Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
PAWNSHOP OPERATING METHOD, PAWNSHOP OPERATING SYSTEM, AND COMPUTER PROGRAM INTENDED FOR IT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/014159
Kind Code:
A1
Abstract:
A pawnshop operating method and system, and a computer program intended for it in which a pawnshop business is operated on the Internet to save labor and furthermore the preparation or procurement of operating funds is eliminated, allowing easy and reliable operation of the pawnshop business are disclosed. The pawnshop operating method includes a step (S03) in which a server device which is managed by a pawnshop operator and provides a site on pawnshop operation and a terminal where a general user is accessible to the site use a system connectable through a network and the server device receives the network-mediated loan application from a popper, a step (S10) in which the server device publicizes information on the loan amount and the pawn on the site to invite investors to the popper, a step (S11) in which the server device receives the application of the network-mediated investment from the investors, and a step (S14) in which the server device performs an execution procedure for the loan on the basis of the investment from the investors.

Inventors:
WAKAZONO TADAYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063233
Publication Date:
January 29, 2009
Filing Date:
July 24, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
WAKAZONO TADAYOSHI (JP)
International Classes:
G06Q30/06; G06Q40/00; G06Q40/02; G06Q40/04; G06Q50/00
Foreign References:
JP2003108767A2003-04-11
JP2002183444A2002-06-28
JP2002207890A2002-07-26
JP2001256372A2001-09-21
Attorney, Agent or Firm:
TAMURA, Keijiro et al. (Masumoto Bldg.4-3, Nishi-Shinjuku 7-chome,Shinjuku-k, Tokyo 23, JP)
Download PDF:
Claims:
 質屋運営者が管理し質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、
 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による質物鑑定情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記融資希望に対する出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
 前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を検索することで前記入質者に対する出資者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資希望者及び/又は前記入質者の各端末装置の受信手段に送信するステップと、を含む質屋運営方法。
 質屋運営者が管理し質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、
 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による鑑定額情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記鑑定額情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信し前記被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記鑑定額情報についての前記入質者による同意情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記同意情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記同意情報が前記鑑定額情報に同意するものであるとき、前記融資希望に対する出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
 出資希望者の出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を情報検索手段により検索することで前記入質者に対する出資者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資希望者及び/又は前記入質者の各端末装置の受信手段に送信するステップと、を含む質屋運営方法。
 前記サーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報について情報検索手段により検索した結果、複数の出資応募があると判断した場合、前記複数の出資応募がある旨の複数出資応募情報を含む情報を送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
 前記複数出資応募情報を受信した前記入質者が前記複数の出資応募で提示された各融資条件から希望する融資条件を選択し、その条件選択情報が前記入質者の端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記条件選択情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記出資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記融資条件が選択された出資希望者の端末装置の受信手段に前記サーバ装置から送信手段によりネットワークを介して出資者に決定した旨の情報を送信するステップと、を含む請求項2記載の質屋運営方法。
 質屋運営者が管理し質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能なシステムを用いた質屋運営方法であって、
 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による質物鑑定情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記融資希望に対する出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開するステップと、
 出資希望者の出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記サーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報について情報検索手段により検索した結果、複数の出資応募があると判断した場合、前記複数の出資応募がある旨の複数出資応募情報を含む情報を送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
 前記複数出資応募情報を受信した前記入質者が前記複数の出資応募で提示された各融資条件から希望する融資条件を選択し、その条件選択情報が前記入質者の端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記条件選択情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記出資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記融資条件が選択された出資希望者の端末装置の受信手段に前記サーバ装置から送信手段によりネットワークを介して出資者に決定した旨の情報を送信するステップと、を含む質屋運営方法。
 前記サーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報について情報検索手段により検索した結果、前記出資応募が単数であると判断した場合、その単数出資応募情報を含む情報を送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信するステップと、
 前記単数出資応募情報を受信した前記入質者が前記提示された融資条件に同意するか否かの同意情報が前記入質者の端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記同意情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記出資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記融資条件が前記入質者により同意された場合、前記出資希望者の端末装置の受信手段に前記サーバ装置から送信手段によりネットワークを介して出資者に決定した旨の情報を送信するステップと、を含む請求項4に記載の質屋運営方法。
 前記サイトに質屋営業者が端末装置によりネットワークを介してアクセス可能であり、
 前記入質者が質屋営業者に持ち込んだ質物について前記質屋運営者の代わりに前記質屋営業者により行われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記被融資情報記憶手段が記憶するステップを含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
 前記融資を受けた入質者の返済情報が前記サーバ装置へ入力されると前記被融資情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資者の端末装置の受信手段に、前記質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせ情報を送信するステップを含む請求項1乃至6のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
 前記出資情報記憶手段に、入質者からの返済がない場合に、質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの選択情報を予め登録しておき、前記サーバ装置は、前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記選択情報に従って処理する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
 前記質物を預け入れた入質者は、その返済完了後に前記質物の返還を受けずに、前記質物の保管継続を依頼する情報を端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信すると、前記質物の保管継続の依頼情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記被融資情報記憶手段が記憶するステップを含む請求項1乃至8のいずれか1項に記載の質屋運営方法。
 質屋運営者が管理し質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な質屋運営システムであって、
 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による質物鑑定情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記被融資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記融資希望に対する出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開する手段と、
 前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を検索することで前記入質者に対する出資者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資希望者及び/又は前記入質者の各端末装置の受信手段に送信する手段と、を備える質屋運営システム。
 質屋運営者が管理し質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な質屋運営システムであって、
 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶するステップと、
 前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による鑑定額情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記鑑定額情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信し前記被融資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記鑑定額情報についての前記入質者による同意情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記同意情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記同意情報が前記鑑定額情報に同意するものであるとき、前記融資希望に対する出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開する手段と、
 出資希望者の出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を検索することで前記入質者に対する出資者を決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資希望者及び/又は前記入質者の各端末装置の受信手段に送信する手段と、を備える質屋運営システム。
 前記サーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報について情報検索手段により検索した結果、複数の出資応募があると判断した場合、前記複数の出資応募がある旨の複数出資応募情報を含む情報を送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信する手段と、
 前記複数出資応募情報を受信した前記入質者が前記複数の出資応募で提示された各融資条件から希望する融資条件を選択し、その条件選択情報が前記入質者の端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記条件選択情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記出資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記融資条件が選択された出資希望者の端末装置の受信手段に前記サーバ装置から送信手段によりネットワークを介して出資者に決定した旨の情報を送信する手段と、を備える請求項11に記載の質屋運営システム。
 質屋運営者が管理し質屋運営に関するサイトをネットワーク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネットワークを介して接続可能な質屋運営システムであって、
 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し被融資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記質屋運営者が前記入質者から受け取った質物について行った鑑定による質物鑑定情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると、前記被融資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記融資希望に対する出資者を募るために前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を有する公開情報生成手段により未公開情報を検索することで前記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開する手段と、
 前記公開情報を閲覧した出資希望者による出資応募情報が端末装置の送信手段によりネットワークを介して送信されると、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記サーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報について情報検索手段により検索した結果、複数の出資応募があると判断した場合、前記複数の出資応募がある旨の複数出資応募情報を含む情報を送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信する手段と、
 前記複数出資応募情報を受信した前記入質者が前記複数の出資応募で提示された各融資条件から希望する融資条件を選択し、その条件選択情報が前記入質者の端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記条件選択情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記出資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記融資条件が選択された出資希望者の端末装置の受信手段に前記サーバ装置から送信手段によりネットワークを介して出資者に決定した旨の情報を送信する手段と、を備える質屋運営システム。
 前記サーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶された出資応募情報について情報検索手段により検索した結果、前記出資応募が単数であると判断した場合、その単数出資応募情報を含む情報を送信手段によりネットワークを介して前記入質者の端末装置の受信手段に送信する手段と、
 前記単数出資応募情報を受信した前記入質者が前記提示された融資条件に同意するか否かの同意情報が前記入質者の端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記同意情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記出資情報記憶手段が記憶する手段と、
 前記融資条件が前記入質者により同意された場合、前記出資希望者の端末装置の受信手段に前記サーバ装置から送信手段によりネットワークを介して出資者に決定した旨の情報を送信する手段と、を備える請求項13に記載の質屋運営システム。
 前記サイトに質屋営業者が端末装置によりネットワークを介してアクセス可能であり、
 前記入質者が質屋営業者に持ち込んだ質物について前記質屋運営者の代わりに前記質屋営業者により行われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置の送信手段からネットワークを介して前記サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記被融資情報記憶手段が記憶する手段を備える請求項10乃至14のいずれか1項に記載の質屋運営システム。
 前記融資を受けた入質者の返済情報が前記サーバ装置へ入力されると前記被融資情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記サーバ装置が送信手段によりネットワークを介して前記出資者の端末装置の受信手段に、前記質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの問い合わせ情報を送信する手段を備える請求項10乃至15のいずれか1項に記載の質屋運営システム。
 前記出資情報記憶手段に、入質者からの返済がない場合に、質物を受け取るか、または、ネットワーク上で運営されるオークションに出品するか、のいずれを選択するかの選択情報を予め登録しておき、前記サーバ装置は、前記被融資情報記憶手段に記憶された返済情報を検索することで前記返済がなされなかったと判断した場合、前記選択情報に従って処理する請求項10乃至15のいずれか1項に記載の質屋運営システム。
 前記質物を預け入れた入質者は、その返済完了後に前記質物の返還を受けずに、前記質物の保管継続を依頼する情報を端末装置の送信手段によりネットワークを介して前記サーバ装置に送信すると、前記質物の保管継続の依頼情報を前記サーバ装置が受信手段により受信し前記被融資情報記憶手段が記憶する手段を備える請求項10乃至17のいずれか1項に記載の質屋運営システム。
 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の質屋運営方法の各ステップをサーバ装置に実行させるためのコンピュータ用プログラム。
Description:
質屋運営方法、質屋運営システ 及びそのためのコンピュータ用プログラム

