス ント スケジューリングが適用されている ーザ装置の場合には、送達確認情報(ACK/NACK) び/又はチャネル状態情報(CQI)を送信するコ ドリソース(カザック符号系列(系列番号)、 ザック符号系列の巡回シフト量及び送信帯 に関する情報を含む符号情報)は予め上位レ イヤのシグナリングにより、ユーザ装置個別 に通知される。後述の第2実施例で説明され ように符号情報特定部330は、複数のブロッ 各々に乗算される因子一組(ブロック拡散符 系列)がどの直交符号系列を表すかも特定す る。

 カザック符号生成部332は、符号情報で特 されている系列番号に従ってカザック符号 列を生成する。

 巡回シフト部334は、符号情報で特定され いる巡回シフト量に従って、カザック符号 列を巡回式に並べ直すことで別の符号を導 する。

 以下、カザック符号(CAZAC code)について概 説する。

 図6に示されるように、ある1つのカザッ 符号Aの符号長がLであるとする。説明の便宜 上、この符号長はLサンプル又はLチップの期 に相当するものと仮定するが、このような 定は本発明に必須ではない。このカザック 号Aの末尾のサンプル(L番目のサンプル)を含 む一連のδ個のサンプル(図中、斜線で示され る)を、カザック符号Aの先頭に移行すること 、図6下側に示されるような別の符号Bが生 される。この場合において、δ=0~(L-1)に関し カザック符号A及びBは互に直交する。即ち ある1つのカザック符号とそのカザック符号 循環的に(cyclically)シフトさせた符号は互に 交する。従って符号長Lのカザック符号の系 列が1つ用意された場合には、理論上L個の互 直交する符号群を用意することができる。 るカザック符号Aと、カザック符号Aの巡回 フトでは得られない別のカザック符号Cとは いに直交しない。しかしながら、カザック 号Aとカザック符号でないランダム符号との 相互相関値は、カザック符号Aとカザック符 Cとの相互相関値よりかなり大きい。従って ザック符号は非直交の符号同士の相互相関 (干渉量)を抑制する観点からも好ましい。

 本実施例では、このような性質を有する一 のカザック符号(或るカザック符号を巡回式 にシフトさせることで導出される符号系列群 )の中から選択されたカザック符号が、個々 ユーザ装置に使用される。但し、本実施例 はL個の互いに直交する符号群のうち、基本 なるカザック符号をδ=n×L δ だけ循環的にシフトさせることで得られるL/L δ 個の符号が、移動局のパイロットチャネルと して実際に使用される(n=0,1,...,(L-1)/L δ )。L δ はマルチパス伝搬遅延量に基づいて決定され る量である。このようにすることで、個々の ユーザ装置から送信される上り制御チャネル は、マルチパス伝搬環境下でも互に直交関係 を適切に維持できる。カザック符号について の詳細は、例えば次の文献に記載されている :D.C.Chu, "Polyphase codes with good periodic correlat ion properties", IEEE Trans.Inform.Theory,vol.IT-18,pp.53 1-532,July 1972;3GPP,R1-050822,Texas Instruments, "On al location of uplink sub-channels in EUTRA SC-FDMA"。

 図3の周波数設定部336は、複数のユーザ装 置からの上り制御チャネルについて周波数分 割多重(FDM)方式が適用される場合に、各ユー 装置がどの周波数を利用すべきかを指定す 。

 パイロット信号生成部338は、上り制御チャ ルに含めるパイロットチャネルを用意する 上述したようにパイロットチャネルは、図4 のフレーム構成で示されるショートブロック (SB1,SB2)で伝送される。パイロットチャネルも 個々のユーザ装置に割り当てられた何らかの カザック符号で構成される。パイロットチャ ネル用のカザック符号も系列番号及び巡回シ フト量で特定されてよい。一般にロングブロ ック(LB)とショートブロック(SB)の長さ、期間 はチップ数は異なるので、ロングブロック( LB)に含まれるカザック符号C L とショートブロック(SB)に含まれるカザック 号C S は別々に用意されてよい。但し、双方とも同 じユーザ装置について使用されるので、カザ ック符号C L 及びC S の間に何らかの関係があってもよい(例えば C L の一部がC S を構成してもよい。)。

