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Title:
ILLUMINATING DEVICE FOR DISPLAY DEVICE, DISPLAY DEVICE, AND TELEVISION RECEIVING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/025099
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an illuminating device (12) for display devices, which comprises a plurality of linear light sources (17) and a light source-holding member (20) for holding the linear light sources (17). The light source-holding member (20) has a first member (30) and a second member (40), and a sliding mechanism (50) is provided between the first member (30) and the second member (40) for moving the first member (30) and the second member (40) in parallel with each other. The first member (30) comprises a first light source-holding part (32) for directly holding a first linear light source (17a) among the plurality of linear light sources (17), while the second member (40) comprises a second light source-holding part (42) for directly holding a second linear light source (17b) which is different from the first linear light source (17a).

Inventors:
CHO SHIYOSHI
Application Number:
PCT/JP2008/055437
Publication Date:
February 26, 2009
Filing Date:
March 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
CHO SHIYOSHI
International Classes:
F21S2/00; F21V19/00; G02F1/13357; F21Y103/00
Domestic Patent References:
WO2008001710A12008-01-03
Foreign References:
JP2007180006A2007-07-12
JP2008066283A2008-03-21
Attorney, Agent or Firm:
GORO, Kazuo et al. (5th Floor Nittochi Nagoya Bldg.,1-1, Sakae 2-chome, Naka-ku, Nagoya-shi Aichi 08, JP)
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Claims:
 複数の線状光源と、前記線状光源を保持する光源保持部材と、を備え、
 前記光源保持部材は、第1部材と第2部材とを有し、
 前記第1部材と前記第2部材との間には、これら第1部材と第2部材とを互いに平行移動させるためのスライド機構が設けられ、
 前記第1部材は、前記複数の線状光源のうち第1線状光源を直接保持する第1光源保持部を備える一方、
 前記第2部材は、前記第1線状光源とは異なる第2線状光源を直接保持する第2光源保持部を備えることを特徴とする表示装置用照明装置。
 前記スライド機構は、前記第1部材に設けられたレール部と、前記第2部材に設けられた摺動部材とからなり、この摺動部材が前記レール部を摺動することで、当該第1部材と当該第2部材とが互いに平行移動することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記第1光源保持部は、前記第1部材のうち、前記スライド機構により前記第2部材とは遠ざかる側の端部に配されるとともに、
 前記第2光源保持部は、前記第2部材のうち、前記スライド機構により前記第1部材とは遠ざかる側の端部に配されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は請求の範囲第2項に記載の表示装置用照明装置。
 前記複数の線状光源を収容するシャーシを備え、
 前記光源保持部材は、前記第1部材及び前記第2部材から前記シャーシ側へ突出し、前記シャーシに設けられた取付孔内に挿入された状態で係止可能な第1係止部及び第2係止部を備えることを特徴とする請求の範囲第1項ないし請求の範囲第3項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記複数の線状光源は並列配置されてなり、その配列間隔が相対的に狭い狭間隔部分と、相対的に広い広間隔部分とを有して配列されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし請求の範囲第4項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 前記狭間隔部分が当該線状光源の配列中央部側に位置する一方、前記広間隔部分が当該線状光源の配列端部側に位置することを特徴とする請求の範囲第1項ないし請求の範囲第5項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置。
 請求の範囲第1項ないし請求の範囲第6項のいずれか1項に記載の表示装置用照明装置と、
 前記表示装置用照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備えることを特徴とする表示装置。
 前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の表示装置。
 請求の範囲第7項又は請求の範囲第8項に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。
Description:
表示装置用照明装置、表示装置 テレビ受信装置

 本発明は、表示装置用照明装置、表示装 及びテレビ受信装置に関する。

 例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に いる液晶パネルは、自発光しないため、別 に外部ランプとしてバックライト装置を必 としている。このバックライト装置は、液 パネルの裏側(表示面とは反対側)に設置さ るようになっており、金属製や樹脂製で液 パネル側の面が開口したシャーシと、ラン としてシャーシ内に収容される多数本の蛍 管(例えば冷陰極管)と、シャーシの開口部分 に配されて冷陰極管が発する光を効率的に液 晶パネル側へ放出させるための多数枚の光学 部材(拡散シート等)とを備えるとともに、細 い管状をなす冷陰極管をシャーシに対して 持するためのランプクリップを備える。こ ようなランプクリップの一例が、例えば特 文献1に開示されている。