 本発明は、インターネット等のネットワ ク上で質屋を運営・管理する質屋運営方法 質屋運営システム及びそのためのコンピュ タ用プログラムに関する。

 質屋は、物品を質(質草、担保)に取って 質者に金銭を貸し付ける(融資する)事業者で あり、その貸し付けの際に流質期限までにそ の質物で担保される債権の弁済を受けないと きは、その質物をもつてその弁済にあてる約 款を附している。従来までは、庶民金融とし て一般的なものであったが、無担保・無保証 人で融資を行う消費者金融(サラ金)の普及と もに質屋はその数が減少する傾向にあると われている。

 特許文献1には、入質者ないし入質者の指定 する単数もしくは複数の第三者に特権的優先 落札権を与えつつ質草をオークションに出品 し、当該オークションの終了時刻(入札締め り時刻)と質流れ時刻とを有機的に関連づけ 設定するようにしたインターネットオーク ョンを援用した質屋のビジネスモデルが提 されている。

特開2002-207890号公報

 しかし、質入れをする入質者(被融資希望 者)は、無担保・無保証人の消費者金融に比 ると、予め担保を預け入れているので、弁 が困難となっても弁済のための緊急の方策 特に必要なく、また、脅迫的な取り立て等 心配がなく、かかる理由から質屋営業に対 る需要は潜在的になお存在する。また、従 までの質屋の営業形態によれば、入質者が 草を質屋に持ち込んで借入額が決められる とから、営業地域が限定されてしまってい 。また、貸し付けのためのある程度の資金 必要であり、営業継続のために運転資金の 備や調達が必要な場合がある。また、特許 献1は質草をオークションに出品する場合の イデアであり、質屋の営業形態は従来通り ものである。

 本発明は、上述のような従来技術の問題 鑑み、質屋営業をインターネット上で運営 て省力化を図りしかも運転資金の準備や調 が不要であり簡単かつ確実に運営できるよ にした質屋運営方法、質屋運営システム及 そのためのコンピュータ用プログラムを提 することを目的とする。

 上記目的を達成するための第1の質屋運営 方法は、質屋運営者が管理し質屋運営に関す るサイトをネットワーク上に提供するサーバ 装置と、前記サイトに一般ユーザがアクセス 可能な端末装置と、がネットワークを介して 接続可能なシステムを用いた質屋運営方法で あって、融資を希望する入質者の融資申し込 み情報が端末装置の送信手段によりネットワ ークを介して前記サーバ装置に送信されると 、前記融資申し込み情報を前記サーバ装置が 受信手段により受信し被融資情報記憶手段が 記憶するステップと、前記質屋運営者が前記 入質者から受け取った質物について行った鑑 定による質物鑑定情報と質物情報とを含む鑑 定結果情報が前記サーバ装置へ入力されると 、前記被融資情報記憶手段が記憶するステッ プと、前記融資希望に対する出資者を募るた めに前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手 段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を 有する公開情報生成手段により未公開情報を 検索することで前記質物情報を含む公開情報 を生成し前記サイトに公開するステップと、 前記公開情報を閲覧した出資希望者による出 資応募情報が端末装置の送信手段によりネッ トワークを介して送信されると、前記出資応 募情報を前記サーバ装置が受信手段により受 信し出資情報記憶手段が記憶するステップと 、前記サーバ装置が前記出資情報記憶手段に 記憶された出資応募情報を検索することで前 記入質者に対する出資者を決定し、その決定 情報を前記サーバ装置が送信手段によりネッ トワークを介して前記出資希望者及び/又は 記入質者の各端末装置の受信手段に送信す ステップと、を含む。

 第1の質屋運営方法によれば、入質者から ネットワークを介してサーバ装置に融資の申 し込みがあると、質物(質草)の確認(鑑定)を てから、ネットワーク上で提供するサイト 質物情報を含む公開情報(融資希望額を含ん もよい)を公開して出資者を募り、ネットワ ーク上で出資者が応募すると、その出資に基 づいて入質者に対して融資ができるので、質 屋営業をインターネット上で運営でき省力化 を実現でき簡単かつ確実に運営することがで きるとともに、運転資金の準備や調達が不要 となる。

 第2の質屋運営方法は、質屋運営者が管理 し質屋運営に関するサイトをネットワーク上 に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般 ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネッ トワークを介して接続可能なシステムを用い た質屋運営方法であって、融資を希望する入 質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手 段によりネットワークを介して前記サーバ装 置に送信されると、前記融資申し込み情報を 前記サーバ装置が受信手段により受信し被融 資情報記憶手段が記憶するステップと、前記 質屋運営者が前記入質者から受け取った質物 について行った鑑定による鑑定額情報と質物 情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装置 へ入力されると、前記鑑定額情報を前記サー バ装置が送信手段によりネットワークを介し て前記入質者の端末装置の受信手段に送信し 前記被融資情報記憶手段が記憶するステップ と、前記鑑定額情報についての前記入質者に よる同意情報が端末装置の送信手段によりネ ットワークを介して送信されると、前記同意 情報を前記サーバ装置が受信し前記被融資情 報記憶手段が記憶するステップと、前記同意 情報が前記鑑定額情報に同意するものである とき、前記融資希望に対する出資者を募るた めに前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手 段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を 有する公開情報生成手段により未公開情報を 検索することで前記質物情報を含む公開情報 を生成し前記サイトに公開するステップと、 出資希望者の出資応募情報が端末装置の送信 手段によりネットワークを介して送信される と、前記出資応募情報を前記サーバ装置が受 信手段により受信し出資情報記憶手段が記憶 するステップと、前記サーバ装置が前記出資 情報記憶手段に記憶された出資応募情報を検 索することで前記入質者に対する出資者を決 定し、その決定情報を前記サーバ装置が送信 手段によりネットワークを介して前記出資希 望者及び/又は前記入質者の各端末装置の受 手段に送信するステップと、を含む。