 図7は本発明の一実施例による基地局装置 を示す。図7には、デュプレクサ702、RF受信回 路704、受信タイミング推定部706、高速フーリ エ変換部(FFT)708、チャネル推定部710、サブキ リアデマッピング部712、周波数領域等化部7 14、逆離散フーリエ変換部(IDFT)716、復調部718 再送制御部720、スケジューラ722及び符号情 設定部724が描かれている。

 デュプレクサ702は、同時通信が実現され ように、送信信号及び受信信号を適切に分 する。

 RF受信回路704は、受信シンボルをベース ンドで処理するためにディジタルアナログ 換、周波数変換及び帯域制限等の処理を行 。

 受信タイミング推定部706は、受信信号中 同期チャネル又はパイロットチャネルに基 いて受信タイミングを特定する。

 高速フーリエ変換部(FFT)708は、フーリエ 換を行い、時系列の情報を周波数領域の情 に変換する。

 チャネル推定部710は、上りパイロットチ ネルの受信状態に基づいて上りリンクのチ ネル状態を推定し、チャネル補償を行うた の情報を出力する。

 サブキャリアデマッピング部712は、周波 領域でのデマッピングを行う。この処理は 々のユーザ装置で行われた周波数領域での ッピングに対応して行われる。

 周波数領域等化部714は、チャネル推定値 基づいて受信信号の等化を行う。

 逆離散フーリエ変換部(IDFT)716は、逆離散 ーリエ変換を行うことで、周波数領域の信 を時間領域の信号に戻す。

 復調部718は受信信号を復調する。本発明 関しては、上り制御チャネルが復調され、 りチャネルのチャネル状態情報(CQI)及び/又 下りデータチャネルに対する送達確認情報( ACK/NACK)が出力される。

 再送制御部720は、送達確認情報(ACK/NACK)の 内容に応じて新規パケット又は再送パケット を用意する。

 スケジューラ722は、下りチャネルのチャ ル状態情報(CQI)の良否や他の判断基準に基 いて、下りリンクのリソース割り当て内容 決定する。また、各ユーザ装置から送信さ るパイロットチャネルの受信結果や他の判 基準に基づいて、上りリンクのリソース割 当ての内容を決定する。決定された内容は スケジューリング情報として出力される。 ケジューリング情報は、信号の伝送に使用 れる周波数、時間、伝送フォーマット(デー 変調方式及びチャネル符号化率等)等を特定 する。スケジューラ722は、周期的にデータが 発生するVoIPのようなトラヒックに対しては ーシステント スケジューリングを適用し、 予め決められた無線リソースを周期的に割り 当てる。

 符号情報設定部724は、スケジューラによ 割り当て結果に基づき,上りリンクのユーザ 装置が使用するカザック符号を示す系列番号 、巡回シフト量、使用可能な周波数帯域等を 含む符号情報を特定する。符号情報は報知チ ャネルで各ユーザ装置に共通に通知されても よいし、個々のユーザ装置に個別に通知され てもよい。前者の場合、各ユーザ装置は自装 置用の特定の符号情報を報知情報から一意に 導出することを要する。また、パーシステン ト スケジューリングが適用されているユー 装置の場合には、送達確認情報(ACK/NACK)及び /又はチャネル状態情報(CQI)を送信するコード リソース(カザック符号系列(系列番号)、カザ ック符号系列の巡回シフト量及び送信帯域に 関する情報を含む符号情報)は予め上位レイ のシグナリングにより、ユーザ装置個別に 知される。

 図8は本発明の一実施例による動作手順を 示す。この動作例ではパーシステント スケ ューリングが適用されているユーザ装置に して、送達確認情報(ACK/NACK)及び/又はチャ ル状態情報(CQI)を送信するコードリソース( ザック符号系列(系列番号)、カザック符号系 列の巡回シフト量及び送信帯域に関する情報 を含む符号情報)は予め上位レイヤのシグナ ングにより通知される。