特開2006-286341公報

(発明が解決しようとする課題)
 上記特許文献1に開示されたランプクリップ は、複数の蛍光管を液晶パネルの背面側で位 置決め支持するものであって、蛍光管の外周 の一部を包囲して収納する収納部と、蛍光管 の外周部の一部と当接してその蛍光管の外周 部の一部を当該収納部の蛍光管と対向する内 側部から離間して支持する突出部とを備えて いる。そして、特に組立て作業効率の向上を 目的として、特許文献1にあるように一つの ンプクリップに対して複数の収納部を設け ことで、複数の蛍光管を一つのランプクリ プで保持する構成が一般的となっている。

 ところで、このようなランプクリップは シャーシに取り付けられた状態で、冷陰極 の配列パターンを決める機能も備えている 、ランプクリップ上においてランプ保持部 定まった位置に配設されているため、一つ ランプクリップに対しては一通りの冷陰極 の配列パターンが定まる構成となっている したがって、例えば異なる配列パターンの 陰極管に対して、それぞれ同一のランプク ップを用いることはできないものとされて る。

 その結果、冷陰極管の配列パターンごと ランプクリップを別々に設計・製造する必 があり、例えば液晶テレビのサイズが異な 場合等のように冷陰極管の配列パターンが なる場合には、それぞれのサイズに対応し 別個のランプクリップを製造する必要があ た。勿論、液晶テレビのサイズが同じもの あっても、コストや性能等を考慮して、冷 極管の本数が異なったり、冷陰極管の配列 ターンが異なったりする場合があり、その 合は上記と同様な問題が生じ、非常に非効 でコストアップに繋がる場合がある。

 さらに、例えば一つのバックライト装置 において冷陰極管の配列間隔が不揃いな場 、つまり例えば冷陰極管が、バックライト 置の中心側で密になるように、かつバック イト装置の両端側で疎となるように配列さ たもの(ランプ不等ピッチ)においては、一 のバックライト装置内で異なるランプクリ プを用いる必要があり、コストアップに繋 るものとなる。また、この場合には、組立 業時にランプクリップの種別をそれぞれ分 する必要があり、当該分別作業にも手間が かっていた。

 本発明は、上記のような事情に基づいて されたものであって、光源の配列間隔が異 る場合にも適用可能で、コスト削減に寄与 ることが可能な構成を備えた表示装置用照 装置を提供することを目的としている。ま 、本発明は、そのような照明装置を備えた 示装置、さらに、そのような表示装置を備 たテレビ受信装置を提供することを目的と ている。

(課題を解決するための手段)
 上記課題を解決するために、本発明の表示 置用照明装置は、複数の線状光源と、前記 状光源を保持する光源保持部材と、を備え 前記光源保持部材は、第1部材と第2部材と 有し、前記第1部材と前記第2部材との間には 、これら第1部材と第2部材とを互いに平行移 させるためのスライド機構が設けられ、前 第1部材は、前記複数の線状光源のうち第1 状光源を直接保持する第1光源保持部を備え 一方、前記第2部材は、前記第1線状光源と 異なる第2線状光源を直接保持する第2光源保 持部を備えることを特徴とする。

 このような表示装置用照明装置によると 第1部材と第2部材とをスライド機構により 行移動させると、当該第1部材に備わる第1光 源保持部と、当該第2部材に備わる第2光源保 部とも平行移動することとなり、一つの光 保持部材に対して光源保持部同士の間隔を 通りも設定することが可能となる。その結 、この各光源保持部がそれぞれ異なる線状 源を保持するものとすることで、一つの光 保持部材によって保持する各線状光源間の 離を幾通りも設計可能となり、例えば間隔 異なって配置される線状光源に対して、同 の光源保持部材を適用することが可能とな 。

 つまり、間隔の異なる各線状光源をそれぞ 保持する場合に、その異なる間隔に合わせ 光源保持部を備える光源保持部材を別々に 計・製造する必要がなく、例えば表示装置 サイズが異なることで線状光源の配列パタ ン(配列間隔)が異なる場合にも、同一の光 保持部材を用いることができる。すなわち 光源保持部材に備わるスライド機構によっ 第1部材と第2部材とを平行移動して、第1光 保持部と第2光源保持部との間の間隔を適宜 節することで、各サイズの表示装置に対応 ることが可能となるのである。また、表示 置のサイズが同一のものであっても、コス や性能等を考慮して、線状光源の本数が異 ったり線状光源の配列パターン(配列間隔) 異なったりする場合にも、スライド機構に り光源保持部の間隔を適宜調節すれば、そ ような間隔相違に対応可能となる。
 このように、本発明によれば、線状光源の 々の配列パターンに対して同一の光源保持 材を用いることが可能なため、当該表示装 用照明装置を種々の表示装置に適用可能と り、ひいては表示装置及びテレビ受信装置 コスト削減に寄与することが可能となる。