 第2の質屋運営方法によれば、入質者から ネットワークを介してサーバ装置に融資の申 し込みがあると、質物の確認に基づいて決定 された鑑定額(融資額)をネットワークを介し 入質者の端末装置に知らせ、入質者がネッ ワークを介して融資額に同意すると、ネッ ワーク上で提供するサイトに融資額及び質 に関する情報を公開して出資者を募り、ネ トワーク上で出資希望者が応募すると、そ 出資に基づいて入質者に対して融資ができ ので、質屋営業をインターネット上で運営 き省力化を実現でき簡単かつ確実に運営す ことができるとともに、運転資金の準備や 達が不要となる。入質者は鑑定額に同意・ 同意できるので、鑑定額に応じて入質をや ることができる。

 第3の質屋運営方法は、質屋運営者が管理 し質屋運営に関するサイトをネットワーク上 に提供するサーバ装置と、前記サイトに一般 ユーザがアクセス可能な端末装置と、がネッ トワークを介して接続可能なシステムを用い た質屋運営方法であって、融資を希望する入 質者の融資申し込み情報が端末装置の送信手 段によりネットワークを介して前記サーバ装 置に送信されると、前記融資申し込み情報を 前記サーバ装置が受信手段により受信し被融 資情報記憶手段が記憶するステップと、前記 質屋運営者が前記入質者から受け取った質物 について行った鑑定による質物鑑定情報と質 物情報とを含む鑑定結果情報が前記サーバ装 置へ入力されると、前記被融資情報記憶手段 が記憶するステップと、前記融資希望に対す る出資者を募るために前記サーバ装置が前記 被融資情報記憶手段に記憶された鑑定結果情 報から検索機能を有する公開情報生成手段に より未公開情報を検索することで前記質物情 報を含む公開情報を生成し前記サイトに公開 するステップと、出資希望者の出資応募情報 が端末装置の送信手段によりネットワークを 介して送信されると、前記出資応募情報を前 記サーバ装置が受信手段により受信し出資情 報記憶手段が記憶するステップと、前記サー バ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶され た出資応募情報について情報検索手段により 検索した結果、複数の出資応募があると判断 した場合、前記複数の出資応募がある旨の複 数出資応募情報を含む情報を送信手段により ネットワークを介して前記入質者の端末装置 の受信手段に送信するステップと、前記複数 出資応募情報を受信した前記入質者が前記複 数の出資応募で提示された各融資条件から希 望する融資条件を選択し、その条件選択情報 が前記入質者の端末装置の送信手段からネッ トワークを介して前記サーバ装置に送信され ると、前記条件選択情報を前記サーバ装置が 受信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前 出資情報記憶手段が記憶するステップと、 記融資条件が選択された出資希望者の端末 置の受信手段に前記サーバ装置から送信手 によりネットワークを介して出資者に決定 た旨の情報を送信するステップと、を含む

 第3の質屋運営方法によれば、入質者から ネットワークを介してサーバ装置に融資の申 し込みがあり、質物の確認を経てから、ネッ トワーク上で提供するサイトに質物情報を含 む公開情報(融資希望額を含んでもよい)を公 して出資者を募り、ネットワーク上で複数 出資希望者から応募があった場合、入質者 、複数の出資応募の各融資条件(例えば、融 資額、利子、返済期間等)から希望する融資 件を選び、その出資希望者が出資者に決定 れ、その出資に基づいて入質者に対し融資 行われるので、質屋営業をインターネット で運営でき省力化を実現でき簡単かつ確実 運営することができ運転資金の準備や調達 不要となるとともに、出資希望者が複数の 合に入質者は、各融資条件から自分にとっ 有利な融資条件を選択することができる。

 上記各質屋運営方法において、前記サイ に質屋営業者が端末装置によりネットワー を介してアクセス可能であり、前記入質者 質屋営業者に持ち込んだ質物について前記 屋運営者の代わりに前記質屋営業者により われた鑑定による鑑定結果情報が端末装置 送信手段からネットワークを介して前記サ バ装置に送信されると、前記鑑定結果情報 前記サーバ装置が受信手段により受信し前 被融資情報記憶手段が記憶するステップを んでもよい。この場合は、入質者が質草を 屋に持ち込み、質屋が鑑定した鑑定結果情 をサーバ装置に送ることで、本サイトを管 する質屋運営者に質草を送る(または持ち込 む)必要がなく、出資者を募る公開までの期 を短縮することができる。

 また、前記融資を受けた入質者の返済情 が前記サーバ装置へ入力されると前記被融 情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置 前記被融資情報記憶手段に記憶された返済 報を検索することで前記返済がなされなか たと判断した場合、前記サーバ装置が送信 段によりネットワークを介して前記出資者 端末装置の受信手段に、前記質物を受け取 か、または、ネットワーク上で運営される ークションに出品するか、のいずれを選択 るかの問い合わせ情報を送信するステップ 含むことが好ましい。これにより、出資者 、入質者からの返済がない場合(質流れの場 合)、その質物を取得するか、または、ネッ オークションに出品し出資の回収を図るか をネットワーク上で選択することができる または、前記出資情報記憶手段に、入質者 らの返済がない場合に、質物を受け取るか または、ネットワーク上で運営されるオー ションに出品するか、のいずれを選択する の選択情報を予め登録しておき、前記サー 装置は、前記被融資情報記憶手段に記憶さ た返済情報を検索することで前記返済がな れなかったと判断した場合、前記選択情報 従って処理するようにしてもよい。

 また、前記質物を預け入れた入質者は、 の返済完了後に前記質物の返還を受けずに 前記質物の保管継続を依頼する情報を端末 置の送信手段によりネットワークを介して 記サーバ装置に送信すると、前記質物の保 継続の依頼情報を前記サーバ装置が受信手 により受信し前記被融資情報記憶手段が記 するステップを含むようにしてもよい。

 上述のように、上記各質屋運営方法によ ば、入質者が質草(質物)を質屋運営者に送 (または直接持ち込む)こと、質屋運営者が質 草を鑑定すること、及び、質屋運営者が質草 を保管すること以外は、ほとんどのことがネ ットワーク上で処理可能であるので、質屋営 業を省力化し簡単かつ確実に運営することが できる。

 さらに、コンピュータ用プログラムは、 述の第1乃至第3の質屋運営方法の各ステッ をサーバ装置に実行させるためのプログラ である。かかるプログラムがサーバ装置に ンストールされることで、各ステップをコ ピュータが実行可能となる。

 上記目的を達成するための第1の質屋運営 システムは、質屋運営者が管理し質屋運営に 関するサイトをネットワーク上に提供するサ ーバ装置と、前記サイトに一般ユーザがアク セス可能な端末装置と、がネットワークを介 して接続可能な質屋運営システムであって、 融資を希望する入質者の融資申し込み情報が 端末装置の送信手段によりネットワークを介 して前記サーバ装置に送信されると、前記融 資申し込み情報を前記サーバ装置が受信手段 により受信し被融資情報記憶手段が記憶する 手段と、前記質屋運営者が前記入質者から受 け取った質物について行った鑑定による質物 鑑定情報と質物情報とを含む鑑定結果情報が 前記サーバ装置へ入力されると、前記被融資 情報記憶手段が記憶する手段と、前記融資希 望に対する出資者を募るために前記サーバ装 置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑 定結果情報から検索機能を有する公開情報生 成手段により未公開情報を検索することで前 記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイ トに公開する手段と、前記公開情報を閲覧し た出資希望者による出資応募情報が端末装置 の送信手段によりネットワークを介して送信 されると、前記出資応募情報を前記サーバ装 置が受信手段により受信し出資情報記憶手段 が記憶する手段と、前記サーバ装置が前記出 資情報記憶手段に記憶された出資応募情報を 検索することで前記入質者に対する出資者を 決定し、その決定情報を前記サーバ装置が送 信手段によりネットワークを介して前記出資 希望者及び/又は前記入質者の各端末装置の 信手段に送信する手段と、を備える。