 パーシステント スケジューリングが適用 れているユーザ装置は自装置に特有の符号 報を上位レイヤのシグナリングから一意に 出する。一般的な符号情報は、例えば、セ 内で使用されるカザック符号系列がN系列(C#1 ,C#2,...,C#N)あること、各系列について巡回シ ト量はM個(0,L δ ,...,(M-1)×L δ )あること、周波数多重方式(FDM)が使用され、 利用可能な帯域はF通り(Bw1,Bw2,...,BwF)あること 等を含んでよい。

 ステップB2では、基地局装置で上りリン のリソース割り当てが行われる。上りリン のリソース割り当ては通信開始時に行われ 。上りリンクのリソースには、送達確認情 (ACK/NACK)送信用、CQI解放要求(CQI・Release reques t)送信用の各々について、時間周波数リソー 及びコードリソースの情報が含まれる。こ らの割り当て結果は、L2(MAC)又はL3(RRC)シグ リングによりユーザ端末に通知される。

 ステップM2では、ユーザ端末はL2(MAC)又はL 3(RRC)シグナリングに含まれている情報に基づ いて、上りリンクで使用するリソースに関す る情報(そのユーザ装置用の符号情報)を特定 る。

 図9にカザック符号、巡回シフト量及び帯域 を例示する。図示されているように、先ず同 一系列のカザック符号による符号多重(CDM)方 でユーザが多重される。ユーザ数が更に増 ると別の帯域で同じカザック符号系列によ ユーザが符号多重される。以後利用可能な 域各々でCDMが行われる。言い換えれば、CDM FDMも行われるが、CDMが優先される。或るカ ック符号系列による符号多重及び周波数多 で区別可能なユーザ数を上回るユーザを多 する場合は、別のカザック符号系列が用意 れ、CDMにより、CDM及びFDMにより、ユーザが 重される。セル内で使用されるカザック符 系列がN系列(C#1,C#2,...,C#N)用意され、各系列 ついて巡回シフト量がM個(0,L δ ,...,(M-1)×L δ )用意され、周波数多重方式(FDM)が使用され、 利用可能な帯域はF通り(Bw1,Bw2,...,BwF)用意され ていたとする。この場合、カザック符号の系 列番号は、
  (P/(M×F))の小数点以下切り上げ値
で表現され、帯域は、
  ((P-(n-1)×(M×F))/M)番目
が使用され、巡回シフト量は、
  P-((n-1)×(M×F))-(f-1)×M=PmodM
のL δ 倍で表現される。

 図9に関して説明された例では、割当番号又 はユーザ多重数が3を超えた時点で別の帯域Bw 2が使用され始めている。しかしながら、ユ ザ多重数が3より大きく6以下の場合でも同じ 帯域Bw1を利用し、その代わりに別のカザック 符号系列C#2を利用することも考えられる。カ ザック符号C#1とC#2は互いに循環シフトで導出 できない関係にあり、非直交である。しかし ながら相互相関値は比較的小さくて済むから である。
特定された符号情報は、図3のカザック符号 成部332、巡回シフト部334、周波数設定部336 びパイロット信号生成部338に通知される。

 図8のステップM4では、下りデータチャネ のパケット各々について誤りの有無を判定 る。誤り検出は例えば巡回冗長検査(CRC)法 行われてもよいし、当該技術分野で既知の 切な他の如何なる誤り検出法が行われても い。誤りがなかったこと(又は誤りがあった しても許容範囲内であったこと)を示す肯定 応答(ACK)又は誤りのあったことを示す否定応 (NACK)がパケット毎に判定され、肯定応答(ACK )及び否定応答(NACK)は送達確認情報をなす。

 図8のステップM6では、ユーザ端末は、ス ップM4における送達確認結果に応じて、送 確認情報(ACK/NACK)を生成する。生成した送達 認情報は送達確認情報送信用に割り当てら た周波数・コードリソースを用いて送信さ る。

