Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
ACCESS CONTROL APPARATUS, ACCESS CONTROL PROGRAM, AND ACCESS CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157136
Kind Code:
A1
Abstract:
When a new program is set to start processing using a resource such as a memory and the resource has been allocated to another program, which is currently running, the access control apparatus (100) stops the running program and causes the new program to use the resource in the case where the priority of the new program is higher than the priority of the running program.

Inventors:
SENNO YUUKI
SAKAKI SEIJI
ISOGAI NORIHISA
HOSHINO CHIYOMI
HIGASHIDE ISAO
Application Number:
PCT/JP2009/002445
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
June 02, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
SENNO YUUKI
SAKAKI SEIJI
ISOGAI NORIHISA
HOSHINO CHIYOMI
HIGASHIDE ISAO
International Classes:
G06F21/62; G06F9/50; G06F12/08; G06F12/10; G06F21/44
Foreign References:
JP2004078936A2004-03-11
Attorney, Agent or Firm:
NAKAJIMA, Shiro et al. (JP)
Shiro Nakajima (JP)
Download PDF:
Claims:
 資源の利用要求を出した後において当該資源へのアクセスを行う複数のプログラムによる資源へのアクセスを制御するアクセス制御装置であって、
 プログラムから資源を利用する要求を受け付ける要求受付部と、
 プログラム情報を含む資源アクセス情報を保持する情報保持部と、
 前記情報保持部が保持している資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すプログラムからのアクセスに限って、対応する資源へのアクセスを許可するアクセス許可部と、
 前記情報保持部が、第1のプログラムを示す第1のプログラム情報を含む第1の資源アクセス情報を保持する場合において、前記要求受付部が、第2のプログラムから資源を利用する要求を受け付けたとき、前記第2のプログラムについて予め定められている優先度の方が、前記第1のプログラムについて予め定められている優先度よりも高ければ、前記第1の資源アクセス情報を前記情報保持部から削除して、前記第2のプログラムを示す第2のプログラム情報を含む第2の資源アクセス情報を前記情報保持部に追加する情報書換部とを備えることを特徴とする
 アクセス制御装置。
 前記資源アクセス情報は、前記プログラム情報と、前記プログラム情報が示すプログラムがアクセスする資源を示す資源情報とを対応付けた情報であって、
 前記情報書換部は、前記情報保持部が、第1の資源を示す第1の資源情報と第1のプログラムを示す第1のプログラム情報とを対応付けた第1の資源アクセス情報を保持する場合において、前記要求受付部が、第2のプログラムから、前記第1の資源の少なくとも一部の資源を含む第2の資源を利用する要求を受け付けたとき、前記第2のプログラムについて予め定められている優先度の方が、前記第1のプログラムについて予め定められている優先度よりも高ければ、前記第1の資源アクセス情報を前記情報保持部から削除して、前記第2の資源を示す第2の資源情報と前記第2のプログラムを示す第2のプログラム情報とを対応付けたものである第2の資源アクセス情報を前記情報保持部に追加する情報書換部であることを特徴とする
 請求項1記載のアクセス制御装置。
 前記情報書換部は、前記資源アクセス情報を前記情報保持部から削除する場合、削除する資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すプログラムに対して、対応する資源へのアクセスの許可を取り消す旨の通知をすることを特徴とする
 請求項2記載のアクセス制御装置。
 前記資源アクセス情報を保持する待機情報保持部とをさらに備え、
 前記情報書換部は、
 前記第2の資源アクセス情報を前記情報保持部に追加するとき、前記第1の資源アクセス情報を前記待機情報保持部に追加し、
 前記情報保持部が、前記第1の資源アクセス情報を保持する場合において、前記要求受付部が、前記第2のプログラムから、前記第1の資源の少なくとも一部の資源を含む前記第2の資源を利用する要求を受け付けたとき、前記第2のプログラムについて予め定められている優先度の方が、前記第1のプログラムについて予め定められている優先度よりも高くなければ、前記第2の資源アクセス情報を前記待機情報保持部に追加することを特徴とする
 請求項3記載のアクセス制御装置。
 前記情報書換部は、
 前記要求受付部が、第3のプログラムから第3の資源を利用する要求を受け付けた場合において、前記第3の資源が、前記情報保持部の保持する全ての資源アクセス情報に含まれる資源情報が示す資源を含まないとき、前記第3の資源を示す資源情報と前記第3のプログラムを示すプログラム情報とを対応付けたものである第3の資源アクセス情報を前記情報保持部に追加し、
 前記情報保持部が、前記第3の資源アクセス情報を保持する場合において、前記第3のプログラムが実行を終了したとき、前記第3の資源アクセス情報を前記情報保持部から削除することを特徴とする
 請求項4記載のアクセス制御装置。
 前記情報保持部から前記資源アクセス情報が削除された場合において、
 前記待機情報保持部が保持する資源アクセス情報の中に、対応する資源情報が、前記情報保持部の保持する全ての資源アクセス情報に含まれる資源情報が示す資源を含まない許可可能資源アクセス情報があるとき、前記許可可能資源アクセス情報のうち、対応するプログラム情報が示すプログラムについて予め定められている優先度が最も高い許可可能資源アクセス情報を、前記待機情報保持部から削除して前記情報保持部に追加する情報追加部とをさらに備えることを特徴とする
 請求項5記載のアクセス制御装置。
 前記情報追加部は、前記資源アクセス情報を前記情報保持部に追加する場合、前記追加する資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すプログラムに、対応する資源へのアクセスを許可する旨の通知をすることを特徴とする
 請求項6記載のアクセス制御装置。
 前記資源アクセス情報は、前記資源情報と前記プログラム情報とに加えて、プログラムが資源にアクセスする方式が、他のプログラムからのアクセスを許容する共有方式か他のプログラムからのアクセスを許容しない占有方式かのいずれか一方のアクセス方式を示す方式情報とを対応付けたものであって、
 前記情報書換部は、前記情報保持部からの前記第1の資源アクセス情報の削除と、前記情報保持部への前記第2の資源アクセス情報の追加とを、
 前記第1の資源に対応する方式情報と、前記第2の資源に対応する方式情報とのうち、少なくとも1つの方式情報が前記占有方式を示しているという条件をさらに満たす場合に限って実行することを特徴とする
 請求項4記載のアクセス制御装置。
 前記情報追加部は、前記情報保持部から資源アクセス情報が削除された場合において、
 前記待機情報保持部が前記許可可能資源アクセス情報を保持するとき、
 もしくは、前記待機情報保持部が保持する資源アクセス情報のうち、方式情報が前記共有方式を示し、対応する資源が、前記情報保持部が保持する資源アクセス情報のうち、方式情報が前記占有方式を示す資源アクセス情報に対応する資源を含まない許可可能共有資源アクセス情報があるとき、前記許可可能資源アクセス情報、及び、前記許可可能共有資源アクセス情報のうち、対応する前記プログラム情報が示すプログラムについて予め定められている優先度が最も高い資源アクセス情報を、前記待機情報保持部から削除して前記情報保持部に追加することを特徴とする
 請求項8記載のアクセス制御装置。
 特定のプログラム、特定の資源、特定の優先度、及びこれらの組み合わせが正当であると認証する証明書を受信し、前記特定の資源を示す正当資源情報と、前記特定のプログラムを示す正当プログラム情報と、前記特定の優先度を示す正当優先度情報とを対応付けたものであるポリシィ情報を保持するポリシィ保持部とを備え、
 前記要求受付部は、プログラムからの資源の利用要求が、前記ポリシィ保持部が保持しているポリシィ情報に含まれる正当プログラム情報の示すプログラムからの対応する正当資源情報の示す資源の利用要求であるという条件を満たさない場合に、プログラムから資源の利用要求の受け付を拒絶し、
 前記第1のプログラムについて予め定められている優先度とは、前記ポリシィ保持部が保持している前記ポリシィ情報の前記第1のプログラムが前記第1の資源にアクセスする際の前記優先度情報が示す優先度であって、
 前記第2のプログラムについて予め定められている優先度とは、前記ポリシィ保持部が保持している前記ポリシィ情報の前記第2のプログラムが前記第2の資源にアクセスする際の前記優先度情報が示す優先度であることを特徴とする
 請求項9記載のアクセス制御装置。
 前記要求受付部は、前記情報保持部に前記資源アクセス情報が追加された場合に限って、当該追加された資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すプログラムへ、対応する資源へのアクセスに用いる論理アドレスを提供することを特徴とする
 請求項10記載のアクセス制御装置。
 前記アクセス許可部は、前記情報保持部が保持している資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すプログラムからのアクセスに限って、対応する資源へのアクセスを許可するか否かの判定を、プログラムにおけるメモリの読み書きに係る命令をデコードする際に行い、否定的な判定の場合に、エラー処理を実行することを特徴とする
請求項1記載のアクセス制御装置。
 コンピュータに、資源の利用要求を出した後において当該資源へのアクセスを行う複数のアプリケーションプログラムによる資源へのアクセスを制御するアクセス制御装置として機能させる為のアクセス制御プログラムであって、
 コンピュータに、
 アプリケーションプログラムから資源を利用する要求を受け付ける要求受付部と、
 アプリケーションプログラム情報を含む資源アクセス情報を保持する情報保持部と、
 前記情報保持部が保持している資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すアプリケーションプログラムからのアクセスに限って、対応する資源へのアクセスを許可するアクセス許可部と、
 前記情報保持部が、第1のアプリケーションプログラムを示す第1のプログラム情報を含む第1の資源アクセス情報を保持する場合において、前記要求受付部が、第2のアプリケーションプログラムから資源を利用する要求を受け付けたとき、前記第2のアプリケーションプログラムについて予め定められている優先度の方が、前記第1のアプリケーションプログラムについて予め定められている優先度よりも高ければ、前記第1の資源アクセス情報を前記情報保持部から削除して、前記第2のアプリケーションプログラムを示す第2のプログラム情報を含む第2の資源アクセス情報を前記情報保持部に追加する情報書換部とを備えることを特徴とするアクセス制御装置として機能させることを特徴とする
 アクセス制御プログラム。
 プログラム情報を含む資源アクセス情報を保持する情報保持部と、要求受付部と、アクセス許可部と、情報書換部とを備えるアクセス制御装置に、資源の利用要求を出した後において当該資源へのアクセスを行う複数のプログラムによる資源へのアクセスを制御させる為のアクセス制御方法であって、
 前記要求受付部が、プログラムから資源を利用する要求を受け付ける要求受付ステップと、
 前記アクセス許可部が、前記情報保持部が保持している前記資源アクセス情報に含まれるプログラム情報が示すプログラムからのアクセスに限って、対応する資源へのアクセスを許可するアクセス許可ステップと
 前記情報保持部が、第1のプログラムを示す第1のプログラム情報を含む第1の資源アクセス情報を保持する場合において、前記要求受付ステップが、第2のプログラムから資源を利用する要求を受け付けたとき、前記第2のプログラムについて予め定められている優先度の方が、前記第1のプログラムについて予め定められている優先度よりも高ければ、前記情報書換部が、前記第1の資源アクセス情報を前記情報保持部から削除して、前記第2のプログラムを示す第2のプログラム情報を含む第2の資源アクセス情報を前記情報保持部に追加する許可情報書換ステップとを備えることを特徴とする
 アクセス制御方法。
Description:
アクセス制御装置、アクセス制 プログラム、及びアクセス制御方法