 第1の質屋運営システムによれば、入質者 からネットワークを介してサーバ装置に融資 の申し込みがあると、質物(質草)の確認(鑑定 )を経てから、ネットワーク上で提供するサ トに質物情報を含む公開情報(融資希望額を んでもよい)を公開して出資者を募り、ネッ トワーク上で出資者が応募すると、その出資 に基づいて入質者に対して融資ができるので 、質屋営業をインターネット上で運営でき省 力化を実現でき簡単かつ確実に運営すること ができるとともに、運転資金の準備や調達が 不要となる。上述の第1の質屋運営方法を実 することができる。

 第2の質屋運営システムは、質屋運営者が 管理し質屋運営に関するサイトをネットワー ク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに 一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、が ネットワークを介して接続可能な質屋運営シ ステムであって、融資を希望する入質者の融 資申し込み情報が端末装置の送信手段により ネットワークを介して前記サーバ装置に送信 されると、前記融資申し込み情報を前記サー バ装置が受信手段により受信し被融資情報記 憶手段が記憶するステップと、前記質屋運営 者が前記入質者から受け取った質物について 行った鑑定による鑑定額情報と質物情報とを 含む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力さ れると、前記鑑定額情報を前記サーバ装置が 送信手段によりネットワークを介して前記入 質者の端末装置の受信手段に送信し前記被融 資情報記憶手段が記憶する手段と、前記鑑定 額情報についての前記入質者による同意情報 が端末装置の送信手段によりネットワークを 介して送信されると、前記同意情報を前記サ ーバ装置が受信し前記被融資情報記憶手段が 記憶する手段と、前記同意情報が前記鑑定額 情報に同意するものであるとき、前記融資希 望に対する出資者を募るために前記サーバ装 置が前記被融資情報記憶手段に記憶された鑑 定結果情報から検索機能を有する公開情報生 成手段により未公開情報を検索することで前 記質物情報を含む公開情報を生成し前記サイ トに公開する手段と、出資希望者の出資応募 情報が端末装置の送信手段によりネットワー クを介して送信されると、前記出資応募情報 を前記サーバ装置が受信手段により受信し出 資情報記憶手段が記憶する手段と、前記サー バ装置が前記出資情報記憶手段に記憶された 出資応募情報を検索することで前記入質者に 対する出資者を決定し、その決定情報を前記 サーバ装置が送信手段によりネットワークを 介して前記出資希望者及び/又は前記入質者 各端末装置の受信手段に送信する手段と、 備える。

 第2の質屋運営システムによれば、入質者 からネットワークを介してサーバ装置に融資 の申し込みがあると、質物の確認に基づいて 決定された鑑定額(融資額)をネットワークを して入質者の端末装置に知らせ、入質者が ットワークを介して融資額に同意すると、 ットワーク上で提供するサイトに融資額及 質物に関する情報を公開して出資者を募り ネットワーク上で出資希望者が応募すると その出資に基づいて入質者に対して融資が きるので、質屋営業をインターネット上で 営でき省力化を実現でき簡単かつ確実に運 することができるとともに、運転資金の準 や調達が不要となる。入質者は鑑定額に同 ・不同意できるので、鑑定額に応じて入質 やめることができる。上述の第2の質屋運営 方法を実行することができる。

 第3の質屋運営システムは、質屋運営者が 管理し質屋運営に関するサイトをネットワー ク上に提供するサーバ装置と、前記サイトに 一般ユーザがアクセス可能な端末装置と、が ネットワークを介して接続可能な質屋運営シ ステムであって、融資を希望する入質者の融 資申し込み情報が端末装置の送信手段により ネットワークを介して前記サーバ装置に送信 されると、前記融資申し込み情報を前記サー バ装置が受信手段により受信し被融資情報記 憶手段が記憶する手段と、前記質屋運営者が 前記入質者から受け取った質物について行っ た鑑定による質物鑑定情報と質物情報とを含 む鑑定結果情報が前記サーバ装置へ入力され ると、前記被融資情報記憶手段が記憶する手 段と、前記融資希望に対する出資者を募るた めに前記サーバ装置が前記被融資情報記憶手 段に記憶された鑑定結果情報から検索機能を 有する公開情報生成手段により未公開情報を 検索することで前記質物情報を含む公開情報 を生成し前記サイトに公開する手段と、前記 公開情報を閲覧した出資希望者による出資応 募情報が端末装置の送信手段によりネットワ ークを介して送信されると、前記出資応募情 報を前記サーバ装置が受信手段により受信し 出資情報記憶手段が記憶する手段と、前記サ ーバ装置は、前記出資情報記憶手段に記憶さ れた出資応募情報について情報検索手段によ り検索した結果、複数の出資応募があると判 断した場合、前記複数の出資応募がある旨の 複数出資応募情報を含む情報を送信手段によ りネットワークを介して前記入質者の端末装 置の受信手段に送信する手段と、前記複数出 資応募情報を受信した前記入質者が前記複数 の出資応募で提示された各融資条件から希望 する融資条件を選択し、その条件選択情報が 前記入質者の端末装置の送信手段からネット ワークを介して前記サーバ装置に送信される と、前記条件選択情報を前記サーバ装置が受 信し前記被融資情報記憶手段及び/又は前記 資情報記憶手段が記憶する手段と、前記融 条件が選択された出資希望者の端末装置の 信手段に前記サーバ装置から送信手段によ ネットワークを介して出資者に決定した旨 情報を送信する手段と、を備える。

 第3の質屋運営システムによれば、入質者 からネットワークを介してサーバ装置に融資 の申し込みがあり、質物の確認を経てから、 ネットワーク上で提供するサイトに質物情報 を含む公開情報(融資希望額を含んでもよい) 公開して出資者を募り、ネットワーク上で 数の出資希望者から応募があった場合、入 者は、複数の出資応募の各融資条件(例えば 、融資額、利子、返済期間等)から希望する 資条件を選び、その出資希望者が出資者に 定され、その出資に基づいて入質者に対し 資が行われるので、質屋営業をインターネ ト上で運営でき省力化を実現でき簡単かつ 実に運営することができ運転資金の準備や 達が不要となるとともに、出資希望者が複 の場合に入質者は、各融資条件から自分に って有利な融資条件を選択することができ 。上述の第3の質屋運営方法を実行すること できる。

 上記各質屋運営システムにおいて、前記 イトに質屋営業者が端末装置によりネット ークを介してアクセス可能であり、前記入 者が質屋営業者に持ち込んだ質物について 記質屋運営者の代わりに前記質屋営業者に り行われた鑑定による鑑定結果情報が端末 置の送信手段からネットワークを介して前 サーバ装置に送信されると、前記鑑定結果 報を前記サーバ装置が受信手段により受信 前記被融資情報記憶手段が記憶する手段を えてもよい。この場合は、入質者が質草を 屋に持ち込み、質屋が鑑定した鑑定結果情 をサーバ装置に送ることで、本サイトを管 する質屋運営者に質草を送る(または持ち込 む)必要がなく、出資者を募る公開までの期 を短縮することができる。

 また、前記融資を受けた入質者の返済情 が前記サーバ装置へ入力されると前記被融 情報記憶手段に記憶され、前記サーバ装置 前記被融資情報記憶手段に記憶された返済 報を検索することで前記返済がなされなか たと判断した場合、前記サーバ装置が送信 段によりネットワークを介して前記出資者 端末装置の受信手段に、前記質物を受け取 か、または、ネットワーク上で運営される ークションに出品するか、のいずれを選択 るかの問い合わせ情報を送信する手段を備 ることが好ましい。これにより、出資者は 入質者からの返済がない場合(質流れの場合 )、その質物を取得するか、または、ネット ークションに出品し出資の回収を図るか、 ネットワーク上で選択することができる。 たは、前記出資情報記憶手段に、入質者か の返済がない場合に、質物を受け取るか、 たは、ネットワーク上で運営されるオーク ョンに出品するか、のいずれを選択するか 選択情報を予め登録しておき、前記サーバ 置は、前記被融資情報記憶手段に記憶され 返済情報を検索することで前記返済がなさ なかったと判断した場合、前記選択情報に って処理するようにしてもよい。