 ステップB4では、基地局装置が複数のユ ザ装置から上り制御チャネルを受信し、復 する。各ユーザ装置は同様な上り制御チャ ルを送信するが、それらは異なる巡回シフ 量のカザック符号系列、異なる帯域、又は なる系列のカザック符号を使用する。上述 たように、各ロングブロックではカザック 号全体に1つの因子が乗算されているに過ぎ いので、基地局装置は各ユーザ装置から受 した上り制御チャネルを同相で加算できる 従って、同一系列の異なる巡回シフト量の ザック符号間の直交性は、崩れずに済むの 、基地局装置は、各ユーザ装置からの信号 直交分離できる。非直交のカザック符号が 用されていたとしても、ランダムシーケン が使用される場合よりは低い干渉レベルで ーザ装置を区別することができる。更に、 々のユーザ装置に関する上り制御チャネル 使用された第1乃至第12因子の内容を判別す ことで、送達確認情報及び/又はチャネル状 態情報の内容を判別することができる。

 ステップM8では、下りパイロットチャネ の受信品質を測定し、その測定値を或る範 内の数値に変換することで、チャネル状態 報(CQI)が導出される。例えば、受信品質の良 否が32段階で表現される場合に、現在の受信 質(SIR等)がどのレベルであるかを示す数値 変換することで、5ビットで表現可能なCQIが 出される。パーシステント スケジューリ グが適用されるユーザ端末は、基地局装置 ら指定された周期にしたがって、下りリン のチャネル受信状態(CQI)を測定する。

 ステップM4及びM8がこの順序で行われるこ とは必須ではない。送達確認情報の判定及び チャネル状態情報の測定は適切な如何なる時 点で行われてもよい。

 ステップM10では、チャネル状態情報(CQI) 基地局に通知するための上り制御チャネル 作成される。上述したように、図3のブロッ 毎の変調パターン生成部では、12個のブロ ク各々に1つの因子が用意され、1つのTTIにつ き全部で12個の因子(第1因子~第12因子)が用意 れる。12個の因子の1以上が送達確認情報又 チャネル状態情報を表す。上り制御チャネ は図4及び図5に示されるようなフレーム構 を有する。例えば、ユーザ装置に割り当て れた1つのカザック符号系列(巡回シフト済み )全体に第1因子を乗算することで、第1のロン グブロック(LB1)が作成される。同じカザック 号系列に第2因子を乗算することで、第2の ングブロック(LB2)が作成される。以下同様に 同じカザック符号にK番目の因子を乗算する とで、K番目のロングブロック(LBK)が作成さ る。こうして、12個のロングブロックを含む 上り制御チャネル用のフレームが作成される 。より正確にはそのフレームに、カザック符 号より成るパイロットチャネルも含まれる。

 このようにして作成された上り制御チャ ルはユーザ装置から基地局に専用帯域で送 される。パーシステント スケジューリン が適用されるユーザ端末は、測定された下 リンクのチャネル受信状態(CQI)を、基地局か ら下りリンクのチャネル受信状態(CQI)報告信 の送信用に指定された時間・周波数リソー 、コードリソースを用いて送信する。

 図10はブロック拡散符号を利用する本発 の第2実施例によるユーザ装置を示す。図示 ユーザ装置は図3のユーザ装置と概ね同じで あるが、ブロック拡散符号(BLSC: BLock Spreading  Code)を利用する点が大きく異なる。図10には ブロック拡散部335が備わっている。ブロック 拡散部335は、所定数の複数個の因子一組(ブ ック拡散符号)を用意し、各因子はロングブ ック(LB)各々に乗算される。ブロック拡散符 号は直交符号系列であり、どの直交符号系列 が使用されるかについては符号情報特定部330 からの情報で指定される。

 図11はブロック拡散符号を利用する本発 の第2実施例による基地局装置を示す。図示 基地局装置は図7の基地局装置と概ね同じで あるが、ブロック拡散符号を利用する点が大 きく異なる。図11の基地局装置では、符号情 設定部724がカザック符号系列を示す系列番 、巡回シフト量及び使用可能な周波数帯域 加えて、ブロック拡散符号が何であるかを す情報(符号情報)も指定する。本実施例に る基地局装置では、パーシステント スケジ ューリングが適用されているユーザ装置に対 しては、送達確認情報(ACK/NACK)を送信するコ ドリソース及びチャネル状態情報(CQI)を送信 するコードリソースの2種類のコードリソー を指定する。