 本発明は、プログラムによる資源へのア セスを制御する制御装置に関する。

 近年、CPU(Central Processing Unit:中央処理装 )の性能の向上、メモリ等の記憶素子の大容 量化等により、1つの機器上で複数の互いに なる情報処理を行うことができるようにな ている。

 例えば、携帯電話端末では、本来の電話 能に加えて、メール送受信機能、インター ットブラウザ機能、カメラ機能、音楽再生 能、ワンセグテレビ受信機能等、様々な情 処理機能を1つの携帯電話端末で実現してい る。

 携帯電話端末は、このような機能を実現 る為のアプリケーションプログラムを、マ チタスク制御方式等によって並列的に動作 せることで、多様な機能のスムーズな動作 実現している。

 コンピュータシステム上で複数のプログ ムを実行する技術として、例えば、複数の ログラムが同一のメモリ等の資源にアクセ する際の資源へのアクセスを制限する技術( 例えば特許文献1参照)が提案されている。

特開平6-161789号公報

 しかしながら、マルチタスク制御方式等 用いて複数のプログラムによる処理を行う ンピュータシステムにおいて、直ちに処理 開始する必要のある新たなプログラムを実 しようとしても、既に実行中のプログラム よって使用したい資源が確保されてしまっ いる場合に、実行中のプログラムが資源を 放するまで待たないと、新たなプログラム 実行することができないという問題がある

 特に、資源の解放待ちで実行を開始でき いプログラムによる処理がリアルタイム性 求められる処理である場合には、プログラ による処理の開始が遅れることにより、リ ルタイム性を確保できなくなってしまうこ が起こってしまう。

 そこで、本発明は係る問題に鑑みてなさ たものであり、プログラムによって、コン ュータシステムを構成するメモリ等の資源 用いて処理を開始しようとする場合に、既 他のプログラムによって該当する資源が確 されていた場合であっても、該当する資源 解放待ちがボトルネックとなってプログラ の処理の開始が遅くなってしまうことのな 、アクセス制御装置を提供することを目的 する。

 上記課題を解決するために本発明に係る クセス制御装置は、資源の利用要求を出し 後において当該資源へのアクセスを行う複 のプログラムによる資源へのアクセスを制 するアクセス制御装置であって、プログラ から資源を利用する要求を受け付ける要求 付部と、プログラム情報を含む資源アクセ 情報を保持する情報保持部と、前記情報保 部が保持している資源アクセス情報に含ま るプログラム情報が示すプログラムからの クセスに限って、対応する資源へのアクセ を許可するアクセス許可部と、前記情報保 部が、第1のプログラムを示す第1のプログ ム情報を含む第1の資源アクセス情報を保持 る場合において、前記要求受付部が、第2の プログラムから資源を利用する要求を受け付 けたとき、前記第2のプログラムについて予 定められている優先度の方が、前記第1のプ グラムについて予め定められている優先度 りも高ければ、前記第1の資源アクセス情報 を前記情報保持部から削除して、前記第2の ログラムを示す第2のプログラム情報を含む 2の資源アクセス情報を前記情報保持部に追 加する情報書換部とを備えることを特徴とす る。

 ここで、アクセスとは、データを読み出 、又はデータを書き込むことをいう。

 また、資源アクセス情報を情報保持部か 削除するとは、情報保持部から資源アクセ 情報を消去して、資源アクセス情報が許可 報保持部に存在しない状態にすること、も くは、情報保持部から資源アクセス情報を 去せずに、資源アクセス情報に、資源アク ス情報が削除されている旨を示すフラグを 加することで、情報保持部が保持する資源 クセス情報が示すプログラムからのアクセ であっても、アクセス許可部が、対応する 源へのアクセスを許可しないようにするこ をいう。

 上述の構成を備える本発明に係るアクセ 制御装置は、情報保持部が保持する資源ア セス情報が示すプログラムに限って対応す 資源へのアクセスを許可し、さらに、要求 付部が資源の利用の要求を受け付けたプロ ラムから、資源へのアクセスを許可されて るプログラムがアクセスする資源と同じ部 を含む資源へのアクセスの要求があった場 、要求のあったプログラムの優先度の方が ければ、要求のあったプログラムがアクセ する資源と同じ部分を含む資源へのアクセ を許可されているプログラムに対して、資 へのアクセスの許可を取り消し、要求のあ たプログラムに対して、資源へのアクセス 許可することになる。

 従って、実行中のプログラムよりも実行 優先度の高いプログラムが、実行中のプロ ラムのアクセスする資源と同じ部分を含む 源をアクセスしようとした場合、実行中の ログラムによる資源へのアクセスの許可を り消して、実行の優先度の高いプログラム 資源へのアクセスする許可を与えることに って、実行の優先度の高いプログラムが、 当する資源の解放待ちがボトルネックとな てプログラムの処理の開始が遅くなってし わないという効果を有する。

 また、前記資源アクセス情報は、前記プ グラム情報と、前記プログラム情報が示す ログラムがアクセスする資源を示す資源情 とを対応付けた情報であって、前記情報書 部は、前記情報保持部が、第1の資源を示す 第1の資源情報と第1のプログラムを示す第1の プログラム情報とを対応付けた第1の資源ア セス情報を保持する場合において、前記要 受付部が、第2のプログラムから、前記第1の 資源の少なくとも一部の資源を含む第2の資 を利用する要求を受け付けたとき、前記第2 プログラムについて予め定められている優 度の方が、前記第1のプログラムについて予 め定められている優先度よりも高ければ、前 記第1の資源アクセス情報を前記情報保持部 ら削除して、前記第2の資源を示す第2の資源 情報と前記第2のプログラムを示す第2のプロ ラム情報とを対応付けたものである第2の資 源アクセス情報を前記情報保持部に追加する 情報書換部であることとしてもよい。

 このようにすることによって、資源が複 ある場合に、資源毎に応じたアクセス制御 行うことができるようになる。

 また、前記情報書換部は、前記資源アク ス情報を前記情報保持部から削除する場合 削除する資源アクセス情報に含まれるプロ ラム情報が示すプログラムに対して、対応 る資源へのアクセスの許可を取り消す旨の 知をすることとしてもよい。

 このような構成にすることによって、ア セス許可部から削除される資源アクセス情 に対応するプログラムが、情報保持部から 源アクセス情報が削除されることによって 源へのアクセスができなくなる場合に、プ グラムは、資源へのアクセスの許可を取り す旨の通知を受けることができるため、資 へのアクセスができなくなることに対応す 処理を行うことができるようになる。

 また、前記資源アクセス情報を保持する 機情報保持部とをさらに備え、前記情報書 部は、前記第2の資源アクセス情報を前記情 報保持部に追加するとき、前記第1の資源ア セス情報を前記待機情報保持部に追加し、 記情報保持部が、前記第1の資源アクセス情 を保持する場合において、前記要求受付部 、前記第2のプログラムから、前記第1の資 の少なくとも一部の資源を含む前記第2の資 を利用する要求を受け付けたとき、前記第2 のプログラムについて予め定められている優 先度の方が、前記第1のプログラムについて め定められている優先度よりも高くなけれ 、前記第2の資源アクセス情報を前記待機情 保持部に追加することとしてもよい。

 このような構成にすることによって、情 保持部で保持しない資源アクセス情報であ ても、待機情報保持部で保持することにな 為、情報保持部で保持しなかった資源アク ス情報を必要とする場合に、短時間で資源 クセス情報を利用することができるように る。

 また、前記情報書換部は、前記要求受付 が、第3のプログラムから第3の資源を利用 る要求を受け付けた場合において、前記第3 資源が、前記情報保持部の保持する全ての 源アクセス情報に含まれる資源情報が示す 源を含まないとき、前記第3の資源を示す資 源情報と前記第3のプログラムを示すプログ ム情報とを対応付けたものである第3の資源 クセス情報を前記情報保持部に追加し、前 情報保持部が、前記第3の資源アクセス情報 を保持する場合において、前記第3のプログ ムが実行を終了したとき、前記第3の資源ア セス情報を前記情報保持部から削除するこ としてもよい。

 このような構成にすることによって、他 プログラムによって利用されていない資源 の利用を要求するプログラムから、資源を 用する要求を受け付けた場合に、資源の利 を要求したプログラムに資源の利用を許可 ることができ、さらに、プログラムが資源 利用を終了したとき、その資源を他のプロ ラムが利用できるようにすることができる

 また、前記情報保持部から前記資源アク ス情報が削除された場合において、前記待 情報保持部が保持する資源アクセス情報の に、対応する資源情報が、前記情報保持部 保持する全ての資源アクセス情報に含まれ 資源情報が示す資源を含まない許可可能資 アクセス情報があるとき、前記許可可能資 アクセス情報のうち、対応するプログラム 報が示すプログラムについて予め定められ いる優先度が最も高い許可可能資源アクセ 情報を、前記待機情報保持部から削除して 記情報保持部に追加する情報追加部とをさ に備えることとしてもよい。

 このような構成にすることによって、情 保持部から資源アクセス情報が削除される 、既に待機情報保持部で保持している資源 クセス情報を、情報保持部に追加するよう なる為、短時間で情報保持部に資源アクセ 情報を追加していくことができるようにな 。

 また、前記情報追加部は、前記資源アク ス情報を前記情報保持部に追加する場合、 記追加する資源アクセス情報に含まれるプ グラム情報が示すプログラムに、対応する 源へのアクセスを許可する旨の通知をする ととしてもよい。

 このような構成にすることによって、資 アクセス情報を許可情報保持部に追加する 合に、情報保持部に追加する資源アクセス 報に対応するプログラムが、資源へのアク スを許可する旨の通知を受けることができ ため、通知を受け取ったプログラムが、資 へのアクセスができるようになることに対 する処理を行うことができるようになる。

 また、前記資源アクセス情報は、前記資 情報と前記プログラム情報とに加えて、プ グラムが資源にアクセスする方式が、他の ログラムからのアクセスを許容する共有方 か他のプログラムからのアクセスを許容し い占有方式かのいずれか一方のアクセス方 を示す方式情報とを対応付けたものであっ 、前記情報書換部は、前記情報保持部から 前記第1の資源アクセス情報の削除と、前記 情報保持部への前記第2の資源アクセス情報 追加とを、前記第1の資源に対応する方式情 と、前記第2の資源に対応する方式情報との うち、少なくとも1つの方式情報が前記占有 式を示しているという条件をさらに満たす 合に限って実行することとしてもよい。