 さらに、一つの表示装置用照明装置内に いて各線状光源の間隔が不揃いな場合、つ り、例えば線状光源の間隔が表示装置用照 装置の中央側で狭く、かつ、表示装置用照 装置の両端側で広くなるように構成された の(ランプ不等ピッチ)においても、同一の 源保持部材を用いることができ、線状光源 異なる間隔ごとに光源保持部間の距離を適 調節すれば良いものとなる。これにより、 状光源の間隔が異なる位置ごとに異なる光 保持部材を用いる場合に比してコスト削減 実現でき、また組立作業時に光源保持部材 種別をそれぞれ分別する必要がないため、 該分別作業に係る手間を省くことが可能と る。

 また、本発明の表示装置用照明装置におい 、前記スライド機構は、前記第1部材に設け られたレール部と、前記第2部材に設けられ 摺動部材とからなり、この摺動部材がレー 部を摺動することで、当該第1部材と当該第2 部材とが互いに平行移動するものとすること ができる。
 このように、摺動部材がレール部を摺動す 機構により、第1部材と第2部材との相対位 が変化するスライド機構とすることで、こ らに備わる第1光源保持部と第2光源保持部と の間の間隔を高い自由度で所望の間隔とする ことが可能となる。

 また、前記第1光源保持部は、前記第1部材 うち、前記スライド機構により前記第2部材 は遠ざかる側の端部に配されるとともに、 記第2光源保持部は、前記第2部材のうち、 記スライド機構により前記第1部材とは遠ざ る側の端部に配されているものとすること できる。
 このような構成とすることにより、スライ 機構によって第1光源保持部と第2光源保持 との間の距離を変化させる場合に、その変 可能な範囲を最も大きくすることができる め、当該光源保持部材を多様な線状光源の 列パターン(配列間隔)に適用することが可能 となる。

 また、前記複数の線状光源を収容するシ ーシを備え、前記光源保持部材は、前記第1 部材及び前記第2部材から前記シャーシ側へ 出し、前記シャーシに設けられた取付孔内 挿入された状態で係止可能な第1係止部及び 2係止部を備えるものとすることができる。

 このような構成によると、シャーシにより 状光源を外部から保護することが可能とな とともに、第1係止部及び第2係止部がシャ シに係止されることで、当該光源保持部材 好適にシャーシに取り付けることが可能と る。
 さらに、光源保持部材をシャーシに係止す 場合、第1係止部を取付孔に挿入することで 第1部材の係止位置が決定され、第2係止部を 付孔に挿入することで第2部材の係止位置が 決定されることとなる。すなわち、シャーシ に設けられた取付孔の位置により、第1部材 第2部材との相対位置が決定されることとな 。そこで、取付孔を所要の位置に設けるこ により、第1光源保持部と第2光源保持部と 間の間隔を所要の間隔とすることが可能と る。
 なお、この場合、前記第1光源保持部は前記 第1部材から前記第1係止部とは反対側へ突出 てなり、前記第2光源保持部は前記第2部材 ら前記第2係止部とは反対側へ突出してなる のとすることができる。これによりシャー 内面に対して線状光源を配置させることが 能となる。

 また、前記複数の線状光源は並列配置され なり、その配列間隔が相対的に狭い狭間隔 分と、相対的に広い広間隔部分とを有して 列されていることを特徴とする。
 このように線状光源の配列間隔に広狭があ 場合には、本発明に係る光源保持部材を用 て光源保持部の間隔を調節することで、同 の光源保持部材にて各配列間隔の線状光源 それぞれ保持することが可能となる。した って、当該光源保持部材に係るコストを削 することが可能となるとともに、光源保持 材の分別作業が必要なくなり、作業に掛か 手間を省略することが可能となる。

 また、前記狭間隔部分が当該線状光源の配 中央部側に位置する一方、前記広間隔部分 当該線状光源の配列端部側に位置するもの することができる。
 このように、線状光源をその狭間隔部分が 列中央部側に位置するように配列すること より、当該表示装置用照明装置の照明輝度 配列中央部側において高めることが可能と る。