 また、前記質物を預け入れた入質者は、 の返済完了後に前記質物の返還を受けずに 前記質物の保管継続を依頼する情報を端末 置の送信手段によりネットワークを介して 記サーバ装置に送信すると、前記質物の保 継続の依頼情報を前記サーバ装置が受信手 により受信し前記被融資情報記憶手段が記 する手段を備えるようにしてもよい。

本実施形態における質屋運営システム 全体を概念的に示す図である。 第1の実施形態による質屋運営方法のス テップS01~S14を示すフローチャートである。 図2,図4の融資後の入質者からの返済に するステップS21~S27を示すフローチャートで ある。 第2の実施形態による質屋運営方法のス テップS31~S48を示すフローチャートである。 図1のサーバ装置1の構成・機能を概略 に示すブロック図である。 図1のパソコン11の構成例を概略的に示 ブロック図である。 図2,図4,図10の公開ステップS10,S40,S57に いて公開される情報としての出資募集案件 ストの例を示す図である。 図2,図3におけるサーバ1と入質者のパソ コン11と出資希望者(出資者)のパソコン15との 間の送受信の各ステップを時系列的に示す図 である。 図4におけるサーバ1と入質者のパソコ 11と複数の出資希望者のパソコン14,15との間 送受信の各ステップを時系列的に示す図で る。 第2の実施形態による別の質屋運営方 のステップS51~S65を示すフローチャートであ 。 図4,図10の融資条件選択ステップS44,S61 融資条件を選択する際に参照する、複数応 の各融資条件を示す応募案件リストの例を す図である。

符号の説明

 1 サーバ装置、サーバ、情報処理装置
 10 インターネット(ネットワーク)
 11~15 パソコン(端末装置)
  1f データベース部
 22 質屋運営管理ソフト
 23 情報検索部
 24 公開情報生成部
 25 被融資情報記憶部
 26 出資情報記憶部

 以下、本発明を実施するための最良の形 について図面を用いて説明する。図1は本実 施形態における質屋運営システムの全体を概 念的に示す図である。

 図1に示すように、質屋運営システムは、 質屋運営者が管理するコンピュータ機能を備 えた情報処理装置(以下、「サーバ装置」ま は「サーバ」という。)1と、多数の一般ユー ザがそれぞれ有する情報端末装置であるパー ソナルコンピュータ(以下、「パソコン」ま は「PC」という。)11、12、13、14、15と、がイ ターネット10を介して接続可能に構成され いる。なお、一般ユーザの各パソコン11~15は プロバイダのホストコンピュータを介してイ ンターネット10に接続するのが一般的である 、図1ではプロバイダのホストコンピュータ の図示を省略している。

 サーバ装置1は、一般ユーザのパソコン11~ 15から各種情報を受信しまた一般ユーザのパ コン11~15に各種情報を送信するWWWサーバ2と ユーザのID番号とパスワードの照合等の具 的数字を処理等するプログラムを格納したCG Iサーバ3と、WWWサーバ2から送られたユーザ情 報や質屋運営者が入力した質屋運営のための 各種情報を記憶し登録し、検索可能な状態に し、検索した情報をWWWサーバ2に送るデータ ースサーバ4と、を備える。なお、CGIサーバ3 は、例えばPHPなどの処理プログラムを含む場 合もある。

 サーバ装置1は、質屋運営システムのWebサ イトのホームページ(HP)を開設し、Webサイト HPは、インターネット10を介して何人もアク ス可能な一般用Webページを提供するが、ユ ザ登録済みの者だけがID番号及びパスワー の入力でアクセス可能な専用Webページを提 するようにしてもよい。

 サーバ装置1の構成・機能の一例を図5を 照して説明する。図5は図1のサーバ装置の構 成・機能を概略的に示すブロック図である。 図5のように、サーバ装置1は、WWWサーバ等か 構成される通信部1aと、CGIサーバ等から構 されるID情報照合部1bと、電子メール情報を 成するとともにインターネット上でメール ドレスの指定によりユーザとの間で送受信 る電子メール部1cと、各種制御を実行するCP U(中央演算処理装置)1dと、制御の際のプログ ムや各種情報を一時的に保持するRAM等から るメモリ1eと、ハードディスクや磁気記録 体等からなる記憶装置を備えデータベース ーバから構成されてユーザ情報や質屋運営 関する各種情報を記憶し保存するデータベ ス部1fと、CRTや液晶パネル等からなる表示部 1gと、キーボードやマウス等のポインティン デバイスからなる情報入力部1hと、ハード ィスク等からなる記憶装置を備えOS(オペレ ティングシステム)21や質屋運営管理ソフト22 等のソフトウエアを格納するソフトウエア格 納部1iと、を具備する。

 図5のように、データベース部1fは、デー ベースの一部として、入質者に関する情報 記憶し登録する被融資情報記憶部25と、出 者に関する情報を記憶し登録する出資情報 憶部26と、質草に関する情報を記憶する質草 情報記憶部27と、を備え、また、データベー 内の各種情報を指定された検索条件で検索 る情報検索部23と、被融資情報記憶部25に記 憶された被融資希望情報を検索しサイト上に 公開する公開情報を生成する公開情報生成部 24と、を備える。

 図1、図5のサーバ装置1のソフトウエア格 部1iの質屋運営管理ソフト22には、質屋運営 管理のためのコンピュータ用プログラムがイ ンストールされて格納されており、このプロ グラムがCPU1dの制御により実行されることで サーバ1は、後述の図2,図3の関係する各ステ ップ、図4、図3の関係する各ステップ、図10 図3の関係する各ステップを実行することが きるようになっている。

 図1のパソコン11~15は、キーボードや、マ ス等のポインティングデバイス等からなる 報入力部11g(図6)と、各種情報を表示するCRT 液晶パネル等からなる表示部11a、12a、13a、1 4a、15aをそれぞれ備える。図6を参照してパソ コン11を例にしてさらに説明する。図6は図1 パソコン11の構成例を概略的に示すブロック 図である。

 図6のように、パソコン11は、表示部11aと インターネットを介して外部との送受信を う通信インターフェース(I/F)11bと、受信部31 と送信部32とを備え電子メール情報が作成さ てメールアドレスの指定によりインターネ トを介して送受信を行う電子メール部11cと 各種制御を実行するCPU(中央演算処理装置)11 dと、制御の際のプログラムや各種情報を一 的に保持するRAM等からなるメモリ11eと、各 情報を記憶するハードディスクや光ディス や磁気記録媒体等からなる記憶装置11fと、 報入力部11gと、ハードディスクや光ディス や磁気記録媒体等からなる記憶装置を備えOS (オペレーティングシステム)33や各種アプリ ーションソフト34やインターネット10と接続 るためのブラウザ35等のソフトウエアを格 するソフトウエア格納部11hと、を具備する

 パソコン11は、ブラウザ35を起動しURLを指 定することにより、サーバ1がWeb上で提供す 質屋運営システムのWebサイトにアクセス可 となり、質屋運営システムのホームページ(H P)を開き、閲覧可能となる。パソコン12~15も ソコン11と同様に構成されている。なお、イ ンターネット10を介したサーバ装置1とパソコ ン11~15との間の通信は、サーバ1側からの送信 は電子メール部1cからメールアドレスを指定 てパソコン11~15の電子メール部11cに対して われ、パソコン11~15側からの送信は質屋運営 システムのWebサイト上で提供する画面を用い てサーバ1の通信部1aに対して行われるのが一 般的であるが、これに限定されるものではな い。

 〈第1の実施形態〉

 次に、図1の質屋運営システムにおける質 屋運営方法の動作手順を第1の実施形態とし 説明する。図2は、第1の実施形態による質屋 運営方法のステップS01~S14を示すフローチャ トである。