 図12はブロック拡散符号が乗算されてい い第1ユーザ装置UE1及び第2ユーザ装置UE2のサ ブフレームを示す。第1及び第2ユーザ装置は に或るカザック符号系列(CAZAC1)を使用する 、第2ユーザ装置は第1ユーザ装置とは異なる 巡回シフト量δを使用する。従って各ユーザ 置から送信される2つのサブフレームは互い に直交する。「Mod.a」は第1ユーザ装置UE1に関 する最初のロングブロックに変調されるデー タ-即ち乗算される因子-を表す。「Mod.a」~「M od.f」は第1ユーザ装置UE1に関する第1因子~第6 子(又は第7~第8因子)に相当する。「Mod.u」~ Mod.z」は第2ユーザ装置UE2に関する第1因子~第 6因子(又は第7~第8因子)に相当する。

 図13は第1及び第2ユーザ装置UE1,UE2各々の ングブロックにブロック拡散符号が乗算さ ている様子を示す。図示の例では、2つのロ グブロック各々に1つずつ或る因子が(変調 ータとは別に)用意される。この因子はブロ ク拡散符号(BLSC)を構成し、図中破線枠で囲 れているように、第1ユーザ装置UE1について は直交符号(1,1)が、第2ユーザ装置UE2について は直交符号(1,-1)がそれぞれ用意される。

 第1実施例で説明したように1以上のロン ブロックに同じ因子(値)が乗算される限り、 ロングブロックを構成するカザック符号の直 交性は失われない。従って図示のように複数 のブロック各々に乗算する因子一組がユーザ 間で直交する符号になっていると、カザック 符号の直交性を維持しつつ各ユーザを符号で 直交させることができる。但し、1つの直交 号の乗算される複数のブロックは全て同じ 容でなければならない。図示の例では、第1 ーザUE1についての第1因子及び第2因子は共 「Mod.a」であり、第3因子及び第4因子は共に Mod.b」であり、第5因子及び第6因子は共に「 Mod.c」である。同様に、第2ユーザUE2について の第1因子及び第2因子は共に「Mod.x」であり 第3因子及び第4因子は共に「Mod.y」であり、 5因子及び第6因子は共に「Mod.z」である。こ のため第1~第12因子で運ぶ情報の内容が或る 度制限されてしまうが、図5で説明されたよ にACK/NACK等を表現するのに必要なビット数 比較的少ないので、そのような制約は致命 にはならない。

 ブロック拡散符号(1,1)及び(1,-1)で第1及び 2ユーザ装置UE1,UE2を区別できるので、第1及 第2ユーザ装置に使用されるカザック符号の シフト量は同じでもよい(巡回シフト量δを異 ならせることは必須でない。)。説明の便宜 、ロングブロックに乗算される因子が説明 れているが、ショートブロックSBに何らかの 因子が乗算されてもよい。

 図14は第1~第12因子及びブロック拡散符号 具体例を示す図である。図14(1)は図13に示さ れる例と同様であり、第1~第12因子が図5に示 れるようなACKを表すことが想定されている 更に図14(1)では2つのブロック毎に直交符号 列が乗算され、第1及び第2ユーザ装置が互 に区別される。

 図14(2)は直交拡散符号長が4の場合を示す。 の場合、ロングブロック4つに4つの因子が 算され、4ユーザが符号多重される。図示の では、4つの直交符号
 (+1,+1,+1,+1,),
 (+1,-1,+1,-1,),
 (+1,+1,-1,-1,)及び
 (+1,-1,-1,+1)
が使用される。上述したように、各ユーザ装 置から送信されるサブフレームでは、4つの ロックで同じデータ(例えば、第1ユーザにつ いてはMod.a)が変調されることを要する。この ように符号長は2,4だけでなく適切な如何なる 長さの直交符号が使用されてもよい。符号長 はユーザ数及び帯域等に依存して例えば基地 局装置で決定されてよい。