 次に、上記課題を解決するために、本発明 表示装置は、上記記載の表示装置用照明装 と、前記表示装置用照明装置からの光を利 して表示を行う表示パネルと、を備えるこ を特徴とする。
 このような表示装置によると、表示装置用 明装置においてコスト削減が可能となるた 、当該表示装置においてもコスト削減が可 となる。

 前記表示パネルとしては液晶パネルを例 することができる。このような表示装置は 晶表示装置として、種々の用途、例えばテ ビやパソコンのデスクトップ画面等に適用 き、特に大型画面用として好適である。

 また、本発明のテレビ受信装置は、上記表 装置を備えることを特徴とする。
 このようなテレビ受信装置によると、表示 置においてコスト削減が可能であるため、 該テレビ受信装置においてもコスト削減が 能となる。

(発明の効果)
 本発明の表示装置用照明装置によると、光 の配列間隔が異なる場合にも適用可能な構 を備えることで、製造コストを削減するこ が可能となる。また、本発明の表示装置に ると、そのような表示装置用照明装置を用 てなるため、コスト削減を実現でき、低価 の表示装置を提供することが可能となる。 た、本発明のテレビ受信装置によると、そ ような表示装置を用いてなるため、コスト 減を実現でき、低価格のテレビ受信装置を 供することが可能となる。

本発明に係る実施形態1のテレビ受信装 置の概略構成を示す分解斜視図。 図1のテレビ受信装置が備える液晶表示 装置の概略構成を示す分解斜視図。 図2の液晶表示装置のA-A線断面図。 図2の液晶表示装置が備えるバックライ ト装置の平面図。 図4のバックライト装置に具備されるラ ンプクリップの構成を示す平面図。 図5のランプクリップの構成を示す第1 向側面図。 図5のランプクリップの構成を示す第2 向側面図。 ランプクリップが備えるスライド機構 作用を示す説明図。 ランプクリップが備えるスライド機構 作用を示す説明図。 実施形態2のランプクリップの構成を す平面図。 図10のランプクリップの構成を示す第1 方向側面図。 実施形態3のランプクリップの構成を す平面図。 図12のランプクリップの構成を示す第1 方向側面図。 実施形態4のランプクリップの構成を す平面図。 図14のランプクリップの構成を示す第1 方向側面図。 実施形態5のランプクリップの構成を す平面図。 図16のランプクリップの構成を示す第2 方向側面図。

符号の説明

10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネ ル(表示パネル)、12…バックライト装置(表示 置用照明装置)、14…シャーシ、14a,14b…取付 孔、17…冷陰極管(線状光源)、17a…冷陰極管( 1線状光源)、17b…冷陰極管(第2線状光源)、19 a…狭間隔部分、19b…広間隔部分、20…ランプ クリップ(光源保持部材)、30…第1クリップ(第 1部材)、30a…(第1部材の)端部、31…レール部 32…ランプ保持部(第1光源保持部)、33…係止 (第1係止部)、40…第2クリップ(第2部材)、40a (第2部材の)端部、41…凸部(摺動部材)、42… ンプ保持部(第2光源保持部)、43…係止部(第2 係止部)、50…スライド機構、TV…テレビ受信 置

 <実施形態1>
 本発明の実施形態1を図1ないし図9によって 明する。本実施形態では、表示装置として 晶表示装置10について例示する。
 図1は、本実施形態のテレビ受信装置の概略 構成を示す分解斜視図、図2は図1のテレビ受 装置が備える液晶表示装置の概略構成を示 分解斜視図、図3は液晶表示装置の概略構成 を示すA-A線断面図、図4は液晶表示装置が備 るバックライト装置の平面図、図5はバック イト装置に具備されるランプクリップの構 を示す平面図、図6はランプクリップの構成 を示す第1方向側面図、図7はランプクリップ 構成を示す第2方向側面図、図8及び図9はラ プクリップが備えるスライド機構の作用を す説明図である。

 本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、 1に示すように、液晶表示装置(表示装置)10と 、当該液晶表示装置10を挟むようにして収容 る裏表両キャビネットCa,Cbと、電源Pと、チ ーナーTと、スタンドSとを備えて構成され 。液晶表示装置10は、全体として横長の方形 を成し、図2に示すように、表示パネルであ 液晶パネル11と、外部光源であるバックライ ト装置(表示装置用照明装置)12とを備え、こ らがベゼル13などにより一体的に保持される ようになっている。