 図2を参照して、まず、融資を希望する入 質者は、図1、図6の例えばパソコン11でブラ ザ35を起動してインターネット10に接続し(S01 )、質屋運営システムのWebサイトのURLを指定 図1,図5のサーバ1に接続し、パソコン11から 信された情報をサーバ1は通信部1aで受信す と、通信部1aからWebサイトのWeb情報がパソコ ン11に送信されることで、サーバ1が提供する Webサイトのホームページ(HP)を開く(S02)。

 次に、入質者は、そのWebサイトの一般用W ebページで融資の申し込みに必要な情報(例え ば、質草の内容、希望融資額、住所、氏名、 電子メールアドレス等)をパソコン11の入力部 11gから入力した後サーバ1に送信することで 資の申し込みを行い、サーバ1がかかる融資 申し込みを図5の通信部1aを介して受け付け データベース部1fの被融資情報記憶部25に記 憶し登録する(S03)。

 なお、融資の申し込みに必要な情報には 融資希望額、質草の情報(例えば、物品名、 ブランド名、物品の状態など)が含まれる。 た、必要な場合には、質草のデジタルカメ 等による撮影画像や質草の鑑定書や保証書 のコピー画像を上記送信時に添付するよう してもよい。

 また、サーバ1は、専用Webページで融資の 申し込みを受け付けるようにしてもよく、こ の場合は、登録済みのユーザだけがID番号と スワードを入力し、アクセス可能となる。

 次に、上記融資の申し込みをインターネ トを介して受け付けたサーバ1は、1次審査 入質者の融資希望額及び質草の情報につい データベース部1fの質草情報記憶部27に記憶 れた各種質草の融資額データに基づいて行 (S04)。1次審査は、質草の保管管理等の適格 (保管や管理が困難な大きい物や生物や植物 等)や融資希望額と質草とのバランス等をチ ックする簡単な審査である。

 1次審査の結果をサーバ1は電子メール部1c から入質者のメールアドレスを指定してパソ コン11の電子メール部11cに送信し(S05)、1次審 がOKであれば、入質者は質草を質屋運営者 郵便小包や宅配便等により送る(S06)。なお、 入質者は質草を質屋運営者に直接持ち込んで もよく、この場合は、質草の持ち込みと同時 に融資の申し込みを直接に行うようにしても よい。また、1次審査がOKでなくとも、例えば 、融資希望額を変更すること等でOKになれば 上記ステップS06に進む。なお、データベー 部1fの質草情報記憶部27の質草情報が不足し て、質草の1次審査をサーバ1が行うことがで ないときは、質屋運営者が入質者の融資希 額及び質草の情報に基づいて1次審査を行う 。

 次に、上記質草を受け取った質屋運営者 2次審査を行う(S07)。すなわち、この2次審査 は通常の質屋における質草の鑑定に相当し、 2次審査で質草を鑑定し(真贋鑑定も含む)質草 の価値を判断し、その鑑定に基づいて、融資 希望額を考慮して鑑定額(融資額)を決定する そして、2次審査の鑑定結果情報(融資額等) サーバ1の電子メール部1cから入質者のパソ ン11にメールアドレスを指定して送信する(S 08)。また、2次審査の結果情報はサーバ1の被 資情報記憶部25に記憶され登録される。な 、質草の鑑定・価値判断は、質屋運営者の ウハウに属することであるが、通常、その 品の状態や市場の動向やオークションの落 傾向等を加味して行われる。

 上記結果を受信した入質者が上記融資額 同意すれば、その同意情報をパソコン11か サーバ1に送信する(S09)。同意情報はサーバ1 被融資情報記憶部25に記憶される。なお、 質者が上記融資額に同意しない場合は、質 運営者は入質者に質草を送り返すが、入質 は、将来の再度の融資の申し込みに備えて 例えば、保管料相当額の支払いを条件に質 運営者に質草の保管継続をパソコン11からイ ンターネットを介して依頼するようにしても よい。

 次に、サーバ1は、サーバ1が運営するサ トの一般用Webページに、上述の融資額及び 草に関する情報を公開して入質者に対する 資者を募る(S10)。この公開情報は、サーバ1 データベース部1fの公開情報生成部24が被融 情報記憶部25のデータから未公開情報を定 的に検索し、所定の情報を選択して生成さ 、例えば、図7のように、管理No.、質草の内 、融資希望額、応募期限が出資募集案件リ トのWebページとしてサイト上に公開される 管理No.は融資申し込みの受付順に自動的に 定され、応募期限は、公開時からの所定期 で自動的に設定される。

 なお、かかる公開を、ユーザ登録済みの だけがID番号及びパスワードの入力でアク ス可能な専用Webページで行うようにしても い。また、質草の内容としては、物品名や ランド名や品質に加えて、例えば、物品の 態なども含めてもよく、質草のデジタルカ ラ等による撮影画像や質草の鑑定書や保証 等のコピー画像等を加えてもよい。

 次に、上述の融資に対し出資を希望する 資希望者は、図1の例えばパソコン15でブラ ザを起動してインターネット10に接続し、 屋運営システムのWebサイトのURLを指定しサ バ1に接続し、Webサイトのホームページを開 、図7のようなWebページをパソコン15の表示 15aに表示し、公開された質草の内容等の公 情報に基づいてその出資への応募を決めた きには、図7の応募ボタン29をパソコンの情 入力部11gのマウス等でクリックすると、応 のWebページに切り替わり、そのWebページで 資に必要な情報(住所、氏名、電子メールア ドレス等の個人情報を含む)を入力しパソコ 15からサーバ1に送信することでその出資に 募し、サーバ1がかかる出資応募情報を通信 1aを介して受け付け(S11)、データベース部1f 出資情報記憶部26に記憶し登録する。

 なお、専用Webページで公開されている場 、出資希望者はID番号及びパスワードを入 してアクセスする。また、融資希望件がWeb ージ上に多数公開されていれば、出資希望 は、公開された融資額及び質草に関する情 に基づいて多数の融資希望件から応募する を選ぶことができる。

 次に、応募期限が到来すると、サーバ1の 情報検索部23は、例えば、図7の出資募集案件 リストの管理No.001についての応募状況を出資 情報記憶部26から検索し、上述の出資希望者 一人の場合は、その者を出資者に決定し、 数の場合は、例えば、情報検索部23で抽選 出資者を決定し、その決定情報をサーバ1か 決定した出資希望者及び入質者の各メール ドレスにそれぞれ送信し(S12)、また決定情 は出資情報記憶部26及び被融資情報記憶部25 記憶され登録される。また、抽選の場合、 選した出資希望者にもその旨がサーバ1から 出資希望者のメールアドレスに送信される。 また、出資希望者が複数の場合は、抽選では なく、後述の図4のように、入質者が、複数 入質者の各融資条件から希望の融資条件の 質者を選択するようにしてもよい。

 次に、上記決定した出資者から出資金額 振り込まれると(S13)、かかる振り込み情報 サーバ1の被融資情報記憶部25に記憶される ともに、この振り込み情報に基づいてサー 1は、上記入質者に対する融資の実行手続き 行い、例えば、入質者の口座への振り込み 示を出すことで、融資が実行される(S14)。

 図3を参照して、上記融資後の入質者から の返済に関するステップS21~S27について説明 る。融資を受けた入質者から返済があると 具体的には、質屋運営者の口座に所定額(例 ば、元金と利子分と手数料の合計額)の振り 込みがあると、かかる返済情報はサーバ1の 融資情報記憶部25に記憶されるが、サーバ1 、返済期限日が到来すると、情報検索部23で 被融資情報記憶部25を検索し、返済情報に基 いて融資を受けた入質者から返済期限日ま 返済があったか否か、を確認する(S21)。

 入質者から期限日まで返済がなかった場 (質流れの場合)には(S22)、サーバ1は、電子 ール部1cから上記出資者のメールアドレスに 、金員返済の代わりにその質草を受け取るか 、または、インターネット上で運営されるオ ークションに出品するか、の内のいずれを選 択するかの問い合わせの電子メールを送る(S2 3)。