 このような構成にすることによって、資 へアクセスする方式に応じて資源へのアク スを制御できるようになるので、効率の良 資源の利用を実現することができる。

 また、前記情報追加部は、前記情報保持 から資源アクセス情報が削除された場合に いて、前記待機情報保持部が前記許可可能 源アクセス情報を保持するとき、もしくは 前記待機情報保持部が保持する資源アクセ 情報のうち、方式情報が前記共有方式を示 、対応する資源が、前記情報保持部が保持 る資源アクセス情報のうち、方式情報が前 占有方式を示す資源アクセス情報に対応す 資源を含まない許可可能共有資源アクセス 報があるとき、前記許可可能資源アクセス 報、及び、前記許可可能共有資源アクセス 報のうち、対応する前記プログラム情報が すプログラムについて予め定められている 先度が最も高い資源アクセス情報を、前記 機情報保持部から削除して前記情報保持部 追加することとしてもよい。

 このような構成にすることによって、待 情報保持部が保持する資源アクセス情報の クセス方式に応じて、情報保持部に追加す 資源アクセス情報を決めることができるよ になる。

 また、特定のプログラム、特定の資源、 定の優先度、及びこれらの組み合わせが正 であると認証する証明書を受信し、前記特 の資源を示す正当資源情報と、前記特定の ログラムを示す正当プログラム情報と、前 特定の優先度を示す正当優先度情報とを対 付けたものであるポリシィ情報を保持する リシィ保持部とを備え、前記要求受付部は プログラムからの資源の利用要求が、前記 リシィ保持部が保持しているポリシィ情報 含まれる正当プログラム情報の示すプログ ムからの対応する正当資源情報の示す資源 利用要求であるという条件を満たさない場 に、プログラムから資源の利用要求の受け を拒絶し、前記第1のプログラムについて予 め定められている優先度とは、前記ポリシィ 保持部が保持している前記ポリシィ情報の前 記第1のプログラムが前記第1の資源にアクセ する際の前記優先度情報が示す優先度であ て、前記第2のプログラムについて予め定め られている優先度とは、前記ポリシィ保持部 が保持している前記ポリシィ情報の前記第2 プログラムが前記第2の資源にアクセスする の前記優先度情報が示す優先度であること してもよい。

 このような構成にすることによって、証 書によって認証されていない不正プログラ からの資源への利用を認めないアクセス制 装置を実現することができる。

 また、前記要求受付部は、前記情報保持 に前記資源アクセス情報が追加された場合 限って、当該追加された資源アクセス情報 含まれるプログラム情報が示すプログラム 、対応する資源へのアクセスに用いる論理 ドレスを提供することとしてもよい。

 このような構成にすることによって、プ グラムは、対応する資源へのアクセスに用 る論理アドレスを提供されるので、論理ア レスによって対応する資源へのアクセスを 現することができるようになる。

 また、前記アクセス許可部は、前記情報 持部が保持している資源アクセス情報に含 れるプログラム情報が示すプログラムから アクセスに限って、対応する資源へのアク スを許可するか否かの判定を、プログラム おけるメモリの読み書きに係る命令をデコ ドする際に行い、否定的な判定の場合に、 ラー処理を実行することとしてもよい。

 このような構成にすることによって、メ リの読み書きに係る命令をデコードのタイ ングで、資源へのアクセスを許可するか否 の判断し、アクセスを許可しない場合に、 ラー処理を実行することができるようにな 為、例えば、資源へのアクセスを許可しな と判断する場合に割り込みを発生して、OS プログラムを終了させるというような処理 行うことができるようになる。

アクセス制御装置の構成図 資源と物理アドレスとの対応関係を示 図 ポリシィ保持部が保持するポリシィ情 を示す図 ポリシィ保持部が保持するアクセス制 情報を示す図 許可情報保持部で保持する資源アクセ 情報を示す図 待機情報保持部で保持する資源アクセ 情報を示す図 プログラムから資源利用要求がある場 のフローチャートその1 プログラムから資源利用要求がある場 のフローチャートその2 資源アクセスルーチンが終了した場合 フローチャート 許可情報保持部が更新された場合のフ ローチャート 論理アドレスを物理アドレスに変換す る場合のフローチャート ポリシィ情報を更新する場合のフロー チャート 変形例におけるポリシィ保持部が保持 するポリシィ情報を示す図 変形例におけるポリシィ保持部が保持 するアクセス制限情報を示す図 変形例における物理アドレスの重複が 起こる場合を示す図その1 変形例における物理アドレスの重複が 起こる場合を示す図その2 変形例におけるプログラムから資源利 用要求がある場合のフローチャートその1 変形例におけるプログラムから資源利 用要求がある場合のフローチャートその2

<実施の形態>
 以下、本発明に係るアクセス制御装置の一 施形態として、複数のプログラムそれぞれ らの資源へのアクセスを制御するアクセス 御装置について説明する。

 <構成>
 本実施の形態に係るアクセス制御装置は、 証局によって正当性を認証されているアプ ケーションプログラムに限って資源の利用 求を受け付け、受け付けたアプリケーショ プログラムの資源利用に関する優先度等に づいて、アプリケーションプログラムによ 資源へのアクセスを排他的に制御するアク ス制御装置である。

 以下、本実施の形態に係るアクセス制御 置の構成について、図面を参照しながら説 する。

 図1は、本実施の形態に係るアクセス制御 装置100と、プログラム群101と、資源102と、認 証局103とからなる資源アクセスシステム1000 構成を示す構成図である。

 アクセス制御装置100は、図示していない ロセッサ、メモリ、メモリコントローラ、 イマ、ハードディスク等のハードウエアと このハードウエア上で実行されるOS(Operating System)とによって実現される、プログラム群1 01を構成する複数のアプリケーションプログ ムそれぞれからの資源102へのアクセスを制 するアクセス制御装置である。

 ここで、アプリケーションプログラムが 源をアクセスするとは、アプリケーション ログラムを構成する、メモリへの読み出し 書き込み等の命令が、プロセッサによって 読、実行されることで、資源へのデータの み出し、資源へのデータの書き込み等がな れることをいう。

 プログラム群101は、資源102にアクセスす アプリケーションプログラム(以後、単に「 プログラム」と呼ぶ)複数個から構成され、 プログラムは、このOS上で実行される。

 資源102は、メモリコントローラに物理ア レスを指定することでアクセスされる資源 あって、アクセス制御装置100によって、プ グラム群101を構成するプログラムからのア セスを制御されている。

 認証局103は、プログラムが資源にアクセ することの正当性を認証する認証局であっ 、アクセス制御装置100は、認証局103が認証 ているプログラムから資源へのアクセスに って、アクセスを許可する。

 以下、プログラム群101、資源102、認証局1 03、及び、アクセス制御装置100ついて、図を いながら順に説明する。

  <プログラム群101>
 プログラム群101を構成するプログラムは、 源102を1回以上アクセスする一連の処理から なる処理ルーチン(以後「資源アクセス処理 ーチン」と呼ぶ)と、プログラムに含まれる 理ルーチンのうち、OSからの通知を受けて 作する処理ルーチンそれぞれの開始アドレ を、OSに通知する処理ルーチン(以後「OS通知 処理ルーチン」と呼ぶ)とを含んでいるプロ ラムである。

 資源アクセス処理ルーチンは、資源102を1 回以上アクセスする一連の処理を開始する際 に、要求受付部111に対して資源102の利用を要 求し、一連の処理を終了する際に、許可情報 書換部115に資源アクセス処理ルーチンの実行 終了の旨を通知する。

 プログラムが要求受付部111に対して資源1 02の利用を要求する為に、OSは、プログラム ら資源を指定されて呼び出されると、要求 付部111が、呼び出したプログラムを特定す 情報と、指定された資源を特定する情報と ポリシィ保持部112が保持するポリシィ情報 から、資源アクセス情報を作成する処理を 始する資源利用API(Application Program Interface) 備えている。

 この資源利用APIは、プログラムから呼び されると、要求受付部111が、戻り値として プログラムが資源を利用する際に使用する 理アドレス空間の開始アドレス(以後「開始 論理アドレス」と呼ぶ)を、呼び出したプロ ラムに戻す。

 資源アクセス処理ルーチンは、資源102を クセスする場合に、戻り値として戻された 始論理アドレスを用いて作成する論理アド スを指定して、資源102にアクセスする。

 OSはさらに、プログラムが許可情報書換 115に資源アクセス処理ルーチンの実行終了 旨を通知する為に、プログラムから呼び出 れると、許可情報書換部115が、許可情報保 部113で保持する、呼び出したプログラムに 応する資源アクセス情報を削除する処理を 始する終了処理APIと、プログラムがOSに処理 ルーチンの開始アドレスを通知する為に、プ ログラムから処理ルーチンの開始アドレスを 指定されて呼び出されると、OSに、処理ルー ンの開始アドレスを関連付けて記憶させる ドレス通知APIとを備えている。

 本実施の形態は、資源アクセス情報を削 する場合が、資源アクセス情報を消去して 在しない状態にする場合である一実施例と っている。

  <資源102>
 資源102は、メモリコントローラに物理アド スを指定することでアクセスされる資源で って、保護メモリ121と、共用メモリ122と、 号エンジン123とから構成されている。

 暗号エンジン123は、暗号処理用ハードウ アであって、そのレジスタをメモリアドレ として割り当てられることによって、他の モリと同様のインターフェースで、レジス への読み出し、書き込み等の操作が行われ 。

 図2は、資源102を構成する保護メモリ121、 共用メモリ122、暗号エンジン123に割り当てら れている物理アドレスを示す図である。

 保護メモリ121は、物理アドレスの開始ア レスが0x00010000でサイズが0x010000のメモリで って、割り当てられている物理アドレスが0 x00010000~0x0001FFFFである。

 同様に、共用メモリ122は、割り当てられ いる物理アドレスが0x000B0000~0x000BFFFFのメモ であって、暗号エンジン123は、割り当てら ている物理アドレスが0xE0004000~0xE0005FFFFの暗 号処理用ハードウエアである。

  <認証局103>
 認証局103は、プログラムを示す情報と、そ プログラムがアクセスする資源の情報と、 のプログラムが資源にアクセスする際の優 度の情報と、そのプログラムが資源にアク スする際のアクセス方式の情報とを受け取 と、特定のプログラムが特定の資源に特定 優先度で特定のアクセス方式でアクセスす ことを認証し、認証したことを証明する証 書を発行する、証明書発行システムである

 認証局103は、特定のプログラムが特定の 源に特定の優先度で特定のアクセス方式で クセスすることに不都合がない場合に、特 のプログラムと特定の資源と特定の優先度 特定のアクセス方式との情報を対応付けた 報であるポリシィ情報を作成し、作成した リシィ情報を、優先度毎に異なる秘密鍵を って暗号化することで、証明書として発行 る。

  <アクセス制御装置100>
 アクセス制御装置100は、認証局103によって 当性を認証されているプログラムに限って 源102の利用要求を受け付け、受け付けたプ グラムの資源利用に関する優先度等に基づ て、プログラムによる資源102へのアクセス 制御するアクセス制御装置であって、要求 付部111と、ポリシィ保持部112と、許可情報 持部113と、待機情報保持部114と、許可情報 換部115と、許可情報追加部116と、アドレス 換テーブル118を含むアクセス許可部117とか 構成されている。