 次に、液晶表示装置10を構成する液晶パネ 11及びバックライト装置12について説明する( 図2及び図3参照)。
 液晶パネル11は、一対のガラス基板が所定 ギャップを隔てた状態で貼り合わせられる ともに、両ガラス基板間に液晶が封入され 構成とされる。一方のガラス基板には、互 に直交するソース配線とゲート配線とに接 されたスイッチング素子(例えばTFT)と、その スイッチング素子に接続された画素電極等が 設けられ、他方のガラス基板には、対向電極 と、R,G,B等の各着色部が所定配列で配置され カラーフィルタ等が設けられている。

 バックライト装置12は、いわゆる直下型 バックライト装置であって、液晶パネル11の パネル面(すなわち表示面)の背面直下に、当 パネル面に沿って線状光源(ここでは高圧放 電管として冷陰極管17を用いている)を複数具 備した構成となっている。

 さらに、バックライト装置12は、上面側 開口した略箱型をなすシャーシ14と、シャー シ14の開口部を覆うようにして取り付けられ 複数の光学部材15(図示下側から順に拡散板 拡散シート、レンズシート、反射型偏光板) と、これら光学部材15をシャーシ14に保持す ためのフレーム16とを備える。さらに、シャ ーシ14内には、冷陰極管17と、後述するラン クリップ(光源支持部材)20とを備える。なお 当該バックライト装置12においては、冷陰 管17よりも光学部材15側が光出射側となって る。

 また、シャーシ14の内面側(光源側)には光 反射シート18により光反射面が形成されてい 。このような光反射シート18を含むシャー 14により、冷陰極管17から出射された光を拡 板等の光学部材15側に反射させることが可 となっている。

 冷陰極管17は、一方向に延びる線状光源 あって、細長い管状をなしており、その長 方向(軸線方向)をシャーシ14の長辺方向に一 させた状態で、かつ多数本(図1では12本)互 に平行に並んだ状態でシャーシ14内に収容さ れている。各冷陰極管17は、図3及び図4に示 ように複数の冷陰極管17の配列間隔が相対的 に狭い狭間隔部分19aと、相対的に広い広間隔 部分19bとを有して配列されており、特に、狭 間隔部分19aが冷陰極管17の配列中央部、つま バックライト装置12の中央側に形成され、 間隔部分19bが冷陰極管17の配列端部、つまり バックライト装置12の端側に形成されている これら冷陰極管17は、ランプクリップ20によ りシャーシ14に固定支持されている。

 ランプクリップ20は、図4に示すように、 冷陰極管17を長さ方向に異なる複数箇所で 持できるよう、シャーシ14に対して複数個取 り付けられるようになっている。このランプ クリップ20は、合成樹脂製(例えばポリカーボ ネート製)とされ、図5ないし図7に示すように 、矩形板状の第1クリップ(第1部材)30と第2ク ップ(第2部材)40とから構成されている。なお 、ランプクリップ20全体は、冷陰極管17から せられる光に対して影となり難いように、 えば白色に着色されている。

 第1クリップ30の4辺のうち一の長辺側には、 図7に示すように、当該長辺側の側面が凹ん なる溝状のレール部31が長辺方向に沿って延 びている一方、第2クリップ40の4辺のうち一 長辺側には、当該長辺側の側面から張り出 た凸部(摺動部材)41が長辺方向に沿って延び いる。このレール部31と凸部41とは嵌合可能 であり、これらが嵌合することで第1クリッ 30と第2クリップ40とが一体化され、一つのラ ンプクリップ20をなす。
 さらに、この凸部41はレール部31を摺動可能 とされるスライド機構50を構成しており、第1 クリップ30と第2クリップ40とは、当該スライ 機構50によって長辺方向に沿って平行移動 ることが可能とされている。

 第1クリップ30の上面(冷陰極管17との対向面) の長辺方向の一端部30a(スライド機構50により 第2クリップ40と遠ざかる側の端部)には、図5 示すように、冷陰極管17a(第1線状光源)を保 するランプ保持部(第1光源保持部)32が設け れている。一方、第2クリップ40において、 1クリップ30に備わるランプ保持部32とは対向 しない側の端部40b(すなわちスライド機構50に より第1クリップ30と遠ざかる側の端部)には 冷陰極管17aとは異なる冷陰極管17b(第2線状光 源)を保持するランプ保持部42(第2光源保持部) が設けられている。つまり、ランプ保持部32, 42は、1本の冷陰極管17の長手方向に複数具備 れるものでなく、並列配置される冷陰極管1 7a,17bをそれぞれ保持すべく当該冷陰極管17の 列方向に沿って複数具備されたものとされ いる。
 また、これらランプ保持部32,42は、全体と て冷陰極管17の周面の一部又は全部を取り囲 むことが可能で、かつ冷陰極管17の着脱を許 すべく上方へ開口した有端環状に形成され いる(図6参照)。