 出資者が質草の受け取りを選択した場合 (S24)、その質草を出資者に送る(S25)。なお、 出資者は質草を質屋運営者から直接受け取る ようにしてもよい。また、出資者は、将来、 自らが入質者になる場合等に備えて、例えば 、保管料相当額の支払いを条件に質屋運営者 に質草の保管継続をパソコン15からインター ットを介して依頼するようにしてもよい。

 また、出資者がオークションへの出品を 択した場合は(S24)、サーバ1は、その質草を ンターネット上のオークションに出品する 続きを行う(S26)。オークションで落札され 、落札者からの入金が質屋運営者にあると サーバ1が出資者の口座への振り込み指示を し、その売上金相当額が出資者の口座に振 込まれる。なお、インターネット上のオー ションは、本実施の形態の質屋運営者がサ バ1や別のサーバ装置で運営するようにでき るが、別の者が運営する他のサイトのオーク ションを利用するようにしてもよい。

 また、入質者から返済があった場合には( S22)、質屋運営者は、その質草を入質者に返 する(S27)。なお、入質者は、将来、その質草 で再度融資を希望するような場合に備えて、 例えば、保管料相当額の支払いを条件に質屋 運営者に質草の保管継続の依頼情報をパソコ ン11からインターネットを介して送信して依 するようにしてもよい。

 なお、上記ステップS24における選択は、 めどちらを選択するかを出資情報記憶部26 登録しておくようにしてもよく、この場合 、返済がなかったとき、自動的にステップS2 5,または、ステップS26に進む。

 以上のように、第1の実施形態の質屋運営 方法によれば、質屋営業をインターネット上 で運営でき省力化を実現できる。図8を参照 て説明する。図8は図2,図3におけるサーバ1と 入質者のパソコン11と出資希望者(出資者)の ソコン15との間の送受信の各ステップを時系 列的に示す図である。図8において矢印の方 が送信・受信の方向を示し、入質者によるPC 11からの融資申し込みの送信・サーバ1の受信 から始まって、各情報の送受信がインターネ ットを介して行われ、インターネット上のサ イトに図7のような出資募集案件リストを公 することで、出資を募り、出資希望者から 応募があると、以降の各情報の送受信もイ ターネットを介して行われ、サーバ1が送信 る各情報は、サーバ1で自動的に作成され、 データベース部1fに記憶され登録され、また サーバ1がユーザから受信した情報もデータ ベース部1fに記憶され登録される。このよう 、入質者が質草を質屋運営者に送る(または 直接持ち込む)こと(S06)、質屋運営者が質草を 鑑定し(S07)その鑑定結果を入力部1hから入力 ること、質屋運営者が質草を保管すること 及び、ユーザ(入質者、出資希望者)がパソコ ンの入力部11gから必要な情報を入力すること 以外は、ほとんどのステップがインターネッ ト上でサーバ1及びパソコン11~15で自動的に処 理可能であるので、質屋営業を省力化し簡単 かつ確実に運営することができる。

 また、入質者、質屋運営者、及び出資者 おいて、それぞれ次のような効果(1)~(3)を得 ることができる。

 (1)入質者からみれば、近隣に質屋がなく も、質屋をインターネット上で簡単かつ確 に利用することができ、利用する上で地域 な制限がなくなり、また、質屋店舗にその 度出向くことが不要であるので、利用し易 、便利である。

 (2)質屋運営者からみれば、インターネッ 上で質屋を運営することで、質屋営業を地 的な制限なく行うことが可能となり、また インターネット上で出資者を募り、応募し 出資者からの出資に基づいて質屋を運営で るので、質屋営業のための運転資金の準備 調達が不要であるとともに、入質者及び出 者の双方から鑑定料や保管料や手続料等を 味した手数料の収入を見込むことができる

 (3)出資者からみれば、出資額に応じた利 分の収入を見込むことができ、インターネ ト上で比較的安全な投資的効果を得ること でき、また、質草がお気に入りの場合は、 流れのときにその質草を取得可能という期 感、または、オークションへの出品の場合 、出資額を超えた額で落札可能という期待 を持つことができる。

 〈第2の実施形態〉

 次に、図1の質屋運営システムにおけるも う1つの質屋運営方法の動作手順を第2の実施 態として説明する。図4は、第2の実施形態 よる質屋運営方法のステップS31~S48を示すフ ーチャートである。

 第2の実施形態による質屋運営方法は、図 2と比べて、サイト上に公開した出資の募集 対して複数の出資希望者から応募があった 合、入質者は複数の出資希望者が提示した 融資条件から希望する融資条件を選択でき ようにした点が主に相違する。以下、図2と なる点を主に説明する。

 すなわち、図4の各ステップS31~S41は、図2 各ステップS01~S11にそれぞれ対応するが、ス テップS37の2次審査では、質屋運営者が鑑定 果に基づいて鑑定額を決め、ステップS38の2 審査の結果の送信は、質草の鑑定額を知ら るものであり、ステップS39の同意は、その 定額を融資希望額としてステップS40で公開 ることに対する同意である。

 また、図4のステップS41において、出資希 望者は、出資に必要な情報として融資条件を 入力しサーバ1に送信する。上記融資条件と ては、例えば、融資額、利子、返済期間な があり、出資希望者は、Webページで例えば 7のように公開された融資希望額及び質草に する情報に基づいてその融資条件を決める とができる。

 次に、サーバ1の情報検索部23は、応募期 が到来すると、例えば、図7の出資募集案件 リストの管理No.001についての応募状況を出資 情報記憶部26から検索し、出資の募集に対す 出資希望者の有無を判断し、出資希望の応 があった場合、出資希望者が複数であるか 数であるかを判断する(S42)。そして、複数 出資希望者から出資の応募があった場合、 ーバ1は電子メール部1cから複数応募があっ 旨の情報を入質者のメールアドレスを指定 てインターネット10を介してパソコン11に送 (S43)。この複数応募情報を受信した入質者 、インターネットを介したWebサイトへのア セスにより複数の出資希望者の各融資条件 情報を得て、複数の融資条件から希望の融 条件を選択し、その選択情報をパソコン11か らサーバ1に送信し、サーバ1が受信する(S44)

 複数の出資応募の各融資条件の情報は、 えば、図11のように、図7の管理No.001の応募 件リストのWebページとして、各応募No.毎に 資額がサイト上で公開される。応募No.は出 応募申し込みの受付順に自動的に設定され 。入質者はインターネットを介してWebサイ へアクセスし、図11の応募案件リストのWeb ージを開き、図11の応募案件リストから、例 えば、応募No.0103を選ぶ場合は、その欄の選 ボタン30をパソコン11の情報入力部11gのマウ 等でクリックすると、選択のWebページに切 替わり、そのWebページでその選択情報をパ コン11からサーバ1に送信する。

 なお、図11の例は、利子や返済期限が固 された場合であり、融資額だけを出資希望 は設定できるが、利子や返済期限も設定で るようにしてもよく、この場合は、利子や 済期限の欄が追加される。また、図11のWebペ ージは、サイト上に公開されるので、この公 開情報を参照して後続の出資希望者は融資額 等を決めることができる。また、図11の情報 サーバ1が電子メールで入質者のメールアド レスに送信するようにしてもよい。

 また、出資希望者が単数の場合も同様に ーバ1からパソコン11にその旨の情報を送信 、入質者は、インターネットを介して得た 資希望者の融資条件に同意すれば、その同 情報をパソコン11からサーバ1に送信する(S45 )。上述のステップS44の選択情報またはステ プS45の同意情報は、サーバ1の被融資情報記 部25又は出資情報記憶部26に記憶され登録さ れる。なお、ステップS42の判断は、ステップ S40の所定の公開期間の経過後に行われる。

 上述のようにして出資者が決定されると サーバ1は、被融資情報記憶部25又は出資情 記憶部26に記憶された選択情報に基づいて 子メール部1cからその出資希望者のパソコン にメールアドレスを指定して出資者に決定し た旨の決定情報を送る(S46)。なお、出資希望 が複数の場合でステップS44で選択されなか た出資希望者にも選択されなかった旨の情 がサーバ1から出資希望者のメールアドレス に送信される。