 以下、アクセス制御装置100を構成する各 ロックについて、図を用いながら順に説明 る。

  <ポリシィ保持部112>
 ポリシィ保持部112は、アクセス制限情報(後 述)を保持し、認証局103が発行した証明書を 秘密鍵に対応する公開鍵を使ってポリシィ 報に復号し、少なくとも復号したポリシィ 報の内容が、アクセス制限情報の制限に違 していないという条件を満たすポリシィ情 に限って、そのポリシィ情報を保持するブ ックである。

 また、ポリシィ保持部112は、図示してい いディスプレイを備え、証明書を復号した に、復号したポリシィ情報を保持した場合 、登録成功の旨を示すメッセージを表示し 復号したポリシィ情報を保持しなかった場 に、登録失敗の旨を示すメッセージを表示 る。

 図3は、ポリシィ保持部112が保持するポリ シィ情報を示す図である。

 ポリシィ情報は、プログラムID(IDentificatio n)302で特定されるプログラムが、優先度303で される優先度で、保護メモリ121、共用メモ 122、又は、暗号エンジン123に、占有方式、 は共有方式のいずれかの方式でアクセスす ことが許されている、もしくはアクセスす ことが許されていない旨を示す情報である

 ここで、アクセスする方式が占有方式と 、プログラムが資源にアクセスする際の方 が他のプログラムによる資源のアクセスを めない排他的なアクセスである方式のこと あり、共有方式とは、プログラムが資源に クセスする際の方式が他のプログラムによ 資源のアクセスを認める排他的でないアク スである方式のことである。

 例えば、図3において、ポリシィ番号301が 2であるポリシィ情報は、プログラムIDが0002 あるプログラムが、優先度2で、保護メモリ1 21には占有方式でのアクセス、共用メモリ122 は共有方式でのアクセス、暗号エンジン123 は共有方式でのアクセスが許されている旨 示している。

 図4は、ポリシィ保持部112が保持するアク セス制限情報を示す図である。

 アクセス制限情報とは、優先度401で示さ る優先度を持つプログラムは、保護メモリ1 21、共用メモリ122、又は、暗号エンジン123に 占有方式、又は共有方式のいずれかの方式 アクセスすることが許されている、もしく アクセスすることが許されていない旨を示 情報であって、予めポリシィ保持部112の一 として組み込まれている情報である。

 例えば、図4において、優先度3が付与さ ているプログラムは、保護メモリ121には占 アクセス方式でのアクセスが許され、共用 モリ122には共有アクセス方式でのアクセス 許され、暗号エンジン123には共有アクセス 式でのアクセスが許されている旨を示して るので、ポリシィ保持部112は、優先度が3で るポリシィ情報であれば、プログラムが保 メモリ121へ占有アクセス方式でアクセスし 共用メモリ122へ共有アクセス方式でアクセ し、プログラムが暗号エンジン123へ共有ア セス方式でアクセスすることを示すポリシ 情報に限って、保持する。

  <要求受付部111>
 要求受付部111は、プログラム群101を構成す プログラムから、資源102を利用する要求を れると、プログラムの情報と資源の情報と 先度の情報とアクセス方式の情報とを対応 けた情報である資源アクセス情報を作成し プログラムに対して開始論理アドレスを戻 値として戻すブロックである。

 要求受付部111は、プログラムから、資源1 02を利用する要求をされると、ポリシィ保持 112で保持するポリシィ情報の中に、要求を したプログラムに対応するポリシィ情報が るか否かを検索し、要求を出したプログラ に対応するポリシィ情報がある場合であっ 、許可情報保持部113に対応する資源アクセ 情報が存在しないときに限って、対応する リシィ情報の、プログラムの情報と資源の 報と優先度の情報とアクセス方式の情報と 参照して資源アクセス情報を作成し、許可 報書換部115又は許可情報追加部116から開始 理アドレスを通知されると、要求を出した ログラムに対して、通知された開始論理ア レスを、戻り値として戻す。

 ここでは、要求受付部111が資源アクセス 報を作成することをもって、要求受付部111 プログラムからの資源への利用要求を受け けたこととする。

 なお、要求を出したプログラムに対応す ポリシィ情報が、ポリシィ保持部112にない 合には、要求受付部111は要求を出したプロ ラムの実行を停止させる。

  <許可情報保持部113>
 許可情報保持部113は、要求受付部111が作成 た資源アクセス情報のうち、アクセス制御 置100がプログラムに対して資源102へのアク スを許可している資源アクセス情報を、開 論理アドレスと対応付けて保持するブロッ である。

 図5は、許可情報保持部113が、開始論理ア ドレスと対応付けて保持する資源アクセス情 報を示すものである。

 許可情報保持部113は、資源名501と物理ア レス502とで特定される資源と、プログラムI D506で特定されるプログラムと、優先度507で 定される優先度と、アクセス方式508とで特 されるアクセス方式とを対応付けた情報で る資源アクセス情報と、開始論理アドレス50 9とを対応付けて保持する。

 ここで、開始論理アドレス509は、資源ア セス情報が初めて許可情報保持部113に保持 れる場合にのみ、許可情報書換部115又は許 情報追加部116によって、資源アクセス情報 基にして作成される。

 例えば、図5において、許可情報保持部113 は、保護メモリ121を、プログラムID0001のプロ グラムが、優先度5で、占有方式でアクセス るという資源アクセス情報と、プログラムID 0001のプログラムに対して開始論理アドレス して0xA0000を対応付けて記憶している。

  <待機情報保持部114>
 待機情報保持部114は、要求受付部111が作成 た資源アクセス情報のうち、資源へのアク スを許可していない資源アクセス情報、す わち、資源へのアクセスが許可されること 待機しているプログラムに対応する資源ア セス情報を、論理開始アドレスと、保持開 時刻とを対応付けて保持するブロックであ 。

 図6は、待機情報保持部114が、論理開始ア ドレスと、保持開始時刻とを対応付けて保持 する資源アクセス情報を示すものである。

 待機情報保持部114は、資源名601と物理ア レス602とで特定される資源と、プログラムI D606で特定されるプログラムと、優先度607で 定される優先度と、アクセス方式608とで特 されるアクセス方式とを対応付けた情報で る資源アクセス情報と、開始論理アドレス60 9と、この資源アクセス情報を保持した時刻 示す保持開始時刻610とを対応付けて保持す 。

 開始論理アドレス609は、前述したように 許可情報保持部113で保持されたことがある 源アクセス情報に対してのみ、提供されて る為、許可情報保持部113で保持されたこと ない資源アクセス情報に対しては、対応付 るべき開始論理アドレスは存在しない。

 例えば、図6において、待機情報保持部114 は、保護メモリ121の待ちスロット番号2のス ットに、保護メモリ121を、プログラムID0009 プログラムが、優先度4で、占有方式でアク スするという資源アクセス情報と、プログ ムID0009のプログラムに対して開始論理アド スとして0x90000を提供しているという情報と 、この資源アクセス情報を保持した時刻が、 2009年4月4日21時00分01秒33であるという情報と 対応付けて記憶している。

  <許可情報書換部115>
 許可情報書換部115は、要求受付部111が資源 クセス情報を作成した場合に、作成された 源アクセス情報を、許可情報保持部113か待 情報保持部114かのいずれか一方に追加する 能と、許可情報保持部113が保持する資源ア セス情報に対応するプログラムから、資源 クセス処理ルーチンの実行終了の旨を通知 れると、その資源アクセス情報を許可情報 持部113から削除する機能とを備えるブロッ である。

 ここで、要求受付部111が作成した資源ア セス情報が、アクセス制御装置100がプログ ムから資源へのアクセスを許可する資源ア セス情報である場合に、資源アクセス情報 許可情報保持部113に追加し、許可しない資 アクセス情報である場合に、資源アクセス 報を待機情報保持部114に追加する。

 以下、許可情報書換部115の機能を、いく かの場合にわけて説明する。

 許可情報書換部115は、許可情報保持部113 、資源アクセス情報を追加する場合に、1) 源アクセス情報に基づいて、開始論理アド スと、論理アドレスを物理アドレスに変換 る為の情報(以後「アドレス変換情報」と呼 )とを作成し、2)資源アクセス情報を、作成 た開始論理アドレスと対応付けて、許可情 保持部113に追加し、3)作成したアドレス変 情報を、プログラムを示す情報と対応付け 、アドレス変換テーブル構成要素とし、作 したアドレス変換テーブル構成要素を、ア セス許可部117が保持する、アドレス変換テ ブル118に追加し、4)作成した論理開始アドレ スを、要求受付部111に通知し、5)資源アクセ 情報に対応するプログラムに対して対応す 資源へのアクセスを許可する旨を示す許可 報を通知する。

 許可情報書換部115が、プログラムに対し 許可情報を通知すると、プログラムは、資 アクセス処理ルーチンの実行を開始する。

 許可情報書換部115は、要求受付部111が作 した資源アクセス情報を許可情報保持部113 追加しようとする場合において、作成した 源アクセス情報が示す資源と一致する資源 、許可情報保持部113が既に保持している資 アクセス情報が示す資源の中にあるときに 、一致する資源を示す許可情報保持部113で 持している資源アクセス情報を、許可情報 持部113から削除して待機情報保持部114に追 する。

 許可情報書換部115は、許可情報保持部113 保持している資源アクセス情報を削除する 合に、対応するプログラムに対して、対応 る資源へのアクセスの許可を取り消す旨を す削除情報を通知し、アクセス許可部117の ドレス変換テーブル118から対応するアドレ 変換テーブル構成要素を削除する。

 許可情報書換部115がプログラムに対して 除情報を通知すると、プログラムは、プロ ラムを終了する為の後処理をして、プログ ムを終了する。

  <許可情報追加部116>
 許可情報追加部116は、許可情報保持部113が 持する資源アクセス情報が更新される場合 、待機情報保持部114で保持する資源アクセ 情報を許可情報保持部113に追加する機能を えるブロックである。

 以下、許可情報追加部116の機能を、いく かの場合にわけて説明する。

 許可情報追加部116は、許可情報保持部113 保持する資源アクセス情報が更新された場 において、待機情報保持部114で保持してい 資源アクセス情報の中に、許可情報保持部1 13に追加できる資源を示す資源アクセス情報( 以後「該当資源アクセス情報」と呼ぶ)があ とき、該当資源アクセス情報の中から許可 報保持部113で保持すべき資源アクセス情報( 後「追加資源アクセス情報」と呼ぶ)を選択 し、選択した追加資源アクセス情報を待機情 報保持部114から削除し、許可情報保持部113に 追加する。

 ここで、許可情報保持部113に追加できる 源とは、1)アクセス方式が占有方式であっ 、許可情報保持部113が保持する全ての資源 クセス情報が示す資源を含まない資源か、2) アクセス方式が共有方式であって、許可情報 保持部113が保持する資源アクセス情報が示す 資源のうちアクセス方式が占有方式である資 源を含まない資源かのいずれかの資源のこと を言う。