 なお、直交符号には適切な如何なる直交符 が利用されてもよい。図示の例のように符 の成分はプラスマイナス1でもよいし、或い は
 (1,1,1),
 (1,exp(j2π/3), exp(j4π/3))及び
 (1,exp(j4π/3), exp(j2π/3))
 のように位相因子で表現されてもよい。

 このように、送達確認情報(ACK/NACK)に対し ては、表現するのに必要なビット数は比較的 少ないので、ブロック拡散符号を利用するこ とで、カザック符号の直交性を維持しつつ各 ユーザを符号で直交させることができる。し かし、チャネル状態情報(CQI)に対しては、表 するのに必要なビット数が多いので、ブロ ク拡散符号を利用することができない。し がって、送達確認情報(ACK/NACK)に対してブロ ック拡散符号を利用する場合には、送達確認 情報(ACK/NACK)を送信するコードリソース及び ャネル状態情報(CQI)を送信するコードリソー スの2種類のコードリソースを指定する。

 第1実施例で説明したようにブロック拡散 符号を利用しない場合には、1種類のコード ソースで送達確認情報(ACK/NACK)及びチャネル 態情報(CQI)を送信することができる。本実 例のように、ブロック拡散符号を利用する とで、送達確認情報(ACK/NACK)の送信に対して ユーザ多重数を増加させることができる。

 すなわち、パーシステント スケジュー ングが適用されるユーザ端末に対し、ブロ ク拡散符号を適用する場合には、チャネル 態情報(CQI)の送信にはブロック拡散符号を利 用することができないため、送達確認情報(AC K/NACK)を送信するコードリソース及びチャネ 状態情報(CQI)を送信するコードリソースの2 類のコードリソースを指定する。

 本実施例によれば、カザック符号の巡回 フト量だけでなく、ブロック拡散符号をも 用することで、符号による直交多重数を第1 実施例の場合より多く確保できる。CDM及びFDM が併用される場合に、CDMによる多重可能数が 増えるので、FDMを利用することに起因する帯 域幅の変更を更に抑制することができる。帯 域幅変更を通知する頻度及びそれに必要な無 線リソースを大幅に減らすことができる。

 第1実施例で説明したようにパーシステン ト スケジューリングが適用されるユーザ端 に対し、ブロック拡散符号を適用しない場 には、送達確認情報(ACK/NACK)の送信とチャネ ル状態情報(CQI)の送信に同じコードリソース 利用できる。したがって、この場合1種類の コードリソースが指定される。送達確認情報 (ACK/NACK)のように1ビットの情報を送信する場 には、ブロック拡散符号を利用することに り、ユーザ多重数を増加させることができ 。多重数は最大で、カザック符号系列数× ザック符号系列の巡回シフト量の数×ブロッ ク拡散符号の数となる。

 図15を参照して説明する。図15には、各ユ ーザにおける下りチャネル状態を示す情報(CQ I)及び送達確認情報(ACK/NACK)の送信タイミング を示す。A、B、C及びDはパーシステント スケ ジューリングが適用されているユーザであり 、これらのユーザには同じコードリソースが 割り当てられている。パーシステント スケ ューリングが適用されているユーザには、 信チャネル状態の周波数選択性に基づいて ソースブロックを割り当てる周波数領域の 速パケットスケジューリングとは異なり、 めデータがマッピングされる位置が分かっ いるので、データがマッピングされている 置を示す割り当て情報は通知されない。ま 、データが送信されるタイミングも分かっ いるため、送達確認情報(ACK/NACK)がフィード バックされるタイミングも予め決定される。 したがって、同一のTTIで、送達確認情報(ACK/N ACK)をフィードバックするユーザ間でコード ソースが重ならなければ、送達確認情報(ACK/ NACK)以外のフィードバック情報、例えばL1/L2 御情報、チャネル状態情報(CQI)をフィードバ ックするコードリソースと同じものが使用で きる。