 次に、上記決定した出資者から出資金額 振り込まれると(S47)、かかる振り込み情報 サーバ1の被融資情報記憶部25に記憶される ともに、この振り込み情報に基づいてサー 1は、上記入質者に対する融資の実行手続き 行い、例えば、入質者の口座への振り込み 示を出すことで、融資が実行される(S48)。

 なお、上記ステップS44またはS45において 質者が最終的に融資条件に同意できない場 は、質屋運営者が質草を送り返すが、入質 は、将来の再度の融資の申し込みに備えて 例えば、保管料相当額の支払いを条件に質 運営者に質草の保管継続をパソコン11から ンターネットを介して依頼するようにして よく、また、再度のサイト上での公開(S40)を 希望できるようにしてもよい。さらに、質屋 運営者自身が入質者に対し融資条件を示し、 融資可能であることをサーバ1から連絡する うにしてもよい。

 また、上記融資後の入質者からの返済に しては、図3のステップS21~S27と同様であっ よい。

 以上のように、第2の実施形態の質屋運営 方法によれば、第1の実施形態と同様に、質 営業をインターネット上で運営でき省力化 実現でき簡単かつ確実に運営できるととも 上述の(1)~(3)と同様の効果を得ることができ 。図9を参照してさらに説明する。図9は図4 おけるサーバ1と入質者のパソコン11と複数 出資希望者のパソコン14,15との間の送受信 各ステップを時系列的に示す図である。図8 同様に、各情報の送受信がインターネット 介して行われ、インターネット上のサイト 図7のような出資募集案件リストを公開する ことで、出資を募り、例えば複数の出資希望 者X、Yがあり、入質者がXの融資を選択した場 合、以降の各情報の送受信もインターネット を介して行われ、サーバ1が送信する各情報 、サーバ1で自動的に作成され、データベー 部1fに記憶され登録され、また、サーバ1が ーザから受信した情報もデータベース部1f 記憶され登録される。このように、入質者 質草を質屋運営者に送る(または直接持ち込 )こと(S36)、質屋運営者が質草を鑑定し(S37) の鑑定結果を入力部1hから入力すること、質 屋運営者が質草を保管すること、及び、ユー ザ(入質者、出資希望者)がパソコンの入力部1 1gから必要な情報を入力すること以外は、ほ んどのステップがインターネット上でサー 1及びパソコン11~15で自動的に処理可能であ ので、質屋営業を省力化し簡単かつ確実に 営することができる。

 さらに、入質者からみれば、出資希望者 複数の場合には、入質者は各出資希望者が 示した複数の融資条件から希望の(希望に近 い)融資条件を選択できるので、単なる言い での融資と異なり、自分にとって有利と考 られる融資条件で融資を受けることができ 。例えば、入質者ができるだけ低金利を希 する場合やできるだけ高額の融資を希望す 場合やできるだけ長い返済期間を希望する 合等に応じて、複数の融資条件の中から自 に適した融資条件を選択できる。

 なお、図4では、ステップS37の2次審査に る鑑定額は最終的な融資額ではなく、融資 は入質者の選択・同意によって最終的に決 ることができるので、ステップS38及びS39、 たは、ステップS39は省略するようにしても い。

 また、図4のステップS40で融資希望に関し てサイト上に公開する場合、ステップS37での 鑑定額を融資希望額として公開したが、入質 者が希望する融資希望額を公開するようにし てもよい。また、ステップS37での鑑定額及び 入質者が希望する融資希望額の双方を公開す るようにしてもよく、これにより、出資希望 者は、質草に関する情報に加えて融資希望額 及び鑑定額の双方を考慮して融資条件を決め ることができる。

 次に、第2の実施形態による質屋運営方法 の別の例について図10を参照して説明する。 10は、第2の実施形態による別の質屋運営方 のステップS51~S65を示すフローチャートであ る。図10の質屋運営方法は、図4と比べて、入 質者が質草を質屋に持ち込むようにした点が 相違する。以下、図4と異なる点を主に説明 る。

 すなわち、図10の各ステップS51,S52,S53は、 図4の各ステップS31~S33と同様であるが、入質 は、質草を質屋に直接持ち込み(S54)、その 屋で質草の鑑定を受け、その鑑定結果情報( 4の2次審査結果)を質屋が例えば図1のパソコ ン13からインターネットを介してサーバ1に送 信し(S55)、サーバ1はその鑑定結果情報を通信 部1aで受信し、被融資情報記憶部25に記憶し 録する。質草はその質屋で保管される(S56)。 次に、サーバ1が運営するサイトに図7のよう 出資募集を公開して入質者に対する出資者 募る(S57)が、以降の各ステップS57~S65は、図4 の各ステップS40~S48と同様である。

 図10の質屋運営方法によれば、入質者は 草を質屋運営者に送る必要がなく、質草を ち込んだ質屋で直ぐに鑑定を受けて、その 定結果情報が質屋から直接にサーバ1に送信 れるので、図4の各ステップS34~S39を省略で 、ステップS57のサイト上への公開までの期 を短縮できる。このため、融資をより短期 で受けることが可能となる。質屋運営者の 業場所から離れているが、近隣に質屋があ 場合に便利となる。なお、ステップS54で質 が持ち込まれる質屋は、本サイトを提供す 質屋運営者と提携関係にあり、専用Webペー でID番号及びパスワードを入力してサーバ1 アクセス可能である。

 以上のように本発明を実施の形態により 明したが、本発明はこれらに限定されるも ではなく、本発明の技術的思想の範囲内で 々な変形が可能である。例えば、一般ユー の情報端末装置としてパソコン以外にも、 えば、インターネット接続可能な携帯端末 置(PDA)や携帯電話やテレビ等を用いること できることは勿論である。

 また、図2または図4におけるステップS04,S 34(1次審査)及びS05、S35(結果の送信)を省略し もよく、例えば、質草として当然に認めら る物品(例えば、腕時計や宝飾品)であれば、 融資の申し込みの後(S03,S33)、ステップS04,S05(S 34,S35)を省略して、質草を質屋運営者に送る(S 06、S36)ようにしてもよく、また、サーバ1が 営するサイトのWebページ上に、1次審査の不 な物品名を列挙しておくようにすれば、ユ ザが利用する上で便利である。

 また、図2,図4のステップS10,S40においてサ イト上に公開する期間(出資者の募集期間)を 定し、その期間内に応募者がなかったら、 えば、質屋運営者が直接、融資するように てもよい。また、入質者が短期間での融資 希望し、かかる短期間融資希望の情報をサ バ1が受信した場合は、ステップS10,S40の公 期間を短縮したり、質屋運営者が例えば、 別な利子を加えることを条件に、直接、融 するようにしてもよい。

 また、図3のステップS21,S22における返済 限は、所定の期間に設定されるが、入質者 インターネットを介しての申し出により、 えば、出資者の同意及び特別な利子(延長期 分の利子に加えて)の支払いを条件に延長す ることができる。かかる同意(不同意)及び延 許可(延長不許可)に関する情報の送受信は ンターネットを介して行うことができる。

 また、上述の質屋運営システムが専用Web ージで提供される場合には、ユーザは、氏 、住所、電話番号、銀行口座、メールアド ス等により予めユーザ登録をしておき、設 されたID番号とパスワードの入力によりサ バ1のID情報照合部1bで照合確認が行われてか らアクセス可能とすることで、上述の質屋運 営システムを入質者または出資者として利用 可能である。

 また、図1,図5のサーバ装置の構成例は一 であって、他の構成であってもよいことは ちろんである。さらに、図6のパソコンの構 成例は一例であって、他の構成であってもよ いことはもちろんである。

産業上の利用の可能性

 本発明の質屋運営方法、質屋運営システ 及びそのためのコンピュータ用プログラム よれば、質屋営業をインターネット上で運 して省力化を図りしかも運転資金の準備や 達が不要であり簡単かつ確実に運営できる