 追加資源アクセス情報の選択条件につい は、後程詳細に説明する。

 許可情報追加部116は、許可情報保持部113 資源アクセス情報を追加する場合であって 追加する資源アクセス情報に対応する開始 理アドレスが、待機情報保持部114に保持さ ていなかったときに、1)資源アクセス情報 基づいて、開始論理アドレスと、アドレス 換情報とを作成し、2)資源アクセス情報を、 作成した開始論理アドレスと対応付けて許可 情報保持部113に追加し、3)作成したアドレス 換情報を、プログラムを示す情報と対応付 て、アドレス変換テーブル構成要素とし、 成したアドレス変換テーブル構成要素を、 クセス許可部117が保持する、アドレス変換 ーブル118に追加し、4)作成した論理開始ア レスを、要求受付部111に通知し、5)資源アク セス情報に対応するプログラムに対して対応 する資源へのアクセスを許可する旨を示す追 加情報を通知する。

 許可情報追加部116が、プログラムに対し 追加情報を通知すると、プログラムは、資 アクセス処理ルーチンの実行を開始する。

 許可情報追加部116は、許可情報保持部113 資源アクセス情報を追加する場合であって 追加する資源アクセス情報に対応する開始 理アドレスが、待機情報保持部114に保持さ ていたときに、1)資源アクセス情報に基づ て、アドレス変換情報を作成し、2)資源アク セス情報を、開始論理アドレスと対応付けて 許可情報保持部113に追加し、3)作成したアド ス変換情報を、プログラムを示す情報と対 付けて、アドレス変換テーブル構成要素と 、作成したアドレス変換テーブル構成要素 、アクセス許可部117が保持する、アドレス 換テーブル118に追加し、4)作成した論理開 アドレスを、要求受付部111に通知し、5)資源 アクセス情報に対応するプログラムを起動す る。

  <アクセス許可部117>
 アクセス許可部117は、プログラムに含まれ 、資源の読み書きに係る命令をプロセッサ デコーダがデコードする場合に、資源の読 書きに係る命令で指定される論理アドレス 、アドレス変換テーブル118を用いて、対応 る物理アドレスに変換し、変換した物理ア レスを用いて、資源102へのアクセスを管理 ているメモリコントローラを動作させるこ で、資源への読み書きを行うブロックであ て、その一部は、プロセッサのデコーダの 部によって構成されている。

 アクセス許可部117が保持するアドレス変 テーブル118は、プログラムを示す情報と、 理アドレスを物理アドレスに変換する為の 報であるアドレス変換情報とを対応付けた 報である、アドレス変換テーブル構成要素 複数保持している。

 アクセス許可部117は、アドレス変換テー ル118の保持する、アドレス変換テーブル構 要素に対応するプログラムにのみ、対応す アドレス変換情報を用いて、論理アドレス 物理アドレスに変換する。

 アクセス許可部117は、アドレス変換テー ル118を構成する、アドレス変換テーブル構 要素に対応するプログラム以外のプログラ が、資源102への読み書きを行う場合には、 外を発生して、OSにそのプログラムの実行 停止させる。

 <動作>
  <資源の利用要求を受けた場合の動作>
 以下、図面を使って、プログラムからの資 の利用要求を受けた場合の動作について説 する。

 図7、8は、プログラム群101を構成するプ グラムから資源102の利用要求を受けた場合 動作を示すフローチャートである。

 要求受付部111は、プログラム群101の中の ログラムから資源102を利用する要求をされ (ステップS100)と、ポリシィ保持部112で保持 るポリシィ情報の中に、要求を出したプロ ラムに対応するポリシィ情報があるか否か 検索し(ステップS110)、該当するポリシィ情 がある場合(ステップS110:Yes)には、許可情報 保持部113に要求を出したプログラムに対応す る資源アクセス情報があるか否かを検索し( テップS113)、対応する資源アクセス情報を見 つけられなかったら(ステップS113:Yes)、要求 出したプログラムに対応する資源アクセス 報を作成して(ステップS116)資源利用要求を け付ける。

 要求受付部111が資源利用要求を受け付け と、許可情報書換部115は、要求受付部111が 成した資源アクセス情報(以後「新規資源ア クセス情報」と呼ぶ)の示す資源と同一の資 (以後「重複資源」と呼ぶ)を示す資源アクセ ス情報(以後「重複資源アクセス情報」と呼 )が許可情報保持部113に保持されているか否 を検索する(ステップS120)。

 許可情報書換部115は、重複資源アクセス 報が許可情報保持部113に保持されている場 (ステップS120:Yes)、新規資源アクセス情報が 示すプログラム(以後「新規プログラム」と ぶ)が重複資源にアクセスするアクセス方式 、重複資源アクセス情報が示すプログラム( 以後「重複プログラム」と呼ぶ)が重複資源 アクセスするアクセス方式のうち、少なく も一方のアクセス方式が占有方式であれば( テップS130:Yes)、新規プログラムが重複資源 アクセスする優先度と、重複プログラムが 複資源にアクセスする優先度とを比較し(ス テップS140)、新規プログラムが重複資源にア セスする優先度のほうが重複プログラムの 複資源にアクセスする優先度よりも高けれ (ステップS140:Yes)、許可情報書換部115は、重 複プログラムに対して削除情報を通知する( テップS150)。

 許可情報書換部115が重複プログラムに対 て削除情報を通知すると、重複プログラム 、前述した後処理を実行してプログラムを 了する。

 許可情報書換部115は、削除情報を通知し から所定の時間経過すると、許可情報保持 113から重複資源アクセス情報と、対応する 始論理アドレスとを削除する(ステップS160)

 ここでいう所定の時間とは、重複プログ ムが後処理を実行してプログラムを終了す のに必要な、予め定めておいた時間のこと いい、ここでは、全てのプログラムに対し 一律同じ時間に設定してあり、許可情報書 部115は、図示していないタイマを使って所 の時間を計測している。

 許可情報書換部115は、許可情報保持部113 ら重複資源アクセス情報と、対応する開始 理アドレスとを削除すると、アドレス変換 ーブル118から該当するアドレス変換テーブ 構成要素を削除し(ステップS170)、重複資源 クセス情報を、対応する開始論理アドレス 対応付けて、待機情報保持部114に追加(ステ ップS250)する。

 許可情報書換部115は、重複資源アクセス 報を待機情報保持部114に追加すると、新規 クセス情報に対応するアドレス変換テーブ 構成要素を作成し、許可情報保持部113に、 規資源アクセス情報を、作成した論理開始 ドレスに対応付けて追加して(ステップS260) アドレス変換テーブル118に作成したアドレ 変換テーブル構成要素を追加する(ステップ S270)。

 許可情報書換部115は、ステップS270を実行 する、もしくは、ステップS113において、要 受付部111が、許可情報保持部113に、要求を したプログラムに対応する資源アクセス情 を見つけると(ステップS113:No)、要求を出し プログラムに対応する開始論理アドレスを 求受付部111に通知し、要求を出したプログ ムに、許可情報を通知する。

 要求受付部111は、許可情報書換部115から 始論理アドレスを通知されると、通知され 開始論理アドレスを戻り値として、要求を したプログラムに返して(ステップS280)資源 利用要求を受けた場合の動作を終了する。

 プログラムは、許可情報と開始論理アド スと通知されると、資源アクセス処理ルー ンを開始する。

 ステップS140において、新規プログラムが 重複資源にアクセスする優先度のほうが重複 プログラムが重複資源にアクセスする優先度 よりも高くなければ(ステップS140:No)、許可情 報書換部115は、新規資源アクセス情報を待機 情報保持部114に追加(ステップS180)して、資源 の利用要求を受けた場合の動作を終了する。

 ステップS120において、許可情報保持部113 に重複資源アクセス情報が保持されていない 場合(ステップS120:No)、または、ステップS130 おいて、新規プログラムが重複資源にアク スするアクセス方式と、重複プログラムが 複資源にアクセスするアクセス方式との双 が共有方式である場合(ステップS130:No)には 許可情報書換部115は、上述したステップS260~ ステップS280の動作を行い、資源の利用要求 受けた場合の動作を終了する。

 ステップS110において該当するポリシィ情 報がない場合(ステップS110:No)には、要求受付 部111は、プログラムの実行を停止させて(ス ップS200)、資源の利用要求を受けた場合の動 作を終了する。

  <資源アクセス処理ルーチンが終了した 合の動作>
 以下、図面を使って、資源アクセス処理ル チンが終了した場合の動作について説明す 。

 図9は、資源アクセス処理ルーチンが終了 した場合の動作を示すフローチャートである 。

 プログラムは、資源アクセス処理ルーチ を終了すると、許可情報書換部115に実行終 の旨を通知する(ステップS300)。

 許可情報書換部115は、プログラムから実 終了の旨を通知されると、許可情報保持部1 13から、資源アクセス情報と、対応する開始 理アドレスとを削除し(ステップS310)、アド ス変換テーブル118から該当するアドレス変 テーブル構成要素を削除して(ステップS320) 資源アクセス処理ルーチンが終了した場合 動作を終了する。

  <許可情報保持部113が更新される場合の 作>
 以下、図面を使って、許可情報保持部113の 持する内容が更新された場合の動作につい 説明する。

 図10は、プログラムからの資源の利用要 を受け付けた場合や、実行中のプログラム 終了した場合等において、許可情報保持部11 3の保持する情報が更新されるときの動作を すフローチャートである。

 許可情報保持部113の保持する情報が更新 れる(ステップS400)と、許可情報追加部116は 待機情報保持部114の保持する資源アクセス 報の中に、許可情報保持部113に追加するこ ができる資源がある場合(ステップS410:Yes)に おいて、該当する資源アクセス情報が複数( テップS420:Yes)であれば、該当する資源アク ス情報の該当する優先度を比較する(ステッ S430)。

 許可情報追加部116は、優先度を比較した 果、最も優先度が高い資源アクセス情報が 数ある場合(ステップS430:Yes)には、待機情報 保持部114に保持された時刻が最も早い資源ア クセス情報を追加資源アクセス情報として選 択し(ステップS440)、最も優先度が高い資源ア クセス情報が1つである場合(ステップS430:No) は、その最も優先度が高い資源アクセス情 を追加資源アクセス情報として選択し(ステ プS450)、また、ステップS420において、該当 る資源アクセス情報が1つであった場合(ス ップS420:No)には、該当する資源アクセス情報 を追加資源アクセス情報として選択する。

 許可情報追加部116は、追加資源アクセス 報を選択する場合において、対応する開始 理アドレスが待機情報保持部114で保持され いれば、1)追加資源アクセス情報を開始論 アドレスに対応付けて、許可情報保持部113 追加し(ステップS470)、2)アドレス変換テーブ ル構成要素を作成して、作成したアドレス変 換テーブル構成要素をアドレス変換テーブル 118に追加して(ステップS480)要求受付部111に論 理開始アドレスを通知し、3)待機情報保持部1 14から、追加資源アクセス情報と、対応する 始論理アドレスと保持開始時刻とを削除し 4)追加資源アクセス情報に対応するプログ ムを起動する。