 第1クリップ30及び第2クリップ40の下面(ラ ンプ保持部32,42を設けた側とは反対面)には、 図6に示すように、シャーシ14側へ突出する係 止部33(第1係止部)及び係止部43(第2係止部)が れぞれ設けられている。本実施形態では、 止部33,43は、図5に示すように、第1クリップ3 0及び第2クリップ40の長辺方向において、上 のランプ保持部32,42が設けられた端部30a,40b は反対側の端部にそれぞれ設けられている これら係止部33,43は、シャーシ14に形成され 取付孔14a,14b内に挿入された状態で係止可能 とされている。

 なお、ランプクリップ20をシャーシ14に取 り付ける場合、例えば以下のような手順によ り行う。まず、第1クリップ30に備わる係止部 33を取付孔14aに挿入することで第1クリップ30 係止位置が決定される。次に、第2クリップ 40に備わる係止部43を取付孔14bの直上に移動 るべく、第2クリップ40を第1クリップ30に対 てスライド(平行移動)させる。そして、係止 部43を取付孔14bに挿入することで、第2クリッ プ40の係止位置が決定され、ランプクリップ2 0をシャーシ14に取り付けることができる。す なわち、シャーシ14に設けられた取付孔14a,14b と、ランプクリップ20に設けられた係止部33,4 3との位置により、第1クリップ30と第2クリッ 40との相対位置、ひいてはランプ保持部32と ランプ保持部42との間の距離が決定されるこ となる。

 以上のような構成を備えた本実施形態のテ ビ受信装置TV、液晶表示装置10、バックライ ト装置12は、以下のような作用効果を奏する
 本実施形態に係るランプクリップ20は、ス イド機構50により平行移動可能な第1クリッ 30と第2クリップ40とを有し、これら第1クリ プ30及び第2クリップ40には、それぞれランプ 保持部32,42が設けられる構成とされている。 れにより、第1クリップ30と第2クリップ40と スライド機構50により平行移動させると、 れに伴いランプ保持部32,42も平行移動するこ ととなり、一つのランプクリップ20に対して ンプ保持部32,42の間隔を幾通りも設定する とが可能となる。

 このランプクリップ20の使用態様を図8及び 9を用いて以下に説明する。
 例えば、図8に示すように、冷陰極管17a,17b の距離D1が小さい場合は、ランプクリップ20 、第1クリップ30と第2クリップ40とをスライ させない状態で使用することにより、ラン 保持部32,42の間の距離を小さくすることが き、冷陰極管17a,17bを保持することが可能と る。
 一方、図9に示すように、冷陰極管17a,17b間 距離D2が大きい場合は、ランプクリップ20を 第1クリップ30と第2クリップ40とをスライド せた状態で使用することにより、ランプ保 部32,42の間の距離を適宜大きくすることが きる。
 このように、一つのランプクリップ20によ て保持する冷陰極管17a,17b間の距離を幾通り も設計可能となり、例えば間隔が異なって 置される冷陰極管17に対して、同一のラン クリップ20を適用することが可能となるため 、コスト削減に寄与することができる。

 また、本実施形態では、スライド機構50は 第1クリップ30に設けられたレール部31と、第 2クリップ40に設けられた凸部41とにより構成 れるものとしている。
 このように当該凸部41がレール部31を摺動す ることで第1クリップ30と第2クリップ40との相 対位置が変化するスライド機構50とすること より、これらに備わるランプ保持部32,42間 間隔を高い自由度で所望の間隔とすること 可能となる。

 また、本実施形態では、ランプ保持部32が 1クリップ30のうちスライド機構50により第2 リップ40とは遠ざかる側の端部30aに配される とともに、ランプ保持部42が第2クリップ40の ちスライド機構50により第1クリップ30とは ざかる側の端部40bに配されるものとされて る。
 このように、ランプ保持部32,42を、スライ 機構50により互いに遠ざかる側の端部30a,40b 設けることにより、ランプ保持部32,42間の距 離の変化可能な範囲を最も大きくすることが できる。その結果、当該ランプクリップ20を 様な冷陰極管17の配列パターン(配列間隔)に 適用することが可能となる。