 ユーザAは、周期Tでチャネル状態情報(CQI) をフィードバックする。図15では、送達確認 報(ACK/NACK)がフィードバックされるタイミン グとチャネル状態情報(CQI)がフィードバック れるタイミングは時間的に分離されている で、同じコードリソースを使用できる。た し、このように同じコードリソースを送達 認情報(ACK/NACK)の送信とチャネル状態情報(CQ I)の送信に使用する場合には、その制御が複 になる問題や、ずらす時間には限界がある め、コードリソースを再利用する回数に限 がある問題がある。したがって、これらの 題を解決する観点からは、送達確認情報(ACK /NACK)を送信するコードリソース及びチャネル 状態情報(CQI)を送信するコードリソースの2種 類のコードリソースを利用するほうが望まし い。

 また、同じコードリソースで、送達確認 報(ACK/NACK)及びチャネル状態情報(CQI)を送信 きるという観点からは、送達確認情報(ACK/NA CK)の送信タイミングが同じであるユーザ間で は、異なるコードリソースを割り当てる方が 望ましい。

 チャネル状態情報(CQI)を送信するタイミ グは異なるが、送達確認情報(ACK/NACK)を送信 るタイミングが同じである場合について、 16を参照して説明する。図16には、図15と同 に、各ユーザにおける下りチャネル状態を す情報(CQI)及び送達確認情報(ACK/NACK)の他の 信タイミングを示す。例えば、ユーザAに対 する下りリンクのデータの送信があり、ユー ザAがこの下りリンクのデータに対して否定 答(NACK)を返した場合、ユーザAに対して再送 行われる。一方、ユーザAに対する再送と同 じタイミングで、ユーザCに対する下りリン のデータの送信が行われた場合、ユーザAが 信する再送データに対する送達確認情報(ACK /NACK)と、ユーザCが送信する下りリンクのデ タに対する送達確認情報(ACK/NACK)とは同じタ ミングで送信される。

 したがって、同一のTTIで、送達確認情報( ACK/NACK)を送信する複数の移動局には、異なる コードリソースを割り当てる方が望ましい。 すなわち、パーシステント スケジューリン が適用されるユーザには、下りデータチャ ルに対する送達確認情報(ACK/NACK)を送信する タイミングが予め決定されるため、限定され る。上述したように、パーシステント スケ ューリングが適用され、同一TTIで下りデー チャネルに対する送達確認情報(ACK/NACK)を送 信する複数のユーザに対して同じコードリソ ースを割り当てないようにすることにより、 各ユーザには下りデータチャネルに対する送 達確認情報(ACK/NACK)及び下りリンクのチャネ 状態情報(CQI)に同じコードリソースを用いる ことができる。

 本発明は上記の実施形態によって記載し が、この開示の一部をなす論述及び図面は の発明を限定するものであると理解すべき はない。この開示から当業者には様々な代 実施形態、実施例及び運用技術が明らかと ろう。

 すなわち、本発明はここでは記載してい い様々な実施形態等を含むことは勿論であ 。従って、本発明の技術的範囲は上記の説 から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定 項によってのみ定められるものである。

 説明の便宜上、本発明を幾つかの実施例 分けて説明したが、各実施例の区分けは本 明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要 に応じて使用されてよい。発明の理解を促す ため具体的な数値例を用いて説明したが、特 に断りのない限り、それらの数値は単なる一 例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよ い。

 以上、本発明は特定の実施例を参照しな ら説明されてきたが、各実施例は単なる例 に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例 代替例、置換例等を理解するであろう。説 の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機 的なブロック図を用いて説明されたが、そ ような装置はハードウエアで、ソフトウエ で又はそれらの組み合わせで実現されても い。本発明は上記実施例に限定されず、本 明の精神から逸脱することなく、様々な変 例、修正例、代替例、置換例等が包含され 。

 本国際出願は、2007年1月9日に出願した日 国特許出願2007-001853号に基づく優先権を主 するものであり、2007-001853号の全内容を本国 際出願に援用する。