 また、許可情報追加部116は、追加資源ア セス情報を選択する場合において、対応す 開始論理アドレスが待機情報保持部114で保 されていなければ、1)開始論理アドレスを 成し、追加資源アクセス情報を開始論理ア レスに対応付けて、許可情報保持部113に追 し(ステップS470)、2)アドレス変換テーブル構 成要素を作成して、作成したアドレス変換テ ーブル構成要素をアドレス変換テーブル118に 追加して(ステップS480)要求受付部111に論理開 始アドレスを通知し、3)待機情報保持部114か 、追加資源アクセス情報と、対応する開始 理アドレスと保持開始時刻とを削除し、4) 加資源アクセス情報に対応するプログラム 、許可情報を通知する。

 要求受付部111は、開始論理アドレスを通 されると、通知された開始論理アドレスを り値として対応するプログラムに返す(ステ ップS490)。

 論理アドレスを物理アドレスに変換する 作については、後程詳細に説明する。

 要求受付部111が、開始論理アドレスを追 資源アクセス情報に対応するプログラムに 知する(ステップS490)と、再びステップS410に 戻って、以降の処理を継続する。

 ステップS410において、許可情報追加部116 は、待機情報保持部の保持する資源アクセス 情報の中に追加することができる資源がない (ステップS410:No)と、許可情報保持部113が更新 される場合の動作を終了する。

  <プログラムが資源にアクセスする動作& gt;
 以下、図面を使って、プログラムが資源に クセスする動作について説明する。

 図11は、プログラムに含まれる資源の読 書きに係る命令を、プロセッサのデコーダ デコードして、資源102への読み書きを行う 作を示すフローチャートである。

 アクセス許可部117は、論理アドレスを指 することで資源102の読み書きを行う命令を プロセッサの命令フェッチ部から受け取る( ステップS600)と、アクセス許可部117は、受け った命令のデコードを開始する。

 アクセス許可部117は、命令のデコードを 始すると、アドレス変換テーブル118の中に 対応するアドレス変換テーブル構成要素が るか否かを確認し(ステップS610)、アドレス 換テーブル構成要素がある場合(ステップS61 0:Yes)、対応するアドレス変換情報に基づいて 、論理アドレスを物理アドレスに変換して( テップS620)、変換した物理アドレスを用いて 、受け取った命令のデコードを完了する。

 さらに、アクセス許可部は、物理アドレ を含むデコード後の命令を用いて、資源102 のアクセスを管理しているメモリコントロ ラを動作させることで、資源102への読み書 を行い、プログラムが資源にアクセスする 作を終了する。

 ステップS610において、対応するアドレス 変換テーブルがない場合(ステップS610:No)、ア クセス許可部117は、割り込みを発生して、OS プログラムの実行を停止させる処理ルーチ を実行させることで、プログラムの実行を 止させて(ステップS630)、プログラムが資源 アクセスする動作を終了する。

  <ポリシィ情報を更新する動作>
 以下、図面を使って、認証局103からの証明 を受け取る場合の動作について説明する。

 図12は、認証局103から証明書受け取って ポリシィ情報をポリシィ保持部112に登録す 場合の動作を示すフローチャートである。

 認証局103は、受け取ったプログラムが特 の資源に特定の優先度で特定のアクセス方 でアクセスすることに不都合がない場合に 受け取ったプログラムが特定の資源に特定 優先度で特定のアクセス方式でアクセスす ことを認証し、認証した特定のプログラム 特定の資源と特定の優先度と特定のアクセ 方式との情報を対応付けた情報であるポリ ィ情報を作成する。

 認証局103は、作成したポリシィ情報を、 先度毎に異なる秘密鍵を使って暗号化し、 号化したものを証明書としてプログラム所 者へ提出する。

 認証局103は、秘密鍵に対応する公開鍵を く一般に公開している。

 プログラム所有者は、証明書を受け取る 、証明書をポリシィ保持部112に入力する。

 アクセス制御装置100を用いて資源102にア セスするプログラムの所有者は、そのプロ ラムと、そのプログラムが使用する資源と その資源を使用する際の優先度と、その資 を使用する際のアクセス方式とを認証局103 提出する。

 認証局103は、特定のプログラムが特定の 源に特定の優先度で特定のアクセス方式で 定のアクセス方式でアクセスすることの正 性を認証すると、ポリシィ情報を作成し、 成したポリシィ情報に対して、優先度毎に 応する秘密鍵を使って暗号化して証明書を 成する。

 ここで使用する秘密鍵に対応する公開鍵 、予め広く一般に公開している。

 ポリシィ保持部112は、認証局が証明書作 の際に使用する秘密鍵に対応する公開鍵を め保持しておく(ステップS700)。

 認証局103で作成したポリシィ情報を、ポ シィ保持部112に登録させたいプログラムの 有者は、認証局103が発行した証明書をポリ ィ保持部112に入力し、ポリシィ保持部112は 証明書を入力されると(ステップS710)、優先 0~5の6種類の優先度のそれぞれに対応する6 の公開鍵を使って、証明書を正しく解読で るか否かを確かめる(ステップS720)。

 ここで、OSは、証明書を指定して呼びだ と、ポリシィ保持部112が指定された証明書 解読処理を開始する証明書入力APIを備えて り、プログラムの所有者が、証明書入力API 呼び出すプログラムを、OS上で実行すること で、プログラムの所有者は、証明書をポリシ ィ保持部112に入力する。

 ポリシィ保持部112は、6つの公開鍵のうち のいずれか1つの公開鍵で証明書を正しく解 する(ステップS720:Yes)と、1)解読したことに って得られたポリシィ情報の優先度と、解 に使用した公開鍵に対応する優先度とが一 して、2)解読したことによって得られたポリ シィ情報における、優先度と資源とアクセス 条件との組み合わせが、ポリシィ保持部112が 保持するアクセス制限情報の制限に違反して いなければ、登録要求内容が正当な要求であ ると判断し(ステップS730:Yes)、解読したこと よって得られたポリシィ情報をポリシィ保 部112に追加して保持し(ステップS740)、ディ プレイに登録完了の旨のメッセージを表示 て(ステップS750)、ポリシィ情報を更新する 作を終了する。

 ステップS720において、ポリシィ保持部112が 、6つの公開鍵のうちいずれか1つの公開鍵で 明書を正しく解読できない(ステップS720:No) 合、もしくは、ステップS730において、ポリ シィ保持部112が、登録内容が正当な要求であ ると判断しない場合(ステップS730:No)には、ポ リシィ保持部112は新たにポリシィ情報を追加 して保持することなく、ディスプレイに登録 失敗の旨のメッセージを表示させて(ステッ S760)、ポリシィ情報を更新する動作を終了す る。
<変形例>
 実施の形態では、資源102が保護メモリ121と 用メモリ122と暗号エンジン123という3つの単 位で区別されている例について説明したが、 変形例では、資源102が、物理アドレスの範囲 を任意に指定される領域に区別され、任意に 区別された領域の単位で使用される資源とな っている例である。

 以下変形例について、実施の形態との相 点を中心に説明する。

 <変形例における ポリシィ情報と資源ア セス情報とアクセス制限情報>
 図13は変形例におけるポリシィ保持部112が 持するポリシィ情報である。
ポリシィ保持部112は、プログラムID1302で特定 されるプログラムが、優先度1303で示される 先度で、資源のアドレス1304で指定される領 の資源に、アクセス方式1307で示されるアク セス方式でアクセスすることができる旨を示 す情報であるポリシィ情報を保持する。

 実施の形態におけるポリシィ情報との相 点は、実施の形態におけるポリシィ情報で 、資源は、保護メモリ121と共用メモリ122と 号エンジン123の3つの資源であった部分が、 変形例におけるポリシィ情報では、資源は、 物理アドレスで指定される任意の領域の資源 となっている点と、実施の形態におけるポリ シィ情報では、資源へのアクセス方式が、保 護メモリ121と共用メモリ122と暗号エンジン123 の3つの資源それぞれにアクセス方式を対応 けていた部分が、変形例におけるポリシィ 報では、物理アドレスで指定される任意の 域の1つの資源に対応する1つのアクセス方式 を対応付けるようになっている点である。

 資源アクセス情報は、ポリシィ保持部の 持するポリシィ情報を参照して、要求受付 111が作成する情報であり、ポリシィ情報の 合と同様に、実施の形態における資源アク ス情報では、資源は、保護メモリ121と共用 モリ122と暗号エンジン123の3つの資源であっ た部分が、変形例におけるポリシィ情報では 、資源は、物理アドレスで指定される任意の 領域の資源となっている。

 また、同様に、実施の形態における資源 クセス情報では、資源へのアクセス方式が 保護メモリ121と共用メモリ122と暗号エンジ 123の3つの資源それぞれにアクセス方式を対 応付けていた部分が、変形例における資源ア クセス情報では、物理アドレスで指定される 任意の領域の1つの資源に対応する1つのアク ス方式を対応付けるようになっている。

 図14は、変形例におけるポリシィ保持部11 2が保持するアクセス制限情報である。

 図14に示すように、アクセス制限情報は 優先度1401で示される優先度に応じて、対応 るプログラムが資源へのアクセスを行う際 制限を示している情報である。

 実施の形態では、資源として保護メモリ1 21と共用メモリ122と暗号エンジン123との3つの 資源があったが、変形例におけるアクセス制 限情報は、1つの資源のみとなっている。

 <変形例における資源の重複>
 実施の形態においては、複数のプログラム 対応する資源が重複している場合として、 数のプログラムに対応する資源が同じ資源 ある場合しかなかったが、変形例において 、複数のプログラムのアクセスしようとす 資源が、様々な形態で重複している場合が 生する。

 ここでは、変形例における資源の重複が 生する場合について、資源の重複が発生す 形態を、複数のプログラムに対応する領域 資源を全て含む資源の利用要求がある形態 パターン1、プログラムに対応する領域の資 源の一部の領域を含む資源への資源の利用要 求がある形態をパターン2とする2つのパター に分類して、図面を使って説明する。

 図15は、変形例において、資源の重複が ターン1の形態で発生する場合について、各 ログラムが使用する資源の領域の関係を、 式的に示す図である。

 ここでは、プログラムAとプログラムBと ログラムCとが、資源を使用して実行中のプ グラムである場合において、プログラムAが 使用している資源が、物理アドレス空間1500 の、0000_1000h~0000_11FFhの領域の資源であって プログラムBが使用している資源が、0000_1200h ~0000_13FFhの領域の資源であって、プログラムC が使用している資源が、000_1400h~0000_15FFhの領 の資源あるとき、新たにプログラムDから、 0000_1000h~0000_15FFhの領域の資源を利用する要求 を受け取った場合を例として、資源の重複が パターン1の形態で発生する場合を、いくつ の場合に場合分けして説明する。

 1)プログラムDが資源にアクセスするアク ス方式が、占有方式である場合。

 プログラムDの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度とプログラムCの 優先度の全てよりも優先度が高い場合に、許 可情報書換部115によって、プログラムDに対 する資源アクセス情報が、許可情報保持部11 3に追加され、プログラムAとプログラムBとプ ログラムCとに対応する資源アクセス情報が 許可情報保持部113から削除されて、待機情 保持部114に追加される。

 プログラムDの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度とプログラムCの 優先度の全てよりも優先度が高くない場合に 、許可情報書換部115によって、プログラムD 対応する資源アクセス情報が、待機情報保 部114に追加される。