 また、本実施形態では、ランプクリップ20 、第1クリップ30及び第2クリップ40からシャ シ14側へ突出し、当該シャーシ14に設けられ 取付孔14a,14b内に挿入された状態で係止可能 な係止部33,43を備えるものとしている。
 このような構成によると、ランプクリップ2 0をシャーシ14に係止する場合、係止部33を取 孔14aに挿入することで第1クリップ30の係止 置が決定され、係止部43を取付孔14bに挿入 ることで第2クリップ40の係止位置が決定さ ることとなる。すなわち、シャーシ14に設け られた取付孔14a,14bと、ランプクリップ20に設 けられた係止部33,43との位置により、ランプ 持部32とランプ保持部42との間の距離が決定 されることとなる。そこで、係止部33,43及び 付孔14a,14bを所要の位置に設けることにより 、ランプ保持部32とランプ保持部42との間の 離を所望の間隔とすることが可能となる。

 また、本実施形態では、複数の冷陰極管17 並列配置されてなり、その配列間隔が相対 に狭い狭間隔部分19aが配列中央側に位置し 相対的に広い広間隔部分19bが配列端部側に 置するものとされている。
 このように、冷陰極管17をその狭間隔部分19 aが配列中央部側に位置するように配列する とにより、当該バックライト装置12の照明輝 度を配列中央部側において高めることが可能 となる。こうすることで、当該バックライト 装置12を備える液晶表示装置10及びテレビ受 装置TVにおいて、表示面の視認性を向上させ ることが可能となる。
 さらに、このように冷陰極管17の配列間隔 広狭がある場合には、ランプクリップ20のラ ンプ保持部32,42間の間隔を調節することで、 一のランプクリップ20にて各配列間隔の冷 極管17をそれぞれ保持することが可能となる 。したがって、ランプクリップ20に係るコス を削減することができるとともに、当該ラ プクリップ20の分別作業が必要なくなり、 業に掛かる手間を省略することが可能とな 。

 <実施形態2>
 次に、本発明の実施形態2を図10及び図11に って説明する。この実施形態2では、ランプ リップにおける係止部の配設位置を変更し ものを示し、その他は前記実施形態と同様 ある。前記実施形態と同一部分には、同一 号を付して重複する説明を省略する。

 ランプクリップ60は、図10及び図11に示す うに、第1クリップ61a及び第2クリップ61bを し、その上面にはランプ保持部62a,62bが設け れるとともに、下面側にはシャーシ14側へ 出する係止部63a,63bが設けられている。本実 形態では、係止部63a,63bは、第1クリップ61a び第2クリップ61bの長辺方向の中央部にそれ れ設けられるものとされている。すなわち 第1クリップ61aと第2クリップ61bとをスライ させない場合、係止部63a,63bは同一直線上に 列することとなる。

 ランプクリップ60をシャーシ14に係止する 場合、例えば第1クリップ61a及び第2クリップ6 1bにおいて、係止部63a,63bの直上に相当する部 位を押圧することにより、ランプクリップ60 係止する。そこで、上記のような構成によ と、第1クリップ61aと第2クリップ61bとをス イドさせない場合、係止部63a,63bは同一直線 に配列することとなるため、その直線上の1 箇所を押圧することによりランプクリップ60 係止することができ、ランプクリップ60の 止作業を手間が掛からないものとすること 可能となる。

 <実施形態3>
 次に、本発明の実施形態3を図12及び図13に って説明する。この実施形態3では、ランプ リップにおける係止部の配設位置をさらに 更したものを示し、その他は前記実施形態1 と同様である。前記実施形態1と同一部分に 、同一符号を付して重複する説明を省略す 。

 ランプクリップ70は、図12及び図13に示す うに、第1クリップ71a及び第2クリップ71bを し、その上面にはランプ保持部72a,72bが設け れるとともに、下面側にはシャーシ14側へ 出する係止部73a,73bが設けられている。本実 形態では、係止部73a,73bは、第1クリップ71a び第2クリップ71bを介してランプ保持部72a,72b の直下にそれぞれ設けられている。

 このような構成によると、ランプクリッ 70をシャーシ14に係止する場合、第1クリッ 71aにおいて、ランプ保持部72a、係止部73a及 取付孔14aが同一直線上に配されることとな 。同様に第2クリップ71bにおいても、ランプ 持部72b、係止部73b及び取付孔14bが同一直線 に配されることとなる。これにより、冷陰 管17aの配列間隔と同一の間隔で取付孔14a,14b を設けるという簡易な設計で、ランプクリッ プ70を好適に使用することができる。