 プログラムDの優先度が、プログラムAの 先度よりも高くなく、プログラムBの優先度 、プログラムCの優先度より高い場合に(例 ば、プログラムAの優先度>プログラムDの 先度>プログラムBの優先度>プログラムC 優先度)、許可情報書換部115によって、プロ グラムAの資源アクセス情報が削除されたと 、プログラムBとプログラムCに対応する資源 アクセス情報が、許可情報保持部113から削除 されて、待機情報保持部114に追加され、さら に、プログラムDに対応する資源アクセス情 が、許可情報保持部113に追加される。

 2)プログラムDが資源にアクセスするアク ス方式が、共有方式である場合。

 2-1)プログラムA、プログラムB、プログラ Cが資源にアクセスする方式が、全て占有方 式である場合。

 プログラムDの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度とプログラムCの 優先度の全てよりも優先度が高い場合に、許 可情報書換部115によって、プログラムDに対 する資源アクセス情報が、許可情報保持部11 3に追加され、プログラムAとプログラムBとプ ログラムCとに対応する資源アクセス情報が 許可情報保持部113から削除されて、待機情 保持部114に追加される。

 プログラムDの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度とプログラムCの 優先度の全てよりも優先度が高くない場合に 、許可情報書換部115によって、プログラムD 対応する資源アクセス情報が、待機情報保 部114に追加される。

 2-2)プログラムA、プログラムB、プログラ Cが資源にアクセスする方式が、占有方式と 共有方式とが混在している場合。

 ここではプログラムAとプログラムBとが 源にアクセスするアクセス方法が、占有方 で、プログラムCが資源にアクセスするアク ス方法が、共有方式であるとして説明する

 プログラムDの優先度が、資源にアクセス するアクセス方式が占有方式である全てのプ ログラム(すなわちプログラムAとプログラムB )の優先度よりも優先度が高い場合に、許可 報書換部115によって、プログラムDに対応す 資源アクセス情報が、許可情報保持部113に 加され、プログラムAとプログラムBとに対 する資源アクセス情報が、許可情報保持部11 3から削除されて、待機情報保持部114に追加 れる。

 プログラムDの優先度が、資源にアクセス するアクセス方式が占有方式である全てのプ ログラム(すなわちプログラムAとプログラムB )の優先度よりも優先度が高くない場合に、 可情報書換部115によって、プログラムDに対 する資源アクセス情報が、待機情報保持部1 14に追加される。

 2-3)プログラムA、プログラムB、プログラ Cが資源にアクセスする方法が、全て共有方 式である場合。

 プログラムDに対応する資源アクセス情報 が、許可情報書換部115によって、許可情報保 持部113に追加される。

 図16は、変形例において、資源の重複が ターン1の形態で発生する場合について、各 ログラムが使用する資源の領域の関係を、 式的に示す図である。

 ここでは、プログラムAとプログラムBと 、資源を使用して実行中のプログラムであ 場合において、プログラムAが使用している 源が、物理アドレス空間1500上の、0000_1000h~0 000_11FFhの領域の資源であって、プログラムB 使用している資源が、0000_1200h~0000_13FFhの領 の資源であるとき、新たにプログラムCから 0000_1100h~0000_12FFhの領域の資源を利用する要 を受け取った場合を例として、資源の重複 パターン2の形態で発生する場合を、いくつ かの場合に場合分けして説明する。

 3)プログラムCが資源にアクセスするアク ス方式が、占有方式である場合。

 プログラムCの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度との双方よりも 先度が高い場合に、許可情報書換部115によ て、プログラムCに対応する資源アクセス情 報が、許可情報保持部113に追加され、プログ ラムAとプログラムBとに対応する資源アクセ 情報が、許可情報保持部113から削除されて 待機情報保持部114に追加される。

 プログラムCの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度との双方よりも 先度が高くない場合に、許可情報書換部115 よって、プログラムCに対応する資源アクセ ス情報が、待機情報保持部114に追加される。

 4)プログラムCが資源にアクセスするアク ス方式が、共有方式である場合。

 4-1)プログラムA、プログラムBが資源にア セスする方式が、全て占有方式である場合

 プログラムCの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度との双方よりも 先度が高い場合に、許可情報書換部115によ て、プログラムCに対応する資源アクセス情 報が、許可情報保持部113に追加され、プログ ラムAとプログラムBとに対応する資源アクセ 情報が、許可情報保持部113から削除されて 待機情報保持部114に追加される。

 プログラムCの優先度が、プログラムAの 先度とプログラムBの優先度との双方よりも 先度が高くない場合に、許可情報書換部115 よって、プログラムCに対応する資源アクセ ス情報が、待機情報保持部114に追加される。

 4-2)プログラムA、プログラムBが資源にア セスする方式が、占有方式と共有方式とが 在している場合。

 ここではプログラムAが資源にアクセスす るアクセス方法が占有方式で、プログラムB 資源にアクセスするアクセス方法が共有方 であるとして説明する。

 プログラムCの優先度が、資源にアクセス するアクセス方式が占有方式であるプログラ ムAの優先度よりも優先度が高い場合に、許 情報書換部115によって、プログラムCに対応 る資源アクセス情報が、許可情報保持部113 追加され、プログラムAに対応する資源アク セス情報が、許可情報保持部113から削除され て、待機情報保持部114に追加される。

 プログラムCの優先度が、資源にアクセス するアクセス方式が占有方式であるプログラ ムAの優先度よりも優先度が高くない場合に 許可情報書換部115によって、プログラムCに 応する資源アクセス情報が、待機情報保持 114に追加される。

 4-3)プログラムA、プログラムBが資源にア セスする方法が、全て共有方式である場合

 プログラムCに対応する資源アクセス情報 が、許可情報書換部115によって、許可情報保 持部113に追加される。

 <変形例における資源の利用要求を受けた 場合の動作>
 以下、図面を使って、変形例における、プ グラムからの資源の利用要求を受けた場合 動作について説明する。

 図17、18は、プログラム群101を構成するプ ログラムから資源102の利用要求を受けた場合 の動作を示すフローチャートである。

 要求受付部111は、プログラム群101の中の ログラムから資源102を利用する要求をされ (ステップS800)と、ポリシィ保持部112で保持 るポリシィ情報の中に、要求を出したプロ ラムに対応するポリシィ情報があるか否か 検索し(ステップS810)、該当するポリシィ情 がある場合(ステップS810:Yes)には、許可情報 保持部113に要求を出したプログラムに対応す る資源アクセス情報があるか否かを検索し( テップS813)、対応する資源アクセス情報を見 つけられなかったら(ステップS813:Yes)、要求 出したプログラムに対応する資源アクセス 報を作成して(ステップS816)資源利用要求を け付ける。

 要求受付部111が資源利用要求を受け付け と、許可情報書換部115は、要求受付部111が 成した資源アクセス情報(新規資源アクセス 情報)の示す領域の資源を少なくとも一部に む領域資源(重複資源)を示す資源アクセス情 報(重複資源アクセス情報)が許可情報保持部1 13に保持されているか否かを検索する(ステッ プS820)。

 許可情報書換部115は、重複資源アクセス 報が許可情報保持部113に保持されている場 (ステップS820:Yes)において、新規資源アクセ ス情報が示すプログラム(以後「新規プログ ム」と呼ぶ)から対応する資源にアクセスす アクセス方式が共有方式であるとき(ステッ プS830:Yes)、重複資源アクセス情報が示すプロ グラム(以後「重複プログラム」と呼ぶ)が重 資源にアクセスするアクセス方式のうち、 なくとも1つのアクセス方式が占有方式であ れば(ステップS840:Yes)、新規プログラムが重 資源にアクセスする優先度と、重複プログ ムのうち、資源にアクセスするアクセス方 が占有方式であるプログラム(以後「重複占 プログラム」)が重複資源にアクセスする優 先度(以後「重複占有優先度」と呼ぶ)とを比 し(ステップS850)、新規プログラムが重複資 にアクセスする優先度の方が全ての重複占 優先度よりも高ければ(ステップS850:Yes)、許 可情報書換部115は、全ての重複占有プログラ ムに対して削除情報を通知する(ステップS860) 。

 また、ステップS830において、新規プログ ラムから対応する資源にアクセスするアクセ ス方式が占有方式であるとき(ステップS830:No) 、新規プログラムが重複資源にアクセスする 優先度と重複プログラムが重複資源にアクセ スする優先度とを比較し(ステップS845)、新規 プログラムが重複資源にアクセスする優先度 の方が全ての重複プログラムが重複資源にア クセスする優先度よりも高ければ(ステップS8 45:Yes)、許可情報書換部115は、全ての重複プ グラムに対して削除情報を通知する(ステッ S860)。

 削除情報を通知された、重複占有プログ ムもしくは重複プログラム(以後「該当プロ グラム」と呼ぶ)は、削除情報を通知される 、前述した後処理を実行してプログラムを 了する。

 許可情報書換部115は、削除情報を通知し から所定の時間経過すると、許可情報保持 113から全ての該当プログラムに対応する資 アクセス情報(以後「該当資源アクセス情報 」と呼ぶ)と、対応する開始論理アドレスと 削除し(ステップS870)、アドレス変換テーブ 118から該当する全てのアドレス変換テーブ 構成要素を削除して(ステップS950)、全ての 当資源アクセス情報を、対応する開始論理 ドレスに対応付けて、待機情報保持部114に 加(ステップS960)する。

 許可情報書換部115は、全ての該当資源ア セス情報を待機情報保持部114に追加すると 新規アクセス情報に対応するアドレス変換 ーブル構成要素を作成し、許可情報保持部1 13に、新規資源アクセス情報を、作成した論 開始アドレスに対応付けて追加して(ステッ プS970)、アドレス変換テーブル118に作成した ドレス変換テーブル構成要素を追加する(ス テップS980)。

 許可情報書換部115は、ステップS980を実行 する、もしくは、ステップS813において、要 受付部111が、許可情報保持部113に、要求を したプログラムに対応する資源アクセス情 を見つけると(ステップS813:No)、要求を出し プログラムに対応する開始論理アドレスを 求受付部111に通知し、要求を出したプログ ムに、許可情報を通知する。

 要求受付部111は、許可情報書換部115から 始論理アドレスを通知されると、通知され 開始論理アドレスを戻り値として、要求を したプログラムに返して(ステップS990)資源 利用要求を受けた場合の動作を終了する。

 プログラムは、許可情報と開始論理アド スと通知されると、資源アクセス処理ルー ンを開始する。

 許可情報書換部115は、新規プログラムに して許可通知信号を通知すると、新規資源 クセス情報を基にして、アドレス変換テー ル構成要素と開始論理アドレスとを作成し 新規資源アクセス情報を作成した開始論理 ドレスに対応付けて許可情報保持部113に追 し(ステップS970)、アドレス変換テーブル118 作成したアドレス変換テーブル構成要素を 加し(ステップS980)、作成した開始論理アド スを要求受付部111に通知する。