 <実施形態4>
 次に、本発明の実施形態4を図14及び図15に って説明する。この実施形態4では、ランプ リップにおける係止部の配設位置をさらに 更したものを示し、その他は前記実施形態1 と同様である。前記実施形態1と同一部分に 、同一符号を付して重複する説明を省略す 。

 ランプクリップ80は、図14及び図15に示す うに、第1クリップ81a及び第2クリップ81bを し、その上面にはランプ保持部82a,82bが設け れるとともに、下面側にはシャーシ14側へ 出する係止部83a,84a,83b,84bが設けられている 本実施形態では、第1クリップ81aの長辺方向 両端部にそれぞれ係止部83a,84aが設けられ、 同様に第2クリップ81bの長辺方向の両端部に れぞれ係止部83b,84bが設けられている。

 このような構成によると、ランプクリッ 80をシャーシ14に係止する場合、第1クリッ 81aは係止部83aと係止部84aとの2箇所で係止さ ることとなり、第2クリップ81bは係止部83bと 係止部84bとの2箇所で係止されることとなる このように、ランプクリップ80は4箇所でシ ーシ14に係止されるため、高い係止力を有す ることとなり、ランプクリップ80の脱落等の 具合を抑止することが可能となる。

 <実施形態5>
 次に、本発明の実施形態5を図16及び図17に って説明する。この実施形態5では、ランプ リップにおけるスライド機構の構成を変更 たものを示し、その他は前記実施形態1と同 様である。前記実施形態1と同一部分には、 一符号を付して重複する説明を省略する。

 ランプクリップ90は、図16及び図17に示す うに、第1クリップ91a及び第2クリップ91bを し、これらの間には互いに平行移動可能な ライド機構92が設けられている。本実施形態 では、スライド機構92は、第2クリップ91bに横 設されたガイド部93b上に、第1クリップ91aに 設されたガイド部93aが重置されることで構 されている。

 このように、ガイド部93a,93bの重畳による 簡便なスライド機構92においても、第1クリッ プ91aと第2クリップ91bとが適宜スライド可能 あり、ランプ保持部32,42間の間隔を所要の距 離とすることができる。

 <他の実施形態>
 以上、本発明の実施形態について示したが 本発明は上記記述及び図面によって説明し 実施形態に限定されるものではなく、例え 次のような実施形態も本発明の技術的範囲 含まれる。

(1)上記した実施形態5では、スライド機構92 を、ランプ保持部32,42とは反対側の端部に係 部33,43を設けたランプクリップ20に設ける構 成としたが、例えば、係止部63a,63bをランプ リップ60の長手方向の中央部に設けたランプ クリップ60(図10参照)、係止部73a,73bをランプ 持部72a,72bの直下に設けたランプクリップ70( 12参照)、係止部83a,84a,83b,84bを4箇所に設けた ランプクリップ80(図14参照)等にスライド機構 92を設けるものとしても良い。

(2)上記した各実施形態では、第1クリップ び第2クリップを矩形板状のものとしたが、 れらの形状は適宜変更可能である。さらに 第1クリップと第2クリップとが異なる形状 大きさからなるランプクリップを用いたも も本発明に含まれる。

(3)上記した各実施形態では、ランプクリッ プにランプ保持部が2つ設けられた構成を示 たが、本発明は複数のランプ保持部が設け れたランプクリップであれば、当該ランプ 持部の設置数に限定はない。

(4)上記した各実施形態では、ランプクリッ プを合成樹脂材料としてポリカーボネートを 用いた場合を示したが、それ以外の合成樹脂 材料を用いても良い。また、ランプクリップ の素材は、合成樹脂材料に限らずその他の種 類の材料、例えば金属材料を用いることも可 能である。

(5)上記した各実施形態では、冷陰極管17,17 の間隔が異なる配列(ランプ不等ピッチ配列 )としたが、当該間隔が全て同一のランプ等 ッチ配列としても良い。

(6)上記した各実施形態では、線状光源とし て冷陰極管17を使用した場合を示したが、例 ば熱陰極管など他の種類の線状光源を用い ものも本発明に含まれる。

(7)上記した各実施形態では、表示パネルと して液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示 したが、他の種類の表示パネルを用いた表示 装置にも本発明は適用可能である。

(8)上記した各実施形態では、チューナーを 備えたテレビ受信装置を例示したが、チュー ナーを備えないものにも本発明は適用可能で ある。