 要求受付部111は、開始論理アドレスを通 されると、通知された開始論理アドレスを り値として新規プログラムに返して(ステッ プS990)、資源の利用要求を受けた場合の動作 終了する。

 ステップS845において、新規プログラムが 重複資源にアクセスする優先度の方が全ての 重複プログラムが重複資源にアクセスする優 先度よりも高くなければ(ステップS845:No)、も しくは、ステップS850において、新規プログ ムが重複資源にアクセスする優先度の方が ての重複占有優先度よりも高くなければ(ス ップS850:No)許可情報書換部115は、新規資源 クセス情報を待機情報保持部114に追加(ステ プS880)して、資源の利用要求を受けた場合 動作を終了する。

 ステップS820において、許可情報保持部113 に重複資源アクセス情報が保持されていない 場合(ステップS820:No)、または、ステップS840 おいて、重複プログラムが重複資源にアク スするアクセス方式が全て共有方式であれ (ステップS840:No)、許可情報書換部115は、新 プログラムに対して許可通知信号を通知し 、上述したステップS970~ステップS990の処理 行い、資源の利用要求を受けた場合の動作 終了する。

 ステップS810において該当するポリシィ情報 がない場合(ステップS810:No)には、要求受付部 111は、プログラムの実行を停止させて(ステ プS900)、資源の利用要求を受けた場合の動作 を終了する。
<補足>
 以上、本発明に係るアクセス制御装置の一 施形態として、複数のプログラムそれぞれ らの資源へのアクセスを制御するアクセス 御装置について、また、その変形例として アクセス制御装置について説明したが、さ に以下のように変形することも可能であり 本発明は上述した実施の形態で示した通り アクセス制御装置に限られないことはもち んである。
(1)実施の形態において、資源アクセス情報を 保持するブロックとして、許可情報保持部113 と待機情報保持部114との2つのブロックを使 するとして説明したが、例えば、情報保持 という1つのブロックのみで、資源アクセス 報を保持するとしてもよい。

 この際、例えば、資源アクセス情報が、 施の形態において許可情報保持部113で保持 る資源アクセス情報である場合に1、待機情 報保持部114で保持する資源アクセス情報であ る場合に0となる許可情報フラグを用意して き、情報保持部で資源アクセス情報を保持 る場合に、資源アクセス情報とこの許可情 フラグとを対応付けて保持するようにして く。

 資源アクセス情報を保持するブロックが1 つであっても、資源アクセス情報に対応付け られている許可情報フラグを参照することで 、実施の形態における許可情報保持部113で保 持されているべき資源アクセス情報なのか、 実施の形態における待機情報保持部114で保持 されているべき資源アクセス情報なのかの区 別をすることができる為、実施の形態と同様 の動作を行うことができる。

 このような構成にすることによって、実施 形態において、許可情報保持部113と待機情 保持部114との間で、資源アクセス情報の削 、追加を行う代わりに、許可情報フラグの を変更するだけで同様の動作を実現できる うになる。
(2)実施の形態において、資源アクセス情報は 、要求受付部111が、プログラムから、資源を 利用する要求をされると、要求を出したプロ グラムに対応するポリシィ情報の、プログラ ムの情報と資源の情報と優先度の情報とアク セス方式の情報とを参照して、資源アクセス 情報を作成するとしたが、プログラムの情報 と資源の情報と優先度の情報とアクセス方式 の情報との情報のうち、一部の情報もしくは 全ての情報を、ポリシィ情報以外の情報を参 照して、資源アクセス情報を作成するとして もよい。

 例えば、プログラムが要求受付部111に対 て、資源を利用する要求をする際に、プロ ラムの情報と資源の情報と優先度の情報と クセス情報とを含むデータを指定して要求 、要求受付部111は、この指定されたデータ ら、プログラムの情報と資源の情報と優先 の情報とアクセス情報とを参照して資源ア セス情報を作成するとしても構わない。

 ここでは、この指定されたデータが、ポ シィ保持部112が保持するアクセス制限情報 満たしている場合にのみ、資源アクセス情 を作成するとしておくか、ポリシィ保持部1 12が保持するポリシィ情報を満たしている場 にのみ、資源アクセス情報を作成するとし おく。

 このような構成にすることによって、要求 付部111は、プログラムから資源の利用を要 される毎に資源アクセス情報を作成できる うになり、同一のプログラムに対応する資 アクセス情報を作る場合であっても、状況 応じて異なる資源アクセス情報を作成する とができるようになる。
(3)実施の形態において、ポリシィ保持部112の アクセス制限情報の資源へのアクセスを行う 際に許されているアクセス方式、及び、ポリ シィ情報の資源へのアクセスを行う際に許さ れているアクセス方式が、占有アクセス可と 共有アクセス可とのいずれかの方式である例 を示したが、これ以外の方式、例えば、占有 アクセスと共有アクセス等の複数のアクセス 方式でアクセスすることを許していることを 示す、複数方式アクセス可という方式をも含 んでいても構わない。

 このような構成にすることによって、要求 付部111が、プログラムから資源の利用を要 される毎に資源アクセス情報を作成できる 合において、同一のプログラムに対応する 源アクセス情報を作る場合であっても、状 に応じて、異なるアクセス方式の資源アク ス情報を作成することができるようになる
(4)実施の形態において、認証局103は、作成し たポリシィ情報を、優先度毎に異なる秘密鍵 で暗号化することで証明書としていたが、こ れ以外の方法で証明書を作成しても構わない 。

 例えば、優先度に関わらず共通の秘密鍵 暗号化しても構わないし、秘密鍵を用いな 手法で暗号化しても構わないし、暗号化せ に証明書としても構わない。

 暗号化の手法については、その暗号が解読 れるリスクと、暗号化に伴うコストとのト ードオフで、最も適切だと考えられる手法 採用するのが望ましい。
(5)実施の形態において、要求受付部111は、プ ログラムから資源102を利用する要求をされる 場合において、要求を出したプログラムに対 応するポリシィ情報がポリシィ保持部112にな いときは、プログラムの実行を停止させると したが、プログラムの実行を停止させるとし なくても構わない。

 プログラムは、要求受付部111からプログラ の実行を停止されなくても、アクセス許可 117によって資源へのアクセスができなくな ている為、わざわざプログラムの実行を停 させる積極的理由がなければ、特にプログ ムを停止させる必要性は低い為、例えば、 ログラムの実行を停止させる理由がないシ テムにおいては、プログラムの実行を停止 せない仕様であっても問題はない。
(6)許可情報書換部115は、資源アクセス情報を 許可情報保持部113に追加する場合、資源アク セス情報に対応するプログラムに、許可情報 を通知するとしたが、許可情報を通知しない 構成であっても構わない。

 例えば、プログラムが、許可情報を通知さ なくても、アドレス変換テーブル118に対応 るアドレス変換テーブル構成要素が追加さ ると、資源へのアクセスを開始するような ログラムであれば、許可情報を通知する必 がない。
(7)許可情報書換部115は、資源アクセス情報を 許可情報保持部113から削除する場合、資源ア クセス情報に対応するプログラムに、削除情 報を通知するとしたが、削除情報を通知しな い構成であっても構わない。

 許可情報書換部115は、プログラムに削除情 を通知することなく、従って、中断処理を 行することなくアクセス処理ルーチンを停 させる構成であっても、例えば、停止した クセス処理ルーチンを再開する場合に、ア セス処理ルーチンを最初から実行させると う構成であれば、削除情報を通知する必要 ない。
(8)プログラムは資源アクセス処理ルーチンを 終了すると、許可情報書換部115に実行終了の 旨を通知するとしたが、許可情報書換部115に 実行終了の旨を通知しない構成であっても、 例えば、OSが、資源アクセス処理ルーチンが 了すると、資源アクセス処理ルーチンが終 した旨を知ることができるようになってい ば、OSが、許可情報書換部115に、資源アク ス処理ルーチンが終了した旨を通知すると う構成しても構わない。
(9)アクセス制限情報は、予めポリシィ保持部 112の一部として組み込まれている情報である としたが、これ以外の構成、例えば、ポリシ ィ保持部112で保持するアクセス制御情報を、 外部のユーザが書き換えることができる不揮 発性メモリ等で記憶させている等の構成にす ることで、ユーザによってアクセス制限情報 を設定することができる構成であっても構わ ない。

 このような構成にすることで、アクセス制 情報に不都合が生じた場合でも、ユーザに ってアクセス制限情報を更新することがで るようになる。
(10)開始論理アドレスは、許可情報書換部115 もしくは、許可情報追加部116が、資源アク ス情報を基にして作成するとしたが、これ 外の構成、例えば、ポリシィ情報が、プロ ラムと、優先度と、資源と、アクセス方法 に加えて、開始論理アドレスを対応付けた 報であるとしておいて、許可情報書換部115 もしくは、許可情報追加部116が、このポリ ィ保持部112の保持するポリシィ情報を参照 ることで、論理開始アドレスを作成すると ても構わない。
(11)なお、プログラム群101を構成するプログ ムは、削除情報を通知されると、プログラ を終了する為の後処理をして、プログラム 終了するとしたが、実行中の資源アクセス ーチンを停止し、停止した資源アクセス処 ルーチンを再開できるように、停止時点で 源アクセスルーチンが使用しているレジス の情報等を、メモリやハードディスク等に 避させるという退避処理をするとしてもよ 。

 さらに、許可情報追加部116が、許可情報 持部113に資源アクセス情報を追加する場合 あって、追加する資源アクセス情報に対応 る開始論理アドレスが、待機情報保持部114 保持されているとき、資源アクセス情報に 応するプログラムに、再許可情報を通知し プログラムは、再許可情報を通知されると 退避処理でメモリやハードディスク等に退 させていた情報を読み込んで、停止してい 資源アクセス処理ルーチンを再開させると てもよい。

 このようにすることで、プログラムは、削 情報を通知されて資源アクセス処理ルーチ を停止させても、再許可情報を通知される 、停止させた時点から資源アクセス処理ル チンを再開させることができる為、停止さ た時点までに行った処理を無駄にすること く、資源アクセス処理ルーチンを実行する とができるようになる。
(12)また、アクセス制御装置に相当するOSの一 部のプログラムを、コンピュータ読み取り可 能な記録媒体、例えば、フレキシブルディス ク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD-ROM DVD-RAM、BD(Blu-ray Disc)、半導体メモリなどに 録したり、電気通信回線、無線又は有線通 回線、インターネットを代表とするネット ーク等を経由して伝送してもよい。

 このようにすることで、アクセス制御装 に相当するOSの一部のプログラムを、コン ュータシステムにインストールして、実施 態で示したアクセス制御装置として機能さ ることができる。

 本発明は、コンピュータシステム分野、 ンピュータシステムを用いた情報機器や家 機器等の分野等に広く利用することができ 。

 100 アクセス制御装置
 101 プログラム群
 102 資源
 103 認証局
 111 要求受付部
 112 ポリシィ保持部
 113 許可情報保持部
 114 待機情報保持部
 115 許可情報書換部
 116 許可情報追加部
 117 アクセス許可部
 118 アドレステーブル変換部
 121 保護メモリ
 122 共用メモリ
 123 暗号エンジン